JP6084946B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置の製造方法に関し、層間絶縁膜に形成されたコンタクトホールの底面のシリコン基板にアッシング処理を行う工程と希弗酸処理を行う工程とを有する半導体装置の製造方法に関する。
従来の半導体装置の製造工程における、シリコン基板に接続する金属プラグの形成方法について説明する。シリコン基板上に層間絶縁膜を形成する。層間絶縁膜にコンタクトホールを形成する。コンタクトホール内に金属プラグを形成し、コンタクトホールの底面において、シリコン基板と金属プラグとを電気的に接続させる。これにより、シリコン基板に形成されたトランジスタ等の回路素子を層間絶縁膜上に形成された配線とを電気的に接続する。
特許文献1においては、ポリシリコンプラグ上にコンタクトホールを形成した後、酸素プラズマ処理と弗酸を用いた洗浄とを行う工程が開示されている。
特開2006−49615号公報
シリコン基板上の層間絶縁膜にコンタクトホールを形成した場合、コンタクトホールを形成するための異方性ドライエッチングにより、シリコン基板内にダメージ層が形成される。このため、シリコン基板と層間絶縁膜との間の接触抵抗が高くなることがある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、シリコン基板と金属プラグとの接触抵抗を安定に低減することが可能な半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、シリコン基板上に層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜を選択的に異方性エッチングにすることによりコンタクトホールを形成する工程と、前記コンタクトホールの底面の前記シリコン基板内をアッシング処理する工程と、前記アッシング処理の後、前記コンタクトホールの底面を希弗酸処理する工程と、前記コンタクトホールの底面において前記シリコン基板と電気的に接続する金属プラグを形成する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法である。本発明によれば、シリコン基板と金属プラグとの間にダメージ層や酸化層が介在することが抑制され、シリコン基板と金属プラグとの接触抵抗を低く安定にすることができる。
上記構成において、前記アッシング処理する工程は、前記コンタクトホールを形成する工程において前記シリコン基板に導入されたダメージ層を全て酸化層とする工程であり、前記弗酸処理する工程は、前記酸化層を除去する工程である構成とすることができる。この構成によれば、シリコン基板と金属プラグとの接触抵抗をより低くすることができる。
上記構成において、前記コンタクトホールを形成する工程と前記アッシング処理を行う工程とは、同じエッチング装置内で連続して行われる構成とすることができる。
上記構成において、前記コンタクトホールの側面にスペーサを形成する工程を有し、前記アッシング処理する工程は、前記スペーサを介して前記コンタクトホールの底面の前記シリコン基板をアッシング処理する工程である構成とすることができる。この構成によれば、シリコン基板と金属プラグとが接触することを抑制することができる。
上記構成において、前記スペーサを形成する工程は、前記コンタクトホール内および前記層間絶縁膜上にカバー膜を形成する工程と、前記カバー膜を異方性エッチングする工程とを含む構成とすることができる。
上記構成において、前記層間絶縁膜上にシリコンリッチ絶縁膜を形成する工程を有し、前記コンタクトホールを形成する工程は、前記シリコンリッチ絶縁膜および前記層間絶縁膜を異方性エッチングする工程である構成とすることができる。
上記構成において、前記シリコン基板と前記層間絶縁膜との間に、絶縁体からなるトラップ層を具備する構成とすることができる。
上記構成において、前記シリコン基板に拡散領域を形成する工程を有し、前記金属プラグを形成する工程は、前記金属プラグを前記拡散領域と電気的に接続する工程を有する構成とすることができる。この構成によれば、拡散領域と金属プラグとの接触抵抗を低く安定にすることができる。
本発明によれば、シリコン基板と金属プラグとの間にダメージ層や酸化層が介在することが抑制され、シリコン基板と金属プラグとの接触抵抗を低く安定にすることができる。
