JP2011112811A - 画像投射装置 - Google Patents

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和弘 藤田
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Abstract

【課題】画像投射装置本体や通信コード又は電源コードが画面を遮ることなく、また、画像投射装置を肥大化させることがないような、小型の画像投射装置を提供する。
【解決手段】画像投射装置10の投射光学系は、中間像13を形成する正のパワーを有する第一の光学系12と反射させて拡大投影する正のパワーを有する凹面ミラー14からなり、投射される投射画像は、前記投射光学系を構成する第一の光学系の光軸中心17に対して、前記投射画像の縦方向(短手方向)、及び横方向(長手方向)の両方向にシフトして投射され、前記投射光学系から投射画像位置に至るまでの投射光路中には、投射光切替手段15が配置されており、投射光を縦方向又は横方向のうちいずれかのシフトの方向とは逆の方向へ偏向させるか否かを選択できるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶パネルなどのライトバルブにより生成された画像を投射表示する投射光学装置、又はそれを用いた表示装置に関する。この投射光学装置は、フロントプロジェクター等に応用することができる。
従来の投射光学装置としては、特開2005−156573号公報や特開2009−80462号公報に記載されたものがある。
特開2005−156573号公報(「画像投射装置」、特許文献1)には、図12に示されるように、上方(レンズの光軸を含む鉛直方向断面(所謂メリディオナル断面))のみならず同時に横方向(ラディアルアジムス成分方向)に投射する機能を有しており、結果的に投射装置52に対して斜め上方又は下方へ投射する画像投射装置が開示されている。この画像投射装置では光軸まわりに画像表示パネル53を回動可能として、投射画面51の左右シフト方向をどちらにするかを切り替えている。
画像投射装置では投射光学系の投射倍率に応じて、画像表示パネル53の位置精度は厳しくなる。これは少しの画像表示パネル53の位置変動が、そのまま拡大されて投射画像51へ影響を及ぼすからである。画像表示パネルと投射レンズの位置を変えるとなると、位置変動を抑える必要がありメカ機構が必要となる。また、位置変動誤差による投射画像の品質を損なうという問題があった。これは投射倍率が大きくなればなるほど顕著となるので、拡大投射装置(いわゆるプロジェクター)においては解決すべき大きな課題となっていた。
また、特開2009−80462号公報(「投射光学系及び画像表示装置」、特許文献2)に記載された画像投射装置は、屈折系で一旦中間像を作った後、凹面ミラーで拡大する投射系を有し、この凹面ミラーの後に平面状の偏向素子を配置し、この偏向素子によって投射方向を折り曲げている。このように、凹面ミラーによって反射集光させているので、反射屈折力を非常に高くできるため、超広角化が容易であり近い位置から大きな画像を得るというユーザメリットがある。
しかしながら、プロジェクターを使って説明するプレゼンテーターが、画面の前に位置するとき、プレゼンテーターと画面の間に投射装置を設置することになるが、これを回避するために投射装置を画面の隅に配置したい場合には、適用することができないなどの制約があった。また、画像を上方から投射させる形態では、パソコンとの通信コードや電源コードなどが画面の前に垂れ下がるので、邪魔になっていた。
そこで、本発明の課題は、上記従来の画像投射装置が有する問題点を解決するために、画像投射装置本体や通信コード又は電源コードが画面を遮ることなく、また画像表示パネルの位置変動誤差をなくすための機構によって画像投射装置を肥大化させることがないように、投射画面の四隅方向の何れにも画像投射装置を配置することができ、至近から投射可能な小型の画像投射装置を実現することである。
以下に、上記課題を解決するために講じた手段を作用とともに説明する。
(1) 本発明に係る画像投射装置(請求項1に対応)は、少なくとも、画像形成部と、前記画像形成部で形成される画像を拡大投射する投射光学系により構成される画像投射装置であって、
前記投射光学系は、正のパワーを有する第一の光学系により中間像を形成し、該中間像を正のパワーを有する凹面ミラーで反射させて拡大投射する光学系であり、
前記画像投射装置より投射される投射画像は、前記投射光学系を構成する第一の光学系の光軸中心に対して、前記投射画像の縦方向(短手方向)、及び横方向(長手方向)の両方向にシフトして投射され、
前記投射光学系から投射画像位置に至るまでの投射光路中には、投射光切替手段が配置されており、
前記投射光切替手段によって、投射光を縦方向又は横方向のうちいずれかのシフトの方向とは逆の方向へ偏向させるか否かを選択できることである。
