JP2012056494A - プラットホームドア装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つのドアパネルを収納可能な戸袋体を有するプラットホームドア装置において、戸袋体に非常脱出ドアとしての機能を持たせる。
【解決手段】プラットホームドア装置10は、プラットホームPに設置される戸袋体12と、戸袋体12の一端部から突出するように駆動される第1ドアパネル14と、戸袋体12の他端部から突出するように駆動される第2ドアパネル16と、を備える。戸袋体12は、第1ドアパネル14を駆動するための第1駆動装置が収納されるとともに第1ドアパネル14を移動可能に支持する第1支持部21と、第1支持部21と間隔をおいて配置され、第2ドアパネル16を駆動するための第2駆動装置が収納されるとともに第2ドアパネル16を移動可能に支持する第2支持部22と、第1支持部21及び第2支持部22の間に配置される非常脱出ドア部23と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラットホームドア装置に関するものである。
従来、下記特許文献1及び2に開示されているように、1つの戸袋体に2つのドアパネルが進退移動可能に支持されたプラットホームドア装置が知られている。具体的には、このプラットホームドア装置では、一方のドアパネルが、戸袋体の一方の端部(例えば左端部)から外部(例えば左方)に向かって進出可能に戸袋体に支持されるとともに、もう一方のドアパネルが、戸袋体の反対側の端部(例えば右端部)から外部(例えば右方)に向かって進出可能に戸袋体に支持されている。そして、戸袋体には、両ドアパネル用の駆動機器及びガイドレールがそれぞれ収納されており、両駆動機器が駆動されることにより、両ドアパネルが同期して開閉動作する。
特開2001−191914号公報 特開2002−29410号公報
前記特許文献1及び2に開示されたプラットホームドア装置では、戸袋体に駆動機器及びガイドレールが収納されているため、戸袋体を非常脱出ドアとして機能するように回動可能に構成することはできない。
そこで、本発明は、前記従来技術を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、2つのドアパネルを収納可能な戸袋体を有するプラットホームドア装置において、戸袋体に非常脱出ドアとしての機能を持たせることができるようにすることにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、プラットホームに設置される戸袋体と、前記戸袋体の一端部から突出するように駆動される第1ドアパネルと、前記戸袋体の他端部から突出するように駆動される第2ドアパネルと、を備え、前記戸袋体は、前記第1ドアパネルを駆動するための第1駆動装置が収納されるとともに前記第1ドアパネルを移動可能に支持する第1支持部と、前記第1支持部と間隔をおいて配置され、前記第2ドアパネルを駆動するための第2駆動装置が収納されるとともに前記第2ドアパネルを移動可能に支持する第2支持部と、前記第1支持部及び第2支持部の間に配置される非常脱出ドア部と、を有するプラットホームドア装置である。
本発明では、戸袋体において、第1ドアパネル用の第1支持部と第2ドアパネル用の第2支持部とが互いに間隔をおいて配置されるとともに、これら各支持部にそれぞれ駆動装置が収納されているので、両支持部の間に間隙が形成される。そして、戸袋体では、この間隙に収まるように非常脱出ドア部が設けられている。したがって、本発明によるプラットホームドア装置では、軌道に沿う方向の両端からドアパネルが突出するように駆動される戸袋体に非常脱出ドア部としての機能を持たせることができる。
ここで、前記第1ドアパネルは、戸尻が前記第1支持部から前記非常脱出ドア部側に突出するように駆動されてもよく、また、前記第2ドアパネルは、戸尻が前記第2支持部から前記非常脱出ドア部側に突出するように駆動されてもよく、この場合には、前記非常脱出ドア部は、前記第1ドアパネル及び前記第2ドアパネルの移動経路から外れた位置に配置されているのが好ましい。
この態様では、ドアパネルが乗降通路を開放するように駆動されたときに、戸尻が支持部から非常脱出ドア部側に突出する構成であるので、ドアパネルの移動方向における支持部の幅がドアパネルの幅よりも短く形成される構成となる。このため、ドアパネル移動方向における戸袋体の幅をより短く形成することができるので、ドアピッチの狭い車両が入線するプラットホームにも設置することができる。また、ドアパネルの幅を長く形成することが可能となるため、隣のプラットホームドア装置の戸袋体との間隔をより広く取ることが可能となる。この結果、乗降通路の幅(開口幅)をより広く形成することが可能となる。
この好ましい態様において、前記非常脱出ドア部は、前記第1支持部から突出した前記第1ドアパネルの戸尻の移動経路及び前記第2支持部から突出した前記第2ドアパネルの戸尻の移動経路の上側に位置する上覆い部と、前記上覆い部につながり、前記第1ドアパネル及び前記第2ドアパネルのホーム側に位置する側面覆い部と、を有する構成であってもよい。
この態様では、第1ドアパネルの戸尻の移動経路及び第2ドアパネルの戸尻の移動経路の上側に非常脱出ドア部の上覆い部が存在するとともに、前記移動経路のホーム側に側面覆い部が存在するため、戸尻が第1支持部から突出するように第1ドアパネルが駆動されるとともに、戸尻が第2支持部から突出するように第2ドアパネルが駆動されても、乗降客がドアパネルに触れることを防止することができる。したがって、乗降客の安全性を高めることができる。
また、この好ましい態様において、前記第1ドアパネルと前記第2ドアパネルとは、ドアパネルの厚み方向に位置ずれしており、前記第1支持部から突出した前記第1ドアパネルの戸尻と、前記第2支持部から突出した前記第2ドアパネルの戸尻とが、軌道側から見た状態で重なり合ってもよい。
この態様では、第1支持部と第2支持部との間の間隔を狭くすることができるので、ドアピッチの狭い車両が入線するプラットホームにも設置することができる。
前記プラットホームドア装置において、前記第1駆動装置が第1駆動モータを備え、前記第2駆動装置が第2駆動モータを備えている場合には、前記第1駆動モータは、少なくともその一部が前記第1ドアパネルの厚み範囲内に位置するように、前記第1ドアパネルの下側に配置され、前記第2駆動モータは、少なくともその一部が前記第2ドアパネルの厚み範囲内に位置するように、前記第2ドアパネルの下側に配置されていてもよい。
この態様では、戸袋体をより薄型にすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、2つのドアパネルを収納可能な戸袋体を有するプラットホームドア装置において、戸袋体に非常脱出ドアとしての機能を持たせることができる。
本発明の実施形態に係るプラットホームドア装置の正面図である。 前記プラットホームドア装置に設けられた第1支持部及び第1ドアパネルの構成を説明するための図である。 第1支持部の構成を説明するための図である。 前記プラットホームドア装置に設けられた第2支持部の構成を説明するための図である。 (a)は、図1のVa−Va線における断面図であり、(b)は、図1のVb−Vb線における断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係るプラットホームドア装置10の正面図である。このプラットホームドア装置10がプラットホームPの縁部に沿って多数並べられると、プラットホームP上は、多数のプラットホームドア装置10によって軌道側とその内側(ホーム内側)とに仕切られる。なお、隣接するプラットホームドア装置10どうしの間に固定仕切り壁(図示省略)を介装してもよい。
図1は、プラットホームドア装置10をホーム側から軌道側に向かって見た図である。同図に示すように、プラットホームドア装置10は、プラットホームPに設置される戸袋体12と、戸袋体12の一端部(図1の左端部)から突出するように駆動される第1ドアパネル14と、戸袋体12の他端部(図1の右端部)から突出するように駆動される第2ドアパネル16と、を備えている。すなわち、プラットホームドア装置10は、引戸式の一対のドアパネル14,16を備えた可動柵として構成され、戸袋体12の両側に位置する乗降通路17,18を開閉するものである。
第1ドアパネル14は、例えば図1の左側のドアパネルであり、第2ドアパネル16は、例えば図1の右側のドアパネルである。
戸袋体12は、互いに間隔をおいて配置される第1支持部21及び第2支持部22を備えている。また、戸袋体12は、第1支持部21と第2支持部22との間に配置される非常脱出ドア部23を備えている。非常脱出ドア部23は、第1支持部21に回動可能に支持されている。なお、非常脱出ドア部23は、第2支持部22に回動可能に支持されていてもよく、あるいは、第1支持部21及び第2支持部22の双方に支持されて、観音開き状に回動するように構成されていてもよい。
第1ドアパネル14は、図2に示すように、正面視で矩形状に形成されたパネル本体25と、このパネル本体25の中間高さ位置でパネル本体25に固定された長尺状の固定部材27と、この固定部材27に固定されたリニアレール29と、前記固定部材27に固定された伝達部材としての歯付きベルト31と、を備えている。第2ドアパネル16は、第1ドアパネル14と左右対称の構成であるが第1ドアパネル14と同様の構成であり、パネル本体33と固定部材34とリニアレール35と歯付きベルト36とを備えている(図4参照)。
以下、第1ドアパネル14の構成について説明するが、第2ドアパネル16についても同様の構成である。
パネル本体25は、フレーム材を矩形状に組み付けた構成の矩形枠体に透明板38が固定された構成である。透明板38は二重構造となっている。固定部材27は、透明板38の下側に配置されるとともに、移動方向の延びる姿勢でパネル本体25に取り付けられている。固定部材27は、パネル本体25から軌道側に張り出した状態でパネル本体25の透明板38下側のフレーム材25aに固定されている(図3参照)。固定部材27の戸尻側の端部は、パネル本体25の戸尻側の端部25bからドア移動方向に突出した状態となっており、固定部材27の戸先側端部は、パネル本体25の戸先側端部25cにほぼ一致している。なお、パネル本体25の戸先側端部25cには、緩衝用の戸先ゴム25dが取り付けられている。
固定部材27は、本体部27aと、この本体部27aのホーム側端部の下端部から下方に延出された垂下部27bとを有する。本体部27aは、図3に示すように、ブロック状に形成されていて、下側フレーム材25aに締結されている。なお、本体部27aに空洞部を形成して軽量化を図るようにしてもよい。
垂下部27bは、固定部材27の戸尻側の端部と、戸先側の端部と、その中間部との3箇所に形成されている。戸尻側の垂下部27bの下端部には、歯付きベルト31の一端部を固定するベルト金具40が固定されている。戸先側の垂下部27bの下端部には、歯付きベルト31の他端部を固定するベルト金具41が張り調整具42を介して取り付けられている。
固定部材27及び歯付きベルト31は、ホーム側及び軌道側にそれぞれ配設された化粧パネル44,44によって覆われている。
続いて、第1支持部21の構成について説明する。
第1支持部21は、ケーシング46を備えており、このケーシング46内には、第1ドアパネル14を開閉動作するための第1駆動装置48と、第1ドアパネル14を移動可能な状態で支持する第1ドア支持部49とが収納されている。すなわち、第1支持部21は第1ドアパネル14を移動可能に支持するものである。
ケーシング46は、パネル材を組み合わせることによって内部が空洞の外装体として構成されるものであり、上端部が断面三角形状に形成されるとともに縦長に形成されている(図1及び図3参照)。そして、軌道に沿う方向のケーシング46の幅は、第1ドアパネル14の幅よりも短くなっている。
ケーシング46には、図3及び図5に示すように、軌道に沿う方向の端部(側壁部)にそれぞれ開口46a,46aが設けられており、第1ドアパネル14は、この開口46a,46aを通してケーシング46を貫通している。第1ドアパネル14が乗降通路17を閉じる位置(閉じ位置)にある場合には、第1ドアパネル14の戸尻がケーシング46内に位置する一方で戸先がケーシング46の外方に突出した位置となる。一方、第1ドアパネル14が乗降通路17を開放する位置(開き位置)にある場合には、第1ドアパネル14の戸尻がケーシング46の外方(乗降通路17と反対側)に突出した位置となる一方で戸先がケーシング46の端部の近傍に位置する。
第1駆動装置48は、図2及び図3に示すように、ケーシング46の底板に固定された駆動モータ48aと、このモータ48aの駆動軸に設けられた駆動体としての駆動プーリ48bと、アイドラプーリ48cと、を備えている。駆動プーリ48bは、駆動モータ48aの発生する回転駆動力によって回転駆動する。アイドラプーリ48cは、駆動プーリ48bへの歯付きベルト31の巻き掛けを確保するために設けられており、後述の支持台49cに固定されたプーリブラケット51に回転自在に支持されている。図例では、アイドラプーリ48cが駆動プーリ48bよりも上方に配置されるとともに、駆動プーリ48bの両側に配置される構成としているが、この構成に限られるものではない。
駆動モータ48aは、その一部が第1ドアパネル14の厚み範囲内に位置するように、第1ドアパネル14の下側に配置されている(図3参照)。したがって、駆動モータ48aに設けられた駆動プーリ48bも第1ドアパネル14よりも下側に位置している。
第1ドア支持部49は、第1ドアパネル14のリニアレール29を摺動自在に保持するスライダ49aと、ケーシング46の上端部に配設されたガイドローラ49bと、スライダ49aを支持する支持台49cと、を備えている。スライダ49aは、ブロック状のものであり、本実施形態では、ドアパネル14を2箇所で支持できるように、ドアパネル14の移動方向に2つ並ぶように設けられている。スライダ49aは、ケーシング46の底板に固定された支持台49cに支持されている。なお、スライダ49aは、1つだけ設けられるようにしてもよい。この場合には、スライダ49aのドア移動方向の長さをもっと長くすればよい。
ガイドローラ49bは、ケーシング46の側板に固定されたブラケット55に支持されており、ドアパネル14を表裏の両側から挟み込むように配置されている。
第2支持部22は、第1支持部21とはドアパネル14,16の移動方向が異なるのみで、それ以外の構成は第1支持部21と同じである。すなわち、第2支持部22は、ケーシング56を備えており、このケーシング56には、第2ドアパネル16が通過する開口56a,56aが形成されている。ケーシング56内には、第2ドアパネル16を開閉動作するための第2駆動装置58と、第2ドアパネル16を移動可能な状態で支持する第2ドア支持部59とが収納されている。第2駆動装置58は、駆動モータ58aと駆動プーリ58bとアイドラプーリ58cとを備えている。第2ドア支持部59は、スライダ59aとガイドローラ59bとを備えている。
図3及び図4に示すように、第1支持部21の駆動モータ48aと、第2支持部22の駆動モータ58aとは、同じ高さ位置に配置されている。また、第1ドアパネル14のリニアレール29と、第2ドアパネル16のリニアレール35とは、同じ高さ位置に配置されている。固定部材27,34及び歯付きベルト31,36についても同様である。一方、図5(a)(b)に示すように、第1ドアパネル14と第2ドアパネル16とは厚み方向に位置ずれしている。すなわち、第1ドアパネル14の(戸尻の)移動経路と、第2ドアパネル16の(戸尻の)移動経路とは、その移動方向に直交する方向にずれている。例えば、第1ドアパネル14の移動経路は、第2ドアパネル16の移動経路よりもホーム側に位置している。
したがって、第1ドアパネル14及び第2ドアパネル16がともに閉じ位置にあるときには、ホーム側(又は軌道側)から見て、第1ドアパネル14の固定部材27と第2ドアパネル16の固定部材34が互いに重なり合った状態となっている(図1参照)。リニアレール29,35及び歯付きベルト31,36についても同様である。
なお、図1に示す右側の仮想線は、第1ドアパネル14が開き位置にある場合のパネル本体25の戸尻側端部25b及び固定部材27を表し、図1に示す左側の仮想線は、第2ドアパネル16が開き位置にある場合のパネル本体33の戸尻側端部33b及び固定部材34を表している。また、図5(a)(b)に示す例では、第1ドアパネル14が第2ドアパネル16よりもホーム側に配置されているが、この逆であってもよい。
非常脱出ドア部23は、第1支持部21のケーシング46に支持されている。具体的には、第1支持部21のケーシング46には、戸尻側の端部におけるホーム側の端部に軸支部61が設けられており、また非常脱出ドア部23の軸元側には、軸受け部62が設けられ、これら軸支部61及び軸受け部62が軸部63によって互いに回動可能に結合されている。これにより、非常脱出ドア部23は、回動可能となっている。また、非常脱出ドア部23は、第2支持部22のケーシング56に設けられた閂65によって、第1ドアパネル14及び第2ドアパネル16の移動経路に侵入しないように差し止められる。
非常脱出ドア部23の高さは、第1支持部21及び第2支持部22の高さと同じに形成されている。非常脱出ドア部23は、上覆い部23aと側面覆い部23bとを有している。上覆い部23aは、第1ドアパネル14及び第2ドアパネル16の移動経路を上から覆う部位であり、両移動経路の上側に位置している。上覆い部23aは、第1支持部21及び第2支持部22の上端部と同様に断面三角形状に形成されており、図5(a)に示すように、上覆い部23aの厚み(ドアパネルの移動方向に直交する方向の幅)は、第1支持部21及び第2支持部22の幅と同じである。
側面覆い部23bは、第1ドアパネル14及び第2ドアパネル16の移動経路のホーム側の領域を覆う部位であり、上覆い部23aのホーム側の下端部につながっている。側面覆い部23bは、矩形平板状に形成されており、側面覆い部23bのホーム側の外面は、第1支持部21及び第2支持部22のホーム側の外面と面一となっている。したがって、ホーム側から見ると、第1支持部21、非常脱出ドア部23及び第2支持部22は、一体ものの戸袋として構成されているように見える。
上覆い部23aは、第1ドアパネル14及び第2ドアパネル16の移動経路から上側に外れた位置となっており、また側面覆い部23bは、第1ドアパネル14及び第2ドアパネル16の移動経路からホーム側に外れた位置となっている。すなわち、非常脱出ドア部23は、第1ドアパネル14及び第2ドアパネル16の移動経路から外れた位置に配置されている。
ここで、本実施形態に係るプラットホームドア装置の動作について簡単に説明する。
プラットホームに列車が入線していない通常時には、第1ドアパネル14及び第2ドアパネル16は、何れも閉じ位置にあり、乗降通路17,18は閉じられている。そして、列車が入線すると、集中管理システム等から送信された制御信号が第1支持部21及び第2支持部22内に配設されたコントローラ68に入力され、駆動モータ48aが駆動される。これにより、第1ドアパネル14及び第2ドアパネル16が開き動作を行い、乗降通路17,18が開放される。このとき、ドアパネル14,16の戸尻が支持部21,22から非常脱出ドア部23側に突出するが、非常脱出ドア部23がドアパネル14,16の移動経路から外れた位置に配設されているので、ドアパネル14,16が非常脱出ドア部23と干渉することはない。
その後、乗降が終了して列車の乗降扉が閉じられるのに合わせてコントローラ68に制御信号が入力されると、第1ドアパネル14及び第2ドアパネル16が閉じ動作を行い、これにより乗降通路17,18が閉鎖される。
一方、第1ドアパネル14及び第2ドアパネル16が閉じ位置にある状態で、ドアパネルが故障等によって開き動作しない場合には、非常脱出ドア部23をホーム側に開動作することにより、支持部21,22間の避難路を開放することができる。なお、非常脱出ドア部23の開動作は手動で行われる。
以上説明したように、本実施形態では、戸袋体12において、第1ドアパネル14用の第1支持部21と第2ドアパネル16用の第2支持部22とが互いに間隔をおいて配置されるとともに、これら各支持部21,22にそれぞれ駆動装置48,58が収納されているので、両支持部21,22の間に間隙が形成される。そして、この戸袋体12では、この間隙に収まるように非常脱出ドア部23が設けられている。したがって、本プラットホームドア装置10では、軌道に沿う方向の両端からドアパネル14,16が突出するように駆動される戸袋体12に非常脱出ドア部23としての機能を持たせることができる。
また、本実施形態では、ドアパネル14,16が乗降通路17,18を開放するように駆動されたときに、戸尻が支持部21,22から非常脱出ドア部23側に突出する構成であるので、ドアパネル14,16の移動方向における支持部21,22の幅がドアパネル14,16の幅よりも短く形成される構成となる。このため、ドアパネル移動方向における戸袋体12の幅をより短く形成することができるので、ドアピッチの狭い車両が入線するプラットホームPにも設置することができる。また、ドアパネル14,16の幅を長く形成することが可能となるため、隣のプラットホームドア装置10の戸袋体12との間隔をより広く取ることが可能となる。この結果、乗降通路17,18の幅(開口幅)をより広く形成することが可能となる。
また、本実施形態では、第1ドアパネル14の戸尻の移動経路及び第2ドアパネル16の戸尻の移動経路の上側に非常脱出ドア部23の上覆い部23aが存在するとともに、前記移動経路のホーム側に側面覆い部23bが存在するため、戸尻が第1支持部21から突出するように第1ドアパネル14が駆動されるとともに、戸尻が第2支持部22から突出するように第2ドアパネル16が駆動されても、乗降客がドアパネル14,16に触れることを防止することができる。したがって、乗降客の安全性を高めることができる。
また、本実施形態では、第1ドアパネル14と第2ドアパネル16とがドアパネルの厚み方向に位置ずれしており、第1支持部21から突出した第1ドアパネル14の戸尻と、第2支持部22から突出した第2ドアパネル16の戸尻とが、軌道側から見た状態で重なり合う。このため、第1支持部21と第2支持部22との間の間隔を狭くすることができるので、ドアピッチの狭い車両が入線するプラットホームにも設置することができる。
また、本実施形態では、ドアパネル14,16の厚み範囲内に駆動モータ48a,58aの一部が配置されているので、戸袋体12をより薄型にすることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。例えば、前記実施形態では、ドアパネル14,16の駆動方式をベルト駆動方式としたが、これに代え、ラックアンドピニオンによる駆動方式としてよい。すなわち、駆動体としてのピニオンが駆動モータ48a,58aに設けられ、ピニオンの回転駆動力をドアパネル14,16に伝達する伝達部材としてのラックがドアパネル14,16に設けられる構成であってもよい。
また前記実施形態では、第1ドアパネル14(第2ドアパネル16)の幅が第1支持部21(第2支持部22)の幅よりも長い形態について説明したが、これに限られるものではなく、第1支持部21(第2支持部22)の幅が第1ドアパネル14(第2ドアパネル16)の幅よりも長い形状であってもよい。この場合には、第1ドアパネル14及び第2ドアパネル16が開き位置にある場合でも、ドアパネル14,16は支持部21,22から突出しない構成となる。
また前記実施形態では、非常脱出ドア部23が上覆い部23aと側面覆い部23bとを備える構成としたが、非常脱出ドア部23は、さらに軌道側覆い部を有していてもよい。この構成では、非常脱出ドア部23は、支持部21,22と同じ外形形状となり、ドアパネル14,16を完全に覆う形態となる。
12 戸袋体
14 第1ドアパネル
16 第2ドアパネル
21 第1支持部
22 第2支持部
23 非常脱出ドア部
23a 上覆い部
23b 側面覆い部
25 パネル本体
27 固定部材
29 リニアレール
31 歯付きベルト
33 パネル本体
34 固定部材
35 リニアレール
36 歯付きベルト
46 ケーシング
48 第1駆動装置
48a 駆動モータ
48b 駆動プーリ
48c アイドラプーリ
49 第1ドア支持部
49a スライダ
49b ガイドローラ
49c 支持台
56 ケーシング
58 第2駆動装置
58a 駆動モータ
58b 駆動プーリ
58c アイドラプーリ
59 第2ドア支持部
59a スライダ
59b ガイドローラ

Claims (5)

  1. プラットホームに設置される戸袋体と、
    前記戸袋体の一端部から突出するように駆動される第1ドアパネルと、
    前記戸袋体の他端部から突出するように駆動される第2ドアパネルと、を備え、
    前記戸袋体は、前記第1ドアパネルを駆動するための第1駆動装置が収納されるとともに前記第1ドアパネルを移動可能に支持する第1支持部と、前記第1支持部と間隔をおいて配置され、前記第2ドアパネルを駆動するための第2駆動装置が収納されるとともに前記第2ドアパネルを移動可能に支持する第2支持部と、前記第1支持部及び第2支持部の間に配置される非常脱出ドア部と、を有するプラットホームドア装置。
  2. 前記第1ドアパネルは、戸尻が前記第1支持部から前記非常脱出ドア部側に突出するように駆動され、
    前記第2ドアパネルは、戸尻が前記第2支持部から前記非常脱出ドア部側に突出するように駆動され、
    前記非常脱出ドア部は、前記第1ドアパネル及び前記第2ドアパネルの移動経路から外れた位置に配置されている請求項1に記載のプラットホームドア装置。
  3. 前記非常脱出ドア部は、前記第1支持部から突出した前記第1ドアパネルの戸尻の移動経路及び前記第2支持部から突出した前記第2ドアパネルの戸尻の移動経路の上側に位置する上覆い部と、前記上覆い部につながり、前記第1ドアパネル及び前記第2ドアパネルのホーム側に位置する側面覆い部と、を有する請求項2に記載のプラットホームドア装置。
  4. 前記第1ドアパネルと前記第2ドアパネルとは、ドアパネルの厚み方向に位置ずれしており、前記第1支持部から突出した前記第1ドアパネルの戸尻と、前記第2支持部から突出した前記第2ドアパネルの戸尻とが、軌道側から見た状態で重なり合う請求項2又は3に記載のプラットホームドア装置。
  5. 前記第1駆動装置は、第1駆動モータを備えており、
    前記第2駆動装置は、第2駆動モータを備えており、
    前記第1駆動モータは、少なくともその一部が前記第1ドアパネルの厚み範囲内に位置するように、前記第1ドアパネルの下側に配置され、
    前記第2駆動モータは、少なくともその一部が前記第2ドアパネルの厚み範囲内に位置するように、前記第2ドアパネルの下側に配置されている請求項1から4の何れか1項に記載のプラットホームドア装置。
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