JP6084428B2 - 半導体光集積素子及びその製造方法 - Google Patents

半導体光集積素子及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の半導体光素子が基板上に集積された半導体光集積素子に関し、特に、異種材料が接続される境界近傍における結晶欠陥抑制による素子の信頼性向上に関する。
近年、スマートフォンに代表されるポータブルデバイスの普及や、クラウドコンピューティングの利用拡大に伴いインターネットトラフィックが著しく増加している。このトラフィック増大に対応するため、光通信用光送受信モジュールには大容量化が要求されている。また同時に、設備投資や運用コストを抑制するため、小型化、低消費電力化、低価格化も併せて要求されている。これらの要求を満たすために、光送受信モジュールを構成する主要部品である、光源、導波路、合分波器、変調器、検出器など、複数の半導体光素子を一枚のチップ内に集積した半導体光集積素子の開発が進んでいる。複数の半導体光素子をチップ内に集積することで、個々の半導体光素子を小型で低消費電力なものにすることができ、結果として小型、低消費電力な光送受信モジュールを実現できる。さらには、半導体光集積素子を用いれば、複数の半導体光素子からモジュールを構成する場合と比較し、組み立て工程や検査工程を簡略化することができるため、低価格なモジュールを実現することもできる。
複数の半導体光素子が基板上に集積された半導体光集積素子では、それぞれの半導体光素子において活性層などの半導体積層構造が異なる場合がある。異なる半導体積層構造を同一基板上に集積して形成するための方法の1つとして、最初に結晶成長した半導体積層構造の一部の領域にマスクを形成し、不要部分をエッチングにより除去し、除去した領域に異なる半導体積層構造を再度結晶成長(以下、単に「再成長」という)する方法がある。異なる半導体積層構造が接続する領域では、光軸をそろえて形成されるため、本手法は一般的に突き合わせ接続(バットジョイント:BJ)法と呼ばれている。BJ法を用いれば、集積される半導体光素子それぞれに対して、最適な半導体積層構造を独立に設計できるため、高機能な半導体光集積素子を形成できる。さらに、それぞれの半導体光素子が光軸をそろえて突き合わせ接続されているため、素子間での光結合効率が高い半導体光集積素子を実現できる。BJ部が理想的に形成されていれば、素子間での光結合効率は略100%である。
しかしながら、現実的には光結合効率が略100%の半導体光集積素子を形成することは困難である。例えばIII−V族系の化合物波導体においては、エッチングにより除去した領域に異なる半導体積層構造を再成長する工程において、BJ部近傍でIII族元素が供給過剰となることと関係している。BJ部近傍ではマスク上からIII族元素が拡散するため、再成長する半導体積層構造の成長速度が速く、膜厚が設計値よりも厚く形成される。このように作製された半導体光集積素子においては、はじめに形成した第一半導体光素子と、再成長を含む工程により形成した第二半導体光素子が理想的に突き合わせ接続されず、両者の光結合効率が低下する。このように、BJ法を用いて作製される半導体光集積素子においては、BJ部近傍での異常成長によって光結合効率が低下する課題がある。
上記課題を解決するための手段として、特許文献1には、BJ成長前に、マスク下部に適度なサイドエッチングを施すことが記載されている。ここでは、マスク上からの選択成長効果が抑制され、光結合効率が高い平坦な接続が得られる。
次に集積される半導体光素子の具体的な形状について述べる。半導体光素子は電流や光を閉じ込めるための構造として、埋め込みヘテロ(BH:Buried-Hetero)構造とリッジ構造に大別される。両構造にはそれぞれ一長一短があるため、どちらの構造が優れるかは用途に依存する。BH構造とは光を放出、もしくは吸収する活性層と、それを上下から挟み込むクラッド層をエッチングし、ストライプ状のメサ構造を形成した後、除去した領域に半導体層を再成長することで、活性層を埋め込んだ構造である。活性層が上下左右とも半導体層で完全に埋め込まれているため、効率よく活性層に電流を注入できる利点がある。一方、リッジ構造とは活性層上部のクラッド層のみをエッチングすることで形成されるストライプ状のメサ構造である。活性層はエッチングされないため、メサ形成時に活性層が損傷されることはなく、高い信頼性が得られる利点がある。また、ストライプ下部とその周辺部との等価屈折率差が大きいため、光を強く閉じ込めることが出来る。
特許文献2には、第一半導体光素子中の第一コア層上方に設けられた第一クラッド層が第一コア層の側壁の少なくとも一部を覆ったBH構造型半導体光集積素子が開示されている。
また、特許文献3には、第一及び第二コア間にInP層が挿入され、上記InP層の上方に保護層を備えるリッジ導波路型半導体光集積素子が開示されている。
特開2002−243964号公報 特開2011−210761号公報 特開2009−4488号公報
発明者らは、半導体光集積素子を形成するため、III−V族の化合物半導体の多重量子井戸構造を有する半導体積層構造の一部の領域にマスクを形成し、不要部分をエッチングにより除去し、さらにウェットエッチングによりサイドエッチングを施した後、エッチング除去した領域にIII−V族の化合物半導体のバルク構造を再成長した。作製したウエハの断面を電子顕微鏡により鋭意観察したところ、一部のBJ部近傍において、再成長したバルク層中に結晶欠陥が発生していることを発見した。これはウェットエッチングによりサイドエッチングを施した場合、半導体積層構造を形成する複数の半導体層のエッチング速度がそれぞれ異なるため、サイドエッチングを施した側壁には複数の面方位が存在していることに起因していると考えられる。エッチング除去した領域にIII−V族の化合物半導体のバルク層を再成長した場合、面方位によってIII族元素の取り組まれ具合が異なるため、組成が異なる、すなわち格子定数が異なる複数の半導体層が成長することになる。格子定数が異なる複数の再成長層が衝突した面には結晶欠陥が発生しやすいものと考えられる。特許文献1及び2に開示されているように、結晶欠陥が存在する半導体光素子を長時間駆動すると、結晶欠陥が増殖し、素子特性が劣化する問題が生じ得る。また、一般的に、半導体光素子を駆動するための電流密度や光密度が高いほど、特性の劣化速度が速い。将来、半導体光素子を従来よりもさらに高速に駆動するために電流密度や光密度を増大させても、従来と同じく高い信頼性が確保されるよう、結晶欠陥の発生が抑制された半導体光素子の実現が望まれる。
特許文献2にはサイドエッチング後に熱処理を施すことで、第一導波路層上部のクラッド層を第一導波路層の側壁を覆いかぶさるように形状変化させることでBJ部での結晶欠陥の発生を抑制した半導体光集積素子が開示されているが、かかる素子においてリッジ構造を形成した場合、第一及び第二導波路層間に挿入された層がエッチングされることで、BJ部が断絶してしまう問題が生じ得る。すなわち、かかる素子においてリッジ構造を作製すると、歩留まりが低下するおそれがある。
