JP6079702B2 - プロファイル作成方法、プロファイル作成プログラム、および記録媒体 - Google Patents

プロファイル作成方法、プロファイル作成プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、プロファイル作成方法、プロファイル作成プログラム、および記録媒体に関する。
電子写真式プリンター用のプリンタープロファイルを作成する場合、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、およびK(ブラック)の組み合わせに応じた色のパッチ画像からなるカラーチャートをプリンターに出力させる。そして、各パッチ画像を測色し、パッチ画像のCMYK値と測色値(L*a*b*値等)との対応付けを行う。
これに関連して、下記の特許文献1には、プリンターの面内ムラの影響を低減するために、複数の同色の補正用パッチ画像を備えるカラーチャートをプリンターに出力させ、補正用パッチ画像の測色結果に基づき他のパッチ画像の測色値を補正する技術が開示されている。また、下記の特許文献2には、測定誤差の影響を低減するために、隣接する複数のパッチ画像の測色値の関係から測色結果の確からしさを示す信頼度を計算し、信頼度にしたがい色変換係数を補正する技術が開示されている。これらの技術によれば、パッチ画像を測色して作成されるプリンタープロファイルの精度を向上させることができる。
しかしながら、特許文献1,2の技術では、プリンターが出力する色のバラツキ(再現性)の影響については考慮されていない。1台のプリンターが出力する色は、同じCMYK値の色であっても出力毎に僅かに異なる。また、複数台のプリンターが出力する色は、同一機種のプリンターから出力される同じCMYK値の色であってもプリンター毎に僅かに異なる。このような出力毎またはプリンター毎の色のバラツキの程度は、出力される色によって異なる。
このため、より高精度なカラーマネージメントの実現が要求される近年の状況下では、プリンターにより出力された1枚のカラーチャートを基準としてプリンタープロファイルを作成すると、バラツキの程度が大きい色については、かえって不適切なプリンタープロファイルが作成されてしまうおそれがある。出力毎の色のバラツキやプリンター毎の色のバラツキを考慮すれば、プリンタープロファイルには、色のバラツキの平均値(中央値)が反映されていることが望ましい。
特開2001−320592号公報 特開2005−269447号公報
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものである。したがって、本発明の目的は、印刷装置により1枚のカラーチャートを出力して、色のバラツキの平均値を反映した色変換プロファイルを作成することができるプロファイル作成方法、プロファイル作成プログラム、および記録媒体を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)複数の基本色の値の組み合わせに応じた色のパッチ画像から構成されるカラーチャートを印刷装置に出力させて、当該印刷装置用の色変換プロファイルを作成するプロファイル作成方法であって、少なくとも第1の印刷装置から出力された複数のカラーチャートに含まれる一のパッチ画像の測色値のデータに基づいて、前記一のパッチ画像の前記色のバラツキの程度を特定するステップ(a’)と、前記第1の印刷装置とは異なる第2の印刷装置により出力されたカラーチャートに含まれる一のパッチ画像の測色値を取得するステップ(a)と、前記ステップ(a’)において特定した前記一のパッチ画像の前記色のバラツキの程度に応じて、前記ステップ(a)において取得された測色値を補正するステップ(b)と、を有するプロファイル作成方法。
(2)前記ステップ(b)において、前記ステップ(a)において取得された測色値は、当該測色値と、前記カラーチャートに含まれる複数の他のパッチ画像の測色値から算出される近似値との荷重平均値を算出することにより補正され、前記バラツキの程度が大きいほど前記近似値の重みが大きくなるように、前記荷重平均値を算出する際の重み係数が前記バラツキの程度に応じて変更される上記(1)に記載のプロファイル作成方法。
(3)前記バラツキの程度が大きいほど前記近似値の算出に使用される前記他のパッチ画像の数が多くなるように、前記他のパッチ画像の数が前記バラツキの程度に応じて変更される上記(2)に記載のプロファイル作成方法。
(4)前記ステップ(a’)は、前記測色値のデータから、当該測色値のL*a*b*表色系におけるL*値、a*値、およびb*値の標準偏差を算出するステップ(c)と、前記ステップ(c)において算出された標準偏差に基づいて、前記バラツキの程度を特定するステップ(d)と、を含む上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載のプロファイル作成方法。
(5)前記ステップ(a)および前記ステップ(b)は、前記カラーチャートに含まれる複数のパッチ画像の測色値について実行され、前記ステップ(b)において、前記複数のパッチ画像の測色値は、前記基本色を軸変数とした色空間において頂点に該当する色の測色値、稜線に該当する色の測色値、前記稜線以外の表面に該当する色の測色値、および内部に該当する色の測色値の順番で補正される上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載のプロファイル作成方法。
(6)前記ステップ(b)において同じ順番で補正される複数の測色値については、単色のベタ画像の明度の低い基本色の値が段階的に変化する色の配列から優先的に補正される上記(5)に記載のプロファイル作成方法。
(7)複数の基本色の値の組み合わせに応じた色のパッチ画像から構成されるカラーチャートを印刷装置に出力させて、当該印刷装置用の色変換プロファイルを作成するためのプロファイル作成プログラムであって、少なくとも第1の印刷装置から出力された複数のカラーチャートに含まれる一のパッチ画像の測色値のデータに基づいて、前記一のパッチ画像の前記色のバラツキの程度を特定する手順(a’)と、前記第1の印刷装置とは異なる第2の印刷装置により出力されたカラーチャートに含まれる一のパッチ画像の測色値を取得する手順(a)と、前記手順(a’)において特定した前記一のパッチ画像の前記色のバラツキの程度に応じて、前記手順(a)において取得された測色値を補正する手順(b)と、をコンピューターに実行させるプロファイル作成プログラム。
(8)前記手順(b)において、前記手順(a)において取得された測色値は、当該測色値と、前記カラーチャートに含まれる複数の他のパッチ画像の測色値から算出される近似値との荷重平均値を算出することにより補正され、前記バラツキの程度が大きいほど前記近似値の重みが大きくなるように、前記荷重平均値を算出する際の重み係数が前記バラツキの程度に応じて変更される上記(7)に記載のプロファイル作成プログラム。
(9)前記バラツキの程度が大きいほど前記近似値の算出に使用される前記他のパッチ画像の数が多くなるように、前記他のパッチ画像の数が前記バラツキの程度に応じて変更される上記(8)に記載のプロファイル作成プログラム。
(10)前記手順(a’)は、前記測色値のデータから、当該測色値のL*a*b*表色系におけるL*値、a*値、およびb*値の標準偏差を算出する手順(c)と、前記手順(c)において算出された標準偏差に基づいて、前記バラツキの程度を特定する手順(d)と、を含む上記(7)〜(9)のいずれか1つに記載のプロファイル作成プログラム。
(11)前記手順(a)および前記手順(b)は、前記カラーチャートに含まれる複数のパッチ画像の測色値について実行され、前記手順(b)において、前記複数のパッチ画像の測色値は、前記基本色を軸変数とした色空間において頂点に該当する色の測色値、稜線に該当する色の測色値、前記稜線以外の表面に該当する色の測色値、および内部に該当する色の測色値の順番で補正される上記(7)〜(10)のいずれか1つに記載のプロファイル作成プログラム。
(12)前記手順(b)において同じ順番で補正される複数の測色値については、単色のベタ画像の明度の低い基本色の値が段階的に変化する色の配列から優先的に補正される上記(11)に記載のプロファイル作成プログラム。
(13)上記(7)〜(12)のいずれか1つに記載のプロファイル作成プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
本発明によれば、パッチ画像の測色値が色のバラツキの程度に応じて補正されるため、印刷装置により1枚のカラーチャートを出力して、色のバラツキの平均値を反映した色変換プロファイルを作成することができる。
本発明の一実施形態に係るプロファイル作成方法が適用される印刷システムの全体構成を示すブロック図である。 PCの概略構成を示すブロック図である。 PCのハードディスクの記憶内容を示すブロック図である。 コントローラーの概略構成を示すブロック図である。 プリンターの概略構成を示すブロック図である。 PCにより実行されるプロファイル作成処理の手順を示すフローチャートである。 カラーチャートの一例を示す図である。 図7の部分拡大図である。 色のバラツキの程度を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るプロファイル作成方法が適用される印刷システムの全体構成を示すブロック図である。
図1に示すとおり、印刷システムは、PC(Personal Computer)100、コントローラー200a,200b、プリンター300a,300b、および測色器400を備えている。PC100およびコントローラー200a,200bは、ネットワーク500を介して相互に通信可能に接続されている。コントローラー200a,200bとプリンター300a,300bとは、たとえば、IEEE1394シリアルバス、USB(Universal Serial Bus)等の専用インターフェース用バスを介して接続されている。PC100と測色器400とは、専用線を介して接続されている。コントローラー200a,200bは同一機種のコントローラーであり、プリンター300a,300bも同一機種のプリンターである。
ネットワーク500は、イーサネット(登録商標)、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)等の規格によりコンピューターやネットワーク機器同士を接続したLAN(Local Area Network)、あるいはLAN同士を専用線で接続したWAN(Wide Area Network)等からなる。なお、ネットワーク500に接続される機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。
図2は、PC100の概略構成を示すブロック図である。PC100は、CPU(Central Processing Unit)110、ROM(Read Only Memory)120、RAM(Random Access Memory)130、ハードディスク140、ディスプレイ150、入力装置160、ネットワークインターフェース170、および測色器インターフェース180を含み、これらは信号をやり取りするためのバス190を介して相互に接続されている。
CPU110は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を行う。ROM120は、各種プログラムや各種データを格納する。RAM130は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。ハードディスク140は、オペレーティングシステム(OS)を含む各種プログラムや、各種データを格納する。
ディスプレイ150は、たとえば、液晶ディスプレイであり、各種の情報を表示する。入力装置160は、マウス等のポインティングデバイス、およびキーボードを含み、各種の入力を行うために使用される。ネットワークインターフェース170は、ネットワーク500を介し他の機器と通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi−Fi等の規格が用いられる。
測色器インターフェース180は、ローカル接続された測色器400と通信するためのインターフェースである。測色器400は、たとえば、Red、Green、Blueの光の3原色に対応する3種類のセンサーを備え、カラー画像の各部に対する3種類のセンサーからの出力値(RGB値)に基づいて測色する分光センサーを備えた分光測色計である。
図3は、PC100のハードディスク140の記憶内容を示すブロック図である。
PC100のハードディスク140には、プロファイル作成プログラムであるプロファイラー600が格納されている。プロファイラー600は、測色器制御部610、バラツキ計算部620、スムージング方法決定部630、プロファイル計算部640、およびデータ保存部650に対応するプログラムを含む。
測色器制御部610は、測色器400の動作を制御する。バラツキ計算部620は、パッチ画像について蓄積された測色値のデータから、パッチ画像の各色のバラツキの程度を計算する。スムージング方法決定部630は、バラツキの程度に応じてパッチ画像の測色値のスムージング方法を決定する。プロファイル計算部640は、パッチ画像の測色値にスムージング処理を施してプリンタープロファイルを作成する。データ保存部650は、測色値等のデータを記憶する。なお、測色器制御部610、バラツキ計算部620、スムージング方法決定部630、プロファイル計算部640、およびデータ保存部650の機能は、それぞれに対応するプログラムをCPU110が実行することにより発揮される。
図4は、コントローラー200a,200bの概略構成を示すブロック図である。コントローラー200a,200bは、同一機種のコントローラーであるため、以下、コントローラー200aを代表として用いて説明する。
コントローラー200aは、CPU210、ROM220、RAM230、ハードディスク240、ディスプレイ250、入力装置260、ネットワークインターフェース270、およびプリンターインターフェース280を含み、これらは信号をやり取りするためのバス290を介して相互に接続されている。なお、コントローラー200aの上記各部のうち、PC100の上記各部と同様の機能を有する部分については、その説明を省略する。
プリンターインターフェース280は、ローカル接続されたプリンター300aと通信するためのインターフェースである。
ハードディスク240には、ICC(International Color Consortium)プリンタープロファイル等の色変換LUT(Look Up Table)が格納されている。また、ハードディスク240には、ページ記述言語で記述された印刷データをビットマップ形式の画像データに展開しつつ、色変換LUTを適用して各画素のCMYK値を変換するためのRIP処理プログラムが格納されている。
図5は、プリンター300a,300bの概略構成を示すブロック図である。プリンター300a,300bは、同一機種のプリンターであるため、以下、プリンター300aを代表として用いて説明する。
プリンター300aは、CPU310、ROM320、RAM330、ハードディスク340、操作パネル350、画像形成部360、およびコントローラーインターフェース370を含み、これらは信号をやり取りするためのバス380を介して相互に接続されている。なお、プリンター300aの上記各部のうち、PC100の上記各部と同様の機能を有する部分については、その説明を省略する。
操作パネル350は、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。画像形成部360は、電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、コントローラー200aから受信した画像データに基づく画像を用紙等の記録シート上に形成する。画像形成部360は、C、M、Y、およびKの4つの基本色のトナーを用いて画像を形成する。
コントローラーインターフェース370は、ローカル接続されたコントローラー200aと通信するためのインターフェースである。
なお、PC100、コントローラー200a,200b、およびプリンター300a,300bは、上記構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上記構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
以上のとおり構成される印刷システムでは、プリンターにカラーチャートを出力させ、パッチ画像のCMYK値と測色値との対応付けを行うことにより、プリンタープロファイルが作成される。このとき、各パッチ画像について既に蓄積されている測色値のデータにより特定される各色のバラツキの程度に応じて、各パッチ画像の測色値が補正される。以下、図6〜図9を参照して、本実施形態に係る印刷システムの動作について説明する。なお、以下では、プリンターの出力毎の色のバラツキを反映したプリンタープロファイルを作成する場合を例に挙げて説明する。
図6は、PC100により実行されるプロファイル作成処理の手順を示すフローチャートである。なお、図6のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、PC100のハードディスク140にプログラムとして記憶されており、CPU110によって実行される。
まず、PC100は、バラツキ参照用の測色データを収集する(ステップS101)。具体的には、PC100は、まず、コントローラー200aに印刷ジョブを送信して、同一のカラーチャート700(図7参照)をプリンター300aに複数枚(たとえば、30枚)出力させる。そして、PC100は、複数枚のカラーチャート700中のパッチ画像を測色器400により測色して得られる測色値(たとえば、L*a*b*値)を取得して、ハードディスク140のデータ保存部650に保存する。
図7は、カラーチャート700の一例を示す図であり、図8は、図7の部分拡大図である。図7に示すとおり、カラーチャート700は、CMYK値の組み合わせ応じた色のパッチ画像800から構成される。図7では、1枚のカラーチャート700中のパッチ画像800は、K値(K0,20,40,60,80,100%)により6個のパッチ画像群710〜760に分類されている。
そして、K0,20%のパッチ画像群710,720には、C,M,Y各0,10,20,40,70,100%の組み合わせに応じた216個(6×6×6個)のパッチ画像800がそれぞれ含まれており、216個のパッチ画像800は、Y値により6個のパッチ画像ブロック810に分類されている。そして、図8に示すとおり、各パッチ画像ブロック810は、M値とC値とが段階的に変化するように36個(6×6個)のパッチ画像800が2次元的に配列された構造を有している。
同様に、K40,60%のパッチ画像群730,740には、C,M,Y各0,20,40,70,100%の組み合わせに応じた125個(5×5×5個)のパッチ画像800がそれぞれ含まれており、125個のパッチ画像800は、Y値により5個のパッチ画像ブロック810に分類されている。また、K80%のパッチ画像群750には、C,M,Y各0,40,70,100%の組み合わせに応じた64個(4×4×4個)のパッチ画像810が含まれており、64個のパッチ画像800は、Y値により4個のパッチ画像ブロック810に分類されている。また、K100%のパッチ画像群760には、C,M,Y各0,100%の組み合わせに応じた8個(2×2×2個)のパッチ画像800が含まれている。
上述したとおり、ステップS101に示す処理では、プリンター300aにより同一のカラーチャート700が、たとえば、30枚出力される。なお、30枚のカラーチャート700は、環境温度・湿度を変化させたり、休止直後の1ページ目の出力か連続出力中かを変化させたりしながら、プリンター300aにより出力されることが好ましい。そして、プリンター300aから出力された30枚のカラーチャート700中のパッチ画像800が測色器400によりすべて測色される。PC100は、パッチ画像毎に30個の測色値をそれぞれ取得して、測色値のデータをハードディスク140に保存する。
次に、PC100は、各色のバラツキの程度を算出する(ステップS102)。具体的には、PC100は、ステップS101に示す処理で収集した測色値のデータに基づいて、カラーチャート700中の各パッチ画像(CMYK値)の色について、バラツキの程度を算出する。
より具体的には、PC100は、まず、ステップS101に示す処理でパッチ画像毎に収集した30個の測色値のデータから、各パッチ画像の色について、30個の測色値のL*値、a*値、およびb*値の標準偏差をそれぞれ算出する。続いて、PC100は、a*値およびb*値の標準偏差に対して、L*値の標準偏差を0.5倍に重み付けして、3つの標準偏差の和を求める。そして、PC100は、予め設定された閾値を参照して、標準偏差の和に基づいて、パッチ画像800の各色のバラツキの程度を「a」、「b」、および「c」の3つのレベルに分類する。
本実施形態では、標準偏差の和が1.0未満の場合、バラツキの程度は「a」に分類される。また、標準偏差の和が1.0以上3.0未満の場合、バラツキの程度は「b」に分類される。標準偏差の和が3.0以上の場合、バラツキの程度は「c」に分類される。たとえば、カラーチャート700中の一のパッチ画像800について蓄積された30個の測色値のL*値、a*値、およびb*値の標準偏差がすべて1の場合、標準偏差の和は2.5となり、バラツキの程度は「b」に分類される。なお、L*値、a*値、およびb*値の標準偏差の和の計算時、L*値の重み付けを小さくすることにより、a*値およびb*値の精度およびロバスト性がL*値よりも向上し、見た目の色再現性がより優れたプリンタープロファイルを作成することが可能になる。
次に、PC100は、スムージング方法を決定する(ステップS103)。具体的には、PC100は、ステップS102に示す処理で算出したバラツキの程度から、パッチ画像の測色値のスムージング方法をパッチ画像毎に決定する。より具体的には、PC100は、バラツキの程度が大きい色については滑らかさを優先し、バラツキの程度が小さい色については再現精度を優先するように測色値のスムージング方法を決定する。
本実施形態では、PC100は、バラツキの程度と測色値の重み係数と近似値算出用近傍点数との関係を示す変換テーブル(表1参照)を参照して、ステップS102に示す処理で算出したバラツキの程度から、測色値のスムージング処理に適用する測色値の重み係数および近似値算出用近傍点数をパッチ画像毎に決定する。
表1は、色のバラツキの程度と測色値の重み係数と近似値算出用近傍点数との関係を示す変換テーブルの一例を示す。表1に示すとおり、PC100は、バラツキの程度が大きいほど、測色値の重み係数が小さくなり、近似値算出用近傍点数が多くなるように、ステップS102に示す処理で算出したバラツキの程度から、測色値の重み係数および近似値算出用近傍点数をパッチ画像毎に決定する。
以上のとおり、ステップS101〜S103に示す処理によれば、プリンター300aにより複数枚のカラーチャート700が出力され、各パッチ画像800について測色値のデータが蓄積される。そして、各パッチ画像800について蓄積された測色値のデータから、各パッチ画像の色のバラツキの程度が特定され、バラツキの程度に応じた測色値のスムージング方法がパッチ画像毎に決定される。
次に、PC100は、プロファイル作成対象の測色データを取得する(ステップS104)。具体的には、PC100は、コントローラー200bに印刷ジョブを送信して、1枚のカラーチャート700をプリンター300bに出力させる。そして、PC100は、カラーチャート700中のパッチ画像800を測色器400により測色して得られる測色値(L*a*b*値)を取得する。
次に、PC100は、測色値のスムージング処理を実行する(ステップS105)。具体的には、PC100は、ステップS103に示す処理で決定したスムージング方法により、ステップS104に示す処理で取得した測色値を補正する。より具体的には、PC100は、ステップS103に示す処理で決定した測色値の重み係数と近似値算出用近傍点数とを適用して、ステップS104に示す処理で取得した測色値を補正する。
本実施形態では、PC100は、まず、補正対象の測色値の近似値を算出する。具体的には、PC100は、ステップS103に示す処理で決定した近傍点数と同数の他のパッチ画像の測色値を利用して、補正対象の測色値についての内挿または外挿補間計算を行い、補正対象の測色値の近似値を算出する。より具体的には、PC100は、補正対象の測色値に対応するパッチ画像のCMYK値から1つの基本色の値が段階的に変化したパッチ画像の列について、補正対象の測色値に対応するパッチ画像の前後に配列される同数のパッチ画像の測色値を利用したり、前後どちらか一方に配列されるパッチ画像の測色値を利用したりして、補正対象の測色値の近似値を算出する。ここで、ステップS103に示す処理で決定した近似値算出用近傍点数に対して、利用可能な測色値が不足する場合、PC100は、利用可能な測色値のみを利用して近似値を算出する。たとえば、ステップS103に示す処理で決定した近傍点数が6であり、近傍の測色値が5つしか存在しない場合、PC100は、5つの測色値を利用して近似値を算出する。なお、他のパッチ画像の測色値を用いた補間計算により一のパッチ画像の測色値の近似値を算出する技術自体は、一般的な補間計算技術であるため、詳細な説明は省略する。
補正対象の測色値の近似値を算出した後、PC100は、ステップS103に示す処理で決定した重み係数を適用して、補正対象の測色値と近似値との荷重平均値を算出し、測色値を補正する。たとえば、ステップS103に示す処理で決定した重み係数が0.6の場合、PC100は、補正対象の測色値を0.6倍した値と近似値を0.4倍した値との和を、補正後の測色値として算出する。
本実施形態では、PC100は、カラーチャート700に含まれるすべてのパッチ画像800の測色値を補正する。このとき、PC100は、CMYKを軸変数としたCMYK色空間において頂点に該当する色、稜線に該当する色、稜線以外の表面に該当する色、および内部に該当する色の順番で測色値を補正する。具体的には、PC100は、たとえば、まず、CMYK色空間の頂点(CMYKすべてが0または100%)に該当する色のパッチ画像について、各パッチ画像の測色値を補正する。次に、PC100は、K0,100%について、CMY色空間の稜線に該当する色のパッチ画像の測色値を補正し、その後、K20,40,60,80%について、CMY色空間の稜線に該当する色のパッチ画像の測色値を補正する。それから、同様に、PC100は、K0,100%について、CMY色空間の表面に該当する色のパッチ画像の測色値を補正し、その後、K20,40,60,80%について、CMY色空間の表面に該当する色のパッチ画像の測色値を補正する。さらに、同様に、PC100は、K0,100%について、CMY色空間の内部に該当する色のパッチ画像の測色値を補正し、その後、K20,40,60,80%について、CMY色空間の内部に該当する色のパッチ画像の測色値を補正する。このような構成によれば、作像プロセス的に安定度が高いと推測される色から順に測色値が補正されるため、より正しそうな色の測色値を基準として他の色の測色値を補正していくことになり、不適切な結果が得られにくくなる。
さらに、CMYK色空間における頂点、稜線、表面、および内部の各カテゴリー内では、単色のベタ画像の明度(ベタ明度)の低い基本色の値が変化する色の配列について、測色値を優先的に補正することが好ましい。具体的には、たとえば、K、C、M、およびYの優先順位で、測色値を補正することが好ましい。このような構成によれば、色彩値変化への寄与が大きい色から順に測定値が補正されるため、色彩値の並びの連続性が維持され易くなる。
図8のパッチ画像ブロック810を例に挙げれば、たとえば、まず、C0%、M100%、Y20%、K0%の左上のパッチ画像800の測色値が補正される。その後、CとMとではCのベタ明度の方が低いため、C値が変化するC10%、M100%、Y20%、K0%の右側のパッチ画像800の測色値が、M値が変化するC0%、M70%、Y20%、K0%の下側のパッチ画像800の測色値よりも優先的に補正される。
以上のとおり、ステップS105に示す処理によれば、カラーチャート700に含まれる各パッチ画像800の測色値が、色のバラツキの程度に応じて補正される。
次に、PC100は、CMYK→L*a*b*色変換LUTを作成する(ステップS106)。具体的には、PC100は、ステップS105に示す処理で補正した測色値に基づいて、CMYK→L*a*b*色変換LUT(A2Bテーブル)を作成する。このとき、PC100は、補間計算を行って、たとえば、CMYK各5%刻みの色変換LUTを作成する。なお、パッチ画像のCMYK値と測色値とからCMYK→L*a*b*色変換LUTを作成する技術自体は、一般的な色変換LUT作成技術であるため、詳細な説明は省略する。
次に、PC100は、L*a*b*→CMYK色変換LUTを作成する(ステップS107)。具体的には、PC100は、ステップS106に示す処理で作成したCMYK→L*a*b*色変換LUTから、L*a*b*→CMYK色変換LUT(B2Aテーブル)を作成する。CMYK→L*a*b*色変換LUTからL*a*b*→CMYK色変換LUTを作成する技術自体も、一般的な色変換LUT作成技術であるため、詳細な説明は省略する。
そして、PC100は、所定のフォーマットでプリンタープロファイルを書き出し(ステップS108)、処理を終了する。具体的には、PC100は、ステップS106に示す処理で作成したCMYK→L*a*b*色変換LUTとステップS107に示す処理で作成したL*a*b*→CMYK色変換LUTをICC準拠のフォーマットで、ハードディスク140のデータ保存部650に書き出し、処理を終了する。データ保存部650に書き出されたプリンタープロファイルは、コントローラー200bに送出され、画像データの色変換処理に適用される。
以上のとおり、図6に示されるフローチャートの処理によれば、まず、プリンター300aによりカラーチャート700が複数枚出力され、測色値のデータが蓄積される。そして、蓄積された測色値のデータにより、各パッチ画像の出力毎の色のバラツキの程度が特定される。その後、プリンター300bによりカラーチャート700が1枚だけ出力され、パッチ画像800の測色値が取得される。そして、蓄積された測色値のデータにより特定された色のバラツキの程度に応じて測色値が補正され、プリンター300b用のプリンタープロファイルが作成される。このような構成によれば、プリンター300bにより1枚のカラーチャート700を出力して、各色の出力毎のバラツキの平均値を反映したプリンタープロファイルを作成することができる。
なお、ネットワーク500上に、プリンター300a,300bと同一機種の第3のプリンターが存在したとしても、プリンター300aの測色値のデータを利用することにより、第3のプリンターから1枚のカラーチャートを出力して、各色の出力毎のバラツキの平均値を反映したプリンタープロファイルを同様に作成することができる。
図9は、L*a*b*色空間における色のバラツキの程度を説明するための図である。図9において、○印で示される5つの点は、第1のCMYK値に応じた色のパッチ画像を5回印刷出力した場合における各パッチ画像の測色値を示す。同様に、×印で示される5つの点は、第2のCMYK値に応じた色のパッチ画像を5回印刷出力した場合における各パッチ画像の測色値を示す。
図9に示すとおり、第1のCMYK値に応じた色のパッチ画像の測色値は、第2のCMYK値に応じた色のパッチ画像の測色値と比較して、広い範囲に分布している。言い換えれば、第1のCMYK値に応じた色は、第2のCMYK値に応じた色よりも、出力毎のバラツキの程度が大きい。
本実施形態では、バラツキの程度が大きい色については滑らかさを優先し、バラツキの程度が小さい色については再現精度を優先するように測色値を補正する。このような構成によれば、プリンター300bに固有の色特性を残しつつ、出力毎の色のバラツキの平均値をプリンタープロファイルに反映させることができる。
以上のとおり、本実施形態によれば、パッチ画像の測色値のデータを蓄積しておくことにより、プリンター300bに1枚のカラーチャートを出力させるだけで、出力毎の色のバラツキの平均値を反映したプリンタープロファイルを作成することができる。
なお、プリンター300bに同一のカラーチャートを複数枚出力させ、パッチ画像毎に測色値の平均値を求めたり、複数枚のカラーチャートから複数のプロファイルを作成して最適なものを選択したりしても、出力毎の色のバラツキの平均値を反映したプリンタープロファイルを作成することができる。しかしながら、この手法では、プリンター300bから出力可能なカラーチャートの枚数に制限がある場合、高精度なプリンタープロファイルを作成することができず、好ましくない。
以上のとおり、上述した実施形態では、プリンターの出力毎の色のバラツキを反映したプリンタープロファイルを作成する場合について説明した。以下では、プリンター毎の色のバラツキを反映したプリンタープロファイルを作成する場合について説明する。
プリンター毎の色のバラツキを反映したプリンタープロファイルを作成する場合、複数台のプリンターにカラーチャートを出力させて蓄積した測色値のデータを利用する。
具体的には、たとえば、1台のみ存在する機種Cのプリンター用にプリンタープロファイルを作成する場合、まず、構造的に機種Cに類似する30台の機種Bのプリンターにカラーチャートを1枚ずつ出力させる。そして、パッチ画像毎の測色値のデータから各色のバラツキの程度を特定する。その後、機種Cのプリンターに1枚のカラーチャートを出力させ、パッチ画像の測色値をバラツキの程度に応じて補正すれば、機種Cに固有の色特性を残しつつ、プリンター毎の色のバラツキの平均値をプリンタープロファイルに反映させることができる。なお、この場合、機種Bと機種Cの色再現性に関わる構造上の類似度合いをさらなる係数として、測色値の重み付けを行ってもよい。
以上のとおり、複数台の機種Bのプリンターから出力された複数枚のカラーチャートについて、各パッチ画像の測色値のデータを蓄積しておくことにより、機種Cの1台のプリンターに1枚のカラーチャートを出力させるだけで、類似機種の個体差のバラツキを反映した機種Cのプリンター全体用のプリンタープロファイル(たとえば、メーカー提供プロファイル)を作成することができる。
なお、色のバラツキの原因としては、プリンターの個体差、パーツ交換による変化、エンジンの濃度変動(温度・湿度、連続稼働時間、…)、ランダムな面内ムラ等が考えられる。また、色のバラツキの傾向としては、ベタ部近傍の色はバラツキの程度が小さく、ライト部〜中間調部の色はバラツキの程度が大きい傾向が見られる。さらに、単色はバラツキの程度が小さく、CMYの3色が重なる色はバラツキの程度が大きい傾向が見られる。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
たとえば、上述した実施形態では、測色値を補正する際、色のバラツキの程度に応じて、近似値の算出に使用される他のパッチ画像の数と、測色値と近似値との荷重平均値を算出する際の重み係数の両方が変更された。しかしながら、測色値を補正する際、色のバラツキの程度に応じて、他のパッチ画像の数と重み係数の一方が変更されてもよい。
また、上述した実施形態では、測色値のL*値、a*値、およびb*値の標準偏差が計算されることにより、パッチ画像の色のバラツキの程度が特定された。しかしながら、測色値のL*値、a*値、およびb*値の分散を計算したり、最大値と最小値との差を計算したりすることにより、バラツキの程度が特定されてもよい。
また、上述した実施形態では、設定の容易性の見地から、L*値、a*値、およびb*値の標準偏差の和に対する閾値が設定され、閾値に基づきバラツキの程度が3つのレベルに分類された。しかしながら、標準偏差とバラツキの程度とは関数により対応付けられてもよい。このような構成によれば、バラツキの程度を連続的に変化させることができる。
また、上述した実施形態では、色のバラツキの程度は、L*値、a*値、およびb*値の標準偏差の和を常に一定の閾値と比較することによって特定された。しかしながら、閾値は、CMYK値により動的に変化してもよい。たとえば、K80未満では、標準偏差の和が1.0未満の場合にバラツキの程度を「a」に分類し、K80以上では、標準偏差の和が1.5未満の場合にバラツキの程度を「a」に分類する。
また、上述した実施形態では、複数台のプリンターに同一のカラーチャートを出力させた。しかしながら、複数台のプリンターにより出力されるカラーチャートは同一でなくてもよく、同一のCMYK値のパッチ画像を備えるカラーチャートであればよい。
また、上述した実施形態では、デバイス非依存の色空間として、L*a*b*表色系が用いられた。しかしながら、デバイス非依存の色空間の表色系は、L*a*b*表色系に限定されるものではなく、XYZ表色系、CIECAM02等が用いられてもよい。
また、上述した実施形態では、PCのハードディスクに測色値等のデータが保存された。しかしながら、測色値等のデータは、PC外部のサーバーに保存されてもよい。
また、上述した実施形態では、測色器は、単独の機器として、専用線を介してPCに接続された。しかしながら、測色器は、プリンターに内蔵されていてもよい。
また、上述した実施形態では、コントローラーは、プリンターと別個に設けられた。しかしながら、コントローラーは、プリンターに内蔵されていてもよい。
上述した実施形態に係る印刷システムにおける各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえば、フレキシブルディスクおよびCD−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、印刷システムの一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
100 PC、
110,210,310 CPU、
120,220,320 ROM、
130,230,330 RAM、
140,240,340 ハードディスク、
150,250 ディスプレイ、
160,260 入力装置、
170,270 ネットワークインターフェース、
180 測色器インターフェース、
190,290,380 バス、
200a,200b コントローラー、
280 プリンターインターフェース、
300a,300b プリンター、
350 操作パネル、
360 画像形成部、
370 コントローラーインターフェース、
400 測色器、
500 ネットワーク、
600 プロファイラー、
700 カラーチャート、
800 パッチ画像。

Claims (13)

  1. 複数の基本色の値の組み合わせに応じた色のパッチ画像から構成されるカラーチャートを印刷装置に出力させて、当該印刷装置用の色変換プロファイルを作成するプロファイル作成方法であって、
    少なくとも第1の印刷装置から出力された複数のカラーチャートに含まれる一のパッチ画像の測色値のデータに基づいて、前記一のパッチ画像の前記色のバラツキの程度を特定するステップ(a’)と、
    前記第1の印刷装置とは異なる第2の印刷装置により出力されたカラーチャートに含まれる一のパッチ画像の測色値を取得するステップ(a)と、
    前記ステップ(a’)において特定した前記一のパッチ画像の前記色のバラツキの程度に応じて、前記ステップ(a)において取得された測色値を補正するステップ(b)と、
    を有するプロファイル作成方法。
  2. 前記ステップ(b)において、前記ステップ(a)において取得された測色値は、当該測色値と、前記カラーチャートに含まれる複数の他のパッチ画像の測色値から算出される近似値との荷重平均値を算出することにより補正され、
    前記バラツキの程度が大きいほど前記近似値の重みが大きくなるように、前記荷重平均値を算出する際の重み係数が前記バラツキの程度に応じて変更される請求項1に記載のプロファイル作成方法。
  3. 前記バラツキの程度が大きいほど前記近似値の算出に使用される前記他のパッチ画像の数が多くなるように、前記他のパッチ画像の数が前記バラツキの程度に応じて変更される請求項2に記載のプロファイル作成方法。
  4. 前記ステップ(a’)は、
    前記測色値のデータから、当該測色値のL*a*b*表色系におけるL*値、a*値、およびb*値の標準偏差を算出するステップ(c)と、
    前記ステップ(c)において算出された標準偏差に基づいて、前記バラツキの程度を特定するステップ(d)と、を含む請求項1〜3のいずれか1項に記載のプロファイル作成方法。
  5. 前記ステップ(a)および前記ステップ(b)は、前記カラーチャートに含まれる複数のパッチ画像の測色値について実行され、
    前記ステップ(b)において、前記複数のパッチ画像の測色値は、前記基本色を軸変数とした色空間において頂点に該当する色の測色値、稜線に該当する色の測色値、前記稜線以外の表面に該当する色の測色値、および内部に該当する色の測色値の順番で補正される請求項1〜4のいずれか1項に記載のプロファイル作成方法。
  6. 前記ステップ(b)において同じ順番で補正される複数の測色値については、単色のベタ画像の明度の低い基本色の値が段階的に変化する色の配列から優先的に補正される請求項5に記載のプロファイル作成方法。
  7. 複数の基本色の値の組み合わせに応じた色のパッチ画像から構成されるカラーチャートを印刷装置に出力させて、当該印刷装置用の色変換プロファイルを作成するためのプロファイル作成プログラムであって、
    少なくとも第1の印刷装置から出力された複数のカラーチャートに含まれる一のパッチ画像の測色値のデータに基づいて、前記一のパッチ画像の前記色のバラツキの程度を特定する手順(a’)と、
    前記第1の印刷装置とは異なる第2の印刷装置により出力されたカラーチャートに含まれる一のパッチ画像の測色値を取得する手順(a)と、
    前記手順(a’)において特定した前記一のパッチ画像の前記色のバラツキの程度に応じて、前記手順(a)において取得された測色値を補正する手順(b)と、
    をコンピューターに実行させるプロファイル作成プログラム。
  8. 前記手順(b)において、前記手順(a)において取得された測色値は、当該測色値と、前記カラーチャートに含まれる複数の他のパッチ画像の測色値から算出される近似値との荷重平均値を算出することにより補正され、
    前記バラツキの程度が大きいほど前記近似値の重みが大きくなるように、前記荷重平均値を算出する際の重み係数が前記バラツキの程度に応じて変更される請求項7に記載のプロファイル作成プログラム。
  9. 前記バラツキの程度が大きいほど前記近似値の算出に使用される前記他のパッチ画像の数が多くなるように、前記他のパッチ画像の数が前記バラツキの程度に応じて変更される請求項8に記載のプロファイル作成プログラム。
  10. 前記手順(a’)は、
    前記測色値のデータから、当該測色値のL*a*b*表色系におけるL*値、a*値、およびb*値の標準偏差を算出する手順(c)と、
    前記手順(c)において算出された標準偏差に基づいて、前記バラツキの程度を特定する手順(d)と、を含む請求項7〜9のいずれか1項に記載のプロファイル作成プログラム。
  11. 前記手順(a)および前記手順(b)は、前記カラーチャートに含まれる複数のパッチ画像の測色値について実行され、
    前記手順(b)において、前記複数のパッチ画像の測色値は、前記基本色を軸変数とした色空間において頂点に該当する色の測色値、稜線に該当する色の測色値、前記稜線以外の表面に該当する色の測色値、および内部に該当する色の測色値の順番で補正される請求項7〜10のいずれか1項に記載のプロファイル作成プログラム。
  12. 前記手順(b)において同じ順番で補正される複数の測色値については、単色のベタ画像の明度の低い基本色の値が段階的に変化する色の配列から優先的に補正される請求項11に記載のプロファイル作成プログラム。
  13. 請求項7〜12のいずれか1項に記載のプロファイル作成プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
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