JP6086281B2 - サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、ハードディスクドライブおよびサスペンション用基板の製造方法 - Google Patents

サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、ハードディスクドライブおよびサスペンション用基板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6086281B2
JP6086281B2 JP2012140123A JP2012140123A JP6086281B2 JP 6086281 B2 JP6086281 B2 JP 6086281B2 JP 2012140123 A JP2012140123 A JP 2012140123A JP 2012140123 A JP2012140123 A JP 2012140123A JP 6086281 B2 JP6086281 B2 JP 6086281B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal support
support layer
insulating layer
layer
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012140123A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014006941A (ja
Inventor
浦 陽 一 三
浦 陽 一 三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2012140123A priority Critical patent/JP6086281B2/ja
Publication of JP2014006941A publication Critical patent/JP2014006941A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6086281B2 publication Critical patent/JP6086281B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Description

本発明は、サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、ハードディスクドライブおよびサスペンション用基板の製造方法に係り、とりわけ、製造工程の煩雑化を抑制しながら、アクチュエータ素子との接続信頼性を向上させることができるサスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、ハードディスクドライブおよびサスペンション用基板の製造方法に関する。
一般に、ハードディスクドライブ(HDD)は、データが記憶されるディスクに対してデータの書き込みおよび読み取りを行う磁気ヘッドスライダが実装されたサスペンション用基板(フレキシャー)を備えている。このサスペンション用基板は、磁気ヘッドスライダが実装されるヘッド領域から、FPC基板(フレキシブルプリント基板)に接続されるテール領域に延びるように形成されており、金属支持層と、金属支持層に絶縁層を介して積層された複数の配線を有する配線層と、を備え、各配線に電気信号を流すことにより、ディスクに対してデータの書き込みまたは読み取りを行うようになっている。
このようなハードディスクドライブにおいては、ディスク上の所望のデータトラックに磁気ヘッドスライダを移動させるために、磁気ヘッドスライダを支持するアクチュエータアームを回動させるVCMアクチュエータ(ボイスコイルモータ)を、サーボコントロールシステムによって制御している。
ところで、近年、ディスクの容量増大の要求が高まっている。この要求に応えるために、ディスクが高密度化されて、トラックの幅が小さくなっている。このため、VCMアクチュエータによって、磁気ヘッドスライダを所望のトラックに精度良く位置合わせすることが困難な場合がある。
このことに対処するために、VCMアクチュエータとPZTマイクロアクチュエータ(Dual Stage Actuator:DSA)とを協働させて、所望のトラックに磁気ヘッドスライダを移動させるデュアルアクチュエータ方式のサスペンションが知られている(例えば、特許文献1乃至3参照)。このPZTマイクロアクチュエータは、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)からなるピエゾ素子(圧電素子)により構成され、電圧が印加されることにより伸縮し、磁気ヘッドスライダを微小に移動させるようになっている。このようなデュアルアクチュエータ方式のサスペンションにおいては、VCMアクチュエータが、磁気ヘッドスライダの位置を大まかに調整し、PZTマイクロアクチュエータが、磁気ヘッドスライダの位置を微小調整する。このようにして、磁気ヘッドスライダを、所望のトラックに、迅速に、かつ精度良く位置合わせするようになっている。
特許文献1乃至3に示すサスペンション用基板においては、金属支持層および絶縁層に開口部が設けられ、この開口部を介して露出した配線層(DSAパッド)に、導電性接着剤(例えば、銀ペースト)を介してピエゾ素子が接続されるようになっている。
特開2010−165406号公報 特開2012−022756号公報 特開2011−129180号公報
しかしながら、特許文献1乃至3に示すサスペンション用基板は、絶縁層上に配線層が積層されて、絶縁層がエッチングなどによって開口されて配線層のDSAパッドのピエゾ素子側の面が露出されるようになっている。すなわち、DSAパッドのピエゾ素子側の面は、絶縁層の平滑な面上に形成された後、エッチングなどによって露出される。このことにより、DSAパッドのピエゾ素子側の面は平滑に形成され、当該面にその後に形成される金めっき層の表面も平滑になる。この場合、金めっき層と導電性接着剤との密着性が十分に得られない場合があった。また、特許文献3に示すサスペンション用基板においては、高い信頼性を維持するためにDSAパッドに凸部を形成しているが、このような凸部を形成するためには加工工程の追加が必要となる。このため、製造工程が煩雑化して製造コストが増大するという問題が考えられる。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、製造工程の煩雑化を抑制しながら、アクチュエータ素子との接続信頼性を向上させることができるサスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、ハードディスクドライブおよびサスペンション用基板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、第1の解決手段として、金属支持層に絶縁層を介して配線層が積層され、前記金属支持層に対して前記絶縁層側とは反対側に配置されるアクチュエータ素子に導電性接着剤を介して接続可能な接続構造領域を有するサスペンション用基板において、前記接続構造領域に設けられ、前記絶縁層を貫通する絶縁層開口部と、前記絶縁層開口部に設けられ、ニッケルにより形成されるとともに前記配線層に接続された導電接続部と、前記接続構造領域に設けられ、前記金属支持層を貫通し、前記導電接続部の前記金属支持層側の面を外方に露出させる金属支持層開口部と、を備えたことを特徴とするサスペンション用基板を提供する。
なお、上述した第1の解決手段によるサスペンション用基板において、前記導電接続部の前記金属支持層側の面は、凹状に湾曲している、ようにしてもよい。
また、上述した第1の解決手段によるサスペンション用基板において、前記金属支持層開口部の外縁の絶縁層側端部は、前記絶縁層開口部の外縁の金属支持層側端部より内方に位置し、前記導電接続部は、前記接続構造領域における前記金属支持層に電気的に接続されている、ようにしてもよい。
また、上述した第1の解決手段によるサスペンション用基板において、前記接続構造領域において、前記金属支持層の前記絶縁層側とは反対側の面に、金めっき層が設けられている、ようにしてもよい。
また、上述した第1の解決手段によるサスペンション用基板において、前記接続構造領域において、前記配線層を貫通する配線層開口部が設けられ、前記導電接続部は、前記配線層開口部内に延び、前記導電接続部の前記金属支持層側とは反対側の面は、外方に露出されている、ようにしてもよい。
本発明は、第2の解決手段として、金属支持層に絶縁層を介して配線層が積層され、前記金属支持層に対して前記絶縁層側とは反対側に配置されるアクチュエータ素子に導電性接着剤を介して接続可能な接続構造領域を有するサスペンション用基板において、前記接続構造領域に設けられ、前記絶縁層を貫通する絶縁層開口部と、前記絶縁層開口部に設けられ、前記配線層に接続された導電接続部と、前記接続構造領域に設けられ、前記金属支持層を貫通する金属支持層開口部と、を備え、前記導電接続部は、当該導電接続部の前記金属支持層側の部分に設けられた金めっき部分を有し、前記金めっき部分の前記金属支持層側の面は、前記金属支持層開口部を介して外方に露出されるとともに、前記絶縁層の前記金属支持層側の面と同一平面上に位置していることを特徴とするサスペンション用基板を提供する。
なお、上述した第2の解決手段によるサスペンション用基板において、前記金属支持層開口部の外縁の絶縁層側端部は、前記絶縁層開口部の外縁の金属支持層側端部より内方に位置し、前記金めっき部分は、前記接続構造領域における前記金属支持層に電気的に接続されている、ようにしてもよい。
また、上述した第2の解決手段によるサスペンション用基板において、前記接続構造領域において、前記金属支持層の前記絶縁層側とは反対側の面に、金めっき層が設けられている、ようにしてもよい。
また、上述した第2の解決手段によるサスペンション用基板において、前記接続構造領域において、前記配線層を貫通する配線層開口部が設けられ、前記導電接続部は、前記配線層開口部内に延び、前記導電接続部の前記金属支持層側とは反対側の面は、外方に露出されている、ようにしてもよい。
また、上述した第2の解決手段によるサスペンション用基板において、前記導電接続部は、前記金めっき部分の前記金属支持層側とは反対側に設けられた接続本体部分を有し、前記接続本体部分は、ニッケルにより形成されている、ようにしてもよい。
また、上述した第2の解決手段によるサスペンション用基板において、前記導電接続部は、前記金めっき部分の前記金属支持層側とは反対側に設けられた接続本体部分を有し、前記接続本体部分は、前記配線層と同一の材料により一体に形成されている、ようにしてもよい。
また、上述した第2の解決手段によるサスペンション用基板において、前記導電接続部全体が、金めっきにより形成されている、ようにしてもよい。
また、上述した第2の解決手段によるサスペンション用基板において、前記金属支持層の前記絶縁層側の面に、圧延筋が形成され、前記金めっき部分の前記金属支持層側の面に、前記圧延筋に対応する形状を有する凹凸形状が形成されている、ようにしてもよい。
