JP6056660B2 - 形状可変素子 - Google Patents
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Description
図1に本発明の形状可変素子が適用される自動車用のヘッドアップディスプレイ1の第1実施形態の構成を示す。
この陽イオン交換樹脂を用いたイオン導電性高分子アクチュエータは、電極31および電極32〜35の間の電界によってイオン液体中の陽イオンが電極31および電極32〜35の間を移動することにより、電解質層30が屈曲するようになっているものである。
制御回路40は、光学ミラー20の片面電極31および反対面電極32、33、34、35の間に反対面電極毎に電圧を印加して光学ミラー20の形状を変化させる。
本第2実施形態では、光学ミラー20の電解質層30の厚み寸法を、次のように、相違させるようにする。
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、光学ミラー20において、反対面電極32、33、34、35に対して共通の電解質層30を設けた例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、反対面電極32〜35に対応して電解質層を反対面電極毎に独立するように形成したものを用いる例について説明する。
本第4実施形態では、電解質層30の反対面側に複数の反対面電極をマトリックス状に並べた光学ミラー20において、光反射面を球面状に変形させる例について説明する。
上記第1〜3の実施形態では、電極32、33、34、35を導電性ペーストを用いた印刷法によって形成した例について説明したが、これに代えて、陽イオン交換樹脂膜の反対面に導電性ペーストを塗布する方法や蒸着法、スパッタリング法、無電解めっき法などで導電性薄膜を形成してこの導電性薄膜を電極32〜35としてもよい。尚、電極31の形成方法も同様である。
(1)電解質層30内の陰イオンの移動によって電解質層30を屈曲させるイオン導電性高分子アクチュエータを電解質層30および電極31〜35を用いて構成してもよい。
(2)電解質層30内の陰イオンおよび陽イオンのそれぞれの移動によって電解質層30を屈曲させるイオン導電性高分子アクチュエータを電解質層30および電極31〜35を用いて構成してもよい。
10 表示装置
20 光学ミラー
21 フロントウインドシールド
30 電解質層
30A、30B、30C、30D 電解質層
31 片面電極(第1の電極)
32、33、34、35 反対面電極(第2の電極)
40 制御回路
Claims (8)
- イオン交換樹脂からなる電解質層(30)と、前記電解質層の片面側に沿うように前記片面側の全体に亘って膜状に形成されている第1の電極(31)と、前記電解質層のうち前記片面側に対する反対面側に沿うようにそれぞれ独立して膜状に形成されている複数の第2の電極(32、33、34、35、60〜75)と、を備え、
前記第1の電極および前記第2の電極の間に前記第2の電極毎に電圧が印加される際に、前記電解質層内で前記第1、第2の電極の間の電界に応じてイオンが前記第2の電極毎に移動することにより、前記電解質層が前記第2の電極毎に屈曲するようになっており、
前記第1の電極には、光を反射する光反射面が形成されていることを特徴とする形状可変素子。 - 前記第1の電極と前記複数の第2の電極のうち前記電解質層の面方向外周側に位置する第2の電極との間の印加電圧を、前記第1の電極と前記複数の第2の電極のうち前記電解質層の面方向中心側に位置する第2の電極との間の印加電圧に比べて小さくすることにより、前記電解質層の前記面方向外周側が前記電解質層のうち前記面方向中心側に比べて小さく屈曲するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の形状可変素子。
- 前記第1の電極は、前記電解質層の片面側に沿うように形成された金属膜から構成されており、
前記光反射面は、前記金属膜の研磨によって形成されたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の形状可変素子。 - イオン交換樹脂からなる電解質層(30)と、前記電解質層の片面側に沿うように前記片面側の全体に亘って膜状に形成されている第1の電極(31)と、前記電解質層のうち前記片面側に対する反対面側に沿うようにそれぞれ独立して膜状に形成されている複数の第2の電極(32、33、34、35、60〜75)と、を備え、
前記第1の電極および前記第2の電極の間に前記第2の電極毎に電圧が印加される際に、前記電解質層内で前記第1、第2の電極の間の電界に応じてイオンが前記第2の電極毎に移動することにより、前記電解質層が前記第2の電極毎に屈曲するようになっており、
前記第1の電極と前記複数の第2の電極のうち前記電解質層の面方向外周側に位置する第2の電極との間の印加電圧を、前記第1の電極と前記複数の第2の電極のうち前記電解質層の面方向中心側に位置する第2の電極との間の印加電圧に比べて小さくすることにより、前記電解質層の前記面方向外周側が前記電解質層のうち前記面方向中心側に比べて小さく屈曲するようになっていることを特徴とする形状可変素子。 - 前記第1の電極および前記第2の電極の間に前記第2の電極毎に相違する電圧が印加されることにより、前記電解質層が前記第2の電極毎に相違する形状に屈曲するようになっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の形状可変素子。
- 前記複数の第2の電極は、それぞれ、導電性材料を印刷法で膜状に形成されたものからなることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の形状可変素子。
- 前記電解質層のうち前記第1の電極と前記複数の第2の電極とによって挟まれる部分の厚み寸法よりも、前記電解質層のうち前記第1の電極と前記複数の第2の電極とによって挟まれる部分以外の他の部分の厚み寸法の方が小さくなっていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つのいずれか1つに記載の形状可変素子。
- 前記電解質層は、前記第2の電極毎に独立するように形成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つのいずれか1つに記載の形状可変素子。
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