JP6078817B2 - 遊技部材および遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球の流下方向を変化させる遊技部材、および当該遊技部材を備えた遊技機に関する。
従来、遊技球の流下方向を変換させる流下方向変換部材を備えたパチンコ機が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示のパチンコ機は、支軸を介して揺動可能なパイプ本体を有する所謂獅子脅し型の流下方向変換部材を備えている。パイプ本体は、開口部から導入された遊技球を所定数停留する遊技球停留部を有する。常態においては、パイプ本体の開口部側が上方に位置される。パイプ本体の開口部から導入された遊技球が遊技球停留部に所定数停留されると、パイプ本体の開口部側が下方に回動し、停留された遊技球が再度遊技領域に放出される。
特許第4530659号公報
上記のような所謂獅子脅し型の流下方向変換部材では、パイプ本体の開口部側が下方に回動した場合に、遊技球の流下方向が変化する。しかしながら、このような所謂獅子脅し型の流下方向変換部材では、パイプ本体の開口部側が下方に回動している時間が短いために、遊技者が遊技球の流下方向の変化を把握できない場合があった。
本発明は、遊技部材で行われる遊技球の流下方向の変化を、遊技者が確実に把握できる遊技部材および当該遊技部材を備えた遊技機を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る遊技部材は、遊技機の遊技盤の前面に設けられた遊技領域を流下する遊技球の流下方向を変化させる遊技部材であって、前後方向に延びる支軸に対して直交する方向に延び、当該支軸から離間する方向の端部である先端部を上方に移動させる第一位置と、前記先端部を下方に移動させる第二位置との間で、前記支軸を中心に揺動自在な切替部材と、前記切替部材を前記第一位置に保持するための弾性力を付与する弾性部材と、前記切替部材よりも上方に設けられ、前記遊技領域を流下する遊技球が入球可能な入球口と、前記入球口に入球した遊技球が流下可能な流路であって、当該遊技球を前記切替部材に供給する第一流路と、前記切替部材の前記先端部に設けられ、前記第一流路から供給された遊技球が進入可能な凹部と、前記凹部の内部に進入した遊技球が旋回可能な凹面と、前記凹部の底部に形成され、前記凹面に沿って前記底部まで移動した遊技球を外部に排出する排出口とを有するクルーンとを備え、前記切替部材は、前記切替部材に遊技球が供給されていない場合、前記弾性部材の弾性力によって前記第一位置に保持される一方、前記切替部材に遊技球が供給された場合、前記弾性部材の弾性力に抗って、当該遊技球の荷重によって前記第一位置から前記第二位置に変位することを特徴とする。
上記遊技部材によれば、入球口に入球した遊技球は、第一流路によって切替部材に供給される。切替部材は、先端部が上方に移動する第一位置と、先端部が下方に移動する第二位置との間で揺動自在である。第一流路から供給された遊技球は、切替部材の先端部に設けられたクルーンの凹部に進入し、凹部の内部に設けられた凹面に沿って旋回し、凹部の底部に設けられた排出口から外部に排出される。切替部材に遊技球が供給されていない場合、切替部材は弾性力によって第一位置に保持される。一方、切替部材に遊技球が供給された場合、切替部材は弾性力に抗って、当該遊技球の荷重によって第二位置に変位する。
したがって、遊技球が切替部材に供給されてから、当該遊技球がクルーンから排出されるまでの期間は、切替部材は第二位置に変位する。クルーンでは遊技球が旋回した状態で所定時間保持されるため、切替部材に供給された遊技球がクルーンから排出されるまでの期間を長くすることができる。その結果、切替部材が第二位置に変位している期間を長くすることができ、遊技者は遊技部材で行われる遊技球の流下方向の変化を確実に把握することができる。
前記第一流路の下流側に連通する分岐部から異なる方向に分岐する遊技球の流路である第二流路および第三流路を備え、前記切替部材は、前記分岐部に設けられ、前記排出口は、前記凹面の下端部まで移動した遊技球を、前記第二流路に向けて排出し、前記切替部材は、前記切替部材が前記第一位置にある場合に、前記第一流路から供給された遊技球を受けて、当該遊技球を前記クルーンの前記凹部に案内する第一案内部と、前記切替部材が前記第二位置にある場合に、前記第一流路から供給された遊技球を受けて、当該遊技球を前記第三流路に案内する第二案内部とを有してもよい。
