JP3050345U - プルタブ缶 - Google Patents
プルタブ缶Info
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- JP3050345U JP3050345U JP1997009440U JP944097U JP3050345U JP 3050345 U JP3050345 U JP 3050345U JP 1997009440 U JP1997009440 U JP 1997009440U JP 944097 U JP944097 U JP 944097U JP 3050345 U JP3050345 U JP 3050345U
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- upper lid
- concave portion
- pull
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- Expired - Lifetime
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- Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プルタブの先端と上蓋との隙間に開口を容易
にする適度な凹部を設けたルタブ缶を提供する。 【解決手段】 缶本体1の上蓋3に、断面を平坦に形成
したプルタブ2を設け、上記プルタブの先端と上蓋との
隙間に指先が入る深さの凹部4を上蓋に設け、上記凹部
の深さ寸法L1を上蓋の外周縁に設けた缶本体との絞鍔
3Bの下方長さ寸法L2以内とするか、又は凹部4の深
さ寸法L1を上蓋の外周に設けた外周凹部3Cの下方長
さ寸法L3以内としたプルタブ缶である。これにより、
プルタブ先端を確実に掴んで静かに引き上げられ、プル
タブ缶の開口が容易となる。
にする適度な凹部を設けたルタブ缶を提供する。 【解決手段】 缶本体1の上蓋3に、断面を平坦に形成
したプルタブ2を設け、上記プルタブの先端と上蓋との
隙間に指先が入る深さの凹部4を上蓋に設け、上記凹部
の深さ寸法L1を上蓋の外周縁に設けた缶本体との絞鍔
3Bの下方長さ寸法L2以内とするか、又は凹部4の深
さ寸法L1を上蓋の外周に設けた外周凹部3Cの下方長
さ寸法L3以内としたプルタブ缶である。これにより、
プルタブ先端を確実に掴んで静かに引き上げられ、プル
タブ缶の開口が容易となる。
Description
【0001】
この考案は、プルタブ缶のプルタブに係り、特に、プルタブの先端と上蓋と の隙間に指先が入る適度な深さの凹部を上蓋に設けることで、開缶を容易にした ものに関する。
【0002】
従来のプルタブ缶は、図7に示すように、缶本体1の上蓋3に、平坦なプルタ ブ2の先端を僅かに持ち上げ、上記プルタブ2の先端と上蓋3との隙間に僅かな 凹部4を付け、この僅かな隙間に指先の爪がやっと入る深さしかないものであっ た。そのため、プルタブ2と上蓋3との間隔が、ごく僅かであるから、指先が入 れにくく、指先が痛くなったり、爪を傷付けたり、マニキュアを剥がしたりする 。そこで、硬貨を利用してテコの原理でプルタブ2を持ち上げ、開口することが ある。この方法によると開口縁が不衛生となる欠点がある。
【0003】 上記欠点は、他の公知資料である米国特許第5,224,618号や同米国特 許第5,375,729号においても、同様な問題点として一般消費者から指摘 されている。更に、この問題は、上蓋全体が外れるフルオープンタイプにおいて 、プルタブを引くのにかなりの大きな力が必要な上に、缶が薄いので片手で押さ えにくく、缶の中身がこぼれ易いため、誤って上蓋の鋭利な縁で手を切ることが あり、非常に危険である。
【0004】
本考案は、上記従来のプルタブ缶が持つ問題点に鑑みてなされたもので、その 目的とするところは、上蓋の積層貯留と供給を損なうことなく、且つプルタブの 開口を容易にする適度な凹部を設けたプルタブ缶を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案の請求項1のプルタブ缶は、缶本体の上蓋に、断面を平坦に形成したプ ルタブを設け、上記プルタブの先端と上蓋との隙間に指先が入る深さの凹部を上 蓋に設け、上記凹部の深さ寸法を上蓋の外周縁に設けた缶本体との絞鍔の下方長 さ寸法以内とするか、又は凹部の深さ寸法を上蓋の外周に設けた下方絞り外周凹 部の下方長さ寸法以内としたことを特徴とする。
