JP7210821B2 - 缶蓋開口用タブ - Google Patents

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Description

本発明は、缶蓋開口用のタブに関するものである。
ステイオンタブ型の開口用タブを備えた缶蓋が一般に知られている。このような缶蓋は、缶蓋本体のパネルにタブが固定されており、タブは、リベットで缶蓋本体に固定される固定部と、固定部からスリットで分離されて指によって引き上げられる引き上げ部と、固定部を支点として引き上げ部の引き上げに応じて押し下げられる押し下げ部を備えており、缶蓋の開口は、タブの押し下げ部がパネルに形成されたスコアを破断させることで、スコアで区画された開口片が缶の内側に没入して缶蓋が開口する。
このような缶蓋における開口用のタブは、固定部が支点、引き上げ部が力点、押し下げ部が作用点となるてこの原理を利用して、開口操作時に指に掛かる力の軽減を図っており、固定部から引き上げ部までの長さが固定部から押し下げ部までの長さより長くなっている。また、引き上げ部の引き上げに対して押し上げ部の押し下げが連動するように、引き上げ部と押し下げ部を繋ぐタブの周縁には、剛性を高めるためのカール部が形成されている。
そして、一般に、タブの固定部と引き上げ部との間には、フィンガーホールと呼ばれる孔が形成されている。これに対して、引き上げ部と固定部との間にフィンガーホールを設けていないタブも知られている(下記特許文献1参照)。このようなタブは、固定部と引き上げ部との間にタブパネルを設け、その一部に情報や絵柄などの表示を付与することによって、加飾性を高めることができる。
特開2017-121967号公報
前述したタブは、帯状コイルに複数のタブを連ねた状態で製造される。その際に、タブは、帯状コイルから複数の工程を経て打ち抜き成形されるが、先ず帯状コイルに必要な孔加工が施され、次いで、所謂キャリーポイントとなる連結片を除く環状のカット線でタブの外形が打ち抜かれ、複数のタブを連結片でコイルに連ねた状態で、凹凸成形や周縁をカール成形するなど、所要のタブ成形加工が施され、最後に連結片を切断してタブを缶蓋本体に取り付けている。
この際、前述したキャリーポイントとなる連結片が固定部の左右両側に存在していると、その連結片が存在した箇所で周縁に設けるカール部が途切れることになり、その途切れた箇所でタブの剛性が低下してしまう。このため、前述した従来技術のように、固定部と引き上げ部の間にフィンガーホールが存在していないものでは、開口操作時で引き上げ部を引き上げる際に、連結片が存在していたカール部の途切れ箇所が屈曲点となって、タブが折れ曲がり易く、開口に必要なタブの剛性を得ることができない問題が生じる。
また、ステイオンタブ型の開口用タブは、缶を手にした人が、開口操作する際に特に注目する箇所であり、開口後も缶蓋本体から切り離されることがないので、その一部に情報や絵柄などの表示を付与することによって、前述したように加飾性を高めることができると共に、効果的に情報提供や広告を行うことができる。
タブへの表示は、固定部と引き上げ部との間のフィンガーホールを無くして、そこに表示を行うことが有効である。しかしながら、固定部と引き上げ部との間にレーザーマーキングやインクジェットプリントなどで表示を行った場合には、そこに前述した従来技術のように表面が下向きに凸のタブパネルを成形すると、成形ツールのツール面が表示が付された面に接触することになり、レーザーマーキング時に生じる粉塵やインクジェットプリントのインクがツール面に転写されて、自身のタブの表示を乱したり、帯状コイルに連なっている他のタブの加工時に、成形ツールのツール面に転写された粉塵やインクが他のタブに転写されて、他のタブの表示を乱したりする不具合が生じる問題があった。
また、タブの製造では、前述したように、タブの周縁にカール成形する加工を施しているが、その加工においてタブの固定部と引き上げ部との間が湾曲することがあり、この湾曲をリフォーム成形して平面化することが行われている。その際に、湾曲した固定部と引き上げ部との間にレーザーマーキングやインクジェットプリントなどによる表示が付されていると、リフォーム成形を行う成形ツールのツール面に対して前述した粉塵やインクが転写されることになり、その場合にも前述した問題と同様の問題が生じることになる。
また、フィルガーホールが存在しないものでは、開口操作時に引き上げ部を引き上げる際に、上面を下向き凸状に形成するとタブパネルに指が接触することにより、良好な操作感を得ることができない問題が生じる。
