JP6052861B2 - 箱詰め装置 - Google Patents

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Description

本発明は、箱詰め装置に関する。
従来、特許文献1(特開2004−155428号公報)のように、開口を水平方向に向けた状態のダンボール箱に、物品を水平方向から箱詰めする箱詰め装置が知られている。特許文献1では、開口を水平方向に向けた状態で水平方向に運ばれてきたダンボール箱が、コンベアにより物品をダンボール箱に箱詰めするための箱詰め機構まで垂直方向に搬送される。
しかし、このような構成では、垂直方向にダンボール箱を搬送するコンベアを設置する必要がある。また、ダンボール箱を箱詰め機構まで垂直方向に搬送するのに時間がかかる。
これに対し、本願発明者は、開口を水平方向に向けた状態のダンボール箱を下方に落下させて移動させることで、垂直方向にダンボール箱を搬送するコンベアが不要になるほか、垂直方向に素早くダンボール箱を移動させることが可能であることを見い出した。
なお、このような構成では、ダンボール箱の落下中及び落下後に、ダンボール箱の姿勢を適切に保ち、かつ、ダンボール箱の蓋が閉まることを防止するため、ダンボール箱の蓋の水平方向の移動を規制するガイド部材が必要になる。
しかし、ガイド部材によりダンボール箱の蓋の水平方向の移動が強く規制されると、ダンボール箱の蓋が落下中にガイド部材に引っ掛かる可能性がある。一方、ガイド部材による蓋の水平方向の移動の規制が弱いと、ダンボール箱が容易に動いてしまい、物品の箱詰め等の、ダンボール箱の落下後の工程を妨げる可能性がある。
本発明の課題は、開口を水平方向に向けた状態のダンボール箱を落下させて下方に移動させる箱詰め装置において、ダンボール箱を障害なく落下させることが可能で、かつ、落下後にダンボール箱が適切な姿勢を維持することが可能な、信頼性の高い箱詰め装置を提供することにある。
本発明に係る箱詰め装置は、箱を落下させ、箱の高さ位置を変更する落下部を備える。箱は、4つの側面を有する環状に形成された側面部と、側面それぞれから延びる平板上の4つの蓋部と、を有する。落下部は、4つの側面のうち1つの側面を下方にして、4つの蓋部のうち、上方の側面から延びる上方蓋部と、側方の側面から延びる第1及び第2側方蓋部を外側に開いた状態で落下させる。落下部は、上ガイド機構と、上ガイド機構の下方に配置される下ガイド機構と、を有する。上ガイド機構は、落下中の箱の、第1及び第2側方蓋部の前面に対向して配される第1ガイド部と、第1及び第2側方蓋部の背面に対向して配される第2ガイド部と、を含む。下ガイド機構は、落下中及び落下後の箱の、第1及び第2側方蓋部の前面に対向して配される第3ガイド部と、第1及び第2側方蓋部の背面に対向して配される第4ガイド部と、箱の落下後に第3ガイド部及び第4ガイド部の少なくとも一方を他方に近づけるように駆動する第1駆動部と、を含む。
ここでは、下ガイド機構の第3ガイド部と第4ガイド部との距離を変更することが可能であるため、箱が落下するまでは側方蓋部が通過する通路を広く確保し、落下後には箱が適切な姿勢及び位置に保持されるよう側方蓋部の移動を強く規制することができる。その結果、信頼性の高い箱詰め装置を実現できる。
また、本発明に係る箱詰め装置では、第3ガイド部と第4ガイド部とは、箱の落下中において、第3ガイド部と第4ガイド部との最短距離が、第1ガイド部と第2ガイド部との最短距離以上であるように配されることが望ましい。第3ガイド部は、第1ガイド部より前方に配され、第4ガイド部は、第1ガイド部より後方に配されることが望ましい。
ここでは、箱が落下するまでの間は、下ガイド機構における側方蓋部の通路が広いため、箱が落下中に下ガイド機構に引っ掛かりにくい。そのため、信頼性の高い箱詰め装置を実現できる。
また、本発明に係る箱詰め装置では、上ガイド機構は、落下中の箱の、第1及び第2側方蓋部の前面に対向する第1ガイド面を有する第1ガイド部、及び、第1及び第2側方蓋部の背面に対向する第2ガイド面を有する第2ガイド部の少なくとも一方を含むことが望ましい。下ガイド機構は、落下中及び落下後の箱の、第1及び第2側方蓋部の前面に対向する第3ガイド面を有する第3ガイド部、及び、第1及び第2側方蓋部の背面に対向する第4ガイド面を有する第4ガイド部の少なくとも一方を含むことが望ましい。
ここでは、上ガイド機構及び下ガイド機構において、第1及び第2側方蓋部の前面及び背面の少なくとも一方が面でガイドされるため、蓋部の移動をしっかりと規制しやすい。その結果、箱を適切な姿勢及び位置に保持することができ、信頼性の高い箱詰め装置を実現できる。
また、本発明に係る箱詰め装置では、第1駆動部の駆動完了時点において、第3ガイド部は、第1及び第2側方蓋部の前面と、第1及び第2側方蓋部と側面部との境界近傍で対向することが望ましい。さらに、第1駆動部の駆動完了時点において、第4ガイド部は、第1及び第2側方蓋部の背面と、第1及び第2側方蓋部と側面部との境界近傍で対向することが望ましい。
ここでは、第3ガイド部及び第4ガイド部が、側面部と蓋部の境界付近(蓋部の根元付近)で蓋部の移動を規制するため、側面部の端部と対向して蓋部の移動を規制する場合に比べ、箱の移動をしっかりと規制することができる。
また、本発明に係る箱詰め装置では、第3ガイド部は、上方蓋部の前面とさらに対向することが望ましい。
これにより、上方蓋部が前方に倒れ、箱の開口を塞ぐことを防止できる。
また、本発明に係る箱詰め装置では、第3ガイド部は、第1側方蓋部の前面に対向する固定ガイド部と、第2側方蓋部の前面及び上方蓋部の前面に対向する可動ガイド部と、を有することが望ましい。可動ガイド部は、箱の落下中は、上方蓋部の前面の中央部と少なくとも対向することが望ましい。下ガイド機構は、可動ガイド部を、箱の落下後に、上方蓋部の前面と平行に駆動させる第2駆動部をさらに含むことが望ましい。第2駆動部は、箱の落下後に、可動ガイド部を、上方蓋部の前面の第2側方蓋部側の端部のみと対向する位置に駆動することが望ましい。
ここでは、第3ガイド部のうち一方が可動ガイド部であり、可動ガイド部は、箱の落下中は上方蓋部の前面の中央部と少なくとも対向し、箱の落下後は上方蓋部の前面の端部のみと対向する。そのため、箱の落下中は、上方蓋部が前方に倒れることを、可動ガイド部により容易に防止できる。箱の落下後は、上方蓋部が前方に倒れることを可動ガイド部により防止しながら、箱の開口は大きく確保できる。
また、本発明に係る箱詰め装置では、第1駆動部は、第3ガイド部及び第4ガイド部の少なくとも一方を駆動することで、第3ガイド部及び第4ガイド部の少なくとも一方を第1及び第2側方蓋部に接触させ、箱を水平移動させることが望ましい。
これにより、第1駆動部により、箱を所望の位置に水平移動させることができる。
本発明の箱詰め装置は、箱を落下させて高さ位置を変更する落下部において、箱が落下するまでは側方蓋部が通過する通路の幅を広く確保し、落下後には箱が適切な姿勢及び位置に保持されるよう側方蓋部の移動を規制することができる。その結果、信頼性の高い箱詰め装置を実現できる。
本発明の一実施形態に係る箱詰め装置を含む製函/箱詰めシステムの概略側面図である。箱詰め装置の後側(ダンボール箱の底蓋側)から、製函/箱詰めシステムを見た図である。 図1の箱詰め装置で商品の梱包に使用されるダンボール箱を底蓋側から見た図である。 図1の箱詰め装置のブロック図である。 図1の箱詰め装置の落下部の斜視図である。 図1の箱詰め装置の落下部について説明をするための概略斜視図である。 図5の落下部の第2下ガイド部のうち、右側の第2下ガイド部の概略斜視図である。 図5の落下部の第2下ガイド部のうち、左側の第2下ガイド部の概略斜視図である。 図1の箱詰め装置の下ガイド機構、押し込み部及び姿勢位置変更部の動きについて説明するための側面図である。下ガイド機構周辺を右側から見た図である。図8(a)は、ダンボール箱の落下直後の下ガイド機構周辺を描写している。図8(b)は、第1駆動部による第2下ガイド部の水平移動(前進)動作完了時の下ガイド機構周辺を描写している。図8(c)は、姿勢位置変更部による高さ位置変更完了時(ダンボール箱が物品押し込み位置に移動した時点)の下ガイド機構周辺を描写している。 図1の箱詰め装置の下ガイド機構及び姿勢位置変更部の動きについて説明するための側面図である。下ガイド機構周辺を後側から見た図である。図9(a)は、ダンボール箱の落下直後の下ガイド機構周辺を描写している。図9(b)は、第1駆動部による第2下ガイド部の水平移動(前進)動作完了時の下ガイド機構周辺を描写している。図9(c)は、姿勢位置変更部による高さ位置変更完了時(ダンボール箱が物品押し込み位置に移動した時点)の下ガイド機構周辺を描写している。 図5の落下部のダンボール箱落下中の下ガイド機構の配置について説明するための概略上面図である。上ガイド機構を二点破線で図示している。 図1の箱詰め装置の動作を説明するためのフローチャートである。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)全体概要
図1は、本発明の一実施形態に係る箱詰め装置10を含む製函/箱詰めシステム1の側面図である。
以下に、製函/箱詰めシステム1について概説する。なお、ここでは、方向を説明するため、上下、左右、及び前後の語を用いるが、特に断りの無い場合、図5における上下、左右、及び前後を意味する。
製函/箱詰めシステム1は、製函装置2と、箱詰め装置10と、閉函装置3とを含む。
製函装置2は、ダンボールシートE(折りたたまれた状態のダンボール箱C)を開き(開函し)、ダンボール箱Cの底蓋Bを閉じ、一方のみ(上蓋側のみ)開口したダンボール箱Cを製函する。製函装置2に製函されたダンボール箱Cは、図示しないコンベアにより箱詰め装置10まで搬送される。
箱詰め装置10には、横に開口した状態のダンボール箱Cが図示しないコンベアにより供給される。より具体的には、後側に底蓋Bが配され、前側に開口したダンボール箱Cがコンベアにより搬送され、箱詰め装置10に供給される。
なお、製函/箱詰めシステム1で使用されるダンボール箱Cは、図2及び図5のように、4つの側面C11〜C14を有する環状に形成された側面部C1と、4つの側面C11〜C14から前後それぞれに延びる計8つの平板状のフラップC2と、を有する。箱詰め装置10に供給される時点では、底蓋側(後側)のフラップC2は製函装置2により閉じられ、底蓋Bが形成されている。上蓋側(前側)のフラップC21〜C24(C2)は、外向きに開いた状態である。図5のように、前側にフラップC21〜C24の前面C21a〜C24aが配され、後側にフラップC21〜C24の背面C21b〜C24bが配される。ダンボール箱Cは、箱詰め装置10に、図2のように側面C14を下方に向けた状態で供給される。
箱詰め装置10は、図3のように、主に、落下部20、押し込み部40、姿勢位置変更部50、物品搬送部60、及び制御機器70を備える。落下部20は、製函装置2からコンベアを介して供給された、側面C14を下方に向け、前側に開口した状態のダンボール箱Cを、下方に落下させることでダンボール箱Cの高さ位置を変更する。押し込み部40は、落下部20により落下させられたダンボール箱Cに、物品搬送部60により搬送された物品A(梱包対象)を横から(前方側)から押し込む。姿勢位置変更部50は、押し込み部40によりダンボール箱Cに物品Aが押し込まれる際に、ダンボール箱Cの高さ位置を調整する。さらに、姿勢位置変更部50は、前側に開口した物品Aが収容されたダンボール箱Cを、開口が上方を向くように起こす。制御機器70は、落下部20、押し込み部40、姿勢位置変更部50、物品搬送部60等の動きを制御する。落下部20、押し込み部40、姿勢位置変更部50、物品搬送部60、及び制御機器70については、後ほど詳述する。
姿勢位置変更部50により、開口が上方に向くように起こされたダンボール箱Cは、図示しないコンベアにより搬送され、閉函装置3に供給される。閉函装置3は、上蓋側のフラップC2(フラップC21〜C24)を閉じて上蓋を形成する。閉函装置3により上蓋が閉じられたダンボール箱Cは、図示しないコンベアにより製函/箱詰めシステム1から搬出される。
(2)詳細構成
以下に、箱詰め装置10の落下部20、押し込み部40、姿勢位置変更部50、物品搬送部60、及び制御機器70について説明する。以下では、方向を説明するため、上下、左右、及び前後の語を用いるが、特に断りの無い場合、図5における上下、左右、前後を意味する。
(2−1)落下部
落下部20は、コンベアを介して製函装置2から供給された、前側に開口するダンボール箱Cを、側面C14を下方にして落下させ、ダンボール箱Cの高さ位置を変更する。ダンボール箱Cの落下時には、上方の側面C12から延びるフラップC22、側方の側面C11,C13から延びるフラップC21,C23、及び下方の側面C14から延びるフラップC24は、外側に開いた状態である。つまり、ダンボール箱Cは、開口がフラップC21〜C24により閉鎖されていない状態で、落下部20により高さ位置が変更される。
落下部20は、図4及び図5のように、上ガイド機構21及び下ガイド機構30を有する。
(2−1−1)上ガイド機構
上ガイド機構21は、ダンボール箱Cの落下中に、ダンボール箱Cの側方に配されるフラップC21,C23が閉じることが無いようフラップC21,C23の移動を規制する。上ガイド機構21により、フラップC21,C23の移動が規制されることで、ダンボール箱Cは、所定の姿勢で、所定の位置に落下する。
上ガイド機構21は、図5のように、落下中のダンボール箱Cの、フラップC21及びフラップC23の前面C21a,C23aに対向して配される第1上ガイド部22,23と、フラップC21及びフラップC23の背面C21b,C23bに対向して配される第2上ガイド部24,25とを含む。