なお、特許文献3に、第一及び第二導波路層間にInP層が挿入され、上記InP層の上方に、上記InP層がリッジ構造形成時にエッチングされることを防止するための保護層を備える半導体光集積素子が開示されている。ここで、上記保護層は第一導波路層上方のうちBJ部近傍の一部のみ形成されており、第一導波路層全面にわたり形成されていない。よって、かかる素子においてもリッジ構造を形成した場合、第一導波路層がエッチングされる問題が生じ得るため、高い歩留まりでリッジ構造を形成することはできないおそれがある。また、上記特許文献に記載の半導体光集積素子において、第一及び第二導波路層間に挿入されたInP層の面方位や、再成長により形成された第二導波路層のBJ部近傍における結晶性に関する記述はない。
本発明の目的は、BJ部での光結合効率の低下や、結晶欠陥の発生をともに抑制するとともに、リッジ構造を高い歩留まりで作製可能な、リッジ導波路型半導体光集積素子を提供することにある。
(1)本発明に係るリッジ導波路型半導体光集積素子は、半導体基板上に、第一半導体光素子及び第二半導体光素子が、光軸を揃え突き合わせ接続して形成されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、前記第一半導体光素子は、光を発生あるいは吸収する活性層を含む複数層からなる第一コア層と、前記第一コア層の上方に位置するエッチング停止層と、を含んで前記半導体基板上に形成され、前記第二半導体光素子は、第二コア層を含んで前記半導体基板上に形成され、前記第一コア層の前記第二コア層と対向する側面と、前記第二コア層の前記第一コア層と対向する側面と、に接するように、側壁形状制御層が前記半導体基板上に形成され、前記側壁形状制御層は、前記第一コア層よりも少ない数の層からなり、前記エッチング停止層は、前記第一コア層の上面から前記側壁形状制御層の上面に至るように配置されていることを特徴とする。本発明によれば、側壁形状制御層は、第一コア層よりも少ない数の層からなるので、側壁形状制御層に接する第二コア層中での結晶欠陥の発生は、それが第一コア層に接する場合よりも少なくなる。また、エッチング停止層によって、側壁形状制御層が保護されている。
(2)(1)に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、前記第一コア層の前記上面及び前記側壁形状制御層の前記上面は、同じ高さで面一になるように形成されていることを特徴としてもよい。
(3)(1)又は(2)に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、前記第二コア層は、前記側壁形状制御層よりも高く形成されて、前記エッチング停止層に密着し、前記側壁形状制御層の全体が、前記第二コア層及び前記エッチング停止層によって覆われていることを特徴としてもよい。
(4)(1)から(3)のいずれか1項に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、前記側壁形状制御層は、前記エッチング停止層とは異なる元素の材料からなることを特徴としてもよい。
(5)(1)から(4)のいずれか1項に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、前記側壁形状制御層は、前記第二コア層とは異なる元素の材料からなることを特徴としてもよい。
(6)(1)から(5)のいずれか1項に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、前記側壁形状制御層は、前記半導体基板と同一の組成からなることを特徴としてもよい。
(7)(1)から(6)のいずれか1項に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、前記エッチング停止層は、ドーピングされたイオンを除いて、前記第二コア層と同じ元素の材料からなることを特徴としてもよい。
(8)(3)に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、前記第一コア層及び前記第二コア層の上方に形成されて光導波領域に沿って延びるクラッド層をさらに有し、前記クラッド層は、ドーピングされたイオンを除いて、前記側壁形状制御層と同じ元素の材料であって前記第二コア層及び前記エッチング停止層とは異なる元素の材料からなり、前記クラッド層のエッチングが、前記第二コア層及び前記エッチング停止層でストップすることを特徴としてもよい。
(9)(1)から(8)のいずれか1項に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、前記エッチング停止層及び前記第二コア層を連続的に覆う第2エッチング停止層をさらに有し、前記エッチング停止層及び前記第2エッチング停止層は、同じ元素の材料からなることを特徴としてもよい。
(10)(1)から(9)のいずれか1項に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、前記エッチング停止層の上方に配置された回折格子をさらに有することを特徴としてもよい。
(11)(10)に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、前記第二コア層の上方に配置された第二回折格子をさらに有することを特徴としてもよい。
(12)(1)から(9)のいずれか1項に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、前記第一コア層の下方に配置された回折格子をさらに有することを特徴としてもよい。
(13)(1)から(12)のいずれか1項に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、前記第二コア層は、第二活性層を含む複数層からなることを特徴としてもよい。
(14)本発明に係るリッジ導波路型半導体光集積素子の製造方法は、半導体基板上に、第一半導体光素子及び第二半導体光素子を、光軸を揃え突き合わせ接続して形成するリッジ導波路型半導体光集積素子の製造方法であって、光を発生あるいは吸収する活性層を含む複数層からなる第一層を半導体基板上に積層する工程と、前記第一層の上にエッチング停止層をパターニング形成する工程と、前記エッチング停止層をマスクとして、前記第一層をエッチングして前記複数層からなる第一コア層を形成し、さらに前記エッチング停止層が前記第一コア層から庇状に突出させるように前記第一コア層にサイドエッチングを施す工程と、マストランスポート現象によって前記半導体基板の表面形状を変化させて、前記第一コア層の側面に接触して前記エッチング停止層の下面で高さが規制されるように、側壁形状制御層を形成する工程と、前記側壁形状制御層の前記第一コア層とは反対の側面に接触するように、前記半導体基板上に第二コア層を形成する工程と、前記エッチング停止層及び前記第二コア層の上方に第二層を形成する工程と、前記エッチング停止層及び前記第二コア層でエッチングがストップするエッチャントを使用して、前記第二層をエッチングしてクラッド層を形成する工程と、を含むことを特徴とする。本発明によれば、側壁形状制御層は、第一コア層よりも少ない数の層からなるので、側壁形状制御層に接する第二コア層中での結晶欠陥の発生は、それが第一コア層に接する場合よりも少なくなる。また、第二層をエッチングしてクラッド層を形成するときに、エッチング停止層は、側壁形状制御層がエッチングされないように保護している。