本発明は、このような事情に対処するために提案されたものである。すなわち、タブの固定部と引き上げ部との間に表示を付加するに際して、タブに必要な剛性を確保すること、表示の乱れを抑止すること、開口時に良好な操作感を得ることができることなどが、本発明の課題である。
このような課題を解決するために、本発明による缶蓋開口用タブは、以下の構成を具備するものである。
長手方向の一端側に設けられる引き上げ部と、長手方向の他端側に設けられる押し下げ部と、前記引き上げ部と前記押し下げ部の間に設けられ、U字状のスロットによって区画形成されて缶蓋本体に固定される固定部と、前記押し下げ部に設けられる連結片切断痕を除く周縁に連続して形成されるカール部とを備え、前記固定部と前記引き上げ部との間の表面が表示面であり、前記表示面の裏面側は成形ツールが当接される被当接面であり、前記固定部と前記引き上げ部の間には、前記表示面側が凸状に成形され、前記被当接面側が凹状に成形された成形部が設けられている缶蓋開口用タブであって、前記成形部は、缶上面部からの押し動作によって前記缶蓋開口用タブの後端部を離間させることができる弾発性を有さないことを特徴とする缶蓋開口用タブ。
本発明の実施形態に係る缶蓋開口用タブを示した説明図((a)がA-A断面図、(b)が平面図、(c)が背面図)である。 本発明の他の実施形態に係る缶蓋開口用タブを示した説明図((a)がA-A断面図、(b)が平面図、(c)が背面図)である。 本発明の他の実施形態に係る缶蓋開口用タブを示した説明図((a)がA-A断面図、(b)が平面図、(c)が背面図)である。 本発明の他の実施形態に係る缶蓋開口用タブを示した説明図((a)がA-A断面図、(b)が平面図)である。 本発明の他の実施形態に係る缶蓋開口用タブを示した説明図((a)がA-A断面図、(b)が平面図)である。 本発明の実施形態に係る缶蓋開口用タブにおける表示部の位置を示した説明図である((a)が図1に示した例であり、(b)が図3に示した例である。)。 缶蓋開口用タブが取り付けられる缶蓋の製造方法を示した説明図である。 缶蓋開口用タブの形成過程を示した説明図((a)が表示部の描画後の状態、(b)が孔加工後の状態、(c)が外周部分の打ち抜き後の状態)である。 缶蓋開口用タブの形成過程を示した説明図((a),(b)が凹凸成形後の状態、(c)がカール成形後の状態)である。 タブパネルの凹凸成形加工を示した説明図((a)が成形前の状態、(b)が成形後の状態)である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の説明で、異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。図1~図3における矢印X方向は缶蓋開口用タブの長手方向を示し、矢印Y方向は平面視してX方向に直交する方向を示し、矢印Z方向は、缶蓋開口用タブの厚さ方向を示している。
図1~図3に示すように、缶蓋開口用タブ(以下、タブ)1(1A,1B,1C)は、長手方向(図示X方向)の一端側に引き上げ部2、長手方向(図示X方向)の他端側に押し下げ部3、引き上げ部2と押し下げ部3との間に固定部4が設けられている。
引き上げ部2は、開口操作を行う人の指が掛けられる部位であり、図示Z方向に引き上げることで開口操作が行われる。押し下げ部3は、引き上げ部2の引き上げによって逆向きに押し下げられる部位であり、この部位が缶蓋本体のパネルに当接して押し下げられることで缶蓋本体のスコアが破断する。
固定部4は、U字状のスロット5によって区画形成されており、缶蓋本体のパネルに設けられるリベットが挿入するリベット孔6を備えており、リベットをリベット孔6に挿入してかしめることで、固定部4が缶蓋本体に固定される。
押し下げ部3の中央には、連結片切断痕7が有る。そして、連結片切断痕7を除くタブ1の外周縁には、カール部8が形成されている。カール部8は、引き上げ部2を力点、固定部4を支点、押し下げ部3を作用点とするてこ棒としてタブ1が機能するために、タブ1の屈曲剛性を高めている。ここで、連結片切断痕7を押し下げ部3に設けていることで、カール部8の途切れ箇所が開口操作時に引き上げ部2を引き上げる際に曲げ力が加わらない位置に配置されており、これによってタブ1は缶蓋の開口に必要な剛性を備えている。
タブ1(1A,1B,1C)には、成形加工が施されている。一つには、固定部4の周囲にZ方向とは逆側に凸の成形部10が設けられており、それに加えて、引き上げ部2と固定部4との間に成形加工が施されている。図1に示すタブ1(1A)は、引き上げ部2と固定部4との間に、図示Z方向に凸状に成形された(すなわち、表面側が凸状に成形され、裏面側が凹状に成形された)成形部11が設けられている。図2に示すタブ1(1B)は、引き上げ部2と固定部4との間に、図示Z方向に凸のドーム状に成形された成形部12が設けられている。図3に示すタブ1(1C)は、リフォーム成形によって、引き上げ部2と固定部4の間をフラットにしている。
