JP6083149B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像を拡大してスクリーンに投射する画像表示装置に関するもので、一般的にはプロジェクタと称されているものである。
一般的にプロジェクタと称されている画像表示装置は、画像表示素子の違いによって、CRTプロジェクタ、液晶プロジェクタ、DMD(Digital Micromirror Device)プロジェクタなどがある。上記DMDは、2次元的に配置された複数の微小ミラーを有し、個々の微小ミラーの傾斜角度を変化させて反射光をオン・オフする反射型画像表示素子である。本発明に係る画像表示装置は、画像表示素子として上記DMDのような反射型画像表示素子を備えている。反射型画像表示素子を備えた画像表示装置であって本発明に係る画像表示装置に関連のある公知の技術として、以下に述べるような特許文献1乃至4に記載されている技術がある。
特許文献1には、白色光源、カラーフィルタ、コンデンサレンズ、平面ミラー、球面ミラー、反射型画像表示素子の一種であるDMD、投射レンズがこの順に配置され、上記球面ミラーを投射レンズの入射部の直下に配置し、かつ、上記コンデンサレンズの中心軸と投射レンズの中心軸とを平面から見て所定角度で交差させた画像表示装置が記載されている。特許文献2に記載されている画像表示装置も特許文献1に記載されている画像表示装置と略同じ構成になっていて、コンデンサレンズを通った光線を反射させてDMDに導く折り返しミラーを単一の凹面形状のミラーとし、この折り返しミラーを、上記DMDの微小ミラーから投射レンズに向かう反射光の光路外に配置したものである。
上記特許文献1および特許文献2に記載されている画像表示装置は、コンデンサレンズを通った光線を反射させてDMDに導く折り返しミラーが、投射レンズを保持する保持具(以下「鏡筒」という)の入射端すなわちDMD側の端よりも出射端側に配置されている。そのため、上記折り返しミラーと鏡筒との物理的な干渉が生じ、折り返しミラーを鏡筒の外形に合わせて大きく切欠かなければならず、DMDに対する照明光量の大幅な減少および照度むらを生じやすく、投射画像の品質が劣化する。かかる問題を解消するために、上記球面ミラーの切欠きを小さくすると、投射レンズの口径、特に投射レンズの上記球面ミラー配置位置からDMD側の端に至るまでの口径を小さくする必要があり、投射レンズの明るさの低下、投射レンズ設計の自由度の制限といった別の問題が生じる。
特許文献3には、ランプ光源から放射される照明光を、パラボラリフレクタ、ロッドインテグレータ、集光光学系を経てTIR(Total Internal Reflection)プリズムに入射させ、TIRプリズムで全反射させた照明光をDMDに照射し、DMDで反射された光は再びTIRプリズムを経て投射レンズに入射させるようにした画像表示装置が記載されている。
上記特許文献3に記載されている画像表示装置によれば、TIRプリズムの反射面を、DMDの中心付近で投射レンズの光軸近傍に設定することができるという利点がある。その半面、TIRプリズムを構成するには、研磨加工によって、面精度、各面相互の角度精度を高精度に仕上げた2つのプリズムが必要であるとともに、2つのプリズムを高い精度で一体化する必要があり、DMDの照明光学系を、ミラーを用いて構成する場合に比べてコスト高になるという問題がある。また、TIRプリズムの内部では全反射によって光路を曲げているが、TIRプリズムには、1.プリズム入射面、2.DMD照射光の出射面、3.DMD反射光の入射面、4.プリズム界面(出射側)、5.プリズム界面(入射側)6.プリズム出射面、という多くの面での反射ロスがあり、照明光利用効率低下の要因になっている。さらに、TIRプリズムの質量はミラーに比べて大きいため、画像表示装置の軽量化を阻害する要因となっている。
特許文献4には、発光体、集光手段、光ミキシング手段、第1レンズ群、第2レンズ群、反射型画像表示素子の一種であるライトバルブをこの順に配置してなる照明装置を備え、また、上記ライトバルブから出射した光をスクリーンに伝達する投射レンズ(投射光学系に相当)を備えた投射型表示装置が記載されている。
上記特許文献4記載の表示装置においても、前記特許文献1,2記載の発明のように、照明光学系を構成する光学部品の一つである第2レンズ群の一部を投射レンズの鏡筒が遮っており、第2レンズ群の一部を上記鏡筒の外形よりも大きく切欠いている。このため、反射型画像表示素子の照明光に照度むらが生じやすく、投射画像の品質が劣化する。
