JP6054077B2 - 潜在捲縮性ポリエステル複合繊維糸条及びその織編物 - Google Patents

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Description

本発明は、潜在捲縮性ポリエステル複合繊維糸条に関するものであり、特に該糸条からなる織編物に優れたストレッチ性、表面平滑性及び風合いを与える潜在捲縮性ポリエステル複合繊維糸条及び該複合繊維糸条からなる織編物に関する。
ポリエチレンテレフタレート(以下、PETと略することがある。)に代表されるポリエステル樹脂からなる繊維は、優れた機械的特性と化学的特性を有しており、広範な用途に使用されている。この用途の一つとして、ストレッチ性を有する織編物がある。
織編物にストレッチ性を付与する繊維として、熱収縮特性の異なるポリエステル樹脂をサイドバイサイド型、又は偏心芯鞘型に接合した潜在捲縮性ポリエステル複合繊維が数多く提案されている。該潜在捲縮ポリエステル複合繊維は、製織編後に熱処理を加えて捲縮を発現することにより、織編物にストレッチ性を与えることができる。
上記ストレッチ性に加え、膨らみ感のあるソフトな風合いを織編物に付与するものとして、極限粘度の異なる2種類のPETがサイドバイサイド型に接合され、繊維横断面における該2種類のPETの接合面が特定形状に湾曲している複合繊維及び複合マルチフィラメントが知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
しかし、近年では、上記マルチフィラメントからなる織編物より、さらにストレッチ性に優れる織編物が求められている。
上記マルチフィラメントからなる織編物にさらなるストレッチ性を付与する方法として、該マルチフィラメントの単糸繊度を大きくする方法、または該マルチフィラメントを製糸する際の熱固定温度を下げる方法が考えられる。
しかし、上記のように単糸繊度が大きいものとすると、得られる織編物は、表面平滑性が悪くなる上、シボ立ち欠点が発生し、風合いが硬くなるといった問題があった。また、上記のように熱固定温度を下げると、潜在捲縮を発現させるための熱処理を行った際に上記マルチフィラメントの収縮が大きくなり、風合いが硬くなるといった問題もあった。
ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加体(エチレンオキサイドの付加モル数が2の化合物が70〜90モル%を占めるもの)とイソフタル酸(以下、IPAと略することがある。)とを所定量共重合したエチレンテレフタレート単位主体の共重合ポリエステルと、PETとからなる複合繊維も知られている(例えば、特許文献3参照)。
上記特許文献3の複合繊維によれば、ストレッチ性、表面平滑性及び風合いがある程度優れた織編物を得ることができる。
特開平11−241229号公報 特開2000−212838号公報 特開平9−195126号公報
しかし、例えば、前記特許文献3の複合繊維からなる織編物よりもさらにストレッチ性及び風合いに優れる織編物が求められている。本発明は、前記従来技術における様々な問題点を解決し、織編物とした場合に、従来より優れたストレッチ性を有し、かつ、表面平滑性及び風合いに優れる潜在捲縮性ポリエステル複合繊維糸条、並びに該複合繊維糸条からなる織編物を提供することを技術的な課題とするものである。
本発明者等は、例えば、前記特許文献3の複合繊維において、前記共重合ポリエステルからIPAを除き、エチレンオキサイドの付加モル数が2であるビスフェノールAのエチレンオキサイド付加体のみを共重合させた場合、得られる複合繊維は結晶性に優れたものとなり、熱処理を施したときに風合いが特に優れることを見出した。IPAを共重合した場合、IPAを除いた場合と比較してジエチレングリコール(以下、DEGと略することがある。)の副生量が多いものとなり、さらに該DEGの含有率に比例して得られる複合繊維の風合いが硬くなることを突き止めた。本発明者等は、上記課題を解決するためにさらに鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち、本発明の要旨は次の(1)〜(2)の通りである。
(1)多塩基酸成分としてテレフタル酸を含み、多価アルコール成分としてエチレングリコール、ビスフェノールAの2EO付加体及びジエチレングリコールを含む高熱収縮性ポリエステル(A)と、ポリエチレンテレフタレート又はエチレンテレフタレート単位を主体とするポリエステルからなる低熱収縮性ポリエステル(B)とがサイドバイサイド型又は偏心芯鞘型に接合した潜在捲縮性ポリエステル複合繊維が集束してなる糸条であって、前記高熱収縮性ポリエステル(A)の全多価アルコール成分に対する前記ビスフェノールAの2EO付加体の含有率が5〜15mol%であり、前記高熱収縮性ポリエステル(A)の全多価アルコール成分に対する前記ジエチレングリコールの含有率が2.0mol%以下であり、前記糸条が三次元スパイラル状の顕在捲縮を有し、前記糸条の顕在捲縮率(C0(%))が式(I)を満足し、かつ、潜在捲縮率(C100(%))が式(II)を満足することを特徴とする潜在捲縮性ポリエステル複合繊維糸条。
0<C0(%)≦10 ・・・(I)
30≦C100(%)≦40 ・・・(II)
C0(%)=[(L0−L1)/L0]×100
C100(%)=[(A0−A1)/A0]×100
L1:糸条に90.91×10-3cN/dtexの張力を掛けながら枷取りし、枷に1.67×10-4cN/dtexの荷重を掛け30分放置した後の枷長
L0:L1測定後、荷重を1.67×10-4cN/dtexから90.91×10-3cN/dtexに代えた際の枷長
A1:糸条に90.91×10-3cN/dtexの張力を掛けながら枷取りし、枷に1.67×10-4cN/dtexの荷重をかけながら30分沸水処理した後に1.76×10-3cN/dtexの荷重を掛け、30分放置した後の枷長
A0:A1測定後、荷重を1.76×10-3cN/dtexから4.4×10-2cN/dtexに代えた際の枷長
(2)上記(1)記載の潜在捲縮性ポリエステル複合繊維糸条からなる織編物。
本発明の潜在捲縮性ポリエステル複合繊維糸条は、潜在捲縮発現性に優れたものとなり、該糸条を用いた織編物は従来より優れたストレッチ性を有し、かつ、表面平滑性及び風合いに優れたものとなる。
本発明の糸条を構成する複合繊維の複合形状の一実施態様であるサイドバイサイド型を表す該複合繊維の横断面模式図である。 本発明の糸条を構成する複合繊維の複合形状の一実施態様である偏心芯鞘型を表す該複合繊維の横断面模式図である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の潜在捲縮性ポリエステル複合繊維糸条は、高熱収縮性ポリエステル(A)と低熱収縮性ポリエステル(B)とがサイドバイサイド型又は偏心芯鞘型に接合した潜在捲縮性ポリエステル複合繊維が集束してなる糸条である。
本発明において、高熱収縮性ポリエステル(A)は、共重合成分としてビスフェノールAの2EO付加体を含む。本発明において、EOとはエチレンオキサイドのことを表し、前記ビスフェノールAの2EO付加体とは、下記化学式(1)で表されるように、ビスフェノールA1モル部に対しエチレンオキサイド2モル部付加した化合物である。
高熱収縮性ポリエステル(A)がビスフェノールAの2EO付加体を共重合成分として含むことにより、複合繊維中における高熱収縮性ポリエステル(A)が占める部分の熱収縮性が、該複合繊維中における低熱収縮性ポリエステル(B)が占める部分の熱収縮性に比して顕著に高くなる。これにより、前記複合繊維及び該複合繊維が集束してなる糸条は、三次元スパイラル状の顕在捲縮を有し、かつ、製糸後の熱処理により、例えば該糸条を用いた織編物を熱処理することにより、三次元スパイラル状の潜在捲縮が発現する潜在捲縮発現性に優れたものとなる。ここで、三次元スパイラル状とはコイル(螺旋)バネ状である三次元的な形態をいう。
そして、高熱収縮性ポリエステル(A)がビスフェノールAの2EO付加体を含有することで、得られる複合繊維糸条からなる織編物はソフト性を兼ね備えることができる。具体的には、高熱収縮性ポリエステル(A)としてビスフェノールAの2EO付加体を共重合したポリエステルを用いて複合繊維糸条とした場合、前述のように該ポリエステルは結晶性に優れたものとなり、該糸条は熱処理を施しても風合いが硬いものとなりにくく、ソフト性に優れたものとなる。
上記ビスフェノールAの2EO付加体の代わりに、エチレンオキサイドが付加していない化合物、すなわちビスフェノールAを用いると、多塩基酸成分との反応性が悪くなって重合度が上がらず、さらには、高熱収縮性ポリエステル(A)も熱安定性に乏しいものとなる。そこで、エチレンオキサイドが付加しているビスフェノールAのEO付加体を用いることにより、多塩基酸成分との反応性を高めることができる。
そして、ビスフェノールA1mol部に対するエチレンオキサイドの付加モル数を2mol部とすることにより、高熱収縮性ポリエステル(A)のガラス転移点を比較的高いものとすることができ、得られる複合繊維糸条は熱安定性が良好となる。さらに本発明の複合繊維糸条は、多塩基酸成分との反応性が良好なものとしつつ、エチレンオキサイドの付加モル数が2を超えるものと比較して潜在捲縮発現性が優れたものとなる。
本発明において、高熱収縮性ポリエステル(A)の全多価アルコール成分に対する前記ビスフェノールAの2EO付加体の含有率が5〜15mol%含む必要があり、中でも10〜13mol%が好ましい。
前記含有率が5mol%未満であると、得られる複合繊維糸条を用いて織編物とした場合に、該織編物は十分なストレッチ性が得られず、ソフトな風合いを得られない。前記含有率が15mol%を超えると、紡糸での操業性が著しく悪くなる。さらには、得られる複合繊維糸条のみからなる織編物は、表面平滑性が悪くなり、シボ立ち欠点が発生する。前記含有率を10〜13mol%とする場合、得られる織編物のストレッチ性が特に優れたものとなるので好ましい。
本発明において、高熱収縮性ポリエステル(A)の全多価アルコール成分に対するDEGの含有率は2.0mol%以下であることが必要である。
本発明において、DEGは、高熱収縮性ポリエステル(A)の融点及び結晶性の低下を招くものであり、意図的に含有させるもののほか、該高熱収縮性ポリエステル(A)の重合に際し副生物として生成するものである。
直接重合法によるポリエステルの重合に際しては、エステル交換反応時にDEGの副生を伴う。前記含有率が2.0mol%を超える場合は、得られる複合繊維の融点及び結晶性の低下を招く。高熱収縮性ポリエステルとしてIPAを必須の共重合成分とするポリエステルは公知である。しかし、本発明者等は、検討の結果、該ポリエステルは該IPAを共重合することに起因してDEGの副生量が多くなることを突き止めた。そこで、本発明においては、該IPAを必須の共重合成分として用いず、前記ビスフェノールAの2EO付加体を必須の共重合成分として用いることにより、高熱収縮性ポリエステル(A)におけるDEGの含有率を2.0モル%未満とし、得られる複合繊維の融点及び結晶性を高いものとすることを可能とした。
一方、前記含有率が0.1モル%未満であると、重合の反応工程を高度に制御することが必要となるのでコスト高となりやすい。前記含有率が0.5〜1.8モル%であると、コスト性と得られる複合繊維糸条の性能との兼ね合いの点で好ましい。
DEGの副生を抑制する方法としては、共重合成分としてIPAを選択しないことのほか、触媒量及び重合条件を適切に選択することが挙げられる。
従って、高熱収縮性ポリエステル(A)が、テレフタル酸、エチレングリコール及びビスフェノールの2EO付加体のみを必須の共重合成分とするポリエステルである場合は、該高熱収縮性ポリエステル(A)の重合に際してDEG等の副生が抑制されやすくなる。これにより、得られる複合繊維糸条は潜在捲縮発現性に特に優れ、該複合繊維糸条から得られる織編物はストレッチ性及び風合いに特に優れたものとなるので好ましい。
本発明における、高熱収縮性ポリエステル(A)には、本発明の効果を損なわない範囲で他の共重合成分を含有させても良い。