このように構成することによって、第一の光学系によって中間像が形成され、この中間像が凹面ミラーにより反射集光され画面に投射画像が形成される。投射光切替手段が投射光路中に位置され投射光路が折り返される状態では、第一の状態で得られる投射画像(I)が形成され、投射光切替手段が投射光路から外され投射光路が折り返されない状態では、第二の状態で得られる投射画像(II)が形成される。
このように、投射画像は、第一の光学系の光軸中心に対して、縦方向(短手方向)と横方向(長手方向)の両方向にシフトして投射されるので、画像投射装置を投射画面に対して画面の隅に配置することができ、かつ、投射画像の投射位置を画面左右のいずれかの方向に、又は画面上下のいずれかの方向に容易に選択することができる。また、中間像を形成するので、中間像を形成しない従来の光学系と比較して、格段に投射光切替手段を小さくすることができる。
(2) また、上記(1)の画像投射装置において、投射画像の縦方向(短手方向)をY軸、投射画像の横方向(長手方向)をX軸とし、X軸とY軸の交点を前記第一の光学系の光軸上に位置するようにしたとき、得られる4つの領域(+X,+Y)、(+X,−Y)、(−X,+Y)、(−X,−Y)の何れかに、前記画像形成部を配置することができる。(請求項2に対応)
このような構成によって、例えば、画像形成部を(+X,−Y)の領域に配置すれば、第一の光学系によって光軸を挟んで反対側の(−X,+Y)の領域に中間像が形成される。この中間像が凹面ミラーにより反射集光され、投射光切替手段により投射光路が折り返される状態(第一の状態)では、(+X,+Y)の領域に投射画像(I)が形成され、投射光路が折り返されない状態(第二の状態)では、(+X,−Y)の領域に投射画像(II)が形成される。
画像形成部が光軸からシフトして配置されているので、共軸の投射系に適用することが可能であり、設計し易く、製作する場合にも投射系を構成するレンズ要素の光軸を合わせる光軸調整がし易くなる。
(3) また、上記(2)の画像投射装置において、投射光切替手段は、少なくとも投射光路を偏向する偏向素子と、該偏向素子を投射光路上に配置させるか否かを選択する移動選択手段とから構成してもよい。(請求項3に対応)
このような構成によって、移動選択手段によりミラー等の偏向素子を移動するだけで投射光路を切り替えることができる。
(4) また、上記(2)の画像投射装置において、投射光切替手段の偏向素子は、第一の状態では反射し、第二の状態では透過する機能を選択できる素子であってもよい。(請求項4に対応)
このような構成によれば、偏向素子を光の偏光特性を利用する偏光分離素子によって構成することができるので、投射光切替手段にメカニカルな駆動機構がなくなるため、ミラーの位置変動による画像の焦点ズレや投射画像の位置ズレが発生しない。
(5) また、上記(1)〜(4)のいずれかの画像投射装置において、投射光切替手段を構成する偏向素子を、投射画面の法線に対して略平行に配置することができる。(請求項5に対応)
このような構成によって、投射光切替手段で反射された状態の投射画像(I)と、投射光切替手段が無効となっている状態の投射画像(II)が、同一平面内に存在することができるので、投射画像を画像投射装置に対して左右のどちらに投射するかを容易に選択することができる。
(6) また、上記(5)の画像投射装置において、投射光切替手段を構成する偏向素子は、投射光を少なくとも垂直方向と水平方向の2方向に偏向させることができるように、2つの位置を選択可能であってもよい。(請求項6に対応)
このような構成によって、投射光切替手段の偏向素子を投射画面の法線に対して略平行に配置すると共に、その反射面を縦方向(Y方向)に略平行に設定するか、又は横方向(X方向)に略平行に設定するかによって、投射画像のシフト方向を3方向に変更することができる。
(7) また、上記(1)〜(6)のいずれかのの画像投射装置において、投射光切替手段により投射方向を折り返す場合と折り返さない場合とに応じて、入力画像を反転像とする画像処理部を設けることができる。(請求項7に対応)
このような構成によって、投射光切替手段による投射光切り替え情報を受け取って、これに連動させて投射画像を自動的に反転させ投射するので、投射画像のシフト方向の選択が容易となる。
(8) また、上記(2)の画像投射装置において、投射光学系を構成する凹面ミラーは、第一の光学系の光軸を中心に、左右方向、上下方向ともに非対称な形状であってもよい。(請求項8に対応)
このような構成によれば、第一の光学系は複数のレンズ系を組み合わせるため、それぞれのレンズの光軸を意図的にずらして組み合わせた構成は組み難いので、単一のミラーで構成される第二の光学系である凹面ミラーに非対称性を持たせる方が設定し易い。つまり、凹面ミラーを光軸を含んだZX平面で非対称にし、かつ光軸を含んだYZ平面に対しても非対称にすることにより、投射光学系の設計の自由度を格段に向上させることができる。
本発明の効果を請求項にしたがって整理すると次のとおりである。
(1) 請求項1に係る発明
投射画面に対して画像投射装置を画面の隅に配置することができ、かつ、投射画像の投射位置を画面左右のいずれかの方向に、又は画面上下のいずれかの方向に容易に選択することができる。
第一の光学系により中間像を形成するので、中間像を形成しない従来の光学系と比較して、格段に投射光切替手段を小さくすることができ、画像投射装置全体を小型化することができる。
また、配置の制約をさらになくすことができるので、画像投射装置の使い勝手を向上することができる。
(2) 請求項2に係る発明
画像形成部が光軸からシフトして配置されているので、共軸の投射系に適用することができ、設計し易く、また製作する場合にも投射系を構成するレンズ要素の光軸を合わせる光軸調整がし易いため、製造コストを下げることができる。
(3) 請求項3に係る発明
ミラー等の偏向素子を移動するだけで投射光路を切り替えることができるので、非常に簡便な機構で投射光切替手段を実現することができる。
(4) 請求項4に係る発明
投射光切替手段に可動部、即ち、メカニカルな駆動機構がなくなるので、信頼性が高くなる。また、ミラーの位置変動による画像の焦点ズレや投射画像の位置ズレが発生しない。
(5) 請求項5に係る発明
投射画像を投射装置に対して左右のどちらに投射するかを容易に選択することができるようになり、画像投射装置をひっくり返すような手間を省くことができる。
(6) 請求項6に係る発明
投射光切替手段の偏向素子の配置を選択するのみで、投射画像のシフト方向を3方向に変更することができるので、より一層自由度の高い設置方法を選択することができる。
(7) 請求項7に係る発明
投射光切替手段の切り替えと連動させて投射画面の反転を行うので、シフト方向の選択が容易となり、画像投射装置の使い勝手が格段に向上する。
(8) 請求項8に係る発明
投射光学系の設計の自由度を格段に向上させることができ、投射性能の向上と投射光学系の小型化に寄与することができる。
図1は、本発明の実施例1による画像投射装置の概念図であり、画像形成部と投射光学系のY−Z平面での配置を示す。 図2は、同じく実施例1による画像投射装置の概念図であり、画像形成部と投射光学系のZ−X平面での配置を示す。 図3は、同じく実施例1による画像投射装置の概念図であり、画像形成部と投射光学系のX−Y平面での配置を示す。 図4は、同じく実施例1による画像投射装置において、第一の光学系から第二の光学系に向かって見たときの偏向素子の構成を示す模式図である。 図5は、同じく実施例1による画像投射装置において、第一の光学系から第二の光学系に向かって見たときの別の偏向素子の構成を示す模式図である。 図6は、本発明の実施例2による画像投射装置の概念図であり、画像形成部と投射光学系のX−Y平面での配置を示す。 図7は、本発明の実施例1による画像投射装置の第一の状態を示す斜視図である。 図8は、同じく実施例1による画像投射装置の第一の状態を示すY−Z平面図である。 図9は、同じく実施例1による画像投射装置の第一の状態を示すZ−X平面図である。 図10は、同じく実施例1による画像投射装置の第一の状態を示すX−Y平面図である。 図11は、本発明の画像投射装置の全体システムを示す概念図である。 図12は、従来の画像投射装置の概念図である。
以下に、本発明による実施例1及び実施例2について、図1〜図11を参照しながら説明する。
本発明の実施例1による画像投射装置について、図1〜図5を参照しながら説明する。図1〜図3は画像投射装置の概念図であり、図1はY−Z平面での配置、図2はZ−X平面での配置、図3はX−Y平面での配置を示している。また、図4及び図5は投射光切替手段の説明図である。
画像投射装置10は、画像形成部11と、この画像形成部11で形成される画像情報を拡大投射する投射光学系(拡大投射光学系)とにより構成される。この投射光学系は、複数のレンズで構成される第一の光学系12と、少なくとも1枚から成りパワー(屈折力)を有する反射光学素子で構成される第二の光学系(凹面ミラー)14とから成っている。
上記画像投射装置10により投射される投射画像は、上記投射光学系の光軸中心に対して、上記投射画像の縦方向(短手方向)と横方向(長手方向)の両方向にシフトして投射される。この投射光学系の投射光路中には、投射光切替手段15が配置されている。この投射光切替手段15は、投射光を縦方向又は横方向のうちいずれかのシフトの方向とは逆の方向へ偏向させるか否かを選択することができる光路切替手段であり、図1に示されるように、第一の状態で得られる投射画像(I)16a、又は第二の状態で得られる投射画像(II)16bのいずれかを、それぞれ異なる位置へ拡大投射できるように、投射方向を切り替える機能を有している。
上記画像形成部11と投射光学系(第一及び第二の光学系12,14)の位置関係について、図1を用いて説明する。図1は、紙面に垂直な方向をX方向、上下方向をY方向(上側が+)、第一の光学系12の光軸方向をZ方向(右側が+)としたとき、Y−Z平面での配置関係を示している。ここで、画像形成部11は、第一の光学系の光軸17より下側(図面では−Y側)に配置されている。
また、図2には図1と同じ画像投射装置10を示しており、方向の異なるY方向から見た図であり、Z−X平面での配置関係を示している。画像形成部11は第一の光学系の光軸17上にはなく、X方向にシフトされていて、図に示すようにX軸矢印方向(+X側)に配置されている。
ここで、上記第一の光学系の光軸17とは、投射光学系を構成する複数のレンズの光軸のうち最多数のレンズにより共有される光軸とする。ここでは、第一の光学系12を構成する複数のレンズで共有される光軸と一致する。
また、画像形成部11の位置を明確に規定するために、光軸を基準として4つの領域を以下のとおり定義する。つまり、投射画像の縦方向(短手方向)をY軸、投射画像の横方向(長手方向)をX軸とし、X軸とY軸の交点を上記第一の光学系12の光軸17上に位置するようにしたとき、4つの領域が得られるが、その4つの領域を(+X,+Y)、(+X,−Y)、(−X,+Y)、(−X,−Y)として定義する。
上記4つの領域の何れかに画像生成部11を配置し、2つ以上の領域に含まれないようにする。
ここで、画像形成部11は、Y軸とX軸の両方向にシフトさせているので、第二の光学系14は、シフトさせた反対側のみに反射面を持たせれば良い。つまり、第二の光学系14である凹面ミラーを肥大化させることなく、必要な反射領域のみに形成した凹面ミラーを用意すれば良い。
上記画像形成部11のシフト量は、Y軸方向とX軸方向のどちらにも100%以上のシフトとすることが望ましい。シフト量について説明すると、シフト量とは、物体に相当する画像形成部11を光軸17に対してどれだけシフトさせているかを表す量である。画像形成部11の中心と光軸17が一致しているとき、即ち、投射光学系の光軸中心に画像形成部11を配置したときのシフト量を0%とし、それから物体面上をスライドして画像形成部11の最端部が光軸17と重なる位置までシフトさせたときのシフト量を100%とする。つまり、シフト量が100%未満であれば、光軸は画像形成部上のどこかと交わっているが、100%以上になると画像形成部と光軸は交わらなくなる。
上記シフト量は縦方向と横方向とによって定義され、大抵は画面の縦方向、つまりY軸方向には100%を超えたシフト量となっている。100%を超えないと、凹面ミラー(第二の光学系14)で反射された後の光束が、第一の光学系と干渉し、画像形成ができないためである。
また、X軸方向は必ずしも100%でなくても良いが、X軸方向にシフトされた投射光の向きを変えて投射させる場合は、X軸方向のシフト量は100%以上にする必要がある。
投射光学系(拡大投射光学系)は、正のパワー(屈折力)を有する第一の光学系12と、同じく正のパワーを有する第二の光学系14により構成されている。第一の光学系12は少なくとも複数のレンズで構成され、第二の光学系14は少なくとも凹面ミラーで構成されている。第一の光学系12と第二の光学系14との間には、第一の光学系12により画像形成部11の等倍から数倍の倍率の中間像13が形成される。この中間像13が、第二の光学系14の凹面ミラーにより反射集光され、さらに拡大されて所望の投射位置に画像形成される。上記中間像13は必ずしも平面ではなく、収差も多く含んでいても良い。第一の光学系12と第二の光学系14で構成される投射光学系は、所望の結像性能を持つように設計されている。
このように中間像面を一旦得る光学系を採用することにより、第二の光学系14でいわゆる“絞り”に相当する光束が一旦集まる箇所ができるので、この近傍に光路を切り替える投射光切替手段15を配置することによって、投射光切替手段15のサイズを小さくすることができる。第二の光学系14は一面の凹面ミラーにより構成されているので、“絞り”はないが、第一の光学系12の“絞り”の像に相当する。つまり、第一の光学系12の“絞り”の位置に共役な位置関係となる第一の光学系12の“絞り”の像の位置の近傍では、光束が集まっているので、「投射光束」の広がりが比較的少ない。中間像を形成しない従来の他の光学系と比較すると、格段に投射光切替手段を小さくすることができる。
ここで、上記実施例1における投射光学系(第一及び第二の光学系12,14)と投射光切替手段15と画像生成部11の配置関係について、実際に用いる光学系を示す図7〜図10を用いて説明する。図7は画像投射装置の第一の状態を示す斜視図、図8は同じく画像投射装置の第一の状態を示すY−Z平面図、図9は同じく画像投射装置の第一の状態を示すZ−X平面図、図10は同じく画像投射装置の第一の状態を示すX−Y平面図である。
第一の光学系12と画像生成部11の間には、図示していない照明光と投射光を分離するための光路分離用のプリズム18などが配置されている。必要に応じて、他の部品と置き換えても良い。例えば、3板式透過型液晶パネルに適用する場合は、赤青緑のパネルの作像光を合成するいわゆるクロスプリズムなどが配置される。画像生成部11は、Y方向には100%を超えるシフト量が付与され、X方向にはほぼ100%に近いシフト量が付与されて配置されている。
次に、投射光切替手段15について説明する。
この投射光切替手段15は、投射光を反射させることにより、光路を折り曲げて投射光を折り返すことができる。このとき投射光は、第一の状態で得られる投射画像(I)16aを形成する。この第一の状態で得られる投射画像(I)16aと第二の状態で得られる投射画像(II)16bは、それぞれ光軸17を挟んで+Y側と−Y側に位置している。
ここで、上記投射画像(I)16aは、投射光切替手段15が機能して光路が折り返されている状態で得られる投射画像であり、上記投射画像(II)16bは、光路が折り返されていない場合の投射画像であり、それぞれ投射画像の形成される位置が異なる。
次に、本発明の実施例1による画像投射装置の作動について、図3を参照しながら説明する。図3は画像投射装置のZ方向に沿って見たX−Y平面図である。
また、画像形成部、中間像形成位置、投射画像の位置について、先に定義した4つの領域(+X,+Y)、(+X,−Y)、(−X,+Y)、(−X,−Y)で説明する。
図3は、画像形成部11から投射光学系を見た図を示しており、光路が折り返されている状態(第一の状態)と、折り返されていない状態(第二の状態)を図示している。画像形成部11は、(+X,−Y)の領域に配置されていて、図には示されていないが、第一の光学系12によって、光軸を挟んで反対側の(−X,+Y)の領域に中間像を形成する。この中間像が第二の光学系14の凹面ミラーにより反射集光され、投射光路が折り返されている状態(第一の状態)では、(+X,+Y)の領域に投射画像(I)16aが形成される。また、投射光路が折り返されていない状態(第二の状態)では、(+X,−Y)の領域に投射画像(II)16bが形成される。
投射画像(I)16aと投射画像(II)16bは横長の長方形であり、通常、横と縦の長さの比は4:3であるが、16:9などのアスペクト比とする場合もある。一般に、長手方向を横方向とし、短手方向を縦方向としている。
投射光切替手段15は、これまでに説明したとおり光路を折り返す機能を有しており、その具体的手段としては平面ミラーなどの反射部により構成される。図3では、その反射部が投射画像の長手方向に水平に置かれている状態である。光路切り替え方向は投射画像の短手方向、つまり上下方向となっていて、図3に示されているようにY方向である。
従来では、画像形成部と投射光学系の相対位置関係を変えて、つまり、X−Y平面内で画像形成部の配置位置を変えることにより投射方向を設定していたので、投射方向を変える際には画像形成部の位置を変えざるを得なかった。すなわち、像高方向の位置シフト調整が必要であった。この場合、画像投射装置との距離関係(Z方向の間隔)を狂わすことなく、像高の位置調整をする必要があるので、非常に大掛かりな装置となっていた。
これに対して、本発明では投射光切替手段15を設けることによって、図3に示されるように、投射光を折り返すか否かによって、容易に投射画像の位置を4つの領域(第一、第二、第三、及び第四の状態)に設定することができる画像投射装置を実現することができた。
次に、投射光切替手段15の具体的な例を図4及び図5に基づいて説明する。
投射光切替手段15は、少なくとも反射面を有する偏向素子と、この偏向素子を移動させる移動補助部材24から成ることが望ましい。
先ず、偏向素子の具体例について、図4を参照しながら説明する。図4は、第一の光学系から第二の光学系に向かって見たときの偏向素子の構成を示す。
偏向素子21は、その表面が反射面22と成っており、図4(a)に示す第一の状態では、投射光束23を反射させる位置に配置されている。この偏向素子21は、それに設けられた移動補助部材24によって、矢印側に移動されることにより偏向素子21を投射光路中から外すことができる。図4の矢印方向は、図1及び図2におけるX方向に対応する。図4(b)に示す第二の状態では、投射光束23は反射されずに投射画像(II)を形成する。つまり、投射光切替手段15とは、偏向素子21を投射光路中に配置するか否かについて、外部からの命令によって偏向素子21を移動させる移動選択手段を指すものである。偏向素子21は反射ミラーが好適であり、ミラー部でパワー(屈折力)を有しない平面ミラーが望ましい。
ここで、偏向素子21により投射光路が折り返される場合を第一の状態とする。この第一の状態で形成される投射画像を投射画像(I)とする。投射画像(I)と投射画像(II)は、図1、図2と対応している。
上記移動補助部材24を移動させる移動選択手段としては、様々な方法を採用することができる。偏向素子(例えば、平面ミラー)21を手動により移動させても良い。また、ガイドに沿って移動するスライド機構を利用して、偏向素子21の位置精度を保つこともできる。移動補助部材24は、外部コマンドによって電動モータを駆動することにより、ギア連動により移動させることも可能である。
次に、偏向素子の別の具体例について、図5を参照しながら説明する。図5は、第一の光学系から第二の光学系に向かって見たときの偏向素子の構成を示す。
この偏向素子26は、第一の状態と第二の状態について、それぞれ偏向機能を有する反射面27と偏向させない機能を有する透過面28を、図5に示される断面構造のように、一体構造としても良い。つまり、透明部材の表面の半分に反射面27を形成し、残りの半分は透過面28としており、この反射面27を第一の状態として機能する反射領域26aとし、透過面28を第二の状態として機能する透過領域26bとして選択可能である。
また、偏向素子の別の具体例としては、上記各偏向素子21,26のようにメカニカルな移動をさせずに、偏向素子を反射状態と透明状態に切り替えることができる素子によって構成しても良い。具体的には、偏向素子を偏光分離素子として光の偏光特性を利用することにより、S偏光を投射光とした時はそれを反射し、P偏光を投射光とした時はそれを透過するようにすれば良い。投射光の偏光を切り替えるには、偏光板により直線偏光とした後、90度偏光を旋廻できる液晶素子を介在させることによって、投射光の偏光を切り替えることができる。
上記投射光の偏光切換手段は、投射光学系の内部に設けるのが好適である。これは、図1及び図2などに示した画像投射装置10の説明からも解るように、第一の光学系12と第二の光学系14の間に配置する構成を含むものである。
これまでに説明した実施例1では、投射光切替手段15を構成する偏向素子は、全て投射画面の法線に対して略平行に配置されている。
例えば、図1に示されるように、第一の状態(投射光切替手段15で反射された状態)の投射画像(I)16aと、第二の状態(投射光切替手段15が無効となっている状態)の投射画像(II)16bが同一平面内に存在することができる。つまり、投射光の切り替えにより、投射位置を変更させることなく投射することができるようになる。
これに対して、偏向素子を法線に対して平行に配置しない場合は、第一の状態(投射光切替手段15で反射された状態)の投射画像(I)16aと、第二の状態(投射光切替手段15が無効となっている状態)の投射画像(II)16bは同一平面内にならず、歪みを発生し焦点ズレも生じてしまう。
本発明の実施例2による画像投射装置30について、図6を参照しながら説明する。図6は画像投射装置の概念図であり、X−Y平面での配置を示している。
本実施例2の画像投射装置30は、投射光切替手段35を構成する偏向素子が、投射画面の法線に対して略平行に配置されると共に、Y方向(縦方向)に略平行な反射面を有する偏向素子を含む手段であって、投射光の方向を投射画面の左右方向(X方向)へ切り替えることができると共に、上記偏向素子の反射面をX方向(横方向)に略平行な位置にも設定できるようにして、投射光の方向を上下方向(Y方向)への切り替えも可能としたものである。
図6を用いて説明すると、上記投射光切替手段35の偏向素子を光軸Zを中心に90度回転させて、水平にするか又は垂直にするかによって、(−X,−Y)の位置又は(+X,+Y)の位置に投射画像を形成することができるようになる。偏向素子を投射光路中から外すと、(+X,−Y)の位置に投射画像を形成することができる。
このように、画像投射装置30の姿勢(配置)を全く変えないで、3つの状態の投射スタイルを実現することができる。
上記実施例1では、図1〜図3に示されるように、投射画像の長手方向に平行な偏向面により光路の折り曲げを行う投射光切替手段であったが、本実施例2においては、図6に示されるように、投射画像の短手方向に平行な偏向面により投射光路の折り曲げを行う投射光切替手段35としている。
つまり、このような構成であれば、図6に示すように、画像投射装置30に対して投射画像を左右のどちらに投射するかを容易に選択することが可能になる。
次に、画像投射装置の全体システムについて、図11を参照しながら説明する。図11は、画像投射装置の全体システムを示す概念図である。
画像投射装置の全体システムは、光源41、リフレクタ42、カラーホイール43、ホイール駆動装置44、ロッドインテグレータ45、照明光学系46、画像形成部(DMDパネル)11、全反射プリズム18、通信インターフェース47、及び主制御装置48などを有しており、画像形成部11で形成された画像を本発明の投射光学系(拡大投射光学系)により拡大投射するものである。