本発明は、ベースプレートと、前記ベースプレートに、ロードビームを介して取り付けられた上述の前記サスペンション用基板と、前記ベースプレートおよび前記ロードビームの少なくとも一方に接合されると共に、前記サスペンション用基板の前記接続構造領域に前記導電性接着剤を介して接続された前記アクチュエータ素子と、を備えたことを特徴とするサスペンションを提供する。
本発明は、上述した前記サスペンションと、前記サスペンションに実装された前記ヘッドスライダと、を備えたことを特徴とするヘッド付サスペンションを提供する。
本発明は、上述した前記ヘッド付サスペンションを備えたことを特徴とするハードディスクドライブを提供する。
本発明は、第3の解決手段として金属支持層に絶縁層を介して配線層が積層され、前記金属支持層に対して前記絶縁層側とは反対側に配置されるアクチュエータ素子に導電性接着剤を介して接続可能な接続構造領域を有するサスペンション用基板の製造方法において、 前記絶縁層と前記金属支持層と前記配線層とを有する積層体であって、前記接続構造領域において、前記絶縁層を貫通する絶縁層開口部が設けられ、前記絶縁層開口部に、ニッケルにより形成されて前記配線層に接続された導電接続部が設けられた、前記積層体を準備する工程と、前記積層体を準備する工程の後、前記接続構造領域において、前記金属支持層を貫通する金属支持層開口部であって、前記導電接続部の前記金属支持層側の面を露出させる前記金属支持層開口部をエッチングにより形成する工程と、を備えたことを特徴とするサスペンション用基板の製造方法を提供する。
本発明は、第4の解決手段として、金属支持層に絶縁層を介して配線層が積層され、前記金属支持層に対して前記絶縁層側とは反対側に配置されるアクチュエータ素子に導電性接着剤を介して接続可能な接続構造領域を有するサスペンション用基板の製造方法において、前記絶縁層と前記金属支持層と前記配線層とを有する積層体であって、前記接続構造領域において、前記絶縁層を貫通する絶縁層開口部が設けられ、前記絶縁層開口部に、前記金属支持層側の部分に設けられた金めっき部分を有するとともに前記配線層に接続された導電接続部が形成された、前記積層体を準備する工程と、前記積層体を準備する工程の後、前記接続構造領域において、前記金属支持層を貫通する金属支持層開口部であって、前記金めっき部分の前記金属支持層側の面を露出させる前記金属支持層開口部をエッチングにより形成する工程と、を備え、前記積層体を準備する工程において、前記導電接続部の前記金めっき部分は、前記金属支持層の前記絶縁層側の面のうち前記絶縁層開口部により露出された部分に形成されることを特徴とするサスペンション用基板の製造方法を提供する。
本発明によれば、製造工程の煩雑化を抑制しながら、アクチュエータ素子との接続信頼性を向上させることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるサスペンション用基板の一例を示す平面図である。 図2は、図1のサスペンション用基板の接続構造領域を示す断面図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態におけるサスペンションの一例を示す図である。 図4は、図3のサスペンションの一部を示す裏面図である。 図5は、図3のサスペンションにおけるピエゾ素子の一例を示す斜視図である。 図6は、図3のサスペンションにおける接続構造領域を示す断面図である。 図7は、本発明の第1の実施の形態におけるヘッド付サスペンションの一例を示す平面図である。 図8は、本発明の第1の実施の形態におけるハードディスクドライブの一例を示す斜視図である。 図9(a)〜(f)は、本発明の第1の実施の形態におけるサスペンション用基板の製造方法を示す図である。 図10(a)、(b)は、本発明の第1の実施の形態における接続構造領域の変形例(変形例1)を示す断面図である。 図11は、本発明の第2の実施の形態におけるサスペンション用基板の接続構造領域を示す断面図である。 図12(a)〜(g)は、本発明の第2の実施の形態におけるサスペンション用基板の製造方法を示す図である。 図13は、図12(e)において、金属支持層と第3金めっき層とを示す部分拡大図である。 図14は、本発明の第2の実施の形態における接続構造領域の変形例(変形例2)を示す断面図である。 図15(a)、(b)は、本発明の第2の実施の形態における接続構造領域の他の変形例(変形例3、4)を示す断面図である。 図16(a)〜(f)は、図15に示すサスペンション用基板の製造方法を示す図である。 図17(a)、(b)は、本発明の第2の実施の形態における接続構造領域の他の変形例(変形例5、6)を示す断面図である。
図面を用いて、本発明の実施の形態におけるサスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、ハードディスクドライブおよびサスペンション用基板の製造方法について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、サスペンション用基板1は、基板本体領域2と、基板本体領域2の両側方に配置された一対の接続構造領域3であって、ピエゾ素子44に導電性接着剤(例えば、銀ペースト)を介して接続される一対の接続構造領域3と、を有している。このうち、基板本体領域2は、ヘッドスライダ52(図7参照)が実装されるヘッド部2aと、FPC基板71(図7参照)が接続されるテール部2bと、を含んでいる。ヘッド部2aには、ヘッドスライダ52に接続される複数のヘッド端子5が設けられ、テール部2bには、FPC基板71に接続される複数のテール端子(外部接続基板端子)6が設けられており、ヘッド端子5とテール端子6とが、後述する複数の信号配線13を介してそれぞれ接続されている。各接続構造領域3は、連結領域4を介して基板本体領域2に連結されている。
サスペンション用基板1は、図1および図2に示すように、絶縁層10と、絶縁層10の一方の面(接続されるピエゾ素子44の側の面(図6参照))に設けられた金属支持層11と、絶縁層10の他方の面(ピエゾ素子44の側とは反対側の面)に設けられた配線層12と、を備えている。すなわち、サスペンション用基板1においては、金属支持層11に絶縁層10を介して配線層12が積層されており、金属支持層11に対して絶縁層10の側とは反対側にピエゾ素子44が配置されるようになっている。なお、図示しないが、絶縁層10と配線層12との間に、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、銅(Cu)からなり、約300nm厚さを有するシード層が介在されていることが好ましく、この場合、絶縁層10と配線層12との密着性を向上させることができる。
図1に示すように、配線層12は、複数の配線、すなわち、一対の読取配線と一対の書込配線とを含む信号配線13と、ピエゾ素子44に接続される一対の素子配線14と、を有している。このうち、信号配線13は、ヘッド端子5とテール端子6とを接続しており、この信号配線13に電気信号が流されることによって、ディスク63(図8参照)に対してデータの書き込みまたは読み取りを行うようになっている。また、素子配線14は、後述する配線接続部16を介してピエゾ素子44に所望の電圧を印加するようになっている。
配線層12は、接続構造領域3に設けられた、ピエゾ素子44に導電性接着剤を介して電気的に接続される配線接続部16を有している。各配線接続部16は、配線層12の素子配線14にそれぞれ接続されている。また、配線接続部16は、各配線13、14と同一の材料により形成され、各配線13、14と略同一の厚さを有しており、ヘッド端子5、テール端子6および配線13、14と共に配線層12を構成している。本実施の形態における配線接続部16は、図2に示すように、平坦なリング状に形成されている。
図2に示すように、金属支持層11は、接続構造領域3に設けられたリング状の金属枠体部17を有している。金属枠体部17は、基板本体領域2における金属支持層11を構成する部分と分離されている。また、絶縁層10は、接続構造領域3に設けられたリング状の絶縁枠体部18を有している。
金属支持層11の金属枠体部17は、当該金属枠体部17を貫通する金属支持層開口部32を形成している。また、絶縁層10の絶縁枠体部18は、金属支持層開口部32に対応する位置で当該絶縁枠体部18を貫通する絶縁層開口部33を形成している。さらに、配線層12の配線接続部16は、絶縁層開口部33に対応する位置で当該配線接続部16を貫通する配線層開口部34を形成している。本実施の形態においては、金属支持層開口部32の外縁32aの絶縁層側端部(上端部)32bは、絶縁層開口部33の外縁33aの金属支持層側端部(下端部)33bより外方に位置している。より詳細には、金属支持層開口部32、絶縁層開口部33、配線層開口部34および保護層開口部35(後述)は、いずれも平面視で円形状に形成されており、各々の中心が互いに略一致している。そして、金属支持層開口部32の外縁32aの上端部32bは、絶縁層開口部33の外縁33aの下端部33bより半径方向外側に位置している。すなわち、金属支持層開口部32の上端部における直径が、絶縁層開口部33の下端部における直径よりも大きくなっている。この場合、絶縁枠体部18の金属枠体部17の側の面、すなわち、ピエゾ素子44の側の面(下面18a)の一部が、金属支持層開口部32を介してピエゾ素子44の側に露出される。このことにより、導電性接着剤が、絶縁枠体部18の当該露出部に接着され、導電性接着剤と接続構造領域3との密着性が向上する(例えば、導電性接着剤が銀ペーストからなり、絶縁層10がポリイミドにより形成されている場合には、銀ペーストのエポキシ成分とポリイミドとの密着性は良好である)。なお、図2では、金属支持層開口部32の外縁32aおよび絶縁層開口部33の外縁33aは、各層の積層方向に対していずれも傾斜しているが、金属支持層開口部32の外縁32aの上端部32bが、絶縁層開口部33の外縁33aの下端部33bに対して半径方向外側に位置していれば、金属支持層開口部32の外縁32aおよび絶縁層開口部33の外縁33aは、積層方向に沿って延びるように形成されていても良い。
絶縁層開口部33および配線層開口部34には、導電接続部30が設けられている。すなわち、導電接続部30は、絶縁層開口部33から配線層開口部34に延びて配線接続部16に接続されている。また、導電接続部30の金属枠体部17の側の面、すなわち、ピエゾ素子44側の面(下面30a)は、金属支持層開口部32を介して外方(ピエゾ素子44の側)に露出されている。このようにして、金属支持層開口部32に導電性接着剤が注入されると、導電接続部30の下面30aが導電性接着剤に接して、当該導電接続部30は、導電性接着剤を介してピエゾ素子44に電気的に接続されるようになっている。なお、本実施の形態では、導電接続部30は、ニッケルにより形成されている。