(15)(14)に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子の製造方法であって、前記エッチング停止層をパターニング形成する工程は、前記エッチング停止層の形成と前記エッチング停止層のパターニングを含み、前記エッチング停止層のパターニング前に、前記エッチング停止層を形成し、前記エッチング停止層上に回折格子層を形成し、前記回折格子層上にエッチングマスクを形成し、前記エッチングマスクを介して、前記回折格子層及び前記エッチング停止層をエッチングによってパターニングし、前記回折格子層及び前記エッチング停止層にサイドエッチングを進行させて、前記エッチングマスクを庇状に突出させ、前記エッチング停止層及び前記第二コア層の上方に前記第二層を形成する工程は、前記第二コア層上に前記第二層の下層部を、パターニングされた前記回折格子層に隣接する部分の高さが、前記エッチングマスクの前記庇状の部分の下面で規制されるように形成する工程と、前記エッチングマスクを除去して、パターニングされた前記回折格子層をさらにエッチングして回折格子を形成する工程と、前記回折格子及び前記下層を覆うように、前記第二層の上層部を形成する工程と、を含むことを特徴としてもよい。
(16)(14)又は(15)に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子の製造方法であって、前記第二コア層を、前記エッチング停止層に密着するように、前記側壁形状制御層よりも高く形成して、前記第二コア層及び前記エッチング停止層によって、前記側壁形状制御層の全体を覆わせることを特徴としてもよい。
(17)(14)から(16)のいずれか1項に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子の製造方法であって、前記第二コア層を形成した後であって、前記第二層を形成する前に、前記エッチング停止層及び前記第二コア層を連続的に覆う第2エッチング停止層を形成する工程をさらに有し、前記エッチング停止層及び前記第2エッチング停止層は、同じ元素の材料から形成することを特徴としてもよい。
本発明により、BJ部での光結合効率の低下や、結晶欠陥の発生をともに抑制するとともに、リッジ構造を高い歩留まりで作製可能な、リッジ導波路型半導体光集積素子が提供される。
本発明の実施形態に係る半導体光集積素子の要部断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体光集積素子の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体光集積素子の製造方法に関する断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体光集積素子の製造方法に関する断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体光集積素子の製造方法に関する断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体光集積素子の製造方法に関する断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体光集積素子の製造方法に関する断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体光集積素子の他の例を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体光集積素子の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る半導体光集積素子の断面図である。
本発明の実施形態に係る半導体光集積素子について、以下に、詳細な説明をする。なお、以下に示す図は、あくまで、各実施形態の実施例を説明するものであって、図の大きさと本実施例記載の縮尺は必ずしも一致するものではない。また、同一の構成要素には同一の符号を付け、それらの説明については繰り返さない。
図1は本発明の実施形態に係る半導体光集積素子の一例の要部断面図を模式的に示す図である。
図1に示す半導体光集積素子は基板1の(001)面上方に形成された第一半導体光素子201及び第二半導体光素子202を有している。第一半導体光素子201は光を発生、または吸収する活性層3を含む第一コア層2と第一コア層上方に形成された第一クラッド層5を含んでいる。また、第二半導体光素子202は第二コア層7と、第二コア層7上方に形成された第二クラッド層8とを含んでいる。
第一半導体光素子201及び第二半導体光素子202は基板の[110]方向、または[1-10]方向(例えば図1の左右方向)に延伸するストライプ状のメサ部を有しており、ストライプ長手方向に互いに対向するように形成されている。
本発明の実施形態に係る半導体光集積素子の特徴の1つ目は、ストライプ状のメサ部下方の第一コア層2において、第二コア層7に対向する側壁の少なくとも一部に側壁形状制御層6が設けられており、第二コア層7の側壁と接続している点である。好ましくは、第二コア層7に対向する第一コア層2の側壁の全面に側壁形状制御層6が設けられており、側壁形状制御層6の第二コア層7と接続する面が(100)面、(101)面、(010)面、(011)面のいずれかの面である。
側壁形状制御層6が設けられていない従来の半導体光集積素子においては、上述したように第一コア層と第二コア層が直接接合したBJ部近傍において、第二コア層中に結晶欠陥が発生しやすい。BJ部近傍の第二コア層中に存在する結晶欠陥は、半導体光集積素子に長時間通電したとき、半導体光集積素子の駆動条件によっては第一コア層中にまで増殖し得る。第一コア層中への結晶欠陥の増殖は、半導体光集積素子の特性劣化や、さらには故障を引き起こす。一方、側壁形状制御層6が設けられた本発明の実施形態における半導体光集積素子においては、BJ部近傍において、第二コア層7中に結晶欠陥が発生しにくい。これは第二コア層7を再成長により形成させるときに、側壁形状制御層6の側壁の面方位の数が、複数層からなる第一コア層2の面方位の数よりも少ない(例えば1つのみ)であるため、BJ部近傍において格子定数が異なる複数の成長面が衝突することがないためである。よって、本発明の実施形態における半導体光集積素子においては、素子特性の経年劣化が抑制される。