上記通信インターフェース47は、主制御装置48と上位装置49との通信を制御する。上記主制御装置48は、通信インターフェース47を介して受け取った画像に関する情報に応じて、光源41、ホイール駆動装置44、及び画像形成部11を制御する。また、この主制御装置48は、投射光切替手段15から得られる投射光切り替え情報を受け取り、上位装置49からの入力画像情報を反転する画像処理部を有している。
画像形成部(DMDパネル)11は、ここでは、マトリックス状に配置された複数のマイクロミラーと、入射光に対する各マイクロミラーの傾斜角を個別に制御することができるミラー制御部などを有する、いわゆるデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いたパネルである。上記ミラー制御部は、主制御装置からの画像情報に応じて、各マイクロミラーの傾斜角を制御する。すなわち、複数のマイクロミラーがマトリックス状に配置されているミラー面に、画像を形成することができるように構成されている。
上記光源41には、キセノンランプ、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、超高圧水銀ランプなどのランプ光源を用いることができる。なお、LED、LD、半導体レーザなどの固体光源を用いてもよい。この光源41は、主制御装置48の指示によって点灯される。
上記リフレクタ42は、光源41から射出された光束を集光させる。上記カラーホイール43は、赤、青、緑の各フィルタを有する円盤状部材であり、該リフレクタ42からの光束の集光位置近傍に配置されている。
上記ホイール駆動装置44は、カラーホイール43を回転させるための装置であり、主制御装置48からの画像の色情報に応じて、上記リフレクタ42からの光束が該色情報に対応するフィルタを通過するように、カラーホイール43を回転させる。
上記ロッドインテグレータ45は、カラーホイール43を通過した光束の光量分布を均一にするものであり、上記照明光学系46は、ロッドインテグレータ45を通った光束の光路を効率よく全反射プリズム18へ導く。この全反射プリズム18は、2つの三角プリズムからなり、それらの間に微小な空気層を有している。
上記全反射プリズム18へ入射した照明光学系46からの光束は、画像形成部(DMDパネル)11を照明する。この照明光は、画像形成部11によって、画像情報に対応して変調される。そこで、画像形成部11で反射されて、全反射プリズム18に入射する光束は、この画像形成部11上の画像から発せられた光束と考えることができる。この画像形成部11で反射され、全反射プリズム18に入射した光束は、この全反射プリズム18を通過して、屈折光学系である第一の光学系12に射出される。
ここで、主制御装置48は、投射画像反転機構を有している。投射画像反転機構は、例えば、入力画像を一旦格納するメモリ等や、画像処理部によって外部からの命令により、投射画像を反転する機能である。外部からの命令としては、投射光切替手段15による投射光切り替え情報などである。ここで、本実施例では、投射光切り替え情報に基づいて、自動的に画像を反転させて投射するようにした。つまり、光路を折り曲げる偏向手段により投射光路が折り曲げられた場合、折り曲げられていない画像に対して反転した画像となってしまうが、画像投射装置の画像反転設定をその都度行う必要がないように、自動的に設定するようにしたものである。
画像投射装置の全体システムとして一例を説明したが、液晶パネルを画像形成部(パネル)11として用いてよい。液晶パネルを用いる場合は、直線偏光とした照明光をパネルに照射し、偏光を回転させた変調画像を投射する。
上記実施例における画像投射装置の形状や構成は一例であり、これに限定されるものではない。
画像形成部11として発光機能を有する画像形成素子を用いても良い。この場合は、上記光源41は不要であり、これにより更なる小型化を図ることができる。
以上の実施例は、第二の光学系14として凹面ミラーによる反射光学系を示している。この凹面ミラーの形状としては、光軸を中心にした回転対称形状でも良いが、より投射性能を向上させるために、非対称形状とすることが望ましい。Y方向のみにシフトして投射する投射光学系では、X方向には軸対称であって、Y軸方向には軸対称でなくてもかまわない。つまり、光軸を含んだZX平面で非対称であり、光軸を含んだYZ平面で面対称形状であればよい。
本発明の投射光学系では、画像形成部11がX方向にもシフトして配置されているので、光学系としては必ずしもX方向にも対称でなくともよい。つまり、光軸を含んだYZ平面に対しても非対称な形状であっても良い。第一の光学系12は複数のレンズ系を組み合わせるため、それぞれのレンズの光軸を意図的にずらして組み合わせた構成は組み難いので、単一のミラーで構成された第二の光学系14、つまり凹面ミラーに非対称性を持たせるほうが設定し易い。
つまり、凹面ミラーを光軸を含んだZX平面で非対称にし、かつ光軸を含んだYZ平面に対しても非対称にすることによって、設計の自由度が格段に向上し、投射性能の向上と投射光学系の小型化に寄与することとなった。
