JP5475556B2 - 缶蓋及びそのタブの製造方法 - Google Patents
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Description
このタブを備えた缶蓋は、タブがリベットによって取り付けられており、タブの指掛け部を引き上げることにより、リベット近傍が折れ曲がって支点となり、タブノーズ部(タブの先端)が作用点となって、パネル表面のスコアに囲まれた開口片を押圧、没入してスコアを破断させ、開口片を開口させるようになっている。この際、パネル表面は、スコア形状に沿って破断され、開口片は缶蓋と離れることなく飲料缶内部に押し入れられて開缶する。
そこで、特許文献1では、開缶作業時の破断力を低減するために、タブのリベットを囲んで設けられたU字状のタブ切り込み部の両先端をタブノーズ部の先端方向に延長することにより、タブの折れ曲がり位置(支点)を開缶動作の作用点であるタブノーズ部の先端(作用点)に近づけて初期開缶力を下げることが提案されている。
また、特許文献2には、半円形状に加工されたタブノーズ部の縁端のうち、終端側の四分の一の縁端部分に山状盛り上がり部を設けており、スコアを終端部まで完全に破断させるための提案がなされている。
また、特許文献2のようにタブノーズ部の縁端の一部を大きくして形成した場合、タブによる押圧力をスコア終端部に伝達させることができるが、開缶作業時における開缶力の低減については十分な対策がなされていない。
さらに、初期破断後のティア動作においても、タブの押下げ方向に突出した切欠端縁が開口片に食い込んで固定された状態となることから、作用点が安定し、開口片とタブとの滑りを低減させて、押圧力を効果的に伝達させ、開缶性を向上させることができる。
切欠を通常のものより小さく形成しておき、両側縁部を裏面側に折り返すと、カール部が完全に形成される前にその切欠端縁同士が突合せられ、その突合せ状態でさらに折り返されることにより、突合せ部がその周辺のカール部表面から隆起させられる。この場合、切欠端縁の突出量は、切欠形状を調整することにより適宜に設定することができる。
このように、切欠端縁を立ち上げてから両側縁部を裏面側に折り返すことで、その切欠端縁が突出したカール部を形成することができる。この場合、立ち上げ高さを調整することにより、カール部表面からの突出量を適宜に設定することができる。
本実施形態の缶蓋100は、飲料用の缶に用いられる、いわゆるステイオンタブ式缶蓋であり、図1に示すように、缶蓋本体1とタブ2とにより構成され、これらの缶蓋本体1およびタブ2は、それぞれ純アルミニウムもしくはアルミニウム合金により形成されている。
また、スコア部4は、タブ2による押圧によって破断されて開口片5を形成する主スコア4aと、主スコア4aの内側に隣接して平行に形成される補助スコア4bとを備えた二重構造とされており、スコア部4の始端部41および終端部44で、主スコア4aと補助スコア4bとが接続されている。
そして、補助スコア4bは、隣接する主スコア4aよりも浅く形成されており、タブ2の押圧によっては破断されない構成となっている。
指かけ凹部6は、タブ2の引き上げ部22を引き上げる際に、引き上げ部22の下方に指先を配置して引き上げ易くするものであり、引き上げ部22下方近傍のパネル部10aに半径方向外方にかけて形成されている。
凸部7は、パネルデボス10bに突出し、タブ2の幅方向に間隔をおいて二つ形成されている。そして、タブ2の外縁部が凸部7に引っ掛かり、タブ2の回転移動を防止できるようになっている。
なお、リベット3は、パネル部10aの中心の周囲を上方からリング状に圧印するコイニング加工を施して、パネル部10aの中心部を上方に張り出させることにより形成される。
図4において、二点鎖線は打ち抜き成形する前のブランク200の外形を示しており、斜線で示した部分は裏側に折り返されてカール部となる部分を示す。
一端部21は、図4に示すように、先端に形成された切欠201を介して両側縁部202が分離されており、これら両側縁部202が裏面側に折り返されることにより、一端部21の外周面から裏面にかけてカール部26が形成され、一端部21の先端の裏面側には、切欠201により分離された両側縁部202の切欠端縁203が相互に突合せられ、その突合せ部27が、図5に示すように、カール部26の表面から缶蓋本体1に向けて突出して設けられている。
そして、カール部26には、切欠端縁203の突合せ部27を挟んで少なくとも一対の凹部28が設けられている。凹部28は、開口片5上に設けられたインナービート8との接触を避けるとともに、カール部26を補強して、開缶時に力が加わっても切欠端縁203の突合せ部27が開いて割けるのを防止している。
切欠端縁203のカール部26からの突出量は、切欠形状を調整することにより適宜に設定することができる。
これにより、主スコア4aの円弧形状部42の開口片5側がタブ2により押さえられた状態で、円弧形状部42のリベット3側が上方に持ち上げられ、円弧状形状部42にせん断力が作用して破断する(ポップ動作)。
この際も、一端部21の切欠端縁203が開口片5に食い込んで固定された状態となることから、作用点が安定し、開口片5とタブ2との滑りを低減させて、押圧力を効果的に伝達させ、開缶性を向上させることができる。
2 タブ
3 リベット
4 スコア部
4a 主スコア
4b 補助スコア
5 開口片
6 指かけ凹部
7 凸部
8 インナービード
10a パネル部
10b パネルデボス
11 コーナー部
12 環状凹部
13 カウンターシンク部
14 チャック壁部
15 ショルダー部
16 ショルダーカール部
21 一端部
22 引き上げ部
23 タブホール部
24 タング部
25 リベット孔
26 カール部
27 突合せ部
28 凹部
41 始端部
42 円弧形状部
43 中間部
44 終端部
45 接続部
100 缶蓋
200 ブランク
201 切欠
202 両側縁部
203 切欠端縁
204 連結片
Claims (3)
- 缶蓋本体の上面中央部に突出して形成されるリベットと、スコアにより画成された開口片と、前記開口片の上に一端部を重ねて前記リベットに取り付けられるタブとを備え、前記タブの他端部を上方に引き上げることにより、前記一端部が前記開口片を下方に押圧して前記スコアを破断させ、前記開口片を開口させる缶蓋であって、前記タブの前記一端部は、その先端に形成された切欠を介して両側縁部が分離されるとともに、これら両側縁部が裏面側に折り返されることにより、前記一端部の外周面から裏面にかけてカール部が形成され、前記一端部の先端の裏面側には、前記切欠により分離された両側縁部の切欠端縁が前記カール部の表面から前記缶蓋本体に向けて突出していることを特徴とする缶蓋。
- 金属板を切り抜いて成形され、一端部に外周面から裏面にかけてカール部が形成されたタブの製造方法であって、前記金属板における前記一端部の先端に相当する位置に切欠を形成し、前記切欠を介して切り抜くことにより分離状態とされた両側縁部を裏面側に折り返すとともに、その折り返す途中で両側縁部の切欠端縁同士を突き合わせることにより、前記切欠端縁の突合せ部が裏面側に隆起した前記カール部を形成することを特徴とするタブの製造方法。
- 金属板を切り抜いて成形され、一端部に外周面から裏面にかけてカール部が形成されたタブの製造方法であって、前記金属板における前記一端部の先端に相当する位置に切欠を形成し、前記切欠を介して切り抜くことにより分離状態とされた両側縁部の切欠端縁を立ち上げた後、前記両側縁部を裏面側に折り返すことにより、立ち上げた前記切欠端縁が裏面側に突出した前記カール部を形成することを特徴とするタブの製造方法。
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