JP6071065B2 - 金属用塗料樹脂組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、各種金属の表面に密着性、硬度、耐水性等に優れる塗膜を形成可能な塗料樹脂組成物に関する。
金属用塗料は、各種金属基材を風雨や薬品、熱、衝撃などから保護し、色彩や光沢、模様などの美観を付与する等の目的で用いられる。金属用塗料に用いる樹脂組成物としては従来、エポキシ樹脂(ビスフェノール型エポキシ樹脂等)を主剤とするエポキシ塗料が賞用されており、密着性や硬度、耐水性が良好な塗膜を得ることができる。
ところでエポキシ樹脂は自己硬化性がなく、通常ポリアミンやポリアミド等の硬化剤が必要とされるが、そうした二液型塗料は取り扱いや特にポットライフの点より問題があるため、斯界では一液型のエポキシ樹脂塗料として、例えばエポキシ樹脂をアミン類で変性したアミン変性エポキシ樹脂や、アミン変性エポキシ樹脂を更にポリイソシアネート類で変性したアミンウレタン変性エポキシ樹脂(特許文献1を参照。)が使用されている。
しかしながら、これら変性エポキシ樹脂より得られる塗膜は、密着性、硬度および耐水性といったエポキシ樹脂が本来有する性能においてある程度良好ではあるが、塩水を噴霧した場合に塗膜の密着性が低下し、下地金属に錆が生ずるなど、防食性において改善の余地があった。
特開平2−212568号公報
本発明は、密着性、硬度および耐水性に優れ、かつ防食性においても良好な塗膜を各種金属表面に形成可能な、変性エポキシ樹脂系の塗料樹脂組成物を提供することを課題とする。
本発明者は鋭意検討の結果、所定のポリシルセスキオキサンを反応成分とするアミン変性エポキシ樹脂およびアミンウレタン変性エポキシ樹脂により前記課題を解決可能であることを見出した。
即ち本発明は、芳香族系エポキシ樹脂(A)、エポキシ基含有ポリシルセスキオキサン(B)、および一般式(1):XNH(X)(式中、XおよびXはいずれも水素、アルキル基またはアルカノール基を表す(但し、XおよびXが同時に水素である場合を除く。)。)で表されるアミン類(C)、ならびに必要に応じてポリイソシアネート類(D)を反応させることにより得られる変性エポキシ樹脂を用いてなる金属用塗料樹脂組成物、に関する。
本発明の金属用塗料樹脂組成物によれば、各種金属、特に鉄の表面に密着性、硬度および耐水性に優れ、かつ防食性においても良好な塗膜を容易に形成することができる。
本発明の金属用塗料樹脂組成物は、芳香族系エポキシ樹脂(A)(以下、(A)成分という。)、エポキシ基含有ポリシルセスキオキサン(B)(以下、(B)成分という。)、および所定のアミン類(C)(以下、(C)成分という。)、ならびに必要に応じてポリイソシアネート類(D)(以下、(D)成分という。)を反応させることにより得られる変性エポキシ樹脂を用いたものである。
(A)成分は特に制限されず、各種公知の芳香族系エポキシ樹脂を使用することができる。具体的には、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールK型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂等が挙げられ、これらは2種以上を組み合わせることができる。なお、これらエポキシ樹脂は、例えば、前駆体であるビスフェノール類(A、K、F、S、AD等)とエピクロルヒドリン、βメチルエピクロルヒドリン等のハロエポキシドとを反応させることにより得られる。(A)成分としては、特に塗膜の硬度や密着性の観点より、ビスフェノールA型エポキシ樹脂が好ましい。
なお、芳香族系エポキシ樹脂ともに、各種公知の脂環族系エポキシ樹脂や脂肪族系エポキシ樹脂を併用できる。
脂環族系エポキシ樹脂としては、具体的には、例えば、各種公知の脂環オレフィンをエポキシ化して得られるエポキシ樹脂および/または水素化エポキシ樹脂が好ましい。前者のエポキシ樹脂としては、例えば、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、1,2−エポキシ−ビニルシクロヘキセン、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート、1−エポキシエチル−3,4−エポキシシクロヘキサン、1,2:8,9ジエポキシリモネン、3,4−エポキシシクロヘキシルメタノール、ジシクロペンタジエンジエポキシド、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−1−ブタノールの1,2−エポキシ−4−(2−オキシラニル)シクロセキサン付加物(例えばダイセル化学工業(株)製、商品名「EHPE−3150」)、オリゴマー型脂環族系エポキシ樹脂(エポキシ化ブタンテトラカルボン酸テトラキス−(3−シクロヘキセニルメチル)修飾ε−カプロラクトン(例えばダイセル化学工業(株)製、商品名「エポリードGT401」)等が挙げられ、2種以上を組み合わせてもよい。また、後者の水素化エポキシ樹脂としては、前記芳香族系エポキシ樹脂を水素化処理したものが挙げられ、同じく2種以上を組み合わせてもよい。
