JP6078516B2 - オイルキャッチ装置 - Google Patents
オイルキャッチ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6078516B2 JP6078516B2 JP2014234352A JP2014234352A JP6078516B2 JP 6078516 B2 JP6078516 B2 JP 6078516B2 JP 2014234352 A JP2014234352 A JP 2014234352A JP 2014234352 A JP2014234352 A JP 2014234352A JP 6078516 B2 JP6078516 B2 JP 6078516B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- oil catch
- impurity
- oil
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 141
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims description 112
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 46
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 43
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 15
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 13
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 13
- 239000010705 motor oil Substances 0.000 claims description 12
- 239000010802 sludge Substances 0.000 claims description 12
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 11
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 claims description 11
- 210000002268 wool Anatomy 0.000 claims description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 9
- -1 moisture Substances 0.000 claims description 8
- 230000002040 relaxant effect Effects 0.000 claims description 8
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 7
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 claims description 7
- 238000004887 air purification Methods 0.000 claims description 5
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 5
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 4
- 238000000746 purification Methods 0.000 description 4
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 4
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 4
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 2
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 2
- 239000002274 desiccant Substances 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 229910001369 Brass Inorganic materials 0.000 description 1
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 1
- 239000010951 brass Substances 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 238000004880 explosion Methods 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 239000002657 fibrous material Substances 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 239000003595 mist Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 1
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 1
- 239000000047 product Substances 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Compressor (AREA)
Description
又、沈殿した不純物質の飛散防止手段を設置していないため、車両が悪路などで揺れた際に、分離したオイルがオイルキャッチタンク中で跳ねて排出口から噴出する場合があった。更に、分離されたエアには不純物質が残っておりなお充分な排出エアの精製が期待されている。
エンジンにより駆動されるエアコンプッレッサと、エアタンクとを連通するエア配管にエアドライヤーを設け、前記エアドライヤーに水分、エンジンオイル、スラッジ、カーボン等の不純物質を一時的に捕捉するオイルキャッチ部を付設し、前記エアドライヤーから噴出される吐出エアにより前記不純物質を一掃するものにおいて、前記オイルキャッチ部に、前記オイルキャッチ部から噴出された不純物質および吐出エアとの混合体を流入させるオイルキャッチタンクを連設し、
前記オイルキャッチタンクの流入部に前記オイルキャッチタンクに流入する前記混合体の流入の勢いを緩和する流入圧力緩和手段を設け、
流通孔を形成した仕切り板を前記オイルキャッチタンクの内部に形成して上層部を形成し、
前記上層部にフィルタが設置される空間と排気筒が設置される空間とを区画する隔壁を形成し、
前記上層部のフィルタが設置される空間に前記混合体を不純物質と吐出エアとに分離するフィルタ手段を設け、前記不純物質は前記仕切り板に設けられた前記流通孔を経由して前記オイルキャッチタンクの下層部に蓄積し、飛散防波手段により前記不純物質の飛散を防止する一方で、
前記不純物質から分離された吐前記出エアを前記オイルキャッチタンクの前記排気筒の近傍に設けたエア精製手段を経て大気へ排気させる
ことを特徴とするオイルキャッチ装置である。
前記流入圧力緩和手段が、前記オイルキャッチ部からの配管と前記オイルキャッチタンクのケーシングとの連結部分に形成され、前記配管の径よりも小さい径を有する1個以上の流入口を前記ケーシングに形成したものであることを特徴とする請求項1記載のオイルキャッチ装置である。
これによれば、高圧で流入しようとする勢いのある混合体を配管の径よりも径の小さい1個以上の流入口で制限して流入させるため、流入混合体の流入の勢いを十分に緩和することができる。これにより、混合体が不純物質と吐出エアとに分離されやすくなる。
前記流通孔が前記隔壁の近傍に形成されたものであることを特徴とする請求項2に記載のオイルキャッチ装置である。
これによれば、ケーシング内の仕切り板により上層部が区画されており、混合体は流入部から侵入しフィルタの内部を十分な距離横断してから隔壁の近傍に形成された流通孔を経由するため混合体の分離が効率よく行われる。
本発明の第一の請求項は、
エンジンにより駆動されるエアコンプッレッサと、エアタンクとを連通するエア配管にエアドライヤーを設け、前記エアドライヤーに水分、エンジンオイル、スラッジ、カーボン等の不純物質を一時的に捕捉するオイルキャッチ部を付設し、前記エアドライヤーから噴出される吐出エアにより前記不純物質を一掃するものにおいて、前記オイルキャッチ部に、前記オイルキャッチ部から噴出された不純物質および吐出エアとの混合体を流入させるオイルキャッチタンクを連設し、
前記オイルキャッチタンクの流入部に前記オイルキャッチタンクに流入する前記混合体の流入の勢いを緩和する流入圧力緩和手段を設け、
流通孔を形成した仕切り板を前記オイルキャッチタンクの内部に形成して上層部を形成し、
前記上層部にフィルタが設置される空間と排気筒が設置される空間とを区画する隔壁を形成し、
前記上層部のフィルタが設置される空間に前記混合体を前記不純物質と吐出エアとに分離するフィルタ手段を設け、
前記不純物質は前記仕切り板に設けられた前記流通孔を経由して前記オイルキャッチタンクの下層部に蓄積し、飛散防止手段により前記不純物質の飛散を防止する一方で、
前記不純物質から分離された前記吐出エアを前記オイルキャッチタンクの前記排気筒の近傍に設けたエア精製手段を経て大気へ排気させることを特徴とするオイルキャッチ装置であって、
前記飛散防止手段が防波板及び金属ウールの両方を前記オイルキャッチタンクの前記下層部に形成したオイルキャッチ装置である。
本発明によれば、沈殿した不純物質を金属ウールによって防波することができ、更に防波板の効果とあいまって不純物質の上層部への飛散が確実に防止できるようになった。
エンジンにより駆動されるエアコンプッレッサと、エアタンクとを連通するエア配管にエアドライヤーを設け、前記エアドライヤーに水分、エンジンオイル、スラッジ、カーボン等の不純物質を一時的に捕捉するオイルキャッチ部を付設し、前記エアドライヤーから噴出される吐出エアにより前記不純物質を一掃するものにおいて、前記オイルキャッチ部に、前記オイルキャッチ部から噴出された不純物質および吐出エアとの混合体を流入させるオイルキャッチタンクを連設し、
前記オイルキャッチタンクの流入部に前記オイルキャッチタンクに流入する前記混合体の流入の勢いを緩和する流入圧力緩和手段を設け、
流通孔を形成した仕切り板を前記オイルキャッチタンクの内部に形成して上層部を形成し、
前記上層部にフィルタが設置される空間と排気筒が設置される空間とを区画する隔壁を形成し、
前記上層部のフィルタが設置される空間に前記混合体を前記不純物質と吐出エアとに分離するフィルタ手段を設け、
前記不純物質は前記仕切り板に設けられた前記流通孔を経由して前記オイルキャッチタンクの下層部に蓄積し、飛散防止手段により前記不純物質の飛散を防止する一方で、
前記不純物質から分離された前記吐出エアを前記オイルキャッチタンクの前記排気筒の近傍に設けたエア精製手段を経て大気へ排気させることを特徴とするオイルキャッチ装置であって、
前記エア精製手段は前記通風孔を形成した前記仕切り板を前記オイルキャッタンクの排気筒の直下近傍に形成したオイルキャッチ装置である。
本発明によれば、分離された吐出エアが排気部から外気に放出される前に、上層部の通風孔を有する仕切り板により規制され及び排出筒の底部に形成された排出口から排出される事により排出エアの排出圧力が緩和され残っている僅かの不純物質と吐出エアとに分別分離され排出エアはより精製されて外部に放出される。
(6) 本発明の第三の請求項は、
エンジンにより駆動されるエアコンプッレッサと、エアタンクとを連通するエア配管にエアドライヤーを設け、前記エアドライヤーに水分、エンジンオイル、スラッジ、カーボン等の不純物質を一時的に捕捉するオイルキャッチ部を付設し、前記エアドライヤーから噴出される吐出エアにより前記不純物質を一掃するものにおいて、前記オイルキャッチ部に、前記オイルキャッチ部から噴出された不純物質および吐出エアとの混合体を流入させるオイルキャッチタンクを連設し、
前記オイルキャッチタンクの流入部に前記オイルキャッチタンクに流入する前記混合体の流入の勢いを緩和する流入圧力緩和手段を設け、
流通孔を形成した仕切り板を前記オイルキャッチタンクの内部に形成して上層部を形成し、
前記上層部にフィルタが設置される空間と排気筒が設置される空間とを区画する隔壁を形成し、
前記上層部のフィルタが設置される空間に前記混合体を前記不純物質と吐出エアとに分離するフィルタ手段を設け、
前記不純物質は前記仕切り板に設けられた前記流通孔を経由して前記オイルキャッチタンクの下層部に蓄積し、飛散防止手段により前記不純物質の飛散を防止する一方で、
前記不純物質から分離された前記吐出エアを前記オイルキャッチタンクの前記排気筒の近傍に設けたエア精製手段を経て大気へ排気させることを特徴とするオイルキャッチ装置であって、
前記エア精製手段は前記通風筒の底部に排気口を形成した排気筒を前記オイルキャッタンクの排気筒近傍に形成したオイルキャッチ装置である。
本発明によれば、分離された吐出エアが排気部から外気に放出される前に、上層部の通風孔を有する仕切り板により規制され及び前記排出筒の底部に設けられた排出口から排出される事により排出エアが緩和され残っている僅かの不純物質と吐出エアとに分別分離され排出エアはより精製されて外部に放出される。
不純物質と吐出エアとの混合体はオイルキャッチタンク入口でその勢いは減速され、上層部に設置されたフィルタによって、吐出エアは不純物質から分離されてフィルタを通過して隔壁の近傍に設けられた流通孔から中層部Mに出る一方で、不純物質は比重が大きいのでフィルタの下方へ流下し、流通孔から中層部M、更には下層部Dへ落下していく。
こうして不純物質はオイルキャッチタンクの下層部Dに蓄積されていく。 他方、吐出エアはオイルキャッチタンクの排気筒を通って排気部から大気中へ排気される。