タブ1(1A,1B,1C)は、表示面20を備えている。表示面20は、図示省略しているが、引き上げ部2と固定部4との間の表面であって、レーザーマーキング又はインクジェットプリントなどによって、2次元コード、ロゴ、絵、文字、番号等が描画された表示部が形成されている。そして、表示面20の裏面側は、前述したような成形加工を施すための被当接面21になっている。被当接面21には、前述した成形部11,12の成形、或いは図3におけるリフォーム成形を行うための成形ツールが当接する。
図4及び図5は、他の例(タブ1(1D,1E))を示している。前述の例と同様の部位には同一符号を付して重複説明を省略する。図4に示したタブ1(1D)は、引き上げ部2と固定部4との間の表示面20(或いは被当接面21)に、成形部13を設け、その周囲にビード形状部15を設けている。成形部13は、表面側が凸状(上向き凸状)に形成されており、ビード形状部15は、成形部13の周囲を断面波状に成形している。図5に示したタブ1(1E)は、引き上げ部2と固定部4との間の表示面20(或いは被当接面21)に、成形部14を設け、成形部14と固定部4との間に、段差部16を形成して、成形部14と表示部20と引き上げ部2からなるチップアップ形状部17を設けている。成形部14は、表面側が凸状(上向き凸状)に形成されており、段差部16は、成形部14と固定部4との間に段差を設けている。
図6は、タブ1の表示面20における表示部20Aの位置を示している。図6(a)に示した例では、表示部20Aは、表示面20に設けた成形部11の範囲内に設けられており、図6(b)に示した例では、フラットに成形された表示面20の所定範囲に表示部20Aが設けられている。表示部20AのサイズL1×L2は適宜に設定することができる(例えばL1=4.5~8.8mm、L2=7.0~11.6mm)。
タブ1が取り付けられる缶蓋は、図7に示すように製造される。すなわち、コイルCから巻き戻されたタブ材Tが、先ず、描画装置(例えば、レーザーマーカ)30に通され、タブ材Tの表面にレーザーマーキングなどで描画された表示部が形成される。次に、表示部が形成されたタブ材Tは、タブ成形機31に通され、タブ1が形成される。
図8及び図9は、タブ材Tが描画装置30とタブ成形機31を通過する間のタブ形成過程を示している。図8(a)には、タブ材Tの表面に表示部T1を描画した状態を示している。図7に示した描画装置30内で表示部T1が形成される。図8(b)は、タブ材Tにタブ成形機31内で孔加工を施した状態を示している。ここでは、設定位置にリベット孔6とU字状のスロット5を形成し、更に連結片(キャリーポイント)T4を形成するための孔T2,T3を形成している。図9(c)では、タブの外周縁の更に外側を画定するカット線T5を打ち抜き加工で形成している。
図9(a)は、カット線T5の内側とリベット孔6とスロット5の近くに成形部を形成した状態を示しており、図9(b)は、スロット5の外側に成形部10を形成すると共に、成形部11を形成している。
成形部11の成形は、図10に示すように、タブ成形機31内に備えられる成形ダイ40と成形ツール41を用いる。ここで、タブ材Tの表示部T1が形成された表示面20は、図10(a)に示すように、成形ダイ40のダイ孔40A内に向けて配置され、成形ツール41は、タブ材Tの裏面の被当接面21に対面して配置されている。
そして、タブ材Tの被当接面21に成形ツール41を当接させ、成形ツール41をダイ孔40Aに押し込むことで、図10(b)に示すように、ダイ孔40A内にて成形部11が成形される。この際、成形ツール41は、表示面20の裏面側の被当接面21に当接して成形が行われるので、表示面20に形成された表示部T1に成形ツール41が接触することを回避することができる。これによって、表示部T1の表示状態を乱すこと無く、また、成形ツール41に表示部T1にある粉塵やインクが転写されること無く、成形部11を成形することができる。また、タブ1(1C)は、被当接面21がフラットに形成されているので、表示部T1の面積をタブ1(1A,1B)よりも広く確保できる。
タブ成形機31を通過したタブ材Tは、図9(c)に示すように、タブ1が連結片T4でタブ材Tに連結された状態で、図7に示すコンバージョンプレス32に送られる。コンバージョンプレス32では、缶蓋本体の成形が行われると共に、缶蓋本体のリベット位置に対してタブ1のリベット孔6を位置決めした後、連結片T4を切断してタブ1をタブ材Tから分離し、リベットをリベット孔6に挿入してかしめ、タブ1を缶蓋本体に取り付ける。これによって、缶蓋Pを得る。