脂肪族系エポキシ樹脂としては、例えば、多価アルコールのグリシジルエーテル類が挙げられ、該多価アルコールとしては、例えば、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、シクロヘキサンジメタノール、水添ビスフェノールやアルキレングリコール構造を有するポリアルキレングリコール類等が挙げられる。また、該ポリアルキレングリコール類としては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコール等が挙げられる。また、脂肪族系エポキシ樹脂としては、他にもポリブタジエンジグリシジルエーテル、エポキシ化油(例えば、「アデカサイザーO−130P」(エポキシ化大豆油)、「アデカサイザーO−180A」(エポキシ化亜麻仁油)、ともに(株)ADEKA製)等)、ダイマー酸グリシジルエステル(「エポトートYD−171」、「エポトートYD−172」、共に東都化成(株)製)等が挙げられる。
(B)成分としては、分子内にエポキシ基を含有するポリシルセスキオキサンであれば各種公知のものを特に制限なく使用することができる。なお、ポリシルセスキオキサンとは、その基本構成単位(T単位)において中心となるケイ素が3個の酸素及び1個のアルキル基と結合したものであり、RSiO3/2の実験式で表されるネットワーク型ポリマーないし多面体クラスターである。
(B)成分としては、例えば、一般式(2):RSi(OR(式中、Rはエポキシ基を含む炭素数1〜8の炭化水素基を、Rは炭素数1〜8の炭化水素基を表す。)で示される3官能アルコキシシラン類(b1)(以下、(b1)成分という。)を加水分解反応及び縮合反応させたものが好ましい。
(b1)成分としては、例えば、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリプロポキシシランなどのグリシドキシプロピルトリアルコキシシラン類や、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリプロポキシシランなどの(エポキシシクロヘキシル)エチルトリアルコキシシラン類等が挙げられ、これらは2種以上を組み合わせることができる。
なお、(B)成分に含まれるエポキシ基の含有量を調整する目的で、(b1)成分とともに、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシランなどのエポキシ基非含有アルキルトリアルコキシシラン類(以下、(b2)成分という。)を併用してもよい。
(B)成分を得るには、先ず、(b1)成分及び必要に応じて用いる(b2)成分を加水分解反応させる。具体的には、例えば、(b1)成分及び必要に応じて用いる(b2)成分を水並びに触媒の存在下に加水分解反応させればよい。なお、水の量は特に限定されないが、[加水分解反応に用いる水のモル数]/[(b1)成分及び必要に応じて用いる(b2)成分に含まれるアルコキシ基の合計モル数](モル比)が通常0.4〜10、好ましくは1程度となる量である。また、触媒としては、例えば酸性触媒(塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸類、ギ酸、酢酸等の有機酸類)や塩基性触媒(1,8−ジアザ−ビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7、2−エチル−4−メチルイミダゾール等の有機塩類や、アンモニア及び水酸化ナトリウム等の無機塩類)が挙げられ、その使用量は通常、(b1)成分及び必要に応じて用いる(b2)成分の総重量に対して0.1〜25重量%程度、好ましくは1〜10重量%となる範囲である。加水分解反応の条件も特に限定されないが、通常、反応温度が0〜100℃程度、好ましくは20〜60℃程度であり、反応時間が1分〜2時間程度である。
また、前記加水分解反応の際には有機溶剤を用いることができる。具体的には、例えば、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル等のグリコールエーテル類や、メチルアルコール、エチルアルコール、ノルマルプロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール等の低分子アルコール類といったアルコール系溶剤;トルエンおよびキシレン等の芳香族系溶剤;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンおよびシクロヘキサノン等のケトン系溶剤;酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルセロソルブアセテートおよびセロソルブアセテート等のエステル系溶剤;ソルベッソ#100およびソルベッソ#150(いずれも商品名。エクソン社製。)等の石油系溶剤;が挙げられ、これらの中でも前記アルコール系溶剤が、特に前記グリコールエーテル類が好適である。
得られた加水分解反応物を更に縮合反応させることにより、目的とする(B)成分が得られる。縮合反応の条件は特に限定されず、通常、反応温度が40〜150℃程度、好ましくは60〜100℃であり、反応時間が30分〜12時間程度である。また、縮合反応時も前記有機溶剤を使用することができる。
(B)成分の恒数は特に限定されないが、例えば[(B)成分中の未反応の水酸基およびアルコキシ基のモル数]/[(b1)成分及び必要に応じて用いる(b2)成分にもともと含まれていたアルコキシ基のモル数]が通常0.3以下であり、またエポキシ基の当量が固形換算で100〜600g/eq程度であり、また不揮発分が50〜90重量%程度である。なお、得られた(B)成分からは、必要により、残存アルコール、水、触媒、溶剤等を減圧下に除去してもよい。
(C)成分は、一般式(1):XNH(X)(式中、XおよびXはいずれも水素、アルキル基またはアルカノール基を表す(但し、XおよびXが同時に水素である場合を除く。)。)で表されるアミン類であり、各種公知のものを特に制限なく使用できる。具体的には、塗膜の密着性、硬度、耐水性および防食性のバランスの観点より、アルキル基の炭素数が4〜30の一級アルキルアミン類、アルキル基の炭素数が4〜30の二級アルキルアミン類およびアルカノール基の炭素数が1〜6のアルカノールアミン類からなる群より選ばれる少なくとも1種である、が好ましい。
アルキル基の炭素数が4〜30程度の一級アルキルアミン類としては、例えば、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミン、オクチルアミン、デシルアミン、ドデシルアミン、ステアリルアミン、イコシルアミン、2−エチルヘキシルアミン等が挙げられる。また、アルキル基の炭素数が4〜30程度の二級アルキルアミン類としては、例えば、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン、ジペンチルアミン、ジヘプチルアミン等が挙げられる。また、アルカノール基の炭素数が1〜6程度のアルカノールアミン類としては、例えば、ジエタノ−ルアミン、ジイソプロパノ−ルアミン、ジ−2−ヒドロキシブチルアミン、N−メチルエタノ−ルアミン、N−エチルエタノ−ルアミン等が挙げられる。また、これらは2種以上を組み合わせることができる。
(D)成分としては、各種公知のポリイソシアネート類を使用できる。具体的には、例えば、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネートや、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネー等の脂肪族ジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、水添キシレンジイソシアネート、水添トリレンジイソシアネート等の脂環式ジイソシアネートが挙げられ、これらは2種以上を組み合わせることができる。これらの中でも特に塗膜の密着性の観点より脂肪族ジイソシアネートが好ましい。
本発明に係る変性エポキシ樹脂は、前記(A)成分、(B)成分、(C)成分および必要に応じて(D)成分を反応させることにより得られる。また、以下、(A)成分、(B)成分および(C)成分の反応物を特に「アミン変性エポキシ樹脂(1)」(以下、(1)成分という。)と、(A)成分、(B)成分、(C)成分および(D)成分の反応物を特に「アミンウレタン変性エポキシ樹脂(2)」(以下、(2)成分という。)と称する。
(1)成分は、(A)成分、(B)成分および(C)成分を通常50〜120℃程度、好ましくは80〜120℃程度の温度において、3〜10時間程度反応(エポキシ開環反応)させることにより得られる。なお、反応順序は特に限定されず、一括反応および逐次反応のいずれをも採用できる。各成分の使用量は特に限定されないが、(A)成分および(B)成分に含まれるエポキシ基を100当量(g/eq)とした場合において、(C)成分に含まれるアミノ基が通常80〜120当量(g/eq)程度、好ましくは90〜110当量(g/eq)程度となる範囲であればよい。アミノ基の当量をこのように限定することにより、塗膜の耐水性、特に長期間に亘る耐食性が良好となる。また、エポキシ開環反応の際には前記有機溶剤を適宜使用できる。また、(B)成分の使用量(固形分換算)は、(A)成分、(B)成分及び(C)成分の合計重量(固形分換算)に対して0.5〜15重量%程度、好ましくは1〜8重量%程度となる範囲であればよい。
こうして得られる(1)成分の物性は特に限定されないが、塗膜の密着性、硬度、耐水性および防食性のバランスを考慮すると、重量平均分子量(ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによるポリスチレン換算値をいう。以下、同様。)が通常5000〜100000程度である。また、(D)成分との反応点(水酸基)を確保する観点より、1級水酸基価(原料仕込み量に基づく理論値)が通常3〜150mgKOH/g程度、好ましくは5〜100mgKOH/g程度である。
(2)成分は、(A)成分、(B)成分、(C)成分および(D)成分を一括反応または逐次反応させたものであるが、安定製造及び所望の塗膜性能の観点より、(A)成分、(B)成分、および(C)成分の反応物(即ち(1)成分)に(D)成分を更に反応(ウレタン化反応)させたものであるのが好ましい。
ウレタン化反応の条件は特に限定されないが、通常、反応温度が20〜200℃程度、好ましくは50〜150℃程度であり、反応時間は3〜10時間程度である。また、(1)成分と(D)成分の使用量も特に限定されないが、例えば、(1)成分に含まれる水酸基の当量を100(g/eq)とした場合において、(D)成分に含まれるイソシアネート基が通常0.5〜50当量(g/eq)程度、好ましくは1〜40当量(g/eq)程度となる範囲に設定するのがよい。イソシアネート基の当量を0.5以上とすることにより塗膜の密着性が良好となり、50以下とすることにより(2)成分をゲル化させることなく安定に製造できるようになる。また、ウレタン化反応の際にも前記有機溶剤を適宜使用できる。また、(B)成分の使用量(固形分換算)は、(A)成分、(B)成分、(C)成分及び(D)成分の合計重量(固形分換算)に対して0.5〜15重量%程度、好ましくは1〜8重量%程度となる範囲であればよい。
こうして得られる(2)成分の物性は特に限定されないが、塗膜の密着性、硬度、耐水性および防食性のバランスを考慮すると、重量平均分子量が通常5000〜150000程度である。
本発明の塗料樹脂組成物は、本発明に係る変性エポキシ樹脂(前記(1)成分及び/又は(2)成分)を用いたものである。また、当該塗料樹脂組成物には、必要に応じて例えばアルキルエーテル化アミノホルムアルデヒド樹脂、前記ポリイソシアネート類、ブロックイソシアネート類、ポリアミン、メラミン樹脂等の硬化剤や、レべリング剤、紫外線吸収等の添加剤や、カーボンブラック、タルク、チタン等の顔料、リン酸アルミニウム等の防錆材、硫酸バリウム等を配合できる。また、希釈のために前記した有機溶剤を使用してもよい。
また、本発明の塗料樹脂組成物を適用する金属基材としては、例えば、アルミニウム、亜鉛、ステンレス、マンガン、マグネシウム等などの非鉄金属や鉄等が挙げられる。また、塗工方法も特に限定されず、スプレー法、バーコーター法、ロール法等各種手段を採用できる。また、塗膜の厚さも特に限定されないが、通常3〜50μm程度である。
以下に実施例および比較例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
<(B)成分の調製>
撹拌機、冷却管、分水器、温度計、窒素吹き込み口を備えた反応容器に、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業(株)製:商品名「KBM−403」)300g、イオン交換水71.8g([加水分解反応に用いる水のモル数]/[3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランに含まれるアルコキシ基の合計モル数](モル比)=1.05)、95%ギ酸1.5g、トルエン100gを仕込み、室温で30分間加水分解反応させた。なお、加水分解反応における[3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランを加水分解反応させたことにより生じる水酸基のモル数]/[3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランにもともと含まれるアルコキシ基のモル数](モル比)は0.9であった。 加水分解反応後、反応系を70℃となるまで昇温させたところで、加水分解により発生したメタノールが系外に留去され始めた。30分かけて75℃まで昇温し、縮合反応によって発生した水を留去した。さらに30分、75℃で反応させた後、ジエチレングリコールジメチルエーテル100gを加え、50℃で3時間、段階的に圧力を下げながら減圧して、残存するメタノール、水、ギ酸、トルエンを留去した。固形分濃度が15%になるようさらにジエチレングリコールジメチルエーテルを加え、エポキシ基含有シルセスキオキサン(B1)(以下、(B1)成分という。)の溶液1500gを得た。(B1)のエポキシ当量は1200g/eq(固形換算180g/eq)であった。
<(1)成分の合成>
実施例1
撹拌機、冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応容器に、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(商品名「エポトートYD−014」;東都化成(株)製:エポキシ基濃度950)760g、前記(B1)成分100g、オクチルアミン25.7g、ステアリルアミン51.7g,ジエタノールアミン9.3g、およびキシレン604gを仕込み、窒素気流下で100℃において、5時間反応後、シクロヘキサノン604gを仕込んで固形分濃度が40%のアミン変性エポキシ樹脂(1−1)(以下、(1−1)成分という。)の溶液を得た。
実施例2
実施例1と同様の反応容器に、エポトートYD−014を760g、前記(B1)成分を200g、オクチルアミンを28.1g、ステアリルアミンを56.6g,ジエタノールアミンを10.2g、およびキシレンを579g仕込み、窒素気流下で100℃において、5時間反応後、シクロヘキサノン579gを仕込んで、固形分濃度が40%のアミン変性エポキシ樹脂(1−2)(以下、(1−2)成分という。)の溶液を得た。
実施例3
実施例1と同様の反応容器に、エポトートYD−014を760g、前記(B1)成分を333.3g、オクチルアミンを31.3g、ステアリルアミンを63.1g,ジエタノールアミンを11.3g、およびキシレンを545g仕込み、窒素気流下で100℃において、5時間反応後、シクロヘキサノン545gを仕込んで、固形分濃度が40%のアミン変性エポキシ樹脂(1−3)(以下、(1−3)成分という。)の溶液を得た。
実施例4
実施例1と同様の反応容器に、エポトートYD−014を760g、前記(B1)成分を93.3g、モノエタノールアミンを23.6g、ジエタノールアミンを11.1g、およびキシレンを606g仕込み、窒素気流下で100℃において、5時間反応後、シクロヘキサノン606gを仕込んで、固形分濃度が40%のアミン変性エポキシ樹脂(1−4)(以下、(1−4)成分という。)の溶液を得た。
実施例5
実施例1と同様の反応容器に、エポトートYD−014を760g、前記(B1)成分を186.7g、モノエタノールアミンを25.7g、ジエタノールアミンを12.1g、およびキシレンを566g仕込み、窒素気流下で100℃において、5時間反応後、シクロヘキサノン566gを仕込んで、固形分濃度が40%のアミン変性エポキシ樹脂(1−5)(以下、(1−5)成分という。)の溶液を得た。
実施例6
実施例1と同様の反応容器に、エポトートYD−014を760g、前記(B1)成分を313.3g、モノエタノールアミンを28.5g、ジエタノールアミンを13.4g、およびキシレンを539g仕込み、窒素気流下で100℃において、5時間反応後、シクロヘキサノン539gを仕込んで、固形分濃度が40%のアミン変性エポキシ樹脂(1−6)(以下、(1−6)成分という。)の溶液を得た。
<(2)成分の合成>
実施例7
実施例1と同様の反応容器に、エポトートYD−014を760g、前記(B1)成分を100g、オクチルアミンを25.7g、ステアリルアミンを51.7g,ジエタノールアミンを9.3g、およびキシレンを607g仕込み、窒素気流下で100℃において、5時間反応させることにより、アミン変性エポキシ樹脂の溶液を得た。次いで、該アミン変性エポキシ樹脂をウレタン変性する目的で、ヘキサメチレンジイソシアネートを4.0g、シクロヘキサノン607gを仕込み、100℃で5時間反応させることによって、固形分濃度が40%のアミンウレタン変性エポキシ樹脂(2−1)(以下、(2−1)成分という。)の溶液を得た。
実施例8
実施例1と同様の反応容器に、エポトートYD−014を760g、前記(B1)成分を93.3g、モノエタノールアミンを23.6g、ジエタノールアミンを11.1g、およびキシレンを570g仕込み、窒素気流下で100℃において、5時間反応させることにより、アミン変性エポキシ樹脂の溶液を得た。次いで、該アミン変性エポキシ樹脂をウレタン変性する目的で、ヘキサメチレンジイソシアネートを4.0g、シクロヘキサノン570gを仕込み、100℃で5時間反応させることによって、固形分濃度が40%のアミンウレタン変性エポキシ樹脂(2−2)(以下、(2−2)成分という。)の溶液を得た。
比較例1
実施例1と同様の反応容器に、エポトートYD−014を760g、オクチルアミンを23.3g、ステアリルアミンを46.8g、モノエタノールアミンを8.4g、およびキシレンを629g仕込み、窒素気流下で100℃において、5時間反応後、シクロヘキサノン629gを仕込んで、アミン変性エポキシ樹脂(イ)(以下、(イ)成分という。)の溶液を得た。
比較例2
実施例1と同様の反応容器に、エポトートYD−014を760g、モノエタノールアミンを21.5g、ジエタノールアミンを10.1g、およびキシレンを593g仕込み、窒素気流下で100℃において、5時間反応後、シクロヘキサノン593gを仕込んで、アミン変性エポキシ樹脂(ロ)(以下、(ロ)成分という。)の溶液を得た。
比較例3
実施例1と同様の反応容器に、エポトートYD−014を760g、オクチルアミンを23.3g、ステアリルアミンを46.8g、モノエタノールアミンを8.4g、およびキシレンを632g仕込み、窒素気流下で100℃において、5時間反応させることにより、アミン変性エポキシ樹脂の溶液を得た。次いで、ヘキサメチレンジイソシアネートを4.0g、シクロヘキサノン632gを仕込み、100℃で5時間反応させることによって、固形分濃度が40%のアミンウレタン変性エポキシ樹脂(ハ)(以下、(ハ)成分という。)の溶液を得た。
比較例4
実施例1と同様の反応容器に、エポトートYD−014を760g、モノエタノールアミンを21.5g、ジエタノールアミンを10.1gおよびキシレンを597g仕込み、窒素気流下で100℃において、5時間反応させることにより、アミン変性エポキシ樹脂の溶液を得た。次いで、ヘキサメチレンジイソシアネートを4.0g、シクロヘキサノン 597gを仕込み、100℃で5時間反応させることによって、固形分濃度が40%のアミンウレタン変性エポキシ樹脂(ニ)(以下、(ニ)成分という。)の溶液を得た。
比較例5
実施例1と同様の反応容器に、エポトートYD−014を760g、前記(B1)成分に代えて市販のエポキシ基含有シランカップリング剤(3−グリドキシプロピルトリメトキシシラン、商品名「サイラエースS−510」、チッソ(株)製)15.0g、オクチルアミンを25.1g、ステアリルアミンを52.4g、ジエタノールアミンを9.1g、およびキシレンを649g仕込み、窒素気流下で100℃において、5時間反応させることにより、アミン変性エポキシ樹脂の溶液を得た。次いで、ヘキサメチレンジイソシアネートを4.0g、シクロヘキサノン649gを仕込み、100℃で5時間反応させることによって固形分濃度が40%のアミンウレタン変性エポキシ樹脂(ホ)(以下、(ホ)成分という。)の溶液を得た。
比較例6
実施例1と同様の反応容器に、エポトートYD−014を760g、サイラエースS−510を14.0g、モノエタノールアミンを23.1g、ジエタノールアミンを10.8g、およびキシレンを609g仕込み、窒素気流下で100℃において、5時間反応させることにより、アミン変性エポキシ樹脂の溶液を得た。次いで、ヘキサメチレンジイソシアネートを4.0g、シクロヘキサノン609gを仕込み、100℃で5時間反応させることによって固形分濃度が40%のアミンウレタン変性エポキシ樹脂(ヘ)(以下、(ヘ)成分という。)の溶液を得た。
