JPS5924939B2 - 容器の簡易開封型端部構造体 - Google Patents

容器の簡易開封型端部構造体

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JPS5924939B2
JPS5924939B2 JP51101775A JP10177576A JPS5924939B2 JP S5924939 B2 JPS5924939 B2 JP S5924939B2 JP 51101775 A JP51101775 A JP 51101775A JP 10177576 A JP10177576 A JP 10177576A JP S5924939 B2 JPS5924939 B2 JP S5924939B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D17/00Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions
    • B65D17/28Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions at lines or points of weakness
    • B65D17/401Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions at lines or points of weakness characterised by having the line of weakness provided in an end wall
    • B65D17/4012Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions at lines or points of weakness characterised by having the line of weakness provided in an end wall for opening partially by means of a tearing tab
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2517/00Containers specially constructed to be opened by cutting, piercing or tearing of wall portions, e.g. preserving cans or tins
    • B65D2517/0001Details
    • B65D2517/0058Other details of container end panel
    • B65D2517/0074Local recess in container end panel
    • B65D2517/0079Local recess in container end panel located beneath tab hand grip to facilitate initial lifting

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、簡易開封型容器端壁に関し、特には、端壁に
破断によつて引裂開口を形成する作用をするつまみ部材
を有し、しかもその破断された引裂部分もつまみ部材も
容器から離されずに保持されるようにした簡易開封型端
壁に関する。
簡易開封型容器は一般消費者に好まれるので、この種の
容器は、缶入り品、特にビール、清涼飲料等の飲料の容
器として広く使用されている。
缶の形をしたこの種の容器は、開封用引裂ストリツプに
恒久的に接合されたレバー即ちつまみを有する。引裂ス
トリツプは缶蓋から切離されて注ぎ口を形成する。従来
使用されているものにおいては、つまみ又は缶蓋が連続
した切目線に沿つて破断され、引張つまみと引裂ストリ
ツプは一体として切離され、棄てられるのが普通である
。簡易開封型缶の便利さは、一方では缶蓋の切離された
部分が無分別に棄てられるので環境汚染という問題を提
起した。
例えば、海岸やピクニツク等の行楽地には、簡易開封型
缶から切離されたつまみや引裂ストリップのごみの堆積
ができる。これらの棄てられたつまみや引裂ストリツプ
は、小さくてほうきの目を抜けてしまうので掃除をする
のが困難である。又、それらは通常アルミニウムででき
ているので磁気手段によつて収集することもできない。
にもかかわらず、この種の缶は広く使用されているので
、ごみとして散らかされる問題を解決し、しかもなお、
簡易開封缶の便利さを提供することが望ましい。簡易開
封缶の使用に付随する利点は非常に多いので、この業界
ではこの種の缶を製造するための標準工程及び標準装置
が広く使用されるに至つている。
例えば、容器の端壁を形成するのに現在使用されている
機械の多くは、いろいろな形成作業を達成する5つのス
テーシヨンを有している。例えば、第1ステーシヨンで
は、通常、「バブル」(膨脹させて形成する半球形)を
形成し、そのバブルを第2ステーシヨンにおいてボタン
形態に変形させ、次いで第3ステーシヨンにおいて切目
を入れて、破断可能な容器開口用部分を形成する。第4
ステーシヨンにおいては容器の端壁に広告用文言又はそ
の他の情報を型押しし、第5ステーシヨンにおいてボタ
ンの頭を押しつぶしてリベツトを形成すること(ステー
キング)によつてつまみを端壁構造体に取付ける。環境
保全の観点からみて、つまみや引裂ストリツプを無分別
に廃棄するという問題を克服し、かつ、簡易開封の便宜
を与える容器を提供することが望ましい。
しかしながら、この問題を解決することは、端壁をどの
ような設計のものにしたとしても、その端壁は、現在使
用中の機械で、かつ、追加のステーシヨンを設ける必要
なしに、端壁の形成に一般に使用されている各ステーシ
ヨンにおける工具を変更することによつて製造しうるも
のでなければならないという条件が付されるので、簡単
ではない。例えば、5つ以上の作業工程を必要とする端
壁を設計したとすれば、1つ又はそれ以上のステーシヨ
ンを追加するために既存の装置を別の装置にするか、あ
るいは実質的に改造しなければならなくなるので、その
ような端壁を商業ベースにのせることには実際上問題が
ある。従つて、開封後つまみ又は引裂ストリツプ又はそ
の両方を容器に保持させることができるという点で環境
保全に役立ち、しかも既存の機械でその各ステーシヨン
の工具を改変するだけで製造することのできる端壁構造
体があれば有利であることは明らかである。更に、包装
業界、特にビールや清涼飲料等の缶づめに使用される缶
の構成部品の長さや直径及び素材の厚み等に関して基準
が設定されていることは現在ではかなり知られている。
従つて、ビールやその他の飲料の缶づめに使用するため
の簡易開封型端壁を形成することを目的とした容器端壁
の設計においては、新しい構造体の寸法をそれぞれの業
界において現在使用されているものの寸法の範囲内に収
めることが望ましい。環境保全の観点からみて実質的な
改良点を有する端壁を提供する上で遭遇する困難の1つ
は、端壁の開封態様である。
例えば、使用者は引裂ストリツプを破断するのにはつま
みの端部を持上げるということに慣れている。従つて、
現在市販されているもので、押しボタン式のパネルを備
えたある種の端壁の場合は、その端壁構造は持上げるた
めのつまみを備えておらず、切目線付きの押しボタンを
備えているので使用者に使用上の混乱を起す。環境保全
の面で利点を有する簡易開封型端部構造体を提供する土
でのもう1つの困難は、その端部構造体を取付けるべき
容器内に収容される製品が多種多様であるということで
ある。
例を挙げれば、容器内の内圧は容器内に収容すべき製品
の種類並びに詰めこみの際の処理方法によつて異ること
は周知である。例えば、ある種の飲料は相当な圧力、場
合によつては3.5〜4.2k9/Cdもの大きな圧力
のもとで充填されるのに対して、それより多少低い圧力
で充填される飲料もある。完成された容器は、容器内の
内圧を増大させる作用をする直射日光にさらされた場合
に発生する大きな圧力に耐えることができるものでなけ
ればならない。又、例えばある種の処理方法においては
缶を密封した後、低温殺菌処理をするので、缶内に内圧
を発生させる。従つて、内容物を容器内に包装する際に
随伴するいろいろな条件に広く適応性を有する端部構造
体を提供することができれば有利であることは明らかで
ある。
即ち、業界が要求する最も厳しい条件に耐えることがで
き、かつ、1つの設計で多種類の製品の包装に適用する
ことのできる端部構造体を提供することが望ましい。更
に、その端部構造体は、現在容器業界が実施している通
常の生産速度で、既存の多ステーシヨン型製造機械を使
用して、工具を変更するだけで製造することができるも
のでなければならない。要約すれば、切離されたつまみ
や引裂ストリツプによるごみの散乱を防止するという観
点からみて満足な端部構造体を提供するという要望と、
その新規な端部構造体を製造するために現在採用されて
いるいろいろな基準の点からみて、又、工具変更に要す
る費用の点からみて満足なものであるという制約がある
環境保全の問題を解決する1つの試みとして、例えば米
国特許第3757989号に開示されているように容器
端部構造体に開封後も端壁に保持されるつまみ及び引裂
ストリツプ(以下、単に「保持型つまみ」、「保持型弓
裂ストリツプ]と称する)を設けることが提案されてい
る。
この構造体においては、つまみは引裂ストリツプに付設
されており、引裂ストリツプは切目線の破断後端部構造
体に保持される。もう1つの解決策は、米国特許第37
95342号に開示されているように、引裂ストリツプ
の破断後つまみを端部構造体に保持しそれを収納位置へ
折曲げるようにする方法である。
更に他の解決策は、米国特許第3446389号に記載
されているように、つまみを容器の端壁に付設し、つま
みの鼻部が破断自在のパネルの上に位置するように配置
する方法である。
この場合、つまみの自由端を持上げると、つまみの鼻部
は、それとリベツトの中心線に整合する切目線を破断さ
せ、それによつて2つのパネル部分を形成してそれらを
容器内へ押し込むように構成されている。その後、つま
みを押し下げて端壁に当接させる。米国特許第3826
401号は、リベツトに対して横方向に配置した切目線
を破断させる働きをするレバーの形をした開封用部材を
開示している。レバーは端壁に恒久的に付設されている
。米国特許第3853242号は、端壁に付設され、パ
ネル孔抜き用部分と握り用部分とを備えたレバー部材を
開示している。
このレバー部材は、パネルに対して直角をなす平面内に
おいて回転させることができ、それによつて薄肉条線に
沿つて破断させる。米国特許第3807597号は、不
使用位置から切目線部分に整列する位置へ移動させるこ
とができるようにした開封用部材を含む容器端部構造体
を開示している。
切離し自在のパネルを手で容器内へ押込むようにした押
ボタンパネル型容器は、例えば米国特許第388688
1号等により公知である。
しかしながら、大抵の簡易開封型容器は、つまみを手操
作することによつて切断される引裂ストリツプを備えた
端部構造体を有する。
例えば、米国特許第3723744号に示されるこの種
の容器においては、つまみは、その開封作用において第
2種てことして作用し、リベツトは引裂パネル上に設け
られており、最初に破断される切目線部分はつまみの持
上げ用端とリベツトとの間にある部分である。又、つま
みが第1種てことして作用するようにした端部構造体も
、例えば米国特許第3446389号等により知られて
いる。
即ち、この形式においてGζ リベツトはつまみの持上
げ用端と切目線の間にあり、つまみの鼻部が切目線を破
断する働きをするようにしてある。第2種てこ式のつま
みは、基本的に持上げ作用によつて切目線を破断する。
これは、その開封作用が容器の内部圧に対抗しないので
、内部圧の高い容器に対して使用するのに有利である。
従来の第2種てこ式つまみにおいては、つまみの前端が
、切目線によつて画定される注ぎ口以外の端壁に圧接す
る。これに対して、第1種てこ式つまみにおいては、開
封作用が下向きであるから、容器が内圧を受けている場
合、その内圧が開封作用に対して抵抗する作用をするこ
とになる。環境保全の見地から考慮されている端部構造
体の1つとして、例えば米国特許第3406867号に
記載されているもののように、リベツトを介して端壁に
付設された切起し型つまみを使用する形式のものがある
この場合、つまみの前端鼻部は、注ぎ口を画定する切目
線付き部分の中央部に配置した円形の隆起ビードの上に
位置するように構成してある。切目線の形は非円形であ
り、つまみは端部構造体の中央にその中心線に沿つて付
設してあり、注ぎ口は、掴み壁に近接して、かつ、つま
みに整列するように配置してある。本発明の端部構造体
は、そのつまみが注ぎ口を形成するために破断される端
壁部分に付設されていない第2種てことして作用すると
いう点で上述の従来技術による端部構造体と相異する。
これによつて、幾つかの重要な機能上及び実用上の利点
が得られる。内部圧を受けている容器の場合、第2種て
こは、持上げ作用によつて開封を行うので、開封作用の
初期における切目線の破断は、容器内の圧力によつて創
生される力に対抗しない。
この「初期ぱじけ破断]とそれに伴うガス逃し作用は、
切目線の破断の始まりによつて達成される。つまみは、
注ぎ口を形成するために破断されるパネルに取付けられ
ておらず、端壁の中央壁部分に付設されているので、容
器開封後も端壁に取りつけられたまま残り、ごみ散乱の
原因となる切離し片として棄てられることがない。切目
線の初期破断によつて画定されたパネルは、それ以後は
第1種てことして作用するつまみの持上げ用端を引続き
持上げることによつて下方に押し下げられ、切目線の残
部が破断され、注ぎ口を形成する。第1種てことしての
つまみの作用も、第2の、あるいは別個のガス逃し用切
目の破断に依存するものではない。パネルは注ぎ口を形
成している開口を通して下方へ押しこまれるので、従来
慣用の切離される引裂ストリツプの使用が回避され、そ
れによつで更に、引裂ストリツプによるごみ散乱の原因
をなくすことができる。上述のように、本発明の端部構
造体は、[保持型」つまみと、それとぱ別個の[保持型
]引裂ストリツプを有し、つまみの手操作態様は従来の
簡易開封型容器と同容であるが、上記つまみは引裂スト
リツプにではなく、他の端壁部分に付設されており、開
封操作の初期においては第2種てことして機能し、初期
はじけ破断後は第1種てことして機能し、開封を完了さ
せる。
本発明の端部構造体の製造においては、既存の5ステー
シヨン型機械を、工具だけを変更することによつて使用
することができる。
この端部構造体の全体の寸法は、現在使用されている容
器本体に適合し、標準寸法として受け入れられるもので
ある。これも実質的な利点の1つである。詳述すれば、
本発明の端部構造体は、開口パネルを画定する切目線を
付した端壁を有する。
この切目線は連続したものとしてもよいが、ヒンジ部を
形成するために一部不連続部を有する切目線とすること
が好ましい。前記パネル以外の端壁部分にリベツト又は
その他の適当な手段を介してつまみを付設し、該つまみ
の開封用端をパネルの上に位置させ、つまみの持上げ用
端をパネルから離隔したところに位置させる。かくして
、つまみは、開口の破断形成後も端壁に付設されたまま
に残り、切離されることがない。切目線は、リベツトと
、パネルの上に位置するつまみの開封用端との間に位置
する部分を有する。
つまみは、長手方向に剛性のてこの形をしたものであり
、その一端を持上げたとき、つまみの開封用端とリベツ
トとの間の切目線部分の破断、いわゆる「初期はじけ破
断」を開始させる働きをする。つまみを更に持上げると
切目線をその全周の約50%まで破断させる。その後、
パネルを手で押し下げてもよく、あるいはつまみを更に
持上げることによつて切目線を完全に破断させる。その
結果、破断されたパネルは、ヒンジ部によつて端壁に保
持されたままになるか、あるいは、従来の押ボタン型端
部構造体のように容器内へ自由に落下する。本発明の端
部構造体に使用される切目線は、新規な挟みつぶし型切
目であり、パネルは下向に中低そり状に凹ませることが
好ましい。
パネルの形は、円形が好ましいが、D字形、楕円形、そ
の他適当な形とすることができる。本発明の端部構造体
はいろいろな実施形態をとることができるが、1実施例
においては、つまみを、破断されるパネル以外の端壁部
分に保持させ、該つまみは持上げ用端と、開封用端を有
し、両端の間にフラツプ部材を有する比較的剛性の本体
部分によつて構成する。
フラツプ部材は、好ましくはリベツトの形をした取付用
部材を受容すること、持上げ作用によつて切目線の初期
破断を行うこと、フラツプ部材の前方に位置する少くと
も1つの指部材を備えた開封用端によつて切目線の破断
が完了された後、つまみを端壁に保持すること等の幾つ
かの機能を果す。本発明の好ましい実施例を示す添付図
を参照して説明する。
第1図は、側壁11と、周縁フランジ13を介して該側
壁に付設した端部閉鎖蓋12(端部構造体又は端部閉鎖
部材又は単に端壁とも称する)とを有する容器10を示
す。端部構造体12は、アルミニウム合金等のような板
材で形成し、パネル16を備えた中央壁部分15を有す
る。
パネル16は中低そり状に下方に凹ませてあり、パネル
の周囲の少くとも一部分を切目線17によつて囲繞し、
その切目線を破断させることによつて端部構造体に注ぎ
口を形成することができるように構成する。図に示され
るように、パネル16は容器の内容物を注ぎ出し易いよ
うにフランジ13に近接させ中央壁部分15の中心から
片寄つた位置に設けるのが好ましい。パネル16及び後
述するつまみ25を中央壁部分の中心から脇へ片寄らせ
て配置することは、つまみ25の端部が容器の内部圧に
より端部閉鎖蓋が膨出した場合それに応じて持上げられ
る傾向を抑止するのに役立つ。容器の内部圧が問題とな
らないような使用例においては、パネル16は端部構造
体上の上述した位置以外の位置に配置してもよい。第1
及び2図に示されるように、簡易開封型端部構造体12
は、その中央壁部分15にパネル16に対置するように
して該壁部分と一体のリベツト27を介して付設したつ
まみ25を有する。つまみ25は、持上げ用端29と開
封用端30を有する長手方向に剛性の本体部材28から
成る。この実施例においては、つまみ25の開封用端3
0は、本体部材28から下向きに突設し、パネル16に
係合させた2つの隔置した指状部材32,33を有する
。図に示されるように、中央壁部分15には、つまみ2
5の持上げ用端29の下側にあたる個所に指挿入用凹部
35を形成する。かくして、利用者は、後述するように
容器開封操作を行う際つまみ25の持上げ用端29の下
側に容易に指を挿入することができる。詳述すれば、つ
まみ25は後端においてウェブ43によつて相互に連結
され、前端において横部材44によつて連結された2つ
の長手方向の脚部41,42を有する。
上述の指状部材32,33は横部材44から垂下させて
ある。各脚部41,42には横部材44の部分において
切目線17の上に位置するように切欠き45を設け、そ
れによつてつまみ25を持上げ易いようにする。つまみ
25の開封用端30の後側には、第2図に示されるよう
に、横部材44から持上げ用端29の方に向けて後方へ
突出するフラツプ部材50を設ける。
横部材44の延長部分であるフラツプ50哄 リベツト
を挿通させ、つまみ25を中央壁15に固定するための
細幅のウエブを形成する。7ラツプ50の両側壁は、脚
部41,42の内側表面から離隔させてあり、ウエブ4
3からも離隔させてある。
かくして、つまみ25は、長手方向に剛性のてことして
機能する。つまみ25の中心線からみて横方向にヒンジ
部(蝶番部)55を設ける。
このヒンジは、切目線17の破断後パ不ル16を中央壁
15に対して保持する役目を果す。但し、切抜かれたパ
ネル16を容器内へ落下させ、容器内に残留させるよう
にする場合は、切目線17にはヒンジ部を設ける必要が
なく、連続したものとすることができる。切目線171
ζいろいろな形式のものとすることができるが、第1〜
2図の実施例では、後述する挟みつぶし型切目線である
。切目線17は、切目を付されてないヒンジ部55を除
いてパネル16の実質的に全周に亘つて延びている。上
述したように、切抜かれたパネル16を容器内へ落下さ
せるようにする場合は、完全に連続した切目線を設ける
。リベツト27に近接する中央壁15の部分の切目線は
、後述するようにリベツトの周辺凹部に、かつ、フラツ
プ50の上に載置するリベツトの頭部の下側に位置させ
る。即ち、その部分の切目線は、直立リベツトを形成す
る直立壁に近接して設ける。利用者は、開封操作を行う
際、最初に指をつまみ25の持上げ用端29と指挿入用
凹部35の間に挿入してつまみの持上げ用端を僅かに上
に押上げる。
持上げ上端のこの最初の押上げの結果としてつまみの開
封用端30の指状部材32,33がパネル16に強く押
しつけられる。持上げ用端の指状部材32,33はリベ
ツト27の周辺凹部に存在する切目線17の部分より実
質的に前方に変位させてあるので、つまみの持上げ用端
29を持上げると、フラツプ50の作用を介してリベツ
ト27を持上げてリベツトを囲繞する中央壁15の部分
を総体的に上向きに引張り上げる。その間、指状部材3
2,33はパネル16をそのままの位置に保持している
。ここまでの開封操作においては、つまみ25は、その
枢動支点がつまみの指状部材即ち開封用端のところにあ
り、切目線17と持上げ用端29とは上記支点からみて
同一の側に位置しているから、第2種のてことして動作
する。ビール等の飲料容器の場合、このようにつまみの
上向き運動によつてまず最初に切目線を僅かに裂断させ
るようにする開封操作は、容器の中に圧力が存在してい
たとしてもその圧力に抗して操作する必要がないという
利点を提供する。この初期はじけ破断(はじけるように
破断すること)の後、つまみ25は第1種てことして作
用し、指状部材32,33がパネル16に当接して該パ
ネルを押下げ、切目線17の残りの未破断部分を破断さ
せる。
この切目線の残部は指を用いて手操作によつて破断して
もよいが、上方位置へ向つて単に持上げるだけでよいよ
うにしたつまみを使用することが好ましい。切目線を破
断させた後、つまみ25をその元の位置へ押し戻す。第
3図に示す本発明の別の実施例においては、端部構造体
60は、先の実施例の場合と同様に板材で形成し、中低
そり状に下方に凹ませ、少くとも部分的に周囲を切目線
17によつて囲繞させたパネル63を有する中央壁部分
62を備えている。
パネル63が端構造体において占める位置は、先の実施
例の場合と同じである。つまみ651叡パネル16にで
はなく中央壁62に該壁と一体のリベツト27を介して
付設する。
つまみ65は、持上げ用端69と前方の開封用端70を
備えた長手方向に剛性の本体部材68を有する。つまみ
の持上げ用端69の下側に当るところの中央壁部分62
に指挿入用凹部71を形成する。切目線17と協働する
ビード72を設ける。
ビード72は該切目線の大部分を囲繞する円形部分と、
該円形部分から延長し、第4図に示されるように指挿入
凹部71の近くに、しかし、それから離れたところに終
端する湾曲した脚部73,74を有する。ビード72は
、両側壁76,77と、実質的に平堆な頂壁78を有す
る。ビード72は、容器内の圧力が端部構造体を膨出さ
せようとする際引張応力を吸収する働きをする。即ち、
ビード72は、亀裂を起すことなく応力を吸収し、ビー
ドの腕と腕の間の中央壁部分が亀裂を起すのを防止する
。切目線17に隣接しているビードの部分は、端部構造
体を膨出させようとする内部圧に対して切目線をある程
度防護する役割を果す。ボタン80の形として示されて
いるリベツトの周りにはリベツト周辺凹部81を設けて
ある。このリベツト周辺凹部は、リベツト形成加工中リ
ベツト27を囲繞する中央壁部分の金属を周知のコイニ
ング加工により圧縮力を加えることによつて厚みを薄く
して形成したものである。切目線17の一部分83は、
リベツト27の直立壁に近接しており、リベツト周辺凹
部内に位置している。開封操作の際最初にはじけ破断す
るのは切目線のこの部分である。リベツト27より前方
に、かつ、つまみの開封用端70の下側の個所において
、パネル63に上方に隆起させたボタン85を形成する
。本発明の改良されたつまみは、例えば錫板のような板
材で形成するのが好ましく、開封操作において第2種て
こ及び第1種てことして機能するように長手方向に剛性
の部材とする。
第3及び5〜7図を参照して説明すると、つまみ65は
、単層板材で形成され、強度及び安全性を高めるために
カールさせた脚部86,87を有する剛性の本体部材か
ら成る。脚部86と87は、その一端においてフラツプ
部分88によつで連結させてある。フラツプ部分88&
ζ下方に凹ませてあり、各脚部86と87の上表面を結
合する架橋ウエブである(第5図はつまみ65の裏側か
らみた図である)つまみ65の持上げ用端は、周囲のよ
うに一連の工具によつて順次形成加工する間つまみ65
を保持しておくのに使用したウエブを切断する結果とし
て形成される切欠き89を有する。端部90,91K切
欠き89の残りの金属素材に接触しないようにカールさ
せ、丸昧を付してある。つまみの剛性用端では横部材9
2によつて脚部86と87を連結してある。
横部材92は、端部構造体の方に向つて下向きに突出し
た指部分95を有する。つまみ65の開封用端は、強度
を高めるために多層の板材で形成してある。それらのう
ちの一層は、おもて面96を構成し、該おもて面から指
部分95を形成する。指部分95を更に折返して、カー
ルした脚部86,87内に受容される耳片98,99を
有するT字形層97を形成する。おもて面96から後方
下向きにウエブ100を延長させ、該ウエブにリベツト
27を受入れるための孔を穿設する。
ウエブ100は、それに近接するつまみ65の脚部86
,87及びフラツプ部分88から分離させてある。ウエ
ブ100とおもて面96とは、連接ウエブ部分101を
介して連接されており、ウエブ部分101の形に合わせ
て指部分95のT字形層97の対応部分103を湾曲さ
せ、指部分の自由縁がウエブ部分101に当接して切損
させることのないようにする。図に示されるように、指
部分95はつまみ65の前端部の中央に配置されており
、後方に傾斜した前面壁104を有する。
この前面壁は、指部分95が開封操作の際に前方へ開く
ようになるのを防止する働きをする。前面壁104は、
鋭い金属縁が露呈されないように脚部86,87の前端
縁を覆う一体の下向き後方へ傾斜した側部材106,1
07を含む。実際上、側部材106,107は、障壁と
しての役割を果す。第8図には、開封操作の始めにおけ
る各部品の相対位置を示してある。
指部分95は、最初は、パネル63のボタン85から僅
かな距離だけ離隔している。パネル63は、下向きに中
低そり状に凹んでおり、ボタン85は、中低そり部分よ
り上に隆起しているが、端部蓋12のパネル63以外の
部分の高さよりは下にある。第9図に示される各部品の
相対位置においては、切目線17が初期はじけ破断を起
し、即ち、切目線17のうちリベツト27に近接し、か
つ、リベツト周辺凹部81内に位置する部分83に破断
が生じる。
つまみ65の支点は開封用端部70にあり、つまみにか
かつている負荷と持土げ用端69は支点からみて同じ側
にあるから、つまみの作用は本質的に第2種のてこ作用
である。又、切込線の初期はじけ破断は、リベツト周辺
凹部内に位置し、かつ、リベツト27の前方(第9図で
みて右側)に位置する切目線部分に生じ、容器内の圧力
を解放する働きをする。即ち、切目線の初期破断部分は
、つまみのウエブ部材100の下側であり、このウエブ
部材と破断部分との相対的配置関係は、使用者が圧力下
にある容器内から噴出することのある液体の噴射をかぶ
るのをある程度防止する働きをする。又、パネル63は
、第8及び9図に示されるように下向きに中低そり状に
凹んでいるので、容器内の圧力によつて創生される押上
げ力が切目線17を圧縮状態に維持する作用をする。
これは、容器内の圧力による切目線の望ましくない破断
を防止するという観点からみて望ましいことである。即
ち、例えばビールやソーダ飲料の入つた容器を直射日光
のもとに置いたことによつて容器内の内部圧力が増大す
ると、その増大した圧力は切目線に作用する圧縮力を増
大させる働きをする。切目線の初期破断に関する限り、
開封操作は、端部構造体12の中央壁部分15に上向き
の引上げ力を加え、それと対照的にパネル63に対して
下向きの押下げを加えることによつて切目線に及ぼされ
る引張力によるものである。第10及び10a図を参照
して説明すると、第9図に示されるような切目線の初期
はじけ破断に続いて、更につまみ65を第10図に矢印
で示される方向に持上げると、つまみ65は第1種てこ
作用を行う。
即ち、つまみ(てこ)は、この時点では支点として働い
ているリベツト27を中心として枢動され、指部分95
を担持しているつまみの前方開封用端70を矢印で示さ
れる方向に下方に移動させる。この形の開封操作におい
ては、ウエブ100及びウエブ部分101はヒンジとし
ての働きをし、つまみの開封用端部が持上げ端の上昇に
応動して下向きに動くのを許容する。この操作によつて
切目線17の相当部分に破断が生じる。この時点におい
て、あるいは、初期はじけ破断の後、使用者には切目線
を引続き裂断させるための方法として2つの選択をする
ことができる。1つは、そのままつまみの自由端即ち持
上げ端を弓続き持上げることである(この方が好ましい
方法である)。
あるいは別法として、使用者自身の指でパネル63を押
下げることもできる。これは切目線の相当部分がすでに
破断されているので比較的容易にできる。試験の結果、
第10図に示されるつまみの持上げ用端の位置において
は、該持上げ用端を僅かに持上げただけで切目線の初期
破断及び切目線の実質的な部分の破断が生じたことが判
明した。第3〜8図に示される端部構造体の試験では、
第10図の位置では切目線の周長の約50%まで破断し
ていることが判つた。第3,10及び10a図から分る
ように、つまみ65の前端&ζリベツト27及びボタン
85を通る中心線の一方の側に位置するヒンジ部110
において蝶番式に接続されたパネル63に対して弦関係
をなしている。
切目線17は、ボタン85より相当距離前方のところに
まで、即ち容器の端壁に近いところまで延びており、ボ
タン85は、切目線の初期はじけ破断の後パネル63に
下向きの押圧力を及ぼすつまみ65のてこの有効長さを
増大させる働きをし、初期はじけ破断後の切目線の残部
の破断を容易にする。使用者が指でパネル63を押圧す
ることによつてパネルを押下げれば、パネルはつまみ6
5の中心軸線の横側に位置するヒンジ部110を中心と
して枢動し、端部中央壁15の下側へ折曲げられ、切目
線の破断によつて形成された開口を開放するヒンジ部1
10は、裂断したパネル63を前記開口から引離して端
部中央壁15に保持する働きをする。
もちろん、所望ならば、パネル63を容器内へ自由に落
下させるようにするためにヒンジ部を省除してもよい。
パネル63がヒンジ付の場合には一旦側方へ折曲げられ
れば、又、ヒンジのない自由パネルの場合には容器内へ
落下されれば、パネルはその形状からして容器の開口か
ら出ることはできない。かくして、パネル63は、開封
後容器内に留まる。同様に、つまみ65も中央壁部分1
5に接続したまま残る。従つて、ごみ屑の因となる切離
されたつまみと裂断片、切離されたつまみ、切離された
パネルが形成されない〇使用者の好みに応じて、つまみ
の持上げ用端を第11図に示す位置にまで更に持上げて
もよい。
つまみを第9及び10図の位置から第11図の位置へ持
上げると、指部分95はパネル63の上表面に圧接して
該パネルを第11a図に示されるように下向き横方向へ
押しやる働きをする。即ち、指部分95は、最初、切目
線の大部分を破断させるためにボタン85に接触するが
、つまみの持上げ用端が第9図の位置から第11図の位
置へ持上げられるにつれて、指部分95は第11a図に
示されるようにパネル63を下向き横方向に押しやる作
用をする。図に示されるように、パネル63はヒンジ部
110を中心として下向き横方向に押しやられる。つま
みの前端は切目線に対して弦関係をなしているので、パ
ネル63が押下げられるにつれて、ボタン85は指部分
95との接触から離脱するが、指部分の縁111及び側
部材107がパネル63に圧接し、パネルをヒンジ部1
10の周りに下向きに押しやる。ヒンジ部110を設け
る場合、その位置を第4図に示されるようにつまみ65
の中心軸線のどちらか一方の側に設定するのはこのため
である。つまみの自由端即ち持上げ用端を45めと90
。の間、即ち第11図に示されるようにほぼ70。のと
ころにまで持上げれば、パネル631ζ注ぎ口をほぼ完
全に開放させるのに十分なだけ後方へ押しひろげられる
。更に、持上げ用端を持上げれば、パネル63は完全に
後方へ押しやられて注ぎ口から完全に離脱される。側部
材107は、主としてつまみの持上げ操作の最後の段階
で作用し、パネル63がほぼ完全に注ぎ口から離される
までパネルとの接触を維持する。その後、つまみ65を
第3図に示されるように邪魔にならないように押戻し端
壁構造体に当接させることができる。本発明を実施する
場合、つまみ65及びパネル63の各々が開封後も端部
構造体12に保持されるようにすることが好ましい。
従つて、つまみを保持するためにウエブ100を設け、
パネル63を保持するためにヒンジ部110を設ける。
つまみが折れて切断するのを防止するためにつまみの素
材を錫板とすることが好ましい。ヒンジ部110は、パ
ネル63が第12図に示されるように下向きに、かつ、
一方の側へ折曲げられるようにパネル及びつまみに対し
て位置づけされる。ヒンジ部110は第12図に示され
るようにその側部112に沿つて裂開することに留意さ
れたい。この裂開作用によつてパネル63はヒンジ部1
10に沿つて鋭く折曲げられることなく、中央壁部分1
5に保持されたまま留まる。例えば、金属の列理(目)
がヒンジ線113に対して直角に延びているとすれば、
その目に沿つて鋭く折曲げた場合、折曲げ線が列理に平
行になるのでヒンジ部を弱化させてしまうことが考えら
れるが、本発明によれば、丸昧をもたせて折曲げられる
ことと、ヒンジ部に沿つてある程度の裂断を与えること
により、鋭い折曲げ部が回避され、たとえ1回以上折曲
げられたとしてもパネルが切離されることがない。
端部構造体12の製造において、通常、5つの作業工程
、例えば、バブル成形の工程、バブルをボタン形態に変
形させる工程、切目線形成工程、略符(広告用の文字、
商標等)の型押工程、及びつまみを嵌着(ステーキング
)する工程が用いられる。
本発明によれば、挟みつぶし型切目という改良された切
目線が用いられる。この挟みつぶし型切目は、パネル6
3が上述したように下向きに僅かに中低そり状に凹まさ
れている限り、圧縮状態に保持されるという利点を有す
る。第13及び14図を参照して本発明による端部構造
体の製造方法の一部を説明すると、例えば断クノ 面ほぼ0.34mmの端壁素材板(端壁構造体を形成す
るための素材板)をパンチ125とそれと協同するダイ
126との間に挿入する。
例えば、パンチの直径をダイの開口128より大きくし
、パンチの全周にダイに対して半径方向に張出した約0
、23mmの張出し部130が形成されるようにする。
図に示されるように、ダイの直立壁133と水平面13
4との連接部132には約0.13m77!の丸昧部分
を形成する。ダイ面側の丸味部136の終端とパンチ1
25の直立壁137との間のダイ面には、ダイの開口1
28から半径方向外方に離隔し、該開口を囲繞する平面
でみて円形の、例えば約0.1mm幅の平坦面140を
形成してある。パンチ125を第14図に示される位置
まで下降させれば、パンチとダイの平坦面140との間
に挟まれた素材板120の断面は、この平坦面140の
領域の素材板金属を有効に挟みつふすに足るだけ、例え
ば0.34mmの厚さから0.09mmの厚さにまで圧
縮される。この圧縮により生じた余剰金属は、パネル6
3を構成する中央部分146を支持してないので、半径
方向内方へ押しやられる。かくして、ダイの平坦面14
0の真上に位置する切目線を構成する最小肉厚部分から
半径方向内方へ遷移部分148を経て、更にそれより半
径方向内方へと肉厚は漸次遷移する。図に示されるよう
に、遷移部分148は、半径方向内方にいくにつれて漸
次肉厚が増大し、直立壁150の肉厚に近くなる。中央
部分146は下から支えられておらず、かつダイが中空
であるのに対してパンチは中実であるから、パンチの1
回の行程によつて切目線が形成されるのと同時に下向き
中低そり状に凹んだパネル部分146が形成される。ダ
イ126の丸味を付された内壁部分136は、素材板1
20の金属が半径方向内方へ流れる(変位する)のを許
容し、一方、中空ダイはパネル部分146が下方に垂下
するのを許容し、最も薄肉の切目線部分は、ダイの平坦
面140とそれに対向するパンチの面との間に形成され
る狭い帯状部分によつて構成される。以上に述べた挟み
つぶし型切目線のもう1つの利点は、破断する際、切目
線の半径方向の境界を画定している直立壁150に近接
したところで破断することである。このように破断が直
立壁150に近接して起ることの結果として、第10図
に示されるように、端壁12に形成される開口に沿つて
比較的鈍い縁151が形成されるのに対して、パネル6
3の側には比較的鋭い縁152が形成される。第14図
から分るように、素材板120の金属の主な流れは、平
坦面140上の帯域におけるパンチとダイとに挟まれた
帯状部分に起る。
ダイの上に座置している金属部分(直立壁150より外
側の部分)は、ほとんど流れないが、端壁素材板120
の下面の直線寸法は、中低そり形状になされるために増
大する。しかしながら、この寸法の増大、即ち伸長は、
広い範囲に亘つて分散されるので引張応力は最小限に抑
えられる。この挟みつぶし型切目線は又、その切目線に
沿つての、あるいはその領域における金属の腐食に困る
破断を起しにくいと考えられる。
従来技術のV字形切目線は、端部構造体の裏面における
明らかに腐食に因ると考えられる破断を起す場合があつ
た。詳述すれば、ある種のアルミニウム合金の場合(切
目線の有無に拘らず)、金属の列理(目)に対して横断
方向に層列理構造の亀裂の結果であると考えられる破断
が生じる。このような破断態様の原因はまだ解明されて
はいないが、V字形切目の底部即ちV字のかど部から該
切目線に隣接する切目の施されてない部分を通してある
種の破断が生じることが確認されている。又、この種の
破断は、一つには、ある特定の合金素材が、本来その等
級の合金が有しているべき金属組成又は列理構造とは異
る金属組成又は列理構造を有していたことに基因する場
合もあり得る。本発明の改良された挟みつぶし型切目線
は、この種の破断の発生を減少させる慟きを有する。
その正確な理由は分らないが、切目線の形成工程中金属
の制御された流れが起る結果であると考えられる。即ち
、第13及び14図を参照して説明すると、パンチ12
5がダイ126に対して押下げられると、平坦部140
の真上に位置する。ダイとパンチの間に挟まれた金属部
分は、コイニング加工のときのような圧縮力によつて圧
縮される。それと同時に、金属の列理構造に対して平行
な平面内において半径方向内方への若干の金属の流れが
生じる。これに対して、従来のv字形切目の場合は、切
目入れ工具から横方向へ2つの方向に金属の流れを起さ
せる。従つて、列理又は金属に暇疵があつたとすると、
金属の流れはその蝦疵を大きくする作用をする。あるい
は又、切目人れ工具の作用により列理に蝦疵を生じさせ
ることもある。そのような暇疵は、発生又は増大される
と、不都合な問題を起す。その点、本発明の切目入れ工
具(パンチとダイ)及び切目入れ方法は、金属素材に制
御された圧縮を加え、一方向への平面状の金属流れを起
させるので暇疵の発生又は増大を抑止することができる
。当業者には明らかなように、本発明の原理及び利点を
組入れた端部構造体はその他のいろいろな実施形態をと
ることができる。
第15及び16図を参照すると、別の実施例の端部構造
体165が示されている。端部構造体165は、先の実
施例と同様にアルミニウム又はアルミニウム合金等の板
材で形成されており、容器166の側壁に取付けたフラ
ンジ168を介して該容器に付設されている。端部構造
体165は、切目線176によつて少くとも部分的に囲
繞されたパネル175を有する中央壁部分170を具備
する。切目線176を破断することによつて端部構造体
に注ぎ口を形成することができる。図に示されるように
、パネル175はフランジ168に近接して配置してあ
り、先に述べた理由により中央壁部分170の中心から
偏倚させてある。この簡易開封端部構造体の中央壁17
0には、図示のように該中央壁と一体のリベツト182
を介してつまみ180をパネル175に対置して取付け
てある。
つまみ180は、持上げ用端184と開封用端185と
を備えた長手方向に剛性の本体部材183を有する。こ
の実施形態においてGζつまみの開封用端は、パネル1
75の上に位置する互いに離隔した指部材186,18
7を有する。図に示されるように、つまみ180の持上
げ用端184の下側に相当する中央壁170の部分には
、開封操作の際使用者がつまみの持上げ用端の下に指を
挿入し易くするために指挿入用凹部189を設けてある
。つまみ180は、扁平なシート材から形成するのが好
ましく、本発明の好ましい実施例においては錫プレート
を使用する。
つまみ180は、その後部持上げ用端のところでウエブ
193によつて相互に連結された2つの長手方向に延び
る脚部191,192を有する。つまみの側面は、前端
から後端にまで第18図に符号196,197で示され
るように下側ヘカールさせてある。つまみを製造する際
は、一連のつまみを連続帯片として幅の狭いウエブ20
0のところで保持し、つまみを形成した後ウエブ200
を切断して、完成したつまみを連続帯片から切離す。こ
れは周知の態様であり、第5図の切欠き89に関連して
すでに言及したところである。先に述べたように、ウエ
ブ200は、使用者の指を傷めないように、つまみのカ
ールされた後縁203から内方へ引込ませてある。つま
みの開封用端185から後方に持上げ端の方に向つて延
びる一枚板のフラツプ部材205(第18図)を設ける
フラツプ205は、つまみを中央壁170に固定するた
めのリベツト182を挿通させる幅の狭い分離したウエ
ブである。即ち、フラツプ205の両側面は、つまみの
脚部191,192の内側表面から離隔しており、ウエ
ブ193からも離隔している。第18及び19図に詳細
に示されているように、一枚板で形成されたフラツプ2
05は、つまみの開封用端において2つの脚部を連結す
る横断腕207を形成している一枚板部分への連接部を
構成する屈曲部分206を有する。
つまみ180の前端即ち開封用端には、脚部196と1
97の間に配置した第3の指部材210がある。第3の
指部材210は、フラツプ205の延長部分を構成し、
隣接する指部材186,187の垂直寸法(高さ方向の
寸法)より小さい垂直寸法を有する前部カール211を
備えている。指部材210は、更にフラツプ205のカ
ール部分即ち屈曲部分206に合致する形状のカール部
分213に終端する中央平面状部分212を有する。第
3指部材の中央カール部分213は、つまみの前端部に
おいて脚部のカール部分197及び196にそれぞれ受
容される延長腕216,217と共にT字形補強部材を
構成する。このT字形連結部材は、リベツトを挿通させ
るフラツプ205の部分と指部材186,187の部分
との間でつまみの前端部の補強材としての役割を果す。
図示のように、指部材186,187は、それらの下へ
曲げ込まれたカール196,197の部分に当接するよ
うに後方ヘカールさせた一枚板で形成されている。かく
して、つまみ前端部において、開封用端185は、第1
9図にみられるように板材の複数層によつて形成される
。開封操作中、中央平面状部分212の縁がフラツプ2
05の屈曲部分206に食い込むことのないようにカー
ル213を設けてある。切目線176は、先の実施例に
関連して説明した挟みつぶし型切目とすることができる
先の実施例におけるのと同様に、切目線176は、リベ
ツト182に近接し、つまみの前端の指部材186と1
87の間に位置し、先に述べたリベット周辺凹部を横切
る部分220を有する。リベツトの横方向で、指部材1
86の後方のつまみ部分の下側にはヒンジ部225を形
成してある。ヒンジ部分225は、切目線176の部分
220が最初にはじけ破断した後、指部材186,18
7がパネル175に圧接して切目線の残部の破断を行う
ことができるように、指部材186の後方に位置させて
ある。つまみの持上げ用端を更に持土げると、切目線の
残部が、先に述べたように破断され、パネル175がヒ
ンジ225を中心として下向き、かつ、横方向に押しや
られる。つまみの運動の最後の段階において、指部材1
86は、パネル175を下方に、かつ、切目線の破断に
よつて形成される開口から離れる方向に押しやる働きを
する。ヒンジ部225を上述のような位置に配置したこ
とにより、つまみの持上げ用端の持上げた場合、切目線
の初期はじけ破断の後、指部分187がパネル175に
接触する故パネル175を迅速に下向ぎ横方向に押しや
る。図示の実施形態においては、パネル175は、先に
述べた理由により下向きに中低そり状に凹ませてあり、
形は円形である。
このパネルと協同するようにして半円形のビード230
をつまみの脚部192のところからリベツト182を通
る中心線の延長線に近いところまで延在させる。第17
図にみられるように、ビード230の頂壁は、その側壁
232及び容器の端壁170に比べて比較的薄い。ビー
ドは、形成及びコイニング加工によつて形成する。又、
ビード230は、その傾斜した内側壁232のパネル1
70へ連接する部分が切目線176内側部分を形成する
ように、切目線に近接したところに配置してある。ビー
ド230は、端部構造体の中央部をドーム状に膨出させ
、パネル175のリベツト中心線より左側の部分を多少
持上げるような相当な内部圧を容器が受けるような場合
に補強部材としての役割を果し、適正な開封操作を確保
する。ビード230は円滑な開封操作を助成することが
試験の結果判明している。実際上は、ピード230は、
切目線を形成する前に、例えばバブル及びボタン成形段
階において端部構造体に形成する。先の実施例における
ビード72も、第17図に示されるような断面形状を有
している。先に説明した実施形態の場合と同様に、第1
5一16図の実施例の端部構造体も、つまみ180の持
上げ用端を持上げることによりつまみの開封用端の後方
とリベツトの前方との間に位置する切目線部分220の
破断を起させる初期はじけ破断によつて開封される。
先に述べたように、初期はじけ破断は、開封操作の初期
段階におけるつまみの第2種てこの作用によつて達成さ
れ、ガス逃しの鋤きをする。初期はじけ破断が生じた後
、更につまみを持上げると、つまみは第1種てことして
作用し、つまみの前端部をパネル175に圧接させて切
目線の残部を破断させる。つまみを中央壁部分170か
らほぼ600の角度の位置にまで持上げると、切目線を
実質的に完全に破断させると共に、パネル175を下向
き横方向に押しやる。すでに述べたように、一旦切目線
の一部分が破断されたならば、パネルを注ぎ口の邪魔に
ならないように押下げるのにつまみを用いることが好ま
しいが、手を用いてもよく、どちらを選ぶかは使用者の
自由である。つまみは、水平からほぼ45用〜60由持
上げると、円形の切目線の相当部分、例えば50%又は
それ以上の部分を破断させる。開封操作を終えた後、つ
まみを、先に述べたように、第15及び16図に示され
る位置にまで押し戻し端壁170に当接させて、端部構
造体に保持されたままに残すと共に、パネル175もヒ
ンジ部225によつて端部構造体の裏面側に保持したま
まに残す。完全な円形を画定する連続した切目線を使用
した場合は、パネルは容器内に落下し、容器内に保持さ
れる。第20図に示される本発明の別の実施例において
は、すでに述べたような周縁フランジを介して容器に付
設した端部構造体250は、パネル256を備えた中央
壁部分255を含む。
パネル256は、下向きに中低そり状に凹ませてあり、
切目線257によつて少くとも部分的に囲繞されており
、切目線を破断することによつて端部構造体に注ぎ口を
形成することができるようにしてある。すでに述べたよ
うに、パネル256は、中央壁部分の中心から幾分偏倚
させてある。中央壁部分255には一体のリベツト26
3を介してつまみ260を付設する。切目線257は、
第13及び14図に関連して説明した挟みつぶし型切目
であり、中低そり状のパネル256は、先に述べたよう
に1工程によつて切目線と同時形成される。第20及び
21図に示されるように、つまみ260は、持上げ用端
262及び開封用端264を有する長手方向に剛性の本
体部材261を含む。第21図に示される実施形態にお
いては、つまみの開封用端にほ、パネル256の上方に
位置し、本体部材から中低そり状のパネル256に向つ
て下方に垂下する指部材265を設ける。つまみの持上
げ用端の下側の中央壁部分には指挿入用凹部267を形
成する。第22〜24図を参照して説明すると、つまみ
260は、扁平な板素材、好ましくは強度の大きい錫板
から形成し、後部においてウエブ276を介して相互に
連結された長手方向に延びる脚部272と274を有す
る。
やはり、つまみの外周縁は、符号278,279で示さ
れるように補強のために下側へカールさせる。これらの
カールは、符号281で示されるようにつまみの前端即
ち開封用端にまで延長させる。つまみの開封用端から後
方へ、即ち持上げ用端の方に向つて単一層の板材から成
るフラツプ285を突設する(第22図)。
このフラツプは、先の実施例に関連して説明したように
、つまみをパネル25.6に対置させて中央壁部分25
5に固定するためにリベツト263を挿通させるための
幅の狭いウエブを構成する。フラツプの側縁は、フラツ
プが開封操作の際つまみの他の部分から独立して運動す
ることができるように、つまみ脚部272,274の内
側表面から離隔させてある。つまみの後部即ち持上げ用
端には、つまみの2つのカール部の278と279の端
部と端部の間に収納された突片287がある。この帯片
ほ、つまみ製造工程において一連のつまみ素体帯片から
完成されたつまみを当業者には周知の態様で切離すため
に切断された部分である。第21及び22図に示される
ように、指部分265は、脚部272と274を相互に
連結する横部材289の延長部を構成する。
横部材289は、つまみの開封用端における多重層構造
のうちの1層を構成する。第22〜24図に示されるよ
うに、各脚部272,274は、それぞれ後方へ折曲げ
られ、カール278,279の下側へ挿入された前部折
曲げフラツプ291,292を有する。例えば、折曲げ
フラツプ291は、カール部278を形成する前に点線
291aで示される位置からつまみの持上げ用端の方に
向けて折曲げることによつて形成する。フラツプ292
も同様にして形成する。各カール部272,274は、
点線294aで示される側方延長部を有する。この側方
延長部は、関連する折曲げフラツプ291を覆つて第2
2図に符号294で示される位置にまで折曲げられる。
同様に、カール部279と協同する第2の側方延長部2
96は、折曲げフラツプ292を覆つて折曲げられたも
のである。側方延長部294,296を図示の位置へ折
曲げた後、指部材265を、その中央部分297が側方
延長部294,296の外表面に接触するように該側方
延長部を覆・つて折曲げる。第22図に示されるように
、フラツプ285の湾曲部分299に接触する指部材2
65の部分298は、フラツプの湾曲部分299の形に
合致するように湾曲させ、開封操作の際、指部材265
の自由縁がフラツプ285又はその湾曲部分299に食
込まないようにする。かくして、つまみの開封用端の横
部材部分は、補強のために多重層とされる。
第20及び21図に示されるように、切目線257と協
同する1対の上向きに突出したビード305、306を
設けてある。
ビード305は、ほぼS字形であり、リベツト263に
近いが、その後方の中央壁部255の部分から第21図
で右側に位置する切目線の一部分を囲繞して延在してい
る。ビード306は、全長においてビード305より幾
分短いが、ほぼ逆S字形であり、指挿入用凹部267に
近接する地点から内方へ延び、ビード305とは反対側
の切目線の外周縁部分を囲繞して延在している。これら
のビードは、第17図に示されたものと同様の断面形状
を有し、その内側壁即ちパネル256に面する側のビー
ドの壁が切目線に対して第17図に示される側壁232
と同じ位置をとるように切目線に近接して配置する。こ
れらのビードは、第17図に関連して説明したものと同
様であり、容器が相当大きな内圧を受けている場合に端
壁の開封を容易にするために補強部材としての役割を果
す。再び第21図を参照すると、パネル256は、つま
みの横部材289の下側に、かつ、リベツト263の右
側に位置するヒンジ部310によつて中央壁255に連
結されている。
先の実施例の場合と同様に、リベツトの直ぐ前に位置す
る切目線部分315は、すでに述べたように、リベツト
の直立壁に近接するリベツト周辺凹部内に配置してある
。第25〜27図には、開封順序を示してあり、リベツ
ト周辺凹部316及びリベツトに近接して該凹部316
内に配置した切目線部分315が示されている。
第25図に示されるように、指部材265は、つまみの
持上げ用端262が例えば第26図に示される位置にま
で持上げられると、下向きに中低そり状に凹んだパネル
256に当接し、リベツトに近接する切目線部分315
がまず最初に符号320で示されるようにはじけ破断さ
れる。この開封操作の初期はじけ破断は、つまみ260
の指部材265がパネル256に下向きに当接するとい
う点でつまみの第2種てこ作用によつて達成されるので
あるが、この初期はじけ作用における切目線の破断は、
リベツト263を挿通させているフラツプ285を介し
て該リベツトに対して持上げ作用を及ぼすつまみによつ
て実質的に達成される。即ち、このリベツト持上げ作用
は、該リベツトの周りの端部構造体部分を上向きに持上
げることによつて切目線の部分320を最初に破断させ