図2に示すように、導電接続部30の下面30aは、凹状に湾曲している。このような導電接続部30の湾曲形状は、後述するように、金属枠体部17を形成するための金属支持層11のエッチング液により、導電接続部30の一部がエッチングされることに得られる。
ところで、絶縁層10上には、配線層12の配線接続部16を覆う保護層20が設けられている。この保護層20は、基板本体領域2および連結領域4においては、配線層12の各配線13、14を覆うように形成されている。なお、図1においては、図面を明瞭にするために、保護層20は省略している。
図2に示すように、保護層20には、導電接続部30の金属枠体部17とは反対側の面、すなわち、ピエゾ素子44の側とは反対側の面(上面30b)を外方に露出させる保護層開口部35が設けられている。本実施の形態では、導電接続部30は、この保護層開口部35を介して保護層20の上方にまで延びるように形成されている。なお、保護層開口部35において露出された導電接続部30の上面30bには、金めっき層(図示せず)が形成されていても良い。この場合、プローブ等の導通検査器80(図6参照)を用いて導電接続部30とピエゾ素子44との導通検査を行う場合に、プローブと導電接続部30との間の接触抵抗を低減し、検査精度を向上させることができる。
また、図1に示すように、基板本体領域2には、サスペンション用基板1をロードビーム43(図3参照)に取り付ける際に、ロードビーム43とアライメント(位置合わせ)を行うための2つの治具孔25が設けられている。各治具孔25は、長手方向軸線(X)上に配置されている。すなわち、当該長手方向軸線(X)は、各治具孔25を通っている。
次に、サスペンション用基板1の各層を構成する材料について詳細に述べる。
絶縁層10の材料としては、所望の絶縁性を有する材料であれば特に限定されることはないが、例えば、ポリイミド(PI)を用いることが好適である。なお、絶縁層10の材料は、感光性材料であっても非感光性材料であっても用いることができる。また、絶縁層10の厚さは、5μm〜30μm、とりわけ8μm〜10μmであることが好ましい。このことにより、金属支持層11と各配線13、14との間の絶縁性能を確保するとともに、サスペンション用基板1全体としての剛性が喪失されることを防止することができる。
各配線13、14は、電気信号を伝送するための導体として構成されており、各配線13、14の材料としては、所望の導電性を有する材料であれば特に限定されることはないが、銅(Cu)を用いることが好適である。銅以外にも、純銅に準ずる電気特性を有する材料であれば用いることもできる。ここで、各配線13、14の厚さは、例えば1μm〜18μm、とりわけ9μm〜12μmであることが好ましい。このことにより、各配線13、14の伝送特性を確保するとともに、サスペンション用基板1全体としての柔軟性が喪失されることを防止することができる。なお、ヘッド端子5、テール端子6および配線接続部16は、各配線13、14と同一の材料、同一の厚みからなっている。
金属支持層11の材料としては、所望の導電性、弾力性、および強度を有するものであれば特に限定されることはないが、例えば、ステンレス、アルミニウム、ベリリウム銅、またはその他の銅合金を用いることができ、ステンレスを用いることが好適である。金属支持層11の厚さは、10μm〜30μm、とりわけ15μm〜20μmであることが好ましい。このことにより、金属支持層11の導電性、剛性、および弾力性を確保することができる。
保護層20の材料としては、樹脂材料、例えば、ポリイミドを用いることが好適である。なお、保護層20の材料は、感光性材料であっても非感光性材料であっても用いることができる。保護層20の厚さは、2μm〜30μm、とりわけ2〜6μmであることが好ましい。
次に、図3乃至図6を用いて、本実施の形態によるサスペンション41について説明する。図3に示すサスペンション41は、ベースプレート42と、ベースプレート42上に取り付けられ、サスペンション用基板1の金属支持層11を保持するロードビーム43と、上述のサスペンション用基板1と、ベースプレート42およびロードビーム43の少なくとも一方に接合されると共に、サスペンション用基板1の接続構造領域3に接続されたピエゾ素子44と、を有している。
このうちベースプレート42は、図4に示すように、サスペンション用基板1のヘッド部2aの側に配置されたヘッド側プレート部42aと、テール部2bの側に配置されたテール側プレート部42bと、ヘッド側プレート部42aとテール側プレート部42bとを連結した可撓部42cと、を有している。また、ベースプレート42は、ピエゾ素子44を収容する収容開口部42dを有している。この収容開口部42dは、ヘッド側プレート部42a、テール側プレート部42bおよび可撓部42cにより形成されている。ベースプレート42は、好適にはステンレスにより形成され、その厚さを、例えば145μmとすることができる。
ロードビーム43は、図3および図4に示すように、サスペンション用基板1のヘッド部2aの側に配置されたヘッド側ビーム部43aと、テール部2bの側に配置されたテール側ビーム部43bと、ヘッド側ビーム部43aとテール側ビーム部43bとを連結した可撓部43cと、を有している。また、ロードビーム43は、ピエゾ素子44の接続構造領域3の側の面を露出させる露出開口部43dを有している。この露出開口部43dは、ヘッド側ビーム部43a、テール側ビーム部43bおよび可撓部43cにより形成されている。ロードビーム43は、好適にはステンレスにより形成され、その厚さを、例えば25μmとすることができる。
本実施の形態においては、このようにして形成されたベースプレート42およびロードビーム43にピエゾ素子44が接合されている。すなわち、図6に示すように、ピエゾ素子44は、ベースプレート42の収容開口部42dに収容されて、ベースプレート42に接合されると共に、ロードビーム43のベースプレート42の側の面に接合されている。このことにより、ピエゾ素子44を、ベースプレート42およびロードビーム43の厚さ方向において、これらの中心付近に配置させることができ、ピエゾ素子44の伸縮力を、損失させることを抑制し、ベースプレート42およびロードビーム43に効率良く伝達することができる。また、図6に示すように、サスペンション用基板1の接続構造領域3は、ロードビーム43の露出開口部43dを介してピエゾ素子44に接合されている。
ロードビーム43には、サスペンション用基板1の各治具孔25に対応して、ビーム治具孔(図示せず)が設けられており、サスペンション用基板1にロードビーム43を取り付ける際に、サスペンション用基板1とロードビーム43との位置合わせを行うことができるようになっている。このロードビーム43の治具孔は、長手方向軸線(X)上に配置されている。そして、ロードビーム43とサスペンション用基板1とが溶接により固定されるようになっている。
ピエゾ素子44は、電圧が印加されることにより、図3および図7の矢印P方向に伸縮する圧電素子として構成されており、ヘッドスライダ52をスウェイ方向(旋回方向、図3および図7の矢印Q方向)に移動させるためのものである。各ピエゾ素子44は、図5に示すように、互いに対向する一対の電極44aと、一対の電極44a間に介在され、例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等の圧電セラミックスからなる圧電材料部44bと、を有している。一対のピエゾ素子44の圧電材料部44bは、互いに180°異なる分極方向となるように形成されており、所定の電圧が印加されると、一方のピエゾ素子44が収縮すると共に、他方のピエゾ素子44が伸長するようになっている。このようなピエゾ素子44は、図3に示すように、ロードビーム43の長手方向軸線(X)に沿って配置されており、その伸縮方向が、当該長手方向軸線(X)に平行となっている。また、ピエゾ素子44は、長手方向軸線(X)に対して互いに線対称に配置されており、各ピエゾ素子44の伸縮が、ヘッドスライダ52に均等に伝達されるようになっている。ピエゾ素子44の厚さは、例えば125μmとすることができ、図6に示すように、ベースプレート42の収容開口部42d内に収容されるようになっている。
図6に示すように、各ピエゾ素子44は、非導電性接着剤からなる非導電性接着部46を介してベースプレート42およびロードビーム43に接合されている。ピエゾ素子44の一方(サスペンション用基板1とは反対側)の電極44aは、図4および図6に示すように、導電性接着剤からなる第1導電性接着部47を介してベースプレート42のヘッド側プレート部42aに電気的に接続されている(なお、第1導電性接着部47は、テール側プレート部42bに電気的に接続されてもよく、あるいは、一方のピエゾ素子44からベースプレート42の可撓部42cを介して他方のピエゾ素子44に延びるように一体に形成されてもよい)。また、ピエゾ素子44の他方(サスペンション用基板1の側)の電極44aは、図6に示すように、導電性接着剤からなる第2導電性接着部48を介して接続構造領域3に接合されると共に電気的に接続されている。すなわち、接続構造領域3における金属支持層開口部32に導電性接着剤が注入されて第2導電性接着部48が形成され、ピエゾ素子44が第2導電性接着部48を介して接続構造領域3に接合されると共に、ピエゾ素子44の当該他方の電極44aが、第2導電性接着部48および導電接続部30を介して配線層12の配線接続部16に電気的に接続されている。
次に、図7により、本実施の形態におけるヘッド付サスペンション51について説明する。図7に示すヘッド付サスペンション51は、上述したサスペンション41と、サスペンション用基板1のヘッド端子5に接続されたヘッドスライダ52と、を有している。
次に、図8により、本実施の形態におけるハードディスクドライブ61について説明する。図8に示すハードディスクドライブ61は、ケース62と、このケース62に回転自在に取り付けられ、データが記憶されるディスク63と、このディスク63を回転させるスピンドルモータ64と、ディスク63に所望のフライングハイトを保って近接するように設けられ、ディスク63に対してデータの書き込みおよび読み取りを行うヘッドスライダ52を含むヘッド付サスペンション51と、を有している。このうちヘッド付サスペンション51は、ケース62に対して移動自在に取り付けられており、ケース62にはヘッド付サスペンション51のヘッドスライダ52をディスク63上に沿って移動させるボイスコイルモータ65が取り付けられている。また、ヘッド付サスペンション51は、ボイスコイルモータ65にアーム66を介して取り付けられると共に、ハードディスクドライブ61を制御する制御部(図示せず)に接続されたFPC基板71(図7参照)に接続されている。このようにして、電気信号が、サスペンション用基板1とFPC基板71を介して、制御部とヘッドスライダ52との間で伝送されるようになっている。
次に、本実施の形態によるサスペンション用基板1をサブトラクティブ法により製造する場合について説明する。ここでは、一例として、接続構造領域3の断面を示す図9を用いて、サブトラクティブ法によりサスペンション用基板1を製造する方法について説明する。なお、サスペンション用基板1は、アディティブ法(図16参照)により製造することもできる。
