JP6054073B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、帯状の台紙に複数のラベル片が並べて仮着されたラベル連続体等に印刷を行うプリンタに関するものである。
帯状の台紙に複数のラベル片が並べて仮着されたラベル連続体が従来から用いられている。このラベル連続体は、プリンタによりラベル片に文字やバーコード等が印刷され、値札等に利用される。印刷後のラベル連続体のプリンタによる処理方法としては、ラベル片を1枚毎に切断する処理(以下、切断処理と呼ぶ)、及び、ラベル片を台紙から部分的に剥離させる処理(以下、剥離処理と呼ぶ)がよく行われる。
ラベル片の利用方法は、利用者によって様々である。また、同じ利用者であっても、複数種類のラベル片を印刷することがあり、ラベル片の種類や用途に応じて、ラベル片の利用方法も異なる場合がある。よって、印刷後のラベル連続体の処理をどのようにすべきであるのかも、印刷を行う毎に変わる場合もある。
従来のプリンタでは、切断処理用のユニットと剥離用のユニットとを、用途に応じて交換することが行われていた(例えば、特許文献1)。
特開2004−330419号公報
しかし、ユニット交換を行う従来のプリンタでは、印刷後のラベル連続体の処理方法を変える度に、ユニット交換を行う必要があり、作業が繁雑であった。また、使用しないユニットは、別途保管しておく必要もあり、使い勝手がよくなかった。
本発明の課題は、ラベル連続体の切断処理と剥離処理とを簡単に切り替えることができるプリンタを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
請求項1の発明は、帯状の被印刷媒体、又は、帯状の台紙に複数のラベル片が並べて仮着されたラベル連続体に印刷を行うプリンタであって、前記ラベル連続体に印刷を行う場合に前記ラベル片を前記台紙から1枚ずつ剥離する剥離手段と、前記被印刷媒体、又は、前記ラベル連続体を切断する切断手段と、前記剥離手段及び前記切断手段のいずれを使用するのかを切り替える切り替え手段と、を備え、前記剥離手段は、前記台紙の前記ラベル片が仮着していない側に当接して前記台紙を鋭角に折り返して転向させ、前記切断手段の一部を形成して前記ラベル連続体を切断する剥離部材を備えるプリンタである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のプリンタにおいて、前記剥離部材は、前記ラベル連続体が通過可能な開口部と、前記開口部の縁部に設けられ、前記切断手段の一部を形成する固定刃と、を備えること、を特徴とするプリンタである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のプリンタにおいて、前記剥離手段を使用するときに剥離された前記ラベル片が排出される剥離ラベル排出部と、前記切断手段を使用するときに切断された前記ラベル片が排出される切断ラベル排出部と、を備え、前記剥離ラベル排出部と前記切断ラベル排出部とは、異なる位置に設けられていること、を特徴とするプリンタである。
本発明によれば、ラベル連続体の切断処理と剥離処理とを簡単に切り替えることができるプリンタを提供できる。
本発明によるプリンタの第1実施形態を示す概略側面図である。 図1中に矢印Aで示す方向からプリンタ10を見た概略図である。 剥離モード時のラベル連続体1の搬送状態を示す概略図である。 図3の剥離板17周辺を拡大した図である。 切断モード時のラベル連続体1の搬送状態を示す概略図である。 図5の剥離板17周辺を拡大した図である。 第2実施形態のプリンタ10−2を第1実施形態の図2と同様な方向から見た概略図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明によるプリンタの第1実施形態を示す概略側面図である。
図2は、図1中に矢印Aで示す方向からプリンタ10を見た概略図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
本実施形態のプリンタ10は、装填されたラベル連続体1等に印刷を行うための構成として、用紙供給軸11と、用紙ガイド12と、プラテンローラ13と、サーマルヘッド14と、センサ15と、プラテン駆動ベルト16と、カバー18と、モータM1と、制御部40と、表示操作部60とを備えている。
用紙供給軸11は、ラベル連続体1をロール状に巻回したロール体2が装填される軸である。用紙供給軸11は、プリンタ本体29に設けられており、ロール体2は、この用紙供給軸11に回転可能に支持されるようにして装填される。また、ラベル連続体1は、ラベル片1aと台紙1bとにより構成されており、台紙1bの片面にラベル片1aが所定の間隔で並べて仮着されている。なお、台紙1bに仮着したラベル片1aは、紙類で形成されたラベル片であってもよいし、樹脂フィルム等により形成されたラベル片であってもよいし、これらが複合されたラベル片であってもよい。また、台紙1bについても、紙類に限るものではなく、樹脂フィルム等により形成されていてもよい。
用紙ガイド12は、ラベル連続体の台紙1b側に接触して、ロール体2から引き出されたラベル連続体1をプラテンローラ13及びサーマルヘッド14へと案内する。
プラテンローラ13は、プリンタ本体29に支持されており、一体となって回転するプーリ13aを有している。プラテンローラ13は、このプーリ13aに架けられたプラテン駆動ベルト16を介して後述するモータM1から駆動力を得て回転する。プラテンローラ13は、この回転によってラベル連続体1を搬送方向の上流側(用紙供給軸11側)から搬送方向の下流側(後述する剥離板17側)へ搬送する。
サーマルヘッド14は、プラテンローラ13と対向して配置されており、ラベル片1aの感熱発色層に熱を加えて印刷する発熱素子を有している。プリンタ10は、このサーマルヘッド14とプラテンローラ13との間にラベル連続体1を挟持して搬送しながら、ラベル片1aの印刷面に印刷を行う。
センサ15は、ラベル連続体1の台紙1bに設けられた不図示の識別マークを検出する光反射型のセンサである。識別マークは、ラベル片1aの並ぶ間隔と対応した所定間隔で設けられているので、制御部40は、センサ15による識別マークの検出結果から、ラベル片1aの搬送方向における位置を特定することができる。
プラテン駆動ベルト16は、モータM1のプーリM1aとプラテンローラ13のプーリ13aとの間に架け渡されており、モータM1の駆動力をプラテンローラ13へ伝える。
カバー18は、固定カバー18aと、開閉カバー18bと、ヒンジ部18cとを備えている。固定カバー18aは、プリンタ10下方を主に覆い、開閉カバー18bは、ヒンジ部18cを支点として回転移動して開閉できるようになっている。
モータM1は、プラテンローラ13を駆動する駆動力を発生するステッピングモータである。モータM1は、プーリM1aを有しており、プラテン駆動ベルト16がこのプーリM1aに架けられている。
制御部(制御手段)40は、モータM1及び後述するモータM2と、センサ15、サーマルヘッド14、表示操作部60等の動作を制御する。制御部40は、不図示の入力部から動作モードが剥離モードであるか切断モードであるかの入力を受け、入力されたモードにしたがって、動作を行う。なお、剥離モードと切断モードとについては、後述する。
表示操作部60は、タッチパネルで構成されており、各種情報の表示と、入力操作を受け付ける。また、剥離モード及び切断モードの切り替えは、利用者がこの表示操作部60により入力を行うことにより、制御部40が動作を切り替える。
また、プリンタ10は、印刷後の処理を行うための構成として、剥離板17と、ニップローラ19a,19bと、切断機構30と、モータM2と、伝達機構50とを備えている。
