JP3158431U - 缶容器のプルタブ構造 - Google Patents
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Abstract
Description
近年においては、ゴミの削減の為、上記タブが開封後も缶上端面部から外れない、所謂ステイオンタイプのプルタブが広く採用されている。
図3に示すように、円筒形に形成された缶容器30の上端面部31の略中心部において、プルタブ32がリベット33によって取り付けられている。
上記プルタブ32は丸みを帯びた略長方形に形成され、長さ方向略中央部から一端部32aにかけて、指を差し入れるための孔部34が形成され、上記リベット33は、上記プルタブ32の長さ方向略中央部からやや他端部32b寄りに配設されている。
また、上記プルタブ32の一端部32aには、上記缶容器30の上端面部31に対して所定角度上方に屈曲する指掛部38が形成されている。
また、上記缶容器30の上端面部31には、開封部35が形成されている。
上記開封部35は略円形に形成されると共に、上記開封部35の周方向に沿って溝部36が形成されている。
上記プルタブ32の長さ方向他端部32bは、開封部35の上方に配置されている。
また、上記缶容器30の上端面部31において、上記プルタブ32の長さ方向一端部32aに対向する位置には、凹部37が形成されている。
これにより、上記プルタブ32の長さ方向他端部32bによって上記開封部35は、缶容器30の内方に向かって押圧され、上記溝部36に沿って引裂かれて缶容器30の内方に折れ曲がり、上記開封部35が開封される。
しかしながら、開封操作を行うためには、上記プルタブ32の一端部32aと、缶容器30の上端面部31の径方向端部31aとの離間寸法を、少なくとも指を差し入れ可能な寸法とする必要があり、上記プルタブ32の長さ寸法は上記要件を満たす範囲に制約されるため、女性、若しくは子供にとっては、開封に大きな力が必要となり、開封操作が困難であると共に、爪等を痛める恐れがあるという不具合を有していた。
図4に示すように、上記特許文献1に示すプルタブ構造40は、飲料等の円筒形状の缶容器43の上端面部44に上記プルタブ本体部41がリベット45によって取り付けられている。
上記プルタブ本体部41は略円形に形成され、中央部に指を差し入れるための孔部46が形成されると共に、径方向一端部41aに突出部47が連設され、上記突出部47と上記プルタブ本体部41との連設部48aの近傍において、上記リベット45によって上記缶容器43の上端面部44に固定されている。
また、上記プルタブ本体部41の径方向他端部41bには、リング状の補助タブ部42が連設されると共に、上記補助タブ部42は、上記プルタブ本体部41との連設部48bにおいて折り返され、上記孔部46内方に折畳まれて配置されている。
また、上記缶容器43の上端面部44には、開封部49が形成され、上記開封部49は略円形に形成されると共に、周方向に沿って溝部50が形成されている。
また、上記突出部47は、上記開封部49の上方に配置されている。
これにより、上記リベット45が支点となって、上記突出部47には、上記開封部49を下方向に押圧する力が作用する。
これにより、上記突出部47によって上記開封部49は、上記溝部50に沿って引裂かれて缶容器43の内方に折れ曲がり、上記開封部49は開封される。
しかしながら、上記補助タブ部42は、上記プルタブ本体部41の孔部46の内方に配置されていることから、爪が伸びていない場合等は、上記補助タブ部42に指を掛け難く、上記補助タブ部42の引き起こし操作が行い難い旨の不具合を有していた。
また、開封部49を開封するためには、上記溝部50に沿って缶容器43の金属部材を一気に引裂く力が必要となるため、上記特許文献1に係る発明であっても、開封部49を開封するための力を軽減する効果としては不十分であった。
上記缶容器の上端面部上に配置されたプルタブ本体部と、上記プルタブ本体部に連設すると共に上記プルタブ本体部の外方に配置された補助タブ部と、上記補助タブ部を引き起こした際に支点となりうる上記プルタブ本体部と上記補助タブ部との連設部と、上記補助タブ部を引き起こした際に、上記連設部を支点として、上記開封部より缶内部に押し入れられる上記プルタブ部の他端部とを備えることを特徴とする
従って、上記補助タブ部の引き起こし操作と連動して、上記開封部の一部が開封状態となる。
従って、上記補助タブ部と上記缶容器の上端面部との間には、指を挿入しうる空隙が形成される。
従って、上記補助タブ部を引き上げた際に、上記溝部に沿って上記プルタブ本体部が屈曲し、上記プルタブ本体部の一端部が引き上げられる。
上記操作の後、引き起こした補助タブ部に指を掛けて、上記缶容器の径方向内方に引くことによって、上記プルタブ本体部の他端部がさらに上記缶容器の内方に押し込まれ、上記開封部がさらに大きく開封される。
以上のように、開封部の開封が2段階に亘って行われるため、開封操作が容易であると共に、且つ開封部の開閉操作をより小さな力で行うことが可能なプルタブの構造を提供することができる。
図1(a)に示すように、本実施例に係るプルタブの構造10は缶容器11の上端面部12に配置された開封部13及びプルタブ本体部14と、上記プルタブ本体部14の一端部14aに連設部15を介して連設されると共に、上記プルタブ本体部14の外方に配置され、引き起こすことによって、上記連設部15を支点として、上記プルタブ本体部14の一端部14aを上方に引き上げると共に、上記プルタブ本体部14の他端部14bを上記開封部13より上記缶容器11の内部に押し入れ、上記開封部13を開封する補助タブ部16とを備えている。
また、上記開封部13は円形に形成されると共に、上記開封部13の外周円縁部には周方向に沿って溝部17が形成されている。
また、上記プルタブ本体部14は他端部14bが丸みを帯びた略長方形状に形成されると共に、上他端部14bは上記開封部13の上方に配置され、上記プルタブ本体部14と上記缶容器11の上端面部12とは、上記プルタブ本体部14の長さ方向中央部からやや他端部14b寄りにおいてリベット18により固定されている。
また、上記補助タブ部16は略U字形に形成されると共に、上記プルタブ本体部14の外周に沿って、上記プルタブ本体部14の外縁と所定間隔寸法離間して配置され、上記補助タブ部16の先端部16a、16bと上記プルタブ本体部14の一端部14aとが互いに連設部15を介して連設され、図1(b)に示すように、上記補助タブ部16の反連設部側端部16cは、上記缶容器11の上端面部12に対し、上方に向かって所定角度屈曲する指掛部19が形成され、図1(a)に示すように、上記プルタブ本体部14と上記補助タブ部16との連設部15の近傍には、上記プルタブ本体部14の幅方向に沿った溝部20、20、20、20、20が、所定間隔寸法離間して設けられている。
図1は、本実施例にかかるプルタブ構造10を有する缶容器11の(a)は
平面図であり、(b)は上端部径方向断面図を示している。
図1に示すように上記缶容器11は円筒形に形成され、主に液体飲料が封入
されている。
開封部13が形成されている。
上記開封部13は、周方向に沿って形成された溝部17を備え、上記溝部1
7における厚さ寸法は、上記上端面部12の他の部分よりも小さく形成されて
いる。
13と重複部を有して上記開封部13の上方に配置されている。
が形成され、幅方向両端部には、溝部20、20、20、20、20が所定寸
法離間して、上記プルタブ本体部14の長さ方向に沿って配設されている。
体部14の側辺部22と他端部14bを取り囲むように、上記プルタブ本体部
14と所定寸法離間して配置され、図1(b)に示すように、上記補助タブ部
16の反連設部側端部16cには、屈曲部23を介して上方に屈曲する指掛部
19が形成されている。
図2は、本実施例に係るプルタブ構造10における、開封部13の開封手順を示している。
図2に示すように、第一の操作24において、上記指掛部19に指先を掛けて、図中矢印Aの方向に、補助タブ部16を引き上げる。
上記の後、第二の操作25において、さらに補助タブ部16を図中Aの矢印に沿って引き上げた場合、上記補助タブ部16とプルタブ本体部14との連設部15が、缶容器11の上端面部12に当接しつつ、径方向内方に移動する。
上記と連動して、上記連設部15が支点となって、上記プルタブ本体部14の一端部14aには、上方に向かって応力が働き、上記プルタブ14の一端部14aが上方に引き上げられる。
この際、上記プルタブ本体部14の一端部14aは、溝部20、20、20、20に沿って屈曲するため、上記プルタブ本体部14の一点に力が集中することなく、柔軟に屈曲する。
上記によって、再びリベット18が支点となり、上記プルタブ本体部14の他端部14bはより深く上記開封部13内方に押し入れられ、上記開放部が完全に開放される。
また、特許文献1と比較して、補助タブ部16がプルタブ本体部14の外方に配置されているため、補助タブ部16を引き上げる操作がより容易となる。
いては、本考案の範囲を逸脱しない限り、適宜変更しても、本実施例と同様の
作用効果を得ることができる。
造に適用することが可能である。
11 缶容器
12 缶容器上端面部
13 開封部
14 プルタブ本体部
14aプルタブ本体部の一端部
14bプルタブ本体部の他端部
15 連設部
16 補助タブ部
16a補助タブ部の先端部
16b補助タブ部の先端部
16c補助タブ部の反連設部側端部
17 溝部
18 リベット
19 指掛部
20 溝部
21 プルタブ本体部の孔部
22 プルタブ本体部の側辺部
23 屈曲部
24 第一の操作
25 第二の操作
26 第三の操作
27 第四の操作
28 指
30 缶容器
31 上端面部
31a上端面部の径方向一端部
32 プルタブ
32aプルタブの一端部
32bプルタブの他端部
33 リベット
34 孔部
35 開封部
36 溝部
37 凹部
38 指掛部
40 プルタブ構造
41 プルタブ本体部
41aプルタブ本体部の径方向一端部
41bプルタブ本体部の径方向他端部
42補助タブ部
42a補助タブ部先端部
43 缶容器
44 缶容器の上端面部
45 リベット
46 孔部
47 突出部
47a突出部の先端部
48a突出部とプルタブ本体部との連設部
48b補助タブ部とプルタブ本体部との連設部
49 開封部
50 溝部
Claims (4)
- 缶容器の上端面部に設けられた開封部を開封するプルタブの構造であって、
上記缶容器の上端面部上に配置されたプルタブ本体部と、
上記プルタブ本体部に連設する補助タブ部と、
上記補助タブ部を引き起こした際に支点となりうる、上記補助タブ部と上記プルタブ本体部との連設部と、
上記補助タブ部を引き起こした際に、上記連設部を支点として、上記開封部より缶内部に押し入れられる上記プルタブ部の端部とを備えることを特徴とするプルタブの構造。 - 上記開封部は円形に形成されると共に、上記開封部の外周円縁部には周方向に沿って溝部が形成され、
上記プルタブ本体部は他端部が丸みを帯びた長方形状に形成されると共に、上記他端部は上記開封部の上方に配置され、
上記プルタブ本体部と上記缶容器の上端面部とは、上記プルタブ本体部の長さ方向中央部からやや他端部寄りにおいてリベットにより固定されており、
上記補助タブ部はU字形に形成されると共に、上記プルタブ本体部の外周に沿って、上記プルタブ本体部の外縁と所定間隔寸法離間して配置され、
上記補助タブ部の先端部と上記プルタブ本体部の一端部とが互いに連設されていることを特徴とする請求項1に記載のプルタブの構造。 - 上記補助タブ部の反連設部側端部は、上記缶容器の上端面部に対し、上方に向かって所定角度屈曲する指掛部が形成されていることを特徴とする請求項1または2いずれか1項に記載のプルタブの構造。
- 上記プルタブ本体部と上記補助タブ部との連設部近傍には、上記プルタブ本体部の幅方向に沿った溝部が、所定間隔寸法離間して複数設けられていることを特徴とする請求項1又は2いずれか1項記載のプルタブの構造。
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JP2012144287A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-02 | Kazuya Tanaka | 二重テコ式プルタブ構造を有する缶 |
JP2019521929A (ja) * | 2016-07-08 | 2019-08-08 | アンドリュース ローランド | 容器開封装置、容器のためのクロージャー装置、及び容器 |
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