図1に示した実施形態(表面側が表示面20であり、裏面側が被当接面21であって、上向き凸の成形部11が形成されている。)における開口動作の官能評価結果を下記の表1に示す。
官能評価試験では、実施形態のタブ1が取り付けられた缶蓋(表面側が表示面20であり、裏面側が被当接面21であって、上向き凸の成形部11が形成されているタブ1が取り付けられた缶蓋)を例1、成形部11をフラットにした以外は例1と同様の缶蓋を例2、成形部11の向きを下向きに凸とした以外は例1と同様の缶蓋を例3として、これらに対して、開口動作の官能評価試験を行った。
官能評価試験での開口時の動作は、先ず、タブ1に指先を当てながらタブ1と蓋面の隙間に指を入れ、次に、タブ1の被当接面21に指先を誘導すると同時にタブ1を指で持ち上げて初期開口する。その後、タブ1の被当接面21に指の腹をしっかりと当て、タブ1を指の腹で引き上げることにより、缶蓋本体のスコアによって画成される開口片を押し下げる。
官能評価試験では、例1~例3において、タブ1を指の腹で引き上げることにより、缶蓋本体のスコアによって画成される開口片を押し込む際に感じた違和感を相対的に評価した。例1のように上向き凸の成形部11が形成されているものや、例2のようにフラットな成形部11が形成されているものは、例3のように成形部11の向きを下向きに凸としたものに比べて、引き上げ部の下面側の表面から被当接面21までの間隔S1(図1参照)が上側(Z方向)に大きく設けられているので、タブ1の被当接面21に指先を誘導する際、指先が上側(Z方向)に入り込みやすくなり、タブ1の引き上げ時の操作感は良くなると考えられる。
官能評価試験における評価指標は、例3を基準として、例3よりも違和感が少なく、タブの引き上げ時の操作感がとても良いと感じる場合を「◎」、例3よりも違和感が少なく、タブの引き上げ時の操作感が良いと感じる場合を「○」、例3よりも違和感がややあると感じる場合を「△」とした。
表1から明らかなように、例1(上向き凸の成形部11を設けた例)と例2(フラットな成形部11を設けた例)は、例3(下向き凸の成形部11を設けた例)に対して、概ね違和感が少なく良好な操作感が得られるという結果になった。つまり、タブ1において表示部T1を表面側に設けて、裏面側から成形ツールを当接させ、上向き凸の成形部11を成形したもの、或いは引き上げ部と固定部との間をフラットに成形したものは、乱れの無い表示部T1が得られるだけで無く、開口時に良好な操作感を得ることができる。そして、連結片T4の位置を押し上げ部に設けることで、タブ1に必要な剛性を確保することができる。
Figure 0007210821000001
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
1(1A,1B,1C):缶蓋開口用タブ(タブ),
2:引き上げ部,3:押し下げ部,4:固定部,5:スロット,
6:リベット孔,7:連結片切断痕,8:カール部,
10,11,12,13,14:成形部,
15:ビード形状部,16:段差部,17:チップアップ形状部,
20:表示面,20A:表示部,21:被当接面,
30:描画装置,31:タブ成形機,32:コンバージョンプレス,
T:タブ材,T1:表示部,T2,T3:孔,T4:連結片,T5:カット線,
P:缶蓋

Claims (3)

  1. 長手方向の一端側に設けられる引き上げ部と、
    長手方向の他端側に設けられる押し下げ部と、
    前記引き上げ部と前記押し下げ部の間に設けられ、U字状のスロットによって区画形成されて缶蓋本体に固定される固定部と、
    前記押し下げ部に設けられる連結片切断痕を除く周縁に連続して形成されるカール部とを備え、
    前記固定部と前記引き上げ部との間の表面が表示面であり、前記表示面の裏面側は成形ツールが当接される被当接面であり、
    前記固定部と前記引き上げ部の間には、前記表示面側が凸状に成形され、前記被当接面側が凹状に成形された成形部が設けられている缶蓋開口用タブであって、
    前記成形部は、缶上面部からの押し動作によって前記缶蓋開口用タブの後端部を離間させることができる弾発性を有さない
    ことを特徴とする缶蓋開口用タブ。
  2. 前記被当接面がフラットに成形されていることを特徴とする請求項1記載の缶開口用タブ。
  3. 請求項1または2に記載された缶蓋開口用タブと、
    前記固定部が固定されると共に前記押し下げ部の押し下げで破断するスコアによって画成される開口片を有する缶蓋本体とを備える缶蓋。

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