本発明は、以上説明したような従来技術の問題点を解消すること、すなわち、質量の増加およびコストの増大を防ぎながら、被投射面における照度むらを低減することができる画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像表示装置は、光源と、前記光源から出射される光を集光して所定の位置に集光像を形成する集光器と、前記集光像の近傍に入射端を有する光ミキシング素子と、2次元的に配置された複数の微小ミラーを有し個々の微小ミラーの傾き角度をオン状態とオフ状態で変化させることにより反射光の出射をオン・オフさせる反射型画像表示素子と、前記光ミキシング素子の出射端から前記反射型画像表示素子までの間に配置されているコンデンサレンズと照明用ミラーからなる照明光学系と、前記反射型画像表示素子を構成する複数の微小ミラーのうちオン状態にある微小ミラーからの反射光を被投射面に投射する投射光学系と、を備え、前記光ミキシング素子から前記反射型画像表示素子に至る光路において前記反射型画像表示素子に最も近い位置に前記照明用ミラーが配置されていて、この照明用ミラーの反射面は、前記投射光学系の一部を構成する投射レンズ系よりも前記反射型画像表示素子側であって、かつ前記反射型画像表示素子を構成する複数の微小ミラーが全てオン状態のとき、前記投射光学系に入射する光線の一部を前記照明用ミラーの反射面の稜線の一部が遮るように位置していることを最も主要な特徴とする。
照明用ミラーの反射面の有効領域を広げることができ、反射型画像表示素子の微小ミラー面の照度を均一化することができる。これによって、被投射面に投射される画像領域の照度むらが低減し、被投射面に投射される画像の品質を高めることができる。
本発明に係る画像表示装置の実施例1の要部を一方向からみた側面図である。 上記実施例1の要部を別の角度から見た側面図である。 上記実施例1の照明用ミラーと投射レンズ鏡筒の部分を拡大して示す側面図である。 上記照明用ミラーと投射レンズ鏡筒の部分を別の角度から示す側面図である。 上記照明用ミラーと投射レンズ鏡筒の部分を拡大して示す底面図である。 上記照明用ミラーと投射レンズ鏡筒の部分を拡大して示す底面図である。 上記実施例1の反射型画像表示素子における照度分布の一例を示す等高線図である。 上記実施例1の反射型画像表示素子における照度分布の別の例を示す等高線図である。 上記実施例1における第1照明用ミラーの曲率を説明するためのモデル図である。 上記実施例1における第2照明用ミラーの外形および稜線を説明するための正面図である。 本発明に係る画像表示装置における光源から光ミキシング素子に至るまでの光学部品配置例を示す側面図である。 本発明に係る画像表示装置の実施例と被投射面との関係を示す正面図である。 本発明に係る画像表示装置の実施例と被投射面との関係を示す側面図である。 上記実施例における第2照明用ミラーのローカル座標系を示す斜視図である。 本発明に係る画像表示装置における光源から光ミキシング素子に至るまでの光学部品配置例を示す側面図である。 上記実施例における反射型画像表示素子としてのDMDの微小ミラー配置例を示す斜視図である。 上記実施例における照明用ミラーと投射レンズ鏡筒との関係を示す側面図である。 本発明に係る画像表示装置の別の実施例における照明用ミラーと投射レンズ鏡筒との関係を示す側面図である。 本発明に係る画像表示装置の実施例における第2投射ミラーから平板ガラスへの入射角度を被投射面の各領域に分けて示す図である。 本発明に係る画像表示装置の実施例における第2照明用ミラーの切欠きを投射レンズ系と対比して示す底面図である。 本発明に係る画像表示装置の実施例における第2照明用ミラーの断面AA’を示す図である。 本発明に係る画像表示装置の実施例における第2照明用ミラーの丸み面取り部と遮光部を示す図である。
以下、本発明に係る画像表示装置の実施例について図面を参照しながら説明する。なお、図示の実施例は、投射光学系が投射レンズ系と投射ミラーを有してなり、投射レンズ系の光軸が被投射面に平行に配置され、投射レンズ系を透過する光束を投射ミラーが被投射面に向けて反射するように配置された構成になっている。しかし、本発明に用いられる投射光学系はこのような構成のものに限定されるものではなく、投射レンズ系の光軸が被投射面に対してほぼ正対する形式の画像表示装置にも適用可能である。
まず、図12、図13を参照しながら本実施例に係る画像表示装置の概略を説明する。図12、図13において、符号100は画像表示装置を、101はスクリーンすなわち被投射面を示している、本実施例の絶対座標原点は、後述する反射型画像表示素子の中心とし、水平面内の一方向をx軸、これに直交する水平面内の一方向をz軸、x軸にもz軸にも直交する垂直方向の軸をy軸とする。図12、図13に表されている画像表示装置100の構成部材は、光源1と、光源1から放射される光を集光して所定の位置に集光像を形成する集光器と、集光像の近傍に入射端を有する光ミキシング素子2と、第1照明用ミラー4と、第2照明用ミラー5と、投射レンズ系を保持している鏡筒10と、投射レンズ系とともに投射光学系を構成する第1投射ミラー84と、第2投射ミラー85と、平板ガラス9を備えている。
光源1およびその集光器と、光ミキシング素子2と、第1照明用ミラー4と、第2照明用ミラー5は照明光学系を構成していて、図示されない反射型画像表示素子の反射面を均等に照明するようになっている。反射型画像表示素子は前記DMDからなり、DMDに表示されている画像に対応した反射光が投射光学系を構成するレンズ鏡筒10内の投射レンズ系、第1、第2の投射ミラー84,85を経て被投射面101に投射されるように構成されている。上記投射レンズ系の光軸は垂直なy軸方向に向いていて、被投射面101も投射レンズ系の光軸と平行に垂直方向に設置されている。画像表示装置100は、被投射面101の下端よりも下方にあって、斜め上方にある被投射面101に向かい投射光が斜め上方に出射するように構成されている。被投射面101に向かい斜め上方に出射されて被投射面101に投射される画像の上下左右の歪みを矯正するために、第2投射ミラー85の反射面は、自由曲面に形成されている。
上記画像表示装置100の構成をより具体的に説明する。図1、図2は、上記照明光学系と投射光学系を含む画像表示装置100の構成を、見る方向を変えて示している。図1、図2において、光源1は、キセノンランプ、水銀ランプ、あるいはメタルハライドランプなどからなる発光体を内部に備えている。上記発光体から放射される照明光はリフレクタ401の内側に設けられている集光ミラーにより所定の位置で集光される。光源1はその前端部に図示されないランプカバーが取り付けられている。図15に示すように、ランプカバーの前面には、発光体の光軸(絶対座標のz軸方向)に対し角度を10度だけ傾けて防爆ガラス12が配置されている。
図1、図2において、光源1から出射する照明光の光路上には光ミキシング素子2が配置され、上記照明光の焦点位置近傍に光ミキシング素子2の入射端が位置している。光ミキシング素子2として本実施例では矩形の開口を有する周知のライトトンネルが用いられている。ライトトンネルは、4枚の板状のミラーを、反射面を内側にして四角筒を形成するように結合したものである。ライトトンネルの一端近傍に上記照明光の焦点位置があることによって照明光がライトトンネルに入射する。この入射光は4枚のミラーの内面で反射を繰り返し、ライトトンネルの他端の出射端からは、照度分布が均一化された横断面矩形の照明光が出射される。光ミキシング素子2として、ライトトンネルのほかに、公知のロッドインテグレータ、ライトパイプなどを用いてもよい。
光ミキシング素子2から出射した照明光の進路上にはコンデンサレンズ3、第1照明用ミラー4、第2照明用ミラー5がこの順に配置されている。コンデンサレンズ3と第1照明用ミラー4は、光ミキシング素子2から出射する照明光の略直進路上にある。第1照明用ミラー4は、コンデンサレンズ3から出射される照明光を斜め後ろ上方に向かって折り曲げるように、x軸方向にもz軸方向にも傾いた斜め上向きの姿勢で設置されている。第2照明用ミラー5は、第1照明用ミラー4による反射光を、下方に設置されている反射型画像表示素子であるDMD7に向かい下前方に折り曲げるように、x軸方向にもz軸方向にも傾いた斜め下向きの姿勢で設置されている。
このように、照明光がコンデンサレンズ3、第1照明用ミラー4、第2照明用ミラー5の順に透過し反射されることにより、照明光の横断面形状が整形され、第2照明用ミラー5で反射された照明光がDMD7に照射されるようになっている。光ミキシング素子2の出射端には非図示のライトトンネルの配置調整手段が設けられており、光ミキシング素子2の出射端を矩形開口の長手方向、短手方向(それぞれ,図1の105、106の方向)に傾動させることでDMD7の照射光の位置調整がなされる。DMD7の前面にはカバーガラス6が配置されている。DMD7はほぼ水平面に沿って配置され、DMD7が有している微小ミラーがオンのとき、第2照明用ミラー5を経て照射される照明光を垂直方向上方に向かって反射するようになっている。光ミキシング素子2の出射端とDMD7の後述の微小ミラー面は、コンデンサレンズ3、第1照明用ミラー4、第2照明用ミラー5からなる照明光学系に関し共役な位置にあり、光ミキシング素子2の出射端の均一な照明光がDMD7の微小ミラー面に均一に照射される。
