JP2018195993A - 色彩値補正制御方法、色彩値補正制御プログラム及び画像形成装置 - Google Patents

色彩値補正制御方法、色彩値補正制御プログラム及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】サイズが異なるパッチが混在するチャートに対して、フレアレベルを考慮して色彩値の補正量を簡便かつ適切に算出する。【解決手段】チャートを印刷する印刷部とRGB値を取得するスキャナと色彩値を取得する測色器とを含む印刷システムを用いて、チャートを測定したRGB値とスキャナプロファイルとを用いて色彩値を推定し、チャートを測定した色彩値と推定した色彩値とに基づいて色彩値の補正量を算出する際に、RGB値を取得する第1サイズの第1パッチ群と色彩値を取得する第2サイズの第2パッチ群とを備え、第1パッチ群に、第2パッチ群の各パッチと同じCYMK値の特定パッチを含む所定のチャートを作成し、第1パッチ群の特定パッチを測定したRGB値とスキャナプロファイルとを用いて色彩値を推定し、第2パッチ群の各パッチを測定した色彩値と推定した色彩値とに基づいて色彩値の補正量を算出する。【選択図】図9

Description

本発明は、色彩値補正制御方法、色彩値補正制御プログラム及び画像形成装置に関し、特に、フレアレベルを考慮して色彩値を補正するための補正量を算出する色彩値補正制御方法、色彩値補正制御プログラム及び色彩値を測定する測色器を備える画像形成装置に関する。
様々な色認証規格で定められる色が画像形成装置でどれだけ再現できているかを確認するために色検証という作業が行われる。この色検証は、CMS(Color Management System)を用いて色変換を行って印刷出力された色評価用チャートを、分光測色器を用いて測色し、測色して得た色値を、色認証規格で定められる色値と比較することによって行われる。上記分光測色器は、光源から印刷媒体に光をあて、印刷媒体で反射した光を波長ごとに測定し、人の目の特性に合わせた等色関数と積分することで、均等色空間の色値(L*a*b*値、XYZ値等)を取得するため、色評価用チャートの測色には時間がかかる。
一方、スキャナとスキャナプロファイルとを用いて、均等色空間の色を推定する手法がある。この手法では、スキャナでのRGB値の測定が高速に行えるため、分光測色器を用いて測色する手法よりも時間を短縮することができる。また、スキャナプロファイルを用いて推定した色値の精度を向上させるための手法として、K版(Black)量毎にスキャナプロファイルを持つ手法がある。この手法では、取得したRGB値と色評価用チャートのK版量とから、K版量毎のスキャナプロファイルを用いて色推定を行うことで、より精度の高い色値を推定することが可能となる。
ここで、色評価用チャートをスキャナで測定してRGB値を取得する場合、測定対象のパッチからの反射光のみを測定する必要がある。しかしながら、実際には、測定対象のパッチからの反射光に加えて、乱反射により周辺のパッチからの反射光も混ざった出力が測定されてしまう。このような、測定対象と光源との間の乱反射によって本来の出力以上の反射光が測定される現象はフレアと呼ばれ、RGB値を取得する際にはフレアの影響を補正する必要がある。
このフレアの影響を補正する技術に関して、例えば、下記特許文献1には、原稿載置面に載置された原稿の読取面に光を照射する照明手段と、原稿の読取面に照射された光により読取面を撮像する撮像手段と、撮像手段より出力される信号から画像信号データを生成する画像読取装置のフレア補正データ計測方法であって、読取面が拡散反射面で形成された計測用原稿に点光源を設け、点光源から出射する光により読取面の全面から反射した光を撮像手段で撮像し、撮像手段より出力される信号から点光源の発光画像領域を基本単位とした画像領域に分割した画像信号強度分布データを生成し、生成した画像信号強度分布データとあらかじめ照明手段を発光して検出した読取面の照度分布データとからフレア補正データを算出する方法が開示されている。
また、フレアの影響が少ないチャートを作成する技術に関して、例えば、下記特許文献2には、印刷部及び測色部を備える画像形成装置と、前記画像形成装置を制御する制御装置と、を含むシステムにおけるチャート作成方法であって、前記制御装置が、複数のパッチを配置したチャートの印刷画像を生成して、前記画像形成装置に前記チャートの印刷及び測色を指示し、前記画像形成装置が、前記チャートを印刷し、前記チャートの各パッチを測色する第1のチャート作成処理と、前記制御装置が、前記画像形成装置から前記チャートの各パッチの測色値を取得し、測色対象のパッチと当該パッチの周辺のパッチとからなる小パッチ群における各パッチの測色値を平均した平均測色値の、前記チャート内のバラツキが所定の範囲に収まるように、パッチを再配置する再配置処理と、前記制御装置が、パッチを再配置したチャートの印刷画像を生成し、前記画像形成装置に前記チャートの印刷及び測色を指示し、前記画像形成装置が、前記パッチを再配置したチャートを印刷し、前記チャートの各パッチを測色する第2のチャート作成処理と、を実行する方法が開示されている。
特開2003−283773号公報 特開2016−159540号公報
上記特許文献1は、事前にフレア補正データを持ち、周辺画素値との合計値に着目して注目画素値を補正することでフレアの影響の無い画像データを生成するものである。しかしながら、この手法は、全てのチャートにフレア量の事前定義が必要となるため、様々なチャートの色値を動的に補正することができない。
また、特許文献2は、スキャナプロファイルの推定精度を向上させるために、スキャナプロファイル作成チャートと、スキャナプロファイルを活用するチャートのフレアレベルが同等になるように、スキャナプロファイル活用チャートに測色対象としないパッチ(捨てパッチ)を配置するものである。しかしながら、この手法は、パッチサイズが同一であることを前提にしてパッチの配置を決定するため、複数のサイズのパッチが混在するチャートでは、サイズ違いによるフレアの影響が残ってしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、サイズが異なるパッチが混在するチャートに対して、フレアレベルを考慮して色彩値を補正するための補正量を簡便かつ適切に算出することができる色彩値補正制御方法、色彩値補正制御プログラム及び画像形成装置を提供することにある。
本発明の一側面は、印刷媒体にチャートを印刷する印刷部と、前記チャートを測定してRGB値を取得するスキャナと、前記チャートを測定してL*a*b*値又はXYZ値からなる色彩値を取得する測色器と、を含む印刷システムを用いて、前記チャートのデータを生成するチャート生成処理と、前記データに基づいて前記印刷部が印刷した前記チャートを前記スキャナが測定して得たRGB値と予め記憶したスキャナプロファイルとを用いて、色彩値を推定する色彩値推定処理と、前記チャートを前記測色器が測定して得た色彩値と前記推定した色彩値とに基づいて、色彩値の補正量を算出する補正量算出処理と、を実行する色彩値補正制御方法であって、前記チャート生成処理では、色評価に用いるRGB値を取得するための第1サイズの複数のパッチからなる第1パッチ群と、前記第1サイズよりも大きい第2サイズの複数のパッチからなる第2パッチ群と、を備え、前記第1パッチ群に、前記第2パッチ群の各パッチと同じCYMK値の特定パッチを含むチャートのデータを生成し、前記色彩値推定処理では、前記第1パッチ群の前記特定パッチを測定して得たRGB値と前記スキャナプロファイルとを用いて、色彩値を推定し、前記補正量算出処理では、前記第2パッチ群の各パッチを測定して得た前記色彩値と前記推定した色彩値とに基づいて、色彩値の補正量を算出することを特徴とする。
本発明の一側面は、印刷媒体にチャートを印刷する印刷部と、前記チャートを測定してRGB値を取得するスキャナと、前記チャートを測定してL*a*b*値又はXYZ値からなる色彩値を取得する測色器と、を含む印刷システム内の装置で動作する色彩値補正制御プログラムであって、前記装置に、前記チャートのデータを生成するチャート生成処理、前記データに基づいて前記印刷部が印刷した前記チャートを前記スキャナが測定して得たRGB値と予め記憶したスキャナプロファイルとを用いて、色彩値を推定する色彩値推定処理、前記チャートを前記測色器が測定して得た色彩値と前記推定した色彩値とに基づいて、色彩値の補正量を算出する補正量算出処理、を実行させ、前記チャート生成処理では、色評価に用いるRGB値を取得するための第1サイズの複数のパッチからなる第1パッチ群と、前記第1サイズよりも大きい第2サイズの複数のパッチからなる第2パッチ群と、を備え、前記第1パッチ群に、前記第2パッチ群の各パッチと同じCYMK値の特定パッチを含むチャートのデータを生成し、前記色彩値推定処理では、前記第1パッチ群の前記特定パッチを測定して得たRGB値と前記スキャナプロファイルとを用いて、色彩値を推定し、前記補正量算出処理では、前記第2パッチ群の各パッチを測定して得た前記色彩値と前記推定した色彩値とに基づいて、色彩値の補正量を算出することを特徴とする。
本発明の一側面は、印刷媒体にチャートを印刷する印刷部と、前記チャートを測定してRGB値を取得するスキャナと、前記チャートを測定してL*a*b*値又はXYZ値からなる色彩値を取得する測色器と、を含む画像形成装置であって、前記チャートのデータを生成するチャート生成部と、前記データに基づいて前記印刷部が印刷した前記チャートを前記スキャナが測定して得たRGB値と予め記憶したスキャナプロファイルとを用いて、色彩値を推定する色彩値推定部と、前記チャートを前記測色器が測定して得た色彩値と前記推定した色彩値とに基づいて、色彩値の補正量を算出する補正量算出部と、を備え、前記チャート生成部は、色評価に用いるRGB値を取得するための第1サイズの複数のパッチからなる第1パッチ群と、前記第1サイズよりも大きい第2サイズの複数のパッチからなる第2パッチ群と、を備え、前記第1パッチ群に、前記第2パッチ群の各パッチと同じCYMK値の特定パッチを含むチャートのデータを生成し、前記色彩値推定部は、前記第1パッチ群の前記特定パッチを測定して得たRGB値と前記スキャナプロファイルとを用いて、色彩値を推定し、前記補正量算出部は、前記第2パッチ群の各パッチを測定して得た前記色彩値と前記推定した色彩値とに基づいて、色彩値の補正量を算出することを特徴とする。
本発明の色彩値補正制御方法、色彩値補正制御プログラム及び画像形成装置によれば、サイズが異なるパッチが混在するチャートに対して、フレアレベルを考慮して色彩値を補正するための補正量を簡便かつ適切に算出することができる。
その理由は、チャートを印刷する印刷部と、チャートを測定してRGB値を取得するスキャナと、チャートを測定してL*a*b*値又はXYZ値からなる色彩値を取得する測色器と、を含む印刷システムを用いて、チャートを測定して得たRGB値と予め記憶したスキャナプロファイルとを用いて、色彩値を推定し、チャートを測定して得た色彩値と推定した色彩値とに基づいて、色彩値の補正量を算出する際に、色評価に用いるRGB値を取得するための第1サイズの第1パッチ群と、第1サイズよりも大きい第2サイズの第2パッチ群と、を備え、第1パッチ群に、第2パッチ群の各パッチと同じCYMK値の特定パッチを含むチャートを作成し、第1パッチ群の特定パッチを測定して得たRGB値とスキャナプロファイルとを用いて色彩値を推定し、第2パッチ群の各パッチを測定して得た色彩値と推定した色彩値とに基づいて、色彩値の補正量を算出するからである。
本発明の一実施例に係る印刷システムの構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る印刷システムの他の構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るクライアント装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の外観図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の記憶部に記憶されるデータを示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の動作(チャート生成)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の動作(色検証)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の動作(補正制御)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の動作(履歴管理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る色検証用チャートの画像(評価パッチのみ)の一例である。 本発明の一実施例に係る色検証用チャートの一例である。 色検証の一例を示すテーブルである。 ハイブリッド補正を説明する図である。 色評価用チャートとスキャナプロファイルのK=0の色分布を示す図である。 ハイブリッド測色に使用するチャートの一例である。 パッチ配置によるフレアの影響を説明する図である。 パッチサイズによるフレアの影響を説明する図である。 測色パッチ(白パッチ)と同じCMYK値の評価パッチがある場合のハイブリッド補正を説明する図である。 測色パッチ(Cyan100%パッチ)と同じCMYK値の評価パッチがない場合のハイブリッド補正を説明する図である。
背景技術で示したように、画像形成装置では、CMSを用いて色変換を行って印刷出力された色評価用チャートを分光測色器で測色し、測色して得た色値と色認証規格で定められる色値とを比較することによって色検証が行われる。例えば、Japan Color認証においては、Cyanベタの色相差ΔHが4以内であり、色差ΔEが6以内であることが求められる。図13は、Cyanベタに関する色検証結果の一例を示しており、ΔHが0.6、ΔE(図ではΔEab)が3.8であることから、色検証の基準を満たしている。なお、色検証には、Cyanベタ以外にも複数の検証項目がある。
ここで、分光測色器は、光源から印刷媒体に光をあて、印刷媒体で反射した光を波長ごとに測定し、人の目の特性に合わせた等色関数と積分することで、均等色空間の色値(L*a*b*値、XYZ値等)を取得する。この分光測色器には、ハンディタイプと自動給紙タイプとがあるが、いずれのタイプでも色評価用チャートの測色には時間がかかる。一方、スキャナとスキャナプロファイルとを用いて均等色空間の色を推定する手法もあり、この手法ではスキャナでのRGB値の測定は高速に行えるが、同じRGB値でも、均等色空間の色値への対応は複数存在しているため、スキャナプロファイルを用いて推定した色値の精度が高いとは言えない。この問題を簡易に解決する手法として、K版(Black)量毎にスキャナプロファイルを持つ手法があり、取得したRGB値と色評価用チャートのK版量とから、K版量毎のスキャナプロファイルを用いて色推定することで、より精度の高い色値を推定することが可能となる。
ところで、K版量毎のスキャナプロファイルを作成するためには、スキャナプロファイル作成用チャートを印刷し、そのチャートをスキャナで測定してRGB値を取得すると共に、そのチャートを分光測色器で測色してL*a*b*値を取得し、スキャナプロファイル作成用チャートのK値と対応付けた上で、K版量毎に、RGB値とL*a*b*値との対応表を作る必要がある。また、この手順でスキャナプロファイルを作成する際に使用した用紙と、そのスキャナプロファイルを用いて色評価を行うための色評価用チャートを印刷する用紙とが異なる場合には、スキャナのロットが同じであっても、色推定精度が悪くなる。すなわち、色推定精度を高めるためには、用紙毎及びスキャナ毎に上記手順でスキャナプロファイルを作成する必要があり、このような多数のスキャナプロファイルを作成するのは手間がかかる。
