JP6071050B2 - 皮膚用化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は皮膚用化粧料に関する。
近年、比較的多くの水を含有する皮膚用化粧料は、適度な潤いを与える目的で使用されるが、その効果の持続性についても注目されつつある。潤いを与える成分としては保湿剤が汎用されているが、優れた持続性を発揮させるためには、保湿剤を高配合しなければならずべたつき感が生じるといった問題がある。
皮膚用化粧料の中でも、比較的多くの水を含有する組成からなるものは、塗布時の肌への親和性に劣ることから肌上ではじかれてしまう傾向にあり、肌なじみが悪く感じられるといった問題があった。
そのため、従来より、肌なじみを良好にするために、エタノールを添加する試み、若しくは、両親媒性のエステル油を添加する試みがなされてきた。
しかしながら、これらの試みでは、ある程度、浸透感を高めることはできるものの、アルコール臭を感じるといった問題、塗布時の厚み感が損なわれるといった問題、使用感が軽くなりすぎるといった問題、持続した保湿感が得られないといった問題があった。
また、界面活性剤を用い、肌なじみを良好にする試みもなされてきた。
しかしながら、安定性の観点から配合される各化粧料原料を透明に可溶化する必要があるため、HLB値の高い界面活性剤を選択せざるを得ず、べたつき感や、重く硬い感触となり使用感に劣るといった問題があった。
そこで、肌なじみを高めるために、デキストランを含む化粧料(例えば、特許文献1を参照)、オリゴ糖と寒天とを含む化粧料(例えば、特許文献2を参照)、シリコーン系界面活性剤とポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とを含む化粧料(例えば、特許文献3を参照)などが提案されてきた。
しかしながら、これら提案にて、ある程度、肌なじみを高めることはできるものの、塗布時の厚み感が損なわれて優れた感触が得られないといった問題があった。
特開2004−059473号公報 特開2007−269747号公報 特開2011−116664号公報
塗布時の厚み感を損なわずに、肌へのなじみ易さと、べたつき感のないしっとりと潤った感触を肌に付与することができるとともに、潤いの持続性に優れる皮膚用化粧料を提供することを課題とする。
即ち、本発明の要旨は、(A)多価アルコール及び/又はアミノ酸、(B)ポリオキシアルキレンアルキルグルコシド、(C)ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、並びに(D)水溶性ポリマーを含有する皮膚用化粧料に関するものである。
本発明の皮膚用化粧料は、塗布時の厚み感を損なうことなく、肌なじみに優れ、べたつき感のないしっとりと潤った感触を付与することができるとともに、その潤いを持続させるという効果を奏する。
(A)成分
本明細書における(A)成分とは、多価アルコール及び/又はアミノ酸である。皮膚用化粧料に(A)成分を適用することによって、主に肌に潤いを与えるという効果が発揮される。
多価アルコールとしては、グリセリン、ジグリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、ペンチレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−デカンジオール、ソルビトール、キシリトール、ラフィノース、グルコース及びマルチトール等が例示できる。ポリエチレングリコールとしては、平均分子量が200〜20000のものが好ましい。
アミノ酸は、アミノ酸塩として使用することもできる。アミノ酸としては、トリメチルグリシン、グリシン、L−アルギニン塩酸塩、L−アラニン、β−アラニン、L−アスパラギン酸、L−グルタミン酸、L−グルタミン酸塩酸塩、L−グルタミン、サルコシン、L−ヒスチジン、L−イソロイシン、L−ロイシン、L−リジン、L−リジン塩酸塩、L−オルニチン塩酸塩、L−プロリン、L−フェニルアラニン、L−セリン、L−スレオニン、L−トリプトファン、L−チロシン、L−バリン、L−ドーパー、L−αアミノ酪酸等が例示できる。
(A)成分は1種又は2種以上を用いることができる。
(A)成分として多価アルコールとアミノ酸とを併用する場合の両者の混合比率は特に限定されないが、例えば、質量比として、多価アルコール:アミノ酸が1:99〜99:1の範囲であることが好ましく、5:95〜95:5の範囲であることがより好ましい。
皮膚用化粧料中の(A)成分の量は、3〜35質量%が好ましく、5〜30質量%がより好ましく、9〜25質量%がさらに好ましい。潤いを与える観点、ならびに塗布時に適度な厚み感を付与する観点から3質量%以上が好ましく、過度なべたつきを与えない観点から35質量%以下が好ましい。なお、多価アルコールとアミノ酸とを併用する場合、(A)成分の量としては両者の合計の量である。
(B)成分
本明細書における(B)成分とはポリオキシアルキレンアルキルグルコシドである。皮膚用化粧料に(B)成分を適用することによって、主に潤いの持続性を与えるという効果が発揮される。
ポリオキシアルキレンアルキルグルコシドとしては、例えば、エチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドから選択される1種又は2種のアルキレンオキサイドを、アルキルグルコシドに付加したものを使用することができ、その平均付加モル数としては、1〜20モル程度が好ましい。ポリオキシアルキレンアルキルグルコシドにおけるアルキル基としては、炭素数1〜4のものが好ましく、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基等が好ましい例である。ポリオキシアルキレンアルキルグルコシドの好ましい具体例としては、ポリオキシエチレンメチルグルコシドが挙げられ、より具体的には、POE(10)メチルグルコシド、POE(20)メチルグルコシド、POP(10)メチルグルコシド及びPOP(20)メチルグルコシド等が挙げられる。なお、本明細書において、ポリオキシエチレンをPOEと略記し、ポリオキシプロピレンをPOPと略記し、かっこ内の数はその平均付加モル数である。このようなポリオキシアルキレンアルキルグルコシドは、商業的に容易に入手することができる。
(B)成分は1種又は2種以上を用いることができる。
皮膚用化粧料中の(B)成分の量は、0.1〜12質量%が好ましく、0.5〜10質量%がより好ましく、1〜8質量%がさらに好ましい。塗布時に適度な厚み感を付与する観点、ならびに潤いの持続性の観点から0.1質量%以上が好ましく、過度なべたつきを与えない観点から12質量%以下が好ましい。
(C)成分
本明細書における(C)成分とはポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルである。皮膚用化粧料に(C)成分を適用することによって、主に肌とのなじみを良好にするという効果が発揮される。
ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルにおけるオキシエチレン基の平均付加モル数としては、5〜60が好ましい。ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルを構成する脂肪酸としては、炭素数12〜18のものが好ましく、具体的には、オレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸等が好ましい例である。さらに、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルにおける脂肪酸エステルの数としては、1〜6であることが好ましく、1〜5であることがより好ましい。ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルの好ましい具体例としては、ポリオキシエチレンソルビトールモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトールテトラ脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンソルビトールペンタ脂肪酸エステル等が挙げられ、より具体的には、モノラウリン酸POE(6)ソルビット、テトラオレイン酸POE(60)ソルビット、テトラステアリン酸POE(60)ソルビット、テトライソステアリン酸POE(30)ソルビット、テトラオレイン酸POE(40)ソルビット及びペンタオレイン酸POE(40)ソルビット等が挙げられる。このようなポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルは、商業的に容易に入手することができる。
(C)成分は1種又は2種以上を用いることができる。
皮膚用化粧料中の(C)成分の量は、0.005〜5質量%が好ましく、0.01〜3質量%がより好ましく、0.03〜0.1質量%がさらに好ましい。良好な肌馴染みの観点、ならびに塗布時に適度な厚み感を付与する観点から0.005質量%以上が好ましく、過度なべたつきを与えない観点から5質量%以下が好ましい。
(D)成分
本明細書における(D)成分とは水溶性ポリマーである。ただし、(B)成分又は(C)成分に該当する水溶性ポリマーは、(D)成分には包含されない。皮膚用化粧料に(D)成分を適用することによって、粘度を付与し高級感を与えるだけでなく、主に塗布時に適度な厚み感を付与するという効果が発揮される。
水溶性ポリマーとしては、水溶性を有する天然高分子、半合成高分子、合成高分子等が挙げられる。天然高分子の具体例としては、アラビアゴム、トラガントガム、グアガム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、カラヤガム、アイリスモス、クインスシード、ゼラチン、セラック、ロジン、カゼイン等を例示することができる。半合成高分子の具体例としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセロース、アルギン酸ナトリウム、エステルガム、ニトロセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、結晶セルロース等を例示することができる。合成高分子の具体例としては、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸アルキル共重合体、ポリビニルメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリアミド樹脂等を例示することができる。このような水溶性ポリマーは、商業的に容易に入手することができる。
なお、カルボキシビニルポリマーやアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体やアクリル酸アルキル共重合体を用いる場合は、通常、塩基性物質で中和して用いられる。塩基性物質としては、例えば、トリエタノールアミン、モノエタノールアミン等のアルカノールアミン類、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基、アルギニン等の塩基性アミノ酸等が例示される。塩基性物質の添加量は、これらのポリマーを中和するのに充分な量であり、これら成分の種類や使用量に応じて適宜配合すればよい。
(D)成分は1種又は2種以上を用いることができる。
本明細書においては、塗布時に最適な厚み感を付与する観点から、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体及び/又はアクリル酸アルキル共重合体を用いることがより好ましい。
(D)成分としてアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体とアクリル酸アルキル共重合体とを併用する場合の両者の混合比率は特に限定されないが、例えば、質量比として、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体:アクリル酸アルキル共重合体が1:99〜99:1の範囲であることが好ましく、5:95〜95:5の範囲であることがより好ましい。
皮膚用化粧料中の(D)成分の量は、0.04〜2質量%が好ましく、0.06〜1.5質量%がより好ましく、0.3〜1質量%がさらに好ましい。塗布時に適度な厚み感を付与する観点から0.04質量%以上が好ましく、過度なべたつきを与えない観点から2質量%以下が好ましい。なお、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体とアクリル酸アルキル共重合体とを併用する場合、(D)成分の量としては両者の合計の量である。
本発明の皮膚用化粧料には、(E)成分として、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール及び/又は(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリルがさらに含有されていてもよい。皮膚用化粧料に(E)成分がさらに含まれることによって、肌への浸透感をより高めて、さらに優れた潤いを与え、その潤いを持続させるという効果が発揮される。
本明細書において、(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリルを構成するポリグリセリンの平均重合度は、特に限定されないが、2〜15であることが好ましく、より好ましくは8〜15、さらに好ましくは10である。シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールや(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリルは、商業的に容易に入手することができる。
(E)成分として、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールと(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリルとを併用する場合の両者の混合比率は特に限定されないが、例えば、質量比として、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール:(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリルが1:99〜99:1の範囲であることが好ましく、5:95〜95:5の範囲であることがより好ましい。
皮膚用化粧料中の(E)成分の量は、0.005〜2質量%が好ましく、0.01〜1.5質量%がより好ましく、0.1〜0.3質量%がさらに好ましい。浸透感を高める観点から0.005質量%以上が好ましく、厚み感を過度に損なわない観点から2質量%以下が好ましい。なお、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールと(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリルとを併用する場合、(E)成分の量としては両者の合計の量である。
その他の成分
本明細書においては、化粧品に配合できうる例えば下記の成分を必要に応じて本発明の皮膚用化粧料に添加することができる。例えば、水、(B)成分及び(C)成分以外の界面活性剤、油脂、炭化水素油、ロウ類、高級脂肪酸、脂肪酸エステル油、高級アルコール、低級アルコール、ステロール類、保湿剤、無機顔料、色素、酸化防止剤、紫外線吸収剤、ビタミン類、収斂剤、美白剤、動植物抽出物、金属イオン封鎖剤等が挙げられる。上記した成分の他にも、化粧品に通常用いられる成分を適宜任意に配合することができる。
本発明の皮膚用化粧料における水の量は特に限定されるものではないが、例えば、皮膚用化粧料の30〜96質量%を占めることが好ましく、50〜90質量%を占めることがより好ましく、60〜85質量%を占めることがさらに好ましい。肌に水分を与える観点から、水の量は皮膚用化粧料の30質量%以上が好ましく、水っぽい感触になるのを防ぐ観点から、水の量は皮膚用化粧料の98質量%以下が好ましい。
本発明の皮膚用化粧料の調製方法は特に限定されるものではなく、各原料を公知の混合装置で混合することにより調製することができる。
本発明の皮膚用化粧料の性状は特に限定されないが、液体、ローション、乳液、クリーム、ジェル等を例示できる。中でも、所望の効果を十分に発揮される観点から、1層タイプのローションであることが好ましい。
皮膚用化粧料の粘度は特に限定されないが、25℃において例えば50〜5000mPa・sが好ましく、80〜3000mPa・sがより好ましい。皮膚用化粧料の粘度の調整は、例えば水の量や(D)成分の量を適宜増減することにより実施できる。
皮膚用化粧料のpHは特に限定されないが、人体への影響の観点から25℃において例えば4〜8が好ましく5〜8がより好ましい。皮膚用化粧料のpHの調整は、酸又はアルカリを適宜添加することにより実施できる。
以下に、本発明を実施例等に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
(試料の調製例)
表1〜3に記した組成に従い実施例1〜20及び比較例1〜10の各試料を調製し、下記評価に供した(但し、実施例13〜19は参考例である。)。結果をそれぞれ表1〜3に併記する。なお、評価はすべて、23℃、湿度60%の恒温恒湿の一定条件下で実施した。
(試験例1:塗布時の評価)
化粧を施していない女性官能評価パネル20名により、実施例及び比較例で得られた各試料2gを顔全体に塗布してもらい、塗布時の「肌上の厚み感」及び「肌へのなじみ感」について、下記の評価基準に従って官能評価した。
<厚み感の評価基準>
◎:20名中16名以上が、肌上での厚み感に優れると回答
○:20名中11〜15名が、肌上での厚み感に優れると回答
△:20名中6〜10名が、肌上での厚み感に優れると回答
×:20名中5名以下が、肌上での厚み感に優れると回答
厚み感の評価に関して、各パネラーには、プロピレングリコールとジプロピレングリコールの1:1混合物2gを同様に顔全体に塗布した時に感じる厚み感と同程度の厚み感を感じた時に、「肌上での厚み感に優れる」と回答するように指示した。
<なじみ感の評価基準>
◎:20名中16名以上が、肌へなじんでいく感触が高いと回答
○:20名中11〜15名が、肌へなじんでいく感触が高いと回答
△:20名中6〜10名が、肌へなじんでいく感触が高いと回答
×:20名中5名以下が、肌へなじんでいく感触が高いと回答
なじみ感の評価に関して、各パネラーには、0.3質量%のグリセリンモノ2−エチルヘキシルエーテル水溶液2gを同様に顔全体に塗布した時に感じるなじみ感と同程度のなじみ感を感じた時に、「肌へなじんでいく感触が高い」と回答するように指示した。
(試験例2:塗布後の評価)
同評価パネルにより、試験例1の評価3分後の「べたつき感」「潤い感」について、下記の評価基準に従って官能評価した。
<べたつき感の評価基準>
◎:20名中16名以上が、べたつき感がないと回答
○:20名中11〜15名が、べたつき感がないと回答
△:20名中6〜10名が、べたつき感がないと回答
×:20名中5名以下が、べたつき感がないと回答
<潤い感の評価基準>
◎:20名中16名以上が、しっとりと潤った感触があると回答
○:20名中11〜15名が、しっとりと潤った感触があると回答
△:20名中6〜10名が、しっとりと潤った感触があると回答
×:20名中5名以下が、しっとりと潤った感触があると回答
(試験例3:持続性の評価)
同評価パネルにより、試験例2の評価2時間後の「潤いの持続」について、下記の評価基準に従って官能評価した。
<潤いの持続の評価基準>
◎:20名中16名以上が、しっとりとした潤い感が持続していると回答
○:20名中11〜15名が、しっとりとした潤い感が持続していると回答
△:20名中6〜10名が、しっとりとした潤い感が持続していると回答
×:20名中5名以下が、しっとりとした潤い感が持続していると回答
Figure 0006071050
Figure 0006071050
Figure 0006071050
表中の各原料の詳細は次の通りである。
ポリエチレングリコール1500(三洋化成工業社製、商品名:PEG−1500、平均分子量:1500)
POE(10)メチルグルコシド(Noveon社製、商品名:グルカム E−10)
POE(20)メチルグルコシド(日油社製、商品名:マクビオブライドMG−20E)
POP(10)メチルグルコシド(日油社製、商品名:マクビオブライドMG−10P)
POP(20)メチルグルコシド(日油社製、商品名:マクビオブライドMG−20P)
テトラオレイン酸POE(40)ソルビット(日本サーファクタント社製、商品名:NIKKOL GO−440V)
テトラオレイン酸POE(60)ソルビット(日本サーファクタント社製、商品名:NIKKOL GO−460V)
テトラステアリン酸POE(60)ソルビット(日本サーファクタント社製、商品名:NIKKOL GS−460V)
テトライソステアリン酸POE(30)ソルビット(日油社製、商品名:ユニオックスST−30IS)
モノラウリン酸POE(6)ソルビット(日本サーファクタント社製、商品名:NIKKOL GL−1)
ペンタオレイン酸POE(40)ソルビット(日油社製、商品名:ユニオックスSP−40E)
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(LUBRIZOL社製、商品名:PEMULEN TR−1)
アクリル酸アルキル共重合体(Rohm and Haas社製、商品名:ACULYN(TM)33)
シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール(日本精化社製、商品名:Neosolue−Aqulio)
(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル−10(日本精化社製、商品名:Neosolue−Aqua)
POE(50)硬化ヒマシ油(日本エマルジョン社製、商品名:EMALEX HC−50)
POE(10)セチルエーテル(日本サーファクタント社製、商品名:BC−10TX)
ラウリン酸ポリエチレングリコール(12)(日本エマルジョン社製、商品名:EMALEX PEL−12)
イソステアリン酸POE(20)グリセリル(日本エマルジョン社製、商品名:EMALEX GWIS−120)
表1〜3に示された結果から、各実施例で得られた皮膚用化粧料は、各比較例で得られたものと対比して、塗布時の厚み感を損なうことなく、肌なじみに優れていることが分かる。また、塗布後はべたつき感なくしっとりと潤った感触を付与することができるとともに、その潤いが持続していることが分かる。
本発明の皮膚用化粧料は、塗布時の厚み感を損なうことなく、肌なじみに優れ、べたつき感のないしっとりと潤った感触を付与することができることから、例えば顔用、身体用として用いられる液体状、ローション状、乳液状、クリーム状、ジェル状等のスキンケアとして使用することができる。

Claims (3)

  1. (A)多価アルコール及び/又はアミノ酸、(B)ポリオキシアルキレンアルキルグルコシド、(C)ポリオキシエチレンソルビトールテトラ脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンソルビトールペンタ脂肪酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも1種、(D)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体及びアクリル酸アルキル共重合体、並びに(E)シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール及び(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリルを含有する皮膚用化粧料。
  2. 前記(B)成分がポリオキシエチレンメチルグルコシドである、請求項1に記載の皮膚用化粧料。
  3. 前記(A)成分の量が9〜25質量%であり、前記(B)成分の量が0.5〜10質量%であり、前記(C)成分の量が0.01〜3質量%であり、前記(D)成分の量が0.06〜1.5質量%であり、及び前記(E)成分の量が0.01〜1.5質量%である、請求項1又は2に記載の皮膚用化粧料。
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