JP6060545B2 - 静電荷像現像用トナー - Google Patents
静電荷像現像用トナー Download PDFInfo
- Publication number
- JP6060545B2 JP6060545B2 JP2012164829A JP2012164829A JP6060545B2 JP 6060545 B2 JP6060545 B2 JP 6060545B2 JP 2012164829 A JP2012164829 A JP 2012164829A JP 2012164829 A JP2012164829 A JP 2012164829A JP 6060545 B2 JP6060545 B2 JP 6060545B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- parts
- particles
- mass
- silica
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0802—Preparation methods
- G03G9/081—Preparation methods by mixing the toner components in a liquefied state; melt kneading; reactive mixing
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0802—Preparation methods
- G03G9/0804—Preparation methods whereby the components are brought together in a liquid dispersing medium
- G03G9/0806—Preparation methods whereby the components are brought together in a liquid dispersing medium whereby chemical synthesis of at least one of the toner components takes place
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08702—Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08702—Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- G03G9/08706—Polymers of alkenyl-aromatic compounds
- G03G9/08708—Copolymers of styrene
- G03G9/08711—Copolymers of styrene with esters of acrylic or methacrylic acid
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08784—Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775
- G03G9/08791—Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775 characterised by the presence of specified groups or side chains
Description
乳化重合凝集法は、重合開始剤及び乳化剤を含有する水性媒体中に重合性単量体を乳化し、攪拌下に重合性単量体を重合して重合体一次粒子を得て、これに着色剤並びに必要に応じて帯電制御剤等を添加して重合体一次粒子を凝集させ、さらに得られた凝集粒子を熟成させてトナー粒子を製造する方法である。
溶解懸濁法は結着樹脂を有機溶剤に溶解し、着色剤などを添加、分散して得られる溶液相を、分散剤等を含有した水相において機械的な剪断力で分散し液滴を形成し、液滴から有機溶剤を除去してトナー粒子を製造する方法である。
特に、乳化重合凝集法は、乳化重合で得られた重合体一次粒子を着色剤などの乳化粒子と凝集することでトナー粒子を製造するため、他の重合法よりもー粒子の粒径を制御しやすく、トナー粒子の形状制御も可能である。更に凝集制御により簡単にトナーの構造制御が可能であるので、低温定着を含めて、多機能化の実現が可能となる。
帯電量は、プリンターや複写機等の設計に合わせて決定する必要がある。
帯電には負帯電と正帯電があり、いずれも、帯電制御剤と結着樹脂によって調整されているが、正帯電性トナーの帯電量コントロールには、負帯電性トナーと比較して数々の問
題点があることが指摘されてきた。
また、ニグロシン染料は黒褐色なので黒色トナーにしか使用できず、4級アンモニウム塩は無色であるが結着樹脂中での分散性が悪く、帯電性も劣る。トナー中での分散が不均一であると、かぶりの増加、トナー飛散などにつながるため、近年の高精細画質化を目的としたトナー小粒径化では、帯電制御剤の均一な分散性がより求められている。
これらを用いる場合には、樹脂を重合する際にアゾ系重合開始剤を用いる必要があるが、他の重合開始剤、例えば、過酸化物系の重合開始剤と比較して、トナーの環境安定性や発色性が劣る、などの傾向が指摘されている。また、一般的なアゾ系重合開始剤を用いると、副生成物としてシアノ基を有する毒性物質が発生し、また、アミノ基に由来する臭気の発生もある。
また、これらに加え、顔料分散性が悪いために色ムラが生じたり、初期の帯電立ち上がりが不十分であったり、かぶりの増加、トナー飛散などが完全に解決されなかったり、という懸念も残っている。
また、特許文献6には、アミノ基を有さないアクリル酸エステル成分およびメタクリル酸エステル成分のうちの1以上の成分を樹脂中に含むことによる、正帯電性の静電荷像現像用トナーが記載されているが、耐ブロッキング性や製造性が十分であるとは言えない。
そこで本発明は、高画質、高光沢、長期使用安定性および環境安定性に優れ、特に高温高湿条件での使用において、かぶりの生じない静電荷像現像用トナー、中でも正帯電性の静電荷像現像用トナーを提供するものである。
前記結着樹脂は、下記式1で表される4個以上20個以下のエーテル結合を有する繰返し単位を、前記トナー母粒子100質量部中、0.1質量部以上10質量部以下含み、かつ、外添剤として導電性金属酸化物を含むことを特徴とする、静電荷像現像用重合トナー。
<2> 前記導電性金属酸化物が導電性酸化チタンである、前記<1>に記載の静電荷像現像用重合トナー。
<3> 前記導電性酸化チタンが前記トナー母粒子100質量部に対して0.1質量部以上含まれる、前記<2>に記載の静電荷像現像用重合トナー。
<4> 前記外添剤がさらにシリカを含む前記<1>〜<3>のいずれか1項に記載の静電荷像現像用重合トナー。
<5> 前記シリカが、体積平均一次粒径が5nm以上15nm以下であるシリカAと、シリカAより体積平均一次粒径が5nm以上大きいシリカBとを含む前記<4>に記載の静電荷像現像用重合トナー。
<6> 前記シリカがアミノ基含有化合物により処理されている、前記<4>又は<5>に記載の静電荷像現像用重合トナー。
この効果は、結着樹脂が安定した帯電量と環境安定性を持つことにより、得られるものである。それにより、長期使用及び厳しい環境下での使用による帯電性の劣化が生じず、画質の低下を引き起こさない。また、従来使用される重合性単量体由来の結着樹脂と比較して、本発明における結着樹脂は耐湿性に優れることから、環境安定性を発揮する。
ここで、本発明においては、外添剤を付着させる前の状態のものをトナー母粒子と称し、トナー母粒子の表面に外添剤を付着させたものをトナーと称する。また、“質量部”と“重量部”とは同義である。
トナー母粒子を製造する湿式重合法としては、懸濁重合法、乳化重合凝集法、溶融懸濁法等の方法が挙げられ、これらに限定されない。
懸濁重合法では、通常、結着樹脂モノマーに着色剤、ワックスを溶解させた後、そのモノマー溶液を水性媒体中で機械的せん断力によりモノマー滴として懸濁させ、重合を行うことでトナー母粒子が得られる。
乳化重合凝集法では、通常、重合開始剤及び乳化剤等を含有する水性媒体中に結着樹脂を構成する重合性単量体を乳化し、攪拌下で該重合性単量体を重合して重合体一次粒子を得て、さらに着色剤分散液及び必要に応じて帯電制御剤等を添加して重合体一次粒子を凝集させる。そして得られた凝集粒子を熟成させることでトナー母粒子が得られる。
溶融懸濁法では、通常、溶媒中に結着樹脂、ワックス等を溶解して油相を得、その油相を水系媒体中に油滴として懸濁させた後、溶媒を除去することでトナー母粒子が得られる。
上記湿式重合法の中でも、得られるトナーの物性制御のし易さの観点から、乳化重合凝集法が好ましい。
当該重合性単量体は、エーテル結合を含有することにより、重合法によるトナー製造中に水中での粒子の安定化に必要な親水性を供与し、トナー母粒子に正帯電性を付与する。
当該重合性単量体中のエーテル結合の数は4つ以上であることが必須であり、水中での粒子の安定化の観点から好ましくは5以上、より好ましくは6以上であり、一方で、エーテル結合の数は20以下であることが必須であり、好ましくは15以下、より好ましくは12以下、更に好ましくは10以下である。
エーテル結合の数が少なすぎると、帯電性が不十分の場合があり、多すぎると保存性や耐湿性を劣化させる原因となる場合がある。
る。)
これらは、本発明に係るトナーを構成する結着樹脂の組成やワックスの種類に応じて適宜選択することが出来、単独で用いても良いし、エーテル結合数の異なるものや、エーテル結合以外の部分の構造が異なるものを複数種類混合して用いてもよい。
例えば、酸性基を有する重合性単量体(以下、単に酸性単量体と称すことがある)、塩基性基を有する重合性単量体(以下、単に塩基性単量体と称することがある)、酸性基も塩基性基も有さない重合性単量体(以下、その他の単量体と称することがある)のいずれの重合性単量体も使用することができる。
塩基性単量体としては、アミノスチレン等のアミノ基を有する芳香族ビニル化合物、ビニルピリジン、ビニルピロリドン等の窒素含有複素環含有重合性単量体、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート等のアミノ基を有する(メタ)アクリル酸エステル等が挙げられる。
これら酸性単量体及び塩基性単量体は、本発明に用いられるラジカル性を有するエーテル結合を有する重合性単量体とともに、懸濁重合法、乳化重合凝集法、溶融懸濁法等でトナー母粒子を製造する過程において、粒子の水中での安定化に寄与する。エーテル結合を有する重合性単量体と共重合させる酸性単量体及び塩基性単量体は、単独で用いても複数種類を混合して用いてもよく、また、対イオンを伴って塩として存在していてもよい。
エチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、ヘキサエチレングリコールジメタクリレート、ノナエチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ジアリルフタレート等が挙げられる。
また、反応性基をペンダントグループに有する重合性単量体、例えばグリシジルメタクリレート、メチロールアクリルアミド、アクロレイン等を用いることも可能である。中でもラジカル重合性の二官能性重合性単量体が好ましく、ジビニルベンゼン、ヘキサンジオールジアクリレートが特に好ましい。これら多官能性重合性単量体は、単独で用いても複数種類を混合して用いてもよい。
懸濁安定剤は、単量体添加前、添加と同時、添加後のいずれの時期に重合系に添加してもよく、必要に応じてこれらの添加方法を組み合わせてもよい。
その他、結着樹脂の反応系には、pH調整剤、重合度調節剤、消泡剤等を適宜添加することができる。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、ステアリン酸ナトリウム、ドデカン酸ナトリウム等の脂肪酸石けん、硫酸ドデシルナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンドデシルエーテル、ポリオキシエチレンヘキサデシルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレアートエーテル、モノデカノイルショ糖等が挙げられる。
0質量部以下であることが好ましく、より好ましくは35質量部以下、さらに好ましくは、30質量部以下である。トナー母粒子中のワックス含有量が少なすぎると、高温オフセット性等の性能が十分でない場合があり、多すぎると、耐ブロッキング性が十分でなかったり、ワックスがトナーから漏出することにより装置を汚染したりする場合がある。
さらに、トナー母粒子を乳化重合凝集法で製造する場合においては、上記体積平均粒径範囲に分散したワックス分散液を乳化重合時または凝集工程で添加することが好ましい。
また、ワックスをステアリルアクリレートなどの長鎖重合性単量体と予め水系分散媒体中で分散することで、ワックス・長鎖重合性単量体分散液を予め調製し、ワックス・長鎖重合性単量体の存在下において重合性単量体を重合することもできる。
本発明に係るトナーがフルカラートナーの場合には、イエローはベンジジンイエロー、モノアゾ系、縮合アゾ系染顔料、マゼンタはキナクリドン、モノアゾ系染顔料、シアンはフタロシアニンブルーをそれぞれ用いるのが好ましい。着色剤は、重合体一次粒子100質量部に対して3質量部以上、20質量部以下となるように用いることが好ましい。
例えば、正帯電性帯電制御剤として4級アンモニウム塩、塩基性・電子供与性の金属物質、トリアミノトリフェニルメタン化合物、イミダゾール化合物、ポリアミン樹脂、アミノ基または4級アンモニウム基含有共重合体等の帯電制御樹脂等が挙げられる。
負帯電性帯電制御剤として金属キレート類、有機酸の金属塩、含金属染料、ニグロシン染料、アミド基含有化合物、フェノール化合物、ナフトール化合物及びそれらの金属塩、ウレタン結合含有化合物、酸性または電子吸引性の有機物質が挙げられる。
例えば、正帯電性帯電制御剤としては4級アンモニウム塩化合物が、負帯電性帯電制御剤としてはサリチル酸もしくはアルキルサリチル酸のクロム、亜鉛、アルミニウムなどと
の金属塩または金属錯体や、ベンジル酸の金属塩または金属錯体、アミド化合物、フェノール化合物、ナフトール化合物、フェノールアミド化合物、4,4’−メチレンビス〔2−〔N−(4−クロロフェニル)アミド〕−3−ヒドロキシナフタレン〕等のヒドロキシナフタレン化合物が好ましい。
以下に懸濁重合法及び乳化重合凝集法についての具体的方法を示す。
上記の乳化重合凝集法の製造方法の中でも、着色剤存在下で結着樹脂単量体を重合すると、着色剤中の金属がラジカル重合に影響を及ぼし、樹脂の分子量やレオロジー制御が困難となり、所望の重合体一次粒子が得られないおそれがあるため、着色剤を乳化重合時には添加せずに凝集工程で着色剤分散液を添加する乳化重合凝集法が好ましい。
散液を得ることが、組成の均一性および粒径の均一性の観点で好ましい。
電解質を添加して凝集を行う場合の電解質としては、酸、アルカリ、塩のいずれでも、そして、有機系、無機系のいずれでも良い。
具体的には、酸としては、塩酸、硝酸、硫酸、クエン酸等が挙げられる。アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア水等が挙げられる。塩としては、NaCl、KCl、LiCl、Na2SO4、K2SO4、Li2SO4、MgCl2、CaCl2、MgSO4、CaSO4、ZnSO4、Al2(SO4)3、Fe2(SO4)3、CH3COONa、C6H5SO3Na等が挙げられる。
これらのうち、2価以上の多価の金属カチオンを有する無機塩が好ましい。
電解質を加えて凝集を行う場合の凝集温度は、20℃以上、更に好ましくは30℃以上であり、80℃以下、更に好ましくは70℃以下、より好ましくは60℃以下である。
また、電解質を用いないで加熱のみによって凝集を行う場合の凝集温度は、重合体一次粒子のガラス転移温度をTgとすると、(Tg−20)℃以上が好ましく、(Tg−10)℃以上が更に好ましい。また、Tg以下が好ましく、(Tg−5)℃以下がより好ましい。
該樹脂微粒子の体積平均粒径は、0.02μm以上が好ましく、0.05μm以上が更に好ましい。また、3μm以下、さらに1.5μm以下が好ましい。
樹脂微粒子としては、前述の重合体一次粒子に用いられる重合性単量体と同様なモノマーを乳化重合して得られたもの等を用いることができる。
樹脂微粒子は、通常、界面活性剤により水または水を主体とする液中に分散した分散液として用いるが、帯電制御剤を凝集処理後に加える場合には、粒子凝集体を含む分散液に帯電制御剤を加えた後に樹脂微粒子を加えることが好ましい。
熟成工程に要する時間は、目的とするトナーの形状により異なるが、重合体一次粒子のガラス転移温度以上に到達した後、通常0.1〜10時間、好ましくは1〜6時間保持することが望ましい。
この様な熟成工程によれば、熟成工程の温度及び時間等を制御することにより、重合体一次粒子が凝集した形状である葡萄型、融着が進んだジャガイモ型、更に融着が進んだ球状等、目的に応じて様々な形状のトナーを製造することができる。
洗浄に用いる液体としては水が用いられるが、酸またはアルカリの水溶液で洗浄することもできる。また、温水や熱水で洗浄することもでき、これらの方法を併用することもできる。このような洗浄工程を経ることによって、懸濁安定剤や乳化剤、未反応の残存モノマー等を低減、除去することが出来るため好ましい。洗浄工程は、洗浄する液体を、例えば濾過、デカンテーション等することによって着色粒子を濃厚スラリー或いはウエットケーキ状とし、これに新たに洗浄するための液体を加えてトナー母粒子を分散する操作を繰り返すことが好ましい。洗浄後の着色粒子は、ウエットケーキ状で回収することが、引き続き行われる乾燥工程における取り扱いの面で好ましい。
好ましい。
形状は、フロー式粒子像分析装置FPIA−3000を用いて測定した平均円形度が、好ましくは0.90以上、より好ましくは0.92以上、更に好ましくは0.94以上であり、好ましくは0.99以下である。平均円形度が小さすぎると、着色粒子への外添剤の付着不良による帯電悪化から画像濃度の低下を引き起こす場合があり、一方大きすぎると、着色粒子形状に起因するクリーニング不良となる場合がある。
本発明に係るトナーには、帯電制御の観点から、外添剤として導電性微粒子を添加することが好ましい。
導電性微粒子の抵抗は、上限が、通常、400Ω・cm以下であり、好ましくは200Ω・cm以下であり、より好ましくは100Ω・cm以下であり、さらに好ましくは60Ω・cm以下である。一方、下限は、通常、0.1Ω・cm以上であり、好ましくは1Ω・cm以上であり、より好ましくは5Ω・cm以上であり、さらに好ましくは15Ω・cmである。
また、導電性微粒子が導電性酸化チタンである場合、トナー母粒子100質量部に対して下限は0.05質量部以上が好ましく、0.1質量部以上がより好ましい。上限は3質量部以下が好ましく、2質量部以下がより好ましい。
ブラックや導電性カーボンブラック、マグネタイト、フェライト等を用いることができる。
有機微粒子としては、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂等の微粒子を用いることができる。
これら外添微粒子の中では、特にシリカ、酸化チタン、アルミナ、酸化亜鉛、各種カーボンブラックや導電性カーボンブラック等が好適に使用され、中でも無機粒子の製造性、また、トナーの流動性、帯電性及び保存安定性の面からシリカが好ましい。
該処理剤は二種以上を併用することもできる。特にアミノ基含有化合物により処理した正帯電性無機粒子が十分な正帯電性を得る観点から好ましく用いられる。中でも、アミノ基や第4級アンモニウム塩基を有するカップリング剤等の処理剤によって疎水化などの表面処理が施されているものが好ましい。その理由は明らかではないが、トナー母粒子表面近傍に存在するエーテル結合と、外添剤の表面近傍に存在するアミノ基もしくは第4級アンモニウム塩基との水素結合等の相互作用による安定化効果がある為であると考えられる。
また、外添微粒子は、異なる二種以上を併用することもでき、表面処理されたものと表面処理されていないものを併用することや、異なる表面処理がされたものを併用すること、正帯電性のものと負帯電性のものを適宜組み合わせて使用することもできる。
本発明においては、トナー母粒子の表面に、さらに体積平均一次粒径が5nm以上15nm以下のシリカAとシリカAより体積平均一次粒径が5nm以上大きいシリカBを有することにより、帯電性及び耐ブロッキング性、流動性などの粒子特性を向上させることができる。
シリカBは、シリカAより、体積平均一次粒径が5nm以上大きければ、特に限定されないが、シリカAより、10nm以上大きいことが好ましい。一方、シリカBとシリカAの体積平均一次粒径の差の上限は、帯電性、対ブロッキング性及び流動性をバランスよく良好にする観点から通常、150nm以下であり、100nm以下であることが好ましく、50nm以下が更に好ましく、25nm以下が特に好ましい。
前記シリカBは、トナー母粒子100質量部に対して、下限が、通常、0.1質量部以上であり、好ましくは0.2質量部以上であり、より好ましくは0.5質量部以上、更に好ましくは0.8質量部以上である。一方、上限が、通常、5質量部以下であり、好ましくは4質量部以下であり、更に好ましくは2質量部以下である。
外添微粒子の添加方法としては、ヘンシェルミキサー等の高速攪拌機を用いる方法や、圧縮剪断応力を加えることの出来る装置による方法等が挙げられる。
外添トナーはトナー母粒子に全ての外添剤を同時添加して外添する一段外添法により作成できるが、外添剤毎に外添する分段外添法によっても作成することができる。
外添時の温度上昇を防止するため、容器に冷却装置を設置するか、分段外添をすることが好ましい。
分段外添法において、上記2種のシリカA及びシリカBの外添される順番は特に限定されないが、外添微粒子のトナー母粒子表面への付着強度の観点から、前記シリカBを外添した後に、前記シリカAを外添することが好ましく、第1段目に前記シリカBを外添し、最終段目に前記シリカAを外添することが特に好ましい。
導電性微粒子を分段外添法で外添する場合、上記導電性微粒子は、第1段目に外添されることが好ましく、該導電性微粒子を前記シリカA及びシリカBと併用する場合は、前記
シリカBと一緒に第1段目に外添されることが好ましい。
本発明に係る静電荷像現像用トナーは、トナーをキャリアとともに用いる二成分系現像剤、又は、キャリアを使用しない磁性もしくは非磁性一成分系現像剤のいずれの形態で用いてもよい。
二成分系現像剤として用いる場合、キャリアとしては、鉄粉、マグネタイト粉、フェライト粉等の磁性物質またはそれらの表面に樹脂コーティングを施したものや磁性キャリア等公知のものを用いることができる。樹脂コーティングキャリアの被覆樹脂としては一般的に知られているスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレンアクリル共重合系樹脂、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、フッ素樹脂、またはこれらの混合物等が利用できる。
<体積平均粒径測定(MV)>
1ミクロン未満の体積平均粒径(MV)を有す粒子の体積平均粒径(MV)は、日機装株式会社製 型式MicrotracNanotrac150(以下ナノトラックと略す)および同社解析ソフトMicrotracParticle Analyzer Ver10.1.2−019EEを用い、電気伝導度が0.5μS/cmのイオン交換水を溶媒とし、溶媒屈折率:1.333、測定時間:600秒、測定回数:1回の測定条件で取り扱い説明書に記載された方法で測定した。その他の設定条件は、粒子屈折率:1.59、透過性:透過、形状:真球形、密度:1.04とした。
1ミクロン以上の体積中位粒径(Dv50)を有す粒子の体積中位粒径(Dv50)は、ベックマン・コールター社製マルチサイザーIII(アパーチャー径100μm:以下、マルチサイザーと略す)を用い、同社アイソトンIIを分散媒として、分散質濃度0.03%になるように分散させて測定した。
平均円形度は、分散質を分散媒(セルシース:シスメックス社製)に5720〜7140個/μlとなるように分散させ、フロー式粒子分析装置(FPIA3000:シスメックス社製)を用いて、HPF分析量0.35μl、HPF検出量2000〜2500個の条件下でHPFモードにより測定した。
電気伝導度の測定は、導電率計(アズワン株式会社製のCyberScanCON100)を用いて行なった。
重合体一次粒子分散液のテトラヒドロフラン(THF)可溶成分を、以下の条件でゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定した。
装置:東ソー社製GPC装置HLC−8020、カラム:ポリマーラボラトリー社製PL−gel Mixed−B 10μm、溶媒:THF、試料濃度:0.1重量%、検量線:標準ポリスチレン
重合体一次粒子分散液作製時、器壁への付着および沈殿等による攪拌への影響を評価した。
◎:付着・沈殿ともに無し。
○:付着・沈殿若干あり。
×:付着・沈殿多い。
重合体一次粒子を凝集して、トナー母粒子作製時、粒径及び形状制御の難易度から凝集安定性を評価した。
◎:粒径・形状制御できる。
○:ある程度粒径・形状制御できる。
×:粒径・形状制御できない。
<ワックス分散液A1−aの調製>
パラフィンワックス(日本精蝋(株)、HNP−9、融点82℃)100部、ステアリルアクリレート6.91部、デカグリセリンデカベヘネート(酸価3.2、水酸基価27)3.3部、20%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液(第一工業製薬社製、ネオゲンS20D、以下20%DBS水溶液と略す)7.1部、脱塩水255.9部を90℃に加熱して、ホモミキサー(特殊機化工業社製、マークIIfモデル)を用い10分間攪拌した。次いで、90℃加熱下で、高圧乳化機を用いて20MPaの加圧条件で循環
乳化を開始し、ナノトラックで粒子径を測定し体積平均粒径(MV)が500nm以下になるまで分散して乳化液A1−aを作製した。最終粒径(MV)は、230nmであった。
攪拌装置(3枚翼)、加熱冷却装置、濃縮装置、及び各原料・助剤仕込み装置を備えた反応器にワックス分散液A1を36.7部、脱塩水263部を仕込み、攪拌しながら窒素気流下で90℃に昇温した。
その後、攪拌を続けたまま下記のモノマー類・乳化剤溶液の混合物を4時間かけて添加した。このモノマー類・乳化剤水溶液の混合物を滴下開始した時間を重合開始とし、下記の開始剤水溶液1−aを重合開始と同時に4時間かけて添加し、開始剤水溶液2−aをさらに1時間かけて添加した。その後、攪拌下で内温90℃のまま1時間保持した。
スチレン 81.3部
アクリル酸ブチル 18.7部
メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート CH2=C(CH3)COO(C2H4O)nCH3 (n=8.5)(東邦化学製ME−40) 4.00部
トリクロロブロモメタン 1.0部
[乳化剤水溶液]
20%DBS水溶液 1.0部
脱塩水 68.3部
[開始剤水溶液1−a]
8%過酸化水素水溶液 15.5部
8%L−(+)アスコルビン酸水溶液 15.5部
[開始剤水溶液2−a]
8%L−(+)アスコルビン酸水溶液 14.2部
室温(約25℃)で、攪拌装置(ダブルヘリカル翼)、加熱冷却装置、濃縮装置、及び各原料・助剤仕込み装置を備えた混合器に重合体一次粒子分散液B1を100部(固形分)を仕込み、更にシアン顔料分散液(大日精化社製、EP700)4.4部(固形分)を5分かけて添加して均一に混合した後、1NのHCl溶液1.4部(固形分)を滴下した。その後、150分かけて内温を62℃に昇温した。ここでマルチサイザーを用いて体積中位粒径(Dv50)を測定して、20%DBS水溶液0.5部(固形分)を添加してから、30分かけて85℃に昇温し、更に1NのNaOH溶液2.4部(固形分)を添加し、97℃まで昇温し、240分保持した。
その後、再度5種Cの濾紙を用いてアスピレーターにより吸引ろ過し、再度ろ紙上に残った固形物を攪拌機(プロペラ翼)を備え、電気伝導度が1μS/cmのイオン交換水の入ったステンレス容器に移し、50rpmで30分間攪拌する事により均一に分散させた。この工程を3回繰り返したところ、ろ液の電気伝導度は2μS/cmとなった。
ここで得られたケーキを40℃に設定された送風乾燥機内で48時間乾燥する事により、トナー母粒子C1−aを得た。
マルチサイザーIIIを用いて測定したトナー母粒子C1−aの体積中位粒径(Dv50)は7.2μmであり、フロー式粒子分析装置で測定した平均円形度は0.98であった。
アズワン株式会社製サンプルミルLSMK内に、トナー母粒子C1−aを100部投入し、続いてアミノシランで疎水化処理された体積平均一次粒径0.03μmのシリカ微粒子0.5部を添加し計2分間撹拌、混合した。その後、アミノシランで疎水化処理された体積平均一次粒径0.01μmのシリカ微粒子1.0部を添加し計2分間撹拌、混合し、篩別する事により現像用トナーD1−aを得た。
<重合体一次粒子分散液B2−aの調製>
モノマー類を下記のように変更した以外は、B1−aと同様の方法で、重合体一次粒子分散液B2−aを得た。体積平均粒径(MV)は220nmであり、重量平均分子量(Mw)は、65000であった。
スチレン 81.3部
アクリル酸ブチル 18.7部
メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(東邦化学製ME−40) CH2=C(CH3)COO(C2H4O)nCH3 (n=8.5) 5.17部
トリクロロブロモメタン 1.0部
重合体一次粒子分散液B1−aの代わりにB2−aを用い、昇温過程を100分かけて58℃に昇温するものとし、97℃での保持時間を60分とした以外はC1−aと同様の方法でトナー母粒子C2−aを得た。体積中位粒径(Dv50)は6.4μmであり、フロー式粒子分析装置で測定した平均円形度は0.97であった。
トナー母粒子C1−aの代わりにC2−aを用いた以外はD1−aと同様の方法で現像トナーD2−aを得た。
<重合体一次粒子分散液B3−aの調製>
モノマー類を下記のように変更した以外は、B1−aと同様の方法で、重合体一次粒子分散液B3−aを得た。体積平均粒径(MV)は220nmであり、重量平均分子量(Mw)は、65000であった。
[モノマー類]
スチレン 81.3部
アクリル酸ブチル 18.7部
メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(東邦化学製ME−40) CH2=C(CH3)COO(C2H4O)nCH3 (n=8.5) 5.17部
トリクロロブロモメタン 1.0部
ヘキサンジオールジアクリレート 0.2部
重合体一次粒子分散液B1−aの代わりにB3−aを用い、昇温過程を120分かけて62℃に昇温するものとし、97℃での保持時間を240分とした以外はC1−aと同様の方法でトナー母粒子C3−aを得た。体積中位粒径(Dv50)は6.4μmであり、フロー式粒子分析装置で測定した平均円形度は0.97であった。
トナー母粒子C1−aの代わりにC3−aを用いた以外はD1−aと同様の方法で現像トナーD3−aを得た。
<重合体一次粒子分散液B4−aの調製>
モノマー類を下記のように変更した以外は、B1−aと同様の方法で、重合体一次粒子分散液B4−aを得た。体積平均粒径(MV)は220nmであり、重量平均分子量(Mw)は、53000であった。
[モノマー類]
スチレン 76.8部
アクリル酸ブチル 23.2部
メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(日油製PME400) CH2=
C(CH3)COO(C2H4O)nCH3 (n=9) 10.33部
トリクロロブロモメタン 1.0部
重合体一次粒子分散液B1−aの代わりにB4−aを用い、昇温過程を120分かけて83℃に昇温するものとし、97℃での保持時間を70分とした以外はC1−aと同様の方法でトナー母粒子C4−aを得た。体積中位粒径(Dv50)は10μmであり、フロー式粒子分析装置で測定した平均円形度は0.90であった。
トナー母粒子C1−aの代わりにC4−aを用いた以外はD1−aと同様の方法で現像トナーD4−aを得た。
<重合体一次粒子分散液B5−aの調製>
モノマー類を下記のように変更した以外は、B1−aと同様の方法で、重合体一次粒子分散液B5−aを得た。体積平均粒径(MV)は170nmであり、重量平均分子量(Mw)は、42000であった。
[モノマー類]
スチレン 81.3部
アクリル酸ブチル 18.7部
メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(日油製PME200) CH2=C(CH3)COO(C2H4O)nCH3 (n=4) 10.0部
トリクロロブロモメタン 1.0部
重合体一次粒子分散液B1−aの代わりにB5−aを用い、1NのHCl溶液を0.8部(固形分)とし、昇温過程を30分かけて50℃に昇温するものとし、90℃での保持時間を10分とした以外はC1−aと同様の方法でトナー母粒子C5−aを得た。体積中位粒径(Dv50)は10μmであり、フロー式粒子分析装置で測定した平均円形度は0.97であった。
トナー母粒子C1−aの代わりにC5−aを用いた以外はD1−aと同様の方法で現像トナーD5−aを得た。
<重合体一次粒子分散液B6−aの調製>
モノマー類を下記のように変更した以外は、B1−aと同様の方法で、重合体一次粒子分散液B6−aを得た。体積平均粒径(MV)は170nmであり、重量平均分子量(Mw)は、49000であった。
[モノマー類]
スチレン 81.3部
アクリル酸ブチル 18.7部
メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(東邦化学製ME−30) CH2
=C(CH3)COO(C2H4O)nCH3 (n=5.2) 5.17部
トリクロロブロモメタン 1.0部
重合体一次粒子分散液B1−aの代わりにB6−aを用い、昇温過程を100分かけて57℃に昇温するものとし、97℃での保持時間を20分とした以外はC1−aと同様の方法でトナー母粒子C6−aを得た。体積中位粒径(Dv50)は8.0μmであり、フロー式粒子分析装置で測定した平均円形度は0.97であった。
トナー母粒子C1−aの代わりにC6−aを用いた以外はD1−aと同様の方法で現像トナーD6−aを得た。
<重合体一次粒子分散液B7−aの調製>
モノマー類を下記のように変更した以外は、B1−aと同様の方法で、重合体一次粒子分散液B7−aを得た。体積平均粒径(MV)は220nmであり、重量平均分子量(Mw)は、46000であった。
[モノマー類]
スチレン 81.3部
アクリル酸ブチル 18.7部
オクチルポリエチレングリコールポリプロピレングリコールメタクリレート(日油製50POEP−800B) CH2=C(CH3)COO(C2H4O)X(C3H6O)YC8H17 (X=8、Y=6) 5.0部
トリクロロブロモメタン 1.0部
ヘキサンジオールジアクリレート 0.2部
重合体一次粒子分散液B1−aの代わりにB7−aを用い、1NのHCl溶液を1.5部(固形分)とし、昇温過程を120分かけて55℃に昇温するものとし、97℃での保持時間を40分とした以外はC1−aと同様の方法でトナー母粒子C7−aを得た。体積中位粒径(Dv50)は6.5μmであり、フロー式粒子分析装置で測定した平均円形度は0.99であった。
トナー母粒子C1−aの代わりにC7−aを用いた以外はD1−aと同様の方法で現像トナーD7を得た。
<重合体一次粒子分散液B8−aの調製>
攪拌装置(3枚翼)、加熱冷却装置、濃縮装置、及び各原料・助剤仕込み装置を備えた反応器にワックス分散液A1−aを36部、脱塩水226部を仕込み、攪拌しながら窒素気流下で90℃に昇温した。
その後、攪拌を続けたまま下記のモノマー類・乳化剤溶液の混合物を5時間かけて添加した。このモノマー類・乳化剤水溶液の混合物を滴下開始した時間を重合開始とし、下記の開始剤水溶液1−aを重合開始30分後、4.5時間かけて添加し、開始剤水溶液2−aをさらに2時間かけて添加した。その後、攪拌下で内温90℃のまま1時間保持した。
スチレン 76.3部
アクリル酸ブチル 23.7部
アクリル酸 1.5部
ヘキサンジオールジアクリレート 0.7部
トリクロロブロモメタン 1.0部
[乳化剤水溶液]
20%DBS水溶液 1.0部
脱塩水 67.1部
[開始剤水溶液1−a]
8%過酸化水素水溶液 17.2部
8%L−(+)アスコルビン酸水溶液 17.2部
[開始剤水溶液2−a]
8%L−(+)アスコルビン酸水溶液 14.2部
重合反応終了後冷却し、乳白色の重合体一次粒子分散液B8−aを得た。体積平均粒径
(MV)は240nmであった。重量平均分子量(Mw)は、75,000であった。
重合体一次粒子分散液B1−aの代わりにB8−aを用い、昇温過程を80分かけて内温58℃に昇温するものとし、97℃での保持時間を90分とした以外はトナー母粒子C1−aの製造方法と同様にトナー母粒子C8−aを得た。体積中位粒径(Dv50)は5.7μmであり、フロー式粒子分析装置で測定した平均円形度は0.97であった。
[比較例2−a]
<重合体一次粒子分散液B9−aの調製>
モノマー類を下記のように変更した以外は、B1−aと同様の方法で、重合体一次粒子分散液B9−aを得た。体積平均粒径(MV)は220nmであり、重量平均分子量(Mw)は、109000であった。
[モノマー類]
スチレン 75.0部
2−エトキシエチルモノメタクリレート CH2=C(CH3)COO(C2H4O)nC2H5 (n=1) (東京化成) 25.0部
トリクロロブロモメタン 1.0部
ヘキサンジオールジアクリレート 0.7部
重合体一次粒子分散液B1−aの代わりにB9−aを用い、C1−aと同様の方法で行ったが、凝集粒子の粒径制御ができなくなり、トナー母粒子を得られなかった。
<重合体一次粒子分散液B10−aの調製>
モノマー類を下記のように変更した以外は、B1−aと同様の方法で、重合体一次粒子分散液B10−aを得た。体積平均粒径(MV)は210nmであり、重量平均分子量(Mw)は、32000であった。
[モノマー類]
スチレン 76.8部
アクリル酸ブチル 23.2部
メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート CH2=C(CH3)COO(C2H4O)nCH3 (n=2) (日油製PME100) 1.8部
トリクロロブロモメタン 1.0部
重合体一次粒子分散液B1−aの代わりにB10−aを用い、C1−aと同様の方法で行ったが、凝集粒子の粒径制御ができなくなり、トナー母粒子を得られなかった。
<重合体一次粒子分散液B11−aの調製>
モノマー類を下記のように変更した以外は、B1−aと同様の方法で、重合体一次粒子分散液B11−aを得た。体積平均粒径(MV)は230nmであり、重量平均分子量(Mw)は、46000であった。
スチレン 76.8部
アクリル酸ブチル 23.2部
メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート CH2=C(CH3)COO(C2H4O)nCH3 (n=23) (日油製PME−1000) 11.4部
トリクロロブロモメタン 1.0部
重合体一次粒子分散液B1−aの代わりにB11−aを用い、C1−aと同様の方法で行ったが、凝集粒子の粒径制御ができなくなり、トナー母粒子を得られなかった。
<重合体一次粒子分散液B12−aの調製>
モノマー類を下記のように変更した以外は、B1−aと同様の方法で、重合体一次粒子分散液B12−aを得た。体積平均粒径(MV)は220nmであり、重量平均分子量(Mw)は、54000であった。
スチレン 76.8部
アクリル酸ブチル 23.2部
メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート CH2=C(CH3)COO(C2H4O)nCH3 (n=90) (東邦化学製MEMA4000) 5.17部トリクロロブロモメタン 1.0部
重合体一次粒子分散液B1−aの代わりにB12−aを用い、C1−aと同様の方法で行ったが、凝集粒子の粒径制御ができなくなり、トナー母粒子を得られなかった。
<重合体一次粒子分散液B13−aの調製>
モノマー類を下記のように変更した以外は、B1−aと同様の方法で、重合体一次粒子分散液B13−aを得た。体積平均粒径(MV)は170nmであり、重量平均分子量(Mw)は、214000であった。
[モノマー類]
スチレン 90.7部
アクリル酸ブチル 9.3部
メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート CH2=C(CH3)COO(C2H4O)nCH3 (n=2) (日油製PME−100) 15.0部
トリクロロブロモメタン 1.0部
ヘキサンジオールジアクリレート 0.2部
重合体一次粒子分散液B1−aの代わりにB13−aを用い、C1−aと同様の方法で行ったが、凝集粒子の粒径制御ができなくなり、トナー母粒子を得られなかった。
<重合体一次粒子分散液B14−aの調製>
モノマー類を下記のように変更した以外は、B1−aと同様の方法で、重合体一次粒子分散液B14−aを得た。体積平均粒径(MV)は190nmであり、重量平均分子量(Mw)は、35000であった。
[モノマー類]
スチレン 81.3部
アクリル酸ブチル 18.7部
メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート CH2=C(CH3)COO(C2H4O)nCH3 (n=8.5) (東邦化学製ME−40) 15.0部
トリクロロブロモメタン 1.0部
重合体一次粒子分散液B1−aの代わりにB14−aを用い、C1−aと同様の方法で行ったが、凝集粒子の粒径制御ができなくなり、トナー母粒子を得られなかった。
<ワックス分散液A1−bの調製>
パラフィンワックス(日本精蝋(株)、HNP−9、融点82℃)100部、ステアリルアクリレート6.91部、デカグリセリンデカベヘネート(酸価3.2、水酸基価27)3.3部、20%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液(第一工業製薬社製、ネオゲンS20D、以下20%DBS水溶液と略す)7.1部、脱塩水255.9部を90℃に加熱して、ホモミキサー(特殊機化工業社製マークIIfモデル)を用い10分間攪拌した。次いで、90℃加熱下で、高圧乳化機を用いて20MPaの加圧条件で循環乳化を開始し、ナノトラックで粒子径を測定し体積平均粒径(MV)が500nm以下になるまで分散して乳化液A1−bを作製した。最終粒径(MV)は、230nmであった。
攪拌装置(3枚翼)、加熱冷却装置、濃縮装置、及び各原料・助剤仕込み装置を備えた反応器にワックス分散液A1−bを36.8部、脱塩水263部を仕込み、攪拌しながら窒素気流下で90℃に昇温した。
その後、攪拌を続けたまま下記のモノマー類・乳化剤溶液の混合物を4時間かけて添加した。このモノマー類・乳化剤水溶液の混合物を滴下開始した時間を重合開始とし、下記の開始剤水溶液1−bを重合開始と同時に4時間かけて添加し、開始剤水溶液2−bをさらに1時間かけて添加した。その後、攪拌下で内温90℃のまま1時間保持した。
スチレン 81.3部
アクリル酸ブチル 18.7部
メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート CH2=C(CH3)COO(C2H4O)nCH3 (n=8.5) (東邦化学製ME−40) 5.17部
トリクロロブロモメタン 1.0部
[乳化剤水溶液]
20%DBS水溶液 1.0部
脱塩水 69.1部
[開始剤水溶液1−b]
8%過酸化水素水溶液 15.5部
8%L−(+)アスコルビン酸水溶液 15.5部
[開始剤水溶液2−b]
8%L−(+)アスコルビン酸水溶液 14.2部
室温(約25℃)で、攪拌装置(ダブルヘリカル翼)、加熱冷却装置、濃縮装置、及び各原料・助剤仕込み装置を備えた混合器に重合体一次粒子分散液B1−bを100部(固形分)仕込み、更にシアン顔料分散液(大日精化社製、EP700)4.4部(固形分)を5分かけて添加して均一に混合した後、1NのHCl溶液1.4部(固形分)を滴下し
た。その後、150分かけて内温62℃に昇温した。ここでマルチサイザーを用いて体積中位粒径(Dv50)を測定して、20%DBS水溶液0.5部(固形分)を添加してから、30分かけて85℃に昇温して、更に1NのNaOH溶液2.4部(固形分)を添加し、97℃まで昇温し、240分保持した。
その後、再度5種Cの濾紙を用いてアスピレーターにより吸引ろ過し、再度ろ紙上に残った固形物を攪拌機(プロペラ翼)を備え、電気伝導度が1μS/cmのイオン交換水の入ったステンレス容器に移し、50rpmで攪拌する事により均一に分散させ、30分間攪拌したままとした。この工程を3回繰り返したところ、ろ液の電気伝導度は2μS/cmとなった。
ここで得られたケーキを40℃に設定された送風乾燥機内で48時間乾燥する事により、トナー母粒子C1−bを得た。
マルチサイザーIIIを用いて測定したトナー母粒子C1−bの体積中位粒径(Dv50)は5.5μmであり、フロー式粒子分析装置で測定した平均円形度は0.97であった。
アズワン株式会社製サンプルミルLSMK内に、トナー母粒子C1−bを100部投入し、続いてアミノシランで疎水化処理された体積平均一次粒径0.03μmのシリカ微粒子(H05TA)(クラリアント製)1.0部及び導電性チタニア(EC300)(チタン工業社製)0.6部を添加し計1.5分間撹拌、混合した。その後、アミノシランで疎水化処理された体積平均一次粒径0.01μmのシリカ微粒子(H30TA)(クラリアント製)2.0部を添加し計1.5分間撹拌、混合し、篩別する事により現像用トナーD1−bを得た。
<現像用トナーD2−bの製造>
アミノシランで疎水化処理された体積平均一次粒径0.03μmのシリカ微粒子(H05TA)(クラリアント製)を0.5部、アミノシランで疎水化処理された体積平均一次粒径0.01μmのシリカ微粒子(H30TA)(クラリアント製)を1.0部とした以外は、実施例1−bと同様の方法で、現像用トナーD2−bを得た。
<現像用トナーD3−bの製造>
アミノシランで疎水化処理された体積平均一次粒径0.03μmのシリカ微粒子(H05TA)(クラリアント製)1.0部、導電性チタニア(EC300)(チタン工業社製)0.6部以外、アミノシランで疎水化処理された体積平均一次粒径0.01μmのシリカ微粒子(H30TA)(クラリアント製)2.0部を同時に添加し計1.5分間撹拌、混合した以外は、実施例1−bと同様の方法で、現像用トナーD3−bを得た。
<現像用トナーD4−bの製造>
アミノシランで疎水化処理された体積平均一次粒径0.03μmのシリカ微粒子(H05TA)(クラリアント製)を0.8部、アミノシランで疎水化処理された体積平均一次粒径0.01μmのシリカ微粒子(H30TA)(クラリアント製)を1.6部とした以
外は、実施例1−bと同様の方法で、現像用トナーD4−bを得た。
<現像用トナーD5−bの製造>
導電性チタニア(EC300)(チタン工業社製)を0.0部(未添加)とした以外は、実施例1−bと同様の方法で、現像用トナーD5−bを得た。
<現像用トナーD6−bの製造>
アミノシランで疎水化処理された体積平均一次粒径0.03μmのシリカ微粒子(H05TA)(クラリアント製)0.5部、導電性チタニア(EC300)(チタン工業社製)0.0部(未添加)、アミノシランで疎水化処理された体積平均一次粒径0.01μmのシリカ微粒子(H30TA)(クラリアント製)1.0部とした以外は、実施例1−bと同様の方法で、現像用トナーD6−bを得た。
法で評価した。
キャリアとしてパウダーテック(株)製F−150を使用し、トナー母粒子或いは現像用トナー粒子とキャリアとの重量比1:24の混合物10gを容量30mlのガラス製サンプル瓶に入れ、温度25℃、湿度50%の条件下で12時間以上保管し、三田村理研工業製ミキサーミルにて600rpmの振動数にて1分間振動した後、そのうち0.1gを用いて東芝ケミカル(株)製ブローオフ帯電量測定装置を用い、吸引ブローオフ法にて帯電量を測定した。
ブロー条件:0.05kgf×3秒
吸引圧力 :350〜400mmH2O
スクリーン:400メッシュ
現像用トナー5gを内径3cm、高さ6cmの円筒形の容器に入れ、40gの荷重をのせ、温度50℃、湿度40%の環境下に24時間放置した後、トナーを容器から取り出し、上から荷重をかけることで凝集の程度を確認した。
◎(良好):200g未満の荷重で崩れる。
○(実用可):500g未満の荷重で崩れる。
×(使用不可):凝集しており、500g以上の荷重をかけないと崩れない。
NN環境(25℃、50%湿度)で画像形成装置を用いて、印字前及び印字後の、それぞれの標準紙(OKIエクセレントホワイト)における白地部分の色差を、X−Rite938(X−Rite社製)にて測定し、△Eの大きさにより下記の基準で判定した。
◎(良好) :△E<1.0
○(わずかに発生):1.0≦△E<1.5
×(発生) :1.5≦△E
実施例1b〜4bでは、さらに同様の測定方法と判断基準で、HH環境(35℃、85%湿度)での紙かぶりを評価した。判定基準はNN環境と同様である。
実施例1−a〜7−aで得られたトナーを、印刷速度21ppm、非磁性一成分、保証枚数12000枚(印字率5%)で現像ゴムローラー、金属ブレード、帯電ローラー(P
CR)で帯電する有機感光体を搭載、定着ユニットを外した市販プリンタ(Brother社製HL2140)を用いて、記録紙(OKIエクセレントホワイト)に、付着量300%(付着量約1.0mg/cm2)の未定着のトナー像を印字した。未定着のトナー像を印字した記録紙を使って、以下の定着試験を行った。
定着機は熱定着方式を用いたベルト定着機を使用して、シリコーンオイルの塗布なしで評価した。付着量300%(付着量約1.0mg/cm2)の未定着のトナー像を担持した記録紙(OKIエクセレントホワイト)を用意し、加熱ローラの表面温度を100℃から195℃まで5℃刻みで変化させ、定着ニップ部に搬送し、243mm/secの速度で排出されたときの定着状態を観察した。
定着時に加熱ローラにトナーのオフセットあるいは用紙巻き付きが生じず、定着後の記録紙上のトナーが十分に記録紙に接着している温度領域を定着温度領域とする。
定着温度領域の定着温度範囲ΔTとして、定着温度範囲の判断は下記の基準で判定した。
ΔT=Tmax(最高定着温度)−Tmin(最低定着温度)
◎ :ΔT≧40℃
○ :40℃>ΔT≧30℃
× :ΔT<30℃
定着機は熱ロール定着方式であり、定着機の加熱ローラは、離型層がPFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)でできており、シリコーンオイルの塗布なしで評価した。シリコーンオイルの塗布なしで評価した。付着量300%(付着量約1.0mg/cm2)の未定着のトナー像を担持した記録紙(紀州製紙製FCドリーム)を用意し、加熱ローラの表面温度を100℃から210℃まで5℃刻みで変化させ、定着ニップ部に搬送し、198mm/secの速度で排出されたときの定着状態を観察した。
定着時に加熱ローラにトナーのオフセットあるいは用紙巻き付きが生じず、定着後の記録紙上のトナーが十分に記録紙に接着している温度領域を定着温度領域とする。
定着温度領域の定着温度範囲ΔTとして、定着温度範囲の判断は下記の基準で判定した。
ΔT=Tmax(最高定着温度)−Tmin(最低定着温度)
◎ :ΔT≧40℃
○ :40℃>ΔT≧30℃
× :ΔT<30℃
定着試験よって、記録紙の上に記録した定着画像は、NIPPON DENSHOKU社のGlossMeter VG2000により、画像の光沢を測定する。測定時の測定角度は75°に設定した。光沢の数字が大きいほど、光沢性が高いことを示す。定着温度領域中に、最も高い光沢性を示す数字は、最大光沢値として記録する。
◎(高光沢) :最大光沢値40以上である。
○(中光沢) :最大光沢値25〜40以上である。
×(低光沢) :最大光沢値25未満である。
実施例1−b〜4−b及び比較例1−b、2−bで得られたトナーについて、市販プリンタ(Brother社製HL2140)で印字したベタ画像について、目視でベタ画像均一性を観察した。
◎(良好) :濃度ムラなし
○(わずかに発生):濃度ムラ少量
×(発生) :濃度ムラ多い
結合樹脂に含まれる繰返し単位中のエーテル結合の数は、4個以上、20個以下の範囲から外れると、トナー粒子化するのは困難であった。
本出願は2011年7月28日出願の日本特許出願(特願2011−165935)及び2011年9月7日出願の日本特許出願(特願2011−194535)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
Claims (6)
- 前記導電性金属酸化物が導電性酸化チタンである、請求項1に記載の静電荷像現像用重合トナー。
- 前記導電性酸化チタンが前記トナー母粒子100質量部に対して0.1質量部以上含まれる、請求項2に記載の静電荷像現像用重合トナー。
- 前記外添剤がさらにシリカを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の静電荷像現像用重合トナー。
- 前記シリカが、体積平均一次粒径が5nm以上15nm以下であるシリカAと、シリカAより体積平均一次粒径が5nm以上大きいシリカBとを含む請求項4に記載の静電荷像現像用重合トナー。
- 前記シリカがアミノ基含有化合物により処理されている、請求項4又は5に記載の静電荷像現像用重合トナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012164829A JP6060545B2 (ja) | 2011-07-28 | 2012-07-25 | 静電荷像現像用トナー |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011165935 | 2011-07-28 | ||
JP2011165935 | 2011-07-28 | ||
JP2011194535 | 2011-09-07 | ||
JP2011194535 | 2011-09-07 | ||
JP2012164829A JP6060545B2 (ja) | 2011-07-28 | 2012-07-25 | 静電荷像現像用トナー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013068933A JP2013068933A (ja) | 2013-04-18 |
JP6060545B2 true JP6060545B2 (ja) | 2017-01-18 |
Family
ID=47601219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012164829A Active JP6060545B2 (ja) | 2011-07-28 | 2012-07-25 | 静電荷像現像用トナー |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US20140141367A1 (ja) |
JP (1) | JP6060545B2 (ja) |
WO (1) | WO2013015382A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6051880B2 (ja) * | 2012-02-13 | 2016-12-27 | コニカミノルタ株式会社 | 静電荷像現像用トナー |
Family Cites Families (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0844104A (ja) * | 1994-08-01 | 1996-02-16 | Mitsubishi Chem Corp | 静電荷像現像用トナー |
JPH08190223A (ja) * | 1995-01-11 | 1996-07-23 | Ricoh Co Ltd | 静電潜像現像用トナー |
JPH08292601A (ja) * | 1995-04-20 | 1996-11-05 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用トナー |
JP3959865B2 (ja) * | 1998-09-16 | 2007-08-15 | 日本ゼオン株式会社 | 非磁性一成分現像剤及びそれを用いた現像方法 |
JP3067761B1 (ja) | 1999-03-04 | 2000-07-24 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナ―及びその製造方法、静電荷像現像用現像剤並びに画像形成方法 |
US7030203B2 (en) * | 2001-09-28 | 2006-04-18 | 3M Innovative Properties Company | Water-in-oil emulsions with ethylene oxide groups, compositions, and methods |
JP2006184638A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Nippon Zeon Co Ltd | 正帯電性トナー |
JP5088317B2 (ja) * | 2006-03-30 | 2012-12-05 | 日本ゼオン株式会社 | 正帯電性静電荷像現像用現像剤及びその製造方法 |
KR20080001118A (ko) * | 2006-06-29 | 2008-01-03 | 삼성전자주식회사 | 토너의 제조방법 및 이를 이용하여 제조된 토너 |
JP2008225386A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法および画像形成装置 |
KR101241088B1 (ko) * | 2007-06-08 | 2013-03-08 | 캐논 가부시끼가이샤 | 자성 토너 |
US7923191B2 (en) * | 2007-07-26 | 2011-04-12 | Lexmark International, Inc. | Polyester resin toner produced by emulsion aggregation |
JP2009042617A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Canon Inc | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 |
JP2009251414A (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-29 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法及び画像形成装置 |
JP5108665B2 (ja) * | 2008-07-16 | 2012-12-26 | 花王株式会社 | 電子写真用トナーの製造方法 |
JP2010085969A (ja) * | 2008-09-03 | 2010-04-15 | Ricoh Co Ltd | 静電潜像現像用トナー、及びその製造方法、並びに該トナーを用いた静電潜像現像剤、トナー容器、及び画像形成装置、プロセスカートリッジ、並びに画像形成方法 |
JP5467505B2 (ja) * | 2009-09-30 | 2014-04-09 | 株式会社リコー | トナーの製造方法、トナー及び現像剤 |
JP5471271B2 (ja) * | 2009-10-08 | 2014-04-16 | 株式会社リコー | トナー及びその製造方法 |
US8889330B2 (en) * | 2009-10-27 | 2014-11-18 | Ricoh Company, Ltd. | Toner, development agent, and image formation method |
JP2011141351A (ja) * | 2010-01-06 | 2011-07-21 | Sharp Corp | 非磁性一成分現像用トナー |
-
2012
- 2012-07-25 JP JP2012164829A patent/JP6060545B2/ja active Active
- 2012-07-26 WO PCT/JP2012/069029 patent/WO2013015382A1/ja active Application Filing
-
2014
- 2014-01-28 US US14/165,891 patent/US20140141367A1/en not_active Abandoned
-
2016
- 2016-01-21 US US15/003,384 patent/US9740119B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013068933A (ja) | 2013-04-18 |
WO2013015382A1 (ja) | 2013-01-31 |
US20160139519A1 (en) | 2016-05-19 |
US9740119B2 (en) | 2017-08-22 |
US20140141367A1 (en) | 2014-05-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5202098B2 (ja) | 重合トナーの製造方法、重合トナー、トナー用結着樹脂の製造方法及びトナー用結着樹脂 | |
JP2014067021A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP5671993B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法及びトナー | |
JP5742309B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP2012008559A (ja) | 静電荷像現像用トナー及びトナーの製造方法 | |
JP2011180298A (ja) | 静電荷像現像用トナー及びトナーの製造方法 | |
JP6503797B2 (ja) | 静電荷像現像用負帯電トナー | |
JP5921058B2 (ja) | 2成分現像剤を用いた画像形成方法 | |
JP6354224B2 (ja) | 静電荷像現像用負帯電トナー | |
JP2015079150A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP5470824B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及びトナーの製造方法 | |
JP6060545B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP4674560B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP6171854B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
WO2016152931A1 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP5630053B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及びトナーの製造方法 | |
JP5974562B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP5617528B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法及びトナー | |
JP5515694B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及びトナーの製造方法 | |
JP2010156968A (ja) | 静電荷像現像用トナー及びトナーの製造方法 | |
JP2012181265A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
WO2015098889A1 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP6245000B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP2012215882A (ja) | 静電荷像現像用トナー及びトナーの製造方法 | |
JP2008046514A (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150626 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160411 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160419 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160614 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160913 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161021 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20161028 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161115 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161128 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6060545 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |