JP2005507833A - イージーオープン式閉鎖体、当該閉鎖体を備えた容器、及び、当該閉鎖体を製造するための装置 - Google Patents

イージーオープン式閉鎖体、当該閉鎖体を備えた容器、及び、当該閉鎖体を製造するための装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、イージーオープン式閉鎖体、当該イージーオープン式閉鎖体を備えた容器、及び、その製造装置に関する。イージーオープン式閉鎖体は、閉鎖体(1)とタブ(5)とを備え、閉鎖体(1)は折り重ねのリム(2)と円周の切り溝線(3)とを有し、切り溝線(3)は、該切り溝線(3)における閉鎖体(1)の厚さ方向に切り溝残部(t)を有し且つ除去可能な中央閉鎖部分(4)を囲み、タブ(5)は、中央閉鎖部分(4)に接続され、切り溝線(3)が、タブ(5)により切り溝線(3)に沿って中央閉鎖部分(4)の一部を破裂する破裂区域を有し、破裂区域は、タブの近くに破裂開始区域を備え、タブ(5)の使用によって中央閉鎖部分(4)を切り溝線(3)に沿って閉鎖体(1)から切り離し且つひいては閉鎖体(1)から離脱する引き裂き区域が、時計方向及び反時計方向に続き、引き裂き区域は、それぞれの破裂区域に隣接する各引き裂き開始区域を備え、引き裂き開始区域における切り溝の残部(t)が、破裂開始区域における切り溝の残部と比較して減少させられている。

Description

【0001】
本発明は、イージーオープン式閉鎖体、イージーオープン式閉鎖体を備えた容器、そして、そのようなイージーオープン式閉鎖体を製造する装置に関する。
【0002】
イージーオープン式閉鎖体は、道具を使うことを必要とせずに1又はそれ以上の指を使って開く金属製の閉鎖体である。イージーオープン式閉鎖体は、容器の開放端に接続される折り重なったリムを有する閉鎖体と、閉鎖体内に備えられ、除去可能な中央閉鎖部分を囲む円周の切り溝線とを備えている。この中央閉鎖部分は、リベットにより接続されたタブを備えている。このタブは、破裂、引き裂き、そして、切り溝線に沿った中央閉鎖部分の閉鎖体の残存部分からの離脱によって、イージーオープン式閉鎖体の開放をもたらすために利用される。
【0003】
手動による開放操作の第1段階では、指又は爪が、中央閉鎖部分とタブの自由端との間に挿入され、その後、タブのその端部が引き上げられる。この引き上げ動作は、タブの他のレバー端が中央閉鎖部分の一部を内側に押し、そして、それによって、切り溝線に沿って中央閉鎖部分の一部を破り、そして、閉鎖体を備えた容器の内部へその一部を折ることによって、中央閉鎖部分の破裂をもたらす。破裂は、タブの自由端から離れた破裂端の隣又は下にある破裂開始区域で始まる。タブの自由端を引き上げている間に、破裂端はその一部を内側に折る。この引き上げは、タブの自由端が閉鎖体から上方へ伸びたときに停止する(図2参照)。破裂操作の終わりに、中央閉鎖部分は、切り溝線の破裂区域で閉鎖体の残存部分から切り離される。切断された部分と切り溝線が残った部分との間の場所が、破裂区域とその隣の引き裂き開始区域との間の遷移点である。後者は、引き裂き区域の一部である。
【0004】
開放操作の第2の段階では、タブの上方へ伸びた自由端が、1又はそれ以上の指によって握られ、中央閉鎖部分の他の部分が、切り溝線に沿って切り離される。この引き裂き操作の間に、切り溝は、切り溝線の時計方向及び反時計方向に同時に開かれる。
【0005】
開放操作の最後の段階では、破裂開始区域に対する直径位置で中央閉鎖部分を引きちぎる。
【0006】
タブによる閉鎖体の破裂は、破裂区域で行われる。時計方向及び反時計方向の引き裂きは、引き裂き区域で生じる。中央閉鎖部分の、閉鎖体の残存部分からの切り離しは、いわゆるヒンジ区域で生じる。
【0007】
一般に、金属製のイージーオープン式閉鎖体は、約0.17〜0.30mmの厚さを有する。より具体的な厚さは、例えば、アルミニウムやブリキのように閉鎖体の金属種に依存する。切り溝線において、閉鎖体の切り溝上の厚さ、いわゆる切り溝残部は、一般に50〜90μmの範囲にあり、前と同じように、使われる金属種と、容器の内容(内圧)に依存している。切り溝残部は、慣例的に切り溝線を横断して測定される。実用的な実施形態では、切り溝残部は、閉鎖体の両面に形成された切り溝線の間に存在する。これらの切り溝線が並列していない場合、切り溝線の残部は、2つの切り溝線間の最も短い距離が測定される。更に、イージーオープン式閉鎖体の両面は、約0.01mmの厚さのラッカーが施される。イージーオープン式閉鎖体は、一分間に400〜500個の高速で製造される。
【0008】
タブを用いて最初に引き上げ、イージーオープン式閉鎖体を破裂するには、破裂力が必要である。直径73mmのブリキ製の閉鎖体には、約15〜25Nの破裂力がいる。タブを引くことによって時計方向及び反時計方向に引き裂き開始区域で引き裂くには、最初に最大の30〜60Nの引き裂き力が必要である。切り溝線に沿って引き裂きが進むと、引き裂き力は徐々に減少する。閉鎖体の中央部分の離脱には全体で相当な力を必要とする。
【0009】
イージーオープン式閉鎖体の破裂開始区域における切り溝残部の寸法は、誤用に耐えるように選択される。誤用とは、タブにより閉鎖体が望まれない破裂をすることである。閉鎖体の望まれない破裂は、タブの破裂端に力が作用したとき、例えば、タブの破裂部分を端部壁が押すような方向で保管された閉鎖体の端部壁によって力が作用したときにおきる。更に、イージーオープン式閉鎖体を備えた容器は、加圧した(炭酸ガスを含む)飲み物を含むことができ、従って、イージーオープン式閉鎖体は全体として、約3〜5barの破裂圧力に耐えることができる。
【0010】
本発明の目的は、開放手順で少ない引き裂き力しか必要としない、特に、最初の引き裂き力をより小さくした、取り扱い性を向上したイージーオープン式閉鎖体を提供することである。
【0011】
この目的は、本発明のイージーオープン式閉鎖体によって得ることができる。イージーオープン式閉鎖体は、カールしたリムと円周の切り溝線とを有する閉鎖体と、タブとを備え、切り溝線は、該切り溝線において閉鎖体の厚さ方向に切り溝残部(t)を有し且つ除去可能な中央閉鎖部分を囲んでおり、タブは、中央閉鎖部分に接続されており、切り溝線は、タブにより切り溝線に沿って中央閉鎖部分の一部を破裂する破裂区域を有し、破裂区域は、タブの近くに破裂開始区域を備え、破裂区域には、時計方向及び反時計方向に引き裂き区域が続いており、引き裂き区域では、タブの使用によって中央閉鎖部分が切り溝線に沿って閉鎖体から引き離され、且つ、結果として閉鎖体から離脱するようになっており、引き裂き区域は、それぞれ破裂区域に隣接する各引き裂き開始区域を備え、引き裂き開始区域における切り溝の残部(t)が、破裂開始区域における切り溝の残部と比較して小さくなっている。
【0012】
本発明は、引き裂き開始区域の切り溝残部を減少させることによって、最初の高い引き裂き力が減少され、イージーオープン式閉鎖体がそれでもまだ破壊圧力の必要条件を満たし、且つ、誤用に耐えるという、見識に基づく。
【0013】
切り溝残部の減少は、少なくとも、それぞれ破裂区域に隣接する引き裂き開始区域の一部で最大になる。破裂後に引き裂き操作が開始する際に、ここで最も高い引き裂き力によって切断が始まるからである。引き裂き開始区域の長さの間に、切り溝残部は、最大レベル(最も小さい厚さ)に減少することができ、または、最大に減少されたプラトーレベルから徐々に増加することができ、その減少は徐々に小さくなる。
【0014】
破裂区域の後わりと引き裂き開始区域の始まりは、イージーオープン式閉鎖体の設計と、破裂操作の実施方法に依存している。破裂操作が破裂区域の全範囲で実施されず、続いて引き裂き操作が始められた場合、破裂区域における切り溝線の切断の間に高い引き裂き力が認められるであろう。従って、切り溝残部は、引き裂き開始区域に隣接する破裂区域の一部で減少されることが好ましい。
【0015】
本発明の効果は、切り溝残部の減少が、引き裂き開始区域の初めに最大となったときに認められる。この切り溝残部の減少は、急激な形態にすることができ、又は、破裂区域の間で徐々に減少することができるが、少なくとも破裂区域とその隣りの引き裂き開始区域との間の遷移点で最大に達する。この切り溝残部(t)の減少は、破裂開始区域の切り溝残部と関連があり、破裂開始区域は、誤用に耐える特性をイージーオープン式閉鎖体に与えるために、一般により高い又は最も高い切り溝残部を有する。
【0016】
より低い引き裂き力を認める結果となる切り溝残部の減少は、一般的に最大の引き裂き力が1N(0.2lbs)より、例えば、1〜15N(0.2〜3.3lbs)減少され、少なくとも引き裂き開始区域における切り溝残部の創意に富んだ減少を備えないイージーオープン式閉鎖体と比較すると、本発明では、1〜10N(0.2〜2.2lbs)又は1〜8N(0.2〜1.8lbs)の最大引き裂き力の減少が可能となる。
【0017】
切り溝残部は、引き裂き区域における切り溝線の長さの間で減少することができるが、少なくとも引き裂き区域の最初の部分で減少するだけで十分である。この減少は、破裂区域における切り溝線の中間部分と関連しており、もっとも高い引き裂き力が最初に必要とされるところの、引き裂き区域の始めに切り溝残部が最大に減少するように、破裂区域と引き裂き区域の間の境界で、その残部は既に減少することができるからである。
【0018】
切り溝残部の減少は、一般に、最大25μmである。実質的に、その減少は、5〜15μmの範囲である。最初の引き裂き力における良好な減少は、6〜9μm、例えば、7〜8μmで得ることができる。これは、切り溝残部が一般に60〜90μm、例えば、65〜80μm、70〜85μm、及び70〜80μmの範囲にある、少なくとも破裂開始区域における切り溝残部と比較される。
【0019】
より好ましい実施形態では、破裂開始区域の切り溝残部は、破裂区域の残部よりも大きい。それに応じて、中央閉鎖部分を破裂する最初の破裂力は増加するが、それでもまだ最大の最初の引き裂き力よりも下のレベルである。
【0020】
減少された切り溝残部の形成は、破壊圧力と誤用に対する耐性の必要条件を考慮すると重要である。好ましい実施形態において、切り溝残部の減少は、閉鎖体の人目に触れる面の切り溝によって少なくとも部分的に形成される。切り溝残部の減少が、閉鎖体の人目に触れる面の切り溝と製品側の面の切り溝との間で少なくとも部分的に形成された場合、少なくとも引き裂き開始区域で減少された切り溝残部の変化量はわずかとなる(図3B参照)。
【0021】
本発明の他の側面は、本発明のイージーオープン式閉鎖体を備えた容器に関係する。この容器において、その開放端は、閉鎖体のリムと容器のリムとの折り重ね操作によってイージーオープン式閉鎖体のリムと接続される。
【0022】
最後に、本発明は、他の側面において、イージーオープン式閉鎖体を製造するための装置に関係する。この装置は、減少された切り溝残部を形成するための特別な方法を提供する。その範囲において、この装置は、閉鎖体の面に切り溝を形成するための工具を備え、それは、切り溝残部の減少を形成するために、工具の部分により大きな厚さを有する。好ましい実施形態において、その装置は、下側の金敷を備え、切り溝が閉鎖体の製品側の面に形成される。
【0023】
イージーオープン式閉鎖体、これを備えた容器、及び、閉鎖体を製造する装置の他の利点と特徴とが、本発明の実施形態を説明している以下の図面によって説明されるが、本発明はそれに制限されるものではない。
【0024】
図1は、本発明によるイージーオープン式閉鎖体の平面図である。
【0025】
図2は、閉鎖体の持ち上げ操作を示す図である。
【0026】
図3A及び3Bは、イージーオープン式閉鎖体を製造する装置の2つの実施形態を示す図である。
【0027】
図4は、時計回り又は反時計回りに、本発明のイージーオープン式閉鎖体の切り溝の残部を示す図である。
【0028】
図1にイージーオープン式閉鎖体1を示す。この閉鎖体1は、該閉鎖体1の周囲にわたるカールしたリム2を備えている。リム2の半径方向の内側には、除去可能な中央閉鎖部分4を囲む切り溝線3が設けられている。断面において、前記中央部分4は、概してテラス形状となっている。前記中央部分4には、該中央部分4にリベット6によって接続されたタブ5が設けられている。タブ5は、開口8を伴った自由端7と、破裂端9とを有している。
【0029】
切り溝線3は、いくつかの区域を備えている。タブ5のレバー動作のための破裂開始区域10では、タブ5の破裂端9が、切り溝線3を単独で切断することにより、前記中央部分4を内側に破裂する。荷重による好ましくない破裂端9への作用のため、破裂端9と切り溝との好ましくない相互作用によって切り溝の誤った開放をもたらす。この破裂開始区域10は、ライン11,12の内にあり、ライン13,14の間にある破裂区域の一部を形成する。これらのライン13,14は、タブ5の引き上げによる破裂操作の終わりで切り溝線3の切断が止まった点39,40の間を延びるコード38によって定義される(図2参照)。破裂区域に続いて時計方向に引き裂き開始区域15が、反時計方向に引き裂き開始区域16があり、ライン14,17と13,18によってそれぞれ制限されている。引き裂き開始区域15、16では、最も高い引き裂き力に直面する。引き裂き開始区域15,16の長さは、引き裂き力を、例えば、引き裂き開始のための最大値の60〜90%、例えば70%又は80%まで減少させる長さに相当する。引き裂き開始区域15,16に続いて引き裂き区域19,20の他の部分があり、そして、引き裂き開始区域15,16は任意のヒンジ区域21に接続している。
【0030】
図2は、切り溝線3を破裂させ、それによって開口22を形成するタブによる破裂手順の終わりを示す。タブ5は、その端部7を伴って上方に伸びている。線13,14の間の破裂区域で、中央閉鎖部分4は、閉鎖体1の残存部分から離脱する。
【0031】
図4は、切り溝線3の長さ上での、切り溝残部の減少を示している。破裂開始区域10では、切り溝残部は減少しない。引き裂き開始区域、特に、遷移点24では、切り溝残部の減少が最大であり、本実施形態の閉鎖体では8μmに達し、停滞状態になる。円周方向の両側で、切り溝残部tは、破裂区域(各ライン12と14,11と13の間)で停滞状態23まで徐々に減少し、そして、引き裂き開始区域15,16において、徐々に増加する(カーブA)。他の実施形態(例えば、容器内に圧力が加えられない場合)において、切り溝残部の減少は、概して引き裂き区域19,20で一定に止まることができ、しかし、中央点が閉鎖体から切り離されるヒンジ区域21の方へと徐々に少なくすることができる(カーブB)。
【0032】
閉鎖体を多くの誤用に耐えさせるため、破裂開始区域10においては、前記残部を約70μmまで増加させることができる。ヒンジ区域21において、閉鎖体をより多くの誤用に耐えさせるために、同じく、前記残部を増加(例えば、約100〜150μmまで)させることができる。
【0033】
最後に、図3に、本発明のイージーオープン式閉鎖体を製造する装置26を示す。この装置は、切り溝ダイス27と下側金敷28とを備えている。下側金敷28は、平坦な金敷表面29を有する。上側金敷27は、閉鎖体1の切り溝線3を作るための鋭い端部30を有する。切り溝残部(t)は引き裂き開始区域25のものが示されている。
【0034】
図3Bは、本発明に係るイージーオープン式閉鎖体1を製造するための他の装置31を示している。この装置31は、鋭い端部30を有する切り溝ダイス27を備えているが、更に、丸みを帯びた金敷表面33を有する下側金敷32を備えている。
【0035】
前記装置26により製造された閉鎖体1は、切り溝線3が形成された人目に触れる面34と、切り溝線3の辺りで製品に対向する平坦な面35を有している。
