JP6500959B2 - 投射装置 - Google Patents

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Description

この発明は投射装置に関する。
投射装置は、デジタルマイクロミラーデバイス(以下DMD)等のライトバルブにより生成された画像を投射表示するプロジェクタとして実施できる。
近年、DMDや液晶パネル等のライトバルブで生成した画像をスクリーン上に投影するプロジェクタが広く普及しつつある。
近来、投射距離を短く、大画面を表示できる超短投射距離のフロント投射型プロジェクタ(「超短投射プロジェクタ」と言う。)の需要が高まってきている。
また、超短投射距離化とともに、より小型化の要請も高まってきている。
屈折光学系と凹面ミラーを用いた超短投射プロジェクタが、特許文献1〜3等に提案されている。
これら特許文献1〜3に記載された超短投射プロジェクタでは、ライトバルブに生成した画像を、屈折光学系により「凹面ミラーの手前の位置」に中間像として結像させる。
そして凹面ミラーにより、この中間像を拡大して、スクリーン上に拡大投影する。
中間像を、凹面ミラーの手前側に結像させるようにすると、凹面ミラーのサイズの小型化が可能で、投射装置の小型化の要請に沿うことができる。
しかし、特許文献1、2に記載されたプロジェクタは、全長、即ち、屈折光学系の光軸方向におけるサイズがやや長く、光軸方向のサイズの短縮に関して改善の余地がある。
特許文献3に記載されたプロジェクタは、屈折光学系に「自由曲面レンズ」を含めることにより、屈折光学系の小型化を図り、光軸方向のサイズの短縮を実現している。
自由曲面レンズは、レンズ面形状の自由度が高く、これを用いることにより、屈折光学系を構成するレンズ枚数を少なくでき、屈折光学系光軸方向の長さを短縮できる。
自由曲面レンズは、レンズ面形状の自由度が高いので、光線ベクトルの方向を高精度に制御可能であり、収差補正、特に歪曲収差、像面湾曲の補正に非常に有利である。
しかしながら、自由曲面レンズには、光線ベクトルの方向を高精度に制御するために、極めて正確な形状が要求される。
そして、自由曲面レンズのレンズ面形状が正規の形状から変化すると、光線ベクトルの方向を正しく制御できなくなり、結像性能の「深刻な劣化」を招来してしまう。
発明者らは、自由曲面レンズのレンズ面形状変化の一因として、プロジェクタ内部での熱の影響に着目し、研究を重ねた。
そして、プロジェクタ内部における「不要光(スクリーン上の拡大画像の結像に寄与しない光)」の処理が重要であるとの新たな知見を得た。
即ち、プロジェクタ内部の不要光が、自由曲面レンズのレンズ面や、レンズ受け部を照射すると、被照射部に蓄熱を生じ、その熱が、自由曲面レンズを熱変形させる。
この熱変形により自由曲面の形状が変化し、自由曲面レンズの性能を劣化させる。
従来、投射装置に用いられる自由曲面レンズの不要光の影響による熱変形に対する対策を開示したものは知られていない。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、投射距離が短く、小型で、性能変化が少ない投射装置の実現を課題とする。
この発明の投射装置は、画像表示素子に表示される画像を、スクリーン上に拡大画像として拡大投影する投射装置であって、画像表示素子からスクリーンに到る結像光路上に、前記画像表示素子側から、屈折光学系と、反射光学系と、光学素子と、を有し、前記屈折光学系は自由曲面レンズと複数の回転対称レンズとを有し、前記反射光学系は、1以上のミラーを有し、前記光学素子は、前記結像光路上で前記ミラーと前記スクリーンとの間に配置され、前記屈折光学系内に設けられた開口絞りの中心を通り、前記スクリーン上の拡大画像の中心に向かう光線を含む面を基準面とするとき、該基準面内において、前記スクリーンの法線に直交する軸線Aと前記光学素子の素子面法線とがなす角θが、以下の条件:
(1) 5度<θ<20度
を満足し、前記光学素子からの反射光は、前記自由曲面レンズまたはその保持部材を照射しないことを特徴とする。
本発明によれば、光学素子による反射光が不要光として自由曲面レンズに熱的に影響するのを防止または有効に軽減させることができる。
従って、投射距離が短く、且つ、小型で、性能変化が少ない投射装置を実現できる。
投射装置の実施の1形態を説明するための図である。 画像形成部の屈折光学系に対するシフトを説明するための図である。 光学素子により反射された不要光が、自由曲面レンズを照射する状態を説明するための図である。 自由曲面レンズが不要光により照射されないように、光学素子を傾けた状態を説明するための図である。 屈折光学系と凹面ミラーとの間の空間を説明するための図である。 実施例の屈折光学系を説明するための図である。 投射装置の実施の別形態を説明するための図である。 図7の光学配置において、防塵ガラス13の法線を軸線Aに対して傾けない場合を示している。 自由曲面レンズが不要光により照射されないように、光学素子を傾けた状態を説明するための図である。 屈折光学系と凹面ミラーとの間の空間を説明するための図である。 自由曲面レンズの凹面ミラー側の自由曲面形状のX軸方向およびY軸方向のパワー分布を示す図である。
以下、投射装置の実施の形態を説明する。
図1は、投射装置の実施の1形態を説明するための図である。
図1において、符号LVは「画像表示素子の画像形成部」、符号10、11は「屈折光学系」、符号12は「凹面ミラー」、符号13は「光学素子」、符号SCは「スクリーン」を示す。
また、符号Hは「ハウジング」を示している。
画像形成部LVを有する画像表示素子は、具体的には例えば「DMD」、「透過型液晶パネル」、「反射型液晶パネル」等のライトバルブである。
画像形成部LVは「投射されるべき画像を生成する部分」である。以下では、説明の具体性のため、画像表示素子は「DVD」であるとする。
画像形成部LVの表面は、カバーガラスである平行平板Fにより保護されている。
画像形成部LVに「個々のマイクロミラーの傾きにより形成された画像」は、照明装置LSにより照明される。
照明光は、画像形成部LVに形成された画像をなすマイクロミラーにより反射されて画像光となり、屈折光学系に入射する。
屈折光学系は、自由曲面レンズ11と、それ以外の部分10とにより構成されている。
符号10で示す部分を、以下「共軸レンズ部分」と称する。
共軸レンズ部分10は、光軸を共有する複数の軸対称レンズ(光軸の回りに回転対称なレンズ)の配置により構成され、内部に開口絞りSを有する。
自由曲面レンズ11は、共軸レンズ部分10の像側に配置されている。
画像形成部LVは、共軸レンズ部分10の光軸に対して、図1において上方(スクリーンSCの側)へシフトされ、結像光束は上記光軸に対して「下向き」に傾いている。
