JP6053730B2 - 可動式ホームドア装置 - Google Patents

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Description

本発明は、メンテナンス時又は緊急時に使用する点検パネルを備えた可動式ホームドア装置に関するものである。
特許文献1の段落0009及び図2等には、プラットホーム用ドア装置の戸袋の正面側プラットホーム側に着脱自在に構成した点検パネルが開示されている。左右の戸袋に装着された点検パネルを取り外すことで扉体を開閉するための駆動装置や開閉制御部等、戸袋内の点検、修理を行うことが可能である。
特許文献2の段落0012及び図1等には、可動ホーム柵用開閉扉の戸袋に設けた点検用扉が開示されている。この観音開き状に開閉する点検用扉により、戸袋内の各機器の点検、修理を行う。
また、多くの可動式ホーム柵システムには、上述の点検、修理用開閉体とは別に避難用の緊急脱出用扉が設けられており、車両事故等の車両異常が発生した場合や、可動式ホーム柵システムの開閉扉の故障や電力供給が遮断した場合に、可動式ホーム柵システムに設けた緊急脱出用扉をプラットホーム側へ開くことで、列車内の乗客がプラットホーム側に移動することができる。
特開2010−173517号公報 特開2006−082627号公報
しかし、特許文献1の戸袋に装着された点検パネルを取り外すと、取り外した点検パネルが邪魔となり、置き場所に困るという問題がある。更に、点検パネルの取り外し、取り付けは手間を要し、取り付けの際に点検パネルの角部等で戸袋が損傷することもある。
特許文献2の点検用扉は蝶番を利用した観音開きのため、可動ホーム柵手前に開閉するための十分なスペースが必要である。しかし、可動ホーム柵の故障時等において、プラットホームに多数の利用客がいる状態で、点検、修理等の作業を行う場合には、プラットホームの利用客に邪魔されて、点検用扉を開くことができないという問題もある。
また上述の緊急脱出用扉は、車両火災等の緊急時に車両側から緊急非常扉をプラットホーム側に向かって不用意に開いた場合に、開いた緊急非常扉の一部がプラットホームにいる乗客に接触して怪我をさせたりすることもある。
本発明の目的は、上述の課題を解消し、点検、修理に安全かつ容易に開閉が可能な点検パネルを備えると共に、緊急時には点検パネルを緊急非常扉として利用することを可能とする可動式ホームドア装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る可動式ホームドア装置は、プラットホームの長手方向に沿って所定の間隔を離して配置し、それぞれに駆動部を内蔵する一対の可動扉駆動部と、該可動扉駆動部により前記可動扉駆動部内に摺動可能とし前記プラットホームの長手方向に沿ってそれぞれ移動し、前記プラットホームの内側と外側との通行を遮断する一対の可動扉と、メンテナンス作業時に前記可動扉駆動部の前記プラットホーム側の前面が開放し得るようにすると共に、緊急時に前記一対の可動扉駆動部間を通行し得るようにした引き戸式の点検パネルとから成ることを特徴とする。
本発明に係る可動式ホームドア装置は、点検パネルを引き戸式にすることで、点検、修理時に場所や手間を要することなく、簡便に可動扉駆動部の前面を開口状態にすることが可能である。
また緊急時には、点検パネルを更に摺動させることで線路側とプラットホームとを繋ぐ避難通路として利用することも可能である。この避難経路から線路側の乗客は安全にプラットホーム側に退避することができる。
可動扉が閉状態の可動式ホームドア装置の配置図である。 可動扉が開状態の可動式ホームドア装置の配置図である。 可動式ホームドア装置の斜視図である。 可動扉駆動部の断面図である。 点検パネルの図示を省略した状態の可動式ホームドア装置の正面図である。 点検、修理時に点検パネルを右側に開いた状態の斜視図である。 点検、修理時に点検パネルを左側に開いた状態の斜視図である。 乗客の避難経路の説明図である。 緊急時に点検パネルを左側へ全開にした状態の斜視図である。 実施例2の可動式ホームドア装置の斜視図である。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1はプラットホームPの長手方向に沿って連続して配置する可動式ホームドア装置の配置図であり、通常ではプラットホームPに対して一対ずつの可動式ホームドア装置10、11が両側の上下線に連続して配置されている。
本実施例1の可動式ホームドア装置では、図1に示すように可動式ホームドア装置10、11が交互に連続してプラットホームPの長手方向の全長に渡って配置されている。可動式ホームドア装置10では左側の可動扉20が線路R寄りに配置され、右側の可動扉21がプラットホームP寄りに配置され、可動式ホームドア装置11では左側の可動扉22がプラットホームP寄りに配置され、右側の可動扉23が線路R寄りに配置されている。
図1は可動扉20〜23が閉じた閉状態のホームドア装置の配置図であり、図2は可動扉20〜23が開いた開状態のホームドア装置の配置図である。可動扉20〜23が閉状態の場合では、可動扉21と可動扉22の先端同士が対向し、可動扉20の左端部は左側の他の可動式ホームドア装置の可動扉と対向し、可動扉23の右端部は右側の他の可動式ホームドア装置の可動扉と対向している。
図2に示すように、可動扉20〜23が開状態になると、可動扉20、21の後端同士が重なった状態となるが接触することはなく、同様に可動扉22、23の後端同士が重なった状態となる。
可動式ホームドア装置10、11は、可動扉20、21と可動扉22、23の配置が、左右対称である以外は同様の構造であるので、本実施例1においては、主に可動式ホームドア装置10について説明する。
図3は可動式ホームドア装置10の斜視図であり、可動式ホームドア装置10は、一対の可動扉20、21と、可動扉20、21をそれぞれ摺動可能に保持し所定の間隔を隔てて配置した箱体状の可動扉駆動部30、31と、これらの可動扉駆動部30、31に係止して配置した1個の点検パネル40とから構成されている。なお、可動扉駆動部30、31はプラットホームP側からは点検パネル40によって隠されている。可動扉20を保持する可動扉駆動部30と、可動扉21を保持する可動扉駆動部31とは同期しながら、左右対称に可動扉20、21の開閉動作を行う。
可動扉駆動部30、31及び可動扉20、21の横幅については、走行すべき列車の乗降ドアの位置に合わせて、適宜の大きさを採用し、かつ可動扉駆動部30、31及び可動扉20、21の高さは、利用者の乗り越え難い高さの範囲で適宜の大きさを採用する。
図4(a)は図3に示す可動扉駆動部30の断面図、図4(b)は可動扉駆動部31の断面図である。プラットホームPの内側と外側との通行を遮断する可動扉20、21は、板状の透光性を有する部材から成る主面部20a、21aと、この主面部20a、21aの上方に設け、可動扉駆動部30、31に案内可能に嵌合する凸辺部20b、21bを備えた上縁部20c、21cと、主面部20a、21aの下方に設け、可動扉駆動部30、31の後述する基台部に跨るように設けた断面逆U字状の下縁部20d、21dとから構成されている。
なお、上縁部20c、21c及び下縁部20d、21dは、金属製、又は強度が大きい合成樹脂材等から成り、主面部20a、21aは板状の透光性を有する部材に代えて、上縁部20c、21c及び下縁部20d、21dと同じ金属材又は合成樹脂材とすることもできる。
図4(a)に示すように、可動扉20は可動扉駆動部30に対して線路R寄りに摺動するように可動扉駆動部30内に配置されており、また、図4(b)に示すように、可動扉21は可動扉駆動部31に対して、プラットホームP寄りに摺動するように可動扉駆動部31内に配置され、開放時に可動扉20、21同士は重なり合うようにされている。
可動扉駆動部30、31は、上面と、線路R側の裏面と、側面とが金属製の板材により覆われている。プラットホームP側の前面は開口されており、常時は点検パネル40により覆われている。また、可動扉駆動部30、31の両側面には、可動扉20、21が出入り可能とする出入口が設けられている。
可動扉駆動部30、31内の底面近傍には、可動扉20、21を摺動させるための電動のモータ部30a、31aが配置されており、内部中央の側面板間には、可動扉駆動部30、31の幅に相当する制御部30b、31bが、保持されて取り付けられている。また、制御部30b、31bには、操作部及びモニタ部が設けられており、可動扉20、21のテスト動作等のメンテナンス作業を行うことが可能とされている。
モータ部30a、31aは制御部30b、31bと電気的に接続されており、制御部30b、31bからの指令信号に基づいてモータ部30a、31aは駆動する。また、プラットホームPに埋設された電源線及び通信線が、モータ部30a、31a、制御部30b、31bに接続されている。
可動扉駆動部30、31の下方両端には、一対の基台部30f、31fが設けられており、これらの基台部30f、31fに可動扉20、21の下縁部20d、21dが跨るように配置されている。また、可動扉駆動部30、31内の上方両端には、可動扉20、21の凸辺部20b、21bを摺動可能に保持する一対の可動扉用案内溝部30g、31gが設けられている。これにより、可動扉20、21は可動扉駆動部30、31から外れることなく摺動して左右に移動可能とされている。
点検パネル40は、主板部40aと、主板部40aの上端から線路R側に所定個所で屈曲しながら延在する上面板40bと、主板部40aの裏面上方に主板部40aの長手方向に沿うように配置した凸辺部40cと、主板部40aの底部に配置したローラ部40dとから構成されている。
点検パネル40は、金属製、又は強度が大きい合成樹脂材等の板材から成形されているが、主板部40aの可動扉駆動部30、31の前面を塞ぐ部分には金属製、又は強度が大きい合成樹脂材等の板材を用い、可動扉駆動部30、31間の部分には透光性を有する部材や透明、半透明のガラス材を用いるようにしても支障はない。
可動扉駆動部30、31の上面両端には、点検パネル40を案内する点検パネル用案内溝部30h、31hが設けられており、この点検パネル用案内溝部30h、31hに点検パネル40の凸辺部40cを嵌合することで、点検パネル40は可動扉駆動部30及び/又は可動扉駆動部31に保持されている。
また、裏面側の上面板40bに設けた錠部40eと、可動扉駆動部30の裏面に設けた錠受部30iとがロック可能な状態となるように設置されている。本実施例では、可動扉駆動部30の裏面に錠受部30iを設けたが、可動扉駆動部31の裏面に錠受部と錠部40eとを配置するようにすることもできる。
錠部40eは重力を利用した閂状であってもよいし、上面板40bの先端に軸支されたL状の錠部40eを、可動扉駆動部30の背面に設けた錠受部30iに引っ掛けるようにして錠止するようなものなど、簡便に解錠することが可能な手段を採用することが好ましい。
底面のローラ部40dはプラットホームPに接地しており、ローラ部40dが回転自在に取り付けられているため、軽い力であっても容易に点検パネル40を左右に摺動させることが可能である。
点検パネル用案内溝部30h及び/又は点検パネル用案内溝部31hに点検パネル40の凸辺部40cが嵌合しているので、点検パネル40は可動扉駆動部30及び/又は可動扉駆動部31から外れることなく、プラットホームPの長手方向に沿って、引き戸式に摺動させることができる。
更には、主板部40a及び上面板40bが可動扉駆動部30、31の上部を前後方向から挟み込んでいるので、可動扉駆動部30から点検パネル40が外れることなく係止されている。主板部40a及び上面板40bが可動扉駆動部30、31上部を前後方向から挟み込むことで、地震等の衝撃が可動式ホームドア装置10に加わったとしても、点検パネル40が可動扉駆動部30、31から外れ難い構造となっている。
図5は説明のために、点検パネル40の図示を省略した状態の可動式ホームドア装置10の正面図である。可動扉駆動部30、31の下方中央に配置されたモータ部30a、31aによって、主プーリ部30c、31cの回転を制御するようになっている。この主プーリ部30c、31cの回転制御により、一対の副プーリ部30d、31dを介して、主プーリ部30c、31c及び副プーリ部30d、31dに巻回したベルト部30e、31eが、プラットホームPの長手方向に沿って移動し、可動扉20、21を開閉するようにされている。
列車がプラットホームPに到着していない場合には、図1、図3に示すように可動扉20、21は閉じている。列車が到着し乗降ドアが開くことと連動して、可動扉20、21も閉状態から図2に示す開状態となる。
可動扉20、21の開動作信号を受信した制御部30b、31bは、モータ部30a、31aを動作制御を行い、ベルト部30e、31eを移動させることで、可動扉用案内溝部30g、31gにより可動扉駆動部30、31に保持された可動扉20、21を反対側に移動させる。
両側面の出入口を介して、可動扉駆動部30、31内を通過するように移動した可動扉20、21は、図2に示すように可動扉20、21の先端が可動扉駆動部30、31内に完全に収納された状態で停止し、可動扉20、21は開状態となる。
可動扉20、21は前述のように、可動扉駆動部30、31内の異なる線上を移動するように配置されているため、可動扉20、21が開状態になっても、可動扉20、21のそれぞれの後端は可動扉駆動部30、31内で重なるような配置され、互いに接触することはない。
可動扉20、21が開状態時に列車の乗客が下車し、プラットホームPの利用客が乗車する。所定時間の経過後に、列車の乗降ドアが閉まることに連動して、可動扉20、21も開状態から図1に示す閉状態となる。可動扉20、21の開状態から閉状態となる動きは、閉状態から開状態となる動きの逆の動きとなる。
可動式ホームドア装置が常時正常に作動をさせる状態を維持するためには、可動扉駆動部30、31内の各部の点検作業を行う必要がある。また、可動扉の開閉に故障が発生した場合には、速やかに故障個所を特定し、可動扉駆動部30、31内の故障個所を修理する必要が生ずる。
このように、例えば可動扉駆動部30内の各部の点検、修理を行う場合には、図6に示すように点検パネル40を可動扉駆動部30の前面が開口する程度に矢印に示す右側、つまり可動扉駆動部31側に移動させる。逆に、可動扉駆動部31内の各部の点検、修理を行う場合には、図7に示すように点検パネル40を可動扉駆動部31の前面が開口する程度に矢印に示す左側、つまり可動扉駆動部30側に移動させる。
また、点検パネル40を開放するための解錠の手順として、作業員はプラットホームP側から可動扉駆動部30の上方から裏側に手を回し込んで、錠部40e及び錠受部30iを解除する。そして、手動で点検パネル40を移動させ、上述の可動扉駆動部30又は可動扉駆動部31の前面を開口状態にして点検、修理の作業を行う。作業終了後に、点検パネル40を図3の状態に戻して、作業員が再度、可動扉駆動部30の上方から手を回し込んで錠部40e及び錠受部30iの施錠を行う。
運行中の列車が故障、火災等の発生や、停電が発生した場合等の緊急時において、可動扉20、21が図2に示す開状態であれば、通常の降車と同様に列車の乗客はプラットホームに退避することができる。図1に示す閉状態のままであったとしても、緊急時には乗客が手動で押し開くことが可能となるため、可動扉20、21を開けることでプラットホーム側に退避することができる。
しかし緊急時において、図8に示すように可動扉20、21の正面に列車Tの乗降ドアTaが位置しない場所で列車が停止状態となった場合は、乗客は可動扉20、21を利用してプラットホームPに退避することができなくなる。そこで、乗客は点検、修理用である点検パネル40を図8の実線の矢印に示すように移動させて、点線の示すように移動してプラットホーム側へ退避することが可能である。
図9は緊急時に点検パネル40を線路R側とプラットホームPとを繋ぐ避難通路として利用する際の可動式ホームドア装置の斜視図である。点検パネル40を利用して退避する場合は、乗客は目視可能であって簡便に解錠可能な錠部40e及び錠受部30iを解錠した後に、手動で点検パネル40を可動扉駆動部31側に移動させて、点検パネル40を開き切ることで通行可能なスペースを確保することができる。
なお、点検パネル40の凸辺部40cの左端には、図示しないストッパ部が設けられており、このストッパ部が可動扉駆動部31の左側の点検パネル用案内溝部31hの左端に係止される。この係止により点検パネル40は所定の位置以上に開放されることはない。同様に、点検パネル40の凸辺部40cの右端にもストッパ部が設けられており、このストッパ部が可動扉駆動部30の右側の点検パネル用案内溝部30hの右端に係止される。
上述のように、線路R側からであれば、目視で簡便に点検パネル40の錠部40eを解錠することが可能であるが、プラットホームP側の利用客は錠部40eを直接目視することができない。従って、プラットホームP側の利用客は、錠止状態を解除することが困難なので、プラットホームP側の利用客が故意や悪戯により、点検パネル40を容易に開放することはできない。
