JP6084774B2 - コンデンサ - Google Patents

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この発明は、端子をケースの外部に引き出すとともにケースに樹脂を充填したコンデンサに関する。
コンデンサ素子をケースに収納し樹脂を充填するとともに、コンデンサ素子に接続された電極板の端子部をケース外部へと引き出すことでなるコンデンサにおいて、端子部のケース外部への引き出し位置を常に一定にすることを主たる目的に、端子部をガイドするガイド孔を備えた上蓋をケース開口部に取り付け、このガイド孔から端子部をケース外部へと引き出すことは、例えば参考文献1に示すように従来から行われている。
なお、上記コンデンサは、上蓋をケース開口部に取り付けた後、上蓋中央部に設けられた樹脂充填用孔から樹脂をケース内に充填することで形成される。
特開2006−49556号公報
ところが、上記構成のコンデンサにおいては、ケース内に樹脂を充填する際、上蓋の下面(ケース底部側)に気泡が溜まる虞があった。樹脂内への気泡の残留は、クラックの原因となり、コンデンサの耐湿性を低下させる要因となることから排除することが望ましいが、ケース開口部が上蓋によって殆ど閉口されているため、気泡を抜くことが困難であった。
そこで、この発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、外部接続用の端子をガイドするためのガイド体をケース開口部に備えながらも、樹脂内への気泡の残留を抑制することのできるコンデンサの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のコンデンサは、ケース(10)にコンデンサ素子(20)を収納し、外部接続用の端子(40)をケース開口部(13)に取り付けられた上蓋(50)を通じてケース(10)の外部へと引き出すとともに、ケース(10)内に樹脂(60)を充填してなるコンデンサにおいて、上蓋(50)は、ケース(10)の開口部端部(12a)に沿う枠体(51)と、枠体(51)の内周側の中心部に位置し、外部接続用の端子(40)をガイドするガイド体(52)と、ガイド体(52)から枠体(51)に向かって平面視十字状に延出され、ガイド体(52)と枠体(51)とを連結する、ガイド体(52)より細幅の棒状体からなる連結部材(53)とを備え、ガイド体(52)と枠体(51)は樹脂面上に位置し、連結部材(53)は樹脂面下に位置し、枠体(51)とガイド体(52)と連結部材(53)とで囲まれた開口が、ケース(10)の内部と外部とを連通する連通部(54)であり、連結部材(53)の下面全体には側縁に向かって上がっていく傾斜部(53a)又は下方に凸な曲面が設けられていることを特徴としている。
この発明のコンデンサによれば、枠体に連結部材を介して連結されたガイド体によって、外部接続用の端子をガイドするため、端子の引き出し位置をケースに対して常に一定とすることができ、製品の均一化を容易に図ることができるとともに、枠体とガイド体と連結部材とで囲まれた部分に、ケースの内部と外部とを連通する連通部を設けているため、この連通部からケース内部の空気を抜くことができ、樹脂内への気泡の残留を抑制することができ、気泡に起因するクラックの発生を抑制することができる。
本発明の実施形態に係るコンデンサの組立状体を示す斜視図である。 同じくそのコンデンサの断面図である。 同じくそのコンデンサの断面図である。 上蓋を下方側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るコンデンサを示す斜視図である。
次に、この発明のコンデンサの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。この発明のコンデンサ1は、図1乃至図5に示すように、ケース10にコンデンサ素子20を収納しコンデンサ素子20に電極板30を介して接続された端子40を、ケース開口部13に取り付けられた上蓋50を通してケース10の外部へと引き出すとともに、ケース10内に樹脂60を充填することで構成されている。以下、コンデンサ1の構成部品について詳細に説明する。
ケース10は、図1及び図5に示すように、ケース底部11と、この底部の4辺からそれぞれケース底部11と略直交して延出されたケース側壁部12とから構成されており、ケース底部11と対向する面には、コンデンサ素子20や電極板30をケース10の内部空間に収納するための開口部13が設けられている。なお、ケース10の材質としては、樹脂やアルミニウム等の金属等種々のものを使用可能である。また、その形状も内部空間にコンデンサ素子20や電極板30を収納可能であれば、円筒形等種々の形状でも良い。
コンデンサ素子20は、例えば絶縁性のフィルム上に金属が蒸着された金属化フィルムを巻回することでなるフィルムコンデンサであって、図2及び図3に示すように、軸方向両端面に金属を溶射してなる電極部20a、20aが形成されている。なお、コンデンサ素子20としては、フィルムコンデンサに限らず、種々のコンデンサを用いても良いし、その形状も円筒形や方形状等、種々の形状でも良い。また、図2及び図3においては、コンデンサ素子20が複数設けられていたが、1個でも良い。
電極板30は、図3に示すように、ケース側壁部12に沿って設けられた金属板であって、ケース開口部13側は、ケース開口部13と略平行となるようにして折曲形成されている。また、その折曲部31には、端子40を挿通可能な貫通孔31aが穿設されている。
端子40は、図1乃至図5に示すように、円筒状とされており、軸心部に外部の電気部品と接続するためのネジ孔40aが穿設されている。また、ネジ孔40aとは反対側の端部(図2及び図3において下方側)から小径部41が延出されており、この小径部41が電極板30の貫通孔31aに挿通される。なお、外部の電気部品と接続するものとしては、ネジ孔40aの他に雄ネジを突設しても良く、外部の電気部品の接続構造に合わせて適宜変更可能である。
上蓋50は、図1及び図4に示すように、ケース10の開口部端部12aに沿って環状に形成された枠体51と、端子40を挿通可能なガイド孔52aを備えたガイド体52と、枠体51とガイド体52とを連結する連結部材53とから構成されている。
具体的には、枠体51は、図1乃至図4に示すように、ケース10の開口部端部12aの外周面に当接する外周部51aと、ケース10の開口部端部12aの内周面に当接する内周部51bと、外周部51aの上端部と内周部51bの上端部とを連結する接続部51cとから構成されている。内周部51bは、図2及び図3に示すように、外周部51aよりも下方(ケース底部11側)に向かって長く延設されている。また、内周部51bの下端側は、その径を小さくする方向に傾斜しており、枠体51のケース開口部13への取り付けが容易となっている。
ガイド体52は、図1及び図4に示すように、枠体51の内周側において、枠体51の凡そ中心部に位置されている。また、その形状は平面視略小判状とされており、端子40を挿通するためのガイド孔52aが2個形成されている。ガイド孔52aは、図2及び図3に示すように、下方(ケース底部11側)に向かって径を拡大するようにしてテーパ状とされており、下方からの端子40のガイド孔52aへの挿入を容易にしている。また、ガイド孔52aの周囲は、ガイド機能を向上させるために、上下方向に延長されている。また、ガイド体52の下面側(ケース底部11側)には、気泡の溜まりを抑制するために略V字状の傾斜部52bが設けられている。
連結部材53は、図1及び図4に示すように、細幅の棒状体であって、ガイド体52から枠体51の各辺の略中心部付近に向かって放射状に4本延設されている。また、連結部材53の下面側(ケース底部11側)には、気泡の溜まりを抑制するために略V字状の傾斜部53aが設けられている。また、連結部材53は、図2及び図3に示すように、枠体51やガイド体52に比べて下方(ケース底部11側)に位置されている。これは、連結部材53が樹脂60内外に跨って位置すると、連結部材53を起点にクラックが発生する虞があるためであり、連結部材53を確実に樹脂60内(樹脂面下)に位置させるための構成である。なお、連結部材53は、図1に示すように、4本設けられているが、3本以下や5本以上であっても良い。また、枠体51の辺の略中央部に延設されていたが、角部に延設されていても良い。また、放射状とは、互いに隣接する連結部材53がなす角度が全て略同角度とされているもの(例えば、連結部材53が4本とされ、角度がそれぞれ約90度とされているもの)に限るわけではなく、それぞれが異なる角度のもの(例えば連結部材53が3本とされ、角度がそれぞれ約90度、約90度、約180度とされているもの)も含むものとする。
