JP2012195845A - 受信装置及びその信号切り替え方法、無瞬断切替システム及びその信号切り替え方法 - Google Patents

受信装置及びその信号切り替え方法、無瞬断切替システム及びその信号切り替え方法 Download PDF

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Abstract

【課題】クライアント信号を複数系統の伝送路により送受信するに際し、一方から他方の処理系統に無瞬断で切替るシステム或いは受信装置において、簡素なクロック系の構成で確実な切り替えを実現する。
【解決手段】送受信装置を有する無瞬断切替システムにおいて、受信装置は、所定形式の送信信号を受信する複数の手段により個々に受信した信号に含まれる識別子を検出する識別子検出手段による検出結果から、信号遅延を吸収する遅延吸収手段により、遅延が吸収された個々の受信信号に対する誤り訂正情報を計算した結果に基づき、誤りの無い何れかの受信信号を選択する手段により選択された信号を、受信した所定形式の個々の信号に含まれるクロックとは非同期のクロックを基に、所定形式の受信信号にデマッピングした結果を用いて、クライアント信号を再生する手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、光通信システムにおいてクライアント信号を複数の伝送路を利用して送受信するに際して、一方の処理系統から他方の処理系統に無瞬断で切り替える技術分野に関する。
クライアント信号を複数の伝送路を利用して送受信するに際して、一方の処理系統から他方の処理系統に無瞬断で切り替える技術が提案されている。
図5は、背景技術の一例として、特許文献1における無瞬断切り替えシステムの全体構成を示すブロック図である。例えば、特許文献1において、マッパ2を有する送信端局1は、受信端局5に対して、伝送すべきクライアント信号10を、FEC(Forward Error Control)フレームに収容し、そのFECフレームを、光伝送路3,4を介して同時に送信する。
一方、受信端局5は、可変遅延回路6,7と、選択回路8と、デマッパ9とを有している。この可変遅延回路6,7は、光伝送路3,4から受信する各々のFECフレームの遅延量を調節する。次に、選択回路8は、可変遅延回路6,7から出力されたFECフレームの何れかを選択的に切り替える。そして、デマッパ9は、選択回路8と、選択回路8から出力されたFECフレームから、クライアント信号を抽出する。
このようなシステム構成を開示する特許文献1によれば、光伝送路の遅延時間の差を、受信端局5の可変遅延回路6,7を用いて解消する。よって、特許文献1によれば、係るクライアント信号のパス(経路)単位で順次無瞬断切替を行うことなく、クライアント信号全体の切替を、1回の切替動作によって無瞬断で実現することができる。
また、特許文献2は、ITU−T G.709で規定されるODU(Optical channel Data Unit)信号形式に基づいて、元信号を、送信側サブシステムから受信側サブシステムに2つの経路を用いて送信する無瞬断切り替えシステムを開示する。このシステムにおいて、送信側サブシステムは、元信号を異なる2つの経路に分岐する前に、元信号には変更を加えることなく、位相認識用の識別子を含む制御用バイトを新たに付与する。そして、受信側サブシステムでは、この識別子に基づいて受信信号の到着時間差を検出し、その到着時間差を吸収するように無瞬断の経路切り替えを行った後、係る受信信号を復元する。
或いは、特許文献3は、OTN(Optical Transport Network)フレームにマッピングしたクライアント信号を、光トランスポンダを用いて、2重化した光伝送路を介して通信するに際して、その光伝送路の無瞬断切り替えを行う無瞬断切替システムを開示する。この無瞬断切替システムは、運用時には1つの光トランスポンダ(現用)によって通信を行い、光伝送路の切り替えが必要なときだけ他方の光トランスポンダ(予備用)も用いて無瞬断切り替えを行う。
特開2004−015172号公報 特開2004−266480号公報 特開2006−041921号公報
このように、上述した各特許文献は、クライアント信号を2系統の伝送路を利用して送受信するに際して、一方の処理系統から他方の処理系統に無瞬断で切り替える無瞬断切替システムを開示する。
しかしながら、これらの特許文献には、無瞬断切替を実現するシステムとしての全体構成とその動作が概念的に提案されるに留まり、そのシステムを構成する個々の構成が無瞬断切替を実現するための具体的な動作、即ち、装置構成に必要とされる、クロック系の構成までは言及されていない。近年、情報伝送の大容量化、高速化に応じて、例えば、40Gb/s、100Gb/sレベルの光伝送システムの開発が進められている。このような光伝送システムにおいては、係る超高速な光信号を収容可能なOTN信号がますます重要になっており、大容量な通信が可能であるが故に、サービス提供中に不具合が発生することは許されない。