上記のように、照明光は、コンデンサレンズ3から、第1照明用ミラー4、第2照明用ミラー5、DMD7を経て投射光学系8に至るまでに、三次元的に数回反射される。その間に照明光が上記各部材によって干渉されないように、第1照明用ミラー4、第2照明用ミラー5は、x軸、y軸方向に対して傾くとともに、平面方向から見て、投射レンズ系81の光軸を中心にしてその周囲に配置されている。
上記光源1からDMD7に至る光学系の部品仕様を表1に、各光学部品の位置座標を表2に示す。表1、表2において、「ランプ1」とは上記光源1のことである。また、「レンズ1」および「レンズ2」とは、コンデンサレンズ3を構成する第1レンズおよび第2レンズ、「第1ミラー4」とは第1照明用ミラー4、「第2ミラー5」とは第2照明用ミラー5をそれぞれ示している。
表1

表2

反射型画像表示素子であるDMD7は、図16に示すように、7−1から7−kまで2次元状に配置された微小ミラーを有している。各微小ミラーは独立して傾きを変化させ、所定の向きから所定の角度で入射する光の反射角度を変化させることによりオン状態とオフ状態を作ることができる。各微小ミラーの偏向角度はおよそ±12°である。上記オン状態とは、例えば反射光を後続の光学系に入射させる状態、オフ状態とは反射光が後続の光学系からそれる状態をいう。本実施例におけるDMD7は、長手方向の微小ミラー数Mが、M=1280個、短手方向の微小ミラー数Nが、N=800個、合計k=M×N=1024000個の微小ミラーにより構成され、アスペクト比は1280:800=16:10である。各微小ミラーの配置間隔(画素ピッチ)は10.8ミクロンである。
上記光学系を構成する各光学部品の絶対座標の原点は、図1、図2、図12、図16に示すように、DMD7の反射面の中心とする。DMD7の長手方向をz軸、短手方向をx軸、DMD7の法線方向をy軸とし、x、y、z軸回りの回転をそれぞれα、β、γとする。光源1から出射する照明光の光軸はz軸方向になる。コンデンサレンズ3は、それぞれ出射面に非球面を有する2枚のレンズ(表1、表2における「レンズ1」と「レンズ2」)によって構成され、非球面は数式1で定義される非球面と、表1に示した曲率半径、非球面係数によって表される。ただし、非球面の定義式(数式1)におけるz’は個々のレンズの面頂点を原点としたローカル座標系x'、y'、z'で表される。すなわち、z’がレンズ面のサグ量である。
数式1

第1照明用ミラー4はシリンダ形状の反射面を持つミラーであり、第2照明用ミラー5は球面形状の反射面を持つ凹面ミラーである。第1照明用ミラー4のシリンダ面は、図9に示すように、x軸方向の曲率半径をRx、y軸方向の曲率半径をRyとするとき、Rx=−475mm、Ry=∞(平面)の凹のシリンダ面である。
DMD7のオン状態にある微小ミラーは、第2照明用ミラー5で反射される照明光を投射光学系8に向けて反射する。微小ミラーからの反射光は、投射光学系8により、y軸およびz軸を含む平面に平行に設置された被投射面101上に結像投射される。投射画像サイズは最大80インチである。
図1、図2に示すように、投射光学系8は、鏡筒10によってその内部に保持されている投射レンズ系81と、投射ミラーとで構成され、投射ミラーは、第1投射ミラー84と第2投射ミラー85で構成されている。投射レンズ系81は、入射端のレンズ811から出射端のレンズ821に至る11枚のレンズで構成されている。表3は、投射レンズ系81のデータを示している。上記入射端のレンズ811から出射端のレンズ821に向かって順に「投射レンズ1」乃至「投射レンズ11」としている。Rは面番号に該当する面の曲率半径、dは隣り合う面相互の間隔、ndは各レンズのD線に対する屈折率、νdは各レンズのアッベ数を示している。
表3
上記表3中の「投射レンズ1」、「投射レンズ10」、「投射レンズ11」は両側の面がともに非球面のレンズである。各々の非球面形状は数式1で定義されるローカル座標系を用いた非球面式と表4に示す非球面係数で表される。
表4

また、第2投射ミラー85に該当する「投射ミラー2」の反射面は、図14に示すようにローカル座標軸x´、y´、z´をとったとき、数式2で定義される非球面式と表5の非球面係数を用いて表される非球面に形成される。
数式2

表5
表6は、投射光学系8を構成する投射レンズおよび第2投射ミラー85以外の光学部品の仕様を示す。表6において「投射ミラー1」は、第投射ミラー84に該当する。「絞り1」、「絞り2」、「絞り3」は図示していない。