このように、本実施形態によれば、エアドライヤーのオイルキャッチ部から吐出エアと一体になって噴出されてくる不純物質がオイルキャッチタンク内のフィルタに流れ込むことで、吐出エアと不純物質とに円滑に分離する。これにより、不純物質はオイルキャッチタンクの下層部Dに蓄積され、吐出エアは下層部Dから通風孔を通って排気部を介して大気へ排出されていく。
以下、本発明のオイルキャッチ装置に係る実施形態を図1〜図5に基づいて具体的に説明する。なお、本実施形態では、図5(a)の後一軸型ないしは図5(c)に示される後二軸型のトラクタに適用可能であり、これらに適用した場合を例に挙げて説明する。勿論バス、特装車、通常のトラック、乗用車、あるいは圧縮エアを発生させる一般産業機械の分野にも適宜に応用できるのは言うまでもない。 図1において、符号10はエア処理装置20に追加して設けられる本発明の必須要素としてのオイルキャッチタンクを示す。このオイルキャッチタンク10はエアチャンバ一体型の自体公知であるエアドライヤー11に付設したオイルキャッチ部18に連結パイプ13を介して接続されている。 そのエアドライヤー11はエア流入パイプ12を介して符号A/Cを付したエアコンプレッサ14に接続されている。符号A/Tを付したエアタンク15はエア流出パイプ16を介してエアドライヤー11に接続される。すなわち、エア流入パイプ12およびエア流出パイプ16を介してエアコンプレッサ14と、エアドライヤー11と、エアタンク15とを繋ぐことで、エアシステム回路19が形成されている。
以下の説明では、本発明に必須のオイルキャッチタンク10を説明する前に、エアシステム回路19に組み込まれたエアドライヤー11を中心としたエア処理装置20の概要を説明する。なお、係るエアドライヤー11は一例であって、これ以外の構造を備えたエアドライヤーであってもよい。 すなわち、上記エアコンプレッサ14はエンジンオイル(潤滑油)が循環する潤滑油系統の潤滑油が共用して使用され、図示されないエンジンにより駆動される。また、図1では一個のエアタンク15を図示したが、エアシステム回路19に応じて適宜の数のタンクが設けられるのは言うまでもない。
こうしてエア処理装置20を構成するエアドライヤー11により、エアコンプレッサ14の駆動時には、発生した圧縮エアは図1の矢印に示すように、エア流入パイプ12を通ってエアドライヤー11に流入する。オイルキャッチ部18を通過することでオイルミスト等の不純物質が除去され、図示しない乾燥剤を通過することで水分が除去される。こうして、乾燥エアだけが白抜きの矢印で示すように、多機能バルブ23を経由してそれぞれ所定のエアタンク15に供給貯蔵される。 そして、エアコンプレッサ14駆動時に、エアシステム回路19ないしはエアタンク15のエア圧がガバナ部の高規定圧に達すると、ガバナ部の作動によりガバナ部が噴射される。
次に、エア処理装置20に追加して設けられる本発明の特徴的な必須要素であるオイルキャッチタンク10を図2〜図5に基づいて具体的に説明する。
すなわち、オイルキャッチタンク10はステンレスまたはスチール材を板金成型により形成した箱形を成すケーシング24と、ケーシング24の上方に設けられ連結パイプ13と接続可能な流入部25と、ケーシング24に収納され流入部25から流入する不純物質と吐出エアとの混合体を流通させることにより不純物質とエアとに分離するフィルタ27と、ケーシング24の上方に設けられエアドライヤー11から噴出される吐出エアを大気へ自然排気する煙突状の排気部26と、ケーシング24に収納されケーシング24内部空間を上層部Uと中層部Mとに仕切る板金成型による仕切り板28と、ケーシング24の下方の下層部Dと中層部Mとの間に設けられ沈殿したオイルがケーシング内で吹き上げるのを防止する防波板29と、同じくケーシング24の下方の下層部に設けられ沈殿したオイルがケーシング内でばたつくのや吹き上げるのを防止する金属ウール35と、排気部26の下部で上層部Uに突き出して形成した排気筒26aと、上層部Uのうちフィルタ27が設けられた空間と、上層部Uのうち排気筒26aが設けられた空間との間を気密に閉塞する隔壁40を具備する。
本実施形態は上記のように構成されるので、エアドライヤー11のオイルキャッチ部18で一時的に捕捉された水、エンジンオイル、燃料カスであるスラッジやカーボン等の液体状に混じり合った不純物質は、上記ガバナ部の作動によりエアドライヤー11から噴出される吐出エアと共に混合体となって噴出されて、連結パイプ13、流入部25を経由してオイルキャッチタンク10の内部に入る。流入部25は、図3に示すようにケーシング24の上面に2個の流入口25aが形成されている。この流入口25aの個数を適宜増減して設けることにより、流入する流体の圧力を緩和することができる。