具体的には、凹面ミラーの反射面の形状は、屈折光学系の光軸を基準として、次の式(1)のような多項式で示されるアナモフィックな自由曲面(多項式自由曲面)とする。
つまり、これまで説明したY軸方向が短軸方向でX軸方向が長軸方向であり、Z軸方向が光線の進む方向であり、また曲面のデプスであるとし、また、X、Y、X2、XY、Y2、X3、XY2、X2Y、Y3、X4、X3Y、X2Y2、XY3、Y4・・・は、係数であるとしたとき、
Z=X・x+Y・y+X2・x+XY・xy+Y2・y+X3・x+X2Y・xy+XY2・xy+Y3・y+X4・x+XY3・xy+X2Y2・x+X3Y・xy+Y4・y+X5・x+X4Y・xy+X3Y2・x+X2Y3・x+XY4・xy+Y5・y+X6・x+・・ ………(1)
で表される反射面の式で、x軸とy軸の両方とも奇数の次数が存在していることである。
10…画像投射装置 11…画像形成部
12…第一の光学系 13…中間像
14…第二の光学系(凹面ミラー)
15…投射光切替手段
15a…投射光切替手段の反射面
16a…第一の状態で得られる投射画像(I)
16b…第二の状態で得られる投射画像(II)
16c…第三の状態で得られる投射画像(III)
16d…第四の状態で得られる投射画像(IV)
17…第一の光学系の光軸
18…プリズム、全反射プリズム
21…偏向素子 22…反射面
23…投射光束 24…(偏向素子)移動補助部材
26…偏向素子 26a…反射領域
26b…透過領域 27…反射面
28…透過面
30…画像投射装置 31…画像形成部
32…第一の光学系 34…第二の光学系(凹面ミラー)
35…投射光切替手段
41…光源 42…リフレクタ
43…カラーホイール 44…ホイール駆動装置
45…ロッドインテグレータ 46…照明光学系
47…通信インターフェース 48…主制御装置
49…上位装置
特開2005−156573号公報 特開2009−80462号公報

Claims (8)

  1. 少なくとも、画像形成部と、前記画像形成部で形成される画像を拡大投射する投射光学系により構成される画像投射装置であって、
    前記投射光学系は、正のパワーを有する第一の光学系により中間像を形成し、該中間像を正のパワーを有する凹面ミラーで反射させて拡大投射する光学系であり、
    前記画像投射装置より投射される投射画像は、前記投射光学系を構成する第一の光学系の光軸中心に対して、前記投射画像の縦方向(短手方向)、及び横方向(長手方向)の両方向にシフトして投射され、
    前記投射光学系から投射画像位置に至るまでの投射光路中には、投射光切替手段が配置されており、
    前記投射光切替手段によって、投射光を縦方向又は横方向のうちいずれかのシフトの方向とは逆の方向へ偏向させるか否かを選択できることを特徴とする画像投射装置。
  2. 請求項1に記載の画像投射装置において、投射画像の縦方向(短手方向)をY軸、投射画像の横方向(長手方向)をX軸とし、X軸とY軸の交点を前記第一の光学系の光軸上に位置するようにしたとき、得られる4つの領域(+X,+Y)、(+X,−Y)、(−X,+Y)、(−X,−Y)の何れかに、前記画像形成部を配置することを特徴とする画像投射装置。
  3. 請求項2に記載の画像投射装置において、投射光切替手段は、少なくとも投射光路を偏向する偏向素子と、該偏向素子を投射光路上に配置させるか否かを選択する移動選択手段とから構成することを特徴とする画像投射装置。
  4. 請求項2に記載の画像投射装置において、投射光切替手段の偏向素子は、第一の状態では反射し、第二の状態では透過する機能を選択できる素子であることを特徴とする画像投射装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像投射装置において、投射光切替手段を構成する偏向素子を、投射画面の法線に対して略平行に配置することを特徴とする画像投射装置。
  6. 請求項5に記載の画像投射装置において、投射光切替手段を構成する偏向素子は、投射光を少なくとも垂直方向と水平方向の2方向に偏向させることができるように、2つの位置を選択可能であることを特徴とする画像投射装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像投射装置において、投射光切替手段により投射方向を折り返す場合と折り返さない場合とに応じて、入力画像を反転像とする画像処理部を設けることを特徴とする画像投射装置。
  8. 請求項2に記載の画像投射装置において、投射光学系を構成する凹面ミラーは、第一の光学系の光軸を中心に、左右方向、上下方向ともに非対称な形状であることを特徴とする画像投射装置。
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