JP6062463B2 - 排ガス処理方法及び排ガス処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排ガス処理方法及び排ガス処理装置に関する。
ゴミの焼却などにより生じる排ガス中のHClやSOxなどの酸性ガスを粉末状のアルカリ剤により除去する方法が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。この方法では、重曹などのアルカリ剤粉末をバグフィルターの上流側の排ガス流路に吹き込み、吹き込んだ粉末をフィルター上に堆積させ、酸性ガスを除去している。
また、排ガスをオゾン処理することにより排ガス中のNOをNO2に酸化し、その後湿式スクラバーで排ガスを還元剤水溶液で洗浄することによりNOxを除去する方法が知られている(例えば、特許文献4参照)。
特開2008−12498号公報 特開2000−218128号公報 特開2006−239689号公報 特開2010−264386号公報
しかし、従来のアルカリ剤粉末を用いた排ガス処理方法では、排ガス中のNOxの除去効率が低いという問題がある。また、湿式スクラバーを用いる方法では、大量の還元剤水溶液を循環させる設備や排水を処理する設備を設ける必要がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、排ガス中のNOxを効率よく除去することができる排ガス処理方法を提供する。
本発明は、NOxを含む排ガス中にアルカリ剤を含む粉末とオゾンとを供給し排ガスを処理する工程を含み、オゾンによりNOをNO2に酸化させ、前記アルカリ剤又はその熱分解生成物と、NO2とを気固反応させることを特徴とする排ガス処理方法を提供する。
本発明によれば、NOxを含む排ガス中にオゾンを供給するため、オゾンにより、NOxの大部分を占めるNOをNO2に変換することができる。このことにより、排ガスに含まれるNOx中のNO2の割合を大きくすることができる。なお、NO2はNOに比べアルカリ剤と反応しやすいと考えられる。
本発明によれば、NOxを含む排ガス中にアルカリ剤を含む粉末を供給するため、アルカリ剤又はその熱分解生成物と、オゾンによる酸化によりNOx中の割合を大きくなったNO2とを気固反応させ排ガス中のNO2を除去することができる。このことにより、排ガス中のNOxを効率よく除去することができる。
本発明の一実施形態の排ガス処理装置の構成を示す概略図である。 図1の点線で囲んだ範囲Aの拡大図で有り、ろ過集塵器における排ガスの流れの説明図である。 ミスト中における化学反応の説明図である。 ミスト中における化学反応の説明図である。 実験で用いた反応器の概略断面図である。 実験結果を示すグラフである。 実験結果を示すグラフである。
本発明の排ガス処理方法は、NOxを含む排ガス中にアルカリ剤を含む粉末とオゾンとを供給し排ガスを処理する工程を含み、オゾンによりNOをNO2に酸化させ、前記アルカリ剤又はその熱分解生成物と、NO2とを気固反応させることを特徴とする。
本発明の排ガス処理方法において、アルカリ剤は、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム及び炭酸カルシウムのうち少なくとも1つを含むことが好ましい。
このような構成によれば、アルカリ剤又はその熱分解生成物と、NO2とを効率よく気固反応させることができる。
本発明の排ガス処理方法において、排ガス中に水又は水溶液を噴霧し第1ミストを形成し、第1ミスト内の局所冷却域においてオゾンによりNOをNO2に酸化することが好ましい。
オゾンを150℃以上の排ガス中に供給すると、オゾンの酸化力の低下又は熱分解によりNOをNO2に酸化することが難しくなる。しかし、150℃以上の排ガス中に水又は水溶液を噴霧しミストを形成すると、水の気化熱によりミスト中に150℃以下の局所冷却域を形成することができる。この局所冷却域にオゾンを供給するとオゾンの酸化力の低下又は熱分解を抑制することができ、局所冷却域の排ガスに含まれるNOをNO2に酸化することができる。従って、排ガス温度が150℃以上であっても、局所冷却域を形成することによりNOをNO2に変換することができる。
本発明の排ガス処理方法において、第1ミストは、アルカリ性水溶液又は還元剤水溶液を排ガス中に噴霧することにより形成されることが好ましい。
アルカリ性水溶液を排ガス中に噴霧すると、アルカリ性水溶液の水滴が排ガス中に浮遊するミストを形成することができる。このミスト内の局所冷却域においてオゾンによりNOをNO2に酸化することができ、生成したNO2を水滴に溶解させることができる。一方、排ガスにSO2が含まれる場合、SO2は水滴に溶解しアルカリと中和反応する。そして、この中和反応の反応生成物と水滴に溶解させたNO2を反応させることができ、排ガス中のNO2を除去することができる。
還元剤水溶液を排ガス中に噴霧すると、還元剤水溶液の水滴が排ガス中に浮遊するミストを形成することができる。このミスト内の局所冷却域においてオゾンによりNOをNO2に酸化することができ、生成したNO2を水滴に溶解させることができる。このNO2を水滴に溶解した還元剤によりN2に還元することができ、排ガス中のNO2を除去することができる。
本発明の排ガス処理方法において、第1ミストを形成した後の排ガス中に、アルカリ性水溶液又は還元剤水溶液を噴霧することにより第2ミストを形成することが好ましい。
このような構成によれば、オゾンにより還元剤が消費されることを抑制することができる。
本発明の排ガス処理方法において、前記粉末は前記ミストに含まれる水が蒸発した後の排ガス中に供給されることが好ましい。
このような構成によれば、オゾンによりNOがNO2に変換された後のNOxとアルカリ剤とを反応させることができ、排ガスから効率よくNOxを除去することができる。また、ミストを構成する水滴が粉末に吸収されることを抑制することができ、粉末が排ガス流路の内壁に付着することを抑制することができる。
また、本発明は、NOxを含む排ガスが流れる排ガス流路と、前記排ガス流路を流れる排ガス中にオゾンを供給するオゾン供給部と、前記排ガス流路を流れる排ガス中にアルカリ剤を含む粉末を供給するアルカリ剤供給部とを備え、前記オゾン供給部は、供給したオゾンにより前記排ガス中のNOをNO2に酸化するように設けられ、前記アルカリ剤供給部は、供給した粉末に含まれるアルカリ剤又はその熱分解生成物とNO2とを気固反応させるように設けられた排ガス処理装置も提供する。
本発明の排ガス処理装置によれば、排ガス流路を流れるNOxを含む排ガス中にオゾンを供給するオゾン供給部を備えるため、オゾンにより、NOxの大部分を占めるNOをNO2に変換することができる。このことにより、排ガスに含まれるNOx中のNO2の割合を大きくすることができる。
本発明の排ガス処理装置によれば、排ガス流路を流れるNOxを含む排ガス中にアルカリ剤を含む粉末を供給するアルカリ剤供給部を備えるため、アルカリ剤又はその熱分解生成物と、オゾンによる酸化によりNOx中の割合を大きくなったNO2とを気固反応させ排ガス中のNO2を除去することができる。このことにより、排ガス中のNOxを効率よく除去することができる。
本発明の排ガス処理装置において、前記排ガス流路を流れる排ガス中に水又は水溶液を噴霧し第1ミストを形成する噴霧部をさらに備え、前記オゾン供給部は、第1ミスト内の局所冷却域にオゾンを供給するように設けられたことが好ましい。
このような構成によれば、排ガス温度が150℃以上であっても、局所冷却域を形成することによりNOをNO2に変換することができる。
本発明の排ガス処理装置において、前記噴霧部は、前記排ガス流路を流れる排ガス中にアルカリ性水溶液または還元剤水溶液を噴霧し第1ミストを形成するように設けられたことが好ましい。
このような構成によれば、排ガス中のNO2と水滴に溶解した還元剤などと反応させることができ、排ガス中のNO2を除去することができる。
本発明の排ガス処理装置において、第2噴霧部をさらに備え、第2噴霧部は、第1ミストを形成した後の排ガス中にアルカリ性水溶液または還元剤水溶液を噴霧し第2ミストを形成するように設けられたことが好ましい。
このような構成によれば、オゾン供給部が供給したオゾンにより還元剤が消費されることを抑制することができる。
本発明の排ガス処理装置において、前記アルカリ剤供給部は、前記オゾン供給部によりオゾンが供給された後の排ガス中に前記粉末を供給するように設けられたことが好ましい。
このような構成によれば、オゾンによりNOがNO2に変換された後のNOxとアルカリ剤とを反応させることができ、排ガスから効率よくNOxを除去することができる。
本発明の排ガス処理装置において、前記アルカリ剤供給部により供給された前記粉末を含む排ガスをろ過する集塵器をさらに備えることが好ましい。
このような構成によれば、集塵器のフィルター上に粉末の堆積層を形成することができ、排ガスをこの堆積層を通過させることができる。このことにより、排ガスに含まれるNO2とアルカリ剤とを効率よく気固反応させることができ、排ガス中のNOxを効率よく除去することができる。
以下、図面を用いて本発明の一実施形態を説明する。図面や以下の記述中で示す構成は、例示であって、本発明の範囲は、図面や以下の記述中で示すものに限定されない。
排ガス処理方法及び排ガス処理装置
図1は、本実施形態の排ガス処理装置の構成を示す概略図である。図2は、図1の点線で囲んだ範囲Aの拡大図で有り、ろ過集塵器における排ガスの流れの説明図である。
本実施形態の排ガス処理方法は、NOxを含む排ガス中にアルカリ剤を含む粉末とオゾンとを供給し排ガスを処理する工程を含み、オゾンによりNOガスをNO2ガスに酸化させ、前記アルカリ剤又はその熱分解生成物と、NO2ガスとを気固反応させることを特徴とする。
また、本実施形態の排ガス処理装置30は、NOxを含む排ガスが流れる排ガス流路1と、排ガス流路1を流れる排ガス中にオゾンを供給するオゾン供給部4と、排ガス流路1を流れる排ガス中にアルカリ剤を含む粉末35を供給するアルカリ剤供給部7とを備え、オゾン供給部4は、供給したオゾンにより前記排ガス中のNOガスをNO2ガスに酸化するように設けられ、アルカリ剤供給部7は、供給した粉末35に含まれるアルカリ剤又はその熱分解生成物とNO2ガスとを気固反応させるように設けられたことを特徴とする。
以下、本実施形態の排ガス処理方法及び排ガス処理装置30について説明する。
1.排ガス、排ガス流路
排ガスは、本実施形態の排ガス処理方法および排ガス処理装置30の被処理ガスであり、NOxを含むものであれば特に限定されないが、燃焼排ガスであってもよい。例えば、排ガスは、ガラス原料をバーナーにより溶解する溶解炉から排出される燃焼排ガスであってもよく、ガラス原料を電気溶融させる溶解炉から排出される排ガスであってもよく、ボイラーの燃焼室から排出される燃焼排ガスであってもよく、エンジンから排出される燃焼排ガスであってもよく、ガスタービンから排出される燃焼排ガスであってもよく、焼却炉から排出される燃焼排ガスであってもよい。なお、燃焼排ガスに含まれるNOxのうち約95%がNOであり約5%がNO2である。また、NOは水への溶解性を有さないが、NO2は水への溶解性を有する。
燃焼などにより発生した排ガスには、NO、NO2などのNOxの他にSOx、CO2、CO、H2O、O2、煤塵などが含まれてもよい。この排ガスは、排ガス流路1に流入する。
排ガス流路1は、排ガスが発生してから大気中に放出されるまでの流路である。例えば、図1に示した排ガス処理装置30では、排ガス流路1は、反応塔20、電気集塵器22、ろ過集塵器15、煙突27及び配管などから構成される。なお、図1に示した電気集塵器22は省略可能である。
2.オゾン供給部、噴霧部
オゾン供給部4は、排ガス流路1を流れる排ガス中にオゾンを供給するように設けられる。このことにより、排ガスに含まれるNOをNO2に酸化することができ、排ガス中のNOxのNO2割合を高くすることができる。なお、NO2はNOに比べアルカリ剤と反応しやすいと考えられる。
オゾン供給部4は、酸素含有気体中でのプラズマ放電を行うオゾン発生装置3(オゾナイザ)により発生させたオゾン含有気体を排ガス中に供給する部分であってもよい。
オゾン供給部4によりオゾンを供給する箇所における排ガス温度は、150℃以下とすることができる。このことにより、排ガス中に供給したオゾンの酸化力の低下や熱分解を抑制することができ、NOを効率よくNO2に酸化することができる。オゾン供給部4は、例えば、排ガス冷却部や廃熱回収部を流れた後の排ガス中にオゾンを供給するように設けることができる。
また、オゾン供給部4は、排ガス中に水又は水溶液を噴霧部10により噴霧することにより形成されたミスト12中の局所冷却域13にオゾンを供給するように設けられてもよい。オゾン供給部4は、水又は水溶液と共にオゾンを排ガス中に噴霧するように設けられてもよい。オゾン供給部4は、噴霧部10を構成するノズルに近接して設けたオゾン噴出口を有してもよい。また、オゾン供給部4は、ミスト12中の局所冷却域13にオゾンを直接供給するように設けられたオゾン流路5を有してもよい。
噴霧部10により排ガス中にミスト12を形成するとミスト12に含まれる浮遊水滴32の水分は気体になるため、気化熱により排ガスの熱が奪われる。このため、ミスト12中には周囲の排ガスよりも温度が低い局所冷却域13が生じる。この局所冷却域13の温度が150℃以下となるようにミスト12を形成し、この局所冷却域13にオゾンを供給することにより局所冷却域13におけるオゾンの酸化力の低下や熱分解を抑制することができる。この結果、局所冷却域13においてオゾンによりNOをNO2に効率よく酸化させることができる。このようにミスト12中の局所冷却域13において排ガスをオゾン処理することにより、ミスト12の周囲の排ガス温度が150℃以上であってもNOガスをNO2ガスに効率よく酸化することができる。また、ミスト12の周囲の排ガス温度は、170℃以上であってもよく、200℃以上であってもよい。
噴霧部10は、噴霧した水滴32の大部分が排ガスの流れに乗って移動しこれらの水滴32の水分が実質的にすべて蒸発するように設けることができる。このことにより、局所冷却域13を有するミスト12を排ガス中に形成することができる。
噴霧部10は、排ガス流路1を流れる排ガス中にアルカリ性水溶液または還元剤水溶液を噴霧しミスト12を形成するように設けられてもよい。この場合、ミスト12に含まれる水滴32にはアルカリ又は還元剤が含まれる。アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが挙げられる。還元剤としては、亜硫酸ナトリウムなどが挙げられる。なお、噴霧部10は、アルカリと還元剤の両方を含む水溶液を噴霧しミストを形成してもよい。
なお、噴霧部10は、第1噴霧部と第2噴霧部とを有してもよい。この場合、第1及び第2噴霧部は、第1噴霧部により排ガス流路1を流れる排ガス中に水を噴霧し第1ミストを形成し、第1噴霧部よりも下流側の排ガス流路1を流れる排ガス中に第2噴霧部によりアルカリ性水溶液または還元剤水溶液を噴霧し第2ミストを形成するように設けることができる。また、オゾン供給部4は、第1ミスト中の局所冷却域にオゾンを供給するように設けることができる。このことにより、第1ミスト中の局所冷却域において排ガス中のNOガスをNO2ガスに効率よく酸化することができ、第2ミスト中において排ガスをアルカリ又は還元剤で処理することができる。また、第2噴霧部は、第1ミストを構成する水滴32の水分が実質的にすべて蒸発した後の排ガス中にアルカリ性水溶液または還元剤水溶液を噴霧するように設けられてもよい。このことにより、第1ミストと第2ミストを分離することができ、オゾン供給部4が供給したオゾンにより還元剤が消費されることを抑制することができる。また、第2噴霧部は、150℃以上の排ガス中に水溶液を噴霧するように設けられてもよい。
還元剤水溶液を排ガス中に噴霧すると、還元剤水溶液の水滴32が排ガス中に浮遊するミスト12を形成することができる。このミスト12内の局所冷却域13においてオゾンにより非溶解性のNOを溶解性のNO2に酸化することができ、生成したNO2を水滴32に溶解させることができる。このNO2を水滴32に溶解した還元剤によりN2に還元することができ、排ガス中のNO2を除去することができる。なお、第1ミストと第2ミストを形成する場合、NOの酸化反応は第1ミストで進行し、NO2の還元反応は第2ミストで進行する。
ここでは、噴霧部10が還元剤水溶液である亜硫酸ナトリウム(Na2SO3)水溶液をNOxを含む排ガス中に噴霧しミスト12を形成する場合について説明する。図3は、Na2SO3水溶液を噴霧したミスト12中における化学反応の説明図である。ミスト12内では、図3のように、排ガス中にNa2SO3水溶液の水滴32が浮遊している。水滴32の表面では、水分の気化が進み、気化熱により排ガスの熱が奪われる。このため、ミスト12中の排ガス温度は下がりミスト12中に局所冷却域13が形成される。オゾン供給部4によりこの局所冷却域13にオゾンが供給されると、局所冷却域13のNOが気相においてNO2に酸化される。生成したNO2が水滴32に溶解しNa2SO3と反応しNa2SO4とN2を生成する。このように排ガス中のNOxをN2に還元することにより除去することができる。また、生成したNa2SO4は、水分の蒸発後微粒子となり、電気集塵器22又はろ過集塵器15により排ガス中から除去される。ここでは、還元剤としてNa2SO3を用いた場合を説明したが、還元剤は、NO2をN2に還元できれば特に限定されない。
なお、この場合、Na2SO3と未反応のNO2が後述のアルカリ剤と反応する。
アルカリ性水溶液を排ガス中に噴霧すると、アルカリ性水溶液の水滴32が排ガス中に浮遊するミスト12を形成することができる。ミスト12内の局所冷却域13においてオゾンにより非溶解性のNOを溶解性のNO2に酸化することができ、生成したNO2を水滴32に溶解させることができる。一方、排ガスにSO2が含まれる場合、SO2は水滴32に溶解しアルカリと中和反応する。そして、この中和反応の反応生成物と水滴32に溶解させたNO2を反応させることができ、排ガス中のNO2を除去することができる。なお、第1ミストと第2ミストを形成する場合、NOの酸化反応は第1ミストで進行し、SO2とアルカリとNO2との反応は第2ミストで進行する。
ここでは、SOx及びNOxを含む排ガス中に、噴霧部10がアルカリ性水溶液である水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液を噴霧しミスト12を形成する場合について説明する。図4は、NaOH水溶液を噴霧したミスト12中における化学反応の説明図である。ミスト12内では、図4のように、排ガス中にNaOH水溶液の水滴32が浮遊している。排ガス中のSO2は、水滴32に溶解しNaOHと反応しNa2SO3を生成する。また、排ガス中のNOは、局所冷却域13に供給されたオゾンによりNO2に酸化される。そして、生成したNO2は、水滴32に溶解しSO2から生成されたNa2SO3と反応しNa2SO4とN2を生成する。このように排ガス中のNOxをN2に還元することにより排ガス中のNOxを除去することができる。また、排ガス中のSO2は水酸化ナトリウムと反応するため、排ガス中のSO2も除去することができる。ここでは、アルカリとしてNaOHを用いた場合を説明したが、アルカリは、SO2と反応し還元性物質を生成するものであれば特に限定されない。また、この場合、Na2SO3と未反応のNO2が後述のアルカリ剤と反応する。
なお、噴霧部10により噴霧する水溶液が還元剤とアルカリの両方を含む場合、上記の反応が並行して進行すると考えられる。
3.アルカリ剤供給部、アルカリ剤、ろ過集塵器
アルカリ剤供給部7は、排ガス流路1を流れる排ガス中にアルカリ剤を含む粉末35を供給するように設けられる。このことにより、排ガス中にアルカリ剤を含む粉末35を浮遊させ気固接触させることができ、排ガスに含まれるNO2とアルカリ剤とを反応させることができる。この反応により排ガス中のNO2を消費することができ、排ガス中のNO2を除去することができる。また、オゾン供給部4より排ガス中に供給されたオゾンにより排ガスに含まれるNOxのNO2割合は大きくなっているため、アルカリ剤との反応によりNO2を消費させることにより、排ガス中のNOxの多くを除去することができる。従って、処理後の排ガスのNOx濃度を低くすることができる。なお、粉末35を供給した箇所よりも下流の排ガス流路1にフィルター17を設け、フィルター17上において排ガスと粉末35を気固接触させてもよい。
また、粉末35に含まれるアルカリ剤とSOxとを反応させることができ、排ガス中のSOxも除去することができる。
アルカリ剤供給部7は、オゾン供給部4によりオゾンが供給された後の排ガス中にアルカリ剤を含む粉末35を供給するように設けられることが好ましい。このことにより、排ガスのNOx濃度を効率よく低くすることができる。しかし、オゾンによるNOの酸化反応及びアルカリ剤とNO2との反応を同時に進行させることができる場合には、オゾンと粉末35は、一緒に排ガス中に供給されてもよく、実質的に同じ箇所の排ガス中に供給されてもよく、また、粉末35が供給された後の排ガス中にオゾンを供給してもよい。
アルカリ剤供給部7は、150℃以上の排ガス中に粉末35を供給するように設けられてもよく、180℃以上の排ガス中に粉末35を供給するように設けられてもよく、200℃以上の排ガス中に粉末35を供給するように設けられてもよい。このことにより、アルカリ剤とNO2との反応速度を速くすることができ効率よくNO2を除去することができる。また、アルカリ剤を熱分解させる場合、効率よくアルカリ剤を熱分解することができる。
アルカリ剤供給部7により排ガス中に供給される粉末35は、少なくともアルカリ剤を含む。前記粉末35は反応助剤を含んでもよい。また、前記粉末35は、2種類以上のアルカリ剤を含んでもよい。また、粉末35は、アルカリ剤を90%以上含んでもよい。
粉末35に含まれるアルカリ剤は、排ガス中のNO2と気固反応するものであれば特に限定されないが、炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)、炭酸ナトリウム(Na2CO3)、酸化カルシウム(CaO)、水酸化カルシウム(Ca(OH)2)及び炭酸カルシウム(CaCO3)のうち少なくとも1つを含むことができる。これらのアルカリ剤は、NO2と反応することができる。また、これらのアルカリ剤は、SO2とも反応することができる。また、アルカリ剤はNO2と中和反応するものであってもよい。
粉末35がアルカリ剤としてNaHCO3を含む場合、NaHCO3を含む粉末35を排ガス中に供給すると、NaHCO3は、Na2CO3とH2OとCO2に熱分解すると考えられる。そして、熱分解生成物であるNa2CO3が排ガス中のNO2と気固反応し、亜硝酸ナトリウム(NaNO2)又は硝酸ナトリウム(NaNO3)が生成すると考えられる。従って、この反応により排ガス中のNO2を消費することができ、排ガス中のNO2を除去することができる。なお、反応後のNaNO2又はNaNO3を含む粉末は、集塵器などにより排ガスから除去することができる。また、回収したNaNO2又はNaNO3を含む粉末は、原料などとして利用してもよい。
また、排ガスがSO2を含む場合、NaHCO3が熱分解して生成したNa2CO3がSO2と気固反応し、亜硫酸ナトリウム(Na2SO3)又は硫酸ナトリウム(Na2SO4)が生成すると考えられる。従って、排ガス中のSO2も除去することができる。
粉末35がアルカリ剤としてNa2CO3を含む場合、Na2CO3を含む粉末35を排ガス中に供給すると、Na2CO3が排ガス中のNO2と反応し、NaNO2又はNaNO3が生成すると考えられる。従って、この反応により排ガス中のNO2を消費することができ、排ガス中のNO2を除去することができる。なお、反応後のNaNO2又はNaNO3を含む粉末は、集塵器などにより排ガスから除去することができる。
また、排ガスがSO2を含む場合、Na2CO3がSO2と反応し、Na2SO3又はNa2SO4が生成すると考えられる。従って、排ガス中のSO2も除去することができる。
粉末35がアルカリ剤としてCaO、Ca(OH)2又はCaCO3を含む場合、粉末35を排ガス中に供給すると、CaO、Ca(OH)2又はCaCO3が排ガス中のNO2と反応し、硝酸カルシウム(Ca(NO32)が生成すると考えられる。従って、排ガス中のNO2を除去することができる。
また、排ガスがSO2を含む場合、CaO、Ca(OH)2又はCaCO3がSO2と反応し、亜硫酸カルシウム(CaSO3)又は硫酸カルシウム(CaSO4)が生成すると考えられる。従って、排ガス中のSO2も除去することができる。
アルカリ剤供給部7は、排ガス流路1を流れる排ガス中にアルカリ剤を含む粉末35を供給することができれば特に限定されないが、例えば、アルカリ剤貯蔵部6、定量供給機9及び輸送流路8を備えることができる。この場合、定量供給機9は、アルカリ剤貯蔵部6に貯蔵した粉末35を輸送流路8に定量供給する。そして、輸送流路8に供給された粉末35は、輸送流路8を流れる気体の流れに乗り排ガス流路1に供給される。このようなアルカリ剤供給部7により、粉末35を排ガス流路1に定量供給することができる。なお、アルカリ剤供給部7は、定量供給機9が排ガス流路1に直接粉末35を供給するように設けてもよい。輸送流路8には、空気を流すことができる。また、排ガス中にオゾンと粉末35を同時に供給する場合、輸送流路8にオゾン発生装置3で発生させたオゾン含有気体を流してもよい。
アルカリ剤供給部7により供給された粉末35を含む排ガスをろ過する集塵器15を設けることができる。このことにより、集塵器15のフィルター17上に粉末35を堆積させることができ、排ガスから粉末35を除去することができる。また、排ガスに煤塵が含まれる場合、煤塵も除去することができる。集塵器15は、例えば、バグフィルター16とすることができる。
フィルター17上に粉末35を堆積させると、排ガスが粉末35の堆積層を通過するため、効率よく気固接触させることができ、排ガスに含まれるNO2と粉末35に含まれるアルカリ剤とを効率よく反応させることができる。例えば、図2のようにフィルター17上に粉末35を堆積させることができ、気固接触させることができる。フィルター17上の粉末35の堆積層の温度は、100℃以上であってもよく、150℃以上であってもよく、180℃以上であってもよく、200℃以上であってもよい。このことにより、NO2と粉末35に含まれるアルカリ剤とを効率よく反応させることができる。
排ガスとの反応によりアルカリ剤が消費された粉末35は、粉末35の堆積層をフィルター14上から除去することにより回収することができる。この堆積層の除去は、時間間隔をおいて行うことができる。また、集塵器15がバグフィルター16である場合、フィルター14の堆積層と逆側から空気をぶつけて堆積層を除去することができる。フィルター14上から除去した堆積層は、バグフィルター16の下部から回収することができ、回収物はガラスの原料などとして利用することができる。
(アルカリ剤によるNO2除去実験)
図5に示したような実験装置を用いて、NaHCO3粉末35により流通ガス中のNO2を除去する実験及びNa2CO3粉末35により流通ガス中のNO2を除去する実験を行った。反応器37には内径が約160mmのステンレスパイプを用い、NaHCO3粉末35又はNa2CO3粉末35の堆積層をフィルター17上に形成したものを反応器37中に設置した。フィルター17には、ガラス二重織PTFEラミネート膜ガラス生地を用いた。そして、100ppmNO2ガス(バランスガス:90%N2、10%O2)を反応器37にガス流量10L/minで導入し、粉末35の堆積層及びフィルター17を通過させ、NaHCO3粉末35又はNa2CO3粉末35とNO2とを反応させた。なお、導入ガスの温度及び反応器37の温度は、室温とした。また、反応器37に導入する前のガスのNOx濃度、反応器37から排出されたガスのNOx濃度・NO濃度を測定し、濃度の経時変化を調べた。
NaHCO3粉末24g(0.29mol)をフィルター17上に堆積させて実験を行った実験結果を図6に示す。反応器37に導入する前のガスのNOx濃度は約90ppmであり、反応器37から排出されたガスのNOx濃度は、約78ppmであり、NOx濃度はΔ12ppm減少した。これは、ガス中のNO2がNaHCO3と反応したためと考えられる。
Na2CO3粉末24g(0.23mol)をフィルター17上に堆積させて実験を行った実験結果を図7に示す。反応器37に導入する前のガスのNOx濃度は約85ppmであり、反応器37から排出されたガスのNOx濃度は、約67ppmであり、NOx濃度はΔ18ppm減少した。これは、ガス中のNO2がNa2CO3と反応したためと考えられる。
1:排ガス流路 3:オゾン発生装置 4:オゾン供給部 5:オゾン流路 6:アルカリ剤貯蔵部 7:アルカリ剤供給部 8:輸送流路 9:定量供給機 10:噴霧部 11:冷却水流路 12:ミスト 13:局所冷却域 15:ろ過集塵器 16:バグフィルター 17:フィルター 20:反応塔 22:電気集塵器 25:ファン 26:分析計 27:煙突 30:排ガス処理装置 32:水滴 35:アルカリ剤を含む粉末 37:反応器 39:マノスターゲージ

Claims (7)

  1. NOxを含む排ガス中にアルカリ剤を含む粉末とオゾンとを供給し排ガスを処理する工程を含み、
    前記排ガス中に還元剤水溶液を噴霧し第1ミストを形成し、第1ミスト内の局所冷却域においてオゾンによりNOをNO2に酸化し還元剤によりNO 2 をN 2 に還元した後、排ガス流路中に供給した前記アルカリ剤又はその熱分解生成物をバグフィルターに含まれるフィルター上に堆積させ堆積層を形成し、前記堆積層において前記アルカリ剤又はその熱分解生成物と、NO2とを気固反応させることを特徴とする排ガス処理方法。
  2. NOx及びSOxを含む排ガス中にアルカリ剤を含む粉末とオゾンとを供給し排ガスを処理する工程を含み、
    前記排ガス中にアルカリ性水溶液を噴霧し第1ミストを形成し、第1ミスト内の局所冷却域においてオゾンによりNOをNO 2 に酸化し、SOxとアルカリ性水溶液とが反応して生成した還元性物質によりNO 2 をN 2 に還元した後、排ガス流路中に供給した前記アルカリ剤又はその熱分解生成物をバグフィルターに含まれるフィルター上に堆積させ堆積層を形成し、前記堆積層において前記アルカリ剤又はその熱分解生成物と、NO 2 とを気固反応させることを特徴とする排ガス処理方法。
  3. 前記アルカリ剤は、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム及び炭酸カルシウムのうち少なくとも1つを含む請求項1又は2に記載の排ガス処理方法。
  4. 前記粉末は、第1ミストに含まれる水が蒸発した後の排ガス中に供給される請求項1〜3のいずれか1つに記載の排ガス処理方法。
  5. NOxを含む排ガスが流れる排ガス流路と、前記排ガス流路を流れる排ガス中にオゾンを供給するオゾン供給部と、前記排ガス流路を流れる排ガス中に還元剤水溶液を噴霧し第1ミストを形成する第1噴霧部と、前記排ガス流路を流れる排ガス中にアルカリ剤を含む粉末を供給するアルカリ剤供給部と、前記アルカリ剤供給部により供給された前記粉末を含む排ガスをろ過するフィルターを含む集塵器とを備え、
    前記オゾン供給部及び第1噴霧部は、第1ミスト内の局所冷却域に供給したオゾンにより前記排ガス中のNOをNO2に酸化し還元剤によりNO 2 をN 2 に還元するように設けられ、
    前記集塵器は、バグフィルターであり、
    前記アルカリ剤供給部及び前記バグフィルターは、排ガス流路に供給した粉末に含まれるアルカリ剤又はその熱分解生成物をバグフィルターに含まれるフィルター上に堆積させ堆積層を形成し、前記堆積層において前記アルカリ剤又はその熱分解生成物とNO2とを気固反応させるように設けられた排ガス処理装置。
  6. NOx及びSOxを含む排ガスが流れる排ガス流路と、前記排ガス流路を流れる排ガス中にオゾンを供給するオゾン供給部と、前記排ガス流路を流れる排ガス中にアルカリ性水溶液を噴霧し第1ミストを形成する第1噴霧部と、前記排ガス流路を流れる排ガス中にアルカリ剤を含む粉末を供給するアルカリ剤供給部と、前記アルカリ剤供給部により供給された前記粉末を含む排ガスをろ過するフィルターを含む集塵器とを備え、
    前記オゾン供給部及び第1噴霧部は、第1ミスト内の局所冷却域に供給したオゾンにより前記排ガス中のNOをNO 2 に酸化し、SOxとアルカリ性水溶液とが反応して生成した還元性物質によりNO 2 をN 2 に還元するように設けられ、
    前記集塵器は、バグフィルターであり、
    前記アルカリ剤供給部及び前記バグフィルターは、排ガス流路に供給した粉末に含まれるアルカリ剤又はその熱分解生成物をバグフィルターに含まれるフィルター上に堆積させ堆積層を形成し、前記堆積層において前記アルカリ剤又はその熱分解生成物とNO 2 とを気固反応させるように設けられた排ガス処理装置。
  7. 前記アルカリ剤供給部は、前記オゾン供給部によりオゾンが供給された後の排ガス中に前記粉末を供給するように設けられた請求項5又は6に記載の排ガス処理装置。
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