JP6056207B2 - 伝送装置及び伝送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワークから受信した信号転送用フレームからクライアント信号を分離してクライアント伝送路に送出する伝送装置及び伝送方法に関する。
近年、インターネットトラヒックの爆発的増大に対応可能である波長多重伝送(WDM)方式を前提とし、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)又はSONET(Synchronous Optical Network)等の同期網のみならずIP(Internet Protocol)又はイーサネット(登録商標)系の非同期網のクライアント信号を、エンド・エンドで通信をする際に、上位レイヤが下位レイヤを一切意識しなくて済む、所謂トランスペアレントに伝送するプラットフォームとして、OTN(Optical Transport Network:光転送ネットワーク)がITU−Tにおいて勧告化されている。そのインタフェースやフレームフォーマットはITU−Tの勧告G.709により標準化されており、商用システムへの導入が急速に進んでいる。
図1にSONET伝送システムの一例のネットワーク構成図を示す。図1において、伝送装置1A,1B,1C,1Dはリングネットワークを構成し、実線で示すように時計方向に信号を伝送する現用回線(Work)と、破線で示すように反時計方向信号を伝送する予備回線(Protection)の冗長構成である。伝送装置1B,1C,1Dそれぞれは伝送装置1Aのマスタクロックに同期して動作する。
図2にSONET伝送システムの伝送装置の一例の構成図を示す。図2において、クライアント側インタフェースから入力された信号は、SONETフレーム同期回路2で終端された後、クロック乗換スタッフ生成回路3でクロック発振器4からのシステムクロックに乗り換えを行う。その後、SONETフレーム生成回路5でSONETフレームにマッピングされ、ネットワーク側インタフェースよりネットワークに出力される。
同様に、ネットワーク側インタフェースからの入力信号は、SONETフレーム同期回路6で終端され、クロック乗換スタッフ生成回路7でクロック発振器4からのシステムクロックに乗り換えを行う。その後、クライアントフレーム生成回路8でクライアントフレームにマッピングされ、クライアント側インタフェースよりクライアント伝送路に出力される。
ネットワーク側インタフェースは現用回線(Work)と予備回線(Protection)の冗長構成をしており、現用回線に異常が発生した場合に予備回線に切り替えて信号を救済する。
SONET伝送システムでは、現用回線に回線断が発生して回線断アラームが検出され、回線断アラームによる現用回線/予備回線の切り替えが実施される切替制御時間は約40[msec]以下であり、ネットワークシステム要求の切替時間50[msec]以下を実現している。
SONET伝送システムは、ネットワーク全体を同期クロックでシステム構成しており、装置内の各信号処理部においても全て同期クロックで処理を行っている。これに対し、OTN伝送システムは、SONET伝送システムの上位レイヤに適用され、WDMシステムにおける伝送路と同等の位置付けであり、クライアントインタフェースからの信号をトランスペアレントに伝送する必要がある。また、クライアントインタフェースは、SONET/SDHインタフェースの他に、イーサネット(登録商標)やファイバーチャネル等の様々な伝送速度のクライアント信号を伝送する必要がある。このため、クライアント信号とネットワーク信号は非同期で処理することになり、クライアントインタフェースからの信号をネットワーク信号に送信する場合には、信号の周波数成分も情報として送信し、受信側では受信した周波数成分からクライアントインタフェース信号を再生する。
図3にOTN伝送システムの一例のネットワーク構成図を示す。図3において、伝送装置11A,11B,11C,11Dはリングネットワークを構成し、実線で示すように時計方向に信号を伝送する現用回線(Work)と、破線で示すように反時計方向信号を伝送する予備回線(Protection)の冗長構成である。伝送装置11A,11B,11C,11Dそれぞれは非同期で動作する。
図4にOTN伝送システムの伝送装置の一例の構成図を示す。図4において、クライアント伝送路からのクライアント信号は光/電気変換器(O/E)21で電気信号に変換され、クライアントインタフェース22でクライアントクロックを抽出された後、ODUフレームスタッフ生成回路23に供給される。ODUフレームスタッフ生成回路23はクライアント信号をODUkフレームにマッピングする。この際に、クライアント信号の周波数調整情報としてのスタッフ情報であるJCバイトがODUkフレームのオーバーヘッドに付加され、クライアント信号の時間軸変動を吸収するためのスタッフバイトがODUkフレームのペイロード領域又はオーバーヘッド領域に挿入される。
ODUフレームスタッフ生成回路23が出力するODUkフレームは内部フレームスタッフ生成回路24で内部フレームにマッピングされる。この内部フレームは図示しないクロスコネクト部や多重分離部を経て、内部フレームスタッフ終端回路25で終端されODUkフレームとされる。なお、クロック生成回路26はシステムクロックを生成してODUフレームスタッフ生成回路23、内部フレームスタッフ生成回路24、内部フレームスタッフ終端回路25等に供給している。
このODUkフレームは現用回線及び予備回線それぞれのOTUフレーム生成回路27A,27Bでオーバーヘッド及びFEC(Forward Error Correction)を付加してOTUkフレームとされる。これらのOTUkフレームは電気/光変換器(E/O)28A,28Bで光信号に変換されOTNネットワークに送出される。
OTNネットワークの現用回線からのOTU信号は光/電気変換器31Aで電気信号に変換され、OTUフレーム同期回路32Aで終端されてODUkフレームとされセレクタ(SEL)35に供給される。クロック生成回路33AはOTU信号から抽出したネットワーククロックに同期したクロックを生成してOTUフレーム同期回路32A、後述の内部フレームスタッフ生成回路36等に供給している。また、OTNネットワークの予備回線からのOTU信号は光/電気変換器31Bで電気信号に変換され、OTUフレーム同期回路32Bで終端されてODUkフレームとされセレクタ35に供給される。
セレクタ35で選択されたODUkフレームは内部フレームスタッフ生成回路36で内部フレームにマッピングされる。この際に、ネットワークにおけるOTUkフレームの時間軸変動を吸収するためのスタッフが生成され内部フレームに挿入される。この内部フレームは図示しないクロスコネクト部や多重分離部を経て、内部フレームスタッフ終端回路37で終端されODUkフレームとされる。
このODUkフレームはODUフレームスタッフ終端回路38に供給され、ODUkフレームから抽出されたデータと、クロックと、ライトイネーブル信号がクロック乗換メモリ39に供給されて、ODUkフレームのペイロード領域のデータつまりクライアント信号のデータがクロック乗換メモリ39に書き込まれる。なお、クロック生成回路26からのシステムクロックが内部フレームスタッフ生成回路36、内部フレームスタッフ終端回路37、ODUフレームスタッフ終端回路38、クロック乗換メモリ39に供給されている。
ODUフレームスタッフ終端回路38はODUkフレームのオーバーヘッドから抽出したスタッフ情報(JCバイト)を基にスタッフバイトの挿入位置を特定して、オーバーヘッド領域及びスタッフバイトの書き込みを禁止して、ペイロード領域のデータ部分のみの書き込みを指示するライトイネーブル信号を生成している。このため、ODUフレームスタッフ終端回路38の出力するライトイネーブル信号は送信側の伝送装置におけるクライアント信号の伝送レートつまりスタッフ情報に応じたものとなる。
また、ODUフレームスタッフ終端回路38の出力するライトイネーブル信号は位相同期回路としてのPLL(Phase locked loop)40に供給され、PLL40はライトイネーブル信号に同期し、かつ、クライアント信号の伝送レートを平滑化したクロックを生成してリードクロックとしてクロック乗換メモリ39に供給すると共に、クライアント送信インタフェース41に供給する。
これにより、クロック乗換メモリ39からクライアント信号のデータが読み出されクライアント送信インタフェース41からクライアント信号として出力される。このクライアント信号はセレクタ42を介し電気/光変換器43で光信号に変換されクライアント伝送路に送出される。
現用回線又は予備回線の光/電気変換器31A又は31Bと、OTUフレーム同期回路32A,32Bで検出された信号断等のアラーム信号はオア回路34A又は34Bを通してスイッチ制御回路(SW CONT)45に供給される。スイッチ制御回路45の制御でセレクタ35はOTUフレーム同期回路32A,32Bそれぞれの出力信号のいずれかの一方を選択して内部フレームスタッフ生成回路36に供給し、セレクタ42はクライアント送信インタフェース41の出力するクライアント信号と、AIS発生回路44が発生するAIS(Alarm Indication Signal)信号のいずれかの一方を選択して電気/光変換器43に供給する。
OTN伝送システムの冗長切替動作は以下の通りである。図4における現用回線側で回線断が発生した場合の予備回線側への切り替え動作を、図5のタイムチャートで説明する。図4、図5における(A)はネットワーク側の現用回線の状態を示し、(B)はネットワーク側の現用回線のアラーム検出結果を示す。(C)はネットワーク側の現用回線/予備回線を選択するためにスイッチ制御回路45が出力する制御信号を示し、(D)は選択された回線の状態を示す。(E)は上位レイヤに異常を通知するAIS信号を出力するためにスイッチ制御回路45が出力する制御信号を示し、(F)はクライアント側インタフェースの出力信号を示し、(G)はPLL動作を示す。
図5における、時刻T11にネットワーク側の現用回線に回線断が発生し、時刻T12にネットワーク側のOTUフレーム同期回路32Aで回線断アラームが検出される。また、時刻T13にスイッチ制御回路45による現用回線/予備回線の切り替えが実施される。時刻T14にPLL40のクロックの同期引き込みが完了する。
冗長切替動作に要する時間は、以下の通りである。回線断アラーム検出時間(T11〜T12)は約1[msec]以下である。切替制御時間(T12〜T13)は約40[msec]程度である。この切替制御時間にPLL40の発振周波数はPLL回路の上限周波数又は下限周波数まで振りきった状態となる。振りきった状態ではPLL40は発振し得る最大又は最小の周波数で発振しており、主信号切り替え後にPLL40は最大又は最小の周波数から予備回線側のクライアント信号の周波数に向けて同期引き込みを開始するため、同期引き込み時間(T13〜T14)は約3[sec]以下である。上記の冗長切替動作は、最大で約3[sec]となってしまう。
ところで、冗長切り替えに対応したデータ処理装置において、無瞬断切り替えを実現する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2010−226200号公報
OTN伝送システムはSONET伝送システムの上位レイヤであるため、冗長構成における切替時間はSONET伝送システムと同様に50[msec]以下で実現する必要がある。このため、PLLの同期引き込み時間を削減することが必要となる。PLLの特性として、同期引き込み時間と出力ジッタと関係にはトレードオフの関係にあり、同期引き込み時間を削減すると出力ジッタは増加する。
OTNのハイアラーキ(階層)では、ODU0(1.25G)信号に、SDH規格のSTM1(約150Mbps)の低速信号のみが伝送されるパターンも発生し得る。この場合、1.25Gbpsの広帯域の中で主信号成分はわずかとなり、残り帯域は余剰信号の挿入(スタッフ処理)が実施される。このスタッフ処理された信号からクライアント信号を抽出する際にスタッフ情報の削除(デスタッフ処理)が行われ、1.25Gbpsの中から150Mbpsの周波数成分を抽出するときに位相変動(GAP)が多大となってしまうが、その位相雑音をPLLは除去できなくてはならない。このため、PLLの特性にはジッタ抑圧特性が要求され、同期引き込み時間が長くなってしまう。このジッタ抑圧特性により、PLLのカットオフ周波数を1[Hz]以下にする必要があり、同期引き込み時間は約3[sec]となってしまい、50[msec]以下の切替時間を実現できないという問題があった。
また、OTN伝送システムは、非同期のネットワークを前提にしているため、冗長しているクライアント信号の現用回線側と予備回線側が非同期である場合もある。図6に冗長しているクライアント信号同志が非同期であるOTN伝送システムの一例の構成図を示す。
図6において、伝送装置12A,12B,12C,12D,12EはリングネットワークのOTN伝送システムを構成している。サーバ13とユーザ機器14との間は、ルータ15A,15B,伝送装置12A,12B,12C,ルータ15Dの経路の現用回線と、ルータ15A,15C,伝送装置12E,12D,12C,ルータ15Dの経路の予備回線との冗長構成である。ルータ15Bと伝送装置12Aの間では周波数f1のクライアント信号の伝送を行い、ルータ15Cと伝送装置12Eの間では周波数f2(f2≠f1)のクライアント信号の伝送を行っている。
この場合、伝送装置12Cでは冗長切替動作が発生すると、PLLは必ず周波数の異なるクライアント信号の同期引き込みを行う必要があり、この場合でも50msの規格を守らなければならない。
開示の伝送装置は、位相同期回路の同期引き込み時間を短縮することを目的とする。
開示の一実施形態による伝送装置は、クライアント信号がマッピングされた同一の信号転送用フレームをネットワークの現用回線と予備回線から受信して、前記現用回線又は前記予備回線から受信した信号転送用フレームから前記クライアント信号を抽出し、受信した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれている前記クライアント信号の周波数調整情報に基づいて位相同期回路でクロックを生成し、抽出した前記クライアント信号を、前記位相同期回路で生成したクロックを用いてクライアント伝送路に送出する伝送装置において、
前記ネットワークの予備回線から受信した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれている前記クライアント信号の周波数調整情報を保持する予備回線側メモリと、
前記ネットワークの現用回線から前記信号転送用フレームを受信できない場合に、前記ネットワークの現用回線から受信した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれているクライアント信号の周波数調整情報から、前記予備回線側メモリに保持されている前記クライアント信号の周波数調整情報に切り替えて前記位相同期回路にクロックを生成させる切替制御回路と、を有する。
本実施形態によれば、位相同期回路の同期引き込み時間を短縮することができる。
SONET伝送システムの一例のネットワーク構成図である。 SONET伝送システムの伝送装置の一例の構成図である。 OTN伝送システムの一例のネットワーク構成図である。 OTN伝送システムの伝送装置の一例の構成図である。 予備回線側への切り替え動作のタイムチャートである。 冗長しているクライアント信号同志が非同期であるOTN伝送システムの一例の構成図である。 OTN伝送システムの伝送装置の一実施形態の構成図である。 OTN伝送システムの伝送装置の一実施形態の構成図である。 ODUkフレームのフォーマットを示す図である。 内部フレームのフォーマットを示す図である。 スタッフ情報メモリへのスタッフ情報の書き込みを説明するための図である。 スタッフ情報の転送を説明するための図である。 異常通知用ODUkフレームの様子を示す図である。 異常通知用内部フレームの様子を示す図である。 ODU.AIS生成回路と内部フレームスタッフ生成回路の詳細構成図である。 アラーム転送LANフレームのフレームフォーマットを示す図である。 現用回線側で光入力断が発生した場合のタイミングチャートである。 現用回線側で光入力断が発生し、すぐ復旧した場合のタイミングチャートである。 現用回線側で光入力断が発生し、予備回線側で光入力断が発生した場合のタイミングチャートである。 予備回線側で光入力断が発生し、現用回線側で光入力断が発生した場合のタイミングチャートである。
以下、図面に基づいて実施形態を説明する。
<OTN伝送システムの伝送装置>
図7A及び図7BにOTN伝送システムの伝送装置の一実施形態の構成図を示す。図7A及び図7Bに示す伝送装置は、例えば図3又は図6における伝送装置11A〜11D,12A〜12Eとして用いられる。
<クライアント側信号インタフェース回路、クロスコネクト部>
図7Aにおいて、クライアント伝送路からのクライアント信号は、クライアント側信号インタフェース回路50内の光/電気変換器51で電気信号に変換され、クライアントインタフェース52でクライアントクロックを抽出された後、ODUフレームスタッフ生成回路53に供給される。ODUフレームスタッフ生成回路53はクライアント信号を信号転送用フレームとしてのODUkフレームにマッピングする。この際に、クライアント信号の周波数調整情報であるスタッフ情報としてのJC(Justification Control)バイトがODUkフレームのオーバーヘッドに付加され、上記JCバイトに応じてクライアント信号の時間軸変動を吸収するためのスタッフバイトがODUkフレームのペイロード領域又はオーバーヘッド領域に挿入される。
ここで、周波数調整方式には非同期マッピング方式(AMP:Asynchronous Mapping Procedure)と、一般化マッピング方式(GMP:Generalized Mapping Procedure)がある。
AMP方式ではOPUkオーバーヘッドの3バイトのJCバイトとNJO(Negative Justification Opportunity)バイト、及び、OPUkペイロード部のPJO(Positive Justification Opportunity)バイトを使用し、JCバイト情報に応じてNJOバイトとPJOバイトにデータ又はスタッフバイト(ゼロ)が挿入(スタッフ)される。つまり、スタッフバイトを挿入するスタッフ位置は固定位置である。GMP方式ではOPUkオーバーヘッドの6バイトのJCバイト情報に応じて、OPUkペイロード部にスタッフバイトが平均的に挿入される。なお、AMP方式とGMP方式のJCバイト情報については後述する図9に示している。
ODUフレームスタッフ生成回路53が出力するODUkフレームは内部フレームスタッフ生成回路54で内部フレームにマッピングされる。内部フレームではオーバーヘッド領域に周波数調整情報としてのJCバイトが付加され、ペイロード部にGMP方式でスタッフバイトが挿入される。
なお、図7Aではクライアント側信号インタフェース回路50は1回路だけ示しているが複数回路設けられていても良い。
クロスコネクト部60は内部フレーム単位でクロスコネクト処理を行う。また、クロスコネクト部60はディストリビュータ66によってクライアント側信号インタフェース回路50から供給されるODUkフレームをネットワーク側信号インタフェース回路(現用)70A及びネットワーク側信号インタフェース回路(予備)70Bに供給する。また、クロスコネクト部60はセレクタ67によってネットワーク側信号インタフェース回路70A,70Bのいずれかから供給されるODUkフレームを選択してクライアント側信号インタフェース回路50に供給する。
<ネットワーク側信号インタフェース回路>
内部フレームはクロスコネクト部60内のディストリビュータ66を経て、端子A1,A3から図7Bに示すネットワーク側信号インタフェース回路(現用)70Aの内部フレームスタッフ終端回路71A及びネットワーク側信号インタフェース回路(予備)70Bの内部フレームスタッフ終端回路71Bに供給される。内部フレームは内部フレームスタッフ終端回路71A,71Bで終端されることでODUkフレームが抽出される。
なお、図7Aに示す制御&同期部80内のクロック生成回路81で生成されたシステムクロックがODUフレームスタッフ生成回路53、内部フレームスタッフ生成回路54に供給され、また、端子A5を介して図7Bの内部フレームスタッフ終端回路71A,71B等に供給されている。
内部フレームスタッフ終端回路71A,71Bから出力されるODUkフレームは現用回線及び予備回線それぞれのOTUフレーム生成回路72A,72Bでオーバーヘッド及びFEC(Forward Error Correction)を付加されてOTUkフレームとされる。これらのOTUkフレームは電気/光変換器73A,73Bで光信号に変換されOTNネットワークに送出される。
<現用系>
図7Bにおいて、OTNネットワークの現用回線から供給されるOTU信号は光/電気変換器91Aで電気信号に変換され、OTUフレーム終端回路92Aで終端されてODUkフレームが抽出され内部フレームスタッフ生成回路93A及びODUフレームモニタ94Aに供給される。また、クロック生成回路95AはOTU信号から抽出したネットワーククロックに同期した周波数f1のクロックを生成してOTUフレーム終端回路92A、内部フレームスタッフ生成回路93A等に供給する。
内部フレームスタッフ生成回路93AはODUkフレームを内部フレームにマッピングする。この際に、OTNネットワークにおけるOTUkフレームの時間軸変動を吸収するためのスタッフバイトが生成され内部フレームに挿入される。内部フレームではオーバーヘッド領域に周波数調整情報としてのJCバイトが付加され、ペイロード部にGMP方式でスタッフバイトが挿入される。また、内部フレームスタッフ生成回路93Aは上記の内部フレームスタッフ情報(W1)をスタッフ情報メモリ96Aに供給して書き込む。なお、クロック生成回路81からのシステムクロックが端子A5から内部フレームスタッフ生成回路93A,104Aに供給されている。
一方、ODUフレームモニタ94AはODUkフレームのオーバーヘッドから抽出したスタッフ情報(JCバイト)を基にペイロード領域におけるスタッフバイトの挿入位置を特定し、例えばスタッフバイトの挿入位置を示すODUフレームスタッフ情報(W2)をスタッフ情報メモリ98Aに供給してして書き込む。また、ODUフレームモニタ94AはODUkフレームのオーバーヘッドからアラーム情報を検出してアラーム情報収集回路99Aに供給する。
なお、光/電気変換器91Aは光信号の断を検出するとアラーム信号を生成してアラーム情報収集回路99Aに供給する。また、OTUフレーム終端回路92AはODUkフレームが例えば5フレーム連続してフレームパターンが不一致のときアラーム信号を生成してアラーム情報収集回路99Aに供給する。
アラーム情報収集回路99Aは光/電気変換器91A,OTUフレーム終端回路92A,ODUフレームモニタ94Aから収集したアラーム信号をLANインタフェース101Aから端子B1を介して制御&同期部80内の切替論理回路82に供給する。
また、スタッフ情報メモリ96A,99Aそれぞれの現用回線側のスタッフ情報(W1,W2)はシリアルインタフェース102Aから端子C1を介して制御&同期部80内のスタッフ情報受け渡し回路83に供給される。
また、制御&同期部80内のスタッフ情報受け渡し回路83から端子C1を介してシリアルインタフェース102Aに予備回線側の内部フレームスタッフ情報(P1)とODUフレームスタッフ情報(P2)が供給される。この内部フレームスタッフ情報(P1)とODUフレームスタッフ情報(P2)はODU.AIS生成回路103Aに供給され、ODUフレームスタッフ情報(P2)は内部フレームスタッフ生成回路93Aに供給される。
ODU.AIS生成回路103AはODUフレームスタッフ情報(P2)をオーバーヘッドに含み、ペイロード領域を全'1'とした異常通知用ODUkフレームを生成して内部フレームスタッフ生成回路104Aに供給する。内部フレームスタッフ生成回路104Aは異常通知用ODUkフレームを内部フレームにマッピングして異常通知用内部フレームを生成する。この際に、内部フレームスタッフ情報(P1)に応じたスタッフバイトが生成され異常通知用内部フレームのペイロード領域に挿入される。内部フレームスタッフ生成回路104Aは生成した内部フレームをセレクタ97Aに供給する。
セレクタ97Aは制御&同期部80内の切替論理回路82からLANインタフェース101Aを介して第1制御信号を供給され、通常時には内部フレームスタッフ生成回路93Aからの内部フレームを選択し、異常時には内部フレームスタッフ生成回路104Aからの内部フレームを選択してクロスコネクト部60のセレクタ67に供給する。
<予備系>
同様にして、OTNネットワークの予備回線から供給されるOTU信号は光/電気変換器91Bで電気信号に変換され、OTUフレーム終端回路92Bで終端されてODUkフレームが抽出され内部フレームスタッフ生成回路93B及びODUフレームモニタ94Bに供給される。また、クロック生成回路95BはOTU信号から抽出したネットワーククロックに同期した周波数f2のクロックを生成してOTUフレーム終端回路92B、内部フレームスタッフ生成回路93B等に供給する。なお、周波数f1,f2はf1≠f2であっても良く、f1=f2であっても良い。
内部フレームスタッフ生成回路93BはODUkフレームを内部フレームにマッピングする。この際に、OTNネットワークにおけるOTUkフレームの時間軸変動を吸収するためのスタッフバイトが生成され内部フレームに挿入される。内部フレームではオーバーヘッド領域に周波数調整情報としてのJCバイトが付加され、ペイロード部にGMP方式でスタッフバイトが挿入される。また、内部フレームスタッフ生成回路93Bは上記の内部フレームスタッフ情報(P1)をスタッフ情報メモリ96Bに供給して書き込む。なお、クロック生成回路81からのシステムクロックが端子A5から内部フレームスタッフ生成回路93B,104Bに供給されている。
一方、ODUフレームモニタ94BはODUkフレームのオーバーヘッドから抽出したスタッフ情報(JCバイト)を基にペイロード領域におけるスタッフバイトの挿入位置を特定し、例えばスタッフバイトの挿入位置を示すODUフレームスタッフ情報(P2)をスタッフ情報メモリ98Bに供給する。また、ODUフレームモニタ94BはODUkフレームのオーバーヘッドからアラーム情報を検出してアラーム情報収集回路99Bに供給して書き込む。
なお、光/電気変換器91Bは光信号の断を検出するとアラーム信号を生成してアラーム情報収集回路99Bに供給する。また、OTUフレーム終端回路92BはODUkフレームが例えば5フレーム連続してフレームパターンが不一致のときアラーム信号を生成してアラーム情報収集回路99Bに供給する。
アラーム情報収集回路99Bは光/電気変換器91B,OTUフレーム終端回路92B,ODUフレームモニタ94Bから収集したアラーム信号をLANインタフェース101Bから端子B2を介して制御&同期部80内の切替論理回路82に供給する。
また、スタッフ情報メモリ96B,99Bそれぞれの現用回線側のスタッフ情報(P1,P2)はシリアルインタフェース102Bから端子C2を介して制御&同期部80内のスタッフ情報受け渡し回路83に供給される。
また、制御&同期部80内のスタッフ情報受け渡し回路83から端子C2を介してシリアルインタフェース102Bに予備回線側の内部フレームスタッフ情報(W1)とODUフレームスタッフ情報(W2)が供給される。この内部フレームスタッフ情報(W1)とODUフレームスタッフ情報(W2)はODU.AIS生成回路103Bに供給され、ODUフレームスタッフ情報(W2)は内部フレームスタッフ生成回路93Bに供給される。
ODU.AIS生成回路103BはODUフレームスタッフ情報(W2)をオーバーヘッドに含み、ペイロード領域を全'1'とした異常通知用ODUkフレームを生成して内部フレームスタッフ生成回路104Bに供給する。内部フレームスタッフ生成回路104Bは異常通知用ODUkフレームを内部フレームにマッピングして異常通知用内部フレームを生成する。この際に、内部フレームスタッフ情報(W1)に応じたスタッフバイトが生成され異常通知用内部フレームのペイロード領域に挿入される。内部フレームスタッフ生成回路104Bは生成した内部フレームをセレクタ97Bに供給する。
セレクタ97Bは制御&同期部80内の切替論理回路82からLANインタフェース101Bを介して第1制御信号を供給され、通常時には内部フレームスタッフ生成回路93Bからの内部フレームを選択し、異常時には内部フレームスタッフ生成回路104Bからの内部フレームを選択してクロスコネクト部60のセレクタ67に供給する。
図7Aにおいて、クロスコネクト部60のセレクタ67は、制御&同期部80内の切替論理回路82からLANインタフェース88を介して第2制御信号を供給され、通常時にはセレクタ97Aからの内部フレームを選択し、異常時にはセレクタ97Bからの内部フレームを選択してクライアント側信号インタフェース回路50の内部フレームスタッフ終端回路55に供給する。
<クライアント側信号インタフェース回路>
図7Aにおいて、クライアント側信号インタフェース回路50の内部フレームスタッフ終端回路55は内部フレームを終端してODUkフレームを抽出しODUフレームスタッフ終端回路56に供給する。ODUフレームスタッフ終端回路56はODUkフレームを終端して、ODUkフレームのペイロード領域のデータと、クロックと、ライトイネーブル信号をクロック乗換メモリ57に供給する。これにより、ODUkフレームのペイロード領域のデータつまりクライアント信号のデータが抽出されてクロック乗換メモリ57に書き込まれる。
なお、クロック生成回路81からのシステムクロックが端子A5から内部フレームスタッフ生成回路93A、内部フレームスタッフ終端回路55、ODUフレームスタッフ終端回路56、クロック乗換メモリ57に供給されている。
ODUフレームスタッフ終端回路56はODUkフレームのオーバーヘッドから抽出したODUフレームスタッフ情報(JCバイト)を基にスタッフバイトの挿入位置を特定して、オーバーヘッド領域及びスタッフバイトの書き込みを禁止して、ペイロード領域のデータ部分のみの書き込みを指示するライトイネーブル信号を生成している。このため、ODUフレームスタッフ終端回路56の出力するライトイネーブル信号は送信側の伝送装置におけるクライアント信号の伝送レートつまりスタッフ情報に応じたものとなる。
また、ODUフレームスタッフ終端回路56の出力するライトイネーブル信号は位相同期回路としてのPLL58に供給される。PLL58はライトイネーブル信号に同期し、かつ、クライアント信号の伝送レートを平滑化したクロックを生成してリードクロックとしてクロック乗換メモリ57に供給すると共に、クライアント送信インタフェース59に供給する。
これにより、クロック乗換メモリ57からクライアント信号のデータが読み出されクライアント送信インタフェース59からクライアント信号として出力される。このクライアント信号はセレクタ61を介し電気/光変換器62で光信号に変換されクライアント伝送路に送出される。
なお、セレクタ61は、制御&同期部80内の切替論理回路82からLANインタフェース64を介して供給される第3制御信号により、クライアント送信インタフェース59の出力するクライアント信号と、AIS発生回路63が発生するAIS(Alarm Indication Signal)信号のいずれかの一方を選択して電気/光変換器62に供給する。
制御&同期部80は、クロック生成回路81、切替論理回路82、スタッフ情報受け渡し回路83、CPU84及びメモリ85を有している。CPU84はメモリ85に格納されているプログラムを実行することでクロスコネクト部60における内部フレームのスイッチングを制御する。また、CPU84はスタッフ情報受け渡し回路83によるスタッフ情報(W1,W2,P1,P2)の受け渡しを制御し、切替論理回路82に供給されるアラーム信号に応じて、切替論理回路82を通してセレクタ61,67,97A,97Bそれぞれの切り替えを制御する。
<各部の動作>
OTUフレーム終端回路92AはODUkフレームを終端し、また、アラーム検出を行う。ODUフレームモニタ94AはODUkフレームからスタッフ情報を抽出する。
図8にODUkフレームのフォーマットを示す。ODUkフレームは、4行(row)×3824列(column)であり、オーバーヘッド(OH)領域と、OPUk(Optical channel Payload Unit kは0又は正の整数)ペイロード部を含む。オーバーヘッド領域のうち、第15列(column)〜第16列×第1〜第4行(row)はOPUkオーバーヘッドとされており、クライアント信号の周波数調整情報であるスタッフ情報としてのJC(Justification Control)バイトが付加されている。
ここで、周波数調整方式には非同期マッピング方式(AMP:Asynchronous Mapping Procedure)と、一般化マッピング方式(GMP:Generalized Mapping Procedure)がある。AMP方式ではOPUkオーバーヘッドの3バイトのJCバイトとNJO(Negative Justification Opportunity)バイト、及び、OPUkペイロード部のPJO(Positive Justification Opportunity)バイトを使用し、JCバイト情報に応じてNJOバイトとPJOバイトにデータ又はスタッフバイト(ゼロ)が挿入(スタッフ)される。つまり、スタッフバイトを挿入するスタッフ位置は固定位置である。GMP方式ではOPUkオーバーヘッドの6バイトのJCバイト情報(JC1〜JC6)に応じて、OPUkペイロード部にスタッフバイトが平均的に挿入される。
ODUフレームモニタ94AはODUkフレームから抽出したスタッフ情報(JCバイト)をODUフレームスタッフ情報(W2)としてスタッフ情報メモリ98Aに書き込む。同様に、予備回線側のODUフレームモニタ94BはODUkフレームから抽出したスタッフ情報(JCバイト)をODUフレームスタッフ情報(P2)としてスタッフ情報メモリ98Bに書き込む。
一方、内部フレームスタッフ生成回路93AはODUkフレームを内部フレームにマッピングする。図9に内部フレームのフォーマットを示す。内部フレームは、4行(row)×3816列(column)であり、内部フレームのオーバーヘッド領域のうち、第16列×第1〜第3行には、GMP方式のJCバイト(例えば3バイト)が格納されている。このスタッフ情報はOTNネットワークにおけるOTUkフレームの時間軸変動を吸収するためのスタッフ情報である。内部フレームのペイロード領域ではデータ(data)の間に、上記スタッフ情報に応じてスタッフバイト(S)が挿入される。例えば内部フレームにODU0フレームを格納する場合、内部フレームのペイロード領域(15200バイト)中に格納するデータ量(ODU0のペイロードのバイト数)をJCバイトに格納している。
なお、内部フレームフォーマットにおける(ペイロード)/(フレーム全体)の比は(3816−16)/3816=3800/3816である。内部フレームは装置内部の周波数fSYSのシステムクロックを用いて生成され、内部フレームのペイロード部の信号速度は、fSYS×(3800/3816)となる。
内部フレームスタッフ生成回路93Aは上記のスタッフ情報(JCバイト)を内部フレームスタッフ情報(W1)としてスタッフ情報メモリ96Aに書き込む。同様に、予備回線側の内部フレームスタッフ生成回路93Bは内部フレームのスタッフ情報(JCバイト)を内部フレームスタッフ情報(P1)としてスタッフ情報メモリ96Bに書き込む。
ここで、例えば内部フレームスタッフ情報P1はODUフレームを内部フレームにマッピングする際に、内部フレームのペイロード部(3800×4=15200バイト)のうち何バイトを使用してマッピングできたかを示しており、(ODU信号)/(内部フレームのペイロード部)の速度比はP1/15200となる。これより、ODUの信号速度fODUは、次式のようになる。
ODU=fSYS(3800/3816)×(P1/15200)
P1の値の取りうる値は0〜15200である。つまり、fSYSはfODU(3816/3800)より大きな値である必要がある。fSYSはfODU(3816/3800)より大きな値を取る。つまり、フレーム自体は内部フレームがODUフレームより小さいが、信号速度は内部フレームのほうが大きく、イメージとしては、例えば10フレームのODUフレームを11フレームの内部フレームにマッピングする、ということになる。
スタッフ情報メモリ96A,98Aには、図10に示すように、ODUフレームが終るタイミングで内部フレームスタッフ情報(W1−(1),W1−(2))とODUフレームスタッフ情報(W2−(1)〜W2−(5))がラッチつまり書き込まれる。そして、シリアルインタフェース102Aは、図11に示すように、フレームパターン(0xF6,0x28、なお、0xは16進表示を示す)を付加した9バイトの転送フォーマットで、内部フレームスタッフ情報(W1)とODUフレームスタッフ情報(W2)をスタッフ情報受け渡し回路83に転送する。同様に、予備回線側のシリアルインタフェース102Bは、内部フレームスタッフ情報(P1)とODUフレームスタッフ情報(P2)をスタッフ情報受け渡し回路83に転送する。
スタッフ情報受け渡し回路83は現用回線側の内部フレームスタッフ情報(W1)とODUフレームスタッフ情報(W2)を予備回線側のシリアルインタフェース102Bに転送し、予備回線側の内部フレームスタッフ情報(P1)とODUフレームスタッフ情報(P2)を現用回線側のシリアルインタフェース102Aに転送する。
現用回線側のODU.AIS生成回路103AはODUフレームスタッフ情報(P2)をオーバーヘッドに含み、ペイロード領域を全'1'とした異常通知用ODUkフレームを生成する。図12に異常通知用ODUkフレームの様子を示す。同様に、予備回線側のODU.AIS生成回路103Bは内部フレームスタッフ情報(W2)をオーバーヘッドに含み、ペイロード領域を全'1'とした異常通知用ODUkフレームを生成する。
内部フレームスタッフ生成回路104Aは内部フレームスタッフ情報(P1)をオーバーヘッドに含み、異常通知用ODUkフレームを内部フレームにマッピングした異常通知用内部フレームを生成する。図13に異常通知用内部フレームの様子を示す。同様に、予備回線側の内部フレームスタッフ生成回路104Bは内部フレームスタッフ情報(W1)をオーバーヘッドに含み、異常通知用ODUkフレームを内部フレームにマッピングした異常通知用内部フレームを生成する。
<ODU.AIS生成回路、内部フレームスタッフ生成回路>
図14に現用回線側のODU.AIS生成回路103Aと内部フレームスタッフ生成回路104Aの詳細構成図を示す。予備回線側のODU.AIS生成回路103Bと内部フレームスタッフ生成回路104Bも同様の構成である。図14において、ODU.AIS生成回路103Aは分周比x計算回路111と、x分周回路112と、ODU−AIS発生回路113を有している。内部フレームスタッフ生成回路104Aは内部フレーム発生&ODU−AISマッピング回路114を有している。
シリアルインタフェース102Aからの内部フレームスタッフ情報(P1)は、内部フレームの1フレームにマッピングされているODU信号のバイト数を表しており、分周比x計算回路111及び内部フレーム発生&ODU−AISマッピング回路114に供給される。また、ODUフレームスタッフ情報(P2)は、ODUフレームの1フレームにマッピングされているクライアント信号のバイト数を表しており、ODU−AIS発生回路113に供給される。
