JP2015138751A - 信号伝送用ケーブル - Google Patents

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得天 黄
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Abstract

【課題】使用中に屈曲を受けてもシールドテープが解れ難く、優れた電気特性を維持することが可能な信号伝送用ケーブルを提供する。【解決手段】信号線101と電源線102とドレイン線103とが一括して撚り合わされて形成された集合撚線104と、集合撚線104の周囲に巻き付けられた一括シールドテープ105と、一括シールドテープ105の周囲に設けられたシース106と、を備える信号伝送用ケーブル100であって、信号線101は、信号導体107と、信号導体107の周囲に設けられた絶縁体108と、絶縁体108の周囲に巻き付けられた絶縁テープ109と、絶縁テープ109の周囲に巻き付けられたシールドテープ110と、を備え、シールドテープ110は、絶縁テープ109に対向する面に設けられた接着層111を有し、接着層111により絶縁テープ109に接着されているものである。【選択図】図1

Description

本発明は、使用中に屈曲を受ける部分への配線に好適な信号伝送用ケーブルに関する。
例えば、パソコンとデジタルカメラやスマートフォンとを電気的に接続するUSBケーブル等の外部配線として、図6に示すように、信号導体601と信号導体601の周囲に設けられた絶縁体602とを有する複数本の信号線603が撚り合わされて形成された信号撚線604、及び電源導体605と電源導体605の周囲に設けられた絶縁体606とを有する複数本の電源線607が一括して撚り合わされて形成された集合撚線608と、集合撚線608の周囲に巻き付けられた一括シールドテープ609と、一括シールドテープ609の周囲に縦添え又は螺旋巻きされたドレイン線610と、一括シールドテープ609の周囲にドレイン線610を介して設けられると共に複数本の素線が編み込まれて形成された編組シールド611と、編組シールド611の周囲に設けられたシース612と、を備える信号伝送用ケーブル600が使用されている。
この信号伝送用ケーブル600は、集合撚線608の周囲に巻き付けられた一括シールドテープ609により信号線603と電源線607とが一括して電磁遮蔽された構造となっており、信号線603が電源線607から独立して個々に電磁遮蔽されていないことから、信号線603で伝送される信号が電源線607からの電磁ノイズの影響を受け易いという問題を抱えている。
また、信号伝送用ケーブル600は、使用中に屈曲を受ける部分に配線されることが多く、前述した構造上、使用中に受ける屈曲により信号線603と一括シールドテープ609との間の距離が変化するため、ケーブル長手方向でインピーダンスのバラツキが発生し、インピーダンス特性が悪化し易いという問題を有している。
更に、信号伝送用ケーブル600の端末部にコネクタを接続する際には、信号伝送用ケーブル600の内部では相互に接触してピッチが一定に維持されている複数本の信号線603を一括シールドテープ609から引き出すと共にコネクタの接点のピッチに適合するように信号線603のピッチを変更して分岐させる必要があることから、その部分でシールド特性が悪化すると共にインピーダンスが変化してインピーダンス特性が悪化してしまうという問題も抱えている。
これらの問題を解決した信号伝送用ケーブルとして、特許文献1には、同軸信号線の周囲に絶縁体を介して外周シールドとは別の信号線シールドが施された広帯域シールド複合ケーブルが記載されている。
この広帯域シールド複合ケーブルでは、同軸信号線が簿肉細径絶縁電源線から独立して信号線シールドにより個々に電磁遮蔽されているため、同軸信号線で伝送される信号が簿肉細径絶縁電源線からの電磁ノイズの影響を受け難く、また使用時に同軸信号線と信号線シールドとの間の距離が変化してケーブル長手方向でインピーダンスのバラツキが発生し、インピーダンス特性が悪化するという問題は発生しない。
また、広帯域シールド複合ケーブルでは、その端末部にコネクタを接続する際に、同軸信号線のピッチを変更して分岐させたとしても、同軸信号線が信号線シールドにより個々に電磁遮蔽されており、また同軸信号線とコネクタの接点とを接続する近傍まで同軸信号線を信号線シールドで被覆しておくことができるため、シールド特性やインピーダンス特性の悪化を抑制することが可能となる。
しかしながら、広帯域シールド複合ケーブルでは、ドレイン線を採用していないため、その端末部にコネクタを接続する際の接地作業が煩雑となる虞がある。
ところで、広帯域シールド複合ケーブルの同軸信号線としては、図7に示すように、複数本の素線701が撚り合わされて形成された内部導体702と、内部導体702の周囲に設けられた絶縁体703と、絶縁体703の周囲に複数本の素線704が横巻きされて形成された横巻シールドからなる外部導体705と、外部導体705の周囲に設けられたジャケット706と、を備える一般的な信号線700が使用されていると考えられる。
近年、画像ファイルの高解像度化や音楽ファイルの高音質化等に伴い、電子機器内で扱われる情報が増大しているため、これらの情報を電気信号として伝搬する信号線の更なる大容量化及び高速化が要求されている。
ところが、電気信号の周波数が高くなるに連れて、表皮効果により内部導体(複数本の素線)の表面に電流が集中して内部導体の実効断面積が減少するため、電気信号の周波数の上昇と共に電気抵抗(交流抵抗)が高くなり、導体損失が増加してしまう。
この電気抵抗の上昇を抑えて導体損失の増加を防止する方法としては、内部導体の外径を大きくすることが考えられる。例えば、内部導体の外径を38AWG(American Wire Gauge)から36AWGに変更することにより、電気抵抗を半分程度まで低下させることができる。
しかしながら、36AWGの内部導体を使用して、横巻シールドとジャケットとを備える信号線を作製すると、信号線の外径が大きくなってしまう。
そのため、横巻シールドとジャケットとを備える信号線においては、内部導体の外径を大きくする方法により、電気抵抗の上昇を抑えて導体損失の増加を防止することは、ケーブル細径化を目指す業界の流れに逆行することになり、望ましいとは言えない。
これに対して、特許文献2には、導体と、導体の周囲に設けられた絶縁体と、絶縁体の周囲に粘着層を介して重ね巻きされたシールドテープと、を備えるシールド付きワイヤーハーネスが記載されている。
このシールド付きワイヤーハーネスによれば、ジャケットを省き、横巻シールドと比較して厚さが薄いシールドテープを使用することで、横巻シールドとジャケットとを備える信号線よりも外径を小さくすることが可能となり、導体の外径を大きくしても、信号線の外径を小さくすることができる。
特開2002−216550号公報 特開平8−77835号公報 特開平8−77836号公報
ところで、通常、高周波の電気信号(高周波信号)を伝搬する信号線では、伝搬遅延時間を短縮するために絶縁体の誘電率を小さくすると共に、伝搬速度の上昇に伴う誘電損失の増加を抑制するために絶縁体の誘電正接を小さくする必要があるので、誘電率や誘電正接が小さく誘電特性に優れたフッ素樹脂が絶縁体の材料として使用されることが多い。
しかしながら、フッ素樹脂は、化学的に非常に安定で他の材料との親和性が低いことから、特許文献2に記載されたシールド付きワイヤーハーネスでは、フッ素樹脂からなる絶縁体とシールドテープの粘着層との接着が不十分となる虞がある。
その結果、シールドテープは、重ね巻きされたシールドテープの重ね合わせ代の部分でのみ接着されることになるので、シールドテープの重ね巻きがズレて解れ易く、この解れにより隣接するシールドテープ間に隙間が生じてシールド特性やインピーダンス特性等の電気特性が悪化するという問題が生じる。
特に、USBケーブル等の外部配線として使用される際には、使用中に屈曲を受ける場合が殆どであり、その屈曲部分でシールドテープが解れ易く、また導体とシールドテープとの間の距離がケーブル長手方向に亘って不安定になり易いため、ケーブル長手方向でインピーダンスの大きなバラツキが発生し、高周波信号を伝搬する際の電気特性が著しく悪化する虞がある。
そこで、本発明の目的は、使用中に屈曲を受けてもシールドテープが解れ難く、優れた電気特性を維持することが可能な信号伝送用ケーブルを提供することにある。
この目的を達成するために創案された本発明は、信号線と電源線とドレイン線とが一括して撚り合わされて形成された集合撚線と、前記集合撚線の周囲に巻き付けられた一括シールドテープと、前記一括シールドテープの周囲に設けられたシースと、を備える信号伝送用ケーブルであって、前記信号線は、信号導体と、前記信号導体の周囲に設けられた絶縁体と、前記絶縁体の周囲に巻き付けられた絶縁テープと、前記絶縁テープの周囲に巻き付けられたシールドテープと、を備え、前記シールドテープは、前記絶縁テープに対向する面に設けられた接着層を有し、前記接着層により前記絶縁テープに接着されている信号伝送用ケーブルである。
前記シールドテープは、前記一括シールドテープに前記ドレイン線を介して接触していると良い。
前記電源線は、外径が前記信号線の外径の0.66倍であり、前記ドレイン線は、外径が前記信号線の外径の0.34倍であると良い。
前記集合撚線は、複数本の前記信号線と複数本の前記電源線と複数本の前記ドレイン線とが電気的な対称性を維持した状態で一括して撚り合わされて形成されていると良い。
前記シールドテープは、相互に接触していると良い。
前記集合撚線は、介在線を更に有すると良い。
前記介在線は、外径が前記信号線の外径の0.34倍であると良い。
前記絶縁体は、フッ素樹脂からなると良い。
前記シールドテープは、1/5ラップ以上1/2ラップ以下で重ね巻きされていると良い。
前記シールドテープは、絶縁層を有し、前記絶縁テープ及び前記絶縁層は、ポリエチレンテレフタレートからなると良い。
前記シールドテープは、金属層を有し、前記金属層は、アルミニウムからなると良い。
前記絶縁テープは、前記シールドテープに対向する面に設けられた接着層を有していると良い。
本発明によれば、使用中に屈曲を受けてもシールドテープが解れ難く、優れた電気特性を維持することが可能な信号伝送用ケーブルを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る信号伝送用ケーブルを示す断面図である。 図1の信号伝送用ケーブルの信号線の一例を示す断面図である。 信号線の変形例を示す断面図である。 信号線の変形例を示す断面図である。 信号線の変形例を示す断面図である。 従来技術に係る信号伝送用ケーブルを示す断面図である。 従来技術に係る信号線を示す断面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る信号伝送用ケーブル100は、信号線101と電源線102とドレイン線103とが一括して撚り合わされて形成された集合撚線104と、集合撚線104の周囲に巻き付けられた一括シールドテープ105と、一括シールドテープ105の周囲に設けられたシース106と、を備えている。
図2に示すように、信号線101は、信号導体107と、信号導体107の周囲に設けられた絶縁体108と、絶縁体108の周囲に巻き付けられた絶縁テープ109と、絶縁テープ109の周囲に巻き付けられたシールドテープ110と、を備え、シールドテープ110は、絶縁テープ109に対向する面に設けられた接着層111を有し、接着層111により絶縁テープ109に接着されている。
信号導体107は、同軸ケーブル構造の内部導体を構成するものであり、導電性に優れた銅やアルミニウム又はこれらの合金等からなる複数本の素線112を撚り合わせて形成されている。これらの素線112は、その表面に錫、銀、又はニッケル等によるめっき処理が施されていても構わない。
絶縁体108は、同軸ケーブル構造の誘電体を構成するものであり、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、又はエチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)等のフッ素樹脂からなる。フッ素樹脂は、誘電率や誘電正接が小さいため、絶縁体108の材料としてフッ素樹脂を使用することで、好適に伝搬遅延時間を短縮すると共に伝搬速度の上昇に伴う誘電損失の増加を抑制することが可能となる。
絶縁テープ109は、厚さが2μmから6μm程度のポリエチレンテレフタレート(PET)からなる樹脂層で形成されている。ポリエチレンテレフタレートは、後に説明する接着層111の材料に対して優れた接着性を有しているため、絶縁テープ109の材料としてポリエチレンテレフタレートを使用することで、絶縁テープ109に対してシールドテープ110を強固に接着することが可能となる。
シールドテープ110は、接着層111の他に金属層113を有している。この金属層113は、同軸ケーブル構造の外部導体を構成するものであり、十分なシールド特性が確保できるように、厚さが5μmから12μm程度のアルミニウムからなる。
接着層111は、厚さが2μmから5μm程度のポリエステル系熱融着型接着剤からなる。ポリエステル系熱融着型接着剤は、先に説明した金属層113の材料に対して優れた接着性を有しているため、接着層111の材料としてポリエステル系熱融着型接着剤を使用することで、接着層111と金属層113との剥離を防止して、これらをシールドテープ110として一体的に取り扱うことが可能となる。
ここでは、絶縁テープ109の材料としてポリエチレンテレフタレートを使用し、接着層111の材料としてポリエステル系熱融着型接着剤を使用し、金属層113の材料としてアルミニウムを使用したが、これらが相互に優れた接着性を発揮できる組み合わせであれば、他の材料を使用しても構わない。
このシールドテープ110は、1/5ラップ以上1/2ラップ以下で重ね巻きされていることが好ましい。シールドテープ110が1/5ラップ未満で重ね巻きされている場合には、シールドテープ110の重ね合わせ代が少なく、シールドテープ110同士の接着面積が小さくなり、屈曲を受けた際に屈曲部分でシールドテープ110の巻き付けピッチがズレて解れ易くなるからである。また、シールドテープ110が1/2ラップを超えて重ね巻きされている場合には、シールドテープ110が3重巻きとなる部分が発生し、信号線101の外径が大きくなってしまうからである。
なお、シールドテープ110を重ね巻きする理由は、例えば、シールドテープ110が突き合わせ巻きされている場合には、屈曲を受けた際に屈曲部分でシールドテープ110で被覆されていない隙間が発生し、ケーブル長手方向でインピーダンスの大きなバラツキが発生してしまうからである。
また、シールドテープ110は、ケーブル長手方向に亘って一括シールドテープ105にドレイン線103を介して接触している。そのため、ドレイン線103と一括シールドテープ105とシールドテープ110とがケーブル長手方向に亘って同電位(グランド電位)となっている。
なお、複数本の信号線101が存在する場合には、シールドテープ110は、ケーブル長手方向に亘って相互に接触している。そのため、全てのシールドテープ110とドレイン線103と一括シールドテープ105とがケーブル長手方向に亘って同電位(グランド電位)となっている。
再び図1を参照し、電源線102は、電源導体114と、電源導体114の周囲に設けられた絶縁体115と、を有している。
電源導体114は、導電性に優れた銅やアルミニウム又はこれらの合金等からなる単線、又は導電性に優れた銅やアルミニウム又はこれらの合金等からなる複数本の素線を撚り合わせて形成されている。これらの素線は、その表面に錫、銀、又はニッケル等によるめっき処理が施されていても構わない。
絶縁体115は、特に限定されるものではないが、絶縁性に優れたポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、又はポリエステルイミド樹脂等からなる。
信号伝送用ケーブル100がUSBケーブルである場合には、信号伝送用ケーブル100を使用して電子機器とUSB機器との間で直流電圧を送電することになるため、送電用と帰還電流用の2本の電源線102が必要になる。また、信号伝送用ケーブル100が交流電圧を送電する必要のある用途で使用される場合には、三相交流を送電するために3本の電源線102が必要となる。
ドレイン線103は、導電性に優れた銅やアルミニウム又はこれらの合金等からなる単線、又は導電性に優れた銅やアルミニウム又はこれらの合金等からなる複数本の素線を撚り合わせて形成されている。これらの素線は、その表面に錫、銀、又はニッケル等によるめっき処理が施されていても構わない。
信号線101の数、電源線102の数、及びドレイン線103の数は、特定の用途に適合するように、必要に応じて自由に変更することができる。
集合撚線104は、複数本の信号線101と複数本の電源線102と複数本のドレイン線103とが電気的な対称性を維持した状態で一括して撚り合わされて形成されていることが好ましい。これらが電気的な対称性を維持した状態で一括して撚り合わされていることにより、ケーブル長手方向に亘って電気特性の平衡が保たれるからである。
また、集合撚線104は、介在線116を更に有することが好ましい。この介在線116は、特に限定されるものではないが、絶縁性に優れたポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエステルイミド樹脂、又は抗張力繊維等からなる。
集合撚線104が介在線116を更に有することにより、信号線101と電源線102とドレイン線103とを撚り合わせる際に形成される隙間を介在線116で埋めることができ、ケーブル断面形状を耐屈曲性に優れた真円に近づけることが可能となる。
例えば、一例として、信号線101と電源線102とドレイン線103と介在線116とが2本ずつ存在する場合には、電源線102の外径を信号線101の外径の0.66倍とし、ドレイン線103の外径と介在線116の外径とを信号線101の外径の0.34倍とすることにより、ケーブル形状を真円に最も近づけることができる。
一括シールドテープ105は、樹脂層117と、樹脂層117の片面又は両面に設けられた金属層118と、を有している。
樹脂層117は、十分な機械的特性が確保できるように、厚さが4μmから12μm程度のポリエチレンテレフタレート(PET)からなる。
金属層118は、十分なシールド特性が確保できるように、厚さが5μmから12μm程度のアルミニウムからなる。
この一括シールドテープ105は、集合撚線104の周囲に、集合撚線104の撚り方向及び撚りピッチと同一方向及び同一ピッチで巻き付けられることが好ましい。一括シールドテープ105は、金属層118がドレイン線103と接触するように巻き付けられることで全体シールドを構成するが、このときに一括シールドテープ105が集合撚線104の撚り方向及び撚りピッチと同一方向及び同一ピッチで巻き付けられることにより、一括シールドテープ105とドレイン線103とが交差せず、金属層118とドレイン線103とが直線的に接触することになるため、シールド特性の向上に繋がる。
シース106は、特に限定されるものではないが、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、又はエチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)等のフッ素樹脂等からなる。フッ素樹脂は、化学的に非常に安定で機械的特性にも優れているため、シース106の材料としてフッ素樹脂を使用することで、外部配線として必要な様々な特性を満足することが可能となる。
これまで説明してきたように、本実施の形態に係る信号伝送用ケーブル100では、信号線101が電源線102から独立してシールドテープ110により個々に電磁遮蔽されているため、信号線101で伝送される信号が電源線102からの電磁ノイズの影響を受け難く、また使用時に信号線101とシールドテープ110との間の距離が変化してケーブル長手方向でインピーダンスのバラツキが発生し、インピーダンス特性が悪化するという問題は発生しない。
また、本実施の形態に係る信号伝送用ケーブル100では、その端末部にコネクタを接続する際に、信号線101のピッチを変更して分岐させたとしても、信号線101がシールドテープ110により個々に電磁遮蔽されており、また信号線101とコネクタの接点とを接続する近傍まで信号線101をシールドテープ110で被覆しておくことができるため、シールド特性やインピーダンス特性の悪化を抑制することが可能となる。
更に、本実施の形態に係る信号伝送用ケーブル100では、ドレイン線103を採用しているため、その端末部にコネクタを接続する際の接地作業が簡素となる。
また、本実施の形態に係る信号伝送用ケーブル100では、信号線101は、シールドテープ110に設けられた接着層111に対して殆ど接着性を有していない絶縁体108の周囲に巻き付けられると共に接着層111に対して優れた接着性を有している絶縁テープ109を備えている。
そのため、シールドテープ110が絶縁テープ109に対して巻き付けピッチを維持した状態で全面に亘って強固に接着されることになり、屈曲を受けた際に屈曲部分でシールドテープ110が解れて電気特性が悪化することを防止することが可能となる。
なお、絶縁テープ109が絶縁体108に対して接着されていないため、使用中に屈曲を受けた際に絶縁テープ109が筒状の形状を呈した状態でケーブル長手方向に摺動する可能性があるが、シールドテープ110が絶縁テープ109に対して強固に接着されているので、シールドテープ110が解れて電気特性が悪化することは無い。
それどころか、使用中に屈曲を受けた際にシールドテープ110が絶縁テープ109と共にケーブル長手方向に摺動することにより、絶縁体108やシールドテープ110に加わる応力が分散されることになり、耐屈曲性を向上させることが可能となる。
また、本実施の形態に係る信号伝送用ケーブル100では、信号線101において、ジャケットを省き、横巻シールドと比較して厚さが薄いシールドテープ110を使用しているため、横巻シールドとジャケットとを備える従来の信号線よりも外径を小さくすることが可能となり、信号導体107の外径を大きくしても、信号線101の外径を小さくすることができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に係る信号伝送用ケーブル100に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で信号伝送用ケーブル100の形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
例えば、図3に示すように、信号線101に代えて、絶縁テープ301が、ポリエチレンテレフタレートからなる樹脂層302に加えて、シールドテープ110に対向する面に設けられた接着層303を有している信号線300を使用しても構わない。
接着層303は、シールドテープ110に設けられた接着層111と同様に、ポリエステル系熱融着型接着剤からなる。これにより、接着層111と接着層303とが同種材料同士の接合となるため、接着強度をより高めることが可能となる。
また、接着層303により絶縁テープ301の重ね合わせ代の部分も接着されることになるので、絶縁テープ301の巻き付けピッチが更にズレ難く、絶縁テープ301の解れをより確実に防止することができる。
そのため、信号線300を使用することにより、信号線101の利益に加えて、より厳しい屈曲角度や曲げ半径で屈曲を行ってもシールドテープ110が解れ難く、優れた電気特性を維持することが可能となる。
また、図4に示すように、信号線101に代えて、シールドテープ401が、接着層111と金属層113に加えて、絶縁層402を有している信号線400を使用しても構わない。
絶縁層402は、例えば、接着層111と金属層113との間に設けられており、ポリエチレンテレフタレートからなる。ポリエチレンテレフタレートは、優れた機械的強度を有しているため、絶縁層402の材料としてポリエチレンテレフタレートを使用することで、接着層111や金属層113の機械的強度の低さを補うことが可能となる。
そのため、信号線400を使用することにより、信号線101の利益に加えて、最外層となるシールドテープ401の機械的強度を高めることができ、ジャケットを省くことによる機械的強度の低下を緩和することが可能となる。
また、絶縁テープ109の周囲にシールドテープ401を巻き付ける際には、シールドテープ401に所定の張力を与えた状態で巻き付けるが、シールドテープ401の機械的強度を高めることで、与えた張力による破断等が発生し難くなるため、シールドテープ401をきつく巻き付けることができ、絶縁テープ109にシールドテープ401をより強固に接着することが可能となる。
更に、図5に示すように、信号線101に代えて、絶縁テープ301が、ポリエチレンテレフタレートからなる樹脂層302に加えて、シールドテープ110に対向する面に設けられた接着層303を有しており、且つ、シールドテープ401が、接着層111と金属層113に加えて、絶縁層402を有している信号線500を使用しても構わない。
即ち、信号線500は、信号線300と信号線400とを組み合わせた形態となっている。
そのため、信号線500を使用することにより、信号線101の利益に加えて、信号線300と信号線400の両方の利益を得ることが可能となる。
以上の通り、本発明によれば、使用中に屈曲を受けてもシールドテープが解れ難く、優れた電気特性を維持することが可能な信号伝送用ケーブル100を提供することができる。
100 信号伝送用ケーブル
101 信号線
102 電源線
103 ドレイン線
104 集合撚線
105 一括シールドテープ
106 シース
107 信号導体
108 絶縁体
109 絶縁テープ
110 シールドテープ
111 接着層
112 素線
113 金属層
114 電源導体
115 絶縁体
116 介在線
117 樹脂層
118 金属層
300 信号線
301 絶縁テープ
302 樹脂層
303 接着層
400 信号線
401 シールドテープ
402 絶縁層
500 信号線

Claims (12)

  1. 信号線と電源線とドレイン線とが一括して撚り合わされて形成された集合撚線と、
    前記集合撚線の周囲に巻き付けられた一括シールドテープと、
    前記一括シールドテープの周囲に設けられたシースと、
    を備える信号伝送用ケーブルであって、
    前記信号線は、
    信号導体と、
    前記信号導体の周囲に設けられた絶縁体と、
    前記絶縁体の周囲に巻き付けられた絶縁テープと、
    前記絶縁テープの周囲に巻き付けられたシールドテープと、
    を備え、
    前記シールドテープは、前記絶縁テープに対向する面に設けられた接着層を有し、前記接着層により前記絶縁テープに接着されていることを特徴とする信号伝送用ケーブル。
  2. 前記シールドテープは、前記一括シールドテープに前記ドレイン線を介して接触している請求項1に記載の信号伝送用ケーブル。
  3. 前記電源線は、外径が前記信号線の外径の0.66倍であり、
    前記ドレイン線は、外径が前記信号線の外径の0.34倍である請求項1又は2に記載の信号伝送用ケーブル。
  4. 前記集合撚線は、複数本の前記信号線と複数本の前記電源線と複数本の前記ドレイン線とが電気的な対称性を維持した状態で一括して撚り合わされて形成されている請求項1から3の何れか一項に記載の信号伝送用ケーブル。
  5. 前記シールドテープは、相互に接触している請求項4に記載の信号伝送用ケーブル。
  6. 前記集合撚線は、介在線を更に有する請求項1から5の何れか一項に記載の信号伝送用ケーブル。
  7. 前記介在線は、外径が前記信号線の外径の0.34倍である請求項6に記載の信号伝送用ケーブル。
  8. 前記絶縁体は、フッ素樹脂からなる請求項1から7の何れか一項に記載の信号伝送用ケーブル。
  9. 前記シールドテープは、1/5ラップ以上1/2ラップ以下で重ね巻きされている請求項1から8の何れか一項に記載の信号伝送用ケーブル。
  10. 前記シールドテープは、絶縁層を有し、
    前記絶縁テープ及び前記絶縁層は、ポリエチレンテレフタレートからなる請求項1から9の何れか一項に記載の信号伝送用ケーブル。
  11. 前記シールドテープは、金属層を有し、
    前記金属層は、アルミニウムからなる請求項1から10の何れか一項に記載の信号伝送用ケーブル。
  12. 前記絶縁テープは、前記シールドテープに対向する面に設けられた接着層を有している請求項1から11の何れか一項に記載の信号伝送用ケーブル。
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