図1は実施例1に係る半導体装置の上面図である。 図2(a)から図2(c)は、実施例1に係る半導体装置の製造方法を示す 断面図であり、図1のA−A断面に相当する断面図(その1)である。 図3(a)から図3(c)は、実施例1に係る半導体装置の製造方法を示す 断面図であり、図1のA−A断面に相当する断面図(その2)である。 図4(a)および図4(b)は、実施例1に係る半導体装置の製造方法を示 す断面図であり、図1のA−A断面に相当する断面図(その3)である。 図5は、実施例1の処理を示すフローチャートである。 図6は、実施例1のウエハ面内の抵抗値を示す図である。 図7は、ウエハ面内の測定位置を示す図である。 図8は、比較例1のウエハ面内の抵抗値を示す図である。 図9は、アッシング処理の条件に対する酸化膜厚を示す図である。 図10は、実施例2に係る半導体装置の上面図である。 図11(a)から図11(c)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法 を示す断面図であり、図10のA−A断面に相当する断面図(その1)である。 図12(a)から図12(c)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法 を示す断面図であり、図10のA−A断面に相当する断面図(その2)である。 図13(a)および図13(b)は、比較例2に係る半導体装置の製造方 法を示す断面図であり、図10のA−A断面に相当する断面図(その1)である。 図14(a)および図14(b)は、比較例2に係る半導体装置の製造方 法を示す断面図であり、図10のA−A断面に相当する断面図(その2)である。
以下、図面を参照に本発明の実施例について説明する。
実施例1は仮想接地型フラッシュメモリの例である。図1は実施例1に係る半導体装置の上面図(半導体基板、ビットライン12、ワードライン16および金属プラグ28のみ図示)である。シリコン基板10内に形成された拡散領域であるビットライン12が縦方向に延在し設けられている。ビットライン12に交差するようにワードライン16が設けられている。金属プラグ28は、ワードライン16間においてビットライン12上に形成され、ビットライン12と金属プラグ28とは電気的に接続している。
図2(a)から図5を用い実施例1に係る半導体装置の製造方法について説明する。図2(a)から図4は実施例1に係る半導体装置の製造工程を示す断面図、図5はフローチャートである。
図2(a)を参照に、p型シリコン基板(またはシリコン基板内のp型拡散領域)10上に、酸化シリコン膜からなるトンネル絶縁膜、窒化シリコン膜からなるトラップ層および酸化シリコン膜からなるトラップ層の3層から構成されるONO膜14を形成する。シリコン基板10内にイオン注入法を用いn型拡散領域としてビットライン12を形成する。図2(b)を参照に、ONO膜14上に、ビットライン12と交差する導電性ポリシリコンからなるワードライン16を形成する。ワードライン16間に窒化シリコン膜からなる側壁層18を形成する。コンタクトホールを形成すべき領域のワードライン16間は間隔が広いため側壁層18はワードライン16の側部にのみ形成され、コンタクトホールを形成すべき領域には形成されない。図2(c)を参照に、シリコン基板10上全面に、酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜20、シリコンリッチな絶縁膜、窒化シリコン膜からなる反射防止膜24および酸化シリコン膜からなるキャップ層26を形成する。シリコンリッチな絶縁膜は、例えば、化学量論的にシリコンが過剰に含まれる酸化シリコン膜である。このような酸化シリコン膜は、紫外線の消衰係数が大きいため、上層の配線を形成する際のプラズマ処理(ドライエッチングやプラズマCVD等)に起因する紫外線がONO膜14に達するのを抑制することができる。反射防止膜24は、コンタクトホールを形成するためのフォトレジスト膜(図3(a)参照)を露光する際の光の反射を抑制し微細パターンを形成するための膜である。キャップ層26は反射防止膜24を保護する膜である。
図3(a)を参照に、キャップ層26上に開口部を有するフォトレジスト膜40を形成する。フォトレジスト膜40をマスクに、キャップ層26、反射防止膜24、紫外線防止層22および層間絶縁膜20を選択的に異方性エッチングする。図5を参照に、ステップS10はエッチング装置内で行う処理であり、ステップS10には、ステップS12からS18が含まれる。シリコンウエハをエッチング装置内に導入し、Ar、CHF、Oを用い、キャップ層26、反射防止膜24および紫外線防止層22をエッチングする(ステップS12)。次に、Ar、C、Oを用い層間絶縁膜20を異方性エッチングする(ステップS14)。以上により、図3(a)のように、キャップ層26、反射防止膜24、紫外線防止層22および層間絶縁膜20にコンタクトホール30が形成される。コンタクトホール30の底面のシリコン基板10には、ダメージ層34が形成される。