表6

表7は、被投射面101に投射される画面サイズが43インチの場合における投射光学系の光学部品の配置座標を示す。
表7

図1、図2において、第1投射ミラー84、第2投射ミラー85の上端に近接してx軸とz軸を含む面に平行に平板ガラス9が配置されている。本実施例にかかる画像表示装置は図示されない筐体内に組み込まれていて、上記筐体の上端開口に平板ガラス9が嵌め込まれることにより、画像表示装置内部の防塵が図られている。
次に、図3乃至図6を参照しながら、照明光学系、特に、第1照明用ミラー4、第2照明用ミラー5と、投射光学系8を構成する投射レンズ系81およびその鏡筒10の配置関係および形状についてより詳細に説明する。図5、図6では、錯綜をさけるためにDMD7とカバーガラス6は描かれていない。
図3乃至図6において、前記光ミキシング素子2の出射端で均一化された輝度分布をもつ照明光は、コンデンサレンズ3、第1照明用ミラー4、第2照明用ミラー5の順に配置された光学素子を経てDMD7の照射光となる。したがって、光路の途中で光束が物理的に干渉されていわゆる「けられ」が生じると、DMD7の照明光照射領域で照度むらが生じ、被投射面に投射される画像に照度むらを生じ、投射画像の品質が劣化する。光ミキシング素子2の出射端からDMD7に至る光路上では、第2照明用ミラー5が投射レンズ系81に近接しているため、第2照明用ミラー5と投射レンズ系81の鏡胴10が干渉しないように、第2照明用ミラー5を部分的に切り欠くことが多い。そのため、第2照明用ミラー5の上記切り欠きの部分で光束の「けられ」が発生しやすかった。
そこで、図示の実施例では、上記の問題点を解消するために、光ミキシング素子2から反射型画像表示素子であるDMD7に至る光路においてDMD7に最も近い位置に第2照明用ミラー5を配置し、この照明用ミラー5の反射面を、投射光学系8の一部を構成する投射レンズ系81よりもDMD7側に位置させた。ここで、照明用ミラー5の反射面とは、特に断りがない限り実体のある反射面だけを指すのではなく、その延長域面も含むものとする。具体的には、図3において照明用ミラー5の物理的な反射面だけを指すのではなく、符号15を付して点線で示した空間に延長した面も含むものとする。
また、照明用ミラー5の反射面を、投射光学系8の一部を構成する投射レンズ系81よりもDMD7側に位置させるとは、図3において、照明用ミラー5の反射面のy軸方向の頂点151がDMD7側の投射レンズ811の入射面よりも下方(座標原点側)に位置していることである。第2照明用ミラー5の反射面を、上記のように投射レンズ系81よりもDMD7側に位置させたことにより、第2照明用ミラー5の反射面を大きくしても、第2照明用ミラー5が投射レンズ系81やその鏡筒10と干渉することはない。
また、本実施例では、反射型画像表示素子であるDMD7の中心を原点、DMD7が配置されている面をx軸およびこれに直交するz軸を含む面とし、投射光学系8を構成する投射レンズ系81の光軸方向を前記x軸およびz軸に直交するy軸、照明用ミラー(本実施例では第2照明用ミラー5)のy軸方向最大高さをymax、投射レンズ系81を保持する鏡胴10の入射端からy=ymaxの範囲における上記光軸からx軸方向およびz軸方向の最大サイズをRmaxとすると、上記第2照明用ミラー5の反射面の稜線の一部が投射レンズ系81の光軸から上記Rmaxまでの間に位置している。上記反射面の「稜線」とは、第2照明用ミラー5の反射面をx軸とz軸を含む面に投射したときに生成される投射像の限界線のことである。図10は第2照明用ミラー5の反射面をy軸方向から見た図であって、点線51は上記稜線を示している。
本実施例では、投射レンズ鏡胴10の入射端部のy座標はy=42.13、第2照明用ミラー5のy軸方向最大高さはymax=46.65mm、上記鏡胴10の入射端からy=ymaxの範囲における光軸からの最大半径はRmax=13.2mmである。
本実施例ではまた、DMD7で反射され、投射レンズ系81に入射する光束の最大サイズをRfとすると、上記稜線51の一部が上記Rf内に入り込むように配置されている。換言すれば、投射レンズ系81の光軸方向の投射面において、上記稜線51の一部が投射レンズ系81の投射面に侵入している。本実施例では、Rf=10.1mmで、図5、図6に示すように、投射レンズ系81の光軸から第2照明用ミラー5の反射面の稜線51までの距離の最小値をdspとすると、dsp=8.9mmである。上記の構成を備えていることにより、DMD7の被照射面の照度の均一性が向上し、被投射面に投射される画像の品質を高めることができる。
