JP6089319B2 - 空気調和装置及び空気調和装置の制御方法 - Google Patents

空気調和装置及び空気調和装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、送風ファンを収容する室内ユニットを備え、送風ファンにより送風空気を吹き出す空気調和装置及び空気調和装置の制御方法に関する。
空気調和装置には、送風ファンを収容する室内ユニットを備え、この室内ユニットに吹出ダクト又は吸込ダクトを連結し、送風ファンにより送風空気を吹き出すタイプがある。この種の空気調和装置は、吹出ダクト又は吸込ダクトの長さが変わったり、室内空間に面する吸込グリルや吐出グリルがダクト接続されたり、ダクトを介さずに直接接続されたり、といったように様々な設置状態があり、設置状態によって機外静圧(機器外部で利用できる静圧)が変わってしまう。
機外静圧が変わると、送風ファンの回転数−風量の関係(風量特性)が変わるため、それに合わせて適切な風量を得るための送風ファンの回転数を変更する必要が生じる。この適切な風量を得るファン制御を行うために、通常運転で使用する風量よりも多い感知風量になるように送風ファンを制御し、このときの送風ファンの軸動力を測定することによって、軸動力−風量の特性を求め、この特性に基づいてファンを制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特表2010−043622号公報
しかしながら、従来のものは、風量と送風ファンの軸動力の両方を測定する必要があり、測定が煩雑であり、時間もかかってしまう。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、機外静圧に合わせて適切な風量を得るためのファン設定を容易に行うことができる空気調和装置及び空気調和装置の制御方法を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、送風ファンを収容する室内ユニットを備え、前記送風ファンにより送風空気を吹き出す空気調和装置において、前記空気調和装置の通常運転時に、前記送風ファンの回転数を切り替えて前記送風ファンを所定の風量に制御する風量制御部と、前記送風ファンを駆動するファンモータを最大出力にしたときの実回転数を測定し、測定した実回転数に基づいて前記風量に対応する設定回転数を設定する風量設定処理を行う設定部と、前記送風ファンの設定回転数が変更された後、設定回転数よりも所定回転数だけ前記送風ファンの回転数を上昇させる検証運転を行う変更時運転制御部と、前記検証運転の際に、前記送風ファンを駆動するファンモータが過負荷状態になる場合、前記設定回転数を下げる変更時設定変更部と、を備えることを特徴とする。
上記構成において、前記変更時設定変更部が前記設定回転数を下げた場合、前記変更時運転制御部は、変更後の前記設定回転数よりも所定回転数だけ前記送風ファンの回転数を上昇させる検証運転を行い、前記変更時設定変更部は、前記検証運転の際に、前記ファンモータが過負荷状態になる場合、前記設定回転数を更に下げることを特徴とする。また、上記構成において、前記送風ファンのモータ電流が予め定めた電流制限値に達した場合に、前記ファンモータが過負荷状態になったと判定してもよい。また、上記構成において、前記送風ファンの設定回転数を自動設定するオート機能と、前記送風ファンの設定回転数を手動設定するマニュアル機能とを有し、手動設定により前記設定回転数が変更された場合に、前記検証運転を行い、この検証運転の際に、前記ファンモータが過負荷状態になる場合、前記設定回転数を下げてもよい。
また、本発明は、送風ファンを収容する室内ユニットを備え、前記送風ファンにより送風空気を吹き出す空気調和装置において、前記空気調和装置の通常運転時に、前記送風ファンの回転数を切り替えて前記送風ファンを所定の風量に制御する風量制御部と、前記送風ファンを駆動するファンモータを最大出力にしたときの実回転数を測定し、測定した実回転数に基づいて前記風量に対応する設定回転数を設定する風量設定処理を行う設定部と、前記送風ファンの運転中に、時間間隔を空けて、設定回転数よりも所定の回転数だけ前記送風ファンの回転数を上昇させる上昇運転を前記送風ファンに指示する運転制御部を備えた通常時運転制御部と、前記運転制御部が前記上昇運転を指示しても前記送風ファンの回転数が上昇しない場合、前記設定回転数を下げる通常時設定変更部とを備え、前記運転制御部は、前記送風ファンのモータ温度が高いと推定される所定条件を満たしている場合に、前記上昇運転を前記送風ファンに指示することを特徴とする。
上記構成において、前記通常時設定変更部が前記設定回転数を下げた後に、前記上昇運転を行っても前記送風ファンの回転数が上昇しない場合、少なくとも警告又は運転停止してもよい。また、上記構成において、前記送風ファンのモータ電流が予め定めた電流制限値に達した場合に、モータ電流を電流制限値以下に制限する保護回路を有してもよい。
また、上記構成において、前記所定条件は、前記送風ファンの吸込温度が所定温度以上、運転時間が所定時間以上、前記送風ファンの風量が所定風量以上の少なくともいずれかの条件を含むようにしてもよい。また、上記構成において、前記設定部は、前記送風ファンを駆動するモータの回転数を、このモータからのパルス出力によって検出し、検出した回転数に基づいて前記風量に対応する回転数を設定してもよい。
また、上記構成において、前記設定部は、前記送風ファンを駆動するモータに回転数検出装置を設けてこの装置で検出した回転数に基づいて前記風量に対応する回転数を設定してもよい。また、上記構成において、前記設定部は、前記送風ファンの駆動電力が予め定めた上限リミットに達したときの実回転数に基づいて、前記風量に対応する回転数を設定してもよい。また、上記構成において、前記送風ファンは、パルス幅変調方式又はパルス振幅変調方式でモータ制御され、前記設定部は、パルス幅又はパルス振幅が予め定めたリミットに達したときの実回転数に基づいて、前記風量に対応する回転数を設定してもよい。また、上記構成において、前記設定部は、前記空気調和装置が試運転の場合に、前記風量設定処理を行ってもよい。また、上記構成において、前記設定部は、当該空気調和装置がダクトタイプか否かを判定し、ダクトタイプの場合に前記風量設定処理を実行してもよい。また、上記構成において、前記ファンモータは、DCブラシレスモータでもよい。また、上記構成において、前記室内ユニットに少なくとも吹出ダクト又は吸込ダクトが連結されてもよい。
