JP6059379B1 - 缶蓋 - Google Patents

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  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、タブの一部を押すだけで開口することができるとともに、たまたま意図しない下向きの力が加わっても、簡単に開口しないようになっている缶蓋を提供する。【解決手段】蓋板1の中央に、留め金2で舌片部3Aの中央に固定され、接合部3A−2から傾斜部3A−3の上端の舌根部3A−1からタブ3が蓋板1の巻締部4より内側で、操作する後方端3Fと、タブの中間部に全幅で肉薄部を設け、折り曲げ易くした折れ曲がり部3Bがある。タブの前方端3Cは、スコア線6で囲まれた開口部7を押す押し開け部があり、反対側に後方端がある。蓋板にはタブを押し下げるような力がたまたま、意図せずに加わった場合でも下がらないように後方端部を支える支持体8と、支持体から折れ曲がり部の間にタブを支える支持用突起5が、蓋板から突出する頂部にある。【選択図】図2

Description

本発明は、開口用として用いられるタブを、高齢者など体力が低下した者でも、指先の簡単な操作で、容易に開口できる缶蓋に関するものである。
飲料缶等で、リサイクルを向上させるためのステイオンタブ式が、開口しても分離する箇所がないので、ビール缶やジュース缶など多くの飲料缶等に利用されている。
しかし、近年では高齢化が著しいが、体力低下した多くの高齢者等の利用できるような、開口しやすい缶蓋になっていない。
また、美容上で爪を長くしたり付け爪をしたりすると、タブを指先でつまみ上げることが困難である。
前記の体力低下や美容上の対策として、容易にタブを持ち上げることができる機構が、数多く特許文献で開示されている。開示された技術で、代表的な内容を次に示す。
特許文献1には、蓋板の中央部で前方と後方に傾斜して分断するように、一端部から他端部まで狭巾で直線帯状の谷折する折り曲げ部があり、前方部には蓋板との固定部及び蓋板の開口部を押し下げる蓋押し端があり、後方部には指を挿入し操作する穴をあけた起こし部が配設されたタブが開示されている。動作は、前記折り曲げ部を支点にして、起こし部を起こし、指で操作する穴をつかみやすくしてからタブ全体を引き上げるので、指の力が大きく伝わり、蓋押し端が開口部を押して開口することが容易にできる。しかし、タブは起こし部とともに蓋板に張り付いているので、起こし部の穴へ指か爪を挿入することになるが、指を挿入するには指先に体力を必要とし、爪で起こすと爪がはがれる可能性がある。
特許文献2には、蓋板の中央部で固定され、前方には蓋押し端があり、後方端部にはヒンジを備えた第1タブがあり、ヒンジに接合された第2タブが設けられている。操作は、蓋板に張り付いた第2タブを指か爪で起こし上げ、ヒンジを軸に回転し反対側に向けることによって、第1タブの蓋押し端から固定部までの距離よりも固定部から第2タブの力点までの距離が増大するので、梃子の原理で第2タブを引き上げる力が小さくなる。しかし、タブの初期操作は第2タブが蓋板に張り付いているので、指先か爪で引き上げる必要がある。また二重のタブやヒンジを製造するコストが大幅に増加し、組み立てや取り付けが煩雑になる。
実用新案登録第3141079号公報 特開平8−119276号公報
本発明は、上記のような問題点を解決し、タブの一部を押すだけで開口することができるとともに、たまたま意図しない下向きの力が加わっても、簡単に開口しないようになっている缶蓋を提供することを目的とする。
請求項1の発明では、巻き締め部において缶体と結合された蓋板を備え、舌根部と連なり舌片状に周囲を抜いた舌片部の中央部で留め金により上記蓋板に固定され、上記蓋板の一部を開口させるためのスコア線で囲まれた開口部を押し開けるための前方端と、上記前方端を上記開口部に押し当てて開口させる操作を行うための後方端があり、上記蓋板の上記巻き締め部より内側に位置するよう構成されたタブを備え、上記タブの前方端と後方端の中間部に、力が加わると上に凸の山形に折れ曲がる折れ曲がり部が設けられているとともに、上記後方端と上記蓋板の上記後方端と対向する部分との間に、上記後方端を上記蓋板方向に押し下げるための隙間が設けられているとともに、上記折れ曲がり部と上記後方端の間に位置し、その位置を支点として上記タブを支持する支持手段が設けられているとともに、上記支持手段と上記タブの後方端の間に位置し、上記タブの上部から上記タブを押し下げるような力がたまたま、意図せずに加わった場合でもその位置で上記タブの後方端部を支え、上記タブの後方端部の上記蓋板方向への押し下げを阻止する保護手段を有するとともに、上記タブの後方端部を前方に押すことにより上記タブの後方端部が前進可能に構成した
請求項2の発明では、上記留め金で上記蓋板に固定された上記タブの蓋板との結合部から上記舌根部までの部分が、上記舌根部に前方に向かう力が加わると倒れるとともに上記後方端が前進することができるように立ち上がり部を構成し、上記タブの上記後方端から上記保護手段との接触部までの距離は、上記後方端が前進可能な距離よりも小さくなるように構成した
請求項3の発明では、上記タブの一部に、屈曲することによりタブの後方端部の前進を許すための屈曲部を有し、上記タブの後方端と上記保護手段との距離は、上記後方端が前進可能な距離よりも小さくなるように構成した
請求項4の発明では、上記タブは上記蓋板の上面をスライドできるよう上記留め金で固定され、上記タブの後方端と上記保護手段との距離は、上記後方端が前進可能な距離よりも小さくなるように構成した
請求項5の発明では、上記蓋板に設けられた凸部が上記支持手段及び上記保護手段を構成し、上記凸部の頂部で上記タブが支持されているように構成した
請求項6の発明では、上記タブに下向きに設けられた凸部が上記支持手段を構成し、上記蓋板に上記凸部の頂部が支持され、上記蓋板に設けられた凸部が上記保護手段を構成し、上記凸部の頂部で上記タブが支持されているように構成した
請求項7の発明では、上記タブの後方端を押し下げることができるようにくぼみを上記蓋板に形成するとともに、上記くぼみの前方側端縁が上記支持手段を構成し、後方側端縁部が上記保護手段を構成し、上記タブは上記蓋板の上記くぼみ部以外の部分とほぼ隙間なく接し、上記タブの後方端と上記保護手段との距離は、上記後方端が前進可能な距離よりも小さくなるように構成した
本発明によれば、この缶蓋では体力的弱者や指の爪にマニキュアや付け爪をほどこした者であっても、押すだけの簡単な操作で安全に開口できる。
さらに、缶を運搬するときなど、タブの上部からタブを押し下げるような力がたまたま、意図せずに加わった場合でもそれだけで開口することがないため、予期しない開口を防ぐことができる。
実施例1の缶蓋を示す平面図。 図1のII−II線に沿った断面図。 動作説明図で、(A)はタブが初期の静止状態を線図で示し、(B)はタブを操作の結果、前方端が蓋板に当接した状態を線図で示す。 図1のII−II線に沿った断面図で、操作の途中経過で後方端が支持体を超えて支持されない状態を示す。 図1のII−II線に沿った断面図で、操作後の状態を示す。 図2で示すタブの前方端部を直接指で前方に向かって押しながら下方に押して下げ続けた結果、前方端が蓋板に当接した状態を示す。 図1のII−II線に沿った断面図で、実施例2の後方端部に複数の凹部で滑り止めを施した状態を示す。 図1のII−II線に沿った断面図で、実施例3の後方端部を斜め上方に折り曲げ部を設けた状態を示す。 実施例4の缶蓋を示す平面図。 図9のIII−III線に沿った断面図。 図9のIII−III線に沿った断面図で、操作後の状態を示す。 図9のIII−III線に沿った断面図で、実施例5の折れ曲がり部の前後に山形の肉薄部がある状態を示す。 実施例6の缶蓋を示す平面図。 図13のIV−IV線に沿った断面図で、タブが長穴をスライドして前進する前の状態を示す。 図13のIV−IV線に沿った断面図で、タブが長穴をスライドして前進した後の状態を示す。
本発明の実施例1を、図1と図2を用いて説明をする。
図において、1は巻き締め部4において缶体100と接合された蓋板、3は蓋板1の略中央部に取り付けられたタブで、タブ3に、舌根部3A−1を残して打ち抜きにより形成された舌片部3Aの中央部で留め金2により蓋板1の中央部に固定されている。タブ3の舌片部3Aには、留め金2により蓋板1に固定された接合部3A−2から舌根部3A−1まで立ち上がる傾斜部3A−3が形成されている。タブ3の前方端3Cは、蓋板1の一部を開口させるためのスコア線6で囲まれた開口部7を押し開けるための押し開け部となる。3Fは押し開け部となる前方端3Cを開口部7に押し当てて開口させる操作を行うための後方端であり、後方端3Fを蓋板1に向かって押し下げることができるように、蓋板1との間に一定の隙間ができるようにタブ3が取り付けられている。タブ3の中間部には、力が加わると上に凸の山形に折れ曲がるように全幅にわたって肉薄部を設けることにより形成した折れ曲がり部3Bが設けられている。5は折れ曲がり部3Bと後方端3Fの間に位置するように蓋板1に設けられ、その頂部でタブ3を支持する山形の支持用突起、8は支持用突起5とタブ3の後方端3Fの間に設けられ、タブ3の上部からタブ3を押し下げるような力がたまたま、意図せずに加わった場合でもその頂部でタブ3の後方端部を支え、タブ3の後方端部の下方向への変位を阻止する山形の支持体で、蓋板1に設けられている。
次に、タブ3が、蓋板1の開口部7を、開口させる動作について説明する。
図1と図2で示すタブ3の後方端3Fを指で蓋板1に向かって押すとともに、前方に向かって押し進めると、支持用突起5の頂部と、支持体8の頂部に支えられているタブ3が滑り前進する。タブ3が前進すると同時に、舌根部3A−1に前方へ向かう力が掛かり、傾斜部3A−3が倒れやすい前傾姿勢になっているので、接合部3A−2から前方端3Cまでが前方へ下がりながら前進し、前方端3Cが蓋板1に当接する。このように前方端3Cが下がりながら進むと、折れ曲がり部3Bから前方端3Cまでが折れ曲がって下り傾斜になるとともに、折れ曲がり部3Bから後方端3Fまでが支持用突起5の頂部と支持体8の頂部を滑って前進する。後方端3Fと、タブ3の支持体8との接触部との距離は、前方端3Cが蓋板に当接するまでに後方端3Fが前進する距離よりも小さくしてあるので、タブ3の後方端を前方に押し進めると、後方端3Fは支持体8の頂部よりも前方に達し、支持体8で支持されていない状態となる。
図3は前記の動作説明図である。(A)はタブが初期の静止状態を示す。(B)はタブの前方端3Cが下がりながら前進して蓋板1に当接した状態を示す。接合部3A−2から舌根部3A−1までの傾斜部3A−3と舌根部3A−1から前方端3Cまでが下がりながら前進するので、前方端3Cから折れ曲がり部3Bまでが前進しながら下り傾斜となる。前方端3Cが蓋板1に当接した時点での折れ曲がり部3Bが前進した移動距離をMとすると、後方端3Fが前進する距離もMとなる。前述したように、後方端3Fと、タブ3の支持体8との接触部との距離LはMより小さくしてあるので、タブ3の後方端を前方に押し進め前方端が蓋板に当接するところまで達すると、後方端3Fは支持体8の頂部よりも前方に達し支持体8で支持されていない状態となる。
図4は後方端3Fが前進し支持体8によって支持されていない状態を示すものであり、後方端3Fを対向する蓋板1に向かって押し下げることができる。
後方端3Fが支持体8の頂部の前方まで前進すると、引き続き後方端3Fを蓋板に向かって押す力を加える。このように力を加えると梃子の原理で折れ曲がり部3Bの後方にある部分は、支持用突起5の頂部を前方に向かって滑り、凸の山形の頂部になっている折れ曲がり部3Bが上昇する。折れ曲がり部3Bが上昇すると、前方端3Cは接合部3A−2から前方に向かって下がりながら前進する。さらに後方端3Fを押し進めると、折れ曲がり部3Bがさらに尖った山形を形成しながら押し上げられ、前方端3Cは下がりながら前進が進み、前方端3Cが蓋板1に開口用スコア線6が破断部範囲として切り込まれている内側を押し下げることで、開口部7が図5で示すように開口する。
次に、後方端3Fが支持体8で支持されていない状態にする別の方法を説明する。
図2で示す舌根部3A−1に、指で直接前方に向かって押し進める力を加えると、接合部3A−2から前方端3Cまで下がりながら前進し、蓋板1に当接した結果図6で示す状態となる。この動作を詳しく説明すると、舌根部3A−1を前方へ押し進めると、接合部3A−2から傾斜部3A−3の前傾姿勢がさらに強まる方向に進み、前方端3Cが下がりながら前進する。当初蓋板1に略平行のタブ3は、支持用突起5の頂部を滑って前方端3Cが蓋板1に当接するまで下がるとともに、後方端3Fは前進しながら上昇する。上昇した後方端3Fに下向きの力を加えれば、折れ曲がり部3Bで折れ曲がり、後方端3Fを支持体8の頂部の高さになるまで押し下げると、タブ3は前記動作説明図の図3(B)に示す状態と同じになり、後方端3Fが支持体8で支持されていない状態となり、蓋板を開口させるまでは前記の実施例における説明と同じである。
この実施例では、蓋板から突出した支持用突起5でタブ3を支持しているが、タブ3側から下向きに支持用突起を設けてもよい
実施例2を図7を用いて説明する。この実施例では、タブ3の長さ方向に対して直交する複数の溝3Gを設け滑り止めを施したので、操作による力が効率的に伝わる。
実施例2では、タブ3の後方端部の上面に溝3Gを設けたが、溝3Gのかわりに複数の貫通穴を設け滑り止めとしてもよい。
実施例3を図8を用いて説明する。この実施例では、タブ3の後方部に概ね60度上向きに折り曲げて形成した折り曲げ部3F−1を設けてある。タブ3の折り曲げ部3F−1の先端の高さは、巻き締め部4の高さを超えないように構成されている。このように、タブ3の折り曲げ部3F−1が斜め上方に向いているので、タブ3の折り曲げ部3F−1の先端を指の腹で下向きに押すことができ、操作による力が効率的に伝わる。また運搬作業などで巻き締め部4の上端部を、たまたま水平に通過する物体と接する恐れもない。
実施例4を図9と図10を用いて説明する。この実施例では、タブ43が蓋板41の上面にほぼ接するようになっている。
図において、41は巻き締め部44において缶体100と接合された蓋板、43は蓋板41の略中央部に取り付けられたタブで、舌根部43A−1を残して打ち抜きにより形成された舌片部43Aの中央部で留め金42により蓋板41の中央部に固定されている。タブ43の舌片部43Aには、留め金42により蓋板41に固定された接合部43A−2から舌根部43A−1までへの字状に折り曲げた屈曲部43A−4が形成されている。タブ43の前方端43Cは、スコア線46で囲まれた開口部47を押し開けるための押し開け部となる。後方端43Fが蓋板41に向かうようにタブ43の後方端部を押し下げることができるように、蓋板41にくぼみ部50を形成し蓋板41との間に一定の隙間ができるように構成されている。タブ43の中間部には、力が加わると上に凸の山形に折れ曲がるように全幅にわたって肉薄部を設けることにより形成した折れ曲がり部43Bが設けられている。45は折れ曲がり部43Bと後方端43Fの間に位置するくぼみ部50の前方側端縁、48は前方側端縁45とタブ43の後方端43Fの間に位置するくぼみ部50の後方側端縁である。タブ43の上部からタブ43を押し下げるような力がたまたま、意図せずに加わった場合でも後方側端縁48でタブ43の後方端部が支えられ、タブ43の後方端部の下方向への変位が阻止される。
タブ43はくぼみ部50以外蓋板41にほぼ隙間なく接するように構成されている。
次に、タブ43が蓋板41の開口部47を、開口させる動作について説明する。
図9と図10で示すタブ43の後方端部を指で前方に向かって押し進める。タブ43を前方に押し進めると、舌根部43A−1に前方に向かう力が掛かり、舌片部43Aの屈曲部43A−4が伸延しながら前方に引かれて、舌根部43A−1が前進する。したがって、タブ43の後方端部も舌根部43A−1が前進した分前進する。後方端43Fと、後方側端縁48との距離は、タブ43が前進する距離より小さくなっているので、タブ43の後方端部を前方に押し進めると、後方端43Fは後方側端縁48よりも前方に達し、後方側端縁48で支持されていない状態となり、後方端43Fはくぼみ部50の底部に向かって下がりうる状態となる。
次に、この状態において後方端43Fをくぼみ部50の底部に向かって押し下げる力を加える。このように力を加えると、梃子の原理で折れ曲がり部43Bの後方にある部分は、前方側端縁45を支点に前方に向かって滑るとともに、凸の山形の頂部となって折れ曲がり部43Bが上昇する。折れ曲がり部43Bが上昇すると、前方端43Cがスコア線46で破断部範囲として切り込まれている内側を押し下げて、開口部47が図11で示すように開口する。
実施例5を図12を用いて説明する。この実施例では、タブ43の上面に、折れ曲がり部43Bの前後に山形の肉薄部43B−1を設けた以外は、前記実施例4の屈曲部43A−4を無くした形態と同じである。
次に、タブ43が開口部47を、開口させる動作について説明する。
図12で示す、タブ43の後方端部を指で前方に向かって押し進めるように力を加える。タブ43を前方に押し進めるように力を加えると、折れ曲がり部43Bの前後の山形の肉薄部43B−1が傘を閉じるように変形するので、山形の肉薄部43B−1の両端の間の距離が短縮するので、後方端43Fが前進することになる。後方端43Fと、後方側端縁48との距離は、後方端43Fが前進する距離より小さくなっているので、タブ43の後方端部を前方に押し進めると、後方端43Fは後方側端縁48よりも前方に達し、後方側端縁48で支持されていない状態となり、後方端43Fはくぼみ部50の底部に向かって下がりうる状態となる。
次に、この状態において後方端43Fがくぼみ部50の底部に向かうように押し下げる力を加える。このように力を加えると、梃子の原理で折れ曲がり部43Bの後方にある部分は、前方側端縁45を支点に前方に向かって滑るとともに、折れ曲がり部43Bが上昇する。折れ曲がり部43Bが上昇すると、前方端43Cがスコア線46で破断部範囲として切り込まれている内側を押し下げて、開口部47が図11で示すように開口する。
この実施例では、折れ曲がり部43Bの前後に山形の肉薄部43B−1を設けているが、この肉薄部を山形でなくアーチ状に形成してもよい。
前記の実施例では、折れ曲がり部43Bの肉薄部を山形やアーチ状に形成しているが、上記肉薄部をタブ43の上面と同一面に設けてもよく、あるいはタブ43の下面と同一面に設けてもよい。
実施例6を図13から図15を用いて説明する。この実施例では、タブ43は、蓋板41の上面をスライドできるように舌片部43Aに長穴43A−5が設けられている。初期状態では、図14で示すようにタブ43は、長穴43A−5の後方側に隙間があいた状態になっており、後方端43Fが後方側端縁48に支持されている。後方端43Fを前方に押すと、タブ43がスライドして前方へ移動し、図15に示すように長穴43A−5の前方側に隙間があいた状態になるまで行くと、後方端43Fが後方側端縁48で支持されていない状態になり、後方端43Fはくぼみ部50の底部に向かって下がりうる状態となり、蓋板41の開口部47を開口させるまでは、前記で説明した実施例5と同じである。
本発明は、飲料や食品等の缶詰の蓋に関するものである。
1、41 蓋板
2、42 留め金
3、43 タブ
3A、43A 舌片部
3A−1、43A−1 舌根部
3A−2、43A−2 接合部
3A−3 傾斜部
3B、43B 折れ曲がり部
3C、43C 前方端
3F、43F 後方端
3F−1 折り曲げ部
3G 溝
4、44 巻き締め部
5 支持用突起
6、46 スコア線
7、47 開口部
8 支持体
43A−4 屈曲部
43A−5 長穴
43B−1 山形の肉薄部
45 前方側端縁
48 後方側端縁
50 くぼみ部
100 缶体

Claims (6)

  1. 巻き締め部において缶体と結合された蓋板を備え、舌根部と連なり舌片状に周囲を抜いた舌片部の中央部で留め金により上記蓋板に固定され、上記蓋板の一部を開口させるためのスコア線で囲まれた開口部を押し開けるための前方端と、上記前方端を上記開口部に押し当てて開口させる操作を行うための後方端があり、上記蓋板の上記巻き締め部より内側に位置するよう構成されたタブを備え、上記タブの前方端と後方端の中間部に、力が加わると上に凸の山形に折れ曲がる折れ曲がり部が設けられているとともに、上記後方端と上記蓋板の上記後方端と対向する部分との間に、上記後方端を上記蓋板方向に押し下げるための隙間が設けられているとともに、上記折れ曲がり部と上記後方端の間に位置し、その位置を支点として上記タブを支持する支持手段が設けられているとともに、上記支持手段と上記タブの後方端の間に位置し、上記タブの上部から上記タブを押し下げるような力がたまたま、意図せずに加わった場合でもその位置で上記タブの後方端部を支え、上記タブの後方端部の上記蓋板方向への押し下げを阻止する支持体を有するとともに、上記タブの後方端部を前方に押すことにより上記タブの後方端部が前進可能に構成され、上記留め金で上記蓋板に固定された上記タブの蓋板との結合部から上記舌根部までの部分が、上記舌根部に前方に向かう力が加わると倒れるとともに上記後方端が前進することができるように立ち上がり部を構成し、上記タブの上記後方端から上記支持体との接触部までの距離は、上記後方端が前進可能な距離よりも小さく設定したことを特徴とする缶蓋
  2. 巻き締め部において缶体と結合された蓋板を備え、舌根部と連なり舌片状に周囲を抜いた舌片部の中央部で留め金により上記蓋板に固定され、上記蓋板の一部を開口させるためのスコア線で囲まれた開口部を押し開けるための前方端と、上記前方端を上記開口部に押し当てて開口させる操作を行うための後方端があり、上記蓋板の上記巻き締め部より内側に位置するよう構成されたタブを備え、上記タブの前方端と後方端の中間部に、力が加わると上に凸の山形に折れ曲がる折れ曲がり部が設けられているとともに、上記後方端と上記蓋板の上記後方端と対向する部分との間に、上記後方端を上記蓋板方向に押し下げるための隙間が設けられているとともに、上記折れ曲がり部と上記後方端の間に位置し、その位置を支点として上記タブを支持する支持手段が設けられているとともに、上記支持手段と上記タブの後方端の間に位置し、上記タブの上部から上記タブを押し下げるような力がたまたま、意図せずに加わった場合でもその位置で上記タブの後方端部を支え、上記タブの後方端部の上記蓋板方向への押し下げを阻止する支持体を有するとともに、上記タブの後方端部を前方に押すことにより上記タブの後方端部が前進可能に構成され、上記タブの一部に、屈曲することによりタブの後方端部の前進を許すための屈曲部を有し、上記タブの後方端と上記支持体との距離は、上記後方端が前進可能な距離よりも小さく設定したことを特徴とする缶蓋
  3. 巻き締め部において缶体と結合された蓋板を備え、舌根部と連なり舌片状に周囲を抜いた舌片部の中央部で留め金により上記蓋板に固定され、上記蓋板の一部を開口させるためのスコア線で囲まれた開口部を押し開けるための前方端と、上記前方端を上記開口部に押し当てて開口させる操作を行うための後方端があり、上記蓋板の上記巻き締め部より内側に位置するよう構成されたタブを備え、上記タブの前方端と後方端の中間部に、力が加わると上に凸の山形に折れ曲がる折れ曲がり部が設けられているとともに、上記後方端と上記蓋板の上記後方端と対向する部分との間に、上記後方端を上記蓋板方向に押し下げるための隙間が設けられているとともに、上記折れ曲がり部と上記後方端の間に位置し、その位置を支点として上記タブを支持する支持手段が設けられているとともに、上記支持手段と上記タブの後方端の間に位置し、上記タブの上部から上記タブを押し下げるような力がたまたま、意図せずに加わった場合でもその位置で上記タブの後方端部を支え、上記タブの後方端部の上記蓋板方向への押し下げを阻止する支持体を有するとともに、上記タブの後方端部を前方に押すことにより上記タブの後方端部が前進可能に構成され、上記タブは上記蓋板の上面をスライドできるよう上記留め金で固定され、上記タブの後方端と上記支持体との距離は、上記後方端が前進可能な距離よりも小さく設定したことを特徴とする缶蓋
  4. 上記蓋板に設けられた凸部が上記支持手段及び上記支持体を構成し、上記凸部の頂部で上記タブが支持されていることを特徴とする請求項1記載の缶蓋
  5. 上記タブに下向きに設けられた凸部が上記支持手段を構成し、上記蓋板に上記凸部の頂部が支持され、上記蓋板に設けられた凸部が上記支持体を構成し、上記凸部の頂部で上記タブが支持されているように構成したことを特徴とする請求項1記載の缶蓋
  6. 巻き締め部において缶体と結合された蓋板を備え、舌根部と連なり舌片状に周囲を抜いた舌片部の中央部で留め金により上記蓋板に固定され、上記蓋板の一部を開口させるためのスコア線で囲まれた開口部を押し開けるための前方端と、上記前方端を上記開口部に押し当てて開口させる操作を行うための後方端があり、上記蓋板の上記巻き締め部より内側に位置するよう構成されたタブを備え、上記タブの前方端と後方端の中間部に、力が加わると上に凸の山形に折れ曲がる折れ曲がり部が設けられているとともに、上記後方端と上記蓋板の上記後方端と対向する部分との間に、上記後方端を上記蓋板方向に押し下げるための隙間が設けられているとともに、上記折れ曲がり部と上記後方端の間に位置し、その位置を支点として上記タブを支持する支持手段が設けられているとともに、上記支持手段と上記タブの後方端の間に位置し、上記タブの上部から上記タブを押し下げるような力がたまたま、意図せずに加わった場合でもその位置で上記タブの後方端部を支え、上記タブの後方端部の上記蓋板方向への押し下げを阻止する支持体を有するとともに、上記タブの後方端部を前方に押すことにより上記タブの後方端部が前進可能に構成され、上記タブの後方端を押し下げることができるようにくぼみを上記蓋板に形成するとともに、上記くぼみの前方側端縁が上記支持手段を構成し、後方側端縁部が上記支持体を構成し、上記タブは上記蓋板の上記くぼみ部以外の部分とほぼ隙間なく接し、上記タブの後方端と上記支持体との距離は、上記後方端が前進可能な距離よりも小さく設定したことを特徴とする缶蓋
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