ることによつて初期はじけ破断を達成する。次いで、更
につまみの持上げ用端262を第27図に示される位置
まで持上げれば、切目線の実質的に全部が破断されると
ともに、パネル256は下向き横方向へ折曲げられ、ヒ
ンジ310を介して端部構造体の中央部に保持される。
つまみの持上げ用端が、端壁255に対してほぼ400
〜600の角度に達すると、切目線の全周の相当部分、
即ちほぼ50%が破断される。ここで、使用者は、所望
ならば、手でパネル256を容器内へ押下げてもよいが
、つまみの持上げ用端を第27図に示される位置にまで
持上げることによつて開封を行うことが好ましい。この
実施形態の端部構造体においても、先に述べた実施例の
場合と同様に、開封操作においてパネル256を迅速に
端部構造体の下側へ押しやることができる。パネル25
6が端壁の下側へ折曲げられたならば、つまみの持上げ
用端262を元の位置へ押し下げることができ、つまみ
も、パネルも端部構造体に取り付けられたままに保持さ
れる。以上説明した各実施形態のいずれにおいても、つ
まみは、破断されるべきパネルにではなく、それ以外の
部分に付設されており、開封操作は、つまみの持上げ用
端を持上げることにより惹起される上向きの力によつて
、開封すべきパネル以外の部材に配設されたリベツトの
直前に位置する切目線部分の破断を起させることに留意
されたい。
どの実施形態においても、つまみの開封用端には幾つか
の機能を果す少くとも1つの下向きに突出した指部材を
設けてある。開封操作の最初においては指部材は中低そ
り状のパネルの上表面に当接し、実質的に第2種てこと
してのつまみの支点を構成する。指部材はパネルに当接
するが、つまみの前端は下向き押圧力によつて切目線を
破断させるほどの力をもつて下方に押圧するわけではな
い。つまみの指部材部分は、最初にはじけ破断される切
目線の領域におけるリベツトと切目線との間の間隔に比
べて、切目線から相当離隔されている。初期はじけ破断
とガス逃し作用が起きた後、つまみを引続き持上げると
、第1種てこ作用によつて切目線を実質的に完全に破断
させる。開封操作のこの段階において、切目線の初期破
断部分から相当に離隔されているつまみの指部材部分は
、パネルを下向きに押圧し、完全に切目線を破断させる
動きをする。つまみの開封用端は、リベツトからかなり
離隔され、パネル部分を覆つているので、リベツトのと
ころから持上げ用端までの間のつまみの比較的長い腕ぱ
、持上げ用端の僅かな動きにも応動する比較的長い剛性
のてこを構成し、開封用端によつて大きな力をパネルに
作用させ、ごく僅かな持上げ運動でもつて切目線の相当
部分を破断させる。本発明のつまみの好ましい実施形態
においては、つまみの開封用端には相当に幅の広い面を
形成し、開封用端が円形パネルを横切る弦のように延在
するようにする。
従つて、つまみのごく僅かな持上げ作用によつて切目線
の周縁の相当部分に亘つて応力を及ぼすことができる。
切目線の相当部分が破断されると、下向きに突出してい
る指部材がパネルを下方に、かつ、形成された注ぎ開口
から離れて横方向に押下げる作用をする。このために、
ヒンジ部を設ける場合は、そのヒンジ部はリベツト及び
つまみの中心線に対して横方向に配置する。第1図の実
施例におけるヒンジ部は第15及び20図の実施例に比
べてリベツトに比較的近く配置されているので、パネル
を注ぎ口から側方へ押しやるのに必要な持上げ端の持上
げ量が小さくてすむ。ヒンジ部をつまみの開封用端の後
方に、かつ、リベツトの前方で左右どちらかの側に配置
した場合は、その幾何学的位置関係からして、ヒンジ部
に近接する指部材部分はパネルを注ぎ口から迅速に側方
へ引離す作用をする。第15図及び20図の実施形態に
おいてつまみに停止体を設ける必要がないのはこのため
である。即ち、つまみ及びヒンジ等の幾何学的形態及び
位置関係がつまみの持上げ用端の比較的僅かな持上げに
よつてパネルの迅速な開放を助成するからである。しか
も、たとえつまみを持上げ過ぎたとしても、つまみのフ
ラツプはつまみを端部構造体の中央壁に保持するのに十
分な強度を有している。開封操作が終れば、つまみをそ
の元の邪魔にならない位置へ押し戻せばよい。従来の環
境保全を目的とした端部構造体とは異り、本発明の端部
構造体は、開封後に使用者の指などに裂傷を起させるお
それのある裂断帯片を露出させない。つまみ自体は、裂
傷を起させるような部品を有しておらず、裂断されたパ
ネルぱ注ぎ口を塞がないように内方へ折曲げられるか、
あるいは容器内へ落下せしめられる。いずれにしても、
パネルは容器に保持されたままであり、切離されて環境
を汚すことはない。叙上のように、本発明の端部構造体
は、環境保全の観点から開封後パネルも、つまみも保持
され、ごみとして散らかされないように構成してある。
つまみが錫板でできている場合は、つまみのフラツプが
折曲げられて破断することによつてつまみがリベツトか
ら離脱する確率は少くなる。以上に説明した各実施形態
は5ステーシヨンプレスによつて形成することができる
これは、工具だけを変更すれば既存の装置を使用するこ
とができるので有利である。本発明の端部構造体、特に
第20図に示したものを最高5.61(9/Cdまでの
内圧を受ける容器に適用して試験をした結果、開封操作
の初期はじけ破断の際にもほとんど中の液体の噴出がな
く、良好に機能することが判明した。
又、消費者テストにおいても、開封操作の容易性という
点でほとんど問題のないことも判明した。本発明の端部
構造体のつまみの持上げ作用は、現在広く使用されてい
るパネル完全切離し型のものと同様であるが、作用態様
は相当に異る。本発明の精神及び範囲から逸脱すること
なくいろいろな変型及び変更が可能であることは当業者
には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、容器本体に組立てた本発明の端部構造体の透
視図、第2図は、第1図の端部構造体の一部分の拡大透
視図、第3図は本発明の端部構造体の別の実施形態の一
部切除した透視図、第4図はつまみをリベツトに嵌着さ
せる前の段階の、第3図と同様の図、第5図は、第3図
に示したつまみの下面の透視図、第6図は第5図の線6
−6に沿つてみた一部断面、一部立面による図、第7図
は本発明による第3図のつまみの開封用端の正面図、第
8図は第3図の端部構造体の一部断面、一部立面による
拡大図であり、開封操作の初期における各部品の相対関
係を示す。 第9図は、切目線が最初にはじけ破断された時点におけ
る各部品の相対関係を示す、第8図と同様の図、第10
図は、初期はじけ破断の後、切目線の残部の相当部分が
破断される際の各部品の相対的関係を示す、第9図と同
様の図、第10a図は第10図の線10a−10aに沿
つてみた一部立面、一部断面による図、第11図は、つ
まみを完全な持上げ位置にまで持上げた際の各部品の相
対的関係を示す一部立面、一部断面による図、第11a
図は第11図の線11a−11aに沿つてみた図、第1
2図は開封した後の端部構造体の下面の透視図、第13
図は本発明の切目線を形成するために用いる工具の一部
切除した断面図、第14図は、パネルの中低そり状形態
と切目線とを同時に形成する態様を示す第13図と同様
の図、第15図は、容器本体に組立てた本発明の端部構
造体の別の実施形態の透視図、第16図は第15図の端
部構造体の拡大透視図、第17図は第16図の線17−
17に沿つてみた一部断面、一部立面による図、第18
図は第16図の実施形態のつまみの下側からみた透視図
、第19図は第18図の線19−19に沿つてみた一部
断面、一部立面による図、第20図は、容器本体に付設
した本発明の端部構造体の更に他の実施形態の透視図、
第21図は第20図の端部構造体の拡大透視図、第22
図は第21図に示されたつまみの下側からみた透視図、
第23図は第22図の線23−23に沿つてみた一部断
面、部立面による図、第24図は第22図の線2424
に沿つてみた一部断面、一部立面による図、第25図は
開封操作を始める前の段階における各部品の相対位置を
示す拡大図、第26図は切目線が最初にはじけ破断され
た時点における各部品の相対位置を示す、第25図と同
様の図、第27図は開封操作においてつまみを完全に持
上げ位置へ持上げたときの各部品の相対位置を示す、第
26図と同様の図である。図中主要な符号は次の通りで
ある。 12:端壁、端部閉鎖蓋、端部構造体、13:周縁フラ
ンジ、15:中央壁部分、16:パネル、17:切目線
、25:つまみ、27:リベツト、28:長手方向に剛
性の本体部材、29:持上げ用端、30:開封用端、3
2,33:指部材、41,42:脚部、44:横部材、
45:フラツプ、55:ヒンジ、72:ビード、81:
リベツト周辺凹部、95:指部分、120:端壁素材板
、125:パンチ、126゛ダイ、128:開口(孔)
、130:半径方向の張出し面、136:丸味部、14
0:平坦部、148:遷移部分、230:ビード、23
2:側壁、305,306:ビード。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 容器に使用するための簡易開封型端部構造体であつ
    て、開口を形成するための切目線17によつて少くとも
    部分的に囲繞されたパネル16を含む、板材から成る端
    壁12と、該端壁と協同して該端壁を容器に取付けるた
    めの部材13と、持上げ用端29と開封用端30を有す
    るつまみ部材25と、該つまみ部材の開封用端30を前
    記パネル16の上に位置させ、該持上げ用端29を該パ
    ネルから離隔したところに位置させるようにして該つま
    み部材を該パネル上以外の前記端壁12に付設するため
    の取付部材27とから成り、前記切目線17は、前記つ
    まみ部材の開封用端30と前記取付部材27との間で該
    取付部材に近接し、該開封用端から若干離隔したところ
    に位置する切目線部分を有しており、前記つまみ部材は
    、その持上げ用端を持上げられるとそれに応動して開封
    用端が前記パネルに圧接されて前記切目線部分の破断を
    開始させるとともに、該開封用端を支点として、該取付
    部材ならびにそれに隣接する端壁部分を持上げる第2種
    てことして機能する長手方向に剛性のレバーであり、該
    つまみ部材は、その持上げ用端を更に持上げられるとそ
    れに応動して該取付部材を支点とする第1種てことして
    機能し、前記パネル16を下向きに押下げて切目線17
    の残部の破断を起させる働きをするように構成したこと
    を特徴とする簡易開封型端部構造体。 2 特許請求の範囲第1項記載の端部構造体において、
    前記つまみ部材25は、板材から成り、該つまみ部材の
    開封用端を板材の複数の層によつて構成したことを特徴
    とする簡易開封型端部構造体。 3 特許請求の範囲第1項記載の端部構造体において、
    前記つまみ部材25は、互いに隔置された側部脚部41
    ,42とそれらの脚部を相互に連結する横部材44とを
    備え、該横部材からつまみ部材の持上げ用端29の方に
    向つて突出し、前記取付部材21と協同してつまみ部材
    を前記端壁12に保持する働きをするフラツプ部材50
    を有することを特徴とする簡易開封型端部構造体。 4 特許請求の範囲第3項記載の端部構造体において、
    前記横部材44から下方に突出した指部材を設けたこと
    を特徴とする簡易開封型端部構造体。 5 特許請求の範囲第1項記載の端部構造体において、
    前記切目線17を不連続にしてヒンジ部55を形成し、
    切目線が破断された後、該ヒンジ部によつて前記パネル
    を前記端壁に保持するように構成したことを特徴とする
    簡易開封型端部構造体。 6 特許請求の範囲第1項記載の端部構造体において、
    前記パネル16の少くとも一部分を前記端壁の中心線か
    ら脇に変位させたことを特徴とする簡易開封型端部構造
    体。 7 特許請求の範囲第1項記載の端部構造体において、
    前記つまみ部材25の開封用端30に下方に突出した指
    部材を設け、該指部材が開封操作の際前記パネル16に
    圧接するように構成したことを特徴とする簡易開封型端
    部構造体。 8 特許請求の範囲第1項記載の端部構造体において、
    前記切目線17を不連続にして、前記パネル16と端壁
    12の間に前記つまみ部材25の横方向に位置するヒン
    ジ部55を形成し、つまみ部材の開封用端30は、持上
    げ用端29の持上げ及び切目線の前記部分の破断に応動
    して前記パネルを下向きに、前記端壁の下側へ押しやる
    働きをするように構成したことを特徴とする簡易開封型
    端部構造体。 9 特許請求の範囲第8項記載の端部構造体において、
    前記つまみ部材25の開封用端30に、開封操作の際前
    記パネルに圧接する下向きに突出した2つの隔置した指
    部材32,33を設け、該指部材のうちの一方の指部材
    32を前記ヒンジ部に近接して配置し、他方の指部材3
    3を該ヒンジ部から横方向に離隔させて配置し、該他方
    の指部材33は、切目線11の前記部分の初期破断後、
    該破断された切目線部分に連なる、前記ヒンジ部からは
    遠い側の切目線を破断させる働きをし、前記一方の指部
    材32は、つまみ部材の持上げ用端29を更に持上げる
    ことに応動して前記パネル16を前記ヒンジ部に沿つて
    前記端壁の下側へ折曲げる働きをするように構成したこ
    とを特徴とする簡易開封型端部構造体。 10 特許請求の範囲第8項記載の端部構造体において
    、前記つまみ部材25の開封用端30には、開封操作の
    際前記パネル16に圧接する、下方に突出した指部材9
    5を設け、該指部材を、前記取付部材27の中心を通る
    該つまみ部材の長手軸線上で該取付部材と整列するよう
    に配置し、もつて該指部材は、前記切目線の初期破断後
    前記つまみ部材の持上げ用端の持上げに応動して前記パ
    ネルを下向きに押し下げる働きをするようにしたことを
    特徴とする簡易開封型端部構造体。 11 特許請求の範囲第1項記載の端部構造体において
    、前記パネルは下向きに中低そり状に凹んだ形であり、
    前記切目線の破断後該パネルを保持するためのヒンジ部
    を前記つまみの横方向に変位したところに備えているこ
    とを特徴とする簡易開封型端部構造体。 12 特許請求の範囲第1項記載の端部構造体において
    、前記切目線を挾みつぶし型切目線としたことを特徴と
    する簡易開封型端部構造体。 13 特許請求の範囲第1項記載の端部構造体において
    、前記つまみ部材の開封用端に該つまみ部材の比較的幅
    の広い面を画定する横部材92を設け、該横部材にそれ
    から指部材95を下向きに突出させたことを特徴とする
    簡易開封型端部構造体。 14 特許請求の範囲第13項記載の端部構造体におい
    て、前記切目線をほぼ円形とし、前記つまみ部材を前記
    比較的幅の広い面が前記切目線に対して弦関係をなして
    位置するように前記端壁に付設したことを特徴とする簡
    易開封型端部構造体。 15 特許請求の範囲第1項記載の端部構造体において
    、前記取付部材27は前記パネル以外の前記端壁部分と
    一体に形成したリベットを有しており、該取付部材と前
    記つまみ部材の開封用端との間に位置する前記切目線部
    分が前記リベットに近接し、該開封用端から若干離隔し
    たところに位置されるように該パネルの上に位置する該
    開封用端を該リベットの前方に離隔させたことを特徴と
    する簡易開封型端部構造体。 16 特許請求の範囲第1項記載の端部構造体において
    、前記パネルは、総体的に下方に中低そり状に凹んだ形
    であり、前記切目線は、直立壁部分と、それに隣接し前
    記中低そり状部分の方に向つて延びる薄肉部分とを有し
    、前記パネルは、前記薄肉部分に隣接して該部分から内
    方へ延び、前記直立壁における板材の厚さとほぼ同じ厚
    さにまで漸次厚みの増大する遷移部分を有することを特
    徴とする簡易開封型端部構造体。 17 特許請求の範囲第15項記載の端部構造体におい
    て、前記つまみ部材は、前記開封用端から後方に延長し
    たウェブを有しており、該ウェブは前記リベットを受入
    れるようにしたことを特徴とする簡易開封型端部構造体
    。 18 特許請求の範囲第1項記載の端部構造体において
    、前記切目線をほぼ円形として該切目線の少くとも一部
    分に隣接してビードを設けたことを特徴とする簡易開封
    型端部構造体。 19 特許請求の範囲第18項記載の端部構造体におい
    て、前記ビードは、前記切目線の直立壁との連接部を形
    成する壁部材を有することを特徴とする簡易開封型端部
    構造体。 20 特許請求の範囲第15項記載の端部構造体におい
    て、前記ヒンジ部を前記リベットの前方に、かつ、前記
    つまみ部材の開封用端の下側に配置したことを特徴とす
    る簡易開封型端部構造体。 21 特許請求の範囲第15項記載の端部構造体におい
    て前記リベットを薄肉板材から成るリベット周辺凹部に
    よつて囲繞し、切目線の前記一部分を該リベットの前方
    のリベット周辺凹部内に配置したことを特徴とする簡易
    開封型端部構造体。 22 特許請求の範囲第3項記載の端部構造体において
    、前記切目線の少くとも一部分に隣接してコイニング加
    工により形成したビード72を設けたことを特徴とする
    簡易開封型端部構造体。 23 特許請求の範囲第22項記載の端部構造体におい
    て、前記ビードは、2つの隔置したビードであり、それ
    ぞれのビードの一部分を前記つまみのそれぞれの側部脚
    部に近接して配置したことを特徴とする簡易開封型端部
    構造体。
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