また、本発明は、送風ファンを収容する室内ユニットを備え、前記送風ファンにより送風空気を吹き出す空気調和装置の制御方法において、前記送風ファンを駆動するファンモータを最大出力にしたときの実回転数を測定し、測定した実回転数に基づいて、前記空気調和装置の通常運転時における前記送風ファンの風量に対応する設定回転数を設定する風量設定処理と、前記送風ファンの設定回転数が変更された後、設定回転数よりも所定回転数だけ前記送風ファンの回転数を上昇させる検証運転を行い、前記検証運転の際に、前記送風ファンを駆動するファンモータが過負荷状態になる場合、前記設定回転数を下げる処理とを行うことを特徴とする。
また、本発明は、送風ファンを収容する室内ユニットを備え、前記送風ファンにより送風空気を吹き出す空気調和装置において、前記送風ファンを駆動するファンモータを最大出力にしたときの実回転数を測定し、測定した実回転数に基づいて、前記空気調和装置の通常運転時における前記送風ファンの風量に対応する設定回転数を設定する風量設定処理と、前記送風ファンの運転中に、時間間隔を空けて、設定回転数よりも所定の回転数だけ前記送風ファンの回転数を上昇させる上昇運転を行い、前記上昇運転を行っても前記送風ファンの回転数が上昇しない場合、前記設定回転数を下げる処理とを行い、前記送風ファンのモータ温度が高いと推定される所定条件を満たしている場合に、前記上昇運転を行うことを特徴とする。
また、本発明は、以上説明した空気調和装置およびその制御方法に適用する他、この発明を実施するための制御プログラムを電気通信回線を介して配布する態様や、そのようなプログラムを、磁気記録媒体、光記録媒体、半導体記録媒体等のコンピュータに読み取り可能な記録媒体に格納して配布する態様でも実施され得る。
本発明では、送風ファンを駆動するファンモータを最大出力にしたときの実回転数を測定し、測定した実回転数に基づいて前記風量に対応する回転数を設定する風量設定処理を行うので、機外静圧に合わせて適切な風量を得るためのファン設定を容易に行うことができる。
図1は、本発明の実施形態に係るビルトイン型空気調和装置の側面図である。 図2は、ビルトイン型空気調和装置の送風ファン制御系を示す図である。 図3は、過電流保護に用いる電流制限値と測定温度との関係を示す図である。 図4は、機外静圧と風量との関係を示す特性曲線図である。 図5は、機外静圧とファン回転数の上限値との関係を示す特性曲線図である。 図6は、判定テーブルを示す図である。 図7は、風量設定処理を示すフローチャートである。 図8は、手動設定されたファン回転数の検証動作を示すフローチャートである。 図9は、通常運転時ファン検証処理を示すフローチャートである。 図10は、変形例に係る送風ファン制御系を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るビルトイン型空気調和装置の側面図である。
ビルトイン型空気調和装置1は、屋外に設置される不図示の室外ユニットと冷媒配管で接続されて冷凍サイクル回路を構成する室内ユニット5を有しており、この冷凍サイクル回路に冷媒を流すことによって室外空気と、室内ユニット5を循環する被調和室2内の空気(室内空気)とを熱交換して室内空調を行う装置である。
室内ユニット5は、建物31の天井32と天井板33との間の天井裏空間34内に吊ボルト42を介して支持されるユニット本体10と、ユニット本体10の吸込口17に連結される吸込ダクト53と、ユニット本体10の吹出口18に連結される吹出ダクト54とを備えている。このユニット本体10内には、送風ファン50及び室内熱交換器60が配設されている。
ユニット本体10は、背板12、前板13、左右の側板14A,14B、天板15、底板16からなる略矩形箱形状に形成され、背板12に吸込口17が設けられ、前板13に吹出口18が形成されている。吸込ダクト53は、ユニット本体10の吸込口17から後方に延び、ユニット本体10から離れた天井位置に設けられた吸気口51に連結され、吹出ダクト54は、ユニット本体10の吹出口18から前方に延び、ユニット本体10から離れた天井位置に設けられた給気口52に連結される。このユニット本体10内には、吸込口17と吹出口18との間に渡る空気通路が確保されており、この空気通路に上流側(吸込口17側)から送風ファン50、室内熱交換器60が順に配置されている。
送風ファン50は、遠心送風ファンであるシロッコファンであり、ファンモータ55によって回転駆動される。
室内熱交換器60は、フィンチューブ式の熱交換機であり、送風ファン50から送られた空気が当該熱交換器60を通過することにより、熱交換器60内の冷媒と空気とを熱交換させ、該空気を冷却又は加熱することができる。
この室内ユニット5においては、送風ファン50の駆動により、被調和室2内の空気を吸気口51、吸込ダクト53、吸込口17を介してユニット本体10内に吸い込み、吸い込んだ空気を室内熱交換器60に送風して室内熱交換器60内を流れる冷媒と熱交換させ、調和空気を、吹出口18、吹出ダクト54、給気口52を介して、被調和室2内に供給する。なお、本実施形態では、冷凍サイクル運転と送風ファン50の運転とを行うことによって被調和室2を冷房/暖房する冷房運転/暖房運転を行うことができ、また、冷凍サイクル運転を停止した状態で送風ファン50の運転を行うことによって、室内空気を循環させる送風運転を行うことができる。
図2は、このビルトイン型空気調和装置1の送風ファン制御系を示している。
図2において、運転制御部61は、記憶部62に記憶された制御プログラム62Aを実行することにより、ビルトイン型空気調和装置1の各部を中枢的に制御するものであり、送風ファン50の回転を設定する回転設定部61A、ファンモータ55の回転を制御するモータ回転制御部61B等を備えている。また、運転制御部61は、ファンモータ55からのパルス出力によってモータ回転数(=ファン回転数)を検出する。
ファンモータ55は、DCブラシレスモータであり、ファンモータ駆動部63は、運転制御部61の制御の下、パルス幅変調(PWM)方式のインバータ及びパワーICによってファンモータ55を駆動する。このファンモータ駆動部63は、モータ電流を検知する電流検知部63A、PWMの駆動信号の位相を検知する位相検知部63B、パワーICの温度を検知する温度検知部63C、ファンモータ55の回転数を制御する回転数制御部63D等を備えている。
電流検知部63Aは、モータ電流の瞬時値が予め定めた上限リミットを超えないように監視・制限し、位相検知部63Bは、PWM駆動信号の位相が、モータ電流の上限リミットに対応するリミット値を超えないように監視・制限する。つまり、これらはファンモータ55の駆動電力が予め定めた上限リミットを超えようとした場合に、上限リミットに保持させる保護回路(過電力保護回路)として機能する。