この問題に対して、本願の出願人は、先願(特願2015−217381号)において、スキャナと分光測色器とを併用する補正(以下、ハイブリッド補正と呼ぶ。)を提案している。このハイブリッド補正では、図14に示すように、色評価用チャート内の所定のパッチを分光測色器とスキャナの両方で測定し、L*a*b*値とRGB値の両方を取得する。そして、取得したRGB値とスキャナプロファイルとを用いてL*a*b*値を推定し、推定したL*a*b*値(推定L*a*b*値と呼ぶ。)と分光測色器で測色して得たL*a*b*値(測色L*a*b*値と呼ぶ。)とから、L*a*b*補正量を求める。
ハイブリッド補正で使用するパッチは複数あり、図15に示すように、主に色域外殻色となるCMYK値(図の黒丸の点)を持つ。また、複数のパッチから求められるL*a*b*補正量も複数存在する。色評価用チャートのあるパッチの色が色域内部の色の場合、この複数のL*a*b*補正量から案分してL*a*b*補正量を算出することができる。そして、算出したL*a*b*補正量を、印刷された色評価用チャート中の評価に使用するパッチの全てに適用することで、推定L*a*b*値を補正し、補正された推定L*a*b*値(補正後L*a*b*値と呼ぶ。)を得ることができる。このようなハイブリッド補正を行うことにより、事前に用紙毎・スキャナ毎のスキャナプロファイルを持つことなく、より精度の高い補正後L*a*b*値を算出することが可能となる。
上記ハイブリッド補正を簡便に行うには、画像形成装置内部の印刷したチャートを排紙トレイに搬送する搬送経路にインラインスキャナとインライン測色器とを配置するのが好ましい。このような画像形成装置では、図16に示すようなレイアウトのチャートが使用され、例えば、通紙方向上に待ち受ける分解能1×1unitのラインスキャナ(インラインスキャナ)と、分解能2×4unitのスポット測色計(インライン測色器)を通過することにより、RGB値及びL*a*b*値を取得することができる。スポット測色計は、トリガパッチを起点としてL*a*b*値を測色するが、スポット測色を行うためには、通紙速度を落とし、かつ、パッチサイズも大きくする必要がある。一方、ラインスキャナは、トンボを目印にして、通紙速度からパッチの位置を判別し、各パッチ中央部のRGB値を平均化して測定する。
ここで、図17及び図18を用いて、フレアについて述べる。フレアとは、原稿と光源間の乱反射によって本来の出力以上の反射光が得られる現象であり、注目パッチの周囲のパッチ色、注目パッチのサイズが変われば、フレアの影響量が変化する。例えば、図17に示すように、注目パッチの周囲のパッチが明るければ(図ではハッチングの濃淡でパッチの明暗を表現している。)、取得されるフレア込のRGB値は大きくなる(RGBB>RGBA)。また、図18に示すように、注目パッチが明るいパッチでサイズが大きくなれば、取得されるフレア込のRGB値は大きくなる(RGB2>RGB1)。また、注目パッチが暗い場合はフレア影響を受けにくい。
このフレアに関して、上記特許文献1では、事前にフレア補正データを持ち、周辺画素値との合計値に着目して注目画素値を補正することでフレアの影響の無い画像データを生成する手法を提案しているが、この手法は、全てのチャートにフレア量の事前定義が必要となるため、様々なチャートの色値を動的に補正することができない。
また、特許文献2では、各パッチの周囲から受けるフレア影響が同じになるように、小グループ毎の平均RGB値群の分散が最小となる並びを総当たりの入れ替えにより求める手法を提案しているが、この手法は、パッチサイズが同一であることを前提にしてパッチ並びを決定するため、サイズが異なるパッチが混在する場合にフレアの影響を同等にすることはできない。特に、ハイブリッド補正を行うためのチャートは図16に示すような構成であり、スポット測色計(インライン測色器)が測色する位置に配置されるパッチ(測色パッチと呼ぶ。)とラインスキャナ(インラインスキャナ)のみが測定するパッチ(評価パッチと呼ぶ。)のサイズが異なるため、特許文献2の技術を用いても各パッチのフレアの影響を同等にすることはできない。
フレアの影響を同等にするために、測色パッチのパッチサイズで評価パッチを作成することもできるが、測色パッチのパッチサイズで評価パッチを作成するとチャート枚数が増大し、資源を無駄に消費すると共にチャートの測定時間が増加し、ユーザの利便性が著しく低下するため、この手法は採用できない。
このような背景から、測色パッチと評価パッチのサイズが異なるチャートを使用する場合においても、測色パッチと評価パッチのサイズが異なることによるフレアの影響を適切に補正することができる手法の提案が求められている。
図19は、測色パッチと評価パッチのサイズが異なる場合のハイブリッド補正を示している。図16に示す構成のチャートを用いて色検証を行う場合、色検証では評価パッチのRGB値から求めた推定L*a*b*値を使用するため、ハイブリッド補正で用いるRGB値を取得する際にも、評価パッチ(図19では、測色パッチと同じ白色の評価パッチ)を用いた方が、フレアの影響が同じ分、L*a*b*補正量は正確になる。
しかしながら、色変換(カラーマネージメント)を行った評価パッチを印刷する場合、図20に示すように、測色パッチ(図ではCyan100%)と同じCMYK値の評価パッチが存在しているとは限らず(色変換後の評価パッチはCyan93%Yellow2%)、評価パッチのRGB値から求める推定L*a*b*値と測色パッチの測色L*a*b*値とでパッチのRGB値が一致しないと、推定L*a*b*値と測色L*a*b*値とから求めるL*a*b*補正量は正確ではなくなり、精度の高い補正を行うことができない。
そこで、本発明の一実施の形態では、測色パッチ(サイズ大)と同じCMYK値を持つパッチを、評価パッチサイズ(サイズ小)で配置したチャートを作成し、そのチャートを用いてハイブリッド補正を行う。具体的には、チャートを印刷する印刷部と、チャートを測定してRGB値を取得するスキャナと、チャートを測定して色彩値(ここではL*a*b*値)を取得する測色器と、を含む印刷システムを用いて、チャートを測定して得たRGB値と予め記憶したスキャナプロファイルとを用いて色彩値を推定し、チャートを測定して得た色彩値と推定した色彩値とに基づいて色彩値の補正量を算出する際に、色評価に用いるRGB値を取得するための第1サイズの第1パッチ群(評価パッチ)と、色彩値を取得するための第1サイズよりも大きい第2サイズの第2パッチ群(測色パッチ)と、を備え、第1パッチ群に、第2パッチ群の各パッチと同じCYMK値の特定パッチを含むチャートを作成し、第1パッチ群の特定パッチを測定して得たRGB値とスキャナプロファイルとを用いて色彩値を推定し、第2パッチ群の各パッチを測定して得た色彩値と推定した色彩値とに基づいて色彩値の補正量を算出する。
このような構成のチャートを用いることにより、異なるパッチサイズにおいてもフレアの影響を考慮した適切なL*a*b*補正量を算出することが可能となる。また、評価パッチの中に測色パッチと同じCMYK値のパッチが含まれるようにすればよいため、最小限のパッチ数で適切なL*a*b*補正量を算出することが可能となる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る色彩値補正制御方法、色彩値補正制御プログラム及び画像形成装置について、図1乃至図11を参照して説明する。図1及び図2は、本実施例の印刷システムの構成を示す模式図であり、図3は、クライアント装置の構成を示すブロック図である。また、図4は、本実施例の画像形成装置の外観図、図5は、画像形成装置の構成を示すブロック図であり、図6は、画像形成装置の記憶部に記憶されるデータを示すブロック図である。また、図7乃至図10は、画像形成装置の動作を示すフローチャート図であり、図11は、本実施例の色検証用チャートの一例である。
図1に示すように、本実施例の印刷システムは、イントラネット上に、通信ネットワークで接続可能なクライアント装置10と画像形成装置20とがそれぞれ配置される。なお、図1では、印刷システムをクライアント装置10と画像形成装置20とで構成しているが、画像形成装置20を制御するプリンタコントローラ40を画像形成装置20とは別に設けてもよい。上記通信ネットワークの規格としてEthernet(登録商標)などを用いることができるが、プリンタコントローラ40から画像形成装置20へのデータ転送はEthernet(登録商標)以外にもIEEE1394、Parallelなどを用いることも可能である。また、図1及び図2は、画像形成装置20がインラインスキャナ及びインライン測色器を備える場合の構成であるが、外部の測色器や外部のスキャナを用いる構成としてもよい。以下、各装置について詳細に説明する。
[クライアント装置]
クライアント装置10は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置であり、図3(a)に示すように、制御部11と記憶部12とネットワークI/F部13と表示部14と操作部15などで構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11aと、ROM(Read Only Memory)11bやRAM(Random Access Memory)11cなどのメモリとで構成され、これらはバスを介して接続されている。CPU11aは、ROM11bや記憶部12からプログラムを読み出し、RAM11cに展開して実行することにより、クライアント装置10の全体制御を行う。
上記制御部11は、図3(b)に示すように、Windows(登録商標)やMac OS(登録商標)などのOS(Operating System)16と、OS16上でドキュメントを作成するアプリケーション17と、アプリケーション17で作成したドキュメントのデータを画像形成装置20で解釈可能な言語(PCL(Printer Control Language)やPS(Post Script)などのPDL(Page Description Language))に変換すると共に、印刷条件や後処理条件を指定して印刷ジョブを生成するプリンタドライバ18などとしても機能する。
記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、CPU11aが各部を制御するためのプログラム、ドキュメントのデータ、印刷ジョブなどを格納する。
ネットワークI/F部13は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、通信ネットワークを介して繋がっている画像形成装置20との接続を確立し、印刷ジョブなどを送信する。
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)などで構成され、ドキュメントを作成する画面、ドキュメントの印刷条件や後処理条件を設定する画面などを表示する。操作部15は、キーボードやマウス、表示部14と一体となったタッチパネルなどで構成され、ドキュメントの作成、印刷条件や後処理条件の設定などの操作を可能にする。
[画像形成装置]
画像形成装置20は、印刷ジョブに従って印刷処理を実行するMFP(Multi-Functional Peripherals)などであり、本実施例では、ハイブリッド補正を簡便に行うことができるように、図4に示すように、印刷済みのチャートを排紙トレイに搬送する搬送経路に、インラインスキャナ26aとインライン測色器26bとが配置されている。この画像形成装置20は、図5に示すように、制御部21と記憶部22とネットワークI/F部23とパネル操作部24と印刷部25とハイブリッド測色部26などで構成される。
制御部21は、CPU21aと、ROM21bやRAM21cなどのメモリとで構成され、これらはバスを介して接続されている。CPU21aは、ROM21bからプログラムを読み出し、RAM21cに展開して実行することにより、画像形成装置20の全体制御を行う。また、制御部21は、RIP部27、チャート生成部28、補正制御部29、色検証部30、履歴管理部31などとしても機能する。
RIP部27は、クライアント装置10から受信した印刷ジョブや必要に応じてチャート生成部28が生成したカラーチャートのデータを翻訳して中間データを生成し、中間データに対して色変換テーブルを用いて色変換を行い、レンダリングを行って画像データを生成する(この一連の処理をラスタライズ処理と呼ぶ。)。また、RIP部27は、必要に応じて、画像データに対して、スクリーン処理、階調補正、濃度バランス調整、細線化、網点処理などを行う。
チャート生成部28は、色評価や色検証、プロファイル作成などの各種用途のカラーチャートのデータ(各パッチの位置やサイズ、CMYK値など)を生成し、記憶部22などに保存する。本実施例では、特に、色評価に用いるRGB値を取得するための第1サイズ(インラインスキャナ26aが測定可能なパッチサイズ)の第1パッチ群(複数の評価パッチ)と、色彩値を取得可能な第1サイズよりも大きい第2サイズ(インライン測色器26bが測色可能なパッチサイズ)の第2パッチ群(複数の測色パッチ)と、を配置したカラーチャートのデータを生成する。その際、測色パッチは、主に色域外殻色となるCMYK値を持つパッチを含むように構成し、評価パッチは、各々の測色パッチと同じCYMK値を持つパッチ(特定パッチと呼ぶ。)を含むようにする。なお、印刷媒体に応じて、測色パッチのCMYK値及び/又はパッチ数を変化させてもよい。また、測色パッチと同じCYMK値の特定パッチの配列を、測色パッチの配列と同じにしてもよいし、特定パッチを含む評価パッチを、先願に記載した手法に基づいてフレア影響量を一定にする配列にしてもよい。
補正制御部29は、フレアの影響を考慮して色彩値を補正するための制御を行う。この補正制御部29は、判定部29a、色彩値推定部29b、補正量算出部29c、補正適用部29dなどを備える。
判定部29aは、スキャナ(ここではインラインスキャナ26a)が、測色パッチを測定して得たRGB値と、測色パッチと同じCMYK値の評価パッチ(特定パッチ)を測定して得たRGB値と、を比較し、RGB値の差が予め定めた閾値を超えるか否かを判定する。ここで、RGB値のばらつきは、エンジン(パッチの印刷色)に起因するばらつきとフレアに起因するばらつきの双方を含んでおり、エンジンに起因するばらつきはパッチの色による変化が大きく、フレアに起因するばらつきはパッチの色による変化は小さい。そこで、判定部29aは、RGB値の差が予め定めた閾値(第1の閾値)を超えるか否かを判定すると共に、RGB値の差のばらつき(例えば、標準偏差)が予め定めた閾値(第2の閾値)を超えるか否かを判定するようにしてもよい。
色彩値推定部29bは、RGB値の差が閾値を超える場合は、本実施例の補正制御に従って、スキャナ(インラインスキャナ26a)が評価パッチの中の測色パッチと同じCYMK値の特定パッチを測定して得たRGB値と予め記憶部22に記憶したスキャナプロファイルとを用いて、L*a*b*値を算出する。また、RGB値の差が閾値以下の場合は、通常のハイブリッド補正に従って、スキャナ(インラインスキャナ26a)が測色パッチを測定して得たRGB値とスキャナプロファイルとを用いて、L*a*b*値を算出する。このようにして算出したL*a*b*値を推定L*a*b*値と呼ぶ。なお、判定部29aが、RGB値の差が閾値を超えるか否かを判定すると共に、RGB値の差のばらつきが閾値を超えるか否かを判定する場合において、RGB値の差が閾値以下、かつ、RGB値の差のばらつきが閾値を超える場合は、エンジンに起因するばらつきが支配的である(フレアの影響はあまりない)と考えられることから、通常のハイブリッド補正に従って、測色パッチを測定して得たRGB値とスキャナプロファイルとを用いて推定L*a*b*値を算出するようにしてもよい。また、RGB値の差が閾値以下、かつ、RGB値の差のばらつきが閾値以下の場合は、エンジンの影響もフレアの影響もあまりないと考えら、本実施例の補正制御又は通常のハイブリッド補正のどちらに従っても問題はないが、本実施例の補正制御に従って、測色パッチと同じCYMK値の特定パッチを測定して得たRGB値とスキャナプロファイルとを用いて推定L*a*b*値を算出するものとする。