分周比x計算回路111は内部フレームスタッフ情報(P1)と、内部フレームのペイロード部の総バイト数である15200と、内部フレームフォーマットにおける(ペイロード)/(フレーム全体)の比、つまり、3800/3816を用いて、次式から分周比xを計算する。
x=(3800/3816)×(P1/15200)
この分周比xはx分周回路112に供給される。x分周回路112は制御&同期部80内のクロック生成回路81から供給される周波数fSYSのシステムクロックを分周比xで分周し、予備回線側のODU信号のビットレートに対応する周波数fODUのクロックCLK(fODU)を生成してODU−AIS発生回路113のクロック端子に供給する。
ODU−AIS発生回路113はODUkフレームのオーバーヘッド領域にODUフレームスタッフ情報(P2)を挿入し、ペイロード部に'1'を挿入した異常通知用ODU−AIS(fODU)を発生して内部フレーム発生&ODU−AISマッピング回路114に供給する。内部フレーム発生&ODU−AISマッピング回路114は内部フレームのオーバーヘッド領域に内部フレームスタッフ情報(P1)を挿入し、ペイロード部に分周比xの割合でスタッフバイトを配置すると共に'1'を挿入した、周波数fSYSのシステムクロックを持つ異常通知用内部フレーム(fSYS)を出力する。
アラーム情報収集回路99A,99Bそれぞれは光/電気変換器91A,91B,OTUフレーム終端回路92A,92B,ODUフレームモニタ94A,94Bからアラーム信号を収集する。アラーム信号があると、アラーム情報収集回路99A,99BそれぞれはLANインタフェース101A,101Bから制御&同期部80内の切替論理回路82に通知する。図15にアラーム転送LANフレームのフレームフォーマットを示す。LANフレームは、送信先アドレス(DA)、送信元アドレス(SA)、VLAN(Virtual Local Area Network:仮想LAN)タグ、TYPE、DATA、FCS(Frame Check Sequence)を有している。DATAにアラーム信号が設定される。
制御&同期部80は現用回線側のアラーム情報収集回路99Aからアラーム信号が供給されると、現用回線側のセレクタ97Aを第1制御信号で制御して内部フレームスタッフ生成回路93Aの信号の選択から内部フレームスタッフ生成回路104Aの信号の選択に切り替える。PLL58はセレクタ97Aの切り替え後、予備回線側への同期引き込みを開始する。また、制御&同期部80はセレクタ61を第3制御信号で制御して、クライアント送信インタフェース59の信号の選択からAIS発生回路63の信号の選択に切り替え、クライアントにAIS信号を送信する。
制御&同期部80は現用回線側のアラーム信号と予備回線側のアラーム信号をモニタし、予備回線側のアラーム信号が通知されない場合は予備回線側の回線への切り替えるため、クロスコネクト部60のセレクタ67を第2制御信号で制御して、セレクタ97Aの出力信号の選択からセレクタ97Bの出力信号の選択に切り替える。
セレクタ67の切り替え後、制御&同期部80はセレクタ61を第3制御信号で制御して、AIS発生回路63の信号の選択からクライアント送信インタフェース59の信号の選択に切り替える。このとき、既に、予備回線側への同期引き込みが完了しているため、PLL58の再引き込み動作を行うことなしに予備回線側の主信号の疎通を再開でき、PLL58の同期引き込みに必要な時間を改善できる。
<第1ケース:現用回線側に異常が発生した場合>
ネットワーク側信号インタフェース回路(現用)70Aで光入力断が発生した場合について、図16のタイミングチャートに基づいて説明をする。
図16(A)に示すように、ネットワーク側信号インタフェース回路70A,70Bのうち現用回線側の70Aにおいて、時刻T21に光入力断が発生する。
図16(B)に示すように、アラーム検出に必要な時間経過後の時刻T22に、光/電気変換器91Aはアラームを検出する。
上記アラームの検出をトリガとして、図16(C)に示すように、セレクタ97Aの切り替えを行う。セレクタ97Aは、時刻T21以前の正常時において現用回線側の主信号を出力し、時刻T21から時刻T22では信号不定となり、時刻T22以降は予備回線側の主信号のスタッフ情報を持ったAIS信号を出力する。なお、図16(D)にはセレクタ97Bの様子を示している。
時刻T22のセレクタ97Aの切り替え後、制御&同期部80で切り替え処理が開始され、図16(E)に示すように、処理完了後の時刻T23にセレクタ67の切り替えを行う。セレクタ67は、時刻T21以前は現用回線側の主信号を出力し、時刻T21から時刻T22では信号不定となり、時刻T22から時刻T23では予備回線側の主信号のスタッフ情報を持ったAIS信号を出力し、時刻T23以降は予備回線側の主信号を出力する。なお、時刻T22から時刻T23までの時間は例えば30[msec]程度の所定時間である。
セレクタ61は、図16(F)に示すように、時刻T22,T23で切り替える。セレクタ61は、時刻T21以前は現用回線側の主信号を出力し、時刻T21から時刻T22では信号不定となり、時刻T22から時刻T23ではAIS発生回路63が発生するAIS信号を出力し、時刻T23以降は予備回線側の主信号を出力する。
PLL58は、図16(G)に示すように、時刻T21以前は現用回線側の主信号のライトイネーブル信号に同期し、時刻T21から時刻T22ではフリーラン状態となり、PLL58の出力周波数はF1からF3まで変動する。PLL58は、時刻T22から予備回線側の主信号のライトイネーブル信号への同期引き込み動作を行い、PLL58の出力周波数はF3からF2に変化し、時刻T22a以降は予備回線側の主信号のライトイネーブル信号に同期する。なお、PLL58の出力周波数を図16(H)に実線で示す。F1は現用回線側の主信号のライトイネーブル信号の周波数であり、F2は予備回線側の主信号のライトイネーブル信号の周波数である。F3はPLL58のフリーラン状態の周波数である。
ところで、従来回路におけるPLL58は、図16(I)に示すように、時刻T21から時刻T23までフリーラン状態となる。このため、図16(H)に破線で示すように、PLL58の出力周波数はF1からPLL58のフリーラン状態の最低周波数であるF4(F4<F3)まで変動することになる。
本実施形態では、アラーム検出と同時に予備回線側の主信号のライトイネーブル信号の周波数F2への同期引き込み動作を開始できるので、その分、同期引き込み時間を短縮できる。アラーム検出時間は最大で0.1msであり、この間は、PLL58はフリーラン状態であるが、時間が短いのでPLL58の発振周波数が上限周波数又は下限周波数まで振りきることはない。また、0.1ms間にずれるPLL58の周波数は0.3ppm程度である。このため、PLL58の出力周波数はF3までの変動で納まるので、周波数差分も小さくなり、同期引き込み時間は、従来に比して大幅に短縮される。このように、同期引き込みを早めに開始できること、及び、同期引き込み時間が短くできることにより、時刻T22から50ms以内(30ms程度)の時刻T22aに予備回線側への切り替えを実現することが可能となる。
<第2ケース:現用回線側に異常が発生し、すぐ復旧した場合>
ネットワーク側信号インタフェース回路(現用)70Aで光入力断が発生し、すぐ復旧した場合について、図17のタイミングチャートに基づいて説明をする。
図17(A)に示すように、ネットワーク側信号インタフェース回路70A,70Bのうち現用回線側の70Aにおいて、時刻T31に光入力断が発生し、すぐに(時刻T31a)復旧する。
図17(B)に示すように、アラーム検出に必要な時間経過後の時刻T32に、光/電気変換器91Aはアラームを検出し、すぐに(時刻T32a)正常に戻る。
上記アラームの検出をトリガとして、図17(C)に示すように、セレクタ97Aの切り替えを行う。アラーム信号が正常に戻った後も、切り戻り保護時間の間(T32〜T33)は、予備回線側の信号を選択したままとする。セレクタ97Aは、時刻T31以前の正常時において現用回線側の主信号を出力し、時刻T31から時刻T32では信号不定となり、時刻T32から時刻T33では予備回線側の主信号のスタッフ情報を持ったAIS信号を出力する。時刻T33以降は現用回線側の主信号を出力する。なお、図17(D)にはセレクタ97Bの様子を示している。
時刻T32のセレクタ97Aの切り替え後、制御&同期部80で切り替え処理が開始されるが、時刻T32から時刻T33までは所定時間(例えば30[msec])経過していないため、図17(E)に示すように、セレクタ67の切り替えは行わない。これはアラーム信号が所定期間持続することなく、正常に戻るためである。セレクタ67は、時刻T31以前は現用回線側の主信号を出力し、時刻T31から時刻T32では信号不定となり、時刻T32から時刻T33では予備回線側の主信号のスタッフ情報を持ったAIS信号を出力し、時刻T33以降は現用回線側の主信号を出力する。
セレクタ61は、図17(F)に示すように、時刻T32,T23で切り替える。セレクタ61は、時刻T31以前は現用回線側の主信号を出力し、時刻T31から時刻T32では信号不定となり、時刻T32から時刻T33ではAIS発生回路63が発生するAIS信号を出力し、時刻T33以降は現用回線側の主信号を出力する。
PLL58は、図17(G)に示すように、時刻T31以前は現用回線側の主信号のライトイネーブル信号に同期し、時刻T31から時刻T32ではフリーラン状態となり、PLL58の出力周波数はF1からF3まで変動する。PLL58は、時刻T32から予備回線側の主信号のライトイネーブル信号への同期引き込み動作を行い、PLL58の出力周波数はF3からF2に変化する。時刻T33以降は現用回線側の主信号のライトイネーブル信号への同期引き込み動作を行い、PLL58の出力周波数はF2からF1になる。なお、PLL58の出力周波数を図17(H)に実線で示す。
このように、現用回線側で光入力の瞬断が発生した場合においても、現用回線側から予備回線側への無駄な切り替えを行うことがなく、PLL58の同期引き込み時間も短くて済む。
<第3ケース:現用回線側に異常発生後、予備回線側に異常が発生した場合>
ネットワーク側信号インタフェース回路(現用)70Aで光入力断が発生した後、ネットワーク側信号インタフェース回路(予備)70Bで光入力断が発生した場合について、図18のタイミングチャートに基づいて説明をする。
図18(A)に示すように、ネットワーク側信号インタフェース回路70A,70Bのうち現用回線側の70Aにおいて、時刻T41に光入力断が発生し、時刻T41aに復旧する。また、予備回線側のネットワーク側信号インタフェース回路70Bにおいて、時刻T42に光入力断が発生し、時刻T42aに復旧する。
図18(B)に示すように、アラーム検出に必要な時間経過後の時刻T43に、光/電気変換器91Aはアラームを検出し、時刻T43aに復旧する。また、時刻T44に、光/電気変換器91Bはアラームを検出し、時刻T44aに復旧する。
上記アラームの検出をトリガとして、図18(C)に示すように、セレクタ97Aの切り替えを行う。セレクタ97Aは、時刻T41以前の正常時において現用回線側の主信号を出力し、時刻T41から時刻T43では信号不定となり、時刻T43からアラーム信号が正常に戻った後も切り戻り保護時間の間(T43〜T45)は予備回線側の主信号のスタッフ情報を持ったAIS信号を出力する。なお、この期間では予備回線側もアラーム状態なので予備回線側の主信号のスタッフ情報は事実上ない。その後、セレクタ97Aは現用回線側の主信号を出力する。
また、図18(D)に示すように、セレクタ97Bの切り替えを行う。セレクタ97Bは、時刻T42以前の正常時において予備回線側の主信号を出力し、時刻T42から時刻T44では信号不定となり、時刻T44からアラーム信号が正常に戻った後も切り戻り保護時間の間(T44〜T46)は現用回線側の主信号のスタッフ情報を持ったAIS信号を出力する。なお、この期間では現用回線側もアラーム状態なので予備回線側の主信号のスタッフ情報は事実上ない。その後、セレクタ97Bは予備回線側の主信号を出力する。
時刻T42のセレクタ97Aの切り替え後、制御&同期部80で切り替え処理が開始されるが、図18(E)に示すように、セレクタ67の切り替えは行わない。セレクタ67は、時刻T41以前は現用回線側の主信号を出力し、時刻T41から時刻T43では信号不定となり、時刻T42から時刻T45では予備回線側の主信号のスタッフ情報を持ったAIS信号を出力し、時刻T45以降は現用回線側の主信号を出力する。
セレクタ61は、図18(F)に示すように、時刻T43,T45で切り替える。セレクタ61は、時刻T41以前は現用回線側の主信号を出力し、時刻T41から時刻T43では信号不定となり、時刻T43から時刻T45ではAIS発生回路63が発生するAIS信号を出力し、時刻T45以降は現用回線側の主信号を出力する。
PLL58は、図18(G)に示すように、時刻T41以前は現用回線側の主信号のライトイネーブル信号に同期し、時刻T41から時刻T43ではフリーラン状態となる。また、時刻T43から時刻T45では予備回線側の主信号のライトイネーブル信号への同期引き込み動作を行うが、予備回線側の主信号のスタッフ情報は事実上ないためフリーラン状態である。このため、PLL58の出力周波数はF1からF4に変化する。そして、時刻T45以降、PLL58の出力周波数は現用回線側の主信号のライトイネーブル信号に同期してF1からF4に変化する。なお、PLL58の出力周波数を図18(H)に実線で示す。
<第4ケース:予備回線側に異常発生後、現用回線側に異常が発生した場合>
ネットワーク側信号インタフェース回路(予備)70Bで光入力断が発生した後、ネットワーク側信号インタフェース回路(現用)70Aで光入力断が発生した場合について、図19のタイミングチャートに基づいて説明をする。
図19(A)に示すように、ネットワーク側信号インタフェース回路70A,70Bのうち予備回線側の70Bにおいて、時刻T51に光入力断が発生し、時刻T51aに復旧する。また、現用回線側のネットワーク側信号インタフェース回路70Bにおいて、時刻T52に光入力断が発生し、時刻T52aに復旧する。
図19(B)に示すように、アラーム検出に必要な時間経過後の時刻T53に、光/電気変換器91Bはアラームを検出し、時刻T53aに復旧する。また、時刻T54に、光/電気変換器91Aはアラームを検出し、時刻T54aに復旧する。
上記アラームの検出をトリガとして、図19(C)に示すように、セレクタ97Aの切り替えを行う。セレクタ97Aは、時刻T51以前の正常時において現用回線側の主信号を出力し、時刻T52から時刻T54では信号不定となり、時刻T54からアラーム信号が正常に戻った後も切り戻り保護時間の間(T54〜T56)は予備回線側の主信号のスタッフ情報を持ったAIS信号を出力する。なお、期間(T54〜T56)では予備回線側もアラーム状態なので予備回線側の主信号のスタッフ情報は事実上ない。その後、セレクタ97Aは現用回線側の主信号を出力する。
また、図19(D)に示すように、セレクタ97Bの切り替えを行う。セレクタ97Bは、時刻T51以前の正常時において予備回線側の主信号を出力し、時刻T51から時刻T53では信号不定となり、時刻T53からアラーム信号が正常に戻った後も切り戻り保護時間の間(T53〜T55)は現用回線側の主信号のスタッフ情報を持ったAIS信号を出力する。なお、この期間では現用回線側もアラーム状態なので予備回線側の主信号のスタッフ情報は事実上ない。その後、セレクタ97Bは予備回線側の主信号を出力する。
時刻T52のセレクタ97Aの切り替え後、制御&同期部80で切り替え処理が開始されるが、図19(E)に示すように、セレクタ67の切り替えは行わない。セレクタ67は、時刻T51以前は現用回線側の主信号を出力し、時刻T51から時刻T53では信号不定となり、時刻T52から時刻T55では予備回線側の主信号のスタッフ情報を持ったAIS信号を出力し、時刻T55以降は現用回線側の主信号を出力する。
セレクタ61は、図19(F)に示すように、時刻T54,T56で切り替える。セレクタ61は、時刻T52以前は現用回線側の主信号を出力し、時刻T52から時刻T54では信号不定となり、時刻T54から時刻T56ではAIS発生回路63が発生するAIS信号を出力し、時刻T56以降は現用回線側の主信号を出力する。
PLL58は、図19(G)に示すように、時刻T52以前は現用回線側の主信号のライトイネーブル信号に同期し、時刻T52から時刻T51aではフリーラン状態となる。このため、PLL58の出力周波数はF1からF3に変化する。そして、時刻T51aから時刻T56では予備回線側の主信号のライトイネーブル信号への同期引き込み動作を行い、PLL58の出力周波数はF3からF2に変化する。時刻T56以降、PLL58の出力周波数は現用回線側の主信号のライトイネーブル信号に同期してF2からF1となる。なお、PLL58の出力周波数を図19(H)に実線で示す。
なお、切替制御回路は一例としてODUフレームスタッフ終端回路56,セレクタ67,制御&同期部80,セレクタ97A,97Bで構成されている。
(付記1)
クライアント信号がマッピングされた信号転送用フレームをネットワークの現用回線と予備回線から受信して、受信した前記信号転送用フレームから前記クライアント信号を抽出し、前記信号転送用フレームに含まれている前記クライアント信号の周波数調整情報に基づいて位相同期回路で生成したクロックを使用して、抽出した前記クライアント信号をクライアント伝送路に送出する伝送装置において、
前記ネットワークの予備回線から受信した前記信号転送用フレームに含まれている前記クライアント信号の周波数調整情報を保持する予備回線側メモリと、
前記ネットワークの現用回線から前記信号転送用フレームを受信できない場合に前記予備回線側メモリに保持されている前記クライアント信号の周波数調整情報を用いて前記位相同期回路にクロックを生成させる切替制御回路と、
を有することを特徴とする伝送装置。
(付記2)
付記1記載の伝送装置において、
前記切替制御回路は、前記ネットワークの現用回線から前記信号転送用フレームを受信できない状態が所定期間持続した場合、前記ネットワークの予備回線から受信した信号転送用フレームに含まれている周波数調整情報に基づいて前記位相同期回路にクロックを生成させる
ことを特徴とする伝送装置。
(付記3)
付記2記載の伝送装置において、
前記ネットワークの現用回線から受信した前記信号転送用フレームに含まれている前記クライアント信号の周波数調整情報を保持する現用回線側メモリを有し、
前記切替制御回路は、前記ネットワークの予備回線から前記信号転送用フレームを受信できない場合に前記現用回線側メモリに保持されている前記クライアント信号の周波数調整情報を用いて前記位相同期回路にクロックを生成させる
ことを特徴とする伝送装置。
(付記4)
付記3記載の伝送装置において、
前記切替制御回路は、前記ネットワークの予備回線から前記信号転送用フレームを受信できない状態が所定期間持続した場合、前記ネットワークの現用回線から受信した信号転送用フレームに含まれている周波数調整情報に基づいて前記位相同期回路にクロックを生成させる
ことを特徴とする伝送装置。
(付記5)
付記4記載の伝送装置において、
前記ネットワークの現用回線から受信した信号転送用フレームを、前記ネットワークの現用回線における信号転送用フレームの周波数調整情報を付加して装置の内部フレームにマッピングする現用回線側マッピング回路と、
アラーム信号を含む信号転送用フレームを、前記内部フレームにマッピングする現用回線側アラームマッピング回路と、
前記内部フレームのクロスコネクトを行うクロスコネクト部と、
前記クロスコネクト部から供給される内部フレームから前記信号転送用フレームを抽出する抽出回路と、
を更に有し、
前記予備回線側メモリは、前記ネットワークの予備回線から受信した前記信号転送用フレームに含まれている前記クライアント信号の周波数調整情報と、前記ネットワークの予備回線における信号転送用フレームの周波数調整情報とを保持し、
前記切替制御回路は、前記ネットワークの現用回線から前記信号転送用フレームを受信できない場合、前記現用回線側アラームマッピング回路に、前記予備回線側メモリに保持されている前記クライアント信号の周波数調整情報と前記アラーム信号を含む信号転送用フレームを生成させ、かつ、生成した信号転送用フレームに前記予備回線側メモリに保持されている前記ネットワークの予備回線における信号転送用フレームの周波数調整情報を付加して前記内部フレームにマッピングさせると共に、前記抽出回路に前記現用回線側アラームマッピング回路で生成した内部フレームから前記信号転送用フレームを抽出させ、抽出された前記信号転送用フレームに含まれる前記クライアント信号の周波数調整情報を用いて前記位相同期回路にクロックを生成させる
ことを特徴とする伝送装置。
(付記6)
付記5記載の伝送装置において、
前記ネットワークの予備回線から受信した信号転送用フレームを、前記ネットワークの予備回線における信号転送用フレームの周波数調整情報を付加して装置の内部フレームにマッピングする予備回線側マッピング回路と、
アラーム信号を含む信号転送用フレームを、前記内部フレームにマッピングする予備回線側アラームマッピング回路と、
を更に有し、
前記現用回線側メモリは、前記ネットワークの現用回線から受信した前記信号転送用フレームに含まれている前記クライアント信号の周波数調整情報と、前記ネットワークの現用回線における信号転送用フレームの周波数調整情報とを保持し、
前記切替制御回路は、前記ネットワークの予備回線から前記信号転送用フレームを受信できない場合、前記予備回線側アラームマッピング回路に、前記現用回線側メモリに保持されている前記クライアント信号の周波数調整情報と前記アラーム信号を含む信号転送用フレームを生成させ、かつ、生成した信号転送用フレームに前記現用回線側メモリに保持されている前記ネットワークの現用回線における信号転送用フレームの周波数調整情報を付加して前記内部フレームにマッピングさせると共に、前記抽出回路に前記予備回線側アラームマッピング回路で生成した内部フレームから前記信号転送用フレームを抽出させ、抽出された前記信号転送用フレームに含まれる前記クライアント信号の周波数調整情報を用いて前記位相同期回路にクロックを生成させる
ことを特徴とする伝送装置。
(付記7)
クライアント信号がマッピングされた信号転送用フレームをネットワークの現用回線と予備回線から受信して、受信した前記信号転送用フレームから前記クライアント信号を抽出し、前記信号転送用フレームに含まれている前記クライアント信号の周波数調整情報に基づいて位相同期回路で生成したクロックを使用して、抽出した前記クライアント信号をクライアント伝送路に送出する伝送方法において、
前記ネットワークの予備回線から受信した前記信号転送用フレームに含まれている前記クライアント信号の周波数調整情報を予備回線側メモリに保持し、
前記ネットワークの現用回線から前記信号転送用フレームを受信できない場合に前記予備回線側メモリに保持されている前記クライアント信号の周波数調整情報を用いて前記位相同期回路にクロックを生成させる
ことを特徴とする伝送方法。
(付記8)
付記7記載の伝送方法において、
前記ネットワークの現用回線から前記信号転送用フレームを受信できない状態が所定期間持続した場合、前記ネットワークの予備回線から受信した信号転送用フレームに含まれている周波数調整情報に基づいて前記位相同期回路にクロックを生成させる
ことを特徴とする伝送方法。
(付記9)
付記8記載の伝送方法において、
前記ネットワークの現用回線から受信した前記信号転送用フレームに含まれている前記クライアント信号の周波数調整情報を現用回線側メモリに保持し、
前記ネットワークの予備回線から前記信号転送用フレームを受信できない場合に前記現用回線側メモリに保持されている前記クライアント信号の周波数調整情報を用いて前記位相同期回路にクロックを生成させる
ことを特徴とする伝送方法。
(付記10)
付記9記載の伝送方法において、
前記ネットワークの予備回線から前記信号転送用フレームを受信できない状態が所定期間持続した場合、前記ネットワークの現用回線から受信した信号転送用フレームに含まれている周波数調整情報に基づいて前記位相同期回路にクロックを生成させる
ことを特徴とする伝送方法。
(付記11)
付記10記載の伝送方法において、
前記ネットワークの現用回線から受信した信号転送用フレームを、前記ネットワークの現用回線における信号転送用フレームの周波数調整情報を付加して装置の内部フレームにマッピングし、
アラーム信号を含む信号転送用フレームを、前記内部フレームにマッピングし、
前記内部フレームのクロスコネクトを行い、
前記クロスコネクトされた内部フレームから前記信号転送用フレームを抽出し、
前記ネットワークの予備回線から受信した前記信号転送用フレームに含まれている前記クライアント信号の周波数調整情報と、前記ネットワークの予備回線における信号転送用フレームの周波数調整情報とを前記予備回線側メモリに保持し、
前記ネットワークの現用回線から前記信号転送用フレームを受信できない場合、前記予備回線側メモリに保持されている前記クライアント信号の周波数調整情報と前記アラーム信号を含む信号転送用フレームを生成させ、かつ、生成した信号転送用フレームに前記予備回線側メモリに保持されている前記ネットワークの予備回線における信号転送用フレームの周波数調整情報を付加して前記内部フレームにマッピングさせると共に、前記内部フレームから前記信号転送用フレームを抽出し、抽出した前記信号転送用フレームに含まれる前記クライアント信号の周波数調整情報を用いて前記位相同期回路にクロックを生成させる
ことを特徴とする伝送方法。
(付記12)
付記11記載の伝送方法において、
前記ネットワークの予備回線から受信した信号転送用フレームを、前記ネットワークの予備回線における信号転送用フレームの周波数調整情報を付加して装置の内部フレームにマッピングし、
アラーム信号を含む信号転送用フレームを、前記内部フレームにマッピングし、
前記ネットワークの現用回線から受信した前記信号転送用フレームに含まれている前記クライアント信号の周波数調整情報と、前記ネットワークの現用回線における信号転送用フレームの周波数調整情報とを前記現用回線側メモリに保持し、
前記ネットワークの予備回線から前記信号転送用フレームを受信できない場合、前記現用回線側メモリに保持されている前記クライアント信号の周波数調整情報と前記アラーム信号を含む信号転送用フレームを生成させ、かつ、生成した信号転送用フレームに前記現用回線側メモリに保持されている前記ネットワークの現用回線における信号転送用フレームの周波数調整情報を付加して前記内部フレームにマッピングさせると共に、前記内部フレームから前記信号転送用フレームを抽出し、抽出した前記信号転送用フレームに含まれる前記クライアント信号の周波数調整情報を用いて前記位相同期回路にクロックを生成させる
ことを特徴とする伝送方法。
11A〜11D,12A〜12E 伝送装置
50 クライアント側信号インタフェース回路
51,91A,91B 光/電気変換器
52 クライアントインタフェース
53 ODUフレームスタッフ生成回路
54 内部フレームスタッフ生成回路
55 内部フレームスタッフ終端回路
56 ODUフレームスタッフ終端回路
57 クロック乗換メモリ
58 PLL
59 クライアント送信インタフェース
60 クロスコネクト部
61 セレクタ
62,73A,73B 電気/光変換器
63 AIS発生回路
66 ディストリビュータ
67 セレクタ
70A ネットワーク側信号インタフェース回路(現用)
70B ネットワーク側信号インタフェース回路(予備)
71A,71B フレームスタッフ終端回路
72A,72B OTUフレーム生成回路
80 制御&同期部
83 スタッフ情報受け渡し回路
92A,92B OTUフレーム終端回路
93A,93B,104A,104B 内部フレームスタッフ生成回路
94A,94B ODUフレームモニタ
95A,95B クロック生成回路95A
96A,96B,98A,98B スタッフ情報メモリ
97A,97B セレクタ
99A,99B アラーム情報収集回路
102A,102B シリアルインタフェース
101A,101B LANインタフェース
102A,102B シリアルインタフェース
103A,103B ODU.AIS生成回路

Claims (9)

  1. クライアント信号がマッピングされた同一の信号転送用フレームをネットワークの現用回線と予備回線から受信して、前記現用回線又は前記予備回線から受信した信号転送用フレームから前記クライアント信号を抽出し、受信した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれている前記クライアント信号の周波数調整情報に基づいて位相同期回路でクロックを生成し、抽出した前記クライアント信号を、前記位相同期回路で生成したクロックを用いてクライアント伝送路に送出する伝送装置において、
    前記ネットワークの予備回線から受信した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれている前記クライアント信号の周波数調整情報を保持する予備回線側メモリと、
    前記ネットワークの現用回線から前記信号転送用フレームを受信できない場合に、前記ネットワークの現用回線から受信した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれているクライアント信号の周波数調整情報から、前記予備回線側メモリに保持されている前記クライアント信号の周波数調整情報に切り替えて前記位相同期回路にクロックを生成させる切替制御回路と、
    を有することを特徴とする伝送装置。
  2. 請求項1記載の伝送装置において、
    前記切替制御回路は、前記ネットワークの現用回線から前記信号転送用フレームを受信できない状態が所定期間持続した場合、前記ネットワークの現用回線から受信した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれているクライアント信号の周波数調整情報から、前記予備回線側メモリに保持されている前記クライアント信号の周波数調整情報に切り替えて前記位相同期回路にクロックを生成させる
    ことを特徴とする伝送装置。
  3. 請求項2記載の伝送装置において、
    前記ネットワークの現用回線から受信した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれている前記クライアント信号の周波数調整情報を保持する現用回線側メモリを有し、
    前記切替制御回路は、前記ネットワークの予備回線から前記信号転送用フレームを受信できない場合に、前記ネットワークの予備回線から受信した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれているクライアント信号の周波数調整情報から、前記現用回線側メモリに保持されている前記クライアント信号の周波数調整情報に切り替えて前記位相同期回路にクロックを生成させる
    ことを特徴とする伝送装置。
  4. 請求項3記載の伝送装置において、
    前記切替制御回路は、前記ネットワークの予備回線から前記信号転送用フレームを受信できない状態が所定期間持続した場合、前記ネットワークの予備回線から受信した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれているクライアント信号の周波数調整情報から、前記現用回線側メモリに保持されている前記クライアント信号の周波数調整情報に切り替えて前記位相同期回路にクロックを生成させる
    ことを特徴とする伝送装置。
  5. 請求項4記載の伝送装置において、
    前記ネットワークの現用回線から受信した信号転送用フレームを、前記ネットワークの現用回線における信号転送用フレームの周波数調整情報を付加して装置の内部フレームにマッピングする現用回線側マッピング回路と、
    アラーム信号を含む信号転送用フレームを、前記内部フレームにマッピングする現用回線側アラームマッピング回路と、
    前記内部フレームのクロスコネクトを行うクロスコネクト部と、
    前記クロスコネクト部から供給される内部フレームから前記信号転送用フレームを抽出する抽出回路と、
    を更に有し、
    前記予備回線側メモリは、前記ネットワークの予備回線から受信した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれている前記クライアント信号の周波数調整情報と、前記ネットワークの予備回線における信号転送用フレームの周波数調整情報とを保持し、
    前記切替制御回路は、前記ネットワークの現用回線から前記信号転送用フレームを受信できない場合、前記現用回線側アラームマッピング回路に、前記予備回線側メモリに保持されている前記クライアント信号の周波数調整情報をヘッダに含むと共に前記アラーム信号を含む信号転送用フレームを生成させ、かつ、生成した信号転送用フレームに前記予備回線側メモリに保持されている前記ネットワークの予備回線における信号転送用フレームの周波数調整情報を付加して前記内部フレームにマッピングさせると共に、前記抽出回路に前記現用回線側アラームマッピング回路で生成した内部フレームから前記信号転送用フレームを抽出させ、前記ネットワークの現用回線から受信した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれているクライアント信号の周波数調整情報から、抽出された前記信号転送用フレームのヘッダに含まれる前記クライアント信号の周波数調整情報に切り替えて前記位相同期回路にクロックを生成させる
    ことを特徴とする伝送装置。
  6. 請求項5記載の伝送装置において、
    前記ネットワークの予備回線から受信した信号転送用フレームを、前記ネットワークの予備回線における信号転送用フレームの周波数調整情報を付加して装置の内部フレームにマッピングする予備回線側マッピング回路と、
    アラーム信号を含む信号転送用フレームを、前記内部フレームにマッピングする予備回線側アラームマッピング回路と、
    を更に有し、
    前記現用回線側メモリは、前記ネットワークの現用回線から受信した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれている前記クライアント信号の周波数調整情報と、前記ネットワークの現用回線における信号転送用フレームの周波数調整情報とを保持し、
    前記切替制御回路は、前記ネットワークの予備回線から前記信号転送用フレームを受信できない場合、前記予備回線側アラームマッピング回路に、前記現用回線側メモリに保持されている前記クライアント信号の周波数調整情報をヘッダに含むと共に前記アラーム信号を含む信号転送用フレームを生成させ、かつ、生成した信号転送用フレームに前記現用回線側メモリに保持されている前記ネットワークの現用回線における信号転送用フレームの周波数調整情報を付加して前記内部フレームにマッピングさせると共に、前記抽出回路に前記予備回線側アラームマッピング回路で生成した内部フレームから前記信号転送用フレームを抽出させ、前記ネットワークの予備回線から受信した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれているクライアント信号の周波数調整情報から、抽出された前記信号転送用フレームのヘッダに含まれる前記クライアント信号の周波数調整情報に切り替えて前記位相同期回路にクロックを生成させる
    ことを特徴とする伝送装置。
  7. クライアント信号がマッピングされた同一の信号転送用フレームをネットワークの現用回線と予備回線から受信して、前記現用回線又は前記予備回線から受信した信号転送用フレームから前記クライアント信号を抽出し、受信した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれている前記クライアント信号の周波数調整情報に基づいて位相同期回路でクロックを生成し、抽出した前記クライアント信号を、前記位相同期回路で生成したクロックを用いてクライアント伝送路に送出する伝送方法において、
    前記ネットワークの予備回線から受信した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれている前記クライアント信号の周波数調整情報を予備回線側メモリに保持し、
    前記ネットワークの現用回線から前記信号転送用フレームを受信できない場合に、前記ネットワークの現用回線から受信した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれているクライアント信号の周波数調整情報から、前記予備回線側メモリに保持されている前記クライアント信号の周波数調整情報に切り替えて前記位相同期回路にクロックを生成させる
    ことを特徴とする伝送方法。
  8. 請求項7記載の伝送方法において、
    前記ネットワークの現用回線から前記信号転送用フレームを受信できない状態が所定期間持続した場合、前記ネットワークの現用回線から受信した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれているクライアント信号の周波数調整情報から、前記予備回線側メモリに保持されている前記クライアント信号の周波数調整情報に切り替えて前記位相同期回路にクロックを生成させる
    ことを特徴とする伝送方法。
  9. 請求項8記載の伝送方法において、
    前記ネットワークの現用回線から受信した信号転送用フレームを、前記ネットワークの現用回線における信号転送用フレームの周波数調整情報を付加して装置の内部フレームにマッピングし、
    アラーム信号を含む信号転送用フレームを、前記内部フレームにマッピングし、
    前記内部フレームのクロスコネクトを行い、
    前記クロスコネクトされた内部フレームから前記信号転送用フレームを抽出し、
    前記ネットワークの予備回線から受信した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれている前記クライアント信号の周波数調整情報と、前記ネットワークの予備回線における信号転送用フレームの周波数調整情報とを前記予備回線側メモリに保持し、
    前記ネットワークの現用回線から前記信号転送用フレームを受信できない場合、前記予備回線側メモリに保持されている前記クライアント信号の周波数調整情報をヘッダに含むと共に前記アラーム信号を含む信号転送用フレームを生成させ、かつ、生成した信号転送用フレームに前記予備回線側メモリに保持されている前記ネットワークの予備回線における信号転送用フレームの周波数調整情報を付加して前記内部フレームにマッピングさせると共に、前記内部フレームから前記信号転送用フレームを抽出し、前記ネットワークの現用回線から受信した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれているクライアント信号の周波数調整情報から、抽出した前記信号転送用フレームのヘッダに含まれる前記クライアント信号の周波数調整情報に切り替えて前記位相同期回路にクロックを生成させる
    ことを特徴とする伝送方法。
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