例えば、多塩基酸としてはテレフタル酸以外にコハク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸、水添ダイマー酸等の脂肪族ジカルボン酸や、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、オルソフタル酸、トリメリット酸等の芳香族ジカルボン酸が挙げられる。
また、ビスフェノールAの2EO付加体、エチレングリコール及びジエチレングリコール以外の多価アルコールとしてはトリエチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、2−エチル−2−ブチルプロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのアルキレンオキサイド付加物、トリシクロデカングリコール類、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン等が挙げられる。
高熱収縮性ポリエステル(A)は、本質的な特性を損なわない限り、艶消し剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、難燃剤、抗菌剤、導電性付与剤等、他の成分を少量含有していても良い。
本発明においては、高熱収縮性ポリエステル(A)の極限粘度が0.58〜0.80であることが好ましい。高熱収縮性ポリエステル(A)の極限粘度が0.58未満では、十分な潜在捲縮発現性を有する複合繊維糸条が得られにくくなる。また、該極限粘度が0.80を超えると、紡糸時にニーリングが発生し、糸切れが多発する等、紡糸操業性が著しく悪化しやすい。また、後述するように、低熱収縮性ポリエステル(B)として好ましい実施形態の一つであるPETを用いた場合は、該PETの通常使用する極限粘度が0.58〜0.66であるので、前記高熱収縮性ポリエステル(A)の極限粘度は0.70〜0.80が好ましい。
本発明において、高熱収縮性ポリエステル(A)のガラス転移温度(Tg)は、70〜80℃が好ましく、75〜80℃が特に好ましい。
Tgが70℃未満では、前記高熱収縮性ポリエステル(A)の結晶性が低く、得られる複合繊維糸条は熱安定性に劣るものとなりやすい。通常のPETのTgは78℃程度であるため、ナフタレンジカルボン酸などのポリエステルの剛直性が高くなる成分を共重合しない限りTgは80℃を超えることは無いが、Tgが80℃を超えるほど剛直性が高くなる成分を共重合すれば潜在捲縮の発現を阻害しやすいため好ましくない。
本発明の複合繊維糸条は、高収縮性成分である高熱収縮性ポリエステル(A)が共重合成分としてビスフェノールAの2EO付加体成分を含むことにより、例えば従来技術であるIPAを共重合成分として含むものと比較して結晶性が高くなる。その結果、高熱収縮性ポリエステル(A)のTgは比較的高いものとなるので、該複合繊維糸条は該熱安定性に優れたものとなる。さらに、高熱収縮性ポリエステル(A)のTgが上記範囲を満たすように、該高熱収縮性ポリエステル(A)の共重合組成及び比率を調整することができ、これにより複合繊維糸条を得る際の紡糸、延伸熱処理の温度を高くすることが可能となり、得られる複合繊維糸条は潜在捲縮を発現させるための熱処理によっても風合いが硬くなりにくく、柔らかいものとなる。
本発明において、低熱収縮性ポリエステル(B)は、PETまたはエチレンテレフタレートを主体とするものであれば特に限定されるものではないが、高熱収縮性ポリエステル(A)より熱収縮性が低いことが必要であるため、エチレンテレフタレート成分の繰り返し単位が、全繰り返し単位中95モル%以上であるPETとすることが好ましい。
本発明において、低熱収縮性ポリエステル(B)には、高熱収縮性ポリエステル(A)と同様に、本発明の効果を損なわない範囲で他の共重合成分を含有させてもよい。さらに、ヒンダードフェノール系化合物のような抗酸化剤、コバルト化合物、蛍光剤、染料のような色調改良剤、二酸化チタンのような顔料、酸化セリウムのような耐光性改良剤、難燃剤、制電剤、抗菌剤、セラミック等種々の改質剤や添加剤を含有させてもよい。
本発明において、低熱収縮性ポリエステル(B)の極限粘度は0.44〜0.70であることが好ましい。低熱収縮性ポリエステル(B)の極限粘度が0.44未満では、紡糸時にニーリングが発生し、糸切れが多発する等、紡糸操業性が悪化しやすく、極限粘度が0.70を超えると、十分な潜在捲縮発現性を有する複合繊維糸条が得られ難くなる。
本発明の複合繊維において、高熱収縮性ポリエステル(A)と低熱収縮性ポリエステル(B)との極限粘度差は特に限定されないが、0.07以上0.25以下とすることが望ましい。前記極限粘度差を前記範囲とすることにより、安定した紡糸性を確保しつつ、潜在捲縮発現性能に優れた複合繊維糸条を得やすくなる。
また、本発明において、高熱収縮性ポリエステル(A)と低熱収縮性ポリエステル(B)との質量比率(A/B)は、40/60〜60/40の範囲が好ましい。該範囲内とすることにより、得られる複合繊維糸条は十分な潜在捲縮性能を発揮しやすくなる。
本発明において、高熱収縮性ポリエステル(A)及び低熱収縮性ポリエステル(B)は、複合繊維の長手方向に沿ってサイドバイサイド型又は偏心芯鞘型に接合される必要がある。
図1(A)及び(B)は、本発明の糸条を構成する複合繊維の複合形状の一実施態様であるサイドバイサイド型を表す該複合繊維の横断面模式図である。本発明におけるサイドバイサイド型として、図1(A)に示す2種類のポリエステルの接合面が直線的でほぼ等分に接合されているものや、図1(B)に示す該接合面が湾曲して接合されているものが挙げられる。
そして図2は、本発明の糸条を構成する複合繊維の複合形状の一実施態様である偏心芯鞘型を表す該複合繊維の横断面模式図である。本発明における偏心芯鞘型として、図2に示す一方のポリエステルが鞘、他方のポリエステルが芯となり、芯部と鞘部の中心が一致していないものが挙げられる。なお、本発明においては、鞘部を高熱収縮性ポリエステル(A)、芯部を低熱収縮性ポリエステル(B)とすることが好ましい。
なお、本発明の複合繊維糸条を構成する複合繊維の繊度は特に限定されないが、0.9dtex以上、2dtex以下であることが好ましい。該繊度が、0.9dtex以上であると、得られる複合繊維糸条は、捲縮性能の発現が優れたものとなり、十分なストレッチ性能を有する織編物を得られやすくなる。一方、前記繊度が2dtex以下であると、得られる複合繊維糸条からなる織編物は、ソフト性が良好なものとなりやすい。
本発明の潜在捲縮性ポリエステル複合繊維糸条は、三次元スパイラル状の顕在捲縮を有していることが必要である。
三次元スパイラル状の顕在捲縮とは、前述のように、コイル(螺旋)バネ状である三次元的な形態を有する捲縮であり、本発明においては、本発明の糸条を構成する複合繊維が該顕在捲縮を有しているとともに、該複合繊維が収束してなる糸条としても該顕在捲縮を有している。前記顕在捲縮は、主に、前記複合繊維を構成する2種類のポリエステル間の熱収縮率差に起因して、紡糸、延伸等の過程で生じるものである。特に、紡糸の際の紡速を2000m/min以上とすると、該顕在捲縮が生じやすくなる。
本発明における顕在捲縮率(C0)は、0<C0(%)≦10であることが必要であり、0.5≦C0(%)≦10であることが好ましい。
ここで、顕在捲縮率(C0)とは下記式で表せるものである。
C0(%)=[(L0−L1)/L0]×100
L1:糸条に90.91×10-3cN/dtexの張力を掛けながら枷取りし、枷に1.67×10-4cN/dtexの荷重を掛け30分放置した後の枷長
L0:L1測定後、荷重を1.67×10-4cN/dtexから90.91×10-3cN/dtexに代えた際の枷長
顕在捲縮率が10を越えると、得られる複合繊維糸条のみからなる織編物とした場合、該織編物は、表面平滑性が悪い上、シボ立ち欠点が発生する。また、顕在捲縮率が0.5未満であると、得られる複合繊維糸条からなる織編物は、ストレッチ性に乏しいものとなりやすい。
また、本発明における潜在捲縮率(C100)は、30≦C100(%)≦40であることが必要であり、35≦C100(%)≦40が好ましい。
ここで、潜在捲縮率(C100)とは、下記式で表せるものである。
C100(%)=[(A0−A1)/A0]×100
A1:糸条に90.91×10-3cN/dtexの張力を掛けながら枷取りし、枷に1.67×10−4cN/dtexの荷重をかけ30分沸水処理した後に1.76×10-3cN/dtexの荷重を掛け、30分放置した後の枷長
A0:A1測定後、荷重を1.76×10-3cN/dtexから4.4×10-2cN/dtexに代えた際の枷長
潜在捲縮率を30%以上とすることにより、他素材との組合わせや、加工条件の選定を問わず、得られる複合繊維糸条からなる織編物は特に優れたストレッチ性能を発揮することができる。従って、潜在捲縮率が30%未満であると、前記織編物は優れたストレッチ性能を得られない。また、顕在捲縮率が40%を越えると、織物で単独使用した場合、表面平滑性が悪くなりやすく、シボ立ち欠点が発生しやすくなる。35≦C100(%)≦40とすることにより、得られる複合繊維糸条からなる織編物はストレッチ性に優れたものとなるので好ましい。
前記顕在捲縮率及び潜在捲縮率は、高熱収縮性ポリエステル(A)及び低熱収縮性ポリエステル(B)の共重合成分及び極限粘度、並びに、複合繊維糸条を構成する複合繊維の繊度を適切なものにすることにより調整することができる。
次に本発明の潜在捲縮性ポリエステル複合繊維糸条の製造方法ついて、一例を挙げて説明する。
本発明の複合繊維糸条は、通常の複合溶融紡糸装置により製造することができる。まず、紡糸口金の背面で、高熱収縮性ポリエステル(A)と低熱収縮性ポリエステル(B)をサイドバイサイド型又は偏芯芯鞘型になるように合流させ、同一紡糸口から複合繊維を紡糸する。その際、紡糸温度は両ポリエステルの極限粘度によって適宜選定されるが、通常、280℃〜310℃の範囲が好ましい。
紡出した複合繊維は、冷却固化した後、紡糸油剤を付与して収束させて複合繊維束とし、1000m〜4000m/分の速度で引取り、一旦捲取り、延伸機により熱延伸を施すか、あるいは引取った複合繊維束を捲取らず連続して熱延伸することにより、本発明の複合繊維糸条を得ることができる。
上記製法における延伸倍率は、引取った時点での複合繊維の残留伸度によって適宜選定され、延伸後の残留伸度が15〜40%の範囲になるように選定することが好ましい。残留伸度がこの範囲より高いと、十分な捲縮性能が発現されず、また、残留伸度がこの範囲より低いと、延伸時に複合繊維の切断が発生する等、操業的に問題があり、好ましくない。
そして、本発明の複合繊維糸条を用いて織編物とする際、このまま経糸や緯糸として用いることができるが、他の糸と混繊して用いてもよい。また、仮撚加工を施してもよく、仮撚混繊してもよい。また、実撚を付与したり、実撚混繊したりしてもよく、またこれらを組み合わせたものでもよい。
本発明の複合繊維糸条の潜在捲縮は、熱処理を施すことにより捲縮が発現するものであるため、工程通過性等の作業性を考慮すると、本発明の複合繊維糸条を製編織等により織編物にした後、沸水処理を施して潜在捲縮を発現させることが好ましい。中でも染色工程で沸水処理を行い、発現させることが好ましい。
次に、本発明の潜在捲縮性ポリエステル複合繊維糸条を用いた織編物(以下、本発明の織編物と略することがある)について説明する。
本発明の織編物は、上記した本発明の複合繊維糸条からなるものである。
発明の効果をより高めるためには、本発明の複合繊維糸条が、織編物の全構成糸条の40質量%以上用いられていることが好ましい。また、本発明の複合繊維糸条によれば、該複合繊維糸条のみを用いて本発明の織編物とした場合にも、該織編物は表面平滑性が良好でありシボ立ち欠点の発生も少ない。
本発明の織編物の組織としては、特に限定されるものではない。本発明の織編物は、本発明の潜在捲縮性ポリエステル複合繊維糸条を用い、公知の方法により製織もしくは製編し、必要に応じて精練、リラックス、染色等を施せばよい。例えば、精練、リラックス、染色のいずれかの工程において、前記糸条の潜在捲縮を顕在化させることができ、その結果として織編物にストレッチ性能を具備させることができる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。なお、実施例において測定及び評価は次の通りに行った。
(1)極限粘度(V(A)、V(B))
ポリエステルをフェノールとテトラクロロエタンの1:1混合溶媒で溶解し、ウベローデ粘度計を使用して、20℃で測定した。
(2)高熱収縮性ポリエステル(A)のガラス転移点(Tg)及び融点(Tm)の測定
セイコー電子工業社製示差走査熱量計SSC5200を用いて、10℃/分の昇温速度で測定した。
(3)複合繊維繊度
JIS L−1013 正量繊度A法により測定した複合繊維糸条の正量繊度をフィラメント数で割った値を複合繊維繊度とした。
(4)強伸度
JIS L 1013 引張強さ及び伸び率により測定した。
(5)潜在捲縮率(C0)及び顕在捲縮率(C100)
前述の方法により算出した。
(6)ストレッチ性、表面平滑性(シボ立ち)及びソフト性
得られた複合繊維糸条を用いて平織組織に製織し、10人のパネラーによる官能評価を行った。各々の試料でストレッチ性が高い、表面平滑性が良い(シボ立ちがない)及びソフト感が優れるものを10点満点として1〜10点の10段階で評価し10人の平均値で示した(6点以上を合格とした)。
実施例1
高熱収縮性ポリエステル(A)として、エチレンテレフタレート単位を主体とし、ビスフェノールAの2EO付加体(前述の化学式(1)中、m=n=1である化合物)を10mol%共重合した極限粘度0.73の共重合ポリエステルを用い、低熱収縮性ポリエステル(B)として、実質的にPETからなる極限粘度0.64のポリエステルを用いた。前記高熱収縮性ポリエステル(A)及び低熱収縮性ポリエステル(B)を複合紡糸型溶融押出機に等量供給し、紡糸温度295℃で溶融し、紡糸孔を48個有する紡糸口金の背面で両ポリエステルを合流させ、サイドバイサイド型に接合して紡出した複合繊維を冷却固化した後、油剤を付与しながら該複合繊維を収束して複合繊維束とし、表面速度が3000m/分の引取りローラーを介して捲取機で捲取った。次いで、捲取った複合繊維束を延伸機に供給し、表面温度85℃のローラーと170℃のホットプレートを介して、1.60倍に延伸し、56デシテックス/48フィラメントの潜在捲縮性ポリエステル複合繊維糸条を得た。なお、上記複合繊維繊度、上記強伸度、上記顕在捲縮率及び潜在捲縮率の測定は、前記潜在捲縮性ポリエステル複合繊維糸条からサンプリングしたものを用いて行った。
上記のようにして得られた潜在捲縮性ポリエステル複合繊維糸条を経糸と緯糸に用いて経密度110本/2.54cm、緯密度80本/2.54cmの平織の織物を製織し、精練後、100℃の沸水中で30分間処理し、次いで風乾して織物を得た。得られた織物について、上記ストレッチ性、表面平滑性(シボ立ち)及びソフト性の評価を行った。
実施例2及び3
高熱収縮性ポリエステル(A)の共重合量及び極限粘度を表1に示したように変更した以外は、実施例1と同様にして複合繊維糸条及び織物を得た。
実施例4
低熱収縮性ポリエステル(B)の極限粘度を表1に示したように変更した以外は、実施例1と同様にして複合繊維糸条及び織物を得た。
比較例1
高熱収縮性ポリエステル(A)の共重合量及び極限粘度を表1に示したように変更した以外は、実施例1と同様にして複合繊維糸条及び織物を得た。
比較例2及び4
高熱収縮性ポリエステル(A)の共重合量、極限粘度及び低熱収縮性ポリエステル(B)の極限粘度を表1に示したように変更した以外は、実施例1と同様にして複合繊維糸条及び織物を得た。
比較例3
高熱収縮性ポリエステル(A)の共重合量を表1に示したように変更した以外は、実施例1と同様にして複合繊維糸条及び織物を得た。
比較例5
高熱収縮性ポリエステル(A)の共重合組成として、ビスフェノールAの2EO付加体に替えて、IPAを共重合した以外は、実施例1と同様にして複合繊維糸条及び織物を得た。
得られた繊維と織物の評価結果を併せて、表1に示す。
表1から明らかなように、実施例1〜4の複合繊維糸条はいずれも所望の顕在捲縮率及び潜在捲縮率を満たし、得られた織物はストレッチ性、表面平滑性及びソフト性のいずれも良好であった。特に、実施例1、3及び4の複合繊維糸条は顕在捲縮率が0.5≦C0(%)≦10の範囲内であり、かつ、潜在捲縮率が35≦C100(%)≦40の範囲内であったことから、該複合繊維糸条から得られた織物はストレッチ性が特にすぐれたものであった。
一方、比較例1の複合繊維糸条はビスフェノールAの2EO付加体の共重合量が15mol%を超え、顕在捲縮率が10%を超え、潜在捲縮率も40%を超えるものであったことから、高熱収縮性ポリエステル(A)の融点が消失し、該複合繊維糸条から得られた織物は表面平滑性に劣り、シボ立ちが目立つものであった。
比較例2の複合繊維糸条は顕在捲縮率が10%を超えるものであったことから、該複合繊維糸条から得られた織物は表面平滑性に劣るものであった。
比較例3の複合繊維糸条は、ビスフェノールAの2EO付加体の共重合量が5mol%未満であり、潜在捲縮率が30%未満であったことから、該複合繊維糸条から得られた織物はストレッチ性に劣るものであった。
比較例4の複合繊維糸条は、ビスフェノールAの2EO付加体の共重合量が5mol%未満であったものの潜在捲縮率が40%を超えるものであったことから、該複合繊維糸条から得られた織物はストレッチ性は良好であったが、表面平滑性に劣るものであった。
比較例5の複合繊維糸条は、高熱収縮性ポリエステル(A)の共重合成分をビスフェノールAの2EO付加体に替えてIPAとしたことから、該高熱収縮性ポリエステル(A)は、DEGの含有量が2.0mol%を超えたものとなり、融点が消失し、結晶性に劣るものとなった。これにより、得られた該複合繊維糸条は潜在捲縮率が30%未満となり、該複合繊維糸条から得られた織物はストレッチ性及び風合いに劣るものとなった。

Claims (2)

  1. 多塩基酸成分としてテレフタル酸を含み、多価アルコール成分としてエチレングリコール、ビスフェノールAの2EO付加体及びジエチレングリコールを含み、共重合成分としてイソフタル酸を含まない高熱収縮性ポリエステル(A)と、ポリエチレンテレフタレート又はエチレンテレフタレート単位を主体とするポリエステルからなる低熱収縮性ポリエステル(B)とがサイドバイサイド型又は偏心芯鞘型に接合した潜在捲縮性ポリエステル複合繊維が集束してなる糸条であって、
    前記高熱収縮性ポリエステル(A)の全多価アルコール成分に対する前記ビスフェノールAの2EO付加体の含有率が5〜15mol%であり、
    前記高熱収縮性ポリエステル(A)の全多価アルコール成分に対する前記ジエチレングリコールの含有率が2.0mol%以下であり、
    前記糸条が三次元スパイラル状の顕在捲縮を有し、
    前記糸条の顕在捲縮率(C0(%))が式(I)を満足し、かつ、潜在捲縮率(C100(%))が式(II)を満足することを特徴とする潜在捲縮性ポリエステル複合繊維糸条。
    0<C0(%)≦10 ・・・(I)
    30≦C100(%)≦40 ・・・(II)
    C0(%)=[(L0−L1)/L0]×100
    C100(%)=[(A0−A1)/A0]×100
    L1:糸条に90.91×10−3cN/dtexの張力を掛けながら枷取りし、枷に1.67×10−4cN/dtexの荷重を掛け30分放置した後の枷長
    L0:L1測定後、荷重を1.67×10−4cN/dtexから90.91×10−3cN/dtexに代えた際の枷長
    A1:糸条に90.91×10−3cN/dtexの張力を掛けながら枷取りし、枷に1.67×10−4cN/dtexの荷重をかけながら30分沸水処理した後に1.76×10−3cN/dtexの荷重を掛け、30分放置した後の枷長
    A0:A1測定後、荷重を1.76×10−3cN/dtexから4.4×10−2cN/dtexに代えた際の枷長
  2. 請求項1に記載の潜在捲縮性ポリエステル複合繊維糸条からなる織編物。
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