この場合、電流検知部63Aは、モータ電流の瞬時値が予め定めた上限リミットである電流制限値LMを超えないように監視・制限する第1過電流保護回路として機能し、モータ電流が電流制限値LMを超えようとした場合に電流制限値LMに保持させる。また、位相検知部63Bは、PWM駆動信号(モータ駆動信号)の位相が、モータ電流の上限リミットに対応するリミット値を超えないように監視・制限する第2過電流保護回路として機能し、リミット値を超えようとした場合にリミット値に保持させる。
また、温度検知部63Cは、パワーICの温度TSが予め定めた上限リミット(上限温度)を超えると、モータ出力を抑える保護回路(過熱保護回路)として機能する。
図3は、過電流保護に用いる電流制限値LMと測定温度TSとの関係を示している。この図に示すように、電流制限値LMは、パワーICがある温度TKまではほぼ一定であるが、ある温度TK以上になると、過熱保護の観点から一定でなくなり、小さい値に変化する値とされる。この温度TK以上の領域である「過熱保護動作域」は、実際のラインとの間にずれが生じてくる場合があり、相対的に誤差が大きい領域となっている。
前掲図2に示すように、運転制御部61には、送風ファン50の吸込温度T1を測定する吸込温度センサ65が接続され、運転制御部61が吸込温度T1を監視可能に構成される。
さらに、運転制御部61には、ビルトイン型空気調和装置1を遠隔操作するためのリモートコントローラ66が通信可能に接続され、このリモートコントローラ66を一般ユーザー又は作業員が操作することによってビルトイン型空気調和装置1を操作可能に構成されている。
同図2に示すように、リモートコントローラ66には、電源のON/OFFを指示する電源ON/OFFスイッチSW1、運転モード(冷房運転/暖房運転/送風運転)を切り替える運転モード切替スイッチSW2、風量を弱(L)/強(H)/急(HH)に切り替える風量切替スイッチSW3、試運転の開始/停止を指示する試運転スイッチSW4等が設けられており、各スイッチSW1〜SW4に対応する操作が可能である。
ここで、試運転スイッチSW4は、このビルトイン型空気調和装置1の設置作業やメンテナンス作業を行う作業員が操作するスイッチであり、それ以外のスイッチは作業員や一般ユーザーが適宜に操作するスイッチである。
また、ビルトイン型空気調和装置1は、運転制御部61の制御の下、放音処理或いは表示処理等によって各種の警報を行う警報装置67を備えている。
ファンモータ55は、回転数を可変制御可能なモータであり、運転制御部61がファンモータ55に回転数指示を与えることによってファン回転数rを可変制御する。
ところで、ビルトイン型空気調和装置1は、ダクト53、54の長さが変わったり、いずれか一方のダクト53,94が省略されたりする等の様々な設置状態があるため、設置状態に応じて機外静圧が変わることになる。
機外静圧が変わると、送風ファン50の回転数−風量の関係(風量特性)が変わるため、ファンモータ55を同じ回転数で回転させても風量が異なってしまい、目標風量(弱(L)/強(H)/急(HH)の各々に対応する風量)が得られなくなってしまう。
そこで、本実施形態では、機外静圧に応じて目標風量に対応するファン回転数(設定回転数)を自動設定するための風量設定処理を行うオート機能を具備すると共に、任意のユーザーの好みに応じてファン回転数(設定回転数)を手動設定するマニュアル機能を具備するように構成している。
<ファン回転数の自動設定>
まず、オート機能について説明する。
発明者等はファンモータ55に最大出力での運転を指示した場合に、その実回転数(=送風ファン50の実回転数)r_MAXが機外静圧に応じて変化することに着目し、ビルトイン型空気調和装置1を設置した状態で、上記実回転数r_MAXを取得し、この値から目標風量に対応するファン回転数を設定する風量設定処理を行うのがオート機能の内容である。
この風量設定処理に使用する情報として、記憶部62には、風量設定モード値を判定する判定テーブル62Cが記憶されている。
図4は、機外静圧と風量との関係を示す特性曲線図(PQ特性)を示している。この図において、一点鎖線は、ファン回転数rが一定のラインを示し、実線は、抵抗曲線を示し、二点鎖線は、ファンモータ最大出力(送風仕事率が一定)を示している。
本実施形態では、事前に、機外静圧(P1〜P10)毎に、定格風量(目標風量)が出るファン回転数rをチェックし、これが最終的に、その機外静圧に応じて決められるファン回転数rとなり、その圧損状態のままファンモータ出力が最大のファン回転数rまで上げていき、ファン回転数rの上限値(r_MAX)、つまり、ファンモータ55が最大出力のときのファン回転数(r_MAX)であるP1上限回転数〜P10上限回転数を測定しておく。
このようにして得られた測定結果を図5に示す。図5は、機外静圧とファン回転数rの上限値との関係を示す特性曲線図であり、横軸が機外静圧、縦軸がファン回転数rを示している。
図6は、送風ファン50の実回転数の上限値r_MAXから風量設定モード値を判定する判定テーブル62Cを示す。以下、実回転数の上限値r_MAXを、実回転数上限値r_MAXと表記する。
図6に示すように、判定テーブル62Cでは、実回転数上限値r_MAXがP2上限回転数未満であれば、風量設定モード値を値1とし、P2上限回転数以上、且つ、P3上限回転数未満であれば、風量設定モード値を値2とし、P3上限回転数以上、且つ、P4上限回転数未満であれば、風量設定モード値を値3とし、P4上限回転数以上、且つ、P5上限回転数未満であれば、風量設定モード値を値4とし、・・・・、P9上限回転数以上、且つ、P10上限回転数未満であれば、風量設定モード値を値9とし、P10上限回転数以上であれば、風量設定モード値を値10としている。
本実施形態では、風量設定モード値が値1の場合、機外静圧が値P1のときに設定風量(目標風量)を十分に確保するファン回転数に設定し、機外静圧が値P2未満であれば設定風量(目標風量)を確保するファン回転数に設定できる。また、風量設定モード値が値2の場合、機外静圧が値P3未満であれば設定風量(目標風量)を確保するファン回転数に設定し、風量設定モード値が値3の場合、機外静圧が値P4未満であれば設定風量(目標風量)を確保するファン回転数に設定し、・・・・、風量設定モード値が値9の場合、機外静圧が値P10未満であれば設定風量(目標風量)を確保するファン回転数に設定し、風量設定モード値が値10の場合、機外静圧が値P10のときに設定風量(目標風量)を十分に確保するファン回転数に設定する。このようにして風量設定モード値に基づいて機外静圧に合わせて適切な風量を確保できる回転数を選ぶことができる。
図7は、風量設定処理を示すフローチャートである。
この風量設定処理は、ビルトイン型空気調和装置1を設置後であって、通常運転の前に実施される試運転の際に実行される。つまり、ビルトイン型空気調和装置1を設置後、設置作業者によってリモートコントローラ66に設けられた試運転スイッチSW4が操作されると、運転制御部61は、風量設定処理を開始する。
このフローを実行すると、運転制御部61は、まず、この空気調和装置1が、ダクトを備えるダクトタイプか否かを判定し(ステップS1)、ダクトタイプであれば(ステップS1:YES)、ステップS2の処理へ移行する一方、ダクトタイプでなければ当該処理を終了する。
ステップS2において、運転制御部61は、事前に設定された風量設定モード値に基づいて自動風量設定を行うか手動風量設定を行うかを判定する。この場合、運転制御部61は、風量設定モード値が、自動風量設定を指示する値Gであれば、自動風量設定を開始すべくステップS3の処理へ移行し、それ以外の値(値G以外)に変更されていれば、手動風量設定を行うべくステップS21のファン回転数設定に移行する。
風量設定モード値や試運転時の運転モード(冷房/暖房/送風)は、試運転を行う前に設置作業者が設定しており、本実施形態では、風量設定モード値を値Gに設定し、且つ、運転モードを「送風」に設定しておいた場合に自動風量設定を開始し、それ以外の設定にすることにより、手動風量設定を行ったり、試運転の運転モードを選んだりすることができるように構成されている。
手動風量設定を行う場合、運転制御部61は、ステップS2からステップS21の処理へと移行し、事前に設定された風量設定モード値に対応するファン回転数を設定し、ビルトイン型空気調和装置1の通常運転時(試運転ではない運転時)に、この設定に従ってファン回転数を切り替える制御(ファン回転数切替制御)に移行する。
一方、ステップS2において、風量設定モード値が、値G以外の値であって、且つ、既に設定されている値から変更なしの場合には、ファン回転数は既に設定済みなので、直ちに風量設定処理を終了する。
自動風量設定を行う場合、運転制御部61は、ステップS2からステップS3の処理へと移行し、運転モードを判定し、運転モードが「送風」の場合に自動風量設定を継続すべくステップS4の処理へ移行する。一方、「送風」以外、つまり、「冷房」又は「暖房」の場合には、適切な自動風量設定手順がとられていないため、自動風量設定を行わずに風量設定処理を終了する。
ステップS4の処理へ移行すると、運転制御部61は、ファンモータ駆動部63によりファンモータ55を起動させた後、所定の待ち時間(本実施形態では1分)の経過を待って(ステップS5)、吸込温度センサ65によって検出される吸込温度T1がモータ使用範囲(本実施形態ではTX℃未満)か否かを判定する(ステップS6)。この待ち時間の経過を待って吸込温度T1を判定するので、被調和室2から吸い込んだ空気の正確な温度に基づいてモータ使用範囲か否かを判定できる。
運転制御部61は、吸込温度T1がモータ使用範囲であれば、ステップS7の処理へ移行する一方、モータ使用範囲を超えていれば、風量設定モード値を値Gのまま風量設定処理を終了する。風量設定モード値を値Gのままにしておくことにより、次に試運転した場合に、自動風量設定を自動で再開させることができる。
ステップS7の処理へ移行すると、運転制御部61は、ファンモータ55に予め定めた指示回転数α[rpm]での回転を指示する(ステップS7)。この指示回転数αは、送風ファン50を最大出力にしたときのファン回転数以上の回転数に設定され、上述したP1上限回転数〜P10上限回転数以上の回転数であり、例えば、ファンモータ55の使用限度の回転数に設定される。続いて、運転制御部61は、予め定めた通常の上昇速度でファン回転数rを上昇させ(ステップS8)、予め定めたタイムアウト時間(本実施形態では8分)T2が経過するまで(ステップS9)、ファンモータ55の実回転数(ファン回転数r)が指示回転数(α[rpm])以上か否か(ステップS10)、或いは、実回転数が指示回転数と異なる回転数で安定したか否か(より具体的には、指示回転数と実回転数との差がβ[rpm]rpm以上の状態がγ分以上経過したか否か)を判定する(ステップS11)。なお、このファンモータ55の回転数が安定したか否かは、運転制御部61が判定しても良いし、ファンモータ駆動部63(回転数制御部63D)が判定しても良い。
そして、ステップS10,S11の両方とも否定結果であった場合には、運転制御部61は、ステップS6へ戻る。これにより、ステップS10,S11のいずれかで肯定結果が得られるまでステップS6〜S11の処理が繰り返される。
ステップS10,S11のいずれかで肯定結果が得られると、運転制御部61は、実回数の上限検知完了と判断し、そのときの実回転数を実回転数上限値r_MAXとし(ステップS13)、ステップS14へと移行する。
ステップS14では、運転制御部61は、判定テーブル(図5)を参照し、実回転数上限値r_MAXに対応する風量設定モード値を特定し、次にステップS21に移行する。このステップS21では、風量設定モード値に対応するファン回転数を設定し、ビルトイン型空気調和装置1の通常運転時(試運転ではない運転時)に、この設定に従ってファン回転数を切り替える制御(ファン回転数切替制御)に移行する。
このようにして、現在の機外静圧に合わせて目標風量(弱(L)/強(H)/急(HH))を確保できるファン回転数を設定することが可能になる。以上が風量設定処理である。
なお、この風量設定処理では、運転制御部61やファンモータ駆動部63が、送風ファン50の回転数を指示する指示部、送風ファン50を所定の風量に制御する風量制御部、及び、上記風量設定処理を行う設定部として機能している。
このようにして、本実施の形態では、風量設定モード値を、自動風量設定を指示する値Gにすれば(ステップS2:G)、ファンモータ55を最大出力にしたときの実回転数(実回転数上限値r_MAX)を測定し、測定した実回転数に基づいて、ビルトイン型空気調和装置1の通常運転時における送風ファン50の目標風量に対応するファン回転数を設定する風量設定処理(S3〜S14)を行うので、送風ファン50の風量や軸動力を測定する必要がなく、機外静圧に合わせて適切な風量を得るためのファン設定を容易かつ短時間で行うことができる。