本実施形態のプリンタ10は、印刷後のラベル片1aを台紙1bから1枚ずつ剥離する動作を行う剥離モードと、印刷後のラベル片1aが1枚ずつとなるように台紙1bごとラベル連続体1を切断する切断モードとを切り替えて実行することができる。なお、切断モードでは、ラベル連続体1に限らず、帯状の被印刷媒体であれば、印刷及び切断を行うことができる。ここで、帯状の被印刷媒体としては、厚紙からなる連続紙(タグ)、ジャーナル紙、ノンセパラベル(台紙なしのラベル)、帯状の印刷可能なフィルム等を用いることができる。
剥離モードでは、主に剥離板17及びニップローラ19a,19bが剥離手段として機能する。一方、切断モードでは、主に切断機構30及び剥離板17が切断手段として機能する。また、制御部40と、モータM2と、伝達機構50とが、剥離手段及び切断手段のいずれを使用するのかを切り替える切り替え手段として機能する。
以下、これら印刷後の処理としての剥離処理及び切断処理に関連する構成について説明する。
剥離板17は、先端部17aが鋭角に形成された板状の剥離部材である。剥離板17は、プラテンローラ13及びサーマルヘッド14に挟持されたラベル連続体1が搬送される下流側に配置されている。剥離板17は、台紙1bのラベル片1aが仮着していない側に当接して、台紙1bを鋭角に折り返して転向させることにより、ラベル片1aを台紙1bから剥離する。また、剥離板17の略中央付近には、開口部17bが形成されている。この開口部17bは、ラベル連続体1が通過可能な大きさに形成されている。また、開口部17bは、プラテンローラ13及びサーマルヘッド14に挟持されたラベル連続体1が下流側へ搬送されるときに自然にラベル連続体1が挿入される位置に形成されている。
さらに、剥離板17の開口部17bの縁部の一方(ラベル連続体1の搬送方向の上流側の縁部)には、固定刃17cが形成されている。固定刃17cは、切断手段の一部を構成しており、後述する切断機構30の可動刃33が移動してきて重なることにより、ラベル連続体1の台紙部分の切断を行う。
ニップローラ19a,19bは、剥離モード時に、ラベル片1aが剥離された台紙1bを挟持して搬送する一対のローラである。ニップローラ19aは、後述する伝達機構50を介してモータM2から駆動力を得て回転する。ニップローラ19aの一端は、ベアリング25によりプリンタ本体29に対して回転可能に支持されており、他端には、プーリP4が一体で回転するように取り付けられている。
一方、ニップローラ19bは、ニップローラ19aと対向して配置されており、不図示のベアリングによりプリンタ本体29に対して回転可能に支持されている。よって、ニップローラ19bは、ラベル連続体1の搬送にしたがって従動回転する。
切断機構30は、作動ホイール31と、ガイド部32と、可動刃33とを備えている。
作動ホイール31は、後述する伝達機構50から駆動力を得て回転するようにプリンタ本体29に支持されている円盤状の部材である。なお、切断機構30を支える切断機構本体部材等が設けられている場合には、それらの部材に作動ホイール31を取り付けてもよい。
作動ホイール31の円周面には、後述するウォームギヤ24とかみ合う歯形が形成されている。よって、作動ホイール31は、ウォームギヤ24が回転すると、ウォームギヤ24の回転方向と直交する方向に回転方向が変換されて回転する。
また、作動ホイール31の円盤面には、カムピン31aが可動刃33に向けて突出して設けられている。
ガイド部32は、プリンタ本体29に固定されており、後述する可動刃33の移動を案内する。また、ガイド部32は、剥離板17に接続されているので、可動刃33と固定刃17cとの相対的な位置を精度よく保つことができる。よって、切断機構30は、ラベル連続体1の切断を良好に行うことができる。
可動刃33は、固定刃17cに対して接近及び離間する方向(図1及び図2中の上下方向)に移動可能なようにガイド部32にガイドされて取り付けられている。可動刃33には、作動ホイール31のカムピン31aが係合するカム溝33aが形成されている。よって、作動ホイール31が回転すると、カムピン31aの移動に追従して可動刃33は、固定刃17cに接近及び離間する方向に移動する。可動刃33は、固定刃17cに接近してこれと重なることにより、ラベル連続体1の切断を行う。ラベル連続体1の切断後には、作動ホイール31が回転を続けることにより、可動刃33は、固定刃17cから離間する方向へ移動方向が変化して、図2に示す初期位置に復帰する。