なお、第1上ガイド部22と第2上ガイド部24とは、第1上ガイド部22と第2上ガイド部24とが対向するように、図5のように略U字状に一体に形成され、右ガイド部G1としてフラップC21の移動を規制する。第1上ガイド部23と第2上ガイド部25とは、第1上ガイド部23と第2上ガイド部25とが対向するように、図5のように略U字状に一体に形成され、左ガイド部G2としてフラップC23の移動を規制する。右ガイド部G1と、左ガイド部G2とは、上面視において、略左右対称に形成される。
ダンボール箱Cの落下時には、図5のように、フラップC21は略U字形状の右ガイド部G1の内部を通過し、フラップC23は略U字形状の左ガイド部G2の内部を通過する。落下中のダンボール箱CのフラップC21の前面C21a及び背面C21bは、第1上ガイド部22のガイド面22a及び第2上ガイド部24のガイド面24aと対向する。落下中のダンボール箱CのフラップC23の前面C23a及び背面C23bは、第1上ガイド部23のガイド面23a及び第2上ガイド部25のガイド面25aと対向する。
なお、第1上ガイド部22のガイド面22aと、第2上ガイド部24のガイド面24aとは略平行である。第1上ガイド部23のガイド面23aと、第2上ガイド部25のガイド面25aとは略平行である。
第1上ガイド部22と第2上ガイド部24との最短距離、すなわち、第1上ガイド部22のガイド面22aと第2上ガイド部24のガイド面24aとの距離L1は、落下中のダンボール箱Cが、第1上ガイド部22と第2上ガイド部24との間に引っ掛かることが無いように決定される。また、距離L1は、ダンボール箱Cを所定の姿勢で所定の位置に落下させるため、フラップC21の水平方向の移動をある程度規制できるように決定される。なお、距離L1の決定に際しては、未使用のダンボール箱Cだけではなく、使用済みのダンボール箱C(再利用品)も箱詰め装置10で使用されることが考慮されている。
第1上ガイド部23のガイド面23aと第2上ガイド部25のガイド面25aとの距離は、第1上ガイド部22のガイド面22aと第2上ガイド部24のガイド面24aとの距離L1と略同一である。
(2−1−2)下ガイド機構
下ガイド機構30は、ダンボール箱Cの落下中には、上ガイド機構21と同様に機能する。つまり、下ガイド機構30は、ダンボール箱Cの側方に配されるフラップC21,C23が閉じることが無いようフラップC21,C23の移動を規制する。下ガイド機構30により、落下中のダンボールCのフラップC21,C23の移動が規制されることで、ダンボール箱Cは、所定の姿勢で、所定の位置に落下する。
さらに、下ガイド機構30は、落下後のダンボール箱Cの側方に配されるフラップC21,C23の移動を、ダンボール箱Cの落下中よりも強く規制する。下ガイド機構30により、落下後のダンボールCのフラップC21,C23の移動がしっかりと規制されることで、ダンボール箱Cに物品Aが押し込まれる際に、ダンボール箱Cが水平方向に移動すること(後方側に倒れること)を規制する。
下ガイド機構30は、第1下ガイド部としての第1下可動ガイド部31及び第1下固定ガイド部32(図5参照)と、第2下ガイド部33,34(図5参照)と、第2下ガイド部33,34を駆動する第1駆動部37(図3参照)とを含む。さらに、下ガイド機構30は、第1下可動ガイド部31を駆動する第2駆動部38(図3参照)と、後述する第2下ガイド部33,34に設けられた可動フック35,36を駆動する第3駆動部39とを含む(図3参照)。
第1下可動ガイド部31は、図5のように、落下中及び落下後のダンボール箱Cの、フラップC21の前面C21aに対向して配される板状の部材である。第1下可動ガイド部31は、フラップC21の前面C21aと対向するガイド面31aを有する。第1下可動ガイド部31は、第2下ガイド部33と対になって機能し、フラップC21の移動を規制する。
さらに、第1下可動ガイド部31のガイド面31aは、図9(a)及び図9(b)に示すように、落下中及び落下後のダンボール箱Cの、上方に配されるフラップC22の前面C22aと対向する。つまり、第1下可動ガイド部31は、フラップC21に加えてフラップC22の移動を規制し、フラップC22が閉じる(前側に倒れる)のを防止する。
第1下可動ガイド部31は、第2駆動部38により、前後方向及び左右方向に駆動される。第1下可動ガイド部31の動きについては後述する。
第1下固定ガイド部32は、図5のように、落下中及び落下後のダンボール箱Cの、フラップC23の前面C23aに対向して配される板状の部材である。第1下固定ガイド部32は、フラップC23の前面C23aと対向するガイド面32aを有する。第1下固定ガイド部32は、第2下ガイド部34と対になって機能し、フラップC23の移動を規制する。第1下固定ガイド部32は、第1下可動ガイド部31と異なり、位置は固定されている。
第2下ガイド部33は、上面視において略L字状に形成された部材である。第2下ガイド部33は、図6のように、図5の左右方向に延びるガイド面33aと、ガイド面33aの左端から後方側に延びる側方ガイド面33bとを有する。ガイド面33aは、落下中及び落下後のダンボール箱CのフラップC21の背面C21bと対向する。側方ガイド面33bは、落下中及び落下後のダンボール箱Cの側面部C1(側面C11)と対向する。また、第2下ガイド部33の下部には、図6のように、図5の前後方向に延びる回転軸35bを中心に回動可能に形成された可動フック35が設けられている。可動フック35は、ダンボールCの落下時にダンボール箱Cの側面部C1(側面C11)と対向する側面35cと、側面35cの下端から図5の左方側に突出する突出部35dとを有する。突出部35dは、ダンボールCの落下時にダンボール箱Cの側面C14を受け止める。
第2下ガイド部34は、上面視において略L字状に形成された部材である。第2下ガイド部34は、図7のように、図5の左右方向に延びるガイド面34aと、ガイド面34aの右端から後方側に延びる側方ガイド面34bとを有する。ガイド面34aは、落下中及び落下後のダンボール箱CのフラップC23の背面C23bと対向する。側方ガイド面34bは、落下中及び落下後のダンボール箱Cの側面部C1(側面C13)と対向するまた、第2下ガイド部34の下部には、図7のように、図5の前後方向に延びる回転軸36bを中心に回動可能に形成された可動フック36が設けられている。可動フック36は、ダンボールCの落下時にダンボール箱Cの側面部C1(側面C13)と対向する側面36cと、側面36cの下端から図5の右方側に突出する突出部36dとを有する。突出部36dは、ダンボールCの落下時にダンボール箱Cの側面C14を受け止める。
第2下ガイド部33,34は、第1駆動部37により、前後方向に駆動される。可動フック35,36は、第3駆動部39により駆動され、後方側から見て時計回り又は反時計回りに回転する。第2下ガイド部33,34及び可動フック35,36の動きについては後述する。
第1駆動部37は、第2下ガイド部33,34を前後方向に駆動するエアシリンダである。第1駆動部37は、ダンボール箱Cの落下後に、第2下ガイド部33を第1下可動ガイド部31に、第2下ガイド部34を第1下固定ガイド部32に近づけるように、前方に向かって駆動する(前進させる)。
なお、第1駆動部37は、第2下ガイド部33及び第2下ガイド部34を前方に向かって駆動する際に、第2下ガイド部33をフラップC21に、第2下ガイド部34をフラップC23にそれぞれ接触させ、ダンボール箱Cを前方に水平移動させる。つまり、第1駆動部37は、ダンボール箱Cを水平移動させる機能も有する。
第2駆動部38は、第1下可動ガイド部31を前後方向及び左右方向に駆動するエアシリンダである。すなわち、第2駆動部38は、第1下可動ガイド部31を、前後方向、及び、側面部C1から垂直に延びた状態のフラップC22の前面C22aと略平行な方向に駆動するエアシリンダである。
第3駆動部39は、可動フック35,36を、後方側から見て時計回りに又は反時計回りに回転駆動するエアシリンダである。
第1駆動部37、第2駆動部38及び第3駆動部39は、後述する制御機器70により制御される。第1駆動部37,第2駆動部38及び第3駆動部39による第2下ガイド部33,34、第1下可動ガイド部31及び可動フック35,36の動作及び動作タイミングについては後述する。
(2−2)押し込み部
押し込み部40は、後述するように第1駆動部37及び姿勢位置変更部50により所定の物品押し込み位置に移動されたダンボール箱Cに、物品搬送部60により搬送されてきた物品Aを押し込み、箱詰めする。
押し込み部40は、ダンボール箱Cの開口に対向するように配置される板状の押し込み部材41(図8参照)と、押し込み部材41を前後方向に移動させる押し込み駆動部42(図3参照)とを有する。
押し込み部材41の図5における後側に物品搬送部60により搬送されてきた物品Aがある状態で、押し込み部材41が、図8(c)の矢印D5のように、ダンボール箱Cの開口に向かって左向きに(図5における後方に)駆動されると、ダンボール箱Cに物品Aが押し込まれる。
押し込み駆動部42は、後述する制御機器70により制御される。押し込み駆動部42による押し込み部材41の動作タイミングについては後述する。
(2−3)姿勢位置変更部
姿勢位置変更部50は、押し込み部40により物品Aが押し込まれる際に、ダンボール箱Cの高さ位置を調整する(変更する)。さらに、姿勢位置変更部50は、物品Aが収容された、開口を前側に向けたダンボール箱Cを、開口が上方を向くように起こす。
姿勢位置変更部50は、吸引保持板51及び吸盤52(図9参照)と、吸引駆動部53、垂直駆動部54、及び回転駆動部55(図3参照)とを有する。
吸引保持板51は、板状の部材であり、ダンボール箱Cへの物品Aの押し込み時に、ダンボール箱Cの下方に配される側面C14と当接する保持面51aを有する。保持面51aには、図9(a)のように、側面C14に吸い付く吸盤52が複数設けられている。吸盤52の吸引動作は、吸引駆動部53により駆動される。
垂直駆動部54及び回転駆動部55は、吸盤52がダンボール箱Cの側面C14に吸い付いた状態で、吸引保持板51の位置及び姿勢を変更し、結果としてダンボール箱Cの位置及び姿勢を変更する。
回転駆動部55は、左右方向に略水平に延びる回転軸周りに吸引保持板51を回転させ、保持面51aが後側を向いた状態から上方を向いた状態になるように、若しくは、保持面51aが上方を向いた状態から後側を向いた状態になるように、吸引保持板51の姿勢を変更する。
垂直駆動部54は、保持面51aを上方に向けた状態の吸引保持板51を上下方向に移動させる。
吸引駆動部53、垂直駆動部54及び回転駆動部55は、後述する制御機器70により制御される。吸盤52が、吸引駆動部53に駆動されダンボール箱Cの側面C14に吸い付くタイミングと、垂直駆動部54及び回転駆動部55による吸引保持板51の動作及び動作のタイミングについては後述する。
(2−4)物品搬送部
物品搬送部60(図8参照)は、ダンボール箱Cに梱包される梱包対象の物品Aを搬送する。
物品搬送部60は、搬送駆動部61(図3参照)により、所定の速度及びタイミングで物品Aを搬送するよう駆動される。具体的には、搬送駆動部61は、後述するように、ダンボール箱Cが、第1駆動部37及び姿勢位置変更部50により所定の物品押し込み位置に移動された際に、押し込み部40の押し込み部材41の後方(押し込み部材41とダンボール箱Cの開口の間)に物品Aが搬送されるように、物品搬送部60を駆動する。搬送駆動部61の動作は、後述する制御機器70により制御される。
(2−5)制御機器
制御機器70は、落下部20、押し込み部40、姿勢位置変更部50、物品搬送部60の各部に接続されている。また、制御機器70は、箱詰め装置10の前段に配される製函装置2、及び、後段に配される閉函装置3とも接続されている。制御機器70は、主に、箱詰め装置10の各部の制御を行うと共に、箱詰め装置10の各部と各種情報の授受を行う。
制御機器70は、図3に示すように、記憶部71及び制御部72を含む。記憶部71は、主として、ROM、RAM、及びHDD(ハードディスク)等によって構成されている。制御部72は、主としてCPUによって構成されている。
(2−5−1)記憶部
記憶部71には、制御部72に実行させる各種プログラムが記憶されている。また、記憶部71には、制御部72が箱詰め装置10の制御を行うために必要な各種運転パラメータが記憶されている。
(2−5−2)制御部
制御部72は、記憶部71に記憶された各種プログラムを呼び出して実行し、落下部20、押し込み部40、姿勢位置変更部50、物品搬送部60等、箱詰め装置10の各部の制御を行う。
例えば、制御部72は、落下部20の第1〜第3駆動部37〜39を制御して、第2下ガイド部33,34、第1下可動ガイド部31及び可動フック35,36に所定のタイミングで所定の動作を実行させる。
(3)箱詰め装置の動作
図8〜図11を用いて、ダンボール箱Cが落下部20を落下し始めてから、物品Aが押し込められたダンボール箱Cの開口が上方を向くまでの箱詰め装置10の動作について説明する。
(3−1)ダンボール箱の落下時の下ガイド機構の配置
まず、ダンボール箱Cが落下中の下ガイド機構30の、第1下可動ガイド部31、第1下固定ガイド部32、及び第2下ガイド部33,34の配置について説明する。
図10はダンボール箱Cが落下中の、下ガイド機構30の各部材の配置を上方から見た図である。図10を用いて、第1下可動ガイド部31、第1下固定ガイド部32、及び第2下ガイド部33,34の、図5における前後方向の配置について説明する。
なお、図10には、上ガイド機構21の右ガイド部G1及び左ガイド部G2についても二点破線で図示している。
第2下ガイド部33,34は、上面視において略左右対称に配置されている。つまり、第2下ガイド部33,34は、第2下ガイド部33のガイド面33aと第2下ガイド部34のガイド面34aとが略同一平面状に配されるように配置されている。なお、第2下ガイド部33,34のガイド面33a,34aは、第2上ガイド部24,25のガイド面24a,25aよりも図5における後方側に配される。
第1下可動ガイド部31は、図10のように、第2下ガイド部33の図5における前側に、第1下可動ガイド部31と第2下ガイド部33との最短距離、すなわち、第1下可動ガイド部31のガイド面31aと第2下ガイド部33のガイド面33aとの距離が、L2になるように配される。なお、第1下可動ガイド部31のガイド面31aは、第1上ガイド部22のガイド面22aよりも図5における前方側に配される。
第1下固定ガイド部32は、図10のように、第2下ガイド部34の図5における前側に、第1下固定ガイド部32と第2下ガイド部34との最短距離、すなわち、第1下固定ガイド部32のガイド面32aと第2下ガイド部34のガイド面34aとの距離が、L3になるように配される。なお、第1下固定ガイド部32のガイド面32aは、第1上ガイド部23のガイド面23aよりも図5における前方側に配される。
なお、距離L2及びL3は、図10のように、上ガイド機構21の、第1上ガイド部22のガイド面22aと第2上ガイド部24のガイド面24aとの距離L1よりも大きな値である。また、距離L3は、距離L2よりも大きな値である。距離L2及び距離L3が距離L1以上であるため、落下中のダンボール箱Cは、下ガイド機構30で引っ掛かりにくい。
また、上面視において、上ガイド機構21におけるフラップC21,C23が通過する通路(第1上ガイド部22と第2上ガイド部24との間に形成される通路、及び、第1上ガイド部23と第2上ガイド部25との間に形成される通路)は、下ガイド機構30におけるフラップC21,C23が通過する通路(第1下可動ガイド部31と第2下ガイド部33との間に形成される通路、及び、第1下固定ガイド部32と第2下ガイド部34との間に形成される通路)に包含される。そのため、上ガイド機構21を通過したフラップC21及びフラップC23が、下ガイド機構30の外に飛び出すことが無い。
次に、ダンボール箱Cが落下中の、第1下可動ガイド部31、第1下固定ガイド部32、及び第2下ガイド部33,34の、図5における左右方向の配置について説明する。
図9(a)は、ダンボール箱Cの落下直後の下ガイド機構30付近を描写しているが、第1下可動ガイド部31、第1下固定ガイド部32、及び第2下ガイド部33,34の配置は、ダンボール箱Cの落下中と同じである。そこで、第1下可動ガイド部31、第1下固定ガイド部32、及び第2下ガイド部33,34の、図5における左右方向の配置について図9(a)及び図10を用いて説明する。
第2下ガイド部33,34は、ダンボール箱Cの左右方向の中心に対し、図9(a)のように略左右対称に配置される。第2下ガイド部33は、図9(a)及び図10のように、フラップC21の背面C21bと、フラップC21と側面部C1との境界近傍で対向する。第2下ガイド部34は、図9(a)及び図10のように、フラップC23の背面C23bの、フラップC23と側面部C1との境界近傍で対向する。なお、第2下ガイド部33,34は左右方向には駆動されないため、ダンボール箱Cに物品Aが押し込まれる間中、第2下ガイド部33は、フラップC21の背面C21bと、フラップC21と側面部C1との境界近傍で対向し、第2下ガイド部34は、フラップC23の背面C23bの、フラップC23と側面部C1との境界近傍で対向する。
第1下可動ガイド部31は、図9(a)及び図10のように、上方に配されるフラップC22の前面C22aの左右方向の中央部で対向する。ここでの左右方向の中央部は、左右方向の中央を必ずしも含むものではなく、中央周辺の領域を意味する。第1下可動ガイド部31は、右方向に延び、図9(a)及び図10のように、フラップC21の前面C22aの左端部(フラップC21と側面部C1との境界付近)とも対向する。
第1下固定ガイド部32は、図9(a)及び図10のように、フラップC23の前面C23aと、フラップC23と側面部C1との境界近傍で対向する。第1下固定ガイド部32は移動しないため、ダンボール箱Cに物品Aが押し込まれる間中、第1下固定ガイド部32は、フラップC23の前面C23aと、フラップC23と側面部C1との境界近傍で対向する。
次に、ダンボール箱Cが落下中の、第1下可動ガイド部31、第1下固定ガイド部32、及び第2下ガイド部33,34の、図5における上下方向の配置について説明する。
第1下可動ガイド部31、第1下固定ガイド部32、及び第2下ガイド部33,34は、上下方向には、ダンボール箱Cが落下直後に(図8(a),図9(a)参照)、フラップC21又はフラップC23と対向する高さに配される。
(3−2)箱詰め装置の動作
箱詰め装置10の動作について説明する。
まずステップS1では、ダンボール箱Cが落下部20を落下する。具体的には、ダンボール箱Cは、フラップC21が上ガイド機構21の右ガイド部G1の内部を通過し、フラップC23が上ガイド機構21の左ガイド部G2の内部を通過するように、上ガイド機構21部分を通過する。さらに、ダンボール箱Cは、フラップC21が第1下可動ガイド部31と第2下ガイド部33との間を通過し、フラップC23が第1下固定ガイド部32と第2下ガイド部34との間を通過するように、下ガイド機構30部分を落下する。そして、ダンボール箱Cは、可動フック35,36の突出部35d,36dの上に落下し、突出部35d,36dにより受け止められる。ここで、ダンボール箱Cの落下は終了する。
フラップC21及びフラップC23は、上ガイド機構21及び下ガイド機構30により移動が規制されているため落下中に閉じることが無い。また、フラップC21及びフラップC23の移動が、ダンボール箱Cの落下を妨げない範囲で規制されており、ダンボール箱Cが、所定の姿勢で所定の位置に落下する。また、フラップC22は、前方に倒れることがないよう、第1下可動ガイド部31により移動が規制されているため、落下中に閉じることが無い。
ステップS2では、第2駆動部38が、制御機器70の指示で、第1下可動ガイド部31を図9(a)の矢印D6のように右方に駆動する。具体的には、第2駆動部38は、第1下可動ガイド部31を、図9(b)のように、フラップC22の前面C22aの右端部のみと対向する位置に駆動する。この位置では、第1下可動ガイド部31は、フラップC21の前面C21aと、フラップC21と側面部C1との境界近傍で対向している。
上記のように、第1下可動ガイド部31がフラップC22の前面C22aの右端部とのみと対向する位置に駆動されることで、ダンボール箱Cの開口は、第1下可動ガイド部31によりほとんど塞がれず、開口が大きく保持される。また、第1下可動ガイド部31は、フラップC22の前面C22aに一部が対向していることから、フラップC22が前方に倒れるのを防止できる。
また、第2駆動部38は、図8(a)の矢印D1のように、第1下可動ガイド部31を前方にも駆動する。より具体的には、第2駆動部38は、側方から見たときに、第1下可動ガイド部31のガイド面31aと、第1下固定ガイド部32のガイド面32aとが略重なる位置まで(図8(b)参照)、第1下可動ガイド部31を前方に駆動する。第1下可動ガイド部31による前方への駆動の終了時には、ガイド面31aとガイド面32aとは略同一平面状に配される。
また、ステップS2では、制御機器70の指示で、図8(a)の矢印D2のように、第1駆動部37が第2下ガイド部33を前方に駆動する。また、第1駆動部37は、同じタイミング及び速度で、第2下ガイド部34を前方に駆動する。この時、ダンボール箱CのフラップC21の背面C21bに第2下ガイド部33のガイド面33aが、フラップC23の背面C23bに第2下ガイド部34のガイド面34aが接触し、ダンボール箱Cを前方に移動させる。
第1駆動部37は、図8(b)のように、第2下ガイド部33のガイド面33aと第1下可動ガイド部31のガイド面31aとの距離が、L4になるように第2下ガイド部33を前方に駆動する。また、第1駆動部37は、第2下ガイド部34のガイド面34aと第1下固定ガイド部32のガイド面32aとの距離が、L4になるように第2下ガイド部34を前方に駆動する。距離L4は、後述するステップS4及びステップS6でダンボール箱Cが上下に移動される際に、フラップC21が第1下可動ガイド部31及び第2下ガイド部33の間に(フラップC23が第1下固定ガイド部32及び第2下ガイド部34の間に)引っ掛かることが無い範囲で、可能な限りフラップC21(C23)の厚みに近い値に決定される。
さらに、ステップS2では、制御機器70の指示で、回転駆動部55が、図8(a)の矢印D3のように吸引保持板51を左右方向に延びる回転軸周りに回転させ、図9(a)のように後方側に向いた保持面51aが、図9(b)のようにダンボール箱Cの下方に配される側面C14と対向するように吸引保持板51の姿勢を変化させる。
ステップS3では、制御機器70の指示で、垂直駆動部54が、吸引保持板51の保持面51aをダンボール箱Cの側面C14と当接するように、吸引保持板51を図8(b)の矢印D4の向き(上方に)駆動させる。さらに、制御機器70の指示で、吸引駆動部53により駆動された吸盤52が、ダンボール箱Cの下方に配される側面C14に吸い付き、ダンボール箱Cと吸盤52とが連結される。
また、ステップS3では、制御機器70の指示で、第3駆動部39が、可動フック35,36をダンボール箱Cから遠ざかる位置に回転駆動する。図9(b)及び図9(c)を用いて説明すれば、第3駆動部39は、可動フック35を図9(b)中の矢印D7のように反時計回りに回転させ、可動フック36を図9(b)中の矢印D8のように時計周りに回転させる。その結果、可動フック35,36は、図9(c)のようにダンボール箱Cと接触していない状態になる。
ステップS4では、制御機器70の指示で、垂直駆動部54が吸引保持板51を上下に駆動することで、ダンボール箱Cを上下に移動させ、ダンボール箱Cを物品Aが押し込まれる物品押し込み位置に移動させる。この際、フラップC21は、第1下可動ガイド部31のガイド面31aと第2下ガイド部33のガイド面33aとの間の距離L4の隙間内を移動する。フラップC23は、第1下固定ガイド部32のガイド面32aと第2下ガイド部34のガイド面34aとの間の距離L4の隙間内を移動する。
なお、物品押し込み位置とは、図8(c)のように、物品搬送部60に略隣接し、押し込み部材41により物品Aが搬送される搬送面の高さと、ダンボール箱Cの側面C14の内面高さとが略同一となる位置である。
ステップS5では、制御機器70の指示で、押し込み駆動部42が、図8(c)の矢印D5のように、押し込み部材41を図5における後方に駆動し、物品搬送部60により搬送されてきた所定数量の物品Aをダンボール箱Cに押し込む。なお、ここでは押し込まれる物品Aは単数であっても、複数であってもよい。
ステップS6では、制御機器70の指示で、垂直駆動部54が、ダンボール箱Cを保持面51aに載せた吸引保持板51を上下に駆動する。具体的には、垂直駆動部54は、吸引保持板51を、回転駆動部55により吸引保持板51の姿勢を変更することが可能な位置まで上下に移動させる。
ステップS7では、制御機器70の指示で、第1駆動部37及び第2駆動部38が、第2下ガイド部33,34及び第1下可動ガイド部31をステップS2とは逆方向に駆動する動作を開始する。つまり、第1駆動部37及び第2駆動部38は、第1下可動ガイド部31及び第2下ガイド部33,34を、ダンボール箱Cが落下中の配置(ステップS1時の配置)に戻す。
また、ステップS7では、制御機器70の指示で、回転駆動部55が、吸引保持板51をステップS2とは逆方向に回転駆動する動作を開始する。つまり、回転駆動部55は、吸盤52によりダンボール箱Cの側面C14が固定されたままの状態で、吸引保持板51の姿勢を、上方を向いている保持面51aが、後方側を向くように、右側面視において反時計回りに回転させる。この結果、ダンボール箱Cは開口が上方を向いた状態で、図示しないコンベア面に戴置される。なお、この状態で、吸引保持板51の位置は、ダンボール箱Cが落下中の位置(ステップS1時の位置)に戻る。
ステップS8では、制御機器70の指示で、吸引駆動部53の駆動が中止され、吸盤52はダンボール箱Cの側面C14を離す。
吸盤52で固定されなくなったダンボール箱Cは、閉函装置3に向かって、図示しないコンベアにより搬送される。
(4)特徴
(4−1)
本実施形態に係る箱詰め装置10は、梱包用のダンボール箱Cを落下させ、高さ位置を変更する落下部20を備える。ダンボール箱Cは、4つの側面C11〜C14を有する環状に形成された側面部C1と、側面C11〜C14それぞれから延びる平板上の蓋部としての4つのフラップC21〜C24と、を有する。落下部20は、4つの側面C11〜C14のうち1つの側面C14を下方にして、4つのフラップC21〜C24のうち、上方の側面C12から延びる上方蓋部としてのフラップC22と、側方の側面C11及びC13から延びる第1及び第2側方蓋部としてのフラップC21及びC23を外側に開いた状態で落下させる。落下部20は、上ガイド機構21と、上ガイド機構21の下方に配置される下ガイド機構30と、を有する。上ガイド機構21は、落下中のダンボール箱Cの、フラップC21,C23の前面C21a,C23aに対向して配される第1ガイド部としての第1上ガイド部22,23と、フラップC21,C23の背面C21b,C23bに対向して配される第2ガイド部としての第2上ガイド部24,25と、を含む。下ガイド機構30は、落下中及び落下後のダンボール箱Cの、フラップC21,C23の前面C21a,C23aに対向して配される第3ガイド部としての第1下可動ガイド部31及び第1下固定ガイド部32と、フラップC21,C23の背面C21b,C23bに対向して配される第4ガイド部としての第2下ガイド部33,34と、ダンボール箱Cの落下後に第2下ガイド部33,34を第1下可動ガイド部31及び第1下固定ガイド部32に近づけるように駆動する第1駆動部37と、を含む。
ここでは、第3ガイド部としての第1下可動ガイド部31及び第1下固定ガイド部32と、第4ガイド部としての第2下ガイド部33,34の距離を変更することが可能であるため、ダンボール箱Cが落下するまではフラップC21,C23が通過する通路を広く確保し、落下後にはダンボール箱Cが適切な姿勢及び位置に保持されるようフラップC21,C23の移動を強く規制することができる。その結果、信頼性の高い箱詰め装置10を実現できる。
(4−2)
本実施形態に係る箱詰め装置10では、第1下可動ガイド部31及び第1下固定ガイド部32と、第2下ガイド部33,34とは、ダンボール箱Cの落下中において、第1下可動ガイド部31と第2下ガイド部33との最短距離、及び、第1下固定ガイド部32と第2下ガイド部34との最短距離が、第1上ガイド部22と第2上ガイド部24との最短距離(第1上ガイド部23と第2上ガイド部24との最短距離)以上であるように配される。言い換えれば、第1下可動ガイド部31及び第1下固定ガイド部32と、第2下ガイド部33,34とは、ダンボール箱Cの落下中の、第1下可動ガイド部31のガイド面31aと第2下ガイド部33のガイド面33aとの距離L2、及び、第1下固定ガイド部32のガイド面32aと第2下ガイド部34のガイド面34aとの距離L3が、第1上ガイド部22のガイド面22aと第2上ガイド部24のガイド面24aとの距離L1(第1上ガイド部23のガイド面23aと第2上ガイド部25のガイド面25aとの距離L1)以上であるように配される。
ここでは、ダンボール箱Cが落下するまでの間、下ガイド機構30におけるフラップC21,C23の通路が広いため、ダンボール箱Cが下ガイド機構30に引っ掛かりにくい。そのため、信頼性の高い箱詰め装置10を実現できる。
また、本実施形態に係る箱詰め装置10では、第3ガイド部としての第1下可動ガイド部31は、第1上ガイド部22より前方に配され、第3ガイド部としての第1下固定ガイド部32は、第1上ガイド部23より前方に配される。第4ガイド部としての第2下ガイド部33は、第2上ガイド部24より後方に配され、第4ガイド部としての第2下ガイド部34は、第2上ガイド部25より後方に配される。
つまり、上面視において、上ガイド機構21におけるフラップC21,C23が通過する通路(第1上ガイド部22と第2上ガイド部24との間に形成される通路、及び、第1上ガイド部23と第2上ガイド部25との間に形成される通路)は、下ガイド機構30におけるフラップC21,C23が通過する通路(第1下可動ガイド部31と第2下ガイド部33との間に形成される通路、及び、第1下固定ガイド部32と第2下ガイド部34との間に形成される通路)に包含される。
そのため、上ガイド機構21を通過したフラップC21及びフラップC23が、下ガイド機構30の外に飛び出すことが無い。
(4−3)
本実施形態に係る箱詰め装置10では、上ガイド機構21は、落下中のダンボール箱Cの、フラップC21,C23の前面C21a,C23aに対向するガイド面22a,23aを有する第1上ガイド部22,23と、フラップC21,C23の背面C21b,C23bに対向するガイド面24a,25aを有する第2上ガイド部24,25とを含む。下ガイド機構30は、落下中及び落下後のダンボール箱Cの、フラップC21,C23の前面C21a,C23aに対向するガイド面31a,32aを有する第1下可動ガイド部31及び第1下固定ガイド部32と、フラップC21,C23の背面C21b,C23bに対向するガイド面33a,34aを有する第2下ガイド部33,34とを含む。
ここでは、上ガイド機構21及び下ガイド機構30において、フラップC21,C23の前面C21a,C23a及び背面C21b,C23bが面でガイドされるため、フラップC21,C23の移動をしっかりと規制しやすい。その結果、ダンボール箱Cを適切な姿勢及び位置に保持することができ、信頼性の高い箱詰め装置10を実現できる。
(4−4)
本実施形態に係る箱詰め装置10では、第1駆動部37の駆動完了時点(第1駆動部37が、第2下ガイド部33,34を、それぞれ第1下可動ガイド部31、第1下固定ガイド部32に最も近づくように移動させた時点)において、第1下可動ガイド部31及び第1下固定ガイド部32は、フラップC21,C23の前面C21a,C23aと、フラップC21,C23と側面部C1との境界近傍で対向する。さらに、第1駆動部37の駆動完了時点において、第2下ガイド部33,34は、フラップC21,C23の背面C21b,C23bと、フラップC21,C23と側面部C1との境界近傍で対向する。
ここでは、第1下可動ガイド部31及び第1下固定ガイド部32と、第2下ガイド部33,34とは、側面部C1とフラップC21,C23の境界付近(フラップC21,C23の根元付近)でフラップC21,C23の移動を規制するため、フラップC21,C23の端部でフラップC21,C23の移動を規制する場合に比べ、ダンボール箱Cの移動をしっかりと規制することができる。
(4−5)
本実施形態に係る箱詰め装置10では、第3ガイド部としての第1下可動ガイド部31は、上方蓋部としてのフラップC22の前面C22aとさらに対向する。
これにより、フラップC22が前方に倒れ、ダンボール箱Cの開口を塞ぐことを防止できる。
(4−6)
本実施形態に係る箱詰め装置10は、第3ガイド部として、フラップC23の前面C23aに対向する第1下固定ガイド部32と、フラップC21の前面C21a及びフラップC22の前面C22aに対向する第1下可動ガイド部31と、を有する。第1下可動ガイド部31は、ダンボール箱Cの落下中は、フラップC22の前面C22aの中央部と対向する。下ガイド機構30は、第1下可動ガイド部31を、ダンボール箱Cの落下後に、フラップC22の前面C22aと略平行に駆動させる第2駆動部38をさらに含む。第2駆動部38は、ダンボール箱Cの落下後に、第1下可動ガイド部31を、フラップC22の前面C22aのフラップC22の端部のみと対向する位置に駆動する。
ここでは、フラップC21の前方側に第1下可動ガイド部31が配され、第1下可動ガイド部31は、ダンボール箱Cの落下中はフラップC22の前面C22aの中央部と対向し、ダンボール箱Cの落下後はフラップC22の前面C22a端部のみと対向する。そのため、ダンボール箱Cの落下中は、フラップC22が前方に倒れることを、第1下可動ガイド部31により容易に防止できる。一方、ダンボール箱Cの落下後は、フラップC22が前方に倒れることを第1下可動ガイド部31により防止しながら、ダンボール箱Cの開口は大きく確保できる。
(4−7)
本実施形態に係る箱詰め装置10では、第1駆動部37は、第2下ガイド部33,34を駆動することで、第2下ガイド部33,34をフラップC21,C23に接触させ、ダンボール箱Cを水平移動させる。
これにより、第1駆動部37により、ダンボール箱Cを所望の位置に水平移動させることができる。
(5)変形例
以下に本実施形態の変形例を示す。なお、複数の変形例を適宜組み合わせてもよい。
(5−1)変形例A
上記実施形態では、第1駆動部37は、第4ガイド部としての第2下ガイド部33,34を、第3ガイド部としての第1下可動ガイド部31及び第1上固定ガイド部32に近づけるように駆動するがこれに限定されるものではない。
例えば、第3ガイド部を第4ガイド部に近づけるように駆動し、第3ガイド部と第4ガイド部との間のフラップC21及びC23が移動可能な隙間の幅を狭めてもよい。また、第3ガイド部及び第4ガイド部の両方が互いに近づくように駆動されてもよい。
ただし、第3ガイド部と第4ガイド部をどのように駆動するかは、ダンボール箱Cが落下する位置と、押し込み部40により物品Aが押し込まれる物品押し込み位置との関係も考慮される。
(5−2)変形例B
上記実施形態では、第1ガイド部としての第1上ガイド部22,23と、第2ガイド部としての第2上ガイド部24,25とは、両方ともガイド面(22a,23a,24a,25a)を有するが、これに限定されるものではない。例えば第1上ガイド部22,23だけがガイド面22a,23aを有し、第2上ガイド部24,25は棒状の部材であってもよい。逆に、第2上ガイド部24,25がガイド面24a,25aを有し、第1上ガイド部22,23は棒状の部材であってもよい。第3ガイド部としての第1下可動ガイド部31及び第1下固定ガイド部32と、第4ガイド部としての第2下ガイド部33,34についても同様である。
ただし、ダンボール箱CのフラップC21,C23の動きをしっかりと規制するためには、フラップC21,C23の両面(前面C21a,C23a及び背面C21b,C23b)が、ガイド面と対向することがより望ましい。
(5−3)変形例C
上記実施形態では、第3ガイド部としての、フラップC21側の第1下可動ガイド部31が駆動されるが、これに限定されるものではなく、フラップC23側の第3ガイド部が駆動されてもよい。
(5−4)変形例D
上記実施形態では、押し込み部40により、各ダンボール箱Cに物品Aが一回のみ押し込まれるが、これに限定されるものではなく、姿勢位置変更部50によりダンボール箱Cの高さ位置が変更されながら、多段に物品Aが押し込まれてもよい。
以上のように、本発明に係る箱詰め装置は、開口を水平方向に向けた状態のダンボール箱を落下させて下方に移動させる箱詰め装置であって、ダンボール箱を障害なく落下させることが可能で、かつ、落下後にダンボール箱が適切な姿勢を維持することが可能な、信頼性の高い箱詰め装置として有用である。
10 箱詰め装置
20 落下部
21 上ガイド機構
22,23 第1上ガイド部(第1ガイド部)
22a,23a ガイド面(第1ガイド面)
24,25 第2上ガイド部(第2ガイド部)
24a,25a ガイド面(第2ガイド面)
30 下ガイド機構
31 第1下可動ガイド部(第3ガイド部の可動ガイド部)
31a ガイド面(第3ガイド面)
32 第1下固定ガイド部(第3ガイド部の固定ガイド部)
32a ガイド面(第3ガイド面)
33,34 第2下ガイド部(第4ガイド部)
33a,34a ガイド面(第4ガイド面)
37 第1駆動部
38 第2駆動部
C ダンボール箱(箱)
C1 側面部
C11〜C14 側面
C2 フラップ(蓋部)
C21 フラップ(第2側方蓋部)
C21a 前面(第2側方蓋部の前面)
C21b 背面(第2側方蓋部の背面)
C22 フラップ(上方蓋部)
C22a 前面(上方蓋部の前面)
C23 フラップ(第1側方蓋部)
C23a 前面(第1側方蓋部の前面)
C23b 背面(第1側方蓋部の背面)
L1 第1上ガイド部のガイド面と第2上ガイド部のガイド面との距離(第1ガイド部と第2ガイド部との最短距離)
L2 第1下可動ガイド部のガイド面と第2下ガイド部のガイド面との距離(ダンボール箱落下時の第3ガイド部と第4ガイド部との最短距離)
L3 第1下固定ガイド部のガイド面と第2下ガイド部のガイド面との距離(ダンボール箱落下時の第3ガイド部と第4ガイド部との最短距離)
特開2004−155428号公報

Claims (7)

  1. 4つの側面を有する環状に形成された側面部と、前記側面それぞれから延びる平板上の4つの蓋部と、を有する箱を、4つの前記側面のうち1つの前記側面を下方にして、4つの前記蓋部のうち、上方の前記側面から延びる上方蓋部と、側方の前記側面から延びる第1及び第2側方蓋部を外側に開いた状態で落下させ、前記箱の高さ位置を変更する落下部を備えた箱詰め装置において、
    前記落下部は、上ガイド機構と、前記上ガイド機構の下方に配置される下ガイド機構と、を有し、
    前記上ガイド機構は、落下中の前記箱の、前記第1及び第2側方蓋部の前面に対向して配される第1ガイド部と、前記第1及び第2側方蓋部の背面に対向して配される第2ガイド部と、を含み、
    前記下ガイド機構は、落下中及び落下後の前記箱の、前記第1及び第2側方蓋部の前記前面に対向して配される第3ガイド部と、前記第1及び第2側方蓋部の前記背面に対向して配される第4ガイド部と、前記箱の落下後に前記第3ガイド部及び前記第4ガイド部の少なくとも一方を他方に近づけるように駆動する第1駆動部と、を含む、
    箱詰め装置。
  2. 前記第3ガイド部と前記第4ガイド部とは、前記箱の落下中において、前記第3ガイド部と前記第4ガイド部との最短距離が、前記第1ガイド部と前記第2ガイド部との最短距離以上であるように配される、
    請求項1に記載の箱詰め装置。
  3. 前記第1ガイド部は、落下中の前記箱の、前記第1及び第2側方蓋部の前記前面に対向する平面状の第1ガイド面を有、及び/又は前記第2ガイド部は、落下中の前記箱の、前記第1及び第2側方蓋部の前記背面に対向する平面状の第2ガイド面を有
    前記第3ガイド部は、落下中及び落下後の前記箱の、前記第1及び第2側方蓋部の前記前面に対向する平面状の第3ガイド面を有、及び/又は前記第4ガイド部は、落下中及び落下後の前記箱の、前記第1及び第2側方蓋部の前記背面に対向する平面状の第4ガイド面を有する、
    請求項1又は2に記載の箱詰め装置。
  4. 前記第1駆動部の駆動完了時点において、
    前記第3ガイド部は、前記第1及び第2側方蓋部の前記前面と、前記第1及び第2側方蓋部と前記側面部との境界近傍で対向し、
    前記第4ガイド部は、前記第1及び第2側方蓋部の前記背面と、前記第1及び第2側方蓋部と前記側面部との境界近傍で対向する、
    請求項1から3のいずれかに記載の箱詰め装置。
  5. 前記第3ガイド部は、前記上方蓋部の前面とさらに対向する、
    請求項1から4のいずれかに記載の箱詰め装置。
  6. 前記第3ガイド部は、前記第1側方蓋部の前記前面に対向する固定ガイド部と、前記第2側方蓋部の前記前面及び前記上方蓋部の前記前面に対向する可動ガイド部と、を有し、
    前記可動ガイド部は、前記箱の落下中は、前記上方蓋部の前記前面の中央部と少なくとも対向し、
    前記下ガイド機構は、前記可動ガイド部を、前記箱の落下後に、前記上方蓋部の前記前面と平行に駆動させる第2駆動部をさらに含み、
    前記第2駆動部は、前記箱の落下後に、前記可動ガイド部を、前記上方蓋部の前記前面の前記第2側方蓋部側の端部のみと対向する位置に駆動する、
    請求項5に記載の箱詰め装置。
  7. 前記第1駆動部は、前記第3ガイド部及び前記第4ガイド部の少なくとも一方を駆動することで、前記第3ガイド部及び前記第4ガイド部の少なくとも一方を前記第1及び第2側方蓋部に接触させ、前記箱を水平移動させる、
    請求項1から6のいずれかに記載の箱詰装置。
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