また、本構成では、ファンモータ55の回転数を、このモータ55からのパルス出力によって検出し、この回転数に基づいて送風ファン50の目標風量に対応するファン回転数を設定するので、別体の回転検出器を設ける必要がない。
また、送風ファン50の回転数が安定したか否かを判定し(ステップS11)、安定したときの実回転数に基づいて、目標風量に対応するファン回転数を設定するので、送風ファン50を最大出力にしたときの実回転数を精度良く検出でき、適切なファン回転数を設定することができる。
また、本実施形態では、実回転数と、その実回転数から特定される機外静圧に対応する風量設定モード値とを対応づけた判定テーブル62Cを有し、この判定テーブル62Cを参照して実回転数に対応する風量設定モード値を特定し、特定した風量設定モード値に基づいて目標風量に対応するファン回転数を設定するので、判定テーブル62C、風量設定モード値のいずれかの変更で異なる機種への対応を図ることができる。従って、様々な機種への対応自由度を確保できる。
また、当該空気調和装置1がダクトタイプか否かを判定し、ダクトタイプの場合に風量設定処理を実行するので、機外静圧を殆ど考慮しなくて良いダクトタイプ以外(例えば、4方向天井カセット型)の場合に風量設定処理を行ってしまう事態を避けることができる。
また、本実施形態では、ビルトイン型空気調和装置1が試運転の場合に、上記風量設定処理を行うので、試運転の際にファン設定も済ませることができる。
<ファン回転数の手動設定>
次にマニュアル機能について説明する。
図7に示すように、風量設定モード値を、自動風量設定を指示する値G以外に変更している場合(ステップS2:変更あり)、運転制御部61は、指示された風量設定モード値に対応するファン回転数に設定する(ステップS21)。つまり、設置作業者は、事前に手動風量設定となる風量設定モード値(値1〜10)を設定しておき、その後、リモートコントローラ66に設けられた試運転スイッチSW4を操作することによって、ファン回転数を手動設定することができる。
ところで、本構成のビルトイン型空気調和装置1は、設置状態等に応じて機外静圧が変わるため、手動風量設定のファン回転数が現在の機外静圧の環境下では高すぎるおそれが生じる。
そこで、本実施形態では、目標風量(弱(L)/強(H)/急(HH))に対応するファン回転数(設定回転数)が変更された後、初回の運転時にファン回転数の検証動作(設定変更時ファン検証処理)を行うようにしている。
<手動設定されたファン回転数の検証>
図8は、手動設定されたファン回転数の検証動作(設定変更時ファン検証処理)を示すフローチャートである。このフローは、手動設定された後、設置作業者によってリモートコントローラ66に設けられた電源ON/OFFスイッチSW1が操作され、通常運転(試運転ではない送風運転/冷房運転/暖房運転)を行う際に運転制御部61が開始する。
この場合、運転制御部61は、まず、ファン設定検証動作を行ったか否かを判定し(ステップS31)、ファン設定検証動作を行っていない場合にファン設定検証動作を開始する。なお、ファン設定検証動作を既に行っている場合はファン設定検証動作を行うことなく当該動作を終了する。
ファン設定検証動作を開始する場合、運転制御部61は、ファンモータ55の回転数を一時的に上昇させる指示回転数RA[rpm]での回転を指示する(ステップS32:検証運転)。
この指示回転数RAは、手動により現在設定された最大ファン回転数(急(HH)に対応するファン回転数)RHHに予め定めた加算回転数X(例えば、数十rpm〜数百rpmの範囲内の固定値)を加算した回転数とされる。
次に、運転制御部61は、予め定めたタイマー時間(検証時間に相当)のカウントダウンを開始し(ステップS33)、このタイマー時間内に、ファンモータ55が過負荷状態に達したか否かを判定する(ステップS34)。
この場合、運転制御部61は、当該空気調和装置1が具備する保護回路が働いたか否かに基づいて、ファンモータ55が過負荷状態になったか否かを判定する。より具体的には、電流検知部(第1過電流保護回路)63Aによってモータ電流が電流制限値LMに達したことが検出された場合(条件1)、又は、位相検知部(第2過電流保護回路)63BによってPWM駆動信号(モータ駆動信号)の位相が上限リミットに達したことが検出された場合(条件2)に、運転制御部61はファンモータ55が過負荷状態に達したと判定する。
ここで、上記検証運転によりファンモータ55が最大出力に達し、モータ電流が電流制限値LMに達した場合や、PWM駆動信号(モータ駆動信号)の位相が上限リミットに達した場合には、電流制限値LM以下、又は、上限リミット以下に制限されるので、ファン回転数は指示回転数RAに達しない。
また、保護回路が働いたか否かを監視する方法に代えて、送風ファン50が指示回転数RAになったか否かを監視し、指示回転数RAよりも低い回転数(平均実回転数)のままの場合、保護回路が働いているため、ファンモータ55が過負荷状態になったと判定するようにしても良い。
このため、手動設定されたファン回転数が、現在の機外静圧の環境下ではファンモータ最大出力(図4参照)に近い回転数であり、通常運転に好ましくない回転数の場合には、上記回転数Xの上昇によってファンモータ55が過負荷状態(本構成では、保護動作域に達した状態)になり易くなる。過負荷状態になった場合、ファン回転数が現在の機外静圧では高すぎる値に誤設定されたことが判る。
本実施形態では、加算回転数Xの選定により、手動設定されたファン回転数が、推奨運転範囲を超える範囲Ar1(図4にハッチングを付して示す範囲)の場合に、ファンモータ55が過負荷状態になるようにしている。
指示回転数RAでの運転を継続してもファンモータ55が過負荷状態にならなかった場合(ステップS34:NO)、手動設定されたファン回転数が推奨運転範囲にあると判別できるので、運転制御部61は、上記タイマー時間の経過(ステップS35)を待って当該処理、つまり、ファン設定検証動作を終了する。
一方、指示回転数RAでの運転によってファンモータ55が過負荷状態になった場合(ステップS34:YES)、運転制御部61は、現在のファン回転数を規定する風量設定モード値を、一段階低い値に下げる(ステップS36)。例えば、現在の風量設定モード値が値5であれば値4に変更する。これにより、手動設定されたファン回転数を低い回転数に強制的に変更することができる。