まず、絶縁層10と、絶縁層10の一方の面(接続されるピエゾ素子44側の面)に設けられた金属支持層11と、絶縁層10の他方の面に設けられた配線層12と、を有する第1積層体28を準備する(図9(a)参照)。この場合、まず、金属支持層11を準備し、この金属支持層11上に、非感光性ポリイミドを用いた塗工方法により絶縁層10が形成される。続いて、絶縁層10上に、ニッケル、クロムおよび銅がスパッタ工法により順次コーティングされ、シード層(図示せず)が形成される。その後、このシード層を導通媒体として、銅めっきにより配線層12が形成される。このようにして、絶縁層10と金属支持層11と配線層12とを有する第1積層体28が得られる。
続いて、配線層12において複数の配線13、14と配線接続部16とが形成される(図9(b)参照)。この場合、フォトファブリケーションの手法により、配線層12上にパターン状のレジスト(図示せず)が形成され、配線層12のうち露出された部分がエッチングされる。このようにして、複数の配線13、14が得られる。この際、接続構造領域3においては、配線接続部16および配線層開口部34が形成され、基板本体領域2では、図1に示すようなヘッド端子5およびテール端子6が形成される。なお、エッチング液には、例えば塩化第二鉄水溶液を用いることが好適である。その後、レジストは除去される。
次に、絶縁層10上に、配線層12の各配線13、14および配線接続部16を覆う所望の形状の保護層20が形成される(図9(c)参照)。この場合、非感光性ポリイミドが、ダイコータを用いて、絶縁層10上にコーティングされ、これを乾燥させて、保護層20が形成される。続いて、形成された保護層20上に、パターン状のレジスト(図示せず)が形成され、保護層20のうち露出された部分がエッチングされ、保護層20を硬化させる。このようにして、保護層20が所望の形状に外形加工される。この際、保護層20には、保護層開口部35が形成される。なお、保護層20をエッチングする方法は、特に限定されるものではないが、ウェットエッチングを行うことが好ましい。とりわけ、エッチング液は、保護層20の材料の種類に応じて適宜選択することが好ましいが、例えば、保護層20がポリイミド樹脂により形成される場合には、有機アルカリエッチング液等のアルカリ系エッチング液を用いることができる。その後、レジストが除去される。
保護層20が得られた後、絶縁層10において絶縁層開口部33が形成されると共に、絶縁層10が所望の形状に外形加工される(図9(d)参照)。この場合、まず、パターン状のレジスト(図示せず)が形成され、絶縁層10のうち露出された部分がエッチングされて、絶縁層10が所望の形状に外形加工される。この際、接続構造領域3においては、絶縁枠体部18および絶縁層開口部33が形成される。ここで、絶縁層10をエッチングする方法は、保護層20をエッチングする方法と同様に、特に限定されるものではないが、ウェットエッチングを行うことが好ましい。とりわけ、エッチング液は、絶縁層10の材料の種類に応じて適宜選択することが好ましいが、例えば、絶縁層10がポリイミド樹脂により形成される場合には、有機アルカリエッチング液等のアルカリ系エッチング液を用いることができる。エッチングが行われた後、レジストは除去される。
続いて、絶縁層開口部33、配線層開口部34および保護層開口部35に、導電接続部30が形成される(図9(e)参照)。この場合、まず、保護層20上に、ドライフィルムを用いて、これら開口部33、34、35を露出するようにパターン状のレジスト(図示せず)が形成される。続いて、開口部33、34、35に、電解めっき法によりニッケルめっきが施される。この際、めっき浴には、標準的なスルファミン酸ニッケルめっき浴を用い、電解浸漬めっき(0.2A、14分)を行う。これにより、開口部33、34、35に導電接続部30が形成される。なお、この際、導電接続部30の下面30aは、金属支持層11の上面に接して平坦状に形成されている。このようにして、絶縁層10と金属支持層11と配線層12と保護層20とを有する第2積層体29であって、接続構造領域3に設けられた絶縁層開口部33に導電接続部30が設けられた第2積層体29が得られる。
導電接続部30が形成された後、ヘッド端子5およびテール端子6に、電解めっき法により、ニッケルめっきおよび金めっきがこの順に施される。
その後、金属支持層11において、金属支持層開口部32が形成されるとともに、金属支持層11が所望の形状に外形加工される(図9(f)参照)。この場合、まず、金属支持層11の下面に、ドライフィルムを用いて、パターン状のレジスト(図示せず)が形成され、金属支持層11のうち露出された部分がエッチングされて、金属支持層11が所望の形状に外形加工される。この際、接続構造領域3においては、金属枠体部17および金属支持層開口部32が形成される。金属枠体部17は、基板本体領域2における金属支持層11の部分と分離される。なお、エッチング液には、例えば塩化第二鉄水溶液を用いることが好適である。その後、レジストは除去される。
金属支持層11がエッチングされて金属支持層開口部32が形成されると、導電接続部30の下面30aが露出される。このことにより、導電接続部30の下面30aが、エッチング液に触れる。しかしながら、金属支持層11のエッチングは、所定のエッチング時間の後、すなわち金属支持層開口部32が形成された後、速やかに終了させることにより、導電接続部30が大きくエッチングされることを防止できる。その結果、導電接続部30の下面30aを、図9(f)に示すような凹状に湾曲させることが可能となる。
このようにして、本実施の形態におけるサスペンション用基板1が得られる。
次に、サスペンション41の製造方法について説明する。
まず、ベースプレート42に、ロードビーム43を介して、上述のようにして得られたサスペンション用基板1が、溶接により取り付けられる。この場合、まず、ベースプレート42にロードビーム43が溶接により固定され、続いて、ロードビーム43に設けられたビーム治具孔(図示せず)と、サスペンション用基板1に設けられた治具孔25とにより、ロードビーム43とサスペンション用基板1とのアライメントが行われる。その後、サスペンション用基板1の金属支持層11に溶接が施されて、ロードビーム43とサスペンション用基板1が互いに接合されて固定される。
次に、ピエゾ素子44が、接着剤を用いてベースプレート42およびロードビーム43に接合されると共に、サスペンション用基板1の接続構造領域3に接続される。この場合、まず、ピエゾ素子44が非導電性接着部46を介してベースプレート42およびロードビーム43に接合される。次いで、導電性接着剤が塗布されて第1導電性接着部47が形成され、第1導電性接着部47を介してピエゾ素子44の一方(サスペンション用基板1とは反対側)の電極44aが、ベースプレート42に導電性接着剤を介して電気的に接続される。
また、ピエゾ素子44の他方(サスペンション用基板1の側)の電極44aは、第2導電性接着部48を介してサスペンション用基板1の接続構造領域3に接合されると共に電気的に接続される(図6参照)。なお、接続構造領域3の金属支持層開口部32に導電性接着剤が予め注入されており、ピエゾ素子44をベースプレート42およびロードビーム43に接合した際、接続構造領域3とピエゾ素子44とが接続される。
このようにして、本実施の形態によるサスペンション41が得られる。
この得られたサスペンション41のヘッド端子5に、ヘッドスライダ52が接続されて図7に示すヘッド付サスペンション51が得られる。さらに、このヘッド付サスペンション51がハードディスクドライブ61のケース62に取り付けられて、図8に示すハードディスクドライブ61が得られる。
図8に示すハードディスクドライブ61においてデータの書き込みおよび読み取りを行う際、ボイスコイルモータ65によりヘッド付サスペンション51のヘッドスライダ52がディスク63上に沿って移動し、スピンドルモータ64により回転しているディスク63に所望のフライングハイトを保って近接する。このことにより、ヘッドスライダ52とディスク63との間で、データの受け渡しが行われる。この間、サスペンション用基板1とFPC基板71を介して、FPC基板71に接続されている制御部(図示せず)とヘッドスライダ52との間で電気信号が伝送される。このような電気信号は、サスペンション用基板1においては、各信号配線13によってヘッド端子5とテール端子6との間で伝送される。
ヘッドスライダ52を移動させる際、ボイスコイルモータ65が、ヘッドスライダ52の位置を大まかに調整し、ピエゾ素子44が、ヘッドスライダ52の位置を微小調整する。すなわち、サスペンション用基板1の接続構造領域3の側のピエゾ素子44の電極44aに、素子配線14および配線接続部16を介して所定の電圧を印加することにより、長手方向軸線(X)に沿った方向(図3および図7の矢印P方向)に、一方のピエゾ素子44が収縮すると共に他方のピエゾ素子44が伸長する。この場合、ベースプレート42の可撓部42cとロードビーム43の可撓部43cとが弾性変形し、ロードビーム43の先端側に位置するヘッドスライダ52がスウェイ方向(旋回方向Q)に移動することができる。このようにして、ヘッドスライダ52を、ディスク63の所望のトラックに、迅速に、かつ精度良く位置合わせすることができる。
このように本実施の形態によれば、接続構造領域3において、絶縁層10を貫通する絶縁層開口部33に、配線層12の配線接続部16に接続された導電接続部30が設けられ、当該導電接続部30の下面30aが、金属支持層11を貫通する金属支持層開口部32を介して外方に露出されている。このことにより、金属支持層開口部32内に導電性接着剤を注入することにより、導電接続部30を、導電性接着剤を介してピエゾ素子44に電気的に接続することができる。また、導電接続部30がニッケルにより形成されていることから、導電接続部30の露出された下面30aに形成された酸化膜が、銀ペーストなどの導電性接着剤のエポキシ成分のOH基と水素結合することができる。このため、導電性接着剤と導電接続部30との密着性を向上させることができる。この結果、ピエゾ素子44との接続信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、サスペンション用基板1の製造工程において、絶縁層開口部33、配線層開口部34および保護層開口部35に、ニッケルめっきを施す工程を追加することにより導電接続部30を形成することができる。このため、サスペンション用基板1の製造工程が煩雑化することを抑制しながら導電接続部30を形成することができる。とりわけ、ヘッド領域2aに接地用のヘッド端子5の接地をとるための接地ビア(図示せず)が設けられる場合には、絶縁層10および配線層12の接地配線(図示せず)に貫通孔を形成して、当該貫通孔にニッケルめっきを施すことにより接地ビアが形成される。この場合には、この接地ビアを形成する工程の際に導電接続部30を形成することが可能となり、導電接続部30を形成するために工程が追加されることを防止できる。また、積層配線構造(スタックド配線構造)の第1配線層と第2配線層との間の絶縁層および当該第2配線層に貫通孔を形成して当該貫通孔にニッケルめっきを施すことにより配線ビア(図示せず)を形成する場合においても、同様にして、配線ビアを形成する工程の際に導電接続部30を形成することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、導電接続部30の下面30aは、凹状に湾曲している。このことにより、導電性接着剤との接触面積を増大させることができる。このため、導電性接着剤と導電接続部30との密着性をより一層向上させることができ、ピエゾ素子44との接続信頼性をより一層向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、導電接続部30の上面30bは、外方に露出されている。このことにより、プローブ等の導通検査器80(図6参照)を用いて、導電接続部30とピエゾ素子44との導通検査を行うことができる。このため、ピエゾ素子44との接続信頼性を向上させることができる。また、導電接続部30がニッケルにより形成されているため、接続構造領域3をピエゾ素子44に接合するために導電接続部30を押圧した場合であっても、導電接続部30が変形することを防止できる。
