JP6079281B2 - 熱転写受像シート - Google Patents

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Description

本発明は、熱転写受像シートに関する。
熱転写を利用した画像の形成方法として、記録材としての昇華型染料を基材上に担持させた熱転写シートと、紙やプラスチックフィルム等の基材上に受容層を設けた熱転写受像シートとを互いに重ね合わせてフルカラー画像を形成する昇華型熱転写方式が知られている。この方法は昇華性染料を色材としているため中間調の再現性や階調性に優れており、原稿通りのフルカラー画像を受像シート上に鮮明に表現することができるので、デジタルカメラ、ビデオ、コンピューター等のカラー画像形成に応用されている。その画像は、銀塩写真に匹敵する高品質なものである。
ところで、上記昇華型熱転写方式を用いた画像形成時において、熱転写シートの染料層と熱転写受像シートの受容層との離型性が低い場合には、熱転写シートの染料層が熱転写受像シートの受容層に貼りつき、画像形成後に染料層を受容層から剥離する際に、剥離音、走行不良、剥離痕の発生等の問題が生じうる。これ以外にも、受容層に染料層が貼りついて染料層が層として転写されてしまう異常転写の問題が生じうる。これらの点から、熱転写シートの染料層と熱転写受像シートの受容層との間には良好な離型性が要求されている。
染料層と受容層との離型性を向上させるためには、受容層に離型剤を含有させることが好ましいとされており、現在までに、各種の離型剤が提案されている。この離型剤は、液体滑剤、固体滑剤に大別される。離型性に優れる液体滑剤としては、例えば、特許文献1に提案がされているシリコーンオイルが知られている。
しかしながら、シリコーンオイル等の液体滑剤は、受容層中に液体の状態で存在しており画像形成時に染料層側にとられやすく、例えば、液体滑剤を含有する受容層に1次色、2次色、3次色と各色の染料を順次転写していった場合には、受容層に含有されている液体滑剤の絶対量は段階的に低下していくこととなる。具体的には、1次色の画像形成時に受容層に含有されている液体滑剤の一部は染料層側にとられ、2次色の画像形成時に受容層に含有されている液体滑剤の絶対量は、1次色の画像形成時に受容層に含有されている液体滑剤の絶対量よりも少なくなる。また、2次色の画像形成時にも受容層に含有されている液体滑剤の一部は染料層側にとられ、3次色の画像形成時に受容層に含有されている液体滑剤の絶対量は、2次色の画像形成時に受容層に含有されている液体滑剤の絶対量よりもさらに少なくなる。つまり、画像形成時に染料層側にとられやすい液体滑剤を受容層に含有させた場合には、1次色の画像形成時における離型性を、3次色の画像形成時まで良好な状態で保つことができず、安定した離型性の付与の観点からは不十分なものであった。
また、近時、受容層に形成された熱転写画像の保護を目的として、保護層を備える保護層転写シートを用いて、受容層上に保護層を設ける試みもなされているが、液体滑剤を含有する受容層では、保護層との接着性を十分に満足させることができないといった問題が内在している。
これらの点を考慮すると、液体滑剤にかえて、固体滑剤を受容層に含有させることが有効であるように考えられる。しかしながら、例えば、特許文献2に提案がされているような、カルナウバワックス、パラフィンワックス、カルボキシル基含有パラフィンワックス、およびカルボキシル基含有ポリエチレンワックス等のワックス類や、フッ素化合物等の公知の固体滑剤を含有する受容層は、上記シリコーンオイル等の液体滑剤を含有する受容層と比較して、熱転写シートの染料層との離型性が低く、離型性の点からは不十分なものであった。
特開2007−90650号公報 特開2010−269583号公報
本発明はこのような状況においてなされたものであり、保護層との接着性や、熱転写シートの染料層との離型性が良好であり、かつ、各色の染料を順次転写していったときに、この良好な離型性を安定して保つことができる熱転写受像シートを提供することを主たる課題とする。
上記課題を解決するための本発明は、支持体の一方の面に受容層が設けられた熱転写受像シートであって、前記受容層は、バインダー樹脂と、離型剤と、シリコーンオイルとを含有しており、前記離型剤が、ソルビタンモノステアレート、又は下式(i)で示されるステアリン酸モノアマイドであり、前記受容層が、前記バインダー樹脂100質量%に対し、5質量%以上8質量%以下の範囲内で前記ソルビタンモノステアレート、又は前記ステアリン酸モノアマイドを含有しており、また、2質量%以上4質量%以下の範囲内で前記シリコーンオイルを含有していることを特徴とする。
RCONH 2 ・・・式(i)
(式中のRは、ステアリン酸残基である)
本発明の熱転写受像シートによれば、保護層との接着性や、熱転写シートの染料層との離型性が良好であり、かつ、各色の染料を順次転写していったときに、この良好な離型性を安定して保つことができる
本発明の熱転写受像シートの一例を示す概略断面図である。 本発明の熱転写受像シートの一例を示す概略断面図である。
以下に、本発明の熱転写受像シートについて詳細に説明する。図1、図2に示すように本発明の熱転写受像シート100は、支持体1の一方の面に受容層2が設けられた構成をとる。そして本発明では、受容層2が、バインダー樹脂と、離型剤とを含有しており、当該離型剤が、ソルビタンモノ脂肪酸エステル及び/又は脂肪酸モノアマイドであることを特徴とする。以下、本発明の熱転写受像シート100の各構成について具体的に説明する。
(支持体)
支持体1は、受容層2、及び任意の構成である裏面層8を支持することができるものであればよく特に限定はない。例えば、支持体1は、図1に示すように、基材11、接着層12、フィルム13がこの順で積層された積層構造をとるものであってもよく、図2に示すようにフィルム13、接着層12、基材11、接着層12、フィルム13がこの順で積層された積層構造をとるものであってもよい。また、単層構造をとるものであってもよい。単層構造の支持体1としては、例えば、基材11からなる支持体1や、フィルム13からなる支持体1などを挙げることができる。
「基材」
基材11としては、上質紙、コート紙、レジンコート紙、アート紙、キャストコート紙、板紙、合成紙(ポリオレフィン系、ポリスチレン系)、合成樹脂又はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、セルロース繊維紙等を挙げることができる。基材11の厚みについて特に限定はなく、通常10μm〜300μm程度である。特に好ましくは、110μm〜140μmの厚さである。また、本発明においては、市販の基材を用いることもでき、例えば、RC紙ペーパー(三菱製紙(株)製、商品名:STF−150)、コート紙(日本製紙(株)製、商品名:オーロラコート)等を好適に使用可能である。
「フィルム」
フィルム13としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等の耐熱性の高いポリエステル、ポリオレフィン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレン誘導体、ポリアミド、ポリメチルペンテン等のプラスチックの延伸または未延伸フィルムや、これらの合成樹脂に白色顔料や充填剤を加えて成膜した白色不透明フィルム、内部にミクロボイドを有するフィルム等を挙げることができる。