この場合、切替部材は、第一流路の下流側に連通する分岐部に設けられる。分岐部から異なる方向に、第二流路および第三流路が分岐している。切替部材が第一位置にある場合、切替部材に供給された遊技球は第一案内部によってクルーンの凹部に案内され、第二流路に向けて排出される。一方、切替部材が第二位置にある場合、切替部材に供給された遊技球は第三流路に案内される。したがって、切替部材に供給される遊技球は、切替部材の揺動位置に応じた異なる流路に振り分けられる。その結果、遊技球の流下方向の変化を簡易な構成で変化させることができる。
前記第二流路は、前記第一案内部によって案内された遊技球を、入賞口に入賞可能な位置に排出し、前記第三流路は、前記第一案内部によって案内された遊技球を、前記入賞口と同じ又は異なる入賞口に入賞可能な位置に排出し、前記第三流路から排出される遊技球のうちで前記入賞口に入賞する遊技球の割合は、前記第二流路から排出される遊技球のうちで前記入賞口に入賞する遊技球の割合よりも高くてもよい。
この場合、第三流路から排出される遊技球のほうが、第二流路から排出される遊技球よりも入賞する割合が高い。したがって遊技者は、切替部材を第二位置に変位させるため、および第二位置に変位した切替部材に遊技球を供給するため、入球口を狙って遊技球を打ち出す。これにより、遊技者の遊技意欲を高めることができる。
前記遊技部材を備えた遊技機でもよい。この場合、上記の作用効果を奏する遊技機を提供することができる。
パチンコ機1の正面図である。 遊技盤2の正面図である。 センター役物60の正面図である。 第一位置にある切替部材100およびその周辺の拡大斜視図である。 回転役物200およびその周辺の拡大斜視図である。 切替部材100が第一位置にある、センター役物60の上側部分の拡大正面図である。 切替部材100が第二位置にある、センター役物60の上側部分の拡大正面図である。 第二位置にある切替部材100およびその周辺の拡大斜視図である。 切替部材100が第二位置にある、センター役物60の上側部分の拡大正面図である。 切替部材100が第一位置にある、センター役物60の上側部分の拡大正面図である。
本発明に係る遊技機の一実施形態であるパチンコ機1について、図面を参照して説明する。以下の説明では、図1および図2の手前側、奥側、上側、下側、左側、右側を、それぞれ、パチンコ機1の前側(正面側)、後側(背面側)、上側、下側、左側、右側とする。
図1および図2を参照して、パチンコ機1の概略構成を説明する。パチンコ機1には、遊技盤2が設けられている。遊技盤2は、正面視略正方形の板状であり、透明なガラス板を保持した前面枠13によって前面を保護されている。遊技盤2の下部には上皿5が設けられている。上皿5は、発射機(図示外)に金属製の遊技球50(図5参照)を供給し、且つ賞品球を受ける。上皿5の上部中央には、遊技者によって操作される操作ボタン9が設けられている。上皿5の直下には、賞品球を受ける下皿10が設けられている。下皿10の右横には、遊技球50の発射を調整する発射ハンドル11が設けられている。前面枠13の上部の左右の角には、スピーカ48がそれぞれ設けられている。
遊技盤2の前面には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が形成されている。発射機によって発射された遊技球50は、遊技領域4内を流下する。遊技領域4の略中央には、LCD(液晶ディスプレイ)等で構成される画像表示装置28が設けられている。画像表示装置28は、動画等の様々な映像を表示可能な表示面28Aを有する。画像表示装置28は、大当たり判定の結果を報知するためのデモ図柄を表示する。パチンコ機1は、複数(本実施形態では3つ)のデモ図柄を変動させた後に、大当たり判定の結果を示すデモ図柄の組合せを確定表示させる報知演出を実行することで、大当たり判定の結果を遊技者に報知する。
遊技領域4の中央部には、画像表示装置28の表示面28Aを取り囲むように、正面視円形状の遊技部材であるセンター役物60が取り付けられる。センター役物60の上端部には上方に開口した飛込口80が設けられ、下端部には第一始動口16が設けられる。したがって、パチンコ機1の組立時には、センター役物60を遊技盤2の中央部に組み付けることで、遊技領域4内に飛込口80および第一始動口16を設けることができる。
センター役物60の右方には普通図柄始動ゲート12が設けられ、下方には第二始動口75が設けられる。普通図柄始動ゲート12の下方には第一大入賞口18、第二大入賞口19が上下方向に並んで設けられる。第二始動口75の下方であって、遊技領域4の中央下端部には下側アウト口8が設けられている。第一始動口16、第二始動口75、第一大入賞口18、または第二大入賞口19等に入球せずに、遊技領域4の下側まで流下する遊技球50は、下側アウト口8によって回収され、遊技盤2外に排出される。
図2および図3を参照し、センター役物60の詳細構造を説明する。センター役物60は、正面視環状の外周壁600を有する。外周壁600で囲まれた内側領域の略中心部には、画像表示装置28の表示面28Aを前方に露出させる表示用開口60Aが設けられている。さらに、センター役物60の内側領域には、遊技球50が移動可能な流路として、飛込口80から下方に延びる第一流路64と、第一流路64の下流側に連通する分岐部65と、分岐部65から互いに異なる方向に分岐する第二流路66および第三流路67とが設けられている。
第一流路64、第二流路66および第三流路67は、透明部材で構成されている。したがって、第一流路64、第二流路66および第三流路67を流れる遊技球50を、遊技者は前方から目視可能である。なお、図2および図3では、各図面を見やすくするために、第一流路64、第二流路66および第三流路67を点線で示している(図1、図6、図7、図9、図10も同様)。
第一流路64は、飛込口80からやや右側に湾曲するように下方に延びる。第一流路64の下端部には、旋回部64Aが設けられる。旋回部64Aは、自身に進入した遊技球50が上下方向を中心に旋回可能な内周面を有する。第一流路64の下流側端部は、旋回部64Aの下端部に形成された開口を介して、表示用開口60Aの上方に設けられた分岐部65に連通している。
分岐部65の内部には、遊技領域4を流下する遊技球50の流下方向を変化させる遊技部材である切替部材100が設けられている。切替部材100は、旋回部64Aから供給された遊技球50を、第二流路66および第三流路67のいずれに振り分けるが、詳細は後述する。
第二流路66は、分岐部65から左下方向に延び、さらに表示用開口60Aの左側を下方に延びる。第二流路66の下端部には、遊技球50を後述の回転役物200に向けて排出する排出口66A(図5参照)が設けられている。第三流路67は、分岐部65から右下方向に延び、さらに表示用開口60Aの右側を螺旋状に下方に延びる。第三流路67の下端部には、遊技球50を後述の回転役物200に向けて排出する排出口67A(図5参照)が設けられている。
表示用開口60Aの右側には、遊技球50を1球だけ内部に貯留可能な貯留装置68が設けられている。第三流路67は、その螺旋状の流路の途中で、貯留装置68に接続されている。貯留装置68の内部に遊技球50が貯留されていない場合、貯留装置68は第三流路67を流れる遊技球50を1球だけ捕捉して自身の内部に貯留する。一方、貯留装置68の内部に遊技球50が貯留されている場合、第三流路67を流れる遊技球50は、貯留装置68に捕捉されることなく排出口67Aまで移動する。
貯留装置68は、内部に貯留解除ソレノイド(図示外)を備える。貯留装置68の内部に遊技球50が貯留されている状態で貯留解除ソレノイドが作動すると、遊技球50は貯留が解除される。センター役物60における表示用開口60Aの左側上方には、タッチセンサ70が設けられている。遊技者がタッチセンサ70に手をかざすことで、貯留装置68の貯留解除ソレノイドが作動する。貯留装置68で貯留が解除された遊技球50は、貯留装置68の下端部に設けられた排出口68A(図5参照)から排出されて、後述の回転役物200に向けて移動する。