(変形例1)
なお、上述した本実施の形態においては、金属支持層開口部32の外縁32aの上端部32bが、絶縁層開口部33の外縁33aの下端部33bより外方に位置している例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、図10(a)、(b)に示すように、金属支持層開口部32の外縁32aの上端部32bが、絶縁層開口部33の外縁33aの下端部33bより内方(半径方向内側)に位置して、金属支持層開口部32の上端部における直径を、絶縁層開口部33の下端部における直径よりも小さくしても良い。この場合、導電接続部30の下面30aの一部が、金属枠体部17の絶縁枠体部18の側の面(上面17b)に接して、当該導電接続部30が金属枠体部17に電気的に接続される。
図10(a)、(b)に示す形態によれば、導電接続部30は、金属枠体部17を介さずに導電性接着剤と電気的に接続するだけでなく、金属枠体部17を介して導電性接着剤と電気的に接続することもできる。このことにより、接続構造領域3として、導電性接着剤との電気的な接続面積を増大させることができる。このため、導電性接着剤と導電接続部30との電気的な導通性を向上させることができ、ピエゾ素子44との接続信頼性を向上させることができる。
なお、金属枠体部17の絶縁枠体部18の側とは反対側の面、すなわち、ピエゾ素子44の側の面(下面17a)には、金めっきを施すことにより形成された第1金めっき層(金めっき層)36が設けられていることが好ましい。このことにより、導電性接着剤と金属枠体部17との接触抵抗を低減することができる。なお、第1金めっき層36は、図10(a)においては、平面視でリング状に形成されている例を示しているが、これに限らず、任意の形状とすることができる。また、第1金めっき層36は、金属枠体部17に、図示しないニッケルめっき層を介して形成されるようにしても良い。
なお、図10(a)においては、導電接続部30と配線接続部16との間には、第2金めっき層37(図10(b)参照)は形成されていない。ここで、図10(a)は、配線層12の素子配線14が独立配線の場合の接続構造領域3の断面構造を示している。すなわち、独立配線の場合には、導電接続部30が形成される前では金属支持層11と素子配線14とが電気的に接続されていない。このことにより、金属支持層11は金めっきの給電電極として機能することができるが、配線接続部16は金めっきの給電電極として機能することができない。このため、独立配線の場合には、まず先に導電接続部30を形成して金属支持層11と配線接続部16(素子配線14)とを電気的に接続し、その後に、ヘッド端子5およびテール端子6に金めっきが施される。このことから、独立配線の場合を示す図10(a)では、導電接続部30と配線接続部16との間に第2金めっき層37が形成されていない。
一方、図10(b)に示す形態では、導電接続部30と配線接続部16との間に第2金めっき層37が形成されている。ここで、図10(b)は、配線層12の素子配線14が非独立配線の場合の接続構造領域3の断面を示している。すなわち、非独立配線の場合、導電接続部30が形成される前であっても、金属支持層11と素子配線14とは電気的に接続されており、金属支持層11だけでなく配線接続部16をも、金めっきの給電電極として機能させることができる。このことにより、導電接続部30を形成する前に、配線接続部16に金めっきを施すことができる。このため、図10(b)では、導電接続部30と配線接続部16との間に第2金めっき層37が形成されている。なお、当該第2金めっき層37は、配線接続部16に、図示しないニッケルめっき層を介して形成されるようにしても良い。
(第2の実施の形態)
次に、図11および図12により、本発明の第2の実施の形態におけるサスペンション用基板について説明する。
図11および図12に示す第2の実施の形態においては、導電接続部の金属支持層側の部分に金めっき部分が設けられている点が主に異なり、他の構成は、図1乃至図9に示す第1の実施の形態と略同一である。なお、図11および図12において、図1乃至図9に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図11に示すように、導電接続部30は、当該導電接続部30の金属枠体部17の側の部分に設けられた第3金めっき層(金めっき部分)38を有している。具体的には、導電接続部30は、接続本体部分31と、接続本体部分31の金属枠体部17の側の面、すなわち、ピエゾ素子44の側の面に設けられた第3金めっき層38と、を有している。このうち接続本体部分31は、第1の実施の形態と同様にニッケルめっきにより形成されている。第3金めっき層38の金属枠体部17の側の面、すなわち、ピエゾ素子44の側の面(下面38a)は、金属支持層開口部32を介して外方(ピエゾ素子44の側)に露出され、金属支持層開口部32に注入される導電性接着剤に接する。このようにして、第3金めっき層38は、導電性接着剤を介してピエゾ素子44に電気的に接続されるようになっている。また、第3金めっき層38の当該下面38aは、絶縁枠体部18の金属枠体部17の側の面、すなわち、ピエゾ素子44の側の面(下面18a)と同一平面上に位置している。ここで、同一とは、厳密に同一という意味に限られることはなく、同一とみなすことができる程度の製造誤差等を含む意味として用いている。
なお、図11に示す形態においては、図2に示す形態と同様に、金属支持層開口部32の外縁32aの上端部32bは、絶縁層開口部33の外縁33aの下端部33bより外方に位置している。
続いて、本実施の形態によるサスペンション用基板1をサブトラクティブ法により製造する場合について説明する。ここでは、一例として、接続構造領域3の断面を示す図12を用いて、サブトラクティブ法により本実施の形態によるサスペンション用基板1を製造する方法について説明する。なお、第1の実施の形態におけるサスペンション用基板1の製造方法と同一の内容は省略する。
まず、絶縁層10と、絶縁層10の一方の面に設けられた金属支持層11と、絶縁層10の他方の面に設けられた配線層12と、を有する積層体28を準備する(図12(a)参照)。ここでの金属支持層11には、圧延材料により形成されたステンレス材料を用いることが好適である。この場合、金属支持層11の両面(下面11aおよび上面11b)に、凹凸状の圧延筋11cが形成されている(図13参照)。このような圧延筋11cの凹凸深さは、一般的に、0.05μm〜0.2μmである。
次に、配線層12において複数の配線13、14と配線接続部16とが形成される(図12(b)参照)。続いて、絶縁層10上に、配線層12の各配線13、14および配線接続部16を覆う所望の形状の保護層20が形成される(図12(c)参照)。保護層20が得られた後、絶縁層10において絶縁層開口部33が形成されると共に、絶縁層10が所望の形状に外形加工される(図12(d)参照)。
次に、ヘッド端子5およびテール端子6に、電解めっき法により、ニッケルめっきが施される。この際、金属支持層11の上面11bのうち絶縁層開口部33により露出された部分には、ニッケルめっきは施されない。
その後、金属支持層11の上面11bのうち絶縁層開口部33により露出された部分に、第3金めっき層38が形成される(図12(e)参照)。この場合、電解めっき法により、金めっきが施される。形成された第3金めっき層38の下面38aには、図13に示すように、金属支持層11の上面11b(絶縁層10の側の面)に形成されている圧延筋11cが転写され、当該圧延筋11cに対応する形状を有する凹凸形状38bが形成される。ここで、図13は、圧延筋11cおよび凹凸形状38bの断面形状の一例を示している。図13においては、凹凸形状38bは、圧延筋11cの凹部11dに対応する凸部38cと、圧延筋11cの凸部11eに対応する凹部38dとにより構成されている。なお、上述した非独立配線の場合には、第3金めっき層38を形成する際、ヘッド端子5およびテール端子6にも、金めっきが施される。一方、独立配線の場合には、後述する図12(f)に示すように導電接続部30が形成された後、ヘッド端子5およびテール端子6に金めっきが施される。
第3金めっき層38が形成された後、絶縁層開口部33、配線層開口部34および保護層開口部35に、接続本体部分31が形成される。これにより、接続本体部分31と第3金めっき層38とを有する導電接続部30が得られる(図12(f)参照)。このようにして、絶縁層10と金属支持層11と配線層12と保護層20とを有する第2積層体29であって、接続構造領域3に設けられた絶縁層開口部33に、ピエゾ素子44の側の部分に設けられた第3金めっき層38を有する導電接続部30が形成された第2積層体29が得られる。
その後、金属支持層11において、金属支持層開口部32が形成されるとともに、金属支持層11が所望の形状に外形加工される(図12(g)参照)。金属支持層11がエッチングされて金属支持層開口部32が形成されると、第3金めっき層38の下面38aが露出される。しかしながら、第3金めっき層38の材料である金は、難エッチング性を有している。すなわち、第3金めっき層38は、エッチングのバリア層として機能する。このことにより、第3金めっき層38の下面38aは、絶縁枠体部18の下面18aと同一平面上に維持される。また、第3金めっき層38の下面38aには、金属支持層11の圧延筋11cに対応する形状を有する凹凸形状38b(図13参照)が維持されている。
このようにして、本実施の形態におけるサスペンション用基板1が得られる。
