JP2002145263A - 安全端付き開口容易缶蓋及びその製造方法 - Google Patents
安全端付き開口容易缶蓋及びその製造方法Info
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- JP2002145263A JP2002145263A JP2000339659A JP2000339659A JP2002145263A JP 2002145263 A JP2002145263 A JP 2002145263A JP 2000339659 A JP2000339659 A JP 2000339659A JP 2000339659 A JP2000339659 A JP 2000339659A JP 2002145263 A JP2002145263 A JP 2002145263A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安全性を有しかつ開口性およびスタック性に
優れる缶蓋を提供する。 【解決手段】 環状縁部13で囲まれたパネル部14の
外面側に形成されたスコア線18と、前記スコア線18
によってつなぎ部19が残るように区画された開口片2
0と、前記パネル部14のほぼ中央に、かつ前記開口片
20の外側に設けられているタブ24とを備えるステイ
オンタブ式の缶蓋11において、前記パネル部14の周
辺に、重層部15が、前記タブ24の長手方向における
前記開口片20の外面側の一部を覆うように設けられ、
かつ前記開口片20において、前記タブ24の長手方向
の開口幅よりもそれと直交する方向の開口幅の方が大き
く、さらに前記重層部15で覆われるスコア線18の内
面側の一部に、スコア残厚を薄くさせる加工部23が形
成されている。
優れる缶蓋を提供する。 【解決手段】 環状縁部13で囲まれたパネル部14の
外面側に形成されたスコア線18と、前記スコア線18
によってつなぎ部19が残るように区画された開口片2
0と、前記パネル部14のほぼ中央に、かつ前記開口片
20の外側に設けられているタブ24とを備えるステイ
オンタブ式の缶蓋11において、前記パネル部14の周
辺に、重層部15が、前記タブ24の長手方向における
前記開口片20の外面側の一部を覆うように設けられ、
かつ前記開口片20において、前記タブ24の長手方向
の開口幅よりもそれと直交する方向の開口幅の方が大き
く、さらに前記重層部15で覆われるスコア線18の内
面側の一部に、スコア残厚を薄くさせる加工部23が形
成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はステイオンタブ式
開口容易缶蓋に関し、特に開口部の切断縁部を保護した
安全端を有する開口容易缶蓋に関するものである。
開口容易缶蓋に関し、特に開口部の切断縁部を保護した
安全端を有する開口容易缶蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ステイオンタブ式の開口容易缶蓋は、開
口片および開口片を破断するために使用したタブを、開
口後においても缶蓋に残置するように構成された缶蓋で
あり、最近では、各種の飲用缶に多用されている。この
種の缶蓋の構造を簡単に説明すると、環状溝の中央側に
形成されたパネル部の中央部からその周辺部に亘り、つ
なぎ部を形成するように両端部を隔置した形状のスコア
線が形成され、そのスコア線によって開口片がパネル部
の一部に区画されている。またパネル部の中央部には、
リベットが形成され、ここにタブの取付部分が固着され
ている。そのタブは、持ち上げ部をリベットを挟んで前
記開口片の外側の箇所に位置させ、かつこれとは反対側
の押し下げ部を、スコア線によって区画された開口片の
内側の箇所に位置させて配置されている。
口片および開口片を破断するために使用したタブを、開
口後においても缶蓋に残置するように構成された缶蓋で
あり、最近では、各種の飲用缶に多用されている。この
種の缶蓋の構造を簡単に説明すると、環状溝の中央側に
形成されたパネル部の中央部からその周辺部に亘り、つ
なぎ部を形成するように両端部を隔置した形状のスコア
線が形成され、そのスコア線によって開口片がパネル部
の一部に区画されている。またパネル部の中央部には、
リベットが形成され、ここにタブの取付部分が固着され
ている。そのタブは、持ち上げ部をリベットを挟んで前
記開口片の外側の箇所に位置させ、かつこれとは反対側
の押し下げ部を、スコア線によって区画された開口片の
内側の箇所に位置させて配置されている。
【0003】したがって、タブの持ち上げ部をパネル部
から離れる方向に引き上げると、リベットに固定されて
いる部分が作用点となり、かつ先端側の押し下げ部が支
点となる梃子作用が生じ、その結果、リベットに近い部
分でスコア線に沿う初期破断が生じ、その後、リベット
に固着されている部分が支点となり、かつ押し下げ部が
作用点となる梃子作用が生じ、押し下げ部が開口片を押
し下げ、その結果、スコア線に沿う破断が進行して、開
口片がパネル部から破断されて開口する。その後、タブ
の持ち上げ部を押し下げてタブを元の状態に戻す。こう
することにより、開口片は、そのつなぎ部でパネル部に
繋がったまま、缶蓋の内面側に折り曲げられた状態に保
持され、またタブは、缶蓋に取り付けられたままとな
る。
から離れる方向に引き上げると、リベットに固定されて
いる部分が作用点となり、かつ先端側の押し下げ部が支
点となる梃子作用が生じ、その結果、リベットに近い部
分でスコア線に沿う初期破断が生じ、その後、リベット
に固着されている部分が支点となり、かつ押し下げ部が
作用点となる梃子作用が生じ、押し下げ部が開口片を押
し下げ、その結果、スコア線に沿う破断が進行して、開
口片がパネル部から破断されて開口する。その後、タブ
の持ち上げ部を押し下げてタブを元の状態に戻す。こう
することにより、開口片は、そのつなぎ部でパネル部に
繋がったまま、缶蓋の内面側に折り曲げられた状態に保
持され、またタブは、缶蓋に取り付けられたままとな
る。
【0004】この種の缶蓋では、タブがリベットから外
れることなく、かつ比較的小さい力で開口片を充分に開
かせるため、従来では、開口片を小さく形成し、開蓋操
作を容易にしていた。これに対して、最近では、スコア
線あるいはリベットなどの成形技術、タブの材質や成形
技術の向上によりタブの強度が増して、開口片を広い面
積のものでも支障なく開蓋操作でき、内容物を飲用しや
すくすることが可能になってきている。
れることなく、かつ比較的小さい力で開口片を充分に開
かせるため、従来では、開口片を小さく形成し、開蓋操
作を容易にしていた。これに対して、最近では、スコア
線あるいはリベットなどの成形技術、タブの材質や成形
技術の向上によりタブの強度が増して、開口片を広い面
積のものでも支障なく開蓋操作でき、内容物を飲用しや
すくすることが可能になってきている。
【0005】このようないわゆる飲み口が広い広口缶蓋
においては、開口面積が広いことにより、飲用の際に唇
が開口部の内部に入りやすい。これに対して開口部の切
断縁部は、缶蓋のパネル部をスコア線に沿って破断して
形成されたものであるから、鋭利な切り口となってお
り、何らかの安全策が望まれるところである。
においては、開口面積が広いことにより、飲用の際に唇
が開口部の内部に入りやすい。これに対して開口部の切
断縁部は、缶蓋のパネル部をスコア線に沿って破断して
形成されたものであるから、鋭利な切り口となってお
り、何らかの安全策が望まれるところである。
【0006】このような要請に応えるための発明が、例
えば特開平4−114858号公報や、特開平9−58
681号公報などに開示されている。特開平9−586
81公報に記載されている発明は、タブで缶蓋の一部を
飲み口に沿って切り取ることにより飲み口を開缶させる
