JPH10181743A - 開缶装置 - Google Patents
開缶装置Info
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- JPH10181743A JPH10181743A JP8343618A JP34361896A JPH10181743A JP H10181743 A JPH10181743 A JP H10181743A JP 8343618 A JP8343618 A JP 8343618A JP 34361896 A JP34361896 A JP 34361896A JP H10181743 A JPH10181743 A JP H10181743A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D17/00—Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions
- B65D17/28—Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions at lines or points of weakness
- B65D17/401—Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions at lines or points of weakness characterised by having the line of weakness provided in an end wall
- B65D17/4011—Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions at lines or points of weakness characterised by having the line of weakness provided in an end wall for opening completely by means of a tearing tab
-
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- B65D2517/00—Containers specially constructed to be opened by cutting, piercing or tearing of wall portions, e.g. preserving cans or tins
- B65D2517/0001—Details
- B65D2517/001—Action for opening container
- B65D2517/0013—Action for opening container pull-out tear panel, e.g. by means of a tear-tab
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 タブの引起しにより頂板から分離された部分
に、鋭い縁部が形成されないようにして、開封終了時
に、分離された部分による負傷の危険性を排除する。 【解決手段】 頂板に、切断開始部と切断開始部の両端
から延びる等長の直線部と両直線部を接続する円弧部と
を有する開封線、直線部の内側に直線部と平行に延びる
折曲線及び折曲線と平行に延びるリブを設け、タブの固
着部は、頂板の切断開始部より内側に固着し、押圧部
は、引起し部が引起されるときに頂板の切断開始部より
も外側部分を押圧するように、開封線から外側に延出さ
せた。タブの引起しにより開封される際に、頂板から分
離された部分の直線部の切断端縁が裏側にカールされる
ので、安全である。
に、鋭い縁部が形成されないようにして、開封終了時
に、分離された部分による負傷の危険性を排除する。 【解決手段】 頂板に、切断開始部と切断開始部の両端
から延びる等長の直線部と両直線部を接続する円弧部と
を有する開封線、直線部の内側に直線部と平行に延びる
折曲線及び折曲線と平行に延びるリブを設け、タブの固
着部は、頂板の切断開始部より内側に固着し、押圧部
は、引起し部が引起されるときに頂板の切断開始部より
も外側部分を押圧するように、開封線から外側に延出さ
せた。タブの引起しにより開封される際に、頂板から分
離された部分の直線部の切断端縁が裏側にカールされる
ので、安全である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開缶装置、特に、
缶容器の頂板に固着されたタブを引起し、そのタブが固
着され、かつ、頂板に形成された開封線に囲まれた分離
可能な部分を、開封線に沿って切断して頂板の残留部分
から切り離すことにより、開缶する開缶装置に関する。
缶容器の頂板に固着されたタブを引起し、そのタブが固
着され、かつ、頂板に形成された開封線に囲まれた分離
可能な部分を、開封線に沿って切断して頂板の残留部分
から切り離すことにより、開缶する開缶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、頂板10に形成された開封線3
0に囲まれた分離可能な部分10aを、頂板に固着した
タブ20を引起し、かつ、手前に引いて、開封線30に
沿って切断して、頂板の残留部分10bから切り離すこ
とにより開缶する従来のフルオープン型の開缶装置を示
す。同図に示すように、開封線30が頂板10の外周至
近位置に円形状に形成され、タブ20は開封線30の内
側にリベット10cにより固着され、かつ、タブ20の
押圧部20bは開封線至近位置の内側を押圧するように
取付けられている。
0に囲まれた分離可能な部分10aを、頂板に固着した
タブ20を引起し、かつ、手前に引いて、開封線30に
沿って切断して、頂板の残留部分10bから切り離すこ
とにより開缶する従来のフルオープン型の開缶装置を示
す。同図に示すように、開封線30が頂板10の外周至
近位置に円形状に形成され、タブ20は開封線30の内
側にリベット10cにより固着され、かつ、タブ20の
押圧部20bは開封線至近位置の内側を押圧するように
取付けられている。
【0003】このような開封線30の形状及びタブ20
の押圧位置により、開封時は、タブの引起し部10aを
引起して押圧部10bにより頂板20の開封線30至近
位置を押し込んで切断を開始させた後、タブ20を引上
げることにより、開封線の切断位置を切断開始位置から
左右方向に移動させるとともに、頂板の分離可能な部分
10aの一部を頂板の残留部分10bから上方に切り離
し、さらにタブ20を手前方向に引くことにより、頂板
の分離可能な部分10aの切断開始部分を裏側に折り曲
げながら、開封線の残りの部分の全部に沿って切断させ
て、頂板の分離可能な部分10aの全部を残留部分10
bから切り離すようになっている。切断開始後のタブの
引上げ及び手前方向の引き寄せを容易にするため、タブ
の固着部20cの付近に補助切線40を設ける場合もあ
る。
の押圧位置により、開封時は、タブの引起し部10aを
引起して押圧部10bにより頂板20の開封線30至近
位置を押し込んで切断を開始させた後、タブ20を引上
げることにより、開封線の切断位置を切断開始位置から
左右方向に移動させるとともに、頂板の分離可能な部分
10aの一部を頂板の残留部分10bから上方に切り離
し、さらにタブ20を手前方向に引くことにより、頂板
の分離可能な部分10aの切断開始部分を裏側に折り曲
げながら、開封線の残りの部分の全部に沿って切断させ
て、頂板の分離可能な部分10aの全部を残留部分10
bから切り離すようになっている。切断開始後のタブの
引上げ及び手前方向の引き寄せを容易にするため、タブ
の固着部20cの付近に補助切線40を設ける場合もあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、第一に、開封
前のタブは、頂板に密着しているため、タブの引起し当
初に、タブに指先を引っ掛けることが困難であるばかり
でなく、引っ掛けた指先でタブを引起すには、非常に大
きな力が必要である。引起し部への指掛けを容易にする
ため、頂板の引起し部に対応する部分に突起や凹部を形
成しているが、タブは堅固に固着されているため、掛け
た指先でタブを引起すには、依然として大きい力を必要
とし、特に病弱な者や老人などには、開缶が困難であ
る。第二に、開封線は円形であるため、切断開始後のタ
ブ引上げ時も、頂板の残留部分が頂板の分離可能な部分
に対して大きな引っ張り力を加えるので、切断位置を切
断開始位置から開封線に沿って左右方向に円滑に移動さ
せるには、すなわち、円滑に切断させるには、タブにか
なり大きな引上げ力を加える必要がある。そのため、引
上げ方向及び手前方向に与える力が過大になり、切断終
了時には、それまで頂板の残留部分からの引っ張り力に
より止められていた頂板の分離可能な部分が一気に解き
放され、頂板の弾性復元力も手伝って、頂板の分離され
た部分がタブに力を加えている指の方向に跳ね返ってく
る。ところで、従来のタブは、押圧部が開封線の内側に
存在し、また、開封線に沿って切断された後は、頂板の
分離された部分の周囲に荒く鋭い周縁が形成される。従
って、開封終了直後に、跳ね返る頂板の分離された部分
の切断開始位置及びその左右両側部分が指に強く接触し
た際は、負傷して出血する恐れがあった。飲食物を収容
している缶の開缶装置としては、このような負傷の危険
性は、好ましくない。
前のタブは、頂板に密着しているため、タブの引起し当
初に、タブに指先を引っ掛けることが困難であるばかり
でなく、引っ掛けた指先でタブを引起すには、非常に大
きな力が必要である。引起し部への指掛けを容易にする
ため、頂板の引起し部に対応する部分に突起や凹部を形
成しているが、タブは堅固に固着されているため、掛け
た指先でタブを引起すには、依然として大きい力を必要
とし、特に病弱な者や老人などには、開缶が困難であ
る。第二に、開封線は円形であるため、切断開始後のタ
ブ引上げ時も、頂板の残留部分が頂板の分離可能な部分
に対して大きな引っ張り力を加えるので、切断位置を切
断開始位置から開封線に沿って左右方向に円滑に移動さ
せるには、すなわち、円滑に切断させるには、タブにか
なり大きな引上げ力を加える必要がある。そのため、引
上げ方向及び手前方向に与える力が過大になり、切断終
了時には、それまで頂板の残留部分からの引っ張り力に
より止められていた頂板の分離可能な部分が一気に解き
放され、頂板の弾性復元力も手伝って、頂板の分離され
た部分がタブに力を加えている指の方向に跳ね返ってく
る。ところで、従来のタブは、押圧部が開封線の内側に
存在し、また、開封線に沿って切断された後は、頂板の
分離された部分の周囲に荒く鋭い周縁が形成される。従
って、開封終了直後に、跳ね返る頂板の分離された部分
の切断開始位置及びその左右両側部分が指に強く接触し
た際は、負傷して出血する恐れがあった。飲食物を収容
している缶の開缶装置としては、このような負傷の危険
性は、好ましくない。
【0005】切断開始時及びその後のタブ引上げ時に要
する力を軽減するようにした開缶装置が、特開昭47−
6744号公報に開示されている。この開缶装置は、図
8に示すように、開封線30の形状を、切断開始部30
aと、その切断開始部を頂点とし、その頂点から左右方
向に延長する直線部30bとを有する山形又はクサビ形
にしたものである。しかし、この先行技術においても、
タブ20の引起し当初に大きな引起し力が要求されるこ
とに変わりがなく、また、タブはその押圧部20bが開
封線の内側に存するように取付けられ、頂板の分離可能
な部分10aの切断開始部及び直線部のいずれも、残留
部分10bから分離された後は荒く鋭い周縁を有するこ
とになるため、開封後の負傷の危険性は払拭されていな
い。
する力を軽減するようにした開缶装置が、特開昭47−
6744号公報に開示されている。この開缶装置は、図
8に示すように、開封線30の形状を、切断開始部30
aと、その切断開始部を頂点とし、その頂点から左右方
向に延長する直線部30bとを有する山形又はクサビ形
にしたものである。しかし、この先行技術においても、
タブ20の引起し当初に大きな引起し力が要求されるこ
とに変わりがなく、また、タブはその押圧部20bが開
封線の内側に存するように取付けられ、頂板の分離可能
な部分10aの切断開始部及び直線部のいずれも、残留
部分10bから分離された後は荒く鋭い周縁を有するこ
とになるため、開封後の負傷の危険性は払拭されていな
い。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、その第一の目的は、タブの引起しにより頂板
の残留部分から分離された部分には、少なくとも、切断
開始位置から左右両側の直線部に、鋭い縁部が形成され
ないようにして、開封終了時に、その頂板の分離された
部分による負傷の危険性を排除することにある。第二の
目的は、タブの引起し当初に要する引起し力を可及的に
小さくすることにある。第三の目的は、タブの引起し時
の押圧部の固着部に対する回動方向の安定性を向上させ
て、安全確実容易に開封できるようにすることにある。
のであり、その第一の目的は、タブの引起しにより頂板
の残留部分から分離された部分には、少なくとも、切断
開始位置から左右両側の直線部に、鋭い縁部が形成され
ないようにして、開封終了時に、その頂板の分離された
部分による負傷の危険性を排除することにある。第二の
目的は、タブの引起し当初に要する引起し力を可及的に
小さくすることにある。第三の目的は、タブの引起し時
の押圧部の固着部に対する回動方向の安定性を向上させ
て、安全確実容易に開封できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るため、本発明による開缶装置は、頂板とタブとからな
り、頂板は、切断開始部と、その切断開始部の両端から
等距離をもって延びる直線部と、前記両直線部の両端部
を接続する円弧部とを有する開封線を有するとともに、
前記直線部の内側にその直線部と平行に延びる折曲線が
設けられ、かつ、その折曲線の内側の近接した位置にそ
の折曲線と平行に延びるリブを有し、前記タブは、一方
側に引起し部を、他方側に押圧部を、中間部に固着部を
それぞれ有し、前記固着部は前記頂板の前記開封線に囲
まれた分離可能な部分の前記切断開始部の内側において
固着され、前記押圧部は、前記引起し部が引起されると
きに前記頂板の残留部分の前記切断開始部よりも外側部
分を押圧するように、前記開封線から外側に延出されて
いることを特徴としている。上記構成により、タブを引
起すと、押圧部が頂板の開封線よりも外側の残留部分を
押すため、タブの固着部は開封線の切断開始部の内側部
分に上向きの引っ張り力を加える。これにより、開封線
は切断開始部から切断を開始する。タブをさらに引き上
げるとともに手前方向に引くと、開封線は直線部に沿っ
て切断される。この際に、直線部には、頂板の残留部分
から頂板の分離可能な部分に引っ張り力が順次加わる
が、直線部の内側に折曲線とリブが設けてあるため、切
断直後の直線部の端縁が内側にカールされる。また、タ
ブは頂板の分離された部分の切断開始部を覆っている。
従って、開封終了時の反動で頂板の分離された部分が指
方向に跳ね返って、指などに接触しても、負傷する恐れ
はない。
るため、本発明による開缶装置は、頂板とタブとからな
り、頂板は、切断開始部と、その切断開始部の両端から
等距離をもって延びる直線部と、前記両直線部の両端部
を接続する円弧部とを有する開封線を有するとともに、
前記直線部の内側にその直線部と平行に延びる折曲線が
設けられ、かつ、その折曲線の内側の近接した位置にそ
の折曲線と平行に延びるリブを有し、前記タブは、一方
側に引起し部を、他方側に押圧部を、中間部に固着部を
それぞれ有し、前記固着部は前記頂板の前記開封線に囲
まれた分離可能な部分の前記切断開始部の内側において
固着され、前記押圧部は、前記引起し部が引起されると
きに前記頂板の残留部分の前記切断開始部よりも外側部
分を押圧するように、前記開封線から外側に延出されて
いることを特徴としている。上記構成により、タブを引
起すと、押圧部が頂板の開封線よりも外側の残留部分を
押すため、タブの固着部は開封線の切断開始部の内側部
分に上向きの引っ張り力を加える。これにより、開封線
は切断開始部から切断を開始する。タブをさらに引き上
げるとともに手前方向に引くと、開封線は直線部に沿っ
て切断される。この際に、直線部には、頂板の残留部分
から頂板の分離可能な部分に引っ張り力が順次加わる
が、直線部の内側に折曲線とリブが設けてあるため、切
断直後の直線部の端縁が内側にカールされる。また、タ
ブは頂板の分離された部分の切断開始部を覆っている。
従って、開封終了時の反動で頂板の分離された部分が指
方向に跳ね返って、指などに接触しても、負傷する恐れ
はない。
【0008】開封線の切断開始部は頂板の外周の一部分
の近傍に形成され、直線部は前記切断開始部の両端から
前記頂板の外周の他の部分の至近位置まで延び、円弧部
は前記頂板の外周のさらに他の部分の至近位置をその外
周に沿って延長することが望ましい。上記構成により、
開封後は、可及的に大きな開口が形成され、飲食物の取
り出しが容易にできる。
の近傍に形成され、直線部は前記切断開始部の両端から
前記頂板の外周の他の部分の至近位置まで延び、円弧部
は前記頂板の外周のさらに他の部分の至近位置をその外
周に沿って延長することが望ましい。上記構成により、
開封後は、可及的に大きな開口が形成され、飲食物の取
り出しが容易にできる。
【0009】また、第二の目的を達成するため、本発明
の開缶装置は、タブの固着部が、ほぼU字形の切線又は
切欠によりタブの押圧部から引起し部方向に延びる舌状
に形成され、その固着部の基端に折曲支持部が設けら
れ、前記折曲支持部は、引起し部に加えられる初期の引
起し力により上方に折曲されて起立して、頂板と前記タ
ブの引起し部との間に指の挿入を可能にする隙間を形成
し、前記引起し部に引起し力が引続き加えられる際に、
前記引起し部を力点、前記頂板を押圧する押圧部を支
点、前記固着部を力点とするてこの作用により、前記引
起し力が増大されて大きな引っ張り力として前記固着部
から前記頂板の分離可能な部分の切断開始部の内側に伝
達されるようにしたことを特徴としている。上記構成に
より、タブの当初の引起しを小さな力で容易に行うこと
ができる。
の開缶装置は、タブの固着部が、ほぼU字形の切線又は
切欠によりタブの押圧部から引起し部方向に延びる舌状
に形成され、その固着部の基端に折曲支持部が設けら
れ、前記折曲支持部は、引起し部に加えられる初期の引
起し力により上方に折曲されて起立して、頂板と前記タ
ブの引起し部との間に指の挿入を可能にする隙間を形成
し、前記引起し部に引起し力が引続き加えられる際に、
前記引起し部を力点、前記頂板を押圧する押圧部を支
点、前記固着部を力点とするてこの作用により、前記引
起し力が増大されて大きな引っ張り力として前記固着部
から前記頂板の分離可能な部分の切断開始部の内側に伝
達されるようにしたことを特徴としている。上記構成に
より、タブの当初の引起しを小さな力で容易に行うこと
ができる。
【0010】さらに、第三の目的を達成するため、本発
明に係る開缶装置は、押圧部と折曲支持部の間に、下方
に突出し、かつ、タブの引起しに伴って起立した折曲支
持部に当接する突出部を設けたことを特徴としている。
上記構成により、タブの引起し時に、突出部が起立され
た折曲支持部に密着するので、その後の押圧部の固着部
に対する回動方向の安定性が向上する。
明に係る開缶装置は、押圧部と折曲支持部の間に、下方
に突出し、かつ、タブの引起しに伴って起立した折曲支
持部に当接する突出部を設けたことを特徴としている。
上記構成により、タブの引起し時に、突出部が起立され
た折曲支持部に密着するので、その後の押圧部の固着部
に対する回動方向の安定性が向上する。
【0011】開封線には、切断開始部と直線部の間に、
折曲線の始端に達する切込みを設けることが望ましい。
切込みが設けてある場合は、タブ引起し時の開封線の直
線部の折曲りが円滑容易に開始する。
折曲線の始端に達する切込みを設けることが望ましい。
切込みが設けてある場合は、タブ引起し時の開封線の直
線部の折曲りが円滑容易に開始する。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図示の実施例に基づいて説明する。図1は、本発明
の第一実施例の平面図、図2は図1の分離可能な部分の
みの平面図である。本発明による開缶装置は、図1に示
すように、頂板1と、この頂板に固着されたタブ2とか
ら構成されている。頂板1は、缶容器の上端部に周知の
方法、例えば、巻締めにより結合されるものである。頂
板1の平面形状は、図示の例は円形であるが、特に限定
されない。
て、図示の実施例に基づいて説明する。図1は、本発明
の第一実施例の平面図、図2は図1の分離可能な部分の
みの平面図である。本発明による開缶装置は、図1に示
すように、頂板1と、この頂板に固着されたタブ2とか
ら構成されている。頂板1は、缶容器の上端部に周知の
方法、例えば、巻締めにより結合されるものである。頂
板1の平面形状は、図示の例は円形であるが、特に限定
されない。
【0013】頂板1は、開封線3に囲まれた、頂板から
分離可能な部分1aと、開封線よりも外側の、開封後も
缶容器に残留する残留部分1bとを有する。開封線3
は、スコア線あるいは弱め線とも称されているもので、
後述されるタブ2から分離可能な部分1aに外力を加え
られた時に、剪断されやすいように薄肉に形成された線
である。分離可能な部分1aの残留部分1bに対する面
積比、すなわち、開口率は、本発明においては不問であ
る。そして、開封線3は、頂板の外周近傍に位置する切
断開始部3aと、その切断開始部から左右両側に等距離
をもって延長する直線部3bと、その両直線部の他端部
から頂板の外周至近をその外周に沿って延長し、両直線
部の他端部同志を接続する円弧部3cとを有している。
切断開始部3aと両直線部3bとは、切断開始部を頂点
とする山形又はクサビ状に形成されている。
分離可能な部分1aと、開封線よりも外側の、開封後も
缶容器に残留する残留部分1bとを有する。開封線3
は、スコア線あるいは弱め線とも称されているもので、
後述されるタブ2から分離可能な部分1aに外力を加え
られた時に、剪断されやすいように薄肉に形成された線
である。分離可能な部分1aの残留部分1bに対する面
積比、すなわち、開口率は、本発明においては不問であ
る。そして、開封線3は、頂板の外周近傍に位置する切
断開始部3aと、その切断開始部から左右両側に等距離
をもって延長する直線部3bと、その両直線部の他端部
から頂板の外周至近をその外周に沿って延長し、両直線
部の他端部同志を接続する円弧部3cとを有している。
切断開始部3aと両直線部3bとは、切断開始部を頂点
とする山形又はクサビ状に形成されている。
【0014】また、頂板の分離可能な部分1aには、開
封線の両直線部3bから1〜2mm程度内側に離れた位
置に、その直線部と平行に延長する折曲線4が形成され
ている。この折曲線4は、タブ2から分離可能な部分1
aに残留部分1bより分離される方向の外力を加えられ
た時に、その分離可能な部分の直線部3bに隣接する部
分が裏側にカールされ易くするために、開封線3と同様
に線状に薄肉に形成されたものである。
封線の両直線部3bから1〜2mm程度内側に離れた位
置に、その直線部と平行に延長する折曲線4が形成され
ている。この折曲線4は、タブ2から分離可能な部分1
aに残留部分1bより分離される方向の外力を加えられ
た時に、その分離可能な部分の直線部3bに隣接する部
分が裏側にカールされ易くするために、開封線3と同様
に線状に薄肉に形成されたものである。
【0015】さらに、各折曲線4よりも内側で、その折
曲線に近接した位置に、直線部3bと平行に延長するリ
ブ5が形成されている。このリブ5は、分離可能な部分
の直線部よりも内側部分が、頂板の残留部分1bから上
方に離間される外力を受けた場合に、折曲線4において
確実に折曲されるように、折曲線よりも内側部分が前記
外力に抵抗する強度を備えるために設けられるものであ
る。従って、頂板1の他の部分よりもやや大きい強度を
備えていれば、その形状は特に限定されない。本明細書
においては、折曲線に沿った確実なカールを補助するも
のを、便宜的にリブというが、本発明の技術的範囲は、
リブに限定されるものではない。
曲線に近接した位置に、直線部3bと平行に延長するリ
ブ5が形成されている。このリブ5は、分離可能な部分
の直線部よりも内側部分が、頂板の残留部分1bから上
方に離間される外力を受けた場合に、折曲線4において
確実に折曲されるように、折曲線よりも内側部分が前記
外力に抵抗する強度を備えるために設けられるものであ
る。従って、頂板1の他の部分よりもやや大きい強度を
備えていれば、その形状は特に限定されない。本明細書
においては、折曲線に沿った確実なカールを補助するも
のを、便宜的にリブというが、本発明の技術的範囲は、
リブに限定されるものではない。
【0016】タブ2は、既知のものと同様に、一方側に
押圧部2bを、他方側に引起し部2aを、その中間部に
固着部2cを有している。引起し部2bは指穴を有して
いる。そして、本発明においては、タブ2は、固着部2
cが開封線3の切断開始部3aよりも内側、すなわち、
山形又はクサビの頂点に相当する部分に、従来と同様に
リベット1c等により固着されているとともに、押圧部
2bは、切断開始部3aを越えて頂板の残留部分1bま
で延出されている。
押圧部2bを、他方側に引起し部2aを、その中間部に
固着部2cを有している。引起し部2bは指穴を有して
いる。そして、本発明においては、タブ2は、固着部2
cが開封線3の切断開始部3aよりも内側、すなわち、
山形又はクサビの頂点に相当する部分に、従来と同様に
リベット1c等により固着されているとともに、押圧部
2bは、切断開始部3aを越えて頂板の残留部分1bま
で延出されている。
【0017】この場合、タブ2の外周縁及び引起し部2
aの指穴の内周縁は、所要の強度を備え、かつ、指先を
負傷させないように材料板がカールされている点は、従
来同様である。また、タブ2が頂板1に固着された状態
では、リブ5が頂板1から上向きに突出している分だ
け、タブ2が頂板の上面から浮くこととなるので、タブ
の引起し部2aと頂板1の上面との間に指先を押し込ん
で、タブを容易に引起すことができるという利点があ
る。
aの指穴の内周縁は、所要の強度を備え、かつ、指先を
負傷させないように材料板がカールされている点は、従
来同様である。また、タブ2が頂板1に固着された状態
では、リブ5が頂板1から上向きに突出している分だ
け、タブ2が頂板の上面から浮くこととなるので、タブ
の引起し部2aと頂板1の上面との間に指先を押し込ん
で、タブを容易に引起すことができるという利点があ
る。
【0018】上記構成により、開缶するときは、タブ2
の引起し部2aに指先を掛け引起すと、タブ2の押圧部
2bは、開封線3の切断開始部3aの外側の残留部分1
bを押圧する。引起し力を加えられたタブは、引起し部
2aを力点、押圧部2bを支点、固着部2b(リベット
1c)を作用点とする梃の作用により、引起し力が増幅
されて、固着部2bから切断開始部3aの内側部分に上
向きの大きな引っ張り力を与える。このため、開封線3
は切断開始部3aから切断を開始する。タブに引続き加
えられる引起し力又は引上げ力により、頂板の分離可能
な部分1aに残留部分1bから分離する方向の力が与え
られるため、開封線は切断開始部3aから両直線部3b
に移行し、さらに直線部に沿って切断される。その際
に、分離可能な部分の内、残留部分から切り離された直
後の部分に最も大きな引っ張り力が加えられ、かつ、直
線部3bの内側に折曲線4及びリブ5が設けてあるた
め、図3に例示するように、切断直後の直線部3bとリ
ブ5との間の部分6が折曲線4に沿って裏側にカールさ
れる。そして、開封線の切断位置が切断開始部3aから
直線部3bに沿って円弧部3cの方向に移動するに連れ
て、直線部3bの全長に渡って裏側にカールされる。
の引起し部2aに指先を掛け引起すと、タブ2の押圧部
2bは、開封線3の切断開始部3aの外側の残留部分1
bを押圧する。引起し力を加えられたタブは、引起し部
2aを力点、押圧部2bを支点、固着部2b(リベット
1c)を作用点とする梃の作用により、引起し力が増幅
されて、固着部2bから切断開始部3aの内側部分に上
向きの大きな引っ張り力を与える。このため、開封線3
は切断開始部3aから切断を開始する。タブに引続き加
えられる引起し力又は引上げ力により、頂板の分離可能
な部分1aに残留部分1bから分離する方向の力が与え
られるため、開封線は切断開始部3aから両直線部3b
に移行し、さらに直線部に沿って切断される。その際
に、分離可能な部分の内、残留部分から切り離された直
後の部分に最も大きな引っ張り力が加えられ、かつ、直
線部3bの内側に折曲線4及びリブ5が設けてあるた
め、図3に例示するように、切断直後の直線部3bとリ
ブ5との間の部分6が折曲線4に沿って裏側にカールさ
れる。そして、開封線の切断位置が切断開始部3aから
直線部3bに沿って円弧部3cの方向に移動するに連れ
て、直線部3bの全長に渡って裏側にカールされる。
【0019】開封線3には、図2に明示するように、切
断開始部3aと直線部3bとの間に、折曲線4の始端ま
で達する切込み3dを設けることが望ましい。この切込
みがある場合は、タブの引起しにより切断開始部3aの
切断分離に続いて、直線部3bとリブ5との間の部分6
の折曲線4に沿った折曲が円滑容易に開始する利点があ
る。
断開始部3aと直線部3bとの間に、折曲線4の始端ま
で達する切込み3dを設けることが望ましい。この切込
みがある場合は、タブの引起しにより切断開始部3aの
切断分離に続いて、直線部3bとリブ5との間の部分6
の折曲線4に沿った折曲が円滑容易に開始する利点があ
る。
【0020】さらにタブを手前側に引くことにより、開
封線は円弧部3cまで全部切断され、分離可能な部分1
aがタブ2とともに残留部分1bから切り離される。図
4は、分離された部分1aが残留部分1bから切り離さ
れた状態の裏面を示す斜視図である。図示されるよう
に、本発明による開缶装置においては、缶容器の頂板1
からタブ2により切り離された分離可能な部分1aの切
断開始部3aは、切断時に鋭い端縁を有するが、その端
縁がタブ2の押圧部2bにより覆われており、タブ2に
覆われていない直線部3bにも切断時に鋭い端縁を形成
されるが、その直線部は裏側にカールされているので、
直線部の端縁に手や指が接触して負傷する危険性が完全
に排除されている。
封線は円弧部3cまで全部切断され、分離可能な部分1
aがタブ2とともに残留部分1bから切り離される。図
4は、分離された部分1aが残留部分1bから切り離さ
れた状態の裏面を示す斜視図である。図示されるよう
に、本発明による開缶装置においては、缶容器の頂板1
からタブ2により切り離された分離可能な部分1aの切
断開始部3aは、切断時に鋭い端縁を有するが、その端
縁がタブ2の押圧部2bにより覆われており、タブ2に
覆われていない直線部3bにも切断時に鋭い端縁を形成
されるが、その直線部は裏側にカールされているので、
直線部の端縁に手や指が接触して負傷する危険性が完全
に排除されている。
【0021】図1及び図2に示されているように、頂板
の残留部分1bのリベット1cと、タブの押圧部2bの
先端を結ぶ直線と合致する位置にリブ1dを設けるとと
もに、押圧部先端にそのリブに対応する凹み2dを設け
れば、タブ引起し時に凹み2dがリブ1dに案内されて
摺動するので、引起し動作の安定性がさらに向上する。
代替構成として、押圧部2bの先端に凸部を形成し、
頂板の残留部分1bにその凸部を案内する溝を形成する
場合にも、同様に、高安定性が得られる。
の残留部分1bのリベット1cと、タブの押圧部2bの
先端を結ぶ直線と合致する位置にリブ1dを設けるとと
もに、押圧部先端にそのリブに対応する凹み2dを設け
れば、タブ引起し時に凹み2dがリブ1dに案内されて
摺動するので、引起し動作の安定性がさらに向上する。
代替構成として、押圧部2bの先端に凸部を形成し、
頂板の残留部分1bにその凸部を案内する溝を形成する
場合にも、同様に、高安定性が得られる。
【0022】先の実施例では、タブ2が頂板1に形成さ
れたリブ5により頂板の上面から浮き上がっているの
で、タブの引起し部に指先を掛けて引起し易い。しか
し、反面、タブの引起し部に何らかの原因により下向き
の力が加わったときは、リブ5が支点となって、固着部
2cが開封線の切断開始部に上向の引っ張り力を加え
て、意に反して開封させる恐れがある。これを回避する
ため、頂板1の分離可能な部分1aの上面に引起し部2
aの左右部分の下面に当接する凸部7を設けることが望
ましい。
れたリブ5により頂板の上面から浮き上がっているの
で、タブの引起し部に指先を掛けて引起し易い。しか
し、反面、タブの引起し部に何らかの原因により下向き
の力が加わったときは、リブ5が支点となって、固着部
2cが開封線の切断開始部に上向の引っ張り力を加え
て、意に反して開封させる恐れがある。これを回避する
ため、頂板1の分離可能な部分1aの上面に引起し部2
aの左右部分の下面に当接する凸部7を設けることが望
ましい。
【0023】また、図1のタブ2は、剛性が大きい場合
は、当初の引起しに大きな力が要求されるので、特に病
弱な者や老人などには、開缶が困難となる恐れがある。
は、当初の引起しに大きな力が要求されるので、特に病
弱な者や老人などには、開缶が困難となる恐れがある。
【0024】図5は、上記の当初の引起しに要する力が
より小さくて済むように改善した実施例を示す。頂板1
は、先の実施例の場合と同一の構成を有する。先の実施
例と異なるのは、タブ2の構成である。すなわち、固着
部2cは、タブ2に形成されたほぼU字形の切線2e又
は切欠きにより、押圧部2bから引起し部2a方向に延
びる舌状に形成されているとともに、切線2e又は切欠
きの押圧部2b側の両端部を結ぶ直線L1 よりも引起し
部2a側に偏移されており、固着部の押圧部2b側の端
部の直線L1 とリベット1cの押圧部2b側の端部を通
る、直線L1 と平行な直線L2 との間の部分で折曲支持
部8が形成されている。
より小さくて済むように改善した実施例を示す。頂板1
は、先の実施例の場合と同一の構成を有する。先の実施
例と異なるのは、タブ2の構成である。すなわち、固着
部2cは、タブ2に形成されたほぼU字形の切線2e又
は切欠きにより、押圧部2bから引起し部2a方向に延
びる舌状に形成されているとともに、切線2e又は切欠
きの押圧部2b側の両端部を結ぶ直線L1 よりも引起し
部2a側に偏移されており、固着部の押圧部2b側の端
部の直線L1 とリベット1cの押圧部2b側の端部を通
る、直線L1 と平行な直線L2 との間の部分で折曲支持
部8が形成されている。
【0025】図6は、図5のX−X線に沿った断面図で
あって、タブ2の引起し力を加えない状態から、引起し
力を加えて開封する際の過程を示す。タブ2に何等の外
力が加えられていない状態では、タブ2は、図6(a)
に示すように、頂板の分離可能な部分1aの上面からリ
ブ5の突出高さ分だけ浮いていて、この時、折曲支持部
8はほぼ平坦状態にあって、起立していない。
あって、タブ2の引起し力を加えない状態から、引起し
力を加えて開封する際の過程を示す。タブ2に何等の外
力が加えられていない状態では、タブ2は、図6(a)
に示すように、頂板の分離可能な部分1aの上面からリ
ブ5の突出高さ分だけ浮いていて、この時、折曲支持部
8はほぼ平坦状態にあって、起立していない。
【0026】前記二つの直線L1 とL2 との間に折曲支
持部8を形成したことにより、引起し部2aに指先Fを
かけて引起こす際に、次のような作用効果が得られる。
持部8を形成したことにより、引起し部2aに指先Fを
かけて引起こす際に、次のような作用効果が得られる。
【0027】すなわち、缶を開封しようとして、図6
(b)に示すように、タブ2の引起し部2aの先端に指
先Fを当て、頂板1との間に挿入するようにその引起し
部の先端に上向きの若干の力を加えると、押圧部2bの
先端が頂板1の残留部分1bの上面に当接するため、あ
るいは、当接しているため、引起し力は切線2e又は切
欠きの両端部を結ぶ直線L1 を支点として方向を転換
し、押圧部2bの先端が頂板の残留部分1bを押下す
る。このときの押圧力は開封線の切断開始部3aを剪断
する程大きくないので、押圧部2bの先端は頂板1から
反力を受ける。
(b)に示すように、タブ2の引起し部2aの先端に指
先Fを当て、頂板1との間に挿入するようにその引起し
部の先端に上向きの若干の力を加えると、押圧部2bの
先端が頂板1の残留部分1bの上面に当接するため、あ
るいは、当接しているため、引起し力は切線2e又は切
欠きの両端部を結ぶ直線L1 を支点として方向を転換
し、押圧部2bの先端が頂板の残留部分1bを押下す
る。このときの押圧力は開封線の切断開始部3aを剪断
する程大きくないので、押圧部2bの先端は頂板1から
反力を受ける。
【0028】このため、続いて引起し部2aに加えられ
る引起し力と押圧部2bからの反力により、折曲支持部
8は、直線L1 に沿って山折りに、直線L2 に沿って谷
折りにそれぞれ徐々に折れ曲げられて起立するため、図
6(b)に示すように、タブの引起し作業の初期に小さ
い力で引起し部2aを引起して、引起し部2aと頂板1
との間に、指先を十分に挿入しうる隙間を容易に形成す
ることができる。
る引起し力と押圧部2bからの反力により、折曲支持部
8は、直線L1 に沿って山折りに、直線L2 に沿って谷
折りにそれぞれ徐々に折れ曲げられて起立するため、図
6(b)に示すように、タブの引起し作業の初期に小さ
い力で引起し部2aを引起して、引起し部2aと頂板1
との間に、指先を十分に挿入しうる隙間を容易に形成す
ることができる。
【0029】また、起立した折曲支持部8の上端部によ
り、引起し部2aと押圧部2bの間に支点Yが構成され
る。
り、引起し部2aと押圧部2bの間に支点Yが構成され
る。
【0030】そして、その後、タブの指穴に指先Fを挿
入して、さらに、引起し部2aに引起し力を加えると、
固着部2cにつながる支点Yの作用により、引起し部2
aと押圧部2bと固着部2cの関係は、支点Yがてこの
支点となって、てこの原理が働き、引起し部2aに加え
られた引起し力は増幅されて押圧部2bの先端より開封
線の外側の頂板の残留部分1bを押圧するので、その反
力により固着部2cが分離可能な部分1aの切断開始部
3aの内側に上向きの大きな引っ張り力を与えるため、
極めて大きな剪断力が開封線の切断開始部3aに働くこ
ととなり、その切断開始部から切断が開始される。
入して、さらに、引起し部2aに引起し力を加えると、
固着部2cにつながる支点Yの作用により、引起し部2
aと押圧部2bと固着部2cの関係は、支点Yがてこの
支点となって、てこの原理が働き、引起し部2aに加え
られた引起し力は増幅されて押圧部2bの先端より開封
線の外側の頂板の残留部分1bを押圧するので、その反
力により固着部2cが分離可能な部分1aの切断開始部
3aの内側に上向きの大きな引っ張り力を与えるため、
極めて大きな剪断力が開封線の切断開始部3aに働くこ
ととなり、その切断開始部から切断が開始される。
【0031】従って、折曲支持部8を設けることによっ
て、タブ2の初期の引起しに必要な力と頂板1の開封に
必要な力に分離できる結果、タブ2に指先を掛けた瞬間
から指先を掛けるに十分な隙間が生じるまでの間、一枚
のアルミ板で形成された折曲支持部8のみが折れ曲がる
から、タブ2の初期の引起し作業は軽微な力で十分であ
る。従って、指先を痛めたり、爪を折損する危険もな
い。
て、タブ2の初期の引起しに必要な力と頂板1の開封に
必要な力に分離できる結果、タブ2に指先を掛けた瞬間
から指先を掛けるに十分な隙間が生じるまでの間、一枚
のアルミ板で形成された折曲支持部8のみが折れ曲がる
から、タブ2の初期の引起し作業は軽微な力で十分であ
る。従って、指先を痛めたり、爪を折損する危険もな
い。
【0032】また、指先を充分に掛けた後の引起し作業
の際は、引起し力がてこの原理によって増大されるた
め、小さな力で容易に開封を開始させることができる。
従って、従来と異なり、タブの引起し部に指先を掛け易
くし、かつ、タブに大きな引起し力を加え易くするため
に、頂板の引起し部の下方に凹部を設けたり、大きな引
起し力を加える際に指先が痛くなったり、爪先を折損し
たりすることを防止するために、引起し部を断面下方開
口C字形に湾曲させる等の加工の必要は全くない。さら
に、寒期の釣りやスキーその他の際にかじかんだ手指
や、水にふやけた手指、手袋を使用中の手指等、若干自
由を失った手指でも極めて容易にタブ2を引起して、缶
を開封することができる。なお、従来のように、頂板の
分離可能な部分1aのタブの引起し部に対応する位置に
凹部を設けたり、引起し部2に湾曲加工を施せば、本発
明の効果を一層助長する。
の際は、引起し力がてこの原理によって増大されるた
め、小さな力で容易に開封を開始させることができる。
従って、従来と異なり、タブの引起し部に指先を掛け易
くし、かつ、タブに大きな引起し力を加え易くするため
に、頂板の引起し部の下方に凹部を設けたり、大きな引
起し力を加える際に指先が痛くなったり、爪先を折損し
たりすることを防止するために、引起し部を断面下方開
口C字形に湾曲させる等の加工の必要は全くない。さら
に、寒期の釣りやスキーその他の際にかじかんだ手指
や、水にふやけた手指、手袋を使用中の手指等、若干自
由を失った手指でも極めて容易にタブ2を引起して、缶
を開封することができる。なお、従来のように、頂板の
分離可能な部分1aのタブの引起し部に対応する位置に
凹部を設けたり、引起し部2に湾曲加工を施せば、本発
明の効果を一層助長する。
【0033】なお、タブ2に、ほぼU字形の切線で画成
された固着部2cを設け、その固着部においてタブを頂
板に固着している本実施例においては、リブ5により頂
板1から浮いているタブの引起し部2aに下向きの外力
が加わっても、その外力は折曲支持部8に吸収されるた
め、固着部2cが頂板に上向きの引っ張り力を加えるに
は至らないので、意に反して開封されることがない、と
いう利点がある。
された固着部2cを設け、その固着部においてタブを頂
板に固着している本実施例においては、リブ5により頂
板1から浮いているタブの引起し部2aに下向きの外力
が加わっても、その外力は折曲支持部8に吸収されるた
め、固着部2cが頂板に上向きの引っ張り力を加えるに
は至らないので、意に反して開封されることがない、と
いう利点がある。
【0034】図6において、9は折曲支持部8に関して
押圧側2aの至近位置においてタブに設けられた突出部
である。突出部9は、一例として、折曲支持部8の付近
に窪み9´を形成することにより、頂板1方向に突出さ
れている。窪み9´は、折曲支持部8至近を最も深くさ
れて、傾斜する下面は押圧部2bの下面とほぼ同一の位
置まで突出され、折曲支持部8に隣接する立上り壁は、
タブ2の面に対し略直角に設けてある。この突出部9
は、タブ2が引起し部2aに指先を十分に掛けることが
できる程度に引起されて、起立された折曲支持部8がタ
ブに対して直角になった時に折曲支持部8の背面に当接
して、タブがさらに引起される間は、タブ2と折曲支持
部8の角度を直角に維持することにより、押圧部2bの
固着部2cに対する回動方向がぐらつかないようにし
て、タブの引起し動作の安定化を図るものである。
押圧側2aの至近位置においてタブに設けられた突出部
である。突出部9は、一例として、折曲支持部8の付近
に窪み9´を形成することにより、頂板1方向に突出さ
れている。窪み9´は、折曲支持部8至近を最も深くさ
れて、傾斜する下面は押圧部2bの下面とほぼ同一の位
置まで突出され、折曲支持部8に隣接する立上り壁は、
タブ2の面に対し略直角に設けてある。この突出部9
は、タブ2が引起し部2aに指先を十分に掛けることが
できる程度に引起されて、起立された折曲支持部8がタ
ブに対して直角になった時に折曲支持部8の背面に当接
して、タブがさらに引起される間は、タブ2と折曲支持
部8の角度を直角に維持することにより、押圧部2bの
固着部2cに対する回動方向がぐらつかないようにし
て、タブの引起し動作の安定化を図るものである。
【0035】上記のように、折曲支持部8の近くに突出
部9を設けたことにより、図6(c)及び(d)に示す
ように、引起し部2aを引起した際に、突出部9の立上
り壁が起立した折曲支持部8の背面に当接し、梃の支点
となる折曲支持部8を支えて、その機械的強度を補強す
るため、その後のタブの引起し作業の間の押圧部2bの
回動方向が固着部2cに対して左右にぐらつくことがな
いので、極めて安定して開封作業を行うことができる。
部9を設けたことにより、図6(c)及び(d)に示す
ように、引起し部2aを引起した際に、突出部9の立上
り壁が起立した折曲支持部8の背面に当接し、梃の支点
となる折曲支持部8を支えて、その機械的強度を補強す
るため、その後のタブの引起し作業の間の押圧部2bの
回動方向が固着部2cに対して左右にぐらつくことがな
いので、極めて安定して開封作業を行うことができる。
【0036】本実施例においても、先の実施例と同様
に、頂板の残留部分1bのリベット1cと、タブの押圧
部2bの先端を結ぶ直線と合致する位置にリブ1d(又
は凹溝)を設けるとともに、押圧部先端にそのリブ(又
は凹溝)に対応する凹み2d(又は凸部)を設ければ、
引起し動作の安定性がさらに向上する。
に、頂板の残留部分1bのリベット1cと、タブの押圧
部2bの先端を結ぶ直線と合致する位置にリブ1d(又
は凹溝)を設けるとともに、押圧部先端にそのリブ(又
は凹溝)に対応する凹み2d(又は凸部)を設ければ、
引起し動作の安定性がさらに向上する。
【0037】
【発明の効果】上述のように、請求項1記載の発明によ
れば、タブを引起すと、引起し部を力点、押圧部を支
点、固着部を作用点とする梃の作用により、小さな力
で、開封線の内、切断開始部から切断を開始し、タブが
さらに引起されるに連れて、開封線の切断位置は切断開
始部から直線部を移行するが、その際、タブより加えら
れる引っ張り力はその切断位置に集中する。直線部の内
側に折曲線とリブが設けてあるため、頂板の残留部分か
ら切り離された直後の分離可能な部分の直線部は、折曲
線に沿って裏側にカールされる。また、分離可能な部分
の切断開始部は、タブにより覆われている。従って、従
来と異なり、タブを握持している指が開封途中に頂板か
ら分離された部分の端縁で負傷する恐れがなく、開封時
の安全性が高い。
れば、タブを引起すと、引起し部を力点、押圧部を支
点、固着部を作用点とする梃の作用により、小さな力
で、開封線の内、切断開始部から切断を開始し、タブが
さらに引起されるに連れて、開封線の切断位置は切断開
始部から直線部を移行するが、その際、タブより加えら
れる引っ張り力はその切断位置に集中する。直線部の内
側に折曲線とリブが設けてあるため、頂板の残留部分か
ら切り離された直後の分離可能な部分の直線部は、折曲
線に沿って裏側にカールされる。また、分離可能な部分
の切断開始部は、タブにより覆われている。従って、従
来と異なり、タブを握持している指が開封途中に頂板か
ら分離された部分の端縁で負傷する恐れがなく、開封時
の安全性が高い。
【0038】また、請求項2記載の発明によれば、開口
面積を最大にすることができるので、フルオープン型に
好適であり、内容物の取出しが容易になる。
面積を最大にすることができるので、フルオープン型に
好適であり、内容物の取出しが容易になる。
【0039】請求項3記載の発明によれば、引起し部に
加えられる引起し力により、折曲支持部が起立してタブ
と頂板との間に間隙が形成されるので、指先を容易にタ
ブに掛けることができるから、タブの当初の引起しに要
する力は軽微で済むので、指先が痛んだり、爪先を欠損
したりすることが防止され、タブの引続く引起しの際
は、引起し部を力点、押圧部を支点、固着部を作用点と
する梃の原理により、引起し力が増大されて大きな引っ
張り力として頂板の分離可能な部分の切断開始部の内側
に伝達されるので、小さな力で、開封することができ
る。
加えられる引起し力により、折曲支持部が起立してタブ
と頂板との間に間隙が形成されるので、指先を容易にタ
ブに掛けることができるから、タブの当初の引起しに要
する力は軽微で済むので、指先が痛んだり、爪先を欠損
したりすることが防止され、タブの引続く引起しの際
は、引起し部を力点、押圧部を支点、固着部を作用点と
する梃の原理により、引起し力が増大されて大きな引っ
張り力として頂板の分離可能な部分の切断開始部の内側
に伝達されるので、小さな力で、開封することができ
る。
【0040】さらに、請求項4記載の発明によれば、タ
ブの初期の引起し後は、突出部により折曲支持部の機械
的強度が補強され、その後の引起し動作時の押圧部の固
着部に対する回動方向の安定性が増すので、安全確実容
易に開封することができる。
ブの初期の引起し後は、突出部により折曲支持部の機械
的強度が補強され、その後の引起し動作時の押圧部の固
着部に対する回動方向の安定性が増すので、安全確実容
易に開封することができる。
【0041】また、請求項5記載の発明によれば、タブ
の引起し時に開封線の直線部とリブとの間の部分が折曲
線に沿って円滑容易に折曲を開始する。
の引起し時に開封線の直線部とリブとの間の部分が折曲
線に沿って円滑容易に折曲を開始する。
【図1】本発明の第一実施例に係る開缶装置の平面図で
ある。
ある。
【図2】図1の分離可能な部分のみの平面図である。
【図3】同装置の開封途中の状態を示す平面図である。
【図4】頂板から切り離された部分の背面を示す斜視図
である。
である。
【図5】本発明の第二実施例に係る開缶装置の平面図で
ある。
ある。
【図6】同装置の作用を説明する断面図である。
【図7】従来の開缶装置の一例の平面図である。
【図8】従来の開缶装置の他の例の平面図である。
1 頂板 1a 分離可能な部分又は分離された部分 1b 残留部分 1c リベット 2 タブ 2a 引起し部 2b 押圧部 2c 固着部 2d 切線 3 開封線 3a 切断開始部 3b 直線部 3c 円弧部 3d 切込み 4 折曲線 5 リブ 6 カールされた部分 8 折曲支持部 9 窪み
Claims (5)
- 【請求項1】 頂板とタブとからなり、 頂板は、切断開始部と、その切断開始部の両端から延び
る等長の直線部と、前記両直線部の両端部を接続する円
弧部とを有する開封線を有するとともに、前記直線部の
内側にその直線部と平行に延びる折曲線が設けられ、か
つ、その折曲線の内側の近接した位置にその折曲線と平
行に延びるリブを有し、 前記タブは、一方側に引起し部を、他方側に押圧部を、
中間部に固着部をそれぞれ有し、前記固着部は前記頂板
の前記開封線に囲まれた分離可能な部分の前記切断開始
部の内側において前記頂板に固着され、前記押圧部は、
前記引起し部が引起されるときに前記頂板の残留部分の
前記切断開始部よりも外側部分を押圧するように、前記
開封線から外側に延出されていることを特徴とする開缶
装置。 - 【請求項2】 開封線の切断開始部は頂板の外周の一部
分の近傍に形成され、直線部は前記切断開始部の両端か
ら前記頂板の外周の他の部分の至近位置まで延び、円弧
部は前記頂板の外周のさらに他の部分の至近位置をその
外周に沿って延長することを特徴とする請求項1記載の
開缶装置。 - 【請求項3】 タブの固着部は、ほぼU字形の切線又は
切欠によりタブの押圧部から引起し部方向に延びる舌状
に形成され、その固着部の基端に折曲支持部が設けら
れ、 前記折曲支持部は、引起し部に加えられる初期の引起し
力により上方に折曲されて起立して、頂板と前記タブの
引起し部との間に指の挿入を可能にする隙間を形成し、 前記引起し部に引起し力が引続き加えられる際に、前記
引起し部を力点、前記頂板を押圧する押圧部を支点、前
記固着部を力点とするてこの作用により、前記引起し力
が増大されて大きな引っ張り力として前記固着部から前
記頂板の分離可能な部分の切断開始部の内側に伝達され
るようにしたことを特徴とする請求項1記載の開缶装
置。 - 【請求項4】 タブの押圧部と折曲支持部の間に、下方
に突出し、かつ、タブの引起しに伴って起立した折曲支
持部に密着する突出部を設けたことを特徴とする請求項
3記載の開缶装置。 - 【請求項5】 開封線の切断開始部と直線部の間に、折
曲線の始端に達する切込みを設けたことを特徴とする
1,2,3又は4記載の開缶装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8343618A JPH10181743A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 開缶装置 |
US08/861,803 US5816429A (en) | 1996-12-24 | 1997-05-22 | Container opening device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8343618A JPH10181743A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 開缶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10181743A true JPH10181743A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18362929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8343618A Pending JPH10181743A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 開缶装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5816429A (ja) |
JP (1) | JPH10181743A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018230955A1 (ko) * | 2017-06-15 | 2018-12-20 | 고한덕 | 원터치캔 |
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US8047754B2 (en) * | 2006-09-19 | 2011-11-01 | Crown Packaging Technology, Inc. | Tooling for making easy open can end |
US7909555B2 (en) * | 2006-09-19 | 2011-03-22 | Crown Packaging Technology, Inc. | Tool for making easy open can end with high pressure venting |
US7784322B2 (en) * | 2006-09-19 | 2010-08-31 | Crown Packaging Technology, Inc. | Method of making an open can end with high pressure venting |
US7673490B2 (en) * | 2006-09-19 | 2010-03-09 | Crown Packaging Technology, Inc. | Method of making an easy open can end with high pressure venting |
EP2063012B1 (en) * | 2007-11-21 | 2013-09-18 | LG Electronics Inc. | Washing machine |
US20120257844A1 (en) | 2009-12-14 | 2012-10-11 | Tetra Laval Holdings & Finance S.A. | Opening device and method for manufacturing the same, and a packaging material provided with said opening device |
US9333289B1 (en) | 2015-01-16 | 2016-05-10 | Plas-Tech Engineering, Inc. | Tamper evident closure container |
WO2018039219A1 (en) * | 2016-08-23 | 2018-03-01 | Abbott Laboratories | Container and method of removing a lid from a container |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3406866A (en) * | 1967-06-16 | 1968-10-22 | Continental Can Co | Container panel with antifracture score |
US3576272A (en) * | 1969-06-30 | 1971-04-27 | Procter & Gamble | Score-line structure |
US3768692A (en) * | 1970-09-18 | 1973-10-30 | Nat Steel Corp | Container easy-open structure |
US3735892A (en) * | 1970-10-26 | 1973-05-29 | American Can Co | Full open end having chordal start tear score sections |
US3863801A (en) * | 1973-07-27 | 1975-02-04 | American Can Co | Full-open end with cambered tab |
US5007554A (en) * | 1989-04-25 | 1991-04-16 | Charles Hannon | Container lift tab |
JP3202882B2 (ja) * | 1994-02-25 | 2001-08-27 | 忠男 小林 | タ ブ |
-
1996
- 1996-12-24 JP JP8343618A patent/JPH10181743A/ja active Pending
-
1997
- 1997-05-22 US US08/861,803 patent/US5816429A/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018230955A1 (ko) * | 2017-06-15 | 2018-12-20 | 고한덕 | 원터치캔 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5816429A (en) | 1998-10-06 |
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