このように本実施の形態によれば、接続構造領域3において、絶縁層10を貫通する絶縁層開口部33に、配線層12の配線接続部16に接続された導電接続部30が設けられ、導電接続部30のピエゾ素子44の側の部分に、第3金めっき層38が設けられている。そして、この第3金めっき層38の下面38aは、金属支持層開口部32を介して外方に露出されているとともに、絶縁枠体部18の下面18aと同一平面上に位置している。このことにより、金属支持層開口部32内に導電性接着剤を注入することにより、導電接続部30を、導電性接着剤を介してピエゾ素子44に電気的に接続することができる。この場合、導電接続部30の接続本体部分31は、第3金めっき層38を介して導電性接着剤に電気的に接続されるため、導電性接着剤と導電接続部30との接触抵抗を低減することができる。また、上述したように、第3金めっき層38の下面38aには、金属支持層11の圧延筋11cに対応する形状を有する凹凸形状38bが形成されている。このため、導電性接着剤との接触面積を増大させることができ、導電性接着剤と導電接続部30との密着性を向上させることができる。この結果、ピエゾ素子44との接続信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、サスペンション用基板1の製造工程において、絶縁層開口部33、配線層開口部34および保護層開口部35に、ニッケルめっきを施す工程を追加することにより導電接続部30の接続本体部分31を形成することができる。このため、サスペンション用基板1の製造工程が煩雑化することを抑制しながら導電接続部30の接続本体部分31を形成することができる。とりわけ、非独立配線の場合には、接続本体部分31のピエゾ素子44の側の面に形成される第3金めっき層38は、ヘッド端子5およびテール端子6に金めっきを施す際に形成することができ、製造工程の煩雑化をより一層抑制できる。また、ヘッド領域2aに接地用のヘッド端子5の接地をとるための接地ビア(図示せず)が設けられる場合には、絶縁層10および配線層12の接地配線(図示せず)に貫通孔を形成して、当該貫通孔にニッケルめっきを施すことにより接地ビアが形成される。この場合には、この接地ビアを形成する工程の際に導電接続部30の接続本体部分31を形成することが可能となり、接続本体部分31を形成するために工程が追加されることを防止できる。また、積層配線構造(スタックド配線構造)の第1配線層と第2配線層との間の絶縁層および当該第2配線層に貫通孔を形成して当該貫通孔にニッケルめっきを施すことにより配線ビア(図示せず)を形成する場合においても、同様にして、配線ビアを形成する工程の際に接続本体部分31を形成することが可能となる。
(変形例2)
なお、上述した本実施の形態においては、金属支持層開口部32の外縁32aの上端部32bが、絶縁層開口部33の外縁33aの下端部33bより外方に位置している例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、図14に示すように、金属支持層開口部32の外縁32aの上端部32bが、絶縁層開口部33の外縁33aの下端部33bより内方(半径方向内側)に位置して、金属支持層開口部32の上端部における直径を、絶縁層開口部33の下端部における直径よりも小さくしても良い。この場合、第3金めっき層38の下面38aの一部が、金属支持層11の金属枠体部17の上面17bに接して、当該第3金めっき層38が金属枠体部17に電気的に接続される。
図14に示す形態によれば、導電接続部30は、金属枠体部17を介さずに導電性接着剤と電気的に接続するだけでなく、金属枠体部17を介して導電性接着剤と電気的に接続することもできる。このことにより、接続構造領域3として、導電性接着剤との電気的な接続面積を増大させることができる。このため、導電性接着剤と導電接続部30との電気的な導通性を向上させることができ、ピエゾ素子44との接続信頼性を向上させることができる。また、この場合、導電接続部30の接続本体部分31と金属枠体部17との間に第3金めっき層38が介在されている。このことにより、導電接続部30と金属枠体部17との接触抵抗を低減することができ、ピエゾ素子44との接続信頼性をより一層向上させることができる。
なお、金属枠体部17の下面17aには、図10に示す形態と同様に、金めっきを施すことにより形成された第1金めっき層36が設けられていることが好ましい。このことにより、導電性接着剤と金属枠体部17との接触抵抗を低減することができる。このような第1金めっき層36は、第3金めっき層38を形成する際、または、ヘッド端子5およびテール端子6に金めっきを施す際に形成することができる。なお、第1金めっき層36は、金属枠体部17に、図示しないニッケルめっき層を介して形成されるようにしても良い。第3金めっき層38には下地としてのニッケルめっき層は形成されないため、ニッケルめっき層を形成する場合には、ヘッド端子5およびテール端子6にニッケルめっきおよび金めっきを施す際に金属枠体部17にニッケルめっきおよび金めっきを施して第1金めっき層36を形成することが好ましい。
また、図14に示す形態は、図10(a)に示す形態のように導電接続部30と配線接続部16との間に第2金めっき層37(図10(b)参照)が形成されておらず、配線層12の素子配線14が独立配線の場合における接続構造領域3の断面構造を示している。しかしながら、このような形態に限られることはなく、素子配線14が非独立配線の場合に形成されるように、導電接続部30の接続本体部分31と配線接続部16との間に第2金めっき層37が形成されていても良い。
(変形例3)
また、上述した本実施の形態においては、導電接続部30の接続本体部分31がニッケルにより形成されている例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、図15(a)に示すように、導電接続部30の接続本体部分31は、配線層12の配線接続部16と同一の材料により一体に形成されていても良い。より具体的には、絶縁層開口部33内に配線接続部16と同一の材料により形成された接続本体部分31が設けられ、この接続本体部分31が配線接続部16と一体に形成されている。言い換えると、配線接続部16の一部が絶縁層開口部33内に埋設されて、絶縁層開口部33内に埋設された部分が接続本体部分31を構成している。この場合、配線接続部16に配線層開口部34は形成されていない。なお、図15(a)に示す形態では、金属支持層開口部32の外縁32aの上端部32bは、絶縁層開口部33の外縁33aの下端部33bより外方(半径方向外側)に位置している。
図15(a)に示す形態のサスペンション用基板1は、アディティブ法により製造することが好適である。ここでは、一例として、接続構造領域3の断面を示す図16を用いて、アディティブ法による図15(a)に示す形態のサスペンション用基板1を製造する方法について説明する。
まず、金属支持層11を準備し(図16(a)参照)する。ここでの金属支持層11には、圧延材料により形成されたステンレス材料を用いることが好適であり、この場合、金属支持層11の両面11a、11bに凹凸状の圧延筋11c(図13参照)が形成されている。
続いて、金属支持層11上に所望の形状を有する絶縁層10が形成される(図16(b)参照)。この際、接続構造領域3における金属支持層11上に、絶縁層開口部33を含む絶縁枠体部18が形成される。
次に、金属支持層11の上面11bのうち絶縁層開口部33により露出された部分に、第3金めっき層38が形成される(図16(c)参照)。この際、形成された第3金めっき層38の下面38aには、図13に示すように、金属支持層11の上面11bに形成されている圧延筋11cが転写され、当該圧延筋11cに対応する形状を有する凹凸形状38bが形成される。
続いて、絶縁層10上に配線層12が形成される(図16(d)参照)。この際、絶縁枠体部18上には配線接続部16が形成され、配線接続部16の一部は、絶縁層開口部33内に埋設される。このようにして、絶縁層開口部33内に配線接続部16と一体の接続本体部分31が形成される。
配線層12が形成された後、保護層20が形成される(図16(e)参照)。このようにして、絶縁層10と金属支持層11と配線層12と保護層20とを有する第2積層体29であって、接続構造領域3に設けられた絶縁層開口部33に、ピエゾ素子44の側の部分に設けられた第3金めっき層38を有する導電接続部30が形成された第2積層体29が得られる。
その後、金属支持層開口部32が形成されるとともに金属支持層11が所望の形状に外形加工される(図16(f)参照)。この際、第3金めっき層38の下面38aは、絶縁枠体部18の下面18aと同一平面上に維持され、第3金めっき層38の下面38aには、金属支持層11の圧延筋11cに対応する形状を有する凹凸形状38b(図13参照)が維持されている。このようにして、図15(a)に示す形態のサスペンション用基板1が得られる。
図15(a)に示す形態によれば、導電接続部30の接続本体部分31が、配線接続部16と一体に形成されている。このことにより、アディティブ法によりサスペンション用基板1を作製する場合には、配線接続部16を形成する工程の際に、接続本体部分31を配線接続部16と一体に形成することが可能となる。このため、接続本体部分31を形成するために工程が追加されることを防止でき、サスペンション用基板1の製造工程が煩雑化することを抑制しながら導電接続部30を形成することができる。
(変形例4)
なお、図15(a)に示す形態では、金属支持層開口部32の外縁32aの上端部32bが、絶縁層開口部33の外縁33aの下端部33bより外方に位置している例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、図15(b)に示すように、金属支持層開口部32の外縁32aの上端部32bが、絶縁層開口部33の外縁33aの下端部33bより内方(半径方向内側)に位置して、金属支持層開口部32の上端部における直径を、絶縁層開口部33の下端部における直径よりも小さくしても良い。この場合、第3金めっき層38の下面38aの一部が、金属支持層11の金属枠体部17の上面17bに接して、当該第3金めっき層38が金属枠体部17に電気的に接続される。なお、図15(b)に示す形態においては、金属枠体部17の下面17aには、図10、図14に示す形態と同様な第1金めっき層36が設けられていることが好ましい。
(変形例5)
また、図17(a)に示すように、導電接続部30の全体は、金めっきにより形成されていても良い。このような導電接続部30は、例えば、図12(e)に示す第3金めっき層38を形成する工程を省略し(すなわち、ヘッド端子5およびテール端子6に金めっきを施すが、第3金めっき層38は形成しない)、図12(f)に示す導電接続部30を形成する工程において、絶縁層開口部33、配線層開口部34および保護層開口部35に、金めっきを施すことにより形成することができる。なお、図17(a)に示す形態では、金属支持層開口部32の外縁32aの上端部32bは、絶縁層開口部33の外縁33aの下端部33bより外方(半径方向外側)に位置している。
図17(a)に示す形態では、導電接続部30が金めっきにより形成されているため、導電接続部30の導通抵抗を低減することができる。このことにより、ピエゾ素子44との接続信頼性をより一層向上させることができる。