また、可動刃33の刃先33bは、ラベル連続体の切断が良好に行えるように、図2の方向から見たときに中央が凹んだ谷型に形成されている。
なお、固定刃17c及び可動刃33には、必要に応じて粘着剤の付着を防止する非粘着加工を施してもよい。
このように、切断機構30は、上述した固定刃17cと組み合わせられることにより、ラベル連続体1を切断する切断手段として機能する。
モータM2は、剥離モード時に正転してニップローラ19aを駆動し、切断モード時に逆転して可動刃33を駆動するステッピングモータである。
伝達機構50は、モータM2の回転力をニップローラ19a及び切断機構30へ伝える機構である。
伝達機構50は、プーリP1と、ベルトB1と、プーリP2と、クラッチ軸20と、クラッチ21と、プーリP3と、ベルトB2と、プーリP4と、クラッチ22と、プーリP5と、ベルトB3と、プーリP6と、プーリP7と、ベルトB4と、プーリP8と、ウォーム軸23と、ウォームギヤ24とを有している。
プーリP1は、モータM2の出力軸に取り付けられており、この出力軸と一体で回転する。
ベルトB1は、プーリP1とプーリP2との間に架け渡されたタイミングベルトである。プーリP1の回転は、このベルトB1を介してプーリP2に伝えられる。
プーリP2は、クラッチ軸20に取り付けられており、クラッチ軸20と一体で回転するようになっている。
クラッチ軸20は、プーリP2と一体で回転するように設けられている。また、クラッチ軸20は、クラッチ21と、クラッチ22とに貫通している。
クラッチ21は、モータM2が正転するときにクラッチ軸20の回転力を外輪に伝えてプーリP3を回転し、モータM2が逆転するときにクラッチ軸20の回転力を外輪に伝えないようにするワンウェイクラッチである。
プーリP3は、クラッチ21の外輪と一体で回転する。
ベルトB2は、プーリP3とプーリP4との間に架け渡されたタイミングベルトである。プーリP3の回転は、このベルトB2を介してプーリP4に伝えられる。
プーリP4は、ニップローラ19aの回転軸と一体で回転するように取り付けられている。よって、モータM2が正転すると、プーリP3,P4に回転力が伝わり、ニップローラ19aが回転駆動する。一方、モータM2が逆転するときには、クラッチ21により回転がプーリP3,P4に回転力が伝わらず、ニップローラ19aは回転しない。
クラッチ22は、モータM2が正転するときにクラッチ軸20の回転力を外輪に伝えず、モータM2が逆転するときにクラッチ軸20の回転力を外輪に伝えるワンウェイクラッチである。
プーリP5は、クラッチ22の外輪と一体で回転するように取り付けられている。
ベルトB3は、プーリP5とプーリP6との間に架け渡されたタイミングベルトである。プーリP5の回転は、このベルトB3を介してプーリP6に伝えられる。
プーリP6及びプーリP7は、両者が一体で回転するように取り付けられている。
ベルトB4は、プーリP7とプーリP8との間に架け渡されたタイミングベルトである。プーリP7の回転は、このベルトB4を介してプーリP8に伝えられる。
プーリP8は、ウォーム軸23と一体で回転するように取り付けられている。
ウォーム軸23は、一端にプーリP8が取り付けられており、他端にウォームギヤ24が取り付けられている。
ウォームギヤ24は、ウォーム軸23と一体で回転するように取り付けられている。また、ウォームギヤ24は、その円周面のらせん状に形成された歯形が、作動ホイール31の円周面に形成された歯形とかみ合っている。よって、モータM2が逆転すると、プーリP5,P6,P7,P8に回転力が伝わり、ウォームギヤ24が回転して作動ホイール31を回転させる。作動ホイール31が回転すると、カムピン31aとカム溝33aとの係合によって、可動刃33が固定刃17cにかみ合う方向への移動と、可動刃33が固定刃17cから離間する方向への移動とが行われる。一方、モータM2が正転するときには、クラッチ22の作用により、クラッチ軸20の回転力が外輪に伝わらず、プーリP5が回転しない。よって、ベルトB3及びベルトB4も駆動されず、可動刃33が移動することはない。