その後、運転制御部61は、再びステップS32の処理へ移行し、一段階低い値に設定された最大ファン回転数(急(HH)に対応するファン回転数)RHHに加算回転数X(数十rpm〜数百rpmの値)を加算した指示回転数RAで、ファンモータ55を回転させ、ファンモータ55が過負荷状態になるか否かを判定する。この加算回転数Xは、その加算された指示回転数まで上昇すれば、範囲Ar1(図4)ではないと判断できる分の回転数である。
運転制御部61は、ファンモータ55が過負荷状態になればステップS36へ移行することにより、現在のファン回転数を規定する風量設定モード値を、更に一段階低い値に下げる。このため、ファンモータ55が過負荷状態に達しなくなるまで、ファン回転数を段階的に下げることができ、推奨運転範囲内にファン回転数を収束させることができる。以上が、ファン回転数(設定回転数)が変更された場合に行う設定変更時ファン検証処理である。
なお、この設定変更時ファン検証処理では、運転制御部61やファンモータ駆動部63が、上記検証運転を行う変更時運転制御部、及び、この検証運転の結果、設定回転数を下げる変更時設定変更部として機能している。
このようにして、ファン回転数を誤設定した場合に適切なファン回転数に修正することができる。
ここで、図3に示すように、サーミスタの測定温度が温度TK以上の「過熱保護動作域」に入ると(黒丸)、実際のラインとの間にずれが生じ、過電流保護に用いる電流制限値LMの誤差が大きくなってしまうが、本構成では、ファン回転数(設定回転数)が変更された後の初回の運転時に上記検証動作を行うので、「過熱保護動作域」に入らない状態(白丸)で検証動作ができ、精度良く過電流検知することが可能である。なお、通常運転時の初回運転等に上記検証動作を行うようにしても良い。
本構成によれば、送風ファン50の設定回転数が変更された後、最大風量に対応する設定回転数よりも所定回転数(加算回転数X)だけ送風ファン50の回転数を上昇させる検証運転を行い、この検証運転の際に、ファンモータ55が過負荷状態になる場合、設定回転数を強制的に下げるので、送風ファン50のファン回転数を誤設定した場合の対応を適切に図ることができる。
しかも、設定回転数を強制的に下げた場合、変更後の設定回転数よりも所定回転数(加算回転数X)だけ送風ファン50の回転数を上昇させる検証運転を行い、この検証運転の際に、ファンモータ55が過負荷状態になる場合、設定回転数を更に下げるので、ファン回転数を誤設定した場合の対応をより適切に図ることができる。
また、送風ファン50のモータ電流が予め定めた電流制限値LMに達した場合に、ファンモータ55が過負荷状態になったと判定するので、既存の過電流保護回路である電流検知部(第1過電流保護回路)63Aを利用して過負荷状態か否かを容易に判定することができる。
しかも、本構成は、送風ファン50の設定回転数を自動設定するオート機能と、送風ファン50の設定回転数を手動設定するマニュアル機能とを有し、手動設定により設定回転数が変更された場合に、上記検証運転を行うので、手動設定時に生じ易い誤設定の対応を適切に図ることが可能である。
<通常運転時の送風ファン監視>
上記検証動作によれば、推奨運転範囲での運転となるはずであるが、本構成では、作業員が見落とした要因やモータ故障等の想定外の事態を考慮し、通常運転時にどの風速でも送風ファン50を時間間隔を空けて検証する検証動作(通常運転時ファン検証処理)を行うようにしている。
図9は、通常運転時ファン検証処理を示すフローチャートである。なお、この処理は、通常運転時に所定の周期で繰り返し実行される。
まず、運転制御部61は、送風ファン50のモータ温度が高いと推定される運転条件になったか否かを判定する(ステップS41)。具体的には、吸込温度センサ65によって検出される吸込温度T1が、予め定めた温度以上であって、モータ温度が十分に上昇する運転時間(本実施形態では通常運転開始から一時間)が経過しているか否かを判定する。そして、ステップS41の条件を満たすと、運転制御部61は、予め定めた時間間隔でファンモータ55の回転数を一時的に上昇させる運転を指示する(ステップS42:上昇運転)。
この上昇運転時の指示回転数RBは、現時点のファン回転数に予め定めた加算回転数Y(例えば、数rpm〜数十rpmの範囲内の固定値)を加算した回転数とされる(ステップS42)。この指示回転数RBは、予め定めた時間の間だけ保持され、該時間が経過すると現在の指示風量(弱(L)/強(H)/急(HH)の風量)に従ったファン回転数に戻される。
次に、運転制御部61は、この上昇運転を行っている際に送風ファン50の実回転数が指示回転数RBまで上昇したか否かを判定する(ステップS43)。この場合、運転制御部61は、送風ファン50の平均実回転数RCを求め、指示回転数RBよりも平均実回転数RCが予め定めた回転数Z以上、下回ったか否かを判定し、下回った場合(RB−RC>Zの場合)に、送風ファン50の回転数が上昇していないと判定する(ステップS43:YES)。
送風ファン50の回転数が上昇していない場合は、電流検知部(第1過電流保護回路)63A或いは位相検知部(第2過電流保護回路)63Bによってモータ保護がかかっている状態(一次保護)に相当している。
この場合、運転制御部61は、送風ファン50の回転数が上昇していないことが一回目か否かを判定する(ステップS44)。そして、一回目であれば(ステップS44:YES)、運転制御部61は、ファン回転数が推奨運転範囲を超える範囲Ar1(図4にハッチングを付して示す範囲)にあると判断し、現在のファン回転数を規定する風量設定モード値を、二段階(加算回転数Xと同程度の回転数)低い値に下げる(ステップS45:二次保護)。例えば、現在の風量設定モード値が値5であれば値3に変更する。これにより、事前に自動又は手動で設定されたファン回転数を低い回転数に強制的に変更でき、各風量(弱(L)/強(H)/急(HH)の風量)に対応するファン回転数を下げることができる。
一方、一回目でない場合(ステップS44:NO)、モータ故障等の想定外の事態と考えられるため、運転制御部61は、警報装置67によって、その旨の警報を報知し、ビルトイン型空気調和装置1を運転停止する(ステップS46)。これによって、送風ファン50の回転数が上昇していない事態が二回目の場合には、警報が行われて強制的に運転停止される。以上が、通常運転時ファン検証処理である。
なお、この通常運転時ファン検証処理では、運転制御部61やファンモータ駆動部63が、送風ファン50の上昇運転を行う通常時運転制御部、及び、この検証運転の結果、設定回転数を下げる通常時設定変更部として機能している。