<塗料の調製>
実施例1で得た(1−1)成分に更に以下の原料を配合し、ペイントシェイカーで練合することによって、目的とする塗料組成物を調製した。
(組成)
(1−1)成分 175部(固形分70部)
カーボンブラック 10部
沈降性硫酸バリウム 60部
リン酸アルミニウム系防錆顔料 10部
キシレン 20部
シクロヘキサノン 20部
次いで、当該組成物を、脱脂ダル鋼板(SPCC−SD、0.8×70×150mm)上に、乾燥後の膜厚が25μmとなるように、バーコーターにより塗布し、強制乾燥(80℃×20分)後、常温(20℃、60%R.H.)で5日間放置することにより、試験金属板を得た。
(1−2)成分〜(1−6)成分、(2−1)成分〜(2−2)成分、および(イ)成分〜(ヘ)成分についても同様にして塗料組成物を調製し、試験金属板を作製した。
(塗膜の鉛筆硬度)
各試験金属板について、JIS−K−5600塗料一般試験方法に準拠し、鉛筆引っかき試験を実施した。結果を表1及び表2に示す。
(密着性)
各試験金属板について、JIS−K−5600塗料一般試験方法に準拠し、碁盤目剥離試験を実施した。結果を表1及び表2に示す。
(耐水性)
各試験金属板を、水温を40℃に設定した水槽中に10日間浸漬した後、JIS−K−5400塗料一般試験方法に準拠し、碁盤目剥離試験を実施した。結果を表1及び表2に示す。
(防食性)
各試験金属板について、JIS−K−5600塗料一般試験方法に準拠して塩水噴霧テストを行い、10日後、20日後及び30日後のそれぞれの試験板について、粘着テープ(約24mm幅)を用いて塗膜の剥離試験を行った。結果(塗膜の剥離幅(mm))を表1及び2に示す。
なお、「(B)成分固形分含有量」とは、(1−1)成分〜(1−6)成分については(A)成分、(B)成分及び(C)成分の合計重量(固形分換算)に対する(B)成分の使用重量%(固形分換算)を意味し、(2−1)成分及び(2−2成分については(A)成分、(B)成分、(C)成分及び(D)成分の合計重量(固形分換算)に対する(B)成分の使用重量%(固形分換算)を意味する。
なお、「3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン固形分含有量」とは、(ホ)成分及び(へ)成分については(A)成分、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、(C)成分及び(D)成分の合計重量(固形分換算)に対する3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランの使用重量%(固形分換算)を意味する。

Claims (5)

  1. 芳香族系エポキシ樹脂(A)、エポキシ基含有ポリシルセスキオキサン(B)、および一般式(1):XNH(X)(式中、XおよびXはいずれも水素、アルキル基またはアルカノール基を表す(但し、XおよびXが同時に水素である場合を除く。)。)で表されるアミン類(C)、ならびに必要に応じてポリイソシアネート類(D)を反応させることにより得られる変性エポキシ樹脂を用いてなる金属用塗料樹脂組成物。
  2. (A)成分が、ビスフェノールA型エポキシ樹脂である、請求項1の金属用塗料樹脂組成物。
  3. (B)成分が、一般式(2):RSi(OR(式中、Rはエポキシ基を含む炭素数1〜8の炭化水素基を、Rは炭素数1〜8の炭化水素基を表す。)で示される3官能アルコキシシラン類(b1)を加水分解反応及び縮合反応させたものである、請求項1または2の金属用塗料樹脂組成物。
  4. (C)成分が、アルキル基の炭素数が4〜30の一級アルキルアミン類、アルキル基の炭素数が4〜30の二級アルキルアミン類およびアルカノール基の炭素数が1〜6のアルカノールアミン類からなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項1〜3のいずれかの金属用塗料樹脂組成物。
  5. (D)成分が、脂環式ジイソシアネートおよび/または脂肪族ジイソシアネートである、請求項1〜4のいずれかの金属用塗料樹脂組成物。

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