JP6068894B2 - 遊技機 - Google Patents

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この発明の実施形態は、メダルや遊技球などを遊技媒体として用いる遊技機に関する。
興趣を高めるために、遊技機において演出装置、装飾部材などが設けられている。特許文献1のように、回転リールと表示装置は並んで配置されている。また、演出装置は可動体を含んで構成される場合があり、当該可動体は遊技内容に応じて変位するものがある(例えば特許文献1)。
特開2001−137461号公報
しかしながら従来の遊技機における演出装置の可動体は、遊技内容に応じて変位することにより、遊技の興趣を高めるために設けられていたものの、その動作や変化の態様は単純になり易かった。例えば、特許文献1に記載の遊技機は複数の可動体を動作させて遊技の演出を図っているが、複数の可動体はそれぞれ独立に演出を行なっている。このような可動体による演出では、それまで単一であった可動体が単に複数になったと遊技者に感じさせるだけに留まるおそれがある。
つまり従来の遊技機においては、その演出装置の変化が単純となりやすい傾向があり、また可動体も演出面において独立していた。その場合、演出装置によって遊技の興趣の向上を図ることができていなかった。
以下に記載する実施形態は、演出装置に含まれた可動体の変化の態様が単純化することを防止し、それにより、遊技の興趣の向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
この発明にかかる遊技機は、
1の可動体、第2の可動体および第3の可動体を含む可動体群と、各可動体をそれぞれ移動させる駆動部と、制御部とを備える。制御部は、各可動体の配置状態を、各可動体が集合した集合状態から、それぞれ異なる位置に配置された離散状態へ移行させる。集合状態と離散状態との間の移行状態において、第1の可動体と第2の可動体との組み合わせにより1つの意匠が形成されているときに、第1の可動体と第3の可動体との組み合わせにより他の1つの意匠が形成される。第1の可動体は、表示手段に対して相対的に変位することにより、集合状態から離散状態に遷移し、少なくとも離散状態において表示手段の第1の部分領域を覆い、第2の可動体および第3の可動体は、集合状態において第1の可動体の前方に位置することにより、第1の可動体とともに表示手段の第2の部分領域を覆い、かつ第1の可動体の離散状態への遷移に対応し、表示手段に対して相対的に変位することにより第2の部分領域の少なくとも一部を露出させ、表示手段の前方には、一部が機前後方向に貫通する凹部を有する枠体が設けられ、第1の可動体において少なくとも第2の部分領域を覆う部分は、第2の部分領域より前方に位置することにより、集合状態において凹部を通じて枠体の前方を臨み、凹部は、第2の部分領域とともに第2の可動体に覆われる。
この発明によれば、可動体の変化の態様が単純化することを防止し、かつ可動体を用いた意匠の呈示方法を提供する。それにより、遊技の興趣の向上を図ることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るスロットマシンの外観を表す正面図である。 図1の概略A−A断面図である。 図1の概略B−B断面図である。 前扉を開放した状態のスロットマシンを表す外観斜視図である。 前扉およびリールユニットを開放した状態のスロットマシンを表す外観斜視図である。 リールユニットの正面側の構成を表す概略斜視図である。 リールユニットの背面側の構成を表す概略斜視図である。 図6に示されたリールユニットを分解した状態における各部を示す正面側からの概略分解斜視図である。 図6に示されたリールユニットを分解した状態における各部を示す背面側からの概略分解斜視図である。 集合状態における第1の可動体の正面側の構成を表す概略斜視図である。 集合状態における第1の可動体の背面側の構成を表す概略斜視図である。 集合状態における第1の可動体を表す概略正面図である。 集合状態における第1の可動体を表す概略背面図である。 離散状態における第1の可動体を表す概略正面図である。 離散状態における第1の可動体を表す概略背面図である。 集合状態における第2の可動体および第3の可動体の正面側の構成を表す概略斜視図である。 集合状態における第2の可動体および第3の可動体の背面側の構成を表す概略斜視図である。 集合状態における第2の可動体および第3の可動体を表す概略正面図である。 集合状態における第2の可動体および第3の可動体を表す概略背面図である。 離散状態における第2の可動体および第3の可動体を表す概略正面図である。 離散状態における第2の可動体および第3の可動体を表す概略背面図である。 スロットマシンの制御構成を示す概略ブロック図である。 第1の可動体が上昇した状態のリールユニットの構成を表す概略正面図である。 第2の可動体と第3の可動体とが離れた状態のリールユニットの正面側の構成を表す概略斜視図である。 第1の可動体、第2の可動体および第3の可動体の動作が完了した状態のリールユニットの正面側の構成を表す概略斜視図である。 第1の可動体、第2の可動体および第3の可動体の動作が完了した状態のリールユニットの構成を表す概略正面図である。 (A)変形例にかかる集合状態における第2の可動体および第3の可動体の構成を表す概略斜視図である。(B)変形例にかかる離散状態における第2の可動体および第3の可動体の構成を表す概略斜視図である。
本発明の実施の形態について、図1〜図27を参照して説明する。本実施の形態では、本発明に係る遊技機の一例として、スロットマシンに適用した例について説明する。なお、以下の説明において「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」と記載した場合、特に断らない限り、スロットマシン1を機表側から見た場合(遊技場での設置状態において遊技者側から見た場合)の「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」を示すものとする。また、これらの方向にしたがった前後方向のことを「奥行方向」と記載する場合がある。また、前後方向にしたがって、「表」、「裏」、「正面」、「背面」と記載する場合がある。
図1は、本発明の一実施形態に係るスロットマシン1の外観を表す正面図である。図1においては、液晶表示装置5、リールユニット6、第1の可動体34、第2の可動体35a、第1装飾部材38や第2装飾部材39の図示を省略している。図2および図3は、それぞれ概略A−A断面図、概略B−B断面図である。図4は、前扉を開放した状態のスロットマシン1を表す外観斜視図である。図5は、図4の状態からさらにリールユニットを開放した状態のスロットマシンを表す外観斜視図である。これらの図においても第1の可動体34、第2の可動体35a、第3の可動体35b、第1装飾部材38や第2装飾部材39の図示を省略している。図6および図7は、リールユニット6の構成を表す概略斜視図である。なお、図2,図3および図7においては、主制御基板ケース36および副制御基板ケース37の図示を省略している。また、図4においては、第1の可動体34、第2の可動体35a、第3の可動体35b、第1装飾部材38や第2装飾部材39の図示を省略している。
[本体キャビネットの構成]
図1〜図5に示すように、スロットマシン1は、前方から見て矩形に形成された本体キャビネット2および前扉3が組み合わされて構成されている。また、前扉3は、本体キャビネット2の前面側部に所定の間隔を開けて設けられたヒンジを介して本体キャビネット2に取り付けられている。例えば、図4に示すように、本体キャビネット2における正面の側縁部には、所定間隔をおいてヒンジ8〜10等が上下に並んで設けられている。前扉3およびリールユニット6は、これらのヒンジ8〜10を介して本体キャビネット2に枢支されている。すなわち、前扉3およびリールユニット6は、本体キャビネット2に対して前後方向へ開閉可能に支持されている。また、本体キャビネット2は、左側の端縁で前扉3およびリールユニット6を枢支している。
ヒンジ8〜10は、それぞれ前扉3およびリールユニット6を枢支するもの、前扉3のみを枢支するもの、リールユニット6のみを枢支するものに分けられる。例えば、ヒンジ8を介して前扉3およびリールユニット6が枢支され、ヒンジ9を介して前扉3が枢支され、ヒンジ10を介してリールユニット6が枢支されるように構成される。またスロットマシン1の本体キャビネット2に収容された状態のリールユニット6の下方には、投入口21から投入されたメダルを貯留するためのホッパー装置7が設けられている。
本体キャビネット2は、正面側が開口された箱状に形成されている。その内部には、リールユニット6、メダルを払い出すホッパー装置7等、遊技に使用される各種装置が収容されている。リールユニット6には、第1リール4a〜第3リール4c、液晶表示装置(LCD;Liquid Crystal Display)5、第1の可動体34、第2の可動体35a、第3の可動体35b、第1装飾部材38および第2装飾部材39等が設けられている。第1リール4a〜第3リール4cは、図1〜図5に示すように円環状に形成されており、それぞれの外周面には複数の図柄が示される。
[前扉および各部の構成]
上述のように、前扉3は本体キャビネット2に枢支されており、前扉3が後方へ、すなわち閉じる方向へ動かされると、前扉3により本体キャビネット2の上記開口が塞がれる。また前扉3の前面には、遊技に関する操作、各種情報の表示、遊技性の向上に供される各種装飾・演出を行うための部材が設けられている。図1および図4の例において、前扉3の前面には、上側から下側にかけて液晶表示装置5、第1リール4a〜第3リール4c、各種操作部(後述)、装飾パネル(不図示)、賞メダルの遊技者への供給部(排出口26、受け皿27等)が設けられている。
前扉3の前面の第1リール4a〜第3リール4cと装飾パネルとの間には、右側にメダルの投入口21が設けられ、左側に第1ベットボタン22が設けられている。また第1ベットボタン22に並んで右側にMAXベットボタン23が設けられている。第1ベットボタン22、MAXベットボタン23の下方にはスタートレバー24が設けられており、スタートレバー24の右側には、第1ストップボタン25a〜第3ストップボタン25cが並列に設けられている。
投入口21には、メダルが通過可能な開口部があり、遊技者によりメダルの貯留または遊技開始時にメダルが投入される。スロットマシン1において、投入口21から投入されたメダル、または遊技の結果、払い出された賞メダルを貯留データ(以下、「クレジット」と示す)として記憶する。また、第1ベットボタン22およびMAXベットボタン23は、クレジットされた貯留データから、遊技者が任意に設定した賭率に合わせて、1ゲーム分のメダルを投入するための操作手段となる。
図2に示すようにスタートレバー24は、前扉3の前面から遊技者側へ突出して設けられている。スタートレバー24は、遊技者等が操作することにより、操作位置と原位置との間を揺動可能に構成され、原位置の方向に付勢されている。このスタートレバー24には、レバースイッチ(図示省略)が設けられている。遊技者により付勢力に抗してスタートレバー24が揺動操作されるとレバースイッチがオンの状態となる。スタートレバー24が付勢力により原位置に戻るとレバースイッチがオフの状態となる。
3つの各第1ストップボタン25a〜第3ストップボタン25cは、3つの第1リール4a〜第3リール4cにそれぞれ対応している。また、これらの第1ストップボタン25a〜第3ストップボタン25cそれぞれに対応して押圧スイッチ(図示省略)が設けられている。第1ストップボタン25a〜第3ストップボタン25cがそれぞれ押圧されると、各押圧スイッチから中継基板40に信号が送信される。この信号により、主制御基板50を介して、副制御基板60は押圧されたストップボタンに対応するリールの回転動作をそれぞれ停止させる。
また、図1に示すように前扉3の前面における下部中央には排出口26が形成されている。また、前扉3には、排出口26の開口部分と連続して受け皿27が設けられている。図2および図3に示すように、受け皿27は、前扉3から略前方に突出して設けられている。したがって、操作者の払い出し操作や遊技結果に応じて、ホッパー装置7に貯留されたメダルが排出口26から排出されると、受け皿27に貯留される。
また図2、図3に示すように、前扉3における上記各種操作部の上方には、ガラス等の透明な部材で構成された表示窓部28が設けられている。図2および図3の例において、表示窓部28は、前扉3の略上半分に設けられた開口に嵌め込まれる。遊技者は、表示窓部28を通してその後方に配置された、第1リール4a〜第3リール4cの外周面の各種図柄(図示せず)を視認できる。第1リール4a〜第3リール4cに示される図柄は、例えば縦方向に3つずつの合計9つである。さらに遊技者は、表示窓部28を通して液晶表示装置5に表示される各種画像を視認できる。さらに遊技者は、表示窓部28を通して第1リール4a〜第3リール4cの周囲に示された第1装飾部材38(図6参照)に描かれたキャラクター図柄などのような各種意匠絵柄を視認できる。
また図4および図5に示すように、前扉3の前面における回動軸(ヒンジ)側と反対側には、本体キャビネット2に対する前扉3の回動をロックする錠部材29が設けられている。この錠部材29としては、シリンダ錠等が用いられる。錠部材29は、長手方向が機前後方向であり、この方向を軸に回転可能である。すなわち、遊技場の従業員等が錠部材29に鍵(不図示)を挿して回転させると、ロック状態が解除され、本体キャビネット2に対する前扉3の回動が許容される。
[リールユニットおよび各部の構成]
次に、図2〜図9を参照して本実施形態にかかるリールユニット6について説明する。図8は、図6に示されたリールユニット6を分解した状態の各部を示す正面側からの概略分解斜視図である。図9は、図6に示されたリールユニット6を分解した状態における各部を示す背面側からの概略分解斜視図である。なお、図9においては主制御基板ケース36および副制御基板ケース37の図示を省略している。
図8に示すように、リールユニット6は、基礎部分としての支持枠30に各部を取り付けることにより、ユニット化されて構成される。支持枠30は矩形の枠体であり、さらに図6〜図9の例において、当該枠体を上下に分割するように、左枠部分と右枠部分との間を掛け渡された中間枠(架橋部分/桟材)30aが設けられている。支持枠30の正面側には、固定枠31が配置される。また支持枠30の正面側であって中間枠30aの前方には、支持枠30と固定枠31の間で機前後方向に挟まれて第1の可動体34が配置される。また、支持枠30の背面側には、中間枠30aを境界として上側に収納枠32が配置され、下側にはリールケース33が配置される。
<固定枠31>
固定枠31は、矩形の枠体であり、さらに図6〜図9の例において、当該枠体を上下に分割するように、左枠部分と右枠部分との間を掛け渡された中間枠(架橋部分/桟材)31aが設けられている。中間枠31aの背面と、支持枠30における中間枠30aの正面との間には、第1の可動体34が配置される。第1の可動体34は長手方向を左右方向とし、その中央部分には装飾が施されている(アーム連結部材343)。中間枠31aは左右方向の中央部分、すなわち背面側にある第1の可動体34のアーム連結部材343に対応する位置に凹部を有している。この凹部は中間枠31aの奥行方向に貫通しており、第1の可動体34のアーム連結部材343の下部が収まる大きさである。したがって、第1の可動体34のアーム連結部材343の正面部分は、固定枠31の中間枠31aの凹部を通じて、固定枠31の正面側に臨む。これに対し、第1の可動体34のアーム連結部材343の右端から右に延びる第1移動機構341、および左端から左に延びる第2移動機構342は、中間枠31aと機前後方向に重なっており、少なくとも後述する第1の可動体34の動作のための機構部分(341、342)が中間枠31aに覆われている。また、中間枠31aの正面右側には、第2の可動体35aが機前後方向に重なって取り付けられる。同様に、中間枠31aの正面左側には、第3の可動体35bが機前後方向に重なって取り付けられる。
<収納枠32>
収納枠32は、図7および図9に示すように、支持枠30の背面側に取り付けられる。また収納枠32は、支持枠30の背面から後方に向かって突出し、コ字形に形成される。つまり収納枠32は、機前後方向に奥行きを有する(図7〜図9)。また収納枠32は当該奥行きを有するとともに、支持枠30の背面側における中間枠30aから支持枠30の上端へ向かって延びる。つまり収納枠32は上下方向において所定の高さを有する。すなわち収納枠32は、支持枠30の背面側における中間枠30aより上方かつ後方の領域において、液晶表示装置5、主制御基板ケース36および副制御基板ケース37等を収容するための収容領域を画成している。図2、図3の例において、収納枠32には前から後ろへ向かって液晶表示装置5、副制御基板ケース37、主制御基板ケース36の順に並列配置されている。
主制御基板ケース36は、例えばプラスチック等の樹脂材料で形成されており、内部に主制御基板50(図22参照)が収納可能な大きさを有する。また、主制御基板ケース36は、収納枠32の背面側に固定される。副制御基板ケース37は、例えばプラスチック等の樹脂材料で形成されており、内部に副制御基板60(図22参照)が収納可能な大きさを有する。また、副制御基板ケース37には、副制御基板60の端子である各種コネクター(不図示)が設けられている。これらのコネクターには、主制御基板50や液晶表示装置5等と接続された配線(不図示)が接続されている。コネクターにより、副制御基板60が主制御基板50や液晶表示装置5との間で電気的なやり取りが行われる。また副制御基板ケース37は、左右両側に樹脂製のリベットを有する。副制御基板ケース37は、収納枠32の上方から挿入され、リベットにより収納枠32に固定される。主制御基板ケース36および副制御基板ケース37は、不正に基板ROMを取り替えるような不正行為を防止するための構造を有する。
主制御基板50は、図柄変動ゲームの抽選処理のような、主としてスロットマシン1の遊技に関する各種制御を行う。副制御基板60は、主にスロットマシン1における遊技の演出に関する各種制御を行う。各種制御としては、遊技の進行に応じた画像や動画等の選択、液晶表示装置5の表示態様やスロットマシン1の各所に配置されているLED等のような発光部材の発光態様に関する制御等がある。主制御基板50および副制御基板60の制御については後述する。
液晶表示装置5は、遊技の進行に応じて種々の画像や動画等を表示する。液晶表示装置5で表示する画像等としては、例えば大当りまたは大当り以外の他の役に当選または入賞した時に、そのことを遊技者に報知するための画像や、遊技者の興趣を向上させるようなキャラクター動画等が挙げられる。なお、液晶表示装置5で表示させるものは、上記したもの以外であってもよい。また、液晶表示装置5でなく、例えば有機EL(OELD;Organic Electro−Luminescence)、FED(Field Emission Display)またはCRT(Cathode Ray Tube)等を用いてもよい。
<リールケース33>
図7および図9に示すように、リールケース33は支持枠30の背面側における、中間枠30aより下側に取り付けられる。またリールケース33の奥行き方向の大半の部分は支持枠30の背面側から後方に突出する。またリールケース33は、第1リール4a〜第3リール4cを内部に収容するためリール数に合わせて区分され、外形は部分的に曲面を有する略円筒状となっている。またリールケース33の下面および左右両端面は平面状に形成されている。またリールケース33は、前扉3を閉状態にした時の表示窓部28と向かい合う正面側が開口している(図6等参照)。この開口は、第1リール4a〜第3リール4cの図柄が3個ずつ視認できる大きさに形成されている。また、リールケース33は、第1リール4a〜第3リール4cが機左右方向に並列されるように配置される。
第1リール4a〜第3リール4cは、リールケース33内で回転可能に軸支されている。第1リール4a〜第3リール4cは、スタートレバー24が操作されると、主制御基板50に制御され、一斉に回転を開始する。さらに第1ストップボタン25a〜第3ストップボタン25cが押圧操作されると、主制御基板50に制御され、操作されたストップボタンに対応したものが停止される。リールケース33内の第1リール4a〜第3リール4cの図柄は、リールケース33の開口部分および表示窓部28を介して外部から視認可能である。
<第1装飾部材38>
図8に示すように第1装飾部材38は、支持枠30におけるリールケース33のリール群(第1リール4a〜第3リール4c)の左右両端の周囲に設けられている。また図6等の例において、第1装飾部材38にはLED等の発光部材が、左右5個ずつ上下に並んで設けられている。また第1装飾部材38には、遊技者の興趣を向上させるような図柄や、スロットマシン1に関連するキャラクター等のような所定の意匠絵柄を描いた部材が表される(図柄・部材は不図示)。
例えば第1装飾部材38は、副制御基板60に制御され、上記意匠に光を照射する等、発光による演出を行う。さらに第1装飾部材38が、発光部材から照射された光を透過するよう構成されていれば、発光部材により照射された上記意匠をより鮮やかに見せて、遊技の興趣を更に向上させることが可能な演出を行うことが可能である。発光部材の発光態様は任意に決定することができる。例えば、遊技の進行等に応じて、同時に全ての発光部材を発光させたり、各発光部材の点滅周期を変えるようにして発光させてもよい。また、点滅周期の他に、LEDの発光色を変えるようにしてもよい。また、機種に応じて一部の発光部材のみを使用してもよい。例えば、スロットマシン1の機種変更をする際に、左右両側に配置された10個の発光部材のうちの6個のみを発光可能な状態にしておき、残りの4個は発光しないようにしてもよい。また第1装飾部材38において、光が透過することでよりきらびやかに見える意匠等を用い、さらに当該意匠を、発光部材による光が照射されやすい位置に配置してもよい。このような構成によれば、発光演出を効果的に行うことができる。
[第1の可動体および各部の構成]
次に、第1の可動体34の構成について図10〜図15を参照して説明する。図10は、集合状態(非作動状態)における第1の可動体34の正面側の構成を表す概略斜視図である。図11は、集合状態における第1の可動体34の背面側の構成を表す概略斜視図である。図12および図14は、第1の可動体34の概略正面図であり、図12が第1の可動体34の集合状態、図14が離散状態(作動状態)を表している。図13および図15は、第1の可動体34を表す概略背面図であり、図13が第1の可動体34の集合状態、図15が離散状態を表している。
<概要>
図10〜図13に示すように、第1の可動体34は、アームをそれぞれ含む第1移動機構341および第2移動機構342、並びにこれらを連結するアーム連結部材343を備えて構成される。図8の例であれば、第1の可動体34が支持枠30に取り付けられた状態において、液晶表示装置5の右側下部に第1移動機構341が配置され、また中央下部にアーム連結部材343が配置され、また左側下部に第2移動機構342が配置される。第1移動機構341および第2移動機構342は、駆動部により回動されるアームを有しており、アームそれぞれの一端部が向かい合わされるように設けられる。第1移動機構341および第2移動機構342が上方に回動されると、これらを連結するアーム連結部材343が上昇する。なお、以下において、アーム連結部材343の上昇が完了した状態を「離散状態」または「作動状態」と記載することがある。これに対して、アーム連結部材343が最も低い位置にある状態を「集合状態」または「非作動状態」と記載することがある。
<第1移動機構341>
図10および図11に示すように、第1の可動体34の右側に位置する第1移動機構341は、第1支持板341a、第1摺動部341b、第1搬送アーム341c、第1補助アーム341dおよび第1駆動部341eを備える。第1支持板341aは、第1移動機構341の右端から中央のアーム連結部材343の周囲まで至る長さを有する。第1移動機構341は、第1支持板341aが支持枠30に固定されることにより、支持される。なお、図10に示される第1の可動体34において、第1支持板341aは、一続きに形成されているが、これに限らず複数の部材によって構成されていてもよい。
図11および図13に示すように、第1支持板341aの後方には、第1支持板341aの背面と対向するように配置された第1摺動部341bが設けられている。第1摺動部341bは、第1支持板341aに摺動方向をガイドされて、第1移動機構341の左側の第2移動機構342へ近づく方向または離れる方向へ摺動する。また第1摺動部341bには第1搬送アーム341cが接続されている。第1搬送アーム341cは、一端が第1摺動部341bに軸支され、他端が左側(第2移動機構342側)に向かって延びる。例えば、図13に示すように第1搬送アーム341cにおける回動軸C1は、第1摺動部341bの左右方向における中間位置に設けられている。また、第1搬送アーム341cにおける回動軸C1は、第1摺動部341bの左右方向への摺動に応じ、第1の可動体34において相対的に左右方向に変位する(図14および図15参照)。
また図11および図13に示すように、第1支持板341aの左端(中央側・第2移動機構342側)には、第1補助アーム341dが接続されている。第1補助アーム341dは、一端が第1支持板341aに軸支され、他端が右側に向かって延出され第1搬送アーム341cに接続されている。例えば図13に示すように第1補助アーム341dにおける回動軸D1は、第1移動機構341の左端またはその周辺位置に設けられている。回動軸D1は、第1支持板341aに軸支されているため、回動軸C1と異なり第1の可動体34において変位しない。
また第1搬送アーム341cと第1補助アーム341dとは、接続部D2を介して接続されている。第1搬送アーム341cは右側に回動軸があり、左に向かっているのに対し、第1補助アーム341dは、左側に回動軸があり、右に向かっている。第1搬送アーム341cおよび第1補助アーム341dの交差する角度を変更可能として、双方が回動可能とするために、当該第1補助アーム341dにおける接続部D2は、いずれか一方に軸を設け、他方にその軸が挿通される軸受を設けることにより構成される。図11では、第1補助アーム341dに軸が、第1搬送アーム341cに軸受が設けられている。
また第1移動機構341における第1支持板341aには、第1駆動部341eおよび当該第1駆動部341eと接続された伝達部P1が設けられている(図10・図11参照)。第1駆動部341eは副制御基板60に制御されて伝達部P1を駆動する。図10および図11の例において、第1駆動部341eは第1移動機構341における右端(第2移動機構342と反対側の端部)またはその周囲に設けられている。またこの例において当該第1駆動部341eの後方に伝達部P1が設けられている。また図11および図13では、伝達部P1はピニオンギアである。
また、第1摺動部341bには当該伝達部P1と接する伝達部R1が設けられている。伝達部R1は、伝達部P1に加えられた力を伝達部P1との接触部分から受け、第1摺動部341bを左右方向へ移動させる力に換える。図11・図13の例において伝達部R1は、ピニオンギアである伝達部P1の歯部と噛合するラックギアである。ラックアンドピニオンによる場合は、ピニオンギアの回転方向に応じてラックギアが移動し、図15に示すように第1摺動部341bが左方向または右方向に移動する。
また、第1摺動部341bには、その左右方向への移動をガイドするためのガイド孔341fが設けられている。ガイド孔341fは、第1摺動部341bを機前後方向に貫通して設けられており、第1摺動部341bの移動方向を長手方向としている。第1支持板341aには、ガイド孔341fに対応する位置に、第1摺動部341bへ向かって伸びるガイドピンG1が設けられている。ガイドピンG1はガイド孔341fに挿通されている。図11では、第1摺動部341bにおいてガイド孔341fは2箇所に設けられている。1箇所目は、ラックギアである伝達部R1の下方であり、2箇所目は、第1搬送アーム341cの回動軸C1の下方である。第1摺動部341bは、ガイドピンG1およびガイド孔341fにより円滑に左右方向に摺動することが可能である。
図11および図13の状態は、第1の可動体34の非作動状態である。この状態において、第1駆動部341eが伝達部P1を駆動すると、伝達部P1を運動させる力が伝達部R1に伝えられる。伝達部R1に力が伝達されると、第1摺動部341bが第2移動機構342に向かって摺動する。このとき、第1摺動部341bは、そのガイド孔341fおよび第1移動機構341のガイドピンG1により移動方向をガイドされる。
第1摺動部341bが第2移動機構342に向かって摺動されると、回動軸C1を介して第1摺動部341bに軸支された第1搬送アーム341cも共に第2移動機構342に向かって移動される。第1搬送アーム341cが第2移動機構342に向かって移動されると、第1補助アーム341dと第1搬送アーム341cの接点である接続部D2に第2移動機構342方向への力が加わる。このとき、第1補助アーム341dは、第1支持板341aに回動軸D1を介して軸支されているため、回動軸D1は、第1の可動体34における左右方向の位置がほぼ固定されている。すなわち、第1摺動部341bにしたがい第1搬送アーム341cが第2移動機構342の方向(右方向)へ移動すると、接続部D2に同方向への力が加わるが、第1補助アーム341dにより押し返されて接続部D2に第1摺動部341bの移動方向と概ね逆方向の力が加わる。接続部D2は、回転可能な軸と軸受により構成されているので、この逆方向にかかる力が、第1搬送アーム341cを回転させるように働く。それにより第1搬送アーム341cが上方に回動される。第1搬送アーム341cが上方に回動されると、接続部D2を介して接続された第1補助アーム341dも上方に回動される。このようにして第1駆動部341eが伝達部P1を駆動し続けると、図14および図15に示すように、第1搬送アーム341cがさらに上方に回動する。
<第2移動機構342>
図10〜図13に示すように、第2移動機構342は、第1移動機構341と左右対称の構造を有している。したがって、第2移動機構342が有する各部の構成は、第1移動機構341における各部の構成に対して左右対称であるという点のみに差異があり、その他の点は同様である。
<アーム連結部材343>
アーム連結部材343は、第1移動機構341および第2移動機構342を連結する。図10および図11では、アーム連結部材343は平板状に形成されている。アーム連結部材343には、その正面に回転意匠343aが設けられており、かつ回転意匠343aの位置に対応してその背面には、回転駆動部343bが設けられている。さらにアーム連結部材343は正面から背面へ貫通された貫通孔(不図示)が設けられている。また、その貫通孔を介して、正面の回転意匠343aと背面の回転駆動部343bとが接続されている。図11において回転駆動部343bは、モータとウォームギアを備えて構成される。回転駆動部343bは、遊技状態に応じて主制御基板50に制御され、回転意匠343aを駆動する。回転意匠343aは、後述の可動体演出などのスロットマシン1による遊技の演出等に用いられる。
第1移動機構341における第1搬送アーム341cは、回動軸C1の他端において、接続部C2を介してアーム連結部材343と接続されている。接続部C2は接続部D2と同様に、アーム連結部材343または第1搬送アーム341cに設けられた軸と、他方に設けられた軸受とにより構成されている。これにより、アーム連結部材343と第1移動機構341とが交差する角度を変更可能として、双方が回動可能となる。第2搬送アーム342cは、回動軸C3の他端において、接続部C4を介してアーム連結部材343と接続されている。接続部C4は接続部C2と同様の構成でありアーム連結部材343または第2搬送アーム342cに設けられた軸と、他方に設けられた軸受とにより構成されている。これにより、アーム連結部材343と第2移動機構342とが交差する角度を変更可能として、双方が回動可能となる。
副制御基板60が、第1移動機構341の第1駆動部341eを駆動させて第1搬送アーム341cを上方に回動させ、かつ第2移動機構342の第2駆動部342eを駆動させて第2搬送アーム342cを上方に回動させると、これらに接続されたアーム連結部材343が上方に移動する。それによりアーム連結部材343液晶表示装置5との相対的位置も変位する。図10〜図13に示される第1の可動体34の場合、非作動状態(集合状態)においてアーム連結部材343は、液晶表示装置5の下端中央側に位置する。非作動状態から第1搬送アーム341cおよび第2搬送アーム342cを上方に回動させると、アーム連結部材343が上方に移動し、液晶表示装置5の中心側に変位する(図14・図15・図26参照)。
[第2の可動体・第3の可動体および各部の構成]
次に、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの構成について図16〜図21を参照して説明する。図16は、集合状態(非作動状態)における第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの正面側の構成を表す概略斜視図である。図17は、集合状態における第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの背面側の構成を表す概略斜視図である。図18および図20は、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの概略正面図であり、図18が第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの集合状態、図20が離散状態(作動状態)を表している。図19および図21は、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bを表す概略背面図であり、図19が第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの集合状態、図21が離散状態を表している。
<概要>
図18〜図21に示すように、第2の可動体35aは、第3の可動体35bと並んで固定枠31に取り付けられる。図18の例であれば、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bが固定枠31に取り付けられた状態において、液晶表示装置5の下部右側に第2の可動体35aが配置され、また下部左側に第3の可動体35bが配置される。第2の可動体35aおよび第3の可動体35bは、それぞれの駆動部により機左右方向に摺動され、互いに近接または離反するように動作される。第2の可動体35aおよび第3の可動体35bが互いに離反する方向に移動すると、液晶表示装置5の一部が露出される。なお、以下において、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bが互いに最も離れた状態を、「作動状態」または「離散状態」と記載することがある。これに対して、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bが最も近づいている状態を「非作動状態」または「集合状態」と記載することがある。以下、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの位置に応じて「集合状態」あるいは「非作動状態」のいずれかを記載する。同様に第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの位置に応じて「離散状態」あるいは「作動状態」のいずれかを記載する。
<第2の可動体35a>
図16および図17に示すように、第2の可動体35aは、第1支持板351a、第1摺動部351b、第1駆動部351cを備える。第1支持板351aは、第2の可動体35aの右端から、第2の可動体35aの左側(図17右側)に位置する第3の可動体35bの右端(図17における左端)の周囲まで至る長さを有する。第2の可動体35aは、第1支持板351aが固定枠31に固定されることにより、支持される。なお、図16に示される第2の可動体35aにおいて、第1支持板351aは一続きに形成されているが、これに限らず複数の部材によって構成されていてもよい。
図17および図19に示すように、第1支持板351aの前方には、第1支持板351aの正面と向かい合うように配置された第1摺動部351bが設けられている。第1摺動部351bは、第1支持板351aに摺動方向をガイドされて、第2の可動体35aの左側の第3の可動体35bへ近づく方向または離れる方向へ摺動する。
また第2の可動体35aにおける第1支持板351aには、第1駆動部351cおよび当該第1駆動部351cと接続された第1伝達部351dが設けられている(図16・図17参照)。第1駆動部351cは副制御基板60に制御されて第1伝達部351dを駆動する。図16および図17の例において、第1駆動部351cは第2の可動体35aにおける右端(第3の可動体35bと反対側の端部)またはその周囲に設けられている。またこの例において当該第1駆動部351cの後方に第1伝達部351dが設けられている。また第1伝達部351dに対し、第2の可動体35aにおける中央側に隣接して第2伝達部351eが設けられている。第2伝達部351eに対し、第2の可動体35aにおける中央側に隣接して第3伝達部351fが設けられている。第3伝達部351fに対し、第2の可動体35aにおける中央側に隣接して第4伝達部351pが設けられている。
図17の例において、第1伝達部351d、第2伝達部351e、第3伝達部351fおよび第4伝達部351pは、歯車として構成されている。第1伝達部351dと第2伝達部351eとは噛合しており、第2伝達部351eは、第1伝達部351dに加えられた力を第1伝達部351d接触部分から受けて回転する。同様に、第2伝達部351eおよび第3伝達部351fが、第3伝達部351fおよび第4伝達部351pがそれぞれ噛合しており、第2伝達部351e〜第3伝達部351fはそれぞれ、接触部分を介して右側の歯車の回転により回転され、かつ左隣(中央側)の歯車を回転させる。
また、第1摺動部351bには、第1支持板351aの第4伝達部351pと接する第5伝達部351rが設けられている。第5伝達部351rは、第4伝達部351pに加えられた力を第4伝達部351pとの接触部分から受け、第1摺動部351bを左右方向へ移動させる力に換える。図17・図19の例において第5伝達部351rは、第4伝達部351pの歯部と噛合するラックギアである。このようにラックアンドピニオンによる場合は、ピニオンギアの回転方向に応じてラックギアが移動し、図21に示すように第1摺動部351bが左方向または右方向に移動する。
また、第1摺動部351bには、その左右方向への移動をガイドするためのガイド孔351hが設けられている。ガイド孔351hは、第1摺動部351bを機前後方向に貫通して設けられており、第1摺動部351bの移動方向を長手方向としている。第1支持板351aには、ガイド孔351hに対応する位置に、第1摺動部351b側(後方)へ向かって突出し、左右方向に延伸するガイド部が設けられている。図17の例においてガイド部はガイド孔351hに挿通され、左右方向においてガイド孔351hより短く形成されている。図17では、第1摺動部351bにおいてガイド孔351hは1箇所設けられているが、複数設けてもよい。第1摺動部341bは、ガイド孔351hおよび第1摺動部351bのガイド部により円滑に左右方向に摺動することが可能である。
第1摺動部351bは、非作動状態(集合状態)において所定のトリガを契機に副制御基板60に制御され、第3の可動体35bと離れる方向に摺動される。この制御に関しては後述する。また、第1摺動部351bの正面には、装飾パネル351jが設けられている。非作動状態(集合状態)集合状態においてこの装飾パネル351jと、第3の可動体35bの装飾パネル352jとの組み合わせにより1つの意匠が形成されるように、これらを構成してもよい。
<第3の可動体35b>
図16〜図21に示すように、第3の可動体35bは、第2の可動体35aと左右対称の構造を有している。したがって、第3の可動体35bが有する各部の構成は、第2の可動体35aにおける各部の構成に対して左右対称であるという点のみ差異があり、その他の点は同様である。ただし、図16〜図21の例において、装飾パネル352jは、装飾パネル351jとは非対称であり、かつ形状も異なっている。
[可動体の組み合わせによる意匠]
図10および図18の例において、各可動体には、意匠が施されている。すなわち第1の可動体34における回転意匠343a、第2の可動体35aにおける装飾パネル351jおよび第3の可動体35bの装飾パネル352j等である。本実施形態におけるスロットマシン1においては、各可動体に施された意匠を組み合わせることにより、1つのまとまった意匠を形成することが可能である。
なお、まとまった意匠の一例としては、2つの部材が組み合わされて1つの文字(特殊な書体、図案化された文字も含む)を形成する場合がある。また他の例として、2つの部材が組み合わされて1つの語(単語、熟語、ことわざ、成句等)を形成する場合がある。また他の例として、2つの部材が組み合わされて1つのキャラクター、または関連する度合いの強い2以上のキャラクターの組み合わせを形成する場合がある。また他の例として、2つの部材が組み合わされて図形、記号を形成する場合がある。また他の例として、2つの部材が組み合わされて成立する模様を形成する場合がある。また他の例として、2つの部材が組み合わされて段階的に変化する色調、階調、色相、彩度、明度を表す場合がある。また他の例として、2つの部材が組み合わされて段階的に変化する色(赤、青、緑、黄色等)を表す場合がある。
1の可動体に施された意匠(「第1の意匠」とする)が、他の可動体に施された意匠(「第2の意匠」とする)と組み合わされてまとまった意匠(例えば人名、名称等)を形成する場合に、当該1の可動体が移動することにより当該第1の意匠が、別の可動体や装飾部材に施された第3の意匠と組み合わされて、異なるまとまった意匠(例えば熟語)を形成するように構成されていてもよい。このような構成では、第1の意匠と第2の意匠の組み合わせにおいて、第1のキャラクターを形成し、別のタイミングにおいて第1の意匠が可動体とともに移動し、第1の意匠と第3の意匠が組み合わされると別の第2のキャラクターを形成するようにしてもよい。また、各可動体の意匠が可動体に対して回転、移動、拡大、縮小するように構成されていてもよい。以下、上記において説明した各可動体の意匠の組み合わせ例について説明する。
<組み合わせ例1>
第2の可動体35aおよび第3の可動体35bは、例えば最も接近した非作動状態において、装飾パネル351jおよび装飾パネル352jの組み合わせにより1つの意匠が形成される。
<組み合わせ例2>
また、各可動体が非作動状態から作動状態へ移行した離散状態において、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの組み合わせにより1つのまとまった意匠が形成されるように構成されていてもよい。
<組み合わせ例3>
また、作動状態における第1の可動体34と、非作動状態における第2の可動体35aとの組み合わせにより1つのまとまった意匠が形成されるように構成されていてもよい。同様に、作動状態における第1の可動体34と、作動状態における第2の可動体35aとの組み合わせにより1つのまとまった意匠が形成されるように構成されていてもよい。この組み合わせ例3においては、第2の可動体35aを第3の可動体35bに置き換える構成であってもよい。
<組み合わせ例4>
また、非作動状態から作動状態へ移行する途中(以下、「移行状態」という場合がある)の第1の可動体34と、非作動状態または作動状態における第2の可動体35aとの組み合わせにより1つのまとまった意匠が形成されるように構成されていてもよい。同様に、移行状態における第1の可動体34と、非作動状態または作動状態における第3の可動体35bとの組み合わせにより1つのまとまった意匠が形成されるように構成されていてもよい。
<組み合わせ例5>
上記組み合わせ例1〜4は、さらに第1装飾部材38や、第2装飾部材39との組み合わせにより、1つのまとまった意匠が形成されるように構成されていてもよい。もしくは、第1の可動体34と第1装飾部材38または第2装飾部材39との組み合わせであってもよく、第2の可動体35aと第1装飾部材38または第2装飾部材39との組み合わせであってもよく、第3の可動体35bと第1装飾部材38または第2装飾部材39との組み合わせであってもよい。
<組み合わせ例6>
また、作動状態における第1の可動体34と第2の可動体35aとの組み合わせにより1つのまとまった意匠が形成されているときに、第1の可動体34と第3の可動体35bとの組み合わせにより他の1つのまとまった意匠が形成される構成であってもよい。
<組み合わせ例7>
また、作動状態における第1の可動体34の回転意匠343aが所定の角度となった時に、他の可動体の装飾部材、第1装飾部材38または第2装飾部材39との組み合わせにより1つのまとまった意匠が形成されるように構成されていてもよい。
以上のように、本実施形態におけるスロットマシン1においては、各可動体が変位することにより、各可動体に設けられた意匠が、他の可動体の意匠、または固定された装飾部材と組み合わせられて、1以上の組み合わせによる意匠を形成する。これにより遊技における興趣の向上を図ることが可能である。なお、各可動体に文字列が設けられ、他の可動体の文字列と組み合わされ、キャッチフレーズ、俳句、短歌等を形成する構成でもよい。
[制御系の構成]
次に、図22を参照してスロットマシン1の制御構成の概要について説明する。図22は、スロットマシン1の制御構成を表す概略ブロック図である。スロットマシン1においてはリールユニット6の収納枠32の主制御基板ケース36に主制御基板50が配設されている。図22に示すように、スロットマシン1においては機全体の制御を実行する主制御基板50に、スロットマシン1の各部の駆動制御・表示制御等を実行する副制御基板60や、遊技者の操作にかかる操作信号や各センサからの検知信号を主制御基板50に送信する中継基板40等が接続されている。また、これら主制御基板50、副制御基板60、中継基板40は電源基板70に接続され、電力の供給を受ける。
図22に示すように、この主制御基板50は、CPU(Central Processing Unit)50a、ROM(Read Only Memory)50b、RAM(Random Access Memory)50c、乱数発生器50dなどの素子を備えている。主制御基板50は、CPU50aが、ROM50bに記憶されたプログラムを適宜RAM50cに展開し、RAM50cをワークエリアとしてプログラムを解読および実行をする。また、中継基板40から各種操作信号や、検出信号を受けて処理する。
<中継基板40>
図22に示すように中継基板40は、第1ベットボタン22、MAXベットボタン23、スタートレバー24、第1ストップボタン25a〜第3ストップボタン25c、メダルセンサSE1および後述のリールセンサSE2〜SE4に接続されている。第1ベットボタン22、MAXベットボタン23、スタートレバー24や第1ストップボタン25a〜第3ストップボタン25cなどが操作されると、中継基板40は操作に応じた操作信号を主制御基板50に送信する。また中継基板40はメダルセンサSE1等がそれぞれ検出した信号を主制御基板50に送信する。この中継基板40と主制御基板50とは図示しないコネクターやケーブル等によって接続される。これらによって上記の各種信号の送受信が可能となる。
例えば、投入口21からメダルが投入されるとメダルセンサSE1がメダルの通過を検知し、中継基板40がメダルの通過検知信号を主制御基板50に送信する。主制御基板50は通過検知信号を受け、当該信号に応じた数のクレジットをRAM50c等に記憶させる。また、第1ベットボタン22、MAXベットボタン23が操作されると、中継基板40が当該操作に応じた操作信号を主制御基板50に送信する。主制御基板50は操作信号を受け、当該信号に応じて賭数をRAM50c等に記憶させる。
スタートレバー24が操作されると、レバースイッチがオンされ、レバースイッチがオンされると、中継基板40が当該操作に応じた操作信号を主制御基板50に送信する。主制御基板50は操作信号を受け、副制御基板60に第1リール4a〜第3リール4cを一斉に回転させる制御を行う。同時に主制御基板50は、乱数発生器50dから1の乱数を読み込み、当該読み込んだ乱数に基づいてスロットマシン1の遊技における役抽選の処理を実行し、抽選結果をRAM50c等のメモリに記憶する。
中継基板40は、第1ストップボタン25a〜第3ストップボタン25cそれぞれが操作されると、当該操作に応じた操作信号を主制御基板50に送信する。リールセンサSE2,リールセンサSE3,リールセンサSE4は、第1リール4a,第2リール4b,第3リール4cの回転位置を検出するための各リールにそれぞれ対応するように設けられている。(主制御用の)CPU50aには、接続されるリールセンサSE2〜SE4から表示窓部28で表示されている図柄(第1リール4a,第2リール4b,第3リール4cの回転位置)に応じて第1〜第3の位置信号が入力されるようになっている。第1の位置信号には左側の第1リール4aが対応し、第2の位置信号には中央の第2リール4bが対応し、第3の位置信号には右側の第3リール4cが対応するようになっている。
<主制御基板50>
主制御用のROM50bには、スロットマシン1の制御にかかるメイン制御プログラムが記憶されている。また、ROM50bには、各遊技状態(通常遊技、ボーナスゲーム)別、並びに各入賞役別の内部当選確率、当選役決定乱数値の割り当て範囲として定められた複数の当選役決定テーブル等が記憶されている。またROM50bには、ボーナスゲームの終了契機(作動終了条件)などが記憶されている。また、ROM50bには、各役に対する図柄の組み合わせの停止テーブルが予め定められている。停止テーブルとは、各役に当選している場合に、第1ストップボタン25a〜第3ストップボタン25cを遊技者が操作した時の操作タイミングによって停止させる図柄を役毎に定めたものである。第1ストップボタン25a〜第3ストップボタン25cを遊技者が操作した時(停止操作時)の操作タイミング(操作のタイミング)とは、遊技者による停止操作時に表示窓部28に表示されている図柄により定められている。
主制御基板50(CPU50a)は、操作信号およびリールセンサSE2,リールセンサSE3,リールセンサSE4から入力された第1,第2,第3の位置信号に基づき、副制御基板60に、操作された第1ストップボタン25a〜第3ストップボタン25cに対応する第1リール4a〜第3リール4cそれぞれの回転を停止させる制御を行う。第1リール4a〜第3リール4cすべての回転が停止して、停止した第1リール4a〜第3リール4cの周面にそれぞれ描かれる3個の図柄が、上記メモリに記憶された抽選結果に対応する図柄になると、遊技における役が確定する。
遊技において、遊技媒体の払い出しが行われる役として、セブン役、バー役、ベル役、プラム役、チェリー役等があり、遊技媒体の払い出しが行われない役としてハズレ役、リプレイ役がある。ハズレ役の入賞を決定した場合は、メダルの付与を行わず、1回のゲームを終了させる。リプレイ役の入賞を決定した場合は、再度クレジットを消費せずに、当該リプレイ役の入賞の契機となったゲームにおいてベットされた賭数と同じ賭数で次のゲームを行うことができるようになる。
また主制御基板50は、スロットマシン1においてメダルを貯留データとして貯留記憶しておくクレジット機能に関する制御を行う。なお、貯留データ(クレジット)には、予め定められたクレジット上限枚数(例えば50枚)の範囲内でRAM50c等に記憶可能である。例えば賞メダルの付与によりクレジット数が増加する。そして、クレジット上限枚数を超える場合、主制御基板50は、ホッパー装置7から排出口26を通じてメダルを排出(払い出し)させる。また、精算操作がなされると、主制御基板50はクレジットとしてRAM50c等に記憶されている枚数相当分のメダルをホッパー装置7から排出口26を通じて排出させる。なお、以下において賞メダルの付与によるクレジット数の増加、およびメダルの排出を、「遊技者にメダルを付与する」と記載する場合がある。
また、主制御用のCPU50aには、ホッパー装置7が接続されている。CPU50aは、各役(賞態様)に対応する賞枚数に基づき払い出す賞メダルの賞枚数を決定する。賞枚数が決定されると、CPU50aはクレジット数を確認する。CPU50aは、確認の結果、クレジット数が上限を超えたと判断すると、駆動信号をホッパー装置7に出力して、駆動信号を1回出力する毎に賞メダルを1枚払い出させる。主制御基板50は、遊技における役が確定した場合、その役に応じた枚数の遊技媒体(メダル)を払い出すようにホッパー装置7を制御する。その他、主制御基板50は、各基板からのエラー信号を受けてエラー処理を実行し、エラー報知コマンドの送出を行う。
また、主制御用のRAM50cには、スロットマシン1の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。具体的には、CPU50aが当選役決定乱数に基づき、ハズレ役以外の役を決定すると、RAM50cには、当該決定され当選役を示す役情報(当選フラグなど)が役毎に設定される。なおCPU50aによって、当選役決定乱数に基づき、ハズレ役が決定されると、RAM50cには、ハズレ役を示す情報が設定される。またRAM50cには、遊技状態に係る情報(フラグなど)がCPU50aにより記憶(設定)されるようになっている。またRAM50cには、ボーナスゲームで遊技者が獲得した(遊技者に払い出された)賞メダルの枚数を示すカウント数がCPU50aによりカウント(更新)され、随時記憶(設定)されるようになっている。また、RAM50cには、遊技中に実行される各種演出に係る演出情報がCPU50aにより記憶(設定)されるようになっている。
<副制御基板60>
図22に示す副制御基板60は、サブCPU60a、ROM60b、RAM60cを備えている。副制御基板60は、主制御基板50からの指示を液晶表示装置5や第1装飾部材38などの各表示部の表示・演出制御を実行し、また各部(第1の可動体34、第2の可動体35a、第3の可動体35b等)の駆動部(第1駆動部341e、第2駆動部352c等)の駆動制御を実行する。例えばRAM60cには、液晶表示装置5の表示演出態様が示される特定の表示演出パターン(特定の演出パターン)を含む複数種類の表示演出パターンや、スピーカの音声出力態様が示される複数種類の音声演出パターンや、第1装飾部材38や各種ランプの発光態様が示される複数種類の発光演出パターンが記憶されている。なお、ここで記載した「パターン」は、例えばプログラムによって構成される。また、ROM60bには、サブ制御プログラムに加え、各種演出データ(第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bによる演出データ等)が記憶されている。
この特定の遊技状態の一例としては、リプレイ役の当選確率が通常の遊技状態より高い状態(RT;Replay Time)がある。他の例としては、小役を入賞させるようにストップボタンの押し順を色などで告知する(アシスト)状態(AT;Assist Time)がある。また特定の遊技状態としては、これらの遊技状態の組み合わせ(ART)であってもよい。また副制御基板60は、特定の遊技状態がARTである場合に、特定の遊技状態を成立させるかについての抽選処理を行なってもよい。
副制御基板60は、通常の遊技状態において、主制御基板50において成立している小役が、特定の遊技状態への移行の契機となる特定小役(スイカ役、チェリー役等)である場合に、特定の遊技状態を成立させるかについての抽選処理を行なう。なお、有効化された入賞ラインのうち、特定のラインに、上記特定小役が表示されて入賞した場合、特定の遊技状態へ移行する確率が高まる構成としてもよい。
さらに副制御基板60は、例えば通常の遊技状態において、特定の遊技状態へ移行しやすい状態(以下、「高確率状態」と記載する。)または高確率状態でない通常の遊技状態(以下、「通常状態」と記載する。)のいずれかの状態となるかについての抽選処理を行ってもよい。通常状態では、特定小役に応じた特定の遊技状態への移行の確率を例えば1%とし、高確率状態においては、特定小役に応じた当該移行の確率を例えば50%とされる。
また、副制御基板60は、特定の遊技状態において、所定条件、例えば特定の小役に入賞しなかったこと、または所定回数の遊技の終了等により特定の遊技状態を終了させる。なお、上記においては副制御基板60の抽選結果により特定の遊技状態へ移行する構成であるが、特定の遊技状態への移行の条件はこれに限らず、例えば通常の遊技状態において所定回数の遊技が行われたことを特定の遊技状態への移行の条件としてもよい。
[操作による各種装置の作動]
次に、遊技者が遊技(図柄変動ゲーム)を行うための操作や、この操作に伴う各種装置の作動状況を説明する。第1ベットボタン22またはMAXベットボタン23の操作に応じてベット数が設定され、スタートレバー24の操作が受付可能な状態となった状態で、スタートレバー24により開始操作が行われると、第1リール4a〜第3リール4cが回転する。この開始操作により、開始信号が中継基板40を介して主制御基板50(CPU50a)に出力される。
その後、第1リール4a〜第3リール4cの回転が開始されてから所定時間が経過し、第1ストップボタン25a〜第3ストップボタン25cの操作が受付可能になった状態で遊技者がいずれかの第1ストップボタン25a〜第3ストップボタン25cを押圧する停止操作を行うと、停止操作されたことを示す停止信号が中継基板40を介して主制御基板50(CPU50a)にそれぞれ出力される。
そして、第1ストップボタン25a〜第3ストップボタン25cに対応する第1リール4a〜第3リール4cの回転が停止され、表示窓部28からは対応する列の上段、中段及び下段に図柄が表示される。なお、遊技者により第1ストップボタン25a〜第3ストップボタン25cが停止操作されない場合には、これら第1ストップボタン25a〜第3ストップボタン25cが停止操作されるまでの間、第1リール4a〜第3リール4cの回転が継続される。
そして、第1リール4a〜第3リール4cの全てが停止された時点で、有効化された入賞ラインのいずれかに予め定めた賞態様を形成する図柄の組み合わせが表示された場合は入賞となる。これにより入賞した賞態様に応じた特典としての賞(賞メダル、再遊技(リプレイ)、ボーナスゲーム)が遊技者に対して付与される。例えば、賞として賞メダルを付与する場合には、入賞した賞態様に応じた枚数のメダルが賞メダルとして遊技者に対して付与される。また、特に予め定められた図柄の組み合わせが表示されてボーナス入賞した場合等にあっては、通常遊技とは異なり、遊技者にとって有利な、すなわち大量の賞メダルを獲得できるボーナス遊技(特定遊技状態)が発生し、ビッグボーナスゲームまたはレギュラーボーナスゲームが遊技者に対して賞として付与される。すなわち、ボーナス遊技は、予め定められた図柄の組み合わせが入賞ライン上に停止表示される前に比較して遊技者に有利な特定遊技状態である。
[可動体の動作制御]
次に、副制御基板60による第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの動作制御について図6,図11,図13,図15,図17,図19,図21,図23,図24を参照して説明する。図23は、第1の可動体34が上昇した状態のリールユニット6の構成を表す概略正面図である。図24は、第2の可動体35aと第3の可動体35bとが離れた状態のリールユニット6の正面側の構成を表す概略斜視図である。
<第1の可動体34の動作制御>
副制御基板60は、主制御基板50による役抽選の結果に応じて第1の可動体34を動作させる。すなわち、副制御基板60は、第1の可動体34が前記した非作動状態(図6・図11・図13参照)にあるとき、主制御基板50による役抽選の結果に応じて、サブCPU60aが、RAM60cから演出データ(演出パターン)を読み出す。なお、副制御基板60は可動体による演出を行うかの判定を行なってもよい。サブCPU60aは、演出データに基づき第1の可動体34の第1駆動部341eおよび第2駆動部342eを駆動させる。第1駆動部341eおよび第2駆動部342eの駆動量(駆動時間)は、上記読み出した演出データに基づく。なお、ROM60bに予めアーム連結部材343(第1搬送アーム341c・第2搬送アーム342c)の位置、すなわち非作動状態または作動状態の別を記憶させておいてもよい。この場合、サブCPU60aは、主制御基板50による役抽選の結果に応じて可動体による演出を行うときにアーム連結部材343の位置をROM60bから読み出して第1駆動部341eおよび第2駆動部342eを駆動させる必要があるかについて判断する。
第1駆動部341eおよび第2駆動部342eが駆動されると、各駆動部に接続された伝達部P1および伝達部P2(図11・図13参照)がそれぞれ所定方向に回転される。この伝達部P1の回転を受け、伝達部P1に接する伝達部R1は、この回転する力を第1摺動部341bを左方向へ摺動させる力へ変換する。第1摺動部341bは、ガイド孔341fおよびガイドピンG1にガイドされて第2移動機構342へ向かって摺動する。同様に、伝達部P2の回転を受け、伝達部R2は第2摺動部342bを右方向へ移動させる。このとき、第2摺動部342bは、ガイド孔342fおよびガイドピンG2に摺動方向をガイドされる。第1摺動部341bおよび第2摺動部342bが共に近づく方向に摺動されると、回動軸C1において第1摺動部341bと接続された第1搬送アーム341cが左方向に移動され、また回動軸C3において第2摺動部342bと接続された第2搬送アーム342cが左方向に移動される。
第1搬送アーム341cは、上記のように第1補助アーム341dに押し返され、アーム連結部材343との接続部C2が上方へ移動する。第2搬送アーム342cは、上記のように第2補助アーム342dに押し返され、アーム連結部材343との接続部C4が上方へ移動する。これにより、図23に示すようにアーム連結部材343が液晶表示装置5の中心へ向かって上昇する(作動状態/離散状態)。ROM60bに非作動状態(集合状態)または作動状態の別を記憶させる場合は、動作(駆動制御)が完了した状態において作動状態(離散状態)であることが記憶される。
<第2の可動体35aの動作制御>
副制御基板60は、主制御基板50による役抽選の結果に応じて第2の可動体35aを動作させる。すなわち、副制御基板60は、第2の可動体35aが前記した非作動状態(集合状態/図6・図17・図19参照)にあるとき、主制御基板50による役抽選の結果に応じて、サブCPU60aが、RAM60cから演出データを読み出す。なお、副制御基板60は可動体による演出を行うかの判定を行なってもよい。この演出データは、第1の可動体34を動作させる演出データと同じでもよく、異なるものであってもよい。すなわち、スロットマシン1が、第1の可動体34と第2の可動体35aとを連動させる場合は、1の演出データにより、第1の可動体34と第2の可動体35aが移動される。これに対し、第1の可動体34と第2の可動体35aとを連動させない場合、第1の可動体34と第2の可動体35aとを別途移動させる。
サブCPU60aは、演出データに基づき第2の可動体35aの第1駆動部351cを駆動させる。第1駆動部351cの駆動量(駆動時間)は、上記読み出した演出データに基づく。なお、ROM60bに予め第2の可動体35aの位置、すなわち非作動状態または作動状態の別を記憶させておいてもよい。この場合、サブCPU60aは、主制御基板50による役抽選の結果に応じて、可動体による演出を行うときに、第2の可動体35aの状態をROM60bから読み出して第1駆動部351cを駆動させる必要があるかについて判断する。
第1駆動部351cが駆動されると、第1駆動部351cに接続された第1伝達部351d(図17・図19参照)が所定方向に回転される。この第1伝達部351dの回転を受け、第2伝達部351e、第3伝達部351f、第4伝達部351pが順次回転される。さらに第4伝達部351pに接する第5伝達部351rは、この回転する力を第1摺動部351bを右方向へ摺動させる力へ変換する。第1摺動部351bは、ガイド孔351hにガイドされて第3の可動体35bから離れる方向へ摺動する。
<第3の可動体35bの動作制御>
副制御基板60は、主制御基板50による役抽選の結果に応じて第3の可動体35bを動作させる。この制御は、第2の可動体35aの動作にかかる制御と同様である。すなわち、副制御基板60は、主制御基板50による役抽選の結果に応じて演出データを読み出す。なお、制御信号を受けてから可動体による演出を行うかの判定を行なってもよい。また、読み出される演出データにより、第1の可動体34と第3の可動体35bとが連動される場合は、1の演出データにより、第1の可動体34と第3の可動体35bが移動される。これに対し、第1の可動体34と第3の可動体35bとが連動されない場合、第1の可動体34を動作させる演出データとは別に、第3の可動体35bを動作させる演出データが読み出される。
また、読み出される演出データにより、第2の可動体35aと第3の可動体35bとが連動される場合は、1の演出データにより、第2の可動体35aと第3の可動体35bとが移動される。これに対し、第2の可動体35aと第3の可動体35bとが連動されない場合、第2の可動体35aを動作させる演出データとは別に、第3の可動体35bを動作させる演出データが読み出される。すなわち、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bは、すべてが連動して動作される場合があり、またこれらのうち2つの組み合わせが連動して動作される場合があり、またすべてが連動せず、それぞれが別々に動作される場合がある。副制御基板60は、読み出した演出データに基づき、これら3つの可動体のうち、2以上の可動体における駆動部を連動させたり、すべてを別々に動作させたりする。
サブCPU60aは、演出データに基づき第3の可動体35bの第2駆動部352cを駆動させる。第2駆動部352c駆動量(駆動時間)は、上記読み出した演出データに基づく。なお、ROM60bに予め第3の可動体35bの位置、すなわち非作動状態または作動状態の別を記憶させておき、主制御基板50による役抽選の結果に応じて、可動体による演出を行うときに、サブCPU60aが第3の可動体35bの状態をROM60bから読み出して第2駆動部352cを駆動させる必要があるかについて判断する。
第2駆動部352cが駆動されると、第2駆動部352cに接続された第1伝達部352dがそれぞれ所定方向に回転される。同様に第1伝達部352dの回転を受け、第2伝達部352e、第3伝達部352f、第4伝達部352pが順次回転される。さらに第4伝達部352pに接する第5伝達部352rは、この回転する力を第2摺動部352bを左方向へ摺動させる力へ変換する。第2摺動部352bは、ガイド孔352hにガイドされて第2の可動体35aから離れる方向へ摺動する。
第1摺動部351bおよび第2摺動部352bがそれぞれ離れるように摺動されると、図24に示すように第2の可動体35aおよび第3の可動体35bが離れ、装飾パネル351jと装飾パネル352jとの間が空く(作動状態/離散状態)。図24においては、第2の可動体35aが作動状態にあるとき、第2の可動体35a、第3の可動体35bの後方に位置する第1の可動体34のアーム連結部材343の回転意匠343aが機前方側に露出される。なお、ROM60bに非作動状態(集合状態)または作動状態(離散状態)の別を記憶させる場合は、動作(駆動制御)が完了した状態において作動状態であることが記憶される。
[可動体による演出の態様]
次に、副制御基板60による第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bを用いた演出(以下、「可動体演出」と記載することがある。)の態様について図23〜図26を参照して説明する。図25は、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの動作が完了した状態(離散状態)のリールユニット6の正面側の構成を表す概略斜視図である。図26は、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの動作が完了した状態のリールユニット6の構成を表す概略正面図である。
<第1の態様>
第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bによる演出の第1の態様では、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bにより、遊技においてボーナス役に当選(ボーナス入賞)しているか否かを示唆する。
すなわち、ボーナス役に当選した遊技、または役持ち越し状態の遊技が開始されると、副制御基板60のサブCPU60aは、読み出した演出データに基づき可動体による演出を行う。一の具体例としては、主制御基板50が乱数発生器50dから1の乱数を読み込み、当該乱数に基づいて役抽選の処理を実行し、抽選結果をRAM50c等のメモリに記憶する。CPU50aは、RAM50cに記憶された抽選結果がボーナス役に当選している場合、副制御基板60は、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bにボーナス役に当選していたこと報知、またはボーナス役を示唆するボーナス演出を行わせる。
この例におけるボーナス演出は次の通りである。副制御基板60は、第1の可動体34の駆動部(341e,342e)、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの駆動部(351c,352c)を連動して駆動させる。つまり図6に示すように、第1の可動体34のアーム連結部材343が液晶表示装置5の下端側に位置し、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bが最も近づいている状態(集合状態)から、図25に示すようにアーム連結部材343が液晶表示装置5の中心へ向かって移動し、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bが最も離れた状態(離散状態)へ移行する。
この状態において、アーム連結部材343が液晶表示装置5の中心側へ上昇する。これにより、集合状態においてアーム連結部材343によって覆われていた液晶表示装置5の領域(以下、「第2の部分領域」と記載することがある。)は、アーム連結部材343によって覆われなくなる(図26参照)。離散状態において当該アーム連結部材343により液晶表示装置5が覆われる領域は、この第2の部分領域の代わりに、図23のような液晶表示装置5の中央側となる。なお、この離散状態においてアーム連結部材343により覆われる領域を「第1の部分領域」と記載することがある。
図23の例の状態においては、アーム連結部材343により液晶表示装置5の第1の部分領域が覆われるだけでなく、装飾パネル351jおよび装飾パネル352j(図16参照)が第2の部分領域を覆っている。しかしながら、可動体演出の第1の態様においては、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bが連動して集合状態から離散状態へ遷移するので、実際には図16の状態から図23のような状態を経ずに図25の状態へ遷移する。したがって、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bが離散状態にあるとき、第2の部分領域(符号A参照)は、装飾パネル351jおよび装飾パネル352jにも覆われていないので、図26に示すように露出されている。
上述のように、複数の可動体が集合状態からそれぞれ別の方向へ離散するボーナス演出を行うことにより、遊技者に可動体の変化に富んだ演出を提供することが可能である。さらに、本実施形態のスロットマシン1においては、各可動体が変位することにより、各可動体に設けられた装飾や装飾部材等の組み合わせにより、1以上のまとまった意匠を形成するように構成されている。したがって、可動体を用いた演出により効果的に遊技の興趣の向上を図ることが可能である。
また、第1の可動体34を液晶表示装置5の中心へ変位されても、第1の可動体34と連動して第2の可動体35aおよび第3の可動体35bが集合状態において覆っていた領域を露出させる。したがって、可動体により液晶表示装置5の一部分を覆うような遊技の演出を行なっても、液晶表示装置5の視認性が阻害される事態を回避することが可能である。
なお、本実施形態において役持ち越し状態とは、ボーナス役が役抽選により内部的に決定されている状態にもかかわらず、変動ゲームにて有効とされる入賞ライン(不図示)のいずれにも、該ボーナス役を示す図柄の組み合わせが停止表示されていない状態を示すものである。また、第1の態様において集合状態から離散状態へ移行するにあたり、第1の可動体34が非作動状態から作動状態へ遷移する時間と、第2の可動体35aが非作動状態から作動状態へ遷移する時間と、第3の可動体35bが非作動状態から作動状態へ移行する時間とを異ならせてもよい。
<第2の態様>
第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bによる演出の第2の態様においても、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bにより、遊技においてボーナス役に当選しているか否かを示唆する。ただし、第1の態様とは、ボーナス役に当選していない(役抽選で小役または、ハズレ役が決定されている)場合においても、ボーナス役に当選していなかったことを報知するハズレ報知演出が行われる点において相違する。また、第1の可動体34と、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bとが連動しない点においても相違する。以下においては、まず、ハズレ報知演出について説明する。
可動体演出の第2の態様のハズレ報知演出としては、例えば図24に示すように、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bを離れさせて離散状態とするが、第1の可動体34は動作させない制御を行う。このハズレ報知演出においては図24の状態から図6の状態(第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの集合状態)へ遷移する。
ハズレ報知演出の他の例として、例えば図23に示すように、第1の可動体34のみアーム連結部材343を上昇させて離散状態とするが、第2の可動体35aは動作させない制御を行う。このハズレ報知演出においては図23の状態から図6の状態(第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの集合状態)へ遷移する。
第2の態様における、ボーナス役に当選した状態、または役持ち越し状態の副制御基板60の可動体演出については、次の通りである。まず図6に示すように、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの集合状態から、第1の可動体34、第2の可動体35aまたは第3の可動体35bのいずれか1つのみまたは2つを離散状態に移行させる。その後、集合状態にある他方の可動体も離散状態とし、図26のような状態とする。
上述のように、第2の態様においても、第1の可動体34が第1の部分領域を覆うように変位しても、アーム連結部材343が覆っていた第2の部分領域を露出させるので、液晶表示装置5の視認性が阻害される事態を回避することが可能である。
また、第2の態様においても複数の可動体が集合状態からそれぞれ別の方向へ離散するハズレ報知演出を行うことにより、遊技者に可動体の変化に富んだ演出を提供することが可能である。さらに、各可動体の変位により、各可動体における装飾や装飾部材等の組み合わせにより、1以上のまとまった意匠を形成するので、効果的に遊技の興趣の向上を図ることが可能である。
第2の態様におけるボーナス演出として、第1リール4a〜第3リール4cの操作に合わせて第1の可動体34、第2の可動体35aまたは第3の可動体35bを変位させ操作があるごとに演出を進行させるように展開してもよい。
<第3の態様>
第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bによる演出の第3の態様においても、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bにより、遊技においてボーナス役に当選しているか否かを示唆する。ただし、第3の態様においては、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bのうち少なくともいずれか1つまたは2つを段階的に非作動状態から作動状態へ遷移させる点において第1の態様と相違する。
すなわち、ボーナス役に当選した遊技、または役持ち越し状態の遊技が開始されると、副制御基板60のサブCPU60aは、読み出した演出データに基づき可動体による第3の態様の演出を行う。一の具体例としては、主制御基板50のCPU50aは、RAM50cに記憶された抽選結果がボーナス役に当選している場合、副制御基板60は、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bを段階的に変位させてボーナス演出を行わせる。
この例におけるボーナス演出は次の通りである。副制御基板60は、第1の可動体34の駆動部(341e,342e)、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの駆動部(351c,352c)を連動して駆動させるが、非作動状態から、複数段階を経て所定量ずつ変位されて、最終的に作動状態への遷移を完了する。つまり図6に示すように、第1の可動体34のアーム連結部材343が液晶表示装置5の下端側に位置している状態(非作動状態)から、第1駆動部341eおよび第2駆動部342eを駆動させ、作動状態への遷移が完了しない程度にアーム連結部材343を上昇させる。この状態においては、アーム連結部材343は液晶表示装置5の中心側(第1の部分領域)まで到達しない。
サブCPU60aは、第3の態様の演出データに基づき、第1駆動部341eおよび第2駆動部342eの駆動を所定時間停止させる。サブCPU60aは所定時間が経過すると、再び第1駆動部341eおよび第2駆動部342eを駆動させ、アーム連結部材343を第1の部分領域へ向かって上昇させる。第3の態様においてはこの制御のサイクルを少なくとも1回以上行なって、アーム連結部材343を第1の部分領域まで到達させ作動状態への遷移を完了させる。
同様に、サブCPU60aは、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bが最も近づいている状態(集合状態)から、第1駆動部351cおよび第2駆動部352cを駆動させ、離散状態への遷移が完了しない程度に第2の可動体35aと第3の可動体35bを離隔させる。サブCPU60aは、第3の態様の演出データに基づき、第1駆動部351cおよび第2駆動部352cの駆動を所定時間停止させる。サブCPU60aは所定時間が経過すると、再び第1駆動部351cおよび第2駆動部352cを駆動させ、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bをさらに離隔させる。第3の態様においてはこの制御サイクルを少なくとも1回以上行なって、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bを最も離れた状態とし、離散状態への遷移を完了させる。
なお、第3の態様において第1の可動体34の段階的な動作の制御のサイクルと、第2の可動体35aの段階的な動作の制御のサイクルを異ならせてもよい。また第3の態様におけるボーナス演出として、第1リール4a〜第3リール4cの操作に合わせて第1の可動体34、第2の可動体35aまたは第3の可動体35bの段階的な変位を対応させてもよい。例えば操作があるごとに演出を進行させるように展開してもよい。
上述のように、第3の態様においても、複数の可動体をそれぞれ別の方向へ、段階的に可動させる演出を行うことにより、遊技者に可動体の変化に富んだ演出を提供することが可能である。さらに、各可動体の変位により、各可動体における装飾や装飾部材等の組み合わせにより、1以上のまとまった意匠を形成するので、効果的に遊技の興趣の向上を図ることが可能である。また、第1の可動体34が第1の部分領域を覆うように変位しても、アーム連結部材343が覆っていた第2の部分領域を露出させるので、液晶表示装置5の視認性が阻害される事態を回避することが可能である。
<第4の態様>
第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bによる演出の第4の態様においても、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bにより、遊技においてボーナス役に当選しているか否かを示唆する。ただし、第4の態様においては、ボーナス役に当選していない(役抽選で小役またはハズレ役が決定されている)場合においても、ボーナス役に当選していなかったことを報知するハズレ報知演出が行われる点において第3の態様と相違する。
可動体演出の第4の態様のハズレ報知演出としては、2つまたは3つの可動体を段階的に変位させつつ、離散状態への遷移の完了する前に、非作動状態から移動した各可動体を図6に示すような集合状態に戻す制御を行う。また、他の例としては、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bのみを、第3の態様のように段階的に離れさせて離散状態とするが(図24参照)、第1の可動体34は動作させない制御を行う。このハズレ報知演出においては図24の状態から図6の状態(第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの集合状態)へ遷移する。
また、他の例として、例えば図23に示すように、第1の可動体34のみアーム連結部材343を第3の態様のように段階的に上昇させて作動状態とするが、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bは動作させない制御を行う。このハズレ報知演出においては図23の状態から図6の状態へ遷移する。
第4の態様における、ボーナス役に当選した状態、または役持ち越し状態の副制御基板60の可動体演出については、次の通りである。まず図6に示すように、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの非作動状態から、第1の可動体34、第2の可動体35aまたは第3の可動体35bのいずれか1つのみまたは2つを第3の態様のように段階的に作動状態に移行させる。その後、非作動状態にある他の可動体も段階的に作動状態とし、図26のような離散状態とする。
上述のように、第4の態様においても、複数の可動体をそれぞれ別の方向へ、段階的に可動させる演出を行うことにより、遊技者に可動体の変化に富んだ演出を提供することが可能である。さらに、各可動体の変位により、各可動体における装飾や装飾部材等の組み合わせにより、1以上のまとまった意匠を形成するので、効果的に遊技の興趣の向上を図ることが可能である。また第1の可動体34が第1の部分領域を覆うように変位しても、アーム連結部材343が覆っていた第2の部分領域を露出させるので、液晶表示装置5の視認性が阻害される事態を回避することが可能である。
<第5の態様>
第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bによる演出の第5の態様においても、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bにより、遊技においてボーナス役に当選しているか否かを示唆する。ただし、第5の態様においては、1回の遊技内でボーナス演出が完了せず、複数回の遊技に亘って段階的に可動体を変位させる点において、第2〜第4の態様と相違する。つまり、第1の可動体34、第2の可動体35aまたは第3の可動体35bのいずれか1つのみまたは2つを先に作動状態へ遷移する制御、または段階的な可動体の変位を、複数回の遊技に亘って行う。
上述のように、第5の態様においても、複数の可動体を複数回の遊技に亘って段階的に、かつそれぞれ別の方向へ変位させる演出により、遊技者に可動体の変化に富んだ演出を提供することが可能である。さらに、各可動体の変位により、各可動体における装飾や装飾部材等の組み合わせにより、1以上のまとまった意匠を形成するので、効果的に遊技の興趣の向上を図ることが可能である。また、第1の可動体34が第1の部分領域を覆うように変位しても、アーム連結部材343が覆っていた第2の部分領域を露出させるので、液晶表示装置5の視認性が阻害される事態を回避することが可能である。
<第6の態様>
第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bによる演出の第5の態様においても、ボーナス役には当選していない、ハズレの状態において、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bにより遊技の演出を行う。すなわち、第6の態様においては、主制御基板50による抽選処理において当該ハズレの状態となると、それに応じて副制御基板60が可動演出を行うかの判定を行う。なお、第1,第3,第5の態様のように、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bが離散状態となる演出でもよく、第1の可動体34または第2の可動体35aのみが離散状態となってから図6のように双方を集合状態に戻す演出でもよい。
上述のように、第6の態様においても、複数の可動体をそれぞれ別の方向へ移動させる演出により、遊技者に可動体の変化に富んだ演出を提供することが可能である。さらに、各可動体の変位により、各可動体における装飾や装飾部材等の組み合わせにより、1以上のまとまった意匠を形成するので、効果的に遊技の興趣の向上を図ることが可能である。また、第1の可動体34が第1の部分領域を覆うように変位しても、アーム連結部材343が覆っていた第2の部分領域を露出させるので、液晶表示装置5の視認性が阻害される事態を回避することが可能である。
<第7の態様>
第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bによる演出の第7の態様においては、ボーナスゲームの開始契機に応じて各可動体を離散状態とし、ボーナスゲームの終了契機に応じて各可動体を集合状態へ移行させる。すなわち、第1リール4a〜第3リール4cの全てが停止され、有効化された入賞ラインのいずれかに予め定められたボーナス入賞を示す図柄の組み合わせが表示されると、それに応じて副制御基板60は、例えば第1の態様のように第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bを連動して離散状態へ移行させる。または他の態様のように、これらを段階的に離散状態へ移行させる。
第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bが離散状態へ移行した後、所定条件を満たすこと(既定数の賞メダルの払出完了等)により、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bを集合状態へ移行させる。なお、ボーナスゲームでなく、上記特定の遊技状態の開始契機、終了契機に応じて各可動体を集合状態、離散状態としてもよい。
上述のように、第7の態様においても、複数の可動体をそれぞれ別の方向へ移動させる演出により、遊技者に可動体の変化に富んだ演出を提供することが可能である。さらに、各可動体の変位により、各可動体における装飾や装飾部材等の組み合わせにより、1以上のまとまった意匠を形成するので、効果的に遊技の興趣の向上を図ることが可能である。また、第1の可動体34が第1の部分領域を覆うように変位しても、アーム連結部材343が覆っていた第2の部分領域を露出させるので、液晶表示装置5の視認性が阻害される事態を回避することが可能である。
<第8の態様>
第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bによる演出の第8の態様においては、上記特定の遊技状態(例えばART)へ移行しやすい高確率状態か、上記通常状態かの抽選結果を各可動体によって示唆する。例えば、副制御基板60は、特定の遊技状態への移行の契機となる特定小役(スイカ役、チェリー役等)が成立している場合に可動体を変位させる。これは、非作動状態から作動状態への移動、作動状態から非作動状態への移動、またはこれらの間の段階的な移動のいずれであってもよい。このとき、副制御基板60は高確率状態か通常状態かの抽選処理を実行しておく。
ボーナスゲームおよび特定の遊技状態のいずれでもない通常の遊技状態において、上記のように可動体を移動させた後、副制御基板60は、所定条件、例えば特定の小役に入賞しなかったことに応じて、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの少なくともいずれか1つを移動前の状態に戻すように移動させる。このとき、上記高確率状態か通常状態かの抽選処理の結果に応じて、可動体が戻る方向へ移動の態様を、高確率状態の場合と、通常状態の場合とで異ならせる。遊技者は通常の遊技状態において特定小役に入賞して可動体の少なくともいずれか1つが移動した後、特定の小役に入賞しなかったことにより、さらに当該移動した可動体が戻る方向へ移動したときの移動の態様の違いに基づいて高確率状態か通常状態かの判断を行うことができる。
なお、上記においては、副制御基板60が可動体の少なくともいずれか1つを移動させた後、さらに当該移動した可動体を戻る方向へ移動させる構成である。しかしながらこれに限らず、1の可動体を移動させた後、特定の小役に入賞しなかったことに応じて、他の可動体を移動させてもよい。例えば第1の可動体34を移動させた後、高確率状態であった場合、第2の可動体35aを次に移動させ、通常状態であった場合、第3の可動体35bを移動させてもよい。また、特定小役入賞により各可動体を離散状態とし、特定の小役に入賞しなかったことに応じて、集合状態にしてもよい。
上述のように、第8の態様においても、複数の可動体をそれぞれ別の方向へ移動させる演出により、遊技者に可動体の変化に富んだ演出を提供することが可能である。さらに、各可動体の変位により、各可動体における装飾や装飾部材等の組み合わせにより、1以上のまとまった意匠を形成するので、効果的に遊技の興趣の向上を図ることが可能である。また、第1の可動体34が第1の部分領域を覆うように変位しても、アーム連結部材343が覆っていた第2の部分領域を露出させるので、液晶表示装置5の視認性が阻害される事態を回避することが可能である。
以上、RAM60cには、説明した可動体演出にかかる第1〜第8の態様を実行する演出データのすべてが記憶されていてもよく、いずれか取捨選択して記憶されていてもよく、いずれかの一態様のみが記憶されていてもよい。また第1〜第8の態様は適宜組み合わせて実行することが可能である。
[作用・効果]
以上説明した本実施形態にかかるスロットマシン1の作用および効果について説明する。
本実施形態にかかるスロットマシン1は、3以上の可動体が集合した状態から、すべての可動体、またはいくつかの可動体を別の方向へ離散させ、かつ複数の可動体に設けられた装飾を(可動体の装飾を含む)他の部材と組み合わせてまとまった意匠を形成する。したがって、遊技者に対し変化に富んだ演出を提供することが可能となる。その結果、遊技における興趣の向上を図ることが可能である。
また、第1の可動体34が第1の部分領域を覆うように変位しても、アーム連結部材343が覆っていた第2の部分領域を露出させるので、液晶表示装置5の視認性が阻害される事態を回避することが可能である。
[変形例1]
次に、上記実施形態から把握できる技術的思想について以下に追記する。
<追記>
前記制御部は、前記図柄表示手段の停止操作に応じ、前記可動体それぞれを段階的に変位させること、
を特徴とする請求項4に記載の遊技機。
[変形例2]
次に、追記した技術的思想をスロットマシン1に適用した上記実施形態の変形例について以下に記載する。
上記実施形態における第2の可動体35aは、左側に配置され、離散状態において第2の可動体35aの左端へ向かって移動する第2の可動体35aと、右側に配置され、離散状態において右端へ向かって移動する第3の可動体35bとによって構成されている。しかしながら、これに限らず第2の可動体35aおよび第2の可動体35aを他の構成とすることも可能である。例えば、装飾パネルが設けられた複数の移動機構を機前後方向に並べて配置する。さらに、集合状態においては各装飾パネルを機左右方向に並べて配置し、離散状態へ遷移するときは、各装飾パネルを左右方向へ移動し機前後方向に重なって配置されるように駆動する。
この変形例について図27を参照して説明する。図27(A)は、変形例にかかる集合状態における第2の可動体の構成を表す概略斜視図である。図27(B)は、変形例にかかる離散状態における第2の可動体の構成を表す概略斜視図である。図27(A)に示すように、この例においては、移動機構と装飾パネルの対が3対ある。第1の移動機構として駆動部M1および装飾パネルX1が、第2の移動機構として駆動部M2および装飾パネルX2が、第3の移動機構として駆動部M3および装飾パネルX3が設けられている。駆動部M1〜駆動部M3は、液晶表示装置5の下端側かつ左端より外側に配置されている。駆動部M1〜駆動部M3は、それぞれ液晶表示装置5に対して左右方向へ移動するための機構を有しており、当該機構の先端(駆動部と反対側の端部)側には、それぞれ装飾パネルX1〜装飾パネルX3が設けられている。
図27(A)のような集合状態において、装飾パネルX1〜装飾パネルX3は、左右方向に並んで配置されている。これを離散状態とするために、副制御基板60は、駆動部M1および駆動部M2を駆動して、上記左右方向へ移動するための機構により装飾パネルX1および装飾パネルX2を装飾パネルX3の後方へ移動させる。その結果、図27(B)に示すように、装飾パネルX3の後方へ装飾パネルX1、装飾パネルX2が移動して、装飾パネルX3に、装飾パネルX1および装飾パネルX2が覆われる。
これにより、集合状態において装飾パネルX1および装飾パネルX2が覆っていた領域(第2の部分領域)が露出される。この変形例にかかるスロットマシンにおいても、第1の可動体が第1の部分領域を覆うように変位しても、第2の可動体が集合状態において覆っていた第2の部分領域を露出させるので、液晶表示装置5の視認性が阻害される事態を回避することが可能である。
なお、この変形例における移動機構は、少なくとも2対あればよく、また3対以上設けられていてもよい。また、駆動部M1〜駆動部M3は、液晶表示装置5の下端側かつ左端より外側に配置されているが、液晶表示装置5の視認性を阻害しない位置であればどの位置であってもよい。また、以上においては装飾パネルX3が変位しないように構成されているが、1の装飾パネルの後方へ他の装飾パネルが変位すればよく、他の構成であってもよい。また、集合状態において装飾パネルX2、装飾パネルX1は、最も右側に位置する装飾パネルX3における左右方向への移動にかかる機構を覆っていてもよい。
[変形例3]
上記実施形態における第1の可動体34は、第1駆動部341e、第2駆動部342eからの出力によりラックアンドピニオン機構により第1摺動部341b、第2摺動部342bを左右方向へ移動し、その結果、第1搬送アーム341c、第2搬送アーム342cを上方へ回動させている。しかしながら、これに限らず第1搬送アーム341c、第2移動機構342cの回動軸である回動軸C1、回動軸C3におけるトルクを確保できれば、ラックアンドピニオン機構により第1摺動部341b、第2摺動部342bを左右方向へ移動させる必要はない。すなわち、回動軸C1、回動軸C3の部分において、第1搬送アーム341c、第2搬送アーム342cを上方に回動させてもよい。
[変形例4]
上述のスロットマシン1において、副制御基板60は、離散状態となったとき露出される液晶表示装置5第2の部分領域において、所定の演出を行う構成としてもよい。例えば、第2の部分領域に、第1の可動体34、第2の可動体35aおよび第3の可動体35bの装飾部材と組み合わされて纏まった意匠が形成されるような表示をする構成としてもよい。また、第2の部分領域に、遊技状態の示唆、ストップボタンの押し順等を表示してもよい。また、第1装飾部材38の発光等に対応して所定の演出表示を行なってもよい。
[変形例5]
上述のスロットマシン1において、非作動状態から作動状態へ移行するときの各可動体の動作(移動の軌跡等)と、作動状態から非作動状態へ移行するときの各可動体の動作(移動の軌跡等)とを異ならせてもよい。例えば上記実施形態における第2の可動体35aや第3の可動体35bは、左右方向の動作のみを行う。しかしながら、回動軸を軸中心として回動するアーム等を設けることも可能である。すなわち、非作動状態から作動状態へ移行するとき、または作動状態から非作動状態へ移行するときのみ、左右方向の移動だけでなく、回動する動作を加えてもよい。
非作動状態から作動状態へ移行するときのみ、各可動体を連動させる、各可動体を個別に移動させる、各可動体を段階的に離散または集合させる等の制御を行う構成とすることも可能である。これは作動状態から非作動状態へ移行するときのみ同様の制御を行わせる構成とすることも可能である。
この発明の実施形態を説明したが、上記の実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 スロットマシン
3 前扉
4a 第1リール
4b 第2リール
4c 第3リール
5 液晶表示装置
34 第1の可動体
341 第1移動機構
341a 第1支持板
341b 第1摺動部
341e 第1駆動部
342 第2移動機構
342b 第2摺動部
342e 第2駆動部
343 アーム連結部材
343a 回転意匠
35a 第2の可動体
351a 第1支持板
351b 第1摺動部
351c 第1駆動部
35b 第3の可動体
352a 第2支持板
352b 第2摺動部
352c 第2駆動部
50 主制御基板
50a CPU
50b,60b ROM
50c,60c RAM
50d 乱数発生器
60 副制御基板
60a サブCPU

Claims (1)

  1. 第1の可動体、第2の可動体および第3の可動体を含む可動体群と、
    前記第1の可動体、第2の可動体および第3の可動体をそれぞれ移動させる駆動部と、
    前記第1の可動体、第2の可動体および第3の可動体の配置状態を、各可動体が集合した集合状態から、それぞれ異なる位置に配置された離散状態へ移行させる制御部と、を備え、
    集合状態と離散状態との間の移行状態において、前記第1の可動体と前記第2の可動体との組み合わせにより1つの意匠が形成されているときに、該第1の可動体と前記第3の可動体との組み合わせにより他の1つの意匠が形成され、
    前記第1の可動体は、表示手段に対して相対的に変位することにより、前記集合状態から前記離散状態に遷移し、少なくとも前記離散状態において前記表示手段の第1の部分領域を覆い、
    前記第2の可動体および第3の可動体は、前記集合状態において前記第1の可動体の前方に位置することにより、前記第1の可動体とともに前記表示手段の第2の部分領域を覆い、かつ前記第1の可動体の前記離散状態への遷移に対応し、前記表示手段に対して相対的に変位することにより前記第2の部分領域の少なくとも一部を露出させ、
    前記表示手段の前方には、一部が機前後方向に貫通する凹部を有する枠体が設けられ、 前記第1の可動体において少なくとも前記第2の部分領域を覆う部分は、前記第2の部分領域より前方に位置することにより、前記集合状態において前記凹部を通じて前記枠体の前方を臨み、
    前記凹部は、前記第2の部分領域とともに前記第2の可動体に覆われる
    ことを特徴とする遊技機。
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