JP6060888B2 - 差動信号伝送用ケーブルの製造装置及び製造方法 - Google Patents

差動信号伝送用ケーブルの製造装置及び製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、互いに位相が異なる2以上の信号が伝送される差動信号伝送用ケーブルの製造装置及び製造方法に関する。
数Gbit/s以上の高速デジタル信号を扱うサーバ,ルータ,ストレージなどの機器においては、差動インターフェース規格(例えば、LVDS(Low Voltage Differential Signal)が採用され、各機器間あるいは機器内の各回路基板間では、差動信号伝送用ケーブルを用いて差動信号の伝送が行われている。差動信号は、システム電源の低電圧化を実現しつつ外来ノイズに対する耐性が高いという利点を有している。
一般的な差動信号伝送用ケーブルは、平行に並べられた一対の信号線導体が絶縁体によって被覆された絶縁電線と、絶縁電線の周囲に巻かれたシールドテープと、シールドテープの周囲に巻かれた押さえテープと、を備えている。押さえテープは、シールドテープの周囲に螺旋状に巻かれている。
差動信号伝送用ケーブルが備える一対の信号線導体には、位相を180度反転させたプラス側(ポジティブ)信号およびマイナス側(ネガティブ)信号がそれぞれ伝送される。これらの2つの信号(プラス側信号およびマイナス側信号)の電位差が信号レベルとなって、例えば電位差がプラスであれば「High」,マイナスであれば「Low」として、当該信号レベルを受信側で認識できるようになっている(特許文献1)。
米国特許第7790981号明細書
上記のような構造を有する差動信号伝送用ケーブルでは、絶縁電線とシールドテープとの間に隙間が発生すると、スキュー(Skew)が増大したり、高周波帯域で信号が急峻に減衰したりする。
本件発明者らは、シールドテープの周囲に押さえテープを巻き付ける際に、絶縁電線とシールドテープとの間に隙間が発生する場合があること見出した。具体的には、シールドテープの周囲に押さえテープを巻き付ける際に絶縁電線に捻れが発生し、この捻れに起因して絶縁電線とシールドテープとの間に隙間が発生する場合がある。
本発明は上記知見に基づいてなされたものである。本発明の目的は、絶縁電線とシールドテープとの間における隙間の発生を防止することである。
本発明の製造装置は、一対の信号線導体が絶縁体によって被覆された絶縁電線、該絶縁電線の周囲に螺旋巻きされた第1テープ及び該第1テープの周囲に螺旋巻きされた第2テープを備える差動信号伝送用ケーブルの製造装置である。本発明の製造装置は、長手方向に沿って移動する前記絶縁電線の周囲に、前記第1テープ及び前記第2テープを同方向に巻き付ける巻付けヘッドと、前記巻付けヘッドよりも前記絶縁電線の移動方向先方に配置され、前記絶縁電線の捻じれを防止する捻れ防止治具と、を有する。
本発明の製造装置の一態様では、前記巻付けヘッドよりも前記絶縁電線の移動方向先方に配置され、前記第1テープと前記第2テープの少なくとも一方に設けられている接着層を熱硬化させる加熱炉が設けられる。前記捻れ防止治具は、前記絶縁電線の移動経路上であって、前記巻付けヘッドと前記加熱炉との間に配置される。
本発明の製造装置の他の態様では、前記捻れ防止治具は、前記第1テープ及び前記第2テープが巻き付けられた前記絶縁電線が通される規制部を有する。前記規制部は、前記第1テープ及び前記第2テープが巻き付けられた前記絶縁電線の長手方向に沿った移動を許容し、周方向の回転を規制する貫通孔又は円弧溝である。
本発明の製造方法は、一対の信号線導体が絶縁体によって被覆された絶縁電線を長手方向に移動させつつ該絶縁電線の周囲に第1テープを螺旋状に巻き付ける第1工程と、前記絶縁電線を長手方向に移動させつつ前記第1テープの周囲に、該第1テープの巻き付け方向と同方向に第2テープを螺旋状に巻き付ける第2工程と、を有する。前記第1工程及び前記第2工程は、前記絶縁電線に対する前記第1テープ及び前記第2テープの巻き付け位置よりも前記絶縁電線の移動方向先方において該絶縁電線の捻れを防止した状態で実行される。
本発明の製造方法の一態様では、前記絶縁電線に、前記巻き付け位置よりも前記絶縁電線の移動方向先方に配置された捻れ防止治具を通過させることによって、該絶縁電線の捻れを防止する。
本発明の製造方法の他の態様には、前記第1テープと前記第2テープの少なくとも一方に設けられている接着層を熱硬化させる第3工程が含まれる。前記捻れ防止治具は、前記第1工程及び前記第2工程を実行する巻き付けヘッドと前記第3工程を実行する加熱炉との間に配置されている。
本発明の製造方法の他の態様では、前記捻れ防止治具は、前記第1テープ及び前記第2テープが巻き付けられた前記絶縁電線が通される規制部を有する。前記規制部は、前記第1テープ及び前記第2テープが巻き付けられた前記絶縁電線の長手方向に沿った移動を許容し、周方向の回転を規制する貫通孔又は円弧溝である。
本発明の製造方法の他の態様では、前記第1テープ及び第2テープは、前記絶縁電線の周囲に予め巻かれているシールドテープに重ねて巻かれる押さえテープである。
本発明の製造方法の他の態様では、前記第1テープは、前記絶縁電線の周囲に巻かれるシールドテープであり、前記第2テープは、前記シールドテープに重ねて巻かれる押さえテープである。
本発明によれば、絶縁電線とシールドテープとの間に隙間のない差動信号伝送用ケーブルが実現される。
本発明に係る製造装置及び製造方法によって製造される差動信号伝送用ケーブルの一例を示す斜視図である。 図1に示される差動信号伝送用ケーブルの部分拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る製造装置の構成図である。 図1に示される製造装置の側面図である。 図4に示される巻付けヘッドの拡大斜視図である。 図4に示されるA−A線に沿った捻れ防止治具の拡大断面図である。 テープの巻き付けに伴って絶縁電線に作用する張力を示す説明図である。 捻れ防止治具の一変形例を示す拡大断面図である。 捻れ防止治具の他の変形例を示す拡大断面図である。 図9に示される捻れ防止治具の作用を示す拡大断面図である。
以下、本発明の差動信号伝送用ケーブルの製造装置及び製造方法の実施形態の一例について説明する。まず、本実施形態に係る製造装置及び製造方法によって製造される差動信号伝送用ケーブルの構造について説明する。
図1に示されるように、差動信号伝送用ケーブル1は、一対の信号線導体2a,2bが絶縁体3によって一括被覆された絶縁電線4を有する。さらに、差動信号伝送用ケーブル1は、絶縁電線4の上に巻かれたシールドテープ5と、シールドテープ5の上に巻かれた第1テープ6と、第1テープ6の上に巻かれた第2テープ7と、を有する。すなわち、絶縁電線4の周囲に、シールドテープ5,第1テープ6及び第2テープ7がこの順で巻かれている。
一対の信号線導体2a,2bのそれぞれは、表面に銀めっき処理が施された円形断面の軟銅線(Silver Plated Copper Wire)である。一対の信号線導体2a,2bのいずれか一方にはプラス側(ポジティブ)信号が伝送され、一対の信号線導体2a,2bのいずれか他方にはマイナス側(ネガティブ)信号が伝送される。
絶縁体3は、発泡型絶縁樹脂(本実施形態では発泡ポリエチレン(Expanded Poly-Ethylene))によって形成されており、絶縁体3には多数の気泡(不図示)が含まれている。絶縁体3は、2本の信号線導体2a,2bが所定間隔で平行に並ぶようにこれら信号線導体2a,2bを保持している。また、絶縁体3は、それぞれの信号線導体2a,2bの周囲における肉厚が略同等となるように形成されている。尚、絶縁体3の周囲にスキン層が設けられることもある。例えば、絶縁体3の周囲にエチレン四フッ化エチレンの焼結体からなる薄膜が設けられることがある。
図2に示されるように、シールドテープ5は、シート状の樹脂層5aと樹脂層5aの一面に形成された金属層5bとを有する。すなわち、シールドテープ5は二重構造を有する。樹脂層5aは、絶縁性の樹脂材料(例えば、PET(polyethylene terephthalate))によって形成されている。一方、金属層5bは、導線性の金属材料(例えば、銅やアルミニウム)によって形成されている。樹脂層5aの厚みは例えば10〜15μm、金属層5bの厚みは例えば6〜12μmである。
図1に示されるように、シールドテープ5は、金属層5b(図2)を内側にして絶縁電線4の周囲に縦添え巻きされており、シールドテープ5の両端部は互いに重なり合っている。よって、図2に示されるシールドテープ5の金属層5bは、図1に示される絶縁電線4(絶縁体3)の外周面に接触している。もっとも、絶縁体3の周囲にスキン層が設けられている場合には、シールドテープ5の金属層5bはスキン層に接触する。また、シールドテープ5が金属層5bを外側にして絶縁電線4(絶縁体3)の周囲に縦添え巻きされ、または螺旋巻きされる実施形態もある。この場合、シールドテープ5の樹脂層5aが絶縁体3又はスキン層に接触する。
図1に示されるように、第1テープ6は絶縁電線4の周囲に巻かれ、第2テープ7は第1テープ6の周囲に巻かれている。具体的には、第1テープ6はシールドテープ5の上に重ねて巻かれ、第2テープ7は第1テープ6の上に重ねて巻かれている。これらテープ6,7は、シールドテープ5を押さえて、該シールドテープ5を絶縁電線4(絶縁体3)の外周面に密着させる役割を果たしている。そこで、以下の説明では、第1テープ6を“第1押さえテープ6”、第2テープ7を“第2押さえテープ7”と呼ぶ。図1に示されるように、第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7の巻き付け方向は同方向である。換言すれば、第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7は、絶縁電線4の中心軸Cの周囲を同方向に旋回している。
図2に示されるように、第1押さえテープ6は、帯状の樹脂層6aと樹脂層6aの片面(表面)に形成された接着層6bとを有する。すなわち、第1押さえテープ6は二重構造を有する。樹脂層6aは、絶縁性の樹脂材料(例えば、PET(polyethylene terephthalate))によって形成されている。一方、接着層6bは、熱硬化型の接着剤によって形成されている。
第2押さえテープ7は、第1押さえテープ6と同様の二重構造を有する。すなわち、帯状の樹脂層7aと樹脂層7aの片面に形成された接着層7bとを有する。但し、第2押さえテープ7の接着層7bは、樹脂層7aの裏面に形成されている。すなわち、第1押さえテープ6と第2押さえテープ7とは、樹脂層6a,7aに対する接着層6b,7bの位置が逆である。第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7の樹脂層6a,7aの厚みは例えば10〜15μm、接着層6b,7bの厚みは例えば2〜5μmである。
図1に示されるように、第1押さえテープ6は螺旋巻きされている。よって、第1押さえテープ6は、シールドテープ5の重なり部分5cを斜めに横切っている。また、図2に示されるように、第1押さえテープ6は、幅方向の端部同士が互いに重なり合うように螺旋状に巻き回されている。すなわち、第1押さえテープ6は重ね巻きされている。下側の第1押さえテープ6の端部と上側の第1押さえテープ6の端部との重複幅(w1)は、第1押さえテープ6の幅(W1)の1/4〜1/2である。
また、第1押さえテープ6の重なり部分6cでは、下側の第1押さえテープ6の端部と上側の第1押さえテープ6の端部とが、下側の第1押さえテープ6に形成されている接着層6bによって接合されている。一方、絶縁電線4の中心軸C(図1)に沿って隣接する2つの重なり部分6cの間には空隙s1が存在する。すなわち、絶縁電線4の中心軸Cに沿って重なり部分6cと空隙s1とが交互に存在する。
図1に示されるように、第2押さえテープ7は、第1押さえテープ6と同様に螺旋巻きされている。よって、第2押さえテープ7もシールドテープ5の重なり部分5c(図1)を斜めに横切っている。また、図2に示されるように、第2押さえテープ7も重ね巻きされており、下側の第2押さえテープ7の端部と上側の第2押さえテープ7の端部との重複幅(w2)は、第2押さえテープ7の幅(W2)の1/4〜1/2である。
また、第2押さえテープ7の重なり部分7cでは、下側の第2押さえテープ7の端部と上側の第2押さえテープ7の端部とが、上側の第2押さえテープ7に形成されている接着層7bによって接合されている。一方、絶縁電線4の中心軸Cに沿って隣接する2つの重なり部分7cの間には空隙s2が存在する。すなわち、絶縁電線4の中心軸C(図1)に沿って重なり部分7cと空隙s2とが交互に存在する。
さらに、第1押さえテープ6と第2押さえテープ7との重なり部分は、互いの接着層6b,7bによって互いに接合されている。すなわち、第1押さえテープ6と第2押さえテープ7とは、第1押さえテープ6の表面に形成されている接着層6b及び第2押さえテープ7の裏面に形成されている接着層7bによって、互いに接合されている。一方、第2押さえテープ7とシールドテープ5との間に介在している第1押さえテープ6は、シールドテープ5に接合されていない。すなわち、第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7とシールドテープ5とは接合されていない。
また、第1押さえテープ6における空隙s1と第2押さえテープ7における空隙s2とは、絶縁電線4の中心軸C(図1)に沿って互い違いに存在している。換言すれば、第1押さえテープ6における空隙s1の外側には第2押さえテープ7の重なり部分7cが存在し、第2押さえテープ7における空隙s2の内側には第1押さえテープ6の重なり部分6cが存在している。
図示は省略するが、第2押さえテープ7の外側には、ポリ塩化ビニル等の難燃性に優れた樹脂からなるジャケット(“シース”と呼ばれることもある。)が設けられている。
次に、図1,図2に示される差動信号伝送用ケーブル1の製造装置及び製造方法の一例について説明する。図3に示されるように、製造装置10は、絶縁電線4の周囲に第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7を巻き付ける巻付けヘッド20と、第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7が巻き付けられる絶縁電線4の捻れを防止する捻れ防止治具30と、第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7に設けられている接着層6b,7b(図2)を熱硬化させる加熱炉40と、を有する。
図4に示されるように、巻付けヘッド20は、基台21から延びる支柱22aによって支持されている。巻付けヘッド20は、不図示の軸受を介して支柱22aに回転自在に取り付けられている環状部材23と、環状部材23の一面から延びる第1支持軸24a及び第2支持軸24bと、環状部材23の一面から第1支持軸24a及び第2支持軸24bと平行に延びる第1ガイドピン25a及び第2ガイドピン25bと、を有する。
図5に示されるように、環状部材23の中心には、絶縁電線4が通過する円形の開口部26が形成されている。また、図4に示されるように、環状部材23の外周面にはギヤ歯27が形成されている。一方、支柱22aにはモータ28が固定されており、このモータ28の回転軸には、ギヤ歯27と噛み合うピニオンギヤ28aが固定されている。すなわち、環状部材23はモータ28によって回転駆動される。
図5に示されるように、第1支持軸24aと第2支持軸24bは、開口部26の中心を挟んで180度異なる位置に配置されている。同様に、第1ガイドピン25aと第2ガイドピン25bは、開口部26の中心を挟んで180度異なる位置に配置されている。これら支持軸24a,24b及びガイドピン25a,25bは、環状部材23の回転に伴って、開口部26を通過する絶縁電線4の周囲で同方向に回転する。換言すれば、支持軸24a,24b及びガイドピン25a,25bは、開口部26を通過する絶縁電線4の中心軸C(図1)を回転軸として同方向に回転する。
第1支持軸24aは、第1押さえテープ6が巻かれたリール16に挿入され、該リール16を回転自在に支持する。第2支持軸24bは、第2押さえテープ7が巻かれたリール17に挿入され、該リール17を回転自在に支持する。尚、第1支持軸24a及び第2支持軸24bは、リール16,17に対して回転抵抗を与える。
図4に示されるように、基台21から延びる他の支柱22bの下部には、シールドテープ5が巻かれたリール15が回転自在に支持されている。また、支柱22bの上部には、リール15から引き出されるシールドテープ5を案内するガイドローラ29が設けられている。さらに、基台21から延びる他の支柱22cの上部には、捻れ防止治具30が設けられている。
図6に示されるように、捻れ防止治具30は、第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7が巻き付けられた絶縁電線4が通される規制部31を有する。規制部31は、第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7が巻き付けられた絶縁電線4の断面形状及び寸法と略同一の断面形状及び寸法を有する貫通孔である。具体的には、規制部31は、第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7が巻き付けられた絶縁電線4の外径よりも若干大きい内径を有する略楕円形の貫通孔であって、第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7が巻き付けられた絶縁電線4の長手方向に沿った移動は許容する一方、該絶縁電線4の回転は規制する(許容しない)。ここでの絶縁電線4の回転とは、絶縁電線4の周方向の回転すなわち捻れを意味する。
図3,図4に示されるように、絶縁電線4の移動経路上には、絶縁電線4をその長手方向に移動させるために、複数のローラ対が適宜配置される。本実施形態では、巻付けヘッド20の前後にローラ対51,52がそれぞれ配置されている。具体的には、図4に示される支柱22bの手前に従動ローラ対51が配置され、支柱22cの先に搬送ローラ対52が配置されている。搬送ローラ対52は不図示の駆動機構によって回転駆動され、従動ローラ対51は絶縁電線4の移動に伴って従動回転する。本実施形態では、絶縁電線4は、図3,図4の紙面左側から紙面右側へ向かって搬送される。すなわち、図3,図4に示される矢印X方向が絶縁電線4の移動方向である。
図4に示されるように、巻付けヘッド20を支持する支柱22aと捻れ防止治具30を支持する支柱22cは、絶縁電線4の移動方向(矢印X方向)に沿ってこの順で並んでいる。すなわち、捻れ防止治具30は、巻付けヘッド20よりも絶縁電線4の移動方向先方に配置されている。さらに、図3に示されるように、加熱炉40は、捻れ防止治具30よりも絶縁電線4の移動方向先方に配置されている。換言すれば、捻れ防止治具30は、絶縁電線4の移動経路上であって、巻付けヘッド20と加熱炉40との間に配置されている。
次に、図3に示される製造装置10を用いて、図1に示される差動信号伝送用ケーブル1を製造する方法について説明する。
まず、図1に示される絶縁電線4を用意し、用意された絶縁電線4を図3に示される製造装置10にセットする。具体的には、絶縁電線4の先端を従動ローラ対51の間に挟む。次いで、従動ローラ対51に挟まれた絶縁電線4を引っ張って、巻付けヘッド20,捻れ防止治具30及び加熱炉40に通す。さらに、絶縁電線4の先端を加熱炉40から引き出して搬送ローラ対52の間に挟む。
以上の準備工程が終了した後、図3,図4に示される搬送ローラ対52を回転させて絶縁電線4を矢印X方向に移動させる。同時に、図4に示される巻付けヘッド20の環状部材23を回転させ、図3に示される加熱炉40による加熱を開始する。尚、従動ローラ対51には回転抵抗が与えられる。従って、絶縁電線4は、従動ローラ対51による制動を受けながら、搬送ローラ対52によって矢印X方向に引っ張られる。すなわち、絶縁電線4にはバックテンションが付与される。
搬送ローラ対52の回転に伴って絶縁電線4が移動すると、図4に示されるリール15からシールドテープ5が引き出され、ガイドローラ29によって絶縁電線4の周囲に案内される。絶縁電線4の周囲に案内されたシールドテープ5は、不図示のガイド機構によって絶縁電線4の周囲に巻き付けられる。具体的には、シールドテープ5は、絶縁電線4の絶縁体3(図1)の周囲に縦添え巻きされる。
また、巻付けヘッド20の環状部材23が回転すると、図4,図5に示されるように、第1押さえテープ6がリール16から引き出され、第1ガイドピン25aによって絶縁電線4の周囲に案内され、絶縁電線4の周囲に巻き付けられる。具体的には、先に巻かれているシールドテープ5の上に第1押さえテープ6が螺旋状に巻き付けられる。同時に、第2押さえテープ7がリール17から引き出され、第2ガイドピン25bによって絶縁電線4の周囲に案内され、第1押さえテープ6の周囲に巻き付けられる。具体的には、先に巻かれている第1押さえテープ6の上に第2押さえテープ7が螺旋状に巻き付けられる。すなわち、本実施形態に係る製造方法は、絶縁電線4を長手方向に移動させつつ、該絶縁電線4の周囲に第1押さえテープ6を巻き付ける第1工程と、絶縁電線4を長手方向に移動させつつ、第1押さえテープ6の周囲に第2押さえテープ7を巻き付ける第2工程と、を含む。
ここで、図7に示されるように、第1押さえテープ6の巻き付けに伴って絶縁電線4には張力(T1)が作用し、第2押さえテープ7の巻き付けに伴って絶縁電線4には張力(T2)が作用する。しかし、本実施形態では、図5に示されるリール16とリール17は、同方向に、かつ、同時に回転する。よって、第1押さえテープ6と第2押さえテープ7は、同方向に、かつ、同時に、絶縁電線4に巻き付けられる。また、リール16を支持する第1支持軸24aとリール17を支持する第2支持軸24bは、環状部材23の開口部26の中心を挟んで180度異なる位置に配置されている。すなわち、リール16とリール17は、絶縁電線4の中心軸C(図1)を挟んで対向している。よって、図7に示されるように、第1押さえテープ6の巻き付けに伴って絶縁電線4に作用する張力(T1)と第2押さえテープ7の巻き付けに伴って絶縁電線4に作用する張力(T2)とが相殺され、絶縁電線4の回転すなわち捻れが防止される。
さらに、図3,図4に示されるように、第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7が巻き付けられた絶縁電線4は、これら第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7の巻き付け位置よりも先方に配置されている捻れ防止治具30の規制部31(図6)を通して加熱炉40に送り込まれる。すなわち、絶縁電線4の一部に第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7が巻き付けられる際、既に第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7が巻き付けられている絶縁電線4の他の一部は、捻れ防止治具30の規制部31を通過中である。既述のとおり、規制部31は、絶縁電線4の長手方向に沿った移動は許容するが、回転は許容しない。よって、上記第1工程及び第2工程は、第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7の巻き付け位置よりも先方において絶縁電線4の捻れが防止された状態で実行される。従って、第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7の巻き付けに伴う絶縁電線4の捻れがより一層防止される。
上記のようにして第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7が巻き付けられた絶縁電線4は、図3に示される加熱炉40に送り込まれる。加熱炉40に送り込まれた絶縁電線4は、加熱炉40を通過する間に該加熱炉40内に設けられているヒータ(不図示)によって所定温度に加熱される。この加熱によって、第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7に設けられている接着層6b,7b(図2)が熱硬化する。すなわち、本実施形態に係る製造方法は、第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7に設けられている接着層6b,7b(図2)を熱硬化させる第3工程を含む。かかる第3工程によって、第1押さえテープ6の重なり部分6c,第2押さえテープ7の重なり部分7c及び第1押さえテープ6と第2押さえテープ7の重なり部分がそれぞれ接合される。
以上のように、本実施形態に係る製造方法では、シールドテープ5を巻き付ける工程、第1押さえテープ6を巻き付ける工程(第1工程)、第2押さえテープ7を巻き付ける工程(第2工程)、第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7に設けられている接着層6b,7bを熱硬化させる工程(第3工程)が同時並行で実行される。そして、第1工程及び第2工程では、第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7が絶縁電線4に対して同時に、かつ、同方向に巻き付けられる。さらに、第1工程及び第2工程は、捻れ防止治具30によって絶縁電線4の捻れが防止された状態で実行される。よって、第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7の巻き付けに伴う絶縁電線4の捻れが効果的に防止される。この結果、絶縁電線4とシールドテープ5との間における隙間の発生が防止される。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、図3,図4に示される捻れ防止治具30の本質的機能は、第1テープ6及び第2テープ7の巻き付けに伴う絶縁電線4の捻れを防止することである。従って、捻れ防止治具30の位置は上記本質的機能が得られる限りにおいて任意に変更することができる。また、捻れ防止治具30に設けられる規制部31の形状や寸法も上記本質的機能が得られる限りにおいて任意に変更することができる。捻れ防止治具30の一変形例を図8に示す。図8に示される捻れ防止治具30は、2つの部材(上側部材30a及び下側部材30b)からなる。上側部材30a及び下側部材30bには半円弧状の溝31a,31bがそれぞれ形成されている。上側部材30aと下側部材30bとが突き合わされると、2つの溝31a,31bによって、規制部31としての貫通孔が形成される。
図3,図4に示される捻れ防止治具30の他の変形例を図9に示す。図9に示される捻れ防止治具30には、規制部31としての円弧溝が形成されている。規制部(円弧溝)31の断面周長(L1)は、第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7が巻き付けられた絶縁電線4の断面周長(L2)の1/2よりも長い。ここで、絶縁電線4の断面周長(L2)とは、絶縁電線4の中心軸C(図1)に対して垂直な断面(横断面)内における絶縁電線4の外周の長さである。一方、規制部31の断面周長(L1)とは、上記横断面と平行な断面内における規制部31の内周の長さである。
規制部31の断面周長(L1)と絶縁電線4の断面周長(L2)との関係を換言すると次のとおりである。すなわち、規制部31の開口幅(W3)は、第1押さえテープ6及び第2押さえテープ7が巻き付けられた絶縁電線4の長径(D)よりも僅かに狭い。ここで、規制部31の開口幅(W3)とは、規制部31の一方の縁32aと他方の縁32bとを結ぶ線分の長さである。一方、絶縁電線4の長径(D)とは、2本の信号線導体2a,2bの中心を通る直線と絶縁電線4の外周面との2つの交点(交点A,交点B)を結ぶ線分の長さである。
規制部31の断面周長(L1)と絶縁電線4の断面周長(L2)とが上記関係を満たす場合、図10に示されるように、規制部31の内周面によって絶縁電線4の外周面の1/2よりも多くの部分が覆われる。この結果、規制部31内の絶縁電線4に、張力(T1,T2)に起因する回転力が作用しても、絶縁電線4の回転すなわち捻れが防止される。換言すれば、交点Aが規制部31の縁32aを越えて規制部31の外に出ることはない。
尚、図6,図8に示される実施形態においても、規制部31の断面周長(L1)と絶縁電線4の断面周長(L2)とは上記関係を満たしている。
前記実施形態では、第1テープ6及び第2テープ7の双方が押さえテープであった。しかし、第1テープ6を絶縁電線4(絶縁体3)の周囲に巻かれるシールドテープに変えることができる。この場合、第2テープ7によって、シールドテープとしての第1テープ6が押さえられる。
前記実施形態では、第1テープ6及び第2テープ7の双方に接着層が設けられていた。しかし、第1テープ6と第2テープ7の一方にのみ接着層が設けられる実施形態もある。また、接着層の材料は熱硬化型の接着剤に限られない。例えば、接着層がUV硬化型の接着剤によって形成される実施形態もある。この場合、図3に示す加熱炉40に代えて、UV照射手段が設けられる。
1 差動信号伝送用ケーブル
2a,2b 信号線導体
3 絶縁体
4 絶縁電線
5 シールドテープ
5a,6a,7a 樹脂層
5b 金属層
5c,6c,7c 重なり部分
6 第1テープ(第1押さえテープ)
6b,7b 接着層
7 第2テープ(第2押さえテープ)
10 製造装置
15,16,17 リール
20 巻付けヘッド
21 基台
22a,22b,22c 支柱
23 環状部材
24a 第1支持軸
24b 第2支持軸
25a 第1ガイドピン
25b 第2ガイドピン
26 開口部
27 ギヤ歯
28 モータ
28a ピニオンギヤ
29 ガイドローラ
30 捻れ防止治具
30a 上側部材
30b 下側部材
31 規制部
31a 溝
32a,32b 縁
40 加熱炉
51 従動ローラ対
52 搬送ローラ対
s1 空隙
s2 空隙

Claims (9)

  1. 一対の信号線導体が絶縁体によって被覆された絶縁電線、該絶縁電線の周囲に螺旋巻きされた第1テープ及び該第1テープの周囲に螺旋巻きされた第2テープを備える差動信号伝送用ケーブルの製造装置であって、
    長手方向に沿って移動する前記絶縁電線の周囲に、前記第1テープ及び前記第2テープを同方向に巻き付ける巻付けヘッドと、
    前記巻付けヘッドよりも前記絶縁電線の移動方向先方に配置され、前記絶縁電線の捻じれを防止する捻れ防止治具と、
    を有する、差動信号伝送用ケーブルの製造装置。
  2. 請求項1に記載の差動信号伝送用ケーブルの製造装置であって、
    前記巻付けヘッドよりも前記絶縁電線の移動方向先方に配置され、前記第1テープと前記第2テープの少なくとも一方に設けられている接着層を熱硬化させる加熱炉を有し、
    前記捻れ防止治具は、前記絶縁電線の移動経路上であって、前記巻付けヘッドと前記加熱炉との間に配置されている、
    差動信号伝送用ケーブルの製造装置。
  3. 請求項1又は2に記載の差動信号伝送用ケーブルの製造装置であって、
    前記捻れ防止治具は、前記第1テープ及び前記第2テープが巻き付けられた前記絶縁電線が通される規制部を有し、
    前記規制部は、前記第1テープ及び前記第2テープが巻き付けられた前記絶縁電線の長手方向に沿った移動を許容し、周方向の回転を規制する貫通孔又は円弧溝である、
    差動信号伝送用ケーブルの製造装置。
  4. 一対の信号線導体が絶縁体によって被覆された絶縁電線を長手方向に移動させつつ該絶縁電線の周囲に第1テープを螺旋状に巻き付ける第1工程と、
    前記絶縁電線を長手方向に移動させつつ前記第1テープの周囲に、該第1テープの巻き付け方向と同方向に第2テープを螺旋状に巻き付ける第2工程と、
    を有し、
    前記第1工程及び前記第2工程は、前記絶縁電線に対する前記第1テープ及び前記第2テープの巻き付け位置よりも前記絶縁電線の移動方向先方において該絶縁電線の捻れを防止した状態で実行される、
    差動信号伝送用ケーブルの製造方法。
  5. 請求項4に記載の差動信号伝送用ケーブルの製造方法であって、
    前記絶縁電線に、前記巻き付け位置よりも前記絶縁電線の移動方向先方に配置された捻れ防止治具を通過させることによって、該絶縁電線の捻れを防止する、
    差動信号伝送用ケーブルの製造方法。
  6. 請求項5に記載の差動信号伝送用ケーブルの製造方法であって、
    前記第1テープと前記第2テープの少なくとも一方に設けられている接着層を熱硬化させる第3工程を有し、
    前記捻れ防止治具は、前記第1工程及び前記第2工程を実行する巻き付けヘッドと前記第3工程を実行する加熱炉との間に配置されている、
    差動信号伝送用ケーブルの製造方法。
  7. 請求項5又は6に記載の差動信号伝送用ケーブルの製造方法であって、
    前記捻れ防止治具は、前記第1テープ及び前記第2テープが巻き付けられた前記絶縁電線が通される規制部を有し、
    前記規制部は、前記第1テープ及び前記第2テープが巻き付けられた前記絶縁電線の長手方向に沿った移動を許容し、周方向の回転を規制する貫通孔又は円弧溝である、
    差動信号伝送用ケーブルの製造方法。
  8. 請求項4〜7のいずれかに記載の差動信号伝送用ケーブルの製造方法であって、
    前記第1テープ及び第2テープは、前記絶縁電線の周囲に予め巻かれているシールドテープに重ねて巻かれる押さえテープである、
    差動信号伝送用ケーブルの製造方法。
  9. 請求項4〜7のいずれかに記載の差動信号伝送用ケーブルの製造方法であって、
    前記第1テープは、前記絶縁電線の周囲に巻かれるシールドテープであり、
    前記第2テープは、前記シールドテープに重ねて巻かれる押さえテープである、
    差動信号伝送用ケーブルの製造方法。
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