JP6076895B2 - ガス成分濃度分布測定装置及び排ガス脱硝システム - Google Patents

ガス成分濃度分布測定装置及び排ガス脱硝システム Download PDF

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Description

本発明は、ガス成分濃度分布測定装置及び排ガス脱硝システムに関するものである。
従来、配合ガスに含まれる特定物質の濃度測定を行う装置としてレーザ式ガス分析計が知られている。このレーザ式ガス分析計は、気体状のガス分子がそれぞれ固有の光吸収波長を有するという特性を利用し、特定物質が含まれるガスにレーザ光を照射し、その特定波長の吸光量から特定物質の濃度を測定するものである。
下記特許文献1には、アンモニアを含むガスが流通する配管ユニットからガスを吸引し、吸引したガスをレーザ式ガス分光計に導いてガス中に含まれるアンモニア濃度を測定する技術が開示されている。
特許文献2には、煙道の内部に挿入されて排ガスを採取するサンプリング管と、サンプリング管に対して加熱導管を介して接続されるフローセルユニットと、フローセルユニットに接続されるレーザ式ガス分析計とを備えるアンモニア濃度測定装置が開示されている。特許文献2に開示されているアンモニア濃度測定装置では、サンプリング管の内部に三酸化硫黄(SO3)を吸着するがアンモニアを通過させる吸着剤を装填し、排ガスから三酸化硫黄を除去したガスをレーザ式ガス分析計に導入させることで、アンモニアの測定精度を向上させている。
特開2012−8008号公報 特開2010−236877号公報
特許文献1、2に開示されているサンプリング方式の濃度測定装置では、以下のような問題点がある。
ガスを吸引して測定用の配管に導く際、測定の高速化が困難である。
ガスを測定用の配管に引き込んだ後に濃度測定を行うことから、配管を流通しているガスと測定管に引き込まれたガスの状態(例えば、水分濃度、温度等)が異なってしまい、測定精度が低下する。
流通ガスを局所的に採取して濃度測定を行うため、局所的なガス濃度測定はできても、濃度分布を取得することができない。また、サンプリング箇所を逐次変えて濃度測定を行えば、濃度分布を取得することは可能であるが、位置毎にガスの吸引、排出が必要となり、作業が煩雑であるとともに時間がかかる。
よって、例えばボイラ装置の排ガス中の窒素酸化物を脱硝する際に、ガス成分濃度分布を的確に把握して、効率的な脱硝を行うことができる排ガス脱硝システムの出現が切望されている。
本発明は、前記問題に鑑み、排ガス中の窒素酸化物を脱硝する際に、ガス成分濃度分布を的確に把握して、効率的な脱硝を行うことができるガス成分濃度分布測定装置及び排ガス脱硝システムを提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、燃焼排ガスが通過する煙道と、前記燃焼排ガスのガス流れ方向と直交する方向に所定間隔を持って2以上設置され、レーザ光を通過する送光筒と、該送光筒の一部が所定距離区切られ、前記煙道の計測場に晒される計測領域と、前記煙道の外部において、レーザ発光部からのレーザ光を順次反射し、前記2以上の送光筒内にレーザ光を導入する2以上の送光反射部を備えた送光ユニットと、前記煙道の外部において、前記計測領域を通過した2以上の送光筒からのレーザ光を順次反射し、レーザ受光部へ導入する2以上の受光反射部を備えた受光ユニットと、を備えてなり、一対の前記送光ユニットの前記送光反射部と前記受光ユニットの前記受光反射部との回転駆動のタイミングを同期させて、前記送光筒の一端側から他端側に向けて順次複数の送光筒内へのレーザ光の導入及びレーザ光の受光を行って燃焼排ガスのガス成分濃度を計測することを特徴とするガス成分濃度分布測定装置にある。
第2の発明は、第1の発明において、前記計測領域が、前記送光筒の長手方向に沿ってその設置位置が異なり、区画された領域の一部に位置することを特徴とするガス成分濃度分布測定装置にある。