【0006】
請求項1のプルタブ缶によると、プルタブ先端の上蓋に設けられた適度な深さ の凹部の隙間に、指先を容易に挿入できるから、このプルタブ先端を確実に掴ん で静かに引き上げられる。これにより、プルタブ缶のプルタブを確実に開口操作 でき、プルタブ缶の開口を容易にする。
【0007】 上蓋に設けた凹部の深さ寸法を、上蓋の外周縁に設けた缶本体との絞鍔の下方 長さ寸法以内としたから、缶本体1に上蓋を絞り合体させる製造工程時に、上下 の上蓋の絞鍔同志が当接し合う。これで、上蓋は上下のプルタブと凹部とが干渉 せず、多数枚の上蓋を正常な積層姿勢に維持できる。しかして、凹部のある上蓋 においても、正常に缶本体1に上蓋を絞り合体させる製造が可能となる。
【0008】 また、上蓋に設けた凹部の深さ寸法を、上蓋の外周に設けた下方絞りの外周凹 部の下方長さ寸法以内としたから、缶本体1に上蓋を絞り合体させる製造工程時 に、上下の上蓋の下方絞り外周凹部と上蓋の外周上縁とが当接し合う。これで、 上蓋は上下のプルタブと凹部とが干渉せず、多数枚の上蓋を正常な積層姿勢に維 持できる。
【0009】
本考案の第1実施形態を、図面により説明する。図1,2,3において、缶本 体1の上蓋3に、断面を平坦に形成したプルタブ2を設け、上記プルタブの先端 と上蓋3との隙間に指先が入る深さの凹部4を上蓋に設けている。そして、上蓋 3に設けた凹部4の深さ寸法L1は、上蓋3の外周上縁3Aから下方に延設した 缶本体1との絞鍔3Bの下方長さを長くし、この長さ寸法L3よりも浅くしてい る。上記長さ寸法L3は、上蓋3の外周凹部3Cの深さ寸法L2とほぼ同一とし ている。これにより、絞鍔3Bの下方長さ寸法L3に対して、凹部4の深さ寸法 L1との間に隙間L4を生じさせている。この隙間L4は、上記プルタブ2の高 さHよりも大きくなる関係に設定されている。
【0010】 本考案の第1実施形態は、上記のように構成されており、以下のように作用す る。先ず、図3に示すように、プルタブ2の先端の上蓋3に設けられた適度な深 さL1の凹部4の隙間に、指先Fを容易に挿入できるから、このプルタブ先端を 確実に掴んで静かに引き上げられる。これにより、プルタブ缶のプルタブ2を確 実に開口操作でき、その開口が安全・容易となる。
【0011】 そして、図4に示すように、上蓋3に設けた凹部4の深さ寸法L1を、上蓋3 の外周縁に設けた缶本体1との絞鍔3Bの下方長さ寸法L3以内としたから、缶 本体1に上蓋を絞り合体させる製造工程時において、上下に積層した上蓋3の絞 鍔3Bの上下同志が当接し合う。これで、上蓋3は上下のプルタブ2と凹部4と の間に僅かな隙間Xが生じて干渉せず、多数枚の上蓋3を正常な積層姿勢に維持 できる。また、上蓋3の方向が変わっても上下の凹部4同志が干渉することがな い。しかして、凹部4のある上蓋3においても、1枚の上蓋3を正常な積層姿勢 のもとに送り出し供給できる。これにより、缶本体1に上蓋3を絞り合体させる 製造が阻害されることなく正常に行われる。
【0012】 尚、本考案は、上記第1実施形態に限定されず、考案の要旨内での設計変更が 可能である。例えば、図5に示す第2実施形態のように、上蓋3に設けた凹部4 の深さ寸法L1を、上蓋3の外周凹部3Cに設けた下方絞りの下方長さ寸法L2 以内としてもよい。この場合、絞鍔3Bの下方長さ寸法L3を短くしてもよい。 その他の構成は、上記第1実施形態と同一につき、説明を省略する。
【0013】 上記第2実施形態のように、上蓋3に設けた凹部4の深さ寸法L1を、上蓋の 外周凹部3Cに設けた下方絞りの下方長さ寸法L2以内とすることで、プルタブ 2の先端の上蓋3に設けられた適度な深さの凹部4の隙間に、指先を容易に挿入 できるから、このプルタブ先端を確実に掴んで静かに引き上げられ、プルタブ缶 の開口が安全・容易となる。
【0014】 また、図6に示すように、缶本体1に上蓋3を絞り合体させる製造工程時にお いて、上下の上蓋3の下方絞りの外周凹部3Cと上蓋3の外周上縁3Aとが当接 し合い、上蓋3は上下のプルタブ2と凹部4とが干渉せず、多数枚の上蓋3を正 常な積層姿勢に維持できる。また、上蓋3の方向が変わっても上下の凹部4同志 が干渉することがない。しかして、凹部4のある上蓋3においても、1枚の上蓋 3を正常な積層姿勢のもとに送り出し供給できる。これにより、缶本体1に上蓋 3を絞り合体させる製造が阻害されることなく正常に行われる。