ここでは、第二コア層7に対向する第一コア層2の側壁の全面に側壁形状制御層6が設けられており、側壁形状制御層6の第二コア層7と接続する面が(100)面、(101)面、(010)面、(011)面のいずれかの1つの面のみである理想的な場合について述べたが、第一コア層2の側壁の一部(ただし複数層)のみに側壁形状制御層6が設けられた場合や、側壁形状制御層6の第二コア層7と接続する面が複数の面方位(ただし第一コア層2よりも少ない数の面方位)からなる場合でも、結晶欠陥の発生を抑制し、結果として素子特性の経年劣化を抑制する効果をもたらす。
再成長により形成する第二コア層7のBJ部近傍における結晶性は、再成長させる側壁形状のみではなく、側壁を構成する材料にも依存するため、側壁形状制御層6の材料を適切に選択することで結晶性が改善される。例えば第一コア層2及び第二コア層7がそれぞれ、InGaAlAs系材料、InGaAsP系材料からなるとき、側壁形状制御層6をInP材料とすればBJ部近傍での結晶性が改善される。InGaAlAs系材料とInGaAsP系材料が直接接続するBJ部近傍においては、InGaAlAs系材料が酸化されやすいことに起因し結晶欠陥が発生しやすいのに対し、InP材料とInGaAsP系材料が接続するBJ部には欠陥は発生しにくい。
また、仮にInGaAsP系材料中に結晶欠陥が発生したとしても、InGaAsP系材料とInGaAlAs系材料の間に挿入されたInP層が、欠陥がInGaAlAs系材料にまで増殖することを防止するため、素子特性の経年劣化が抑制される。
本発明の実施形態に係る半導体光集積素子の特徴の2つ目は、第一コア層2と側壁形状制御層6の上方に、第一コア層2と側壁形状制御層6の全面にわたりエッチング停止層4が設けられており、エッチング停止層4と第二コア層7が接続(接触)している点である。
第一コア層2がInGaAlAs系材料からなり、第一コア層2の側壁のうち第二コア層7に対向する側壁にInP材料からなる側壁形状制御層6が形成された半導体光集積素子においては、ストライプ状のメサ部を形成した場合、第一コア層2及び側壁形状制御層6がエッチングされる問題が生じ得る。エッチング停止層4は、メサ部を形成する工程において、第一コア層2と側壁形状制御層6がエッチングされることを防ぎ、側壁形状制御層6が備えられたリッジ構造型半導体光集積素子を高い歩留まりで作製することを可能とする。
以下、半導体光集積素子について、より具体的に説明する。
[第1の実施形態]
まず、第一の実施例について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る半導体光集積素子の断面図である。当該実施形態に係る半導体光集積素子は、1.3μm帯、または1.5μm帯の光を発生するInGaAlAs系量子井戸層からなる活性層を含む分布帰還型レーザ(Distributed-Feedback Lasers、以降DFBレーザ)と、InGaAsP系バルク層を含むパッシブ光導波路が集積されたリッジ構造型光導波路集積DFBレーザである。
当該実施形態に係る半導体光集積素子は、図2に示す通り、n型InP半導体基板101の(001)面上に形成されており、n型InGaAlAs光ガイド層102、InGaAlAs多重量子井戸活性層103、p型InGaAlAs光ガイド層104、p型InAlAs電子ストップ層105、p型InGaAsPエッチング停止層106、p型InPスペーサ層107、p型InGaAsP回折格子層108、p型InPクラッド層112及びp型InGaAsコンタクト層113からなる半導体多層が形成されたDFBレーザと、ノンドープInGaAsP光導波路層110、ノンドープInP層111及びp型InPクラッド層112からなる半導体多層が形成された光導波路が集積されている。ここで、ノンドープInGaAsP光導波路層110は、組成波長が異なる複数層からなるInGaAsP積層膜であってもよい。また、ノンドープInP層111はFeやRuなどがドープされた半絶縁性InP層であってもよい。各層において、p型層、n型層はそれぞれ、例えば、Zn,Siがドーピングされている。
p型InPクラッド層112及びp型InGaAsコンタクト層113は、光導波路領域の上方領域の両側には存在せず、図2では左右方向に延びるストライプ状のメサ部となっている。上記メサ部はn型InP半導体基板1の[110]方向、または[1-10]方向に延伸している。
当該実施形態の主な特徴は、ストライプ状のメサ部下方のInGaAlAs量子井戸活性層103の、ノンドープInGaAsP光導波路層110に対向する側壁に、n型InP側壁形状制御層109が設けられており、n型InP側壁形状制御層109がノンドープInGaAsP光導波路層110と接続している点である。
ここで、n型InP側壁形状制御層109は、n型InGaAlAs光ガイド層102、InGaAlAs多重量子井戸活性層103、p型InGaAlAs光ガイド層104及びp型InAlAs電子ストップ層105から形成される側壁(ノンドープInGaAsP光導波路層110と対向する側壁)の全領域と接続していることが好ましいが、少なくともInGaAlA多重量子井戸活性層103のノンドープInGaAsP光導波路層110と対向する側壁の全領域と接続していればよい。
また、n型InP側壁形状制御層109のノンドープInGaAsP光導波路層110と対向する側壁は全領域にわたって、例えば(100)など1つの面方位であることが好ましいが、それに限ったことではない。
n型InP側壁形状制御層109とInGaAlAs多重量子井戸活性層103とが接続する側面から、n型InP側壁形状制御層109とノンドープInGaAsP光導波路層110とが接続する側面までの長さ、すなわちn型InP側壁形状制御層109のメサ長手方向への厚さ(幅)は、素子の長期信頼性と、素子の初期特性を考慮し適宜決定すればよい。n型InP側壁形状制御層109のメサ長手方向への厚さが薄いほど、DFBレーザと光導波路間の光結合効率が大きいため、素子の初期特性は良好であるが、薄すぎるとBJ部近傍における結晶欠陥の発生を抑制する効果が小さく、素子の信頼性は向上しない。具体的にはn型InP側壁形状制御層109のメサ長手方向への厚さは30nmから700nm程度であればよい。より好ましくは100nmから500nmである。
当該実施形態のその他の特徴は、p型InGaAsPエッチング停止層106がInGaAlAs多重量子井戸活性層103とn型InP側壁形状制御層109上部の全領域に設けられており、p型InGaAsPエッチング停止層106がノンドープInGaAsP光導波路層110と接続(接触)している点である。
ここで、BJ部近傍において、n型InP半導体基板101上面からノンドープInGaAsP光導波路層110のn型InP半導体基板101と反対側の表面までの長さは、n型InP半導体基板101上面からp型InGaAsPエッチング停止層106のn型InP半導体基板101と反対側の表面までの長さと略等しいことが好ましいが、少なくともn型InP半導体基板101上面からp型InGaAsPエッチング停止層106のn型InP半導体基板101側の表面までの長さよりも長ければ良い。