そこで、本発明は、クライアント信号を複数系統の伝送路を利用して送受信するに際して、一方の処理系統から他方の処理系統に無瞬断で切り替える受信装置或いは無瞬断切替システムにおいて、簡素なクロック系の構成により確実な切り替えを実現することを主たる目的とする。
上記の目的を達成すべく、本発明に係る受信装置は、以下の構成を備えることを特徴とする。
即ち、この受信装置は、
複数の伝送路を介して、所定形式の送信信号を受信する複数の受信手段と、
前記複数の受信手段によって個々に受信した受信信号から、その受信信号に含まれるところの、前記複数の伝送路の経路長差を表す識別子を検出する複数の識別子検出手段と、
前記複数の識別子検出手段による検出結果に基づいて、前記複数の伝送路における個々の受信信号から、前記経路長差に起因する信号遅延を吸収する複数の遅延吸収手段と、
前記遅延吸収手段により信号遅延が吸収された個々の受信信号に対する誤り訂正情報を計算し、計算結果に基づいて、誤りの無い何れかの受信信号を選択する信号選択手段と、
前記信号選択手段によって選択された受信信号を、前記複数の受信手段によって受信した前記所定形式の個々の受信信号に含まれるクロックとは非同期のクロックを基に、前記所定形式の受信信号にデマッピングした結果を用いて、クライアント信号を再生するデマッピング手段とを備える
ことを特徴とする。
また、同じ目的を達成する他の見地として、本発明に係る無瞬断切替システムは、送信装置と、上記構成を有する受信装置とを備える無瞬断切替システムであって、
この送信装置は、
クライアント信号から抽出したクライアントクロックとは非同期のクロックを基に、該クライアント信号を、前記所定形式の送信信号にマッピングするマッピング手段と、
前記マッピング手段によってマッピングされた所定形式の送信信号に、前記複数の伝送路の経路長差を表す識別子を付与する識別子付与手段と、
前記識別子付与手段によって識別子が付与された前記所定形式の送信信号を、前記複数の伝送路の伝送形式に変換して、個々の伝送路に送出する複数の送信手段とを備える
ことを特徴とする。
尚、同目的は、上記の各構成を有する受信装置に対応する信号切り替え方法、並びに上記の各構成を有する無瞬断切替システムに対応する信号切り替え方法によっても達成される。
上記の本発明によれば、クライアント信号を複数系統の伝送路を利用して送受信するに際して、一方の処理系統から他方の処理系統に無瞬断で切り替える無瞬断切替システム或いは受信装置において、簡素なクロック系の構成により確実な切り替えを実現することができる。
本発明の模範的な第1の実施形態に係る無瞬断切替システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の模範的な第2の実施形態に係る無瞬断切替システムのうち、送信装置100の装置構成を主に示したブロック図である。 本発明の模範的な第2の実施形態に係る無瞬断切替システムのうち、受信装置200の装置構成を主に示したブロック図である。 本発明の模範的な第3の実施形態に係る無瞬断切替システムのうち、受信装置200Aの装置構成を主に示したブロック図である。 背景技術の一例として、特許文献1における無瞬断切り替えシステムの全体構成を示すブロック図である。
次に、本発明を実施する形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の模範的な第1の実施形態に係る無瞬断切替システムの全体構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る無瞬断切替システムは、送信装置1000と受信装置2000とを有する。送信装置1000と受信装置2000とは、図1に示すように、第1伝送路(301)と第2伝送路(302)とを介して通信可能に接続されている。
送信装置1000は、マッピング部101と、識別子付与部102と、第1及び第2送信部(103,104)とを有する。
即ち、マッピング部101は、クライアント信号から抽出したクライアントクロックとは非同期のクロックを基に、そのクライアント信号を、所定形式の送信信号にマッピングする。
識別子付与部102は、マッピング部101によってマッピングされた所定形式の送信信号に、第1伝送路(301)と第2伝送路(302)との伝送路の経路長差を表す識別子を付与する。
そして、第1及び第2送信部(103,104)は、識別子付与部102によって識別子が付与された当該所定形式の送信信号を、第1伝送路(301)及び第2伝送路(302)の伝送形式(例えば所定の規定に基づく光信号)に変換して、これらの伝送路301,302に送出する。
受信装置2000は、第1及び第2受信部(201,202)、第1及び第2識別子検出部(203,204)、第1及び第2遅延吸収部(205,206)、信号選択部207、及びデマッピング部208を有する。
即ち、受信装置2000において、第1及び第2受信部(201,202)は、個々の伝送路(301,302)を介して、当該所定形式の送信信号を受信する。
第1及び第2識別子検出部(203,204)は、第1及び第2受信部(201,202)によって個々に受信した受信信号から、その受信信号に含まれる識別子を検出する。
第1及び第2遅延吸収部(205,206)は、第1及び第2識別子検出部(203,204)による検出結果に基づいて、第1及び第2伝送路(301,302)における個々の受信信号から、当該経路長差に起因する信号遅延を吸収する。
信号選択部207は、第1及び第2遅延吸収部(205,206)により信号遅延が吸収された個々の受信信号に対する誤り訂正情報を計算し、計算結果に基づいて、誤りの無い何れかの受信信号を選択する。
そして、デマッピング部208は、信号選択部207によって選択された受信信号を、第1及び第2受信部(201,202)によって受信した当該所定形式の個々の受信信号に含まれるクロックとは非同期のクロックを基に、当該所定形式の受信信号にデマッピングした結果を用いて、送信装置1000が先に入手したクライアント信号を再生する。
尚、図1及びその他の図面、並びに実施形態における以下の説明では、再生されたクライアント信号を、再生クライアント信号と称する場合がある。
以上説明した本実施形態に係る無瞬断切替システムによれば、クライアント信号を複数系統の伝送路を利用して送受信するに際して、一方の処理系統から他方の処理系統に無瞬断で切り替える無瞬断切替システムにおいて、簡素なクロック系の構成により確実な切り替えを実現することができる。
即ち、本実施形態に係る受信装置2000は、送信装置1000側にて用いられているクロックとは独立した(非同期な)クロックを用いると共に、簡単な構成の誤り訂正情報の計算結果を利用して、係る非同期なクロックを基に、第1及び第2伝送路(301,302)における経路長差に起因する変動をも吸収して、伝送経路を無瞬断で確実に切り替えることができる。
<第2の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態に係る無瞬断切替システムを基本とする第2の実施形態について説明する。はじめに、本実施形態及び後述する第3の実施形態では、図面の記載に関する規定の関係から、本実施形態に係る無瞬断切替システムの全体構成を、図2及び図3に分けて示すこととする。
図2は、本発明の模範的な第2の実施形態に係る無瞬断切替システムのうち、送信装置100の装置構成を主に示したブロック図である。図3は、本発明の模範的な第2の実施形態に係る無瞬断切替システムのうち、受信装置200の装置構成を主に示したブロック図である。
即ち、本実施形態に係る無瞬断切替システムは、送信装置100と、受信装置200とによって構成される伝送システムであって、クライアント信号を複数系統の伝送路(伝送路A,B)を利用して送受信するに際して、一方の処理系統から他方の処理系統に無瞬断で切り替える機能を有する。
本実施形態に係る無瞬断切替システムのサービスが提供されるクラインアント信号は、例えば、ITU−T G.709で規格化されているODU(Optical channel Data Unit)信号である。この無瞬断切替システムは、係るODU信号の無瞬断切替を行うことにより、クライアント信号を、送信装置100から受信装置200に瞬断を起こすこと無く提供するサービスを実現する。
(送信装置100)
図2に示す送信装置100は、クライアント信号受信部/クロック抽出部10、ODUマッピング部11、識別子付与部12、分岐部13、ODU信号送信部14(伝送路A用)、ODU信号送信部15(伝送路B用)、及びODUクロック生成部16を有する。このような構成を有する送信側サブシステムとしての送信装置100の信号処理について説明する。
クライアント信号受信部/クロック抽出部10は、外部よりクライアント信号を受信すると共に、受信したクライアント信号に同期したクライアント受信クロック17を抽出する。受信した信号に同期したクロック信号の抽出方法自体には一般的な手法を採用することができるので、本実施形態における詳細な説明は省略する。
ODUクロック生成部16は、例えば、送信装置100自身の基本クロックに基づいて、ODU送信クロック18を生成する。
ODUマッピング部11は、係るODU送信クロック18と、クライアント信号受信部/クロック抽出部10から供給されるクライアント受信クロック17とを使用して、当該受信したクライアント信号にスタッフビット(冗長ビット)を挿入するスタッフ処理を施すと共に、ODU信号に収容(マッピング)する。このとき、クライアント受信クロック17と、ODU送信クロック18とは同期していない。このため、ODUマッピング部11は、当該受信したクライアント信号を、非同期マッピングによってODU信号に収容する。
ここで、非同期マッピングは、例えば、ITU−T G.709で規格化されている手順を採用すればよい。即ち、クライアント信号をODU信号に非同期にマッピングする方法自体には、一般的な手法を採用することができるので、本実施形態における詳細な説明は省略する。
次に、識別子付与部12は、ODUマッピング部11で生成されたODU信号に対して、識別子(識別情報)を付与する。この識別子としては、例えば、ODU信号のオーバーヘッド(OH)であるMFAS(MultiFrame Alignment Signal)バイト、マルチレーン用のLLM(Logical Lane Marker)バイト、予備用バイト等を使用することができる。そして、この識別子は、受信側サブシステムとしての受信装置200において、伝送路A,Bの経路長の差分検出に使用される。
分岐部13は、係る識別子が付与されたODU信号を、異なる2つの経路(伝送路A用,伝送路B用)に分岐する。尚、1つの信号を2つの経路に分岐する方法自体には一般的な手法を採用することができるので、本実施形態における詳細な説明は省略する。
そして、ODU信号送信部14(A)/15(B)は、分岐部13からそれぞれ供給されるODU信号(電気信号)を、光信号に変調する。変調された光信号は、伝送路A,Bに送出される。
(受信装置200)
次に、受信側サブシステムとしての受信装置200の信号処理について説明する。受信装置200は、伝送路Aのための構成として、ODU信号受信部/クロック抽出部(A)20、識別子検出部21(A)、遅延差吸収メモリ22部(A)、及び切替トリガ検出部27(A)を有する。また、受信装置200は、伝送路Bのための同様な構成として、ODU信号受信部/クロック抽出部(B)23、識別子検出部24(B)、遅延差吸収メモリ部25(B)、及び切替トリガ検出部28(B)を有する。
そして、受信装置200は、2つの伝送路に共通の装置構成として、遅延差吸収制御部26、データ選択部30、ODUデマッピング部31、クライアント信号送信部32、データ選択制御部33、クロック選択部40、ODU再生クロック部41、クロック選択制御部42、及びクライアントクロック再生部44を有する。
このような構成を有する受信装置200の信号処理について説明する。送信装置100のODU信号送信部14(A)/15(B)からそれぞれ送出されたODU信号(識別子を含むODU信号)は、伝送路A/Bを介して、受信装置200に到着する。
ODU信号受信部/クロック抽出部20(A)は、伝送路Aを通ってきたODU信号を受信すると、受信したODU信号に対して光−電気変換を行うと共に、電気信号(データ)となった当該ODU信号から、ODU受信クロック51(A)を抽出する。電気信号からクロック信号を抽出する方法自体には、一般的な手法を採用することができるので、本実施形態における詳細な説明は省略する。
識別子検出部21(A)は、電気信号に変換されたODU信号から、ODU受信クロック51(A)を利用して、送信装置100にて付与された識別子を検出する。識別子検出部21(A)は、検出した識別子を、遅延差吸収制御部26に供給する。
同様に、ODU信号受信部/クロック抽出部23(B)は、伝送路Bから受信したODU信号に対して、光−電気変換及びODU受信クロック52(B)の抽出を行う。そして、識別子検出部24(B)は、電気信号に変換されたODU信号から、識別子を検出する。そして、識別子検出部24(B)は、検出した識別子を、遅延差吸収制御部26に供給する。
遅延差吸収制御部26は、識別子検出部21,24にてそれぞれ検出された識別子に基づいて、伝送路Aを介して受信したODU信号と、伝送路Bを介して受信したODU信号のうち、何れが先に受信装置200に到着したかを判定する。係る判定は、例えば、当該各識別子が表す経路長の大小関係を比較することによって求めればよい。この場合、経路長が短い(小さい)方の伝送路を介して受信したODU信号が先に到着することが判る。そして、遅延差吸収制御部26は、係る判定結果を基に、先に到着した信号と後に到着した信号との時間差を、当該両信号の遅延時間DLとして算出し、先に到着した信号に、当該遅延時間DLだけ遅延を付加する制御指示を、遅延差吸収メモリ22(A)/25(B)に対して行う。
遅延差吸収メモリ部22(A)/25(B)は、電気信号に変換されたODU信号(ODU信号データ)を入力すると共に、遅延差吸収制御部26から指示された遅延時間DLだけ、当該ODU信号の出力に遅延を施すバッファメモリである。遅延差吸収メモリ部22(A)/25(B)から読み出された各ODU信号は、伝送路A/Bで生じた経路長差に伴う信号の伝送遅延が吸収(解消)された状態となる。遅延差吸収メモリ部22(A)/25(B)にて行われる経路長差の吸収は、ODUクロック再生部41で生成したODU再生クロック53に基づいて行われる。本実施形態において、ODU再生クロック53は、受信装置200にて再生されたODUクロックであって、送信装置100にてODUクロック生成部16が生成したODU送信クロック18に対応する(尚、ODUクロック再生部41の動作については後述する)。
切替トリガ検出部27(A)/28(B)28は、例えば、誤り訂正情報としてパリティビットの計算(本実施形態では、自ブロックが対応するODU信号のBIP−8(Bit Interleaved Parity 8)を計算)し、この計算により求めたパリティエラー(各BIP−8の誤り結果)を、データ選択制御部33と、クロック選択制御部42とに送出する。
データ選択制御部33は、切替トリガ検出部27(A)/28(B)から入手したBIP−8を、何れの伝送路(A,B)から受信するODU信号を選択するか切り替えるためのトリガ(判断材料)として参照すると共に、誤りがない伝送系側のODU信号を選択するよう、データ選択部30に指示する。なお、両系(A系とB系)のODU信号に共にBIP−8誤りがある場合には、現在選択している系を保持するものとする。
データ選択部30は、切替トリガ検出部27(A)/28(B)28を介して入力されるODU信号のうち、データ選択制御部33からの指示に応じて、何れかの経路のODU信号を選択する。
ODUデマッピング部31は、入力されるクライアント再生クロック55に従って、データ選択部30にて選択されたODU信号から、クライアント信号を再生する。このとき、クライアントクロック再生部44は、ODUデマッピング部31において生成したデスタッフクロック54を元に、PLL(Phased Locked Loop)44Aにより平滑化したクライアントクロック55を生成する。クライアントクロック再生部44は、生成したクライアント再生クロック55を、ODUデマッピング部31及びクライアント信号送信部32に供給する。これに応じて、クライアント信号送信部32は、再生されたクライアント信号(再生クライアント信号)を、外部に出力する。
ここで、ODUクロック再生部41によるODU再生クロック53の再生方法について説明する。
クロック選択部40は、ODU信号受信部/クロック抽出部20(A)が伝送路A用に抽出したODU受信クロック51と、ODU信号受信部/クロック抽出部23(B)が伝送路B用に抽出したODU受信クロック52の何れかを、クロック選択制御部42の指示に応じて選択する。クロック選択制御部42には、図3に示すように、切替トリガ検出部27(A)/28(B)から各伝送経路のBIP−8の誤り結果が入力される。
即ち、クロック選択制御部42は、入力される各伝送経路のBIP−8の誤り結果に応じて、ODU受信クロック51またはODU受信クロック52の何れかを選択する判断を行う。その判断に際して、クロック選択制御部42は、切替トリガ検出部27(A)/28(B)からのBIP−8誤りに基づくデータ選択制御と同じ伝送系を選択するよう、クロック選択部40にに指示する。ここで、データ選択系と同じ系をクロック選択系とする理由は、クロック系においても遅延異常が発生していない系を選択した方が適切であるためである。より具体的には、例えば、伝送路の保守作業等により伝送路を遮断する場合、データ選択系とクロック選択系とを一致させておかないと、提供中のサービスの遮断を引き起こす可能性があるからである。
ODUクロック再生部41は、位相変動を吸収する機能と、ホールドオーバ機能とを有しており、クロック選択部40による選択によって切り替えられた何れかのクロック(ODU受信クロック51(A)またはODU受信クロック52(B))に基づいて、PLL41Aを用いて、ODU再生クロック53を生成する。その際、一般的には、伝送路Aと伝送路Bとの伝送路ジッタ等が異なることに起因して、抽出クロックの伝送路Aと伝送路B間のクロック位相は異なる。従って、クロックの切り替えに際しては、PLL41Aの基準クロックに位相変動が発生する。このため、係る位相変動が生じた場合であっても、送信装置100と受信装置200とによって提供中のサービスの瞬断を引き起こさないためには、係るPLL41AによるODU再生クロック53の安定性を維持する必要がある。
即ち、ODUクロック再生部41は、ODU再生クロック53を生成するに際して、当該PLLのループ帯域を小さくし、且つゆっくりと基準位相に追従させる必要がある。よって、ODUクロック再生部41に採用するPLL回路(41A)には、位相変動を吸収するPLL回路を備える。また、伝送路が両系ともに断となった場合においては、少なくとも受信装置200より下流の外部装置に警報を転送を行うため、ODUクロック再生部41は、クロック生成動作を維持する必要があるので、採用すべき当該PLL回路(41A)には、ホールドオーバ機能が必要である。
以上説明した本実施形態に係る無瞬断切替システムによれば、上述した第1の実施形態と同様に、クライアント信号を複数系統の伝送路を利用して送受信するに際して、一方の処理系統から他方の処理系統に無瞬断で切り替える無瞬断切替システムにおいて、簡素なクロック系の構成により確実な切り替えを実現することができる。


<第3の実施形態>
次に、上述した第1及び第2の実施形態に係る無瞬断切替システムを基本とする第3の実施形態について説明する。以下の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明する。その際、上述した第1の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明は省略する。
(送信装置100)
本実施形態においても、送信側サブシステムは、第2の実施形態において説明した送信装置100(図2)と同様な装置構成により、同様な動作を行う。
(受信装置200A)
次に、本実施形態における受信側サブシステムとしての受信装置200Aの信号処理について説明する。図4は、本発明の模範的な第3の実施形態に係る無瞬断切替システムのうち、受信装置200Aの装置構成を主に示したブロック図である。
はじめに、受信装置200(図3)と受信装置200A(図4)との装置構成の主な違いを概説する。受信装置200Aは、切替トリガ検出部27(A)/28(B)と略同様な装置構成を有しており、且つこれらと略同様な動作を行う切替トリガ検出部61(A)/63(B)を有する。そして、切替トリガ検出部61(A)/63(B)の前段には、装置内フレーム・マッピング部60(A)/62(B)が設けられている。また、受信装置200Aは、ODUデマッピング部31と略同様な装置構成と動作を行うODUデマッピング部66を有する。そして、ODUデマッピング部66の前段には、装置内フレーム・デマッピング部65が設けられている。
そして、受信装置200Aは、第2の実施形態において説明したクロック選択部40、ODU再生クロック部41、クロック選択制御部42の代わりに、装置内フレームカウンタ/装置内クロック生成部70を有する。
以下、このような装置構成を有する受信装置200AによるODU信号の受信側の信号処理を説明する。
送信装置100から送出された各ODU信号は、それぞれ伝送路A/Bを通り、受信装置200Aに到着する。ODU信号受信部/クロック抽出部20(A)/23(B)、識別子検出部21(A)/24(B)、遅延差吸収メモリ部22(A)/25(B)、及び遅延差吸収制御部26の構成及び動作は、第2の実施形態の場合と同様である。
但し、ODU信号受信部/クロック抽出部20(A)/23(B)が生成するODU受信クロック51(A)/52(B)は、図4に示すように、装置内フレーム・マッピング部60(A)/62(B)にも供給される。
遅延差吸収制御部26により、算出された遅延時間DL分の調整が遅延差吸収メモリ部(A)22/(B)25に対して指示される。これにより、本実施形態においても、遅延差吸収メモリ部(A)22/(B)25から読み出された各ODU信号は、伝送路A/Bで生じた経路長差が吸収される。但し、本実施形態において、係る経路長差が吸収された各ODU信号は、装置内フレーム・マッピング部(A)60/(B)62に供給される。
装置内フレームカウンタ/装置内クロック生成部70は、受信装置200A内においてODU信号を収容するための装置内フレームを生成するため等に参照されるクロック(装置内クロック80)を生成する。即ち、装置内フレーム・マッピング部(A)60/(B)62は、遅延差吸収メモリ部(A)22/(B)25から出力された各ODU信号を、装置内フレームカウンタ/装置内クロック生成部70によって生成されるクロック(装置内クロック80)及びタイミングパルスに基づいて、装置内フレーム信号に収容する。
本実施形態において、伝送路Aから抽出したODU受信クロック(A)51と、伝送路Bから抽出したODU受信クロック(B)52とは非同期なクロックである。装置内フレーム・マッピング部(A)60/(B)62は、当該経路長差が吸収された各ODU信号(以下、「受信ODU信号」と称する場合がある)を、非同期マッピングによって装置内フレーム(装置内フレーム信号)に収容(マッピング)する。そして、装置内フレーム・マッピング部(A)60/(B)62は、装置内フレームに対して、スタッフ処理を使用した非同期マッピングによるジャスティフィケーションを行う。
ここで、装置内フレームは、受信ODU信号を非同期マッピングによって収容可能であれば、より高次のODU信号でもよい。また、装置内フレームは、非同期マッピングが可能なベンダ独自フレームでもよい。クロック系回路を処理負荷を軽くするため、非同期マッピングによって受信ODU信号を収容可能であればよい。
切替トリガ検出部(A)61/(B)63は、装置内フレーム・マッピング部(A)60/(B)62から供給される、ジャスティフィケーションされた受信ODU信号を対象として、データ選択部64によるデータ選択系の切り替えトリガとして、例えば、第2の実施形態と同様に、誤り訂正情報であるパリティビットの一例として、BIP−8(Bit Interleaved Parity 8)を計算する。そして、切替トリガ検出部(A)61/(B)63は、その計算により求めた各BIP−8の誤り結果を、データ選択制御部67へ送出する。
データ選択制御部67は、切替トリガ検出部(A)61/(B)63から入手したBIP−8誤り結果に基づいて、誤りが無い側のデータ選択系の装置内フレーム信号を選択するよう、データ選択部64に指示する。尚、両系(A系とB系)の受信ODU信号に共にBIP−8誤りがある場合には、第2の実施形態と同様に、現在選択している系を保持するものとする。
装置内フレーム・デマッピング部65は、データ選択制御部67による選択後の装置内フレーム信号に対してデスタッフ処理を行うことにより、先に行われたスタッフ処理にて挿入されたスタッフビット(冗長ビット)の除去が行われ、これによりODU信号が抽出される。尚、デスタッフ処理を利用したデマッピング方法自体には一般的な手法を採用することができるので、本実施形態における詳細な説明は省略する。
ODUデマッピング部66は、装置内フレーム・デマッピング部65から入手したODU信号から、クライアントクロック生成部71によって生成されたクライアント再生クロック55に基づいて、クライアント信号を再生する。このとき、クライアントクロック再生部71は、ODUデマッピング部66において生成したデスタッフクロック81からPLL(Phased Locked Loop)71Aにより平滑化したクライアントクロック55を生成する。
クライアントクロック再生部71は、生成したクライアント再生クロック55を、ODUデマッピング部66及びクライアント信号送信部32に供給する。これに応じて、クライアント信号送信部32は、再生されたクライアント信号(再生クライアント信号)を、外部に出力する。
以上説明した本実施形態に係る無瞬断切替システムによれば、第1及び第2の実施形態と同様に、クライアント信号を複数系統の伝送路を利用して送受信するに際して、一方の処理系統から他方の処理系統に無瞬断で切り替える無瞬断切替システムにおいて、簡素なクロック系の構成により確実な切り替えを実現することができる。
更に、本実施形態に係る受信装置200Aでは、第1の実施形態において説明した受信装置200と比較すると、回路規模が小さくなる。即ち、上述した受信装置200において処理系列の切り替えを無瞬断で実現するためには、ODU再生クロック部41は、高精度な機能が求められるPLL41Aが必要であり、回路規模も大きいのでコスト削減の障害となる虞がある。これに対して、本実施形態に係る受信装置200Aによれば、装置内クロックを生成し、受信ODU信号を装置内フレーム信号に収容してから、データ選択を行うため、第1の実施形態(受信装置200)において実施していたクロック選択が不要となり、回路構成が更に簡素になる。
即ち、本実施形態において、装置内フレーム信号とODU信号とは、非同期マッピングを採用している。よって、装置内クロックは、ODU受信クロックとの同期が不要であるため、単純な発振器を用いて生成すればよく、第1の実施形態において説明したような、位相変動吸収機能/ホールドオーバ機能等を有する高機能なPLL回路(41A)は不要である、という更なる効果を享受することができる。
(発明の他の実施例)
上述した各実施形態においては、クライアント信号を収容するOTN信号として、ODU信号を採用する構成を例とした。しかしながら、上述した各実施形態を例として説明した本発明は、係る構成には限られず、例えば、クライアント信号を収容するOTN信号として、FEC(Forward Error Correction)の冗長バイトが付加されたOTU信号を採用する場合にも適用可能である。
また、上述した各実施形態では、受信側において、受信したOTN信号を装置内フレーム信号に非同期マッピングする場合、スタッフ処理によるジャスティフィケーションを使用している。しかしながら、上述した各実施形態を例として説明した本発明は、係る構成には限られず、例えば、ITU−Tで規定されているGMP(Generic Mapping Procedure)や、SRTS(Synchronous Residual Time Stamp)を使用した非同期マッピングを採用することも可能である。
尚、上述した各実施形態においては、説明の便宜上から、送信装置と受信装置との間の伝送路を2本とし、その2本の伝送路の何れかを選択するシステム構成を例に本発明を説明した。しかしながら、本発明は、係るシステム構成には限定されない。例えば、本発明は、送信装置と受信装置との間に3本以上の伝送路が設けられている場合、個々の伝送路に対応したデータ選択系とクロック選択系とが用意し、それらから何れかを選択するように制御すればよい。
10 クライアント信号受信部/クロック抽出部
11 ODUマッピング部
12 識別子付与部
13 分岐部
14,15 ODU信号送信部
16 ODUクロック生成部
17 クライアント受信クロック
18 ODU送信クロック
20,23 ODU信号受信部/クロック抽出部
21,24 識別子検出部
22,25 遅延差吸収メモリ部
26 遅延差吸収制御部
27,28,61,63 切替トリガ検出部
30 データ選択部
31 ODUデマッピング部
32 クライアント信号送信部
33,67 データ選択制御部
40 クロック選択部
41 ODU再生クロック部
42 クロック選択制御部
44 クライアントクロック再生部
51,52 ODU受信クロック
53 ODU再生クロック
54 デスタッフクロック
55 クライアント再生クロック
60,62 装置内フレーム・マッピング部
65 装置内フレーム・デマッピング部
70 装置内フレームカウンタ/装置内クロック生成部
71 クライアントクロック再生部
100,1000 送信装置
101 マッピング部
102 識別子付与部
103,104 送信部
200,200A,2000 受信装置
201,202 受信部
203,204 識別子検出部
205,206 遅延吸収部
207 信号選択部
208 デマッピング部

Claims (8)

  1. 複数の伝送路を介して、所定形式の送信信号を受信する複数の受信手段と、
    前記複数の受信手段によって個々に受信した受信信号から、その受信信号に含まれるところの、前記複数の伝送路の経路長差を表す識別子を検出する複数の識別子検出手段と、
    前記複数の識別子検出手段による検出結果に基づいて、前記複数の伝送路における個々の受信信号から、前記経路長差に起因する信号遅延を吸収する複数の遅延吸収手段と、
    前記遅延吸収手段により信号遅延が吸収された個々の受信信号に対する誤り訂正情報を計算し、計算結果に基づいて、誤りの無い何れかの受信信号を選択する信号選択手段と、
    前記信号選択手段によって選択された受信信号を、前記複数の受信手段によって受信した前記所定形式の個々の受信信号に含まれるクロックとは非同期のクロックを基に、前記所定形式の受信信号にデマッピングした結果を用いて、クライアント信号を再生するデマッピング手段とを備える
    ことを特徴とする受信装置。
  2. 前記信号選択手段は、
    前記個々の受信信号に対する誤り訂正情報の計算結果に基づいて、前記複数の受信手段によって受信した前記所定形式の個々の受信信号に含まれるクロックのうち、前記デマッピング手段に提供した前記所定形式の受信信号の信号系統と同じ系統のクロックを選択するクロック選択手段と、
    前記クロック選択手段によるクロック切り替えに際して発生する位相変動を吸収すると共に、送信装置が前記複数の受信手段に対応して備える複数の送信手段のうち、前記クロック選択手段によって選択されたクロックに対応する送信手段が、その送信手段に対応する伝送路の伝送形式に前記所定形式の送信信号を変換する際使用したクロックを、前記クロック選択手段によって選択されたクロックを基に再生し、再生したクロックを、前記デマッピングに使用する非同期のクロックとして、前記デマッピング手段に供給するクロック再生手段とを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 前記信号選択手段は、
    前記遅延吸収手段により信号遅延が吸収された個々の受信信号を、前記複数の受信手段によって受信した前記所定形式の個々の受信信号に含まれるクロックに基づいて、自装置内のフレーム信号にマッピングする複数の装置内フレームマッピング手段を含み、
    前記複数の装置内フレームマッピング手段によってマッピングされた個々のフレーム信号に対する誤り訂正情報を計算し、計算結果に基づいて何れかの受信信号を選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  4. 前記所定形式の送信信号は、ITU−T G.709で規定されるODU信号である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の受信装置。
  5. 前記信号選択手段は、
    前記誤り訂正情報の計算として、前記ODU信号のBIP−8に基づくパリティビットを計算する
    ことを特徴とする請求項4記載の受信装置。
  6. 送信装置と、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の受信装置とを備える無瞬断切替システムであって、
    前記送信装置は、
    クライアント信号から抽出したクライアントクロックとは非同期のクロックを基に、該クライアント信号を、前記所定形式の送信信号にマッピングするマッピング手段と、
    前記マッピング手段によってマッピングされた所定形式の送信信号に、前記複数の伝送路の経路長差を表す識別子を付与する識別子付与手段と、
    前記識別子付与手段によって識別子が付与された前記所定形式の送信信号を、前記複数の伝送路の伝送形式に変換して、個々の伝送路に送出する複数の送信手段とを備える
    ことを特徴とする無瞬断切替システム。
  7. 受信装置において、
    複数の受信手段を用いて、複数の伝送路を介して所定形式の送信信号を受信し、
    前記複数の受信手段によって個々に受信した受信信号から、その受信信号に含まれるところの、前記複数の伝送路の経路長差を表す識別子を検出し、
    前記識別子の検出結果に基づいて、前記複数の伝送路における個々の受信信号から、前記経路長差に起因する信号遅延を、複数のバッファメモリを用いて吸収し、
    前記信号遅延が吸収された個々の受信信号に対する誤り訂正情報を計算し、計算結果に基づいて、誤りの無い何れかの受信信号を選択し、
    前記選択された受信信号を、前記複数の受信手段によって受信した前記所定形式の個々の受信信号に含まれるクロックとは非同期のクロックを基に、前記所定形式の受信信号にデマッピングした結果を用いて、デマッピングすることにより、クライアント信号を再生する
    ことを特徴とする受信装置における信号切り替え方法。
  8. 送信装置と、請求項7に記載の信号切り替え方法を実行する受信装置とを備える無瞬断切替システムにおける信号切り替え方法であって、
    前記受信装置における信号の切り替えに先立って、前記送信装置において、
    クライアント信号から抽出したクライアントクロックとは非同期のクロックを基に、該クライアント信号を、前記所定形式の送信信号にマッピングするマッピングし、
    前記マッピングした所定形式の送信信号に、利用する複数の伝送路の経路長差を表す識別子を付与し、
    前記識別子を付与した前記所定形式の送信信号を、前記複数の伝送路の伝送形式に変換して、複数の送信手段を用いて、個々の伝送路に送出する
    ことを特徴とする無瞬断切替システムにおける信号切り替え方法。
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