【0015】
請求項1のプルタブ缶によると、プルタブ先端の上蓋に設けられた適度な深さ の凹部の隙間に指先を容易に挿入できるから、このプルタブ先端を確実に掴んで 静かに引き上げられ、プルタブ缶の開口を安全・容易にする効果が発揮される。
【0016】 また、上蓋に設けた凹部の深さ寸法を、上蓋の外周縁に設けた缶本体との絞鍔 の下方長さ寸法以内としたから、缶本体1に上蓋を絞り合体させる製造工程時に 、上下の上蓋の絞鍔同志が当接し合い、上蓋は上下のプルタブと凹部とが干渉せ ず、多数枚の上蓋を正常な積層姿勢に維持できる効果が発揮される。
【0017】 更に、上蓋に設けた凹部の深さ寸法を、上蓋の外周に設けた外周凹部の下方長 さ寸法以内としたから、缶本体1に上蓋を絞り合体させる製造工程時に、上下の 上蓋の外周凹部と絞鍔とが当接し合い、上蓋は上下のプルタブと凹みとが干渉せ ず、多数枚の上蓋を正常な積層姿勢に維持できる効果が発揮される。そして、凹 部のある上蓋において、正常に缶本体1に上蓋を絞り合体させる製造が可能とな る効果が発揮される。
【0018】 尚、上記実施形態において、凹部4の平面形状は、円、楕円、三角形およびそ の他多角形など任意適当な形状を選定し得るも、要は指先が入り易くプルタブに よる開口を容易にする形状であれば良い。
【図1】本考案の第1実施形態を示し、プルタブ缶の斜
視図である。
視図である。
【図2】本考案の第1実施形態を示し、プルタブ缶の断
面図である。
面図である。
【図3】本考案の第1実施形態を示し、上プルタブの作
用断面図である。
用断面図である。
【図4】本考案の第1実施形態を示し、上蓋の積層状態
の断面図である。
の断面図である。
【図5】本考案の第2実施形態を示し、上蓋とプルタブ
の断面図である。
の断面図である。
【図6】本考案の第2実施形態を示し、上蓋の積層状態
の断面図である。
の断面図である。
【図7】従来例のプルタブ缶の断面図である。
1 缶本体 2 プルタブ 3 上蓋 3A 外周上縁 3B 絞鍔 3C 外周凹部 L1 凹部の深さ寸法 L2 外周凹部の深さ寸法 L3 絞鍔の長さ寸法 L4 隙間 4 凹部
Claims (1)
- 【請求項1】 缶本体の上蓋に、断面を平坦に形成した
プルタブを設け、上記プルタブの先端と上蓋との隙間に
指先が入る深さの凹部を上蓋に設け、上記凹部の深さ寸
法を上蓋の外周縁に設けた缶本体との絞鍔の下方長さ寸
法以内とするか、又は凹部の深さ寸法を上蓋の外周に設
けた下方絞り外周凹部の下方長さ寸法以内としたことを
特徴とするプルタブ缶。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997009440U JP3050345U (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | プルタブ缶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997009440U JP3050345U (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | プルタブ缶 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3050345U true JP3050345U (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=43184555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997009440U Expired - Lifetime JP3050345U (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | プルタブ缶 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050345U (ja) |
-
1997
- 1997-10-07 JP JP1997009440U patent/JP3050345U/ja not_active Expired - Lifetime
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