JP6054073B2 - プリンタ - Google Patents
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従来のプリンタでは、切断処理用のユニットと剥離用のユニットとを、用途に応じて交換することが行われていた(例えば、特許文献1)。
図1は、本発明によるプリンタの第1実施形態を示す概略側面図である。
図2は、図1中に矢印Aで示す方向からプリンタ10を見た概略図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
本実施形態のプリンタ10は、装填されたラベル連続体1等に印刷を行うための構成として、用紙供給軸11と、用紙ガイド12と、プラテンローラ13と、サーマルヘッド14と、センサ15と、プラテン駆動ベルト16と、カバー18と、モータM1と、制御部40と、表示操作部60とを備えている。
剥離モードでは、主に剥離板17及びニップローラ19a,19bが剥離手段として機能する。一方、切断モードでは、主に切断機構30及び剥離板17が切断手段として機能する。また、制御部40と、モータM2と、伝達機構50とが、剥離手段及び切断手段のいずれを使用するのかを切り替える切り替え手段として機能する。
以下、これら印刷後の処理としての剥離処理及び切断処理に関連する構成について説明する。
一方、ニップローラ19bは、ニップローラ19aと対向して配置されており、不図示のベアリングによりプリンタ本体29に対して回転可能に支持されている。よって、ニップローラ19bは、ラベル連続体1の搬送にしたがって従動回転する。
作動ホイール31の円周面には、後述するウォームギヤ24とかみ合う歯形が形成されている。よって、作動ホイール31は、ウォームギヤ24が回転すると、ウォームギヤ24の回転方向と直交する方向に回転方向が変換されて回転する。
また、作動ホイール31の円盤面には、カムピン31aが可動刃33に向けて突出して設けられている。
また、可動刃33の刃先33bは、ラベル連続体の切断が良好に行えるように、図2の方向から見たときに中央が凹んだ谷型に形成されている。
なお、固定刃17c及び可動刃33には、必要に応じて粘着剤の付着を防止する非粘着加工を施してもよい。
伝達機構50は、プーリP1と、ベルトB1と、プーリP2と、クラッチ軸20と、クラッチ21と、プーリP3と、ベルトB2と、プーリP4と、クラッチ22と、プーリP5と、ベルトB3と、プーリP6と、プーリP7と、ベルトB4と、プーリP8と、ウォーム軸23と、ウォームギヤ24とを有している。
ベルトB1は、プーリP1とプーリP2との間に架け渡されたタイミングベルトである。プーリP1の回転は、このベルトB1を介してプーリP2に伝えられる。
ベルトB2は、プーリP3とプーリP4との間に架け渡されたタイミングベルトである。プーリP3の回転は、このベルトB2を介してプーリP4に伝えられる。
ベルトB3は、プーリP5とプーリP6との間に架け渡されたタイミングベルトである。プーリP5の回転は、このベルトB3を介してプーリP6に伝えられる。
ベルトB4は、プーリP7とプーリP8との間に架け渡されたタイミングベルトである。プーリP7の回転は、このベルトB4を介してプーリP8に伝えられる。
ウォーム軸23は、一端にプーリP8が取り付けられており、他端にウォームギヤ24が取り付けられている。
図3は、剥離モード時のラベル連続体1の搬送状態を示す概略図である。
図4は、図3の剥離板17周辺を拡大した図である。
剥離モードでは、ラベル連続体1の台紙1bは、プラテンローラ13及びサーマルヘッド14に挟持された位置から、剥離板17の先端部17aにおいて鋭角に転向され、ラベル片1aが台紙1bから剥離される。ラベル片1aが図3及び図4に示すように部分的に剥離された状態で、制御部40は、ラベル連続体1の搬送と印刷及び剥離を一時停止する。これは、剥離板17よりもラベル片1aの排出側(図3及び図4中の左側)にラベル片1aの先端を検出するラベル検出センサ(不図示)が配置されており、このラベル検出センサによってラベル片1aの先端位置を把握することにより搬送を停止するものである。
剥離板17の先端部17aで転向された台紙1bは、モータM2が正転してニップローラ19a,19bにより搬送されて、プリンタ10の下方に開口された台紙排出部28からプリンタ10の外部に排出される。
図5は、切断モード時のラベル連続体1の搬送状態を示す概略図である。
図6は、図5の剥離板17周辺を拡大した図である。
切断モードでは、ラベル連続体1は、剥離板17の開口部17bを通過する。そして、隣り合うラベル片1aの中間位置、すなわち、切断すべき位置が固定刃17cと重なる位置まで搬送されたときに、モータM2が逆転して可動刃33が移動して、ラベル連続体1は、ラベル片1aが1枚ずつとなるように台紙1bごと切断される。
また、プリンタ10は、ひとつのモータM2の回転方向を変えることにより、ニップローラ19aを駆動するのか、切断機構30を駆動するのかを切り替えるので、モータの使用数を少なくでき、小型化、軽量化することができる。
さらに、プリンタ10は、剥離板17に固定刃17cを形成して多機能化を図っているので、全てを別々に構成するよりもラベル連続体等の搬送路を短くすることができ装置の小型化を行える。
さらにまた、プリンタ10は、剥離処理を行うときに剥離されたラベル片1aが排出される剥離ラベル排出部27と、切断処理を行うときに切断されたラベル片1a(ラベル連続体1)が排出される切断ラベル排出部26とが、それぞれ異なる位置に設けられている。よって、プリンタ10を利用する利用者は、剥離処理後のラベル片1aの取り扱いを容易に行え、また、切断処理後のラベル片1aの回収を容易に行える。
図7は、第2実施形態のプリンタ10−2を第1実施形態の図2と同様な方向から見た概略図である。
第2実施形態のプリンタ10−2は、モータM2に代えてモータM22及びモータM23を備える点と、伝達機構50に代えて伝達機構50−1及び伝達機構50−2を備える点との他は、第1実施形態のプリンタ10と同様な構成を有している。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
ベルトB21は、プーリP21とプーリP22との間に架け渡されたタイミングベルトである。プーリP21の回転は、このベルトB21を介してプーリP22に伝えられる。
ベルトB22は、プーリP23とプーリP24との間に架け渡されたタイミングベルトである。プーリP23の回転は、このベルトB22を介してプーリP24に伝えられる。
ベルトB23は、プーリP25とプーリP26との間に架け渡されたタイミングベルトである。プーリP25の回転は、このベルトB23を介してプーリP26に伝えられる。
ウォーム軸23及びウォームギヤ24は、第1実施形態のものと同様である。
ベルトB24は、プーリP27とプーリP28との間に架け渡されたタイミングベルトである。プーリP27の回転は、このベルトB24を介してプーリP28に伝えられる。
ベルトB25は、プーリP29とプーリP30との間に架け渡されたタイミングベルトである。プーリP29の回転は、このベルトB25を介してプーリP30に伝えられる。
1a ラベル片
1b 台紙
2 ロール体
10 プリンタ
11 用紙供給軸
12 用紙ガイド
13 プラテンローラ
13a プーリ
14 サーマルヘッド
15 センサ
16 プラテン駆動ベルト
17 剥離板
17a 先端部
17b 開口部
17c 固定刃
18 カバー
18a 固定カバー
18b 開閉カバー
18c ヒンジ部
19a,19b ニップローラ
20 クラッチ軸
21,22 クラッチ
23 ウォーム軸
24 ウォームギヤ
25 ベアリング
26 切断ラベル排出部
27 剥離ラベル排出部
28 台紙排出部
29 プリンタ本体
30 切断機構
31 作動ホイール
31a カムピン
32 ガイド部
33 可動刃
33a カム溝
33b 刃先
40 制御部
50 伝達機構
60 表示操作部
B1,B2,B3,B4,B21,B22,B23,B24,B25 ベルト
M1,M2,M22,M23 モータ
M1a,P1,P2,P3,P4,P5,P6,P7,P8,P21,P22,P23,P24,P25,P26,P27,P28,P29,P30 プーリ
Claims (2)
- 帯状の被印刷媒体、又は、帯状の台紙に複数のラベル片が並べて仮着されたラベル連続体に印刷を行うプリンタであって、
前記ラベル連続体に印刷を行う場合に前記ラベル片を前記台紙から1枚ずつ剥離する剥離手段と、
前記被印刷媒体、又は、前記ラベル連続体を切断する切断手段と、
前記剥離手段及び前記切断手段のいずれを使用するのかを切り替える切り替え手段と、
を備え、
前記剥離手段は、前記台紙の前記ラベル片が仮着していない側に当接して前記台紙を鋭角に折り返して転向させ、前記切断手段の一部を形成して前記ラベル連続体を切断する剥離部材を備え、
前記剥離部材は、
前記ラベル連続体が通過可能な開口部と、
前記開口部の縁部に設けられ、前記切断手段の一部を形成する固定刃と、
を備えること、
を特徴とするプリンタ。 - 請求項1に記載のプリンタにおいて、
前記剥離手段を使用するときに剥離された前記ラベル片が排出される剥離ラベル排出部と、
前記切断手段を使用するときに切断された前記ラベル片が排出される切断ラベル排出部と、
を備え、
前記剥離ラベル排出部と前記切断ラベル排出部とは、異なる位置に設けられていること
、
を特徴とするプリンタ。
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JP2012140664A JP6054073B2 (ja) | 2012-06-22 | 2012-06-22 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP6054073B2 true JP6054073B2 (ja) | 2016-12-27 |
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Family Applications (1)
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JP2012140664A Active JP6054073B2 (ja) | 2012-06-22 | 2012-06-22 | プリンタ |
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-
2012
- 2012-06-22 JP JP2012140664A patent/JP6054073B2/ja active Active
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