なお、導電接続部30は、金めっきにより形成される接続本体部分31と、第3金めっき層38とを有し、接続本体部分31と第3金めっき層38とが別々の工程で形成されるようにしても良い。このような導電接続部30は、例えば、図12(e)に示すように第3金めっき層38を形成し、その後に、図12(f)に示す導電接続部30を形成する工程において、絶縁層開口部33、配線層開口部34および保護層開口部35に、金めっきを施すことにより形成することができる。
(変形例6)
なお、図17(a)に示す形態では、金属支持層開口部32の外縁32aの上端部32bが、絶縁層開口部33の外縁33aの下端部33bより外方に位置している例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、図17(b)に示すように、金属支持層開口部32の外縁32aの上端部32bが、絶縁層開口部33の外縁33aの下端部33bより内方(半径方向内側)に位置して、金属支持層開口部32の上端部における直径を、絶縁層開口部33の下端部における直径よりも小さくしても良い。この場合、導電接続部30の下面30aの一部が、金属支持層11の金属枠体部17の上面17bに接して、当該導電接続部30が金属枠体部17に電気的に接続される。なお、図17(b)に示す形態においては、金属枠体部17の下面17aには、図10、図14、図15(b)に示す形態と同様な第1金めっき層36が設けられていることが好ましい。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明してきたが、本発明によるサスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンションおよびハードディスクドライブは、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1 サスペンション用基板
3 接続構造領域
10 絶縁層
11 金属支持層
11a 下面
11b 上面
11c 圧延筋
12 配線層
16 配線接続部
17 金属枠体部
17a 下面
17b 上面
18 絶縁枠体部
18a 下面
20 保護層
28 第1積層体
29 第2積層体
30 導電接続部
30a 下面
30b 上面
31 接続本体部分
32 金属支持層開口部
32a 外縁
32b 上端部
33 絶縁層開口部
33a 外縁
33b 下端部
34 配線層開口部
35 保護層開口部
36 第1金めっき層
37 第2金めっき層
38 第3金めっき層
38a 下面
38b 凹凸形状
41 サスペンション
42 ベースプレート
43 ロードビーム
44 ピエゾ素子
51 ヘッド付サスペンション
52 ヘッドスライダ
61 ハードディスクドライブ

Claims (18)

  1. 金属支持層に絶縁層を介して配線層が積層され、前記金属支持層に対して前記絶縁層側とは反対側に配置されるアクチュエータ素子に導電性接着剤を介して接続可能な接続構造領域を有するサスペンション用基板において、
    前記接続構造領域に設けられ、前記絶縁層を貫通する絶縁層開口部と、
    前記絶縁層開口部に設けられ、ニッケルにより形成されるとともに前記配線層に接続された導電接続部と、
    前記接続構造領域に設けられ、前記金属支持層を貫通し、前記導電接続部の前記金属支持層側の面を外方に露出させる金属支持層開口部と、を備え、
    前記導電接続部の前記金属支持層側の面は、凹状に湾曲するとともに、前記絶縁層の前記金属支持層側の面よりも前記金属支持層側とは反対側に位置し
    前記金属支持層開口部の外縁の絶縁層側端部は、前記絶縁層開口部の外縁の金属支持層側端部より内方に位置し、
    前記導電接続部は、前記接続構造領域における前記金属支持層に電気的に接続されていることを特徴とするサスペンション用基板。
  2. 金属支持層に絶縁層を介して配線層が積層され、前記金属支持層に対して前記絶縁層側とは反対側に配置されるアクチュエータ素子に導電性接着剤を介して接続可能な接続構造領域を有するサスペンション用基板において、
    前記接続構造領域に設けられ、前記絶縁層を貫通する絶縁層開口部と、
    前記絶縁層開口部に設けられ、ニッケルにより形成されるとともに前記配線層に接続された導電接続部と、
    前記接続構造領域に設けられ、前記金属支持層を貫通し、前記導電接続部の前記金属支持層側の面を外方に露出させる金属支持層開口部と、を備え、
    前記金属支持層開口部の外縁の絶縁層側端部は、前記絶縁層開口部の外縁の金属支持層側端部より内方に位置し、
    前記導電接続部は、前記接続構造領域における前記金属支持層に電気的に接続されていることを特徴とするサスペンション用基板。
  3. 前記接続構造領域において、前記金属支持層の前記絶縁層側とは反対側の面に、金めっき層が設けられていることを特徴とする請求項またはに記載のサスペンション用基板。
  4. 前記接続構造領域において、前記配線層を貫通する配線層開口部が設けられ、
    前記導電接続部は、前記配線層開口部内に延び、
    前記導電接続部の前記金属支持層側とは反対側の面は、外方に露出されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のサスペンション用基板。
  5. 金属支持層に絶縁層を介して配線層が積層され、前記金属支持層に対して前記絶縁層側とは反対側に配置されるアクチュエータ素子に導電性接着剤を介して接続可能な接続構造領域を有するサスペンション用基板において、
    前記接続構造領域に設けられ、前記絶縁層を貫通する絶縁層開口部と、
    前記絶縁層開口部に設けられ、ニッケルにより形成されるとともに前記配線層に接続された導電接続部と、
    前記接続構造領域に設けられ、前記金属支持層を貫通し、前記導電接続部の前記金属支持層側の面を外方に露出させる金属支持層開口部と、を備え、
    前記接続構造領域において、前記配線層を貫通する配線層開口部が設けられ、
    前記導電接続部は、前記配線層開口部内に延び、
    前記導電接続部の前記金属支持層側とは反対側の面は、外方に露出されていることを特徴とするサスペンション用基板。
  6. 金属支持層に絶縁層を介して配線層が積層され、前記金属支持層に対して前記絶縁層側とは反対側に配置されるアクチュエータ素子に導電性接着剤を介して接続可能な接続構造領域を有するサスペンション用基板において、
    前記接続構造領域に設けられ、前記絶縁層を貫通する絶縁層開口部と、
    前記絶縁層開口部に設けられ、前記配線層に接続された導電接続部と、
    前記接続構造領域に設けられ、前記金属支持層を貫通する金属支持層開口部と、を備え、
    前記導電接続部は、当該導電接続部の前記金属支持層側の部分に設けられた金めっき部分を有し、
    前記金めっき部分の前記金属支持層側の面は、前記金属支持層開口部を介して外方に露出されるとともに、前記絶縁層の前記金属支持層側の面と同一平面上に位置していることを特徴とするサスペンション用基板。
  7. 前記金属支持層開口部の外縁の絶縁層側端部は、前記絶縁層開口部の外縁の金属支持層側端部より内方に位置し、
    前記金めっき部分は、前記接続構造領域における前記金属支持層に電気的に接続されていることを特徴とする請求項に記載のサスペンション用基板。
  8. 前記接続構造領域において、前記金属支持層の前記絶縁層側とは反対側の面に、金めっき層が設けられていることを特徴とする請求項に記載のサスペンション用基板。
  9. 前記接続構造領域において、前記配線層を貫通する配線層開口部が設けられ、
    前記導電接続部は、前記配線層開口部内に延び、
    前記導電接続部の前記金属支持層側とは反対側の面は、外方に露出されていることを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載のサスペンション用基板。
  10. 前記導電接続部は、前記金めっき部分の前記金属支持層側とは反対側に設けられた接続本体部分を有し、
    前記接続本体部分は、ニッケルにより形成されていることを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載のサスペンション用基板。
  11. 前記導電接続部は、前記金めっき部分の前記金属支持層側とは反対側に設けられた接続本体部分を有し、
    前記接続本体部分は、前記配線層と同一の材料により一体に形成されていることを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載のサスペンション用基板。
  12. 前記導電接続部全体が、金めっきにより形成されていることを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載のサスペンション用基板。
  13. 前記金属支持層の前記絶縁層側の面に、圧延筋が形成され、
    前記金めっき部分の前記金属支持層側の面に、前記圧延筋に対応する形状を有する凹凸形状が形成されていることを特徴とする請求項乃至12のいずれかに記載のサスペンション用基板。
  14. ベースプレートと、
    前記ベースプレートに、ロードビームを介して取り付けられた請求項1乃至13のいずれかに記載の前記サスペンション用基板と、
    前記ベースプレートおよび前記ロードビームの少なくとも一方に接合されると共に、前記サスペンション用基板の前記接続構造領域に前記導電性接着剤を介して接続された前記アクチュエータ素子と、を備えたことを特徴とするサスペンション。
  15. 請求項14に記載の前記サスペンションと、
    前記サスペンションに実装されたヘッドスライダと、を備えたことを特徴とするヘッド付サスペンション。
  16. 請求項15に記載の前記ヘッド付サスペンションを備えたことを特徴とするハードディスクドライブ。
  17. 金属支持層に絶縁層を介して配線層が積層され、前記金属支持層に対して前記絶縁層側とは反対側に配置されるアクチュエータ素子に導電性接着剤を介して接続可能な接続構造領域を有するサスペンション用基板の製造方法において、
    前記絶縁層と前記金属支持層と前記配線層とを有する積層体であって、前記接続構造領域において、前記絶縁層を貫通する絶縁層開口部が設けられ、前記絶縁層開口部に、ニッケルにより形成されて前記配線層に接続された導電接続部が設けられた、前記積層体を準備する工程と、
    前記積層体を準備する工程の後、前記接続構造領域において、前記金属支持層を貫通する金属支持層開口部であって、前記導電接続部の前記金属支持層側の面を露出させる前記金属支持層開口部をエッチングにより形成する工程と、を備え、
    前記金属支持層開口部をエッチングにより形成する工程において、前記導電接続部の前記金属支持層側の面は、凹状に湾曲するとともに、前記絶縁層の前記金属支持層側の面よりも前記金属支持層側とは反対側に位置するように形成され
    前記金属支持層開口部の外縁の絶縁層側端部は、前記絶縁層開口部の外縁の金属支持層側端部より内方に位置し、
    前記導電接続部は、前記接続構造領域における前記金属支持層に電気的に接続されることを特徴とするサスペンション用基板の製造方法。