当該実施形態に係る半導体光集積素子は、BJ部近傍での結晶欠陥の発生、及びInGaAlAs多重量子井戸活性層103中への欠陥増殖が抑制され、素子の信頼性が向上している。また、本素子には、p型InGaAsPエッチング停止層106がn型InP側壁形状制御層109上部に設けられているので、BJ部の断絶不良も発生せず、高い歩留まりで作製可能であり、さらには光が、InGaAlAs多重量子井戸活性層103からノンドープInGaAsP光導波路層110方向に進行するとき、InGaAsP光導波路層110と同じ材料からなるp型InGaAsPエッチング停止層106を介することで、高い効率でノンドープInGaAsP光導波路層110に進行することができる。
当該実施形態に係る半導体光集積素子は、信頼性が高い素子を、高い歩留まりで作製可能であり、光通信用高速直接変調レーザに好適である。
次に、当該実施形態に係る半導体光集積素子の製造方法を、以下に説明する。
図3に示すように、n型InP半導体基板101上に、有機金属気相成長法などを用いて、n型InGaAlAs光ガイド層102、InGaAlAs多重量子井戸活性層103、p型InGaAlAs光ガイド層104、p型InAlAs電子ストップ層105、p型InGaAsPエッチング停止層106、p型InPスペーサ層107、p型InGaAsP回折格子層108を順に積層し、半導体多層を形成する。例えば、これら半導体層の厚さはそれぞれ、100nm、100nm、20nm、20nm、20nm、20nm、50nm程度である。また、InGaAlAs多重量子井戸活性層103を所望の波長の光を放出させることが可能なものとする。ここで、半導体多層表面には表面保護のため、図示しないp型InPキャップ層も合わせて積層しておいてもよい。
次に、ウエハ表面のうち、レーザが形成される領域を覆うようにSiOマスク125を形成する。ここでSiOマスク125の外周端部のうち、光導波路が形成される領域との接合部は、n型InP半導体基板101の(100)面、もしくは(010)面から±10°以内の角度である。
図4に示すように、SiOマスク125をエッチングマスクとして、p型InGaAsP回折格子層108、p型InPスペーサ層107、p型InGaAsPエッチング停止層106をエッチングする。
図5に示すように、p型InAlAs電子ストップ層105、p型InGaAlAs光ガイド層104、InGaAlAs多重量子井戸活性層103、n型InGaAlAs光ガイド層102をエッチング除去する。
ここで、それぞれの層には適切な量のサイドエッチングが施されているようにする。例えば、図5に示すように、SiOマスク125の側壁よりも内側にp型InGaAsP回折格子層108の側壁が形成されており、SiOマスク125が庇形状になっている。SiOマスク125の庇長さを適宜設定することで、エッチングにより除去した領域への再成長時にSiOマスク125周辺での異常成長を抑制することが出来る。なお、SiOマスク125の庇が長すぎるとBJ部近傍においてノンドープInP層111の上面が窪み、短すぎるとノンドープInP層111の上面が膨らむ。
また、図5に示すように、p型InGaAsPエッチング停止層106の側壁よりも内側にp型InAlAs電子ストップ層105の側壁が形成されており、p型InGaAsPエッチング停止層106が庇形状になっているようにする。また、p型InGaAsPエッチング停止層106の庇長さを適宜設定することで、n型InP側壁形状制御層109のメサ長手方向への厚さ(幅)を調整することが出来る。
例えば、SiOマスク125及びp型InGaAsPエッチング停止層106の庇長さをともに300nm程度となるように形成する。このような2段の庇形状は2種類のエッチャントを用い、2回のウェットエッチングによって形成することが可能である。
次に、図6に示すように、ウエハを成長炉内に導入し、ホスフィン(PH)雰囲気中で熱処理を加える。ここで熱処理の温度、時間は、例えば650℃、10分程度とする。このとき、n型InP半導体基板101表面からのP原子の脱離が生じることによって、In原子の表面拡散が起こり,表面エネルギーが最低になる形状に固体表面の形状が変化する、いわゆるマストランスポート現象が生じることによって、エッチングにより露出したn型InGaAlAs光ガイド層102、InGaAlAs多重量子井戸活性層103、p型InGaAlAs光ガイド層104、p型InAlAs電子ストップ層105の側壁に、n型InP側壁形状制御層109が形成される。n型InP側壁形状制御層109は、組成変化が生じない2元系材料であるため欠陥が少ない。本実施例で示すように、側壁形状制御層を通常の有機金属気相成長法などを用いた結晶成長による形成しないで、n型InP半導体基板101からのマストランポート現象を利用することで、安価に側壁形状制御層を形成することが出来る。本実施例ではn型InP半導体基板における例を示したが、半導体基板はこれに限定されることはなく、マストランポート現象が生じさせれば、同様に側壁形状制御層を形成することが出来る。
次に、図7に示すように、ノンドープInGaAsP光導波路層110及びノンドープInP層111を、有機金属気相成長法などによって順次積層する。有機金属気相成長法の性質から、SiOマスク125の上には、光導波路層110及びノンドープInP層111が形成されない。光導波路層110は、成長時間を制御することで、p型InGaAsPエッチング停止層106の上面と面一になっている。ノンドープInP層111の成長は、SiOマスク125の下方ではSiOマスク125の下面で止まる。 n型InP側壁形状制御層109と光導波路層110は密着し、光導波路層110とp型InGaAsPエッチング停止層106も密着している。相互に密着した光導波路層110とp型InGaAsPエッチング停止層106によって、n型InP側壁形状制御層109が保護されている。ノンドープInP層111は、p型InPスペーサ層107及びp型InGaAsP回折格子層108と密着するが、SiOマスク125とは物理的には密着するが化学結合はしない。
次にウエハを成長炉内から取り出した後、SiOマスク125を除去する。次に、回折格子を形成するためのマスクを形成し、p型InGaAsP回折格子層108をエッチングして、所望の位置に回折格子を形成する。
その後、再度ウエハを成長炉内に導入し、図2に示すように、ウエハ全面にp型InPクラッド層112及びp型InGaAsコンタクト層113を積層する。以上でウエハの成長工程が完了する。
以降の作製工程は通常のリッジ構造型半導体光集積素子の作製プロセスと同様である。すなわち、一部領域のp型InPクラッド層112、p型InGaAsコンタクト層113のエッチングによるストライプ状メサ部の形成、電流注入領域以外のp型InGaAsコンタクト層113の除去、p型InGaAsコンタクト層113以外への絶縁膜形成、p側電極114及びn側電極115の形成、端面保護膜形成などの工程によって素子が完成する。ここで、電流注入領域とは一般的にInGaAlAs多重量子井戸活性層103上方のメサ部上面である。以上、リッジ構造型光導波路集積DFBレーザの製造方法について説明した。
ここでは回折格子層108がInGaAlAs多重量子井戸活性層103より上方に形成された素子について説明したが、回折格子層の位置はそれに限ったことではなく、InGaAlAs多重量子井戸活性層とn型InP基板の間の領域に形成されていてもよい。一例を図8に示す。
図8に示すように、n型InP基板上101にn型InGaAsP回折格子層116を積層し、次に、マスク形成、エッチングなどによりレーザが形成される領域に回折格子を形成する。その後、ウエハ全面にn型InPスペーサ層117、n型InGaAlAs光ガイド層102、InGaAlAs多重量子井戸活性層103、p型InGaAlAs光ガイド層104、p型InAlAs電子ストップ層105、p型InGaAsPエッチング停止層106を積層する。次に、レーザが形成される領域にマスクを形成し、不要部分のp型InGaAsPエッチング停止層106、p型InAlAs電子ストップ層105、p型InGaAlAs光ガイド層104、InGaAlAs多重量子井戸活性層103、InGaAlAs光ガイド層102をエッチング除去する。次に、エッチング除去した領域にノンドープInGaAsP光導波路層110を形成し、マスクを除去した後、ウエハ全面にp型InPクラッド層112及びp型InGaAsコンタクト層113からなる半導体多層を形成することで作製される。ここでマスクを除去した後、ウエハ全面にp型InGaAsP第二エッチング停止層130を積層した後、p型InPクラッド層112及びp型InGaAsコンタクト層113を積層しても良く、その場合、ノンドープInGaAsP光導波路層110とp型InGaAsPエッチング停止層106の間に隙間があっても、p型InGaAsP第二エッチング停止層130によって、より確実にメサ形成時のBJ部断絶を防ぐことができる。
当該実施形態に係る半導体光集積素子の動作は従来と同様である。すなわち、p側電極114に正バイアス、n側電極115に負バイアスをそれぞれ加えると、電流が光導波路に集中して流れる。そして活性層の光導波路領域に電子と正孔が注入され、両者の再結合により発光が生じる。さらに、電流を増加していくとある電流値以上でレーザ発振に至る。
このようにして作製した素子は5mAでレーザ発振し、25GHzでの良好な変調特性を示した。また、素子の作製歩留まりも高かった。さらに、長時間動作しても素子特性は劣化せず高い素子信頼性を示した。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施例について説明する。
図9は、本発明の第2の実施形態に係る半導体光集積素子の断面図である。当該実施形態に係る半導体光集積素子は、1.3μm帯、または1.5μm帯の光を発生するInGaAlAs系量子井戸層からなる活性層を含む分布帰還型レーザ(Distributed-Feedback Lasers、以降DFBレーザ)と、InGaAsP系バルク層を含む分布ブラッグ反射器(Distributed Bragg Reflector、以降DBR)が集積されたリッジ構造型DRレーザである。
第2の実施形態の説明図において、第1の実施形態の説明図における同一の構成要素には同一の符号を付す。
当該実施形態に係る半導体光集積素子は、図9に示す通り、n型InP半導体基板101の(001)面上に形成されており、n型InGaAlAs光ガイド層102、InGaAlAs多重量子井戸活性層103、p型InGaAlAs光ガイド層104、p型InAlAs電子ストップ層105、p型InGaAsPエッチング停止層106、p型InPスペーサ層107、p型InGaAsP回折格子層108、p型InPクラッド層112及びp型InGaAsコンタクト層113からなる半導体多層が形成されたDFBレーザと、ノンドープInGaAsP光導波路層110、ノンドープInPクラッド層111、ノンドープInGaAsP回折格子層118、p型InPクラッド層112からなる半導体多層が形成されたDBRが集積されている。ここで、ノンドープInGaAsP光導波路層110は、組成波長が異なる複数層からなるInGaAsP積層膜であってもよい。また、ノンドープInP層111はFeやRuなどがドープされた半絶縁性InP層であってもよい。各層において、p型層、n型層はそれぞれ、例えば、Zn,Siがドーピングされている。
当該実施形態に係る半導体光集積素子の製造方法では、ノンドープInGaAsP光導波路層110、ノンドープInPクラッド層111、ノンドープInGaAsP回折格子層118を順次積層する。そして、エッチングにより、p型InGaAsP回折格子層108とノンドープInGaAsP回折格子層118の所望の位置に回折格子を形成する。ここで、p型InGaAsP回折格子層108とノンドープInGaAsP回折格子層118表面に形成された回折格子の周期が異なっていてもよい。
当該実施形態に係る半導体光集積素子は、一般的に、第一実施形態に係る半導体光集積素子よりも低電流でレーザ発振に至る。
このようにして作製した素子は3mAでレーザ発振し、25GHzでの良好な変調特性を示した。また、素子の作製歩留まりも高かった。さらに、長時間動作しても素子特性は劣化せず高い素子信頼性を示した。その他の内容は、第1の実施形態で説明した内容が該当する。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について説明する。
図10は、本発明の第3の実施形態に係る半導体光集積素子の断面図である。当該実施形態に係る半導体光集積素子は、1.3μm帯、または1.5μm帯の光を発生するInGaAlAs系量子井戸層からなる活性層を含む分布帰還型レーザ(Distributed-Feedback Lasers、以降DFBレーザ)と、DFBレーザから発生する光を吸収可能なInGaAsP系量子井戸層からなる活性層を含む電界吸収型光変調器(Electro-Absorption optical modulator、以降EA変調器)が集積されたリッジ構造型光変調器集積レーザである。
第3の実施形態の説明図において、第1及び2の実施形態の説明図における同一の構成要素には同一の符号を付す。
当該実施形態に係る半導体光集積素子は、図10に示す通り、n型InP半導体基板101の(001)面上に形成されており、n型InGaAlAs光ガイド層102、InGaAlAs多重量子井戸活性層103、p型InGaAlAs光ガイド層104、p型InAlAs電子ストップ層105、p型InGaAsPエッチング停止層106、p型InPスペーサ層107、p型InGaAsP回折格子層108、p型InPクラッド層112及びp型InGaAsコンタクト層113からなる半導体多層が形成されたDFBレーザと、n型InGaAsP光ガイド層119、InGaAsP多重量子井戸活性層120、p型InGaAsP光ガイド層121、p型InPクラッド層122、p型InPクラッド層112及びp型InGaAsコンタクト層123からなる半導体多層が形成されたEA変調器が集積されている。各層において、p型層、n型層はそれぞれ、例えば、Zn,Siがドーピングされている。
p型InPクラッド層112、p型InGaAsコンタクト層113及び122は、光導波路領域の両側には存在せず、図10では左右方向に延びるストライプ状のメサ部となっている。上記メサ部はn型InP半導体基板101の[110]方向、または[1-10]方向に延伸している。