ときに、飲み口の内周縁部が缶内方に曲げ込まれ、かつ
飲み口の周囲の缶蓋の上面が缶蓋の巻き締め部の内周溝
の底面と面一で、飲み口に向かって下向きに傾斜するよ
う缶内方に凹まされているように構成されている。その
構成を、図6を参照して簡単に説明すると、缶Bは、ア
ルミニウムまたはスチール製の缶本体6の上部にアルミ
ニウム製の缶蓋7の外周縁を水密に巻き締めて構成され
ている。缶蓋7の上面の中央部には、タブ9の前舌片部
9bがピン8でかしめ付けられ、このタブ9を、上向き
に起こすことにより、タブ9の先端部9aの押し下げ力
で缶蓋7の一部を飲み口7aに沿って切り取り、その飲
み口7aは、缶蓋7から正確に切り取られるように、予
め線状の切り取り用溝7fがプレス加工などで刻設され
ている。
えば特開平4−114858号公報や、特開平9−58
681号公報などに開示されている。特開平9−586
81公報に記載されている発明は、タブで缶蓋の一部を
飲み口に沿って切り取ることにより飲み口を開缶させる
ときに、飲み口の内周縁部が缶内方に曲げ込まれ、かつ
飲み口の周囲の缶蓋の上面が缶蓋の巻き締め部の内周溝
の底面と面一で、飲み口に向かって下向きに傾斜するよ
う缶内方に凹まされているように構成されている。その
構成を、図6を参照して簡単に説明すると、缶Bは、ア
ルミニウムまたはスチール製の缶本体6の上部にアルミ
ニウム製の缶蓋7の外周縁を水密に巻き締めて構成され
ている。缶蓋7の上面の中央部には、タブ9の前舌片部
9bがピン8でかしめ付けられ、このタブ9を、上向き
に起こすことにより、タブ9の先端部9aの押し下げ力
で缶蓋7の一部を飲み口7aに沿って切り取り、その飲
み口7aは、缶蓋7から正確に切り取られるように、予
め線状の切り取り用溝7fがプレス加工などで刻設され
ている。
【0007】また、飲み口7aの内周縁部7cは、図6
の(A)に細かいクロスハッチングdで示す範囲であ
り、幅eおよび深さfが2〜3mm程度に設定され、プ
レス加工などで缶内方に曲げ込まれており、その底面7
gの内周囲に上記線状の切り取り用溝7fが刻設されて
いる。したがって、タブ9の先端部9aの押し下げ力に
より、粗いクロスハッチングgで示す底面7g(すなわ
ち、切り取り部7b)のみが切り取られて飲み口7aが
開缶され、これにより、飲み口7aの内周縁部7cは、
鋭いエッジではなく、缶内方に曲げ込まれた曲面とな
る。さらに、上記缶蓋7の飲み口7aの周囲の上面は、
図6の(A)に粗いクロスハッチングhで示す範囲であ
り、缶蓋7の巻き締め部7dの内周溝7eの底面と面一
となるように凹まされると同時に、飲み口7aに向かっ
て、僅かな角度θで下向きに傾斜するように凹まされて
いる。
の(A)に細かいクロスハッチングdで示す範囲であ
り、幅eおよび深さfが2〜3mm程度に設定され、プ
レス加工などで缶内方に曲げ込まれており、その底面7
gの内周囲に上記線状の切り取り用溝7fが刻設されて
いる。したがって、タブ9の先端部9aの押し下げ力に
より、粗いクロスハッチングgで示す底面7g(すなわ
ち、切り取り部7b)のみが切り取られて飲み口7aが
開缶され、これにより、飲み口7aの内周縁部7cは、
鋭いエッジではなく、缶内方に曲げ込まれた曲面とな
る。さらに、上記缶蓋7の飲み口7aの周囲の上面は、
図6の(A)に粗いクロスハッチングhで示す範囲であ
り、缶蓋7の巻き締め部7dの内周溝7eの底面と面一
となるように凹まされると同時に、飲み口7aに向かっ
て、僅かな角度θで下向きに傾斜するように凹まされて
いる。
【0008】同じように特開平4−114858号公報
に開示されている発明によると、スコア線を初期引き裂
き部とその両側の後期引き裂き部とによって形成し、タ
ブを開口片の上面に沿って配置するとともに初期引き裂
き部に接近した位置で開口片に取り付けてある。そし
て、後期引き裂き部が開口片に対して隙間を有して形成
した突縁によって覆われている。したがって、タブを持
って開口片の初期引き裂き部側が下になるように取付部
を支点に回動し初期引き裂き部が引き裂かれ、次に、タ
ブを引っ張ることにより後期引き裂き部が引き裂かれは
じめ、開口片の缶蓋から分離した部分が上方へ引っ張ら
れながら引き裂きを進めようとするが、後期引き裂き部
で分離した部分は突縁によって持ち上がり不可能である
ので、開口片の分離した部分が180度反転して突縁の
下にはめ込まれた状態で引き裂かれ開口することにな
る。
に開示されている発明によると、スコア線を初期引き裂
き部とその両側の後期引き裂き部とによって形成し、タ
ブを開口片の上面に沿って配置するとともに初期引き裂
き部に接近した位置で開口片に取り付けてある。そし
て、後期引き裂き部が開口片に対して隙間を有して形成
した突縁によって覆われている。したがって、タブを持
って開口片の初期引き裂き部側が下になるように取付部
を支点に回動し初期引き裂き部が引き裂かれ、次に、タ
ブを引っ張ることにより後期引き裂き部が引き裂かれは
じめ、開口片の缶蓋から分離した部分が上方へ引っ張ら
れながら引き裂きを進めようとするが、後期引き裂き部
で分離した部分は突縁によって持ち上がり不可能である
ので、開口片の分離した部分が180度反転して突縁の
下にはめ込まれた状態で引き裂かれ開口することにな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開平4−1
14858号公報に記載された缶蓋の構造によれば、引
き裂かれた開口片が缶蓋の外側に留置され、内容物に触
れないので衛生的であり、またタブで切り取った飲み口
の内周縁部の鋭いエッジに唇が触れることもなく、怪我
を負わせることがなく安全性の高いものである。しかし
ながら、パネル面の飲み口領域を缶内方へ窪ませている
ため、スコア線の加工をしにくく、また部分的にくぼま
せるのでパネル面に歪みが生じてパネル面に局部的なル
ーズメタルが発生して平らな缶蓋が得られない。
14858号公報に記載された缶蓋の構造によれば、引
き裂かれた開口片が缶蓋の外側に留置され、内容物に触
れないので衛生的であり、またタブで切り取った飲み口
の内周縁部の鋭いエッジに唇が触れることもなく、怪我
を負わせることがなく安全性の高いものである。しかし
ながら、パネル面の飲み口領域を缶内方へ窪ませている
ため、スコア線の加工をしにくく、また部分的にくぼま
せるのでパネル面に歪みが生じてパネル面に局部的なル
ーズメタルが発生して平らな缶蓋が得られない。
【0010】また、特開平9−58681号公報に記載
された缶蓋の構造によれば、缶内方側となる方向へ部分
的に突出するので、缶蓋同士を積み重ねた場合には、窪
んだところが窪んでいないところと接触してスタック性
が悪くなるという問題がある。さらに、飲み口が狭いた
め、飲み心地が悪くなるおそれがある。
された缶蓋の構造によれば、缶内方側となる方向へ部分
的に突出するので、缶蓋同士を積み重ねた場合には、窪
んだところが窪んでいないところと接触してスタック性
が悪くなるという問題がある。さらに、飲み口が狭いた
め、飲み心地が悪くなるおそれがある。
【0011】この発明は、上記の技術的課題に着目して
なされたものであって、缶蓋開口時に飲み口となる開口
部の切断縁部によって、消費者が唇を負傷するのを簡単
な構成で防止することができるとともに、開口部を広口
化した場合でも開口性およびスタック性に優れた安全端
付き開口容易缶蓋を提供することを目的とするものであ
る。
なされたものであって、缶蓋開口時に飲み口となる開口
部の切断縁部によって、消費者が唇を負傷するのを簡単
な構成で防止することができるとともに、開口部を広口
化した場合でも開口性およびスタック性に優れた安全端
付き開口容易缶蓋を提供することを目的とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段およびその作用】この発明
は、上記の目的を達成するために、従来より広口の開口
部を形成させ、かつ唇が触れるその開口部の切断縁部を
重層部で覆い、またタブの押し下げ端から最も離れたス
コア線近傍の裏面側にスコア残厚を薄くする加工部を設
けてあることを特徴とする安全端付き開口容易缶蓋であ
る。より具体的には、請求項1の発明は、中央部に環状
溝で囲まれた略円板形状のパネル部と、両端部を隔置し
かつ前記パネル部の外面側に形成されたスコア線によっ
てつなぎ部が残るように区画された開口片と、前記開口
片の外側の箇所に配置された持ち上げ部と前記開口片の
内側の箇所に配置された押し下げ部との間に位置する取
付部を介して前記パネル部のほぼ中央で前記開口片の外
側の箇所に形成されたリベットに固着されたタブとを備
えるステイオンタブ式の缶蓋において、前記開口片の形
状が、前記タブの長手方向での開口幅よりも前記タブの
幅方向での開口幅が大きくなる形状とされ、かつ前記パ
ネル部の周辺に、第一折り返し部と第二折り返し部とに
よって形成されている重層部が、前記タブの長手方向に
おける前記開口片の外面側の一部を覆うように設けられ
ていることを特徴とする安全端付き開口容易缶蓋であ
る。
は、上記の目的を達成するために、従来より広口の開口
部を形成させ、かつ唇が触れるその開口部の切断縁部を
重層部で覆い、またタブの押し下げ端から最も離れたス
コア線近傍の裏面側にスコア残厚を薄くする加工部を設
けてあることを特徴とする安全端付き開口容易缶蓋であ
る。より具体的には、請求項1の発明は、中央部に環状
溝で囲まれた略円板形状のパネル部と、両端部を隔置し
かつ前記パネル部の外面側に形成されたスコア線によっ
てつなぎ部が残るように区画された開口片と、前記開口
片の外側の箇所に配置された持ち上げ部と前記開口片の
内側の箇所に配置された押し下げ部との間に位置する取
付部を介して前記パネル部のほぼ中央で前記開口片の外
側の箇所に形成されたリベットに固着されたタブとを備
えるステイオンタブ式の缶蓋において、前記開口片の形
状が、前記タブの長手方向での開口幅よりも前記タブの
幅方向での開口幅が大きくなる形状とされ、かつ前記パ
ネル部の周辺に、第一折り返し部と第二折り返し部とに
よって形成されている重層部が、前記タブの長手方向に
おける前記開口片の外面側の一部を覆うように設けられ
ていることを特徴とする安全端付き開口容易缶蓋であ
る。
【0013】したがって、請求項1の発明では、開口部
のうち少なくともパネル部周辺部に位置するスコア線の
外面側が重層部に覆われているため、開口片を缶内方に
押し込み、飲み口を形成した後、消費者が飲用する際
に、開口部に形成される鋭い切断縁部のうち、少なくと
もパネル部周辺部に形成される切断縁部に唇が直接接触
したり強く押し付けられることを防止することができ
る。すなわち、飲用時には、開口部を通して缶内部に空
気を取り入れるスペースを残して開口部に直接唇を接触
させるのが普通であるから、開口部の全周を重層部で覆
う必要がなく、唇が開口部に最も触れる部分、つまりパ
ネル部周辺部が重層部で覆われるようにすれば、重層部
が唇を保護する作用として働く。また、タブの長手方向
の開口幅よりタブの長手方向と直交する方向の開口幅が
大きい開口部を形成させることによって、飲み心地がよ
くなる。しかも、開口部の全周に重層部が形成されるの
ではなく、パネル部周辺部に形成され、蓋自体の歪みが
防止できるため、缶蓋同士を積み重ねても、重層部に起
因するスタック性のトラブルは生じない。
のうち少なくともパネル部周辺部に位置するスコア線の
外面側が重層部に覆われているため、開口片を缶内方に
押し込み、飲み口を形成した後、消費者が飲用する際
に、開口部に形成される鋭い切断縁部のうち、少なくと
もパネル部周辺部に形成される切断縁部に唇が直接接触
したり強く押し付けられることを防止することができ
る。すなわち、飲用時には、開口部を通して缶内部に空
気を取り入れるスペースを残して開口部に直接唇を接触
させるのが普通であるから、開口部の全周を重層部で覆
う必要がなく、唇が開口部に最も触れる部分、つまりパ
ネル部周辺部が重層部で覆われるようにすれば、重層部
が唇を保護する作用として働く。また、タブの長手方向
の開口幅よりタブの長手方向と直交する方向の開口幅が
大きい開口部を形成させることによって、飲み心地がよ
くなる。しかも、開口部の全周に重層部が形成されるの
ではなく、パネル部周辺部に形成され、蓋自体の歪みが
防止できるため、缶蓋同士を積み重ねても、重層部に起
因するスタック性のトラブルは生じない。
【0014】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記スコア線のうち前記重層部で覆われてい
る缶蓋の内面側に、該部分におけるスコア残厚を薄くす
る薄肉部が形成されていることを特徴とする安全端付き
開口容易缶蓋である。
において、前記スコア線のうち前記重層部で覆われてい
る缶蓋の内面側に、該部分におけるスコア残厚を薄くす
る薄肉部が形成されていることを特徴とする安全端付き
開口容易缶蓋である。
【0015】したがって、請求項2の発明では、開口時
には、開口片を区画するスコア線の裏面側に薄肉部が形
成されているため、スコア線を初期破断させた後、タブ
の支点から最も遠ざかるパネル部周辺領域でのスコア線
破断を容易に行うことができる。
には、開口片を区画するスコア線の裏面側に薄肉部が形
成されているため、スコア線を初期破断させた後、タブ
の支点から最も遠ざかるパネル部周辺領域でのスコア線
破断を容易に行うことができる。
【0016】また、請求項3の発明は、中央部に環状溝
で囲まれた略円板形状のパネル部と、両端部を隔置しか
つ前記パネル部の外面側に形成されたスコア線によって
つなぎ部が残るように区画された開口片と、前記開口片
の外側の箇所に配置された持ち上げ部と前記開口片の内
側の箇所に配置された押し下げ部との間に位置する取付
部を介して前記パネル部のほぼ中央で前記開口片の外側
の箇所に形成されたリベットに固着されたタブとを備え
るステイオンタブ式缶蓋の製造方法において、前記環状
溝の内周端に接続される環状縁部と、その環状縁部の中
央部側に缶蓋の内面側に突出するパネル部とを形成する
パネル成形工程と、前記パネル部の中央部から前記パネ
ル部の周辺部に亘り、前記開口片を区画する前記スコア
線を、前記パネル部の外面側から形成するスコア成形工
程と、前記パネル部の周辺部で前記環状縁部につながる
ようにほぼ垂直に立ち上がっている垂直壁のうち前記環
状縁部側の部分を、前記パネル部の中央部側に突出する
ように断面S字状に屈曲させるS字形湾曲部を形成する
S字形湾曲部成形工程と、前記S字形湾曲部を前記パネ
ル部の板厚方向の両側から加圧して押しつぶすことによ
り前記開口片の外面側の一部を覆うようにS字形湾曲部
を畳み込んで重層部を形成する重層部成形工程とを備え
ることを特徴とする安全端付き開口容易缶蓋の製造方法
である。
で囲まれた略円板形状のパネル部と、両端部を隔置しか
つ前記パネル部の外面側に形成されたスコア線によって
つなぎ部が残るように区画された開口片と、前記開口片
の外側の箇所に配置された持ち上げ部と前記開口片の内
側の箇所に配置された押し下げ部との間に位置する取付
部を介して前記パネル部のほぼ中央で前記開口片の外側
の箇所に形成されたリベットに固着されたタブとを備え
るステイオンタブ式缶蓋の製造方法において、前記環状
溝の内周端に接続される環状縁部と、その環状縁部の中
央部側に缶蓋の内面側に突出するパネル部とを形成する
パネル成形工程と、前記パネル部の中央部から前記パネ
ル部の周辺部に亘り、前記開口片を区画する前記スコア
線を、前記パネル部の外面側から形成するスコア成形工
程と、前記パネル部の周辺部で前記環状縁部につながる
ようにほぼ垂直に立ち上がっている垂直壁のうち前記環
状縁部側の部分を、前記パネル部の中央部側に突出する
ように断面S字状に屈曲させるS字形湾曲部を形成する
S字形湾曲部成形工程と、前記S字形湾曲部を前記パネ
ル部の板厚方向の両側から加圧して押しつぶすことによ
り前記開口片の外面側の一部を覆うようにS字形湾曲部
を畳み込んで重層部を形成する重層部成形工程とを備え
ることを特徴とする安全端付き開口容易缶蓋の製造方法
である。
【0017】したがって、請求項3の発明の製造方法で
は、開口片の外面側の一部を覆うようにS字形湾曲部を
畳み込んで重層部を形成することにより、開口した場合
に生じる切断縁部のうち缶蓋の周辺部に近い部分の切断
縁部が重層部の下側に隠れる。すなわち、パネル部の周
辺部を重層部とすることにより、開口部の安全端を容易
に形成することができる。
は、開口片の外面側の一部を覆うようにS字形湾曲部を
畳み込んで重層部を形成することにより、開口した場合
に生じる切断縁部のうち缶蓋の周辺部に近い部分の切断
縁部が重層部の下側に隠れる。すなわち、パネル部の周
辺部を重層部とすることにより、開口部の安全端を容易
に形成することができる。
【0018】さらに、請求項4の発明は、請求項3の発
明において、前記重層部を形成する際に、薄肉部を、前
記スコア線及びその近傍の裏面側の一部分を板厚方向に
圧印加工して薄肉化することにより形成することを特徴
とする安全端付き開口容易缶蓋の製造方法である。
明において、前記重層部を形成する際に、薄肉部を、前
記スコア線及びその近傍の裏面側の一部分を板厚方向に
圧印加工して薄肉化することにより形成することを特徴
とする安全端付き開口容易缶蓋の製造方法である。
【0019】したがって、請求項4の発明の製造方法で
は、S字形湾曲部を畳み込んで重層部を形成する際に、
重層部の成形終了直前に重層部で覆われるスコア線の裏
面側に薄肉部を下型の突出部によって成形するようにし
たものである。こうすると、スコア線が重層部の成形初
めに起こるS字形湾曲部の変形の影響を受けることな
く、スコア線の裏面側に加工を施すことによりスコア残
厚を薄くすることができる。その結果、重層部成形工程
前のスコア成形で残厚を薄くする必要がないので、重層
部成形工程を行う途中で生じるスコア線のスコア割れや
亀裂などを確実に防ぐことができる。また、重層部の成
形終了直前において、スコア線に無理な力が作用しなく
なった時点で、重層部を畳み込む金型によりスコア線の
裏面側に、加工を施してスコア線の残厚を薄くすること
によって、飲み口を広口化した場合でも、開口性を低下
させずに、開口片の外面側の一部を重層部で覆うことが
でき、安全端を有する開口容易缶蓋を製造することが可
能となる。
は、S字形湾曲部を畳み込んで重層部を形成する際に、
重層部の成形終了直前に重層部で覆われるスコア線の裏
面側に薄肉部を下型の突出部によって成形するようにし
たものである。こうすると、スコア線が重層部の成形初
めに起こるS字形湾曲部の変形の影響を受けることな
く、スコア線の裏面側に加工を施すことによりスコア残
厚を薄くすることができる。その結果、重層部成形工程
前のスコア成形で残厚を薄くする必要がないので、重層
部成形工程を行う途中で生じるスコア線のスコア割れや
亀裂などを確実に防ぐことができる。また、重層部の成
形終了直前において、スコア線に無理な力が作用しなく
なった時点で、重層部を畳み込む金型によりスコア線の
裏面側に、加工を施してスコア線の残厚を薄くすること
によって、飲み口を広口化した場合でも、開口性を低下
させずに、開口片の外面側の一部を重層部で覆うことが
でき、安全端を有する開口容易缶蓋を製造することが可
能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の安全端付き開
口容易缶蓋およびその製造方法を、図面に示す具体例を
参照して説明する。図1と図2とは、それぞれこの発明
の安全端付き開口容易缶蓋およびその製造方法の一具体
例を示す平面図と底面図である。まず、缶蓋11は、ア
ルミニウム合金の平板材からできており、その周辺部に
環状溝12が形成されている。この環状溝12は、図3
に示すように下方向に窪んでいる。また、環状溝12の
内周端に環状縁部13が接続され、その環状縁部13の
中央部側に缶蓋11の内面側に突出するパネル部14が
形成されている。
口容易缶蓋およびその製造方法を、図面に示す具体例を
参照して説明する。図1と図2とは、それぞれこの発明
の安全端付き開口容易缶蓋およびその製造方法の一具体
例を示す平面図と底面図である。まず、缶蓋11は、ア
ルミニウム合金の平板材からできており、その周辺部に
環状溝12が形成されている。この環状溝12は、図3
に示すように下方向に窪んでいる。また、環状溝12の
内周端に環状縁部13が接続され、その環状縁部13の
中央部側に缶蓋11の内面側に突出するパネル部14が
形成されている。
【0021】また、環状縁部13とパネル部14との境
に重層部15が形成されていて、この重層部15は、第
一折り返し部16と第二折り返し部17とからなり、ス
コア線18の主スコア線18aの一部を覆うようになっ
ている。
に重層部15が形成されていて、この重層部15は、第
一折り返し部16と第二折り返し部17とからなり、ス
コア線18の主スコア線18aの一部を覆うようになっ
ている。
【0022】第一折り返し部16はパネル部14の中央
部に向けて形成され、第二折り返し部17は環状溝12
の方向に向けて形成されている。スコア線18は、外側
の主スコア線18aと内側の補助スコア線18bと二本
の略楕円形の線であり、パネル部14に刻設されてい
る。また、このスコア線18の始点と終点とが狭い間隔
で隔置されており、その結果、パネル部14につなぎ部
19が形成されている。さらに、このスコア線18は、
パネル部14の中央部からパネル部14の周辺部を通っ
て、再度パネル部14の中央部に至るように、刻まれて
おり、主スコア線18aと補助スコア線18bとは、そ
の両端で互いに連結している。なお、この主スコア線1
8aと補助スコア線18bとは、外側の主スコア線18
aが内側の補助スコア線18bよりも深さが深くなるよ
うに刻まれており、開口の際には主スコア線18aのみ
が破断される。そして、この主スコア線18によって区
画された略楕円状の部分が開口片20を形成している。
部に向けて形成され、第二折り返し部17は環状溝12
の方向に向けて形成されている。スコア線18は、外側
の主スコア線18aと内側の補助スコア線18bと二本
の略楕円形の線であり、パネル部14に刻設されてい
る。また、このスコア線18の始点と終点とが狭い間隔
で隔置されており、その結果、パネル部14につなぎ部
19が形成されている。さらに、このスコア線18は、
パネル部14の中央部からパネル部14の周辺部を通っ
て、再度パネル部14の中央部に至るように、刻まれて
おり、主スコア線18aと補助スコア線18bとは、そ
の両端で互いに連結している。なお、この主スコア線1
8aと補助スコア線18bとは、外側の主スコア線18
aが内側の補助スコア線18bよりも深さが深くなるよ
うに刻まれており、開口の際には主スコア線18aのみ
が破断される。そして、この主スコア線18によって区
画された略楕円状の部分が開口片20を形成している。
【0023】この開口片20は、パネル部14と実質的
に同一平面上に存在している。また、この開口片20に
は補強凸ビード21がスコア線18に沿って形成されて
いる。この補強凸ビード21は、図3に示すように上方
向に突出しているものである。なお、この補強凸ビード
21は、開口片20の補強を目的として設けられている
ものである。
に同一平面上に存在している。また、この開口片20に
は補強凸ビード21がスコア線18に沿って形成されて
いる。この補強凸ビード21は、図3に示すように上方
向に突出しているものである。なお、この補強凸ビード
21は、開口片20の補強を目的として設けられている
ものである。
【0024】また、図2および図4に示すように、重層
部15に覆われている主スコア線18a及びその近傍の
裏面側に圧印加工部(すなわち、薄肉部)23が施され
ている。この薄肉部23は、一例として、幅が0.25
mmで、深さが25μmであり、重層部15の成形終了
時点で形成されている。
部15に覆われている主スコア線18a及びその近傍の
裏面側に圧印加工部(すなわち、薄肉部)23が施され
ている。この薄肉部23は、一例として、幅が0.25
mmで、深さが25μmであり、重層部15の成形終了
時点で形成されている。
【0025】また、パネル部14のほぼ中心部で、かつ
スコア線18によって区画された開口片20の外側の箇
所に、タブ24がリベット25によって取り付けられて
いる。このタブ24は、取り付け部26と、押し下げ部
27と、持ち上げ部28とによって構成されている。す
なわち、このタブ24の平板状の取付部26は、リベッ
ト25によってパネル部14に固定されている。図1に
示すように、この取付部26よりも図での下方側に位置
するタブ24の端部が押し下げ部27を構成しており、
リベット25を挟んで押し下げ部27とは反対側のタブ
24の端部が持ち上げ部28を構成している。
スコア線18によって区画された開口片20の外側の箇
所に、タブ24がリベット25によって取り付けられて
いる。このタブ24は、取り付け部26と、押し下げ部
27と、持ち上げ部28とによって構成されている。す
なわち、このタブ24の平板状の取付部26は、リベッ
ト25によってパネル部14に固定されている。図1に
示すように、この取付部26よりも図での下方側に位置
するタブ24の端部が押し下げ部27を構成しており、
リベット25を挟んで押し下げ部27とは反対側のタブ
24の端部が持ち上げ部28を構成している。
【0026】さらに、開口片20を引き裂くことによっ
て形成される開口部のうち、重層部15で覆われる主ス
コア線18aの長さ(図2のW1)が、図示の例では、
17.0mmで、タブ24の長手方向と直交する方向の
開口幅Wに対して72%となっているが、60%〜80
%の範囲とするのが好ましい。60%未満とすると、覆
われる領域が狭くなり、安全性の効果がなくなり、80
%を越えると、重層部15の幅を大きくする必要がある
ため、蓋の素材面積(カッティングダイヤ)が大きくな
りコスト高となる。
て形成される開口部のうち、重層部15で覆われる主ス
コア線18aの長さ(図2のW1)が、図示の例では、
17.0mmで、タブ24の長手方向と直交する方向の
開口幅Wに対して72%となっているが、60%〜80
%の範囲とするのが好ましい。60%未満とすると、覆
われる領域が狭くなり、安全性の効果がなくなり、80
%を越えると、重層部15の幅を大きくする必要がある
ため、蓋の素材面積(カッティングダイヤ)が大きくな
りコスト高となる。
【0027】そして、パネル部14の平面において、持
ち上げ部28の図1において紙面より奥側(下側)に窪
む指掛け用の凹部29が形成されている。この凹部29
は、持ち上げ部28に指を掛けやすくするためのもので
ある。また、凹部29よりもパネル部14の中央部側で
あり、かつタブ24の図2において紙面より奥側(下
側)には、図2において紙面より下方向に窪む突起30
が二つ設けられている。これらの突起は、タブ24の回
転を防止するために、タブ24の裏側のカール部と係合
させるためのものである。さらに、タブ24の取付部2
6の近傍において、開口片20が存在しない部分には、
リベット25に沿って曲線状の補強ビード31が設けら
れている。この補強ビード31は、図2において紙面よ
り奥(下)方向に窪んでいるものである。なお、この補
強ビード31は、缶蓋11を開口するためにタブ24が
持ち上げられる際に、主スコア線18aが確実に破断す
るように、パネル部14を補強するために設けられてい
る。そして、スコア線18とタブ24との両外側のパネ
ル部14には、それらに沿って曲線状の保護ビード32
が二つ設けられている。これらの保護ビード32は、開
けられた缶体から飲料を飲む際に、開口した主スコア線
18aの切断縁部に唇が触れることを回避するためのも
のであり、かつ缶蓋11を成形する際に生じるルーズメ
タルを吸収する役目を果たしている。
ち上げ部28の図1において紙面より奥側(下側)に窪
む指掛け用の凹部29が形成されている。この凹部29
は、持ち上げ部28に指を掛けやすくするためのもので
ある。また、凹部29よりもパネル部14の中央部側で
あり、かつタブ24の図2において紙面より奥側(下
側)には、図2において紙面より下方向に窪む突起30
が二つ設けられている。これらの突起は、タブ24の回
転を防止するために、タブ24の裏側のカール部と係合
させるためのものである。さらに、タブ24の取付部2
6の近傍において、開口片20が存在しない部分には、
リベット25に沿って曲線状の補強ビード31が設けら
れている。この補強ビード31は、図2において紙面よ
り奥(下)方向に窪んでいるものである。なお、この補
強ビード31は、缶蓋11を開口するためにタブ24が
持ち上げられる際に、主スコア線18aが確実に破断す
るように、パネル部14を補強するために設けられてい
る。そして、スコア線18とタブ24との両外側のパネ
ル部14には、それらに沿って曲線状の保護ビード32
が二つ設けられている。これらの保護ビード32は、開
けられた缶体から飲料を飲む際に、開口した主スコア線
18aの切断縁部に唇が触れることを回避するためのも
のであり、かつ缶蓋11を成形する際に生じるルーズメ
タルを吸収する役目を果たしている。
【0028】缶蓋11を開口するには、まずタブ24の
持ち上げ部28を図1において紙面より手前(上)方向
に引き起こす。持ち上げ部28を持ち上げることによっ
て、押し下げ部27を支点としかつリベット25の部分
を作用点とする梃子作用が生じる。その結果、両者の間
の主スコア線18aの部分で破断が生じる。その後、リ
ベット25の部分を支点としかつ押し下げ部27を作用
点とする梃子作用が生じ、開口片20を図3における下
方向に押し下げることにより主スコア線18aに沿った
破断が進行するとともに、開口片20が缶の内側に折り
曲げられ、つなぎ部19で吊り下げられ、缶体が開けら
れる。
持ち上げ部28を図1において紙面より手前(上)方向
に引き起こす。持ち上げ部28を持ち上げることによっ
て、押し下げ部27を支点としかつリベット25の部分
を作用点とする梃子作用が生じる。その結果、両者の間
の主スコア線18aの部分で破断が生じる。その後、リ
ベット25の部分を支点としかつ押し下げ部27を作用
点とする梃子作用が生じ、開口片20を図3における下
方向に押し下げることにより主スコア線18aに沿った
破断が進行するとともに、開口片20が缶の内側に折り
曲げられ、つなぎ部19で吊り下げられ、缶体が開けら
れる。
【0029】したがって、主スコア線18aが引き裂か
れることによって形成された開口部のうち、そのタブ2
4の長手方向での先端側に位置する部分は、重層部15
によって覆われて直接唇に当たることはなく、あるいは
唇が強く押し付けられることがなく、またタブ24の長
手方向と直交する方向の開口の幅は従来より広いので飲
みやすい。さらに、重層部15が環状に形成され、缶蓋
11自体に歪みがなく均一に形成されているので、缶蓋
11同士を随意に積み重ねても、缶蓋11の内面凹部が
缶蓋11の外面側にある凸部と接触して傷つくのを避け
ることができ、しかもスタック性のトラブルも生じな
い。
れることによって形成された開口部のうち、そのタブ2
4の長手方向での先端側に位置する部分は、重層部15
によって覆われて直接唇に当たることはなく、あるいは
唇が強く押し付けられることがなく、またタブ24の長
手方向と直交する方向の開口の幅は従来より広いので飲
みやすい。さらに、重層部15が環状に形成され、缶蓋
11自体に歪みがなく均一に形成されているので、缶蓋
11同士を随意に積み重ねても、缶蓋11の内面凹部が
缶蓋11の外面側にある凸部と接触して傷つくのを避け
ることができ、しかもスタック性のトラブルも生じな
い。
【0030】つぎにこの発明に係る安全端付き開口容易
缶蓋の製造方法を説明する。まず、図5の(A)に示す
工程は、パネル成形を行う工程である。アルミニウム合
金薄板(板厚0.235mm)から略円形ブランクを打
ち抜く。そして、それに金型部材(図示せず)を用い
て、プレス加工により、巻き締めフランジ部33と、そ
の内周側の外周壁部34と、その外周壁部34につづく
環状溝12と、その環状溝12より内周側の環状縁部1
3と、環状縁部13の内側でほぼ垂直に折り曲げられて
形成された垂直壁35と、その垂直壁35につながるパ
ネル部14とを形成する。
缶蓋の製造方法を説明する。まず、図5の(A)に示す
工程は、パネル成形を行う工程である。アルミニウム合
金薄板(板厚0.235mm)から略円形ブランクを打
ち抜く。そして、それに金型部材(図示せず)を用い
て、プレス加工により、巻き締めフランジ部33と、そ
の内周側の外周壁部34と、その外周壁部34につづく
環状溝12と、その環状溝12より内周側の環状縁部1
3と、環状縁部13の内側でほぼ垂直に折り曲げられて
形成された垂直壁35と、その垂直壁35につながるパ
ネル部14とを形成する。
【0031】これに続く図5の(B)に示す工程は、前
工程で形成したパネル部14にスコア線18を形成する
スコア成形工程である。この工程では、前工程で形成し
た中間品を別の金型部材(図示せず)に移し、スコアダ
イス40によってスコア線18をパネル部14の外面側
に刻設する。このスコア線18は、パネル部14に開口
片20を区画して形成するためのものであって、パネル
部14の中心部からその周辺部すなわち垂直壁35の内
周面の一部に近接した位置に亘って形成する。なお、ス
コア残厚は、最も薄いところで、例えば、約88μm〜
138μmである。
工程で形成したパネル部14にスコア線18を形成する
スコア成形工程である。この工程では、前工程で形成し
た中間品を別の金型部材(図示せず)に移し、スコアダ
イス40によってスコア線18をパネル部14の外面側
に刻設する。このスコア線18は、パネル部14に開口
片20を区画して形成するためのものであって、パネル
部14の中心部からその周辺部すなわち垂直壁35の内
周面の一部に近接した位置に亘って形成する。なお、ス
コア残厚は、最も薄いところで、例えば、約88μm〜
138μmである。
【0032】さらに、図5の(C)に示す工程では、S
字形湾曲部成形を行う。図示しない他の金型部材によっ
て垂直状態にある垂直壁35のうち環状縁部13側の部
分(図での上側の部分)をパネル部14の中央方向に向
けて断面がほぼS字となるように変形させて、S字形湾
曲部36を形成する。
字形湾曲部成形を行う。図示しない他の金型部材によっ
て垂直状態にある垂直壁35のうち環状縁部13側の部
分(図での上側の部分)をパネル部14の中央方向に向
けて断面がほぼS字となるように変形させて、S字形湾
曲部36を形成する。
【0033】最後に、図5の(D)に示す工程は、前工
程に続き、S字形湾曲部36を押し潰して重層部15を
形成するとともに、薄肉部23を主スコア線18a及び
その近傍の裏面側に形成する重層部形成工程である。す
なわち、底面がフラットな金型部材(図示せず)を用い
て後述するS字形湾曲部分をパネル部14と平行するよ
うに、かつ主スコア線18aの一部分を完全に覆うよう
に圧潰変形するとともに、覆われる主スコア線18a及
びその近傍の裏面側に薄肉部23を形成する。そして、
S字形湾曲部36の第一折り返し部16を主スコア線1
8aより半径方向内方側のパネル部14の上面ないしは
上方に位置させる。
程に続き、S字形湾曲部36を押し潰して重層部15を
形成するとともに、薄肉部23を主スコア線18a及び
その近傍の裏面側に形成する重層部形成工程である。す
なわち、底面がフラットな金型部材(図示せず)を用い
て後述するS字形湾曲部分をパネル部14と平行するよ
うに、かつ主スコア線18aの一部分を完全に覆うよう
に圧潰変形するとともに、覆われる主スコア線18a及
びその近傍の裏面側に薄肉部23を形成する。そして、
S字形湾曲部36の第一折り返し部16を主スコア線1
8aより半径方向内方側のパネル部14の上面ないしは
上方に位置させる。
【0034】この具体例の薄肉部23は、主スコア線1
8aの残厚を薄くするためのものである。従来では、開
口片の一部を重層部で覆われるようにするためには、ス
コア線を成形した後、そのスコア線を覆うように重層部
を成形しなければならず、また、飲み口を大きくするた
めに垂直壁に隣接した位置までスコア線が形成されるよ
うにしなければならないため、そのスコア線のスコア残
厚部分に無理な力(スコア残厚部分が外側方向に引っ張
られる引張力)が作用しやすく、最悪の場合には、重層
部を成形する時にスコア割れや亀裂を生じさせる原因と
なる。
8aの残厚を薄くするためのものである。従来では、開
口片の一部を重層部で覆われるようにするためには、ス
コア線を成形した後、そのスコア線を覆うように重層部
を成形しなければならず、また、飲み口を大きくするた
めに垂直壁に隣接した位置までスコア線が形成されるよ
うにしなければならないため、そのスコア線のスコア残
厚部分に無理な力(スコア残厚部分が外側方向に引っ張
られる引張力)が作用しやすく、最悪の場合には、重層
部を成形する時にスコア割れや亀裂を生じさせる原因と
なる。
【0035】一方、タブの押し下げ端から最も離れた缶
蓋のパネル部の周辺部に形成されたスコア線に対する破
断力が低下する。このような破断力が低下した位置にお
いては、開口片の形状が広口の形状になれば、さらに破
断力が分散するため、飲み口の狭い並口タイプの開口片
のスコア線破断の時に比べてさらに開けにくくなる傾向
がある。
蓋のパネル部の周辺部に形成されたスコア線に対する破
断力が低下する。このような破断力が低下した位置にお
いては、開口片の形状が広口の形状になれば、さらに破
断力が分散するため、飲み口の狭い並口タイプの開口片
のスコア線破断の時に比べてさらに開けにくくなる傾向
がある。
【0036】このような開けにくさを解消する方法とし
ては、この部分のスコア線をその他のスコア線よりも薄
くすることが考えられるが、上記のように、パネル部の
周辺部に形成されているスコア線は重層部を成形する時
に、急激な力が隣接する薄肉に成形されたスコア残厚部
分に作用するため、スコア線の割れや亀裂を起こす恐れ
があり、したがってパネル部の周辺にスコア線を形成す
る際に、初めからその部分のスコア残厚を薄くして開け
やすくしておくことは難しい。
ては、この部分のスコア線をその他のスコア線よりも薄
くすることが考えられるが、上記のように、パネル部の
周辺部に形成されているスコア線は重層部を成形する時
に、急激な力が隣接する薄肉に成形されたスコア残厚部
分に作用するため、スコア線の割れや亀裂を起こす恐れ
があり、したがってパネル部の周辺にスコア線を形成す
る際に、初めからその部分のスコア残厚を薄くして開け
やすくしておくことは難しい。
【0037】すなわち、図5の(B)に示す工程で、薄
肉部23を形成すると、その薄肉部23が、その後のS
字形湾曲部成形工程および重層部成形工程で、パネル部
14の周辺の金属変形に伴い、スコア線18の割れや亀
裂を生じさせる原因となる。したがって、この発明の製
造方法では、S字形湾曲部成形工程の後の重層部成形工
程の最終段階で薄肉部23をスコア線18及びその近傍
の裏面側に付与してスコア残厚を薄くする。
肉部23を形成すると、その薄肉部23が、その後のS
字形湾曲部成形工程および重層部成形工程で、パネル部
14の周辺の金属変形に伴い、スコア線18の割れや亀
裂を生じさせる原因となる。したがって、この発明の製
造方法では、S字形湾曲部成形工程の後の重層部成形工
程の最終段階で薄肉部23をスコア線18及びその近傍
の裏面側に付与してスコア残厚を薄くする。
【0038】このようにこの具体例の製造方法によれ
ば、重層部15の成形終了と同時に主スコア線18aの
裏面側に薄肉部23を形成することによって、製造中の
スコア線の割れや亀裂などを確実に防ぐことができる。
ば、重層部15の成形終了と同時に主スコア線18aの
裏面側に薄肉部23を形成することによって、製造中の
スコア線の割れや亀裂などを確実に防ぐことができる。
【0039】なお、上記具体例では、指掛け用の凹部2
9と、突起30と、補強ビード31とが形成されたが、
この発明は、これらの部分は設けなくても良い。また、
上記具体例では、薄肉部23は、重層部15に覆われて
いる主スコア線18a及びその近傍の裏面側全体に施さ
れているが、主スコア線18a及びその近傍の裏面側に
部分的にあるいは断続的に設けても良い。また、薄肉部
23の寸法は、上記の具体例で示した値に限定されるこ
となく、その幅を補助スコア線18bまで広げても良い
し、要するに、スコア残厚を薄くして開口容易にできれ
ば適宜の寸法で良い。また、リベット25は、パネル部
14の中心部に設けても良いし、その中心から偏心した
位置に設けても良い。また、タブ24の長手方向の開口
幅は、図2に示す開口片20の幅Tを指すことであっ
て、タブ24の長手方向と直交する方向の開口幅は、図
2に示す開口片20の幅Wを指すことであるが、この発
明では、幅Wが幅Tより大きく設定している。さらに、
アルミニウム合金の板厚およびスコア残厚は、上記の具
体例に限定されることなく、適宜な厚さで良い。
9と、突起30と、補強ビード31とが形成されたが、
この発明は、これらの部分は設けなくても良い。また、
上記具体例では、薄肉部23は、重層部15に覆われて
いる主スコア線18a及びその近傍の裏面側全体に施さ
れているが、主スコア線18a及びその近傍の裏面側に
部分的にあるいは断続的に設けても良い。また、薄肉部
23の寸法は、上記の具体例で示した値に限定されるこ
となく、その幅を補助スコア線18bまで広げても良い
し、要するに、スコア残厚を薄くして開口容易にできれ
ば適宜の寸法で良い。また、リベット25は、パネル部
14の中心部に設けても良いし、その中心から偏心した
位置に設けても良い。また、タブ24の長手方向の開口
幅は、図2に示す開口片20の幅Tを指すことであっ
て、タブ24の長手方向と直交する方向の開口幅は、図
2に示す開口片20の幅Wを指すことであるが、この発
明では、幅Wが幅Tより大きく設定している。さらに、
アルミニウム合金の板厚およびスコア残厚は、上記の具
体例に限定されることなく、適宜な厚さで良い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、開口片を区画するスコア線のうち少なくともパ
ネル部周辺部に位置するスコア線が重層部に覆われてい
るため、開口片を缶内方に押し込み、飲み口を形成した
後、消費者が飲用する際に、パネル部の開口部の切断縁
部に形成される鋭い切断端に唇が直接接触したり強く押
し付けられることによる唇の傷付きを防止することがで
きる。すなわち、飲用時には、開口部を通して缶内部に
空気を取り入れるスペースを残して開口部に直接唇を接
触させるのが普通であるから、開口部の全周を重層部で
覆う必要がなく、唇が開口部に最も触れる部分、つまり
パネル部周辺部が重層部で覆われるようにすれば、重層
部が唇を保護する作用として働く。また、タブの長手方
向の開口幅よりタブの長手方向と直交する方向の開口幅
が大きい開口部を形成させることによって、飲み心地が
よくなる。しかも、缶蓋同士を積み重ねてもスタック性
を阻害することを防ぐことができる。
よれば、開口片を区画するスコア線のうち少なくともパ
ネル部周辺部に位置するスコア線が重層部に覆われてい
るため、開口片を缶内方に押し込み、飲み口を形成した
後、消費者が飲用する際に、パネル部の開口部の切断縁
部に形成される鋭い切断端に唇が直接接触したり強く押
し付けられることによる唇の傷付きを防止することがで
きる。すなわち、飲用時には、開口部を通して缶内部に
空気を取り入れるスペースを残して開口部に直接唇を接
触させるのが普通であるから、開口部の全周を重層部で
覆う必要がなく、唇が開口部に最も触れる部分、つまり
パネル部周辺部が重層部で覆われるようにすれば、重層
部が唇を保護する作用として働く。また、タブの長手方
向の開口幅よりタブの長手方向と直交する方向の開口幅
が大きい開口部を形成させることによって、飲み心地が
よくなる。しかも、缶蓋同士を積み重ねてもスタック性
を阻害することを防ぐことができる。
【0041】また、請求項2の発明によれば、開口時に
は、開口片を区画するスコア線のうち重層部で覆われて
いる部分の裏面側、すなわち、缶蓋の内面側にスコア残
厚を薄くする薄肉部が形成されているため、スコア線を
初期破断させた後、タブの支点から最も遠ざかるパネル
部周辺領域でのスコア線破断を容易に行うことができ
る。
は、開口片を区画するスコア線のうち重層部で覆われて
いる部分の裏面側、すなわち、缶蓋の内面側にスコア残
厚を薄くする薄肉部が形成されているため、スコア線を
初期破断させた後、タブの支点から最も遠ざかるパネル
部周辺領域でのスコア線破断を容易に行うことができ
る。
【0042】また、請求項3の発明の製造方法によれ
ば、開口片の外面側の一部を覆うようにS字形湾曲部を
畳み込んで重層部を形成することにより、開口した場合
に生じる切断縁部のうち缶蓋の周辺部に近い部分の切断
縁部が重層部の下側に隠れる。すなわち、パネル部の周
辺部のスコア線が重層部で覆われることにより、開口部
の安全端を容易に形成することができる。
ば、開口片の外面側の一部を覆うようにS字形湾曲部を
畳み込んで重層部を形成することにより、開口した場合
に生じる切断縁部のうち缶蓋の周辺部に近い部分の切断
縁部が重層部の下側に隠れる。すなわち、パネル部の周
辺部のスコア線が重層部で覆われることにより、開口部
の安全端を容易に形成することができる。
【0043】さらに、請求項4の発明の製造方法によれ
ば、S字形湾曲部を畳み込んで重層部を形成する際に、
重層部の成形終了直前に重層部で覆われるスコア線及び
その近傍の裏面側に薄肉部を下型の突出部によって成形
するようにしたものである。こうすると、スコア線が重
層部の成形初めに起こるS字形湾曲部の変形の影響を受
けることなく、スコア線の裏面側に加工を施すことによ
りスコア残厚を薄くすることができる。その結果、重層
部成形工程前にスコア残厚を薄くしておく必要がないの
で、重層部成形工程を行う途中で生じるスコア線のスコ
ア割れや亀裂などを確実に防ぐことができる。また、重
層部の成形終了直前において、スコア線に無理な力が作
用しなくなった時点で、重層部を畳み込む金型によりス
コア線の裏面側に、加工を施してスコア線の残厚を薄く
することによって、飲み口を広口化した場合でも、開口
性を低下させずに、開口片の外面側の一部を重層部で覆
うことができ、安全端を有する開口容易缶蓋を製造する
ことが可能となる。
ば、S字形湾曲部を畳み込んで重層部を形成する際に、
重層部の成形終了直前に重層部で覆われるスコア線及び
その近傍の裏面側に薄肉部を下型の突出部によって成形
するようにしたものである。こうすると、スコア線が重
層部の成形初めに起こるS字形湾曲部の変形の影響を受
けることなく、スコア線の裏面側に加工を施すことによ
りスコア残厚を薄くすることができる。その結果、重層
部成形工程前にスコア残厚を薄くしておく必要がないの
で、重層部成形工程を行う途中で生じるスコア線のスコ
ア割れや亀裂などを確実に防ぐことができる。また、重
層部の成形終了直前において、スコア線に無理な力が作
用しなくなった時点で、重層部を畳み込む金型によりス
コア線の裏面側に、加工を施してスコア線の残厚を薄く
することによって、飲み口を広口化した場合でも、開口
性を低下させずに、開口片の外面側の一部を重層部で覆
うことができ、安全端を有する開口容易缶蓋を製造する
ことが可能となる。
【図1】 この発明に係る安全端付き開口容易缶蓋およ
びその製造方法の一実施例を示す平面図である。
びその製造方法の一実施例を示す平面図である。
【図2】 この発明に係る安全端付き開口容易缶蓋およ
びその製造方法の一実施例を示す底面図である。
びその製造方法の一実施例を示す底面図である。
【図3】 図1のIII−III線に沿う拡大断面図である。
【図4】 図3のIV部における拡大断面図である。
【図5】 この発明に係る安全端付き開口容易缶蓋およ
びその製造方法の一実施例の重層部を成形する工程図
((A)〜(D))である。
びその製造方法の一実施例の重層部を成形する工程図
((A)〜(D))である。
【図6】 従来の缶蓋の平面図(A)および断面図
(B)である。
(B)である。
11…缶蓋、 12…環状溝、 13…環状縁部、 1
4…パネル部、 15…重層部、 16…第一折り返し
部、 17…第二折り返し部、 18…スコア線、 1
9…つなぎ部、 20…開口片、 23…加工部、 2
4…タブ。
4…パネル部、 15…重層部、 16…第一折り返し
部、 17…第二折り返し部、 18…スコア線、 1
9…つなぎ部、 20…開口片、 23…加工部、 2
4…タブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 17/353 (72)発明者 山口 勉 栃木県真岡市鬼怒ヶ丘15番地2 大和製罐 株式会社真岡工場内 Fターム(参考) 3E093 AA03 CC07 EE03
Claims (4)
- 【請求項1】 中央部に環状溝で囲まれた略円板形状の
パネル部と、両端部を隔置しかつ前記パネル部の外面側
に形成されたスコア線によってつなぎ部が残るように区
画された開口片と、前記開口片の外側の箇所に配置され
た持ち上げ部と前記開口片の内側の箇所に配置された押
し下げ部との間に位置する取付部を介して前記パネル部
のほぼ中央で前記開口片の外側の箇所に形成されたリベ
ットに固着されたタブとを備えるステイオンタブ式の缶
蓋において、 前記開口片の形状が、前記タブの長手方向での開口幅よ
りも前記タブの幅方向での開口幅が大きくなる形状とさ
れ、かつ前記パネル部の周辺に、第一折り返し部と第二
折り返し部とによって形成されている重層部が、前記タ
ブの長手方向における前記開口片の外面側の一部を覆う
ように設けられていることを特徴とする安全端付き開口
容易缶蓋。 - 【請求項2】 前記スコア線のうち前記重層部で覆われ
ている缶蓋の内面側に、該部分におけるスコア残厚を薄
くする薄肉部が形成されていることを特徴とする請求項
1に記載の安全端付き開口容易缶蓋。 - 【請求項3】 中央部に環状溝で囲まれた略円板形状の
パネル部と、両端部を隔置しかつ前記パネル部の外面側
に形成されたスコア線によってつなぎ部が残るように区
画された開口片と、前記開口片の外側の箇所に配置され
た持ち上げ部と前記開口片の内側の箇所に配置された押
し下げ部との間に位置する取付部を介して前記パネル部
のほぼ中央で前記開口片の外側の箇所に形成されたリベ
ットに固着されたタブとを備えるステイオンタブ式缶蓋
の製造方法において、 前記環状溝の内周端に接続される環状縁部と、その環状
縁部の中央部側に缶蓋の内面側に突出するパネル部とを
形成するパネル成形工程と、 前記パネル部の中央部から前記パネル部の周辺部に亘
り、前記開口片を区画する前記スコア線を、前記パネル
部の外面側から形成するスコア成形工程と、 前記パネル部の周辺部で前記環状縁部につながるように
ほぼ垂直に立ち上がっている垂直壁のうち前記環状縁部
側の部分を、前記パネル部の中央部側に突出するように
断面S字状に屈曲させるS字形湾曲部を形成するS字形
湾曲部成形工程と、 前記S字形湾曲部を前記パネル部の板厚方向の両側から
加圧して押しつぶすことにより前記開口片の外面側の一
部を覆うようにS字形湾曲部を畳み込んで重層部を形成
する重層部成形工程とを備えることを特徴とする安全端
付き開口容易缶蓋の製造方法。 - 【請求項4】 前記重層部を形成する際に、薄肉部を、
前記スコア線及びその近傍の裏面側の一部分を板厚方向
に圧印加工して薄肉化することにより形成することを特
徴とする請求項3に記載の安全端付き開口容易缶蓋の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000339659A JP2002145263A (ja) | 2000-11-07 | 2000-11-07 | 安全端付き開口容易缶蓋及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000339659A JP2002145263A (ja) | 2000-11-07 | 2000-11-07 | 安全端付き開口容易缶蓋及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002145263A true JP2002145263A (ja) | 2002-05-22 |
Family
ID=18814706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000339659A Pending JP2002145263A (ja) | 2000-11-07 | 2000-11-07 | 安全端付き開口容易缶蓋及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002145263A (ja) |
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| US9901972B2 (en) | 2014-03-07 | 2018-02-27 | Ball Corporation | End closure with large opening ring pull tab |
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| JP2020009867A (ja) * | 2018-07-06 | 2020-01-16 | 富士ゼロックス株式会社 | 電気的接続構造及び画像形成装置 |
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| CN117139502A (zh) * | 2023-10-30 | 2023-12-01 | 江苏九洲包装科技有限公司 | 一种高锡量镀锡板包装盖冲压成型系统及方法 |
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-
2000
- 2000-11-07 JP JP2000339659A patent/JP2002145263A/ja active Pending
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| CN117139502B (zh) * | 2023-10-30 | 2024-01-02 | 江苏九洲包装科技有限公司 | 一种高锡量镀锡板包装盖冲压成型系统及方法 |
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