このため、自由曲面レンズ11の、図で上方の部分は「結像光束が通過しない部分」として切除されている。
画像形成部LVで反射された「画像光」は、屈折光学系の共軸レンズ部分10と、自由曲面レンズ11とを通過する。
そして、屈折光学系10、11の結像作用により、自由曲面レンズ11と凹面ミラー12との間で、画像形成部LVに生成された画像の「中間像」として結像する。
中間像結像後の画像光は、凹面ミラー12によりスクリーンSCへ向けて反射され、光学素子13を透過してハウジング外へ射出し、スクリーンSC上に拡大画像を投影する。
投影される拡大画像は、共軸レンズ部分10と自由曲面レンズ11および凹面ミラー12の結像作用により結像する。
ここで、画像形成面LV、屈折光学系10、11、凹面ミラー12、スクリーンSCの位置関係の基準を示す「軸線と軸」を説明する。
結像光束の中で「屈折光学系内に設けられた開口絞りSの中心を通り、スクリーンSCの中心に向かう光線」を考える。
この光線(仮に「中心結像光線」と呼ぶ。)は、同一の面内に存在する。中心結像光線を含む平面を「基準面」と呼ぶ。
中心結像光線は、物体側に延長すれば、画像形成面LVの生成される画像の中心に至ることは明らかであろう。
図1における光学配置は「基準面における配置」を示している。即ち、図1の図の面は基準面である。
基準面内において、スクリーンSCの法線方向に平行な方向を、図1に軸Zとして示している。また、基準面内で、軸Zに直交する方向に平行な方向を軸Yで示している。
基準面内において、スクリーンSCの法線に直交する軸線を「軸線A」と称する。図1において、軸線Aは「軸A」と表示されている。軸線Aは軸Yと平行である。
また、上記軸Y、軸Zに直交する方向の軸を軸Xとする。
前述の如く、屈折光学系の共軸レンズ部分10を構成する軸対称なレンズは光軸を共有しているが、基準面内において上記光軸に平行な軸線を「軸線B」と称する。
軸線Bは、Z軸に平行である。
これら、軸線A、軸線B、軸X、軸Y、軸Zの正の方向は以下の通りである。
軸線A及び軸Yについては図の如く「図の上方へ向かう方向」を正とする。また、軸Z、軸線Bについては「図の右方へ向かう方向を正」とする。
軸Xについては、図1の図面に直交し「図面の裏側へ向かう方向」を正とする。
なお、上記軸X、軸Y、軸Zについては、以下においてX軸、Y軸、Z軸とも称する。
軸X、軸Y、軸Zの方向をそれぞれ、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向、または単に、X方向、Y方向、Z方向と称する。
また、図1に示す状態において、軸線Aの負の方向から、Z軸の正の方向への回転の角をθとし、図の如く反時計回りの方向を角:θの正方向とする。
同様に、軸線Bの正の方向から、軸線Aの正の方向への回転の角をαとし、図の如く反時計回りの方向を角:αの正の方向とする。
上記の如く、X、Y、Z軸を定めると、これらを座標軸として、自由曲面レンズの自由曲面形状や、凹面ミラーの凹面形状等を定めることができる。
また、角:αによって、凹面ミラーの態位(傾き)を特定でき、角:θによって、光学素子13の態位(素子面の法線の傾き角)を特定できる。
前述の如く、画像形成部LVは、屈折光学系の共軸レンズ部分10をなす複数のレンズが共有する光軸に対して、Y方向の正の向きにシフトしている。
この状態を図2に示す。
図2において、軸線Bは、図1における共軸レンズ部分10の光軸に合致し、図面に直交して手前側(軸線Bの正の向き)に向かっている。
この軸線BをX、Y方向の原点とすると、画像形成部LVは、図の如く、Y方向の正の向きにシフトしている。
図1に実施の形態を示す投射装置は、画像表示素子に表示される画像を、スクリーンSC上に拡大画像として拡大投影する投射装置である。
この投射装置は、画像表示素子からスクリーンSCに到る結像光路上に、画像表示素子側から、屈折光学系10、11と、反射光学系12と、光学素子13と、を有する。
屈折光学系は自由曲面レンズ11を有する。
反射光学系は、凹面ミラー12を有する。
光学素子13は、結像光路上でスクリーンSCに最も近い凹面ミラー12とスクリーンSCとの間に配置される。
そして、図1に示す如く、基準面内において、スクリーンSCの法線に直交する軸線Aに対して、光学素子13の素子面法線が傾いている。
「素子面法線」は、光学素子13の表面に立てた法線である。
「基準面」は、屈折光学系内に設けられた開口絞りSの中心を通り、スクリーンSC上の拡大画像の中心に向かう光線を含む面である。
画像形成部LVからの投射光束は、屈折光学系10、11、凹面ミラーを通って結像光束とされる。
即ち、画像形成部LV上に生成された画像が、屈折光学系10、11と凹面ミラー12によりスクリーンSCに拡大投影され「拡大画像」となる。
自由曲面レンズには自由曲面が形成され、後述する具体的な実施例では、凹面ミラーの反射面形状としても、自由曲面が使用されている。
この明細書中において「自由曲面」は、上記の如くX、Y軸に基づいて曲面の位置を指定するとき、Y方向の任意の位置で「X方向の曲率」が一定でなく、X方向の任意の位置で「Y方向の曲率」が一定でないアナモフィックな面形状を言う。
具体的には、後述する一般式で各種の係数を特定することにより形状を特定できる。
前述の如く、屈折光学系10、11を通過した光束は、画像形成部LVに生成された画像に共役な中間像を凹面ミラー12よりも画像形成部LV側に空間像として形成する。
この「中間像」は平面像として結像する必要はなく、この実施の形態においても「曲面像」として結像している。
このように結像した中間像を、最も拡大側に配置した凹面ミラー12により拡大投影し、スクリーンSC上に「拡大画像」として投影する。
「中間像」は像面湾曲、歪曲を有するが、凹面ミラー12に自由曲面を用いることにより、これらを良好に補正出来る。
このような「凹面ミラー12の補正機能」により、屈折光学系における収差補正負担が減ることにより、光学設計の自由度が増大し、投射装置の小型化等に有利となる。
結像光路上で、スクリーンSCに最も近い凹面ミラー12とスクリーンSCとの間に配置される光学素子13は「透明平行平板ガラス」である。
この実施の形態において、透明平行平板ガラスである光学素子13は「防塵ガラス」としての機能を付与され、投射装置内部、即ち、ハウジングHの内部を防塵する。
従って、以下、光学素子13を「防塵ガラス13」とも言う。
説明中の実施の形態のように、凹面ミラー12を用い、中間像を凹面ミラー12の直前に形成する場合、凹面ミラー12上での結像光束が細くなる。
このため、凹面ミラー12の反射面に「ゴミ」が付着していると、その存在が拡大画像の結像に大きな悪影響を及ぼす。
このため、投射装置のハウジングHの内部は「ゴミの無い状態」であることが求められ、ハウジング外部からのゴミの侵入を防ぐための防塵ガラス13が必要となる。