図5を参照に、エッチング装置内のチャンバ内のガスをArに置換する(ステップS16)。プラズマをオフし、さらにチャンバ内のガスをOに置換する。プラズマをオンし、アッシング処理を行う(ステップS18)。エッチング装置内でのステップS10が終了しシリコンウエハをエッチング装置から取り出す。図3(b)を参照に、さらに、アッシング処理を行い、フォトレジスト膜40を完全に除去する。以上により、図3(a)のダメージ層34は全て酸化され酸化層36となる。
図5を参照に、ステップS20はウェット装置(ウェットステーション等)で行う処理であり、ステップS20にはステップS22からS30が含まれる。シリコンウエハをウェット装置に導入する。SPM(硫酸、過酸化水素水溶液)処理およびAPM(アンモニア、過酸化水素水溶液)処理を行う(ステップS22)。これにより、フォトレジスト等の有機系の残渣を除去する。希弗酸処理を行う(ステップS24)。これにより、酸化層36が除去される。純水リンスを行う(ステップS26)。ドライ乾燥する(ステップS30)。ウェット装置からウエハを取り出す。以上の処理により、図3(c)のように、酸化層36が除去され、シリコン基板10に凹部32が形成される。
図4(a)を参照に、コンタクトホール30を埋め込むように、TiNおよびWからなる金属プラグ28を形成する。TiNはシリコン基板10とWとのバリア層として機能する。これにより、金属プラグ28とシリコン基板10内のビットライン12とは電気的に接続される。図4(b)を参照に、キャップ層26上にAlからなる配線層42を形成し、配線層42上にさらに層間絶縁膜44を形成する。1本のビットライン12は複数のワードライン16を越えるたびに金属プラグ28を介し上層の配線層42と接続されている。以下、多層の配線を形成し実施例1に係る半導体装置が完成する。
図6は、実施例1における金属プラグ28とシリコン基板10との接触抵抗測定用パターンの抵抗値を示した図である。この測定用パターンは、図4(b)と同様のパターンを用い、金属プラグ28がビットライン12と配線層42との間に314個設けられている。測定用パターンの抵抗値には、金属プラグ28とビットライン12との接触抵抗以外に、配線層42およびビットライン12の抵抗値も含まれている。図7は、測定を行ったウエハ80内の位置を示す図である。図7中の実線の正方形が測定を行った位置を示している。図6の横軸は、図7のX位置を示し、図6のY位置は図7のY位置を示す。
図6の実験において、ステップS12のエッチングは、電極間隔27mmの狭ギャップタイプのエッチング装置を用い、エッチング時間140秒、ガス圧70mTorr、RFパワー600W、アルゴンガス流量300sccm、CHFガス流量20sccm、Oガス流量6sccmを用いた。ステップS14のエッチングは、ステップS12と同じエッチング装置で、エッチング時間135秒、ガス圧40mTorr、RFパワー1700W、アルゴンガス流量450sccm、酸素ガス流量3.0sccm、Cガス流量14sccm、COガス流量75sccmを用いた。ステップS18は、処理時間が50秒、ガス圧が40mTorr、O2ガス流量が400sccmで行った。これにより、シリコン基板10の表面は5.3nm酸化される。ステップS24の希弗酸処理は、弗酸が3.3重量%の弗酸水溶液を用い、60秒行った。
図8は比較例1に係る実験結果を示す図である。比較例1においては、ステップS24の希弗酸処理を行わず、図4(a)の金属プラグの形成前にArスパッタ処理を行っている。Arスパッタ処理は、Arプラズマによりシリコン基板10の表面をスパッタリングし、酸化層36を除去する処理である。
図6と図8とを比較すると、比較例1では、金属プラグ28とシリコン基板10との接触抵抗が大きく、かつウエハ面内で抵抗値がばらついている。一方、実施例1では、接触抵抗が小さく、ウエハ面内の分布も小さい。これは、比較例1では、シリコン基板表面の酸化層36が完全には除去されていないのに対し、実施例1では、酸化層36が除去できたためと推測される。
実施例1によれば、図3(a)のように、層間絶縁膜を選択的に異方性エッチングしコンタクトホールを形成した後に、図3(b)のように、コンタクトホール30の底面のシリコン基板10内をアッシング処理する。その後、図3(c)のように、コンタクトホール30の底面を希弗酸処理する。図4(a)のように、コンタクトホール30の底面においてシリコン基板10と電気的に接続する金属プラグ28を形成する。これにより、シリコン基板10と金属プラグ28の間には、ダメージ層34や酸化層36が介在することが抑制され、シリコン基板10と金属プラグ28との接触抵抗を低く安定にすることができる。