図10は実施例2の可動式ホームドア装置の斜視図であり、可動扉駆動部30の上面両端には、実施例1の可動扉駆動部30が備えた点検パネル用案内溝部30hは設けられていない。従って、点検パネル40は可動扉駆動部31の点検パネル用案内溝部31hのみによって保持されている。
また、一方向に開放する方向にある可動扉駆動部31の前面に対応する点検パネル40の主板部40aには、蝶番によりプラットホームP側に開閉可能な点検扉40fが設けられている。
実施例1においては、点検パネル40は可動扉駆動部30、31の何れの方向にも移動可能である。しかし、実施例2の可動式ホームドア装置10においては、点検パネル40は可動扉駆動部31側の一方向にしか開放することができない。
可動扉駆動部30内の各部の点検、修理を行う場合は、実施例1の可動式ホームドア装置10と同様に、作業員は点検パネル40を可動扉駆動部30の前面が開口する程度に開き、作業を行うことができる。
可動扉駆動部31内の各部の点検、修理を行う場合は、点検パネル40の主板部40aにより可動扉駆動部31が覆われているため、点検扉40fを開いて点検、修理作業を行うことになる。
点検扉40fは図示しないロック機構等により、通常時は施錠されている。点検、修理時のみ鍵を使用して解錠し、軸支された点検扉40fをプラットホームP側に回動して開放することができ、可動扉駆動部31に対し前面側から点検、修理作業を行うことができる。
実施例2の構成とすることで、プラットホームの混雑時における可動扉駆動部31の点検、修理の作業性は低下するものの、隣り合う可動式ホームドア装置10、11の保持された点検パネル40の端部同士が接触することがなくなる。
例えば、図1に実施例1の可動式ホームドア装置10において、点検パネル40が右側に、可動式ホームドア装置11の点検パネル40が左側に開くように点検、修理作業又は避難作業を行った場合に、可動式ホームドア装置10、11の点検パネル40の端部同士が衝突し、破損する虞れがある。これに対して、実施例2の可動式ホームドア装置10では可動式ホームドア装置10、11共に点検パネル40が右側、つまり可動扉駆動部31側にしか移動できないため、点検パネル40の端部同士が接触することはない。
10、11 可動式ホームドア装置
20〜23 可動扉
30、31 可動扉駆動部
30a、31a モータ部
30b、31b 制御部
40 点検パネル
40f 点検扉
P プラットホーム
R 線路
T 列車

Claims (6)

  1. プラットホームの長手方向に沿って所定の間隔を離して配置し、それぞれに駆動部を内蔵する一対の可動扉駆動部と、該可動扉駆動部により前記可動扉駆動部内に摺動可能とし前記プラットホームの長手方向に沿ってそれぞれ移動し、前記プラットホームの内側と外側との通行を遮断する一対の可動扉と、メンテナンス作業時に前記可動扉駆動部の前記プラットホーム側の前面が開放し得るようにすると共に、緊急時に前記一対の可動扉駆動部間を通行し得るようにした引き戸式の点検パネルとから成ることを特徴とする可動式ホームドア装置。
  2. 前記可動扉駆動部の上面両端には、前記点検パネルを案内する点検パネル用案内溝部を設け、該点検パネル用案内溝部に前記点検パネルの長手方向に沿うように配置した凸辺部を嵌合させることで、前記点検パネルを前記可動扉駆動部に保持させることを特徴する請求項1に記載の可動式ホームドア装置。
  3. 前記点検パネルには、主板部と、該主板部の上端から延在する上面板とを有し、前記主板部及び前記上面板が前記可動扉駆動部の上部を前後方向から挟み込むことを特徴とする請求項1又は2に記載の可動式ホームドア装置。
  4. 前記点検パネルの開放は錠部を解錠した後に行うことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の可動式ホームドア装置。
  5. 前記点検パネルは一方向のみに開放することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の可動式ホームドア装置。
  6. 前記開放する方向にある前記可動扉駆動部の前面に対応する前記点検パネルの主板部に、開閉可能な点検扉を設けたことを特徴とする請求項5に記載の可動式ホームドア装置。
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