また、凹面ミラー12により反射された結像光束が、凹面ミラー12のスクリーン側で集束し、この領域が高温となるので、安全面への配慮からも防塵ガラスは必要である。
防塵ガラス13の設置が適切でないと、防塵ガラス13に反射された「強度の大きい反射光」が自由曲面レンズ11やその保持部材(図1の受け部材14等)を照射する。
この照射により、自由曲面レンズ11の熱変形による自由曲面の「形状変化や偏心」が起こり、自由曲面レンズの機能劣化を招来する。
防塵ガラス13の設置は、防塵ガラスの法線が軸Aと平行になるようにするのが、投射装置の小型化やデザインの面から自然である。
しかし、このような設置では、前述の「熱の影響」の問題が発生する。
この点を、図3と図4を参照して説明する。
図3、図4において、画像形成部LV、屈折光学系10、11、凹面ミラー12の光学的な配置は、図1に示した配置と同一である。
図3の例では、防塵ガラス13の素子面法線(防塵ガラス13は透明平行平板ガラスであり、その法線は、互いに逆向きで平行である)は、軸線Aと平行である。
この場合には、凹面ミラー12によりスクリーンSC側へ反射される光のうち、防塵ガラス13により反射された光は、スクリーンSC上の拡大画像の結像に寄与しない。
このような光学素子13により反射され、スクリーンSC上の拡大画像の結像に寄与しない光を「不要光」と呼ぶ。
図3の例では、画像形成部LVのY方向下端部からの光が「不要光」となる。
の不要光は、屈折光学系の光軸に近い光線であるため光強度が強い。そして「不要光」は、凹面ミラー12の反射面により高い反射率で反射される。
凹面ミラー12に反射された不要光は、防塵ガラス13に入射するが、投射距離が短いタイプの投射装置では、防塵ガラス13への入射角が非常に大きくなる。
このため、反射率も極めて高くなり、強い強度を有するようになる。
このような強度の大きい不要光は、図3に符号20で示す領域で自由曲面レンズ11やその受け部材14を照射する。
このような不要光で照射された自由曲面レンズ11やその受け部材14が、蓄熱により昇温し、自由曲面を変形させ、自由曲面レンズ11の機能を劣化させる。
図4は、図1の場合で、防塵ガラス13の素子面法線を、軸線Aに対して傾けている。
このように防塵ガラス13の素子面法線を、軸線Aの負の方向から傾け、その傾き角:θ(>0)を「不要光は、符号20Aで示す領域を通る」ように設定する。
このように傾き角:θを設定すれば、自由曲面レンズ11やその受け部材14が「不要光により照射される」ことが回避され、不要光による熱の影響が解消される。
勿論、図4のように「不要光が自由曲面レンズ11や受け部材14を照射しない」場合であっても「不要光自体の強度が小さい」ことが好ましい。
不要光の強度そのものを小さくするには、防塵ガラス13の表面に「反射防止処理」を施すのがよい。
反射防止処理は、マルチコートによる反射防止膜として実施することができる。
また、防塵ガラス表面に細かい「ナノサイズの凹凸構造」を形成し、反射率の角度特性を最適に設定して反射防止処理とすることもできる。
説明中の実施の形態では、図1に示すように、防塵ガラス13の「保持部材14近傍のスクリーンSC側でかつハウジング内部」に遮光部材15を配している。
遮光部材15は、拡大画像の結像光束を遮らないように配設されることは勿論である。
防塵ガラス13の傾け方は、種々可能であるが、図3に示す傾け方が好適である。
即ち、図3に示す実施の形態では、防塵ガラス13は、基準面内において、スクリーンSCに遠い側から近い側にかけて、軸線Aの負の方向に向かって傾いている。
上には、防塵ガラス13により反射された不要光が、自由曲面レンズ11やその受け部材14を「直接に照射しない」ようにする場合を説明した。
自由曲面レンズ11やその受け部材14を照射して、これらの温度上昇をもたらす光は、防塵ガラス13による「直接的な反射光」に限らない。
図5に「符号Cで示す領域」は、「屈折光学系と凹面ミラーとの間の空間」であるが、この領域Cは、図示されない種々の部材により囲繞されている。
上記種々の部材には「自由曲面レンズ11や凹面ミラー12や防塵ガラス13」、即ち、結像光束の光路上にある光学系部分は含まれない。
なお、図の繁雑を避けるために、図5の防塵ガラス13は「傾き角」を与えない状態で描いてある。
「屈折光学系と凹面ミラーとの間の空間を囲繞する部材」としては、以下の如きものを例示できる。
例えば、自由曲面レンズ11の受け部材14、自由曲面ミラー12の保持部材、防塵ガラス13の保持部材、ハウジングH、図示されない空気ダクトや鏡胴等である。
防塵ガラス13により反射された光が、これらの部材により「さらに反射」され、自由曲面レンズやその受け部材を照射することが考えられる。
これらは、防塵ガラス13により反射された不要光が、上記部材により2次的に反射されて、自由曲面レンズやその受け部材を、2次的に照射するものである。
そこで、このような不要光を以下においては「2次不要光」と称する。また、2次不要光との対比で、防塵ガラス13による反射光である不要光を「1次不要光」とも言う。
2次不要光の影響を有効に小さくするには、上記各種の部材の表面が「凹形状および凸形状の少なくとも一方」を有するようにするのが良い。
凹形状と凸形状の双方を有する場合以外に、凹形状のみ、凸形状のみでもよい。
具体的な形状としては、ドット状の物でもよいし、ライン状のもの、円形状、多角形形状、文字形状や、記号形状等でもよい。
これらの表面構造は、乱反射させる構造、例えば「粗し面」や「サブミクロンレベルの構造」で、上記部材からの反射光強度の低減を図り得るものが好適である。
このような構成により、1次不要光が、前記各種の部材により反射される際、2次不要光が有効に拡散され、自由曲面レンズやその保持部材への影響が有効に軽減される。
また、上記各種の部材の表面に「光を乱反射させる構造」を持たせたり、面の法線が基準面内で軸線Bに直交するY軸やX軸に対して傾けたりすることも有効である。
さらには、上記各種の部材の表面が、屈折光学系が共有する軸線Bの方向に向かって広がるようなテーパ形状を有するようにすることも有効である。
テーパ形状とともに凹凸の表面形状を有しても良い。
また、上記何れの場合についても、上記部材の表面を、塗装等の処理により「光を吸収する材質で覆う」ことが有効である。
あるいはまた、上記各種の部材そのものを「光を吸収する材料」で形成してもよい。
さらに、自由曲面レンズ11の受け部材14に「熱伝導性の高い素材、例えば金属やフィラー等を充填させて熱伝導性を高めたプラスチック材料」を用いることもできる。
熱伝導性の高い素材を用いることで、不要光や2次不要光が自由曲面レンズやその保持部を照射しても、熱を逃がして蓄熱を少なくでき、熱の影響を低減できる。
また、自由曲面レンズ11の受け部材14を、屈折光学系の共軸レンズ部分を保持する鏡筒部材と別体とし、共軸レンズ部分からの熱の伝達を遮る構造も有効である。
さらに、自由曲面レンズ11のリブの部分を遮光部材で覆うことにより、1次不要光や2次不要光が自由曲面レンズに当たるのを有効に防ぐことができる。
ハウジングHには、図1に示す各部のほかに、画像形成に必要な部分、即ち、図示されない画像処理部や電源部、冷却用ファンなどが収納されて投射装置を構成している。
以下に、投射装置の実施の別形態を、図7以下を参照して説明する。
図7は、投射装置の実施の別形態を説明するための図である。
繁雑を避けるため、混同の恐れが無いと思われるものについては、図1におけると同一の符号を付し、これらについての説明は、図1に関する説明を援用する。
図7に示す実施の形態では、自由曲面レンズ11と凹面ミラー12との間に、折り返しミラー16が設置されている。他の部分は、図1の実施の形態と同じである。
画像形成部LVに生成された画像からの画像光は、屈折光学系の共軸レンズ部分10と自由曲面レンズ11を通過し、折り返しミラー16に入射する。
折り返しミラー16により反射された光束は、中間像を結像した後、凹面ミラー12に入射し、反射されると「光学素子」である防塵ガラス13を透過する。
そして、スクリーンSC上に拡大画像を投影結像する。
図1の実施の形態では、屈折光学系の共軸レンズ部分10の光軸が、スクリーンSCに対して直交しているが、図7の実施の形態では、スクリーンSCに平行である。
先に説明した、軸線A、軸線B、軸X、軸Y、軸Zの定義と、これらの「正の向き」は、図7に示す如くである。
角:α、角:θの定義も、図1の実施の形態の場合と同じである。
図7に示す実施の形態では、軸線A、軸線B(図7には、軸A、Bと表示)は、互いに平行であり、正の方向も同じである。
また、軸Zは、軸線A、軸線Bと平行で「正の方向」も同じである。
基準面は図7の図面に合致し、軸Yは基準面内において軸線Bに直交するから、図7の如く、スクリーンSCに直交し、その正の向きは「図の左方」である。
X軸は、図面に直交し、図面の裏側へ向かう方向が「正の方向」である。
図7に示す実施の形態においても、画像形成部LVは、共軸レンズ部分10の光軸に対して、Y方向へシフトしている。
シフトの様子は、図1の実施の形態と同様、図2に示す如くである。
図8は、図7の光学配置において、防塵ガラス13の素子面法線を「軸線Aと平行」にした場合を示している。
この場合、防塵ガラス13のよる反射光(不要光)が、折り返しミラー16により反射されて、符号21で示す領域で、自由曲面レンズ11や受け部材14を照射する。
このように、図7に示す実施の形態においては、主として問題となる不要光は「防塵ガラス13で反射され、さらに、折り返しミラー16で反射された光」である。
図9は、防塵ガラス13の法線が、軸線Aに対して傾いている場合を示している。
図9の如く、防塵ガラス13の素子面法線を軸線Aに対して、傾き角:θだけ傾けると、防塵ガラス13による反射光は、折り返しミラー16により反射されなくなる。
このため、防塵ガラス13により反射された不要光の大部分は、符号21Aで示す領域を通り、自由曲面レンズ11やその受け部材14を照射することがない。
従って、不要光による「自由曲面レンズ」への熱の影響を有効に軽減できる。
図7に示す実施の形態においても、防塵ガラス13は、基準面内において、スクリーンSCに遠い側から近い側にかけて、軸線Aの負の方向に向かって傾いている。
図7に実施の形態を示す投射装置は、画像表示素子に表示される画像を、スクリーン上に拡大投影する投射装置である。
画像表示素子からスクリーンSCに到る結像光路上に、画像表示素子側から、屈折光学系10、11と、反射光学系12、16と、光学素子13と、を有する。
屈折光学系は自由曲面レンズ11を有し、反射光学系は、1以上のミラー12、16を有し、且つ、ミラーの少なくとも1つは凹面ミラー12である。
光学素子13は、結像光路上でスクリーンSCに最も近い凹面ミラー12とスクリーンSCとの間に配置される。
光学素子13の素子法線面は、基準面内において、スクリーンSCの法線に直交する軸線Aに対して傾いている。
「基準面」は、屈折光学系内に設けられた開口絞りSの中心を通り、スクリーンSC上の拡大画像の中心に向かう光線を含む面であり、図7では図面そのものが基準面である。
光学素子として、凹面ミラー12とスクリーンSCとの間に配置された防塵ガラス13は透明平行平板ガラスで、素子面法線が、基準面内において軸線Aに対して傾いている。
図7に示す実施の形体でも、自由曲面レンズ11やその受け部材14を照射して、これらの温度上昇を齎す不要光は、防塵ガラス13による1次不要光に限らない。
図10に「符号C1で示す領域」は、「屈折光学系と凹面ミラーと折り返しミラーと防塵ガラスにより囲まれた空間」である。
図10においても、この領域C1を「屈折光学系と凹面ミラーとの間の空間」と呼ぶ。
領域C1は、図示されない種々の部材により囲繞されている。
上記種々の部材には結像光束の光路上に位置する光学系である「自由曲面レンズ11や凹面ミラー12、折り返しミラー16や防塵ガラス13」は含まれない。
「屈折光学系と凹面ミラーとの間の空間を囲繞する部材」としては、以下の如きものを例示することができる。
例えば、自由曲面レンズ11の受け部材(保持部材)、自由曲面ミラー12の保持部材、折り返しミラー16の保持部材、防塵ガラス13の保持部材、ハウジングH等である。
また、図示されない空気ダクトや鏡胴等も含まれる。
防塵ガラス13や折り返しミラー16により反射された1次不要光が、上記部材により反射され、2次不要光として自由曲面レンズや受け部材を照射することが考えられる。
2次不要光の影響を小さくするには、上記各種の部材の表面が「凹形状および凸形状の少なくとも一方」を有するようにするのが良い。
凹形状と凸形状の双方を有する場合以外に、凹形状のみ、凸形状のみでもよい。
具体的な形状としては、ドット状の物でもよいし、ライン状のもの、円形状、多角形形状、文字形状や、記号形状等でもよい。
これらの表面構造は、乱反射させる構造、例えば「粗し面」や「サブミクロンレベルの構造」で、上記部材からの反射光強度の低減を図り得るものが好適である。
このような構成により、2次不要光が有効に拡散され、自由曲面レンズやその保持部への影響が有効に軽減される。
また、上記表面に「光を乱反射させる構造」を持たせたり、面の法線が基準面内でY軸や、X軸に対して傾けたりすることも有効である。
さらには、上記部材の表面が、屈折光学系が共有する軸線Bの方向に向かって広がるようなテーパ形状を有するようにすることも有効である。
テーパ形状とともに凹凸の表面形状を有しても良い。