図8は、上記実施例の光学系構成において、照明用光学系による照明光のDMD7の反射面における照度分布をシミュレーションによって求めた結果を示す。DMD7の照度分布位置は、−z方向が被投射面(スクリーン)を正面から見て左方向、+z方向が右方向、−x方向が被投射面を正面から見て上方向,+x方向が下方向にそれぞれ対応する。図8中、点線71で囲まれた領域がDMD7の有効領域である。照度分布は領域内最大照度を1すなわち100%として規格化して表示している。有効範囲内での規格化照度分布の最小値は76%以上になっている。ちなみに、人間の目は、50%の照度分布があっても、その違いをほとんど感じることができないから、上記のような照度分布の最小値76%は何ら問題にならない。
図7は、dspの値をdsp=Rmax+0.5mm=13.7mmとした場合、すなわち、第2照明用ミラー5の反射面を、図6における点線11で示すように、鏡胴10の最大半径Rmaxに沿って切り欠いた場合のDMD7の反射面における照度分布を示す。この例では、DMD7の有効範囲内のうち、+x,−z側の角隅部で49%まで規格化照度分布が低下している。この場合、被投射面を正面から見て左下隅で照度低下が発生する。しかし、この程度の照度分布低下は、前述のとおり、実用上問題にはならない。本実施例は、上記のように、第2照明用ミラー5の反射面を鏡胴10の最大半径Rmaxに沿って切り欠いたことが特徴の一つになっている。
本実施例にかかる画像表示装置は、表5に示したように投射レンズ系81の光軸がy軸に平行、すなわち被投射面に平行で、図1、図2に示すように防塵用の平板ガラス9がx軸およびz軸を含む面に平行すなわち被投射面に対して直角をなす方向に設置されている。このため、投射光学系8の第2投射ミラー85で反射され平板ガラス9を透過する光線のうち、被投射面の左右下隅に向かう光線は、平板ガラス9への入射角度が大きくなり、透過損失が大きくなる。
図19は、被投射面の中央部に向かう光線と被投射面の上下左右の隅に向かう光線の平板ガラス9への入射角度を示している。平板ガラス9への入射角度は、被投射面全域では20度弱〜約80度と広範囲なものになる。上記入射角度は被投射面の中央から左右下隅に近づくにしたがって大きくなり、左右下隅に向かう光線の入射角度は80度以上になる。一般に光学素子への入出射角度は大きくなるほど透過率が低下するため、被投射面の左右下隅では平板ガラス9による透過損失により照度低下が発生しやすい。特に被投射面の左下隅は、上述した第2照明用ミラー5の反射面の切り欠きに伴うDMD7の照度低下エリアと重なるため、上記被投射面の左下隅の照度低下はより大きくなる。
前記第2照明用ミラー5と投射光学系8の配置関係は本実施例の特徴で、これによって、前述のとおり被投射面上の照度分布の均一性向上効果を得ることができる。かかる照度分布の均一性向上効果は、上記のように照度むらの原因となる要素が複数ある場合に、より顕著になる。
本実施例において、第2照明用ミラー5の反射面を投射レンズ系81の光軸に近づけていくと、DMD7上の照度分布の平坦度は改善される反面、投射レンズ系81に入射するDMD7の反射光束の「けられ」量も増していく。そのため、第2照明用ミラー5の反射面の投射レンズ系81へのせり出しが大きくなりすぎると、光学系の光利用効率を低下させる。
表8は、投射レンズ系81の光軸から第2照明用ミラー5の反射面の稜線51までの距離の最小値dspが、dsp=13.7mmの場合を基準として、dspを変化させたときの光利用効率とDMD7上での規格化照度分布を計算した結果を示す。図20に示すように、第2照明用ミラー5を、その反射面切り欠き部における稜線104の形状を維持したまま、x軸方向に移動させ、dsp=13.7mm、10.5mm、9.0mm、8.0mm、7.0mmの各位置における照度分布を計算した。表8において、光利用効率はdsp=13.7mmの場合を100%として規格化している。また、DMD7上の照度分布は被投射面の上下左右の4隅に対応する位置の規格化照度を抽出して記載している。
表8
表8から分かるように、dspが小さくなるに従い、第2照明用ミラー5での「けられ」が減少し、スクリーンの左下隅に対応するDMD7上での規格化照度は上昇していく。一方、光学系の光利用効率も、dspが小さくなるに従い、一旦、光利用効率は上昇するが、それ以降(dsp<9)は第2照明用ミラー5によるDMD7からの反射光束の「けられ」が増大するため、光利用効率は減少していく。したがって、dsp=9を下限に設定すれば、光利用効率を低下させることが無く、また、被投射面の下隅に対応するDMD7上での照度も左右での差異が1〜2%以内に抑えられ、左右の照度バランスを取ることができる。ここで、投射レンズ系81に入射する光束の最大サイズRfは、本実施例の光学系ではRf=10.1mmであるから、これより、