不純物質と吐出エアとの混合体は流入口25aでその勢いは減速され、上層部Uに流入し、フィルタ27によって、吐出エアは不純物質から分離されてフィルタ27を通過して隔壁40の近傍に設けられた流通孔30から中層部Mに出る一方で、不純物質は比重が大きいのでフィルタ27の下方へ流下し、流通孔30から中層部M、更には下層部Dへ落下していく。前記流通孔30は、隔壁40の近傍に設けてあるが、これは流入口25aから流通孔30までの混合体の移動距離を長くすることにより不純物質の分離効率を高めるためであり、流入口25aからなるべく離れた位置に流通孔30を設けることが好ましい。
図2に示すように下層部Dには、板金成型による防波板29と金属ウール35とが設置される。防波板29には上層部Uからのオイル等を下層部Dに通す複数の孔が形成されている。
不純物質はオイルキャッチタンク10の下層部Dに蓄積されていく。蓄積された不純物質は金属ウール35とその上部に設置された防波板29によって、下層部Dの上方又は中層部Mへの逆流が防止され、自動車運転時のオイルキャッチタンク10のバタツキや揺れによっても蓄積された不純物質は確実に下層部Dに貯留される。
本発明の実施態様においては、エア精製手段として、通風孔31を形成した仕切り板28をオイルキャッチタンク10の排気筒26aの直下近傍に形成している。
中層部Mから排出してくる吐出エアはかなり不純物質が除かれているがなお微量の不純物質が含まれている。この吐出エアを排気筒26aに直接流入させるのではなく、手前に仕切り板28を形成し、吐出エアの排出抵抗を制御することにより吐出エアの精製を行うことができる。仕切り板を設けない場合は吐出エアが直接排気筒26aに排出されてしまい吐出エアの精製が完全ではない。
そして、吐出エアは図2に示す矢印のように、オイルキャッチタンク10の排気筒26aの排気口26bを通って排気部26から大気中へ排気される。なお排気口26bの形、大きさ又は個数などは適宜設計選択することができる。
この排気口26bの大きさや個数は適宜設計選択することができる。しかし、排気口26bの位置はなるべく通風孔31から離した位置に形成することが望ましい。これは、通風孔31から僅かに残存する不純物質を含む吐出エアが排出口26bに至るまでの移動距離をなるべく長くすることによって吐出エアと不純物質の分離を十分に行い吐出エアの精製を行うためである。
排気筒26aに排気口26bを形成しない場合は吐出エアの排気量及び排気抵抗を制御することができないため吐出エアの精製が完全ではない。
そして、精製された吐出エアは図2に示す矢印のように、オイルキャッチタンク10の排気筒26aの排気口26bを通って排気部26から大気中へ排気される。なお排気口26bの形、大きさ又は個数などは適宜設計選択することができるものである。
また、ケーシング24の下方にドレンコック32が設けられ、下層部Dに蓄積した不純物質を保守点検時に開いて容器に受け取って処理することが可能となる。 また、ケーシング24の側面には不純物質の蓄積量を外部から視認するための視認窓36が設けられている。これにより、下層部Dで不純物質の蓄積量を視認して保守点検の時期を予測できるようになる。 そして、不純物質が所定量蓄積した場合には、ドレンコック32を開操作するだけで、流下する不純物質を例えばバケツ等の容器に受け止めて取り出すことができ、不純物質で路面などを汚すことを確実に防ぐことができる。
さらに、エア供給ラインを有する装置なら、トラック、バス、特装車両、乗用車だけでなく、一般の産業機械分野にも適用可能である。 また、通風孔はその大きさや形を適宜設計変更して形成した形態でよく、また、通風孔にメッシュ素材を貼り付けてもよい。 また、上記実施形態ではドレンコック32をオイルキャッチタンク10の下面に設けたが、勿論側面に設けた態様でもよい。
11 エアドライヤー
12 エア流入パイプ
13 連結パイプ
14 エアコンプッレッサ
15 エアタンク
16 エア流出パイプ
17 エアチャンバ
18 オイルキャッチ部
19 エアシステム回路
20 エア処理装置
21 屋根部
22 ドレンバルブ
23 多機能バルブ
24 ケーシング
25 流入部
26 排気部
26a 排気筒
26b 排気口
27 フィルタ
28 仕切り板
29 防波板
30 流通孔
31 通風孔
32 ドレンコック
35 金属ウール
36 視認窓
40 隔壁
Claims (3)
- エンジンにより駆動されるエアコンプッレッサと、エアタンクとを連通するエア配管にエアドライヤーを設け、前記エアドライヤーに水分、エンジンオイル、スラッジ、カーボン等の不純物質を一時的に捕捉するオイルキャッチ部を付設し、前記エアドライヤーから噴出される吐出エアにより前記不純物質を一掃するものにおいて、前記オイルキャッチ部に、前記オイルキャッチ部から噴出された不純物質および吐出エアとの混合体を流入させるオイルキャッチタンクを連設し、
