JP6050296B2 - 鞍乗り型車両のフロントカバー構造 - Google Patents

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Description

この発明は、鞍乗り型車両のフロントカバー構造に係り、ヘッドライトを囲むとともに複数部材で構成されたフロントカバーを有するものに関する。
ヘッドライトを囲むフロントカバーとして、ヘッドライトを直接囲むベースカウルと、その左右両側方へ重ねられるサイドカウルを備えたものが開示されている(特許文献1参照)。
特開2010−228533号公報
雨中での駐車時もしくは停車時には、ヘッドライトについた水滴が重力により表面を伝って下に流れ、ヘッドライトから、その周りを囲むフロントカバーへ移り、その下端部へ集まる。この状態で走り出すと、フロントカバーの下端部に集まっていた水滴の一部が、フロントカバー上を後方に向かい、走行風によりフロントカバーから車体後方へと飛散することがある。このように飛散すると、フロントカバーの後方に位置する乗員にまで水滴が飛散するおそれがあった。そこでこのような水滴の飛散を抑制することを目的とする。
上記課題を解決するため請求項1に記載した発明は、車体の前部に配置されたヘッドライト(24)を囲むフロントカバー(26)であって、複数の部材で構成された鞍乗り型車両のフロントカバー構造において、
前記フロントカバー(26)は、前記ヘッドライト(24)の少なくとも一部と連続したベースカウル(40)と、
このベースカウル(40)の下方に配置されて連結されるアンダーカウル(60)とを備え、
このアンダーカウル(60)は、前記ヘッドライト(24)の下方かつこのヘッドライト(24)の前方から後方へ前記ベースカウル(40)の側面に沿って延びるように構成され、
前記アンダーカウル(60)の前縁(61b)は、前記ベースカウル(40)と離間して設けられ、
前記アンダーカウル(60)は単一の部品で構成され、平面視が略U字状をなす前部(61)と、この前部(61)により接続される左右一対の側壁(67)を一体に有し、
前記ベースカウル(40)の側面と底面で前記アンダーカウル(60)を臨む位置に、前記ベースカウル(40)から外側へ張り出す段差部(46a)が設けられ、
この段差部(46a)に前記アンダーカウル(60)を当接することで前記ベースカウル(40)と前記アンダーカウル(60)の間に上方へ開放された溝部(80)を構成するとともに、
この溝部(80)が後方へ向かって次第に狭くなることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、上記請求項1において、前記アンダーカウル(60)の後端(64)は、前記ベースカウル(40)から離間して後方へ延出していることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、上記請求項1又は2において、前記アンダーカウル(60)の前端(61a)は、側面視でベースカウル(40)の前端(46c)より後方に位置することを特徴とする。
請求項に記載した発明は、上記請求項1〜のいずれか1項において、前記ベースカウル(40)の後方にリヤカバー(70)が配置され、
このリヤカバー(70)は前記ベースカウル(40)と前記アンダーカウル(60)とに連結されていることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、車体の前部に配置されたヘッドライト(24)を囲むフロントカバー(26)であって、複数の部材で構成された鞍乗り型車両のフロントカバー構造において、
前記フロントカバー(26)は、前記ヘッドライト(24)の少なくとも一部と連続したベースカウル(40)と、
このベースカウル(40)の下方に配置されて連結されるアンダーカウル(60)とを備え、
このアンダーカウル(60)は、前記ヘッドライト(24)の下方かつこのヘッドライト(24)の前方から後方へ前記ベースカウル(40)の側面に沿って延びるように構成され、
前記アンダーカウル(60)の前縁(61b)は、前記ベースカウル(40)と離間して設けられ、
前記鞍乗り型車両は、車体フレームの前端部に設けられたヘッドパイプ(12)と、このヘッドパイプ(12)へ回動可能に支持されるステアリングシャフト(13)と、前輪を軸支するフロントフォーク(14)と、このフロントフォーク(14)と前記ステアリングシャフト(13)を連結するトップブリッジ(16)と、このトップブリッジ(16)に取付けられたハンドル(22)とを備えるとともに、
前記ヘッドパイプ(12)もしくは前記フロントフォーク(14)に前記ヘッドライト(24)が支持され、
前記ベースカウル(40)の中央部より上方に、
後方に進むにつれ幅が細くなる略V字状のアッパーカウル(50)を左右対に設け、
前記ベースカウル(40)の上面で前記アッパーカウル(50)へ臨む位置に、前記ベースカウル(40)から上方へ張り出す段差部(44a)を設け、
この段差部(44a)に前記アッパーカウル(50)を当接することにより、前記ベースカウル(40)と前記アッパーカウル(50)の間に第2溝部(44e)を構成し、
この第2溝部(44e)の車体後方へ向かう延長線L上には前記ハンドル(22)が配置されていることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、上記請求項において、前記ベースカウル(40)と前記アンダーカウル(60)と前記アッパーカウル(50)は、それぞれ別部材で構成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、フロントカバーの表面から下端へ流れた水滴は、ベースカウルとアンダーカウルの間に収束されて保持される。ここで、水滴は飛散可能な小さな水滴より飛散しづらい大きなかたまりとなる。その後、走行風でベースカウルとアンダーカウルの間を後方へ移動する。
水がベースカウルとアンダーカウルの間を移動した後、ベースカウルとアンダーカウルとの間の終端に至ると、ここで放出され、水は車体下方、もしくは後方へと流れる。
そのため、フロントカバー後方に位置する乗員の顔等に対する水滴の飛散を避けることができる。
さらに、フロントカバーの表面を下端に流れた水滴は、ベースカウルとアンダーカウルの間に構成された溝部に集められる。
この溝部に集められた水は、走行風で飛散しにくくなるとともに、走行風により溝部内を速やかに後方へ移動する。このため溝部を利用して効果的に後方へ水を流すことができ、乗員への水の飛散をより少なくすることができる。
請求項の発明によれば、アンダーカウルの後端部をベースカウルよりも後方へ離隔して延ばしたので、溝部後端よりもアンダーカウルの後端部が後方へ長く延出する。したがって、延出する後端部によってアンダーカウル上を流れる走行風は、溝部の後端部近傍から、この部分へ影響しないように分離される。このため、溝部を通って後方へ流れた水が溝部後端から放出される際に、アンダーカウル上を流れて来た風に影響されずに水を放出可能になる。したがって、アンダーカウル上を流れた風による、溝部を流れた水の放出に対する影響を抑えることができる。
請求項の発明によれば、ベースカウルの前端がアンダーカウルの前端よりも前方に離隔されているので、まず走行風をベースカウルの前端で受け、後方のアンダーカウルへの直接的な走行風を和らげる。このため、溝部へ集められた水が強風により飛散することを和らげることができる。
請求項の発明によれば、ベースカウルとアンダーカウルを後方にてリヤカバーで連結したので、ベースカウルとアンダーカウルを後方にてリヤカバーで覆うことができる。このため、連結ベースカウルとアンダーカウルの表面を伝った水が後方に回り込み、ライト内部に入ることを避けることができるとともに、ベースカウルとアンダーカウルをより強固に締結することができる。
請求項の発明によれば、ベースカウル上方に付着した水滴は、重力により、下方へ流されアッパーカウルとベースカウルの間に構成された溝部に集められる。この溝部へ集められた水の一部は、走行風により車体後方へ流され、後方に進むにつれ幅が細くなる略V字状のアッパーカウルの先端に流れる。
先端に流れた水のうち一部は重力により端部から下方へ流れるが、他の一部は走行風により溝部延長線上へと飛散する。
しかし、この飛散した水は溝部延長線上に配置されるハンドルに当たり、下方へ落とされる。このため乗員への水の飛散を抑えることができる。
請求項の発明によれば、構成各部材を別部材で構成したので、各部位ごとに質感や色などを容易に変更することができる。
実施例に係る自動2輪車の右側面図 上記車両の車体前部における左側面図 上記車両の車体前部における平面図 図3における4−4線断面 フロントカバー部分における前部右側の斜視図 フロントカバーを左斜め後方から示す斜視図 図2の7−7線断面図 図7の断面について段差部と平行に示す図 図2の7−7線に沿う、アッパーカウル側の断面図 図2の7−7線に沿う断面図であり、図2のB矢示方向から示す図 ベースカウルの正面図をA、背面図をBに示す図 ベースカウルの側面図 左側のアッパーカウについて、Aに側面図、Bに平面図を示した図 アンダーカウルの斜視図をA、側面図をBに示した図 リヤカバーの側面図をA、後方からの斜視図をBに示した図 フロントカバーの構成各部を側面図で示した分解組立図
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。図1は本願発明が適用された自動2輪車の右側面図である。なお、本願において前後・上下・左右の各方向は車両を基準とする。具体的には、車両の直進走行時における乗員(ライダー)を基準とし、内外とは車体中心側を内側とする。
この鞍乗り型車両は、車体フレーム10の前端部に設けられたヘッドパイプ12に対して、左右一対のフロントフォーク14の上端部がトップブリッジ16及びボトムブリッジ18を介して回動自在に支持されている。フロントフォーク14の下端部には前輪20が支持されている。前輪20は、トップブリッジ16に固定されたハンドル22により操舵される。
ヘッドパイプ12の前方には、ヘッドライト24とその周囲を囲むフロントカバー26が配置されている。ヘッドライト24はヘッドパイプ12もしくはフロントフォーク14へ支持される(本実施例では、フロントフォーク14へ支持されている)。
符号28はフロントフェンダ、30はフロントカウル、32は運転者用のシート、34はエンジン、36はリヤスイングアーム、38は後輪である。
なお、フロントカウル30は、ヘッドパイプ12後方の車体フレーム10及びエンジン34の側部並びにシート32の下方左右までを覆い、その前端上部30aの高さは、略トップブリッジ16の位置と同じである。また、前端下部30bは略鋭角状に前方へ張り出し、ボトムブリッジ18及びフロントフォーク14の側方へ重なっている。
図2は車体前部の左側面図である。この図において、フロントカバー26は、ヘッドライト24の周囲を覆うベースカウル40と、その上部側面を覆うアッパーカウル50と、ベースカウル40の下部側面及び底部の一部を覆うアンダーカウル60と、これらの後方を覆うリヤカバー70とを備えた、複数の分割部から組立一体化された構成になっている。
ベースカウル40の上部には、ハンドル22の前方にてアッパーカウル50より上方へ突出するウィンドスクリーン44が一体化されている。ウィンドスクリーン44は後方斜め上がりに傾斜する斜面をなし、走行風をハンドル22の前上方へ流すようになっており、メーターバイザを兼ねている。
ヘッドライト24は、前面が後方斜め上がりに傾斜する曲面をなし、走行風を上方及び左右側面に沿って後方へ流すようになっている。ベースカウル40の先端部の一部はヘッドライト24の前面近傍となる側面へ密接し、ヘッドライトの前面と連続する曲面を有しており、ヘッドライト24から左右へ分かれた走行風を効率よくガイドできるようになっている。
アッパーカウル50は、ウィンドスクリーン44とヘッドライト24の上部との間を斜め上がり後方へ延びるアッパーカウル上部53と、その下方にてヘッドライト24の上部側面の後端に沿って、斜め上がりに後方へ延びるアッパーカウル下部55とを一体に有し、ヘッドライト24上方の走行風をアッパーカウル上部53に沿って後方のハンドル22方向へ流し、ヘッドライト24の上部側面へ回り込んだ走行風を、やはりアッパーカウル下部55に沿って後方のハンドル22方向へ流すようになっている。
アッパーカウル上部53とアッパーカウル下部55は、ヘッドライト24の上部後方にて鋭角で接続一体化し、この一体化した後部56は斜め上がり後方へ延び、その後端部56aはトップブリッジ16の前側上方でハンドル22へ接近した位置になっている。
後部56の後縁部56bは、フロントフォーク14と略平行にトップブリッジ16の前方に位置している。
アッパーカウル下部55の下縁部57は、斜め上がり後方へ略直線状に延びている。アッパーカウル下部55の前縁部58は、ヘッドライト24の側面で前端よりやや後方へ下がって位置し、ベースカウル40の上下方向における中間部46の前縁部46bに連続している。但し、前縁部46bの下端部(前端部)46cはヘッドライト24の下方へ回り込み、一部が前方へ突出している。
アッパーカウル上部53の側面視における前縁部52は、上部がウィンドスクリーン44の下端部へ連続し、下部はヘッドライト24の前面上部へ略面一で連続している。
ベースカウル40の下部表面は、アンダーカウル60で覆われる。アンダーカウル60は、斜め上がり後方へ傾斜して延びる側壁67を備える。側壁67は後方へ向かうほど幅が上方へ広がり、その後端部64は、アッパーカウル50及びトップブリッジ16へ接近するとともに、側面視で、フロントフォーク14に対して、アッパーカウル50の後部56における後端部56aとほぼ同程度の間隔となるような位置にある。
アンダーカウル60の前部61は、ベースカウル40の前側下部を下方から覆い、その前端部61aは、ベースカウル40の下端部46cより所定寸法dだけ後方へずれて位置している。
アンダーカウル60の後部からはベースカウル40の下部後方に形成された調整部48が下方へ突出しており、その底部に設けられた調節ネジ48dを締め付けたり、緩めることにより、ヘッドライト24のエイミング調整を可能にしている。
リヤカバー70は、ベースカウル40の後方を覆い、ベースカウル40とアンダーカウル60をそれぞれ結合固定している。
リヤカバー70の上部は、トップブリッジ16へ結合され(後述)、下部は支持ステー76によりボトムブリッジ18へボルト等(図示省略)により結合される。
ヘッドライト24の側面下部へ回り込んだ走行風は、ベースカウル40の中間部46及びアンダーカウル60に沿って後方へ流れる。
なお、図中の符号40aはベースカウル40の前縁部、61bはアンダーカウル60の前縁部である。ベースカウル40の前縁部40aは、アンダーカウル60の前縁部61bより前方に位置する。
図3は平面視である。ヘッドライト24は前方へ突出する略V字状をなし、ベースカウル40の上部である中央部42も、前方へ略V字状に突出する形状をなしてヘッドライト24の前面と面一に連続している。
また、中央部42の左右両側を覆うアッパーカウル50(アッパーカウル上部53)は、後方へ向かって拡開してハンドル22近傍まで延びている。したがって、前方からヘッドライト24へ向かってくる走行風は、ヘッドライト24及びフロントカバー26により車体中心CLから左右へ分かれて後方へ流れ、かつトップブリッジ16の前方にはメータ29が配置されている。
トップブリッジ16上には、図示を省略してあるが、ハンドルを構成するバーハンドルが取付けられており、その両端にハンドルグリップが取付けられている。なお、図2及び図3にてハンドル22として指示する部分はハンドルグリップであるが、本願の図面では、便宜的にハンドル全体を指すものとしてハンドル22を総称的に用いるものとする。
図4は、図3における4−4線断面であり、リヤカバー70の上部は上方後部に取付ボス73が設けられ、ここでラバー73aを介してトップブリッジ16の一部に形成された下方突出部16aに固定されている。
リヤカバー70の下部は、下方へステー76が突出し、図示されていないがボトムブリッジ18へボルト止めされている。
リヤカバー70の上部には前方へ斜め上がりに延出するメーター取付部71が設けられ、ここにメータ29が取付けられている。メーター取付部71の下方には、中央部42から後方へ略水平に延出する棚部49が設けられ、この下にヘッドライト24の上部後側が収容されている。
図5は、支持部材25及びフロントカバー26の前部右側の斜視図である。この状態において、ベースカウル40の下端部には段差部46aが設けられており、ヘッドライト24の前端下方部分を含めてヘッドライト24の周囲に沿って形成されている。
段差部46aのうち、ヘッドライト24の前端下方に位置する前端部46eはヘッドライト24の前端下方へ回り込んで左右へ連続している。この段差部46aには、ヘッドライト24の表面に沿って下方へ流れた雨水等の水滴Wが滴下して集められるようになっている。なお、段差部46aは斜め上がり後方へ延びている。
段差部46aを挟んで外側にはアンダーカウル60の側壁67が当接している。したがって、アッパーカウル下側取付部45、段差部46a及び側壁67に囲まれて上方へ開放された溝80が形成される。この溝80はアッパーカウル下側取付部45に沿って後方へ延び、後端82でフロントカバー26の後方へ開放されている。後端82の位置はアンダーカウル60の後端部64(図2)より前方に位置する。
なお、アッパーカウル下側取付部45には、開口45eが設けられているとともに、アッパーカウル下側取付部45とアンダーカウル60の側壁67との間に、段差部46aの幅の間隔があるため、この間隔から開口45eを通して、アッパーカウル下側取付部45の内側に収容されているヘッドライト24が見えるようになっている
図6は、フロントカバー26を左斜め後方から示す斜視図であり、アッパーカウル50の後縁部56bは、リヤカバー70の突出壁71cに接続し、アッパーカウル50の後方はリヤカバー70により塞がれている。
一方、アンダーカウル60の後端部64はリヤカバー70よりも後方へ突出し、リヤカバー70により塞がれていない。
アンダーカウル60の前部61は、調整部48の前方にて、ベースカウル40の下部前側を下方から覆っている。
図中の符号13は、ステアリングシャフトであり、ヘッドパイプ12の内側へ軸受けにより回動自在に支持され、上下をトップブリッジ16及びボトムブリッジ18へ固定されている。したがって、ハンドル22を回動させるとトップブリッジ16及びボトムブリッジ18を介してフロントフォーク14を回動させることができる。
図7は図2の7−7線断面であり、段差部46aの外側にはアンダーカウル60の側壁67が配置され、その上縁部66は段差部46aよりも高い位置まで突出している。
したがって、中間部46と段差部46a及びアンダーカウル60の側壁67に囲まれて上方へ開放された溝80が形成される。この溝80は、ベースカウル40の前部から後部まで連続して形成され、段差部46aへ滴下した水滴Wを走行風により後方へ流すようになっている。溝80の幅は、後方へ向かって次第に狭くなる。
図8は、図7の断面について溝80を段差部46aと平行になるよう、図2のA矢示方向から示すものであり、溝80の後端は後方へ開放され、その後方にハンドル22が位置している。
したがって、溝80を後方へ流れた水滴Wは、溝80の後端から出て滴下するが、そのまま後方へ流れると、ハンドル22で阻止される。
図9は、図2の7−7線に沿う、アッパーカウル50側の断面を示す。アッパーカウル上部53とその下に重なる上側アッパーカウル取付部43は、それぞれ側方へ斜め下がりに傾斜するとともに、アッパーカウル上部53の上端部54は、第1段差44aよりも上方へ突出している。このため、ウィンドスクリーン44と第1段差44a及びアッパーカウル上部53との間に溝部44eが形成される。
第1段差44aには、ウィンドスクリーン44の表面を流れた水滴Wが滴下し、この水滴Wを溝部44eに沿って走行風により後方へ流すようになっている。
図10は、この断面において、図2のB矢示のように第1段差44aと平行する方向から溝部44eを示す。上端部54はウィンドスクリーン44に沿って湾曲し、その結果、溝部44eも湾曲しながら斜め上がりに後方へ延び、図2に示すように、この溝部44eの延長線L上にハンドル22が位置する。
次に、フロントカバーの構成各部を詳細に説明する。
図11は、ベースカウル40の正面図をA、背面図をBに示す。また、図12はベースカウル40の側面図である。
ベースカウル40は大略逆三角形状をなし、中央に略逆三角形状のヘッドライト用開口41が形成されている。但し、ヘッドライト用開口41の上部は左右両側へ斜め上がりに切れ込んでいる。
ヘッドライト用開口41より上方は、中央部42が前方へ突出し、その左右は凹部になって上側アッパーカウル取付部43をなす。左右の上側アッパーカウル取付部43は、側方へ向かってそれぞれ切れ上がるように傾斜し、ここに係止溝43a、取付ボス43b、係止溝43c、取付ボス43dが内側から外方へ向かって順に並んで形成されている。これらにはアッパーカウル50のアッパーカウル上部53が取付けられている。
中央部42の上方はウィンドスクリーン44をなす。ウィンドスクリーン44は、前方及び左右へ向かって下り傾斜の曲面をなし、ウィンドスクリーン44の側面下部から第1段差44aを介して上側アッパーカウル取付部43がウィンドスクリーン44より外方へ張り出している。
第1段差44aは上側アッパーカウル取付部43に沿って内側下り傾斜で延び、中央部42と上側アッパーカウル取付部43の間を下方へ曲がった下向きの第2段差44bに連続している。
ウィンドスクリーン44には、第1段差44aの上方にも略V字状の第3段差44cが形成されている。
図11のBに示すように、ウィンドスクリーン44の内側で、第1段差44aと第3段差44cの間には、リヤカバー70の取付部44dが設けられている。
図12に示すように、ヘッドライト用開口41の側方切れ込み部の下側に沿ってアッパーカウル下側取付部45が形成される。アッパーカウル下側取付部45には、後方から前方に向かって順に、取付ボス45a、係止溝45b、取付ボス45c、係止溝45dが形成され、ここにアッパーカウル下部55が取付けられるようになっている。
係止溝45bと取付ボス45cの間には開口45eが開口している。
アッパーカウル下側取付部45の下方には、アンダーカウル60で覆われず外観面となる中間部46が形成され、中間部46の下方にアンダーカウル60が取付けられるアンダーカウル取付部47が形成される。
中間部46とアンダーカウル取付部47の境界には、段差部46aが形成されアンダーカウル取付部47は中間部46より一段外方へ高くなっている。
中間部46の前縁部46bは、アッパーカウル下側取付部45の前縁部から連続して前方斜めに傾斜し、その下端部は最前部をなす下端部46cとなっている。
アンダーカウル取付部47は、側面の前後に係止溝47a、47bが形成され、後部にはリヤカバー70の取付座部47cが形成されている。また、アンダーカウル取付部47の最前部をなす前端部47dは、中間部46の下縁部46dより後方へ下がった位置で、かつ下縁部46dよりも段差状をなして下方に位置する。
アンダーカウル取付部47の下部は、調整部48と区画される。アンダーカウル取付部47の下部の一部は調整部48より前方に位置し、この底面に溝47eが形成されている。調整部48は側面視略三角形状をなし、アンダーカウル取付部47とは後方斜め上がりの直線状の境界をなす。
調整部48の前端部は、アンダーカウル取付部47の下端部後端に形成された溝47eを挟んで位置し、調整部48の底部48aの上にスリット48bが形成されている。これらの溝47e及びスリット48bは、アンダーカウル60の前部61を係止する。
調整部48の底部48aには前後方向へ長いスリット48cが形成されている。この取付座部47cは、エーミング調整用である。
図13は、左側のアッパーカウル50について、Aに側面図、Bに平面図を示す。アッパーカウル50は左右一対で使用され、左側と右側は左右対称となっている。Aに示すように、アッパーカウル50のアッパーカウル上部53には、その内側面において、前縁部52の近傍に第1係合突起53a、その後方に第1取付ボス53b、その後方でアッパーカウル下部55との合流部近傍に第2係合突起53c、さらに後縁部56b近傍に第2取付ボス53dを備える。それぞれは内方かつ斜め後方へ向かって突出している。
アッパーカウル下部55の内面にも、下縁部57に沿って、後端部の第1取付ボス55a、その前方で前後方向中間部の第1係合突起55b、前端部近傍の第2取付ボス55c及び前端の第2係合突起55dが同様に設けられている。
図14は、Aにアンダーカウル60の斜視図を斜め上方から示し、Bに側面図を示す。
アンダーカウル60は平面視が略U字状をなす前部61と、この前部61により接続される左右一対の側壁67を一体に有する。
前部61は調整部48より前方となるアンダーカウル取付部47の下端部へ重なる部分であり、側壁67はアンダーカウル取付部47へ重なる部分である。
前部61には前後に係止突起62及び63が形成されている。これらにより、アンダーカウル取付部47の底面及び調整部48の前部へ係止する。また、側壁67の内側にも前後に係止突起67a、67bが形成され、
これらにより、アンダーカウル取付部47へ係止するようになっている。
側壁67の後端部64は幅広部をなし、その内側に取付突部65が内方へ突出形成されている。66は後端部64及び側壁67の上縁部である。
図15は、Aにリヤカバー70の側面図、Bに後方からの斜視図を示す。
リヤカバー70は上部にメーター取付部71を備える。メーター取付部71にはメータ取付穴71a、71bが形成されている。メーター取付部71の左右に上方へ突出する突出壁71cが形成されている。
左右の突出壁71cの上部には取付座74が設けられ、ここでベースカウル40の取付部44dへ結合されるようになっている。
メーター取付部71の後方斜め下がりに傾斜し、その後端部は上下方向へ後傾して延びる本体部72へ連続している。
本体部72の上部左右には、後方へ突出する取付ボス73が左右一対で設けられ、ここでトップブリッジ16へ締結されるようになっている。
本体部72の上下方向中間部の左右には、ボス75が設けられ、ここで、アンダーカウル60の取付突部65を締結されるようになっている。
本体部72の下部には、左右一対で下方へ延出するステー76が形成され、ここでボトムブリッジ18へ締結されるようになっている。
本体部72の上下方向中間部左右には、前方へ突出するステー77が一体に設けられ(図15のA)、この先端に形成された通し穴77cをアンダーカウル取付部47の取付座部47cに重ねて締結することにより、ベースカウル40とリヤカバー70を連結一体化するようになっている。
次に、フロントカバー26の組立を説明する。図16は構成各部を側面図で示した分解組立図である。
アッパーカウル50をベースカウル40の上部に取付ける。まず、アッパーカウル上部53を上側アッパーカウル取付部43上へ、アッパーカウル下部55をアッパーカウル下側取付部45上へ重ね、第1係合突起53a、第2係合突起53cを係止溝43a、係止溝43cへ差し込み、第2係合突起55d、第1係合突起55bを係止溝45d、係止溝45bへ差し込み、位置決めしてからアッパーカウル50を後方へ押すと、第1係合突起53a及び第2係合突起53cと係止溝43a及び係止溝43cとが係合し、第2係合突起55d及び第1係合突起55bが、係止溝45d及び係止溝45bと係合し、同時に第1取付ボス53b及び第2取付ボス53dが取付ボス43b及び取付ボス43dへ重なり、第1取付ボス55a及び第2取付ボス55cが取付ボス45a及び取付ボス45cへ重なるので、内側からタッピングスクリュー等で結合一体化する。
これにより、アッパーカウル50がベースカウル40の上部へ取付けられ、溝部44eが形成される。
次に、ベースカウル40の内側へヘッドライト24を取付け、ベースカウル40の後方に予めメータ29を取付けたリヤカバー70を被せ、ステー77の通し穴77cを取付座部47cの外側に重ね、側方よりボルト止めする。また、メーター取付部71をウィンドスクリーン44の内側へ入れ、取付座74を取付44dへ重ねてボルト止めする。
次に、アンダーカウル60を取付ける。まず、ベースカウル40のアンダーカウル取付部47前側下方より前部61をアンダーカウル取付部47の前部下方へ被せ、側壁67をアンダーカウル取付部47の上へ重ねる。この状態で、係止突起62を前端部47dへ差し込み、係止突起63をスリット48bへ入れ、さらに係止突起67a、係止突起67bを係止溝47a、係止溝47bへ差し込み、アンダーカウル60を後方へ押すと、前部61と前端部47d、係止突起63とスリット48b、係止突起67aと係止溝47a、係止突起67bと係止溝47bがそれぞれ係合する。
したがって、後方へ押すだけの操作で、アンダーカウル60を係合により、ベースカウル40へ簡単迅速に取付できる。また、後端部64の取付突部65がボス75へ当接しているので、ここでボルト止めするとアンダーカウル60がリヤカバー70と一体化される。
このように、アンダーカウル60をベースカウル40へ係合で取付けるだけでも、リヤカバー70を介して、アンダーカウル60とベースカウル40が締結で結合されているため、アンダーカウル60は確実に取付けられる。
これにより、フロントカバー26はヘッドライト24を囲んだ状態で一体化されるので、フロントカバー26をヘッドパイプ12の前方に位置させ、取付ボス73をトップブリッジ16の下方突出部16aに取付ける。
さらにステー76をボトムブリッジ18の前方に重ね、前方からボルトでボトムブリッジ18へ取付ける。これにより、フロントカバー26をトップブリッジ16の上部へ取付できる。
次に、本実施例の作用を説明する。雨水の中で駐車又は停車すると、フロントカバー26の表面に付着した水滴は、重力によりフロントカバー26の表面を伝って下方へ流れ、やがてベースカウル40の段差部46aとアンダーカウル60との間に形成された溝80へ集められる。また、ヘッドライト24の表面へ付着した水滴も、同様にレンズ面を下方へ流れて、やがてフロントカバーの表面を流れて溝80へ集められる。
このように溝80へ集められた水は、比較的大きな固まりになる。その後、走行を開始すると、溝80の水は飛散しにくい状態になっている。
また、溝80内へ走行風が流れると、走行風でベースカウルとアンダーカウルの間に形成されている溝80内を後方へ移動する。
水が溝80の後端部に至ると、ここで放出され、水は車体下方、もしくは後方へと流れる。このためフロントカバー26後方に位置する乗員の顔等に対する水滴の飛散を避けることができる。
また、走行風で飛散しにくくなるとともに、走行風により溝80内を速やかに後方へ移動する。このため溝部を利用して効果的に後方へ水を流すことができ、乗員への水の飛散をより少なくすることができる。
なお、溝80は必ずしも必要ではなく、水を集めやすくした凹部のようなものでもよい。
さらに、アンダーカウルの後端部64をベースカウル40の後端部よりも後方へ離隔して延ばしたので、溝80の後端よりもアンダーカウルの後端部64が後方へ長く延出する。したがって、延出する後端部64によってアンダーカウル60上を流れる走行風が、溝80の後端部近傍へ影響しないように分離できる。このため、溝80を通って後方へ流れた水が溝80後端から放出される際に、アンダーカウル60上を流れて来た風に影響されずに水を放出可能になる。したがって、アンダーカウル60上を流れた風による、溝80を流れた水の放出に対する影響を抑えることができる。
また、ベースカウル40の前端部46cがアンダーカウル60の前端部61aよりも前方に離隔しているので、走行風をまず、ベースカウル40の前端部で受け、後方のアンダーカウル60への直接的な走行風を和らげる。このため、溝80へ集められた水が強風により飛散することを和らげることができる。
さらに、図16に示すように、ベースカウル40は後端部のアンダーカウル取付部47に設けられた取付座部47cを、リヤカバー70のステー77へ締結により結合し、
アンダーカウル60は、後端部に設けられた取付突部65を、リヤカバー70のボス75と締結により結合したので、ベースカウル40とアンダーカウル60の後方に開放された開口部をリヤカバーで覆うことができる。このため、ベースカウル40とアンダーカウル60の表面を伝った水が後方に回り込み、ヘッドライト24の内部に入ることを避けることができるとともに、ベースカウル40とアンダーカウル60をより強固に締結することができる。
また、図9及び10に示すように、ウィンドスクリーン44など、ベースカウル40の上方に付着した水滴Wは、重力により下方へ流されアッパーカウル50のアッパーカウル上部53とベースカウル40の第1段差部44a間に構成された溝部44eに集められる。この溝部44eへ集められた水の一部は、走行風により車体後方へ流され、後方に進むにつれ幅が細くなる略V字状のアッパーカウル上部53の先端に流れる。
先端に流れた水のうち一部は重力により端部から下方へ流れるが、他の一部は走行風により溝部44eの延長線上へと飛散する。
しかし、図10に明らかなように、溝部44eの延長線上にハンドル22が配置されているので、溝部44eの先端から飛散した水はハンドル22に当たり、下方へ落とされる。このため乗員への水の飛散を抑えることができる。
さらに、フロントカバー26の構成部材である、ベースカウル40、アッパーカウル50及びアンダーカウル60をそれぞれ別部材で構成したので、各部位ごとに質感や色などを容易に変更することができる。例えば、各部材毎に色を変えて製造すれば、これらを組み合わせて組み立てるだけで、塗装することなく、複合色のフロントカバーを製造できる。
なお、本願発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。
例えば、本願発明の適用されるフロントカバー26は必ずしも複数部材からなる必要はなく単一の部材であってもよい。但し、複数部材による分割構成にすれば、溝80や44eを容易に形成できる。複数部材の場合には分割数は任意である。
また、フロントカバーの各構成部材間の結合は、特に限定しない限り、締結以外の種々構造を採用できる。
また、本願が適用される車両が、自動2輪車でなくとも、鞍乗り型車両であればよい。
12:ヘッドパイプ、14:フロントフォーク、16:トップブリッジ、18:ボトムブリッジ、22:ハンドル、24:ヘッドライト、26:フロントカバー、30:フロントカウル、40:ベースカウル、41:ヘッドライト用開口、43:上側アッパーカウル取付部、44:ウィンドスクリーン、44a:第1段差、44e:溝、45:アッパーカウル下側取付部、46:中間部、46a:段差部、46e:前端部、47:アンダーカウル取付部、50:アッパーカウル、53:アッパーカウル上部、55:アッパーカウル下部、60:アンダーカウル、70:リヤカバー、71:メーター取付部、72:本体部、80:溝

Claims (6)

  1. 車体の前部に配置されたヘッドライト(24)を囲むフロントカバー(26)であって、複数の部材で構成された鞍乗り型車両のフロントカバー構造において、
    前記フロントカバー(26)は、前記ヘッドライト(24)の少なくとも一部と連続したベースカウル(40)と、
    このベースカウル(40)の下方に配置されて連結されるアンダーカウル(60)とを備え、
    このアンダーカウル(60)は、前記ヘッドライト(24)の下方かつこのヘッドライト(24)の前方から後方へ前記ベースカウル(40)の側面に沿って延びるように構成され、
    前記アンダーカウル(60)の前縁(61b)は、前記ベースカウル(40)と離間して設けられ
    前記アンダーカウル(60)は単一の部品で構成され、平面視が略U字状をなす前部(61)と、この前部(61)により接続される左右一対の側壁(67)を一体に有し、
    前記ベースカウル(40)の側面と底面で前記アンダーカウル(60)を臨む位置に、前記ベースカウル(40)から外側へ張り出す段差部(46a)が設けられ、
    この段差部(46a)に前記アンダーカウル(60)を当接することで前記ベースカウル(40)と前記アンダーカウル(60)の間に上方へ開放された溝部(80)を構成するとともに、
    この溝部(80)が後方へ向かって次第に狭くなることを特徴とする鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
  2. 前記アンダーカウル(60)の後端(64)は、前記ベースカウル(40)から離間して後方へ延出していることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
  3. 前記アンダーカウル(60)の前端(61a)は、側面視でベースカウル(40)の前端(46c)より後方に位置することを特徴とする請求項1又は2記載の鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
  4. 前記ベースカウル(40)の後方にリヤカバー(70)が配置され、
    このリヤカバー(70)は前記ベースカウル(40)と前記アンダーカウル(60)とに締結されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
  5. 車体の前部に配置されたヘッドライト(24)を囲むフロントカバー(26)であって、複数の部材で構成された鞍乗り型車両のフロントカバー構造において、
    前記フロントカバー(26)は、前記ヘッドライト(24)の少なくとも一部と連続したベースカウル(40)と、
    このベースカウル(40)の下方に配置されて連結されるアンダーカウル(60)とを備え、
    このアンダーカウル(60)は、前記ヘッドライト(24)の下方かつこのヘッドライト(24)の前方から後方へ前記ベースカウル(40)の側面に沿って延びるように構成され、
    前記アンダーカウル(60)の前縁(61b)は、前記ベースカウル(40)と離間して設けられ、
    前記鞍乗り型車両は、車体フレームの前端部に設けられたヘッドパイプ(12)と、このヘッドパイプ(12)へ回動可能に支持されるステアリングシャフト(13)と、前輪を軸支するフロントフォーク(14)と、このフロントフォーク(14)と前記ステアリングシャフト(13)を連結するトップブリッジ(16)と、このトップブリッジ(16)に取付けられたハンドル(22)とを備えるとともに、
    前記ヘッドパイプ(12)もしくは前記フロントフォーク(14)に前記ヘッドライト(24)が支持され、
    前記ベースカウル(40)の中央部より上方に、
    後方に進むにつれ幅が細くなる略V字状のアッパーカウル(50)を左右対に設け、
    前記ベースカウル(40)の上面で前記アッパーカウル(50)へ臨む位置に、前記ベースカウル(40)から上方へ張り出す段差部(44a)を設け、
    この段差部(44a)に前記アッパーカウル(50)を当接することにより、前記ベースカウル(40)と前記アッパーカウル(50)の間に第2溝部(44e)を構成し、
    この第2溝部(44e)の車体後方へ向かう延長線L上には前記ハンドル(22)が配置されていることを特徴とする鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
  6. 前記ベースカウル(40)と前記アンダーカウル(60)と前記アッパーカウル(50)は、それぞれ別部材で構成されていることを特徴とする請求項5記載の鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
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