補正量算出部29cは、色彩値推定部29bが算出した推定L*a*b*値と、測色器(インライン測色器26b)が測色パッチを測色して得たL*a*b*値(測色L*a*b*値)と、に基づいて、L*a*b*補正量を算出する。
補正適用部29dは、補正量算出部29cが算出したL*a*b*補正量を用いて、特定パッチを除く各々の評価パッチを測定して得たRGB値とスキャナプロファイルとを用いて推定した推定L*a*b*値を補正し、補正された推定L*a*b*値(補正後L*a*b*値)を取得する。
色検証部30は、色検証用チャートの評価パッチの補正後L*a*b*値を用いて、色検証設定に従って、ターゲット色彩値との色差等を計算する。具体的には、評価パッチの補正後L*a*b*値と色認証規格で定められるL*a*b*値とを比較し、色相差ΔHや色差ΔEが所定範囲内であるか否かに応じて色検証の基準を満たしているか否かを判定する。そして、色検証の結果を示すレポートを生成して、パネル操作部24に表示したり、印刷部25に印刷出力させたりする。
履歴管理部31は、補正量算出部29cによりL*a*b*補正量が算出されたら、そのL*a*b*補正量を各種情報(用紙・スクリーン・評価パッチサイズ・測色パッチと評価パッチのCMYK値の差・ターゲット・稼働時間帯)に関連付けて記憶部22などに保存する。その際、L*a*b*補正量が予め定めた閾値以下であれば、そのL*a*b*補正量を算出するためのチャートは不要であるため、不要チャートのデータを記憶部22などから削除する。
なお、上記RIP部27、チャート生成部28、補正制御部29、色検証部30、履歴管理部31はハードウェアとして構成してもよいし、制御部21を、RIP部27、チャート生成部28、補正制御部29、色検証部30、履歴管理部31(特に、チャート生成部28、補正制御部29)として機能させる色彩値補正制御プログラムとして構成し、当該色彩値補正制御プログラムをCPU21aに実行させるようにしてもよい。また、特定パッチを測定して得たRGB値の値に係わらず本実施例の補正制御を実行する(通常のハイブリッド補正を行わない)場合は、判定部29aの処理を省略してもよい。
記憶部22は、HDDやSSDなどで構成され、CPU21aが各部を制御するための各種プログラムやデータを格納する。図6は、記憶部22に格納されるデータの一例である。
スキャナプロファイル保持部は、K版量毎の、RGB値とL*a*b*値やXYZ値などの色彩値とを対応付ける対応表(スキャナプロファイル)を保持する。なお、このスキャナプロファイルは、当該画像形成装置20が作成してもよいし、別のロットの画像形成装置が作成したスキャナプロファイルをダウンロードしてもよい。
ハイブリッド補正情報保持部は、チャート毎の測色パッチのパッチ数、パッチ位置、パッチサイズ、CYMK値などを記憶する。
L*a*b*補正量履歴保持部は、履歴管理部31が測色パッチを含むチャートを使用する必要性の有無を判定するための履歴情報を記憶する。具体的には、L*a*b*補正量、用紙差、パッチサイズ差、CMYK差、スクリーン差、ターゲット差、稼働時間差などを記憶する。
実行ファイル保持部は、印刷ジョブの生成、印刷設定の反映、RIP、色変換、L*a*b*値の推定、L*a*b*補正量の算出、補正後L*a*b*値の算出、色検証、レポートの生成、チャートの生成、チャートの削除、キャリブレーションLUTの作成、キャリブレーションLUTの適用、プリンタプロファイルの生成、DLP(デバイスリンクプロファイル)の作成などを行うプログラム(色彩値補正制御プログラムを含む。)を記憶する。なお、キャリブレーションLUT生成では、キャリブレーション用チャートの評価パッチの推定L*a*b*値を用いて、画像形成装置の入出力カーブが理想のカーブになるように補正するためのCMYKとC’M’Y’K’とを対応付けるLUTを作成する。また、プリンタプロファイル生成では、プリンタプロファイル生成用チャートの評価パッチの推定L*a*b*値を用いて、当該画像形成装置20でのCMYK値がどのような色彩値で出力されるかの関係を示すICC(International Color Consortium)プロファイルを作成する。DLP(デバイスリンクプロファイル)生成では、プリンタプロファイルとターゲットプロファイルの情報から、当該画像形成装置20でターゲットの色を再現するために必要な情報が記述されたCMYKとC’M’Y’K’とを対応付けるDLPを作成する。
チャート保持部は、各種チャートのデータ(各パッチの位置やサイズ、CMYK値など)を記憶する。具体的には、キャリブレーション用チャート、プリンタプロファイル生成用チャート、Japan Color色検証用チャート、Japan Color簡易色検証用チャートなどのデータを記憶する。
ICCプロファイル保持部は、各種プロファイルを記憶する。具体的には、JapanColor2001 Coated、GRACol2013_CRPC6、ISOcoated_V2_ed、プリンタプロファイルなどを記憶する。
用紙情報保持部は、各用紙に関する情報(紙種、銘柄、給紙トレイなど)を記憶する。
色検証設定保持部は、色検証の設定情報(検証種類、ターゲットプロファイル、用紙情報、色変換設定)などを記憶する。
図5(a)に戻って、ネットワークI/F部23は、NICやモデムなどで構成され、ネットワークを介して繋がっているクライアント装置10との接続を確立し、クライアント装置10から印刷ジョブなどを受信する。
パネル操作部24は、LCDなどの表示部上に格子状の透明電極からなるタッチセンサが形成されたタッチパネルであり、色検証の結果を示す画面などの各種画面を表示すると共に、上記画面での各種操作を可能にする。
印刷部25は、画像データに基づいて印刷処理を実行するエンジンである。具体的には、画像データに基づいてレーザ光を照射して露光する露光部と、感光体ドラムと現像装置と帯電装置と感光体クリーニング部と1次転写ローラとを備え、CMYKの各色のトナー像を形成する画像形成部と、ローラによって回転され、画像形成部で形成されたトナー像を用紙に搬送する中間転写体として機能する中間ベルトと、中間ベルト上に形成されたトナー像を用紙に転写する2次転写ローラと、用紙に転写されたトナー像を定着させる定着部と、用紙を搬送する給紙ローラやレジストローラ、ループローラ、反転ローラ、排紙ローラ等の搬送部などで構成される。
ハイブリッド測色部26は、上記定着部と排紙トレイとの間の用紙の搬送経路などに設けられた、インラインスキャナ26aとインライン測色器26bとで構成される。インラインスキャナ26aは、例えばRGBの3種類のセンサで構成され、印刷部25が用紙に形成したチャートの各パッチの反射光を測定してRGB値を出力する。また、インライン測色器26bは、光の波長ごとに計測可能なスペクトル方式の分光測色器であり、印刷部25が用紙に形成したチャートの各パッチの吸収スペクトルを測定して測色値(L*a*b*値やXYZ値など、本実施例ではL*a*b*値とする。)を出力する。
なお、図1乃至図6は、本実施例の印刷システムの一例であり、各装置の構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、図2に示すようにプリンタコントローラ40が画像形成装置20とは別に配置される構成とする場合は、プリンタコントローラ40の制御部に、RIP部27、チャート生成部28、補正制御部29、色検証部30、履歴管理部31(特に、チャート生成部28、補正制御部29)の機能を持たせる(若しくは、プリンタコントローラ40の制御部を構成するCPUに色彩値補正制御プログラムを実行させる)構成としてもよい。
以下、本実施例の印刷システムの動作について、図7乃至図11を参照して説明する。CPU21aは、ROM21b又は記憶部22に記憶した色彩値補正制御プログラムをRAM21cに展開して実行することにより、図7乃至図11のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
まず、評価パッチ中に測色パッチと同じCMYK値を持つ特定パッチを配置可能にするチャートのデータを生成する手順について、図7のフローチャート図を参照して説明する。