【0036】
図3Bの装置で製造された閉鎖体1は、人目に触れる面34に切り溝線34と、製品に対向する面37に切り溝線36とを有する。装置31において、各切り溝線は、1つのステップ又は2つの連続したステップで形成することができる。
【0037】
本発明の両装置26,31を高速生産に使うことで、本発明の閉鎖体が、標準許容誤差で製造されることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明によるイージーオープン式閉鎖体の平面図である。
【図2】閉鎖体の引き上げ操作を示す図である。
【図3A】イージーオープン式閉鎖体を製造する装置の実施形態を示す図である。
【図3B】イージーオープン式閉鎖体を製造する装置の実施形態を示す図である。
【図4】時計回り又は反時計回りに、本発明のイージーオープン式閉鎖体の切り溝の残部を示す図である。

Claims (12)

  1. 閉鎖体と、タブと、を備え、
    閉鎖体は、折り重ねのリムと円周の切り溝線とを有し、
    切り溝線は、該切り溝線において閉鎖体の厚さ方向に切り溝残部(t)を有し且つ除去可能な中央閉鎖部分を囲んでおり、
    タブは、中央閉鎖部分に接続されており、
    切り溝線は、タブにより切り溝線に沿って中央閉鎖部分の一部を破裂する破裂区域を有し、
    破裂区域は、タブの近くに破裂開始区域を備え、破裂区域には、時計方向及び反時計方向に引き裂き区域が続いており、引き裂き区域では、タブの使用によって中央閉鎖部分が切り溝線に沿って閉鎖体から引き離され、且つ、結果として閉鎖体から離脱するようになっており、
    引き裂き区域は、それぞれ破裂区域に隣接する各引き裂き開始区域を備え、
    引き裂き開始区域における切り溝残部(t)が、破裂開始区域における切り溝残部と比較して小さくなっている、イージーオープン式閉鎖体。
  2. 切り溝残部(t)の減少が、少なくとも破裂区域とその隣の引き裂き開始区域との間の遷移点で最大になっている、請求項1記載のイージーオープン式閉鎖体。
  3. 切り溝残部(t)の減少が、前記遷移点より徐々に少なくなっている、請求項1又は2記載のイージーオープン式閉鎖体。
  4. 切り溝残部(t)が、引き裂き開始区域に隣接する破裂区域の一部で小さくなっている、請求項1から3のいずれかに記載のイージーオープン式閉鎖体。
  5. 切り溝残部(t)の減少が、最大で25μm、好ましくは5〜15μmの範囲、より好ましくは6〜9μm、更に好ましくは7〜8μmの範囲である、請求項1又は2記載のイージーオープン式閉鎖体。
  6. 最大の破断力が、1N(0.2lbs)より、例えば、1〜15N(0.2〜3.3lbs)減少されている、請求項1〜5のいずれかに記載のイージーオープン式閉鎖体。
  7. 切り溝残部(t)の減少が、閉鎖体の人目に触れる側の面における切り溝によって少なくとも部分的に形成されている、請求項1〜6のいずれかに記載のイージーオープン式閉鎖体。
  8. 切り溝残部(t)の減少が、閉鎖体の製品側の面における切り溝によって少なくとも部分的に形成されている、請求項1〜7のいずれかに記載のイージーオープン式閉鎖体。
  9. 引き裂き区域が、破裂開始区域の切り溝残部(t)と同じか大きい切り溝残部(t)を有するヒンジ区域に接続している、請求項1〜8のいずれかに記載のイージーオープン式閉鎖体。
  10. 請求項1〜9のいずれかのイージーオープン式閉鎖体を備えている容器。
  11. 閉鎖体の面に切り溝を形成するための工具を備え、該工具は、切り溝残部の減少を形成するための工具の一部分で、より大きな厚さを有している、請求項1〜9のいずれかのイージーオープン式閉鎖体を製造するための装置。
  12. 前記工具が、閉鎖体の製品側の面に切り溝を形成する下側金敷である、請求項11に記載の装置。
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