第3の発明は、第1又は2の発明において、前記送光ユニットと、前記受光ユニットとの内部に各々パージガスを導入するパージガス導入部を備えることを特徴とするガス成分濃度分布測定装置にある。
第4の発明は、燃焼排ガス中に還元剤を供給する還元剤供給手段と、前記還元剤が含まれた排ガス中の窒素酸化物(NOx)を脱硝する区画された脱硝触媒を備えた脱硝装置と、前記脱硝装置の入口側又は出口側の少なくとも一方に設けられ、排ガス中のガス成分濃度分布を計測する第1乃至3のいずれか一つのガス成分濃度分布測定装置と、を具備し、前記ガス成分濃度分布測定装置の計測結果より、ガス成分濃度分布を求めることを特徴とする排ガス脱硝システムにある。
第5の発明は、第4の発明において、前記ガス成分がアンモニア(NH3)又は窒素酸化物(NOx)のいずれか一方又は両方であることを特徴とする排ガス脱硝システムにある。
本発明によれば、複数本の送光筒を用いて、燃焼排ガス中のガス成分を計測するに際し、送光ユニットの前記送光反射部と、受光ユニットの受光反射部との反射のタイミングを同期させて、順次複数の送光筒内へのレーザ光の導入及びレーザ光の受光を行うので、複数台のレーザ発光器とレーザ受光器とを設置することがなくなり、装置の簡素化を図ることができる。
図1は、本実施例に係る脱硝装置を備えたボイラ装置の概略図である。 図2は、脱硝装置内部の濃度測定領域の分割領域を示す説明図である。 図3は、脱硝装置に設置するガス成分濃度分布測定装置の全体構成を示す概略図である。 図4は、基本の1セットを構成するプローブ手段の斜視図である。 図5は、本実施例に係る脱硝装置に設置するガス成分濃度分布測定装置の送光側のレーザビーム窓を示す縦断面図である。 図6は、本実施例に係る脱硝装置に設置するガス成分濃度分布測定装置の受光側のレーザビーム窓を示す縦断面図である。 図7は、本実施例に係るプローブ手段の動作図である。 図8は、吸収分光計測の概念図である。 図9は、吸収分光計測の吸収チャート図である。 図10は、排ガス中の煤塵濃度とレーザ光透過率との関係を示す図である。 図11は、本実施例に係る脱硝装置のアンモニア注入装置の概略構成例を示す系統図である。 図12は、他のガス成分濃度分布測定装置の全体構成を示す概略図である。 図13は、多点(18点)計測の計測結果を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、本実施例に係る脱硝装置を備えたボイラ装置の概略図である。図2は、脱硝装置に設置するガス成分濃度分布測定装置の全体構成を示す概略図である。図3は、脱硝装置内部の濃度測定領域の分割領域を示す説明図である。図4は、基本の1セットを構成するプローブ手段の構成図である。図7は、図4の動作を示す動作図である。
図1に示すように、本実施例に係る排ガス脱硝システムを備えたボイラ装置100は、ボイラ101からの燃焼排ガス(以下「排ガス」という)102中に還元剤(例えばアンモニア:NH3)を供給する還元剤供給手段であるアンモニア注入装置104と、還元剤が含まれた窒素酸化物(NOx)を脱硝する区画された脱硝触媒106を備えた脱硝装置105と、脱硝装置105の出口側に設けられ、脱硝装置105のガス流れに直交する区画された脱硝触媒106に対応する領域における排ガス中のガス成分(NH3、NOx)濃度分布を計測する複数の送光筒112A(112B、112C)を有するプローブ手段を有し、レーザ計測手段によりアンモニア濃度を測定するガス成分濃度分布測定装置110と、を具備し、ガス成分濃度分布測定装置110のアンモニア濃度の計測結果より、区画された領域のアンモニアの濃度分布を求めるものである。なお、図1中、符号103a、103bは側壁、07は空気予熱器、108は煙突を図示する。
また、本実施例では、求めたアンモニア濃度分布より、脱硝不十分な区画を求める制御装置20と、この脱硝不十分な区画に対応する還元剤供給手段からの還元剤供給量を調節する調節手段である開度設定部109を備えている。
図2は、脱硝装置に設置するガス成分濃度分布測定装置の全体構成を示す概略図である。図2に示すように、ガス成分濃度分布測定装置110は、区画された分割領域を計測する複数の送光筒112A(112B、112C)を有するプローブ手段が設けられている。
本実施例では、図3に示すように、9区画(P1〜P9)に対応するように、3種類の異なる計測領域Lを有する送光筒112A、112B、112Cからなるプローブ手段を用意している。そして、送光筒112A〜112Cのプローブ手段を1セットとし、これが列方向に3セット(I〜III)配置されている。
図4は、この基本の1セットを構成するプローブ手段の斜視図である。なお、図4においては、送光ユニット204及び受光ユニット207の図示は省略している。
図4に示すように、基本の1セットを構成する3種類の異なる計測領域Lを形成するプローブ手段は、レーザ光202を通過する中空の送光筒112A(112B、112C)と、該送光筒112A(112B、112C)の一部が所定距離112a、112bの間で区切られ、計測場に晒される計測領域Lを有している。
この区切られた計測領域Lに排ガス102が通過することとなるので、排ガス102中のアンモニアをレーザ光によって計測することができる。
この計測領域Lは、例えば1mの間途切れており、レーザ光路長を1mとしている。
このように、アンモニア濃度を測定する所定の分割領域P1〜P9に対応するように、送光筒112A(112B、112C)の一部が所定距離112a、112bの間にわたって区切れ、計測領域Lを形成している。
したがって、レーザ経路上では、送光筒112A(112B、112C)の切れている計測領域Lにのみ区画された脱硝触媒を通過した排ガス102が存在することになり、該計測領域Lにおける排ガス102中のアンモニア濃度をレーザ光の吸収により測定できる。
本実施例では、図3に示すように、送光筒112Aは、第1列I、第2列II、第3列IIIの分割領域(P1、P4、P7)に対応するように、所定距離112a、112b間で区切られた計測場に晒される計測領域Lが設けられている。また、送光筒112Bは、第1列I、第2列II、第3列IIIの分割領域(P2、P5、P8)に対応するように、所定距離112a、112b間で区切られた計測場に晒される計測領域Lが設けられている。また、送光筒112Cは、第1列I、第2列II、第3列IIIの分割領域(P3、P6、P9)に対応するように、所定距離112a、112b間で区切られた計測場に晒される計測領域Lが設けられている。
よって、脱硝触媒106を通過した排ガス102に対して、その各々の分割領域のみの濃度を測定するため、濃度を測定しない分割領域のレーザ経路には中空の送光筒112A〜112Cが設置されることとなる。
図5及び図6は、レーザビーム窓15と送光筒112A(112B、112C)を概略的に示した図である。レーザビーム窓15は、図5及び図6に示すように、中空部材であり、フランジ16により脱硝装置105の壁部103c、103d面にそれぞれ固定されている。レーザビーム窓15の内部には、内部と外部との間のガスの出入りを遮断するシール用光学ガラス17が設けられる。シール用光学ガラス17の受光面は、レーザ光の反射を防止するため、レーザ光に対して垂直ではなく斜めに形成されてもよい。
レーザビーム窓15のシール用光学ガラス17の両面側には、それぞれ給気口18が設けられる。給気口18からシールエア19が吹き出すことによって、シール用光学ガラス17への物質の付着を防止できる。なお、シールエア19は、シール用光学ガラス17に対して両面側ではなく、濃度測定領域S側のみに吹き出されるとしてもよい。
また、送光筒112A〜112C内に供給されるシールエア19が充満されることで、開口された計測領域Lからの排ガス102の流入(逆流)を防止している。
送光筒112A(112B、112C)を内壁面に設置する場合は、図5及び図6に示すように、例えばフランジ16の端部に送光筒112A(112B、112C)の端部が接続される。送光筒112A(112B、112C)の径は、レーザビーム窓15の径よりも大きく、レーザビーム窓15に供給されたシールエア19は、送光筒112A(112B、112C)の内部に供給される。
