JP6084491B2 - 車両用開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車体に設けられた開閉体を、動力源の動力で開閉する車両用開閉装置に関する。
従来から、ワゴンタイプやワンボックスタイプの車両では、車体の前後方向に開閉移動するスライドドアを車体の側部に設けることにより、車体の側方からの乗降や荷物の積み下ろしを容易に行えるようにしている。このような開閉装置の一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された開閉装置は、車体の前後方向に沿って設けたレールを有しており、また、レールの下縁に沿ってケーブルガイドが設けられている。さらに、車体におけるケーブルガイドの前端付近に第1ブラケットが設けられ、車体におけるケーブルガイドの後端付近に第2ブラケットが設けられている。
一方、駆動源としての電動モータがスライドドアに設けられているとともに、中継プーリ及びローラユニットがスライドドアに設けられている。中継プーリはベースプレートに回転可能に取り付けられており、ベースプレートにはブラケットが設けられている。また、電動モータにより回転されるドラムが設けられている。ドラムには第1ケーブル及び第2ケーブルが逆向きに巻き掛けられており、第1ケーブル及び第2ケーブルは共に中継プーリ及びローラユニットを経由して、ケーブルガイドに案内されている。そして、第1ケーブルの端部は第1ブラケットに連結され、第2ケーブルの端部は第2ブラケットに連結されている。
さらに、ドラムと中継プーリとの間に、第1案内チューブ及び第2案内チューブが設けられている。そして、第1ケーブルは第1案内チューブ内に長さ方向に移動可能に収納されており、第2ケーブルは第2案内チューブ内に長さ方向に移動可能に収納されている。第1案内チューブの長さ方向の端部は、第1支持部材を介してブラケットに支持されており、第2案内チューブの長さ方向の端部は、第2支持部材を介してブラケットに支持されている。第1支持部材及び第2支持部材は別部材で構成されており、第1支持部材及び第2支持部材がブラケットに固定されている。
特開2010−185270号公報
しかしながら、特許文献1に記載された車両用開閉装置は、組み立て工程において第1支持部材及び第2支持部材をそれぞれブラケットに取り付けなければならず、組み立て作業が煩雑となる問題があった。
本発明の目的は、組み立て作業性を向上することのできる、車両用開閉装置を提供することにある。
本発明は、一端が車体に固定された第1ケーブル及び第2ケーブルと、前記車体に設けられた開閉体と、前記開閉体に設けられて前記第1ケーブル及び前記第2ケーブルが巻き掛けられたドラムと、を有する車両用開閉装置であって、前記開閉体に設けられて前記第1ケーブル及び前記第2ケーブルが内部に個別に移動可能に配置された第1案内チューブ及び第2案内チューブと、前記第1案内チューブの長さ方向の端部及び前記第2案内チューブの長さ方向の端部を共に支持する単一の支持部材と、を有し、前記第1案内チューブの端部は前記支持部材に固定されており、前記第2案内チューブの端部は前記支持部材に設けられた取付け孔に挿入されている。
本発明は、前記第1案内チューブ及び前記第2案内チューブを前記支持部材に押し付けて、前記第1ケーブル及び前記第2ケーブルに張力を与えるテンショナ機構が設けられており、前記支持部材から前記テンショナ機構に至る前記第2案内チューブの長さは、前記支持部材から前記テンショナ機構に至る前記第1案内チューブの長さよりも長い。
本発明は、前記第1案内チューブ及び前記第2案内チューブが、前記開閉体の側面視で同一方向に湾曲されている。
本発明によれば、第1ケーブル及び第2ケーブルを単一の支持部材により支持するため、組み立て作業性が向上する。
本発明の車両用開閉装置を搭載した車両の側面図である。 本発明の車両用開閉装置を示す側面図である。 本発明の車両用開閉装置を示す平面図である。 本発明の車両用開閉装置を示す部分的な斜視図である。 本発明の車両用開閉装置を示す部分的な側面断面である。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図5に基づいて詳細に説明する。図1に示す車両10はワンボックスタイプの乗用車である。車体11の側部に乗降用の開口部12が設けられており、また、開口部12を開閉する開閉体としてのスライドドア13が設けられている。開口部12は、車両10の室内と外部とをつなぐ通路である。スライドドア13は開口部13dを有し、開口部13を塞ぐドアガラス13eが設けられている。
このスライドドア13は、車体11の側部に固定されたガイドレール14に沿って車両前後方向に移動されることで開口部12を開閉する。また、ガイドレール14の下縁にケーブルガイド15が設けられている。ケーブルガイド15は、車体11の前後方向に沿ったベルト形状である。さらに、車体11の前後方向でケーブルガイド15の前方に、ブラケット16が固定されている。車体11の前後方向でケーブルガイド15の後方に、ブラケット17が固定されている。
一方、スライドドア13は、図3のようにアウタパネル13a及びインナパネル13bを有し、インナパネル13bの室内側に、ドアトリム13cが取り付けられている。車体11の前後方向でスライドドア13の後端に、ローラユニット18が設けられている。また、スライドドア13には駆動ユニット19が設けられている。インナパネル13bは、厚さ方向に窪まされて凹部66が形成されており、凹部66に駆動ユニット19が設けられている。インナパネル13bは、アウタパネル13aに近づく向きで窪んでいる。つまり、駆動ユニット19は、ドアトリム13cとインナパネル13bとの間に配置されている。
まず、ローラユニット18の構造を説明する。図4のようにローラユニット18はセンタアーム20及びブラケット21を備えており、ブラケット21はスライドドア13のインナパネル13bに固定されている。センタアーム20は、ブラケット21に回動軸22を介して回動自在に取り付けられている。回動軸22は車体11の上下方向に沿って配置されており、回動軸22はスライドドア13に対して水平方向の平面内で回動自在に取り付けられている。
センタアーム20には、ガイドレール14側へ向けて屈曲するローラ装着部23が設けられており、ローラ装着部23には走行ローラ24と一対の案内ローラ25とが回転自在に取り付けられている。これら走行ローラ24および案内ローラ25が、ガイドレール14に沿って転動することで、スライドドア13が車体11の前後方向に移動して、開口部12が開閉される。
また、ローラユニット18は、駆動ユニット19から配索された閉側ケーブル26及び開側ケーブル27をケーブルガイド15側へ案内するために、ガイドプーリ28およびドア側プーリ29,30を有している。閉側ケーブル26が、本発明の第1ケーブルに相当し、開側ケーブル27が、本発明の第2ケーブルに相当する。ガイドプーリ28は、センタアーム20に支持軸31を介して回動可能に取り付けられている。支持軸31は車体11の上下方向に沿って配置されている。
ガイドプーリ28には巻き掛け溝がその厚み方向(上下方向)に並べて2つ設けられており、上側の巻き掛け溝に開側ケーブル27が巻き掛けられ、下側の巻き掛け溝に閉側ケーブル26が巻き掛けられている。閉側ケーブル26はガイドプーリ28に巻き掛けられ、かつ、ケーブルガイド15に沿って車体11の前方へ向けて配索され、閉側ケーブル26の端部がブラケット16により支持されている。開側ケーブル27はガイドプーリ28に巻き掛けられ、かつ、ケーブルガイド15に沿って車体11の後方へ向けて配索され、閉側ケーブル26の端部がブラケット17により支持されている。
一方、車体11の前後方向であって、スライドドア13の後端、具体的にはインナパネル13bにドア側プーリケース33が固定されている。ドア側プーリケース33は、スライドドア13の前後方向でセンタアーム20よりも前方に配置されている。このドア側プーリケース33に、ドア側プーリ29,30が取り付けられている。2個のドア側プーリ29,30は上下方向に並べて設けられており、2個のドア側プーリ29,30は、上下方向に沿って設けた支持軸を中心として回転可能である。
上側のドア側プーリ29に開側ケーブル27が巻き掛けられ、下側のドア側プーリ30に閉側ケーブル26が巻き掛けられている。閉側ケーブル26及び開側ケーブル27は、ドア側プーリケース33の内部に相互に平行に、かつ、上下に並べて配索されており、ドア側プーリケース33を覆うプーリケースカバー34が設けられている。また、ガイドプーリ28及び2個のドア側プーリを覆うガイドカバー35が設けられている。
さらに、図5のようにドア側プーリケース33には、単一のケーシングキャップ36が設けられており、ケーシングキャップ36の内部に閉側ケーブル26及び開側ケーブル27が配索されている。ケーシングキャップ36が、本発明の支持部材に相当する。閉側ケーブル26及び開側ケーブル27は、ケーシングキャップ36の内部からドア側プーリケース33の内部に亘り、相互に平行に、かつ、水平方向に沿って配索されている。ケーシングキャップ36は、樹脂材料、例えば、ポリアセタール等により一体成形されている。
また、閉側ケーブル26はアウタケース37内に通され、開側ケーブル27はアウタケース38内に通されている。閉側ケーブル26及び開側ケーブル27は、個別にアウタケース37,38内に配置されている。アウタケース37,38は、樹脂材料により成形されたチューブの外周に金属製の線材を隙間なく巻き付け、さらに、線材の外周にコーティング層を施して構成されている。アウタケース37,38は可撓性を有し、閉側ケーブル26及び開側ケーブル27の湾曲形状が、所定の状態となるように案内する。アウタケース37が、本発明の第1案内チューブに相当し、アウタケース38が、第2案内チューブに相当する。
閉側ケーブル26及び開側ケーブル27は、挿入されたアウタケース37,38の内部で長さ方向に移動可能である。アウタケース37,38の長さ方向の端部は、共に単一のケーシングキャップ36に接続されている。ここで、アウタケース37の端部は、ケーシングキャップ36と一体化されており、アウタケース38の端部は、ケーシングキャップ36に設けた取付け孔36aに挿入されている構造が、本実施形態の特徴点である。この特徴点の具体的な説明は後述する。
また、スライドドア13の内部に、樹脂または金属で形成された防水カバー39が設けられている。防水カバー39はインナパネル13bに固定されている。防水カバー39は、スライドドア13とドアガラス13eとの隙間から、スライドドア13の内部に進入した水が、インナパネル13bの穴等を経由して、車両10の室内側に進入することを防止する。防水カバー39には保持孔40が設けられており、保持孔40に、環状のグロメット41を介してケーシングキャップ36が保持されている。グロメット41はゴム状弾性体により一体成形されている。2本のアウタケース37,38は保持孔40を通されてケーシングキャップ36に取り付けられている。
2本のアウタケース37,38のうち、駆動ユニット19側の端部には2個のエンドキャップ42,43がそれぞれ固定されている。2個のエンドキャップ42,43は、樹脂材料を円筒形状に一体成形したものである。閉側ケーブル26は、アウタケース37の内部及びエンドキャップ42の内部に亘って、長さ方向に移動可能に配置されている。開側ケーブル27は、アウタケース38の内部及びエンドキャップ43の内部に亘って、長さ方向に移動可能に配置されている。
次に、図2を参照して閉側ケーブル26及び開側ケーブル27を牽引する駆動ユニット19を説明する。駆動ユニット19は、スライドドア13に設けられている。この駆動ユニット19は、車体11の前後方向でドア側プーリケース33よりも前方であり、かつ、ドア側プーリケース33よりも下方に配置されている。
駆動ユニット19は、モータケース48の内部に設けられた電動モータ49と、電動モータ49に減速機を介して動力伝達可能に接続されたドラム50とを有している。電動モータ49が、本発明の動力源に相当する。電動モータ49の回転軸とドラム50とは同軸状に配置されており、閉側ケーブル26の一端及び開側ケーブル27の一端がドラム50に固定され、閉側ケーブル26及び開側ケーブル27が、ドラム50にそれぞれ巻き掛けられている。ドラム50に対する閉側ケーブル26の巻き掛け向きは、ドラム50に対する開側ケーブル27の巻き掛け向きとは逆である。
図2の例では、ドラム50が時計回りに回転すると、閉側ケーブル26がドラム50により巻き取られ、かつ、開側ケーブル27がドラム50から繰り出される。逆に、ドラム50が反時計回りに回転すると、開側ケーブル27がドラム50に巻き取られ、かつ、閉側ケーブル26がドラム50から繰り出される。
駆動ユニット19に、閉側ケーブル26及び開側ケーブル27に所定の張力を付与するテンショナ機構44が設けられている。テンショナ機構44は、2個のガイドシリンダ45,46と、ガイドシリンダ45,46の内部に設けたバネ47と、エンドキャップ42,43とを有する。バネ47は圧縮コイルバネである。モータケース48の外部にテンショナケース51が設けられており、テンショナケース51にガイドシリンダ45,46が2個設けられている。
そして、ガイドシリンダ45に、エンドキャップ43が移動可能に設けられ、ガイドシリンダ46に、エンドキャップ42が移動可能に設けられている。エンドキャップ42はアウタケース37の長さ方向の端部に固定され、エンドキャップ43アウタケース38の長さ方向の端部に固定されている。エンドキャップ42,43は樹脂材料を円筒形状に成形したものである。そして、閉側ケーブル26はエンドキャップ42内を通りドラム50に巻き掛けられている。開側ケーブル27はエンドキャップ43内を通りドラム50に巻き掛けられている。
バネ47はガイドシリンダ45,46の内部にそれぞれ設けられており、バネ47はガイドシリンダ45,46の内部でエンドキャップ42,43をドラム50から離れる向きに押圧している。また、エンドキャップ42,43には、アウターケース37,38の長さ方向の端部が接続されているため、バネ47の力はエンドキャップ42,43を介してアウタケース37,38にも伝達される。そして、バネ47の力で押されたアウタケース37,38が撓むと、アウタケース37の内面が閉側ケーブル26に押し付けられて、閉側ケーブル26に所定の張力が付与される。また、アウタケース38の内面が開側ケーブル27に押し付けられて、開側ケーブル27に所定の張力が付与される。
ところで、図1のようにスライドドア13を側面視すると、2本のアウタケース37,38は、図2のようにケーシングキャップ36とテンショナケース51との間に、互いに接触しない状態で並べて配置される。また、アウタケース37,38は、テンショナケース51から車両10の上方向に伸ばされ、かつ、車両10の後ろ方向に湾曲されて配索され、ケーシングキャップ36に接続されている。具体的には、アウタケース37,38の湾曲方向で、アウタケース38はアウタケース37よりも外側に配置されている。アウタケース37,38は同一方向に湾曲されている。
これは、スライドドア13の幅方向におけるアウタケース37,38の配置スペースをなるべく狭くするための構造である。具体的には、ケーシングキャップ36から、テンショナ機構44至るアウタケース38の長さは、ケーシングキャップ36から、テンショナ機構44に至るアウタケース37の長さよりも長い。なお、スライドドア13の幅方向は、車体11の幅方向、つまり、左右方向と同じである。
上記構成の車両用開閉装置において、スライドドア13により開口部12が閉じられている状態で、電動モータ49の動力でドラム50が反時計方向に回転すると、開側ケーブル27がドラム50に巻き取られ、かつ、閉側ケーブル26がドラム50から繰り出される。すると、走行ローラ24及び一対の案内ローラ25が、ガイドレール14に沿って転動し、かつ、スライドドア13が車体11の後方へ向けて移動し、開口部12が開かれる。
これに対して、開口部12が開いている状態で、電動モータ49の動力でドラム50が時計方向に回転すると、閉側ケーブル26がドラム50に巻き取られ、かつ、開側ケーブル27がドラム50から繰り出される。すると、走行ローラ24及び一対の案内ローラ25が、ガイドレール14に沿って転動し、かつ、スライドドア13が車体11の前方へ向けて移動し、開口部12が閉じられる。スライドドア13が移動する際、閉側ケーブル26及び開側ケーブル27はケーブルガイド15に接触し、車体11には接触しない。
次に、開閉装置の特徴的な構成を説明する。2本のアウタケース37,38のうち、1本のアウタケース37は、ケーシングキャップ36の製造工程で、ケーシングキャップ36に一体化されている。具体的には、ケーシングキャップ36を成形する金型の内部にアウタケース37の端部をインサートし、金型のキャビティに樹脂材料を流動状態で注入し、樹脂材料が固化してケーシングキャップ36が成形され、そのケーシングキャップ36がアウタケース37と接合、すなわち、一体化される。このように、アウタケース37及びケーシングキャップ36はインサート成形の過程で固定される。また、ケーシングキャップ36を金型で成形して、ケーシングキャップ36に取付け孔36aが形成される。
そして、開閉装置の組み立て工程において、アウタケース38がケーシングキャップ36の取付け孔36aに挿入される。本実施形態では、2個のアウタケース37,38が、単一のケーシングキャップ36により保持される構成である。このため、部品点数を削減できる。また、ケーシングキャップ36を製造する工程で、アウタケース37がケーシングキャップ36に一体化される。
一方、エンドキャップ42,43を成形する工程では、エンドキャップ42,43を成形する金型にアウタケース37,38の端部がインサートされ、金型のキャビティ内に流動状態の樹脂材料を注入し、樹脂材料が固化してエンドキャップ42,43が成形される。そのエンドキャップ42とアウタケース37とが接合され、エンドキャップ43とアウタケース38とが接合される。すなわち、エンドキャップ42とアウタケース37とがインサート成形により一体化され、エンドキャップ43とアウタケース38とがインサート成形により一体化される。
そして、開閉装置の組み立て工程では、1本のアウタケース38を、ケーシングキャップ36の取付け孔36aに挿入することで済む。したがって、開閉装置の組み立て工程における作業工数を削減でき、開閉装置の組み立て作業が煩雑になることを回避できる。
ところで、ケーシングキャップの製造工程で、2本のアウタケースの端部を配置して、2本のアウタケースをケーシングキャップと一体化すると、長さの異なる2本のアウタケースを、金型内に位置決めすることが困難である。これに対して、本実施形態では、1本のアウタケース37の端部を金型内に配置する。したがって、金型に対するアウタケース37の位置決めが容易であり、成形工程のサイクルを短縮でき、開閉装置を安価に製造できる。
また、2本のアウタケース37,38の端部をエンドキャップ42,43に接続し、そのエンドキャップ42,43をテンショナケース51に取り付けると、テンショナケース51とケーシングキャップ36との距離は、短い方のアウタケース37の長さに応じて定まる。このため、長い方のアウタケース38が湾曲し、かつ、突っ張った状態でアウタケース38の端部が取付け孔36aに挿入される。このため、組み立てられた開閉装置を運搬する途中で、アウタケース38の端部が取付け孔36aから抜け出すことを抑制できる。
さらに、アウタケース38の端部が取付け孔36aから抜けないため、アウタケース38を、ケーシングキャップ36に対してカシメ、接着剤等の方法により固定する必要もない。したがって、開閉装置の組み立て工数が増加することを抑制でき、開閉装置の製造コストが上昇することを抑制できる。また、アウタケース38を、カシメ、接着剤等の方法により固定する必要がないため、接着剤が取付け孔からはみ出して開側ケーブル27の配索経路を塞ぐこともない。さらに、カシメ作業を行うワークスペースを確保する必要もない。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、本発明の開閉体は、車体の前後方向に動作するスライドドアの他、車体の幅方向に動作するスライドドアを含む。
10 車両
11 車体
12,13d 開口部
13 スライドドア
13a アウタパネル
13b インナパネル
13c ドアトリム
13e ドアガラス
14 ガイドレール
15 ケーブルガイド
16,17 ブラケット
18 ローラユニット
19 駆動ユニット
20 センタアーム
21 ブラケット
22 回動軸
23 ローラ装着部
24 走行ローラ
25 案内ローラ
26 閉側ケーブル
27 開側ケーブル
28 ガイドプーリ
29,30 ドア側プーリ
31 支持軸
33 ドア側プーリケース
34 プーリケースカバー
35 ガイドカバー
36 ケーシングキャップ
36a 取付け孔
37,38 アウタケース
39 防水カバー
40 保持孔
41 グロメット
42,43 エンドキャップ
44 テンショナ機構
45,46 ガイドシリンダ
47 バネ
48 モータケース
49 電動モータ
50 ドラム
51 テンショナケース
66 凹部

Claims (3)

  1. 一端が車体に固定された第1ケーブル及び第2ケーブルと、前記車体に設けられた開閉体と、前記開閉体に設けられて前記第1ケーブル及び前記第2ケーブルが巻き掛けられたドラムと、を有する車両用開閉装置であって、
    前記開閉体に設けられて前記第1ケーブル及び前記第2ケーブルが内部に個別に移動可能に配置された第1案内チューブ及び第2案内チューブと、
    前記第1案内チューブの長さ方向の端部及び前記第2案内チューブの長さ方向の端部を共に支持する単一の支持部材と、
    を有し、
    前記第1案内チューブの端部は前記支持部材に固定されており、
    前記第2案内チューブの端部は前記支持部材に設けられた取付け孔に挿入されている、車両用開閉装置。
  2. 請求項1記載の車両用開閉装置において、
    前記第1案内チューブ及び前記第2案内チューブを前記支持部材に押し付けて、前記第1ケーブル及び前記第2ケーブルに張力を与えるテンショナ機構が設けられており、
    前記支持部材から前記テンショナ機構に至る前記第2案内チューブの長さは、前記支持部材から前記テンショナ機構に至る前記第1案内チューブの長さよりも長い、車両用開閉装置。
  3. 請求項2記載の車両用開閉装置において、
    前記第1案内チューブ及び前記第2案内チューブは、前記開閉体の側面視で同一方向に湾曲されている、車両用開閉装置。
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