JP6049904B2 - 粘着剤組成物 - Google Patents

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本発明は、粘着剤組成物及びその用途に関する。
粘着剤は、適用の便宜性などの長所によって多様な用途に使用されている。粘着剤は、例えば、粘着性を有する樹脂、例えば、アクリル共重合体などを使用して製造することができ、凝集力などを考慮して前記粘着性を有する樹脂を架橋剤などを使用して架橋させることができる(例えば、特許文献1及び2など参照)。粘着剤を架橋させるためには、熟成工程などの追加的な工程が必要であり、このような追加的な工程は、生産性などにおいてマイナス要因になり得る。
一方、導電性フィルムとしては、基材に導電性薄膜(例えば、ITO膜)が積層されたものが一般的に使用されている。また、導電性フィルムは、基材において導電性薄膜を設置しない側には、他の部材との接合のために粘着剤層が設置された、粘着剤層付き導電性フィルムとして使用される。
通常、前記導電性フィルムの場合、前記導電性薄膜と粘着剤層との間にハードコーティング層を形成し、このようなハードコーティング層は、導電性フィルムの表面に発生し得るスクラッチなどを防止する役目をする。
一方、ハードコーティング層に、さらに、導電性フィルムの表面にスクラッチ発生や破損防止のために保護フィルムを前記ハードコーティング層上に形成することができる。保護フィルムの1つの形態で粘着テープが使用されることができる。しかし、粘着テープの製造過程中にコーティング及び乾燥過程後の低い硬化速度に起因してロール形態で巻取する場合、最外角から内側に行くほど押圧の跡が残っている現象(以下、「オレンジの皮現象」という)が発生する。
これを解決するために、特許文献3は、触媒含量をふやして硬化速度を速くする技術を提案している。しかし、前記技術の場合にも、粘着テープの硬化速度は速くすることができるが、付加的にポットライフが短く、生産性の側面で短所が発生している。
韓国特許公開第2010−0039274号公報 韓国特許公開第2013−0030669号公報 韓国特許公開第2010−0014701号公報
本発明は、粘着剤組成物及びその用途を提供する。
例示的な粘着剤組成物は、粘着剤組成物であることができる。より具体的に、前記粘着剤組成物は、導電性積層体に形成されるハードコーティング層を保護するフィルムを形成することができる粘着剤組成物であることができる。
前記粘着剤組成物は、アクリル粘着樹脂を含むことができる。本明細書で、用語「アクリル粘着樹脂」とは、アクリル単量体重合単位を50重量%以上含む粘着性樹脂を意味することができる。また、用語「アクリル単量体」とは、通常的に使用されるアクリル単量体を意味することができ、本明細書では、アクリル酸、メタクリル酸またはその誘導体を意味することができる。
1つの例示で、前記アクリル粘着樹脂は、アルキル(メタ)アクリレートの重合単位及び架橋性官能基含有共重合性単量体の重合単位を含むことができる。本明細書で、用語「所定単量体の重合単位」というのは、前記所定単量体が前記粘着樹脂を製造するための重合工程に使用され、重合後に前記粘着樹脂の主鎖または側鎖などのような骨格を形成している形態を意味することができる。
前記アルキル(メタ)アクリレートは、特に制限されず、凝集力、ガラス転移温度及び粘着性などの物性を考慮して、炭素数1〜20、炭素数1〜16、炭素数1〜12または炭素数4〜10のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートを使用することができる。前記でアルキル基は、直鎖、分岐鎖または環形であることができる。このようなアルキル(メタ)アクリレートの例としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート及びテトラデシル(メタ)アクリレートなどが挙げられ、このうち1種または2種以上が樹脂に重合された形態で含まれることができる。
前記架橋性官能基含有共単量体は、前記アクリル粘着樹脂に架橋剤と反応することができる架橋性官能基を提供することができる。本明細書で、用語「架橋性官能基含有共単量体」は、架橋性官能基と共重合性部位を同時に有する単量体を含む意味である。このような架橋性官能基の例としては、ヒドロキシ基、カルボキシル基、エポキシ基またはイソシアネート基などが挙げられ、好ましくはヒドロキシ基であることができるが、これに制限されるものではない。アクリル粘着樹脂の製造分野では、前記のような架橋性官能基を前記アクリル粘着樹脂に提供することができる多様な単量体が公知とされており、本発明では、前記のような単量体を制限なく使用することができる。例えば、ヒドロキシ基を有する単量体としては、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、8−ヒドロキシオクチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチレングリコール(メタ)アクリレートまたは2−ヒドロキシプロピレングリコール(メタ)アクリレートなどを使用することができる。
1つの例示で、前記アクリル粘着樹脂は、アルキル(メタ)アクリレート重合単位70重量部〜99重量部及び架橋性官能基含有単量体の重合単位5〜30重量部を含むことができる。本明細書で単位「重量部」は、各成分間の重量比率を意味することができる。例えば、アクリル粘着樹脂が(メタ)アクリル酸エステル単量体70重量部〜99重量部及び架橋性官能基含有単量体5重量部〜30重量部から由来する重合された単位を含むというのは、アクリル粘着樹脂の重合された単位を形成する(メタ)アクリル酸エステル単量体(A)及び架橋性官能基含有単量体(B)の重量を基準とする比率(A:B)が70〜99:5〜30の場合を意味することができる。また、他の例示で、前記アクリル粘着樹脂は、アルキル(メタ)アクリレートの重合単位70重量部〜90重量部及び架橋性官能基含有単量体重合単位10重量部〜30重量部を含むことができる。また、他の例示で、前記アクリル粘着樹脂は、アルキル(メタ)アクリレートの重合単位80重量部〜90重量部及び架橋性官能基含有単量体重合単位10重量部〜20重量部を含むことができる。
前記アクリル粘着樹脂は、窒素原子を含む共重合性単量体の重合単位をさらに含むことができる。
1つの例示で、前記窒素原子を含む共重合性単量体は、下記化学式1で表示されることができる。
Figure 0006049904
前記化学式1で、Rは、水素またはアルキル基であり、R及びRは、それぞれ独立に、水素、アルキル基、アルコキシ基、ケトン基またはアルキレン基である。
本明細書で用語「アルキル基またはアルコキシ基」は、特に別途規定しない限り、炭素数1〜20、炭素数1〜16、炭素数1〜12、炭素数1〜8または炭素数1〜4のアルキル基またはアルコキシを意味することができる。前記アルキル基またはアルコキシ基は、直鎖状、分岐鎖状または環形であることができる。前記アルキル基は、1つ以上の置換基によって置換されているか、または非置換された状態であることができる。また、本明細書で、用語「ケトン基」は、特に別途規定しない限り、炭素数1〜20、炭素数1〜16、炭素数1〜12、炭素数1〜8または炭素数1〜4のケトン基であることができる。また、本明細書で、用語「アルキレン基」は、特に別途規定しない限り、炭素数1〜20、炭素数1〜16、炭素数1〜12、炭素数1〜8または炭素数1〜4のアルキレン基であることができる。前記アルキレン基は、直鎖状、分岐鎖状または環形であることができる。前記アルキレン基は、必要な場合、1つ以上の置換基によって置換されていることができる。
前記窒素原子を含む共重合性単量体の種類は、特に制限されないが、(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N−(ヒドロキシエチル)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリルアミド及びN,N−メチレンビス(メタ)アクリルアミドよりなる群から選択された1種以上などが使用されることができるが、これに制限されるものではない。
本発明の粘着剤組成物は、前記窒素原子を含む共重合性単量体を含み、後述する官能基を有する架橋性単量体及び架橋剤の反応を促進させることができ、これによって、アクリル粘着樹脂の養生時間を短縮させることができる。
1つの例示で、前記アクリル粘着樹脂は、アルキル(メタ)アクリレートの重合単位70重量部〜99重量部、架橋性官能基含有単量体重合単位5重量部〜30重量部及び窒素原子を含む共重合性単量体重合単位0.01重量部〜10重量部を含むことができる。また、他の例示で、前記アクリル粘着樹脂は、アルキル(メタ)アクリレートの重合単位70重量部〜90重量部、架橋性官能基含有単量体重合単位10重量部〜30重量部及び窒素原子を含む共重合性単量体重合単位0.1重量部〜5重量部を含むことができる。また、他の例示で、前記アクリル粘着樹脂は、アルキル(メタ)アクリレートの重合単位80重量部〜90重量部、架橋性官能基含有単量体重合単位10重量部〜20重量部及び窒素原子を含む共重合性単量体重合単位0.5重量部〜2.5重量部を含むことができる。前記アクリル粘着樹脂に含まれる単量体重合単位の含量を前述した範囲に調節して、前記粘着剤組成物の粘着力及び貯蔵弾性率を適切に調節することができる。
本発明で前記のようなアクリル粘着樹脂は、この分野の通常の重合方式、例えば、溶液重合(Solution polymerization)、光重合(Photo polymerization)、塊状重合(Bulk polymerization)、懸濁重合(Suspension polymerization)または乳化重合(Emulsion polymerization)などのような方式で製造することができ、好ましくは、溶液重合方式で製造することができる。
前記粘着剤組成物は、金属キレート化合物を含むことができる。
例示的な金属キレート化合物は、スズを含まない金属キレート化合物であることができる。
前記スズを含まない金属キレート化合物の種類は、特に制限されるものではないが、例えばアルミニウム、ジルコニウム、チタン、亜鉛、バリウム、カルシウム、銅、ストロンチウム、クロム、コバルト、鉄、インジウム、マグネシウム、マンガン及びニッケルよりなる群から選択される1つ以上の金属原子を含むことができ、好適には、アルミニウム、ジルコニウム、チタン及び亜鉛よりなる群から選択される1つ以上の金属原子を含むことができる。本発明の粘着剤組成物が前述したスズを含まない金属キレート化合物を含むことによって、前記粘着剤組成物の初期硬化速度を高めながらも、適正なポットライフ(pot life)の確保を可能にし、また、貯蔵安定性も適正水準に維持させることができる。
金属キレート化合物において形成される配位結合の数は、使用される金属原子の種類や目的する効果を考慮して適正範囲に選択されることができ、特に制限されるものではないが、例えば、前記化合物において金属原子の配位数(coordinate number)は、3〜20または4〜16であることができる。本明細書で用語「配位数」は、前記金属原子とリガンド間に形成されている配位結合の数を意味することができる。このような範囲で金属キレート化合物は粘着剤組成物の適正な初期硬化速度、貯蔵安定性及び作業性が維持されるようにすることができる。
1つの例示で、前記金属キレート化合物は、下記化学式2で表示されるリガンドを含むことができる。
Figure 0006049904
前記化学式2で、R及びRは、それぞれ独立に、水素、アルキル基またはアルコキシ基である。また、前記化学式2で、点線は、二重結合が炭素−酸素または炭素−炭素の間に存在することができることを示す。
金属キレート化合物に含まれるリガンドとしては、アセチルアセトネート系リガンド(acetylacetonates)、アセトアセテート系リガンド(acetoacetates)、アセトネート系リガンド(acetonates)、アミン系リガンド(amines)、ラクテート系リガンド(lactates)、カルボン酸系リガンド(carboxylic acids)、シトレート系リガンド(citrates)またはグリコール系リガンド(glycols)などが例示されることができ、適正するようにアセチルアセトネート、アセトアセテート、アセトネート、エチルアセトアセテートまたはこれらの誘導体などを使用することができる。
使用可能なリガンドのより具体的な例としては、例えば、アセチルアセトネート(acetylacetonate)、アルキルアセトアセテート(alkyl acetoacetate)、アルキレンジアミンテトラアセテート(alkylenediaminetetraacetate)、ジイソアルコキシビスアルキルアセトアセテート(diisoalkoxybisalkyl acetoacetate)、ジイソプロポキシビスアルキルアセトアセテート(diisopropoxybisalkyl acetoacetate)、ジ−n−アルコキシ−ビスアルキル−アセトアセテート(di−n−alkoxy−bisalkyl acetoacetate)またはヒドロキシアルキレンジアミントリアセテート(hydroxyalkylenediamine triacetate)などが使用されることができる。
前記金属キレート化合物は、前記アクリル粘着樹脂100重量部に対して0.005重量部〜5重量部、0.0075〜3重量部または0.01〜1重量部で含まれることができる。前記金属キレート化合物の含量を前述した範囲内で調節することによって、前記粘着剤組成物の初期硬化速度を速くして、保護フィルムの製造時にロール形態で巻取によるオレンジの皮現象を防止することができ、ポットライフ及び貯蔵弾性率を適切に調節する効果を示すことができる。
本発明による粘着剤組成物は、前記アクリル粘着樹脂を架橋させることができる成分であって、多官能性架橋剤をさらに含むことができる。前記多官能性架橋剤は、前記架橋性官能基と反応する官能基を2個以上、例えば2個〜6個を有するものなら、制限なしに使用されることができる。
前記粘着剤組成物に含まれる前記多官能性架橋剤は、例えば、イソシアネート化合物またはその混合物であることができる。本明細書で用語「イソシアネート化合物」というのは、イソシアネート基(−NCO)を2個以上または2個〜6個を有する化合物を意味することができる。
前記多官能性架橋剤としてイソシアネート化合物の混合物を使用する場合、特に制限されるものではないが、例えば、前記イソシアネート化合物の混合物は、脂肪族非環形ジイソシアネート化合物及び脂肪族環形ジイソシアネート化合物の混合物であることができる。
前記混合物の混合比率は、特に制限されるものではないが、例えば、脂肪族非環形ジイソシアネート化合物及び脂肪族環形ジイソシアネート化合物を1:9〜9:1または2:8〜8:2の重量比率範囲内であることができる。
前記イソシアネート化合物としては、例えば、2,2−ジメチルペンタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサンジイソシアネート、ブテンジイソシアネート、1,3−ブタジエン−1,4−ジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、1,6,11−ウンデカトリイソシアネート、1,3,6−ヘキサメチレントリイソシアネート、1,8−ジイソシアネート−4−イソシアネートメチルオクタン、ビス(イソシアネートエチル)カーボネート、ビス(イソシアネートエチル)エーテルなどの脂肪族イソシアネート化合物;イソホロンジイソシアネート、1,2−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、1,3−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、メチルシクロヘキサンジイソシアネート、ジシクロヘキシルジメチルメタンイソシアネート、2,2−ジメチルジシクロヘキシルメタンイソシアネートなどの脂環族イソシアネート化合物;キシリレンジイソシアネート(XDI)、ビス(イソシアネートエチル)ベンゼン、ビス(イソシアネートプロピル)ベンゼン、ビス(イソシアネートブチル)ベンゼン、ビス(イソシアネートメチル)ナフタレン、ビス(イソシアネートメチル)ジフェニルエーテル、フェニレンジイソシアネート、エチルフェニレンジイソシアネート、イソプロピルフェニレンジイソシアネート、ジメチルフェニレンジイソシアネート、ジエチルフェニレンジイソシアネート、ジイソプロピルフェニレンジイソシアネート、トリメチルベンゼントリイソシアネート、ベンゼントリイソシアネート、ビフェニルジイソシアネート、トルイジンジイソシアネート、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、3,3−ジメチルジフェニルメタン−4,4−ジイソシアネート、ビベンジル−4,4−ジイソシアネート、ビス(イソシアネートフェニル)エチレン、3,3−ジメトキシビフェニル−4,4−ジイソシアネート、ヘキサヒドロベンゼンジイソシアネート、ヘキサヒドロジフェニルメタン−4,4−ジイソシアネートなどの芳香族イソシアネート化合物;ビス(イソシアネートエチル)スルフィド、ビス(イソシアネートプロピル)スルフィド、ビス(イソシアネートヘキシル)スルフィド、ビス(イソシアネートメチル)スルホン、ビス(イソシアネートメチル)ジスルフィド、ビス(イソシアネートプロピル)ジスルフィド、ビス(イソシアネートメチルチオ)メタン、ビス(イソシアネートエチルチオ)メタン、ビス(イソシアネートエチルチオ)エタン、ビス(イソシアネートメチルチオ)エタン、1,5−ジイソシアネート−2−イソシアネートメチル−3−チアペンタンなどの含硫脂肪族イソシアネート化合物;ジフェニルスルフィド−2,4−ジイソシアネート、ジフェニルスルフィド−4,4−ジイソシアネート、3,3−ジメトキシ−4,4−ジイソシアネートジベンジルチオエーテル、ビス(4−イソシアネートメチルベンゼン)スルフィド、4,4−メトキシベンゼンチオエチレングリコール−3,3−ジイソシアネート、ジフェニルジスルフィド−4,4−ジイソシアネート、2,2−ジメチルジフェニルジスルフィド−5,5−ジイソシアネート、3,3−ジメチルジフェニルジスルフィド−5,5−ジイソシアネート、3,3−ジメチルジフェニルジスルフィド−6,6−ジイソシアネート、4,4−ジメチルジフェニルジスルフィド−5,5−ジイソシアネート、3,3−ジメトキシジフェニルジスルフィド−4,4−ジイソシアネート、4,4−ジメトキシジフェニルジスルフィド−3,3−ジイソシアネートなどの含硫芳香族イソシアネート化合物;2,5−ジイソシアネートチオフェン、2,5−ビス(イソシアネートメチル)チオフェン、2,5−ジイソシアネートテトラヒドロチオフェン、2,5−ビス(イソシアネートメチル)テトラヒドロチオフェン、3,4−ビス(イソシアネートメチル)テトラヒドロチオフェン、2,5−ジイソシアネート−1,4−ジチアン、2,5−ビス(イソシアネートメチル)−1,4−ジチアン、4,5−ジイソシアネート−1,3−ジチオラン、4,5−ビス(イソシアネートメチル)−1,3−ジチオラン、4,5−ビス(イソシアネートメチル)−2−メチル−1,3−ジチオランなどの含硫複素環イソシアネート化合物の中から選択された1種または2種以上が使用されることができる。
また、前記イソシアネート化合物以外も、前述した効果を考慮して、必要な場合、例えばエポキシ化合物またはメラミン化合物などのような他の架橋剤を使用することができる。
前記エポキシ化合物としては、例えば、エチレングリコールジグリシジルエーテル、トリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、N,N,N’,N’−テトラグリシジルエチレンジアミンまたはグリセリンジグリシジルエーテルなどを使用することができ、前記メラミン化合物としては、例えばアミノ基またはブトキシ基を含有するメラミン樹脂とメトキシ基を含有するメラミン化合物を使用することができ、具体的には、サイテック(CYTEC)社のCYMEL 325、CYMEL 327;ビプ(BIP)社のBE 3748、BE 3040;モンサント(MONSANTO)社のRESIMENE717;ユナイテッドカーバイド(UNITED CARBIDE)社のCYMEL 303、アメリカンシアンアミド(AMERICAN CYANAMID)社のCYMEL 1130などを使用することができる。
1つの例示で、前記多官能性架橋剤の含量は、アクリル粘着樹脂100重量部に対して0.01重量部〜20重量部、0.05重量部〜10重量部、0.1重量部〜5重量部で含まれることができる。前記多官能性架橋剤の含量を前述した範囲内で制御することによって、前記粘着剤組成物の初期硬化速度を高めることができ、ポットライフを遅延させることができ、貯蔵弾性率を適切に調節することができる。
本発明による前記粘着剤組成物は、架橋遅延剤をさらに含むことができる。前記架橋遅延剤は、本発明のようなイソシアネート化合物を架橋剤とする粘着剤組成物において、架橋剤が有するイソシアネート基をブロック(block)することによって、粘着剤組成物の過剰な粘度上昇を抑制することができる。前記架橋遅延剤の種類は、特に制限されるものではないが、例えば、アセチルアセトン、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸オクチル、アセト酢酸オレイル、アセト酢酸ラウリル、アセト酢酸ステアリルなどのβ−ケトエステルや、2,4−ヘキサンジオン、ベンゾイルアセトンなどを使用することができるが、好ましくは、アセチルアセトンを使用することができる。
前記粘着剤組成物に含まれる架橋遅延剤の含量は、アクリル粘着樹脂100重量部に対して1重量部〜20重量部、2.5重量部〜15重量部または5重量部〜10重量部で含まれることができる。前記架橋遅延剤の含量を前述した範囲に調節することによって、前述した架橋剤をアクリル粘着樹脂に配合した後に、粘着剤組成物の過剰な粘度上昇やゲル化を抑制し、粘着剤組成物の貯蔵安定性を延長させることができる。
粘着剤組成物は、必要に応じて粘着性付与剤をさらに含むことができる。粘着性付与剤としては、例えば、ヒドロカーボン樹脂またはその水素添加物、ロジン樹脂またはその水素添加物、ロジンエステル樹脂またはその水素添加物、テルペン樹脂またはその水素添加物、テルペンフェノール樹脂またはその水素添加物、重合ロジン樹脂または重合ロジンエステル樹脂などの一種または二種以上の混合を使用することができるが、これに制限されるものではない。粘着性付与剤は、アクリル粘着樹脂100重量部に対して、100重量部以下の量で粘着剤組成物に含まれることができる。
一方、本発明による前記粘着剤組成物には、前述した成分にさらにシランカップリング剤;エポキシ樹脂;紫外線安定剤;酸化防止剤;調色剤;補強剤;充填剤;消泡剤;界面活性剤または可塑剤などのような添加剤を1種または2種以上さらに含むことができる。
本発明は、また、導電性積層体保護フィルムに関する。
前記保護フィルムは、例えば、導電性積層体の表面、具体的には、前記導電性積層体に含まれたハードコーティング層を保護する用途に使用されることができる。
前記導電性積層体は、例えば、基材及び前記基材上に透明電極層を蒸着した形態を含むことができる。
前記導電性積層体に使用される基材としては、プラスチックフィルムなど透明性が良い素材を使用することが好ましい。例えば、前記基材としては、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂などのポリエステル系樹脂、アセテート系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリレート系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリフェニレン硫化物系樹脂などの各種合成樹脂のフィルムが挙げられるが、これに制限されるものではない。また、前記基材は、単層であってもよく、同種または異種の2層以上の多層であってもよい。
前記透明電極層は、Si、Ti、Sn、Nb、In、Mg、Ta及びZnよりなる群から選択された1つ以上の酸化物、窒化物または酸窒化物で形成されることができる。例えば、酸化インジウム(indium oxide)、酸化スズ(tin oxide)、酸化亜鉛(zin coxide)、酸化インジウムスズ(indium oxide−tin oxide、ITO)、酸化アンチモン−酸化スズ(antimony oxide−tin oxide、ATO)、または酸化亜鉛−酸化アルミニウム(zinc oxide−aluminium oxide、ZAO)などを使用することができるが、これに制限されるものではない。
前記透明電極層は、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、スプレイ熱分解法、化学めっき法、電気めっき法または前記のうち2種以上の方法を組み合わせたコーティング層形成方法で形成することができ、好ましくは、真空蒸着法またはスパッタリング法で基材の上部、すなわち、スペーサーの上部及びスペーサー間の基材の上部に形成されることができる。
また、前記導電性積層体は、前記基材の上部にアンダーコーティング層を含むことができる。前記基材上にアンダーコーティング層を形成することによって、基材に透明電極層を接着性良く蒸着することができる。前記アンダーコーティング層は、有機物、無機物またはこれらの複合物で形成された有機層、無機層または有機−無機複合層であることが良い。前記有機層、無機層または有機−無機複合層は、有機シラン化合物または有機シラン化合物及び金属アルコキシドを含むことができる。前記アンダーコーティング層において有機シランの含量は、20〜99.99重量%が好ましく、より好ましくは、50〜99重量%、さらに好ましくは、70〜99重量%が良い。また、前記金属アルコキシドの含量は、0.01〜80重量%で使用することができ、より好ましくは、0.01〜70重量%で、さらに好ましくは、0.01〜20重量%で使用することが良い。前記アンダーコーティング層の厚さは、10nm〜4000nmであることが良い。より好ましくは、10nm〜150nmであることが良い。前記厚さが10nm未満の場合、表面全体を均一にカバーすることができず、4000nmを超過する場合には、透明性の向上を期待しにくいし、表面クラック(crack)を作るおそれがある。前記アンダーコーティング層は、透明導電性フィルムの光学的特性を向上させるために、低屈折率層及び高屈折層の2個の層で、または前記低屈折率層と高屈折率層を交互に蒸着して形成した多重層で構成されることができる。また、前記アンダーコーティング層のコーティング方式は、特に制限されず、通常の方法、例えば、スピンコーティング、ディップコーティング、スプレイコーティングなどの湿式コーティング(wet coating)で形成されることができるが、これに制限されるものではない。
1つの例示で、本発明による前記保護フィルムは、保護基材層;及び前記基材層の一面または両面に架橋構造が具現された前記粘着剤組成物の層(以下、「粘着剤層」と指称されることができる)を含むことができる。
前記保護フィルムに含まれる前記保護基材層としては、この分野で公知とされている一般的なフィルムまたはシートが使用されることができる。例えば、ポリエチレンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタレートなどのポリエステルフィルム、ポリテトラフルオロエチレンフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリブテンフィルム、ポリブタジエンフィルム、ポリ(塩化ビニル)フィルムまたはポリイミドフィルムのようなプラスチックフィルムが挙げられる。このようなフィルムは、単層で構成されてもよく、2層以上が積層されていてもよく、場合によっては、防汚層などの機能性層をさらに含むことができる。また、基材密着性向上の観点から、前記基材の一面または両面にプライマー処理のような表面処理を行うことができる。
前記保護基材層の厚さは、用途によって適切に選択されるものであって、特に限定されず、通常、5μm〜500μmまたは10μm〜100μmの厚さで形成することができる。
前記保護フィルムに含まれる前記粘着剤層の厚さは、特に限定されず、例えば、2μm〜100μmまたは5μm〜50μmの範囲で適切に使用されることができる
1つの例示で、前記保護フィルムは、巻取られていることができる。本発明は、前記粘着剤組成物を使用することによって、保護フィルムに対する製造工程中に、遅い硬化速度でロール形態に巻取られる場合に発生するオレンジの皮現象を効果的に防止することができる。
また、前記導電性積層体保護フィルムは、下記数式1を満足することができる。
Figure 0006049904
前記数式1で、Xは、粘着剤層の形成のために粘着樹脂と架橋剤を混合した時点で48時間経過した後に、前記粘着剤層のITOフィルムのハードコーティング面に対する常温剥離力(剥離角度:180度、剥離速度:300mm/min)であり、Yは、粘着剤層の形成のために粘着樹脂及び架橋剤を混合した時点で6時間経過した後に、前記粘着剤層のITOフィルムのハードコーティング面に対する常温剥離力(剥離角度:180度、剥離速度:300mm/min)である。
前記数式1で、Xは、1gf/in〜100gf/in、1gf/in〜75gf/inまたは1gf/in〜50gf/inの範囲内で形成されることができ、Yは、1gf/in〜400gf/in、1gf/in〜300gf/inまたは1gf/in〜200gf/inの範囲内で形成されることができる。
本発明の保護フィルムは、初期剥離力(6時間後に測定した剥離力)に対する最終剥離力(48時間後に測定した剥離力)の比率が前記数式1を満足するように調節し、短い熟成時間にも最終剥離力に到逹し、さらに速く粘着力が安定化されるので、粘着剤組成物のコーティングの製造後に、熟成時間を短縮させることができ、コーティング液の貯蔵安定性を適切に調節することができ、粘着剤の製造時に生産性増大及び費用を節減することができる。
本発明は、また、導電性積層体に関する。
1つの例示で、前記導電性積層体は、少なくとも1つの導電性層を含む導電性積層体に前述した保護フィルムが付着していることができる。
図1は、本発明による1つの例示的な導電性積層体を示し、順次形成された導電性層40及びハードコーティング層30を含む導電性積層体は、粘着剤層20及び保護基材層10を含む保護フィルムを含むことができ、前記導電性層40及びハードコーティング層30の間に基材層が存在することができる。
前記導電性積層体に対する内容は、前述した内容と同じである。
1つの例示で、本発明の導電性積層体は、基材層;前記基材層の一面に形成された導電性層;前記導電性層が形成された基材層の一面と反対面に形成されたハードコーティング層;及び前記ハードコーティング層上に前述した保護フィルムが付着している構造を有することができる。
本発明において前記保護フィルムまたは導電性積層体に粘着剤層を形成する方法は、特に制限されず、例えば、前記粘着剤組成物を直接コーティングし、硬化させて架橋構造を具現する方式を使用するか、あるいは離型フィルムの離型処理面に前記粘着剤組成物をコーティング及び硬化させて架橋構造を形成させた後にこれを転写する方式などを使用することができる。
前記コーティング過程で粘着剤組成物に含まれている架橋剤は、作用基の架橋反応が進行しないように制御されることが均一なコーティング工程の実行の観点から好ましく、これを通じて、架橋剤がコーティング作業後の硬化及び熟成過程で架橋構造を形成し、粘着剤の凝集力を向上させ、粘着物性などを向上させることができる。コーティング過程は、また、粘着剤組成物内部の揮発成分または反応残留物のような気泡誘発成分を充分に除去した後、行うことが好ましく、これによって、粘着剤の架橋密度または分子量などが過度に低くて弾性率が低下し、高温状態でガラス板及び粘着層の間に存在する気泡が大きくなって、内部で散乱体を形成する問題点などを防止することができる。
本発明による粘着剤組成物は、スズを有しない金属キレート化合物を使用して初期硬化速度を上昇させることによって、導電性保護フィルムに対する製造過程中に発生するオレンジの皮現象を効果的に改善することができると共に、ポットライフ及び貯蔵弾性率を適切に調節し、生産性を増大させることができる。また、本発明による粘着剤組成物は、前記粘着剤組成物のコーティング製造後、熟成時間を短縮させることができ、コーティング液の貯蔵安定性を適切に調節することができ、粘着剤の製造時に生産性増大及び費用節減を図ることができる。
本発明の1つの例示による導電性積層体の構造を示す図である。 本発明の実施例7及び比較例5の保護フィルムに対する熟成時間による貯蔵弾性率の変化を示すグラフである。 本発明の実施例7及び比較例5の保護フィルムに対する熟成時間による剥離力の変化を示すグラフである。
以下、実施例及び比較例を通じて前記粘着剤組成物を詳しく説明するが、前記粘着剤組成物の範囲が下記実施例によって制限されるものではない。
以下、実施例及び比較例での物性は、下記の方式で測定及び評価した。
[ポットライフの測定]
実施例1〜6及び比較例1〜4で製造された粘着剤組成物に対して、回転型粘度計(LVDV−II pro、ブルックフィールド社)を使用してスピンドル#63及び温度25℃の条件で50rpmの速度で粘度を測定した。また、前記粘着剤組成物の製造において粘着樹脂溶液に架橋剤を配合した時点の粘度(初期粘度)に比べて2倍以上の粘度まで増加するにかかる時間変化(ポットライフ)を測定した。
[貯蔵弾性率の測定]
実施例1〜6及び比較例1〜4で製造されたそれぞれの粘着剤組成物を離型フィルムにコーティングし、コーティング直後、120℃で2分間乾燥した後、蓋体離型フィルムをさらに付着し、サイズが300mm×200mm×20μm(横×縦×厚さ)の粘着剤サンプルを使用してサイズ直径8mm×厚さ1mmの円周状の試験片に製造する。その後、熟成なしに動力学的レオロジー性測定器(ARES、RDA、TA Instruments Inc.)を使用して、周波数1rad/sでパラレルプレート(parallel plate)の間でせん断応力を与えながら30℃での貯蔵弾性率を測定した。
[オレンジの皮現象発生可否測定]
実施例1〜6及び比較例1〜4で製造されたそれぞれの粘着剤組成物を粘着シート形態に製造した後、ロール形態で巻取後、硬化させた後、硬化が完了した製品をサンプルとして、前記巻取された粘着シートサンプルの最外側の終端部で約50cm以後からサイズが5cm×5cmの試験片を100個製作し、オレンジの皮柄が発生するか否かを目視で観察し、下記基準によって評価した。
<評価基準>
1:オレンジの皮現象が観察されない場合
2:100個のうち10個未満の試験片でオレンジの皮現象が観察された場合
3:100個のうち10個〜30個の試験片でオレンジの皮現象が観察された場合
4:100個のうち30個以上の試験片でオレンジの皮現象が観察された場合
[剥離力測定]
実施例及び比較例で製造された粘着剤組成物をコーティング液として厚さ125μmのPET(A4300、Toyobo社)を被着剤としてコーティングした後、120℃で3分間乾燥した後、蓋体離型フィルムをさらに付着させた状態で熟成オーブンで40℃の温度で48時間熟成する。その後、ITOフィルム(N1501、LG化学社製)のハードコーティング面に付着し、引張試験器(Texture Analyzer)を使用して常温で180度の剥離角度及び300mm/minの剥離速度で剥離力を測定した。
[熟成時間による貯蔵弾性率の測定]
実施例7〜10及び比較例5及び6で製造されたそれぞれの粘着剤組成物を離型フィルムにコーティングし、コーティング直後、120℃で3分間乾燥した後、蓋体離型フィルムをさらに付着し、サイズが300mm×200mm×20μm(横×縦×厚さ)の粘着剤サンプルを使用してサイズ直径8mm×厚さ1mmの円周状の試験片に製造する。その後、熟成オーブンで40℃の温度で熟成をし、コーティング直後から48時間まで製造された各サンプルを同一の時間(コーティング直後、3時間経過後、6時間経過後、12時間経過後、24時間経過後及び48時間経過後)に熟成オーブンから取り出し、動力学的レオロジー性測定器(ARES、RDA、TA Instruments Inc.)を使用して、周波数1rad/sでパラレルプレート(parallel plate)の間でせん断応力を与えながら30℃での貯蔵弾性率を測定し、下記基準によって評価した。また、実施例7及び比較例5の保護フィルムを使用して熟成時間による貯蔵弾性率測定による値をグラフで表現した後、図2に示した。
<評価基準>
○:コーティング直後、6時間熟成時間経過後に測定された貯蔵弾性率が最終貯蔵弾性率に対して80%以上の場合
△:コーティング直後、6時間熟成時間経過後に測定された貯蔵弾性率が最終貯蔵弾性率に対して50%以上80%未満の場合
×:コーティング直後、6時間熟成時間経過後に測定された貯蔵弾性率が最終貯蔵弾性率に対して50%未満の場合
[熟成時間による剥離力測定]
熟成時間による剥離力の測定は、実施例7〜10及び比較例5及び6で製造された粘着剤組成物をコーティング液として125μmのPET(A4300、Toyobo社)を被着体としてコーティングした後、120℃で3分間乾燥した後、蓋体離型フィルムをさらに付着させた状態で熟成オーブンで40℃の温度で熟成をし、コーティング直後から48時間まで各サンプルを同一の時間(3時間経過後、6時間経過後、12時間経過後、24時間経過後及び48時間経過後)に熟成オーブンから取り出し、ITOフィルム(LG chemical社)のハードコーティング面に付着した後、引張試験器(Texture Analyzer)を使用して常温で180度の剥離角度及び300mm/minの剥離速度で剥離力を測定し、下記基準によって評価した。また、実施例7及び比較例5の保護フィルムを使用して熟成時間による剥離力測定による値をグラフで表現した後、図3に示した。
<評価基準>
○:測定された剥離力の値が最終剥離力に対して200%未満の場合
△:測定された剥離力の値が最終剥離力に対して200%以上〜300%未満の場合
×:測定された剥離力の値が最終剥離力に対して300%以上の場合
[貯蔵安定性(pot−life)測定]
ブルックフィールド回転型粘度計(LVDV−II pro、ブルックフィールド社)を使用してスピンドル#63及び温度25℃の条件で50rpmの速度で測定した。測定時間1分の条件で実施例7〜10及び比較例5及び6で製造された粘着剤組成物をコーティング液で製造した後及び24時間経過後、それに対する粘度をそれぞれ測定し、下記基準によって評価した。
<評価基準>
○:24時間硬化後に測定された粘度が初期粘度に対して50%未満と増加した場合
△:24時間硬化後に測定された粘度が初期粘度に対して50%以上〜100%未満と増加した場合
×:24時間硬化後に測定された粘度が初期粘度に対して100%以上と増加した場合
[製造例1.アクリル粘着樹脂(A)の製造]
内部に窒素ガスが還流され、温度調節が容易となるように冷却装置を設置した2L反応器にエチルヘキシルアクリレート(EHA)、N−メチロールアクリルアミド(N−ma)及びヒドロキシエチルアクリレート(HEA)を84.1:0.9:15(EHA:N−ma:HEA)の重量比率で投入した。引き続いて、エチルアセテート(EAc)149.1重量部を溶剤として投入し、酸素除去のために窒素ガスを60分間パージング(purging)し、温度を67℃に維持した状態で反応開始剤であるアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.04重量部を投入し、3時間反応させた。反応させた反応物をエチルアセテート(EAc)で希釈し、アクリル粘着樹脂(A)を製造した。
[製造例2.アクリル粘着樹脂(B)の製造]
内部に窒素ガスが還流され、温度調節が容易となるように冷却装置を設置した2L反応器にn−エチルヘキシルアクリレート(EHA)85重量部及びヒドロキシエチルアクリレート(HEA)15重量部を投入した。引き続いて、エチルアセテート(EAc)149.1重量部を溶剤として投入し、酸素除去のために窒素ガスを60分間パージング(purging)し、温度を67℃に維持した状態で反応開始剤であるアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.04重量部を投入し、3時間反応させた。反応させた反応物をエチルアセテート(EAc)で希釈し、固形分の濃度が30%であり、分子量が70万であるアクリル粘着樹脂(B)を製造した。
[粘着剤組成物及び保護フィルムの製造]
[実施例1]
製造例1で得られたアクリル粘着樹脂(A)を使用して、前記粘着樹脂にヘキサメチルジイソシアネートとイソホロンジイソシアネートをそれぞれ8:2で混合した架橋剤、前記粘着樹脂100重量部に対してアセチルアセトン7重量部及びK−KAT 5218(aluminium chelate complex catalyst、King Industry社)0.01重量部をそれぞれ均一に混合し、粘着組成物を製造した。
前記粘着剤組成物をポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(厚さ:50μm)の一面にコーティングし、120℃で2分間処理し、塗膜の厚さが20μmの透明な粘着剤層を形成し、保護フィルムを製造した。
[実施例2]
K−KAT 5218(aluminium chelate complex catalyst、King Industry社)をアクリル粘着樹脂100重量部に対して0.1重量部を投入したことを除いて、実施例1と同一の方式で保護フィルムを製造した。
[実施例3]
K−KAT 5218(aluminium chelate complex catalyst、King Industry社)をアクリル粘着樹脂100重量部に対して0.3重量部を投入したことを除いて、実施例1と同一の方式で保護フィルムを製造した。
[実施例4]
K−KAT 5218(aluminium chelate complex catalyst、King Industry社)をアクリル粘着樹脂100重量部に対して0.5重量部を投入したことを除いて、実施例1と同一の方式で保護フィルムを製造した。
[実施例5]
K−KAT 5218(aluminium chelate complex catalyst、King Industry社)の代わりに、アルミニウムアセチルアセトネートをアクリル粘着樹脂100重量部に対して0.5重量部を投入したことを除いて、実施例1と同一の方式で保護フィルムを製造した。
[実施例6]
K−KAT 5218(aluminium chelate complex catalyst、King Industry社)の代わりに、アルミニウムアセチルアセトネートをアクリル粘着樹脂100重量部に対して1重量部を投入したことを除いて、実施例1と同一の方式で保護フィルムを製造した。
[実施例7]
製造例2で得られたアクリル粘着樹脂(B)を使用して、前記粘着樹脂100重量部に対してヘキサメチルジイソシアネートとイソホロンジイソシアネートをそれぞれ8:2で混合した架橋剤0.9重量部、アセチルアセトン7重量部及びアルミニウムキレート化合物0.3重量部をそれぞれ均一に混合し、粘着剤組成物を製造した。
[実施例8]
アルミニウムキレート化合物の代わりに、亜鉛キレート化合物を前記アクリル粘着樹脂に対して0.3重量部を投入したことを除いて、実施例7に準ずる方式で粘着剤組成物を製造した。
[実施例9]
アルミニウムキレート化合物の代わりに、チタンキレート化合物を前記アクリル粘着樹脂に対して0.3重量部を投入したことを除いて、実施例7に準ずる方式で粘着剤組成物を製造した。
[実施例10]
アルミニウムキレート化合物の代わりに、ジルコニウムキレート化合物を前記アクリル粘着樹脂に対して0.3重量部を投入したことを除いて、実施例7に準ずる方式で粘着剤組成物を製造した。
[比較例1]
K−KAT 5218(aluminium chelate complex catalyst、King Industry社)の代わりに、ジブチルスズジラウレートをアクリル粘着樹脂100重量部に対して0.01重量部を投入したことを除いて、実施例1と同一の方式で保護フィルムを製造した。
[比較例2]
K−KAT 5218(aluminium chelate complex catalyst、King Industry社)の代わりに、Tin(II)2−エチルヘキサノエートをアクリル粘着樹脂100重量部に対して0.01重量部を投入したことを除いて、実施例1と同一の方式で保護フィルムを製造した。
[比較例3]
K−KAT 5218(aluminium chelate complex catalyst、King Industry社)の代わりに、Tin(II)2−エチルヘキサノエートをアクリル粘着樹脂100重量部に対して0.1重量部を投入したことを除いて、実施例1と同一の方式で保護フィルムを製造した。
[比較例4]
K−KAT 5218(aluminium chelate complex catalyst、King Industry社)の代わりに、Tin(II)2−エチルヘキサノエートをアクリル粘着樹脂100重量部に対して0.2重量部を投入したことを除いて、実施例1と同一の方式で保護フィルムを製造した。
[比較例5]
アルミニウムキレート化合物の代わりに、ジブチルスズジラウレートを前記アクリル粘着樹脂に対して0.005重量部を投入したことを除いて、実施例7に準ずる方式で粘着剤組成物を製造した。
[比較例6]
アルミニウムキレート化合物の代わりに、ジブチルスズジラウレートを前記アクリル粘着樹脂に対して0.3重量部を投入したことを除いて、実施例7に準ずる方式で粘着剤組成物を製造した。
前記実施例及び比較例の組成を下記表1に示した。
Figure 0006049904
前記各実施例及び比較例について測定した物性は、下記表2及び表3に示された通りである。
Figure 0006049904
Figure 0006049904
前記表2から明らかなように、本発明の前記粘着剤組成物の硬化物を含む粘着剤層の場合、ポットライフ及び貯蔵弾性率を適切に維持することができ、特に保護フィルムの製造工程中に発生するオレンジの皮現象に対する防止効果に非常に優れていて、これを含む導電性フィルム用保護フィルム及び導電性積層体に有用に適用されることができる。
また、表3から明らかなように、本発明の前記粘着剤組成物のコーティング液を使用する場合、熟成時間による貯蔵弾性率及び剥離力が適切に維持されると共に、貯蔵安定性に優れていて、粘着剤適用可能な製品の製造時にさらに優れた作業性、生産性増大及び費用節減などの効果を示すことができる。
10 保護基材層
20 粘着剤層
30 ハードコーティング層
40 導電性層

Claims (19)

  1. アクリル粘着樹脂
    スズを含まない金属キレート化合物
    多官能性架橋剤;及び
    架橋遅延剤を含む粘着剤組成物であって、
    前記アクリル粘着樹脂は、窒素原子を含む共重合性単量体の重合単位を含み、
    前記多官能性架橋剤は、前記アクリル粘着樹脂100重量部に対して0.01重量部〜5重量部で含まれ、
    前記多官能性架橋剤は、脂肪族非環形ジイソシアネート化合物及び脂肪族環形ジイソシアネート化合物の混合物であり、
    前記混合物は、脂肪族非環形ジイソシアネート化合物及び脂肪族環形ジイソシアネート化合物を2:8〜8:2の重量比率で含み、
    前記架橋遅延剤は、前記アクリル粘着樹脂100重量部に対して5重量部〜10重量部で含まれる、粘着剤組成物
  2. 前記アクリル粘着樹脂は、アルキル(メタ)アクリレートの重合単位及び架橋性官能基含有共重合性単量体の重合単位を含む、請求項1に記載の粘着剤組成物。
  3. 架橋性官能基は、ヒドロキシ基である、請求項2に記載の粘着剤組成物。
  4. 前記アクリル粘着樹脂は、アルキル(メタ)アクリレートの重合単位70重量部〜99重量部及び架橋性官能基含有共重合性単量体の重合単位5重量部〜30重量部を含む、請求項2に記載の粘着剤組成物。
  5. 窒素原子を含む前記共重合性単量体の重合単位は、下記化学式1で表示される、請求項に記載の粘着剤組成物:
    Figure 0006049904
    前記化学式1で、Rは、水素またはアルキル基であり、R及びRは、それぞれ独立に、水素、アルキル基、アルコキシ基、ケトン基またはアルキレン基である。
  6. 窒素原子を含む前記共重合性単量体は、(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N−(ヒドロキシエチル)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリルアミド及びN,N−メチレンビス(メタ)アクリルアミドよりなる群から選択された1種以上である、請求項に記載の粘着剤組成物。
  7. 前記アクリル粘着樹脂は、アルキル(メタ)アクリレートの重合単位70重量部〜99重量部、架橋性官能基含有共重合性単量体の重合単位5重量部〜30重量部及び窒素原子を含む前記共重合性単量体の重合単位0.01重量部〜10重量部を含む、請求項に記載の粘着剤組成物。
  8. スズを含まない前記金属キレート化合物は、アルミニウム、ジルコニウム、チタン、亜鉛、バリウム、カルシウム、銅、ストロンチウム、クロム、コバルト、鉄、インジウム、マグネシウム、マンガン及びニッケルよりなる群から選択される1つ以上の金属原子を含む、請求項1に記載の粘着剤組成物。
  9. スズを含まない前記金属キレート化合物は、アルミニウム、ジルコニウム、チタン及び亜鉛よりなる群から選択される1つ以上の金属原子を含む、請求項1に記載の粘着剤組成物。
  10. 前記金属キレート化合物は、下記化学式2で表示されるリガンドを含む、請求項1に記載の粘着剤組成物:
    Figure 0006049904
    前記化学式2で、R及びRは、それぞれ独立に、水素、アルキル基またはアルコキシ基である。
  11. 前記金属キレート化合物は、アセチルアセトネート系リガンド、アセトアセテート系リガンド、アセトネート系リガンド、アミン系リガンド、ラクテート系リガンド、カルボン酸系リガンド、シトレート系リガンド及びグリコール系リガンドよりなる群から選択された1種以上を含む、請求項1に記載の粘着剤組成物。
  12. 前記金属キレート化合物は、アセチルアセトネート、アセトアセテート、アセトネートまたはアルキルアセトネートをリガンドとして含む、請求項1に記載の粘着剤組成物。
  13. 前記金属キレート化合物は、前記アクリル粘着樹脂100重量部に対して0.005重量部〜5重量部で含まれる、請求項1に記載の粘着剤組成物。
  14. 前記架橋遅延剤は、アセチルアセトン、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸オクチル、アセト酢酸オレイル、アセト酢酸ラウリル、アセト酢酸ステアリル、24−ヘキサンジオン及びベンゾイルアセトンよりなる群から選択された1種以上である、請求項に記載の粘着剤組成物。
  15. 保護基材層;及び前記基材層の一面または両面に形成され、架橋された請求項1に記載の粘着剤組成物の粘着剤層を有する導電性積層体保護フィルム。
  16. 巻取されている、請求項15に記載の導電性積層体保護フィルム。
  17. 前記導電性積層体保護フィルムが下記数式1を満足する、請求項15に記載の導電性積層体保護フィルム:
    Figure 0006049904
    前記数式1で、Xは、粘着剤層の形成のために粘着樹脂と架橋剤を混合した時点から48時間経過した後、前記粘着剤層のITOフィルムのハードコーティング面に対する常温剥離力(剥離角度:180度、剥離速度:300mm/min)であり、Yは、粘着剤層の形成のために粘着樹脂及び架橋剤を混合した時点から6時間経過した後、前記粘着剤層のITOフィルムのハードコーティング面に対する常温剥離力(剥離角度:180度、剥離速度:300mm/min)である。
  18. 少なくとも1つの導電性層を含む導電性積層体に請求項15に記載の導電性積層体保護フィルムが付着している導電性積層体。
  19. 基材層;
    前記基材層の一面に形成された導電性層;
    前記導電性層が形成された基材層の一面と反対面に形成されたハードコーティング層;を備え、
    前記ハードコーティング層上に請求項15に記載の導電性積層体保護フィルムが付着している導電性積層体。
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