[チャート生成]
図7に示すように、制御部21(チャート生成部28)は、測色パッチと同じCMYK値を持つ評価パッチサイズのパッチの情報(数・位置・CMYK値)をハイブリッド情報としてハイブリッド補正情報保持部に保存する(S101)。なお、測色パッチは、少なくとも色域最外殻となるCMYK値を持つパッチを含むことが好ましく、色域最外殻となるCMYK値を含むように測色パッチのCMYK値を設定することにより、最小限のパッチでL*a*b*補正量を求めることが可能となる。
次に、制御部21(チャート生成部28)は、評価パッチサイズの評価パッチ中に、後から上書き可能な様に空白部分があるチャートのデータ(例えば、Post Scriptのデータ)を生成し、チャート保持部に保存する(S102)。図11はこの処理で作成される色検証用チャートの画像の一例であり、図11(a)に示すように用紙の中央(インライン測色器26bが測色する領域)の両側に各色の評価パッチ(図ではハッチングの濃淡で色を表している。)が配置される。図11(b)は、図11(a)の一部を拡大した模式図であり、評価パッチの中に、測色パッチと同じCMYK値の評価パッチ(特定パッチ)を上書きするための空白部分が設けられている。
なお、測色パッチに十分に近いCMYK値を持つパッチが評価パッチに含まれる場合は測色パッチと同じCMYK値の評価パッチを上書きするための空白部分を設けなくてもよい。また、ここでは、色検証用チャートにカラーマネージメント後の評価パッチを配置することから、評価パッチの中に測色パッチと同じCMYK値の評価パッチを上書きするための空白部分を設けたが、測色パッチとしてカラーマネージメント後のCMYK値を持つパッチを配置してもよく、その場合は、評価パッチの中に空白部分を設けなくてもよい。
また、測色パッチのCMYK値やパッチ数は印刷媒体に応じて変えてもよく、印刷媒体による差異に対応させることで、最適なCMYK値やパッチ数で測色精度をより向上させることができる。また、測色パッチと同一のCMYK値を持つ評価パッチは、測色パッチと同じパッチ並びにしてもよい。また、フレアの影響を一定にするために、特許文献2に記載した手法で評価パッチを配置してもよく、その場合は、フレアの影響を周囲パッチと同等にできるため、測色精度をより向上させることができる。
次に、上記フローで生成したチャートのデータを用いて色検証を行う手順について、図8及び図9のフローチャート図を参照して説明する。
[色検証]
図8に示すように、制御部21(RIP部27)は、上記フローでチャート保持部に保存された色検証用チャートのデータ(Post Scriptなどで記述された評価パッチのデータ)を読み出してラスタライズする(S201)。
次に、制御部21(チャート生成部28)は、色検証設定保持部に記憶された色検証設定に基づいて、評価パッチのCMYK値にキャリブレーションLUTを適用して、色変換(カラーマネージメント)後のCMYK値(C'M'Y'K'値)を算出する(S202)。
次に、制御部21(チャート生成部28)は、色検証用チャートの画像に、測色パッチ、測色パッチと同じCMYK値を持つ評価パッチ、トリガパッチ、トンボの画像を合成し(S203)、印刷部25は、色検証用チャートを用紙に印刷する(S204)。図12は、用紙に印刷される色検証用チャートの一例であり、用紙の両側の評価パッチの間(用紙の通紙方向に直交する方向の略中央)に測色パッチが配置されると共に、図11(b)の空白部分に測色パッチと同じCMYK値を持つ評価パッチが配置される。更に測色パッチの近傍に測色パッチと同じピッチのトリガパッチが配置され、用紙の4隅にトンボが配置される。
次に、ハイブリッド測色部26(インラインスキャナ26a)は、色検証用チャートの測色パッチ及び全ての評価パッチをスキャンしてRGB値を取得し、ハイブリッド測色部26(インライン測色器26b)は、測色パッチを測色して色彩値(ここではL*a*b*値)を取得する(S205)。
次に、制御部21(補正制御部29の判定部29a)は、必要に応じて、インラインスキャナ26aがスキャンして得たRGB値を解析し、測色パッチのRGB値と測色パッチと同じCMYK値の評価パッチのRGB値との差が予め定めた閾値を超えているかを判断し(S206)、RGB値の差が閾値以下の場合は(S206のNo)、RGB値の差のばらつき(例えば、標準偏差)が予め定めた閾値を超えているかを判断する(S207)。
ここで、上述したように、RGB値のばらつきは、エンジンに起因するばらつきとフレアに起因するばらつきの双方を含んでおり、エンジンに起因するばらつきはパッチの色による変化が大きく、フレアに起因するばらつきはパッチの色による変化は小さい。そこで、RGB値の差が閾値以下であり(S206のNo)、かつ、RGB値の差のばらつきが閾値を超えている場合(S207のYes)、エンジンに起因するばらつきが支配的である(フレアの影響があまりない)と考えられることから、制御部21(補正制御部29)は、通常のハイブリッド補正を行う(S208)。具体的には、測色パッチのRGB値を取得し、取得したRGB値とスキャナプロファイルとを用いて推定L*a*b*値を取得し、推定L*a*b*値と測色パッチの測色L*a*b*値とから、L*a*b*補正量を算出する。そして、各評価パッチの推定L*a*b*値とL*a*b*補正量とから補正後L*a*b*値を算出する。
一方、RGB値の差が閾値を超えている場合は(S206のYes)、フレアに起因するばらつきが支配的であると考えられることから、制御部21(補正制御部29)は、本実施例の補正制御を行う(S209)。また、RGB値の差が閾値以下であり(S206のNo)、かつ、RGB値の差のばらつきが閾値以下の場合は(S207のNo)、エンジンの影響もフレアの影響もあまりないと考えら、本実施例の補正制御又は通常のハイブリッド補正のどちらに従っても問題はないが、ここでは、制御部21(補正制御部29)は、本実施例の補正制御を行う(S209)。図9は、補正制御の詳細を示しており、まず、制御部21(色彩値推定部29b)は、測色パッチと同じCMYK値を持つ評価パッチのRGB値を取得し(S301)、取得したRGB値とスキャナプロファイルとを用いて推定L*a*b*値を取得する(S302)。次に、制御部21(補正量算出部29c)は、測色パッチの測色L*a*b*値を取得し(S303)、推定L*a*b*値と測色L*a*b*値とから、S301で取得したRGB値に対応するL*a*b*補正量を算出する(S304)。そして、制御部21(補正適用部29d)は、各評価パッチの推定L*a*b*値とL*a*b*補正量とから補正後L*a*b*値を算出する(S305)。
図8に戻って、制御部21(色検証部30)は、補正後L*a*b*値を用いて、色検証項目に従って色検証を実施し(S210)、色検証結果をパネル操作部24に表示したり、印刷部25にレポートを印刷させたりする(S211)。
なお、上記では、測色パッチのRGB値と測色パッチと同じCMYK値の評価パッチのRGB値との差が予め定めた閾値を超えているか、RGB値の差のばらつきが予め定めた閾値を超えているかを判断したが、S207を省略し、RGB値の差が閾値以下の場合は通常のハイブリッド補正を行い、RGB値の差が閾値を超えている場合は本実施例の補正制御を行うようにしてもよいし、S206及びS207を省略し、常に本実施例の補正制御を行うようにしてもよい。
次に、上記フローで算出したL*a*b*補正量を管理する手順について、図10のフローチャート図を参照して説明する。
[履歴管理]
図10に示すように、制御部21(履歴管理部31)は、補正制御部29によってL*a*b*補正量が算出されたかを判断し(S401)、L*a*b*補正量が算出されたら(S401のYes)、L*a*b*補正量を各種情報(用紙・スクリーン・評価パッチサイズ・測色パッチと評価パッチのCMYK値の差・ターゲット・稼働時間帯)に関連付けて、記憶部22のL*a*b*補正量履歴保持部に保存する(S402)。
