JP2017142959A - 低電圧作動信号伝送用ケーブル - Google Patents

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【課題】サックアウトが発生し難く、しかも電気特性の変動をも抑制することが可能な低電圧作動信号伝送用ケーブルを提供する。【解決手段】2本の芯線101を対撚りしてなるツイストペアケーブル102と、ツイストペアケーブル102の周囲に形成された介在103と、介在103の周囲に縦添えされたシールドテープ104と、を備えており、介在103は、断面円形状に形成されている低電圧作動信号伝送用ケーブル100である。【選択図】図1

Description

本発明は、低電圧作動信号方式(Low Voltage Differential Signaling;LVDS)を利用して高周波信号を伝送する低電圧作動信号伝送用ケーブルに関する。
従来より、ハイディフィニションマルチメディアインタフェース(High-Definition Multimedia Interface;HDMI(登録商標))やユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus;USB)等の短距離用デジタル有線信号伝送においては、低電圧作動信号方式を利用して高周波信号を伝送する低電圧作動信号伝送用ケーブルが使用されている。従来の低電圧作動信号伝送用ケーブルは、例えば、2本の導体を平行に配置すると共にその周囲に絶縁体を断面楕円形状に被覆して形成されるツイナックスケーブルと、ツイナックスケーブルの周囲に重ね巻きされるか縦添えされるシールドテープと、を備えている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2012−169251号公報
シールドテープを重ね巻きする場合は、低電圧作動信号伝送用ケーブルの屈曲、捻回、又はU字摺動等の可動時においても、シールドテープのズレや変形が発生し難いため、電気特性の変動を抑制することができるものの、シールドテープが重なる部分でシールドテープを構成する絶縁層と導電層とが交互に配置される周期構造を採るため、例えば、15GHz以上の高周波信号を伝送する際に信号伝送特性が急激に落ち込む現象(サックアウト)が発生するという課題がある。
シールドテープを縦添えする場合は、原理的にサックアウトは発生し難いものの、従来の低電圧作動信号伝送用ケーブルにおいては、絶縁体を断面楕円形状に被覆しているため、低電圧作動信号伝送用ケーブルの屈曲、捻回、又はU字摺動等の可動時、特に、低電圧作動信号伝送用ケーブルを偏平方向に屈曲させる時に、屈曲内側の絶縁体が窪んで絶縁体とシールドテープとの間に空隙が形成されてシールドテープが皺になる現象(テープ折れ)が発生し易く、シールドテープのズレや変形に起因する電気特性の変動が発生し易いという課題がある。
そこで、本発明の目的は、サックアウトが発生し難く、しかも電気特性の変動をも抑制することが可能な低電圧作動信号伝送用ケーブルを提供することにある。
本発明は、2本の芯線を対撚りしてなるツイストペアケーブルと、前記ツイストペアケーブルの周囲に形成された介在と、前記介在の周囲に縦添えされたシールドテープと、を備えており、前記介在は、断面円形状に形成されている低電圧作動信号伝送用ケーブルである。
前記介在は、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、発泡ポリエチレン樹脂、又は発泡ポリプロピレン樹脂の何れか一種からなることが望ましい。
前記芯線は、導体と、前記導体の周囲に形成された絶縁体と、を有しており、前記絶縁体は、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体樹脂、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂、又はポリテトラフルオロエチレン樹脂の何れか一種からなることが望ましい。
本発明によれば、サックアウトが発生し難く、しかも電気特性の変動をも抑制することが可能な低電圧作動信号伝送用ケーブルを提供することができる。
本発明に係る低電圧作動信号伝送用ケーブルを示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に順って説明する。
図1に示す通り、本発明の実施の形態に係る低電圧作動信号伝送用ケーブル100は、2本の芯線101を対撚りして形成されるツイストペアケーブル102と、ツイストペアケーブル102の周囲に形成される介在103と、介在103の周囲に縦添えされるシールドテープ104と、を備えている。
芯線101は、導電率が高い銅や銅合金等からなる導体105と、導体105の周囲に形成される絶縁体106と、を有する、所謂、絶縁電線からなる。
このうち、絶縁体106は、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)樹脂、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)樹脂、又はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂の何れか一種からなることが望ましい。
これにより、絶縁体106の誘電率や誘電正接を低下させて対内伝搬遅延時間を短縮すると共に伝搬速度の上昇に伴う誘電損失の増加を抑制することができるため、高周波信号を高速で伝送することが可能となる。
介在103は、低電圧作動信号伝送用ケーブル100の屈曲、捻回、又はU字摺動等の可動時においても、介在103が変形して介在103とシールドテープ104との間に空隙が形成されることが無いよう断面円形状に形成されている。
これにより、テープ折れの発生を抑制することができるため、シールドテープのズレや変形に起因する電気特性の変動を抑制することが可能となる。
また、介在103は、ポリエチレン(PE)樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂、発泡ポリエチレン樹脂、又は発泡ポリプロピレン樹脂の何れか一種からなることが望ましい。
これにより、介在103の誘電率や誘電正接を低下させて対内伝搬遅延時間を短縮すると共に伝搬速度の上昇に伴う誘電損失の増加を抑制することができるため、高周波信号を高速で伝送することが可能となる。
なお、介在103を余りにも発泡度が高い発泡ポリエチレン樹脂や発泡ポリプロピレン樹脂で形成すると、低電圧作動信号伝送用ケーブル100の屈曲、捻回、又はU字摺動等の可動時に、介在103に含まれる気泡が潰れて介在103が大きく変形し易くなり、低電圧作動信号伝送用ケーブル100の信号伝送特性が劣化する虞があるため、誘電率や誘電正接を低下させることを目的として発泡度を際限なく上昇させるべきではない。
シールドテープ104は、基材としての絶縁層107と、絶縁層107の片面又は両面に形成される導電層108と、を有している。このとき、導電層108は、絶縁層107の表面に形成されていても裏面に形成されていても構わない。絶縁層107は、機械的強度が高いポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂からなり、導電層108は、導電率が高い銅箔やアルミニウム箔からなる。
低電圧作動信号伝送用ケーブル100においては、シールドテープ104が介在103の周囲に縦添えされており、シールドテープ104が重なる部分が存在せず、シールドテープ104を構成する絶縁層107と導電層108とが交互に配置される周期構造を採ることは無いため、原理的にサックアウトが発生し難い。
更に、低電圧作動信号伝送用ケーブル100においては、介在103が断面円形状に形成されており、低電圧作動信号伝送用ケーブル100の屈曲、捻回、又はU字摺動等の可動時においても、介在103が変形して介在103とシールドテープ104との間に空隙が形成されることが無いため、シールドテープのズレや変形に起因する電気特性の変動を抑制することが可能となる。
なお、介在103が断面円形状に形成されていることにより、低電圧作動信号伝送用ケーブル100の屈曲、捻回、又はU字摺動等の可動時に、低電圧作動信号伝送用ケーブル100に印加される応力を効果的に分散させる効果も得られるため、屈曲、捻回、又はU字摺動等の可動に適した低電圧作動信号伝送用ケーブル100を得ることができる。
また、低電圧作動信号伝送用ケーブル100においては、シールドテープ104を外傷から保護するため、シールドテープ104の周囲にシース109を設けても構わない。
更に、低電圧作動信号伝送用ケーブル100においては、シールドテープ104を縦添えしているため、編組シールドを採用する場合よりも端末加工が容易であり、端末加工時の作業負担を軽減することが可能となる。
以上の通り、本発明によれば、サックアウトが発生し難く、しかも電気特性の変動をも抑制することが可能な低電圧作動信号伝送用ケーブル100を提供することができる。
なお、低電圧作動信号伝送用ケーブル100は、単体で使用しても良いし、複数本を集合させて集合ケーブルとして使用しても構わない。
100 低電圧作動信号伝送用ケーブル
101 芯線
102 ツイストペアケーブル
103 介在
104 シールドテープ
105 導体
106 絶縁体
107 絶縁層
108 導電層
109 シース

Claims (3)

  1. 2本の芯線を対撚りしてなるツイストペアケーブルと、
    前記ツイストペアケーブルの周囲に形成された介在と、
    前記介在の周囲に縦添えされたシールドテープと、
    を備えており、
    前記介在は、断面円形状に形成されている
    ことを特徴とする低電圧作動信号伝送用ケーブル。
  2. 前記介在は、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、発泡ポリエチレン樹脂、又は発泡ポリプロピレン樹脂の何れか一種からなる
    請求項1に記載の低電圧作動信号伝送用ケーブル。
  3. 前記芯線は、導体と、前記導体の周囲に形成された絶縁体と、を有しており、
    前記絶縁体は、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体樹脂、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂、又はポリテトラフルオロエチレン樹脂の何れか一種からなる
    請求項1又は2に記載の低電圧作動信号伝送用ケーブル。
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