当該実施形態の主な特徴は、ストライプ状のメサ部下方のInGaAlAs多重量子井戸活性層103の、InGaAsP多重量子井戸活性層120に対向する側壁に、n型InP側壁形状制御層109が設けられており、n型InP側壁形状制御層109がInGaAsP多重量子井戸活性層120と接続している点である。
ここで、n型InP側壁形状制御層109は、n型InGaAlAs光ガイド層102、InGaAlAs多重量子井戸活性層103、p型InGaAlAs光ガイド層104及びp型InAlAs電子ストップ層105から形成される側壁(InGaAsP多重量子井戸活性層120と対向する側壁)の全領域と接続していることが好ましいが、少なくともInGaAlAs多重量子井戸活性層103のInGaAsP多重量子井戸活性層120と対向する側壁の全領域と接続していればよい。
また、n型InP側壁形状制御層109のInGaAsP多重量子井戸活性層120と対向する側壁は全領域にわたって、例えば(100)面など1つの面方位であることが好ましいが、それに限ったことではない。
n型InP側壁形状制御層109とInGaAlAs多重量子井戸活性層103とが接続する側面から、n型InP側壁形状制御層109とInGaAsP多重量子井戸活性層120とが接続する側面までの長さ、すなわちn型InP側壁形状制御層109のメサ長手方向への厚さ(幅)は、素子の長期信頼性と、素子の初期特性を考慮し適宜決定すればよい。n型InP側壁形状制御層109のメサ長手方向への厚さが薄いほど、DFBレーザとEA変調器間の光結合効率が大きいため素子初期特性は良好であるが、薄すぎるとBJ部近傍における結晶欠陥の発生を抑制する効果が薄く、素子の信頼性は向上しない。具体的にはn型InP側壁形状制御層109のメサ長手方向への厚さは30nmから700nm程度であればよい。より好ましくは100nmから500nmである。
当該実施形態のその他の特徴は、p型InGaAsPエッチング停止層106がInGaAlAs多重量子井戸活性層103とn型InP側壁形状制御層109上部の全領域に設けられており、p型InGaAsPエッチング停止層106がp型InGaAsP光ガイド層121と接続(接触)している点である。
ここで、BJ部近傍において、n型InP半導体基板101上面からp型InGaAsP光ガイド層121のn型InP半導体基板101と反対側の表面までの長さは、n型InP半導体基板101上面からp型InGaAsPエッチング停止層106のn型InP半導体基板101と反対側の表面までの長さと略等しいことが好ましいが、少なくともn型InP半導体基板101上面からp型InGaAsPエッチング停止層106のn型InP半導体基板101側の表面までの長さよりも長ければ良い。その他の内容は、第1の実施形態で説明した内容が該当する。
当該実施形態に係る半導体光集積素子の製造方法では、n型InGaAsP光ガイド層119、InGaAsP多重量子井戸活性層120、p型InGaAsP光ガイド層121、p型InP光クラッド層122を順次積層する。その他のプロセスは、InGaAsP多重量子井戸活性層120上方のメサ部上面にp型InGaAsコンタクト層123をパターニング形成し、さらにp型InGaAsコンタクト層123の上面にp側電極124を形成することを除いて第1の実施形態で説明した内容が該当する。以上、リッジ構造型変調器集積DFBレーザの製造方法について説明した。
当該実施形態に係る半導体光集積素子の動作は、第1の実施形態で説明した内容に加えて、p側電極124に負バイアスを加えると、光変調器で光が吸収されることで、光出力が弱くなる。
このようにして作製した素子は25GHzでの良好な変調特性を示した。また、素子の作製歩留まりも高かった。さらに、長時間動作しても素子特性は劣化せず高い素子信頼性を示した。
ここでは、電界吸収型光変調器の活性層がInGaAsP系量子井戸層からなる実施形態を例にして説明したが、活性層の材料はそれに限ったことではなく、例えばInGaAlAs系量子井戸層からなっていてもよい。その場合、n型InGaAsP光ガイド層119、p型InGaAsP光ガイド層121をそれぞれ、n型InGaAlAs光ガイド層、p型InGaAlAs光ガイド層とすればよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、実施形態で説明した構成は、実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
1 半導体基板、2 第一コア層、3 活性層、4 エッチング停止層、5 第一クラッド層、6 側壁形状制御層、7 第二コア層、8 第二クラッド層、101 n型InP基板、102 n型InGaAlAs光ガイド層、103 InGaAlAs多重量子井戸活性層、104 p型InGaAlAs光ガイド層、105 p型InAlAs電子ストップ層、106 p型InGaAsPエッチング停止層、107 p型InPスペーサ層、108 p型InGaAsP回折格子層、109 n型InP側壁形状制御層、110 ノンドープInGaAsP光導波路層、111 ノンドープInPクラッド層、112 p型InPクラッド層、113 p型InGaAsコンタクト層、114 p側電極、115 n側電極、116 n型InGaAsP回折格子層、117 n型InPスペーサ層、118 ノンドープInGaAsP回折格子層、119 n型InGaAsP光ガイド層、120 InGaAsP多重量子井戸活性層、121 p型InGaAsP光ガイド層、122 p型InPクラッド層、123 p型InGaAsコンタクト層、124 p側電極、125 マスク、130 p型InGaAsPエッチング停止層、201 第一半導体光素子、202 第二半導体光素子。

Claims (15)

  1. 半導体基板上に、第一半導体光素子及び第二半導体光素子が、光軸を揃え突き合わせ接続して形成されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、
    前記第一半導体光素子は、光を発生あるいは吸収する活性層を含む複数層からなる第一コア層と、前記第一コア層の上方に位置するエッチング停止層と、前記エッチング停止層の上方に位置するクラッド層と、を含んで前記半導体基板上に形成され、
    前記第二半導体光素子は、第二コア層を含んで前記半導体基板上に形成され、
    前記第一コア層の前記第二コア層と対向する側面と、前記第二コア層の前記第一コア層と対向する側面と、に接するように、側壁形状制御層が前記半導体基板上に形成され、
    前記側壁形状制御層は、前記第一コア層よりも少ない数の層からなり、
    前記エッチング停止層は、前記第一コア層の上面から前記側壁形状制御層の上面に至るように配置されており、
    前記クラッド層は、前記第二コア層及び前記エッチング停止層とは異なる元素の材料からなり、
    前記第二コア層は、前記側壁形状制御層よりも高く形成されて、前記エッチング停止層に密着し、
    前記側壁形状制御層の全体が、前記第二コア層及び前記エッチング停止層によって覆われていることを特徴とするリッジ導波路型半導体光集積素子。
  2. 請求項1に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、
    前記第一コア層の前記上面及び前記側壁形状制御層の前記上面は、同じ高さで面一になるように形成されていることを特徴とするリッジ導波路型半導体光集積素子。
  3. 請求項1又は2に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、
    前記側壁形状制御層は、前記エッチング停止層とは異なる元素の材料からなることを特徴とするリッジ導波路型半導体光集積素子。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、
    前記側壁形状制御層は、前記第二コア層とは異なる元素の材料からなることを特徴とするリッジ導波路型半導体光集積素子。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、
    前記側壁形状制御層は、前記半導体基板と同一の組成からなることを特徴とするリッジ導波路型半導体光集積素子。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、
    前記エッチング停止層は、ドーピングされたイオンを除いて、前記第二コア層と同じ元素の材料からなることを特徴とするリッジ導波路型半導体光集積素子。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、
    前記クラッド層は、前記第一コア層及び前記第二コア層の上方に形成されて光導波領域に沿って延び、
    前記クラッド層は、ドーピングされたイオンを除いて、前記側壁形状制御層と同じ元素の材料からなり、
    前記クラッド層のエッチングが、前記第二コア層及び前記エッチング停止層でストップすることを特徴とするリッジ導波路型半導体光集積素子。
  8. 請求項1からのいずれか1項に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、
    前記エッチング停止層及び前記第二コア層を連続的に覆う第2エッチング停止層をさらに有し、
    前記エッチング停止層及び前記第2エッチング停止層は、同じ元素の材料からなることを特徴とするリッジ導波路型半導体光集積素子。
  9. 請求項1からのいずれか1項に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、
    前記エッチング停止層の上方に配置された回折格子をさらに有することを特徴とするリッジ導波路型半導体光集積素子。
  10. 請求項に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、
    前記第二コア層の上方に配置された第二回折格子をさらに有することを特徴とするリッジ導波路型半導体光集積素子。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、
    前記第一コア層の下方に配置された回折格子をさらに有することを特徴とするリッジ導波路型半導体光集積素子。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子であって、
    前記第二コア層は、第二活性層を含む複数層からなることを特徴とするリッジ導波路型半導体光集積素子。
  13. 半導体基板上に、第一半導体光素子及び第二半導体光素子を、光軸を揃え突き合わせ接続して形成するリッジ導波路型半導体光集積素子の製造方法であって、
    光を発生あるいは吸収する活性層を含む複数層からなる第一層を半導体基板上に積層する工程と、
    前記第一層の上にエッチング停止層をパターニング形成する工程と、
    前記エッチング停止層をマスクとして、前記第一層をエッチングして前記複数層からなる第一コア層を形成し、さらに前記エッチング停止層が前記第一コア層から庇状に突出させるように前記第一コア層にサイドエッチングを施す工程と、
    マストランスポート現象によって前記半導体基板の表面形状を変化させて、前記第一コア層の側面に接触して前記エッチング停止層の下面で高さが規制されるように、側壁形状制御層を形成する工程と、
    前記側壁形状制御層の前記第一コア層とは反対の側面に接触するように、前記半導体基板上に第二コア層を形成する工程と、
    前記エッチング停止層及び前記第二コア層の上方に第二層を形成する工程と、
    前記エッチング停止層及び前記第二コア層でエッチングがストップするエッチャントを使用して、前記第二層をエッチングしてクラッド層を形成する工程と、
    を含み、
    前記第二コア層を形成する工程で、前記第二コア層を、前記エッチング停止層に密着するように、前記側壁形状制御層よりも高く形成して、前記第二コア層及び前記エッチング停止層によって、前記側壁形状制御層の全体を覆わせることを特徴とするリッジ導波路型半導体光集積素子の製造方法。
  14. 請求項13に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子の製造方法であって、
    前記エッチング停止層をパターニング形成する工程は、前記エッチング停止層の形成と前記エッチング停止層のパターニングを含み、
    前記エッチング停止層のパターニング前に、前記エッチング停止層を形成し、前記エッチング停止層上に回折格子層を形成し、前記回折格子層上にエッチングマスクを形成し、
    前記エッチングマスクを介して、前記回折格子層及び前記エッチング停止層をエッチングによってパターニングし、前記回折格子層及び前記エッチング停止層にサイドエッチングを進行させて、前記エッチングマスクを庇状に突出させ、
    前記エッチング停止層及び前記第二コア層の上方に前記第二層を形成する工程は、
    前記第二コア層上に前記第二層の下層部を、パターニングされた前記回折格子層に隣接する部分の高さが、前記エッチングマスクの前記庇状の部分の下面で規制されるように形成する工程と、
    前記エッチングマスクを除去して、パターニングされた前記回折格子層をさらにエッチングして回折格子を形成する工程と、
    前記回折格子及び前記下層を覆うように、前記第二層の上層部を形成する工程と、
    を含むことを特徴とするリッジ導波路型半導体光集積素子の製造方法。
  15. 請求項14に記載されたリッジ導波路型半導体光集積素子の製造方法であって、
    前記第二コア層を形成した後であって、前記第二層を形成する前に、前記エッチング停止層及び前記第二コア層を連続的に覆う第2エッチング停止層を形成する工程をさらに有し、
    前記エッチング停止層及び前記第2エッチング停止層は、同じ元素の材料から形成することを特徴とするリッジ導波路型半導体光集積素子の製造方法。
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