本構成によれば、送風ファン50を運転中に、時間間隔を空けて所定の回転数(加算回転数Y)だけ送風ファン50の回転数を上昇させる上昇運転を行い、この上昇運転を行っても送風ファン50の回転数が上昇しない場合、送風ファン50の設定回転数を下げるので、想定外の事態に対応して送風ファン50を駆動するファンモータ55を適切に保護することができる。
この場合、送風ファン50のモータ電流が予め定めた電流制限値に達した場合に、モータ電流を電流制限値以下に制限する保護回路63A,63Bを効率よく利用して、ファンモータ55を適切に保護することができる。
また、設定回転数を下げた後に、上記上昇運転を行っても送風ファン50の回転数が上昇しない場合、警報して運転停止するので、より適切に送風ファン50を保護することが可能である。なお、警報又は運転停止のいずれかを行うようにしても良い。
また、送風ファン50のモータ温度が高いと推定される所定条件を満たしている場合に、上記上昇運転を行うので、厳しい条件でファンモータ55を監視でき、早期に不具合を検出可能である。この場合、所定条件を、吸込温度T1が、予め定めた温度以上であって、モータ温度が十分に上昇する運転時間(本実施形態では通常運転開始から一時間)が経過していることとしたが、これに限らず、送風ファンの風量が所定風量以上(例えば、急(HH))であることを条件に含めても良く、少なくともいずれかの条件を含むようにすれば良い。
なお、上記実施の形態は本発明の一態様であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜に変更が可能である。
例えば、上述の実施形態では、ファンモータ55を最大出力にしたときの実回転数を精度良く測定するために、送風ファン50が安定したか否かを判定するステップS11の処理を行う場合を説明したが、これに限らない。例えば、ファンモータ駆動部63の位相検知部63Bにより、PWM駆動信号の位相が、モータ電流の上限リミットに対応するリミット値に達したか否かを判定し、達したときに送風ファン50が最大出力で回転しているとも判断できるため、そのときの実回転数を測定する処理を行うようにしても良い。この処理は、ステップS11に代えて行っても良いし、ステップS11に加えて更に行うようにしても良い。この構成によれば、既存の位相検知部63Bを利用して、送風ファン50を最大出力にしたときの実回転数を精度良く検出できる。
また、上述の実施形態では、ファンモータ55をパルス幅変調(PWM)方式で回転制御する場合を説明したが、これに限らず、パルス振幅変調(PAM)方式で回転制御しても良い。この場合、図10に示すように、ファンモータ駆動部63には、PAM駆動信号の振幅が、モータ電流の上限リミットに対応するリミット値を超えないように監視する振幅検知部(保護回路)63Eを設け、この振幅検知部63Eにより、PAM駆動信号の位相が、モータ電流の上限リミットに対応するリミット値に達したか否かを判定し、達したときの実回転数を測定する処理を行うようにしても良い。この構成によっても、送風ファン50を最大出力にしたときの実回転数を精度良く検出できる。なお、図10では、図2の警報装置67を省略して示した、警報装置67を具備しても良い。
また、上述の実施形態では、運転制御部61やファンモータ駆動部63が、送風ファン50の回転数を指示する指示部、送風ファン50を所定の風量に制御する風量制御部、上記風量設定処理を行う設定部、送風ファン50の設定回転数が変更された場合に検証運転を行う変更時運転制御部、この検証運転の結果、設定回転数を下げる変更時設定変更部、通常運転時に送風ファン50の上昇運転を行う通常時運転制御部、及び、その上昇運転の結果、設定回転数を下げる通常時設定変更部として機能する場合を説明したが、これらを別々のハードウェア装置で構成しても良く、制御系の構成は任意に変更が可能である。
また、上述の実施形態において、図2及び図10に破線で示すように、ファンモータ55の回転数(ファン回転数r)を検出する回転数検出部64を設け、この回転数検出部64によって検出された回転数が、運転制御部61のモータ回転制御部61Bにフィードバックされるようにしても良い。この場合、運転制御部61は、フィードバックされた回転数(ファン回転数r)に基づいて目標風量に対応するファン回転数を設定する風量設定処理(S3〜S14)を行うことができる。
また、上述の実施形態では、ビルトイン型空気調和装置1に本発明を適用する場合について説明したが、これに限らず、ダクトを備える空気調和装置に本発明を広く適用可能であり、又、それ以外の空気調和装置に適宜、適用しても良い。
さらに、上述の実施形態では、上記処理を実行するための制御プログラム62Aを空気調和装置1内に予め記憶しておく場合について説明したが、この制御プログラム62Aを磁気記録媒体、光記録媒体、半導体記録媒体等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納し、コンピュータが記録媒体からこの制御プログラム62Aを読み取って実行するようにしても良い。また、この制御プログラム62Aを通信ネットワーク上の配信サーバ等から電気通信回線を介してダウンロードできるようにしても良い。
1 ビルトイン型空気調和装置
5 室内ユニット
50 送風ファン
53 吸込ダクト
54 吹出ダクト
55 ファンモータ
61 運転制御部
62 記憶部
62A 制御プログラム
62C 判定テーブル
63 ファンモータ駆動部
63A 電流検知部(保護回路)
63B 位相検知部(保護回路)
63E 振幅検知部(保護回路)
64 回転数検出部
65 吸込温度センサ
66 リモートコントローラ
67 警報装置

Claims (18)

  1. 送風ファンを収容する室内ユニットを備え、前記送風ファンにより送風空気を吹き出す空気調和装置において、
    前記空気調和装置の通常運転時に、前記送風ファンの回転数を切り替えて前記送風ファンを所定の風量に制御する風量制御部と、
    前記送風ファンを駆動するファンモータを最大出力にしたときの実回転数を測定し、測定した実回転数に基づいて前記風量に対応する設定回転数を設定する風量設定処理を行う設定部と
    前記送風ファンの設定回転数が変更された後、設定回転数よりも所定回転数だけ前記送風ファンの回転数を上昇させる検証運転を行う変更時運転制御部と、
    前記検証運転の際に、前記送風ファンを駆動するファンモータが過負荷状態になる場合、前記設定回転数を下げる変更時設定変更部と、
    を備えることを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記変更時設定変更部が前記設定回転数を下げた場合、前記変更時運転制御部は、変更後の前記設定回転数よりも所定回転数だけ前記送風ファンの回転数を上昇させる検証運転を行い、
    前記変更時設定変更部は、前記検証運転の際に、前記ファンモータが過負荷状態になる場合、前記設定回転数を更に下げることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記送風ファンのモータ電流が予め定めた電流制限値に達した場合に、前記ファンモータが過負荷状態になったと判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和装置。
  4. 前記送風ファンの設定回転数を自動設定するオート機能と、前記送風ファンの設定回転数を手動設定するマニュアル機能とを有し、手動設定により前記設定回転数が変更された場合に、前記検証運転を行い、この検証運転の際に、前記ファンモータが過負荷状態になる場合、前記設定回転数を下げることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  5. 送風ファンを収容する室内ユニットを備え、前記送風ファンにより送風空気を吹き出す空気調和装置において、
    前記空気調和装置の通常運転時に、前記送風ファンの回転数を切り替えて前記送風ファンを所定の風量に制御する風量制御部と、
    前記送風ファンを駆動するファンモータを最大出力にしたときの実回転数を測定し、測定した実回転数に基づいて前記風量に対応する設定回転数を設定する風量設定処理を行う設定部と、
    前記送風ファンの運転中に、時間間隔を空けて、設定回転数よりも所定の回転数だけ前記送風ファンの回転数を上昇させる上昇運転を前記送風ファンに指示する運転制御部を備えた通常時運転制御部と、
    前記運転制御部が前記上昇運転を指示しても前記送風ファンの回転数が上昇しない場合、前記設定回転数を下げる通常時設定変更部とを備え、
    前記運転制御部は、前記送風ファンのモータ温度が高いと推定される所定条件を満たしている場合に、前記上昇運転を前記送風ファンに指示することを特徴とする空気調和装置。
  6. 前記通常時設定変更部が前記設定回転数を下げた後に、前記上昇運転を行っても前記送風ファンの回転数が上昇しない場合、少なくとも警告又は運転停止することを特徴とする請求項5に記載の空気調和装置。
  7. 前記送風ファンのモータ電流が予め定めた電流制限値に達した場合に、モータ電流を電流制限値以下に制限する保護回路を有することを特徴とする請求項5又は6に記載の空気調和装置。
  8. 前記所定条件は、前記送風ファンの吸込温度が所定温度以上、運転時間が所定時間以上、前記送風ファンの風量が所定風量以上の少なくともいずれかの条件を含むことを特徴とする請求項7に記載の空気調和装置。
  9. 前記設定部は、前記送風ファンを駆動するモータの回転数を、このモータからのパルス出力によって検出し、検出した回転数に基づいて前記風量に対応する回転数を設定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  10. 前記設定部は、前記送風ファンを駆動するモータに回転数検出装置を設けてこの装置で検出した回転数に基づいて前記風量に対応する回転数を設定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  11. 前記設定部は、前記送風ファンの駆動電力が予め定めた上限リミットに達したときの実回転数に基づいて、前記風量に対応する回転数を設定することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  12. 前記送風ファンは、パルス幅変調方式又はパルス振幅変調方式でモータ制御され、
    前記設定部は、パルス幅又はパルス振幅が予め定めたリミットに達したときの実回転数に基づいて、前記風量に対応する回転数を設定することを特徴とする請求項11に記載の空気調和装置。
  13. 前記設定部は、前記空気調和装置が試運転の場合に、前記風量設定処理を行うことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  14. 前記設定部は、当該空気調和装置がダクトタイプか否かを判定し、ダクトタイプの場合に前記風量設定処理を実行することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  15. 前記ファンモータは、DCブラシレスモータであることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  16. 前記室内ユニットに少なくとも吹出ダクト又は吸込ダクトが連結されることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  17. 送風ファンを収容する室内ユニットを備え、前記送風ファンにより送風空気を吹き出す空気調和装置の制御方法において、
    前記送風ファンを駆動するファンモータを最大出力にしたときの実回転数を測定し、測定した実回転数に基づいて、前記空気調和装置の通常運転時における前記送風ファンの風量に対応する設定回転数を設定する風量設定処理と、
    前記送風ファンの設定回転数が変更された後、設定回転数よりも所定回転数だけ前記送風ファンの回転数を上昇させる検証運転を行い、前記検証運転の際に、前記送風ファンを駆動するファンモータが過負荷状態になる場合、前記設定回転数を下げる処理とを行うことを特徴とする空気調和装置の制御方法。
  18. 送風ファンを収容する室内ユニットを備え、前記送風ファンにより送風空気を吹き出す空気調和装置において、
    前記送風ファンを駆動するファンモータを最大出力にしたときの実回転数を測定し、測定した実回転数に基づいて、前記空気調和装置の通常運転時における前記送風ファンの風量に対応する設定回転数を設定する風量設定処理と、
    前記送風ファンの運転中に、時間間隔を空けて、設定回転数よりも所定の回転数だけ前記送風ファンの回転数を上昇させる上昇運転を行い、前記上昇運転を行っても前記送風ファンの回転数が上昇しない場合、前記設定回転数を下げる処理とを行い、
    前記送風ファンのモータ温度が高いと推定される所定条件を満たしている場合に、前記上昇運転を行うことを特徴とする空気調和装置の制御方法。
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