このように、伝達機構50は、制御部40に制御されることにより、ニップローラ19aを駆動して剥離手段による剥離処理を行うのか、又は、可動刃33を駆動して切断手段による切断処理を行うのかを切り替える切り替え手段としての機能も有している。
次に、本実施形態のプリンタ10の剥離モードにおける剥離処理について説明する。
図3は、剥離モード時のラベル連続体1の搬送状態を示す概略図である。
図4は、図3の剥離板17周辺を拡大した図である。
剥離モードでは、ラベル連続体1の台紙1bは、プラテンローラ13及びサーマルヘッド14に挟持された位置から、剥離板17の先端部17aにおいて鋭角に転向され、ラベル片1aが台紙1bから剥離される。ラベル片1aが図3及び図4に示すように部分的に剥離された状態で、制御部40は、ラベル連続体1の搬送と印刷及び剥離を一時停止する。これは、剥離板17よりもラベル片1aの排出側(図3及び図4中の左側)にラベル片1aの先端を検出するラベル検出センサ(不図示)が配置されており、このラベル検出センサによってラベル片1aの先端位置を把握することにより搬送を停止するものである。
このとき、ラベル片1aは、プリンタ10の上方に開口された剥離ラベル排出部27から突出した状態となる。剥離ラベル排出部27がプリンタ10の上方に設けられているので、利用者は、ラベル片1aを手で台紙から容易に剥離して利用することができる。利用者がラベル片1aを手で台紙から完全に剥離して取り去ると、ラベル検出センサによりラベル片1aが検出されなくなり、制御部40は、次のラベル片1aの搬送と印刷及び剥離を再開する。
剥離板17の先端部17aで転向された台紙1bは、モータM2が正転してニップローラ19a,19bにより搬送されて、プリンタ10の下方に開口された台紙排出部28からプリンタ10の外部に排出される。
次に、本実施形態のプリンタ10の切断モードにおける切断処理について説明する。
図5は、切断モード時のラベル連続体1の搬送状態を示す概略図である。
図6は、図5の剥離板17周辺を拡大した図である。
切断モードでは、ラベル連続体1は、剥離板17の開口部17bを通過する。そして、隣り合うラベル片1aの中間位置、すなわち、切断すべき位置が固定刃17cと重なる位置まで搬送されたときに、モータM2が逆転して可動刃33が移動して、ラベル連続体1は、ラベル片1aが1枚ずつとなるように台紙1bごと切断される。
切断されたラベル連続体1は、剥離ラベル排出部27よりも下方であって、台紙排出部28よりも上方に開口された切断ラベル排出部26から排出される。切断ラベル排出部26が下方に設けられているので、切断後のラベル連続体1は、飛散してしまうことなく下方に落下できる。また、利用者は、切断ラベル排出部26の近傍に回収ボックス等を置くことにより、切断後のラベル連続体1の回収を簡単に行える。
以上説明したように、第1実施形態によれば、プリンタ10は、ラベル連続体1が通過する位置を変更し、処理を選択入力するだけで、切断処理と剥離処理とを簡単に切り替えることができる。よって、従来のように切断処理用のユニットと剥離用のユニットとを交換する必要がなく、交換用のユニットを別途保管するような煩わしさもない。
また、プリンタ10は、ひとつのモータM2の回転方向を変えることにより、ニップローラ19aを駆動するのか、切断機構30を駆動するのかを切り替えるので、モータの使用数を少なくでき、小型化、軽量化することができる。
さらに、プリンタ10は、剥離板17に固定刃17cを形成して多機能化を図っているので、全てを別々に構成するよりもラベル連続体等の搬送路を短くすることができ装置の小型化を行える。
さらにまた、プリンタ10は、剥離処理を行うときに剥離されたラベル片1aが排出される剥離ラベル排出部27と、切断処理を行うときに切断されたラベル片1a(ラベル連続体1)が排出される切断ラベル排出部26とが、それぞれ異なる位置に設けられている。よって、プリンタ10を利用する利用者は、剥離処理後のラベル片1aの取り扱いを容易に行え、また、切断処理後のラベル片1aの回収を容易に行える。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態のプリンタ10−2を第1実施形態の図2と同様な方向から見た概略図である。
第2実施形態のプリンタ10−2は、モータM2に代えてモータM22及びモータM23を備える点と、伝達機構50に代えて伝達機構50−1及び伝達機構50−2を備える点との他は、第1実施形態のプリンタ10と同様な構成を有している。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
モータM22は、切断モード時に可動刃33を駆動する回転力を発生するステッピングモータである。
伝達機構50−1は、モータM22の回転力を切断機構30へ伝える機構である。伝達機構50−1は、プーリP21と、ベルトB21と、プーリP22と、プーリP23と、ベルトB22と、プーリP24と、プーリP25と、ベルトB23と、プーリP26と、ウォーム軸23と、ウォームギヤ24とを有している。
プーリP21は、モータM22の出力軸に取り付けられており、この出力軸と一体で回転する。
ベルトB21は、プーリP21とプーリP22との間に架け渡されたタイミングベルトである。プーリP21の回転は、このベルトB21を介してプーリP22に伝えられる。
プーリP22及びプーリP23は、両者が一体で回転するように取り付けられている。
ベルトB22は、プーリP23とプーリP24との間に架け渡されたタイミングベルトである。プーリP23の回転は、このベルトB22を介してプーリP24に伝えられる。
プーリP24及びプーリP25は、両者が一体で回転するように取り付けられている。
ベルトB23は、プーリP25とプーリP26との間に架け渡されたタイミングベルトである。プーリP25の回転は、このベルトB23を介してプーリP26に伝えられる。
プーリP26は、ウォーム軸23と一体で回転するように取り付けられている。
ウォーム軸23及びウォームギヤ24は、第1実施形態のものと同様である。
モータM23は、剥離モード時にニップローラ19aを駆動する回転力を発生するステッピングモータである。
伝達機構50−2は、モータM23の回転力をニップローラ19aへ伝える機構である。伝達機構50−2は、プーリP27と、ベルトB24と、プーリP28と、プーリP29と、ベルトB25と、プーリP30とを有している。
プーリP27は、モータM23の出力軸に取り付けられており、この出力軸と一体で回転する。
ベルトB24は、プーリP27とプーリP28との間に架け渡されたタイミングベルトである。プーリP27の回転は、このベルトB24を介してプーリP28に伝えられる。
プーリP28及びプーリP29は、両者が一体で回転するように取り付けられている。
ベルトB25は、プーリP29とプーリP30との間に架け渡されたタイミングベルトである。プーリP29の回転は、このベルトB25を介してプーリP30に伝えられる。
プーリP30は、ニップローラ19aの回転軸と一体で回転するように取り付けられている。よって、モータM23が回転すると、伝達機構50−2を介して回転力が伝わり、ニップローラ19aが回転駆動する。
第2実施形態のプリンタ10−2では、ニップローラ19aを駆動して剥離手段による剥離処理を行うのか、又は、可動刃33を駆動して切断手段による切断処理を行うのかの切り換えを、制御部40からの制御により、モータM22及び伝達機構50−1を駆動するのか、モータM23及び伝達機構50−2を駆動するのかを切り換えることにより行う。
このように、第2実施形態では、制御部40と、モータM22及びモータM23と、伝達機構50−1及び伝達機構50−2とが、剥離手段及び切断手段のいずれを使用するのかを切り替える切り替え手段として機能する。
第2実施形態によれば、モータの数は増加するものの、ワンウェイクラッチが不要となる。よって、例えば、モータを切断機構30の近傍に配置できるような場合等、各種構成のレイアウトによっては、第1実施形態よりも簡単な構成とすることができる。また、剥離手段及び切断手段のそれぞれに専用のモータを設けるので、それぞれの用途により適したモータを用いることができる。
各実施形態において、サーマルヘッド14を用いてラベル片1aの感熱発色層に熱を加えて印刷するプリンタ10を例に挙げて説明した。これに限らず、例えば、プリンタは、インクリボンを用いるプリンタであってもよいし、インクジェット方式等、他の方式によって印刷をおこなうプリンタであってもよい。
各実施形態において、プリンタ10は、動作モードとして、剥離モードと切断モードとを選択的に切り替えて動作する例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、剥離も切断も行わずに印刷後のラベル連続体や帯状の被印刷媒体を連続的に排出する連続モードに切り替えることができるようにしてもよい。この場合、ラベル連続体や帯状の被印刷媒体は、切断ラベル排出部26から排出してもよいし、別途連続モード用の排出部を設けてもよい。
なお、各実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
1 ラベル連続体
1a ラベル片
1b 台紙
2 ロール体
10 プリンタ
11 用紙供給軸
12 用紙ガイド
13 プラテンローラ
13a プーリ
14 サーマルヘッド
15 センサ
16 プラテン駆動ベルト
17 剥離板
17a 先端部
17b 開口部
17c 固定刃
18 カバー
18a 固定カバー
18b 開閉カバー
18c ヒンジ部
19a,19b ニップローラ
20 クラッチ軸
21,22 クラッチ
23 ウォーム軸
24 ウォームギヤ
25 ベアリング
26 切断ラベル排出部
27 剥離ラベル排出部
28 台紙排出部
29 プリンタ本体
30 切断機構
31 作動ホイール
31a カムピン
32 ガイド部
33 可動刃
33a カム溝
33b 刃先
40 制御部
50 伝達機構
60 表示操作部
B1,B2,B3,B4,B21,B22,B23,B24,B25 ベルト
M1,M2,M22,M23 モータ
M1a,P1,P2,P3,P4,P5,P6,P7,P8,P21,P22,P23,P24,P25,P26,P27,P28,P29,P30 プーリ

Claims (2)

  1. 帯状の被印刷媒体、又は、帯状の台紙に複数のラベル片が並べて仮着されたラベル連続体に印刷を行うプリンタであって、
    前記ラベル連続体に印刷を行う場合に前記ラベル片を前記台紙から1枚ずつ剥離する剥離手段と、
    前記被印刷媒体、又は、前記ラベル連続体を切断する切断手段と、
    前記剥離手段及び前記切断手段のいずれを使用するのかを切り替える切り替え手段と、
    を備え、
    前記剥離手段は、前記台紙の前記ラベル片が仮着していない側に当接して前記台紙を鋭角に折り返して転向させ、前記切断手段の一部を形成して前記ラベル連続体を切断する剥離部材を備え
    前記剥離部材は、
    前記ラベル連続体が通過可能な開口部と、
    前記開口部の縁部に設けられ、前記切断手段の一部を形成する固定刃と、
    を備えること、
    を特徴とするプリンタ。
  2. 請求項1に記載のプリンタにおいて、
    前記剥離手段を使用するときに剥離された前記ラベル片が排出される剥離ラベル排出部と、
    前記切断手段を使用するときに切断された前記ラベル片が排出される切断ラベル排出部と、
    を備え、
    前記剥離ラベル排出部と前記切断ラベル排出部とは、異なる位置に設けられていること

    を特徴とするプリンタ。
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