JP6080837B2 - 療法的治療 - Google Patents

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Description

本発明は、以後「化合物(I)」と称する(S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドまたはその医薬的に許容されうる塩、およびタキサンの組み合わせに関する。タキサンには、確立された癌薬剤、例えばドセタキセル(タキソテールTM)およびパクリタキセル(タキソールTM)が含まれる。他のタキサンは、カバジタキセル、ラロタキセル、オルタタキセル、テセタキセルである。こうした組み合わせは、癌の治療または予防に有用でありうる。本発明はまた、こうした化合物(I)およびタキサンを含む医薬組成物にも関する。本発明はさらに、ヒトなどの温血動物に、化合物(I)およびタキサンを同時に、連続して、または別個に、投与する工程を含む治療方法に関する。本発明はまた、化合物(I)およびタキサンを、場合によって使用説明書とともに含むキットにも関する。
癌は、世界中で概算1000万人に影響を及ぼす。この数値には、発生、罹患および死亡が含まれる。440万を超える癌症例がアジアから報告され、これには世界中で最高の発生率を有する東アジアの250万の症例が含まれる。比較すると、欧州は280万の症例、北アメリカは140万の症例、そしてアフリカは62万7,000の症例を有する。
例えば、英国および米国において、3人に1人より多くが人生のある時点で癌を発展させる。米国における癌死亡数は、年間約60万人、4つの死亡例ごとに約1例、すべての死亡割合のうち心臓病に次いで2位、そして1〜14歳の小児の死因として、事故に次ぐと概算される。米国において、概算癌発生率は、非黒色性(基底細胞および扁平細胞)皮膚癌の約90万の症例を除いて、現在、年間約138万の新規症例である。
癌はまた、英国においても主要な死因であり、1997年には、新たに26万の新規症例(非黒色腫皮膚癌を除く)が登録された。癌は、主に高齢の人々が罹患する疾患であり、65%の症例が65歳を超えた人で生じる。英国において平均余命は、19世紀半ばからほぼ倍になっているため、癌のリスクがある集団は増え続けている。他の死因、例えば心臓病による死亡率は、近年減少してきている一方、癌による死亡は、比較的安定したままである。その結果、3人に1人が一生の間に癌と診断され、そして4人に1人が癌で死亡することになる。75歳未満の人では、癌による死亡が、虚血性心疾患および脳卒中を含む循環系の疾患による死亡よりも数が多い。2000年には、癌による死亡が15万1,200であった。これらのうち1/5以上(22パーセント)が肺癌によるものであり、そして1/4(26パーセント)が大腸、乳房および前立腺の癌によるものであった。
世界中で、特定のタイプの癌(胃、乳房、前立腺、皮膚等の癌)の発生率および死亡率は、広い地域的相違を有し、これは、人種的、文化的、そして特に環境的影響に起因する。200を超える異なる癌のタイプがあるが、4つの主なタイプ、肺癌、乳癌、前立腺癌および結腸直腸癌が、英国および米国で診断されるすべての症例の半分以上を占める。
癌を治療するための現在のオプションには、外科的切除、外部ビーム放射線療法および/または全身性化学療法が含まれる。これらは、癌のいくつかの型で部分的に成功するが、他の型では成功しない。新規療法治療に関する明らかな必要性がある。
化合物(I)(遊離塩基型)を以下に示す:
化合物(I)(遊離塩機型)は、AZD5363としても知られる。
化合物(I)(遊離塩機型)は、国際特許出願公報第WO2009/047563号に開示された。WO2009/047563において、該文献に開示される化合物は、単独療法として適用可能であり、あるいは本発明の化合物に加えて、慣用的な手術、放射線療法または化学療法を含んでもよいことが記載される。次いで、WO2009/047563は、多くの潜在的な抗腫瘍剤を列挙する。WO2009/047563のどこにも、化合物(I)およびタキサンの特別な組み合わせは開示されない。
驚くべきことに、本発明にしたがって、タキサンと化合物(I)の組み合わせの使用は、癌の治療において、特に有益でありうる。本明細書に後に例示するように、化合物(I)およびタキサン(ドセタキセル)の両方を含む組み合わせの使用は、いずれかの構成要素を単独で使用した場合に比較して、腫瘍体積の制御に、相加効果を超える効果を提供する。
本明細書は以下の発明の開示を包含する:
[1](S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドまたはその医薬的に許容されうる塩、およびタキサンを含む、組み合わせ。
[2](S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドおよびタキサンを含む、[1]に記載の組み合わせ。
[3]タキサンが、ドセタキセル、パクリタキセル、カバジタキセル、ラロタキセル、オルタタキセルおよびテセタキセルより選択される、[1]または[2]に記載の組み合わせ。
[4]タキサンがドセタキセルおよびパクリタキセルより選択される、[3]に記載の組み合わせ。
[5]薬剤として使用するための、[1]〜[4]のいずれか一項に記載の組み合わせ。
[6]癌治療で使用するための、[1]〜[4]のいずれか一項に記載の組み合わせ。
[7]医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともに[1]〜[4]のいずれか一項に記載の組み合わせを含む、医薬組成物。
[8](i)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともに化合物(I)を含む医薬組成物;および
(ii)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともにタキサンを含む医薬組成物
を含む、医薬製品。
[9]タキサンがドセタキセルおよびパクリタキセルより選択される、[8]に記載の医薬製品。
[10]癌治療において使用するための、[8]または[9]に記載の医薬製品。
[11]乳癌治療において使用するための、[8]または[9]に記載の医薬製品。
[12](S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドまたはその医薬的に許容されうる塩、およびタキサンを;場合によって使用説明書とともに含む、キット。
[13]タキサンがドセタキセルおよびパクリタキセルより選択される、[12]に記載のキット。
[14]ヒトなどの温血動物において癌を治療する方法であって、(S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドまたはその医薬的に許容されうる塩の有効量を、タキサンの有効量と組み合わせて、前記動物に投与する工程を含む、前記方法。
[15]タキサンがドセタキセルおよびパクリタキセルより選択される、[14]に記載の方法。
[16]癌が乳癌である、[14]または[15]に記載の方法。
[17]癌治療のための薬剤製造における、タキサンと組み合わせた化合物(I)の使用。
[18]タキサンがドセタキセルおよびパクリタキセルより選択される、[17]に記載の使用。
[19]癌が乳癌である、[17]または[18]に記載の使用。
[20]タキサンが、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の1日前以内にのみ投薬される、[17]〜[19]のいずれか一項に記載の使用。
[21]投薬周期が、長さ6〜9日間の投薬周期内で、化合物(I)が連続3〜4日間投薬され、そして他の日には投薬されないことを含む、[20]に記載の使用。
[22]タキサンが、投薬日(単数または複数)に、50〜140mg/m 患者表面積で投薬される、[20]または[21]に記載の使用。
[23]化合物(I)のAZD5363内容物が、投薬日に、1日あたり200〜500mgで患者に投薬される、[20]〜[22]のいずれか一項に記載の使用。
図1は、(i)化合物(I)(遊離塩基として)単独、(ii)タキサン単独(ドセタキセル)、および(iii)2つ一緒の組み合わせを用いた、16日間に渡るBT474cモデルにおける腫瘍体積の変化を示す。組み合わせの使用は、有意な腫瘍縮小を達成するようである。 図2は、タキサン単独(ドセタキセル);そして次いで、化合物(I)(遊離塩基として)とタキサン(ドセタキセル)両方を伴う、断続的および連続スケジュールを用いた、55日間に渡るHCC−1187モデルにおける腫瘍体積の変化を示す。これによって、2つの異なる投薬スケジュール(すなわち断続的および連続)をドセタキセルの毎週周期と組み合わせた際に、同様に維持された抗腫瘍活性が生じうることが示される。これらの実験において、示す剤(単数または複数)を、1週の投薬周期で2周期分、投与し、次いで第3週には投薬しなかった(全部で15〜21日間)。示す剤(単数または複数)を、再び、以後、第4週から、さらに1週投薬周期で投薬した。 図3は、AZD5363を断続的に投薬した際、化合物(I)(遊離塩基型、すなわちAZD5363)およびタキサン(ドセタキセル)の間の組み合わせの有効性が、2つの剤の投与順に依存することを示す:該データは、HCC−1187乳癌異種移植片におけるAZD5363およびドセタキセルの単独療法および組み合わせの効果を示す。動物に、3週間に渡って化合物を投与した(ドセタキセルの1週周期3回、およびAZD5363 300mg/kg 1日1回、4日間投薬、3日間休薬の1週周期3回)。AZD5363およびドセタキセルの組み合わせは、ドセタキセルをAZD5363の第一の投与の24時間前(1日前)または1時間前(同日)のいずれに投与した際も、ドセタキセル単独療法よりも大きな効力が生じた一方、ドセタキセルをAZD5363の最終用量の24時間後に投与すると、効果は拮抗性であり、すなわち組み合わせはドセタキセル単独療法よりも有効でなかった。1週周期3回の治療の後、動物を化合物で治療せず、そして腫瘍増殖の回復を監視した。調べた異なるスケジュールのうち、AZD5363の1時間前にドセタキセルを投与すると、最長の腫瘍増殖遅延が生じることが見出された。
したがって、本発明の第一の側面にしたがって、化合物(I)およびタキサンを含む組み合わせを提供する。
本明細書において、用語「タキサン」を用いる場合、これは、細胞分裂に関与するチューブリン微小管の安定化により抗癌効果を発揮する、任意の化学的類似体を指してもよいことが理解されるものとする。
化合物(I)と組み合わせてもよいタキサンの例には:(2aR,3aR,4aR,6R,9S,11S,12S,12aR,12bS)−6,12b−ジアセトキシ−9−[3(S)−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2(R)−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオニルオキシ]−12−ベンゾイルオキシ−11−ヒドロキシ−8,13,13−トリメチル−2a,3,3a,4,5,6,9,10,11,12,12a,12b−ドデカヒドロ−1H−7,11−メタノシクロデカ[3,4]−シクロプロパ[4,5]ベンズ[1,2−b]オキセト−5−オンニ水和物;パクリタキセル(タキソール)、BMS−184476(7−メチルチオメチルパクリタキセル);BMS−188797;BMS−275183;BMS−188797;BMS−109881;CYC−3204(ペネトラチン−パクリタキセル・コンジュゲート);タキソプレキシン;DJ−927;ドセタキセル(タキソテールTM);ラロテキセル(Larotexel)(XRP9881;RPR−109881A);XRP6258(RPR112658);ミラタキセル(MAC−321);MST 997;MBT−206;NBT−287;オルタタキセル;プロタクス−3;PG−TXL;PNU−166945;PNU−106258;オラタキセル(BAY 59−8862;IDN 5109;半合成タキサン);TPI−287;プロタキセルおよびMAC−321(タキサログ)が含まれる。
タキサンのための配合物の例には:
・パクリタキセルまたはドセタキセルの慣用的配合物、例えば現在認可されているタキソールTMおよびタキソテールTM配合物;
・生物適合ポリマーを含む配合物、特にタンパク質、例えばアルブミン、より具体的にはアルブミンを含むパクリタキセルまたはドセタキセルのナノ粒子またはマイクロ粒子配合物、例えばアブラキサンTM(US 5,439,686およびUS 6,749,868に記載される)またはNAB−ドセタキセル(例えばUS 20080161382、US20070117744およびUS20070082838に記載される);
・ポリマーコンジュゲート、特にパクリタキセルまたはドセタキセルのポリマーコンジュゲート、より具体的には、ポリ−L−グルタメートとドセタキセルまたはパクリタキセルのコンジュゲート、例えばオパキシオ(キシオタックス(Xyotax)、パクリタキセル・ポリグルメクス、CT−2103としても知られ、そして例えばLi C.; Poly(L −glutamic acid)−anticancer drug conjugates; Adv. Drug Deliv. Rev. 2002; 54: 695−713に記載される);
・脂肪酸とドセタキセルまたはパクリタキセルのコンジュゲート、特にドコサヘキサエン酸(DHA)とパクリタキセルまたはドセタキセルのコンジュゲート、例えばタキソプレキシン(DHA−パクリタキセル、例えばBradley MOら Tumor targeting by covalent conjugation of a natural fatty acid to paclitaxel; Clin. Cancer Res. 2001; 7: 3229−38に記載される);
・マイクロ粒子組成物、例えばUS 6,645,528に記載されるような多孔性マイクロ粒子配合物、例えば主に糖で構成される多孔性親水性マトリックス中にパクリタキセルナノ粒子を含む、パクリタキセルAI−850のマイクロ粒子配合物;および
・ビタミンE中のパクリタキセルまたはドセタキセルのエマルジョン、例えばトコソル
が含まれる。
1つの態様において、タキサンは、パクリタキセル、ドセタキセルおよびアブラキサンより選択される。
さらなる態様において、タキサンは、ドセタキセルおよびパクリタキセルより選択される。
1つの態様において、タキサンはパクリタキセルである。
別の態様において、タキサンはドセタキセルである。
さらなる態様において、タキサンはアブラキサンである。
さらなる態様において、タキサンはカバジタキセルである。
1つの態様において、タキサンは、ドセタキセル、パクリタキセル、カバジタキセル、ラロタキセル、オルタタキセルおよびテセタキセルより選択される。
本明細書において、用語「組み合わせ」を用いる場合、これは、同時投与、別個の投与または連続投与を指すことが理解されるものとする。本発明の1つの側面において、「組み合わせ」は同時投与を指す。本発明の別の側面において、「組み合わせ」は別個の投与を指す。本発明のさらなる側面において、「組み合わせ」は連続投与を指す。投与が連続投与または別個の投与である場合、第二の構成要素の投与の遅延は、組み合わせの使用から生じる効果の利益を失うようなものであってはならない。したがって、1つの態様において、連続治療は、11日間以内の組み合わせの各構成要素の投与を伴う。別の態様において、この期間は10日間である。別の態様において、この期間は9日間である。別の態様において、この期間は8日間である。別の態様において、この期間は7日間である。別の態様において、この期間は6日以内である。別の態様において、この期間は5日以内である。別の態様において、この期間は4日以内である。別の態様において、この期間は3日以内である。別の態様において、この期間は2日以内である。別の態様において、この期間は24時間以内である。別の態様において、この期間は12時間以内である。
本明細書の以下に示すように、化合物(I)は、BT474cモデルにおいて、ドセタキセルの単回用量に対して非常に感作することも可能であり、そして断続的投薬スケジュールは、腫瘍サイズ制御に際して、連続投薬スケジュールと類似の有効性を有しうる。所定の投薬周期内で、他方の前に組み合わせの1つの特定の構成要素を投与する、すなわち連続投薬が好適でありうる。驚くべきことに、本明細書の以下に記載するように、断続的投薬スケジュールの背景で、化合物(I)対タキサンの投薬の相対的タイミングに応じて、達成される腫瘍増殖遅延の度合いの有意な相違があることが見出されてきている。
したがって、1つの態様において、連続投与は、投薬周期内で、タキサンの投与前の化合物(I)の連続投与を含む。
別の態様において、連続投与は、投薬周期内で、化合物(I)(例えばAZD5363)の投与の前のタキサンの連続投与を含む。
1つの態様において、連続投与は、投薬周期内で、化合物(I)(例えばAZD5363)の第一の投与の2日前以内のみのタキサンの連続投与を含む。
1つの態様において、連続投与は、投薬周期内で、化合物(I)(例えばAZD5363)の第一の投与の1日前以内のみのタキサンの連続投与を含む。
1つの態様において、連続投与は、投薬周期内で、化合物(I)(例えばAZD5363)の第一の投与の12時間前以内のみのタキサンの連続投与を含む。
1つの態様において、連続投与は、投薬周期内で、化合物(I)(例えばAZD5363)の第一の投与の6時間前以内のみのタキサンの連続投与を含む。
1つの態様において、連続投与は、投薬周期内で、化合物(I)(例えばAZD5363)の第一の投与の3時間前以内のみのタキサンの連続投与を含む。
1つの態様において、連続投与は、投薬周期内で、化合物(I)(例えばAZD5363)の第一の投与の1.5時間前以内のみのタキサンの連続投与を含む。
誤解を避けるため、「化合物の第一の投与のx時間前以内」は、化合物(I)の第一の投薬の最大x時間前までの任意の時間(所定の投薬周期内)を意味し、そしてこれには、所定の投薬周期内の化合物(I)の第一の投薬とタキサンの実質的に同時の投薬が含まれる。
さらなる態様において、投薬周期は長さ5〜10日間であってもよい。
さらなる態様において、投薬周期は長さ6〜10日間であってもよい。
さらなる態様において、投薬周期は長さ7〜9日間であってもよい。
さらなる態様において、投薬周期は長さ6〜8日間であってもよい。
さらなる態様において、投薬周期は長さ10日間であってもよい。
さらなる態様において、投薬周期は長さ9日間であってもよい。
さらなる態様において、投薬周期は長さ8日間であってもよい。
さらなる態様において、投薬周期は長さ7日間であってもよい。
さらなる態様において、投薬周期は長さ6日間であってもよい。
さらなる態様において、投薬周期は長さ5日間であってもよい。
さらなる態様において、投薬周期は、長さ6〜9日間の投薬周期内で、化合物(I)(例えばAZD5363)が連続2〜4日間投薬され、そして他の日には投薬されないことを伴ってもよい。
さらなる態様において、投薬周期は、長さ6〜9日間;(例えば長さ7日間)の投薬周期内で、化合物(I)(例えばAZD5363)が連続3〜4日間投薬され、そして他の日には投薬されないことを伴ってもよい。
さらなる態様において、投薬周期は、長さ7〜10日間の投薬周期内で、化合物(I)(例えばAZD5363)が連続3〜5日間投薬され、そして他の日には投薬されないことを伴ってもよい。
さらなる態様において、投薬周期は、長さ6〜9日間の投薬周期内で、化合物(I)(例えばAZD5363)が連続5日間投薬され、そして他の日には投薬されないことを伴ってもよい。
さらなる態様において、投薬周期は、長さ6〜9日間;(例えば長さ7日間)の投薬周期内で、化合物(I)(例えばAZD5363)が連続4日間投薬され、そして他の日には投薬されないことを伴ってもよい。
さらなる態様において、投薬周期は、長さ6〜9日間の投薬周期内で、化合物(I)(例えばAZD5363)が連続3日間投薬され、そして他の日には投薬されないことを伴ってもよい。
さらなる態様において、投薬周期は、各投薬周期中に、タキサンが1日のみ投薬されることを伴ってもよい。
投薬周期は、活性組み合わせ化合物のいずれもが投与されない数日によって分離されてもよい。
化合物(I)に言及する1つの側面において、化合物(I)は、(S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミド;(すなわちAZD5363)である。
化合物(I)に言及する別の側面において、化合物(I)は、(S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドの医薬的に許容されうる塩である。
化合物(I)の医薬的に許容されうる塩は、例えば、本発明の化合物の酸付加塩であり、該塩は、十分に塩基性である、例えば無機酸または有機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、トリフルオロ酢酸、クエン酸またはマレイン酸との酸付加塩である。
本明細書において、本明細書に言及する任意の数の側面または態様を、いかなる組み合わせで互いに組み合わせて(背景が別に要求しない限り)、本発明のさらなる態様を提供してもよい。
癌に言及する場合、食道癌、骨髄腫、肝細胞癌、膵臓癌、子宮頸癌、ユーイング腫瘍、神経芽細胞腫、カポジ肉腫、卵巣癌、乳癌、結腸直腸癌、前立腺癌、膀胱癌、黒色腫、肺癌−非小細胞肺癌(NSCLC)、および小細胞肺癌(SCLC)、胃癌、頭頸部癌、脳癌、腎臓癌、リンパ腫および白血病を指してもよい。
1つの態様において、癌は前立腺癌であってもよい。
1つの態様において、癌は去勢耐性前立腺癌である。
1つの態様において、癌は転移性去勢耐性前立腺癌である。
1つの態様において、癌は、SCLC、NSCLC、結腸直腸癌、卵巣癌または乳癌であってもよい。
1つの態様において、癌はSCLCであってもよい。
1つの態様において、癌はNSCLCであってもよい。
1つの態様において、癌は結腸直腸癌であってもよい。
1つの態様において、癌は胃癌である。
1つの態様において、癌は卵巣癌であってもよい。
1つの態様において、癌は乳癌であってもよい。
1つの態様において、癌はエストロゲン受容体陽性乳癌である。
1つの態様において、癌はHER2陽性乳癌であってもよい。
1つの態様において、癌は、膀胱癌、食道癌、胃癌、黒色腫、子宮頸癌または腎臓癌であってもよい。
1つの態様において、癌は、子宮内膜癌、肝臓癌、胃癌、甲状腺癌、直腸癌または脳癌であってもよい。
1つの態様において、癌は黒色腫でなくてもよい。
別の態様において、癌は転移性状態にあり、そしてより具体的には、癌は骨への転移を生じる。
本発明のさらなる態様において、特に、癌は転移性状態であり、そしてより具体的には癌は皮膚転移を生じる。
本発明のさらなる態様において、特に、癌は転移性状態であり、そしてより具体的には癌はリンパ転移を生じる。
本発明のさらなる態様において、癌は非転移性状態である。
(S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドは、WO2009/047563に記載される方法にしたがって調製可能である。
本発明にしたがって、薬剤として使用するための化合物(I)(例えばAZD5363)およびタキサンを含む組み合わせを提供する。
本発明のさらなる側面にしたがって、医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともに化合物(I)(例えばAZD5363)およびタキサンを含む、医薬組成物を提供する。
1つの態様において:
(i)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともに化合物(I)(例えばAZD5363)を含む、医薬組成物;および
(ii)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともにタキサンを含む、医薬組成物
を含む、医薬製品を提供する。
1つの側面において、ヒトなどの温血動物において癌を治療する方法であって、化合物(I)の有効量を、タキサンの有効量と組み合わせて、前記動物に投与する工程を含む、前記方法を提供する。
癌の治療が示される1つの側面において、これは、転移の防止および転移の治療、すなわち癌の蔓延の防止および治療を指してもよいことが理解されるものとする。
したがって、本発明の組み合わせを用いて、転移がない患者を治療して、転移が起きないようにするか、または転移が起きる前の期間を延ばしてもよいし、そしてすでに転移を有する患者に対して、転移自体を治療してもよい。さらに、癌の治療は、単数または複数の確立された原発性腫瘍、および単数または複数の発展中の原発性腫瘍の治療を指してもよい。
したがって、1つの側面において、癌の治療は、転移の防止に関する。
本発明の別の側面において、癌の治療は、転移の治療に関する。
本発明の別の側面において、癌の治療は、単数または複数の確立された原発性腫瘍、あるいは単数または複数の発展中の原発性腫瘍の治療に関する。
本明細書において、癌の治療は、癌そのものの防止を指してもよい。
本発明のさらなる側面にしたがって、化合物(I)(例えばAZD5363)、およびタキサンを;場合によって使用説明書とともに含むキットを提供する。
本発明のさらなる側面にしたがって:
a)第一の単位投薬型の化合物(I)(例えばAZD5363);
b)第二の単位投薬型のタキサン;
c)前記の第一および第二の投薬型を含有するための容器手段;ならびに場合によって
d)使用説明書
を含む、キットを提供する。
化合物(I)のための単位投薬型の例は、経口投与のための錠剤であってもよい。
1つの態様において:
(i)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともに化合物(I)(例えばAZD5363)を含む、医薬組成物;
(ii)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともにタキサン(例えばドセタキセルまたはパクリタキセル)を含む、医薬組成物;
(iii)所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の2日前以内にのみタキサンを投薬することを推奨する説明書
を含むキットを提供する。
1つの態様において:
(i)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともに化合物(I)(例えばAZD5363)を含む、医薬組成物;
(ii)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともにタキサン(例えばドセタキセルまたはパクリタキセル)を含む、医薬組成物;
(iii)所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の1日前以内にのみタキサンを投薬することを推奨する説明書
を含むキットを提供する。
1つの態様において:
(i)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともに化合物(I)(例えばAZD5363)を含む、医薬組成物;
(ii)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともにタキサン(例えばドセタキセルまたはパクリタキセル)を含む、医薬組成物;
(iii)所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の12時間前以内にのみタキサンを投薬することを推奨する説明書
を含むキットを提供する。
1つの態様において:
(i)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともに化合物(I)(例えばAZD5363)を含む、医薬組成物;
(ii)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともにタキサン(例えばドセタキセルまたはパクリタキセル)を含む、医薬組成物;
(iii)所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の6時間前以内にのみタキサンを投薬することを推奨する説明書
を含むキットを提供する。
1つの態様において:
(i)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともに化合物(I)(例えばAZD5363)を含む、医薬組成物;
(ii)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともにタキサン(例えばドセタキセルまたはパクリタキセル)を含む、医薬組成物;
(iii)所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の3時間前以内にのみタキサンを投薬することを推奨する説明書
を含むキットを提供する。
1つの態様において:
(i)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともに化合物(I)(例えばAZD5363)を含む、医薬組成物;
(ii)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともにタキサン(例えばドセタキセルまたはパクリタキセル)を含む、医薬組成物;
(iii)所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の1.5時間前以内にのみタキサンを投薬することを推奨する説明書
を含むキットを提供する。
1つの態様において:
(i)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともに化合物(I)(例えばAZD5363)を含む、医薬組成物;
(ii)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともにタキサン(例えばドセタキセルまたはパクリタキセル)を含む、医薬組成物;
(iii)所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の1.5時間以内にのみタキサンを投薬することを推奨する説明書
を含むキットを提供する。
1つの態様において:
(i)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともに化合物(I)(例えばAZD5363)を含む、医薬組成物;
(ii)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともにタキサン(例えばドセタキセルまたはパクリタキセル)を含む、医薬組成物;
(iii)所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の3時間以内にのみタキサンを投薬することを推奨する説明書
を含むキットを提供する。
1つの態様において:
(i)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともに化合物(I)(例えばAZD5363)を含む、医薬組成物;
(ii)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともにタキサン(例えばドセタキセルまたはパクリタキセル)を含む、医薬組成物;
(iii)所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の6時間以内にのみタキサンを投薬することを推奨する説明書
を含むキットを提供する。
さらなる態様において、化合物(I)組成物(i)およびタキサン組成物(ii)のための容器手段をさらに含むキット(本明細書に定義するようなもの)を提供する。
さらなる態様において、化合物(I)組成物(i)およびタキサン組成物(ii)が容器内に含有されるキット(本明細書に定義するようなもの)を提供する。さらなる態様において、容器は箱を含んでもよい。さらなる態様において、容器はブリスター包装を含んでもよい。さらなる態様において、容器(または容器手段)は、容器(または容器手段)上にディスプレイされた説明書(iii)を有する。さらなる態様において、容器(または容器手段)は、容器(または容器手段)内に含有される説明書(iii)を有する。
本発明のさらなる側面にしたがって、癌の治療に使用するための、医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともに化合物(I)(例えばAZD5363)およびタキサンを含む医薬組成物を提供する。
本発明のさらなる側面にしたがって、癌の治療に使用するための、医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともにタキサンを含む医薬組成物と組み合わせた、医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともに化合物(I)(例えばAZD5363)を含む医薬組成物を提供する。
医薬組成物は、例えば錠剤またはカプセルとしての経口投与に適した型、無菌溶液、懸濁物またはエマルジョンとしての非経口注射(静脈内、皮下、筋内、血管内または注入を含む)に適した型、軟膏またはクリームとしての局所投与に適した型、あるいは座薬としての結腸投与に適した型であってもよい。一般的に、慣用的な賦形剤を用いて、慣用的方式で、上記組成物を調製してもよい。
本発明のさらなる側面にしたがって;癌の治療に使用するための;場合によって使用説明書を伴う;化合物(I)(例えばAZD5363)およびタキサンを含むキットを提供する。
本発明のさらなる側面にしたがって、癌の治療で使用するための:
a)第一の単位投薬型の化合物(I)(例えばAZD5363);
b)第二の単位投薬型のタキサン;ならびに
c)前記の第一および第二の投薬型を含有するための容器手段;ならびに場合によって
d)使用説明書
を含む、キットを提供する。
本発明の別の特徴にしたがって、癌の治療のための薬剤の製造における、タキサンと組み合わせた化合物(I)(例えばAZD5363)の使用を提供する。
1つの態様において、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の2日前以内にのみタキサンを投薬する、癌治療のための薬剤製造における、タキサンと組み合わせた化合物(I)(例えばAZD5363)の使用を提供する。
1つの態様において、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の1日前以内にのみタキサンを投薬する、癌治療のための薬剤製造における、タキサンと組み合わせた化合物(I)(例えばAZD5363)の使用を提供する。
1つの態様において、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の12時間前以内にのみタキサンを投薬する、癌治療のための薬剤製造における、タキサンと組み合わせた化合物(I)(例えばAZD5363)の使用を提供する。
1つの態様において、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の6時間前以内にのみタキサンを投薬する、癌治療のための薬剤製造における、タキサンと組み合わせた化合物(I)(例えばAZD5363)の使用を提供する。
1つの態様において、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の3時間前以内にのみタキサンを投薬する、癌治療のための薬剤製造における、タキサンと組み合わせた化合物(I)(例えばAZD5363)の使用を提供する。
1つの態様において、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の1.5時間前以内にのみタキサンを投薬する、癌治療のための薬剤製造における、タキサンと組み合わせた化合物(I)(例えばAZD5363)の使用を提供する。
したがって、ヒトなどの温血動物における癌治療のための薬剤製造における、タキサンと組み合わせた化合物(I)(例えばAZD5363)の使用を提供する。
本発明のさらなる側面にしたがって、癌治療において使用するための、化合物(I)(例えばAZD5363)およびタキサンを含む組み合わせを提供する。
1つの態様において、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の2日前以内にのみタキサンを投薬する、癌治療において使用するための、化合物(I)(例えばAZD5363)およびタキサンを含む組み合わせを提供する。
1つの態様において、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の1日前以内にのみタキサンを投薬する、癌治療において使用するための、化合物(I)(例えばAZD5363)およびタキサンを含む組み合わせを提供する。
1つの態様において、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の12時間前以内にのみタキサンを投薬する、癌治療において使用するための、化合物(I)(例えばAZD5363)およびタキサンを含む組み合わせを提供する。
1つの態様において、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の6時間前以内にのみタキサンを投薬する、癌治療において使用するための、化合物(I)(例えばAZD5363)およびタキサンを含む組み合わせを提供する。
1つの態様において、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の3時間前以内にのみタキサンを投薬する、癌治療において使用するための、化合物(I)(例えばAZD5363)およびタキサンを含む組み合わせを提供する。
1つの態様において、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投与の1.5時間前以内にのみタキサンを投薬する、癌治療において使用するための、化合物(I)(例えばAZD5363)およびタキサンを含む組み合わせを提供する。
1つの態様において、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の1.5時間以内にのみタキサンを投薬する、癌治療において使用するための、化合物(I)(例えばAZD5363)およびタキサンを含む組み合わせを提供する。
1つの態様において、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の3時間以内にのみタキサンを投薬する、癌治療において使用するための、化合物(I)(例えばAZD5363)およびタキサンを含む組み合わせを提供する。
1つの態様において、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の6時間以内にのみタキサンを投薬する、癌治療において使用するための、化合物(I)(例えばAZD5363)およびタキサンを含む組み合わせを提供する。
本発明のさらなる側面にしたがって、癌の治療に使用するための、こうした療法的治療が必要なヒトなどの温血動物に対する、場合によって医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーを伴うタキサンの有効量と組み合わせた、場合によって医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーを伴う化合物(I)(例えばAZD5363)の有効量の投与を含む、組み合わせ治療を提供する。
本発明のさらなる側面にしたがって、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の2日前以内にのみタキサンを投薬する、癌の治療に使用するための、こうした療法的治療が必要なヒトなどの温血動物に対する、場合によって医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーを伴うタキサンの有効量と組み合わせた、場合によって医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーを伴う化合物(I)(例えばAZD5363)の有効量の投与を含む、組み合わせ治療を提供する。
本発明のさらなる側面にしたがって、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の1日前以内にのみタキサンを投薬する、癌の治療に使用するための、こうした療法的治療が必要なヒトなどの温血動物に対する、場合によって医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーを伴うタキサンの有効量と組み合わせた、場合によって医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーを伴う化合物(I)(例えばAZD5363)の有効量の投与を含む、組み合わせ治療を提供する。
本発明のさらなる側面にしたがって、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の12時間前以内にのみタキサンを投薬する、癌の治療に使用するための、こうした療法的治療が必要なヒトなどの温血動物に対する、場合によって医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーを伴うタキサンの有効量と組み合わせた、場合によって医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーを伴う化合物(I)(例えばAZD5363)の有効量の投与を含む、組み合わせ治療を提供する。
本発明のさらなる側面にしたがって、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の6時間前以内にのみタキサンを投薬する、癌の治療に使用するための、こうした療法的治療が必要なヒトなどの温血動物に対する、場合によって医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーを伴うタキサンの有効量と組み合わせた、場合によって医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーを伴う化合物(I)(例えばAZD5363)の有効量の投与を含む、組み合わせ治療を提供する。
本発明のさらなる側面にしたがって、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の3時間前以内にのみタキサンを投薬する、癌の治療に使用するための、こうした療法的治療が必要なヒトなどの温血動物に対する、場合によって医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーを伴うタキサンの有効量と組み合わせた、場合によって医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーを伴う化合物(I)(例えばAZD5363)の有効量の投与を含む、組み合わせ治療を提供する。
本発明のさらなる側面にしたがって、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の1.5時間前以内にのみタキサンを投薬する、癌の治療に使用するための、こうした療法的治療が必要なヒトなどの温血動物に対する、場合によって医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーを伴うタキサンの有効量と組み合わせた、場合によって医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーを伴う化合物(I)(例えばAZD5363)の有効量の投与を含む、組み合わせ治療を提供する。
本発明のさらなる側面にしたがって、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の1.5時間以内にのみタキサンを投薬する、癌の治療に使用するための、こうした療法的治療が必要なヒトなどの温血動物に対する、場合によって医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーを伴うタキサンの有効量と組み合わせた、場合によって医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーを伴う化合物(I)(例えばAZD5363)の有効量の投与を含む、組み合わせ治療を提供する。
本発明のさらなる側面にしたがって、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の3時間以内にのみタキサンを投薬する、癌の治療に使用するための、こうした療法的治療が必要なヒトなどの温血動物に対する、場合によって医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーを伴うタキサンの有効量と組み合わせた、場合によって医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーを伴う化合物(I)(例えばAZD5363)の有効量の投与を含む、組み合わせ治療を提供する。
本発明のさらなる側面にしたがって、所定の投薬周期内で、化合物(I)の第一の投薬の6時間以内にのみタキサンを投薬する、癌の治療に使用するための、こうした療法的治療が必要なヒトなどの温血動物に対する、場合によって医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーを伴うタキサンの有効量と組み合わせた、場合によって医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーを伴う化合物(I)(例えばAZD5363)の有効量の投与を含む、組み合わせ治療を提供する。
誤解を避けるため、「第一の投薬のx時間以内に投薬」は、第一の投薬の最大x時間前までおよび最大x時間後までが含まれる。当該技術分野に周知の慣用的医薬賦形剤を用いた慣用的な方法によって、本発明の組成物を得てもよい。したがって、経口使用に意図される組成物は、例えば1またはそれより多い着色剤、甘味料、フレーバー剤および/または保存剤を含有してもよい。
化合物(I)などの化合物は、通常、5〜5000mg/m動物体表面積、すなわちおよそ0.1〜100mg/kgの範囲内の単位用量で温血動物に投与可能であり、そしてこれは通常、療法的に有効な用量を提供する。単位用量型、例えば錠剤またはカプセルは、通常、例えば活性成分1〜250mgを含有するであろう。好ましくは、1〜50mg/kgの範囲内の1日用量、例えば4〜7mg/kg 1日2回を使用する。しかし、1日用量は、必然的に、治療される宿主、特定の投与経路、および治療される疾病の重症度に応じて多様であろう。したがって、任意の特定の患者を治療する医師が最適投薬量を決定可能である。例えば、経口投与に適した本発明の医薬組成物は、0.5%ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)中の1〜200mg/mLの化合物(I)を含むことも可能である。
タキサンは、通常、療法的有効用量として当業者に知られる量の単位用量で、温血動物に投与されるであろう。単一投薬型のため、活性成分を適切でそして好適な量の賦形剤と混合してもよく、該賦形剤の量は、総組成物の重量約5〜約98%で多様でありうる。投薬単位型は、一般的に、約20mg〜約500mgの各活性成分を含有するであろう。しかし、1日用量は、必然的に、治療される宿主、特定の投与経路、および治療される疾病の重症度に応じて多様であろう。したがって、任意の特定の患者を治療する医師が最適投薬量を決定可能である。
本明細書記載のいかなる態様においても、タキサン(例えばドセタキセルまたはパクリタキセル)は、投与される日(単数または複数)に、50〜140mg/宿主/患者表面積mで、より好ましくは60〜120mg/mで、より好ましくは65〜110mg/mで投与されてもよい。本明細書記載のいかなる態様においても、化合物(I)のAZD5363内容物を、単数または複数の投与日あたり、200〜500mgで患者に投与してもよい。当業者は、AZD5363の医薬的に許容されうる塩を用いる場合、化合物(I)のAZD5363内容物は100%未満であり、そして特定の塩を作製するために用いる対イオンの質量、および塩の化学量論に応じて、投与する塩の実際の質量は、前述の200〜500mg/日よりも大きいであろうことを理解する。所定の患者に対して用いる実際の用量は、適切な資格を持つ医師によって決定されるべきである。
各薬剤の投薬量およびその比率は、国のおよび国際的なガイドライン(定期的に再検討され、そして再定義されるもの)によって定義されるような、ありうる最適な治療効果を満たすように構成されなければならない。
実験詳細
腫瘍細胞をヌードマウスの脇腹に皮下移植し、次いで特定の実験のための望ましい出発体積(BT474c実験ではおよそ0.6cm、そしてHCC−1187実験ではおよそ0.15cm)に到達するまで、各マウスにおいて腫瘍を増殖させた。次いで、マウスを群にランダム化し、各群は、図1および2の各々に記載する4つの治療措置の1つを受けるように定められた。次いで、図1および2に記載するようにマウスに投薬し、この場合、ドセタキセルを静脈内投与し、そして化合物(I)(遊離塩基として)を経口投与した。これらの実験中、ノギスを用いて腫瘍サイズを監視し、そして結果を図1および2のグラフ上にプロットする。
BT−474腫瘍細胞株(ヒト乳腺癌)をJose Baselga博士(Laboratorio Recerca Oncologica, Paseo Vall D’Hebron 119−129, Barcelona 08035, Spain)より得た。この細胞株をサブクローニングし、そして本明細書においてBT474cと称する特定の集団を得た。HCC−1187細胞株は、ATCC(www.atcc.org)より入手可能である。

Claims (14)

  1. (S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドまたはその医薬的に許容されうる塩、およびタキサンを含む、組み合わせ製品であって、(S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドまたはその医薬的に許容されうる塩、およびタキサンが互いに設定された期間内の投与のために配合され、タキサンが、所定の投薬周期内で、(S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドの第一の投薬の1日前以内にのみ投薬される、
    乳癌治療において使用するための、前記組み合わせ製品。
  2. (S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドおよびタキサンを含む、請求項1に記載の組み合わせ製品。
  3. タキサンが、ドセタキセル、パクリタキセル、カバジタキセル、ラロタキセル、オルタタキセルおよびテセタキセルより選択される、請求項1または2に記載の組み合わせ製品。
  4. タキサンがドセタキセルおよびパクリタキセルより選択される、請求項3に記載の組み合わせ製品。
  5. 医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともに請求項1〜4のいずれか一項に記載の組み合わせ製品を含む、医薬組成物。
  6. (i)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともに(S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドを含む医薬組成物;および
    (ii)医薬的に許容されうる希釈剤またはキャリアーとともにタキサンを含む医薬組成物
    を含む、医薬製品であって、(S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドまたはその医薬的に許容されうる塩、およびタキサンが互いに設定された期間内の投与のために配合され、タキサンが、所定の投薬周期内で、(S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドの第一の投薬の1日前以内にのみ投薬される、
    乳癌治療において使用するための、前記医薬製品。
  7. タキサンがドセタキセルおよびパクリタキセルより選択される、請求項に記載の医薬製品。
  8. (S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドまたはその医薬的に許容されうる塩、およびタキサンを;場合によって使用説明書とともに含む、キットであって、(S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドまたはその医薬的に許容されうる塩、およびタキサンが互いに設定された期間内の投与のために配合され、タキサンが、所定の投薬周期内で、(S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドの第一の投薬の1日前以内にのみ投薬される、
    乳癌治療において使用するための、前記キット。
  9. タキサンがドセタキセルおよびパクリタキセルより選択される、請求項に記載のキット。
  10. 癌治療のための薬剤製造における、タキサンと組み合わせた(S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドの使用であって、(S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドまたはその医薬的に許容されうる塩、およびタキサンが互いに設定された期間内の投与のために配合され、タキサンが、所定の投薬周期内で、(S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドの第一の投薬の1日前以内にのみ投薬される、前記使用。
  11. タキサンがドセタキセルおよびパクリタキセルより選択される、請求項10に記載の使用。
  12. 投薬周期が、長さ6〜9日間の投薬周期内で、(S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドが連続3〜4日間投薬され、そして他の日には投薬されないことを含む、請求項10または11に記載の使用。
  13. タキサンが、投薬日(単数または複数)に、50〜140mg/m患者表面積で投薬される、請求項10〜12のいずれか一項に記載の使用。
  14. (S)−4−アミノ−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−カルボキサミドのAZD5363内容物が、投薬日に、1日あたり200〜500mgで患者に投薬される、請求項10〜13のいずれか一項に記載の使用。
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