dsp/Rf≧9/110.1=0.89
とすれば良いことがわかる。このように構成することにより、光学系の光利用効率を低下させること無く、DMD7の被照射面の照度分布の均一性を向上させ、被投射面に投射される画像の品質を向上させることができる。
図17は、前記実施例1の図3、図4に示した照明光学系の第1照明用ミラー4、第2照明用ミラー5、投射レンズ系81の入射側第1レンズ811、投射レンズ系81を保持する鏡胴10の部分を拡大して別の角度からみた図である。一方、図18は、本発明の実施例2における照明光学系の、上記第1照明用ミラー4、第2照明用ミラー5、投射レンズ系81の入射側第1レンズ811、投射レンズ系81を保持する鏡胴10の部分を拡大して別の角度からみた図である。
本実施例2では、図18に示すように、第2照明用ミラー5の、投射レンズ系側のエッジに面取り103を施している。この面取り103を施したことにより、第2照明用ミラー5と鏡胴10との干渉を避け、あるいは干渉が生じる範囲を少なくすることができ、これに加えて、第2照明用ミラー5を投射レンズ系の光軸方向に近づけられるため、第2照明用ミラー5の反射面の有効領域を広く確保することができる。これにより、DMD7の被照射面における照明光の照度分布均一性、さらには被投射面上における照度分布の均一性が高まり、被投射面に投射される画像の品質を高めることができる。
実施例2ではミラーの反射面とは反対側のエッジに面取り処理を施したのに対し、本実施例3では、図17における点線1001内、すなわち、第2照明用ミラー5の投射レンズ系側の切り欠き部で、かつ、第2照明用ミラー5の反射面側のエッジ1002に丸み面取りを施している。
図21は、本発明に係る画像表示装置の実施例における第2照明用ミラーの断面AA’を示すための図である。図22は、図21において第2照明用ミラー5のみを断面AA’で見た場合の部分拡大図である。
図22中、1003が丸み面取り部で,図21における切り欠き部側の稜線51に沿って形成されている。また、1004が丸み面取り部に設けられた遮光部である。この遮光部100は、第2照明用ミラー5の反射面よりも低い反射特性を有するものとする。
遮光部1004は、遮光性を有する部材で第2照明用ミラー5の反射面(図10における稜線51の内側)に掛からないように、切り欠き側から丸み面取り部1003を保持しても良いし、あるいは遮光性を有する部材を丸み面取り部1003に貼付しても良い。あるいは遮光性を有する塗装でも良い。
丸み面取り部1003に遮光部1004を設けることで、DMD7から反射した光束が第2照明用ミラー5の丸み面取り部で反射し、投射レンズ系81に入射する迷光の発生を防止できる。これにより、被投射面に投射される画像の品質を高めることができる。
図11は、本発明の実施例4の特徴部分である光源1と光ミキシング素子2までの部品配置を示している。図11に示すように、本実施例では、光ミキシング素子2の入射端と前記防爆ガラス12との間に、これら光ミキシング素子2の入射端と前記防爆ガラス12に近接して、カラーホイール13が配置されている。カラーホイール13は、防爆ガラス12と同様に光源1の光軸(図中、z軸方向)に対して10°傾けて配置されている。
カラーホイール13は、輪帯部分が光の三原色〔赤(R)、緑(G)、青(B)〕に分割され、または、上記赤、緑、青に加えて白(W)に分割された周知の光学フィルタである。カラーホイール13が回転駆動されると、照明光の光路を上記輪帯部分が横切り、光源1からの照明光は、R、G、B、さらにはWの各色の照明光に時分割され、光ミキシング素子2に入射する。
上記の構成を有する実施例4によれば、カラー画像の投射装置を得ることができる。カラーホイール13以外の光学部品の構成は、実施例1および実施例2の構成と同様とすることができるため、被投射面上の照度の均一性を高めた高品質のカラー画像を投射することができる画像表示装置を得ることができる。
本発明に係る画像表示装置は、パソコン、テレビ、DVDプレーヤ等からの映像信号を表示するためのプロジェクタ、その他の画像表示装置として広く利用することができる。
1 光源
2 光ミキシング素子
3 コンデンサレンズ
4 第1照明用ミラー
5 第2照明用ミラー
7 反射型画像表示素子
8 投射光学系
9 平板ガラス
10 レンズ鏡筒
81 投射レンズ系
84 第1投射ミラー
85 第2投射ミラー
特開2000−98272号公報 特許第3121843号公報 特許第4027712号公報 特許第4158317号公報

Claims (11)

  1. 光源と、
    前記光源から出射される光を集光して所定の位置に集光像を形成する集光器と、
    前記集光像の近傍に入射端を有する光ミキシング素子と、
    2次元的に配置された複数の微小ミラーを有し個々の微小ミラーの傾き角度をオン状態とオフ状態で変化させることにより反射光の出射をオン・オフさせる反射型画像表示素子と、
    前記光ミキシング素子の出射端から前記反射型画像表示素子までの間に配置されているコンデンサレンズと照明用ミラーからなる照明光学系と、
    前記反射型画像表示素子を構成する複数の微小ミラーのうちオン状態にある微小ミラーからの反射光を被投射面に投射する投射光学系と、を備え、
    前記光ミキシング素子から前記反射型画像表示素子に至る光路において前記反射型画像表示素子に最も近い位置に前記照明用ミラーが配置されていて、この照明用ミラーの反射面は、前記投射光学系の一部を構成する投射レンズ系よりも前記反射型画像表示素子側であって、かつ前記反射型画像表示素子を構成する複数の微小ミラーが全てオン状態のとき、前記投射光学系に入射する光線の一部を前記照明用ミラーの反射面の稜線の一部が遮るように位置している画像表示装置。
  2. 前記反射型画像表示素子の中心を原点、
    前記反射型画像表示素子が配置される面をx軸とこれに直交するz軸を含む面とし、
    前記投射光学系を構成する投射レンズ系の光軸方向を前記x軸およびz軸に直交するy軸、
    前記照明用ミラーのy軸方向最大高さをymax、
    前記投射レンズ系を保持する鏡胴の入射端からy=ymaxの範囲における前記光軸からx軸方向およびz軸方向の最大サイズをRmaxとすると、
    前記照明用ミラーの反射面の稜線の一部が前記投射レンズ系の光軸から上記Rmaxまでの間に位置している請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記光ミキシング素子から前記反射型画像表示素子に至る光路において前記反射型画像表示素子に最も近い位置に配置されている前記照明用ミラーの反射面の稜線から前記投射レンズ系の光軸までの距離の最小値をdsp,前記反射型画像表示素子で反射され前記投射レンズ系に入射する光束の最大サイズをRfとしたとき、
    dsp/Rf≧0.89
    である請求項1又は2記載の画像表示装置。
  4. 前記光ミキシング素子から前記反射型画像表示素子に至る光路において前記反射型画像表示素子に最も近い位置に配置されている前記照明用ミラーは、前記投射レンズ系側のエッジが面取りされている請求項1乃至の何れかに記載の画像表示装置。
  5. 前記光ミキシング素子から前記反射型画像表示素子に至る光路において前記反射型画像表示素子に最も近い位置に配置されている前記照明用ミラーは、前記投射レンズ系側で、かつ、反射面側のエッジが面取りされている請求項1乃至の何れかに記載の画像表示装置。
  6. 前記照明用ミラーの反射面側の面取りされた部分には、遮光部材が配置されている請求項に記載の画像表示装置。
  7. 前記投射光学系は前記投射レンズ系と投射ミラーを有してなり、前記投射レンズ系の光軸は前記被投射面に平行に配置され、前記投射ミラーは前記投射レンズ系を透過する光束を前記被投射面に向けて反射するように配置されている請求項1乃至の何れかに記載の画像表示装置。
  8. 前記投射光学系は最後部に平板ガラスを備え、前記平板ガラスは、その光入出射面が前記被投射面に直交する方向に配置されている請求項記載の画像表示装置。
  9. 前記照明光学系には、前記光ミキシング素子の入射端近傍または出射端近傍に回転カラーフィルタが配置されている請求項1乃至の何れかに記載の画像表示装置。
  10. 前記照明光学系は、コンデンサレンズとその後ろに配置されている第1、第2照明用ミラーからなり、前記反射型画像表示素子に最も近い位置に配置されている照明用ミラーが前記第2照明用ミラーである請求項1乃至の何れかに記載の画像表示装置。
  11. 前記投射ミラーは、前記投射レンズ系を透過する光を、斜め上方に位置する前記被投射面に向けて反射するように配置され、前記投射ミラーの反射面は、斜め上方の前記被投射面に投射される画像の歪みを矯正するために自由曲面に形成されている請求項または記載の画像表示装置。
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