また、アッシング処理により酸化処理する工程は、図3(a)のコンタクトホール30を形成する工程においてシリコン基板10に導入されたダメージ層34を、図3(b)のように全て酸化層36とする工程であることが好ましく、弗酸処理する工程は、酸化層36を除去する工程であることが好ましい。これにより、シリコン基板10に形成されたダメージ層34を全て除去することができる。よって、シリコン基板10と金属プラグ28との接触抵抗をより低くすることができる。
図9は、50秒のアッシング処理(ステップS18)を行った際のアッシング条件に対する酸化層36の膜厚を示している。ガス圧力が240mTorr以下、O流量が900sccm以下では、酸化層36の膜厚はほぼ一定である。これに対し、圧力が高く流量が高い条件では酸化層36の膜厚が薄い。このように、コンタクトホール30の底辺を効率的に酸化させるには、低圧低流量で行うことが好ましい。例えば、ガス圧力が240mTorr以下、O流量が900sccm以下でアッシング処理することが好ましい。このように、RIE(反応性イオンエッチング)装置を用い、低圧低流量でアッシングすることにより、異方性アッシングが可能となり、コンタクトホール30の底面を効率的に酸化させることができる。
さらに、コンタクトホール30を形成する工程とアッシング処理を行う工程とは、同じエッチング装置内で大気開放せず連続して行われることが好ましい。このように、同じエッチング装置内でコンタクトホール30の形成とアッシング処理を行うことにより、コンタクトホール30の底面を効率的に異方性アッシングすることができる。
実施例2は、コンタクトホールの側面にスペーサを設ける例である。図10は、実施例2に係る半導体装置の上面図(シリコン基板10、ビットライン12、ワードライン、金属プラグ28およびスペーサ50を図示)である。図10を参照に、実施例1の図2と比較し、コンタクトホール30の側面にスペーサ50が設けられている。図11(a)から図12(c)を参照に、実施例2に係る半導体装置の製造方法について説明する。図11(a)を参照に、実施例1の図3(a)のように、層間絶縁膜20にコンタクトホール30を形成する。なお、図11(a)では、紫外線防止層、反射防止膜およびキャップ層は図示していない。これらの層は設けなくともよい。また、コンタクトホール30の径はビットライン12の幅より大きく形成されている。
図11(b)を参照に、コンタクトホール30内面および層間絶縁膜20上に窒化シリコン膜からなるカバー膜52を形成する。図11(c)を参照に、カバー膜52全面を異方性エッチングし、コンタクトホール30の側面にスペーサ50を形成する。半導体装置の微細化が進むと、ビットライン12およびコンタクトホール30との最小設計ルールで形成することとなる。そうすると、実施例1のように、コンタクトホール30の径をビットライン12の幅より小さくすることが難しくなる。コンタクトホール30がビットライン12から外れてビットライン12の外側のシリコン基板10に接触すると、シリコン基板10とコンタクトホール30内の金属プラグとの間にリーク電流が生じる懸念がある。実施例2によれば、コンタクトホール30の側面にスペーサ50を形成することにより、金属プラグがシリコン基板10に接続することを抑制することができる。
図12(a)を参照に、図5のステップS18と同様に、スペーサ50を介してコンタクトホール30の底面のシリコン基板10をアッシング処理する。これにより、スペーサ50を介しコンタクトホール30の底面のダメージ層34が酸化され酸化層36が形成される。図12(b)を参照に、図5のステップS20からS30を行う。これにより、酸化層36が除去されシリコン基板10表面に凹部32が形成される。図12(c)を参照に、実施例1の図4(a)と同じ工程を行い、コンタクトホール30内に金属プラグ28を形成する。その後、図4(b)のように、層間絶縁膜20上に金属プラグ28に接続する配線層を形成し、さらに上層に配線層を形成する。以上により、実施例2に係る半導体装置が完成する。
実施例2の効果を説明するため図13(a)から図14(b)を用い、比較例2に係る半導体装置の製造方法について説明する。図13(a)を参照に、実施例2の図10(a)の後、コンタクトホール30底面をアッシング処理する。これにより、コンタクトホール30の底面のダメージ層34が酸化され酸化層36が形成される。図13(b)を参照に、図12(a)と同様に、コンタクトホール30の側面にスペーサ50を形成する。図14(a)を参照に、図12(b)と同様に、酸化層36を除去する。図14(b)を参照に、図12(c)と同様に金属プラグ28を形成する。