また、上記何れの場合についても、上記部材の表面を、塗装等の処理により「光を吸収する材質で覆う」ことが有効である。
あるいはまた、上記部材そのものを「光を吸収する材料」で形成してもよい。
さらに、自由曲面レンズ11の受け部材14に「熱伝導性の高い素材、例えば金属やフィラー等を充填させて熱伝導性を高めたプラスチック材料」を用いることもできる。
熱伝導性の高い素材を用いることで、不要光や2次不要光が自由曲面レンズもしくは自由曲面レンズの保持部にあたっても、熱を逃がすことができ、熱の影響を低減できる。
また、自由曲面レンズ11の受け部材14を、屈折光学系の光軸レンズ部分を保持する鏡筒と別体とし、共軸レンズ部分からの熱の伝達を遮る構造も有効である。
自由曲面レンズ11のリブの部分を遮光部材で覆うことにより、不要光や2次不要光が自由曲面レンズに当たるのを有効に防ぐことができる。
ハウジングHには、図7に示す各部のほかに、画像形成に必要な部分、即ち、図示されない画像処理部や電源部、冷却用ファンなどが収納されて投射装置を構成している。
この発明の投射装置では、自由曲面レンズの「凹面ミラー側の面」は、以下の如き形状であるのがよい。
即ち、上記面は、回転非対称で、Y軸方向、X軸方向に凸形状で、Y方向パワー差を、X方向パワー差よりも絶対値において小さくする。
「Y方向パワー差」は、Y軸方向において軸線Bに近い側でのパワーと有効径端でのパワーとの差をいう。
「X方向パワー差」は、X軸方向において軸線Bに近い側でのパワーと有効径端でのパワーとの差をいう。
自由曲面レンズの凹面ミラー側の面を、Y軸方向、X軸方向に凸形状とすることにより、凹面ミラー側の自由曲面の光軸から離れた周辺部が「画像形成部の側」に位置する。
このため、上記周辺部で「不要光を有効に避ける」ことができる。
また、このように「凹面ミラー側の面が、Y軸方向、X軸方向に凸形状であると、共軸レンズ部分側からの結像光線が軸線B側(光軸側)へ曲げられる。
このため、凹面ミラーへ向かう光束の光束断面形状を小さくでき、凹面ミラーの反射面を有効に小さくでき、延いては投射装置の小型化に有効である。
超短投射プロジェクタにおいては、Y方向の焦点深度が狭いため、自由曲面レンズのY軸方向の偏心や形状変化による性能劣化量が大きくなり易い。
上記の形状とすることにより、特にY方向の偏心や形状変化が起こっても、性能劣化を抑えることができる。
光学素子(防塵ガラス13)の表面はナノ構造を有していることが好ましい。
光学素子表面の反射率の角度特性を抑える構造とすることで、自由曲面ミラーや受け部に当たる反射光の強度を下げることができ、性能劣化を防ぐことが可能となる。
光学素子近傍のスクリーンに近い側の装置内側に遮光部材(図1の遮光部材15)を有することが好ましい。
「遮光部材」を設置することにより、光学素子からの反射光を遮ることができ、性能劣化を防ぐことが可能となる。
自由曲面レンズの保持部材と、他の群の鏡胴は別体であることが好ましい。
別体とすることで他の群からの熱伝導を抑えることができ、形状変化や偏心が起こりにくくなり、性能劣化をより有効に抑えられる。
「軸Aと光学素子の法線とのなす角:θ」は、以下の条件(1)、(2)のいずれかを満たすことが好ましい。
5度<θ<20度 (1)
30度<θ (2)
条件(1)または(2)を満たすことにより、投射装置を小型化しつつ、自由曲面レンズやその受け部に反射光が当たらないようにすることが容易になる。
上に説明した実施の形態では、光学素子は、透明平行平板ガラスである防塵ガラス13である。しかし、これに限らず、光学素子は片面または両面が曲面であってもよい。
しかし、防塵ガラス13のように、パワーを持たない光学素子にすれば、偏心による収差発生を抑えることができる。
スクリーンSC上には、画像形成部LVに生成された画像の拡大画像が投影される。この投影される拡大画像の「縦横幅のうちで大きい方」を拡大画像幅と称する。
上の実施の形態では、図2に示すように、生成される画像は、X方向に長い「横長の画像」であるから、拡大画像のX方向(横方向)の幅が「拡大画像幅」である。
一方、スクリーンに最も近い凹面ミラーの有効範囲の端からスクリーンまでの距離を投射距離と称する。
拡大画像幅で投射距離を除した商:投射距離/拡大画像幅を「TR」とすると、このTRは、以下の条件(3)を満足するのがよい。
TR < 0.35 (3)
条件(3)を満足する投射装置は、極めて短い投射距離で大サイズの拡大画像を投影できる。
自由曲面レンズの周辺部を遮光部材で覆うようにすると、自由曲面のリブの部分に不要光が照射されるのを有効に防ぐことができる。
この発明の投射光学系は上記のごとき構成により、投射距離が非常に短く、小型で性能変化が少ない投射装置の提供が可能となる。
以下、屈折光学系および反射光学系の、具体的な実施例の数値データを2例挙げる。実施例1および2はそれぞれ、図1及び図7に示した実施の形態に関するものである。
これら実施例には、非球面と自由曲面とが採用されている。以下において、非球面および自由曲面の形状特定は、以下の式による。
「非球面形状」
「非球面形状」は、周知の次式(A)により表現する。
X=C・H/[1+√{1−(1+K)C・H}]+ΣAi・H (A)
式(A)において、「X」は基軸方向の非球面量、「C」は近軸曲率(近軸曲率半径の逆数)、「H」は光軸からの高さ、「K」は円錐定数、「Ai」はi次の非球面係数である。
式(A)右辺の、和は、「i」をパラメータとして順次変化させて取る。
非球面形状は、近軸曲率半径と円錐定数、非球面係数を与えて形状を特定する。
「自由曲面形状」
「自由曲面形状」は、周知の次式(B)により表現する。
X=C・H/[1+√{1−(1+K)C・H}]+ΣCj・x・y (B)
式(B)左辺の「X」は基軸方向における自由曲面量である。
式(B)右辺の第1項は、式(A)の第1項と同一であり、C、H、Kは、式(A)のものと同じである。
式(B)右辺第2項の「Cj」は、自由曲面係数である。自由曲面係数:Cjにおけるパラメータ:jは、以下の式で定義される。
j=1+{(m+n)+m+3n}/2
x、yは、Z方向に平行な基軸の位置を原点として、X軸方向に「x座標」、Y軸方向に「y座標」を設定したときの位置座標(x,y)である。
右辺第2項の和は、「j」をパラメータとして順次変化させて取る。
自由曲面形状は、近軸曲率半径と円錐定数、自由曲面係数を与えて形状を特定する。
近軸曲率半径は、式(A)、(B)における基軸の近傍の曲率半径である。
実施例1は、図1に示した実施の形態に対応するものである。
図6に、実施例1の屈折光学系の断面図(基準面上の断面図)を示す。
屈折光学系は、3レンズ群構成であり、第1レンズ群I、第2レンズ群II、第3レンズ群IIIにより構成されている。第3レンズ群IIIが「自由曲面レンズ」である。
第1レンズ群Iと第2レンズ群IIとは、共軸レンズ部分10を構成する。
図6の上図は、投射された画像のサイズ:80インチ(遠距離側)のときのレンズ群配置を示し、下図は、サイズ:48インチ(近距離側)のときのレンズ群配置を示す。
即ち、屈折光学系は、画像形成部LV側から拡大側(図の右方)へ順に、正の屈折力の第1レンズ群I、負の屈折力の第2レンズ群II、第3レンズ群IIIを配列している。
第1レンズ群I内には、開口絞りSが配置されている。
図示されない凹面ミラーは、図6において、第3レンズ群IIIをなす自由曲面レンズの右方(拡大側)に配置されている。
投射距離の変化に対するフォーカシングは、遠距離側から近距離側へのフォーカシングに際し、第2レンズ群IIと第3レンズ群IIIが拡大側へ移動して行われる。
投射距離:48インチの近距離側へのフォーカシングでは、第3レンズ群IIIの繰出し量が最も大きい。
第1レンズ群Iは、画像形成部LV側から拡大側へ向かって順に配列された、第1〜第10レンズの10枚のレンズにより構成されている。
第1レンズは、画像形成部LV側に「より強い凸面」を向けた両面非球面両凸レンズである。
第2レンズは、拡大側に「より強い凸面」を向けた両凸レンズ、第3レンズは、画像形成部側により強い凹面を向けた両凹レンズである。
第2レンズと第3レンズは接合されて接合レンズをなす。
第4レンズは、画像形成部LV側に「より強い凸面」を向けた両凸レンズ、第5レンズは、拡大側に凸面を向け、両面が非球面の正メニスカスレンズである。
この第5レンズの拡大側に開口絞りSが配されている。
第6レンズは、画像形成部側に「より強い凹面」を向けた両凹レンズ、第7レンズは、画像形成部LV側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。
第6レンズと第7レンズは接合されて接合レンズをなす。
第8レンズは、拡大側に「より強い凸面」を向けた両凸レンズであり、第9レンズは、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。
第10レンズは、拡大側に「より強い凸面」を向けた両凸レンズである。
第2レンズ群IIは、画像形成部LV側から拡大側へ向かって順に、第11レンズ〜第13レンズの3枚のレンズで構成されている。
第11レンズは、画像形成部LV側に凸面を向けた両面非球面正メニスカスレンズ、第12レンズは、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。
第13レンズは、画像形成部LV側に「より強い凹面」を向けた両面非球面両凹レンズである。
第3レンズ群IIIをなす第14レンズは、自由曲面レンズ11である。
また、凹面ミラーの反射面形状も自由曲面形状である。
実施例における記号の意味は以下の通りである。また、長さの次元を持つ量の単位は、特に断らない限り「mm」である。
f:全系の焦点距離
NA:開口効率
ω:半画角(deg)
R:曲率半径(非球面にあっては近軸曲率半径)
D:面間隔
Nd:d線に対する屈折率
Vd:d線に対するアッベ数
K:非球面の円錐定数
Ai:i次の非球面定数
Cj:自由曲面係数
「実施例1」
実施例1のデータを、表1に示す。
表1の最も左の列は画像形成部LV側から数えた「面番号」であり、画像形成部LVの画像を表示する面が面番号:1である。
また、面番号12と13との間に開口絞りが配置されている。
Figure 0006500959
表1に示す面番号で「*印」が付された面は「非球面」、「**印」が付された面は「自由曲面」である。また、実施例の開口数は0.200である。
「可変量」
フォーカシングに伴う拡大画像のサイズ(画面サイズ)の変化と、可変間隔(可変A〜可変D)を、表2に示す。
Figure 0006500959
「非球面データ」
非球面のデータを表3に示す。
Figure 0006500959
非球面形状の基軸は、共軸レンズ部分の光軸である。
また、上の表記において、例えば「-2.1895E-05」は「-2.1895×10-5」を表す。以下においても同様である。
「自由曲面データ」
自由曲面係数のデータを表4に示す。
Figure 0006500959
表4において、28面と29面が、自由曲面レンズの画像形成部側および拡大側の自由曲面であり、30面が、凹面ミラーの反射面である。
自由曲面レンズの自由曲面である28面、29面の基軸は、共軸レンズ部分の光軸であり、前記非球面形状の基軸と同一である。
「凹面ミラーの位置」
凹面ミラーの配置態位に関するデータを以下にあげる。
基準として、凹面ミラーに最も近い自由曲面レンズの自由曲面の位置を用いる。
即ち、投影画像を最大(80インチ)とした合焦状態での、この自由曲面の頂点を基準とする。
この基準からZ方向(光軸方向)における凹面ミラー反射面位置までの距離と、前記光軸から基軸までのY軸方向の距離と、傾き角:αを与えて形状・位置を特定する。
傾き角:α(単位「度」)は、屈折光学系の光軸と凹面ミラーの反射面の交点位置における反射面の、基準面内における傾きで、その正負は、前述の規則に従う。
これらの値を表5に与える。
防塵ガラスは、硝材:S−BSL7(nd=1.5168、Vd=64.2)による厚さ:3mmの平行平板であり、YZ面での大きさは35mmである。
表5における防塵ガラスの位置に関する値は、防塵ガラスのスクリーン側の面の中心部のY、Z方向の座標である。
即ち、Y軸に関しては上記中心部の「光軸からY方向の距離」であり、Z方向(光軸方向)に関しては上記「基準と成る自由曲面の頂点」からの中心部の距離である。
Figure 0006500959
「投射距離とTRの関係」
投射距離/拡大画像幅であるTRと投射距離の関係を、表6に示す。
Figure 0006500959
実施例1の投射装置において、画像表示素子としてはDMDが想定されている。
DMDの画像形成部のサイズは、以下の通りである。
横方向(X方向)長さ: 14.5152mm
縦方向(Y方向)長さ: 9.072mm
画像形成部は、屈折光学系の光軸に対し、Y方向にシフトしているが、光軸と画像形成部の中心との距離は、5.929mmである。
即ち、画像形成部の最も光軸側の端部と、光軸との距離は、1.39mmである。
また、画像形成部におけるドットサイズ(画素サイズ)は7.56μmである。
「実施例2」
実施例は、図7に示した実施の形態に対応するものである。
実施例2のデータを表1に倣って表7に示す。実施例2においても開口数は0.200である。
Figure 0006500959
実施例2において用いられている折り返しミラー(面番号30)は、曲率半径が無限大の平面鏡であり、結像光束を折り返すのみで、結像機能を担っていない。
実施例2において用いられている屈折光学系および凹面ミラーは、実施例1において用いられているものと同一のものである。
従って、表7に示すデータにおいて、面番号1から面番号29までの「屈折光学系の部分」は、表1に示すデータと同一であり、面番号31が凹面ミラーの反射面である。
従って、屈折光学系の部分につき、図6を参照して説明した実施例1の内容は、そのまま実施例2の屈折光学系についてもそのまま成り立つ。
「可変量」
フォーカシングに伴う拡大画像のサイズ(画面サイズ)の変化と、可変間隔(可変A〜可変D)を、表2に倣って表8に示す。
Figure 0006500959
折り返しミラー(面番号30)が存在するため、可変Dは、実施例1の表2におけるものと符号が逆になっている。「折り返しミラー」は、平面鏡であり、パワーを持たない。
「非球面データ」
非球面のデータを表9に示す。
Figure 0006500959
「自由曲面データ」
自由曲面係数のデータを表10に示す。
Figure 0006500959
前述の如く、実施例2の屈折光学系、凹面ミラーは、実施例1のものと同一であるので、表9は表3と、表10は表4と同一である。
「折り返しミラーと凹面ミラーの位置」
実施例2における折り返しミラーと凹面ミラーの配置の位置と態位を、表5に倣って、表11に示す。
防塵ガラスは、硝材:S−BSL7(nd=1.5168、Vd=64.2)による厚さ:3mmの平行平板であり、YZ面での大きさは30mmである。
表11における防塵ガラスの位置に関する値は、防塵ガラスのスクリーン側の面の中心部のY、Z方向の座標である。
即ち、Y軸に関しては上記中心部の「光軸からY方向の距離」であり、Z方向(光軸方向)に関しては上記「基準と成る自由曲面の頂点」からの中心部の距離である。
Figure 0006500959
「投射距離とTRの関係」
投射距離/拡大画像幅であるTRと投射距離の関係を、表6にならって表12に示す。
Figure 0006500959
実施例2の投射装置においても、画像表示素子としては実施例1に関して上に説明したのと同一のDMDが想定されている。
屈折光学系の光軸に対するY方向のシフト量(1.39mm)も同じである。
光学素子である防塵ガラス13の傾きの角:θは、実施例1ではθ=10度に、実施例2ではθ=15度に設定され、何れの場合も条件(1)を満足している。
実施例2のように、折り返しミラー(面番号30)を用いる場合は、角:θの範囲が、
15度<θ<30度
では、防塵ガラスによる1次不要光が自由曲面レンズを照射してしまう。
従って、この場合の角:θは、条件(2)を満足するように設定する必要がある。
上述の如く、実施例1、2における自由曲面レンズは同一のものである。従って、その形状等は、実施例1、2について同列に論ずることができる。
図11に「自由曲面レンズの凹面ミラー側の面(面番号29)」のX軸方向、Y軸方向のパワーの分布を示す。
X軸方向のパワーをPx、Y軸方向のパワーをPyとする。これらのパワーPx、Pyは、以下のように定義される。
自由曲面形状を、f(x,y)で表し、そのx、yによる1回編微分、2回変微分を、以下の如く、f’x、f’’x、f’y、f’’yとすると、これらは、以下の如く与えられる。
f’x=∂f(x,y)/∂x、f’’x=∂f(x,y)/∂x=∂f’x/∂x
f’y=∂f(x,y)/∂y、f’’y=∂f(x,y)/∂y=∂f’y/∂y 。
上記のパワー:Px、Pyは、これらを用いて以下のように定義される。
Px=f’’x/{1+(f’x)}3/2
Px=f’’y/{1+(f’y)}3/2
図11の左図は、X軸方向(X方向)のパワー:Pxの分布を、複数の領域に分けて示し、右図は、Y軸方向(Y方向)のパワー:Pyの分布を、複数の領域に分けて示す。
図11から、パワー:Pxの「軸線B(基軸)に近い側でのパワーと有効径端でのパワーとのパワー差」の絶対値は、パワー:Pxの「軸線B(基軸)に近い側でのパワーと有効径端でのパワーとのパワー差」の絶対値よりも大きい。
また、面番号29の自給曲面データを与える表4、表9から明らかなように、自由曲面レンズの凹面ミラー側の面は回転非対称形状で、X軸方向、Y軸方向に凸形状をなす。
上に説明した実施の形態から明らかなように、この発明の投射装置は、防塵ガラスの適切な配設により、自由曲面レンズの面形状の変形や偏心を抑えることができる。
従って、小型で、安定的に高性能を維持できる投射装置を実現できる。
以下、若干補足する。
上に説明した図1、図7の実施の形態において、画像表示素子としてはDMDを想定したが、勿論、画像表示素子がDMDに限定される訳ではない。
画像表示素子としては、DMDのほかに、透過型液晶パネルや反射型液晶パネル等の公知の適宜のライトバルブを使用できる。
実施例において画像表示素子として想定したDMDのように「自ら発光する機能」を持たない画像表示素子の場合には、図1、図7に示すように照明装置LSを用いる。
即ち、画像形成部LVに形成された画像情報が、照明装置LSからの照明光により照明される。
照明装置LSは、画像形成部LVを効率よく照明する機能を有するものが好ましい。
画像形成部LVの照明をより均一にするため、例えばロッドインテグレータやフライアイインテグレータを用いることが出来る。
また照明光源としては、超高圧水銀ランプ、キセノンランプ、ハロゲンランプ、LEDなどの白色光源や、単色発光LED、LDなどの単色光源も用いることが出来る。
画像表示素子としては「生成させた画像を発光させる機能を有する自己発光方式」のものを用いることも出来る。
図1、図7においては、防塵ガラス13と接するように遮光部材15が設置されているが、遮光部材15の設置位置は、これに限らない。
また、遮光部材15の形状も、便宜上四角形で示しているが、これに限るものではなく、フィルムを用いてもよく、また遮光部材を保持部材の一部として形成してもよい。
図1に示した実施の形態(具体的には実施例1)では、反射光学系を1枚の凹面ミラーにより構成している。
図7に示した実施の形態(具体的には実施例2)では、1枚の凹面ミラーと1枚の折り返しミラーで反射光学系を構成している。
反射光学系の構成は、これらの例に限定されない。少なくとも1面の凹面ミラーを含む2以上のミラーにより反射光学系を構成することができる。
図7にしました実施の形態では、折り返しミラー16は平面ミラーであるが、反射面を凸面または凹面として「パワー」を持たせても良い。
その場合のパワーは「アナモフィックなパワー」でもよい。
凹面ミラーも2面以上用いることもできる。
光学素子としての防塵ガラスには、反射防止処理を施して、不要光の強度を低減するのがよい。
反射防止処理としては、マルチコートによる反射防止膜や、ガラス表面に細かいナノサイズの凹凸構造を形成し、反射率の角度特性を最適に設定することもできる。
なお、この発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更できることは言うまでもない。
LV 画像表示素子の画像形成部
LS 照明装置
10 屈折光学系の共軸レンズ部分
11 自由曲面レンズ
12 反射光学系の凹面ミラー
13 光学素子としての防塵ガラス
14 自由曲面レンズの受け部材
15 遮光部材
SC スクリーン
H ハウジング
特開2007−079524号公報 特開2011−242606号公報 特開2011−150029号公報

Claims (16)

  1. 画像表示素子に表示される画像を、スクリーン上に拡大画像として拡大投影する投射装置であって、
    画像表示素子からスクリーンに到る結像光路上に、前記画像表示素子側から、屈折光学系と、反射光学系と、光学素子と、を有し、
    前記屈折光学系は自由曲面レンズと複数の回転対称レンズとを有し、
    前記反射光学系は、1以上のミラーを有し、
    前記光学素子は、前記結像光路上で前記ミラーと前記スクリーンとの間に配置され、
    前記屈折光学系内に設けられた開口絞りの中心を通り、前記スクリーン上の拡大画像の中心に向かう光線を含む面を基準面とするとき、該基準面内において、前記スクリーンの法線に直交する軸線Aと前記光学素子の素子面法線とがなす角θが、以下の条件:
    (1) 5度<θ<20度
    を満足し、
    前記光学素子からの反射光は、前記自由曲面レンズまたはその保持部材を照射しないことを特徴とする投射装置。
  2. 請求項1記載の投射装置において、
    反射光学系が有する1以上のミラーの少なくとも1つは凹面ミラーであり、
    光学素子は、結像光路上でスクリーンに最も近い凹面ミラーと前記スクリーンとの間に配置されていることを特徴とする投射装置。
  3. 請求項1または2記載の投射装置において、
    基準面内において、屈折光学系が共有する軸線Bに直交する軸をY軸、これら軸線BとY軸とに直交する軸をX軸とするとき、
    自由曲面レンズは、凹面ミラー側の面が回転非対称形状で、X軸方向、Y軸方向に凸形状をなし、
    Y方向において軸線Bに近い側でのパワーと有効径端でのパワーとのパワー差をY方向パワー差、X方向において軸線Bに近い側でのパワーと有効径端でのパワーとのパワー差をX方向パワー差とするとき、
    Y方向パワー差が、X方向パワー差よりも絶対値において小さいことを特徴とする投射装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の投射装置において、
    光学素子の表面がナノ構造を有していることを特徴とする投射装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の投射装置において、
    光学素子が設けられたハウジング内部の、前記光学素子近傍で、スクリーンに近い側に、光学素子により反射された光を自由曲面レンズに対して遮光する遮光部材を有することを特徴とする投射装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の投射装置において、
    屈折光学系と凹面ミラーとの間の空間を囲繞する部材の表面が、凹形状および凸形状の少なくとも一方を有していることを特徴とする投射装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載の投射装置において、
    屈折光学系と凹面ミラーとの間の空間を囲繞する部材の表面が、光を乱反射させる構造を持つことを特徴とする投射装置。
  8. 請求項1乃至5の何れか1項または請求項7に記載の投射装置において、
    屈折光学系と凹面ミラーとの間の空間を囲繞する部材の法線が、基準面内で、屈折光学系が共有する軸線Bに直交するY軸に対して傾いていることを特徴とする投射装置。
  9. 請求項1乃至5の何れか1項または請求項7または8に記載の投射装置において、
    屈折光学系と凹面ミラーとの間の空間を囲繞する部材が、前記屈折光学系が共有する軸線Bの方向に向かって広がるようなテーパ形状を有することを特徴とする投射装置。
  10. 請求項1乃至9の任意の1に記載の投射装置において、
    屈折光学系と凹面ミラーとの間の空間を囲繞する部材の表面が、光を吸収する材質で覆われていることを特徴とする投射装置。
  11. 請求項1乃至10の任意の1に記載の投射装置において、
    屈折光学系に含まれる自由曲面レンズを保持する部材が、熱伝導性の高い材質により形成されていることを特徴とする投射装置。
  12. 請求項1乃至11の任意の1に記載の投射装置において、
    屈折光学系に含まれる自由曲面レンズの保持部材と、他の群の鏡胴が別体であることを特徴とする投射装置。
  13. 請求項1乃至12の任意の1に記載の投射装置において、
    結像光路上でスクリーンに最も近い凹面ミラーと前記スクリーンとの間に配置される光学素子は、パワーを持たないことを特徴とする投射装置。
  14. 請求項1乃至13の任意の1に記載の投射装置において、
    スクリーンに最も近い凹面ミラーの有効範囲の端から、スクリーンまでの距離を投射距離、スクリーン上に投影される拡大画像の幅の大きい方を拡大画像幅として、
    投射距離/拡大画像幅をTRとするとき、前記TRが、条件:
    TR < 0.35 (3)
    を満足することを特徴とする投射装置。
  15. 請求項1乃至14の任意の1に記載の投射装置において、
    屈折光学系に含まれる自由曲面レンズの周辺部が遮光部材で覆われていることを特徴とする投射装置。
  16. 画像表示素子に表示される画像を、スクリーン上に拡大画像として拡大投影する投射装置であって、
    画像表示素子からスクリーンに到る結像光路上に、前記画像表示素子側から、屈折光学系と、反射光学系と、光学素子と、を有し、
    前記屈折光学系は自由曲面レンズと複数の回転対称レンズとを有し、
    前記反射光学系は、1以上のミラーを有し、
    前記光学素子は、前記結像光路上で前記ミラーと前記スクリーンとの間に配置され、
    前記屈折光学系内に設けられた開口絞りの中心を通り、前記スクリーン上の拡大画像の中心に向かう光線を含む面を基準面とするとき、該基準面内において、
    前記光学素子は、画像表示素子の中心からスクリーンの中心へ向かう方向を、軸線Aの正方向として、前記光学素子からの反射光は、前記自由曲面レンズまたはその保持部材を照射しない角度で、前記スクリーンに遠い側から近い側にかけて、軸線Aの負の方向に向かって傾いていることを特徴とする投射装置。
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