なお、枠体51の内周部51bと、ガイド体52と、連結部材53とで囲まれた部分は開口しており、図1に示すように、上蓋50をケース開口部13に取り付けた場合においても、ケース10の内部と外部とは連通状態とされる。なお、以下、説明のために、上記開口を連通部54と称す。
次に、この発明のコンデンサ1の組立手順について詳細に説明する。まず、電極板30の折曲部31に設けられた貫通孔31aに対して、端子40の小径部41を挿通し、半田等で接続する。次に、コンデンサ素子20の電極部20a、20aに電極板30、30をそれぞれ接続する。なお、コンデンサ素子20と電極板30との接続に際しては、コンデンサ素子20と電極板30とを直接半田等によって接続しても良いし、リード線等を介在させることでそれぞれを接続しても良い。そして、一体とされたコンデンサ素子20と電極板30、30とを、端子40がケース開口部13側に位置するようにして、ケース開口部13からケース10内に収納する。
次に、ケース開口部13に対して上蓋50を取り付ける。この際、枠体51の外周部51aと内周部51bとの間にケース10の開口部端部12aを介在させるとともに、開口部端部12aを接続部51cに当接させる。なお、枠体51の内周部51bが長く形成されているため、ケース開口部13に上蓋50が取り付けられると、コンデンサ素子20や電極板30、30とケース10の内周面との間に、内周部51bが介在することとなり、ケース10が導電性の材料で形成されている場合でも絶縁が確保される構成となっている。また、この際、端子40をガイド体52のガイド孔52aに挿通させ、ガイド体52からケース10外部に向かって突出させる。
ケース開口部13への上蓋50の取り付けが完了した後、連通部54からケース10内に樹脂60を充填する。この際、連結部材53が樹脂面下に位置するまで充填を行う。そして、充填された樹脂60が硬化することによって、コンデンサ1の組み立てを完了する。
上記構成のコンデンサ1においては、枠体51に連結部材53を介して連結されたガイド体52によって、外部接続用の端子40をガイドするため、端子40の引き出し位置をケース10に対して常に一定とすることができ、製品の均一化を容易に図ることができるとともに、枠体51とガイド体52と連結部材53とで囲まれた部分に、ケース10の内部と外部とを連通する連通部54を設けているため、この連通部54からケース10の内部の空気を抜くことができ、樹脂60内への気泡の残留を抑制することができ、気泡に起因するクラックの発生を抑制することができる。
以上に、この発明の具体的な実施形態について説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施例においては、ガイド体52の下面や連結部材53の下面に傾斜部52b、53aを設けていたが、下方に凸な曲面としても良い。また、連結部材53に気泡を抜くための孔を設けても良い。また、コンデンサ1の組み立てにおいて、樹脂60を充填した後、ケース10を傾けたり振動を与えたりして樹脂60内に残留する気泡を除去するようにしても良い。
1・・コンデンサ、10・・ケース、20・・コンデンサ素子、40・・端子、50・・上蓋、51・・枠体、52・・ガイド体、53・・連結部材、54・・連通部、60・・樹脂

Claims (1)

  1. ケース(10)にコンデンサ素子(20)を収納し、外部接続用の端子(40)をケース開口部(13)に取り付けられた上蓋(50)を通じてケース(10)の外部へと引き出すとともに、ケース(10)内に樹脂(60)を充填してなるコンデンサにおいて、上蓋(50)は、ケース(10)の開口部端部(12a)に沿う枠体(51)と、枠体(51)の内周側の中心部に位置し、外部接続用の端子(40)をガイドするガイド体(52)と、ガイド体(52)から枠体(51)に向かって平面視十字状に延出され、ガイド体(52)と枠体(51)とを連結する、ガイド体(52)より細幅の棒状体からなる連結部材(53)とを備え、ガイド体(52)と枠体(51)は樹脂面上に位置し、連結部材(53)は樹脂面下に位置し、枠体(51)とガイド体(52)と連結部材(53)とで囲まれた開口が、ケース(10)の内部と外部とを連通する連通部(54)であり、連結部材(53)の下面全体には側縁に向かって上がっていく傾斜部(53a)又は下方に凸な曲面が設けられていることを特徴とするコンデンサ。
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