JP6070634B2 - デバイスプロファイルの作成方法、制御プログラム、および画像形成装置 - Google Patents

デバイスプロファイルの作成方法、制御プログラム、および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、R、G、Bのようなデバイス依存色空間の色値を出力するスキャナーを用いて、CIE XYZのようなデバイス非依存色空間の色値を得る方法に関する。
近年、プロダクションプリントの分野において、カラープリントの需要が増加してきている。また、プロダクションプリントにおいては高精度の色再現性が求められ、その要求にこたえるためには、ほとんどの場合において高度な色調整が必要である。その一方で、その調整を高度な知識を必要とせずに簡単に、短時間で行えることが求められていた。
調整を短時間で行う方法としては、例えば特許文献1にあるようにプリンタシステムが備えるスキャナーを用いてデバイス非依存色空間(標準色空間)の色を得ることが考えられる。
例えば引用文献1においては、ルックアップテーブルを用いてスキャナーで読み取ったRGBデータをデバイスに依存しないデバイス非依存色空間の色に変換している。そしてその変換に用いる読み取りRGBからLに変換するルックアップテーブルに関しては、プロファイル作成チャートを読み取ったスキャナデバイスRGBデータと、各色票の測色値(L)から最適化を行っている。
また、特許文献1ではスキャナメタメリズムによって、印刷原稿と銀塩写真原稿といったような原稿種が異なる色票を読み取った時に、その色票の測色器による測色値は同じ値であっても、スキャナーでは複数の異なるRGBデータ値として読み取られてしまうという課題(多対1)に対して、彩度を小さくなるようにルックアップテーブルの要素を調整することで解決を図っている。
特開2008−312117号公報
しかしながら、特許文献1のように、単に色票の測色値(L)に基づいて、読み取ったRGBからLに変換するルックアップテーブルの最適化を行ったとしても、必ずしも高精度な測色結果が得られるわけではない。
特に、色票内の同じ色のパッチを異なるK版量で形成した場合において、スキャナーでは同じRGBデータとして読み取られるが、測色器の測色値は必ずしも同じ値にならないという課題(1対多)については特許文献1では認識されておらずまたこれを解決する手段については言及されていない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、異なる色をスキャナーで同じRGBデータとして読み取った場合であっても(1対多)、高精度に色変換可能なスキャナープロファイルを提供することを目的とするものである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
1.画像を読み取ってデバイス依存色空間の第1の色値を取得するスキャナーと、画像を測色することによりデバイス非依存色空間の第2の色値を取得する測色器と、を用い、
C、M、Y、K値から構成された色と濃度を異ならせた複数のパッチを含むチャート画像データの印刷物を、前記スキャナーで読み取ることで、パッチの第1の色値を取得するステップと、
前記チャート画像データの前記パッチのK値を取得するステップと、
前記印刷物を前記測色器で測色することで前記パッチの第2の色値を取得するステップと、
取得した前記複数のパッチそれぞれの前記第1の色値、前記K値、および前記第2の色値により、第1の色値およびK値に対する、第2の色値の関係を記述したスキャナープロファイルを作成するステップと、を含むスキャナープロファイルの作成方法で作成した前記スキャナープロファイルを用いたデバイスプロファイルの作成方法であって、
C、M、Y、K値から構成された色と濃度を異ならせた複数のパッチを含むデバイスプロファイル作成用チャート画像データのデバイスによる印刷物を前記スキャナーで読み取ることで、パッチの第1の色値を取得するステップと、
前記デバイスプロファイル作成用チャート画像データのパッチのK値を取得するステップと、
取得した前記複数のパッチそれぞれの前記K値と前記第1の色値とを対応づけるステップと、
前記スキャナーのスキャナープロファイルを用い、前記対応づけた前記第1の色値と前記K値から、第2の色値を算出するステップと、
前記印刷物のデバイスプロファイル作成用チャート画像データのC、M、Y、K値と算出した前記第2の色値によりC、M、Y、K値に対する第2の色値の関係を記述したデバイスプロファイルを作成するステップと
を含むことを特徴とするデバイスプロファイルの作成方法。
.前記デバイスがC、M、Y、K値に基づいて印刷物を出力するプリンターであり、前記デバイスプロファイルが前記プリンターのプリンター・プロファイルである
ことを特徴とする前記に記載のデバイスプロファイルの作成方法。
.前記デバイスが基準となるターゲット・デバイスであり、前記印刷物がターゲット・デバイスにより印刷された基準チャートであり、前記デバイスプロファイルが前記ターゲット・デバイスのデバイスプロファイルである
ことを特徴とする前記に記載のデバイスプロファイルの作成方法。
画像を読み取ってデバイス依存色空間の第1の色値を取得するスキャナーを備えた画像読取システムで実行されるプログラムであって、
C、M、Y、K値から構成された色と濃度を異ならせた複数のパッチを含むチャート画像データの印刷物を、前記スキャナーで読み取ることで、パッチの第1の色値を取得するステップと、
前記チャート画像データの前記パッチのK値を取得するステップと、
デバイス非依存色空間の第2の色値を取得する測色器により、前記印刷物を測色することで前記パッチの第2の色値を取得するステップと、
取得した前記複数のパッチそれぞれの前記第1の色値、前記K値、および前記第2の色値により、第1の色値およびK値に対する、第2の色値の関係を記述したスキャナープロファイルを作成するステップと、
C、M、Y、K値から構成された色と濃度を異ならせた複数のパッチを含むデバイスプロファイル作成用チャート画像データの印刷物を前記スキャナーで読み取ることで、パッチの第1の色値を取得するステップと、
前記デバイスプロファイル作成用チャート画像データのパッチのK値を取得するステップと、
取得した前記複数のパッチそれぞれの前記K値と前記第1の色値とを対応づけるステップと、
前記スキャナーのスキャナープロファイルを用い、前記対応づけた前記第1の色値と前記K値から、第2の色値を算出するステップと、
前記印刷物のデバイスプロファイル作成用チャート画像データのC、M、Y、K値と算出した前記第2の色値によりC、M、Y、K値に対する第2の色値の関係を記述したデバイスプロファイルを作成するステップと
を含むことを特徴とする制御プログラム。
5.C、M、Y、K値から構成された色と濃度を異ならせた複数のパッチを含むチャート画像データに基づいてプリントを行って印刷物を出力するプリント部と、
前記プリント部が生成した前記チャート画像データの印刷物を読み取ってデバイス依存色空間の第1の色値を取得するスキャナーと、
前記チャート画像データの前記パッチのK値と、該パッチの画像を読み取って得られた第1の色値とを対応づけて記憶する記憶部と、
デバイス非依存色空間の第2の色値を出力する測色器により、前記印刷物を測色することで得られたパッチの前記第2の色値を取得する色値取得部と、
前記複数のパッチそれぞれの前記K値、前記第1の色値、および前記第2の色値により第1の色値およびK値に対する、第2の色値の関係を記述したスキャナープロファイルを作成するスキャナープロファイル作成部と、
前記スキャナープロファイルを用いC、M、Y、K値から構成された色と濃度を異ならせた複数のパッチを含むプリンター・プロファイル作成用チャート画像データの前記プリント部による印刷物を前記スキャナーで読み取ることで得られたパッチの第1の色値と、該プリンター・プロファイル作成用チャート画像データのK値とから第2の色値を算出する色変換部と、
前記プリンター・プロファイル作成用チャート画像データのC、M、Y、K値と、前記色変換部が算出した前記第2の色値によりC、M、Y、K値に対する第2の色値の関係を記述したプリンター・プロファイルを作成するプリンター・プロファイル作成部と
を備えることを特徴とする画像形成装置。
本願発明によれば、チャート画像データの印刷物をスキャナーで読み取ることで得られたデバイス依存色空間の第1の色値、チャート画像データのK値、および印刷物を測色器で測色して得られたデバイス非依存色空間の第2の色値からスキャナープロファイルを作成することで、高精度にデバイス非依存色空間の色値を得ることが可能となる。
印刷システムの構成を示すブロック図である。 コントローラー100の構成を示すブロック図である。 画像形成装置200の構成を示すブロック図である。 記憶部120に保存されているデータを説明する模式図である。 チャート画像データの内容を説明するイメージ図である。 各プロファイルを説明する図である。 スキャナープロファイルの作成方法を示す制御フロー図である。 スキャナープロファイルを用いた色値の取得方法を示す制御フロー図である。 波長に対する分光感度特性を示す図である。 波長に対する分光反射率を示す図である。 図9、図10を重ねた図の拡大図である。 プリンター・プロファイルの作成方法を示す制御フロー図である。 ターゲット・デバイスのデバイスプロファイルの作成方法を示す制御フロー図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面、および本願明細書において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1〜図3は、本発明の実施形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように印刷システムは、PC(パーソナルコンピューター)などにより構成されるコントローラー100、および画像形成装置200を備え、これらはネットワーク400により相互に通信可能に接続される。また、ネットワーク400に接続する、PCなどにより構成される端末310には、測色器320がUSB規格などでローカル接続されている。
図2に示すように、コントローラー100は、CPU、RAMなどを備えた制御部110、半導体メモリ(ROM、SSD等)やハードディスク(HDD)で構成される記憶部120、ネットワーク400に接続する各種端末と通信を行う通信インターフェース130、マウス、キーボード、あるいはタッチパネルに重畳されるタッチセンサなどから構成される操作部140、および液晶ディスプレイで構成される表示部150を有し、これらはバスなど信号線190を介して相互に接続されている。
図3に示すように、画像形成装置200は、制御部210、記憶部220、通信インターフェース230、操作部240、表示部250、プリント部260、スキャナー部270、および信号線290を備える。プリント部260およびスキャナー部270以外の構成は、コントローラー100の構成と同様であり、説明は省略する。
プリント部260はC、M、Y、Kの4色のカラートナー、あるいはカラーインクなどの色材をそれぞれ内蔵する現像部を備え、CMYKの色信号に応じて、用紙上にフルカラーの画像を形成する。
(スキャナー部270)
スキャナー部270は、光源(ランプ)により原稿に対して一様な光を照射し、その反射光を、受光レンズを介してライン状のセンサーに結像させることで測色を行う。CCDやCMOSなどで構成されるセンサーはRGBの3種類のフィルターで被覆されており、フィルターの種類に対応したR、G、Bの色値を出力する。このR、G、Bの色値は、測色器320から取得するデバイス非依存色空間の色値とは異なり、スキャナー部270の特性に依存するデバイス依存色空間の色値(第1の色値)である。
スキャナー部270は、プリント部260の下流側の用紙搬送経路中に配置されている。そしてプリント部260で画像が形成された搬送中の用紙を読み取り可能である。制御部210は、用紙上に形成されたパッチ画像その他の画像の位置情報を、プリント部260での画像形成の元になる印刷データを解析することにより知ることができる。得られたパッチ画像の位置情報により各パッチの画像を読み取って得られたR、G、Bの色値と、当該パッチの画像データのK値を対応づけることが可能となる。
(測色器320)
図1に示す測色器320は、分光測色計とも称されるもので、被測定物表面からの反射光を測定することで、表面の可視光範囲あるいは、近赤外〜近紫外の波長領域内の分光分布を得ることができる。また分光分布以外の出力として、デバイス非依存色空間の色値(色彩値)を出力することができる。このデバイス非依存色空間の色値(第2の色値)としては、CIE XYZ、CIE Lab(以下Lと記述する)がある。
測定器の具体例としては、FD7(コニカミノルタ株式会社製)、i1iSis(アイワン・アイシス(X―rite社製))があり、これによりD50光源その他の各種基準光源下での380nm〜730nmの波長領域内での分光データや、CIE XYZ、Lの色値を得ることができる。
また、端末310には測色器320で測色を行う際に動作する制御プログラムが保存されている。印刷物に印刷した画像データ、例えばチャート画像データD1(図5で後述する)のような色票(複数のパッチ群を含むチャート)がこの制御プログラムにも登録されており、制御プログラムが指示する手順に従ってユーザーが各パッチ画像の測色を行うことにより、各パッチとその測色値との対応づけを行うことができる。さらに、測色器320にシート状の印刷物を搬送する用紙送り機構が備わっているのであれば、以下の手順により制御プログラムが自動で各パッチと測色値との対応づけを行うようにしても良い。最初に用紙送り機構で印刷物を搬送させながらその全面の画像を自動で読み取る(測色)。次に印刷物の4隅や両脇などの所定位置にレジスターマークを配置し、これのレジスターマークと各パッチ画像を画像認識することによりレジスターマークと各パッチ画像の相対位置から各パッチ画像の位置情報を得る。最後にこの位置情報から各パッチと測色値との対応づけを行う。
図4は、コントローラー100の記憶部120に保存されているデータを説明する模式図である。記憶部120には、プログラムとしてスキャナープロファイル作成用プログラム、デバイスプロファイル作成用プログラム、および印刷用プログラムが記憶されている。これらは制御部110のRAM等に展開され、CPUと協働することでこれらのプログラムが実行される。印刷用プログラムは、ワープロソフト等で作成した文書ファイルや、TIF、EPS(Encapsulated PostScript)形式などの画像ファイル、あるいはPDF形式のファイルなどをPS、PCLなどのPDL(ページ記述言語)の印刷データに変換し、これをユーザーにより選択された印刷設定とともに画像形成装置に送信する機能を有する。印刷用プログラム以外のプログラムの内容については、後に制御フロー図に基づいて説明する。
また、画像データとして、(1)スキャナープロファイル作成用のチャート画像データ、(2)プリンター・プロファイル作成用のチャート画像データ、(3)ターゲット・デバイスのデバイスプロファイル作成用のチャート画像データ、(4)プリント部260の調整などに用いられる登録チャート画像データなどもあらかじめ記憶されている。なお、これらのチャート画像データは、CMYKの色信号で構成される画像データである。
図5は、チャート画像データの内容を説明するイメージ図であり、図5(a)、(b)にはそれぞれスキャナープロファイル作成用のチャート画像データ、およびデバイスプロファイル作成用のチャート画像データを示しており、ともに色と濃度を異ならせた複数のパッチを配置させている。
図5(a)に示す例では、スキャナープロファイル作成用のチャート画像データD1は6ページ分の画像データで構成されている。そして各ページのそれぞれは、K版量が0、20、40、60、80、100%の値である。例えばK版量0%のページの画像データでは、全てのパッチに共通して0%のKが適用されており、これと0−100%の範囲のC、M、Yの組み合わせで構成された色と濃度を異ならせた複数のパッチで構成されている。同様にK版量20%のページの画像データでは、全てのパッチに共通して20%のKが適用されており、これと0−100%の範囲のC、M、Yの組み合わせで構成された色と濃度を異ならせた複数のパッチで構成されている。以下、K版量40、60、80、100%のそれぞれのページの画像データも同様である。なおこれらの全6ページの画像データ間で、K値以外のC、M、Yの値は同じ値としている。なお、同図の例では0〜100%の範囲で20%の刻み幅で全6ページの画像データで構成しているが、刻み幅を10%(この場合、全11ページ)で構成したり、他の刻み幅で構成したりしてもよい。
デバイスプロファイル作成用のチャート画像データD2は、図5(b)に示す例では1ページ分の画像データで構成されており、1ページ内にK版量が0、20、40、60、80、100%のKと、これに対して0−100%の範囲のC、M、Yを組み合わせて構成された色と濃度が異なる複数のパッチで構成されている。なお、具体的な説明は省略するが、登録チャートのチャート画像データD3も、は任意にC、M、Y、Kの組み合わせの複数パッチで構成されたチャートであればよく、キャリブレーション用チャートや色管理用チャートを予め登録しておいてもよい。
図4の説明に戻る、記憶部120にはそれぞれのチャート画像データに対しては対応するK値の情報を示すデータが保存されている。例えば図5(a)のようなチャート画像データであれば1、2、3、4、5、6ページのK値は、それぞれ0、20、40、60、80、100%であることが保存されており、図5(b)のようなチャート画像データであれば、1ページ内の領域毎のKの値を、ページ内の位置情報と対応づけて保存している。
また、記憶部120には、スキャナープロファイル、およびデバイスプロファイルが保存されている。スキャナープロファイルは、スキャナー部270の特性を記述したものであり例えば、図6(a)に示すようにR、G、B、Kの入力信号をCIE XYZの出力信号に変換するLUT(ルックアップテーブル)である。デバイスプロファイルは、図6(b)に示すようにC、M、Y、Kの入力信号をLの出力信号に変換するLUTと、図6(c)に示すLの入力信号をC、M、Y、Kの出力信号に変換するLUTから成る。ここでは、デバイスプロファイルのデバイス非依存色空間としてLを用いたが、デバイス非依存色空間としてXYZを用いてもよい。これらの作成方法については以下、それぞれ説明する。
<スキャナープロファイルの作成方法>
図7は、印刷システムが実行する、スキャナープロファイルの作成方法を示す制御フロー図である。これは印刷システムがスキャナープロファイル作成用のプログラムを用いて実行するものである。
最初に、コントローラー100の制御部110は、記憶部120に保存されているスキャナープロファイル作成用のチャート画像データD1、あるいはこれを印刷データ(PDL)に変換したものを、ネットワーク400を介して画像形成装置200に送信することで出力指示を行う(S101)。
このコントローラー100からの出力指示に基づいて、画像形成装置200の制御部210はC、M、Y、K値から構成された色と濃度を異ならせた複数のパッチを含むチャート画像データD1の印刷をプリント部260に実行させ、この結果、得られた複数枚(図5(a)の例では6枚)の印刷物をスキャナー部270で読み取らせる(S151、S152)。ここでは、パッチを複数枚に分けて配置したが、複数パッチが1枚に収まる場合には1枚に配置してもよい。
そして、制御部210は得られた複数のパッチ画像それぞれのRGBの色値(第1の色値)を、ネットワーク400を介してコントローラー100に送信する(S153)。
各パッチ画像の色値を受信したコントローラー100の制御部110は、チャート画像データD1のK値を記憶部120から取得して、これを先ほど受信した色値(RGB)と対応づける。これを各パッチに対して行う(S102、S103、S104)。
一方で、ユーザーは、ステップS151で得られた印刷物に対して測色器320を用いて測色を行い各パッチ画像の色値を得る(S161)。そして端末310を操作することで、得られた色値(第2の色値:CIE XYZ)をコントローラー100にネットワーク400を介して送信する(S162)。なお、端末310を用いずにユーザーがUSBメモリなどの可搬型の記憶媒体に測色器320のデータを保存し、これをコントローラー100のUSB端子などの入力端子に記録媒体を結合することで色値のデータを直接受け渡しても良い。
コントローラー100の制御部110は、測色器320側から色値を受け取り(S105)、取得した各パッチの色値と、ステップS104で対応づけた組データ(R、G、B、K)から図6(a)に示したような4次元LUTを作成し、これを記憶部120に保存して終了する(S106)。
<スキャナープロファイルの使用1(色値の算出)>
続いて、図8を参照して、作成したスキャナープロファイルの用い方について説明する。同図はスキャナープロファイルを用いた色値の取得方法を示す制御フロー図であり、コントローラー100の制御部110が主体となり、画像形成装置200の制御部210と協働して実行するものである。
最初に、制御部110は記憶部120に保存している登録チャートのチャート画像データD3に基づいてプリント部260により印刷を実行させる(S201)。ここで登録チャートとは、事前にコントローラー100に登録しておくことで、本制御フローによるスキャナープロファイルを用いたデバイス非依存色空間の色(第2の色値)を得るための測色を行えるようにしたものである。この登録は、操作部140、表示部150を通じたユーザーの指示に基づいて行うことができる。
得られた印刷物は、任意にC、M、Y、Kの組み合わせた複数のパッチ画像が形成されている。なお、このとき全てのパッチ画像を1枚の用紙上に形成しても、複数枚の用紙に渡って形成するようにしても良い。
続いて印刷した印刷物をスキャナー部270で読み取り、RGBの色値を取得する(S202)。次に記憶部120から登録チャートのチャート画像データD3のK値を読み出し(S203)、これをステップS202で取得した色値と対応づける。これをそれぞれのパッチに対して行う(S204)。
そして、記憶部120から予め保存されているスキャナープロファイル(RGBK−XYZ)を読み出す(S205)。このスキャナープロファイルは、図7の制御フローで作成され、保存されたものである。これを用いて、ステップS204で対応づけた組データ(RGBK)からデバイス非依存色空間の色値であるCIE XYZを算出して終了する(S206)。
<K版量を用いることのメリット>
従来の技術においては、スキャナーで読み取り得られたRGBの色値を、3次元LUTを用いてCIE XYZ、あるいはLなどのデバイス非依存色空間の色値に変換していた。しかし、RGBをXYZに高精度で変換することは困難であり、ある特定の条件の場合には一対一に変換できない場合がある。例えば、CMYK1(CMYK=40,35,35,0)、CMYK2(CMYK=0,0,0,50)といったK以外の3色の色材とK色材のみによるグレー色の2つのパッチ画像を、用紙上に形成する。そして、これらをスキャナー部270、測色器320でそれぞれ測色した場合には、スキャナー部270による色値はともにRGB(70,70,70)を示すが、測色器320による色値は、CMYK1の画像ではXYZ(25,25,25)の色値を、CMYK2の画像ではXYZ(25,25,28)の色値といったように両者は異なる値を示す。この理由を以下、図を参照して説明する。
図9は、横軸を波長(nm)、縦軸を相対的な分光感度特性とした図であり、スキャナー部270のR、G、Bセンサーそれぞれの分光感度特性、およびX、Y、Z用フィルターである等色関数(ただし縦軸の長さが等しくなるように比率を調整している)を示したものである。同図に示すように、X、Y、Z用フィルターである等色関数とR、G、Bセンサーとでは波形が一致していない。
図10は、分光反射率を示す図であり、横軸は波長(nm)、縦軸は反射率を示している。図には2つのパッチ画像CMYK1、およびパッチ画像CMYK2の分光分布を示している。同図の括弧内の数字は左から順にC、M、Y、Kの画像データの信号値を示しており、CMYK1はK以外のCMYの3色の色材によりグレー色を、CMYK2は、Kの色材のみによりグレー色を形成したものである。また参考として、Cyan、Magenta、Yellowの各色の色材の分光分布も併せて示している。
同図から、Kの色材のみで形成したパッチ画像の分光分布であるCMYK2の波形は比較的フラットであるのに比較してC、M、Yの3色の色材で形成したパッチ画像に対応するCMYK1の波形は、各色材の波長分布に対応して凹凸が生じていることが理解できる。
図11は、図9と図10の波形を重ね、スキャナー部のBセンサーと、Z用フィルターの等色関数の周辺のみを抽出したものである。そのうち
図11(a)は、CMYK1のスキャナー部のBセンサーを通して算出されるBの色値を説明する図であり、
図11(b)は、CMYK2のスキャナー部のBセンサーを通して算出されるBの色値を説明する図であり、
図11(c)は、CMYK1のZ用フィルターの等色関数から算出される三刺激値Zの色値を説明する図であり、
図11(d)は、CMYK2のZ用フィルターの等色関数から算出される三刺激値Zの色値を説明する図である。
図11(a)、(b)において、網掛けの面積S1、S2は、スキャナー部のBセンサーを通して算出されるBの色値である。これは波長毎の分光分布にBセンサーの感度特性を乗算し、積分して求められる。図11(a)と図11(b)では面積S1=面積S2であることから、Bの色値はともに同じ値70を示す。
図11(c)、(d)でも同様に、網掛けの面積S3、S4は、Z用フィルターの等色関数から算出される三刺激値Zの色値である。これは波長毎の分光分布にZ用フィルターの等色関数の感度特性を乗算し、積分して求められる。図11(c)と図11(d)では面積S3≠S4であることから、Zの色値は図11(c)では25を、図11(d)では28を示し、両者では異なる値になる。
このように、CMYK1(CMYK=40,35,35,0)とCMYK2(CMYK=0,0,0,50)のような、K版量が異なるパッチ画像同士においては、図10のように分光分布が一致しないため、たとえスキャナー部270によるRGBの色値が同じであっても、測色器320によるCIE XYZの色値が互いに異なる場合がある。
そこで本実施形態においては、スキャナー部270から得られたRGBの色値に、さらに画像データのK値の信号を加えたRGBKを入力とし、この入力に対するデバイス非依存色空間の色値への対応関係を記述するスキャナープロファイルを作成している。このように作成したスキャナープロファイルを用いることで、RGBKの信号から高精度でデバイス非依存色空間の色値を算出することが可能となる。
<スキャナープロファイルの使用2(デバイスプロファイルの作成)>
次に、図12を参照してプリンター・プロファイルの作成方法について説明する。
図12は、プリンター・プロファイルの作成方法を示す制御フロー図である。同図は、印刷システムがデバイスプロファイル作成用プログラムを用いて実行されるものである。最初に、コントローラー100の制御部110は、記憶部120に保存されているプリンター・プロファイル作成用のチャート画像データD2を読み出し、この印刷を画像形成装置200のプリント部260により実行させる(S301)。プリンター・プロファイル作成用のチャート画像の1例としては、ISO12642規格のカラーチャート(図5(b)参照)がある。
得られた印刷物には、例えば図5(b)のように1枚の用紙上に複数段階のK版量を組み合わせることで色と濃度を異ならせた複数のパッチ画像が形成されている。これをスキャナー部270で読み取り、RGBの色値を取得する(S302)。次に記憶部120から印刷物の元画像データであるチャート画像データD2のK値を読み出し(S303)、これをステップS302で取得した色値と対応づける。これをそれぞれのパッチに対して行う(S304)。
記憶部120から予め保存してあるスキャナープロファイル(RGBK−XYZ)を読み出す(S305)。これは図7の制御フローで作成されたプロファイルである。これを用いて、ステップS304で対応づけた(RGBK)からデバイス非依存色空間の色値であるCIE XYZの算出を行う(S306)。
続いて、公知である下記の変換式を用いて、ステップS306で得られたXYZの色値を、Lの色値に変換する(S307)。
ステップS302の印刷に用いたチャート画像データD2の複数のパッチそれぞれのCMYKの信号値と、ステップS307で変換して得られたLから、CMYK値を4次元格子状にとった入力点について、L値が記述された第1のルックアップテーブル(CMYK→LのLUT)(図6(b)参照)を作成し(S308)、次に、この第1のルックアップテーブルのデータを用いて、L値を3次元格子状にとった入力点の各々について、CMYKの出力値が記述された第2のルックアップテーブル(L→CMYKのLUT)(図6(c)参照)を作成し(S309)。これを記憶部120に保存して終了する。
このように予め保存されているスキャナープロファイルを用いて、CMYKとデバイス非依存色空間の色値とを相互に変換可能なプリンター・プロファイルを作成することができる。このプリンター・プロファイル作成時には、スキャナー部270とプリント部260があれば特別な測色器320を用いずにプリンター・プロファイルの作成が可能である。これによりユーザーは非常に簡単に、デバイス非依存色空間の色値に相互に変換可能な精度の高いプリンター・プロファイルを作成することができる。
なお、同図の例では、スキャナープロファイルを用いて算出したCIE XYZを、Lへ変換した上で第1、第2のLUTを作成したが、Lへの変換を省略し、CIE XYZとCMYKへの変換するためのLUTあるいはその逆の変換を行うためのLUTを作成しても良い。
次に、図13を参照してターゲット・デバイスのデバイスプロファイルの作成方法について説明する。
図13は主にコントローラー100が実行する制御フロー図である。最初に制御部110は、ユーザーの指示に基づいてターゲット・デバイスで出力されたデバイスプロファイル評価チャートの画像データを印刷した印刷物をスキャナー部270で読み取らせる(S401)。ターゲット・デバイスとは、標準規格の基準を満たす基準となるデバイス、あるいは他の印刷機あるいは他のプリンターなどのデバイスである。ターゲット・デバイスは、CMYKの色信号で構成される画像データに基づいた印刷ができればよい。
ターゲット・デバイスの印刷物は特に制限はされないが、ターゲット・デバイスの色域全体の色を測定できるようなデバイスプロファイル作成用チャートであればよい。例えば
図5(b)に示したようなISO12642規格のカラーチャーである
制御部110は印刷物の元データであるデバイスプロファイル評価チャートの画像データを取得する。この画像データは、DVD、CD、USBメモリなどの可搬型の記憶媒体から、またはネットワーク400を経由して入手する。そして取得した画像データを解析し、これからK値を取得する(S402)。
画像データに含まれる色票のパッチそれぞれに対して、K値とステップS401で得られたRGBの色値を対応づける。これをそれぞれのパッチに対して行う(S403)。
以降のステップS404〜S408は図12のステップS303〜S307にそのまま対応するものであり、説明は省略するが、ここでも図12と同様に記憶部120に保存してあるスキャナープロファイルを用いて算出したCIE XYZの色値により第1、第2のLUTを作成する。
このようにすることでターゲット・デバイスのCMYKに対するCIE XYZの関係を記述した第1のLUT、あるいはこの逆の関係を記述した第2のLUTの作成を、測色器320を用いずとも、スキャナープロファイルを用いることで行うことができる。
以上、本発明について、実施形態により説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、図1の例ではコントローラー100と画像形成装置200を独立した装置として説明したが、コントローラー100の機能を画像形成装置200側に取り込んでもよい。
また、スキャナー部270の例として画像形成装置200の内部で画像が形成された用紙が搬送される搬送経路中に設けた例を説明したが、これに代えて、一般的なコピー機で広く用いられている原稿台(プラテンガラス)を備え、原稿台に載置されたあるいはADFにより搬送された原稿用紙を読み取り可能なスキャナーとしても良い。その場合は、読み取った印刷物と、印刷物のチャート画像データおよび各パッチとの対応づけはユーザーの指定により、または制御部が印刷物に印刷したバーコード等の特徴的な画像を認識したり、レジスターマークを認識したりすることにより実現可能である。
さらに、プリント部を分離し、スキャナー部270とコントローラー100の機能を備える画像読取システムとし、画像読取システムが、上述した制御フローを実行するようにしても良い。
100 コントローラー
110 制御部
120 記憶部
130 通信インターフェース
140 操作部
150 表示部
200 画像形成装置
210 制御部
220 記憶部
230 通信インターフェース
240 操作部
250 表示部
260 プリント部
270 スキャナー部
310 端末
320 測色器
400 ネットワーク

Claims (5)

  1. 画像を読み取ってデバイス依存色空間の第1の色値を取得するスキャナーと、画像を測色することによりデバイス非依存色空間の第2の色値を取得する測色器と、を用い、
    C、M、Y、K値から構成された色と濃度を異ならせた複数のパッチを含むチャート画像データの印刷物を、前記スキャナーで読み取ることで、パッチの第1の色値を取得するステップと、
    前記チャート画像データの前記パッチのK値を取得するステップと、
    前記印刷物を前記測色器で測色することで前記パッチの第2の色値を取得するステップと、
    取得した前記複数のパッチそれぞれの前記第1の色値、前記K値、および前記第2の色値により、第1の色値およびK値に対する、第2の色値の関係を記述したスキャナープロファイルを作成するステップと、を含むスキャナープロファイルの作成方法で作成した前記スキャナープロファイルを用いたデバイスプロファイルの作成方法であって、
    C、M、Y、K値から構成された色と濃度を異ならせた複数のパッチを含むデバイスプロファイル作成用チャート画像データのデバイスによる印刷物を前記スキャナーで読み取ることで、パッチの第1の色値を取得するステップと、
    前記デバイスプロファイル作成用チャート画像データのパッチのK値を取得するステップと、
    取得した前記複数のパッチそれぞれの前記K値と前記第1の色値とを対応づけるステップと、
    前記スキャナーのスキャナープロファイルを用い、前記対応づけた前記第1の色値と前記K値から、第2の色値を算出するステップと、
    前記印刷物のデバイスプロファイル作成用チャート画像データのC、M、Y、K値と算出した前記第2の色値によりC、M、Y、K値に対する第2の色値の関係を記述したデバイスプロファイルを作成するステップと
    を含むことを特徴とするデバイスプロファイルの作成方法。
  2. 前記デバイスがC、M、Y、K値に基づいて印刷物を出力するプリンターであり、前記デバイスプロファイルが前記プリンターのプリンター・プロファイルである
    ことを特徴とする請求項に記載のデバイスプロファイルの作成方法。
  3. 前記デバイスが基準となるターゲット・デバイスであり、前記印刷物がターゲット・デバイスにより印刷された基準チャートであり、前記デバイスプロファイルが前記ターゲット・デバイスのデバイスプロファイルである
    ことを特徴とする請求項に記載のデバイスプロファイルの作成方法。
  4. 画像を読み取ってデバイス依存色空間の第1の色値を取得するスキャナーを備えた画像読取システムで実行されるプログラムであって、
    C、M、Y、K値から構成された色と濃度を異ならせた複数のパッチを含むチャート画像データの印刷物を、前記スキャナーで読み取ることで、パッチの第1の色値を取得するステップと、
    前記チャート画像データの前記パッチのK値を取得するステップと、
    デバイス非依存色空間の第2の色値を取得する測色器により、前記印刷物を測色することで前記パッチの第2の色値を取得するステップと、
    取得した前記複数のパッチそれぞれの前記第1の色値、前記K値、および前記第2の色値により、第1の色値およびK値に対する、第2の色値の関係を記述したスキャナープロファイルを作成するステップと、
    C、M、Y、K値から構成された色と濃度を異ならせた複数のパッチを含むデバイスプロファイル作成用チャート画像データの印刷物を前記スキャナーで読み取ることで、パッチの第1の色値を取得するステップと、
    前記デバイスプロファイル作成用チャート画像データのパッチのK値を取得するステップと、
    取得した前記複数のパッチそれぞれの前記K値と前記第1の色値とを対応づけるステップと、
    前記スキャナーのスキャナープロファイルを用い、前記対応づけた前記第1の色値と前記K値から、第2の色値を算出するステップと、
    前記印刷物のデバイスプロファイル作成用チャート画像データのC、M、Y、K値と算出した前記第2の色値によりC、M、Y、K値に対する第2の色値の関係を記述したデバイスプロファイルを作成するステップと
    を含むことを特徴とする制御プログラム。
  5. C、M、Y、K値から構成された色と濃度を異ならせた複数のパッチを含むチャート画像データに基づいてプリントを行って印刷物を出力するプリント部と、
    前記プリント部が生成した前記チャート画像データの印刷物を読み取ってデバイス依存色空間の第1の色値を取得するスキャナーと、
    前記チャート画像データの前記パッチのK値と、該パッチの画像を読み取って得られた第1の色値とを対応づけて記憶する記憶部と、
    デバイス非依存色空間の第2の色値を出力する測色器により、前記印刷物を測色することで得られたパッチの前記第2の色値を取得する色値取得部と、
    前記複数のパッチそれぞれの前記K値、前記第1の色値、および前記第2の色値により第1の色値およびK値に対する、第2の色値の関係を記述したスキャナープロファイルを作成するスキャナープロファイル作成部と、
    前記スキャナープロファイルを用いC、M、Y、K値から構成された色と濃度を異ならせた複数のパッチを含むプリンター・プロファイル作成用チャート画像データの前記プリント部による印刷物を前記スキャナーで読み取ることで得られたパッチの第1の色値と、該プリンター・プロファイル作成用チャート画像データのK値とから第2の色値を算出する色変換部と、
    前記プリンター・プロファイル作成用チャート画像データのC、M、Y、K値と、前記色変換部が算出した前記第2の色値によりC、M、Y、K値に対する第2の色値の関係を記述したプリンター・プロファイルを作成するプリンター・プロファイル作成部と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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