次に、制御部21(履歴管理部31)は、L*a*b*補正量履歴保持部に保存した各々のL*a*b*補正量が予め定めた閾値以下であるかを判断し(S403)、L*a*b*補正量が閾値以下であれば(S403のYes)、そのL*a*b*補正量を算出するためのチャートは不要であるため、そのチャートのデータをチャート保持部から削除する(S404)。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、印刷システム及び各装置の構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、L*a*b*補正量を適用した補正後L*a*b*を用いて色検証を行う場合について記載したが、L*a*b*補正量を利用して行う任意の処理に対して、本発明の色彩値補正制御方法を同様に適用することができる。
また、上記実施例では、色彩値としてL*a*b*値を取得する場合を例示したが、色彩値としてXYZ値を取得する場合に対しても、本発明の色彩値補正制御方法を同様に適用することができる。
また、上記実施例では、ハイブリッド測色部26が、印刷部25の定着部と排紙トレイとの間の用紙の搬送経路に設置される構成としたが、ハイブリッド測色部26を構成するインラインスキャナ26a及び/又はインライン測色器26bは中間ベルト近傍に設けることもできる。その場合は、中間ベルトに画像形成したチャートの各パッチを測色すればよい。また、インラインスキャナ26a及び/又はインライン測色器26bに代えて、画像形成装置20の外部に設けたスキャナ及び/又は測色器を利用することもできる。
本発明は、フレアレベルを考慮して色彩値を補正するための補正量を算出する色彩値補正制御方法、色彩値補正制御プログラム、当該色彩値補正制御プログラムを記録した記録媒体及び色彩値を測定する測色器を備える画像形成装置に利用可能である。
10 クライアント装置
11 制御部
11a CPU
11b ROM
11c RAM
12 記憶部
13 ネットワークI/F部
14 表示部
15 操作部
16 OS
17 アプリケーション
18 プリンタドライバ
20 画像形成装置
21 制御部
21a CPU
21b ROM
21c RAM
22 記憶部
23 ネットワークI/F部
24 パネル操作部
25 印刷部
26 ハイブリッド測色部
26a インラインスキャナ
26b インライン測色器
27 RIP部
28 チャート生成部
29 補正制御部
29a 判定部
29b 色彩値推定部
29c 補正量算出部
29d 補正適用部
30 色検証部
31 履歴管理部
40 プリンタコントローラ

Claims (27)

  1. 印刷媒体にチャートを印刷する印刷部と、前記チャートを測定してRGB値を取得するスキャナと、前記チャートを測定してL*a*b*値又はXYZ値からなる色彩値を取得する測色器と、を含む印刷システムを用いて、
    前記チャートのデータを生成するチャート生成処理と、
    前記データに基づいて前記印刷部が印刷した前記チャートを前記スキャナが測定して得たRGB値と予め記憶したスキャナプロファイルとを用いて、色彩値を推定する色彩値推定処理と、
    前記チャートを前記測色器が測定して得た色彩値と前記推定した色彩値とに基づいて、色彩値の補正量を算出する補正量算出処理と、を実行する色彩値補正制御方法であって、
    前記チャート生成処理では、色評価に用いるRGB値を取得するための第1サイズの複数のパッチからなる第1パッチ群と、前記第1サイズよりも大きい第2サイズの複数のパッチからなる第2パッチ群と、を備え、前記第1パッチ群に、前記第2パッチ群の各パッチと同じCYMK値の特定パッチを含むチャートのデータを生成し、
    前記色彩値推定処理では、前記第1パッチ群の前記特定パッチを測定して得たRGB値と前記スキャナプロファイルとを用いて、色彩値を推定し、
    前記補正量算出処理では、前記第2パッチ群の各パッチを測定して得た前記色彩値と前記推定した色彩値とに基づいて、色彩値の補正量を算出する、
    ことを特徴とする色彩値補正制御方法。
  2. 前記第1パッチ群の前記特定パッチを測定して得たRGB値と当該特定パッチに対応する前記第2パッチ群の各パッチを測定して得たRGB値との差が、予め定めた第1の閾値を超えるか否かを判定する第1の判定処理を更に実行し、
    前記色彩値推定処理では、前記RGB値の差が前記第1の閾値以下の場合は、前記第2パッチ群の各パッチを測定して得たRGB値と前記スキャナプロファイルとを用いて、色彩値を推定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の色彩値補正制御方法。
  3. 前記第1パッチ群の前記特定パッチを測定して得たRGB値と当該特定パッチに対応する前記第2パッチ群の各パッチを測定して得たRGB値との差のばらつきが、予め定めた第2の閾値を超えるか否かを判定する第2の判定処理を更に実行し、
    前記色彩値推定処理では、前記RGB値の差が前記第1の閾値以下、かつ、前記RGB値の差のばらつきが前記第2の閾値を超える場合は、前記第2パッチ群の各パッチを測定して得たRGB値と前記スキャナプロファイルとを用いて、色彩値を推定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の色彩値補正制御方法。
  4. 前記色彩値の補正量に基づいて、前記第1パッチ群の各パッチを測定して得たRGB値と前記スキャナプロファイルとを用いて推定した色彩値を補正する補正適用処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の色彩値補正制御方法。
  5. 補正後の色彩値と所定の色認証規格で定められる色彩値との色相差及び/又は色差に基づいて色検証を行う色検証処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の色彩値補正制御方法。
  6. 前記チャート生成処理では、前記特定パッチを除く前記第1パッチ群の各パッチの画像を生成した後、前記第2パッチ群の各パッチ及び前記特定パッチの画像を合成して、前記チャートのデータを生成する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の色彩値補正制御方法。
  7. 前記チャート生成処理では、カラーマネージメント後のCMYK値に基づいて、前記特定パッチを除く前記第1パッチ群の各パッチの画像を生成する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の色彩値補正制御方法。
  8. 前記チャート生成処理では、前記印刷媒体に応じて、前記第2パッチ群に配置するパッチのCMYK値及び/又はパッチ数を変化させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載の色彩値補正制御方法。
  9. 前記チャート生成処理では、前記第1パッチ群の前記特定パッチの配列を、前記第2パッチ群のパッチの配列と同じにする、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一に記載の色彩値補正制御方法。
  10. 印刷媒体にチャートを印刷する印刷部と、前記チャートを測定してRGB値を取得するスキャナと、前記チャートを測定してL*a*b*値又はXYZ値からなる色彩値を取得する測色器と、を含む印刷システム内の装置で動作する色彩値補正制御プログラムであって、
    前記装置に、
    前記チャートのデータを生成するチャート生成処理、
    前記データに基づいて前記印刷部が印刷した前記チャートを前記スキャナが測定して得たRGB値と予め記憶したスキャナプロファイルとを用いて、色彩値を推定する色彩値推定処理、
    前記チャートを前記測色器が測定して得た色彩値と前記推定した色彩値とに基づいて、色彩値の補正量を算出する補正量算出処理、を実行させ、
    前記チャート生成処理では、色評価に用いるRGB値を取得するための第1サイズの複数のパッチからなる第1パッチ群と、前記第1サイズよりも大きい第2サイズの複数のパッチからなる第2パッチ群と、を備え、前記第1パッチ群に、前記第2パッチ群の各パッチと同じCYMK値の特定パッチを含むチャートのデータを生成し、
    前記色彩値推定処理では、前記第1パッチ群の前記特定パッチを測定して得たRGB値と前記スキャナプロファイルとを用いて、色彩値を推定し、
    前記補正量算出処理では、前記第2パッチ群の各パッチを測定して得た前記色彩値と前記推定した色彩値とに基づいて、色彩値の補正量を算出する、
    ことを特徴とする色彩値補正制御プログラム。
  11. 前記装置に、更に、
    前記第1パッチ群の前記特定パッチを測定して得たRGB値と当該特定パッチに対応する前記第2パッチ群の各パッチを測定して得たRGB値との差が、予め定めた第1の閾値を超えるか否かを判定する第1の判定処理を実行させ、
    前記色彩値推定処理では、前記RGB値の差が前記第1の閾値以下の場合は、前記第2パッチ群の各パッチを測定して得たRGB値と前記スキャナプロファイルとを用いて、色彩値を推定する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の色彩値補正制御プログラム。
  12. 前記装置に、更に、
    前記第1パッチ群の前記特定パッチを測定して得たRGB値と当該特定パッチに対応する前記第2パッチ群の各パッチを測定して得たRGB値との差のばらつきが、予め定めた第2の閾値を超えるか否かを判定する第2の判定処理を実行させ、
    前記色彩値推定処理では、前記RGB値の差が前記第1の閾値以下、かつ、前記RGB値の差のばらつきが前記第2の閾値を超える場合は、前記第2パッチ群の各パッチを測定して得たRGB値と前記スキャナプロファイルとを用いて、色彩値を推定する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の色彩値補正制御プログラム。
  13. 前記装置に、更に、
    前記色彩値の補正量に基づいて、前記第1パッチ群の各パッチを測定して得たRGB値と前記スキャナプロファイルとを用いて推定した色彩値を補正する補正適用処理を実行させる、
    ことを特徴とする請求項10乃至12のいずれか一に記載の色彩値補正制御プログラム。
  14. 前記装置に、更に、
    補正後の色彩値と所定の色認証規格で定められる色彩値との色相差及び/又は色差に基づいて色検証を行う色検証処理を実行させる、
    ことを特徴とする請求項13に記載の色彩値補正制御プログラム。
  15. 前記チャート生成処理では、前記特定パッチを除く前記第1パッチ群の各パッチの画像を生成した後、前記第2パッチ群の各パッチ及び前記特定パッチの画像を合成して、前記チャートのデータを生成する、
    ことを特徴とする請求項10乃至14のいずれか一に記載の色彩値補正制御プログラム。
  16. 前記チャート生成処理では、カラーマネージメント後のCMYK値に基づいて、前記特定パッチを除く前記第1パッチ群の各パッチの画像を生成する、
    ことを特徴とする請求項15に記載の色彩値補正制御プログラム。
  17. 前記チャート生成処理では、前記印刷媒体に応じて、前記第2パッチ群に配置するパッチのCMYK値及び/又はパッチ数を変化させる、
    ことを特徴とする請求項10乃至16のいずれか一に記載の色彩値補正制御プログラム。
  18. 前記チャート生成処理では、前記第1パッチ群の前記特定パッチの配列を、前記第2パッチ群のパッチの配列と同じにする、
    ことを特徴とする請求項10乃至17のいずれか一に記載の色彩値補正制御プログラム。
  19. 印刷媒体にチャートを印刷する印刷部と、前記チャートを測定してRGB値を取得するスキャナと、前記チャートを測定してL*a*b*値又はXYZ値からなる色彩値を取得する測色器と、を含む画像形成装置であって、
    前記チャートのデータを生成するチャート生成部と、
    前記データに基づいて前記印刷部が印刷した前記チャートを前記スキャナが測定して得たRGB値と予め記憶したスキャナプロファイルとを用いて、色彩値を推定する色彩値推定部と、
    前記チャートを前記測色器が測定して得た色彩値と前記推定した色彩値とに基づいて、色彩値の補正量を算出する補正量算出部と、を備え、
    前記チャート生成部は、色評価に用いるRGB値を取得するための第1サイズの複数のパッチからなる第1パッチ群と、前記第1サイズよりも大きい第2サイズの複数のパッチからなる第2パッチ群と、を備え、前記第1パッチ群に、前記第2パッチ群の各パッチと同じCYMK値の特定パッチを含むチャートのデータを生成し、
    前記色彩値推定部は、前記第1パッチ群の前記特定パッチを測定して得たRGB値と前記スキャナプロファイルとを用いて、色彩値を推定し、
    前記補正量算出部は、前記第2パッチ群の各パッチを測定して得た前記色彩値と前記推定した色彩値とに基づいて、色彩値の補正量を算出する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  20. 前記第1パッチ群の前記特定パッチを測定して得たRGB値と当該特定パッチに対応する前記第2パッチ群の各パッチを測定して得たRGB値との差が、予め定めた第1の閾値を超えるか否かを判定する判定部を更に備え、
    前記色彩値推定部は、前記RGB値の差が前記第1の閾値以下の場合は、前記第2パッチ群の各パッチを測定して得たRGB値と前記スキャナプロファイルとを用いて、色彩値を推定する、
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 前記判定部は、更に、前記第1パッチ群の前記特定パッチを測定して得たRGB値と当該特定パッチに対応する前記第2パッチ群の各パッチを測定して得たRGB値との差のばらつきが、予め定めた第2の閾値を超えるか否かを判定し、
    前記色彩値推定部は、前記RGB値の差が前記第1の閾値以下、かつ、前記RGB値の差のばらつきが前記第2の閾値を超える場合は、前記第2パッチ群の各パッチを測定して得たRGB値と前記スキャナプロファイルとを用いて、色彩値を推定する、
    ことを特徴とする請求項20に記載の画像形成装置。
  22. 前記色彩値の補正量に基づいて、前記第1パッチ群の各パッチを測定して得たRGB値と前記スキャナプロファイルとを用いて推定した色彩値を補正する補正適用部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項19乃至21のいずれか一に記載の画像形成装置。
  23. 補正後の色彩値と所定の色認証規格で定められる色彩値との色相差及び/又は色差に基づいて色検証を行う色検証部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項22に記載の画像形成装置。
  24. 前記チャート生成部は、前記特定パッチを除く前記第1パッチ群の各パッチの画像を生成した後、前記第2パッチ群の各パッチ及び前記特定パッチの画像を合成して、前記チャートのデータを生成する、
    ことを特徴とする請求項19乃至23のいずれか一に記載の画像形成装置。
  25. 前記チャート生成部は、カラーマネージメント後のCMYK値に基づいて、前記特定パッチを除く前記第1パッチ群の各パッチの画像を生成する、
    ことを特徴とする請求項24に記載の画像形成装置。
  26. 前記チャート生成部は、前記印刷媒体の種別に応じて、前記第2パッチ群に配置するパッチのCMYK値及び/又はパッチ数を変化させる、
    ことを特徴とする請求項19乃至25のいずれか一に記載の画像形成装置。
  27. 前記チャート生成部は、前記第1パッチ群の前記特定パッチの配列を、前記第2パッチ群のパッチの配列と同じにする、
    ことを特徴とする請求項19乃至26のいずれか一に記載の画像形成装置。
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