前記オイルキャッチタンクの流入部に前記オイルキャッチタンクに流入する前記混合体の流入の勢いを緩和する流入圧力緩和手段を設け、
流通孔を形成した仕切り板を前記オイルキャッチタンクの内部に形成して上層部を形成し、
前記上層部にフィルタが設置される空間と排気筒が設置される空間とを区画する隔壁を形成し、
前記上層部のフィルタが設置される空間に前記混合体を前記不純物質と吐出エアとに分離するフィルタ手段を設け、
前記不純物質は前記仕切り板に設けられた前記流通孔を経由して前記オイルキャッチタンクの下層部に蓄積し、飛散防止手段により前記不純物質の飛散を防止する一方で、
前記不純物質から分離された前記吐出エアを前記オイルキャッチタンクの前記排気筒の近傍に設けたエア精製手段を経て大気へ排気させることを特徴とするオイルキャッチ装置であって、
前記飛散防止手段が防波板及び金属ウールの両方を前記オイルキャッチタンクの前記下層部に形成したオイルキャッチ装置。 - エンジンにより駆動されるエアコンプッレッサと、エアタンクとを連通するエア配管にエアドライヤーを設け、前記エアドライヤーに水分、エンジンオイル、スラッジ、カーボン等の不純物質を一時的に捕捉するオイルキャッチ部を付設し、前記エアドライヤーから噴出される吐出エアにより前記不純物質を一掃するものにおいて、前記オイルキャッチ部に、前記オイルキャッチ部から噴出された不純物質および吐出エアとの混合体を流入させるオイルキャッチタンクを連設し、
前記オイルキャッチタンクの流入部に前記オイルキャッチタンクに流入する前記混合体の流入の勢いを緩和する流入圧力緩和手段を設け、
流通孔を形成した仕切り板を前記オイルキャッチタンクの内部に形成して上層部を形成し、
前記上層部にフィルタが設置される空間と排気筒が設置される空間とを区画する隔壁を形成し、
前記上層部のフィルタが設置される空間に前記混合体を前記不純物質と吐出エアとに分離するフィルタ手段を設け、
前記不純物質は前記仕切り板に設けられた前記流通孔を経由して前記オイルキャッチタンクの下層部に蓄積し、飛散防止手段により前記不純物質の飛散を防止する一方で、
前記不純物質から分離された前記吐出エアを前記オイルキャッチタンクの前記排気筒の近傍に設けたエア精製手段を経て大気へ排気させることを特徴とするオイルキャッチ装置であって、
前記エア精製手段は通風孔を形成した前記仕切り板を前記オイルキャッチタンクの前記排気筒の直下近傍に形成したオイルキャッチ装置。 - エンジンにより駆動されるエアコンプッレッサと、エアタンクとを連通するエア配管にエアドライヤーを設け、前記エアドライヤーに水分、エンジンオイル、スラッジ、カーボン等の不純物質を一時的に捕捉するオイルキャッチ部を付設し、前記エアドライヤーから噴出される吐出エアにより前記不純物質を一掃するものにおいて、前記オイルキャッチ部に、前記オイルキャッチ部から噴出された不純物質および吐出エアとの混合体を流入させるオイルキャッチタンクを連設し、
前記オイルキャッチタンクの流入部に前記オイルキャッチタンクに流入する前記混合体の流入の勢いを緩和する流入圧力緩和手段を設け、
流通孔を形成した仕切り板を前記オイルキャッチタンクの内部に形成して上層部を形成し、
前記上層部にフィルタが設置される空間と排気筒が設置される空間とを区画する隔壁を形成し、
前記上層部のフィルタが設置される空間に前記混合体を前記不純物質と吐出エアとに分離するフィルタ手段を設け、
前記不純物質は前記仕切り板に設けられた前記流通孔を経由して前記オイルキャッチタンクの下層部に蓄積し、飛散防止手段により前記不純物質の飛散を防止する一方で、
前記不純物質から分離された前記吐出エアを前記オイルキャッチタンクの前記排気筒の近傍に設けたエア精製手段を経て大気へ排気させることを特徴とするオイルキャッチ装置であって、
前記エア精製手段は前記排気筒の底部に排気口を形成したものであることを特徴とする請求項1記載のオイルキャッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014234352A JP6078516B2 (ja) | 2014-11-19 | 2014-11-19 | オイルキャッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014234352A JP6078516B2 (ja) | 2014-11-19 | 2014-11-19 | オイルキャッチ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016098675A JP2016098675A (ja) | 2016-05-30 |
JP6078516B2 true JP6078516B2 (ja) | 2017-02-08 |
Family
ID=56075414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014234352A Active JP6078516B2 (ja) | 2014-11-19 | 2014-11-19 | オイルキャッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6078516B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6339414U (ja) * | 1986-08-29 | 1988-03-14 | ||
JPH0534738Y2 (ja) * | 1988-11-14 | 1993-09-02 | ||
JP2594932Y2 (ja) * | 1993-12-28 | 1999-05-24 | 有限会社マエダ | 圧縮空気用フィルタ装置 |
JP2002357376A (ja) * | 2001-06-01 | 2002-12-13 | Mitsubishi Electric Corp | 油分離器 |
JP5557214B2 (ja) * | 2011-09-22 | 2014-07-23 | 横浜車輌工業株式会社 | オイルキャッチ装置 |
-
2014
- 2014-11-19 JP JP2014234352A patent/JP6078516B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016098675A (ja) | 2016-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7857882B1 (en) | Water and oil mist elimination apparatus for a vehicular compressed air storage system | |
JP6373757B2 (ja) | 圧縮空気乾燥装置 | |
EP3225295B1 (en) | Oil catcher | |
JP6876433B2 (ja) | 圧縮空気乾燥システム及び圧縮空気乾燥システムの再生方法 | |
CN107847842B (zh) | 油分离器 | |
JP2021522989A (ja) | 車両空気ブレーキ充填システム用の放出物処理装置 | |
JP6576911B2 (ja) | 圧縮空気乾燥システム及び圧縮空気乾燥システムの再生方法 | |
US10130910B2 (en) | Compressed air drying device | |
WO2015129856A1 (ja) | オイルセパレータ及びドレン排出システム | |
JP5557214B2 (ja) | オイルキャッチ装置 | |
JP6609550B2 (ja) | オイルセパレータ及び車両用油分分離システム | |
JP6078516B2 (ja) | オイルキャッチ装置 | |
JP5440971B2 (ja) | 圧縮空気除湿システム | |
JP6153223B2 (ja) | エア供給システム | |
JP6280842B2 (ja) | オイルセパレータ | |
JP6211300B2 (ja) | オイルセパレータ | |
JP6345541B2 (ja) | オイルセパレータ | |
JP6493780B2 (ja) | 車両のオイルキャッチタンク | |
US10343108B2 (en) | Air drier | |
JP6519146B2 (ja) | 車両のオイルキャッチタンク | |
JP2017131889A (ja) | エア系統 | |
JP7429058B2 (ja) | オイル分離除去装置及び圧縮空気生成用オイルフリーシステム | |
JP5948172B2 (ja) | 車載用のドレン分離・貯留器 | |
JP6519145B2 (ja) | 車両のオイルキャッチタンク | |
JP2014008471A (ja) | オイルセパレータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160517 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160706 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170110 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170116 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6078516 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |