JP6078074B2 - 脱塩システム及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は広義には脱塩システム及び水回収方法に関する。さらに具体的には、本発明は、脱塩システム及び生産水回収のための硬度イオンの除去方法に関する。
工業プロセスでは、大量の廃水(例えば、食塩水溶液)が生成される。一般的に、このような廃水は、家庭内又は工業用途での直接消費には適していない。適格な水源が限られていることを考えると、適格な水を液体流(例えば廃水、海水又は汽水)から回収することが望ましい。
通常は、連続運転であるために、また生産水の品質が安定して比較的高いために、電気式脱イオン(EDI)装置が、このような液体流を処理して例えば純水を製造するために、用いられている。一般的に、EDI装置では、従来の電気透析システムにイオン交換樹脂ビーズを満たしたものを用いて、液体流を処理している。しかし、運転中、EDI装置には、処理すべき液体流に対して硬度許容範囲がある。例えば、EDI装置の硬度許容範囲は約1ppm未満であり、液体流の厳密な前処理を行って内部の硬度を減少させることが、液体流をEDI装置内に導入する前に必要となる場合がある。
液体流を前処理して内部の硬度を下げることが試みられている。例えば、2段の逆浸透(RO)装置が用いられている。しかし、2段の逆浸透装置を使用しているために、液体流中の硬度を減少させるためにはシステムコストが高くなる場合がある。
独国特許出願公開第4418812号明細書
したがって、新しい改善された脱塩システム及び水回収のための硬度イオンの除去方法が求められている。
本発明の一実施形態により水流からイオン除去するための脱塩システムが提供される。脱塩システムは1以上の脱塩セルを備える。1以上の脱塩セルは、第1及び第2の電極と、第1及び第2の電極上にそれぞれ配設された陰イオン交換層及び陽イオン交換層と、第1の電極と第2の電極の間に配設されたスペーサとを備える。1以上の脱塩セルは、第1の電極と第2の電極の間に配設されたイオン交換樹脂をさらに備える。
本発明の別の実施形態により水流からイオン除去するための脱塩システムが提供される。脱塩システムは脱塩装置を備える。脱塩装置は、第1及び第2の電極と、第1の電極と第2の電極の間に配設された1以上のバイポーラ電極と、各隣接する電極対の間に配設された複数のスペーサとを備える。脱塩装置はさらに、各隣接する電極対のそれぞれの電極上に配設された陰イオン及び陽イオン交換層と、各隣接する電極対の間に配設されたイオン交換樹脂とを備える。
本発明の実施形態によってさらに、水流からイオンを除去するための方法が提供される。本方法は、脱塩セルの充電状態において、第1の供給流を、脱塩セルの第1及び第2の電極上にそれぞれ配設された陰イオン交換層と陽イオン交換層の間に配設されたイオン交換樹脂を通して流して、流出流を生成することと、脱塩セルの放電状態において、第2の供給流をイオン交換樹脂を通して流して、第1の供給流から除去されたイオンを脱塩セルの外へ運び、濃縮流を生成することとを含んでいる。
これら及び他の優位性及び特徴は、添付の図面と共に示される本発明の好ましい実施形態の以下の詳細な説明からより良好に理解される。
本発明の一実施形態に係る脱塩システムの概略図である。 本発明の一実施形態に係る図1に示す脱塩システムの脱塩装置の概略図である。 本発明の一実施形態に係る脱塩装置における第1の供給流の脱塩を例示する実験グラフである。 本発明の一実施形態に係る脱塩中にイオン交換樹脂ビーズを用いた場合及び用いなかった場合の脱塩装置の電圧を例示する実験グラフである。 本発明の別の実施形態に係る脱塩装置のイオン交換樹脂ビーズの配置の概略図である。 本発明の別の実施形態に係る脱塩装置のイオン交換樹脂ビーズの配置の概略図である。 本発明の実施形態に係る脱塩システムの脱塩装置の概略図である。 本発明の実施形態に係る脱塩システムの脱塩装置の概略図である。
以下、本開示の好ましい実施形態について添付の図面を参照して説明する。以下の説明では、周知の機能又は構造については詳細に説明することをせず、開示内容が不必要に詳細になって不明瞭になることを避ける。
図1は、本発明の一実施形態に係る脱塩システム10の概略図である。図1に例示したように、脱塩システム10は、脱塩装置11と、脱塩装置11と流体連通した電気式脱イオン(EDI)装置12とを備える。
脱塩装置11は、塩又は他の不純物を有する第1の供給(水)流13を、脱塩用の第1の液体源(図示せず)から受け取って、内部に含まれる荷電種又は標的イオンを除去して流出流14を生成するように構成されている。非限定的な例では、第1の供給流13中の塩としては、荷電イオン、例えば、ナトリウム(Na+)、塩素(Cl-)、硬度イオン、例えば、マグネシウム(Mg2+)及び/もしくはカルシウム(Ca2+)、並びに/又は他のイオンを挙げてもよい。1つの非限定的な例では、第1の供給流13中の荷電イオンは少なくとも標的イオン(例えば硬度イオン)を含む。
例示した配置の場合、脱塩装置11はさらに、第2の供給流15を第2の液体源から第1の供給流13の脱塩後に受け取って、第1の供給流から除去された荷電種又は標的イオン13を脱塩装置11の外へ運んで濃縮流16を生成するように構成されている。濃縮流16は、荷電種の濃度が第2の供給流15よりも高い。
例示した例では、第1の供給流13及び流出流14を脱塩装置11内に導入しまた脱塩装置11から外に出すことをバルブ17、18を介して行うことが、脱塩装置11の充電状態においてそれぞれ行われる。第2の供給流15及び濃縮流16を脱塩装置11内に導入しまた脱塩装置11から外に出すことをバルブ17、18を介して行うことが、脱塩装置11の放電状態においてそれぞれ行われる。充電状態では、第2の供給流15及び濃縮流16の流路が、対応するバルブ17、18によって閉じている。放電状態では、第1の供給流13及び生成物流14の流路が、対応するバルブ17、18によって閉じている。
濃縮流16の向きを変えて第2の供給流15内に入れて、脱塩装置11内に循環させてもよい。濃縮流16の循環が続くと、塩又は他の不純物の濃度が継続的に増加することが、濃縮流16が飽和状態又は過飽和状態になるまで起こる。その結果、飽和又は過飽和の度合いが、濃縮流16中に沈殿が生じ始める点に達する場合がある。いくつかの例では、濃縮流16の少なくとも一部を通路100から放出してもよい。
第1の供給流13と第2の供給流15とは、同じ塩又は不純物を含んでいてもよいしそうでなくてもよいし、また同じ濃度の塩又は不純物を有していてもよいしそうでなくてもよい。非限定的な例では、第1及び第2の供給流13、15を同じ(又は単一の)液体源によって与えてもよい。ある応用例では、第1の供給流13は、脱塩装置11の放電状態において第2の供給流15として働いてもよい。バルブ17、18を用いてもよいし用いなくてもよい。
こうして、脱塩装置11の脱塩のおかげで、第1の供給流13中の硬度イオンを含む荷電又は標的イオンの少なくとも一部が除去される場合がある。その結果、流出流14が生成され、そして流出流14をEDI装置12内に導入してさらなる処理を図ってもよい。流出流14は、希薄液であってもよく、第1の供給流13と比べて荷電種(例えば硬度イオン)の濃度が低くてもよい。
流出流14を脱塩装置11内に循環するか又は他の任意の好適な脱塩装置内に導入して、内部の荷電種を除去するためのさらなる処理を図ることを、EDI装置12内に導入する前に行ってもよい。ある応用例では、EDI装置を、異なる応用例に基づいて用いてもよいし用いなくてもよい。
本明細書で用いる場合、用語「EDI」の意味するところは、電気化学的な精製プロセスであって、イオン交換膜及びイオン交換樹脂ビーズを用いて標的イオン又は荷電種を水又は他の流体から除去し、より高品質の水(例えば、純水又は超純水)を生成するプロセスである。
EDI装置12は、アノード及びカソードとしてそれぞれ働くように構成された一対の電極を備える。複数の交互の陰イオン及び陽イオン交換膜がアノード及びカソード間に配設されて、複数の交互の第1及び第2のチャンネルがそれらの間に形成されている。これらは、運転条件下で希釈及び濃縮チャンネルともいわれる。複数のスペーサが、各膜対間と、電極及び対応する隣接膜の間とに配設されている。これは、電気透析(ED)装置の構造と同様の場合がある。同様に、陰イオン交換膜は、陰イオンに対して通過可能に構成されている。陽イオン交換膜は、陽イオンに対して通過可能に構成されている。
加えて、異なる応用例に基づいて、第1のチャンネル又は第2のチャンネルにイオン交換樹脂を満たして、イオン輸送を促進すること、隣接したイオン交換膜間の伝導性を高めること、及び水を電気化学的に分解することを図ってもよい。ある応用例では、第1のチャンネル又は第2のチャンネルは、部分的又は全体的にイオン交換樹脂によって満たされていてもよい。1つの非限定的な例では、第1の(希釈)チャンネルはイオン交換樹脂によって満たされている。
一部の配置に対して、EDI装置12の電極は、積層構造を形成するために互いに平行に配置されたプレートの形態であってもよい。その代わりに、電極を種々の構成で並べてもよい。例えば、電極を、らせん状の連続空間がそれらの間に設けられるように同心円状に配置してもよい。用途によっては、電極は導電性材料を含んでいてもよい。スペーサは、任意のイオン透過性の電子的に非伝導性の材料を含んでいてもよい。例えば、膜並びに多孔質及び無孔材料である。
非限定的な例では、EDI装置12のカソードはステンレス鋼を含んでいてもよい。EDI装置12のアノードは、酸化イリジウム又は白金コーティングされたチタンを含んでいてもよい。陰イオン交換膜は、第4級アミン基を含むポリマー材料を含んでいてもよい。陽イオン交換膜は、スルホン酸基及び/又はカルボン酸基を含むポリマー材料を含んでいてもよい。イオン交換樹脂は、架橋ポリスチレン又は他の好適な材料を含んでいてもよい。
運転中に、電流をEDI装置12に加える。脱塩装置11からの流出流14を、イオン交換樹脂ビーズによって満たされた希釈チャンネル内に導入して、標的イオン(例えば、内部の硬度イオン)のさらなる除去を図り、より高品質の生成物流体19を生成する。液体源(図示せず)からの入力流20を濃縮チャンネル内に導入して、対応する希釈チャンネルから除去された標的イオンをEDI装置12の外へ運び、濃縮流体21を生成する。ある応用例では、生成物流体19をEDI装置12内に循環してさらなる処理を図ってもよい。脱塩装置11からの濃縮流16をEDI装置12の濃縮チャンネル内に導入して、除去された標的イオンを運び去ってもよい。
一方で、水分解反応が第1のチャンネル内のイオン交換樹脂中で起こってH+及びOH-を生成してイオン交換樹脂の再生を図り、連続運転の促進を図る。電解質流(図示せず)が電極の表面を通って、運転中に発生したガス(例えば、水素及び塩素)を除去し、電極を保護してもよい。
一般的に、EDI装置12には、内部で処理すべき液体に対して硬度許容範囲がある。例えば、EDI装置の硬度許容範囲は通常、約1ppm未満である。液体中の硬度を好適なレベルまで下げて、処理中のEDI装置12におけるスケーリング又はファウリング傾向を緩和又は回避するために、図1に示したように、脱塩装置11を用いて第1の供給流13を前処理して、流出流14として、好適なレベルの標的イオン(例えば、限定することなく、硬度イオン)を有するものを生成して、EDI装置12におけるさらなる処理を図っている。
図2に、本発明の一実施形態に係る脱塩装置11の概略図を例示する。図2に例示したように、脱塩装置11は、第1の電極22、第2の電極23、陰イオン交換層24、陽イオン交換層25、及びスペーサ26を備え、脱塩セルともいわれる。本明細書で用いる場合、用語「層」は、特定の厚さの材料を示さない場合がある。
例示した例では、第1及び第2の電極22、23が電源(図示せず)の正及び負端子に接続されて、アノード及びカソードとしてそれぞれ働くようになっている。その結果、陰イオン交換層24はアノード22と密着状態にあり、陽イオン交換層25はカソード23と密着状態にある。その代わりに、第1の電極22及び第2の電極23がカソード及びアノードとしてそれぞれ働いてもよく、その結果、陰イオン交換層24及び陽イオン交換層25をアノード23及びカソード22上にそれぞれ配設してもよい。
一部の配置に対して、第1及び第2の電極22、23は、チタンプレートであってもよいし、又は白金コーティングされたチタンプレートであってもよい。他の例では、第1及び第2の電極22、23は導電性材料を含んでいてもよい。導電性材料は、熱伝導性であってもなくてもよいし、サイズがより小さくて表面積がより大きい粒子を含んでいてもよい。電気伝導性材料は、1種以上の炭素材料を含んでいてもよい。炭素材料の非限定的な例としては、活性炭粒子、多孔質カーボン粒子、カーボンファイバ、カーボンエアロゲル、多孔質メソカーボンマイクロビーズ、又はそれらの組み合わせが挙げられる。他の例では、導電性材料は伝導性の複合材料を含んでいてもよい。例えば、マンガンもしくは鉄もしくは両方の酸化物、又はチタン、ジルコニウム、バナジウム、タングステン、もしくはそれらの組み合わせの炭化物である。
例示した例では、第1及び第2の電極22、23は、積層構造を形成するために互いに平行に配置されたプレートの形態である。他の例では、第1及び第2の電極22、23は種々の形状を有していてもよい。例えばシート、ブロック、又は円柱である。加えて、第1及び第2の電極22、23を種々の構成で並べてもよい。例えば、第1及び第2の電極22、23を、らせん状の連続空間がそれらの間に設けられるように同心円状に配置してもよい。
用途によっては、陰イオン及び陽イオン交換層24、25を、供給流から対応する電極までのイオン輸送を促進するように構成してもよい。いくつかの例では、陰イオン交換層24は、一価の陰イオンだけでなく多価の陰イオンに対しても通過可能に構成された共通の陰イオン交換層を含んでいてもよい。ある応用例では、異なる応用例に基づいて、例えば、一価の陰イオンを除去するために、陰イオン交換層24は、一価の陰イオンに対して通過可能に構成された一価の陰イオン交換層を含んでいてもよい。同様に、陽イオン交換層25は、共通の陽イオン交換層又は一価の陽イオン交換層を含んでいてもよい。非限定的な例では、陰イオン交換層24及び陽イオン交換層25は共通のイオン交換層であってもよい。
いくつかの実施形態では、陰イオン交換層24及び/又は陽イオン交換層25は、対応する電極22、23上に配置されるように自立型であってもよい。その代わりに、陰イオン交換層24及び/又は陽イオン交換層25を、対応する電極22、23の表面上に膜の形態でコーティングしてもよい。ある応用例では、陰イオン交換層24及び/又は陽イオン交換層25を、対応する電極22、23中に分散させてもよい。スペーサ26は、陰イオン交換層24と陽イオン交換層25との間に配設され、第1の電極22と第2の電極23とを分離するための任意のイオン透過性の電子的に非伝導性の材料を含んでいてもよい。
図2における例示した配置の場合、脱塩装置11の充電状態の間に、電源からの正及び負電荷が、アノード22及びカソード23の表面上にそれぞれ蓄積する。荷電種を有する第1の供給流13がバルブ17を通って脱塩装置11内に入り、少なくとも硬度イオン除去が図られる。正及び負電荷の引力が原因で、第1の供給流13内の陰イオン(例えば、Cl-)と陽イオン(例えば、硬度イオン)とは、対応する陰イオン及び陽イオン交換層24、25を通って、対応する電極22、23上に蓄積される。
このような電荷蓄積が脱塩装置11の内部で起こる結果、流出流14(脱塩装置11からバルブ18を介して出てくる希薄液である)は、荷電種(例えば、硬度イオン及びCl-)の濃度が第1の供給流13と比べて低くなる。ある実施形態では、流出流14に再び脱イオン化を施すことを、別の脱塩装置を通して供給することによって行ってもよい。
放電状態の間に、吸着イオン(例えば、硬度イオン及びCl-)は、第1及び第2の電極22及び23の表面からそれぞれ解離する。第2の供給流15が、バルブ17を通って脱塩装置11内に入ってイオンを脱塩装置11の外へ運び出すことが、イオンが、対応する電極から解離して、対応する陰イオン及び陽イオン交換層24、25を通って第2の供給流15と接触する間に行われる。
その結果、濃縮流16が生成され、荷電種(例えば、硬度イオン)の濃度は第2の供給流15と比べてより高い場合がある。一実施形態では、放電の際に、第1及び第2の電極22、23の極性を同じに維持してもよく、短絡回路を2つの電極間に加えることで、陰イオンと陽イオンとを対応する電極22、23から脱離させることができる。別の実施形態では、第1及び第2の電極22、23の極性を逆にして、イオンの脱離を図ることができる。ある応用例では、濃縮流16の向きを変えて第2の供給流15内に入れて、脱塩装置11の放電状態における循環を図ってもよい。
図2に示したように、脱塩装置(セル)11はさらに、陰イオン交換層24と陽イオン交換層25との間に配設されたイオン交換樹脂ビーズ27を備える。非限定の例では、イオン交換樹脂ビーズ27は、ポリマーであって、内部のイオンを、通過する第1の供給流13内のイオンと交換して、第1の供給流13から対応する電極までのイオン輸送を脱塩装置11の充電状態において行うためのイオンチャンネルとして働くように構成されたポリマーからなっていてもよい。
イオン交換樹脂は、水処理プロセス(例えば、硬水軟化及び浄水用)において広く用いられている。一般的に、イオン交換樹脂は、不溶性材料を、直径約0.5mm〜約2mmのビーズの形態で有している。不溶性材料の表面には多孔質構造があり、その上にイオンがゆるく保持される。イオンは、通過する供給流内のイオンと、材料の特性に何ら変更を及ぼすことなく、運転中に交換される。非限定的な例では、不溶性材料は酸又は塩基を含んでいて、陽イオン交換樹脂又は陰イオン交換樹脂のいずれかとして働いて、液体中の陽イオン又は陰イオンを交換する。イオン交換樹脂ビーズ27において用いる材料の非限定的な例としては、架橋ポリスチレン又は他の好適な材料が挙げられる。一例では、イオン交換樹脂ビーズ27は、ランクセス社(LanxessCorporation)(バーミンガム、ニュージャージー州、米国)によって販売される。
例示した配置の場合、イオン交換樹脂ビーズ27は、陰イオン交換樹脂ビーズ28と、陰イオン交換樹脂ビーズ28と混合された陽イオン交換樹脂ビーズ29を含んでいる。これらは、イオン交換樹脂ビーズの混合ベッドともいわれる。ある応用例では、異なる応用例に基づいて、例えば、異なる標的イオンの除去を行うために、イオン交換樹脂ビーズ27は、陰イオン交換樹脂ビーズ及び陽イオン交換樹脂ビーズの一方を含んでいてもよい。
1つの非限定的な例では、陰イオン交換樹脂ビーズ28と陽イオン交換樹脂ビーズ29との体積比は1:1であり、陰イオン交換樹脂ビーズ28と陽イオン交換樹脂ビーズ29とを均一に混合して、例えば、陰イオン交換樹脂ビーズと陽イオン交換樹脂ビーズとを交互に配設して(図2に例示する)、第1の供給流及び対応する電極の間のイオン輸送効率を向上させてもよい。その代わりに、陰イオン交換樹脂ビーズ28及び陽イオン交換樹脂ビーズ29は、体積が異なっていてもよいし、及び/又は均一に混合されていなくてもよい。
その結果、例えば、運転中に、充電状態において、第1の供給流13がイオン交換樹脂ビーズ27を通る間に、陰イオン交換樹脂ビーズ28と陽イオン交換樹脂ビーズ29とが、対応するイオンを交換して、陰イオンと陽イオンとを対応する電極22、23の方へ輸送する。非限定的な例では、運転中に、脱塩装置11を通る電流を好適なレバーにおいて制御して、水分解反応がイオン交換樹脂ビーズ27内で起こることを緩和又は回避してもよい。
図3は、本発明による脱塩装置における第1の供給流の脱塩を例示する実験グラフである。この典型的な実験において、実験条件としては、第1の供給流13の流量が約240mL/分であること、イオン交換樹脂ビーズ27の高さが第1の供給流の入力方向に沿って約1.5mmであること、第1の供給流13の伝導度が約43uS/cmであること(カラムAによって例示される)、第1の供給流13の硬度が約11ppmであること(カラムCによって例示される)、及び脱塩装置11に加えられる電流が約200mAであることが挙げられる。一例では、第1の供給流13は、塩化カルシウム(CaCl2)、塩化マグネシウム(MgCl2)、及び重炭酸ナトリウム(NaHCO3)の混合物(硬度が約11ppmである)を含んでいてもよい。
図3に例示したように、第1の供給流を脱塩装置11内で脱塩した後に、流出流14の伝導性は約9uS/cm(カラムBによって例示する)であり、流出流の硬度は約0.9ppm(カラムDによって例示する)であり、1ppmよりも小さい。したがって、脱塩後に、第1の供給流における硬度が約90%だけ下がっており、硬度イオン除去効率がより高いことを示している。硬度イオン除去効率がより高いので、脱塩装置11を用いて、第1の供給流中に相対的に低い濃度で存在する硬度イオンを除去して、軟度を高めてもよい。
脱塩装置11のイオン交換樹脂ビーズ27のイオン輸送のおかげで、標的イオンが第1の供給流及び対応する電極の間で輸送される間に、イオン輸送に対する抵抗が下がり、その結果、エネルギー消費は相対的に低いものとなる。図4は、イオン交換樹脂ビーズ27を用いた場合及び用いなかった場合の脱塩装置11上の電圧の比較を例示する実験グラフであり、約200mAの電流を脱塩中に加えた場合である。実験条件は、図3に示したものと同じである。
図4に例示したように、イオン交換樹脂ビーズ27の混合ベッドを使用しなかった場合の脱塩装置11上の電圧は約19Vである(カラムFによって例示される)のと比べて、混合したイオン交換樹脂ビーズ27を使用した場合の電圧は約0.95Vであり(カラムEによって例示される)、エネルギー消費がより低いことを示している。
ある応用例では、イオン交換樹脂ビーズ27を使用して、第1及び第2の電極22、23間の距離は、約0.5mm〜約20mm、例えば、約2mm〜約20mmの範囲である。1つの非限定的な例では、第1及び第2の電極22、23間の距離は約8mmである。これは、脱塩装置11が、より大量の第1の供給流を1回の通過に対して処理し得ることも意味する。
なお、図2における配置は単に例示的である。用途によっては、脱塩装置11を用いて、異なる標的イオン(例えば、限定することなく、硬度イオン)を除去してもよい。陰イオン交換樹脂ビーズ28と陽イオン交換樹脂ビーズ29とを、他の構成で配置してもよい。例えば、限定することなく、図2及び5〜6に示す構成が挙げられる。
図5に例示したように、陰イオン交換樹脂ビーズ28と陽イオン交換樹脂ビーズ29とが、第1及び第2の列(標示せず)内に、イオン交換樹脂ビーズ27の高さ方向に沿ってそれぞれ並べられている。第1及び第2の列は、第1の電極22と第2の電極23との間の方向に沿って交互に配設されている。この方向は、イオン交換樹脂ビーズ25の高さ方向に垂直である。図6に例示したように、陰イオン交換樹脂ビーズ28と陽イオン交換樹脂ビーズ29とが、第1及び第2の行(標示せず)内に、第1の電極22と第2の電極23との間の方向に沿ってそれぞれ並べられている。第1及び第2の行は、イオン交換樹脂ビーズ27の高さ方向に沿って交互に配設されている。
一部の配置に対して、脱塩システム10は、脱塩装置30として、複数の脱塩装置(セル)11(図2に示す)を備え、複数の脱塩装置(セル)11は、各隣接する脱塩装置対11の間に配設された1以上の絶縁性セパレータ31(図7に例示する)とともに積層されている脱塩装置30を含んでいてもよい。その結果、運転中に、より大量の供給流13が、より高い効率及びより低いエネルギー消費で処理される場合がある。
他の応用例では、脱塩システム10は脱塩装置32を備えていてもよい。これを図8に例示する。脱塩装置32は、第1の電極22、第2の電極23、第1及び第2の電極22、23間の1以上のバイポーラ電極33、並びに各隣接する電極対の間に配設された複数のスペーサ26を備える。イオン交換樹脂ビーズ27は各隣接する電極対の間に配設され、陰イオン交換層24と陽イオン交換層25とは各隣接する電極対の対応する電極上に配設されている。図2及び5〜8における同じ数字は同様の要素を示す。
図8における配置の場合、各バイポーラ電極33には、正極側と負極側とがあり、これらはイオン不透過性層で隔てられている。いくつかの例では、バイポーラ電極は任意の特定のバイポーラ電極に限定されない。非限定的な例では、バイポーラ電極に関する説明は米国特許出願公開2011/0024287号(General Electric社)に記載されており、その開示内容は援用によって本明細書の内容の一部をなす。こうして、図7における配置と同様に、処理中に、より大量の供給流13が、より高い効率及びより低いエネルギー消費で処理される場合がある。
本発明の実施形態では、陰イオン及び陽イオン交換層とイオン交換樹脂ビーズとを用いて、標的イオン(例えば、硬度イオン)を供給流から除去している。非限定的な例では、少なくともイオン交換樹脂ビーズを使用しているために、供給流として、硬度が例えば10ppmより大きいものを効率的に処理して、EDI装置内でのさらなる処理に備えてもよい。この結果、システムの柔軟性及び硬度許容範囲が増す。
加えて、運転中に、少なくともイオン交換樹脂ビーズを使用しているために、エネルギー消費が相対的に低く運転コストが下がっている。さらに、従来の脱塩システムにおける電極対間の距離(例えば、0.76mm)と比べて、例示した配置の場合に、電極対間の距離は0.76mmを上回っている(例えば、2mm〜20mmの範囲)。この距離を、より大きい量の供給流が処理のために通り、システムの効率が向上している。
開示内容は、典型的な実施形態において例示及び説明しているが、本開示の趣旨から決して逸脱することなく種々の変更及び置換を行うことが可能であるため、示した詳細に限定することは意図されていない。こうして、本明細書で開示した開示内容のさらなる変更及び均等物が、日常的な実験作業を用いるだけの当業者に想起される場合があり、このような変更及び均等物はすべて、以下の請求項によって規定される開示内容の趣旨及び範囲内であると考えられる。

Claims (16)

  1. 水流からイオン除去するための脱塩システム(10)であって、当該脱塩システムが、第1の供給流(13)を受け取って、第1の供給流(13)よりも荷電種濃度の低下した流出流(14)を生成するように構成された1以上の脱塩セル(11)を備えており、脱塩セル(11)が、
    第1及び第2の電極(22,23)と、
    第1及び第2の電極(22,23)上にそれぞれ配設された陰イオン交換層(24)及び陽イオン交換層(25)と、
    第1の電極(22)と第2の電極(23)の間に配設されたスペーサ(26)と、
    第1の電極(22)と第2の電極(23)の間に配設されたイオン交換樹脂(27)であって、イオン交換樹脂(27)が陰イオン交換樹脂ビーズ(28)と陽イオン交換樹脂ビーズ(29)の混合物を含んでいて、陰イオン交換樹脂ビーズ(28)と陽イオン交換樹脂ビーズ(29)との体積比が1:1であるイオン交換樹脂(27)
    備えており、当該脱塩システムが、1以上の脱塩セル(11)からの流出流(14)をさらに処理するための、1以上の脱塩セル(11)と流体連通した電気式脱イオン(EDI)装置(12)をさらに備えている、脱塩システム(10)
  2. イオン交換樹脂(27)が、それを通して第1の供給流(13)が流れる流路を画成する、請求項1記載の脱塩システム(10)。
  3. 第1及び第2の電極(22,23)が同心円状に配置され、それらの間にらせん状の連続空間が形成される、請求項1又は請求項2記載の脱塩システム(10)。
  4. 第1の電極(22)と第2の電極(23)の間の距離がmm〜0mmである、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の脱塩システム(10)
  5. 第1の電極(22)と第2の電極(23)の間の距離がmmである、請求項4記載の脱塩システム(10)
  6. 脱塩システム(10)が、複数の脱塩セル(11)を、隣接する脱塩セル対の間に配設された1以上の絶縁性セパレータ(31)と共に積層したものを含む、請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の脱塩システム(10)
  7. 1以上の脱塩セル(11)が、さらに、脱塩セル(11)の放電状態において、第2の供給流(15)を受け取って濃縮流(16)を生成するように構成されている、請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の脱塩システム(10)。
  8. 1以上の脱塩セル(11)が硬度イオンを第1の供給流(13)から除去するように構成されている、請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の脱塩システム(10)
  9. 水流からイオン除去するための脱塩システム(10)であって、当該脱塩システムが、第1の供給流(13)を受け取って、第1の供給流(13)よりも荷電種濃度の低下した流出流(14)を生成するように構成された脱塩装置(32)を備えており、脱塩装置(32)が、
    第1及び第2の電極(22,23)と、
    第1の電極(22)と第2の電極(23)の間に配設された1以上のバイポーラ電極(33)と、
    各隣接する電極対(22,33;33,23)の間に配設された複数のスペーサ(26)と、
    各隣接する電極対(22,33;33,23)のそれぞれの電極上に配設された陰イオン交換層(24)及び陽イオン交換層(25)と、
    各隣接する電極対(22,33;33,23)の間に配設されたイオン交換樹脂(27)であって、イオン交換樹脂(27)が陰イオン交換樹脂ビーズ(28)と陽イオン交換樹脂ビーズ(29)の混合物を含んでいて、陰イオン交換樹脂ビーズ(28)と陽イオン交換樹脂ビーズ(29)との体積比が1:1であるイオン交換樹脂(27)
    を備えており、当該脱塩システムが、脱塩装置(32)からの流出流(14)をさらに処理するための、脱塩装置(32)と流体連通したEDI装置(12)をさらに備えている、脱塩システム(10)
  10. 各隣接する電極対(22,33;33,23)の間の距離がmm〜0mmである、請求項9記載の脱塩システム(10)
  11. 各隣接する電極対(22,33;33,23)の間の距離がmmである、請求項10記載の脱塩システム(10)
  12. イオン交換樹脂(27)が、それを通して第1の供給流(13)が流れる流路を画成する、請求項9乃至請求項11のいずれか1項記載の脱塩システム(10)。
  13. 脱塩装置(32)が、さらに、脱塩装置(32)の放電状態において、第2の供給流(15)を受け取って濃縮流(16)を生成するように構成されている、請求項9乃至請求項12のいずれか1項記載の脱塩システム(10)。
  14. 請求項1乃至請求項13のいずれか1項記載の脱塩システム(10)を用いて水流からイオンを除去する方法であって、
    脱塩セル(11)又は脱塩装置(32)の充電状態において、第1の供給流(13)を、脱塩セル(11)又は脱塩装置(32)のイオン交換樹脂(27)を通して流して、流出流(14)を生成することと、
    流出流(14)を、さらに処理するためにEDI装置(12)に導入することと、
    脱塩セル(11)又は脱塩装置(32)の放電状態において、第2の供給流(15)をイオン交換樹脂を通して流して、第1の供給流(13)から除去されたイオンを脱塩セル(11)又は脱塩装置(32)の外へ運んで濃縮流(16)を生成することと
    を含む方法。
  15. 濃縮流(16)を第2の供給流(15)再循環することをさらに含む、請求項14記載の方法。
  16. 脱塩セル(11)又は脱塩装置(32)の放電状態において、第1の供給流(14)が第2の供給流(15)として働く、請求項14記載の方法。
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