JP6108084B2 - 熱転写受像シート - Google Patents
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Description
支持体1は、中間層6、及び任意の構成である裏面層8を支持することができるものであればよく特に限定はない。例えば、支持体1は、図1に示すように、芯材11、接着層12、ポリオレフィン系樹脂層13がこの順で積層された積層構造をとるものであってもよく、図2に示すようにポリオレフィン系樹脂層13、接着層12、芯材11、接着層12、ポリオレフィン系樹脂層13がこの順で積層された積層構造をとるものであってもよい。また、単層構造をとるものであってもよい。単層構造の支持体1としては、例えば、芯材11からなる支持体1や、ポリオレフィン系樹脂層13からなる支持体1などを挙げることができる。
芯材11としては、上質紙、コート紙、レジンコート紙、アート紙、キャストコート紙、板紙、合成紙(ポリオレフィン系、ポリスチレン系)、合成樹脂又はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、セルロース繊維紙等を挙げることができる。芯材11の厚みについて特に限定はなく、通常10μm〜300μm程度である。特に好ましくは、110μm〜190μmの厚さである。また、本発明においては、市販の芯材を用いることもでき、例えば、RC紙ペーパー(三菱製紙(株)製、商品名:STF−150)、コート紙(日本製紙(株)製、商品名:オーロラコート)等を好適に使用可能である。
ポリオレフィン系樹脂層13の成分としては、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等の耐熱性の高いポリエステル、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリイソブテン、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ポリイソプレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン系樹脂を挙げることができる。ポリオレフィン系樹脂層13は、延伸されたものであってもよく、未延伸のものであってもよい。また、ポリオレフィン系樹脂層には、白色顔料や充填剤が含有されていてもよい。また、内部にミクロボイドを有していてもよい。
芯材11とポリオレフィン系樹脂層13との間には、接着層12が設けられていることが好ましい。芯材11とポリオレフィン系樹脂層13とを貼り合わせて接着するための接着層は、接着剤を含んでおり接着機能を有する。接着剤成分としては、例えば、ウレタン系樹脂、α−オレフィン−無水マレイン酸樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウリア系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、シアノアクリレート系樹脂等を挙げることができる。中でもアクリル系樹脂の反応型のものや、変成したもの等を好ましく使用することができる。また、接着剤は硬化剤を用いて硬化させると、接着力も向上し、耐熱性も上がるため好ましい。硬化剤としては、イソシアネート化合物が一般的であるが、脂肪族アミン、環状脂肪族アミン、芳香族アミン、酸無水物等を使用することができる。
図1、図2に示すように、支持体1と受容層2との間には、中間層6が設けられている。中間層6は、本発明の熱転写受像シートにおける必須の構成である。
中間層6に含有されているポリエステル系ポリウレタン樹脂は、受容層2に形成された画像の染料が当該中間層6へ拡散してしまうことを防止する役割、換言すれば、受容層2に形成された画像の染料の拡散をバリアする役割を果たす。この役割を果たすポリエステル系ポリウレタン樹脂の存在によって、画像形成後の熱転写受像シートを高温環境下や、高湿環境下で長期間保存した場合であっても、受容層2に形成された画像に滲みが生ずることを防止することができる。つまり、ポリエステル系ポリウレタン樹脂は、中間層6に「耐滲み性」を付与することを主眼として含有されている成分である。なお、中間層6が、ポリエステル系ポリウレタン樹脂を含有していない場合、例えば、従来公知の接着性を主眼とする樹脂成分を含有している場合には、受容層2に形成された画像の染料が、中間層6に拡散してしまうことを防止することができず、その結果、受容層2に形成された画像に滲みが生ずることとなる。
ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂は、上記で説明したように、ポリエステル系ポリウレタン樹脂単独では十分に満足させることができない支持体1と受容層2との接着性を補い、中間層6の接着性の向上を図る役割を果たしている。また、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂は、上記ポリエステル系ポリウレタン樹脂と併用して、中間層6に含有せしめた場合であっても、耐滲み性を低下させることがないことから、ポリエステル系ポリウレタン樹脂と、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂との相乗効果によって、トレードオフの関係にある接着性と、耐滲み性を、1つの中間層6によって同時に満足させることができる。
