JP2003049113A - 塗料組成物 - Google Patents

塗料組成物

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JP2003049113A
JP2003049113A JP2001238070A JP2001238070A JP2003049113A JP 2003049113 A JP2003049113 A JP 2003049113A JP 2001238070 A JP2001238070 A JP 2001238070A JP 2001238070 A JP2001238070 A JP 2001238070A JP 2003049113 A JP2003049113 A JP 2003049113A
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epoxy
coating composition
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epoxy resin
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JP2001238070A
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Ryuichi Aoki
隆一 青木
Hiroji Sasaki
博治 佐々木
Toru Taki
徹 多記
Yoshinori Nagai
昌憲 永井
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Dai Nippon Toryo KK
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Dai Nippon Toryo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼材に対する密着性や、防食性、耐候性等に
優れた塗膜を形成することができる塗料組成物を提供す
る。 【解決手段】 以下の成分(1)と(2)とを加水分解
縮合反応させて得られるエポキシシリコーン樹脂(A)
を含有する。 (1)(a)エポキシ基を有するエポキシ樹脂と、
(b)該エポキシ基と反応しうるアミノ基と、ケイ素原
子に直接結合している加水分解性基とを有する有機ケイ
素化合物と、の反応生成物。 (2)一般式(1)、R1 nSi(OR24-n 〔式中、R1は、炭素数1〜8の有機基であり、R2は、
炭素数1〜5のアルキル基であり、nは、1又は2であ
る。〕で示されるオルガノシラン及び/又はその部分加
水分解縮合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、常温硬化可能で、
密着性や、防食性、耐候性等に優れた塗膜を形成する塗
料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オルガノシラン及び/又はその部
分加水分解縮合物を結合剤とするオルガノポリシロキサ
ン系無機塗料は、耐候性や、耐汚染性に優れた塗膜を形
成するので、無機建材分野を中心として広く使用されて
いる。しかしながら、該無機塗料は、橋梁や、タンクな
どの大型鋼構造物への展開は、鋼材への密着性や防食性
が劣る問題点があったため、仕上げ用塗料としてのみ使
用されていた。即ち、従来、オルガノポリシロキサン系
無機塗料を使用した鋼材の塗装系は、通常、プライマー
として鋼材への密着性及び防食性に優れるエポキシ樹脂
塗料を塗装し、次いで、プライマー塗膜及びオルガノポ
リシロキサン系無機塗膜の双方に密着性に優れる中塗り
塗料を塗装し、しかる後、仕上げ用塗料として、オルガ
ノポリシロキサン系無機塗料を塗装していた。従って、
塗装工程が多く、塗装作業性に問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の課題を背景になされたもので、鋼材への塗装
作業性を改良した、即ち、プライマーや、中塗り塗料の
塗装を省略することが可能で、密着性や、防食性、耐候
性等に優れた塗膜を形成する、常温硬化可能な塗料組成
物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を達成するため、鋭意検討した結果、以下の構成によ
り、上記課題を達成できることを見出し、本発明に到達
したものである。即ち、本発明は、以下の成分(1)と
(2)とを加水分解縮合反応させて得られるエポキシシ
リコーン樹脂(A)を含有する塗料組成物に関するもの
である。 (1)(a)エポキシ基を有するエポキシ樹脂と、
(b)該エポキシ基と反応しうるアミノ基と、ケイ素原
子に直接結合している加水分解性基とを有する有機ケイ
素化合物と、の反応生成物。 (2)一般式(1)、 R1 nSi(OR24-n 〔式中、R1は、炭素数1〜8の有機基であり、R2は、
炭素数1〜5のアルキル基であり、nは、1又は2であ
る。〕で示されるオルガノシラン及び/又はその部分加
水分解縮合物。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、詳細に説
明する。本発明の塗料組成物の各構成成分について説明
する。本発明の塗料組成物に使用される(A)成分は、
成分(a)と、(b)との反応生成物(1)に、更に、
成分(2)を加水分解縮合反応させて得られる。(a)成分について (a)成分は、分子中にエポキシ基を有し、エポキシ当
量が、例えば、100〜1500、好ましくは、180
〜1000のエポキシ樹脂である。エポキシ樹脂(a)
は、後述する有機ケイ素化合物(b)中のアミノ基と、
開環付加反応し、得られた反応生成物(1)は、オルガ
ノシラン及び/又はその部分加水分解縮合物(2)と反
応して、防食性や、耐候性、密着性等の優れた塗膜を形
成するエポキシシリコーン樹脂(A)を製造するために
使用されるものである。
【0006】エポキシ樹脂(a)としては、ビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂や、ビスフェノールF型エポキシ
樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、アルキル
エーテル型エポキシ樹脂、水添ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂などが好ましく、これら樹脂は、1種単独、又
は2種以上混合して使用してもよい。
【0007】(b)成分について (b)成分は、分子内にアミノ基と、ケイ素原子に直接
結合している加水分解性基とを有する有機ケイ素化合物
である。(b)成分は、例えば、以下の一般式(2)を
有する化合物が利用可能である。 (R5−NH−R4−)n(R6)mSi(OR3)4-n-m (式中、R3とR6は、炭素数1〜5のアルキル基であ
り、R4は、炭素数1〜5のアルキレン基であり、R
5は、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数5
〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜8のアリール基、
又は置換若しくは未置換のアミノ基であり、nは、1又
は2であり、mは、0又は1である。)
【0008】R3とR6は、直鎖でも分岐したものでもよ
い。R3とR6としてのアルキル基としては、例えば、メ
チル基や、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル
基、n−ブチル基、i−ブチル基、s−ブチル基、t−
ブチル基、ペンチル基等のアルキル基が好適に挙げられ
る。好ましいアルキル基は、炭素数が、例えば、1〜2
個のものである。
【0009】R4としてのアルキレン基は、直鎖でも分
岐したものでもよい。このようなアルキレン基として
は、例えば、メチレン基や、エチレン基、プロピレン基
等が挙げられる。R5としての炭素数1〜5のアルキル
基は、上記R3とR6の場合と同様である。また、R5
してのシクロアルキル基としては、例えば、シクロヘキ
シル基や、シクロヘプチル基が挙げられる。また、R5
としてのアリール基としては、例えば、フェニル基や、
ナフチル基等が挙げられる。更に、R5としてのアミノ
基としては、アミノ基中の水素原子の一方又は両方が、
例えば、上記炭素数1〜5のアルキル基で置換されたも
のが好適なものとして挙げられる。
【0010】このような一般式(2)で示される有機ケ
イ素化合物としては、例えば、γ−アミノプロピルトリ
メトキシシランや、γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピル
トリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−
アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(β−ア
ミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジエトキシシ
ラン、N−シクロへキシル−γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、N−シクロヘキシル−γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエ
チル)−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−
アニリノプロピルトリメトキシシランなどが代表的なも
のとして挙げられる。
【0011】(2)成分について (2)成分は、一般式(1)、 R1 nSi(OR24-n 〔式中、R1は、炭素数1〜8の有機基、R2は、炭素数
1〜5のアルキル基、nは、1又は2である。〕で示さ
れるオルガノシラン及び/又はその液状の部分加水分解
縮合物である。上記式において、R1としての有機基と
しては、例えば、アルキル基や、シクロアルキル基、ア
リール基、ビニル基等が挙げられる。
【0012】ここで、アルキル基としては、直鎖でも分
岐したものでもよい。アルキル基としては、例えば、メ
チル基や、エチル基、n−プロピル基、i-プロピル
基、n−ブチル基、i−ブチル基、s−ブチル基、t−
ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オク
チル基等のアルキル基が挙げられる。好ましいアルキル
基は、炭素数が、1〜4個のものである。
【0013】シクロアルキル基としては、例えば、シク
ロヘキシル基や、シクロヘプチル基、シクロオクチル基
等が好適に挙げられる。アリール基としては、例えば、
フェニル基やナフチル基等が挙げられる。上記各官能基
は、任意に置換基を有してもよい。このような置換基と
しては、例えば、ハロゲン原子(例えば、塩素原子や、
臭素原子、フッ素原子等)や、(メタ)アクリロイル
基、メルカプト基、脂環式基等が挙げられる。
【0014】なお、フェニル基は、エポキシ樹脂(a)
との相溶性に優れるので、全(2)成分中、R1が、フ
ェニル基であるオルガノシラン又はその部分加水分解縮
合物を、例えば、10質量%以上、好ましくは、20〜
90質量%使用するのが適当である。R2としてのアル
キル基としては、直鎖でも分岐したものでもよい。この
ようなアルキル基としては、例えば、メチル基や、エチ
ル基、n−プロピル基、i-プロピル基、n−ブチル
基、i−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペン
チル基等が挙げられ、好ましいアルキル基は、炭素数
が、1〜2個のものである。
【0015】このような一般式(1)で示されるオルガ
ノシランの具体例としては、例えば、メチルトリメトキ
シシランや、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメ
トキシシラン、エチルトリエトキシシラン、n−プロピ
ルトリメトキシシラン、n−プロピルトリエトキシシラ
ン、i―プロピルトリメトキシシラン、i―プロピルト
リエトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−クロロプロピルトリエトキシシラン、ビニル
トリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、3,
3,3−トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、
3,3,3−トリフルオロプロピルトリエトキシシラ
ン、
【0016】シクロヘキシルトリメトキシシラン、γ−
メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メ
タクリルオキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メル
カプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプ
ロピルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラ
ン、フェニルトリエトキシシラン、ジメチルジメトキシ
シラン、ジメチルジエトキシシラン、ジエチルジメトキ
シシラン、ジエチルジエトキシシラン、ジフェニルジメ
トキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、メチルフ
ェニルジメトキシシラン、ジメチルジプロポキシシラン
などが挙げられるが、好ましくは、メチルトリメトキシ
シラン、メチルトリエトキシシラン、フェニルトリメト
キシシラン、ジメチルジメトキシシランである。
【0017】(2)成分は、これらオルガノシランの部
分加水分解縮合物であってもよい。該縮合物は、ポリス
チレン換算重量平均分子量が、例えば、300〜500
0、好ましくは、500〜4200のものが適当であ
る。このような縮合物を使用することにより、貯蔵安定
性がよく、密着性のよい塗膜が得られる。
【0018】このような縮合物の具体例としては、市販
品として、例えば、東レ・ダウコーニング社製のSR2
402や、DC3037、DC3074;信越化学工業
社製のKR−211や、KR−212、KR−213、
KR−214、KR−216、KR−218;東芝シリ
コーン社製のTSR−145や、TSR−160、TS
R−165、YR−3187等が挙げられる。次に、本
発明の主剤成分となる、エポキシシリコーン樹脂(A)
の製造方法について説明する。まず、反応生成物(1)
は、前述の(a)成分と、(b)成分との混合物を、例
えば、40〜80℃、好ましくは、45〜65℃で、通
常、2〜10時間撹拌しながら、開環付加反応させて、
製造する方法が適当であるが、この方法に限定されるも
のではない。
【0019】(a)成分と、(b)成分との比率は、
(a)成分中のエポキシ基と、(b)成分中のアミノ基
(N−H)の当量比(エポキシ基/N−H基)が、2/
1〜10/9、又は1/2〜9/10であり、好ましく
は、2/1〜5/4、又は1/2〜4/5である。当量
比が、2/1より大きい場合、及び1/2より小さい場
合には、得られる塗膜の光沢が低くなりやすく、また、
10/9〜9/10の間、特に、10/10に近づくほ
ど、反応生成物(1)を製造する際、ゲル化しやすくな
る傾向にある。
【0020】反応生成物(1)と、オルガノシラン及び
/又はその部分加水分解縮合物(2)との混合物は、
水、場合により、触媒の存在下で、加水分解及び縮合反
応させる。(1)成分と、(2)成分との混合割合は、
前者100質量部に対して、後者を、例えば、10〜2
00質量部、好ましくは、15〜100質量部が適当で
ある。なお、後者が、前記範囲より多いと、得られる塗
膜の外観や、耐クラック性、耐凍害性、耐アルカリ性等
が低下し、逆に少なすぎると得られる塗膜の耐候性や、
耐汚染性等が低下する傾向にある。
【0021】水の量は、(1)成分と、(2)成分との
混合物中に初期に存在していた加水分解性基の、例え
ば、45〜100%、好ましくは、50〜90%が加水
分解及び縮合反応するのに充分な量であり、具体的には
混合物中の加水分解性基総数の、例えば、0.4〜1.
0倍、好ましくは、0.5〜0.9倍のモル数となる量
が適当である。
【0022】加水分解縮合反応は、上記成分の混合物
を、水、場合によって、触媒の存在下で、例えば、40
〜80℃、好ましくは、45〜65℃で、例えば、2〜
10時間撹拌しながら反応させる方法が適当であるが、
この方法に限定されるものではない。上記反応で任意に
使用される触媒としては、例えば、トリメトキシボラ
ン、トリエトキシボラン等のトリアルコキシボラン;ト
リ−n−ブトキシエチルアセトアセテートジルコニウ
ム、ジ−n−ブトキシジ(エチルアセトアセテート)ジ
ルコニウム、テトラキス(エチルアセトアセテート)ジ
ルコニウム等のジルコニウムキレート化合物、ジイソプ
ロポキシビス(アセチルアセテート)チタン、ジイソプ
ロポキシビス(エチルアセトアセテート)チタン等のチ
タンキレート化合物、モノアセチルアセテートビス(エ
チルアセトアセテート)アルミニウム、ジイソプロポキ
シエチルアセトアセテートアルミニウム等のアルミニウ
ムキレート化合物などの有機金属化合物や、塩酸などの
無機酸が挙げられる。
【0023】このようにして得られた加水分解縮合反応
物であるエポキシシリコーン樹脂(A)は、反応で生成
するアルコール分により、又はそのアルコール分と必要
に応じて添加した後述する有機溶媒とにより溶液状態と
なっている。
【0024】〔(B)成分について〕本発明の塗料組成
物においては、必要に応じて、アミノ基含有化合物
((B)成分)を含有することができる。(B)成分
は、エポキシシリコーン樹脂(A)中のエポキシ基があ
る場合の、硬化剤として、また、該樹脂中の加水分解性
シリル基の加水分解・縮合反応を起こす際の反応触媒と
しての作用をするアミノ基含有化合物である。このよう
な化合物(B)としては、例えば、ジエチレントリアミ
ンや、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタ
ミン、メタキシレンジアミン、イソホロンジアミンなど
の脂肪族又は脂環族アミンと、ビスフェノールAジグリ
シジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエ
ーテルなどのエポキシ化合物やアルキレンオキサイドと
のアダクト類;上記脂肪族又は脂環族アミンと、フェノ
ール類、ホルムアルデヒドとを反応させて得られるマン
ニッヒ化合物;上記脂肪族又は脂環族アミンと、ケトン
化合物とを反応させて得られるケチミン化合物等が挙げ
られる。
【0025】アミノ基含有化合物(B)の市販品として
は、例えば、三和化学工業(株)製のサンマイドD−1
100、TX−983;大都産業(株)製のダイクラー
ルB1969などが挙げられる。(B)成分の配合量
は、(A)成分中のエポキシ基1当量に対して、(B)
成分中のアミノ基の活性水素が、例えば、0.5〜1.5
当量、好ましくは、0.8〜1.2当量となる量が適当で
ある。
【0026】〔(C)成分について〕本発明の塗料組成
物は、任意に、エポキシ基含有シランカップリング剤
((C)成分)を含有することができる。(C)成分
は、エポキシシリコーン樹脂(A)中にアミノ基が残存
している場合に、硬化剤として、また、エポキシシリコ
ーン樹脂(A)中の加水分解性シリル基と加水分解・縮
合反応を起こし、高架橋塗膜を形成する作用をする。
【0027】このような(C)成分としては、例えば、
γ−グリシドキシプロピルトリメキシシランや、γ−グ
リシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルトリイソプロぺニルオキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルトリイミノオキシシラン、β−(3,4
−エポキシシクロヘキシル)エチルメチルジメトキシシ
ラン、γ−イソシアネートプロピルトリイソプロぺニル
オキシシランとグリシドールとの付加物などのエポキシ
基含有シランカップリング剤が代表的なものとして挙げ
られる。(C)成分の配合量は、(A)成分中のアミノ
基の活性水素1当量に対して、(C)成分中のエポキシ
基が、例えば、0.5〜1.5当量、好ましくは、0.8
〜1.2当量となる量が適当である。
【0028】〔(D)成分について〕本発明の塗料組成
物は、更に、任意成分として、光触媒能を有す無機微粒
子((D)成分)を含有することができる。(D)成分
は、ゾルの形態であってもよい。(D)成分は、塗膜に
防菌性や、防カビ性、防汚染性、更には空気中の窒素酸
化物の分解除去作用を付与するために、必要に応じて配
合されるものである。このような成分としては、例え
ば、TiO2、TiO3、SrTiO3、FeTiO3、W
3、SnO2、BiO2、In23、ZnO、Fe
23、RuO2、CdO、CdS、CdSe、GaP、
GaAs、CdFeO3、MoS2、LaRhO 3などが
挙げられ、好ましくは、TiO2である
【0029】(D)成分の配合量は、塗料組成物の固形
分中、例えば、0〜60質量%、好ましくは、10〜5
0質量%が適当である。本発明の塗料組成物は、以上説
明した(A)成分、必要に応じて配合する(B)成分、
(C)成分、(D)成分等を含有し、更に、必要に応じ
て、塗料の固形分を、好ましくは、20〜70質量%程
度に調整するための溶媒や、充填剤、染料、硬化促進
剤、紫外線吸収剤、光安定剤、増粘剤、顔料分散剤等の
各種添加剤などを含有する。
【0030】上記溶媒としては、例えば、メタノール
や、エタノール、プロピルアルコール、ブタノールなど
のアルコール類、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレ
ングリコールモノプロピルエーテルなどのアルコールエ
ーテル類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン
類等の親水性溶媒の他、トルエンや、キシレン、酢酸エ
チル、酢酸ブチル等の各種塗料用溶媒が使用可能であ
る。
【0031】充填材としては、例えば、タルクや、炭酸
バリウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、ベントナイ
ト、酸化チタン、カーボンブラック、ベンガラ、リトポ
ン等の各種塗料用体質顔料や着色顔料、更には、防錆顔
料が使用可能である。充填材の配合量は、塗料組成物の
固形分中、例えば、0〜70質量%、好ましくは0〜5
0質量%が適当である。
【0032】本発明の塗料組成物は、被塗物表面に刷
毛、スプレーや、ロール、ディッピングなどの塗装手段
により塗装し、常温で硬化塗膜を形成することが可能で
あるが、強制乾燥や加熱硬化させても良い。本発明を塗
料組成物を適用するための被塗物としては、例えば、鋼
板などの金属が挙げられるが、無機窯業基材や、ガラス
基材、プラスチック基材、紙基材などの各種被塗物にも
使用可能である。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。尚、実施例中「部」、「%」は、特に断らない限
り質量基準で示す。
【0034】合成例1 環流冷却器及び攪拌機を備えた反応器に、ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社製のエピコ
ート828EL、エポキシ当量185)(a)100部
と、プロピレングリコールモノn−プロピルエーテル5
0部と、キシレン50部とを仕込んだ後、室温で撹拌
下、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン(b)40
部[(a)成分のエポキシ基と、(b)成分のアミノ基
との当量比60/40]を1時間で滴下し、更に60℃
まで昇温し、同温度で3時間撹拌を続けた。次に、フェ
ニルトリメトキシシランの部分加水分解共縮合物(東レ
・ダウコーニング(株)製のDC3074;固形分10
0%)を25部、メチルトリメトキシシランを8部を加
え、混合した後、イオン交換水5.3部と、イソプロピ
ルアルコール5部とを加え、60℃で3時間反応させ
た。次いで、トリエトキシボラン0.5部を加え、更に
60℃で3時間撹拌を続け、固形分55%、エポキシ当
量1600(ワニス値)のエポキシシリコーン樹脂溶液
(A−1)を得た。
【0035】合成例2 環流冷却器及び攪拌機を備えた反応器に、ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社製のエピコ
ート1001X70、エポキシ当量320)(a)10
0部と、プロピレングリコールモノn−プロピルエーテ
ル35部とを仕込んだ後、室温で撹拌下、γ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン(b)18部[(a)成分の
エポキシ基と、(b)成分のアミノ基との当量比65/
35]を1時間で滴下した後、更に60℃まで昇温し、
同温度で3時間撹拌を続けた。次に、フェニルトリメト
キシシランの部分加水分解共縮合物(東レ・ダウコーニ
ング(株)製のDC3037;固形分100%)を25
部、メチルトリメトキシシランを5部加え、混合した
後、イオン交換水3.0部と、イソプロピルアルコール
5部とを加え、60℃で3時間反応させた。次いで、モ
ノアセチルアセトネートビス(エチルアセトアセテー
ト)アルミニウム0.3部を加え、更に60℃で3時間
撹拌を続け、固形分55%、エポキシ当量1300(ワ
ニス値)のエポキシシリコーン樹脂溶液(A−2)を得
た。
【0036】合成例3 環流冷却器及び攪拌機を備えた反応器に、ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社製のエピコ
ート1001X70)(a)100部と、プロピレング
リコールモノn−プロピルエーテル45部と、キシレン
10部とを仕込んだ後、室温で撹拌下、γ−アミノプロ
ピルトリエトキシシラン(b)50部[(a)成分のエ
ポキシ基と(b)成分のアミノ基との当量比40/6
0]を1時間で滴下した後、更に60℃まで昇温し、同
温度で3時間撹拌を続けた。次に、フェニルトリメトキ
シシランの部分加水分解共縮合物(東レ・ダウコーニン
グ(株)製のDC3037)15部と、ジメチルジメト
キシシラン5部と、フェニルトリメトキシシラン3部と
を加え、混合した後、イオン交換水5.7部と、イソプ
ロピルアルコール10部とを加え、60℃で3時間反応
させた。次いで、モノアセチルアセトネートビス(エチ
ルアセトアセテート)アルミニウム0.3部を加え、更
に60℃で3時間撹拌を続け、固形分55%、活性水素
当量1800(ワニス値)のエポキシシリコーン樹脂溶
液(A−3)を得た。
【0037】合成例4 環流冷却器及び攪拌機を備えた反応器に、イソプロピル
アルコール40部、フェニルトリメトキシシランの部分
加水分解共縮合物(東レ・ダウコーニング(株)製のD
C3037)40部、メチルトリメトキシシランの部分
加水分解縮合物(東レ・ダウコーニング(株)製のSR
2402;固形分100%)30部、メチルトリメトキ
シシラン30部を加え、混合した後、イオン交換水6.
5部と、0.1規定・塩酸水溶液0.05部を加え、6
0℃で3時間反応させた。次いで、イオン交換水1.5
部を加え、更に、60℃で3時間撹拌を続け、固形分5
5%のオルガノポリシロキサン溶液(2)を得た。実施例1〜6及び1〜2 以下の表1に示す(I)成分〜(VI)成分を、同表1
に示す割合(単位「部」)で混合し、60℃で3時間撹
拌を行い、均一溶解した溶液を調製した。次いで、同表
1に示す(V)〜(VII)成分を20℃以下で加え、
均一溶液となるまで撹拌を続け、塗料を調製した。
【0038】
【表1】表1
【0039】注1)エピコート1001X70 注2)三和化学工業(株)サンマイドD-1100 注3)三和化学工業(株)サンマイドTX-983 注4)ジブチルチンジラウレートは、硬化促進剤として
使用。 注5)石原産業(株)製 ST−30L光触媒酸化チタ
ン(平均粒径8μm)
【0040】得られた実施例1〜6、比較例1〜2の塗
料組成物につき、下記の通り試験板を作成し、塗膜外観
や、耐汚染性、防食性、耐候性の各塗膜性能試験をし、
その結果を以下の表2に示した。
【0041】<塗膜性能試験>キシレンで脱脂した鋼板
上に、上記表1に示した塗料組成物を乾燥膜厚が約80
μmとなるように吹き付け塗装し、これを20℃で10
日乾燥した後、試験板として用いた。なお、試験方法及
び評価基準は、以下の通りである。
【0042】外観:塗板に形成された塗膜外観を目視判
定した。評価基準 ○:つやが有り、平滑な膜。 △:つやは有るが、膜の平滑性が乏しい。 ×:つやが無く、膜の平滑性が乏しい。
【0043】防食性:JIS K5400.9.1に準
じて塩水噴霧試験を150時間行った後、塗膜状態を目
視判定した。評価基準 ○ :変化なし。 △ :光沢低下、白化等の軽微な変化あり。 × :光沢低下、白化等の変化大。
【0044】耐汚染性:赤、黒マジックインキを塗布し
てから24時間後に、キシレンでぬらした布でふきと
り、除染性を目視判定した。評価基準 ◎ :完全除去。 ○ :極く軽微な汚染。 △ :少し汚染。 × :汚染著しい。
【0045】耐候性:サンシャインウェザー−オーメー
ター1000時間。評価基準 ○ :塗膜外観に変化はなく、光沢保持率95%以上。 △ :塗膜外観変化が軽微にあり、光沢保持率80〜9
4%。 × :塗膜変化が著しい、光沢保持率80%未満。
【0046】
【表2】表2
【0047】上記表2より、本発明の塗料組成物である
実施例1〜6は、優れた塗膜性能を有していた。一方、
エポキシ変性していないオルガノポリシロキサンを使用
した比較例1では、防食性等が悪く、シリコーン変性し
ていないエポキシ樹脂を使用した比較例2では、耐候性
等が悪かった。
【0048】
【発明の効果】本発明の塗料組成物は、鋼板に対する密
着性や、防食性、耐候性等に優れた塗膜を形成すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多記 徹 栃木県那須郡西那須野町下永田7−1414− 34 (72)発明者 永井 昌憲 栃木県大田原市薄葉1926−9 Fターム(参考) 4J038 DB041 DB042 DB061 DB062 DB071 DB072 DB411 DL031 DL032 DL071 DL072 DL081 DL082 DL091 DL092 DL121 DL122 HA216 JB05 JB07 JB18 JC30 KA03 KA04 KA06 KA08 LA02 MA14 NA03 NA04 NA05 NA12 PC02 PC03 PC04 PC08 PC10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の成分(1)と(2)とを加水分解
    縮合反応させて得られるエポキシシリコーン樹脂(A)
    を含有することを特徴とする塗料組成物。 (1)(a)エポキシ基を有するエポキシ樹脂と、
    (b)該エポキシ基と反応しうるアミノ基と、ケイ素原
    子に直接結合している加水分解性基とを有する有機ケイ
    素化合物と、の反応生成物。 (2)一般式(1)、 R1 nSi(OR24-n 〔式中、R1は、炭素数1〜8の有機基であり、R2は、
    炭素数1〜5のアルキル基であり、nは、1又は2であ
    る。〕で示されるオルガノシラン及び/又はその部分加
    水分解縮合物。
  2. 【請求項2】 前記エポキシ樹脂(a)が、エポキシ当
    量100〜1500を有し、前記反応生成物(1)が、
    該エポキシ樹脂(a)と、前記有機ケイ素化合物(b)
    とを、該エポキシ樹脂(a)中のエポキシ基と有機ケイ
    素化合物(b)中のアミノ基との当量比(エポキシ基/
    N−H基)が、2/1〜10/9となる範囲で反応させて
    得られたものである請求項1に記載の塗料組成物。
  3. 【請求項3】 更に、アミノ基含有化合物(B)を含有
    する請求項2に記載の塗料組成物。
  4. 【請求項4】 前記エポキシ樹脂(a)が、エポキシ当
    量100〜1500を有し、前記反応生成物(1)が、
    該エポキシ樹脂(a)と、前記有機ケイ素化合物(b)
    とを、該エポキシ樹脂(a)中のエポキシ基と、前記有
    機ケイ素化合物(b)中のアミノ基との当量比(エポキ
    シ基/N−H基)が、1/2〜9/10となる範囲で反応
    させて得られたものである請求項1に記載の塗料組成
    物。
  5. 【請求項5】 更に、エポキシ基含有シランカップリン
    グ剤(C)を含有する請求項4に記載の塗料組成物。
  6. 【請求項6】 更に、光触媒能を有する無機微粒子
    (D)を含有する請求項1乃至5のいずれかに記載の塗
    料組成物。
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