外周壁600は、上端部にある飛込口80の左右両端から円周方向に沿って、下端部にある第一始動口16近傍まで形成される。外周壁600は、飛込口80に対して左右一対に設けられた右側案内部材61と左側案内部材62とを含む。右側案内部材61は、飛込口80の右端から遊技盤2の下側に向かって円弧状に傾斜する遊技球50の転動面を有する。左側案内部材62は、飛込口80の左端から遊技盤2の下側に向かって円弧状に傾斜する遊技球50の転動面を有する。右側案内部材61および左側案内部材62は、飛込口80への入球に失敗した遊技球50を、センター役物60の左右両側から遊技盤2の下側へと案内する。
右側案内部材61には、右側アウト口71が設けられている。複数の遊技球50が右側案内部材61の転動面上で滞留し積み上がる状態(所謂、ブドウ状態)を形成した場合に、ブドウ状態を形成する遊技球50を回収する。左側案内部材62には、左側アウト口72が設けられている。複数の遊技球50が左側案内部材62の転動面上でブドウ状態を形成した場合に、ブドウ状態を形成する遊技球50を回収する。
図3および図4を参照し、切替部材100の詳細構造を説明する。切替部材100は、分岐部65内で支軸100Aを中心に揺動自在に設けられた可動体である。切替部材100は透明部材で構成されているため、切替部材100に供給された遊技球50の挙動を、遊技者が前方から目視可能である。支軸100Aは、分岐部65における旋回部64Aの直下で前後方向に延び、切替部材100の一端部(図3では右端部)を支持する。切替部材100は、支軸100Aに対して直交するように第二流路66側(図3では左方向)に延びる。
切替部材100のうち、支軸100Aから離間する方向の端部(図3では左上方向の端部)は、先端部101である。切替部材100は、先端部101を上方に移動させる第一位置(図3および図4参照)と、先端部101を下方に移動させる第二位置(図7および図8参照)との間で揺動可能である。なお、支軸100Aには、切替部材100を第一位置に保持するための弾性力を付与する弾性部材(図示外)が設けられている。
切替部材100の先端部101には、遊技球50を旋回させた状態で所定時間保持可能なクルーン102が設けられている。クルーン102は、遊技球50が上方から進入可能な凹部121を有する。凹部121は、遊技球50が転動可能な内部空間を有する略半球状である。詳細には、凹部121は、正面視で支軸100Aを中心とした時計回り方向(図3では右上方向)に向けて開口径が大きくなり、凹部121の最大開口径は遊技球50の直径の約2〜3倍である。
凹部121の内壁は、凹部121の内部に進入した遊技球50が旋回可能な凹面122を形成する。凹部121の底部(支軸100Aを中心とした反時計回り方向の端部)には、遊技球50と略同径の排出口123が形成されている。排出口123は、凹部121の底部まで移動した遊技球50を、凹部121の下側に排出する。
クルーン102と支軸100Aとの間には、正面視でUの字型をなす遊技球50の転動面である第一案内部103が設けられている。第一案内部103は、正面視で支軸100Aを中心とした反時計回り方向(図3では下方向)に向けて凹むように湾曲している。第一案内部103の先端部101側の端部(図3では左上方向の端部)は、クルーン102に接続されている。
切替部材100の支軸100A側の端部(図3では右下方向の端部)には、正面視で緩やかに湾曲した遊技球50の転動面である第二案内部104が設けられている。第二案内部104は、一端部が支軸100Aに接続し、且つ、支軸100Aから離間する方向(図3では上方向)に延びる壁部である。第二案内部104の他端部(図3では上端部)が、第一案内部103の支軸100A側の端部(図3では右端部)に接続されている。
本実施形態では、切替部材100に遊技球50が供給されていない場合、切替部材100は弾性部材(図示外)の弾性力によって第一位置に保持される。一方、切替部材100に遊技球50が供給された場合、切替部材100は弾性部材の弾性力に抗って、当該遊技球50の荷重によって第一位置から第二位置に変位する。かかる動作の詳細は、別途後述する。
図5を参照し、回転役物200の詳細構造を説明する。センター役物60の内側領域には、飛込口80に入球した遊技球50が転動可能なステージ63が設けられている。ステージ63は、表示用開口60Aの直下に設けられた、略前後方向に延びる面部である。ステージ63の左端部には、第二流路66の排出口66Aが形成されている。ステージ63の右端部には、第三流路67の排出口67Aおよび貯留装置68の排出口68Aが形成されている。貯留装置68の排出口68Aは、第三流路67の排出口67Aよりも前側に位置する。
ステージ63の略中央部には、排出口66A,67A,68Aよりも低い位置に、平面視で略円形状の凹部である振分部81が形成されている。振分部81の底部中央には、回転役物200の振分面210が配置されている。回転役物200は、図示外のモータによって、振分面210を上下方向に延びる軸200Aを中心に回転させる。振分面210には、上下方向に貫通する8つの穴が、平面視で軸200Aを中心に均等間隔で形成されている。これら8つの穴は、軸200Aを挟んで配置された2つのチャンス穴211と、残り6つのハズレ穴212とで構成される。
第二流路66の排出口66Aから排出された遊技球50は、排出口66Aから右後方に延びる案内路82を経由して、振分部81の内部に供給される。第三流路67の排出口67Aから排出された遊技球50は、排出口67Aから左後方に延びる案内路83を経由して、振分部81の内部に供給される。貯留装置68の排出口68Aから排出された遊技球50は、排出口68Aから左前方に延びる案内路84を経由して、振分部81の内部に供給される。
振分部81の内部に供給された遊技球50は、振分面210の外側を取り囲む円環状の転動面81Aを周回するように転動する。転動面81Aは、振分面210に向けて若干内側に傾斜しているため、遊技球50は転動面81Aを周回したのち、回転する振分面210に向けて移動し、チャンス穴211またはハズレ穴212に落入する。チャンス穴211に落入した遊技球50は、図示外の案内路を経由して第一始動口16に入賞する。ハズレ穴212に落入した遊技球50は、第一始動口16の左右両側に設けられた排出路84,85の何れかを介して、センター役物60の下側に排出される。
図3、図4、図6〜図10を参照し、遊技球50がセンター役物60の内側領域を流下する態様を説明する。図6に示すように、飛込口80へと入球した遊技球50は、第一流路64を流下して、旋回部64Aに進入する。旋回部64Aに進入した遊技球50は、旋回部64Aの内周面に沿って旋回し、その旋回力が弱まると旋回部64Aから落下する。
図3および図4に示すように、切替部材100に遊技球50が供給されていない状態では、切替部材100は弾性部材(図示外)の弾性力によって第一位置に保持される。切替部材100が第一位置にある場合、クルーン102は支軸100Aよりも上方に移動し、且つ第一案内部103が旋回部64Aの直下に位置している。したがって、図6に示すように、旋回部64Aから落入した遊技球50は、分岐部65に進入して第一案内部103によって受けられる。
なお、切替部材100が第一位置にある場合、支軸100Aから右上方向に延びた状態となる。この場合、第二案内部104は、旋回部64Aから落入した遊技球50が第三流路67に進入することを妨げる壁部として機能する。
図7および図8に示すように、第一案内部103によって受けられた遊技球50の荷重によって、切替部材100は弾性部材(図示外)の弾性力に抗って正面視で反時計周り方向に回転する。これにより、切替部材100は、第一位置から第二位置に変位する。切替部材100が第二位置にある場合、クルーン102は支軸100Aよりも下方に移動している。このとき、クルーン102の排出口123は、第二流路66の直上に位置している。
切替部材100が第一位置から第二位置に変位するのに伴って、遊技球50は第一案内部103によって左下方向に案内され、クルーン102の凹部121に進入する。凹部121に進入した遊技球50は、凹面122に沿って旋回し、その旋回力が弱まると排出口123から落下する。排出口123から落下した遊技球50は、排出口123の直下に位置する第二流路66に進入する。
図9に示すように、切替部材100が第二位置にある場合、第二案内部104が旋回部64Aの直下に位置している。したがって、旋回部64Aから落入した遊技球50は、分岐部65に進入して第二案内部104によって受けられる。切替部材100が第二位置にある場合、第二案内部104は右下方向に向けて緩やかに湾曲している。遊技球50は、第二案内部104に沿って右下方向に案内され、第三流路67に進入する。
図10に示すように、遊技球50が排出口123から落下すると、切替部材100は再び遊技球50が供給されていない状態に戻る。切替部材100は、弾性部材(図示外)の弾性力によって、正面視で時計周り方向に回転する。これにより、切替部材100は、第二位置から第一位置に復帰する。
先述したように、第二流路66に進入した遊技球50は、案内路82を経由して振分部81の内部に供給される。第三流路67に進入した遊技球50のうちで、貯留装置68に貯留されなかった遊技球50は、案内路83を経由して振分部81の内部に供給される。貯留装置68に貯留された遊技球50は、案内路84を経由して振分部81の内部に供給される。振分部81の内部に進入した遊技球50は、回転役物200によってチャンス穴211またはハズレ穴212に振り分けられる(図5参照)。
本実施形態では、タッチセンサ70に手がかざされることを契機として、貯留装置68による遊技球50の貯留が解除されて、当該遊技球50が案内路84を経由して振分部81の内部に供給される。遊技者は、回転中の振分面210におけるチャンス穴211の位置を狙って、貯留装置68で貯留されている遊技球50を自由なタイミングで振分部81に供給できる。したがって、第三流路67から排出される遊技球50のうちで第一始動口16に入賞する遊技球50の割合は、第二流路66から排出される遊技球50のうちで第一始動口16に入賞する遊技球50の割合よりも高くなる。
上記のセンター役物60を備えたパチンコ機1では、切替部材100を第二位置に変位させるため、および第二位置に変位した切替部材100に遊技球50を供給するため、遊技者は飛込口80を狙って遊技球50を打ち出す。これにより、貯留装置68に遊技球50を貯留し、タッチセンサ70を用いてチャンス穴211への入賞を狙うことで、遊技者の遊技意欲を高めることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、飛込口80に入球した遊技球50は、第一流路64によって切替部材100に供給される。切替部材100は、先端部101が上方に移動する第一位置と、先端部101が下方に移動する第二位置との間で揺動自在である。第一流路64から供給された遊技球50は、切替部材100の先端部101に設けられたクルーン102の凹部121に進入し、凹部121の内部に設けられた凹面122に沿って旋回し、凹部121の底部に設けられた排出口123から外部に排出される。切替部材100に遊技球50が供給されていない場合、切替部材100は弾性力によって第一位置に保持される。一方、切替部材100に遊技球50が供給された場合、切替部材100は弾性力に抗って、当該遊技球50の荷重によって第二位置に変位する。
したがって、遊技球50が切替部材100に供給されてから、当該遊技球50がクルーン102から排出されるまでの期間は、切替部材100は第二位置に変位する。クルーン102では遊技球50が旋回した状態で所定時間保持されるため、切替部材100に供給された遊技球50がクルーン102から排出されるまでの期間を長くすることができる。その結果、切替部材100が第二位置に変位している期間を長くすることができ、遊技者はセンター役物60で行われる遊技球50の流下方向の変化を確実に把握することができる。
切替部材100は、第一流路64の下流側に連通する分岐部65に設けられる。分岐部65から異なる方向に、第二流路66および第三流路67が分岐している。切替部材100が第一位置にある場合、切替部材100に供給された遊技球50は第一案内部103によってクルーン102の凹部121に案内され、第二流路66に向けて排出される。一方、切替部材100が第二位置にある場合、切替部材100に供給された遊技球50は第三流路67に案内される。つまり、切替部材100に供給される遊技球50は、切替部材100の揺動位置に応じた異なる流路に振り分けられる。その結果、遊技球50の流下方向の変化を簡易な構成で変化させることができる。
上記実施形態において、センター役物60が本発明の「遊技部材」に相当する。飛込口80が本発明の「入球口」に相当する。本発明は、以上詳述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、第二流路66および第三流路67は、同一の入賞口(第一始動口16)に入賞可能な位置(ステージ63)に、遊技球50を排出している。これに代えて、第二流路66および第三流路67は、各々異なる入賞口に入賞可能な位置に、遊技球50を排出してもよい。また、第二流路66および第三流路67は、入賞口とは異なる部位に向けて、遊技球50を排出してもよい。
さらに、切替部材100は、遊技球50を第二流路66および第三流路67のいずれかに振り分けるものに限定されず、遊技領域4を流下する遊技球50の流下方向を変化させるものであればよい。例えば、切替部材100は、飛込口80に入球した遊技球50が供給された場合に、第一位置から第二位置に変位して当該遊技球50をクルーン102から排出することで、遊技球50の流下方向を変化させるものでもよい。
1 パチンコ機
2 遊技盤
4 遊技領域
16 第一始動口
50 遊技球
60 センター役物
64 第一流路
65 分岐部
66 第二流路
67 第三流路
80 飛込口
100 切替部材
100A 支軸
101 先端部
102 クルーン
103 第一案内部
104 第二案内部
121 凹部
122 凹面
123 排出口

Claims (4)

  1. 遊技機の遊技盤の前面に設けられた遊技領域を流下する遊技球の流下方向を変化させる遊技部材であって、
    前後方向に延びる支軸に対して直交する方向に延び、当該支軸から離間する方向の端部である先端部を上方に移動させる第一位置と、前記先端部を下方に移動させる第二位置との間で、前記支軸を中心に揺動自在な切替部材と、
    前記切替部材を前記第一位置に保持するための弾性力を付与する弾性部材と、
    前記切替部材よりも上方に設けられ、前記遊技領域を流下する遊技球が入球可能な入球口と、
    前記入球口に入球した遊技球が流下可能な流路であって、当該遊技球を前記切替部材に供給する第一流路と、
    前記切替部材の前記先端部に設けられ、前記第一流路から供給された遊技球が進入可能な凹部と、前記凹部の内部に進入した遊技球が旋回可能な凹面と、前記凹部の底部に形成され、前記凹面に沿って前記底部まで移動した遊技球を外部に排出する排出口とを有するクルーンとを備え、
    前記切替部材は、前記切替部材に遊技球が供給されていない場合、前記弾性部材の弾性力によって前記第一位置に保持される一方、前記切替部材に遊技球が供給された場合、前記弾性部材の弾性力に抗って、当該遊技球の荷重によって前記第一位置から前記第二位置に変位することを特徴とする遊技部材。
  2. 前記第一流路の下流側に連通する分岐部から異なる方向に分岐する遊技球の流路である第二流路および第三流路を備え、
    前記切替部材は、前記分岐部に設けられ、
    前記排出口は、前記凹面の下端部まで移動した遊技球を、前記第二流路に向けて排出し、
    前記切替部材は、
    前記切替部材が前記第一位置にある場合に、前記第一流路から供給された遊技球を受けて、当該遊技球を前記クルーンの前記凹部に案内する第一案内部と、
    前記切替部材が前記第二位置にある場合に、前記第一流路から供給された遊技球を受けて、当該遊技球を前記第三流路に案内する第二案内部とを有することを特徴とする請求項1に記載の遊技部材。
  3. 前記第二流路は、前記第一案内部によって案内された遊技球を、入賞口に入賞可能な位置に排出し、
    前記第三流路は、前記第一案内部によって案内された遊技球を、前記入賞口と同じ又は異なる入賞口に入賞可能な位置に排出し、
    前記第三流路から排出される遊技球のうちで前記入賞口に入賞する遊技球の割合は、前記第二流路から排出される遊技球のうちで前記入賞口に入賞する遊技球の割合よりも高いことを特徴とする請求項2に記載の遊技部材。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の遊技部材を備えた遊技機。
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