JP6060730B2 - 自動取引システム及び自動取引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、手数料を必要とする金融取引を行う自動取引システム及び自動取引装置に関する。
従来より、銀行等の金融機関においてキャッシュカードを利用して取引を行う自動取引システム及び自動取引装置がある(特許文献1)。これらの取引を行う際には手数料を支払わなければならない。この手数料は取引の種別、曜日や時間帯によって金額に差異がある。そこで、取引の項目に手数料を表示する料金表示エリアを備えたメニュー画面を表示する発明がある(特許文献2)。更に、料金テーブルは日時をカウントするタイマーからの情報に従って料金表示エリアに該当する手数料を表示する。
特開2009−80544号公報 特開2006−134011号公報
キャッシュカードを利用して取引を行う場合には、自行の自動取引装置、他行の自動取引装置及びコンビニエンスストア設置の自動取引装置などの種類がある。それらの自動取引装置の手数料は、平日・土日・祝祭日などの曜日、時間帯、顧客口座の契約状況により手数料の減額があり、更には月当りの無料回数などの条件もあり複雑になっている。そのため、特許文献1記載の技術では、熟知していないと手数料が必要なのか、また、必要であればいくらの手数料がかかるのか把握できないという問題があった。
また、特許文献2記載の技術では、メニュー画面に手数料は表示されるものの、取引の始めにキャッシュカードを自動取引装置に挿入後、キャッシュカードの返却を受けずに連続して次取引を行う所謂、連続取引時には手数料は表示されない。また、連続取引を行う場合には、自動取引装置の占有時間が長時間化することも想定される。一方、取引時刻帯に応じて所定の時刻を境にして、その時刻以降の手数料が変更になる場合もあるが、そのような事象に対しては考慮されていない。
本発明が解決しようとする課題は、連続取引が想定される取引が選択された場合に、次取引に関わる手数料情報を報知することで、顧客にとって手数料に関わる不安を軽減できる自動取引システム及び自動取引装置を提供することである。
上記課題を解決するために本発明に関する自動取引システムは、自動取引装置とホストコンピュータを通信回線で接続し、前記自動取引装置の表示入力部を使った顧客操作により各種の取引を行う自動取引システムであって、前記表示入力部は、前記表示入力部を操作して第1の取引が実行されるとき、前記第1の取引の取引結果を表示するとともに、前記第1の取引の次に操作可能な第2の取引を表示し、更に、前記第2の取引に関わる第1の取引手数料情報を付加して表示し、前記第1の取引に続いて前記第2の取引が連続して実行されるとき、前記第2の取引に関わる第2の取引手数料情報について、前記第1の取引時に表示した前記第1の取引手数料情報と差異があれば、前記第2の取引に関わる前記第2の取引手数料情報を前記表示入力部に表示することを特徴とする。
本発明によれば、第1の取引である残高照会取引の照会結果の表示画面に、連続取引される可能性のある第2の取引、即ち支払取引又は入金取引に関わる取引手数料をも報知するので、顧客にとっては取引手数料に関わる不安が軽減し、利用しやすい自動取引システムを提供することができる。
第1の実施の形態に関わる動作フローチャートである。 第1の実施の形態に関わる自動取引システムの概略構成図である。 第1の実施の形態に関わるホストコンピュータの概略構成図である。 第1の実施の形態に関わる返信電文の手数料情報の構成例を示す図である。 第1の実施の形態に関わる表示入力部の残高照会表示画面を示す説明図である。 第2の実施の形態に関わる動作フローチャートである。 第2の実施の形態に関わる表示入力部の支払取引確認画面を示す説明図である。 第2の実施の形態の変形例に関わる表示入力部の支払取引確認画面を示す説明図である。 第3の実施の形態に関わる動作フローチャートである。 第3の実施の形態に関わる表示入力部の残高照会表示画面を示す説明図である。 第3の実施の形態に関わる表示入力部の残高照会表示画面を示す説明図である。 第3の実施の形態の変形例に関わる表示入力部の残高照会表示画面を示す説明図である。 第4の実施の形態に関わる表示入力部の残高照会表示画面を示す説明図である。 第5の実施の形態に関わる動作フローチャートである。 第5の実施の形態に関わる表示入力部の支払取引確認画面である。
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図2は第1の実施の形態に関わる自動取引システムの概略構成図である。自動取引システム1は、金融機関の営業店やコンビニエンスストアなどに設置される自動取引装置(ATM)2と通信回線3を介して接続されるホストコンピュータ4で構成される。なお、自動取引装置2とホストコンピュータ4の間には専用の図示しない中継機器を介して情報の通信を行うこともある。自動取引装置2は複数の金融機関のホストA、ホストB、ホストC・・・ホストZに関わり、顧客の操作により各種の金融取引を実行するものである。
自動取引装置2は、カード処理部21、表示入力部22、明細票発行部23、現金入出金部24、時計部25、記憶部26、画面作成部27、比較部28、通信部29及びこれらを制御する制御部30により構成される。
カード処理部21は、口座情報記録媒体であるキャッシュカードの図示しない読取部を備え、キャッシュカードから、顧客口座を特定するために口座情報を読取る。表示入力部22は、液晶ディスプレイ等の画面表示機能とキー入力するためのタッチパネルにより構成されるものである。なお、タッチパネル以外に各種のボタンキーを有する場合もあるが、表示入力部22に含めることとする。また、画面表示機能には顧客の操作を誘導するメッセージを示す文言や入力キーを表示する。この入力キーの押下をタッチパネルが検出して情報入力(キー入力)として受け付けることになる。なお、押下を検出したときには、当該入力キーの表示色を変化させたり、短信音を発声させるようにしてもよい。
明細票発行部23は金融取引を行った際に、取引明細票に取引結果を印刷して発行する部位である。現金入出金部24は金融取引が現金の支払又は入金に関わる時に、所定の現金収納部から現金を取出して支払い又は受入れた現金を収納処理する部位である。時計部25は、現時刻を計時するタイマー機能や取引日、例えば平日や土日、祝祭日などを区別して認識するカレンダー機能を有する部位である。
記憶部26は制御部30が実行するプログラム(ソフトウエア)の記憶、及び取引の実行に必要な情報等を記憶する。また、記憶部26は、通信部29で受信した後述する返信電文を一旦格納する。残高照会等のテンプレート画像情報は当該記憶部26に予め保有する。
画面作成部27は、表示入力部22に表示するために、例えば記憶部26に予め保有する残高照会のテンプレート画像情報に、記憶部26に格納された返信電文の手数料情報52及び時刻情報43−1(年月日、時刻)等を嵌め込んで残高照会の画面情報を作成する。比較部28は、後述するように記憶部26に格納した残高照会時の第1の取引手数料情報と次の取引としての支払取引時の第2の取引手数料情報を比較する。通信部29はホストコンピュータ4との通信を行う部位である。制御部30は、自動取引装置2全体の各部を稼働制御する部位である。
図3は第1の実施の形態に関わるホストコンピュータの概略構成図である。ホストコンピュータ4は金融機関ごとに設置され、ホスト制御部41、記憶ファイル42、ホスト時計部43、ホスト記憶部44、成否判定部45、電文生成部46、ホスト通信部47等で構成される。記憶ファイル42は金融情報や顧客情報を格納し、顧客情報データベース42a、勘定系データベース42b、取引履歴データベース42c及び手数料データベース42dなどからなる。ホスト制御部41がこれを管理している。
顧客情報データベース42aは顧客の住所、氏名、年齢等の情報を口座番号に関連づけて記憶したもので、勘定系データベース42bは顧客口座の残高管理などの情報を記憶し、顧客が現金を出金したり、入金するたびに更新される。
取引履歴データベース42cは、顧客口座情報(番号)ごとに過去の取引履歴を記憶しているもので、手数料データベース42dは各種取引に関わる取引手数料情報(以下手数料情報という)を記憶している。手数料情報は取引にかかる手数料の額面情報を含み、取引の種別ごとに設定する。また、取引手数料は、取引を行う曜日、時間帯、または正月、ゴールデンウィーク等の特定の日ごとに異なる。更に、取引を行う顧客の属性情報(例えば、手数料優遇の特典付与者である等)ごとに異なる場合もある。従って、手数料データベース42dは、取引の種別、時間帯等ごとに、取引手数料の金額情報を記憶する。
ホスト時計部43は、現在時刻を出力する等の機能を有する。即ち、手数料データベース42dから各種取引に関わる取引手数料情報を読み取ったときの時刻を出力する。ホスト記憶部44は、ホスト制御部が動作するためのプログラム(ソフトウエア)及び各種データを格納する。成否判定部45は、ホスト通信部47が受信した顧客口座情報に基づいて、記憶ファイル42に格納されている顧客情報データベース42a及び勘定系データベース42bを参照し、入力暗証情報の正否判定を行う。電文生成部46は次に図4で説明する返信電文を生成する。ホスト通信部47は、自動取引装置2の通信部29を介して電文を送受信する。
図4は第1の実施の形態に関わる返信電文の手数料情報の構成例を示す説明図である。自動取引装置2がホストコンピュータ4から受信する返信電文の構成例である。記載の都合上、図4(a)〜図4(c)に分割記載したがこの順に一体の情報となっているものである。自動取引装置2がホストコンピュータ4から受信する返信電文は、図示しない許可コード、残高情報、明細票印字データ及び図4に示す手数料情報からなる。
図4(a)に示すように手数料情報の先頭はデータヘッダー61からなり、データヘッダー61は、以下に続く情報が手数料情報であることを示す種別欄63及び以下に続く情報の長さを示すレングス欄64からなる。次に続く手数料情報欄62は、ホストコンピュータ4が手数料データベース42dから取得した手数料情報の年月日を示す照会年月日欄65、同じくその時刻を示す照会時刻欄66(図4(a)では17時55分00秒示す)及び取得後何分後に手数料が変更になるかを示す変更時間欄67(図4(a)では5分後を示す。なお、この情報は後述する第3の実施の形態に関係する)からなる。なお、照会年月日欄65及び照会時刻欄66の年月日及び時刻は、ホスト時計部43から読み取る情報であり、手数料情報が適用される年月日時刻を表す。
次に続く手数料情報欄62は図4(b)に示すように手数料データが何種類あるかを示すデータ数欄68(図4(b)では例えば、支払、入金及び振込の3種であるとする)がある。照会時手数料データ1〜n(70−1〜70−n)はホストコンピュータ4が手数料データベース42dから取得した手数料情報が取引種別ごとに並んで送られる。取引種別欄71には「支払」が記載され、取扱可否欄72には「取扱可」が記載され、手数料金額欄74には「105円」が記載される。
次に続く手数料情報欄62は図4(c)に示すように、変更時手数料データ欄73−1〜n(73−1〜73−n)は変更時間欄67の5分経過すると変更になる手数料データが記載される。変更になった金額は「210円」である。なお、この図4(c)は後の第3の実施の形態に関係するので、説明は後述する。
次に本自動取引システム1の動作説明を行う。図1は第1の実施の形態に関わる動作フローチャートである。なお、以下に説明する自動取引装置2の各部の動作は記憶部26に格納されているプログラム(ソフトウエア)に基づいて制御部30により制御される。また、ホストコンピュータ4の各部の動作はホスト記憶部44に格納されているプログラム(ソフトウエア)に基づいてホスト制御部41により制御される。動作説明としては第1の取引として「残高照会」を行うものとする。また、Sは動作ステップを意味する。
S101:自動取引装置2に顧客が近づくと、図示しない検知器がこれを検知する。制御部30は表示入力部22に対し、取引選択画面を表示するよう指示する。顧客が図示しない「残高照会」の表示ボタンを選択(押下)すると、表示入力部22が押下を検知して、「残高照会」取引が開始する。
S102:制御部30はカード処理部21に対し、動作開始を指示するとともに、表示入力部22に対し、暗証番号の入力を促す表示を行うよう指示する。具体的にはカード処理部21の図示しないカード挿入口を明るくして、キャッシュカードの挿入を誘導する。また、表示入力部22に暗証番号の入力用にテンキー表示を行うことになる。顧客はカード挿入口からキャッシュカードを挿入する。
S103:続いて、顧客が表示入力部22のテンキー表示を目視し、所定の暗証番号を入力する。制御部30は表示入力部22に対し、検知した所定の入力暗証番号としての入力暗証情報を一旦、記憶部26に格納するよう指示する。なお、ステップS102でカード挿入口から挿入されたキャッシュカードはカード処理部21内に引き込まれ、キャッシュカードに記録されている顧客口座情報(キャッシュカード情報)を読み取り、一旦、入力暗証情報と関連づけて記憶部26に格納する。
S104:制御部30は記憶部26に対し、格納した顧客口座情報と入力暗証情報を読み出すよう指示する。更に、残高照会としての取引コード情報を加えて、通信部29に対し、ホストコンピュータ4のホスト通信部47に送信するよう指示する。なお、これらの送信情報は暗号化され、またホストコンピュータ4から受信する受信情報も暗号化されるが、説明は省略する。
S105:ホストコンピュータ4のホスト制御部41はホスト通信部47に対し、自動取引装置2の通信部29を介して取引コード情報と顧客口座情報及び入力暗証情報を受信するよう指示する。ホストコンピュータ4のホスト制御部41はホスト記憶部44に対し、これらの情報を格納するよう指示する。
S106:ホスト制御部41は成否判定部45に対し、受信した顧客口座情報に基づいて、記憶ファイル42に格納されている顧客情報データベース42a及び勘定系データベース42bを参照し、入力暗証情報の正否判定を行うよう指示する。続いて、入力暗証情報が正しいと判定された場合に、ホスト制御部41は、顧客口座情報毎に許可されている諸取引のための処理を進める。
S107:ホスト制御部41は、諸取引が許可された顧客口座情報であると判定すると、記憶ファイル42に対し、勘定系データベース42bから該当口座番号の残高金額を読み出し、手数料データベース42dから現時刻の手数料情報(以後、第1の取引手数料情報という)を読み出すよう指示する。そして、ホスト制御部41は、電文生成部46に対し、それら取得した取引情報を返信電文(図4(a)、(b)参照)として生成するよう指示する。
S108:ホスト制御部41はホスト通信部47に対し、取得した取引情報を自動取引装置2に返信するよう指示する。この時の返信電文(情報)は、取引許可コード、残高情報、第1の取引手数料情報そして明細票印刷情報とからなる。この時の取引許可コードには、残高照会はいうまでもなく、支払取引や入金取引などの取引許可コードも含まれている。
S109:自動取引装置2の制御部30は通信部29に対し、ホストコンピュータ4から発信する返信電文を受信するよう指示する。制御部30は受信した返信電文を一旦、記憶部26に格納するよう指示する。制御部30は画面作成部27に対し、記憶部26から返信電文の手数料情報52及び時刻情報43−1(年月日、時刻)等並びに予め保有する残高照会のテンプレート画像情報を読み出し、当該テンプレート画像情報にこの諸情報を嵌め込んで残高照会の画面情報を作成するよう指示する。そして完成した残高照会の画面情報を表示入力部22に対し表示するよう指示する。テンプレート画像情報には予め定める取引種目表示枠情報がある。ここでは支払取引と入金取引ということになる。
図5は第1の実施の形態に関わる表示入力部の残高照会表示画面を示す説明図である。照会結果の表示画面としての残高照会表示画面11−1は取引結果としての残高金額情報51(図5では12,345,678円)と手数料情報52(図5では105円)が表示される。案内メッセージ54には「続けてお取引をする場合は、ご希望のお取引ボタンを押してください」及び「終了する場合は、終了ボタンを押してください」と表示される。終了ボタン55、入金ボタン56、支払ボタン57が表示される。そして、案内メッセージ53には、「**年**月**日17時55分 時点の手数料です」及び「引続き取引をされた場合、上記手数料と異なる場合があります」と表示される。
図5に示す取引結果としての残高金額情報51及び手数料情報52はホストコンピュータ4から返信電文(図4(a)、(b)参照)により受信したものである。同じく時刻情報43−1(**年**月**日17時55分)もこの返信電文により受信したものである。なお、時刻情報43−1は案内メッセージ53に含めて表示される。図5では取引ボタンは支払ボタン57と入金ボタン56のみを記載するが、これに限定されるものではなく図示しない「振込」、「振替」等を表示しても良い。
S110:顧客は図5に示した残高照会表示画面11−1を見て、表示された選択肢としての取引ボタンを選ぶことになる。図5では、入金ボタン56、支払ボタン57及び終了ボタン55を表示している。なお、これらの表示ボタンは入力キーである。制御部30は終了ボタン55が押下されるとステップS111に進め、入金ボタン56が押下されたらステップS112へ進める。また、支払ボタン57が押下されたらステップS113へ進めることになる。
S111:ステップS110で終了ボタン55が押下されると、制御部30は、残高照会(取引)の終了が選択されたと判断する。まず、カード処理部21に対し、取り込んでいるキャッシュカードをカード挿入口から排出して、抜き取りを監視するよう指示する。顧客がキャッシュカードを抜き取ったことを図示しない検知器が検知したら、残高照会取引終了として、表示入力部22に対し初期状態に戻すよう指示する。なお、取引履歴情報等は自動取引装置2及びホストコンピュータ4にて記録されるが、その記録制御手順は説明を省略する。
S112:ステップS110で入金ボタン56が押下されると、制御部30は、残高照会取引に続いて、現金の預入れとなる入金取引が選択されたとして、表示入力部22及び現金入出金部24等に対して、入金取引を開始するよう指示する。この入金取引の詳細についてはその説明を省略する。
S113:ステップS110で支払ボタン57が押下されると、制御部30は、残高照会取引に続いて、現金の引出しとなる支払取引が希望されたとして、表示入力部22及び現金入出金部24等に対して、支払取引を開始するよう指示する。この支払取引の詳細についてもその説明を省略する。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、顧客にとっては曜日や時間帯に応じた取引手数料が早期に把握でき、また、自動取引装置2の稼働効率の向上にもなるという効果を有する。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態として、前述の残高照会取引に続いて支払取引等を行う連続取引について説明する。この連続取引とは受け入れたキャッシュカードを返却することなく、連続して支払取引や入金取引、更には振込・振替取引を可能とするものである。第2の実施の形態の説明では、この残高照会取引に続いて支払取引を行う場合とする。なお、最初にキャッシュカードを受け入れた取引を第1の取引(説明を理解し易くするため、残高照会を例とする)とし、それに続いての各種取引を第2の取引(説明を理解し易くするため、支払取引を例とする)とする。
図6は第2の実施の形態に関わる動作フローチャートである。
S201:自動取引装置2は図5に示した案内メッセージ54の指示に従い支払ボタン57が押下されると、制御部30は表示入力部22に対し、これを検知するよう指示する。ここでは連続取引として「支払取引」が希望されたと判断する。制御部30は各部に対し「支払取引」を開始するよう指示する。
S202:制御部30は表示入力部22に対し、テンキー表示により所定の暗証番号の再入力を求める暗証番号入力画面を表示するよう指示する。顧客が暗証番号を入力すると、制御部30は記憶部26に対し、表示入力部22が検知した所定の入力暗証情報番号を再度、格納するよう指示する。なお、キャッシュカードは、カード処理部21内に引き込まれ保持されている。また、キャッシュカードに記録されている顧客口座情報(キャッシュカード情報)は記憶部26に格納されているが、再度読み取っても良い。
S203:制御部30は、表示入力部22に対し支払希望金額の入力用にテンキー表示を行なうよう指示する。顧客は表示入力部22から金額入力を行い、図示しない金額入力確認操作(例えば、確認ボタンの押下)を行う。制御部30は記憶部26に対し、この支払希望金額情報も格納するよう指示する。
S204: 制御部30は記憶部26に対し、格納されている顧客口座情報と入力暗証情報を読み出すよう指示する。更に、通信部29に対し、取引コード(支払取引)情報を加えて取引情報として、ホストコンピュータ4のホスト通信部47に送信するよう指示する。
S205:ホストコンピュータ4のホスト制御部41はホスト通信部47に対して、自動取引装置2の通信部29を介しての取引コード情報と顧客口座情報及び入力暗証情報を受信するよう指示する。ホストコンピュータ4は先の第1の実施の形態で説明した(ステップS105〜ステップS108)ように処理し、取引許可コード、残高情報、支払限度額情報や手数料情報(この時点での手数料情報であり、以後、第2の取引手数料情報という)そして明細票印刷情報を自動取引装置2へ返信する。
S206:自動取引装置2の制御部30は通信部29に対し、ホストコンピュータ4が返信した返信電文を受信するよう指示する。制御部30は記憶部26に対し、受信した返信電文も一旦格納するよう指示する。制御部30は画面作成部27に対し、更に記憶部26から返信電文の手数料情報及び時刻情報43−1(年月日、時刻)等並びに予め保有する支払取引のテンプレート画像情報を読み出すよう指示する。更に画面作成部27に対し、当該テンプレート画像情報にこの諸情報を嵌め込んで残高照会の画面情報を作成するよう指示する。
同時に、制御部30は比較部28に対し、記憶部26に格納した第1の取引である先の残高照会時の第1の取引手数料情報と今回受信した支払取引時の第2の取引手数料情報を比較するよう指示する。この手数料情報は、所定の時刻になるとその時刻を境にして、それ以降の手数料が変更になる場合がある。この取引手数料の変更は現時点より高額への変更に限定されるものではなく、低額に変更される場合もある。制御部30は、第1,第2の取引手数料に相違があると判断したときには次ステップS207に進め、第1,第2の取引手数料が同一である時には、後述するステップS209に進める。なお、低額に変更される場合は、取引手数料が同一である場合と同様に支払取引としてのステップS209に進めてもよい。
S207:制御部30は表示入力部22に対し完成した支払取引確認画面11−2を表示するよう指示する。図7は第2の実施の形態に関わる表示入力部の支払取引確認画面を示す説明図である。支払取引確認画面11−2は支払金額情報58(図7では200,000円)と手数料情報52a(図7では210円)が表示される。案内メッセージ54には「先ほどご案内した手数料と変更になっております」及び「よろしければ「はい」を押してください」、「お止めになる場合は「いいえ」を押してください」と表示される。そして、はいボタン59と、いいえボタン60が表示される。図7に示した支払金額情報58及び手数料情報52aはホストコンピュータ4からの返信電文により受信したものである(図4(a)、(b)参照)。
S208:図7に示した支払取引確認画面11−2にて、顧客は上部案内メッセージ54の表示を参考にして表示された選択肢としてはいボタン59又はいいえボタン60を選ぶことになる。この時には表示の他に上部案内メッセージ54に示した文言等を音声出力しても良い。なお、これらの表示ボタンは入力キーである。制御部30は、はいボタン59が押下されるとステップS209に進め、いいえボタン60が押下されたらステップS213へ進める。
S209:ステップS206にて手数料の変更がないと判断された場合、又はステップS208にてはいボタン59が押下された場合には、制御部30は現金入出金部24に対し動作するよう指示する。具体的には、現金の繰出し,計数そして図示しない入出金口に搬送して集積し待機させる。なお、この時点では、支払現金の抜き取りはできない。
S210:制御部30はカード処理部21に対し、取り込んでいるキャッシュカードをカード挿入口から排出して、抜き取りを監視するよう指示する。顧客がキャッシュカードを抜き取ったことを図示しない検知器が検知したら、カード処理部21に対し動作を終了するよう指示する。
S211:制御部30は明細票発行部23に対し、取引明細表の印刷を指示する。この取引明細票には口座情報のほか、支払金額、取引手数料そして取引日、時刻情報が印刷されて発行口より排出される。なお、取引明細票の要否を現金の繰出、計数中に表示し、顧客が「不要」を選択した場合には取引明細票の発行を見送る。
S212:制御部30は、キャッシュカードが抜き取られたことを検知したら、現金の抜き取りを可能にする。例えば入出金口を覆うシャッタを開状態にする。顧客が現金を抜き取り、残留現金が無いことを図示しない検知器が検知したらシャッタを閉状態に戻すよう指示する。
自動取引装置2は支払取引の終了処理を行う。まず、自動取引装置2では記憶部26に対し取引履歴情報を格納するよう指示する。また、通信部29を対しホストコンピュータ4に処理終了電文を送信するよう指示する。すると、ホストコンピュータ4では顧客口座情報の更新を行う。ここでは、勘定系データベース42b内の当該口座番号に対応する預貯金金額から支払金額と第2の取引手数料を差し引いた金額に更新することになる。なお、支払金額、取引手数料そして取引日、時刻情報や取引店舗情報等も取引履歴情報として記録される。以上で自動取引装置2及びホストコンピュータ4側での支払取引は終了する。
S213:ステップS208でいいえボタン60が押下された場合には、制御部30はカード処理部21に対し取り込んでいるキャッシュカードをカード挿入口から排出して、抜き取りを監視するよう指示する。顧客がキャッシュカードを抜き取ったことを図示しない検知器が検知したら、自動取引装置2の処理動作を終了する。更に、通信部29に対しホストコンピュータ4側に処理中止を意味する電文を送信するよう指示する。ホストコンピュータ4は所定の操作履歴情報のみを記録して処理を終了する。
以上説明した通り、比較部28による比較の結果、第1の取引手数料と第2の取引手数料に差異が生じる場合は、顧客に取引続行の確認を求める(ステップ207)ので、取引後に取引手数料に関わるクレームや不信感を抱かせることを抑止することができる。また、取引手数料に差異が生じない場合には、確認画面を表示しないので不要な稼働時間の延長とはならない。
(第2の実施の形態の変形例)
第2の実施の形態の変形例を説明する。第2の実施の形態では第1の取引(残高照会)時の取引手数料表示と第2の取引(支払取引)実行時の取引手数料が相違(変更)する場合であった。この場合、実行時の取引手数料を確認する支払取引確認画面11−2(図7参照)を表示するものの、取引手数料は変更後のものであるので、取引手数料がより高額に変更となる場合もある。
本変形例では、連続取引の場合で少なくとも第2の取引手数料が高額に変更になる場合には、先の第1の取引時に表示した第1の取引手数料に据え置くものである。制御部30は図6に示すステップS206の判断において、ホストコンピュータ4から受信した支払取引における第2の取引手数料が、時間の径過に伴って、第1の取引(残高照会)時の取引手数料に比較し、高額に変更(例えば105円から210円)になるかを判断する。この時には、図5に示した第1の取引時(残高照会)の残高照会表示画面11−1ではなく、図8に示すような残高照会表示画面11−3とする。
図8は第2の実施の形態の変形例に関わる表示入力部の支払取引確認画面を示す説明図である。図8に示したように案内メッセージ53には、「続けてお取引を実施した場合は、表示の手数料でお取扱いたします」と表示し、連続取引を実施する場合でも表示されている取引手数料であることを報知する。同時に制御部30は記憶部26に記憶している第1の取引時に報知(表示)した第1の取引手数料を、第2の取引(支払取引)にも適用するよう優先させて制御する。なお、取引手数料が低額に変化(例えば105円が無料、210円が105円)となる場合には、このような優先制御は実行しないように予めプログラムしておく。このように制御することにより顧客は安心して残高照会からの連続取引を実行できる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態の説明を行う。第1の実施の形態の説明では残高照会表示画面11−1において、引続き取引をする場合は手数料が変更になる旨を報知するものの、手数料金額そのものを表示していない。従って、実際に第2の取引(支払取引等)を実行しないと取引手数料は把握できない。第3の実施の形態では、取引手数料が切り替わる時間帯前後について考慮するものである。ここでは一取引分相当の取引所要時間を目安5分として説明する。従って、手数料変更の5分前の残高照会取引から手数料表示が実行される。
図9は第3の実施の形態に関わる動作フローチャートである。図9において第1の実施の形態の説明(図1)と重複する部分の説明は省略し、異なる部分であるステップS307〜ステップS309についてのみ説明する。
S307:ホストコンピュータ4のホスト制御部41は、諸取引が許可された顧客口座情報であると判定すると、勘定系データベース42bから該当口座番号の残高金額を読み出し、手数料データベース42dから現時刻の手数料情報(第2の取引手数料情報となる)を読み出すよう指示する。更に、ホスト時計部43に対し、現時刻情報と直近の取引手数料の変更(切替)時刻情報との差異時間を演算するよう指示する。この差異時間が所定の時間(例えば、5分)以内であるかを判定し、所定の時間以内の時には、ホスト制御部41は電文生成部46に対し、第2の取引手数料の変更時刻情報を含めた返信電文を生成するよう指示する。当該差異時間は前記図4(a)で説明した返信電文の変更時間欄67に記録される。
S308:ホスト制御部41はホスト通信部47に対し、取得した取引情報を自動取引装置2に返信するよう指示する。この時の返信電文(情報)は、取引許可コード、残高情報、第2の取引手数料情報、取引手数料の変更時刻情報そして明細票印刷情報とからなる。
S309:自動取引装置2の制御部30は通信部29に対し、ホストコンピュータ4からの返信電文を受信するよう指示する。制御部30は記憶部26に対し受信した返信電文を一旦格納するよう指示する。制御部30は画面作成部27に対し、記憶部26から返信電文の手数料情報及び時刻情報43−1(年月日、時刻)等並びに予め保有する残高照会のテンプレート画像情報を読み出して、当該テンプレート画像情報に諸情報を嵌め込んで残高照会の画面情報を作成するよう指示する。この際には変更時刻情報も加えられる。
そして完成した残高照会の画面情報を表示入力部22に対し表示するよう指示する。図10及び図11は第3の実施の形態に関わる表示入力部の残高照会表示画面を示す説明図である。図10(a)の残高照会表示画面11−4に示すように残高金額情報51(図10では123,456円)、手数料情報52(図10では105円等)及び時刻情報43−1(**年**月**日17時55分)はホストコンピュータ4から受信したものである。即ち、手数料情報52は図4(b)に示す返信電文の手数料金額欄74及び時刻情報43−1は同じく図4(a)に示した照会年月日欄65及び照会時刻欄66に基づくものである。なお、「約5分後は210円」の表示は、図4(c)に示した返信電文の変更時間欄67及び変更時手数料データ1〜n(73−1〜n)に基づくものである。また、「及び約5分後の手数料です」の文言も案内メッセージ53に組込み編集され、表示される。
ここで、図10(b)の残高照会表示画面11−5及び図11の残高照会表示画面11−6で示す第3の実施の形態に関わる表示入力部22の残高照会表示画面について説明する。図10(b)の残高照会表示画面11−5は図10(a)の残高照会表示画面11−4に比較し、案内メッセージ53に「約5分後に手数料が変わりますのでご注意ください」の文言表示が追加されているもので、より細やかな注意を促している。更にこれらの案内メッセージ53に相当する文言の音声出力をしても良い。図11の残高照会表示画面11−6は「約5分後は210円」なる情報は、支払取引のみに表示される例である。案内メッセージ53には、「約5分後に「支払」取引の手数料が変わりますので注意ください」と表示する。言い換えると、入金取引には手数料の変更が無いことを意味する。
更に、上記の説明は「手数料がより高額に変更になる」場合を中心に記載している。しかし、手数料がより低額に変更になる場合もある。例えば、8:00までは手数料105円であるが、8:45分になると「手数料無料」になる場合には、顧客にとって有用な情報となるはずである。
(第3の実施の形態の変形例)
次に第3の実施の形態の変形例の説明を行う。前記第3の実施の形態では、現時刻情報と直近の取引手数料の変更時刻情報との差異時間が所定の時間(例えば、5分)以内であるかを判定した。この所定の時間(5分)は、およその一取引時間を想定している。しかしながら、第1の取引(残高照会)の後に第2の取引(支払)を行う場合には有用であるが、続けて第3の取引(例えば、振込や振替)を行う場合もある。本実施の形態の変形例は連続取引が3件以上行われることを想定するものである。
本実施の形態の変形例では図9の前記ステップS307〜ステップS309が次のように変更となる。なお、上記ステップと区別するためステップS307a〜ステップS309aとして説明する。
S307a:ホストコンピュータ4のホスト制御部41はホスト時計部43に対し、現時刻情報と直近の取引手数料(第2の取引手数料情報となる)への変更時刻情報との差異時間を演算するよう指示する。この差異時間が所定の時間(例えば、30分)以内であるかを判定し、所定の時間以内の時には、ホスト制御部41は電文生成部46に対し、第2の取引手数料情報の変更時刻情報を含めた返信電文として生成するよう指示する。
S308a:ホスト制御部41はホスト通信部47に対し、取得した取引情報を自動取引装置2に返信するよう指示する。この時の返信電文(情報)は、取引許可コード、残高情報、第2の取引手数料情報、取引手数料の変更時刻情報そして明細票印刷情報である。
S309a:自動取引装置2の制御部30は通信部29に対し、ホストコンピュータ4からの返信電文を受信するよう指示する。制御部30は記憶部26に対し受信した返信電文を一旦格納するよう指示する。制御部30は、画面作成部27に対し、記憶部26から返信電文の手数料情報52及び時刻情報43−1(年月日、時刻)並びに予め保有する残高照会のテンプレート画像情報を読み出して、当該テンプレート画像情報に諸情報を嵌め込んで残高照会の画面情報を作成するよう指示する。
そして完成した残高照会の画面情報を表示入力部22に対し表示するよう指示する。図12は第3の実施の形態の変形例に関わる表示入力部の残高照会表示画面を示す説明図である。図12に示した残高照会表示画面11−7では残高金額情報51(図12では123,456円)、手数料情報52(図12では105円)及び時刻情報43−1(**年**月**日17時45分)はホストコンピュータ4から受信したものである。なお、「約15分後に手数料が変わりますのでご注意ください」の文言情報も案内メッセージ53に組込み編集され表示される。この場合も図4(a)に示す返信電文の変更時間欄67から「15分」という情報を利用する。
また、案内メッセージ53において「15分後に・・・」の代わりに「18時00分に手数料が変わりますのでご注意ください」という表示とすることも可能である。この場合は、時刻情報43−1(**年**月**日17時45分)と変更時間欄67の「15分」の情報から図示しない演算部で和を演算することにより「18時00分」を求めることができる。このように第2の取引以降の諸取引を想定した第2の取引手数料情報を表示することにより、顧客は安心して取引を行うことができる。
(第4の実施の形態)
次に第4の実施の形態の説明を行う。前述の説明は取引の手数料に関するものであったが、これらの表示(サービス)は手数料情報に限定されない。即ち、本実施の形態の説明では取引手数料(情報)に代えて、特典の利用残回数に適用する場合である。特典情報としては、「1か月単位で利用度数3回まで取引手数料を無料とする」ものとして説明する。この特典情報は予め顧客口座番号に対応して設定され、ホストコンピュータ4側で管理される。例えば、口座情報データベース42a内の該当口座に識別符号を付加しておき、その識別符号が検知された場合には、過去の取引履歴情報を検索する。
第4の実施の形態の説明では前記ステップS307〜ステップS309が次のように変更となる。なお、上記ステップと区別するためステップS307b〜ステップS309bとして説明する。S307b:ホスト制御部41は特典情報が付加されている顧客口座番号であるか否かを検索し、付加されている場合には取引履歴データベース42cを参照する。ホスト制御部41は当月の取引履歴の中で特典を利用した取引回数を計数する。この特典利用回数により手数料情報が変化することになる。例えば、当月内の特典利用回数が0回であれば、「3取引分の手数料が無料」となる。この場合特典利用残回数は3回である。特典利用回数が3回実行済みであれば「特典無し扱い」として、前述の手数料表示の流れにする。この場合特典利用残回数は0回である。ホスト制御部41は電文生成部46に対し、特典利用残回数情報を含めた返信電文として生成するよう指示する。
S308b:ホスト制御部41はホスト通信部47に対し、取得した取引情報を自動取引装置2に返信するよう指示する。この時の返信電文(情報)は、取引許可コード、残高情報、特典利用残回数情報、手数料情報そして明細票印刷情報からなる。
S309b:自動取引装置2の制御部30は通信部29に対し、ホストコンピュータ4からの返信電文を受信するよう指示する。制御部30は記憶部26に対し受信した返信電文を一旦格納するよう指示する。制御部30は画面作成部27に対し、記憶部26から返信電文及び予め保有する残高照会のテンプレート画像情報を読み出して、当該テンプレート画像情報に諸情報を嵌め込んで残高照会の画面情報を作成するよう指示する。この際には特典利用残回数情報、手数料情報も加えられる。
そして完成した残高照会の画面情報を表示入力部22に表示するよう指示する。図13は第4の実施の形態に関わる表示入力部の残高照会表示画面を示す説明図である。残高照会表示画面11−8では残高金額情報51(図13では123,456円)、手数料情報52b(図13では0円、今月はあと3回無料)及び時刻情報43−1(**年**月**日17時45分)はホストコンピュータ4から受信したものである。なお、図13に示した例では、支払取引で"今月はあと3回無料"、入金取引で"今月はあと1回無料"としたが、この例では、取引種別毎に特典を付与されているものである。
以上説明したように、当月内の特典の利用残回数が報知されるので、顧客にとって特典を有用に利用することができるという効果がある。特典情報が付加されている場合は過去の取引履歴情報を検索したが、これに代えて利用度数情報で管理することもできる。この場合には利用度数は1カ月当たり3回限度で1カ月毎に初期化(回数0回となる)するようホストコンピュータ4側でプログラムしておく。
(第5の実施の形態の説明)
次に第5の実施の形態の説明を行う。前述の説明では、連続取引を実行することを想定している。即ち、キャッシュカードを自動取引装置2内に取り込ませたまま、次の取引を行う。しかしながら、残高照会を行った後、一旦その残高照会(取引)を終了させ、新たに支払取引を開始する場合もある。支払取引時には先に行った残高照会の照会結果を参考にするが、取引としては新たな取引となる。
図14は第5の実施の形態に関わる動作フローチャートである。
S501:自動取引装置2に顧客が近づくと、図示しない検知器がこれを検知する。制御部30は表示入力部22に対し、取引選択画面を表示するよう指示する。顧客が図示しない「お支払い」の表示ボタンを選択(押下)すると、表示入力部22が押下を検知して、「支払」取引を開始する。
S502:制御部30はカード処理部21に対し、動作開始を指示するとともに、表示入力部22に対し、暗証番号の入力を促す表示を行うよう指示する。具体的にはカード処理部21の図示しないカード挿入口を明るくして、キャッシュカードの挿入を誘導する。また、表示入力部22に暗証番号の入力用にテンキー表示を行うことになる。顧客はカード挿入口からキャッシュカードを挿入する。
S503:顧客が表示入力部22のテンキー表示を目視し、所定の暗証番号を入力する。制御部30は表示入力部22に対し、検知した所定の入力暗証番号を一旦、記憶部26に格納するよう指示する。一方、カード挿入口から挿入されたキャッシュカードはカード処理部21内に引き込まれ、カード処理部21はキャッシュカードに記録されている顧客口座情報(キャッシュカード情報)を読み取る。制御部30は、顧客口座情報と入力暗証情報とを関連づけて記憶部26に格納するよう指示する。
S504:制御部30は記憶部26に対し、格納した顧客口座情報と入力暗証情報を読み出すよう指示する。更に、取引コード(支払取引)情報を加えて、通信部29に対しホストコンピュータ4に送信するよう指示する。なお、これらの送信情報及びホストコンピュータ4から受信する受信情報も暗号化されるが、説明を省略する。
S505:ホストコンピュータ4のホスト制御部41はホスト通信部47に対し、自動取引装置2の通信部29を介しての取引コード情報と顧客口座情報及び入力暗証情報を受信するよう指示する。ホストコンピュータ4のホスト制御部41はホスト記憶部44に対し、これらの情報を格納するよう指示する。ホスト制御部41は成否判定部45に対し、受信した顧客口座情報に基づいて、記憶ファイル42に格納されている顧客情報データベース42a及び勘定系データベース42bを参照し、入力暗証情報の正否判定を行うよう指示する。
続いて、入力暗証情報が正しいと判定された場合に、ホスト制御部41は記憶ファイル42に対し、手数料データベース42cから現時刻の取引手数料情報(以後、第1の取引手数料情報という)を読み出すよう指示する。そして、ホスト制御部41は、電文生成部46に対し、その第1の取引手数料情報を返信電文として生成するよう指示する。
S506:自動取引装置2の制御部30は通信部29に対し、第1の取引手数料情報が含まれた返信電文を受信するよう指示する。自動取引装置2の制御部30は受信した返信電文を一旦記憶部26に格納するよう指示する。そして、制御部30は画面作成部27に対し、記憶部26から返信電文と、予め保有する手数料確認用のテンプレート画像情報を読み出して、当該テンプレート画像情報にこの第1の取引手数料情報を含んだ諸情報を嵌め込んで手数料確認用の画像情報を作成するよう指示する。
図15は第5の実施の形態に関わる表示入力部の支払取引確認画面である。図15(a)は支払取引確認画面11−9を示す。支払取引確認画面11−9は第1の取引手数料情報としての手数料情報52c(図15(a)では105円、18:00以降は210円)が表示される。案内メッセージ54には「**年**月**日17時57分時点の手数料です」及び「18時00分に手数料が変わりますのでご注意ください」と表示される。
そして、案内メッセージ53には、「よろしければ「はい」を押してください」及び「お止めになる場合は「いいえ」を押してください」と表示される。はいボタン59及びいいえボタン60が表示される。手数料情報52c(図15(a)では105円、18:00以降は210円)はホストコンピュータ4から受信したものであり、案内メッセージ54の「17時57分」は第1の時刻情報となる。
S507:顧客は図15(a)に示した支払取引確認画面11−9を参考にして、表示された選択肢、はいボタン59又はいいえボタン60を選ぶことになる。なお、これらの表示ボタンは入力キーである。はいボタン59が押下されるとステップS508に進め、いいえボタン60が押下されたら後述するステップS518へ進める。
S508:はいボタン59が押下されると、制御部30は、表示入力部22に対し、支払希望金額の入力用にテンキー表示するよう指示する。顧客は表示入力部22から金額入力を行い、図示しない金額入力確認操作(例えば、確認ボタンの押下)を行う。この支払希望金額情報も記憶部26に格納する。
S509: 制御部30は記憶部26に対し、格納している顧客口座情報と取引コード(支払取引)情報を読み出すよう指示する。そして制御部30は通信部29に対し、これに加えて支払希望金額情報をホストコンピュータ4に送信するよう指示する。
S510:ホストコンピュータ4のホスト制御部41はホスト通信部47に対し、自動取引装置2の通信部29を介しての取引コード情報、顧客口座情報及び支払希望金額情報を受信するよう指示する。ホスト制御部41は記憶ファイル42に対し、勘定系データベース42bから該当口座番号の残高金額情報や、手数料データベース42cから現時刻の取引手数料情報(以後、第2の取引手数料情報という)を読み出すよう指示する。そして、ホスト制御部41は、それらから支払可能と判断すると、電文生成部46に対し、取得した取引情報を返信電文として生成するよう指示する。そしてホスト通信部47に対し自動取引装置2に返信するよう指示する。この時の返信電文は、取引許可コード、第2の取引手数料情報そして明細票印刷情報等とからなる。
S511:自動取引装置2の制御部30は通信部29に対し、ホストコンピュータ4が返信した返信電文を受信するよう指示する。制御部30は記憶部26に対し、受信した返信電文も一旦格納するよう指示する。ここで、制御部30は、比較部28に対し、記憶部26に格納した先の第1の取引手数料情報と今回受信した第2の取引手数料情報を比較するよう指示する。ここで、手数料が同一であればステップS514に進め、相違している場合にはステップS512に進める。
S512:ステップS511で制御部30は手数料に相違があると判断したとき、制御部30は記憶部26に対し、予め保有する手数料再確認画面のテンプレート画像情報を読み出すよう指示する。そして、制御部30は画面作成部27に対し、テンプレート画像情報に諸情報を嵌め込み、テンプレート画像を作成するよう指示する。そして表示入力部22に対しこれを表示するよう指示する。図15(b)に支払取引確認画面11−10を示す。支払取引確認画面11−10は手数料情報52a及び支払金額情報58を表示する。更に、案内メッセージ54として「先ほどご案内した手数料と変更になっております」、「よろしければ「はい」を押してください」及び「お止めになる場合は「いいえ」を押してください」と表示する。更に、はいボタン59及びいいえボタン60を表示する。手数料情報52a(図15(b)では210円)はホストコンピュータ4から受信した第2の取引手数料情報であり、支払金額情報58(図15(b)では200,000円)も同様にホストコンピュータ4から受信したものである。
S513:図15(b)に示した手数料再確認の支払取引確認画面11−10にて、顧客は案内メッセージ54の表示を参考にして表示された選択肢、はいボタン59又はいいえボタン60を選ぶことになる。なお、これらの表示ボタンは入力キーである。制御部30は、はいボタン59が押下されるとステップS514に進め、いいえボタン60が押下されたらステップS518へ進める。
S514:ステップS511にて手数料の変更がないと判断された場合、及びステップS513ではいボタン59が押下された場合には、制御部30は現金入出金部24に対し作動するよう指示する。具体的には、現金の繰出し,計数そして図示しない入出金口に搬送して集積し待機させる。なお、この時点では、支払現金の抜き取りはできない。
S515:制御部30はカード処理部21に対し、取り込んでいるキャッシュカードをカード挿入口から排出して、抜き取りを監視するよう指示する。顧客がキャッシュカードを抜き取ったことを図示しない検知器が検知したら、カード処理部21の動作を終了するよう指示する。
S516:制御部30は明細票発行部23に対し、取引明細表の印刷を指示する。この取引明細票には口座情報のほか、支払金額、取引手数料そして取引日、時刻情報が印刷されて発行口より排出される。なお、取引明細票の要否を例えば現金の繰出し、計数中に表示し、顧客が「不要」を選択した場合には取引明細票の発行を見送る。
S517:制御部30は、キャッシュカードが抜き取られたことを検知したら、現金の抜き取りを可能にする。例えば入出金口を覆うシャッタを開状態にする。顧客が現金を抜き取り、残留現金が無いことを図示しない検知器が検知したらシャッタを閉状態に戻すよう指示する。
自動取引装置2は支払取引の終了処理を行う。まず、自動取引装置2では記憶部26に対し取引履歴情報を格納するよう指示する。また、通信部29を介してホストコンピュータ4に処理終了電文を送信するよう指示する。すると、ホストコンピュータ4では顧客口座情報の更新を行う。ここでは、勘定系データベース42b内の当該口座番号に対応する預貯金金額から支払金額と第2の取引手数料を差し引いた金額に更新することになる。なお、支払金額、取引手数料そして取引日、時刻情報や取引店舗情報等も取引履歴情報として記録される。以上で自動取引装置2及びホストコンピュータ4側での支払取引は終了する。
S518:ステップS513でいいえボタン60が押下された場合には、制御部30はカード処理部21に取り込んでいるキャッシュカードをカード挿入口から排出して、抜き取りを監視するよう指示する。顧客がキャッシュカードを抜き取ったことを図示しない検知器が検知したら、自動取引装置2の処理動作を終了する。更に、通信部29に対しホストコンピュータ4側には処理中止を意味する電文を送信するよう指示する。ホストコンピュータ4は所定の操作履歴情報のみを記録して処理を終了する。
以上説明したように、手数料が変更になる時間帯においては、手数料確認を再度行うので取引後に手数料に関わるクレームや不信感を抱かせることを抑止することができる。
なお、前述の各実施の形態の説明において、自動取引装置2の制御部30は時刻情報43−1(年月日、時刻)を、記憶部26に格納した返信電文の手数料情報62の照会年月日欄65及び紹介時刻欄66より入手することを説明したが、これにかぎらない。即ち、自動取引装置2の時計部25に格納した時刻を利用してもよい。
1 自動取引システム
2 自動取引装置(ATM)
4 ホストコンピュータ
21 カード処理部
22 表示入力部
30 制御部
42 記憶ファイル
42d 手数料データベース

Claims (20)

  1. 自動取引装置とホストコンピュータを通信回線で接続し、前記自動取引装置の表示入力部を使った顧客操作により各種の取引を行う自動取引システムであって、
    前記表示入力部は、前記表示入力部を操作して第1の取引が実行されるとき、前記第1の取引の取引結果を表示するとともに、前記第1の取引の次に操作可能な第2の取引を表示し、更に、前記第2の取引に関わる第1の取引手数料情報を付加して表示し、
    前記第1の取引に続いて前記第2の取引が連続して実行されるとき、前記第2の取引に関わる第2の取引手数料情報について、前記第1の取引時に表示した前記第1の取引手数料情報と差異があれば、前記第2の取引に関わる前記第2の取引手数料情報を前記表示入力部に表示することを特徴とする自動取引システム。
  2. 請求項1記載の自動取引システムにおいて、
    前記第1の取引が残高照会であり、前記第2の取引が支払取引、入金取引、振込取引及び振替取引のうちいずれか一であることを特徴とする自動取引システム。
  3. 請求項1記載の自動取引システムにおいて、
    前記表示入力部は、第1の取引が実行されるとき、前記第2の取引に関わる前記第1の取引手数料情報と、前記第1の取引手数料情報を得た時点の時刻情報を表示することを特徴とする自動取引システム。
  4. 前記第1の取引時に表示した前記第1の取引手数料情報を記憶する記憶部を有し、前記差異が前記第2の取引に関わる前記第2の取引手数料情報の方が高額であるとき、前記記憶部に記憶した前記第1の取引手数料情報を前記第2の取引に適用することを特徴とする請求項1記載の自動取引システム。
  5. 前記第2の取引に関わる前記第1の取引手数料情報は、一の取引を実施するのに要する目安時間の経過したときの前記第1の取引手数料情報を含むことを特徴とする請求項1記載の自動取引システム。
  6. 前記第1の取引手数料情報が変更になる前記目安時間を併せて表示することを特徴とする請求項5記載の自動取引システム。
  7. 前記ホストコンピュータが管理する前記第1の取引手数料情報に、顧客毎に所定の期間内で取引手数料が無料となる取引可能回数を含むものとし、
    前記第1の取引の取引結果に、前記取引可能回数を前記表示入力部に表示することを特徴とする請求項1記載の自動取引システム。
  8. 請求項1記載の自動取引システムにおいて、
    前記第2の取引に関わる前記第2の取引手数料情報が、前記第1の取引時に表示した前記第1の取引手数料情報より低額の場合、前記第2の取引手数料情報を前記第2の取引に適用することを特徴とする自動取引システム。
  9. 自動取引装置とホストコンピュータを通信回線で接続し、前記自動取引装置の表示入力部を使った顧客操作により各種の取引を行う自動取引システムであって、
    前記自動取引装置は、
    前記表示入力部を操作して支払取引における顧客口座情報及び入力暗証情報が入力されるとき、前記ホストコンピュータが管理するその時点における第1の取引手数料情報を受信し、
    前記第1の取引手数料情報を前記表示入力部に表示し、
    前記表示入力部によって前記支払取引における支払金額が入力されるとき、前記ホストコンピュータが管理するその時点における第2の取引手数料情報を受信し、
    前記第1の取引手数料情報と前記第2の取引手数料情報に差異があるとき、前記第2の取引手数料情報を前記表示入力部に表示することを特徴とする自動取引システム。
  10. ホストコンピュータと通信回線で接続し、表示入力部を使った顧客操作により各種の取引を行う自動取引装置であって、
    前記自動取引装置を操作して第1の取引が実行されるとき、前記表示入力部は、前記第1の取引の取引結果を表示するとともに、前記第1の取引の次に操作可能な第2の取引を表示し、更に、前記第2の取引に関わる第1の取引手数料情報を付加して表示し、
    前記第1の取引に続いて前記第2の取引が連続して実行されるとき、前記第2の取引に関わる第2の取引手数料情報について、前記第1の取引時に表示した前記第1の取引手数料情報と差異があれば、前記第2の取引に関わる前記第2の取引手数料情報を前記表示入力部に表示することを特徴とする自動取引装置。
  11. 請求項10記載の自動取引装置において、
    前記第1の取引が残高照会であり、前記第2の取引が支払取引、入金取引、振込取引及び振替取引のうちいずれか一であることを特徴とする自動取引装置。
  12. 請求項10記載の自動取引装置において、
    前記ホストコンピュータと通信する通信部を有し、
    前記通信部は、前記ホストコンピュータから受信する前記第1の取引手数料情報に、現時点での時刻情報を含めて受信し、
    前記表示入力部は、前記第2の取引に関わる前記第1の取引手数料情報と、前記時刻情報を表示することを特徴とする自動取引装置。
  13. 前記第1の取引時に表示した前記第1の取引手数料情報を記憶する記憶部を有し、前記差異が前記第2の取引に関わる前記第2の取引手数料情報の方が高額であるとき、前記記憶部に記憶した前記第1の取引手数料情報を前記第2の取引に適用することを特徴とする請求項10記載の自動取引装置
  14. 前記通信部が、前記ホストコンピュータから受信する前記第2の取引に関わる前記第1の取引手数料情報は、一の取引を実施するのに要する目安時間の経過したときの第1の取引手数料情報を含むことを特徴とする請求項10記載の自動取引装置。
  15. 請求項14記載の自動取引装置において、前記表示入力部は前記目安時間を併せて表示することを特徴とする自動取引装置。
  16. 前記ホストコンピュータが管理する前記第1の取引手数料情報に、顧客毎に所定の期間内で取引手数料が無料となる取引可能回数を含むものとし、
    前記表示入力部は前記第1の取引の取引結果に、前記取引可能回数を表示することを特徴とする請求項10記載の自動取引装置。
  17. 請求項10記載の自動取引装置において、
    前記第2の取引に関わる前記第2の取引手数料情報が、前記第1の取引時に表示した前記第1の取引手数料情報より低額の場合、前記第2の取引手数料情報を前記第2の取引に適用する制御部を有することを特徴とする自動取引装置。
  18. ホストコンピュータと通信回線で接続し、表示入力部を使った顧客操作により各種の取引を行う自動取引装置であって、
    前記表示入力部を操作して支払取引における顧客口座情報及び入力暗証情報が入力されるとき、前記ホストコンピュータが管理するその時点における第1の取引手数料情報を通信部に受信させ、
    更に、前記第1の取引手数料情報を前記表示入力部に表示させ、
    前記表示入力部によって前記支払取引における支払金額が入力されるとき、前記ホストコンピュータが管理するその時点における第2の取引手数料情報を前記通信部に受信させ、
    前記第1の取引手数料情報と前記第2の取引手数料情報に差異があるとき、前記第2の取引手数料情報を前記表示入力部に表示させる制御部を有することを特徴とする自動取引装置。
  19. 自動取引装置とホストコンピュータを通信回線で接続し、前記自動取引装置の表示入力部を使った顧客操作により各種の取引を行う自動取引システムであって、
    前記表示入力部は、前記表示入力部を操作して第1の取引が実行されるとき、前記第1の取引の取引結果を表示するとともに、前記第1の取引の次に操作可能な第2の取引を表示し、更に、前記第2の取引に関わる第1の取引手数料情報を付加して表示し、
    更に、前記第2の取引に関わる前記第1の取引手数料情報は、一の取引を実施するのに要する目安時間の経過したときの第3の取引手数料情報を含み、前記第3の取引手数料情報が前記第1の取引手数料情報と差異があれば、差異のある前記第2の取引のみ前記目安時間を表示することを特徴とする自動取引システム。
  20. ホストコンピュータを通信回線で接続し、表示入力部を使った顧客操作により各種の取引を行う自動取引装置であって、
    前記表示入力部は、前記表示入力部を操作して第1の取引が実行されるとき、前記第1の取引の取引結果を表示するとともに、前記第1の取引の次に操作可能な第2の取引を表示し、更に、前記第2の取引に関わる第1の取引手数料情報を付加して表示し、
    更に、前記第2の取引に関わる前記第1の取引手数料情報は、一の取引を実施するのに要する目安時間の経過したときの第3の取引手数料情報を含み、前記第3の取引手数料情報が前記第1の取引手数料情報と差異があれば、差異のある前記第2の取引のみ前記目安時間を表示することを特徴とする自動取引装置
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