支持体1が、図1、図2に示す構成をとる場合には、受容層2側に積層されるフィルム13は、ボイドを有するフィルムであることが好ましい。ボイドを有するフィルムとしては、以下に示す二つの方法により、ボイド(微細空孔)を生じさせることができる。一つは、ポリマー中に無機微粒子を混練し、そのコンパウンドを延伸するときに無機微粒子を核としてミクロボイドを生じさせる方法である。もう一つは、主体とする樹脂に対して非相溶なポリマー(一種類でも複数でも良い)をブレンドしたコンパウンドを作成する。このコンパウンドは微視的にみるとポリマー同士が微細な海島構造を形成している。このコンパウンドを延伸すると海島界面の剥離または、島を形成するポリマーの大きな変形によってミクロボイドが発生するものである。上記のミクロボイドを有するフィルムの厚さは、通常10μm〜100μm程度で、好ましくは20μm〜50μmである。
「接着層」
基材11とフィルム13との間には、接着層12が設けられていることが好ましい。基材11とフィルム13とを貼り合わせて接着するための接着層は、接着剤を含んでおり接着機能を有する。接着剤成分としては、例えば、ウレタン系樹脂、α−オレフィン−無水マレイン酸樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウリア系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、シアノアクリレート系樹脂等を挙げることができる。中でもアクリル系樹脂の反応型のものや、変性したもの等を好ましく使用することができる。また、接着剤は硬化剤を用いて硬化させると、接着力も向上し、耐熱性も上がるため好ましい。硬化剤としては、イソシアネート化合物が一般的であるが、脂肪族アミン、環状脂肪族アミン、芳香族アミン、酸無水物等を使用することができる。
接着層12の厚みは、通常、乾燥状態で2g/m2〜10g/m2程度である。接着層の形成は、一般的に行われている塗工手段を用いることができ、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の手段により、塗工し、乾燥することで得ることができる。
(受容層)
支持体1上には受容層2が設けられている。受容層2は本発明で用いられる熱転写受像シート100における必須の構成である。本発明では、受容層2は、バインダー樹脂と、離型剤とを含有している。
「バインダー樹脂」
受容層2に含まれるバインダー樹脂としては、熱転写シートの染料層の染料を受容し易い従来公知の樹脂材料を使用することができる。例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニルもしくはポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体もしくはポリアクリル酸エステル等のビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレートもしくはポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンもしくはプロピレン等のオレフィンと他のビニルポリマーとの共重合体系樹脂、アイオノマーもしくはセルロースジアスターゼ等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート、アクリル系樹脂等の溶剤系の樹脂を挙げることができる。
また、これ以外にも、水溶性樹脂、水溶性高分子、水系樹脂などの樹脂をバインダー樹脂として用いることもできる。これらの樹脂を受容層2に含ませることで、本発明の熱転写受像シート100を用いて形成される画像に高い光沢感を付与することができる。水溶性樹脂、水溶性高分子としてはポリビニルピロリドン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ゼラチンなどを挙げることができる。水系樹脂とは、塩ビ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂等のエマルジョン、或いはディスパージョンなど溶媒の一部が水で構成されているものを挙げることができる。なお、上記水系樹脂は、例えば、溶剤系樹脂を含む溶液をホモジナイザーなどの方法によって分散し調製することで形成することができる。
上記で説明した各種のバインダー樹脂は、受容層2の固形分総量に対し、50質量%以上95質量%以下の範囲内で含有されていることが好ましい。特に、水溶性樹脂、水溶性高分子、或いは水系樹脂の含有量を上記範囲内とすることで、形成される画像により高い光沢感を付与することができる。これ以外のバインダー樹脂を用いる場合についても同様である。
また、バインダー樹脂は、各種の硬化剤によって硬化された硬化型のバインダー樹脂であってもよい。硬化型のバインダー樹脂を受容層2に含有せしめることで、後述する離型剤としてのソルビタンモノ脂肪酸エステル及び/又は脂肪酸モノアマイドの、受容層2中における保持力を向上させることができる。なお、本発明では、離型剤として、ソルビタンモノ脂肪酸エステル及び/又は脂肪酸モノアマイドが含有されている点を特徴とするものであり、硬化型のバインダー樹脂によって離型剤の保持力を向上させない場合であっても、以下で説明する効果を奏することが可能であり、受容層2に含有されているバインダー樹脂が、硬化型のバインダー樹脂であることに限定されるものではない。
「離型剤」
受容層には、(1)染料層と受容層との離型性が良好であること、(2)各色の染料を順次受容層上に転写していった際に、染料層と受容層との離型性が低下しないこと、換言すれば、2次色、或いは3次色の画像形成時の離型性が、1次色の画像形成時の離型性から低下しないこと、(3)受容層上に保護層を転写する場合において、受容層と保護層との接着性が良好であること、の3つの機能が要求されている。以下、これらの機能を(1)の機能、(2)の機能、(3)の機能という場合がある。
本発明で受容層2の説明にあたり、まずはじめに、離型剤として、従来公知の液体滑剤、例えば、離型性に優れるシリコーンオイル等を受容層に含有せしめた場合における問題点を挙げ、固体滑剤であるソルビタンモノ脂肪酸エステル及び/又は脂肪酸モノアマイドを含有する本発明の熱転写受像シート100の受容層2の優位性について説明する。
シリコーンオイル等の液体滑剤は、受容層中において液体の状態で存在していることから、通常、固体滑剤と比較して高い離型性を有するものの、液体であるがゆえに、画像形成時に染料層にとられやすく、受容層上に各色の染料を順次転写していった場合には、受容層に含有されている液体滑剤の絶対量は画像形成を行うたびに減少していく。例えば、受容層に1次色、2次色、3次色の画像形成を行っていく場合には、1次色の画像形成時において、受容層に含有されている液体滑剤の一部がとられ、2次色の画像形成時に受容層に含有されている液体滑剤の絶対量は、1次色の画像形成時に受容層に含有されている液体滑剤の絶対量よりも少なくなる。そして、この液体滑剤の絶対量の低下により、2次色の画像形成時における離型性は1次色の画像形成時における離型性よりも低くなる。同様の理由から、3次色の画像形成時における離型性は、1次色、2次色の画像形成時における離型性よりも低くなる。つまり、液体滑剤を含有する受容層においては、上記(2)の機能を満たすことが困難となる。
また、液体滑剤を含有している受容層は、当該受容層上に任意に転写される保護層との接着性が低く、良好な接着強度をもって受容層上に保護層を転写することができない問題がある。つまり、液体滑剤を含有する受容層では、上記(3)の機能を満たすことが困難となる。液体滑剤を含有していることで、保護層との接着性が低下する詳細なメカニズムは明らかではないが、受容層の表面に存在している離型剤の存在形態が、保護層との接着性に大きな影響を与えているものと推察される。具体的には、液体滑剤、固体滑剤にかかわらず離型性を付与することができる離型剤は、保護層との接着性が低く、単純に保護層との接着性を向上させるためには、受容層の表面に離型剤が存在していないこと、或いは接着界面に存在している離型剤が少ないことが望ましいと考えられる。しかしながら、液体滑剤を含有する受容層の表面に着目すると、液体滑剤を含有する受容層の表面には、その全体に液体滑剤が存在しており、表面全体に存在している液体滑剤によって、保護層と受容層との接着性が低下するものと推察される。
一方で、固体滑剤は、受容層上に画像形成を行う際に染料層側にとられにくいことから、上記(2)の要求を満たすことができる。また、固体滑剤を含有している受容層の表面に着目すると、固体滑剤は受容層の表面に島状に存在していることから、固体滑剤が存在していない領域において受容層と保護層との接着性を保つことができ、液体滑剤を含有する受容層よりも、保護層との接着性を向上させることができる。なお、このことは、固体滑剤であれば、保護層との接着性を良好とすることができることを意味するものではなく、後述するように、固体滑剤の成分によっては、上記のように受容層の表面に島状に固体滑剤が存在している場合であっても保護層との接着性を向上させることができない場合がある。
上記のように固体滑剤は、画像形成時に染料層にとられにくく、また、保護層との接着性が液体滑剤を含有する受容層と比較して高いといった性質を有するものの、固体滑剤は、シリコーンオイル等の液体滑剤と比較して、受容層に付与される離型性が低く、液体滑剤を併用することなく、固体滑剤を単独で受容層に含有せしめた場合には、染料層と受容層との離型性を十分に満足させることができない。つまり、上記(1)の機能が、液体滑剤と比較して低いといった問題を有する。
そこで、本発明では、受容層2が、ソルビタンモノ脂肪酸エステル及び/又は脂肪酸モノアマイドを含有していることを必須の条件としている。固体滑剤であるソルビタンモノ脂肪酸エステルや脂肪酸モノアマイドは、画像形成時に染料層側にとられにくい性質を有することから、各色の染料を順次転写していったときに、離型性の低下を引き起こすことなく、受容層2に安定した離型性を付与することができる。つまり、上記(2)の機能を発現させることができる。また、受容層2に含有されているソルビタンモノ脂肪酸エステル及び/又は脂肪酸モノアマイドは、これ以外の他の固体滑剤と比較して離型性が高く、受容層2に液体滑剤を含有させない場合であっても、受容層2に良好な離型性を付与することができる。つまり、上記(1)の機能を発現させることができる。
また、ソルビタンモノ脂肪酸エステル及び/又は脂肪酸モノアマイドを含有する受容層2によれば、当該受容層上に保護層転写シートを用いて保護層を転写した時に、受容層2上に保護層を良好な接着性をもって転写せしめることができる。本発明における受容層2において、保護層との良好な接着性が発現される詳細なメカニズムは現在のところ必ずしも明らかではないが、以下の2つの要因によるものと推察される。
第1の要因としては、ソルビタンモノ脂肪酸エステル、及び脂肪酸モノアマイドが固体滑剤である点を挙げることができる。具体的には、これらの固体滑剤を含有している受容層2の表面に着目すると、固体滑剤であるソルビタンモノ脂肪酸エステルや脂肪酸モノアマイドは、受容層2の表面に島状に存在しており、受容層2の表面は、ソルビタンモノ脂肪酸エステルや脂肪酸モノアマイドが存在していない領域を有している。換言すれば、受容層2の表面には、バインダー樹脂が最表面に露出している領域が存在している。バインダー樹脂は、ソルビタンモノ脂肪酸エステルや脂肪酸モノアマイドと比較して、保護層との接着性が高いことから、バインダー樹脂が表面に露出している領域において、保護層と受容層2とを良好な接着性で接着させることができるものと推察される。
第2の要因としては、ソルビタンモノ脂肪酸エステル及び/又は脂肪酸モノアマイドが、受容層2と保護層との接着性を妨げない性質を有している点を挙げることができる。そして、上記第1の要因と、第2の要因との相乗効果によって、本発明では、受容層と保護層との良好な接着性が発現されるものと推察される。なお、保護層2がソルビタンモノ脂肪酸エステル、脂肪酸モノアマイド以外の固体滑剤を含有している場合において、当該固体滑剤が、受容層と保護層との接着性を妨げる働きをしている場合には、たとえ、受容層に固体滑剤を含有せしめた場合であっても、受容層と保護層とを良好な接着性をもって接着せしめることができない。このことは、後述する実施例で、保護層に固体滑剤を含有させた場合であっても、受容層と保護層とを十分に接着せしめることができない場合があることからも明らかである。
以上を纏めると、ソルビタンモノ脂肪酸エステル及び/又は脂肪酸モノアマイドを含有する受容層によれば、画像形成における染料層との離型性が高く、また、各色の染料を順次受容層上に転写していった際でも、この良好な離型性を低下させることなく維持することができる。さらには、この受容層2によれば、保護層との良好な接着性を発現させることができる。つまり、上記(1)〜(3)の全ての機能を、同時に発現させることができる。以下、ソルビタンモノ脂肪酸エステル、脂肪酸モノアマイドについて具体的な例を挙げつつ説明する。
<ソルビタンモノ脂肪酸エステル>
ソルビタンモノ脂肪酸エステルは、以下の一般式(1)で示される化合物であり、ソルビタンと、RCOOHで示される脂肪酸とのモノエステルである。当該ソルビタンモノ脂肪酸エステルには、直鎖状、又は分岐状の脂肪酸残基が含まれる。なお、ソルビタンモノ脂肪酸エステルに含まれる脂肪酸残基とは、一般式(1)中における「RCOO」を意味する。
Figure 0006079281
本発明では、受容層2にソルビタンモノ脂肪酸エステルにかえて、又はこれとともに受容層に脂肪酸モノアマイドを含有させることで、上記(1)〜(3)の機能を発現させることができる。なお、受容層2に、ソルビタンモノ脂肪酸エステルにかえて、ソルビタンと脂肪酸とのジエステルであるソルビタンジ脂肪酸エステルや、ソルビタンと脂肪酸とのトリエステルであるソルビタントリ脂肪酸エステルのみを受容層に含有せしめた場合には、上記(1)、(2)の機能、特には、上記(2)の機能を発現させることができない。
ソルビタンモノ脂肪酸エステルの脂肪酸残基の炭素鎖長について特に限定はないが、脂肪酸残基の炭素鎖長が22を超える場合には、受容層2と染料層との離型性が低下する傾向にある。この点を考慮すると、ソルビタンモノ脂肪酸エステルの脂肪酸残基の炭素鎖長は22以下であることが好ましい。このような炭素鎖長を有する脂肪酸残基としては、例えば、ラウリン酸残基、パルミチン酸残基、ステアリン酸残基、オレイン酸残基、カプリル酸残基、ミリスチン酸残基、ベヘン酸残基、エルカ酸残基等を挙げることができる。
また、受容層2には、炭素鎖長等が異なる2種以上のソルビタンモノ脂肪酸エステルを含有させることができる。例えば、受容層2が、ソルビタンモノステアレートと、ソルビタンモノオレエートとを含有していてもよい。
<脂肪酸モノアマイド>
脂肪酸モノアマイドは、以下の一般式(2)で示される化合物である。当該脂肪酸モノアマイドには、直鎖状、又は分岐状の脂肪酸残基が含まれる。なお、脂肪酸モノアマイドに含まれる脂肪酸残基とは、一般式(2)中における「RCO」を意味する。
Figure 0006079281
本発明における脂肪酸モノアマイドは、一般式(2)で示される構造の化合物を指し、これ以外の構造の脂肪酸アマイドは含まれない。一般式(2)以外の構造の脂肪酸アマイドとしては、例えば、脂肪酸置換アマイド、脂肪酸ビスアマイド、脂肪酸メチロールアマイド、脂肪酸エステルアマイド、脂肪酸置換尿素化合物等を挙げることができる。なお、一般式(2)で示される脂肪酸モノアマイドにかえて、受容層2に一般式(2)以外の構造の脂肪酸アマイドのみを含有させた場合には、離型性、保護層との接着性の何れか一方の機能、及び双方の機能を満足させることができない。
脂肪酸モノアマイドの脂肪酸残基については、上記ソルビタンモノ脂肪酸エステルと同じものを挙げることができ、ここでの詳細な説明は省略する。
また、受容層2には、炭素鎖長等が異なる2種以上の脂肪酸モノアマイドを含有させることができる。例えば、受容層が、ステアリン酸アマイドと、オレイン酸アマイドとを含有していてもよい。また、受容層2は、ソルビタンモノ脂肪酸エステルと、脂肪酸モノアマイドの何れか一方のみを含有していていてもよく、双方を含有していてもよい。
また、受容層2には、ソルビタンモノ脂肪酸エステル、脂肪酸モノアマイド以外の他の離型剤を含有させることもできる。他の離型剤としては、シリコーンオイル、ポリエチレンワックス、アミドワックス、弗素系やリン酸エステル系の界面活性剤等を挙げることができる。中でも、ソルビタンモノ脂肪酸エステル、脂肪酸モノアマイドとともに、シリコーンオイルを併用して受容層に含有させることで、離型性の更なる向上が見込まれる。特に、ソルビタンモノ脂肪酸エステル及び/又は脂肪酸モノアマイドとともに、シリコーンオイルを含有する受容層2によれば、シリコーンオイルを含有していない受容層2と比較して、各色の染料を順次転写していったときの離型性を、より安定した状態で保つことできる。つまり、上記(2)の機能に優れる。
なお、シリコーンオイルは液体滑剤であることから、受容層2のバインダー樹脂の固形分100質量%に対し、シリコーンオイルの含有量が4質量%を超えると、保護層との接着性が低下してしまう。また、シリコーンオイルの含有量が1質量%未満である場合には、シリコーンオイルを含有せしめることで更なる向上が見込まれる上記(2)機能を十分に発現させることができない。したがって、この点を考慮すると、シリコーンオイルの含有量は、バインダー樹脂の固形分100質量%に対し、1質量%以上4質量%以下であることが好ましい。
なお、上記シリコーンオイルとして、各種の変性シリコーンを用いることもできる。変性シリコーンオイルは、反応性シリコーンオイルと非反応性シリコーンオイルとに分けられ、反応性シリコーンオイルとしては、アミノ変性、エポキシ変性、カルボキシル変性、カルビノール変性、メタクリル変性、メルカプト変性、フェノール変性、片末端反応性、異種官能基変性等が挙げられる。非反応性シリコーンオイルとしては、ポリエーテル変性、メチルスチリル変性、アルキル変性、高級脂肪酸エステル変性、親水性特殊変性、高級アルコキシ変性、高級脂肪酸変性、フッ素変性等が挙げられる。
受容層2にシリコーンオイルが含有されている場合において、当該シリコーンオイルが、受容層中のバインダー樹脂の固形分100質量%に対し、1質量%以上4質量%以下の範囲内で含有されている場合には、当該受容層2は、ソルビタンモノ脂肪酸エステル及び/又は脂肪酸モノアマイドを、受容層中のバインダー樹脂100質量%に対し、2質量%以上8質量%以下の範囲内で含有していることが好ましい。
シリコーンオイル、ソルビタンモノ脂肪酸エステル及び/又は脂肪酸モノアマイドを上記範囲内で含有する受容層2によれば、保護層との接着性が極めて良好であり、かつ、各色の染料を順次転写していったときの離型性をさらに安定した状態で保つことができる。
なお、上記好ましい範囲外でシリコーンオイルを含有している場合、例えば、4質量%を超える量のシリコーンオイルが受容層2に含有されている場合であっても、シリコーンオイルを含有していない受容層2よりも、離型性の安定性は良好となる。また、シリコーンオイルが上記好ましい範囲内で含有されている場合において、ソルビタンモノ脂肪酸エステル及び/又は脂肪酸モノアマイドが上記好ましい範囲外で含有されている場合であっても、シリコーンオイルを含有していない受容層よりも、離型性の安定性は良好となる。つまり、シリコーンオイルを含有している分だけ、離型性を安定した状態で保つ効果を向上させることができる。
一方、受容層2がシリコーンオイルを含有していない場合には、受容層2は、バインダー樹脂100質量%に対し、5質量%より多く15質量%よりも少ない範囲内でソルビタンモノ脂肪酸エステル及び/又は脂肪酸モノアマイドを含有していることが好ましい。含有量が5質量%以下である場合には、離型性が低下していく傾向にあり、15質量%以上である場合には、保護層との接着性が低下していく傾向にある。
受容層2には、さらに、これ以外の他の任意の成分が含有されていてもよい。他の任意の成分としては、例えば、ウレタンフィラーや、シリコーンフィラー等の各種フィラー、各種帯電防止剤、各種の離型剤等を挙げることができる。各種フィラーを含有する受容層によれば、染料層との摩擦力を調整することで、画像形成時における印画シワの発生を防止することができる。また、帯電防止剤を含有する受容層によれば、プリンタ内部での埃対策、電気特性の改良の点で有効である。
上記では、受容層2に、各種の硬化剤によって硬化された硬化型のバインダー樹脂を含有せしめた例を説明したが、各種の硬化剤によって硬化された硬化型のソルビタンモノ脂肪酸エステルや、脂肪酸モノアマイドを、受容層2に含有させることもできる。この場合でも、上記硬化型のバインダー樹脂を受容層2に含有せしめた場合と同様、受容層2中において、離型剤として機能するソルビタンモノ脂肪酸エステルや脂肪酸モノアマイドの保持力を向上させることができる。また、ソルビタンモノ脂肪酸エステルや脂肪酸モノアマイドと、バインダー樹脂の双方に反応する基を有する硬化剤を選択し、当該硬化剤によってバインダー樹脂と離型剤とを結びつけることによっても、受容層2中において、離型剤として機能するソルビタンモノ脂肪酸エステルや脂肪酸モノアマイドの保持力を向上させることもできる。また、ソルビタンモノ脂肪酸エステルや脂肪酸モノアマイド以外の任意の離型剤を硬化剤によって硬化させてもよい。
受容層2の形成方法についても特に限定はなく、上記で説明したバインダー樹脂、ソルビタンモノ脂肪酸エステル及び/又は脂肪酸モノアマイド、必要に応じて添加される各種の添加剤を、水または溶剤等の適当な溶媒に溶解または分散させて受容層用塗工液を調製し、これをグラビア印刷法、スクリーン印刷法またはグラビア版を用いたリバースコーティング法等の手段により、支持体1或いは任意の層上に塗工、乾燥して形成することができる。
受容層の厚みについても特に限定はないが、好ましい範囲としては、1μm〜10μm程度である。
(プライマー層)
図1、図2に示すように、支持体1と受容層2との間にプライマー層6が設けられていてもよい。プライマー層6を設けることで、支持体1と受容層2との接着性を向上させることができる。プライマー層6に含まれるバインダー樹脂としては、例えば、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エポキシ樹脂等を挙げることができる。また、プライマー層6は、水分散系のプライマー層であってもよく、溶剤分散系のプライマー層であってもよい。プライマー層6の厚みとしては、塗工量で、乾燥時0.1〜20g/m2程度が好ましい
(裏面層)
図1、図2に示すように、基材1の受容層2が設けられている側と反対側の面に裏面層8が設けられていてもよい。裏面層8は、本発明の熱転写受像シート100における任意の構成である。
裏面層8は、本発明の熱転写受像シートの用途等に応じて所望の機能を有するものを適宜選択して用いることができる。中でも、熱転写受像シートの搬送性向上機能や、カール防止機能を有する裏面層8を用いることが好ましい。このような機能をもつ裏面層8としては、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ハロゲン化ポリマー等の樹脂中に、添加剤として、ナイロンフィラー、アクリル系フィラー、ポリアミド系フィラー、フッ素系フィラー、ポリエチレンワックス、アミノ酸系粉体等の有機系フィラー、二酸化珪素や金属酸化物等の無機フィラーを加えたものが使用できる。また裏面層として、これらの樹脂をイソシアネート化合物やキレート化合物等の硬化剤により硬化したものを使用することもできる。裏面層8の厚みは、塗工量で、乾燥時0.1g/m2〜20g/m2程度、好ましくは、0.5g/m2〜10g/m2程度である。
以上、本発明の熱転写受像シートについて具体的に説明を行ったが、本発明は上記で説明した実施形態に限定されることはなく、本発明の趣旨を妨げない範囲内で種々の変形態様をとることができる。例えば、熱転写受像シート100は、各種の機能層、例えば、耐溶剤性を付与するためのバリア層(図示しない)等を有していてもよい。また、裏面層8を有していなくともよい。また、支持体1と裏面層8との間に、裏面プライマー層(図示しない)が設けられていてもよい。
以下に実施例と比較例を挙げて本発明を説明する。なお、文中の「部」は特に断りのない限り質量基準である。
(実施例1)
コート紙(三菱製紙株式会社製パールコートN:157.0g/m2)の一方の面上に35μmの多孔質ポリプロピレンフィルム(トヨパールSS 東洋紡績(株)製)を、また、該コート紙の他方の面上に50μmの白色ポリエチレンテレフタレート(ルミラーE63S 東レ(株)製)を、それぞれ下記組成の接着剤塗工液(塗工量:4g/m2(乾燥後))を用いて貼合した支持体を作成した。次いで、支持体の多孔質ポリプロピレンフィルムの面に、下記組成のプライマー層用塗工液を、バーコーターにより乾燥時塗工量2.0g/m2となるように塗工、乾燥(130℃、1分)してプライマー層を形成した。次いで、プライマー層上に、下記組成の受容層用塗工液1をバーコーターにより、乾燥時塗工量4.0g/m2となるように塗工、乾燥(110℃、1分)して受容層を形成した。また、支持体の受容層が設けられている面とは反対の面に、下記組成の裏面層用塗工液をバーコーターにより、塗工量2.0g/m2(乾燥後)となるように塗工、乾燥(110℃、1分)して裏面層を形成することで、実施例1の熱転写受像シートを得た。
<接着層用塗工液>
・ウレタン樹脂 30部
(タケラックA−969V 三井武田ケミカル(株)製)
・イソシアネート 10部
(タケネートA−5 三井武田ケミカル(株)製)
・酢酸エチル 60部
<プライマー層用塗工液>
・ポリエステル樹脂 50部
(ポリエスターWR−905 日本合成化学工業(株)製)
・酸化チタン 20部
(TCA888 (株)トーケムプロダクツ製)
・蛍光増白剤 1.2部
(ユビテックスBAC チバ・スペシャリティーケミカルズ(株)製)
・水/イソプロピルアルコール=1/1 28.8部
<受容層用塗工液1>
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合 20部
(ソルバインCN 日信化学工業(株))
・ステアリン酸アマイド 1部
(脂肪酸アマイドS 花王(株))
・シリコーンオイル 0.4部
(X−22−3000T 信越化学工業(株))
・トルエン 80部
・メチルエチルケトン 80部
<裏面層用塗工液>
・ポリビニルブチラール樹脂 10部
(♯3000−1 電気化学工業(株)製)
・キレート剤 4.3部
(テンカレート TP110)
・ナイロン12フィラー 2部
(NW330 神東塗料(株)製)
・トルエン/イソプロピルアルコール 83.7部
参考例2)
受容層用塗工液1のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))の配合量を1部から0.2部に変更した受容層用塗工液2を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、参考例2の熱転写受像シートを得た。
参考例3)
受容層用塗工液1のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))の配合量を1部から0.4部に変更した受容層用塗工液3を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、参考例3の熱転写受像シートを得た。
(実施例4)
受容層用塗工液1のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))の配合量を1部から1.6部に変更した受容層用塗工液4を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、実施例4の熱転写受像シートを得た。
参考例5)
受容層用塗工液1のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))の配合量を1部から2部に変更した受容層用塗工液5を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、参考例5の熱転写受像シートを得た。
参考例6)
受容層用塗工液1を下記組成の受容層用塗工液6に変更した以外は全て実施例1と同様にして、参考例6の熱転写受像シートを得た。
<受容層用塗工液6>
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合 20部
(ソルバインCN 日信化学工業(株))
・ステアリン酸アマイド 1部
(脂肪酸アマイドS 花王(株))
・トルエン 80部
・メチルエチルケトン 80部
参考例7)
受容層用塗工液6のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))の配合量を1部から1.2部に変更した受容層用塗工液7を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、参考例7の熱転写受像シートを得た。
参考例8)
受容層用塗工液6のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))の配合量を1部から2.8部に変更した受容層用塗工液8を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、参考例8の熱転写受像シートを得た。
参考例9)
受容層用塗工液6のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))の配合量を1部から2部に変更した受容層用塗工液9を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、参考例9の熱転写受像シートを得た。
参考例10)
受容層用塗工液6のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))の配合量を1部から3部に変更した受容層用塗工液10を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、参考例10の熱転写受像シートを得た。
参考例11)
受容層用塗工液1のシリコーンオイル(X−22−3000T 信越化学工業(株))の配合量を0.4部から0.1部に変更した受容層用塗工液11を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、参考例11の熱転写受像シートを得た。
参考例12)
受容層用塗工液1のシリコーンオイル(X−22−3000T 信越化学工業(株))の配合量を0.4部から0.2部に変更した受容層用塗工液12を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、参考例12の熱転写受像シートを得た。
(実施例13)
受容層用塗工液1のシリコーンオイル(X−22−3000T 信越化学工業(株))の配合量を0.4部から0.8部に変更した受容層用塗工液13を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、実施例13の熱転写受像シートを得た。
参考例14)
受容層用塗工液1のシリコーンオイル(X−22−3000T 信越化学工業(株))の配合量を0.4部から1部に変更した受容層用塗工液14を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、参考例14の熱転写受像シートを得た。
参考例15)
受容層用塗工液1のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))1部を、オレイン酸アマイド(脂肪酸アマイドON 花王(株))1部に変更した受容層用塗工液15を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、参考例15の熱転写受像シートを得た。
参考例16)
受容層用塗工液1のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))1部を、エルカ酸アマイド(脂肪酸アマイドE 花王(株))1部に変更した受容層用塗工液16を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、参考例16の熱転写受像シートを得た。
参考例17)
受容層用塗工液1のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))1部を、ベヘン酸アマイド(ダイヤミッドBH 日本化成(株))1部に変更した受容層用塗工液17を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、参考例17の熱転写受像シートを得た。
参考例18)
受容層用塗工液1のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))1部を、ラウリン酸アマイド(ダイヤミッドY 日本化成(株))1部に変更した受容層用塗工液18を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、参考例18の熱転写受像シートを得た。
参考例19)
受容層用塗工液1のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))1部を、パルミチン酸アマイド(ダイヤミッドBP 日本化成(株))1部に変更した受容層用塗工液19を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、参考例19の熱転写受像シートを得た。
(実施例20)
受容層用塗工液1のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))1部を、ステアリン酸アマイド(アマイドAP−1 日本化成(株))1部に変更した受容層用塗工液20を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、実施例20の熱転写受像シートを得た。
(実施例21)
受容層用塗工液1のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))1部を、ソルビタンモノステアレート(レオドールSP−S 10V 花王(株))1部に変更した受容層用塗工液21を用いた以外は、全て実施例1と同様にして、実施例21の熱転写受像シートを得た。
参考例22)
受容層用塗工液1のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))1部を、ソルビタンパルミテート(リケマールP−300 理研ビタミン(株))1部に変更した受容層用塗工液22を用いた以外は、全て実施例1と同様にして、参考例22の熱転写受像シートを得た。
参考例23)
受容層用塗工液21のソルビタンモノステアレート(レオドールSP−S 10V 花王(株))の配合量を1部から0.2部に変更した受容層用塗工液23を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、参考例23の熱転写受像シートを得た。
参考例24)
受容層用塗工液21のソルビタンモノステアレート(レオドールSP−S 10V 花王(株))の配合量を1部から0.4部に変更した受容層用塗工液24を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、参考例24の熱転写受像シートを得た。
(実施例25)
受容層用塗工液21のソルビタンモノステアレート(レオドールSP−S 10V 花王(株))の配合量を1部から1.6部に変更した受容層用塗工液25を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、実施例25の熱転写受像シートを得た。
参考例26)
受容層用塗工液21のソルビタンモノステアレート(レオドールSP−S 10V 花王(株))の配合量を1部から2.0部に変更した受容層用塗工液26を用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、参考例26の熱転写受像シートを得た。
(比較例1)
受容層用塗工液1にかえて、下記組成の受容層用塗工液Aを用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして比較例1の熱転写受像シートを得た。
<受容層用塗工液A>
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合 20部
(ソルバインCN 日信化学工業(株))
・トルエン 80部
・メチルエチルケトン 80部
(比較例2)
受容層用塗工液1にかえて、下記組成の受容層用塗工液Bを用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして比較例2の熱転写受像シートを得た。
<受容層用塗工液B>
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合 20部
(ソルバインCN 日信化学工業(株))
・シリコーンオイル 1.4部
(X−22−3000T 信越化学工業(株))
・トルエン 80部
・メチルエチルケトン 80部
(比較例3)
受容層用塗工液1のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))1部を、エチレンビスオレイン酸アマイド(スリパックスO 日本化成(株))1部に変更した受容層用塗工液Cを用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例3の熱転写受像シートを得た。
(比較例4)
受容層用塗工液1のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))1部を、エチレンビスステアリン酸アマイド(アルフローH−50TF 日油(株))1部に変更した受容層用塗工液Dを用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例4の熱転写受像シートを得た。
(比較例5)
受容層用塗工液1のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))1部を、メチロールステアリン酸アマイド(メチロールアマイド 日本化成(株))1部に変更した受容層用塗工液Eを用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例5の熱転写受像シートを得た。
(比較例6)
受容層用塗工液1のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))1部を、ソルビタントリステアレート(レオドールSP−S 30V 花王(株))1部に変更した受容層用塗工液Fを用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例6の熱転写受像シートを得た。
(比較例7)
受容層用塗工液1のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))1部を、ソルビタンジステアレート(レオドールSP−S 20V 花王(株))1部に変更した受容層用塗工液Gを用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例7の熱転写受像シートを得た。
(比較例8)
受容層用塗工液1のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))1部を、N,N'−ジオレイルアジピン酸アマイド(スリパックスZOA 日本化成(株))1部に変更した受容層用塗工液Hを用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例8の熱転写受像シートを得た。
(比較例9)
受容層用塗工液1のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))1部を、モノオレイン酸デカグリセリル(1−OV 日光ケミカルズ(株))1部に変更した受容層用塗工液Iを用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例9の熱転写受像シートを得た。
(比較例10)
受容層用塗工液1のステアリン酸アマイド(脂肪酸アマイドS 花王(株))1部を、デカオレイン酸デカグリセリル(10−OV 日光ケミカルズ(株))1部に変更した受容層用塗工液Jを用いて受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例10の熱転写受像シートを得た。
(熱転写シートの作成)
基材として厚さ4.5μmの易接着処理済みポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、この上に、下記組成の背面プライマー層を乾燥塗工量が0.05g/m2になるように塗工し、乾燥してプライマー層を形成した。続いて、下記組成の背面層用塗工液を乾燥塗工量が0.5g/m2になるように塗工し、背面層を形成した。次いで、前記基材の背面層を設けた側とは反対の面の一部に、下記組成のプライマー層用塗工液を、乾燥塗工量が0.10g/m2になるように塗工、乾燥してプライマー層を形成した。続いて、プライマー層上に、下記組成のイエロー(Y)染料層用塗工液、マゼンタ(M)染料層用塗工液、およびシアン(C)染料層用塗工液を、各層の乾燥塗工量が0.6g/m2になるように塗工、乾燥してこの順に面順次に繰返して形成した。また、前記基材の背面層を設けた側とは反対の面の他の一部に、グラビアコート法により下記組成の剥離層兼保護層用塗工液を、乾燥塗工量が1.2g/m2となるように塗工、乾燥して剥離層兼保護層を形成し、次いで、剥離層兼保護層上に、下記組成の接着層用塗工液を乾燥塗工量が1.0g/m2となるように塗工、乾燥して接着層を形成した。これにより、基材の一方の面に背面層が設けられ、基材の他方の面の一部にプライマー層、染料層(Y,M,C)がこの順で積層された積層体と、基材の他方の面の他の一部に剥離層兼保護層、接着層がこの順で積層された積層体が設けられた熱転写シートを得た。
<背面プライマー層>
・ポリビニルアルコール(固形分100%) 2.67部
(クラレポバールPVA−117、クラレ社製、固形分100%、重合度:1700)
・チタンキレート剤(固形分42質量%) 5.55部
(オルガチックスTC−300、マツモトファインケミカル社製)
・水 45.89部
・変性エタノール 45.89部
<背面層用塗工液>
モル当量比(―NCO/−OH);0.10
・ポリビニルアセタール樹脂(水酸基価12質量%) 60.8部
(エスレックKS−1 積水化学工業(株)製)
・ポリイソシアネート(NCO=17.3質量%) 4.2部
(バーノックD−750 大日本インキ化学工業(株)製)
・ステアリルリン酸亜鉛 10.0部
(LBT−1830精製 堺化学工業(株)製)
・ステアリン酸亜鉛 10.0部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・フィラー 5.0部
(MICRO ACE P−3 日本タルク工業(株)製)
・ポリエチレンワックス 10.0部
(ポリワックス3000 東洋アドレ(株)製)
・メチルエチルケトン 200部
・トルエン 100部
<プライマー層用塗工液>
・コロイダルシリカ(粒子径4〜6nm、固形分10%) 30部
(スノーテックスOXS、日産化学工業(株)製)
・ポリビニルピロリドン樹脂(K−90、ISP社製) 3部
・水 50部
・イソプロピルアルコール 17部
<イエロー染料層用塗工液(Y)>
・下記一般式(3)に示される染料 2.0部
・ポリビニルアセトアセタール樹脂 4.5部
(KS−5、積水化学工業(株)製)
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
Figure 0006079281
<マゼンタ染料層用塗工液(M)>
・下記一般式(4)に示される染料 2.0部
・ポリビニルアセトアセタール樹脂 4.5部
(KS−5、積水化学工業(株)製)
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
Figure 0006079281
<シアン染料層用塗工液(C)>
・下記一般式(5)に示される染料 2.0部
・ポリビニルアセトアセタール樹脂 4.5部
(KS−5、積水化学工業(株)製)
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
Figure 0006079281
<剥離層兼保護層用塗工液>
・ポリメチルメタクリル酸(重量平均分子量25000) 20部
(ダイヤナールBR−87 三菱レイヨン(株)
・メチルエチルケトン 40部
・トルエン 40部
<接着層用塗工液>
・ポリエステル樹脂 27部
(バイロン700 東洋紡績(株))
・UVA含有アクリル樹脂 7部
(PUVA−50M−40TM 大塚化学(株))
・UVA化合物 3.5部
(チヌビン900 チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株))
・シリカフィラー 0.5部
(サイリシア310P 富士シリシア(株))
・メチルエチルケトン 31部
・トルエン 31部
(離型性の評価(1))
上記で作成した熱転写シートと、各実施例、参考例及び比較例の熱転写受像シートとを組合せ、昇華型熱転写プリンタ(CW−01 ALTECH ADS(株))により、各実施例、参考例及び比較例の熱転写受像シートに2cm幅で縦ストライプ画像(黒ベタ画像((255/255階調)、グレー画像(180/255階調))を印画し、得られた印画物に剥離痕があるかを目視により確認し、下記の評価基準に基づいて離型性の評価を行った。評価結果を表1に示す。
「評価基準」
○・・・印画物に剥離痕がない。
△・・・印画物にうっすらと剥離痕が見える。
×・・・印画物に剥離痕がある。
(離型性の評価(2))
上記で作成した熱転写シートと、各実施例、参考例及び比較例の熱転写受像シートとを組合せ、1次色、及び3次色の画像形成時における剥離力の測定を行った。なお、1次色としては、各実施例、参考例及び比較例の熱転写受像シートと、上記で作成した熱転写シートのイエロー染料層と重ね合わせて剥離力の測定を行い、3次色としては、各実施例、参考例及び比較例の熱転写受像シート上に、上記で作成した熱転写シートを用い、昇華型熱転写プリンタ(CW−01 ALTECH ADS(株))によって、イエロー、マゼンタの重ね画像を形成し、この重ね画像上に、上記で作成した熱転写シートのシアン染料層とを重ね合わせて剥離力測定を行った。剥離力の測定は、プリンタ2msec/line、印加電圧20Vの条件で、255階調ベタを印画し、印画終了から10秒後に4000mm/minで水平方向に引っ張って、熱転写シートを180度剥離し、その際の剥離力を測定した。剥離力の総合評価を以下の評価基準に基づいて行った。評価結果を表1に示す。
「評価基準」
◎・・・剥離力 100gf(0.980665N)以下
○・・・剥離力 100gf(0.980665N)〜200gf(1.96133N)
△・・・剥離力 200gf(1.96133N)〜300gf(2.941995N)
×・・・剥離力 300gf(2.941995N)以上
(保護層転写性評価)
上記で作成した熱転写シートと、各実施例、参考例及び比較例の熱転写受像シートとを組合せ、昇華型熱転写プリンタ(CW−01 ALTECH ADS(株))により、各実施例、参考例及び比較例の熱転写受像シートに、右黒左白の半黒画像を4枚印画し、各実施例、参考例及び比較例の熱転写受像シート上に転写された剥離層兼保護層に転写不良があるか否かを目視により確認し、下記の評価基準に基づいて保護層転写性の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。
「評価基準」
○・・・印画物に剥離層兼保護層の転写不良が発生していない。
△・・・印画物の白ベタ部/黒ベタ部のいずれかに長さ1mm以下の剥離層兼保護層の転写不良が発生している。
×・・・印画物に長さ1mmを超える剥離層兼保護層の転写不良が発生している。
Figure 0006079281
100…熱転写受像シート
1…支持体
2…受容層
6…プライマー層
8…裏面層
11…基材
12…接着層
13…フィルム

Claims (1)

  1. 支持体の一方の面に受容層が設けられた熱転写受像シートであって、
    前記受容層は、バインダー樹脂と、離型剤と、シリコーンオイルとを含有しており、
    前記離型剤が、ソルビタンモノステアレート、又は下式(i)で示されるステアリン酸モノアマイドであり、
    前記受容層が、前記バインダー樹脂100質量%に対し、
    5質量%以上8質量%以下の範囲内で前記ソルビタンモノステアレート、又は前記ステアリン酸モノアマイドを含有しており、また、
    2質量%以上4質量%以下の範囲内で前記シリコーンオイルを含有している、
    ことを特徴とする熱転写受像シート。
    RCONH 2 ・・・式(i)
    (式中のRは、ステアリン酸残基である)
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