以下に添付図面を参照しながら、本発明をより詳細に説明する。特に、図1乃至図4を参照しながら3D(3−Dimension)映像提供システムの動作原理と構成について説明する。そして、図5A乃至図5Cを参照しながら3D映像に対する処理過程について説明する。なお、図6A乃至図10Dを参照しながら2D映像及び3D映像を切り替える過程について説明する。
なお、図11乃至図12を参照しながら3D映像に対する画面構成について説明し、図13を参照しながら3D映像の出力状態及びフォーマット変更のための動作フローについて説明する。
なお、図14A乃至図17Bを参照しながら3D映像に対する画面構成について説明し、図18及び図19を参照しながら3D映像の出力状態及びフォーマット変更のための動作フローについて説明する。
なお、図20A乃至図21Cを参照しながら3D映像に対する画面構成について説明し、図22を参照しながら3D映像の設定変更のためにGUIを提供する動作フローについて説明する。
なお、図23を参照しながら3D映像に対する処理過程について説明する。なお、図24乃至図26を参照しながら順番が変更された場合の画面を共にディスプレイする方法について説明し、図27を参照しながら3D映像を処理するための動作フローを説明する。
なお、図28乃至図32を参照しながら、3D映像プレビューを介して入力される3D映像のフォーマットを選択するための方法を説明する。
そして、図33乃至図35を参照しながら、3DGUIを生成及び提供する過程について説明する。
<3D映像提供システムの動作原理及び構成>
以下では、図1は、本発明の一実施例に係る3D映像提供システムを示した図である。図1に示されているように、3D映像提供システムは3D映像を生成するためのカメラ100、3D映像を画面に表示するためのTV200、TV200を制御するためのリモコン290及び3D映像を視聴するためのシャッターグラス300で構成される。
カメラ100は、3D映像を生成するための撮影装置の一種として、ユーザの左眼に提供することを目的として撮影された左眼映像と、ユーザの右眼に提供することを目的として撮影された右眼映像を生成する。即ち、3D映像は左眼映像と右眼映像とで構成され、このような左眼映像と右眼映像とがユーザの左眼と右眼にそれぞれ交互に提供され、両眼時差による立体感が生じるようになる。
これのために、カメラ100は左眼映像を生成するための左眼カメラと、右眼映像を生成するための右眼カメラで構成され、左眼カメラと右眼カメラとの間隔は、人間の両目間の離隔間隔から考慮されるようになる。
カメラ100は、撮影された左眼映像と右眼映像とをTV200に伝達する。特に、カメラ100がTV200に伝達する左眼映像と右眼映像は、1つのフレームに左眼映像及び右眼映像のうち一方の映像のみで構成されたフォーマットで伝達されたり、1つのフレームに左眼映像と右眼映像とが両方含まれるように構成されたフォーマットで伝達されることができる。
以下では、TV200に伝達される3D映像のフォーマットについて具体的に説明するために、図2A乃至図2Fを参照する。
図2A乃至図2Fは、3D映像のフォーマットを説明するための図である。図2A乃至図2Fでは説明の便宜上、左眼映像部分を白色で表示し、右眼映像部分を黒色で表示する。
まず、図2Aは一般的なフレームシーケンス方式による3D映像のフォーマットを示した図である。フレームシーケンス方式による場合、3D映像のフォーマットは1つのフレームに1つの左眼映像又は1つの右眼映像が挿入されたフォーマットになる。
このようなフォーマットによる場合、1920*1080の解像度を持つ3D映像は、「左眼カメラによって撮影された左眼映像L1が含まれたフレーム→右眼カメラによって撮影された右眼映像R1が含まれたフレーム→左眼カメラによって撮影された左眼映像L2が含まれたフレーム→右眼カメラによって撮影された右眼映像R2が含まれたフレーム→…」で構成されるようになる。
図2Bは、トップ&ボトム(top&bottom)方式による3D映像のフォーマットを示した図である。トップ&ボトム方式は上下分割方式とも呼ばれ、これによる場合、3D映像のフォーマットは1つのフレームに左眼映像と右眼映像とが両方含まれたフォーマットになる。特に、トップ&ボトム方式による3D映像のフォーマットは、左眼映像と右眼映像とが上下に区分され、左眼映像が上側に設けられて右眼映像が下側に設けられたフォーマットになる。
これのために、カメラ100で撮影された左眼映像と右眼映像は上下方向に縮小スケーリングされてそれぞれ1920*540の解像度に変換され、その後、1920*1080の解像度を持つように1つのフレームに統合されてTV200に伝達されるようになる。
このようなフォーマットによる場合、1920*1080の解像度を持つ3D映像は、「左眼カメラによって撮影された左眼映像L1(上)と右眼カメラによって撮影された右眼映像R1(下)が含まれたフレーム→左眼カメラによって撮影された左眼映像L2(上)と右眼カメラによって撮影された右眼映像R2(下)が含まれたフレーム→…」で構成されるようになる。
図2Cは、サイドバイサイド(side by side)方式による3D映像のフォーマットを示した図である。サイドバイサイド方式による場合、3D映像のフォーマットは1つのフレームに左眼映像と右眼映像とが両方含まれたフォーマットになる。特に、サイドバイサイド方式による3D映像のフォーマットは、左眼映像と右眼映像とが左右に区分され、左眼映像が左側に設けられて右眼映像が右側に設けられたフォーマットになる。
これのために、カメラ100で撮影された左眼映像と右眼映像は左右方向に縮小スケーリングされてそれぞれ960*1080の解像度に変換され、その後、1920*1080の解像度を持つように、1つのフレームで統合されてTV200に伝達されるようになる。
このようなフォーマットによる場合、1920*1080の解像度を持つ3D映像は、「左眼カメラによって撮影された左眼映像L1(左)と右眼カメラによって撮影された右眼映像R1(右)を含むフレーム→左眼カメラによって撮影された左眼映像L2(左)と右眼カメラによって撮影された右眼映像R2(右)を含むフレーム→…」で構成されるようになる。
図2Dは、水平インターリーブ方式による3D映像のフォーマットを示した図である。水平インターリーブ方式による場合、3D映像のフォーマットは1つのフレームに左眼映像と右眼映像とが両方含まれたフォーマットになる。特に、水平インターリーブ方式による3D映像のフォーマットは、左眼映像と右眼映像とが行単位で交互に配置されたフォーマットになる。
これのために、カメラ100で撮影された左眼映像と右眼映像は、(1)上下方向に縮小スケーリングされてそれぞれ1920*540の解像度に変換された後、変換された左眼映像と変換された右眼映像とが行単位でそれぞれ奇数行又は偶数行に交互に配置されることで1つのフレームを構成することもでき、(2)左眼映像中の奇数行の映像のみが抽出されて右眼映像中の偶数行の映像のみが抽出され、奇数行の映像と偶数行の映像との映像が統合されて1つのフレームを構成することもできる。
例えば、前記(1)によるフォーマットによる場合、3D映像は、「左眼カメラによって撮影された左眼映像(L1)中の第1行、右眼カメラによって撮影された右眼映像(R1)中の第1行、左眼カメラによって撮影された左眼映像(L1)中の第2行、右眼カメラによって撮影された右眼映像(R1)中の第2行…」が1つのフレームを構成するようになる。
なお、その次のフレームでは、「左眼カメラによって撮影された左眼映像(L2)中の第1行、右眼カメラによって撮影された右眼映像(R2)中の第1行、左眼カメラによって撮影された左眼映像(L2)中の第2行、右眼カメラによって撮影された右眼映像(R2)中の第2行…」で構成されるようになる。
図2Eは、垂直インターリーブ方式による3D映像のフォーマットを示した図である。垂直インターリーブ方式による場合、3D映像のフォーマットは1つのフレームに左眼映像と右眼映像とが両方含まれたフォーマットになる。特に、垂直インターリーブ方式による3D映像のフォーマットは、左眼映像と右眼映像とが列単位で交互に配置されたフォーマットになる。
これのために、カメラ100で撮影された左眼映像と右眼映像は、(1)左右方向に縮小スケーリングされてそれぞれ960*1080の解像度に変換された後、変換された左眼映像と変換された右眼映像とが列単位でそれぞれ奇数列又は偶数列に交互に配置されることで1つのフレームを構成することもでき、(2)左眼映像中の奇数列の映像のみが抽出されて右眼映像中の偶数列の映像のみが抽出され、奇数列の映像と偶数列の映像が統合されて1つのフレームを構成することもできる。
例えば、前記(1)によるフォーマットによる場合、3D映像は、「左眼カメラによって撮影された左眼映像(L1)中の第1列、右眼カメラによって撮影された右眼映像(R1)中の第1列、左眼カメラによって撮影された左眼映像(L1)中の第2列、右眼カメラによって撮影された右眼映像(R1)中の第2列…」が1つのフレームを構成するようになる。
なお、その次のフレームでは、「左眼カメラによって撮影された左眼映像(L2)中の第1列、右眼カメラによって撮影された右眼映像(R2)中の第1列、左眼カメラによって撮影された左眼映像(L2)中の第2列、右眼カメラによって撮影された右眼映像(R2)中の第2列…」で構成されるようになる。
図2Fは、チェッカーボード方式による3D映像のフォーマットを示した図である。チェッカーボード方式による場合、3D映像のフォーマットは1つのフレームに左眼映像と右眼映像とが両方含まれたフォーマットになる。特に、チェッカーボード方式による3D映像のフォーマットは、左眼映像と右眼映像とがピクセル単位又はピクセル群単位で交互に配置されたフォーマットになる。
これのために、カメラ100で撮影された左眼映像と右眼映像は、ピクセル単位又はピクセル群単位で抽出されて各フレームを構成する複数のピクセル又はピクセル群に交互に配置されるようになる。
例えば、チェッカーボード方式による3D映像のフォーマットによる場合、3D映像は、「左眼カメラによって撮影された左眼映像(L1)中の第1行第1列、右眼カメラによって撮影された右眼映像(R1)中の第1行第2列、左眼カメラによって撮影された左眼映像(L1)中の第1行第3列、右眼カメラによって撮影された右眼映像(R1)中の第1行第4列…」が1つのフレームを構成するようになる。
なお、その次のフレームでは、「左眼カメラによって撮影された左眼映像(L2)中の第1行第1列、右眼カメラによって撮影された右眼映像(R2)中の第1行第2列、左眼カメラによって撮影された左眼映像(L2)中の第1行第3列、右眼カメラによって撮影された右眼映像(R2)中の第1行第4列…」で構成されるようになる。
再び図1について説明すると、このように、カメラ100は上述のフォーマットのうち1つのフォーマットを予め決定し、決定されたフォーマットに従って3D映像をTV200に伝達するようになる。
TV200は、ディスプレイ装置の一種として、カメラ100などの撮影装置から受信された3D映像又はカメラ100によって撮影されて放送局で編集/加工された後、放送局で送出された3D映像を受信し、受信された3D映像を処理した後にそれを画面に表示する。特に、TV200は3D映像のフォーマットを参照し、左眼映像と右眼映像を加工し、加工された左眼映像と右眼映像とが時分割されて交互にディスプレイされるようにする。
更に、TV200は左眼映像と右眼映像とが時分割されてディスプレイされるタイミングと同期された同期信号を生成してシャッターグラス300に伝達する。
このようなTV200の具体的な構成についての説明のために、図3を参照する。図3は、本発明の一実施例に係るTV200のブロック図を示した図である。
図3に示されたように、本実施例に係るTV200は、映像受信部210、映像処理部220、映像出力部230、制御部240、GUI(Graphic User Interface)生成部250、保存部260、操作部270及びIR伝送部280を備える。
映像受信部210は、放送局又は衛星から有線又は無線で受信される放送を受信して復調する。なお、映像受信部210には、カメラ100などの外部機器に接続されて外部機器から3D映像を入力される。外部機器は無線で接続されたりS−Video、コンポーネント、コンポジット、D−Sub、DVI、HDMI(登録商標)などのインターフェースを介して有線で接続されることができる。
上述したように、3D映像は少なくとも1つフレームで構成された映像として、1つの映像フレームに左眼映像と右眼映像とが含まれたり、各フレームが左眼映像又は右眼映像で構成された映像を意味する。即ち、3D映像は、上述の図2による複数のフォーマットのうち1つによって生成された映像である。
従って、映像受信部210に受信される3D映像は多様なフォーマットによることができ、特に、一般的なフレームシーケンス方式、トップ&ボトム方式、サイドバイサイド方式、水平インターリーブ方式、垂直インターリーブ方式及びチェッカーボード方式のうち1つによるフォーマットでなされうる。
映像受信部210は、受信された3D映像を映像処理部220に伝達する。
映像処理部220は、映像受信部210に受信された3D映像に対してビデオデコーディング、フォーマット分析、ビデオスケーリングなどの信号処理及びGUI付加などの作業を行う。
特に、映像処理部220は、映像受信部210に入力された3D映像のフォーマットを用いて、1つの画面の大きさ(1920*1080)に該当する左眼映像と右眼映像とをそれぞれ生成する。
即ち、3D映像のフォーマットが、トップ&ボトム方式、サイドバイサイド方式、水平インターリーブ方式、垂直インターリーブ方式又はチェッカーボード方式によるフォーマットである場合、映像処理部220は各映像フレームで左眼映像部分と右眼映像部分とをそれぞれ抽出し、抽出された左眼映像と右眼映像とを拡大スケーリング又は補間することで、ユーザに提供するための左眼映像と右眼映像とをそれぞれ生成するようになる。
なお、3D映像のフォーマットが一般的なフレームシーケンス方式である場合、映像処理部220は各フレームから左眼映像又は右眼映像を抽出してユーザに提供するための準備をする。
3D映像のフォーマットによる左眼映像及び右眼映像の生成過程については、後述する。
一方、入力された3D映像のフォーマットに対する情報は、3D映像信号に含まれていても良く、含まれていなくても良い。
例えば、入力された3D映像のフォーマットに対する情報が、3D映像信号に含まれている場合、映像処理部220は3D映像を分析してフォーマットに対する情報を抽出し、抽出された情報によって受信された3D映像を処理するようになる。一方、入力された3D映像のフォーマットに対する情報が3D映像信号に含まれていない場合、映像処理部220はユーザによって入力されたフォーマットに従って受信された3D映像を処理したり、予め設定されたフォーマットに従って受信された3D映像を処理するようになる。
更に、映像処理部220は後述のGUI生成部250から受信されたGUIが左眼映像、右眼映像、又は両方共に付加されるようにする。
映像処理部220は抽出された左眼映像と右眼映像とを時分割して交互に映像出力部230に伝達する。即ち、映像処理部220は「左眼映像(L1)→右眼映像(R1)→左眼映像(L2)→右眼映像(R2)→…」の時間的順番で左眼映像と右眼映像を映像出力部230に伝達する。
映像出力部230は、映像処理部220から出力される左眼映像と右眼映像とを交互に出力してユーザに提供する。
GUI生成部250は、ディスプレイに表示されるGUIを生成する。GUI生成部250で生成されたGUIは映像処理部220に印加され、ディスプレイに表示される左眼映像、右眼映像、又は両方共に付加されるようになる。
保存部260は、TV200を動作させるために必要な各種プログラムなどが保存される保存媒体として、メモリー、HDD(Hard Disk Drive)などで実現可能である。
操作部270はユーザ操作を入力される。具体的に、操作部270はリモコン290などの操作手段から受信されるユーザ命令を、ユーザ命令受信部275を介して受信する。なお、操作部270はTV200に配置されたボタン(図示せず)などを介してユーザ操作が入力されることができることは言うまでもない。そして、操作部270は受信されたユーザ操作を制御部240に伝達する。
IR伝送部280は、交互に出力される左眼映像及び右眼映像と同期された同期信号を生成し、生成された同期信号を赤外線の形でシャッターグラス300に伝送する。これは、シャッターグラス300が交互に開閉され、シャッターグラス300の左眼のオープンタイミングで映像出力部230で左眼映像が表示され、シャッターグラス300の右眼のオープンタイミングで映像出力部230で右眼映像が表示されるようにするためである。
制御部240は、操作部270から伝達されたユーザ操作に従ってTV200の全般の動作を制御する。
特に、制御部240は映像受信部210及び映像処理部220を制御し、3D映像が受信され、受信された3D映像が左眼映像と右眼映像とに分離され、分離された左眼映像と右眼映像とのそれぞれが、1つの画面でディスプレイされうる大きさでスケーリング又は補間されるようにする。
なお、制御部240はGUI生成部250を制御して、操作部270から伝達されたユーザ操作に対応するGUIが生成されるようにし、IR伝送部280を制御して、左眼映像及び右眼映像の出力タイミングと同期された同期信号が生成及び伝送されるようにする。
一方、シャッターグラス300はTV200から受信された同期信号に従って左眼グラスと右眼グラスとを交互に開閉し、ユーザが左眼と右眼を通して左眼映像及び右眼映像をそれぞれ視聴できるようにする。以下では、図4を参照しながら、シャッターグラス300の具体的な構成について説明する。
図4は、本発明の一実施例に係るシャッターグラス300のブロック図を示した図である。図4に示されたように、シャッターグラス300は、IR受信部310、制御部320、グラス駆動部330及びグラス部340を備える。
IR受信部310は、有線又は無線で接続されたTV200のIR伝送部280から3D映像に対する同期信号を受信する。特に、IR伝送部280は直進性を持つ赤外線を用いて同期信号を放射し、IR受信部310は放射された赤外線から同期信号を受信する。
例えば、IR伝送部280からIR受信部310に伝達される同期信号は、予め設定された時間間隔でハイレベル(high level)とローレベル(low level)とが交互になった信号でも良く、ハイレベルである時間では左眼映像が伝送され、ローレベルである時間では右眼映像が伝送されるように実現することができる。
IR受信部310は、IR伝送部280から受信された同期信号を制御部320に伝達する。
制御部320はシャッターグラス300の全般に対する動作を制御する。特に、制御部320は、IR受信部310で受信された同期信号に基づいて制御信号を生成し、生成された制御信号をグラス駆動部330に伝達してグラス駆動部330を制御する。特に、制御部320は同期信号に基づいて、グラス部340を駆動させるための駆動信号がグラス駆動部330で生成されるようにグラス駆動部330を制御する。
グラス駆動部330は、制御部320から受信された制御信号に基づいて駆動信号を生成する。特に、後述のグラス部340は、左眼グラス350及び右眼グラス360で構成されているため、グラス駆動部330は左眼グラス350を駆動させるための左眼駆動信号と、右眼グラス360を駆動させるための右眼駆動信号とをそれぞれ生成し、生成された左眼駆動信号を左眼グラス350に伝達して右眼駆動信号を右眼グラス360に伝達する。
グラス部340は上述のように、左眼グラス350及び右眼グラス360で構成され、グラス駆動部330から受信された駆動信号に従ってそれぞれのクラスを開閉する。
<3D映像の処理過程>
以下では、図5A乃至図5Cを参照しながら3D映像のフォーマットに従って、3D映像を処理して左眼映像及び右眼映像を生成する過程について説明する。
図5A乃至図5Cは、3D映像のフォーマットによる処理方法を説明するための図である。まず、図5Aは、一般的なフレームシーケンス方式によって3D映像が受信された場合、それを画面に表示する方法を示している。
図5Aに示されたように、フレームシーケンス方式による3D映像のフォーマットは、1つのフレームに1つの左眼映像又は1つの右眼映像が挿入されたフォーマットである。従って、3D映像は、「左眼カメラによって撮影された左眼映像L1が含まれたフレーム→右眼カメラによって撮影された右眼映像R1が含まれたフレーム→左眼カメラによって撮影された左眼映像L2が含まれたフレーム→右眼カメラによって撮影された右眼映像R2が含まれたフレーム→…」の順で入力され、入力された順番で画面に表示されるようになる。
図5Bはサイドバイサイド方式によって3D映像が受信された場合、それを画面に表示する方法を示している。
図5Bに示されたように、サイドバイサイド方式による3D映像のフォーマットは、1つのフレームに左眼映像と右眼映像とが両方含まれたフォーマットになる。特に、サイドバイサイド方式による3D映像のフォーマットは、左眼映像と右眼映像とが左右に区分され、左眼映像が左側に設けられて右眼映像が右側に設けられたフォーマットになる。
このようなフォーマットによる場合、TV200は受信された3D映像の各フレームを、左右に二等分して左眼映像部分と右眼映像部分とに分離し、分離された左眼映像と右眼映像とを左右に2倍拡大スケーリングして、交互に画面にディスプレイするようになる。
従って、3D映像は、「第1フレームに含まれた映像中の左側部分(L1)を2倍拡大した左眼映像→第1フレームに含まれた映像中の右側部分(R1)を2倍拡大した右眼映像→第2フレームに含まれた映像中の左側部分(L2)を2倍拡大した左眼映像→第2フレームに含まれた映像中の右側部分(R2)を2倍拡大した右眼映像…」の順で画面に表示されるようになる。
一方、以上ではサイドバイサイド方式による3D映像のフォーマットを処理する過程について例を挙げて説明したが、トップ&ボトム方式による3D映像のフォーマットに対する処理過程も、そこから類推可能であることは言うまでもない。即ち、トップ&ボトム方式による3D映像のフォーマットでは、左右拡大スケーリングでない、上下拡大スケーリングを適用して左眼映像と右眼映像とにそれぞれ分離し、分離された左眼映像と右眼映像とを交互に出力し、3D映像をユーザに提供できるようになる。
図5Cは、水平インターリーブ方式で3D映像が受信された場合、それを画面に表示する方法を示している。
図5Cに示されたように、水平インターリーブ方式による3D映像のフォーマットは、1つのフレームに左眼映像と右眼映像とが両方含まれたフォーマットになる。特に、水平インターリーブ方式による3D映像のフォーマットは、左眼映像と右眼映像とが行単位で交互に配置されたフォーマットになる。
このようなフォーマットによる場合、TV200は受信された3D映像の各フレームを奇数行別及び偶数行別に区分し、左眼映像と右眼映像とに分離し、分離された左眼映像と右眼映像とを上下に2倍拡大スケーリングして交互に画面にディスプレイするようになる。
従って、3D映像は、「第1フレームに含まれた映像中の奇数行部分(L1−1、L1−2)をそれぞれ2倍拡大した左眼映像→第1フレームに含まれた映像中の偶数行部分(R1−1、R1−2)をそれぞれ2倍拡大した右眼映像→第2フレームに含まれた映像中の奇数行部分(L2−1、L2−2)をそれぞれ2倍拡大した左眼映像→第2フレームに含まれた映像中の偶数行部分(R2−1、R2−2)をそれぞれ2倍拡大した右眼映像→…」の順で画面に表示されるようになる。
無論、水平インターリーブ方式による3D映像のフォーマットに対しては、上述の拡大スケーリング方式を使わずに、1つのフレームに含まれた映像中の奇数行部分を用いて偶数行部分を補間して左眼映像を生成し、偶数行部分を用いて奇数行部分を補間して右眼映像を生成する方式を使うこともできる。
それだけでなく、拡大スケーリング方式や補間方式を使わずに、奇数行のみに対して映像を出力して左眼映像を生成し、偶数行のみに対して映像を出力して右眼映像を生成する方式でも実現可能である。
一方、以上では、水平インターリーブ方式による3D映像のフォーマットを処理する過程について例を挙げて説明したが、垂直インターリーブ方式やチェッカーボード方式による3D映像のフォーマットに対する処理過程も、そこから類推可能であることは言うまでもない。
即ち、垂直インターリーブ方式による3D映像のフォーマットに対しては、行別スケーリングや補間でない、列別スケーリングや補間を適用して左眼映像と右眼映像とをそれぞれ分離し、分離された左眼映像と右眼映像に対して交互に出力して、3D映像をユーザに提供することができる。
なお、チェッカーボード方式による3D映像のフォーマットに対しては、ピクセル別スケーリングや補間又はピクセル群別スケーリングや補間を用いることができる。
<2Dモード及び3Dモードフォーマットの転換方式>
以下では、図3、図6乃至図10Dを参照しながら、2Dモード及び3Dモードを切り替える過程について説明する。まず、図3を参照しながら本実施例に係るTV200の構成の動作について詳細に説明する。
TV200は、ディスプレイモードを2Dモード及び3Dモードで動作することができる。ここで、2Dモードは2次元映像をディスプレイするためのモードである。TV200が2Dモードで動作される場合、TV200の映像処理部220は入力される映像を一般的な映像処理過程のみを行って映像出力部230に出力するようになる。
3Dモードは3次元映像をディスプレイするためのモードである。TV200が3Dモードで動作する場合、TV200の映像処理部220は入力される映像を、図5A乃至図5Cに示されたように処理して、左眼映像及び右眼映像を生成するようになる。この場合、映像処理部220は多様な種類の3次元映像フォーマットのうちいずれか1つを適用して、左眼映像及び右眼映像を生成するようになる。そして、映像処理部220は左眼映像と右眼映像とを交互に映像出力部230に出力するようになる。このように、3Dモードである場合、TV200は3次元映像が実現されるように、入力された映像をディスプレイするようになる。
制御部240は、2Dモード状態で操作部270を介して特定操作が入力されると、ディスプレイモードを3Dモードに切り替える。そして、制御部240は入力された映像が、特定フォーマットが適用されて3Dモードでディスプレイされるように制御する。即ち、制御部240は入力された3D映像が図5A乃至図5Cに示されたような処理過程を経て、左眼映像及び右眼映像でディスプレイされるように制御する。そして、制御部240は、3Dモード状態で特定操作が再び入力されると、他のフォーマットが適用されて入力された映像がディスプレイされるように制御する。
即ち、制御部240は3Dモード状態で、操作部270を介して特定操作が繰り返し入力されると、複数のフォーマットを順次に適用して入力された映像がディスプレイされるように制御するようになる。ここで、複数のフォーマットはTV200でサポート可能な3D映像フォーマットが該当される。例えば、TV200でサポート可能な3D映像フォーマットが、トップ&ボトム、サイドバイサイド、フレームシーケンス方式である場合について説明する。TV200が2Dモードである状態で、ユーザが特定操作を入力すると、制御部240はディスプレイモードを3Dモードに切り替え、サイドバイサイドフォーマットを適用して3Dモードで入力された映像をディスプレイする。その後、サイドバイサイドフォーマットで入力された映像がディスプレイされる状態でユーザが特定操作を再び入力すると、制御部240はディスプレイモードを3Dモードに維持し、トップ&ボトムフォーマットを適用して3Dモードで入力された映像をディスプレイする。そして、トップ&ボトムフォーマットで入力された映像がディスプレイされる状態でユーザが特定操作を再び入力すると、制御部240はディスプレイモードを3Dモードに維持し、フレームシーケンスフォーマットを適用して3Dモードで入力された映像をディスプレイする。フレームシーケンスフォーマットで入力された映像がディスプレイされる状態でユーザが特定操作をまた再び入力すると、制御部240はディスプレイモードを2Dモードに切り替え、2Dモードで入力された映像がディスプレイされるように制御するようになる。即ち、制御部240は複数のフォーマットが順次に一回ずつ適用された状態で特定操作が入力されると、2Dモードに切り替えて入力された映像がディスプレイされるように制御するようになる。
このように、制御部240には1つの特定操作が繰り返し入力されて、3Dモードでサポート可能なフォーマットが順次に適用されるように制御するようになる。
従って、特定操作はディスプレイモードを2Dモードと3Dモードのうちいずれか一方に切り替え、3Dモード状態では適用される3D映像フォーマットを転換するための操作となる。即ち、現在のディスプレイモードが2Dモード状態である場合、特定操作は、ディスプレイモードを3Dモードに切り替えるための操作となる。そして、現在のディスプレイモードが3Dモード状態で、全てのフォーマットが一回ずつ適用された状態である場合、特定操作はディスプレイモードを2Dモードに切り替えるための操作となる。即ち、特定操作とは、3D映像のフォーマットと2Dモードを切り替えるトグル(Toggle)機能を行うことであることが分かる。
具体的に、特定操作は、TV200を制御するリモコン290の特定ボタン(例えば、ディスプレイモード切替ボタン)を押す操作でも良い。この場合については、図7A乃至図7Dを参照しながら後述する。なお、特定操作は、TV200に配置された特定ボタン(例えば、ディスプレイモード切替ボタン)を押す操作でも良い。これについては、図8A乃至図8Dを参照しながら後述する。
一方、特定操作は画面に表示されたメニューで特定項目を選択する操作でも良い。この場合、GUI生成部250は、3D映像に対する複数のフォーマット項目を含むメニュー項目を含むメニューを生成して画面に表示される映像に付加する。
そして、制御部240は複数のフォーマットのうち、ユーザによってハイライトの位置された項目に対応するフォーマットを適用して、3Dモードで入力された映像がディスプレイされるように、前記映像出力部230を制御するようになる。ここで、複数のフォーマットはTV200でサポート可能なフォーマットを示す。この時、メニューは2Dモードを実行する項目を更に含むこともでき、制御部240は2Dモードを実行する項目にハイライトが位置すると、ディスプレイモードを2Dモードに設定し、2Dモードで入力された映像がディスプレイされるように制御する。
ここで、メニューとは、ディスプレイモードを設定するためのメニューのことを意味する。例えば、メニューは2Dモード項目及び3Dモード項目を含み、3Dモード項目は、サイドバイサイド項目、トップ&ボトム項目、フレームシーケンス項目を含むこともできる。
このように、TV200は1つの特定操作によって入力される映像を、3Dモードで多様なフォーマットを適用してディスプレイできるようになる。従って、ユーザは入力される3D映像がどのフォーマットであるか認識することなく、1つの特定操作を繰り返し入力して、入力される映像に多様なフォーマットを適用させて確認し、正常にディスプレイされるフォーマットを選択して3D映像を視聴できるようになる。これにより、ユーザは1つの特定操作を繰り返し入力して3Dモードを実行させて入力される3D映像を視聴できるようになる。
図6は、本発明の一実施例に係る反復的な特定操作入力による3D映像提供方法について説明するために提供されるフローチャートである。
まず、TV200は2Dモードで動作する(S610)。この状態で、ユーザによって特定操作が入力されるか否かを検出する(S620)。
2Dモード状態で特定操作が入力されると(S620−Y)、TV200はディスプレイモードを3Dモードに切り替える(S630)。そして、TV200はサイドバイサイドフォーマットを適用して3Dモードで入力された映像をディスプレイする(S640)。即ち、TV200は入力された3D映像を図5Bに示された処理過程を経て、左眼映像及び右眼映像でディスプレイするようになる。
その後に、3Dモード状態で特定操作が再び入力されると(S650−Y)、TV200はトップ&ボトムフォーマットを適用して3Dモードで入力された映像をディスプレイする(S660)。即ち、TV200は入力された3D映像を3次元実現の処理過程を経て、左眼映像及び右眼映像でディスプレイするようになる。
その後に、3Dモード状態で特定操作がまた再び入力されると(S670−Y)、TV200はフレームシーケンスフォーマットを適用して3Dモードで入力された映像をディスプレイする(S680)。即ち、TV200は入力された3D映像を図5Aに示された3次元実現の処理過程を経て、左眼映像及び右眼映像でディスプレイするようになる。
このように、TV200は3Dモード状態で特定操作が入力されると、現在のフォーマットとは異なるフォーマットが適用されて入力された映像をディスプレイする。即ち、TV200は3Dモード状態で特定操作が繰り返し入力されると、複数のフォーマットを順次に適用して入力された映像をディスプレイするようになる。
そして、3Dモード状態で特定操作がまた再び入力されると(S690−Y)、TV200はまた2Dモードで動作するようになる(S610)。現在のディスプレイモードが3Dモード状態で、全てのフォーマットが一回ずつ適用された状態であるため、TV200は特定操作が入力されると、ディスプレイモードを再び2Dモードに切り替えるようになるのである。このように、特定操作とは3D映像のフォーマットと2Dモードを切り替えるトグル機能を行うことであることが分かる。
このように、TV200は1つの特定操作によって入力される映像を、3Dモードで多様なフォーマットを適用してディスプレイできるようになる。従って、ユーザは入力される3D映像がどのフォーマットであるか認識することなく、1つの特定操作を繰り返し入力して、入力される映像に多様なフォーマットを適用させて確認し、正常にディスプレイされるフォーマットを選択して3D映像を視聴できるようになる。これにより、ユーザは1つの特定操作を繰り返し入力して3Dモードを実行させて入力される3D映像を視聴できるようになる。
以下では、図7A乃至図7Dを参照しながら、リモコンの特定ボタンを操作してディスプレイモード及び3D映像のフォーマットを転換する過程を説明する。図7A乃至図7Dは、本発明の一実施例に係るリモコンの特定ボタンを操作して2Dモード及び3Dモードの複数のフォーマットがトグル方式で適用される過程を示した図である。
図7Aは、入力される映像がトップ&ボトムフォーマットの3D映像700で、TV200のディスプレイモードは2Dモードである場合を示している。図7Aに示されたように、2Dモードでトップ&ボトムフォーマットの3D映像700が入力されると、TV200は3D映像を3D実現過程を経ずに、そのまま画面に表示するようになる。従って、トップ&ボトム方式の3D映像700がそのまま画面に表示されたということが確認できる。
この状態で、ユーザがリモコン290のディスプレイモード切替ボタン295を押すと、TV200はディスプレイモードを3Dモードに切り替えるようになる。そして、TV200はサポート可能なフォーマットのうち1つであるサイドバイサイドフォーマットを適用して入力される3D映像700を3Dモードでディスプレイするようになる。
図7Bは入力される映像がトップ&ボトムフォーマットの3D映像700で、TV200のディスプレイモードは3Dモードであり、サイドバイサイドフォーマットが適用された場合を示している。図7Bに示されたように、3Dモードでトップ&ボトムフォーマットの3D映像700が入力されると、TV200は入力された3D映像700をサイドバイサイドフォーマットを適用して3Dモードでディスプレイするようになる。ところが、入力された3D映像700はトップ&ボトムフォーマットの3DモードでTV200が適用したフォーマットはサイドバイサイドフォーマットであるため、入力された3D映像700がTV200に異常表示されたということが確認できる。
この状態で、ユーザがリモコン290のディスプレイモード切替ボタン295を押すと、TV200はディスプレイモードを3Dモードに維持した状態で、他のフォーマットを適用するようになる。即ち、図7Cに示されたように、TV200はサポート可能なフォーマットのうち1つであるトップ&ボトムフォーマットを適用して入力される3D映像700を3Dモードでディスプレイするようになる。
図7Cは入力される映像がトップ&ボトムフォーマットの3D映像700で、TV200のディスプレイモードは3Dモードであり、トップ&ボトムフォーマットが適用された場合を示している。図7Cに示されたように、3Dモードでトップ&ボトムフォーマットの3D映像700が入力されると、TV200は入力された3D映像700をトップ&ボトムフォーマットを適用して3Dモードでディスプレイするようになる。図7Cの場合、入力された3D映像700が、トップ&ボトムフォーマットの3D映像で、TV200が適用したフォーマットもトップ&ボトムであるため、入力された3D映像700がTV200に正常に表示されたということが確認できる。
この状態で、ユーザがリモコン290のディスプレイモード切替ボタン295を押すと、TV200はディスプレイモードを3Dモードに維持した状態で、他のフォーマットを適用するようになる。即ち、図7Dに示されたように、TV200はサポート可能なフォーマットのうち1つであるフレームシーケンスフォーマットを適用して入力される3D映像700を3Dモードでディスプレイするようになる。
図7Dは入力される映像がトップ&ボトムフォーマットの3D映像700で、TV200のディスプレイモードは3Dモードであり、フレームシーケンスフォーマットが適用された場合を示している。図7Dに示されたように、3Dモードでトップ&ボトムフォーマットの3D映像700が入力されると、TV200は入力された3D映像700をフレームシーケンスフォーマットを適用して3Dモードでディスプレイするようになる。図7Dの場合、入力された3D映像700が、トップ&ボトムフォーマットの3D映像で、TV200が適用したフォーマットはフレームシーケンスであるため、入力された3D映像700がTV200に異常表示されたということが確認できる。
この状態で、ユーザがリモコン290のディスプレイモード切替ボタン295を押すと、TV200は図7Aに示されたように、2Dモードに切り替えて入力された映像をディスプレイするようになる。現在のディスプレイモードが3Dモード状態で、全てのフォーマットが一回ずつ適用された状態であるため、TV200は特定操作が入力されると、ディスプレイモードを再び2Dモードに切り替えるようになるのである。このように、リモコン290のディスプレイモード切替ボタン295は、3D映像のフォーマットと2Dモードを切り替えるトグル機能を行うということが分かる。
このように、TV200はリモコン290の1つの特定ボタン295によって入力される映像を、3Dモードで多様なフォーマットを適用してディスプレイできるようになる。従って、ユーザは入力される3D映像がどのフォーマットであるか認識することなく、リモコン290の1つのボタン295を繰り返し押し、入力される映像を、多様なフォーマットを適用させて確認し、正常にディスプレイされるフォーマットを選択して3D映像を視聴できるようになる。これにより、ユーザはリモコン290の特定ボタン295を繰り返し押し、3Dモードを実行させて入力される3D映像を視聴できるようになる。
以下では、図8A乃至図8Dを参照しながら、TV200に配置された特定ボタンを操作してディスプレイモード及び3D映像のフォーマットを転換する過程を説明する。図8A乃至図8Dは、本発明の一実施例に係るTV200に配置された特定ボタンを操作して2Dモード及び3Dモードの複数のフォーマットがトグル方式で適用される過程を示した図である。
図8Aは、入力される映像がトップ&ボトムフォーマットの3D映像800で、TV200のディスプレイモードは2Dモードである場合を示している。図8Aに示されたように、2Dモードでトップ&ボトムフォーマットの3D映像800が入力されると、TV200は3D映像を3D実現過程を経ずに、そのまま画面に表示するようになる。従って、トップ&ボトム方式の3D映像800がそのまま画面に表示されたということが確認できる。
この状態で、ユーザがTV200のディスプレイモード切替ボタン295を押すと、TV200はディスプレイモードを3Dモードに切り替えるようになる。そして、TV200はサポート可能なフォーマットのうち1つであるサイドバイサイドフォーマットを適用して入力される3D映像800を3Dモードでディスプレイするようになる。
図8Bは入力される映像がトップ&ボトムフォーマットの3D映像800で、TV200のディスプレイモードは3Dモードであり、サイドバイサイドフォーマットが適用された場合を示している。図8Bに示されたように、3Dモードでトップ&ボトムフォーマットの3D映像800が入力されると、TV200は入力された3D映像800をサイドバイサイドフォーマットを適用して3Dモードでディスプレイするようになる。ところが、入力された3D映像800はトップ&ボトムフォーマットの3DモードでTV200が適用したフォーマットはサイドバイサイドフォーマットであるため、入力された3D映像800がTV200に異常表示されたということが確認できる。
この状態で、ユーザがTV200のディスプレイモード切替ボタン295を押すと、TV200はディスプレイモードを3Dモードに維持した状態で、他のフォーマットを適用するようになる。即ち、図8Cに示されたように、TV200はサポート可能なフォーマットのうち1つであるトップ&ボトムフォーマットを適用して入力される3D映像800を3Dモードでディスプレイするようになる。
図8Cは入力される映像がトップ&ボトムフォーマットの3D映像800で、TV200のディスプレイモードは3Dモードであり、トップ&ボトムフォーマットが適用された場合を示している。図8Cに示されたように、3Dモードでトップ&ボトムフォーマットの3D映像800が入力されると、TV200は入力された3D映像800をトップ&ボトムフォーマットを適用して3Dモードでディスプレイするようになる。図8Cの場合、入力された3D映像800が、トップ&ボトムフォーマットの3D映像で、TV200が適用したフォーマットもトップ&ボトムであるため、入力された3D映像800がTV200に正常に表示されたということが確認できる。
この状態で、ユーザがTV200のディスプレイモード切替ボタン295を押すと、TV200はディスプレイモードを3Dモードに維持した状態で、他のフォーマットを適用するようになる。即ち、図8Dに示されたように、TV200はサポート可能なフォーマットのうち1つであるフレームシーケンスフォーマットを適用して入力される3D映像800を3Dモードでディスプレイするようになる。
図8Dは入力される映像がトップ&ボトムフォーマットの3D映像800で、TV200のディスプレイモードは3Dモードであり、フレームシーケンスフォーマットが適用された場合を示している。図8Dに示されたように、3Dモードでトップ&ボトムフォーマットの3D映像800が入力されると、TV200は入力された3D映像800をフレームシーケンスフォーマットを適用して3Dモードでディスプレイするようになる。図8Dの場合、入力された3D映像800が、トップ&ボトムフォーマットの3D映像で、TV200が適用したフォーマットはフレームシーケンスであるため、入力された3D映像800がTV200に異常表示されたということが確認できる。
この状態で、ユーザがTV200のディスプレイモード切替ボタン295を押すと、TV200は図8Aに示されたように、2Dモードに切り替えて入力された映像をディスプレイするようになる。現在のディスプレイモードが3Dモード状態で、全てのフォーマットが一回ずつ適用された状態であるため、TV200は特定操作が入力されると、ディスプレイモードを再び2Dモードに切り替えるようになるのである。このように、TV200のディスプレイモード切替ボタン295は、3D映像のフォーマットと2Dモードを切り替えるトグル機能を行うことが分かる。
このように、TV200はディスプレイモード切替ボタン295によって入力される映像に3Dモードで多様なフォーマットを適用してディスプレイできるようになる。従って、ユーザは入力される3D映像がどのフォーマットであるか認識することなく、TV200のディスプレイモード切替ボタン295の1つを繰り返し押し、入力される映像を、多様なフォーマットを適用させて確認し、正常にディスプレイされるフォーマットを選択して3D映像を視聴できるようになる。これにより、ユーザはTV200のディスプレイモード切替ボタン295を繰り返し押し、3Dモードを実行させて入力される3D映像を視聴できるようになる。
一方、特定操作は画面に表示されたメニューで特定項目を選択する操作でも良い。この場合、TV200は3D映像に対する複数のフォーマット項目を含むメニューを生成して画面に表示される映像に付加する。
これについて、図9乃至図10Dを参照しながら、以下で説明する。図9は、本発明の一実施例に係るディスプレイモードメニューを用いた3D映像提供方法について説明するために提供されるフローチャートである。
まず、TV200はディスプレイモードメニューを画面に表示する(S910)。ここで、ディスプレイモードメニューとは、ユーザ操作によってディスプレイモードを設定するために表示されるメニューのことを意味する。例えば、ディスプレイモードメニューは、2Dモード項目及び3Dモード項目を含み、3Dモード項目は、サイドバイサイド項目、トップ&ボトム項目、フレームシーケンス項目を含むこともできる。
そして、TV200はユーザ操作によってディスプレイモードメニューのハイライトの位置を選択する(S920)。もし、2Dモード項目にハイライトが表示された場合(S930−Y)、TV200は2Dモードで動作し、入力された映像を2Dモードでディスプレイするようになる(S935)。
もし、ディスプレイモードメニューのハイライトが、サイドバイサイド項目に位置した場合(S940−Y)、TV200はサイドバイサイドフォーマットを適用して入力された映像をディスプレイする(S945)。
そして、ディスプレイモードメニューのハイライトが、トップ&ボトム項目に位置した場合(S950−Y)、TV200はトップ&ボトムフォーマットを適用して入力された映像をディスプレイする(S955)。
なお、ディスプレイモードメニューのハイライトがフレームシーケンス項目に位置した場合(S960−Y)、TV200はフレームシーケンスフォーマットを適用して入力された映像をディスプレイする(S965)。
このように、TV200は複数のフォーマット項目のうち、ユーザによってハイライトの位置した項目に対応するフォーマットを適用して3Dモードで入力された映像をディスプレイするようになる。ここで、複数のフォーマットはTV200でサポート可能なフォーマットを示す。なお、ディスプレイモードメニューは2Dモードを実行する項目を更に含むこともできる。
図10A乃至図10Dは、本発明の一実施例に係るTV200画面に表示されたディスプレイモードメニュー1100の項目を選択して、2Dモード及び3Dモードの複数のフォーマットを適用する過程を示した図である。
図10Aは、入力される映像がトップ&ボトムフォーマットの3D映像1000であり、TV200のディスプレイモードは2Dモードである場合を示している。図10Aに示されたように、ディスプレイモードメニュー1100の2Dモード項目1102にハイライトが表示された状態である場合、TV200は2Dモードで動作するようになる。そして、2Dモードでトップ&ボトムフォーマットの3D映像1000が入力されると、TV200は3D映像を3D実現過程を経ずに、そのまま画面に表示するようになる。従って、トップ&ボトム方式の3D映像1000がそのまま画面に表示されたということが確認できる。
この状態で、ユーザがリモコン290の下方向ボタン297を押すと、ハイライトはサイドバイサイド項目にシフトされるようになる。そうすると、TV200はディスプレイモードを3Dモードに切り替え、サポート可能なフォーマットのうち1つであるサイドバイサイドフォーマットを適用して入力される3D映像1000を3Dモードでディスプレイするようになる。
図10Bは、入力される映像がトップ&ボトムフォーマットの3D映像1000であり、TV200のディスプレイモードは3Dモードであり、サイドバイサイドフォーマットが適用された場合を示している。図10Bに示されたように、ディスプレイモードメニュー1100のサイドバイサイド項目1104にハイライトが表示された状態である場合、TV200はサイドバイサイドフォーマットが適用された3Dモードで動作するようになる。図10Bに示されたように、3Dモードでトップ&ボトムフォーマットの3D映像1000が入力されると、TV200は入力された3D映像1000をサイドバイサイドフォーマットを適用して3Dモードでディスプレイするようになる。ところが、入力された3D映像1000はトップ&ボトムフォーマットの3D映像であり、TV200に適用されたフォーマットはサイドバイサイドフォーマットであるため、入力された3D映像1000がTV200に異常表示されたということが確認できる。
この状態で、ユーザがリモコン290の下方向ボタン297を押すと、ハイライトはトップ&ボトム項目にシフトされるようになる。そうすると、TV200はディスプレイモードを3Dモードに維持した状態で、サポート可能なフォーマットのうち1つであるトップ&ボトムフォーマットを適用して入力される3D映像1000を3Dモードでディスプレイするようになる。
図10Cは、入力される映像がトップ&ボトムフォーマットの3D映像1000であり、TV200のディスプレイモードは3Dモードであり、トップ&ボトムフォーマットが適用された場合を示している。図10Cに示されたように、ディスプレイモードメニュー1100のトップ&ボトム項目1106にハイライトが表示された状態である場合、TV200はトップ&ボトムフォーマットが適用された3Dモードで動作するようになる。図10Cに示されたように、3Dモードでトップ&ボトムフォーマットの3D映像1000が入力されると、TV200は入力された3D映像1000をトップ&ボトムフォーマットを適用して3Dモードでディスプレイするようになる。図10Cの場合、入力された3D映像1000がトップ&ボトムフォーマットの3D映像であり、TV200に適用されたフォーマットもトップアンドボトムであるため、入力された3D映像1000がTV200に正常に表示されたということが確認できる。
この状態で、ユーザがリモコン290の下方向ボタン297を押すと、ハイライトはフレームシーケンス項目にシフトされるようになる。そうすると、TV200はディスプレイモードを3Dモードに維持した状態で、サポート可能なフォーマットのうち1つであるフレームシーケンスフォーマットを適用して入力される3D映像1000を3Dモードでディスプレイするようになる。
図10Dは、入力される映像がトップ&ボトムフォーマットの3D映像1000であり、TV200のディスプレイモードは3Dモードであり、フレームシーケンスフォーマットが適用された場合を示している。図10Dに示されたように、ディスプレイモードメニュー1100のフレームシーケンス項目1108にハイライトが表示された状態である場合、TV200はフレームシーケンスフォーマットが適用された3Dモードで動作するようになる。図10Dに示されたように、3Dモードでトップ&ボトムフォーマットの3D映像1000が入力されると、TV200は入力された3D映像1000をフレームシーケンスフォーマットを適用して3Dモードでディスプレイするようになる。図10Dの場合、入力された3D映像1000がトップ&ボトムフォーマットの3D映像であり、TV200に適用されたフォーマットはフレームシーケンスであるため、入力された3D映像1000がTV200に異常表示されたということが確認できる。
この状態で、ユーザがリモコン290の下方向ボタン297を押すと、ハイライトは再び2D項目1102にシフトされるようになる。そうすると、TV200はディスプレイモードを2Dモードに切り替えて入力された映像をディスプレイするようになる。
このように、TV200はディスプレイモードメニュー1100を介して入力される映像を、3Dモードで多様なフォーマットを適用してディスプレイできるようになる。従って、ユーザは入力される3D映像がどのフォーマットであるか認識することなく、ディスプレイモードメニュー1100の項目を選択して入力される映像に多様なフォーマットを適用させて確認し、正常にディスプレイされるフォーマットを選択して3D映像を視聴できるようになる。これにより、ユーザはディスプレイモードメニュー1100を用いて3Dモードを実行させて入力される3D映像を視聴できるようになる。
一方、本実施例で、ディスプレイ装置はTVであるものとして説明してきたが、それは一実施例に過ぎず、3次元映像をディスプレイできる機器なら、如何なるものでも可能である。例えば、ディスプレイ装置は3次元モニター、3次元映像プロジェクターなどでも良いことは言うまでもない。
上述のように、本発明の多様な実施例によると、2Dモード状態で特定操作が入力されると、3Dモードに切り替えて入力された映像を特定フォーマットを適用してディスプレイし、3Dモード状態で特定操作が再び入力されると、他のフォーマットを適用して入力された映像をディスプレイする3D映像提供方法及びこれを適用した3Dディスプレイ装置を提供することができ、ユーザは非常に簡単に入力される映像の3D映像フォーマットを選択することができるようになる。
<ユーザ操作による3D映像の画面構成>
以下では、ユーザ操作による3D映像の画面構成について、図11乃至図13を参照しながら説明する。
図11は、本発明の一実施例に係る画面構成を示した図である。
3D映像が受信され、ユーザから3D映像に対する設定命令が入力されると、図11に示されたように、3Dオブジェクト1110と共に、各種設定のためのGUI1120が画面に表示される。
3Dオブジェクト1110とは、左眼映像と右眼映像とが時分割されて交互にディスプレイされる際に、左眼映像と右眼映像に含まれた同一オブジェクトが立体感を形成して表示されるオブジェクトのことを意味する。図11では、時分割されて交互にディスプレイされる3D映像に対するグラフィック的な表現のために、円形の左眼映像と円形の右眼映像とが重なった形となった3Dオブジェクト1110を示した。一方、左眼映像と右眼映像とにそれぞれ含まれたオブジェクトは、2Dオブジェクトとも言える。
なお、本実施例における設定とは、出力状態設定やフォーマット設定、又は両方共の設定を意味する。即ち、ユーザから出力状態設定のための命令が入力されたり、フォーマット設定のための命令が入力されたり、出力状態とフォーマット設定の両方をするための命令が入力されると、図11に示されたようなGUI1120がディスプレイされるようになる。
従って、GUI1120は出力状態を示すアイテム1130とフォーマットを示すアイテム1140を含めている。
一方、出力状態とは、3D映像の3DモードがONとなった状態か、OFFとなった状態かを意味する。
3DモードがON状態になったということは、入力された3D映像に含まれた各映像フレームを、適用されたフォーマットに従って左眼映像部分と右眼映像部分とに分離し、分離された左眼映像部分と右眼映像部分に対して拡大スケーリングして左眼映像と右眼映像を生成し、左眼映像と右眼映像とを時分割して交互にディスプレイすることを意味する。
一方、3DモードがOFF状態になったということは、入力された3D映像に含まれた各映像フレームを、そのままディスプレイすることを意味する。従って、この場合、3D映像がフレームシーケンス方式でない、他の方式によるフォーマットでなされた場合、左眼映像と右眼映像とが同時にディスプレイされるようになる。
一方、出力状態を示すアイテム1130は、その周辺の上下側にインジケーターを含むようになる。インジケーターは、上下方向へのユーザ操作をガイドすることを目的として設けられた。
従って、ユーザがTV200のフロントパネルに設けられた上下操作ボタン又はリモコン290に設けられた上下操作ボタンを操作する場合、出力状態が3DON状態から3DOFF状態に変更されたり、3DOFF状態から3DON状態に変更されるようになる。
なお、フォーマットを示すアイテム1140は上述のフレームシーケンス方式、トップ&ボトム方式、サイドバイサイド方式、水平インターリーブ方式、垂直インターリーブ方式及びチェッカーボード方式のうち1つによるフォーマットを示す。図11のフォーマットを示すアイテム1140は、左側から右側へ、それぞれ、トップ&ボトム方式、サイドバイサイド方式、水平インターリーブ方式、垂直インターリーブ方式、チェッカーボード方式及びフレームシーケンス方式によるフォーマットを示す。
従って、ユーザがTV200のフロントパネルに設けられた左右操作ボタン又はリモコン290に設けられた左右操作ボタンを操作する場合、受信された3D映像に対して処理するためのフォーマットが、トップ&ボトム方式→サイドバイサイド方式→水平インターリーブ方式→垂直インターリーブ方式→チェッカーボード方式→フレームシーケンス方式によるフォーマット、又はその逆に変更されるようになる。
即ち、出力状態を示すアイテム1130と、フォーマットを示すアイテム1140は、3D映像に対する現在の出力状態を示すのみならず、ユーザ操作によって変更されるため、出力状態転換のためのアイテムとしても見なせる。
一方、GUI1120には、図11に示されたように、出力状態を示すアイテム1130と、フォーマットを示すアイテム1140の下段には、ユーザの上下左右の方向操作、選択操作、戻る操作などをガイドするためのアイテムが付加されることができ、出力状態を示すアイテム1130と、フォーマットを示すアイテム1140の上段には、現在ユーザが操作する設定に関する情報アイテムが付加されることができる。
このように、出力状態を転換させるためのアイテム1130と、フォーマットを転換させるためのアイテム1140を1つのGUI1120で構成してディスプレイし、出力状態を転換させるためのアイテム1130は上下方向に操作し、フォーマットを転換させるためのアイテム1140は左右方向に操作することで、3D映像に対する出力状態転換とフォーマット転換を、より簡単かつ便利に行うことができるようになる。
図12は、出力状態転換時の具体的な画面変更過程を説明するための図である。
まず、図12の左側に示された画面のように、3DOFFモードで3D映像が入力されると、3D映像を構成する左眼映像と右眼映像は、3D映像の生成された方式によって画面にそのままディスプレイされる。即ち、3D映像が入力されたとしても、現在モードが3DOFFモードであるため、左眼映像と右眼映像が画面上で空間分割されて共にディスプレイされる。
本実施例の場合、トップ&ボトム方式によるフォーマットで3D映像が生成されたため、左眼映像と右眼映像とはそれぞれ上下に区分され、左眼映像と右眼映像とは2Dオブジェクト1150、1160をそれぞれ含むようになる。
その後、TV200のフロントパネルに設けられた3Dボタン又はリモコン290に設けられた3Dボタンが押された場合、中央に示された画面のように、映像の3Dモードを変更させたりフォーマットを変更させずに、現在の出力状態を示すGUI1120のみが画面に付加される。即ち、3Dボタンが押されても、左眼映像と右眼映像とはそのまま2Dオブジェクト1150、1160をそれぞれ含み、GUI1120のみが付加されるようになるのである。
一方、現在3DOFF状態であるため、3D映像に対するフォーマット変更はできなくなる。従って、フォーマットを転換させるためのアイテム1140は、全て陰影処理されて選択できないようにディスエーブルされる。
一方、TV200のフロントパネルに設けられた上下ボタン又はリモコン290に設けられた上下ボタンが入力された場合、右側上段に示された画面のように、自動又は手動で3D映像に対してトップ&ボトム方式によるフォーマットが適用される。従って、2Dオブジェクト1150、1160は3Dオブジェクト1110に変換されるようになる。
なお、上下ボタンが入力されると、3Dオブジェクト1110と共に上述したGUI1120が表示されて表示されるようになる。即ち、3DON状態であるため、出力状態を転換させるためのアイテム1130は、「OFF」から「ON」に変更されるようになる。
それだけでなく、現在3DON状態であるため、3D映像に対するフォーマット変更ができるようになる。従って、フォーマットを転換させるためのアイテム1140は一部のみが陰影処理されて選択できないようにディスエーブルされ、残りアイテム1140は陰影処理が解除されて選択できる状態にイネーブルされる。
3DON状態でも一部アイテムがディスエーブルされる理由は、TV200でサポート可能でないフォーマットへの転換が不可能であるためである。このように、TV200でサポート不可能なフォーマットに対応するアイテムをディスエーブルすることで、ユーザは受信された3D映像をより簡単かつ便利に所望のフォーマットに変更することができるようになる。
なお、現在適用されているフォーマットに対応するアイテムはハイライトされるようになり、TV200のフロントパネルに設けられた左右ボタン又はリモコン290に設けられた左右ボタンが入力された場合、右側下段に示された画面のように、3D映像に対して適用されるフォーマットが変更され、変更されたフォーマットに対応するアイテムへとハイライトがシフトするようになる。
これにより、ユーザは現在適用されているフォーマットがどのフォーマットであるかを簡単に認識できるようになり、他のフォーマットへの転換などが楽になる。
一方、右側上段に示された画面や右側下段に示された画面の状態で、TV200のフロントパネルに設けられた上下ボタン又はリモコン290に設けられた上下ボタンが再び入力された場合、中央に示された画面のように、再び3DモードがOFFとなる。
このように、出力状態を転換させるためのアイテム1130とフォーマットを転換させるためのアイテム1140を1つのGUI1120で構成してディスプレイし、出力状態を転換させるためのアイテム1130は上下方向に操作し、フォーマットを転換させるためのアイテム1140は左右方向に操作することで、3D映像に対する出力状態転換とフォーマット転換を、より簡単かつ便利に行うことができるようになる。
<3D映像の出力状態及びフォーマット変更のための動作フロー>
以下では、図13を参照しながら、3D映像の出力状態とフォーマット変更のための動作フローについて説明する。
図13は、本発明の一実施例に係るディスプレイ方法を説明するための図である。まず、3D映像が受信された後(S1210)、3Dボタンが入力されると(S1220−Y)、TV200は受信された3D映像に対する出力状態とフォーマットを調節することのできる1つのGUIを生成して3D映像に付加する(S1230)。
その後、TV200のフロントパネル又はリモコン290に設けられた上下操作ボタンが押されて上下操作命令が受信されると、TV200は3DモードのON状態をOFF状態に変更するか、又は3DモードのOFF状態をON状態に変更するかについて判断する(S1240)。
3DモードのOFF状態をON状態に変更する場合(S1240−Y)、TV200は適用可能なフォーマットのうち1つに従って3D映像を処理して画面にディスプレイし(S1250)、適用されたフォーマットに対応するアイテムがハイライトされるようにGUIを変更し、適用可能でないフォーマットに対応するアイテムに対する選択がディスエーブルされるように、当該のアイテムに対して陰影処理を施してGUIを変更する(S1260)。
一方、3DモードのON状態をOFF状態に変更する場合(S1240−N)、TV200は3DモードをOFFにさせて2D方式で入力された3D映像をディスプレイし(S1270)、全てのフォーマットに対応するアイテムに対する選択がディスエーブルされるように、全てのアイテムに対して陰影処理を施してGUIを変更する(S1280)。
なお、TV200は3DモードのONN状態をON状態に変更するための命令が入力されたか、即ち、上下操作命令が入力されたか否かを判断し(S1240)、上下操作命令が入力された場合、S1250、S1260のステップに進む。
一方、左右操作ボタンによってユーザの左右操作ボタンが入力されると(S1290−Y)、TV200はボタンの入力された方向にハイライトをシフトさせ(S1300)、ハイライトされたアイテムに対応するフォーマットで3D映像を処理してディスプレイする(S1310)。
これにより、3D映像に対する出力状態変更とフォーマット変更をより簡単かつ便利に行うことができる。
以上では、左右方向にフォーマットを転換し、上下方向に出力状態を転換するものとして想定したが、これは説明の便宜上の例示的な事項に過ぎず、これとは異なる方向が適用される場合にも、本発明の技術的思想がそのまま適当されることができる。
そして、以上では出力状態変更のためのアイテムとフォーマット変更のためのアイテムが1つのGUIで表現されるものとして想定したが、これも例示的な事項に過ぎず、その他の設定のためのアイテムが複数個設けられて、1つのGUIで表現されるものであれば、本発明の技術的な範囲内であると見なせる。
これにより、3D映像に対する出力状態変更とフォーマット変更をより簡単かつ便利に行うことができるようになる。
<ユーザ操作による3D映像の画面構成>
以下では、ユーザ操作による3D映像の画面構成について、図14A乃至図17Bを参照しながら、説明する。
図14A及び図14Bは、ユーザ操作による出力状態及びフォーマットに関するGUIが表示された画面を示した図である。
図14Aの場合、ユーザ操作によって3DモードがON状態となった画面を示しており、図14Bの場合、ユーザ操作によって3DモードがOFF状態となった画面を示している。
3DモードがON状態になったということは、入力された3D映像に含まれた各映像フレームを、適用されたフォーマットに従って左眼映像部分と右眼映像部分とで分離し、分離された左眼映像部分と右眼映像部分に対して拡大スケーリングして左眼映像と右眼映像を生成し、左眼映像と右眼映像とを時分割して交互にディスプレイすることを意味する。
一方、3DモードがOFF状態になったということは、入力された3D映像に含まれた各映像フレームをそのままディスプレイすることを意味する。従って、この場合、3D映像がフレームシーケンス方式でない、異なる方式によるフォーマットでなされた場合、左眼映像と右眼映像が同時にディスプレイされるようになる。
このように、3DモードがONになると、画面には左眼映像と右眼映像とが時分割されて交互にディスプレイされるようになる。図14Aでは、時分割されて交互にディスプレイされる3D映像に対するグラフィック的な表現のために、円形の左眼映像と円形の右眼映像とが重なった形となった3Dオブジェクト1440を示した。
なお、3DモードがONになると、3D映像の出力状態に対する情報1420と3D映像に対して現在適用されたフォーマットに対する情報1430が含まれたGUI1410が画面にディスプレイされるようになる。
出力状態に対する情報1420は、上述のように、3DモードがONになった状態かOFFになった状態かに対する情報である。なお、フォーマットは、上述したように、フレームシーケンス方式、トップ&ボトム方式、サイドバイサイド方式、水平インターリーブ方式、垂直インターリーブ方式及びチェッカーボード方式のうち1つによるフォーマットであり、フォーマットに対する情報1430は、それに対する情報のことを意味する。
特に、フォーマットに対する情報1430は図14Aに示されたように、各フォーマットを示す図形アイコン及び各フォーマットに対する名称を示すテキストアイコンで構成され、図形アイコンの上下側には、ユーザが他のフォーマットに変更させられるように誘導するためのインジケーターが表示される。
フォーマットに対する情報1430からも分かるように、図14Aに示された3D映像は2つの2Dオブジェクトが、トップ&ボトム方式によって交互に出力されて生成された3Dオブジェクト1440とGUI1410で構成されると言えるだろう。
一方、3DモードがOFFになると、画面には左眼映像と右眼映像が画面上で空間分割されて、共にディスプレイされるようになる。図14Bでは、空間分割されて共にディスプレイされる映像に対するグラフィック的な表現のために、円形の左眼映像と円形の右眼映像が上下に区分された形となった2Dオブジェクト1450、1460をそれぞれ示した。
なお、3DモードがOFFになると、3D映像の出力状態に対する情報1420を示すGUI1410は画面にディスプレイされるようになる。出力状態に対する情報1420は、上述のように、3DモードがONとなった状態か、OFFとなった状態かに対する情報である。
一方、このような3DモードのON/OFFは、TV200のフロントパネルなどに設けられた3Dボタン又はリモコン290に設けられた3Dボタンを押す動作として、転換される。即ち、3Dボタンを1回押す場合、図14Aに示されたように3DモードがONとなり、3Dボタンをもう1回押す場合、図14Bに示されたように3DモードがOFFとなり、3Dボタンを更にもう1回押す場合、図14Aに示されたように3Dモードが再びONとなる。
なお、3DモードがONになる場合、TV200は3D映像と共に伝送された情報を用いて、3D映像に適用されるべきフォーマットを自動で抽出し、抽出されたフォーマットに従って3D映像を処理することができる。即ち、図14Aの場合、受信された3D映像がトップ&ボトム方式によるフォーマットが適用されるべきという情報に基づいて、TV200が受信された3D映像にトップ&ボトム方式によるフォーマットを適用したものと見なせる。
無論、3D映像と共に伝送された情報に、3D映像に適用されるべきフォーマットに対する情報は含まれていなくとも、TV200自らが受信された3D映像を分析してそのフォーマットを決定することもできる。
一方、3D映像に適用されるべきフォーマットが認識できない場合、TV200は適用可能なフォーマットのうち、任意で1つを選択して受信された3D映像に適用させる。即ち、図14Aの場合、受信された3D映像に対して、任意でトップ&ボトム方式によるフォーマットが適用されたものとも見なせる。
このように、3D映像に対する画面は、大きく3DONモードと3DOFFモードとに区分され、このような3DONの操作命令と3DOFFの操作命令は、TV200のフロントパネルに設けられた3Dボタン又はリモコン290に設けられた3Dボタンにマッピングされており、ユーザは3Dボタンを繰り返し押す単純な動作のみで出力状態を選択できるようになる。
以下では、図15を参照しながら、3Dモードに関する具体的な画面変更過程について説明する。図15をユーザ操作と時間の変更による画面変更過程を示した図である。
まず、左側上段に示された画面のように、3DOFFモードで3D映像が入力されると、3D映像を構成する左眼映像と右眼映像は3D映像が生成された方式によって画面にそのままディスプレイされる。即ち、3D映像が入力されても、現在モードが3DOFFモードであるため、左眼映像と右眼映像が画面上で空間分割されて、共にディスプレイされる。
本実施例の場合、トップ&ボトム方式によるフォーマットで3D映像が生成されたため、左眼映像と右眼映像はそれぞれ上下に区分され、左眼映像と右眼映像2Dオブジェクト1450、1460をそれぞれ含むようになる。
一方、TV200のフロントパネルに設けられた3Dボタン又はリモコン290に設けられた3Dボタンが入力された場合、右側上段に示された画面のように、自動又は手動で、3D映像に対してトップ&ボトム方式によるフォーマットが適用される。なお、上述のように、3D映像と共に、3D映像の出力状態に対する情報1420と3D映像に対して現在適用されたフォーマットに対する情報1430の含まれたGUI1410が画面にディスプレイされるようになる。
なお、GUI1410がディスプレイされた後、一定時間が経過すると、右側下段に示された画面のように、GUI1410が消えるようになる。一定時間はユーザの設定によって変更されたり、TV200に対する生産段階で予め決められた状態で出庫されることができる。
一方、TV200のフロントパネルに設けられた3Dボタン又はリモコン290に設けられた3Dボタンが再び入力された場合、左側下段に示された画面のように、3DOFFモードに移行する。3DOFFモードに移行した場合、上述のように、左眼映像と右眼映像が画面上で空間分割されて、共にディスプレイされるようになり、3D映像の出力状態に対する情報1420を示すGUI1410が画面にディスプレイされるようになる。
なお、GUI1410がディスプレイされた後、一定時間が経過すると、左側上段に示された画面のように、GUI1410が再び消えるようになる。
このように、ユーザは3Dボタンを繰り返し押す単純な動作のみで出力状態を選択することができ、出力状態に関する情報を認識できるようになる。
以下では、図16を参照しながら、フォーマットに関する具体的な画面変更過程について説明する。図16はフォーマットに関する画面変更過程を示した図である。
まず、左側から1番目に示された画面のように、3DOFFモードで3D映像が入力されると、3D映像を構成する左眼映像と右眼映像は3D映像が生成された方式によって画面にそのままディスプレイされる。即ち、3D映像が入力されたとしても、現在モードが3DOFFモードであるため、左眼映像と右眼映像が画面上で空間分割されて、共にディスプレイされる。
本実施例の場合、トップ&ボトム方式によるフォーマットで3D映像が生成されたため、左眼映像と右眼映像はそれぞれ上下に区分され、左眼映像と右眼映像は2Dオブジェクト1450、1460をそれぞれ含むようになる。
一方、TV200のフロントパネルに設けられた3Dボタン又はリモコン290に設けられた3Dボタンが入力された場合、左側から2番目に示された画面のように、3D映像に対してサイドバイサイド方式によるフォーマットが適用される。なお、上述のように、3D映像と共に、3D映像の出力状態に対する情報1420と3D映像に対して現在適用されたフォーマットに対する情報1430の含まれたGUI1410が画面にディスプレイされるようになる。
入力された3D映像はトップ&ボトム方式によるフォーマットとなっているが、入力された3D映像に対してサイドバイサイド方式によるフォーマットが適用されたため、左側から2番目に示されたように、オブジェクト1470が画面の両側面でディスプレイされるようになる。
一方、ユーザはTV200のフロントパネルに設けられた上下操作ボタン又はリモコン290に設けられた上下操作ボタンを操作し、現在適用されたフォーマットと他のフォーマットが3D映像に適用されるようにすることができる。
即ち、ユーザがDownボタンを操作した場合、右側上段に示されたように、サイドバイサイド方式によるフォーマットが適用された3D映像でトップ&ボトム方式によるフォーマットが適用された3D映像に変更され、画面の中央で3Dオブジェクト1440がディスプレイされ、3D映像と共に、3D映像の出力状態に対する情報1420と3D映像に対して現在適用されたフォーマットに対する情報1430の含まれたGUI1410が画面にディスプレイされるようになる。
適用されたフォーマットに対する情報1430によると、3D映像に対して現在適用されたフォーマットがトップ&ボトム方式によるフォーマットであることが分かる。
一方、ユーザがUpボタンを操作した場合、右側下段に示されたように、サイドバイサイド方式によるフォーマットが適用された3D映像でフレームシーケンス方式によるフォーマットが適用された3D映像に変更され、入力された映像フレームに含まれた2つのオブジェクト1480が同時に画面にディスプレイされるようになる。なお、3D映像と共に、3D映像の出力状態に対する情報1420と3D映像に対して現在適用されたフォーマットに対する情報1430の含まれたGUI1410が画面にディスプレイされるようになる。
適用されたフォーマットに対する情報1430によると、現在適用されたフォーマットがフレームシーケンス方式によるフォーマットであることが分かる。
以上では、3Dボタンを押す場合に、直ちに3DモードがONからOFFに変更されたり、OFFからONに変更される場合について説明した。しかし、これは説明の便宜上の例示的な事項に過ぎず、3Dボタンを1回押す時、現在の出力状態又は適用されたフォーマットに対する情報のみをディスプレイし、もう1回3Dボタンが押された場合に、3DモードがONからOFFに変更されたり、OFFからONに変更されるように実現する場合にも、本発明が適当可能である。
それについて説明するために、図17A及び図17Bを参照する。図17A及び図17Bは、本発明の別の実施例に係る画面変更過程を示した図である。
まず、図17Aの左側に示された画面のように、3DOFFモードで3D映像が入力されると、3D映像を構成する左眼映像と右眼映像は3D映像が生成された方式によって画面にそのままディスプレイされる。即ち、3D映像が入力されても、現在モードが3DOFFモードであるため、左眼映像と右眼映像が画面上で空間分割されて、共にディスプレイされる。
本実施例に場合、トップ&ボトム方式によるフォーマットで3D映像が生成されたため、左眼映像と右眼映像とはそれぞれ上下に区分され、左眼映像と右眼映像は2Dオブジェクト1450、1460をそれぞれ含むようになる。
一方、TV200のフロントパネルに設けられた3Dボタン又はリモコン290に設けられた3Dボタンが押された場合、中央に示された画面のように、映像の3Dモードを変更させたりフォーマットを変更させずに、現在の出力状態を示すGUI1410のみが画面に付加されるようにする。
従って、3Dボタンが押されても、左眼映像と右眼映像は、そのまま2Dオブジェクト1450、1460をそれぞれ含み、GUI1120のみが付加されるようになる。
一方、TV200のフロントパネルに設けられた3Dボタン又はリモコン290に設けられた3Dボタンが再び入力された場合、右側に示された画面のように、自動又は手動で、3D映像に対してトップ&ボトム方式によるフォーマットが適用される。なお、上述のように、3D映像と共に、3D映像の出力状態に対する情報1420と3D映像に対して現在適用されたフォーマットに対する情報1430の含まれたGUI1410が画面にディスプレイされるようになる。
これによっても、簡単な動作のみでユーザが出力状態を認識できるようにし、出力状態に対して選択できるようになる。
なお、図17Bの左側に示された画面のように、3DONモードで3D映像が入力されると、3D映像を構成する左眼映像と右眼映像は現在設定された出力状態及びフォーマットに応じて3D映像を画面にディスプレイする。本実施例の場合、トップ&ボトム方式によるフォーマットで3D映像が生成されたものと仮定する。従って、画面に表示された3Dオブジェクト1440は1つの映像フレームの上側に含まれた左眼映像と下側に含まれた右眼映像とが時分割されて交互に出力されて生成されたオブジェクトとなる。
一方、TV200のフロントパネルに設けられた3Dボタン又はリモコン290に設けられた3Dボタンが押された場合、中央に示された画面のように、映像の3Dモードを変更させたりフォーマットを変更させずに、現在の出力状態を示すGUI1410のみが画面に付加されるようにする。
従って、3Dボタンが押されても、3D映像はそのまま3Dオブジェクト1440として表示され、これにGUI1410のみが追加で付加されるようになる。
一方、TV200のフロントパネルに設けられた3Dボタン又はリモコン290に設けられた3Dボタンが再び入力された場合、右側に示された画面のように、3DモードがOFFとなり、3D映像を構成する左眼映像と右眼映像が入力された3D映像のフォーマットに従って画面に表示されるようになる。本実施例の場合、トップ&ボトム方式によるフォーマットで3D映像が生成されたため、左眼映像と右眼映像はそれぞれ上下に区分され、左眼映像と右眼映像は2Dオブジェクト1450、1460をそれぞれ含むようになる。
なお、2Dオブジェクト1450、1460と共に3D映像の出力状態に対する情報1420の含まれたGUI1410が画面にディスプレイされるようになる。
これによっても、簡単な動作のみでユーザが出力状態を認識できるようにし、出力状態に対して選択できるようになる。
<3D映像の出力状態及びフォーマット変更のための動作フロー>
以下では、図18及び図19を参照しながら、3D映像の出力状態とフォーマット変更のための動作フローについて説明する。
図18は、本発明の一実施例に係るディスプレイ方法を説明するための図である。まず、3D映像が受信された後(S1810)、3Dボタンが入力されると(S1820−Y)、TV200は受信された3D映像に関連したフォーマット情報があるか否かを判断する(S1830)。
なお、TV200は3D映像に対するフォーマット情報がある場合(S1830−Y)、フォーマット情報を抽出し、抽出されたフォーマット情報に基づいたフォーマットに従って、3D映像を処理してディスプレイする(S1840)。一方、3D映像に対するフォーマット情報がない場合(S1830−N)、受信された3D映像に適用可能なフォーマットのうち1つに従って3D映像を処理してディスプレイする(S1850)。
フォーマット情報に基づいたフォーマットが適用されたり(S1840)、任意のフォーマットが適用されると(S1850)、TV200は適用されたフォーマットに関連したGUIを生成して画面に付加する(S1860)。この際、GUIは、上述のように、3D映像の出力状態に対する情報、3D映像に対して現在適用されたフォーマットに対する情報及びインジケーターなどでも良い。
GUIが付加された後、所定時間が経過すると(S1870)、TV200は付加されたGUIを消して待機する(S1880)。
その後、ユーザから上下操作ボタンが入力されると(S1890)、TV200は入力された方向に対応するフォーマットに従って3D映像を処理してディスプレイし、適用されたフォーマットに対するGUIを生成して画面に付加する(S1895)。
これにより、3D映像に対する出力状態変更とフォーマット変更をより簡単かつ便利にできるようになる。
図19は、本発明の別の実施例に係るディスプレイ方法を説明するための図である。まず、3D映像が受信された後(S1910)、3Dボタンが入力されると(S1920−Y)、TV200は現在の出力状態又はフォーマットに対する情報を画面にディスプレイする(S1930)。
なお、再び3Dボタンが入力されると(S1940−Y)、TV200は受信された3D映像に関連したフォーマット情報があるか否かを判断する(S1950)。
なお、TV200は3D映像に対するフォーマット情報がある場合(S1950−Y)、フォーマット情報を抽出し、抽出されたフォーマット情報に基づいたフォーマットに従って3D映像を処理してディスプレイする(S1960)。一方、3D映像に対するフォーマット情報がない場合(S1950−N)、受信された3D映像に適用可能なフォーマットのうち1つに従って3D映像を処理してディスプレイする(S1970)。
フォーマット情報に基づいたフォーマットが適用されたり(S1960)、任意のフォーマットが適用されると(S1970)、TV200は適用されたフォーマットに関連したGUIを生成して画面に付加する(S1980)。この際、GUIは、上述のように、3D映像の出力状態に対する情報、3D映像に対して現在適用されたフォーマットに対する情報及びインジケーターなどでも良い。
GUIが付加された後、所定時間が経過すると(S1990)、TV200は付加されたGUIを消して待機する(S1993)。
その後、ユーザから上下操作ボタンが入力されると(S1996)、TV200は入力された方向に対応するフォーマットに従って3D映像を処理してディスプレイし、適用されたフォーマットに対するGUIを生成して画面に付加する(S1999)。
これによっても、3D映像に対する出力状態変更とフォーマット変更をより簡単かつ便利にできるようになる。
<3D映像の画面構成>
以下では、上述のように処理された3D映像を視聴中に、3D映像に対する設定変更命令が入力された場合の画面構成について、図20A乃至図20Dを参照しながら説明する。
図20A乃至図20Dは、設定変更のための画面構成を示した図である。3D映像とは、左眼映像と右眼映像とが時分割されて交互に出力される映像であると既に述べている。図20A乃至図20Dでは、3D映像に対するグラフィック的な表現のために、円形の左眼映像と円形の右眼映像とが重なった形となった3Dオブジェクト2010を示した。
まず、図20Aは、3D映像モードに対する設定を変更する場合の画面構成を示している。図20Aの左側に示されたように、画面に3D映像がディスプレイされる途中に、ユーザからモード設定を変更するための命令が入力されると、右側上段又は右側下段のような設定を変更するための画面に変更されるようになる。
モード設定とは、3D映像に対するON/OFFの設定のことを意味する。
従って、3D映像に対してONに設定されると、入力された映像のフォーマットを分析し、分析されたフォーマットに基づいて左眼映像と右眼映像とを区分し、区分された左眼映像と右眼映像とを時分割して交互にディスプレイするようになる。
例えば、3D映像がサイドバイサイド方式を用いたフォーマットによる場合、3D映像に対してONに設定されると、TV200は、1つのフレームから左眼映像部分と右眼映像部分とを抽出し、抽出された左眼映像部分と右眼映像部分を左右に拡大スケーリングし、拡大スケーリングされた左眼映像と右眼映像とを交互にディスプレイするようになる。
一方、3D映像に対してOFFに設定されると、入力された映像のフォーマットに従って映像をそのままディスプレイするようになる。
例えば、3D映像がサイドバイサイド方式を用いたフォーマットによる場合、3D映像に対してOFFに設定されると、TV200は、サイドバイサイド方式での3D映像のフォーマットに従って、左眼映像が左側に表示されて右眼映像が右側に表示される形で3D映像をディスプレイするようになる。
一方、右側上段の画面は、「PLAY」アイテム2020が示しているように、3D映像が再生されている、再生中の環境におけるモード変更のための画面である。一方、右側下段の画面は、「//PAUSE」アイテム2050が示しているように、3D映像が一時停止されている、一時停止された環境におけるモード変更のための画面である。
即ち、ユーザがモード設定を変更するための命令を入力すると、予め設定された方式によって再生中の環境又は一時停止された環境で、モード設定を変更するための画面が表示されるようになる。
一方、モード設定を変更するための画面には、モード設定の変更に関連したGUI2030及び再生環境を一時停止環境に変更することのできるGUI2040又は一時停止環境を再生環境に変更することのできるGUI2060が共にディスプレイされる。即ち、再生中の環境ではモード設定の変更に関連したGUI2030と再生環境を一時停止環境に変更することのできるGUI2040が共にディスプレイされ、一時停止中の環境ではモード設定の変更に関連したGUI2030と一時停止環境を再生環境に変更することのできるGUI2060が共にディスプレイされる。
これにより、ユーザはモード設定の変更に関連したGUI2030を操作してモード設定を3DONから3DOFFに、又は3DOFFから3DONに変更することができ、環境に関連したGUI2040、2060を操作し、モード設定の変更のための環境を再生環境から一時停止環境に変更したり、一時停止環境から再生環境に変更したりすることができる。
3D映像の特徴上、3D映像に対する設定種類に応じて、再生環境がより便利だったり、一時停止環境がより便利だったりすることがあるため、このように、モード設定の変更命令が入力された際に、モード設定の変更のための環境まで変更することのできるGUIを共に提供することで、ユーザはより便利な環境でモード設定を変更することができるようになる。
次に、図20Bは、3D映像のフォーマットに対する設定を変更する場合の画面構成を示している。図20Bの左側に示されたように、画面に3D映像がディスプレイされる途中に、ユーザからフォーマット設定を変更するための命令が入力されると、右側上段又は右側下段のようにフォーマット設定を変更するための画面に変更されるようになる。
フォーマット設定とは、上述のフレームシーケンス方式、トップ&ボトム方式、サイドバイサイド方式、水平インターリーブ方式、垂直インターリーブ方式又はチェッカーボード方式によるフォーマットに対して設定することを意味する。
従って、3D映像に対して、上述のフォーマットのうち1つを選択すると、入力された映像の実際のフォーマットとは関係なく、受信された3D映像に対してユーザが設定したフォーマットに従って入力された映像フレームで左眼映像及び右眼映像に区分し、区分された左眼映像と右眼映像とを時分割して交互にディスプレイするようになる。
例えば、入力された3D映像がサイドバイサイドによるフォーマットで生成され、ユーザからトップ&ボトム方式によるフォーマットに変更するための命令が入力された場合、TV200は1つの映像フレームに含まれた映像を上側映像と下側映像とに分離し、分離された映像を上下に2倍拡大スケーリングしてそれぞれ左眼映像及び右眼映像に出力するようになる。
これにより、画面に出力される左眼映像は、カメラ100によって撮影された左眼映像の上側と右眼映像の上側とで構成されるようになり、画面に出力される右眼映像は、カメラ100によって撮影された左眼映像の下側と右眼映像の下側とで構成されるようになる。
このようなフォーマット設定を可能とする理由は、機器の誤作動などの理由で適切でないフォーマットによって3D映像が出力される場合、ユーザに不自然だったり視聴の不可能な映像を提供することになるため、ユーザが直接フォーマットを選択して自然な3D映像が提供できるようにするためである。
一方、右側上段の画面は、「PLAY」アイテム2020が示しているように、3D映像が再生されている、再生中の環境におけるフォーマット変更のための画面である。一方、右側下段の画面は、「‖PAUSE」アイテム2050が示しているように、3D映像が一時停止されている、一時停止された環境におけるモード変更のための画面である。
即ち、ユーザがモード設定を変更するための命令を入力すると、予め設定された方式によって再生中の環境又は一時停止された環境で、フォーマット設定を変更するための画面が表示されるようになる。
一方、フォーマット設定を変更するための画面には、フォーマット設定の変更に関連したGUI2070及び再生環境を一時停止環境に変更することのできるGUI2040又は一時停止環境を再生環境に変更することのできるGUI2060が共にディスプレイされる。即ち、再生中の環境ではフォーマット設定の変更に関連したGUI2070と再生環境を一時停止環境に変更することのできるGUI2040が共にディスプレイされ、一時停止中の環境ではフォーマット設定の変更に関連したGUI2070と一時停止環境を再生環境に変更することのできるGUI2060が共にディスプレイされる。
一方、フォーマット設定に関連したGUI2070は、左側からフレームシーケンス方法によるフォーマット、トップ&ボトム方式によるフォーマット、サイドバイサイド方式によるフォーマット、水平インターリーブ方式によるフォーマット、垂直インターリーブ方式によるフォーマット及びチェッカーボード方式によるフォーマットを示している。
これにより、ユーザはフォーマット設定の変更に関連したGUI2070を操作してフォーマットを変更することができ、環境に関連したGUI2040、2060を操作し、フォーマット設定の変更のための環境を再生環境から一時停止環境に変更したり、一時停止環境から再生環境に変更したりすることができるようになる。
図20Cは、3D映像のフォーカス/デプスに対する設定を変更する場合の画面構成を示している。図20Cの左側に示されたように画面に3D映像がディスプレイされる途中に、ユーザからフォーカス/デプス設定を変更するための命令が入力されると、右側上段又は右側下段のようなフォーカス/デプス設定を変更するための画面に変更されるようになる。
フォーカス設定とは、画面に表示された3Dオブジェクトに対する鮮明度を上げたり下げたりするための設定のことを意味し、デプス設定とは、画面に表示された3Dオブジェクトの立体感を増加させたり減少させたりするための設定のことを意味する。
このようなフォーカス/デプス設定を可能とする理由は、機器の誤作動などの理由で適切でないフォーカス/デプスによって3D映像が出力される場合、ユーザに不自然だったり視聴の不可能な映像を提供するようになるため、ユーザが直接フォーカス/デプスを選択して自然な3D映像が提供できるようにするためである。
一方、右側上段の画面は、「PLAY」アイテム2020が示しているように、3D映像が再生されている、再生中の環境におけるフォーカス/デプス変更のための画面である。一方、右側下段の画面は、「‖PAUSE」アイテム2050が示しているように、3D映像が一時停止されている、一時停止された環境におけるフォーカス/デプス変更のための画面である。
即ち、ユーザがフォーカス/デプス設定を変更するための命令を入力すると、予め設定された方式によって再生中の環境又は一時停止された環境で、フォーカス/デプス設定を変更するための画面が表示されるようになる。
一方、フォーカス/デプス設定を変更するための画面には、フォーカス/デプス設定の変更に関連したGUI2080及び再生環境を一時停止環境に変更することのできるGUI2040又は一時停止環境を再生環境に変更することのできるGUI2060が共にディスプレイされる。即ち、再生中の環境ではフォーカス/デプス設定の変更に関連したGUI2080と再生環境を一時停止環境に変更することのできるGUI2040が共にディスプレイされ、一時停止中の環境ではフォーカス/デプス設定の変更に関連したGUI2080と一時停止環境を再生環境に変更することのできるGUI2060が共にディスプレイされる。
これにより、ユーザはフォーカス/デプス設定の変更に関連したGUI2080を操作してフォーカス/デプスを変更することができ、環境に関連したGUI2040、2060を操作し、フォーカス/デプス設定の変更のための環境を再生環境から一時停止環境に変更したり、一時停止環境から再生環境に変更したりすることができるようになる。
図20Dは、3D映像の出力順番に対する設定を変更する場合の画面構成を示している。図20Dの左側に示されたように画面に3D映像がディスプレイされる途中に、ユーザから出力順番設定を変更するための命令が入力されると、右側上段又は右側下段のような出力順番設定を変更するための画面に変更されるようになる。
出力順番設定とは、1つのフレームに含まれた左眼映像部分と右眼映像部分とを抽出し、抽出された左眼映像部分と右眼映像部分とを拡大スケーリングした後、左眼映像→右眼映像の順に時分割して交互に出力するか、右眼映像→左眼映像の順に時分割して交互に出力するかを設定することである。
このような出力順番設定を可能とする理由は、機器の誤作動などの理由で適切でない出力順番によって3D映像が出力される場合、ユーザに不自然だったり視聴の不可能な映像を提供するようになるため、ユーザが直接出力順番を選択して自然な3D映像が提供できるようにするためである。
一方、右側上段の画面は、「PLAY」アイテム2020が示しているように、3D映像が再生されている、再生中の環境における出力順番変更のための画面である。一方、右側下段の画面は、「‖PAUSE」アイテム2050が示しているように、3D映像が一時停止されている、一時停止された環境における出力順番変更のための画面である。
即ち、ユーザが出力順番設定を変更するための命令を入力すると、予め設定された方式によって再生中の環境又は一時停止された環境で、出力順番設定を変更するための画面が表示されるようになる。
一方、出力順番設定を変更するための画面には、出力順番設定の変更に関連したGUI2090及び再生環境を一時停止環境に変更することのできるGUI2040又は一時停止環境を再生環境に変更することのできるGUI2060が共にディスプレイされる。即ち、再生中の環境では出力順番設定の変更に関連したGUI2090と再生環境を一時停止環境に変更することのできるGUI2040が共にディスプレイされ、一時停止中の環境では出力順番設定の変更に関連したGUI2090と一時停止環境を再生環境に変更することのできるGUI2060が共にディスプレイされる。
これにより、ユーザは出力順番設定の変更に関連したGUI2090を操作して出力順番を変更することができ、環境に関連したGUI2040、2060を操作し、出力順番設定の変更のための環境を再生環境から一時停止環境に変更したり、一時停止環境から再生環境に変更したりすることができるようになる。
一方、上述の複数のGUIは左眼映像と右眼映像の両方に付加され、ユーザに立体感のあるGUIが提供されるようにすることもでき、左眼映像と右眼映像のうち一方のみに付加されるようにすることもできる。左眼映像と右眼映像の両方に付加する方法は、左眼映像と右眼映像のうち一方のみに付加する方法から類推できるため、以下では環境に応じて左眼映像と右眼映像のうち一方にのみGUIを付加する方法について説明する。
図21A乃至図21Cは、GUIを付加する方法を説明するための図である。3D映像とは、左眼映像と右眼映像とが時分割されて交互に出力される映像であると既に述べている。図21A乃至図21Cでは、3D映像を構成する左眼映像と右眼映像のそれぞれに対するグラフィック的な表現のために、左眼映像に含まれた円形のオブジェクト2110、2120と、右眼映像に含まれた円形のオブジェクト2150、2170をそれぞれ示している。なお、各オブジェクトの参照番号が異なる理由は、同一のフレームに含まれた左眼映像や右眼映像でない場合、オブジェクトが変更されるためのである。即ち、同一のフレームの左眼映像は同一の参照番号を使用しているが、相互に異なるフレームの左眼映像は相互に異なる参照番号を使用している。これは、右眼映像も同様である。
まず、図21Aは、再生中の環境で左眼映像にのみGUIを付加する方法を説明するための図である。
図21Aに示されているように、1つ目の左眼映像(L1)にはオブジェクト2110がディスプレイされ、再生中の環境でモード設定を変更するための命令が入力されると、現在の環境を示すGUI(「PLAY」2120)、モード設定の変更に関連したGUI(「3D:on/off」2130)及び別の環境に変更するためのGUI(「‖PAUSE」2140)が1つ目の左眼映像(L1)に付加される。
その後、1つ目の右眼映像(R1)にはオブジェクト2150のみがディスプレイされ、別途のGUIは付加されない。
以上と同様の方式で、二つ目の左眼映像(L2)にはオブジェクト2160、現在の環境を示すGUI(「PLAY」2120)、モード設定の変更に関連したGUI(「3D:on/off」2130)及び別の環境に変更するためのGUI(「‖PAUSE」2140)のみが表示され、二つ目の右眼映像(R2)にはオブジェクト2170のみがディスプレイされ、別途のGUIは付加されない。
このように、再生中の環境で左眼映像にのみGUIを付加して、立体的でないGUIをユーザに提供することができ、右眼映像にのみGUIを付加する場合も、これと同様の論理が適用される。
なお、上述の複数のGUIの位置などを一部変更して右眼映像にも付加する場合、立体感のあるGUIが提供されるようになる。
図21Bは、一時停止された環境で左眼映像にのみGUIを付加する方法を説明するための図である。3D映像が一時停止された環境では、一時停止命令が入力された時点でディスプレイされる左眼映像と右眼映像とが繰り返しディスプレイされることもでき、一時停止命令が入力された時点でディスプレイされる左眼映像又は右眼映像の一方のみが繰り返しディスプレイされることもできる。図21Bは前者の場合を説明するための図である。後者の場合、ここから類推可能であるため、説明は省略する。
図21Bに示されているように、1つ目の左眼映像(L1)にはオブジェクト2110がディスプレイされ、一時停止された環境でモード設定を変更するための命令が入力されると、現在の環境を示すGUI(「‖PAUSE 」2180)、モード設定の変更に関連したGUI(「3D:on/off」2130)及び別の環境に変更するためのGUI(「PLAY」2190)が1つ目の左眼映像(L1)に付加される。
その後、1つ目の右眼映像(R1)にはオブジェクト2150のみがディスプレイされ、別途のGUIは付加されない。
これと同様の方式で、1つ目の左眼映像(L1)と1つ目の右眼映像(R1)とが交互に繰り返しディスプレイされて一時停止の画面が構成される。
このように、一時停止された環境でも左眼映像にのみGUIを付加して立体的でないGUIをユーザに提供することができ、右眼映像にのみGUIを付加する場合も、これと同様の論理が適用される。
なお、上述の複数のGUIの位置などを一部変更して右眼映像にも付加する場合、立体感のあるGUIが提供されるようになる。
図21Cは、一時停止された環境で左眼映像にのみGUIを付加する方法を説明するための図である。特に、図21Cは、一時停止命令が入力された時点でディスプレイされる左眼映像又は右眼映像の一方のみが繰り返しディスプレイされる場合を説明するための図である。
図21Cに示されているように、1つ目の左眼映像(L1)にはオブジェクト2110がディスプレイされ、一時停止された環境でモード設定を変更するための命令が入力されると、現在の環境を示すGUI(「‖PAUSE 」2180)、モード設定の変更に関連したGUI(「3D:on/off」2130)及び別の環境に変更するためのGUI(「PLAY」2190)が1つ目の左眼映像(L1)に付加される。
その後、これと同一の画面が繰り返し続けてディスプレイされて一時停止の画面が構成される。
このように、一時停止された環境でも左眼映像にのみGUIを付加して、立体的でないGUIをユーザに提供することができ、右眼映像にのみGUIを付加する場合も、これと同様の論理が適用される。
一方、図21A乃至図21Cでは、モード設定のための画面構成について例を挙げて説明したが、その他の設定のための画面構成もそこから自明に類推できることは言うまでもない。
<GUI提供のための動作フロー>
以下では、図22を参考にしながら3D映像の設定変更のためにGUIを提供する動作フローについて説明する。図22は、3D映像の設定変更のためにGUIを提供する方法について説明するためのフローチャートである。
まず、3D映像に対する設定命令が入力されると(S2210−Y)、TV200は設定命令に関連した第1GUIを生成する(S2220)。その後、TV200は、入力された設定命令に関連した予め設定された環境が存在するか否かを判断する(S2230)。これは、ユーザによって、特定設定命令に対しては特定環境が提供されるように予め設定されていることができるためである。
予め設定された環境が存在し(S2230−Y)、このような環境が再生環境である場合(S2240−Y)、TV200は一時停止環境に変更させるための第2GUIを生成し(S2260)、3D映像に対する再生環境を維持したり再生環境に変更し、第1GUI及び第2GUIが3D映像に付加されるようにする(S2270)。
なお、予め設定された環境が存在し(S2230−Y)、このような環境が一時停止された環境である場合(S2240−N)、TV200は再生環境に変更させるための第2GUIを生成し(S2290)、3D映像に対する一時停止環境を維持したり一時停止環境に変更し、第1GUI及び第2GUIが付加されるようにする(S2293)。
一方、入力された設定命令に関連した予め設定された環境がない場合(S2230−N)、TV200は現在の環境を把握し、現在の環境が再生中の環境である場合(S2250−Y)、上述のS860ステップに進む。なお、現在の環境が一時停止された環境である場合(S2250−N)、上述のS2290ステップに進む。
一方、再生中の環境では一時停止命令が入力されたか否かを判断し(S2280)、一時停止命令が入力された場合(S2280−Y)、S2290ステップに進む。なお、一時停止された環境では再生命令が入力された否かを判断し(S2296)、再生命令が入力された場合(S2296−Y)、S2260ステップに進む。
これにより、より簡単かつ便利に3D映像に対する設定が変更できるようになる。
<左眼映像及び右眼映像の処理過程>
図23は、左眼映像と右眼映像とが時分割されて交互に出力される様子について示した図である。図23では、説明の便宜上、サイドバイサイド方式によるフォーマットの3D映像が受信されたものとして想定した。
上述のように、TV200は、サイドバイサイド方式によるフォーマットで伝送された3D映像に対して処理し、左眼映像と右眼映像を生成し、生成された左眼映像と右眼映像とが時分割されて交互に出力されるようにする。
一方、出力される3D映像は、左眼映像→右眼映像の順でも良く、右眼映像→左眼映像の順でも良い。順番が変更される理由としては、3D映像製作上の問題、3D映像に対する映像処理上の問題、ユーザの設定による問題などが挙げられる。
上記問題の以外の如何なる理由でも、3D映像は左眼映像→右眼映像の順にディスプレイされたり、右眼映像→左眼映像の順にディスプレイされることができ、本発明の一実施例によると、ユーザは、左眼映像→右眼映像の順にディスプレイされる3D映像と、右眼映像→左眼映像の順にディスプレイされる3D映像を同時に視聴して、両者が比較できるようになる。
即ち、ユーザから3D映像の出力順番変更に対する命令が入力されると、図23に示されたように、TV200は受信された3D映像で左眼映像及び右眼映像を分離して拡大スケーリングした後、1セットは左眼映像→右眼映像の順に並べるように構成し、別の1セットは右眼映像→左眼映像の順に並べるように構成する。
その後、TV200は左眼グラス350及び右眼グラス360と同期されるようにし、2セットの映像を生成し、各セットの半分ずつを画面に同時に出力する。即ち、1つの画面は左眼映像→右眼映像の順にディスプレイされる画面であり、別の1つの画面は右眼映像→左眼映像の順にディスプレイされる画面となる。
<画面構成>
以下では、図24乃至図26を参照しながら、順番が変更された場合の画面を共にディスプレイする方法について説明する。
図24は、本発明の一実施例に係る画面構成を示した図である。図24に示されたように、TV200は左眼映像→右眼映像の順に出力するための1つの3D映像セットを構成する。この構成による場合、L1→R1→L2→R2→…の順に3D映像がディスプレイされるようになる。なお、TV200は右眼映像→左眼映像の順に出力するためのもう1つの3D映像セットを構成する。この構成による場合、R1→L1→R2→L2→…の順に3D映像がディスプレイされるようになる。
L1→R1→L2→R2→…の順となっている3D映像の左側部分の映像をAとし、右側部分の映像をBとする場合、TV200はA映像を抽出する。なお、R1→L1→R2→L2→…の順となっている3D映像の左側部分の映像をCとし、右側部分の映像をDとする場合、TV200はD映像を抽出する。
その後、TV200はA映像とD映像を1つに統合して、1つの画面でA映像とD映像が同時に出力されるようにする。無論、シャッターグラス300との同期のために、左眼グラス250がオン(オフ)となるタイミングではA映像とD映像の左眼映像が出力されなければならず、右眼グラス360がオン(オフ)となるタイミングではA映像とD映像の右眼映像が出力されなければならない。これのために、A映像はL1→R1→L2→…の順に出力され、D映像はL1→R2→L2→…の順に出力されるようになる。
このように、左眼映像→右眼映像の順に出力される3D映像と、右眼映像→左眼映像の順に出力される3D映像が、1つの画面でユーザに提供され、ユーザはより簡単かつ便利に、正確な順となった映像を確認できるようになる。
一方、両3D映像を1つの画面で比較しながら、両3D映像のうち、正確な順となった映像を選択するために、各映像にGUIが付加されることができる。これに対する説明のために、図25を参照する。
図25は、本発明の別の実施例に係る画面構成を示した図である。
上述のように、1つの画面で左眼映像→右眼映像の順に出力されるA映像と、右眼映像→左眼映像の順に出力されるD映像が同時に出力されると、ユーザが正確な順に出力される映像を選択するためのGUIが付加される。
即ち、図25に示されたように、A映像に該当する領域中の一部にA映像を選択するための「選択」GUIが共に出力され、D映像に該当する領域中の一部にD映像を選択するための「選択」GUIが共に出力される。
ユーザは両「選択」GUIのうち一方を選択し、選択されたGUIが位置した領域で出力される3D映像を視聴することができる。即ち、ユーザがA映像を選択した場合、TV200は左眼映像→右眼映像の順に出力される3D映像をユーザに提供するために、画面の左側にA映像が出力されて画面の右側にB映像が出力される完全な映像をディスプレイする。
なお、ユーザがD映像を選択した場合、TV200は右眼映像→左眼映像の順に出力される3D映像をユーザに提供するために、画面の右側にD映像が出力されて画面の左側にC映像が出力される完全な映像をディスプレイする。
一方、ユーザが3D映像の出力順番変更に対する命令を入力すると、上述のように、 L1→R1→L2→…の順に出力される画面と、L1→R2→L2→…の順に出力される画面を同時に表示することもできるが、ユーザの設定によって一時停止された画面が表示されるようにすることもできることは言うまでもない。これに対する説明のために図26を参照する。
図26は、本発明の更に別の実施例に係る画面構成を示した図である。図26に示されたように、ユーザが3D映像の出力順番変更に対する命令を入力すると、画面の左側領域にはA映像が出力され、画面の右側領域にはD映像が出力されるようにできるが、ユーザが3D映像に対する一時停止命令を入力すると、画面の左側映像と右側映像には一時停止された映像が出力されるようになる。
特に、画面の左側領域でディスプレイされる一時停止された映像は、一時停止命令が入力された時点における左眼映像と右眼映像が左眼映像→右眼映像の順にディスプレイされる映像である。即ち、図26に示されたように、一時停止命令が入力されると、L1→R1→L1→R1→…の順にL1とR1が繰り返し一時停止映像(E映像)を出力するようになる。
なお、画面の右側領域でディスプレイされる一時停止された映像も、一時停止命令が入力された時点における左眼映像と右眼映像が右眼映像→左眼映像の順にディスプレイされる映像である。即ち、図26に示されたように、一時停止命令が入力されると、L1→R2→L1→R2→…の順にL1とR2が繰り返し一時停止映像(F映像)を出力するようになる。
この場合も同様に、E映像とF映像に「選択」GUIがそれぞれ付加されてユーザが映像を選択するようにすることができる。即ち、ユーザがE映像を選択した場合、TV200は左眼映像→右眼映像の順に出力される3D映像をユーザに提供するために、画面の左側にA映像が出力され、画面の右側にB映像が出力される完全な映像をディスプレイする。
なお、ユーザがF映像を選択した場合、TV200は右眼映像→左眼映像の順に出力される3D映像をユーザに提供するために、画面の右側にD映像が出力され、画面の左側にC映像が出力される完全な映像をディスプレイする。
<3D映像を処理するための動作フロー>
図27は、本発明の一実施例に係る3D映像提供方法を説明するための図である。
図27に示されたように、TV200は左眼映像と右眼映像とを交互に出力し(S2710)、その後、ユーザから順番変更命令が入力されると(S2720−Y)、左眼映像と右眼映像の順番が変更されない第1画面を生成し(S2730)、左眼映像と右眼映像の順番が変更された第2画面を生成する(S2740)。
TV200は第1画面の左側半分と第2画面の右側半分が1つの画面でディスプレイされるようにし(S2750)、第1画面を選択するための第1GUI及び第2画面を選択するための第2GUIが生成され、それぞれ第1画面及び第2画面に付加されてディスプレイされるようにする(S2760)。
その後、TV200は第1GUIが選択されると(S2770−Y)、半分で分けられていない第1画面全体をディスプレイし(S2790)、第2GUIが選択されると(S2780−Y)、半分に分けられていない第2画面全体をディスプレイする(S2785)。
これにより、同期の取れていない映像と、同期が取れている映像を1つの画面で比較することができ、同期が取れたか否かをユーザがより簡単に認識することができ、同期の取れている映像をユーザが直接選択できるようになる。
以上では、説明の便宜上、サイドバイサイド方式によるフォーマットで映像が受信された場合について説明したが、これは説明の便宜上の例示的な事項に過ぎず、他の方式によるフォーマットで映像が受信される場合にも、本発明の技術的思想がそのまま適用され得ることは言うまでもない。例えば、トップ&ボトム方式によるフォーマットで映像が受信された場合、上下に映像を分離し、分離された映像を上下に拡大スケーリングして、拡大スケーリングされた映像から左眼映像と右眼映像を抽出することができる。
なお、以上では、説明の便宜上、第1画面に左眼映像→右眼映像の順となっている3D映像が出力され、第2画面に右眼映像→左眼映像の順となっている3D映像が出力されるものとして想定されたが、逆の場合にも適用可能で、第1画面と第2画面は左右でない上下で区分されることもできるだろう。
<3D映像プレビューを用いた3D映像フォーマット選択>
図28は、本実施例に係る3DTV2800の詳細な構成を示したブロック図である。図28に示されたように、3DTV2800は放送受信部2810、映像入力部2820、A/V処理部2830、音声出力部2840、ディスプレイ部2850、制御部2860、保存部2870、操作部2880、3Dメガネ2890、メガネ信号送受信部2895を含む。
放送受信部2810は、放送局又は衛星から有線又は無線で放送を受信して復調する。なお、放送受信部2810は、3D映像データを含む3D映像信号を受信する。
映像入力部2820は、外部機器に接続されて映像が入力される。特に、映像入力部2820には3D映像データを外部機器から入力されうる。映像入力部2820は一例として、S−Video、コンポーネント、コンポジット、D−Sub、DVI、HDMI(登録商標)などをインターフェースすることができる。
ここで3D映像データとは、3D映像の情報を含めているデータのことを意味する。3D映像データは1つのデータフレーム領域に左眼映像データと右眼映像データと含めている。そして、左眼映像データと右眼映像データを含む形態に応じて、3D映像データの種類が分類される。
以下では、図29を参照しながら、3D映像データのフォーマットについて説明する。図29は本発明の一実施例に係る3D映像データの種類を示した図である。
図29の左右分割(Side By Side)方式2910、上下分割(Tom−Bottom)方式2920及び2D+Depth方式2930の3D映像データは、スプリット(Split)方式によって左眼映像データと右眼映像データを含む3D映像データである。
左右分割方式2910は、左眼映像データと右眼映像データが左右に分割されたフレームデータ領域の左−データ領域及び右−データ領域にそれぞれ含まれた形態を意味する。即ち、図29に示されたように、左右分割方式2910の3D映像データは1つのフレームデータ領域を左右に分割し、左−データ領域に左眼映像データが含まれており、右−データ領域に右眼映像データが含まれている。
上下分割方式2920は、左眼映像データと右眼映像データが上下に分割されたフレームデータ領域の上−データ領域及び下−データ領域にそれぞれ含まれた形態を意味する。即ち、図29に示されたように、上下分割方式2920の3D映像データで1つのフレームデータ領域は上下に分割され、上−データ領域に左眼映像データが含まれており、下−データ領域に右眼映像データが含まれている。
一方、2D+Depth方式2930の3D映像データは、画面に表示される2D映像データと2D映像データの各部分の深度情報を示す深度データを含めている。即ち、図29に示されたように、2D+Depth方式2930の3D映像データで1つのフレームデータ領域は左右で分割され、左−データ領域に2D映像データが含まれており、右−データ領域に深度データが含まれている。しかし、2D+Depth方式2930の3D映像データで1つのフレームデータ領域は左右に分割され、2D映像データと深度データが含まれた形態になることもできる。
図29の水平インターリーブ(Horizontal interleaved)方式2940、垂直インターリーブ(Vertical interleaved)方式2950、及びチェッカーボード(Checker board)方式2960の3D映像データはインターリーブ(interleave)方式によって左眼映像データと右眼映像データを含む3D映像データである。
水平インターリーブ方式2940は画素行単位で左眼映像データと右眼映像データとが交互に配置された形を意味する。そして、垂直インターリーブ方式2950は画素列単位で左眼映像データと右眼映像データとが交互に配置された形を意味する。チェッカーボード方式2960は左眼映像データと右眼映像データとが画素単位又は複数の画素の含まれた正方形のブロック単位で交互に配置された形を意味する。
このように、3D映像データは1つのフレームデータ領域に左眼映像データと右眼映像データを含む形、又は2D映像データと深度データを含む形を持つ。これは、2D映像を伝送するためのデータフォーマットをそのまま用いて3D映像を伝送できるように実現するためである。
再び図28の説明に戻ると、A/V処理部2830は放送受信部2810及び映像入力部2820で入力される映像信号及び音声信号に対してビデオデコーディング、ビデオスケーリング、オーディオデコーディングなどの信号処理及びGUI生成を行う。
一方、入力された映像及び音声信号を保存部2870に保存する場合、A/V処理部2830は入力された音声と映像とを圧縮した形で保存するために入力された映像と音声を圧縮するようになる。
図28に示されたように、A/V処理部2830は音声処理部2832、映像処理部2834、3D映像実現部2836及びGUI生成部2838を含む。
音声処理部2832は、入力された音声信号に対してオーディオデコーディングなどの信号処理を行う。そして、音声処理部2832は処理された音声信号を音声出力部2840に出力する。
映像処理部2834は、入力された映像信号に対してビデオデコーディング及びビデオスケーリングなどの信号処理を行う。そして、映像処理部2834は3D映像データが入力された場合、入力された3D映像データを3D映像実現部2836に出力する。
3D映像実現部2836は、入力された3D映像データを用いて1つの画面の大きさで補間された左眼映像及び右眼映像を生成する。即ち、3D映像実現部2836は3D立体映像を実現するため、画面にディスプレイされる左眼映像と右眼映像を生成するようになる。
具体的に、3D映像実現部2836は入力された3D映像データから左眼映像データと右眼映像データとを分離する。1つのフレームデータに左眼映像データと右眼映像データとが両方共に含まれているため、分離された左眼映像データと右眼映像データは、それぞれ画面全体の大きさの半分に該当する映像データを持つようになる。従って、3D映像実現部2836は、分離された左眼映像データと右眼映像データとを2倍に拡大したり補間し、1つの画面の大きさを持つ画面に表示される左眼映像と右眼映像を生成する。そして、3D映像実現部2836は、生成された左眼映像と右眼映像とが交互に表示されるようにディスプレイ部2850に出力する。
一方、入力される3D映像に対する複数個のフォーマットを含むプレビュー画面を生成するために、3D映像実現部2836は入力される3D映像データに対する複数個のフォーマットの左眼映像と右眼映像を生成する。そして、生成された複数個のフォーマットの3D映像の左眼映像と右眼映像は1つの画面全体に交互に表示されるようにディスプレイ部2850に出力される。
そして、ユーザ操作によって複数個のフォーマットの3D映像のうち1つのフォーマットが選択されると、3D映像実現部2836は選択されたフォーマットに対応する左眼映像と右眼映像とを交互にディスプレイ部2850に出力する。
音声出力部2840はA/V処理部2830から伝送された音声をスピーカーなどで出力する。
ディスプレイ部2850はA/V処理部2830から伝送された映像を画面にディスプレイされるように出力する。特に、3D映像の場合、ディスプレイ部2850は左眼映像及び右眼映像を交互に出力する。
なお、ディスプレイ部2850は出力される複数個のフォーマットのうち、制御部2860で分析されたフォーマットが適用された3D映像を他のフォーマットが適用された3D映像と区分して出力する。
なお、ディスプレイ部2850は、複数個のフォーマットの3D映像にそれぞれ対応する3D映像フォーマットの種類及び情報を共に出力することができる。
なお、ディスプレイ部2850は操作部2880を介して入力されたユーザの選択によって、選択されたフォーマットの3D映像の左眼映像と右眼映像を大画面で交互に出力する。
保存部2870は放送受信部2810又は映像入力部2820から受信された映像を保存する。保存部2870はハードディスク、非揮発性メモリーなどで実現されることができる。
操作部2880はユーザ操作が入力されて制御部2860に伝送する。操作部2880はリモコン、ポインティングデバイス、タッチパッド及びタッチスクリーンなどで実現されることができる。
メガネ信号送受信部2895は、3Dメガネ2890の左眼グラスと右眼グラスとを交互にオープンするためのクロック信号を送信する。そして、3Dメガネ2890は受信されたクロック信号に従って、左眼グラスと右眼グラスとを交互にオープンするようになる。なお、メガネ信号送受信部2895は3Dメガネ2890から状態情報などを受信する。
制御部2860は操作部2880から伝達されるユーザ操作内容に基づいてユーザ命令を把握し、把握したユーザ命令に従って3DTV2800の全般の動作を制御する。
なお、制御部2860は入力される3D映像データのフォーマットを分析する。具体的に、制御部2860は入力される3D映像データに含まれたタブ情報を介して入力される3D映像のフォーマットを分析したり、入力される3D映像の左眼映像又は右眼映像を比較して入力される3D映像のフォーマットを分析する。
以下では、図30乃至図32を参照しながら、本発明の一実施例に係る3DTV2800における3D映像プレビューの提供方法について詳細に説明する。
図30は、本発明の一実施例に係る入力される3D映像に対する複数個のフォーマットの3D映像を含むプレビューを提供する方法を説明するためのフローチャートである。
3DTV2800は放送受信部2810又は映像入力部2820を介して3D映像を入力される(S3010)。3D映像が出力される間、3DTV2800は操作部2880を介して、プレビュー生成命令を入力される(S3020)。3DTV2800がプレビュー生成命令を入力されると、3D映像実現部2836では入力される3D映像に対する複数個のフォーマットの左眼映像と右眼映像を生成する(S3030)。この時に、3D映像実現部2836は生成された複数個の左眼映像と複数個の右眼映像をディスプレイ部2850に交互に出力する。
ディスプレイ部2850は前記出力された複数個の左眼映像と複数個の右眼映像とを交互に表示する(S3040)。3DTV2800が1つの画面に複数個の左眼映像と複数個の右眼映像とを交互に表示することで、複数個のフォーマットの3D映像がプレビュー形式で1つの画面にディスプレイされることができる(S3050)。
この時、複数個のフォーマットの3D映像のうち、入力された3D映像のフォーマットと一致する映像は入力された3D映像のフォーマットと一致しない映像と区分された表示される。3DTV2800が入力された3D映像と一致する映像を一致しない映像と区分して表示することで、ユーザはより簡単かつ便利に3D映像のフォーマットを選択することができる。
図31は、本発明の一実施例に係る3D映像プレビューを介して入力される3D映像のフォーマットを選択するための方法を説明するフローチャートである。
上述の過程を通じて3DTV2800は、複数個のフォーマットの3D映像プレビューをディスプレイする(S3110)。3DTV2800は操作部2880を介してユーザの選択が入力されて複数個のフォーマットのうち1つのフォーマットが選択されたか否かを判断する(S3120)。操作部2880を介してユーザの選択が入力されたと判断されると(S3120−Y)、ユーザの選択に従って複数個のフォーマットのうち1つのフォーマットが選択される。
ユーザの選択によって複数個のフォーマットのうち1つのフォーマットが選択されると、複数個のフォーマットの3D映像のうち選択されたフォーマットの3Dは、映像のみが大画面に表示され、残りの画面は消える(S3130)。
具体的に、ユーザ操作で複数個のフォーマットのうち1つのフォーマットが選択されると、3D映像実現部2838は複数個のフォーマットのうち選択されたフォーマットの左眼映像と右眼映像のみを生成する。3D映像実現部2838は生成された左眼映像と右眼映像とをディスプレイ部2850で交互に出力する。ディスプレイ部2850は3D映像実現部2838で生成された左眼映像と右眼映像とを交互に表示する。従って、選択されたフォーマットの3D映像は大画面の3D映像でディスプレイ部2850に表示される。
図32は、本発明の一実施例に係る3DTV2800で3D映像のプレビューが提供され、プレビュー映像のうち1つの映像を選択する過程を示した図である。
3D映像が3DTV2800に入力される(3210)。例えば、図32に示されたように、上下分割方式の3D映像が3DTV2800に入力される。
3D映像が3DTV2800に入力されると、図32に示されたように、3DTV2800は上述の過程を通じて複数個のフォーマットの3D映像を生成して表示する(3220)。例えば、上下分割方式の3D映像が入力されるとしても、左右分割方式、チェッカーボード方式、垂直インターリーブ方式、水平インターリーブ方式などのような複数個のフォーマットの3D映像を生成して表示する。この時、3DTV2800は入力される3D映像のフォーマットを分析し、分析されたフォーマットの3D映像を他の映像と区分して表示することができる(3225)。例えば、上下分割方式の3D映像が入力された場合、3DTV2800は入力された3D映像のフォーマットを上下分割方式で分析する。そして、複数個のフォーマットの3D映像のうち、上下分割方式で生成されて表示された3D映像を他のフォーマットの3D映像と区分して表示する。このように区分して表示することで、ユーザはより簡単かつ便利に入力される3D映像のフォーマットを選択することができるようになる。
ユーザ操作によって1つのフォーマットの3D映像が選択されると、3DTV2800は複数個のフォーマットの3D映像のうち1つの映像を大きく表示する(3230)。例えば、ユーザが操作部2880を介して上下分割方式で生成されて表示された3D映像を選択すると、3DTV2800は上下分割方式で生成されて表示された3D映像を大画面でディスプレイする。
このような過程によって、3DTVは入力される3D映像に対する複数個のフォーマットの3D映像を含むプレビューを提供できるようになる。従って、ユーザはより簡単かつ便利に入力される3D映像のフォーマットを確認して探すことができる。
<3DGUIの提供過程>
以下では、図28及び図33乃至図35を参照しながら、3DGUIを提供する過程について説明する。
本実施例に係る動作における3DTV2800は次のように動作する。3D映像実現部2836は入力された3D映像データを用いて1つの画面の大きさで補間された左眼映像及び右眼映像を生成する。即ち、3D映像実現部2836は3D立体映像を実現するために、画面にディスプレイされる左眼映像と右眼映像を生成するようになる。
具体的に、3D映像実現部2836は入力された3D映像データから左眼映像データと右眼映像データとを分離する。1つのフレームデータに左眼映像データと右眼映像データが両方とも含まれているため、分離された左眼映像データと右眼映像データはそれぞれ画面全体の大きさの半分に当る映像データを有するようになる。従って、3D映像実現部2836は分離された左眼映像データと右眼映像データを2倍に拡大したり補間して、1つの画面の大きさを持つ画面に表示される左眼映像と右眼映像を生成する。そして、3D映像実現部2836は生成された左眼映像と右眼得像とを交互に表示されるように、映像出力(ディスプレイ)部2850に出力する。
なお、ユーザからGUI生成命令が入力されると、3D映像実現部2836は入力される3D映像の左眼映像と右眼映像のうち、いずれか一方の映像のみを生成して映像出力部2850に出力することができる。その後、ユーザからGUI終了命令が入力されたりGUIを使用せずに一定時間が経ち、GUIは自動で終了されると、3D映像実現部2836は再び入力される3D映像の左眼映像と右眼映像の両方を生成する。
GUI生成部2838は、3D映像のディスプレイ装置の環境設定のためのGUIを生成する。この時、生成されるGUIは3D形態のGUIである。ここで、3D形態のGUIは、2つの場合が考えられる。一番目の場合は、3D映像のように見える2DGUIである。二番の場合は、3D映像と同様に、左眼の3DGUIと右眼の3DGUIを生成して、3DGUIを生成する場合である。
一番目の場合についてより詳細に説明すると、GUI生成部2838は2DGUIを生成する。この時、2DGUIは一般的な平面型の2DGUIのように見えるのではなく、立体型の3DGUIのように見える。このような場合、ユーザは3Dメガネ2890を使わなくても3D型のGUIを見ることができる。
2番目に場合についてより詳細に説明すると、GUI生成部2838は3D映像と同様に、左眼の3DGUIと右眼の3DGUIを含むGUIを生成する。従って、生成された左眼の3DGUIと右眼の3DGUIを含む3DGUIのデータは、3D映像実現部2836に入力され、3D映像実現部2836は左眼の3DGUIと右眼の3DGUIを生成する。3D映像実現部2836は生成された左眼の3DGUIと右眼の3DGUIとを交互に映像出力部2850に出力する。
映像出力部2850はA/V処理部2830から伝送された映像を画面にディスプレイされるように出力する。特に、3D映像の場合、映像出力部2850は左眼映像及び右眼映像を交互に出力する。
制御部2860は操作部2880から伝達されるユーザ操作内容に基づいてユーザ命令を把握し、把握したユーザ命令に従ってTVの全般の動作を制御する。
なお、前記操作部2880を介して3D映像に表示されるGUIの生成命令が入力されると、制御部2860は前記左眼映像と右眼映像のうちのいずれか一方のみが出力されるように制御し、1つの映像と共にGUI生成部2838で生成されたGUIが出力されるように制御する。この時、3D映像実現部2836がGUI生成部2838から生成された3DGUIのデータを通して左眼の3DGUIと右眼の3DGUIを生成すると、制御部2860は生成された左眼映像と右眼映像のうちのいずれか一方と共に前記左眼GUIと右眼GUIとが交互に出力されるように制御する。
なお、ユーザ操作によって3D映像に表示される3DGUIの生成命令が入力されて3D映像実現部2836が3D映像の左眼映像と右眼映像のうちのいずれか一方のみを生成すると、制御部2860は生成された左眼映像と右眼映像のうちのいずれか一方のみが出力されるように制御する。この時、ユーザ操作によって3DGUIの終了命令が入力されると、制御部2860は再び入力された3D映像に対応する左眼映像と右眼映像とが交互に出力されるように制御する。
なお、3DGUIの使用なしに所定時間が過ぎると、制御部2860は前記GUIを自動で終了し、前記入力された3D映像に対応する左眼映像と右眼映像とが交互に出力されるように制御する。
以下では、図33乃至図35を参照しながら、本発明の一実施例に係るディスプレイ装置における3DGUI提供方法について詳細に説明する。
図33は、本発明の一実施例に係るユーザ操作によって3DGUIの生成命令が入力された場合、GUI提供方法を説明するためのフローチャートである。
3D映像が出力されている途中に、ユーザ操作によって3DTV2800に3DGUIの生成命令が入力されると(S3310−Y)、3DTV2800は出力される3D映像を2D映像に変換する(S3320)。
具体的に、ユーザ操作によって3DTV2800に3DGUIの生成命令が入力されると、3D映像実現部2836は入力される3D映像の左眼映像又は右眼映像のうち一方の映像のみを生成する。3D映像実現部2836は、生成された1つの映像のみを映像出力部2850に出力できる。従って、3D映像は2D映像に変換される。
3D映像を2D映像に変換する更に別の方法としては、3D映像実現部2836は3D映像の左眼映像と右眼映像を生成し、生成された左眼映像と右眼映像のうち一方の映像のみを映像出力部2850に出力できる。このような方法を通じて、3D映像は2D映像に変換されることができるのである。
GUI生成部2838は3DGUIのデータを生成し、3D映像実現部2836は3DGUIのデータを介して左眼の3DGUIと右眼の3DGUIを生成する(S3330)。その後、上述の3D映像のうち、出力される1つの映像と共に、3DTV2800は生成された左眼の3DGUIと右眼の3DGUIとを交互に出力して3DGUIを生成する(S3340)。
上記のように、3DGUIの生成命令が入力されて3D映像が2D映像に変換されると、3DGUIと3D映像とが相互に重なって見えるという不都合が減る。
図34は、本発明の一実施例に係るユーザ操作によって3DGUIの終了命令が入力された場合、GUI終了方法を説明するためのフローチャートである。
図33で説明したように、3DGUIが生成されると、3D映像は2D映像に変換する。即ち、3DTV2800は2D映像に3DGUIを出力する(S3410)。この時、3DTV2800はユーザ操作によって終了命令が入力されたか否かを判断する(S3420)。ユーザ操作によって終了命令が入力された場合には(S3420−Y)、3DGUIは終了される(S3430)。この時に、映像出力部2850は、それ以上3DGUIを出力しない。
そして、3DTV2800は2D映像を再び3D映像に変換する(S3440)。具体的に、3D映像実現部2836は3D映像の左眼映像と右眼映像を生成し、生成された3D映像の左眼映像と右眼映像とを交互に映像出力部2850に出力する。従って、3DTV2800は再び3D映像を出力するようになる(S3450)。
図35は、本発明の一実施例に係る3DGUIが提供される過程を示した図である。
3DTV2800に3D映像データが入力されて3D映像が出力される(3510)。ユーザ操作によって3DGUIの生成命令が入力されると、3DGUIは上述のように生成される。そして、図35の3520に示されたように、3D映像は2D映像に変換する。3D映像が2D映像に変換する方法は、上述と同様である。そして、ユーザ操作によって3DGUIの終了命令が入力されると、3DGUIは、それ以上映像出力部2850を介して出力されない。そして、2D映像は上述の方法によって3D映像に変換される(3530)。
これにより、ユーザが3D映像を視聴している途中に、GUI生成命令を入力すると、ディスプレイされる3D映像が2D映像に変換されて、ユーザは変換された2D画面とGUIが重なって見えなくなる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。