なお、濃度測定領域における分割領域の形成方法は、上述した3列×3行の9個に限定されるものではない。列数や行数の数は、他の数でもよい。濃度測定領域がM列×N行でP個の分割領域が形成される場合、P本のプローブ手段のレーザ経路が設定される。
本実施例では、図2に示すように、9分割に区画しているので、このプローブ手段は3本で1セットとして、3セット(I、II、III)設けられている。
本実施例に係るガス成分濃度分布測定装置の基本のプローブ手段は、排ガス102のガス流れ方向と直交する方向に所定間隔を持って設置され、レーザ光を通過する9本の送光筒112(112Aが3本、112Bが3本、112Cが3本)と、この送光筒112の一部が所定距離区切られ、煙道の計測場に晒される計測領域Lと、煙道103の外部において、レーザ発光部201からのレーザ光202を順次反射し、9本の送光筒112内に順次レーザ光202を導入する9個の送光反射部203を備えた送光ユニット204と、煙道103の外部において、計測領域Lを通過した9本の送光筒112からのレーザ光202を順次反射し、レーザ受光部205へ導入する2以上の受光反射部206を備えた受光ユニット207と、を備えてなり、燃焼排ガス102のガス成分濃度を計測する際、送光ユニット204の送光反射部203と、受光ユニット207の受光反射部206との反射のタイミングを同期させて、順次複数の送光筒112内へのレーザ光の導入及びレーザ光の受光を行うようにしている。符号208はレーザ光を吸収するダンパである。
次に、図7を用いて、レーザ光の導入及び受光について説明する。
図7に示すように、レーザ発光部201から照射されたレーザ光202は、送光ユニット204のレーザ発光部201に一番近い位置にある第1の送光反射部203−1によりレーザ光202が反射され、1セット(I)目の送光筒112A内に導入される。そして、この送光筒112Aに形成された所定距離112a、112b間区切られ、煙道の計測場に晒される計測領域Lをレーザ光が通過し、その後受光ユニット207の第1の受光反射部206−1で反射され、レーザ受光部205に導入され、ここでレーザ光の光強度を求める。なお、図中符号211はパージガスを図示する。
そして、1セット(I)目の送光筒112Aでの計測が終了した後、次に1セット(I)目の送光筒112B内にレーザ光202を導入する。すなわち、第1の送光反射部203−1及び第1の受光反射部206−1を駆動して、レーザ光202の光路を開けて、第2の送光反射部203−2にレーザ光202を導入し、ここで送光筒112B内に導入する。この導入されたレーザ光202は、受光ユニット207の第2の受光反射部206−2で反射され、レーザ受光部205に導入され、ここでレーザ光の光強度を求める。
ここで、送光反射部203及び受光反射部206の駆動は図示しない駆動装置により行い、ひんじ部209を軸として、図中では、4.5時方向から6時方向に45度回転させている。
そして、1セット(I)目の送光筒112Bでの計測が終了した後、次に1セット(I)目の送光筒112C内にレーザ光202を導入する。すなわち、第1の送光反射部203−1及び第1の受光反射部206−1を駆動して、レーザ光202の光路を開けて、第2の送光反射部203−3にレーザ光202を導入し、ここで送光筒112B内に導入する。この導入されたレーザ光202は、受光ユニット207の第2の受光反射部206−3で反射され、レーザ受光部205に導入され、ここでレーザ光の光強度を求める。
この1セット(I)目の送光筒112A〜Cでの計測が終了した後、次に2セット(II)目の送光筒112Aからまた同様にして順次レーザ光202を導入する。そてし、2セット(II)目の送光筒112A〜Cでの計測が終了した後、次に3セット(III)目の送光筒112Aからまた同様にして順次レーザ光202を導入することで、1台のレーザ発光部201からのレーザ光を複数の送光筒内に導入することで、少しの時間遅れで、レーザ計測が可能となる。
次に、本実施例に係る濃度分布測定の原理について、図を参照して説明する。
図8は、吸収分光計測の概念図である。図9は、吸収分光計測の吸収チャート図である。
レーザ光の光強度と測定対象の濃度との関係を示す関係式として、ランベルト・ベール(Lambert−Beer)の法則が知られている。
ランベルト・ベールの法則は、図8に示すように、送光点と受光点との間の、レーザ経路の距離である計測領域をLとし、レーザ光の照射強度をI、レーザ光の受光強度をI(L)、距離L中に存在する測定対象(アンモニア)の濃度をCとした場合、以下の(1)式の関係が成立するというものである。
I(L)=Iexp(−kCL) ……(1)
ここで、kは測定対象の吸光度に応じて設定される比例係数である。
測定対象の濃度を測定する分割領域の濃度平均値をC、分割領域におけるレーザ経路の距離(送光筒の区切れた場所である計測領域L)をLとすると、上記(1)式は、以下の(2)式のように表すことができる。
I(L)=Iexp(−kC) ……(2)
予め設定されたレーザ経路ごとにレーザ光を照射する際、分割領域におけるレーザ経路の距離(送光筒の区切れた場所である計測領域)L、レーザ光の照射強度I及びレーザ光の受光強度I(L)は、既知であるから、上記(2)式によって、未知数である分割領域の濃度平均値Cを算出できる。
そして、上記構成を備えるガス成分濃度分布測定装置110においては、以下のような手順により、濃度測定領域のアンモニアの濃度分布が取得される。
また、ボイラ101からの排ガス102には、煤塵が含まれているので、計測領域Lであるレーザ光の光路長さを長くすると、煤塵の影響により光透過率が減衰することとなる。
図10は、排ガス中の煤塵濃度とレーザ光透過率との関係を示す図である。
図10では、波長が1.5μmの場合、煤塵濃度が6g/Nm3程度の石炭灰中に2.0mの光路長で計測が可能であることを確認している。
よって、煤塵濃度がそれ以上の場合には、1.5m、より好適には1m前後の光路長で計測することが良好である。
ここで、本実施例のように、排ガス中のアンモニア(NH3)濃度を計測するには、半導体レーザ(半導体素子:InGaAsを例示することができる。波長:1.5μm、出力:1mW程度のものを例示することができる)を用いることができる。
図11は、本実施例に係る脱硝装置のアンモニア注入装置の概略構成例を示す系統図である。
図11に示すように、アンモニア注入装置104は、アンモニア供給源に接続された流路配管のアンモニア主系統22に総流量制御弁23を備えている。このアンモニア主系統22は、総流量制御弁23の下流において、ヘッダ24から分岐させた複数本(図示の例では6本)のアンモニア供給系統26を備えている。
また、図11に示すように、アンモニア供給系統26は、各々が流量制御元弁25及び複数個(図示の例では3個)の注入ノズル27を備えており、排ガス102を流す流路である煙道103の内部に注入ノズル27が格子状の配置となるように設置されている。注入ノズル27は、流路配管のアンモニア主系統22、ヘッダ24及びアンモニア供給系統26を通ってアンモニア供給源から供給されたアンモニアを煙道103の内部に液滴又はガスの状態で流出させ、燃焼排ガス中に還元剤としてのアンモニアを注入するものである。なお、液滴の状態で注入されたアンモニアは、高温の燃焼排ガスから吸熱してガス化する。
こうして煙道103の内部に注入されたアンモニアのガスは、混合器を通過することにより排ガス102と撹拌混合される。この結果、アンモニアは窒素酸化物と反応して脱硝装置105内の脱硝触媒106を通過するので、水と窒素とに分解されることで窒素酸化物が燃焼排ガス中から除去される。
開度設定部109には、ガス成分濃度分布測定装置110で測定したアンモニア(NH3)濃度の測定値が制御装置20を介して入力される。このようなアンモニア濃度の入力を受けた開度設定部109は、アンモニア濃度の平均値に基づいて総流量制御弁23の開度の設定(開度制御)を行うとともに、複数個所のアンモニア濃度に基づいて各流量制御元弁25の開度の設定(開度制御)を行う。すなわち、開度設定部109は、総流量制御弁23及び流量制御元弁25の開度制御信号を出力する。
この場合、開度設定部109による流量制御元弁25の開度制御は、予め定めたアンモニア濃度と流量制御元弁25毎の開度との相関関係を定めた制御マップに基づいて行われる。すなわち、脱硝装置105は、ボイラ101毎に諸条件(煙道103の流路系統や流路断面積、燃料の種類等)が異なるため、事前に相関関係のデータを実験等により入手して制作した制御マップを開度設定部109に記憶しておく。なお、この制御マップでは、煙道103内のアンモニア濃度を区画された面内で測定した複数位置のアンモニア濃度に対して、複数系統のアンモニア供給系統26毎に異なる流量制御元弁25の開度を個別に設定するものである。
ガス成分濃度分布測定装置110は、上述したように、脱硝触媒106の出口側における煙道103で区画された区分(本実施例では9区分)内の濃度測定領域のアンモニア濃度分布を作成し、このアンモニア濃度分布を開度設定部109に出力する。
このような脱硝装置105によれば、ガス成分濃度分布測定装置110によって、煙道103における脱硝触媒106の出口側におけるアンモニア濃度分布が検出され、この検出結果が開度設定部109に出力される。開度設定部109では、アンモニア濃度の平均値に基づいて総流量制御弁23の開度制御が行われ、かつ、ガス成分濃度分布測定装置110によって得られたアンモニア濃度分布に基づいて流量制御元弁25の開度制御が行われる。これにより、脱硝装置105の運転を継続しながら、時定数の短いアンモニア濃度の測定値に応じ、複数のアンモニア供給系統26毎に分配されるアンモニア注入量を自動的に調整することができる。
このとき、流量制御元弁25の開度制御は、予め定めたアンモニア濃度と流量制御元弁25毎の開度とのマップに基づいて行われるので、アンモニア濃度により総供給量が規定されたアンモニアは、流量制御元弁25の開度に応じてアンモニア供給系統26に対するアンモニア分配量が調整される。
このように、アンモニア濃度分布が脱硝触媒106の性能劣化と関連しているので、アンモニア濃度分布に基づいてアンモニア注入装置104によるアンモニア注入量の分布制御を実施すれば、脱硝装置105の後流側に余剰に排出されるリークアンモニアの分布をコントロールすることができる。また、リークアンモニアは、空気予熱器107を閉塞させる原因でもあるから、濃度検出に基づいてアンモニア注入装置104によるアンモニア注入量の分布制御を実施すれば、空気予熱器107の閉塞頻度低減に寄与することも可能になる。
本実施例に係る脱硝装置105によれば、脱硝装置105の運転を継続しながら、時定数の短いアンモニア濃度の測定値に応じて、複数の還元剤供給系統毎に分配される還元剤注入量を自動的に調整することが可能になる。これにより、還元剤注入の分配最適化による脱硝触媒106の寿命延長や脱硝触媒106の更新の効率化を達成することができる。この結果、脱硝装置105においては、脱硝触媒106の更新に伴うコストの低減やアンモニア消費量の最適化を実現できる。
本実施例では、脱硝装置105の出口側で、ガス成分濃度分布測定装置110を設置し、アンモニア濃度を計測しているが、脱硝装置105の入口側と出口側とにガス成分濃度分布測定装置110、110を設け、脱硝触媒106に供給するアンモニア濃度と脱硝後のリークアンモニア濃度を計測することで、供給アンモニア濃度に対するリークアンモニア濃度の分布を測定することもできる。
また、本実施例では、脱硝装置105の出口側でアンモニア濃度を計測しているが、脱硝装置105の出口側でのガス成分の計測に限定されず、ボイラ出口から脱硝装置105に至る煙道103のいずれかにおいて、入口側のガス成分を図るようにしてもよい。
本実施例では、図1に示すように、半導体レーザを制御するための制御装置20が設置されている。この制御装置20は、例えば、コンピュータであり、CPU、CPUが実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)、各プログラム実行時のワーク領域として機能するRAM(Random Access Memory)、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)、通信ネットワークに接続するための通信インターフェース、及び外部記憶装置が装着されるアクセス部などを備えている。これら各部は、バスを介して接続されている。更に、制御装置20は、キーボードやマウス等からなる入力部及びデータを表示する液晶表示装置等からなる表示部などと接続されていてもよい。
上記CPUが実行するプログラム等を記憶するための記憶媒体は、ROMに限られない。例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等の他の補助記憶装置であってもよい。なお、本実施例では、制御装置20を一つのコンピュータによって実現する構成としているが、複数のコンピュータによって実現してもよい。
まず、測定を行うレーザ経路に対応するように、制御装置20によって半導体レーザのレーザ発光部201が起動され、更に、レーザ光の出力が安定した後に、レーザ経路における測定が行われる。
このレーザ経路における測定が終了した後、次のレーザ経路における測定を開始する。このようにして、レーザ経路ごとの測定を順次行う。その後、発光部201からレーザ光が照射され、レーザ光が所定のレーザ経路を通過することで測定対象により吸光されたレーザ光が受光部205によって受光される。
受光部205は、受光した光によって光強度を検出する。レーザ光の検出値は、制御装置20に出力される。このとき、制御装置20は、受光部205による検出値とその検出値に対応するレーザ経路の識別情報(P1〜P9)とを関連付けることができる。
制御装置20に入力された検出値とレーザ経路の情報は、互いに関連付けられて制御装置20にて記憶される。更に、上記レーザ照射の際の発光部201からのレーザ光の照射強度も制御装置20にて記憶される。そして、制御装置20では、記憶されたデータに基づいてNO濃度分布が作成される。
具体的には、各レーザ経路上の分割領域の距離や、入力された検出値及びレーザ光の照射強度が読み出されて、上記(2)式で表わされる濃度演算式を用いることにより分割領域ごとの測定対象の濃度が算出される。そして、各分割領域の濃度が補間されることにより、濃度測定領域の濃度分布が作成される。これにより、濃度測定領域における測定対象の濃度分布が得られることとなる。
このようにして得られた濃度測定領域の濃度分布は、例えば、制御装置20と接続された表示装置(図示略)に表示されることによって、ユーザに提示される。
そして、リークするアンモニア濃度分布の全てが所定値以下であれば、そのままの条件で運転を継続する。この場合、アンモニア注入装置104の注入量の調整は行わない。
これに対し、アンモニア濃度分布の一部に濃度が高い場所があると、制御装置20の判断部で判断された場合には、開度設定部109にその情報信号を送る。そして開度設定部109において、その特定されたアンモニア濃度分布の高い場所に対応するアンモニア注入装置104からのアンモニアが注入できるように、流量制御元弁25の開度制御が行われる。これにより、脱硝装置105の運転を継続しながら、アンモニア濃度の測定値に応じ、複数のアンモニア供給系統26毎に分配されるアンモニア注入量を自動的に調整することができる。
この結果、脱硝装置105の出口側で、ガス成分濃度分布測定装置110によりアンモニア濃度分布を各々計測することで、リアルタイムにおいて、一様に脱硝されているかを確認することができる。
排ガス中の窒素酸化物(NOx)の変動は、ボイラ負荷の変動やボイラ101に供給する燃料の種類等が変更した場合、ボイラ立ち上げの際に発生する。
よって、本装置を用いて、負荷変動等があった場合には、通常の計測回数よりも頻繁に濃度分布の計測を行うようにして、窒素酸化物の脱硝が確実になされているかを判断するようにしてもよい。
図12は、他のガス成分濃度分布測定装置の全体構成を示す概略図である。図12では、煙道103の断面形状が矩形状の場合、長尺方向と短尺方向との区分18点(P1〜P18)を計測する一例である。
図12に示すように、第1列I〜第3列IIIは、第1の送光ユニット204−1及び第1の受光ユニット207−1とし、第4列IV〜第6列VIは、第2の送光ユニット204−2及び第2の受光ユニット207−2としている。
これにより、従来では、送光筒1本に対して個別にレーザ光の送光器と受光器とを設けて、個別に計測し、18セットの送光器と18セットの受光器とを必要としていたが、本発明によれば、反射部を可動とした送光ユニット204−1、204−2と、受光ユニット207−1、207−2の2セットだけで良いので、レーザ装置の簡素化を図ることができる。
図13は、多点(18点)計測の計測結果を示す図である。
2セットの送光ユニットと受光ユニットを設けるだけで、煙道103内の18点の分布(P1〜P18)の計測をわずかな時間遅れで、計測することができる。
100 ボイラ装置
101 ボイラ
102 燃焼排ガス(排ガス)
103 煙道
104 アンモニア注入装置
105 脱硝装置
106 脱硝触媒
110 ガス成分濃度分布測定装置
112A〜112C 送光筒
201 レーザ発光部
202 レーザ光
203 送光反射部
204 送光ユニット
205 レーザ受光部
206 受光反射部
207 受光ユニット

Claims (5)

  1. 燃焼排ガスが通過する煙道と、
    前記燃焼排ガスのガス流れ方向と直交する方向に所定間隔を持って2以上設置され、レーザ光を通過する送光筒と、
    該送光筒の一部が所定距離区切られ、前記煙道の計測場に晒される計測領域と、
    前記煙道の外部において、レーザ発光部からのレーザ光を順次反射し、前記2以上の送光筒内にレーザ光を導入する2以上の送光反射部を備えた送光ユニットと、
    前記煙道の外部において、前記計測領域を通過した2以上の送光筒からのレーザ光を順次反射し、レーザ受光部へ導入する2以上の受光反射部を備えた受光ユニットと、を備えてなり、
    一対の前記送光ユニットの前記送光反射部と前記受光ユニットの前記受光反射部との回転駆動のタイミングを同期させて、前記送光筒の一端側から他端側に向けて順次複数の送光筒内へのレーザ光の導入及びレーザ光の受光を行って燃焼排ガスのガス成分濃度を計測することを特徴とするガス成分濃度分布測定装置。
  2. 請求項1において、
    前記計測領域が、前記送光筒の長手方向に沿ってその設置位置が異なり、区画された領域の一部に位置することを特徴とするガス成分濃度分布測定装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記送光ユニットと、前記受光ユニットとの内部に各々パージガスを導入するパージガス導入部を備えることを特徴とするガス成分濃度分布測定装置。
  4. 燃焼排ガス中に還元剤を供給する還元剤供給手段と、
    前記還元剤が含まれた排ガス中の窒素酸化物(NOx)を脱硝する区画された脱硝触媒を備えた脱硝装置と、
    前記脱硝装置の入口側又は出口側の少なくとも一方に設けられ、排ガス中のガス成分濃度分布を計測する請求項1乃至3のいずれか一つのガス成分濃度分布測定装置と、を具備し、
    前記ガス成分濃度分布測定装置の計測結果より、ガス成分濃度分布を求めることを特徴とする排ガス脱硝システム。
  5. 請求項4において、
    前記ガス成分がアンモニア(NH3)又は窒素酸化物(NOx)のいずれか一方又は両方であることを特徴とする排ガス脱硝システム。
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