図1、図2に示すように中間層6上には受容層2が設けられている。受容層2は本発明で用いられる熱転写受像シート100における必須の構成である。本発明では、受容層2は、必須の成分として、バインダー樹脂を含有している。
受容層2に含まれるバインダー樹脂としては、熱転写シートの染料層の染料を受容し易い従来公知の樹脂材料を使用することができる。例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニルもしくはポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体もしくはポリアクリル酸エステル等のビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレートもしくはポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンもしくはプロピレン等のオレフィンと他のビニルポリマーとの共重合体系樹脂、アイオノマーもしくはセルロースジアスターゼ等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート、アクリル系樹脂等の溶剤系の樹脂を挙げることができる。
図1、図2に示すように、芯材1の受容層2が設けられている側と反対側の面に裏面層8が設けられていてもよい。裏面層8は、本発明の熱転写受像シート100における任意の構成である。
本発明の熱転写受像シートを用いて、受容層2上に画像形成を行う方法としては、特に限定されず、公知の熱転写方式にて行うことができる。
基材としては、従来公知のある程度の耐熱性と強度を有するものであればいずれのものでもよく、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレンサルフィドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム、アイオノマーフィルム等の樹脂フィルム;コンデンサー紙、パラフィン紙、合成紙等の紙類;不織布;紙や不織布と樹脂との複合体等が挙げられる。
熱転写性色材層は、熱転写シートが昇華型熱転写シートの場合には、昇華性染料を含有する層となり、熱溶融型熱転写シートの場合には、着色剤を含む熱溶融組成物を含有する層となる。また、昇華性染料を含有する層領域と、着色剤を含む熱溶融組成物からなる熱溶融性のインクを含有する層領域とを連続した1枚の基材上に面順次に設けられた熱転写シートを用いることもできる。以下、熱転写シートが、昇華型熱転写シートである場合を中心に説明するが、本発明の熱転写受像シート100は、昇華型熱転写シートと組み合されて用いられることに限定されるものではない。
また、基材の他方の面上に、耐熱性、及び印画時におけるサーマルヘッドの走行性等を向上させるための背面層が設けられていてもよい。
芯材として、市販のA2コート紙(日本製紙社製、150μm)を用意し、この基材上に、ポリオレフィン樹脂層としての多孔質ポリエチレンフィルム(トヨパール−SS P4255 東洋紡績(株)製 厚さ35μm)を、ウレタン系接着剤を使用して(塗工量5g/m2)ドライラミネーションすることで芯材と多孔質ポリエチレンフィルムとが積層された支持体を得た。次いで、支持体上に下記組成の中間層用塗工液1を1.0g/m2の厚さとなるように塗工し中間層を形成した。次いで、中間層上に下記組成の受容層用塗工液1を2.5g/m2の厚さとなるように塗工し受容層を形成し、芯材/多孔質ポリエチレンフィルム(ポリオレフィン樹脂層)/中間層/受容層がこの順で積層されてなる実施例1の熱転写受像シートを得た。
・ポリエステル系ポリウレタン樹脂(Mn;25000、Tg;73℃) 50部
(UR−8200 東洋紡(株))
・ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂(Tg;−29℃) 50部
(N−5199 日本ポリウレタン工業(株))
・白色酸化チタン 15部
(TCA888 (株)トーケムプロダクツ製)
・導電性酸化チタン 15部
(FT3000 石原産業(株))
・イソシアネート 20部
(A−14 三井化学(株))
・MEK−トルエン混合溶剤 170部
・塩酢ビエマルジョン 100部
(ビニブラン603 日信化学工業(株))
・ポリエーテル変性シリコーン 5部
(KF−615 信越化学工業(株))
・水 100部
中間層用塗工液1を下記組成の中間層用塗工液2に変更した以外は、全て実施例1と同様にして実施例2の熱転写受像シートを得た。
・ポリエステル系ポリウレタン樹脂(Mn;25000、Tg;73℃) 25部
(UR−8200 東洋紡(株))
・ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂(Tg;−29℃) 75部
(N−5199 日本ポリウレタン工業(株))
・イソシアネート 20部
(A−14 三井化学(株))
・MEK−トルエン混合溶剤 50部
中間層用塗工液1を下記組成の中間層用塗工液3に変更した以外は、全て実施例1と同様にして実施例3の熱転写受像シートを得た。
・ポリエステル系ポリウレタン樹脂(Mn;25000、Tg;73℃) 75部
(UR−8200 東洋紡(株))
・ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂(Tg;−29℃) 25部
(N−5199 日本ポリウレタン工業(株))
・イソシアネート 20部
(A−14 三井化学(株))
・MEK−トルエン混合溶剤 50部
中間層用塗工液1を下記組成の中間層用塗工液4に変更した以外は、全て実施例1と同様にして実施例4の熱転写受像シートを得た。
・ポリエステル系ポリウレタン樹脂(Mn;16000、Tg;92℃) 50部
(UR−1700 東洋紡(株))
・ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂(Tg;−29℃) 50部
(N−5199 日本ポリウレタン工業(株))
・白色酸化チタン 30部
(TCA888 (株)トーケムプロダクツ製)
・イソシアネート 20部
(A−14 三井化学(株))
・MEK−トルエン混合溶剤 170部
中間層用塗工液1を下記組成の中間層用塗工液5に変更した以外は、全て実施例1と同様にして実施例5の熱転写受像シートを得た。
・ポリエステル系ポリウレタン樹脂(Mn;10000、Tg;56℃) 50部
(UR−4410 東洋紡(株))
・ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂(Tg;−29℃) 50部
(N−5199 日本ポリウレタン工業(株))
・白色酸化チタン 30部
(TCA888 (株)トーケムプロダクツ製)
・イソシアネート 20部
(A−14 三井化学(株))
・MEK−トルエン混合溶剤 170部
中間層用塗工液1を下記組成の中間層用塗工液6に変更した以外は、全て実施例1と同様にして実施例6の熱転写受像シートを得た。
・ポリエステル系ポリウレタン樹脂(Mn;25000、Tg;73℃) 75部
(UR−8200 東洋紡(株))
・ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂(Tg;−29℃) 25部
(N−5199 日本ポリウレタン工業(株))
・MEK−トルエン混合溶剤 50部
実施例1で使用した支持体にかえて、実施例1で使用した芯材の多孔質ポリエチレンフィルムを貼り合わせた面の反対面に、さらに、ポリオレフィン樹脂層として二軸延伸ポリプロピレンフィルム(パイレンフィルムOT P−2261 25μ 東洋紡)を、ウレタン系接着剤を使用して(塗工量5g/m2)ドライラミネーションすることで二軸延伸ポリプロピレンフィルム/芯材/多孔質ポリエチレンフィルムがこの順で積層されてなる支持体を使用し、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(ポリオレフィン樹脂層)/芯材/多孔質ポリエチレンフィルム(ポリオレフィン樹脂層)/中間層/受容層がこの順で積層されてなる実施例7の熱転写受像シートを得た。
受容層用塗工液1を下記組成の受容層用塗工液2に変更した以外は、全て実施例1と同様にして実施例8の熱転写受像シートを得た。
・塩酢ビ樹脂 100部
(ソルバインC 日信化学工業(株))
・エポキシ変性シリコーン 10部
(X−22−3000T 信越化学工業(株))
・MEK−トルエン混合溶剤 500部
中間層用塗工液1を下記組成の中間層用塗工液Aに変更した以外は、全て実施例1と同様にして比較例1の熱転写受像シートを得た。
・ポリエステル系ポリウレタン樹脂(Mn;25000、Tg;73℃) 100部
(UR−8200 東洋紡(株))
・MEK−トルエン混合溶剤 50部
中間層用塗工液1を下記組成の中間層用塗工液Bに変更した以外は、全て実施例1と同様にして比較例2の熱転写受像シートを得た。
・ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂(Tg;−29℃) 100部
(N−5199 日本ポリウレタン工業(株))
・MEK−トルエン混合溶剤 50部
中間層用塗工液1を下記組成の中間層用塗工液Cに変更した以外は、全て実施例1と同様にして比較例3の熱転写受像シートを得た。
・ポリエステル樹脂 100部
(バイロン200 東洋紡(株))
・MEK−トルエン混合溶剤 500部
中間層用塗工液1を下記組成の中間層用塗工液Dに変更した以外は、全て実施例1と同様にして比較例4の熱転写受像シートを得た。
・ポリエステル樹脂 100部
(WR−905 日本合成化学(株))
中間層用塗工液1を下記組成の中間層用塗工液Eに変更した以外は、全て実施例1と同様にして比較例5の熱転写受像シートを得た。
・ポリウレタン樹脂 100部
(AP−40 DIC(株))
・水 10部
中間層用塗工液1を下記組成の中間層用塗工液Fに変更した以外は、全て実施例1と同様にして比較例6の熱転写受像シートを得た。
・ポリエステル樹脂 15部
(バイロン200 東洋紡(株))
・ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂(Tg;−29℃) 50部
(N−5199 日本ポリウレタン工業(株))
・MEK−トルエン混合溶剤 85部
実施例1〜8、比較例1〜6の熱転写受像シートの受容層に、粘着テープ(ニチバン(株)メンディングテープ 品番:MD-12)を貼り付け、90°の剥離角度で剥離し、以下の評価基準により接着性の評価を行った。評価結果を表1に示す。
<評価基準>
○・・・受容層が剥がれない。
△・・・受容層の一部分が剥がれる
×・・・受容層の大部分が剥がれる。
昇華型熱転写プリンター(ALTECH ADS(株)製) 型式;CW−01)のメディアセットCW−MS46と、上記で得られた各実施例、及び比較例の熱転写受像シート)と、を重ね合わせ、上記プリンターを用いて画像を形成し、各実施例、及び比較例の印画物を得た。この印画物を、60℃ Free 1Weekの高温環境下で保存し、保護後の印画物の画像状態を目視で確認し、下記の評価基準に基づいて、耐熱滲み性の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。なお、保存条件における「free」とは、湿度を制御していないことを意味する。
<評価基準>
○・・・画像が滲んでいない
△・・・画像がやや滲んでいる
×・・・画像が大きく滲んでいる
上記耐熱滲み性評価と同様にして、各実施例、及び比較例の印画物を得た。この印画物を、40℃ 90% 1Weekの高湿環境下で保存し、保護後の印画物の画像状態を目視で確認し、下記の評価基準に基づいて、耐熱滲み性の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。
<評価基準>
○・・・画像が滲んでいない
△・・・画像がやや滲んでいる
×・・・画像が大きく滲んでいる
上記耐熱滲み性評価で使用したプリンター、及びメディアセットを用い、RGB値が15×n(n=0〜17)の18階調グラデーション画像を印画し、光学濃度計(グレタグマクベス社製spectrolino)による光学反射濃度を測定し、その最大エネルギーが印加されている部分(ODmax)の濃度を測定し、下記の評価基準に基づいて印画濃度の評価を行った。評価結果を表2に示す。なお、印画濃度評価は実施例についてのみ行った。
<評価基準>
○・・・実施例8より5%以上濃度が高い。
×・・・実施例8と同等以下の濃度である
上記耐熱滲み性評価と同様の方法で各実施例の印画物を得た。この印画物について、下記条件のキセノンフェードメーターにより耐光性の評価を行った。なお、耐光性評価は実施例についてのみ行った。
<耐光性評価の条件>
・照射試験器:アトラス社製Ci35
・光源:キセノンランプ
・フィルター:内側=IRフィルター、外側=ソーダライムガラス
・ブラックパネル温度:45(℃)
・照射強度:1.2(W/m2)−420(nm)での測定値
・照射エネルギー:400(kJ/m2)−420(nm)での積算値
(色素計算式)
ΔE*={(照射前後のL*値の差)2+(照射前後のL*値の差)2+(照射前後のL*値の差)2}1/2
<評価基準>
○・・・ΔE*が実施例8より5%以上良い
×・・・ΔE*が実施例8と同等以下である
芯材の両側にポリオレフィン系樹脂層が設けられた熱転写受像シートの優位性を評価すべく、各実施例の熱転写受像シートを、4×6サイズに切断し、当該切断後の熱転写受像シートを、受容層面が上になるように平板上に置き、50℃ dry環境、及び40℃ 90%RH環境にて24時間静置した後に、4隅の高さの平均値を算出し、下記の評価基準に基づいてカール性評価を行った。評価結果を表2に示す。なお、カール量が小さいほどカール性が優れていることを意味する。なお、カール評価は実施例についてのみ行った。
<評価基準>
○・・・カール量が比較例1より10%以上小さい
×・・・カール量が比較例1と同等以上である
1…支持体
2…受容層
6…中間層
8…裏面層
11…芯材
12…接着層
13…ポリオレフィン系樹脂層
Claims (4)
- 支持体の一方の面に、中間層、受容層がこの順で設けられた熱転写受像シートであって、
前記中間層は、ポリエステル系ポリウレタン樹脂、及びポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を含有しており、
前記ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂の融点が、−20℃以下であることを特徴とする熱転写受像シート。 - 前記ポリエステル系ポリウレタン樹脂と、前記ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂との合計質量に対する、前記ポリエステル系ポリウレタン樹脂の含有量が20質量%以上80質量%以下の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の熱転写受像シート。
- 前記受容層が、水系の受容層であることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱転写受像シート。
- 前記支持体が、芯材の両側にポリオレフィン系樹脂層が設けられた支持体であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の熱転写受像シート。
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