比較例2によれば、図13(b)のように、スペーサ50下にも酸化層36が形成されているため、図14(a)のように、酸化層36を除去すると、スペーサ50とシリコン基板10との間に空隙が形成される。図14(c)のように、空隙60内に金属プラグ28が形成される。これにより、金属プラグ28とシリコン基板10とが接触してしまう。
これに対し、実施例2では、図11(c)のように、コンタクトホール30の側面にスペーサ50を形成する。図12(a)のように、スペーサ50を介してコンタクトホール30の底面のシリコン基板10をアッシング処理する。これにより、スペーサ50の下に酸化層36が形成されることを抑制することができる。よって金属プラグ28とシリコン基板10とが接触することを抑制することができる。
図11(b)のように、コンタクトホール30内および層間絶縁膜20上にカバー膜52を形成し、図11(c)のように、カバー膜52を異方性エッチングする。これにより、スペーサ50を形成することができる。
さらに、実施例1および実施例2において、図2(a)のように、シリコン基板10に拡散領域であるビットライン12を形成する工程を有し、図4(a)のように、金属プラグ28を形成する工程は、金属プラグ28をビットライン12等の拡散領域と電気的に接続する工程を有している例を説明した。拡散領域に金属プラグ28を接続する場合、拡散領域表面にダメージ層34や酸化層36が形成されていると、拡散領域と金属プラグ28との接触抵抗が高くなる。よって、本発明を用いることが有効である。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である
10 シリコン基板
12 ビットライン
14 ONO膜
16 ワードライン
20 層間絶縁膜
22 紫外線防止層
24 反射防止膜
26 キャップ層
28 金属プラグ
30 コンタクトホール
32 凹部
34 ダメージ層
36 酸化層
50 スペーサ
52 カバー層

Claims (5)

  1. シリコン基板に拡散領域を形成する工程と、
    前記シリコン基板上に、絶縁体からなるトラップ層を形成する工程と、
    前記トラップ層上に層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜上にシリコンリッチ絶縁膜を形成する工程と、
    前記トラップ層、前記シリコンリッチ絶縁膜および前記層間絶縁膜を選択的に異方性エッチングにすることによりコンタクトホールを形成する工程と、
    前記コンタクトホールの底面の前記シリコン基板内をアッシング処理する工程と、
    前記アッシング処理の後、前記コンタクトホールの底面を希弗酸処理する工程と、
    前記コンタクトホールの底面において、前記シリコン基板の前記拡散領域と電気的に接続する金属プラグを形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記アッシング処理する工程は、前記コンタクトホールを形成する工程において前記シリコン基板に導入されたダメージ層を全て酸化層とする工程であり、
    前記弗酸処理する工程は、前記酸化層を除去する工程であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記コンタクトホールを形成する工程と前記アッシング処理を行う工程とは、同じエッチング装置内で連続して行われることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記コンタクトホールの側面にスペーサを形成する工程を有し、
    前記アッシング処理する工程は、前記スペーサを介して前記コンタクトホールの底面の前記シリコン基板をアッシング処理する工程であることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記スペーサを形成する工程は、前記コンタクトホール内および前記層間絶縁膜上にカバー膜を形成する工程と、前記カバー膜を異方性エッチングする工程とを含むことを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
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