  18. 金属支持層に絶縁層を介して配線層が積層され、前記金属支持層に対して前記絶縁層側とは反対側に配置されるアクチュエータ素子に導電性接着剤を介して接続可能な接続構造領域を有するサスペンション用基板の製造方法において、
    前記絶縁層と前記金属支持層と前記配線層とを有する積層体であって、前記接続構造領域において、前記絶縁層を貫通する絶縁層開口部が設けられ、前記絶縁層開口部に、前記金属支持層側の部分に設けられた金めっき部分を有するとともに前記配線層に接続された導電接続部が形成された、前記積層体を準備する工程と、
    前記積層体を準備する工程の後、前記接続構造領域において、前記金属支持層を貫通する金属支持層開口部であって、前記金めっき部分の前記金属支持層側の面を露出させる前記金属支持層開口部をエッチングにより形成する工程と、を備え、
    前記積層体を準備する工程において、前記導電接続部の前記金めっき部分は、前記金属支持層の前記絶縁層側の面のうち前記絶縁層開口部により露出された部分に形成されることを特徴とするサスペンション用基板の製造方法。
JP2012140123A 2012-06-21 2012-06-21 サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、ハードディスクドライブおよびサスペンション用基板の製造方法 Expired - Fee Related JP6086281B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012140123A JP6086281B2 (ja) 2012-06-21 2012-06-21 サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、ハードディスクドライブおよびサスペンション用基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012140123A JP6086281B2 (ja) 2012-06-21 2012-06-21 サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、ハードディスクドライブおよびサスペンション用基板の製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016220742A Division JP6292282B2 (ja) 2016-11-11 2016-11-11 サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、ハードディスクドライブおよびサスペンション用基板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014006941A JP2014006941A (ja) 2014-01-16
JP6086281B2 true JP6086281B2 (ja) 2017-03-01

Family

ID=50104521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012140123A Expired - Fee Related JP6086281B2 (ja) 2012-06-21 2012-06-21 サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、ハードディスクドライブおよびサスペンション用基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6086281B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6251129B2 (ja) * 2014-06-13 2017-12-20 日東電工株式会社 回路付サスペンション基板
JP7154344B1 (ja) * 2021-05-13 2022-10-17 日東電工株式会社 配線回路基板および配線回路基板集合体シート

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3935309B2 (ja) * 2000-06-08 2007-06-20 日東電工株式会社 配線回路基板およびその製造方法
JP5335658B2 (ja) * 2009-12-15 2013-11-06 日本発條株式会社 ヘッドサスペンション、及びヘッドサスペンションの製造方法
JP6068835B2 (ja) * 2011-05-31 2017-01-25 日東電工株式会社 配線回路基板およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014006941A (ja) 2014-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4977906B2 (ja) サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、ハードディスクドライブ、サスペンション用基板の製造方法、およびサスペンションの導通検査方法
JP4962879B2 (ja) サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、およびハードディスクドライブ
JP4962878B2 (ja) サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、およびハードディスクドライブ、並びに、サスペンションの製造方法
JP5796791B2 (ja) サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、およびハードディスクドライブ
JP5365944B1 (ja) サスペンション用基板、外枠付サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、および、ハードディスクドライブ
JP6048797B2 (ja) サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンションおよびハードディスクドライブ
JP5974824B2 (ja) サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、ハードディスクドライブおよびサスペンション用基板の製造方法
JP6086281B2 (ja) サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、ハードディスクドライブおよびサスペンション用基板の製造方法
JP5316970B2 (ja) サスペンション用基板およびサスペンション
JP5945911B2 (ja) サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンションおよびハードディスクドライブ
JP6292282B2 (ja) サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、ハードディスクドライブおよびサスペンション用基板の製造方法
JP5142056B2 (ja) サスペンション用基板、外枠付サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、およびハードディスクドライブ
JP5495149B2 (ja) サスペンション用基板、外枠付サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、および、ハードディスクドライブ
JP5131614B2 (ja) サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、およびハードディスクドライブ、並びに、サスペンションの製造方法
JP5672538B2 (ja) サスペンション、ヘッド付サスペンション、およびハードディスクドライブ
JP6288163B2 (ja) サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンションおよびハードディスクドライブ
JP2013149311A (ja) サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンションおよびハードディスクドライブ
JP5729006B2 (ja) サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、ハードディスクドライブおよびサスペンション用基板の製造方法
JP6177502B2 (ja) サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンションおよびハードディスクドライブ
JP2013137852A (ja) サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンションおよびハードディスクドライブ
JP2013152771A (ja) サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、ハードディスクドライブおよびサスペンション用基板の製造方法
JP2013257923A (ja) サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンションおよびハードディスクドライブ
JP2017059293A (ja) サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンションおよびハードディスクドライブ
JP2013257926A (ja) サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンションおよびハードディスクドライブ
JP2015156250A (ja) サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、ハードディスクドライブおよびサスペンション用基板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160310

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160812

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161111

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20161121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6086281

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees