JP6123244B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像を拡大してスクリーン等の投射面に投写する画像表示装置に関する。
一般的にプロジェクタと称されている画像表示装置は、画像表示素子の違いによって、CRTプロジェクタ、液晶プロジェクタ、DMD(Digital Micromirror Device)プロジェクタなどがある。上記DMDは、2次元的に配置された複数の微小ミラーを有し、個々の微小ミラーの傾斜角度を変化させて反射光をオン・オフする反射型画像表示素子である。このような反射型画像表示素子を備えた画像表示装置としては、例えば特許文献1、2、3が知られている。
特許文献1に記載の画像表示装置は、白色光源、カラーフィルタ、レンズ、平面ミラー、球面ミラー、反射型画像表示素子の一種であるDMD、投写レンズがこの順に配置され、球面ミラーを投写レンズの入射部の直下に配置し、かつ、レンズの中心軸と投写レンズの中心軸とを平面から見て所定角度で交差させている。
特許文献2に記載の画像表示装置も特許文献1に記載されている画像表示装置と類似の構成である。この画像表示装置は、レンズを通った光線を反射させてDMDに導く折り返しミラーを単一の凹面形状のミラーとし、この折り返しミラーを、上記DMDの微小ミラーから投写レンズに向かう反射光の光路外に配置したものである。
特許文献3に記載の画像表示装置は、ランプ光源から放射される照明光を、パラボラリフレクタ、ロッドインテグレータ、集光光学系を経てTIR(Total Internal Reflection)プリズムに入射させ、TIRプリズムで全反射させた照明光をDMDに照射し、DMDで反射された光を再びTIRプリズムを経て投写レンズに入射させるようにしている。
一般に画像表示装置において、光源以降の照明光学系を構成する光学素子の多くは、光路を折り畳むことでできるだけコンパクトになるようにハウジング内に配置される。つまり、照明光学系は3次元の偏心光学系になっている。照明光学系を組立後の光学素子の配置状態(設計中央値からの配置誤差)を知るためには、各光学素子の3次元計測が必要になるが、計測が困難になる場合が多い。光学素子の配置誤差は投写画像の明るさの不足、投写画像領域の照度ムラにつながり、品質劣化の原因となる。
本発明は、簡素な構成で、照明光学系を構成する光学素子の組付公差を計測できる光学系構成を実現することを、その目的とする。
本発明に係る画像表示装置は、光源と、反射型画像表示素子と、光源から反射型画像表示素子までの間に配置された複数の光学素子を有する照明光学系と、反射型画像表示素子を構成する複数の微小ミラーのうちオン状態にある微小ミラーからの反射光を被投写面に投写する投写光学系とを備え、反射型画像表示素子の短手方向をx軸、長手方向をz軸、x軸およびz軸に直交する方向をy軸とするとき、照明光学系の少なくとも一つの光学素子は、光学的有効範囲における面法線がx軸、y軸、z軸のいずれの軸とも平行にはならない面を有し、かつ、x軸、y軸、およびz軸のそれぞれの軸に略垂直な平坦面を有していることを特徴としている。
本発明によれば、簡素な構成で、照明光学系を構成する光学素子の組付公差を計測できる光学系構成を実現できる。
本発明に係る画像表示装置における光学系構成を示す図である。 図1に示す光学系構成を別の角度から示した図である。 本発明に係る画像表示装置における光ミキシング素子から投写レンズまでの部品形状と部品配置を説明する図である。 図4に示す光ミキシング素子から投写レンズまでの部品形状と部品配置を別な角度から見た図である。 図4に示す光ミキシング素子から投写レンズまでの部品形状と部品配置を別な角度から見た図である。 図4に示す光ミキシング素子から投写レンズまでの部品形状と部品配置を別な角度から見た図である。 本発明に係る画像表示装置における反射型画像表示素子(DMD)上での照度分布の一例を示す図である。 (a)は本発明に係る画像表示装置における照明系第1ミラーの曲率中心を説明する図、(b)は照明系第1ミラーと第2ミラーの構成を示す図である。 本発明に係る画像表示装置と被投写面(スクリーン)を含む全体鳥瞰図である。 本発明に係る画像表示装置と被投写面(スクリーン)を含む全体鳥瞰図である。 本発明に係る画像表示装置における投影光学系第2ミラーのローカル座標系を示す図である。 本発明に係る画像表示装置における光源ランプからライトトンネルまでの部品配置例を示した図である。 本発明に係る画像表示装置におけるDMD部分の詳細説明図である。
以下、本発明に係る画像表示装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図示の実施形態は、画像表示装置が備える投写光学系が投写レンズ系と投写ミラーを有してなり、投写レンズ系の光軸が被投写面に平行に配置され、投写レンズ系を透過する光束を投写ミラーが被投写面に向けて反射するように配置された構成になっている。しかし、本発明に用いられる投写光学系は、このような構成のものに限定されるものではなく、投写レンズ系の光軸が被投写面に対してほぼ正対する形式の画像表示装置にも適用可能である。
まず、図9、図10を参照しながら本実施例に係る画像表示装置の概略を説明する。図9、図10において、符号100は画像表示装置を、101は被投写面となるスクリーンを示している。本発明の画像表示装置は、後述する反射型画像表示素子7の長方形状の有効反射面の中心を絶対座標原点としており、有効反射面の短手方向をx軸、長手方向をz軸とし、x軸にもz軸にも直交する有効反射面からの垂直方向をy軸とする。本形態において、反射型画像表示素子7の有効反射面はxz面に平行になるように配置されている。
図9、図10に示されている画像表示装置100は、光源1と、光源1から放射される光を集光して所定の位置に集光像を形成する集光器と、集光像の近傍に入射端を有する光ミキシング素子2と、第1照明用ミラー4と、第2照明用ミラー5を備えている。画像表示装置100は、さらに投写レンズ系を保持しているレンズ鏡筒10と、投写レンズ系とともに投写光学系を構成する第1投写ミラー84と、第2投写ミラー85と、平板ガラス9を備えている。
光源1およびその集光器と、光ミキシング素子2と、第1照明用ミラー4と、第2照明用ミラー5は照明光学系を構成していて、図示されていない反射型画像表示素子の反射面を均等に照明するようになっている。照明光学系を構成する光学素子の詳細については後述する。反射型画像表示素子7は、DMDからなり、DMDに表示されている画像に対応した反射光が投写光学系を構成するレンズ鏡筒10内の投写レンズ系、第1、第2の投写ミラー84、85を経て被投写面101に投写されるように構成されている。投写レンズ系の光軸方向はy軸方向に向いていて、被投写面101も投写レンズ系の光軸と平行に、すなわち、yz面と平行に設置されている。
画像表示装置100は、図9、図10に示すように、被投写面101の下端よりも下方にあって、斜め上方にある被投写面101に向かい投写光が斜め上方に出射するように構成されている。被投写面101に向かい斜め上方に出射されて被投写面101に投写される画像の上下左右の歪みを矯正するために、第2投写ミラー85の反射面は、自由曲面に形成されている。
画像表示装置100の構成をより具体的に説明する。図1、図2は、上述した照明光学系と投写光学系を含む画像表示装置100の構成を、見る方向を変えて示している。図1、図2において、光源1は、キセノンランプ、水銀ランプ、あるいはメタルハライドランプなどからなる発光体を内部に備えている。上記発光体から放射される照明光は、リフレクタ401の内側に設けられている集光ミラーにより所定の位置で集光される。光源1はその前端部に図示されないランプカバーが取り付けられている。
図12に示すように光源1の、ランプカバーの前面には、x軸方向を回転軸とし、xy面に対し角度を所定角度(本実施形態では10度)傾けて防爆ガラス12とカラーホイール13が配置されている。
図1、図2において、光源1から出射する照明光の光路上には光ミキシング素子2が配置されている。光ミキシング素子2の入射端は、照明光の焦点位置近傍に配置されている。光ミキシング素子2として、本実施形態では矩形の開口を有する周知のライトトンネルが用いられている。ライトトンネルは、4枚の板状のミラーを、反射面を内側にして四角筒を形成するように組立てたものである。ライトトンネルの一端近傍に照明光の焦点位置があることによって、照明光がライトトンネルに入射する。この入射光は、4枚のミラーの内面で反射を繰り返し、ライトトンネルの他端の出射端からは、照度分布が均一化された横断面矩形の照明光が出射される。光ミキシング素子2として、ライトトンネルのほかに、公知のロッドインテグレータ、ライトパイプなどを用いてもよい。
光ミキシング素子2から出射した照明光の進路上には照明用レンズ3、第1照明用ミラー4、第2照明用ミラー5がこの順に配置されている。なお、図1、図2では光ミキシング素子2から出射した照明光の中心光線201だけを示していて、その他の光束は非図示としている。第1照明用ミラー4は、照明用レンズ3から出射される照明光を斜め後ろ上方に向かって折り曲げるように、x軸方向にもz軸方向にも傾いた斜め上向きの姿勢で設置されている。第2照明用ミラー5は、第1照明用ミラー4による反射光を、下方に設置されている反射型画像表示素子であるDMD7に向かい下前方に折り曲げるように、x軸方向にもz軸方向にも傾いた斜め下向きの姿勢で設置されている。
このように、照明光が照明用レンズ3、第1照明用ミラー4、第2照明用ミラー5の順に透過し反射されることにより、照明光の横断面形状が整形され、第2照明用ミラー5で反射された照明光がDMD7に照射されるようになっている。DMD7の前面にはカバーガラス6が配置されている。DMD7は、自身が有している微小ミラーがオンのとき、第2照明用ミラー5を経て照射される照明光を略直方向上方に向かって反射するようになっている。光ミキシング素子2の出射端とDMD7の後述の微小ミラー面は、照明用レンズ3、第1照明用ミラー4、第2照明用ミラー5からなる照明光学系に関し共役な位置にあり、光ミキシング素子2の出射端の均一な照明光がDMD7の微小ミラー面に均一に照射される。図1、図2では、煩雑を避けるために図示していないが、光ミキシング素子2からDMD7までの光学素子はハウジングに保持されている。
上述のごとく、照明光は、照明用レンズ3から、第1照明用ミラー4、第2照明用ミラー5、DMD7を経て投写光学系8に至るまでに、三次元的に数回反射される。その間に照明光が上記各部材によって干渉されないように、第1照明用ミラー4、第2照明用ミラー5は、x軸、y軸方向に対して傾くとともに、y軸方向から見て、投写レンズ系81の光軸をから離れた位置に配置されている。
上記光源1からDMD7に至る光学系の部品仕様を表1に、各光学部品の位置座標を表2に示す。
Figure 0006123244
Figure 0006123244
表1、表2において、「ランプ1」とは上記光源1のことである。また、「レンズ1」および「レンズ2」とは、照明用レンズ3を構成する第1レンズおよび第2レンズ、「第1ミラー4」とは第1照明用ミラー4、「第2ミラー5」とは第2照明用ミラー5をそれぞれ示している。
反射型画像表示素子であるDMD7は、図13に示すように、7−1から7−kまで2次元的状に配置された複数の微小ミラーで構成された長方形状の有効反射面7aを有している。各微小ミラーは独立して傾きを変化させ、所定の向きから所定の角度で入射する光の反射角度を変化させることによりオン状態とオフ状態を作ることができる。各微小ミラーの偏向角度はおよそ±12°である。上記オン状態とは、例えば反射光を後続の光学系に入射させる状態、オフ状態とは反射光が後続の光学系からそれる状態を言う。本実施形態におけるDMD7は、長手方向の微小ミラー数Mが、M=1280個、短手方向の微小ミラー数Nが、N=800個、合計k=M×N=1024000個の微小ミラーにより構成され、アスペクト比は1280:800=16:10である。各微小ミラーの配置間隔(画素ピッチ)は10.8ミクロンである。
上記光学系を構成する各光学部品の絶対座標の原点は、図1、図2、図9、図10、図13に示すように、DMD7の反射面の中心とする。DMD7の長手方向をz軸、短手方向をx軸、DMD7の法線方向をy軸とし、x、y、z軸回りの回転をそれぞれα、β、γとする。光源1から出射する照明光の光軸はz軸方向になる。
照明用レンズ3は、それぞれ出射面に非球面を有する2枚のレンズ(表1、表2における「レンズ1」と「レンズ2」)によって構成され、非球面は数式1で定義される非球面と、表1に示した曲率半径、非球面係数によって表される。
Figure 0006123244
ただし、非球面の定義式(数式1)におけるz’は個々のレンズの面頂点を原点としたローカル座標系x'、y'、z'で表される。すなわち、z’がレンズ面のサグ量である。照明用レンズ3を構成する2枚のレンズは共に中心軸(光軸)がz軸に平行に配置されている。
第1照明用ミラー4はシリンダ形状の反射面4aを持つミラーであり、第2照明用ミラー5は球面形状の反射面を持つ凹面ミラーである。第1照明用ミラー4のシリンダ面(反射面4a)は、図8に示すように、x軸方向の曲率半径をRx、y軸方向の曲率半径をRyとするとき、Rx=−475mm、Ry=∞(平面)の凹のシリンダ面である。第1照明用ミラー4は、反射面4aの光学的有効範囲において、その面法線がx軸、y軸、z軸のいずれの軸とも平行になることはない。同様に、第2照明用ミラー5も、その反射面5aの光学的有効範囲において、その面法線がx軸、y軸、z軸のいずれの軸とも平行になることはない。
すなわち、第1照明用ミラー4および第2照明用ミラー5の反射面4a、5aは、反射面4a、5aの光学的有効範囲における任意の位置からの面法線がx軸、y軸、z軸のいずれの軸とも平行になることがない面である。
DMD7のオン状態にある微小ミラーは、図1、図2に示す第2照明用ミラー5で反射される照明光を投写光学系8に向けて反射する。微小ミラーからの反射光は、投写光学系8により、y軸およびz軸を含む平面に平行に設置された被投写面101上に結像投写される。本実施形態において、投写画像サイズは最大80インチである。
図1、図2に示すように、投写光学系8は、鏡筒10によってその内部に保持されている投写レンズ系81と、投写ミラーとで構成され、投写ミラーは、第1投写ミラー84と第2投写ミラー85で構成されている。投写レンズ系81は、入射端のレンズ811から出射端のレンズ821に至る11枚のレンズで構成されている。表3は、投写レンズ系81のデータを示している。
Figure 0006123244
表3では、入射端のレンズ811から出射端のレンズ821に向かって順に「投写レンズ1」乃至「投写レンズ11」としている。Rは面番号に該当する面の曲率半径、dは隣り合う面相互の間隔、ndは各レンズのD線に対する屈折率、νdは各レンズのアッベ数を示している。
上記表3中の「投写レンズ1」、「投写レンズ10」、「投写レンズ11」は両側の面がともに非球面のレンズである。各々の非球面形状は数式1で定義されるローカル座標系を用いた非球面式と表4に示す非球面係数で表される。
Figure 0006123244
また、第2投写ミラー85に該当する「投写ミラー2」の反射面は、図11に示すようにローカル座標軸x´、y´、z´をとったとき、数式2で定義される非球面式と表5の非球面係数を用いて表される非球面に形成される。
Figure 0006123244
Figure 0006123244
表6は、投写光学系8を構成する投写レンズおよび第2投写ミラー85以外の光学部品の仕様を示す。表6において「投写ミラー1」は、第2投写ミラー84に該当する。「絞り1」、「絞り2」、「絞り3」は図示していない。
Figure 0006123244
表7は、被投写面101に投写される画面サイズが43インチの場合における投写光学系の光学部品の配置座標を示す。
Figure 0006123244
図1、図2において、第1投写ミラー84、第2投写ミラー85の上端に近接してxz面に平行に平板ガラス9が配置されている。本実施形態に係る画像表示装置100は、図示されない筐体内に組み込まれていて、上記筐体の上端開口に平板ガラス9が嵌め込まれることにより、画像表示装置内部の防塵が図られている。
図7は、上述した照明用光学系による照明光のDMD7の反射面における照度分布をシミュレーションによって求めた結果である。シミュレーションは米国Synopsys社のLight Toolsを用いた。また、光源1は(株)フィリップス社製のランプ(型名:UHP225−170W 0.9 E20.9 Fusion Star Extra)を用いる場合を想定した。DMD7の照度分布位置は、−z方向が被投写面(スクリーン)を正面から見て左方向、+z方向が右方向、−x方向が被投写面を正面から見て上方向、+x方向が下方向にそれぞれ対応する。図7の中で、点線71で囲まれた領域がDMD7の有効領域である。照度分布は、領域内最大照度を1すなわち100%として規格化して表示している。有効範囲内での規格化照度分布の最小値は76%以上になっている。
表8は上述した光学系において照明光学系を構成する照明用レンズ3、第1照明用ミラー4、第2照明用ミラー5の配置公差に対するDMD7を照明する照明光束の位置ずれ感度の計算結果である。ここでの配置公差は、x、y、z軸方向の変位0.2mm、及びx、y、z軸回りの回転にそれぞれ対応するα、β、γ0.5度である。
Figure 0006123244
照明光束の位置ずれ量は、図1、図2に示した中心光線201のDMD7上における設計中央位置からのずれ量で表している。表8は感度の高い公差上位10個を示している。表中、Lens1は照明用レンズ3の前段(光ミキシング素子2に近い方のレンズ)、Lens2は照明用レンズ3の後段のレンズ、CYLmは第1照明用ミラー4、SPHmは第2照明用ミラー5である。表8より、第2照明用ミラー5の角度公差が最も感度が高く、ついで第1照明用ミラー4の角度公差であることがわかる。
ここでは、第1照明用ミラー4と第2照明用ミラー5が、角度公差に対応する、DMD7を照射する照明光束の変位が最も大きな光学素子であるが、配置位置公差に対応する、DMD7を照射する照明光束の変位が最も大きな光学素子もいえる。
図3、図4、図5、図6は光ミキシング素子2から投写レンズ係81のうち入射端のレンズ811までの部品配置と部品形状の詳細を説明するための図である。なお、光ミキシング素子2以前の部品およびレンズ811以降の投写レンズ、鏡筒10は図示を省略している。図3はx軸+側、図4x軸−側、図5z軸−側、図6z軸+側はからそれぞれ見た図である。
図3に示すように、光ミキシング素子2からDMD7はハウジング301に取り付けられ、DMD7前までの光学素子はハウジング301に内包されるように組立てられている。投写光学系8もこのハウジング301上に取り付けられる。DMD7は、ハウジング301の基準面に取り付けられている。ハウジング301の基準面は、xz面に平行な面である。なお、煩雑を避けるために各光学素子をハウジング301に取り付けるための保持冶具は非図示としている。図4、図5、図6でも同様に、保持冶具は非図示としている。
図3に示すように、第1照明用ミラー4はハウジング301に組みつけられた状態において、x軸、y軸、z軸に略垂直方向にカットされた平坦面302、303、304を有している。平坦面302はx軸に略垂直方向にカットされた面、平坦面303はy軸に略垂直方向にカットされた面、平坦面304はz軸に略垂直方向にカットされた面である。
図4、図5に示すように、第2照明用ミラー5も同様で、ハウジング301に組みつけられた状態において、x軸、y軸、z軸に略垂直方向にカットされた平坦面305、306、307を有している。平坦面305はx軸に略垂直方向にカットされた面、平坦面306はy軸に略垂直方向にカットされた面、平坦面307はz軸に略垂直方向にカットされた面である。
第1照明用ミラー4、第2照明用ミラー5は、ハウジング301への組み付け前に単体計測され、上記平坦面302〜307と各々のミラーの反射面との位置関係が関係付けられる。ここで、位置関係とは第1照明用ミラー4の場合は、平坦面302〜307に対するシリンダ形状反射面の曲率中心軸の距離と傾き、第2照明用ミラー5の場合、平坦面305〜307に対する球面形状反射面の球心(球面の曲率中心)の距離のことである。これにより、平坦面301〜307の配置位置が確定すると反射面の配置公差が確定できる。
ハウジング301は、ハウジング301の外部から平坦面302〜307に対して穿通した開口部308〜312を有している。図5、図6に示すように開口部308は平坦部302に対向する位置でハウジング301に穿通され、開口部311は平坦部305に対向する位置でハウジング301に穿通されている。図3、図4に示すように、開口部310は平坦部304に対向する位置でハウジング301に穿通され、開口部309は同方向に位置する平坦部303と平坦部306に対向する位置でハウジング301にそれぞれ穿通されている。
これら開口部308〜312により、照明光学系の組み付けが完了した状態でも、ハウジング301の外部から位置計測用のプローブを各開口部から挿入することで各平坦部の面高さ(位置座標)の計測を行なえる。つまりハウジング301に光ミキシング素子2から第2照明用ミラー5までの照明光学系を内包した状態であっても、各平坦部の面高さ(位置座標)の計測を行なえる。あるいは、各開口部を通してレーザ変位計などにより非接触で各平坦部の面高さ(位置座標)を計測しても良い。ここでいう面高さとは、各々の平坦面に略垂直な軸方向の座標(例えば、平坦面302と平坦面305はx軸方向への座標、平坦面303と平坦面306はy軸方向への座標、平坦面304と平坦面307はz軸方向への座標)のことである。平坦部の面高さの計測により、第1照明用ミラー4、第2照明用ミラー5のxyz空間での配置位置が確定される。すなわち、本実施形態に係る照明光学系は、ハウジング301に組み付けた状態で第1照明用ミラー4、第2照明用ミラー5それぞれのxyz軸方向への座標系における面高さ3点の計測のみでの反射面の位置を確定することができる。
上述したように光ミキシング素子2からDMD7までの光学素子の中では第1照明用ミラー4、第2照明用ミラー5の配置公差感度が高く、公差量が大きいとDMD照明光束の位置ずれに伴う、明るさの低下、照度ムラの原因になる。しかし、上述したようなハウジング301の構成にすることで、ハウジング301に組み付け後に開口部308〜312から平坦面301〜307の面高さを計測することで、各々の反射面の設計中央値からのずれを容易に把握することができるようになる。これによって、検査工程の短縮につながり装置の低コストにも寄与できる。また、公差が大きい箇所は配置位置補正することで明るさ向上、照度ムラ抑制などの品質向上を図ることができる。なお、各平坦部の面高さ計測の際に用いた開口部は、計測以後に遮光のために塞いでしまって良い。
以上、実施形態で説明した本発明に係る画像表示装置は、パソコン、テレビ、DVDプレーヤ等からの映像信号を表示するためのプロジェクタ、その他の画像表示装置として広く利用することができる。
1 光源
3 レンズ
4 第1照明用ミラー(照明光学系)
4a 平行にはならない面
5 第2照明用ミラー(照明光学系)
5a 平行にはならない面
7 反射型画像表示素子
8 投写光学系
9 平板ガラス
10 レンズ鏡筒
81 投写レンズ系
84 第1投写ミラー
85 第2投写ミラー
100 画像表示装置
301 ハウジング
302〜307 軸に略垂直な平坦面
308〜312 開口部
特開200−98272号公報 特許第3121843号公報 特許第4027712号公報

Claims (4)

  1. 光源と、反射型画像表示素子と、前記光源から前記反射型画像表示素子までの間に配置された複数の光学素子を有する照明光学系と、前記反射型画像表示素子を構成する複数の微小ミラーのうちオン状態にある微小ミラーからの反射光を被投写面に投写する投写光学系とを備えた画像表示装置において、
    前記反射型画像表示素子の短手方向をx軸、長手方向をz軸、前記x軸および前記z軸に直交する方向をy軸とするとき、
    前記照明光学系の少なくとも一つの光学素子は、光学的有効範囲における面法線が前記x軸、前記y軸、前記z軸のいずれの軸とも平行にはならない面を有し、かつ、前記x軸、y軸、およびz軸のそれぞれの軸に略垂直な平坦面を有していることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記x軸、y軸、およびz軸の各軸に略垂直な平坦面を有する光学素子は、
    該光学素子の配置位置公差、或いは角度公差に対応する、前記反射型画像表示素子を照射する照明光束の変位が最も大きな光学素子を含んでいることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記x軸、前記y軸、および前記z軸のそれぞれの軸に垂直な平坦面を有する光学素子は、照明用ミラーであることを特徴とする請求項2記載の画像表示装置。
  4. 前記照明光学系の複数の光学素子は、ハウジング内に配置された照明用レンズと照明用ミラーであり、
    前記ハウジングは、前記光学素子の平坦面に対して穿通した開口部を有していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像表示装置
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